JP4621542B2 - ラベル連続体 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばポリエチレンテレフタレート製ボトル(以下、PETボトルと称す)等の容器に貼付されるラベル用のラベル連続体に関する。
一般に、PETボトル等の各種容器には、商品情報(商品名、品質、製造・発売元等)等が印刷されたラベルが貼付されている。このラベルは、裏面の両側端部に接着部を設けており、その一側端部を容器に接着部を介して接着した後に、容器の周面に巻回して他側端部を一側端部の上に接着部を介して重合接着することにより、容器に巻付け貼付される。
上記ラベルは、長尺状フィルムからなるラベル基材の片面(ラベルの裏面となる面)に商品情報等の印刷を繰り返し形成した後、同じ面にその長手方向に沿わせて所定間隔毎に一定幅の接着部を形成してラベル連続体を作製し、このラベル連続体のラベル基材を接着部が幅方向に略半分に分割されるようにカッター刃を用いて切断して形成される。
特開2003−81233号公報 特開2004−177466号公報
ところで、上記ラベル連続体は、ラベル基材を接着部で切断しているため、ラベル基材を切断する度に接着部からの接着剤がカッター刃に付着し、ラベル基材の切断を繰り返すうちにカッター刃に接着剤が蓄積されることによりカッター刃の切れ味が低下して切断不良を招くという問題があった。このようにカッター刃の切れ味が低下した場合には、カッター刃を掃除して接着剤をきれいに取り除けば、カッター刃の切れ味を回復させることができる。
しかしながら、毎回の切断時におけるカッター刃への接着部からの接着剤の付着量が多いと、早期にカッター刃の切れ味が切断不良を招く状態に低下してしまい、頻繁にカッター刃を掃除して接着剤を取り除く必要があり、その掃除作業に時間を要して切断作業の能率を低下させる結果に繋がるという問題があった。
そこで、本発明は、切断時におけるカッター刃への接着部からの接着剤の付着量を減量し、カッター刃の切れ味を長期間維持させるラベル連続体を提供することを課題とする。
上記課題を解決する手段として、本発明は、長尺状のラベル基材の片面に、その長手方向に所定間隔毎に所定幅の接着部を形成し、この接着部が前記長手方向で2分割されるようにカッター刃を用いてラベル基材を切断することにより両側端部に接着部を設けたラベルを形成可能にするラベル連続体において、上記接着部は、接着力が強い強接着領域と、この強接着領域よりも接着力が弱い弱接着領域とからなり、かつ、弱接着領域の接着部の幅方向の両側に強接着領域が配置されており、この接着部の弱接着領域においてラベル基材を切断することで前記ラベルを形成可能であることを特徴とするラベル連続体を提供する。
ここで、強接着領域とは接着剤が所定の厚みに塗布された厚塗り領域、弱接着領域とは上記厚塗り領域よりも接着剤が薄く塗布された薄塗り領域、或いは、強接着領域とは接着剤が高密度に塗布された高密度領域、弱接着領域とは上記高密度領域よりも接着剤が低密度に塗布された低密度領域である。
上記ラベル連続体では、カッター刃を用いてラベル基材を切断した場合、カッター刃は接着部の弱接着領域においてラベル基材を切断することになる。このようにカッター刃が接着部の弱接着領域を切断することにより、カッター刃と接着剤との接触量が少なくなり、切断時のカッター刃への接着部からの接着剤の付着を減少させる。しかも、強接着領域により充分な接着力が確保され、また、弱接着領域にも接着力があるのでラベルの端部まで確実に接着される。これにより貼付ための接着力を確保させながら切断時のカッター刃への接着部からの接着剤の付着を減少して該カッター刃の切れ味を長期に亘って維持できる。
更に、本発明は、長尺状のラベル基材の片面に、その長手方向に所定間隔毎に所定幅の接着部を形成し、この接着部が幅方向に2分割されるようにカッター刃を用いてラベル基材を切断することにより両側端部に接着部を設けたラベルを形成可能にするラベル連続体において、上記接着部は、接着力が強い強接着領域と、この強接着領域よりも接着力が弱い弱接着領域とを該接着部の長さ方向に交互に設けて構成され、かつ、所定の接着部同士の対応する強接着領域及び弱接着領域が接着部の長さ方向に互いに領域位置を位置ずれさせた状態で配置されていることを特徴とするラベル連続体を提供する。
ここで、強接着領域とは接着剤が所定の厚みに塗布された厚塗り領域、弱接着領域とは上記厚塗り領域よりも接着剤が薄く塗布された薄塗り領域又は接着剤を塗布しない無塗り領域、或いは、強接着領域とは接着剤が高密度に塗布された高密度領域、弱接着領域とは上記高密度領域よりも接着剤が低密度に塗布された低密度領域である。
上記ラベル連続体も同様に、カッター刃を用いてラベル基材を接着部において切断した場合、接着部には弱接着領域が形成されていることにより、カッター刃は弱接着領域により接着剤との接触量が少なくなり、切断時のカッター刃への接着部からの接着剤の付着が減量される。しかも、所定の接着部同士の対応する強接着領域及び弱接着領域を接着部の長さ方向に互いに領域位置を位置ずれさせた状態で配置させているので、カッター刃に対する弱接着領域の接触位置がずれることになり、ラベル連続体の幅方向(接着部の長さ方向)に固定されたカッター刃をその切断方向に往復移動して切断した場合でも切れ味が部分的に悪くなることもなく、カッター刃の切れ味を長期に亘って維持できる。
本発明によれば、ラベル連続体の切断時におけるカッター刃への接着部からの接着剤の付着量を減少することができるため、カッター刃の切れ味を長期間に亘って維持させることができる。その結果、カッター刃を掃除する頻度が少なくて済み、切断作業の効率化を図ることができる。
以下、本発明に係るラベル連続体を図面に示す実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のラベル連続体10を示す図面である。
図1に示すように、ラベル連続体10は、複数のラベルLが連続的に繋がったものであり、長尺状フィルムからなるラベル基材11の片面に商品情報等の印刷(図示せず)を繰り返し形成した後、同じ面にその長手方向に所定間隔毎に一定幅の接着部12を形成している。
上記ラベル基材11は、ラベルLの本体を構成するものであり、任意の厚み(例えば約10〜100μm)の非伸縮性の合成樹脂フィルムからなっている。この合成樹脂フィルムの材質としては、例えばポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂等が挙げられる。なお、ラベル基材11は、二軸延伸ポリプロピレンフィルムや二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム等の非伸縮性の合成樹脂フィルムの合成樹脂フィルムを用いることが好ましいが、伸縮性又は熱収縮性の合成樹脂フィルムを用いることも可能である。
上記接着部12は、ラベル基材11の上端から下端にかけて一定幅(例えば約8mm)で矩形状に形成されている。この接着部12は、接着力が強い強接着領域、即ち、接着剤が厚く塗布された厚塗り領域12aと、接着力が弱い弱接着領域、即ち、厚塗り領域12aよりも接着剤が薄く塗布された薄塗り領域12bとから構成される。
上記厚塗り領域12aは、接着剤の厚みが例えば約10〜20μmであり、接着部12の幅方向両側部に夫々形成されている。
上記薄塗り領域12bは、厚塗り領域12aより薄く、接着剤の厚みが例えば約2〜10μmであり、両厚塗り領域12aの間の接着部12の幅方向中央部に一定幅(例えば約4mm)で形成されている。
上記接着部12は、その全領域に対して接着剤を薄塗り領域12bの厚み(例えば約2〜10μm)になるように塗布した後、薄塗り領域12b以外の領域に対して同じ材質の接着剤を厚塗り領域12aの厚み(例えば約15〜20μm)になるように重ねて塗布して形成される。このように、接着剤を部分的に重ねて塗布することにより厚みの異なる厚塗り領域12aと薄塗り領域12bとからなる接着部12を形成している。この接着部12を形成する方法は、特に限定されるものでなく、グラビア印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷、凸版印刷、スクリーン印刷等の各種印刷方法が用いられる。その中でも、接着部12の厚みや位置等の設計が容易である点でグラビア印刷を用いることが好ましい。
上記接着部12には、常温では接着作用がなく、加温して初めて接着作用が発現して接着可能となる感熱性接着剤が用いられている。この感熱性接着剤は、特に限定されるものではなく、例えばアクリル系樹脂等をベース樹脂として、これに添加剤として固体可塑剤と粘着付与剤を混入することによって、ディレードタック性を付与したディレードタック系接着剤が好ましいが、ベース樹脂に対して固体可塑剤と粘着付与剤のうちの固体可塑剤を添加しない感熱接着剤であってもよい。
以上のように構成されたラベル連続体10は、接着部12の薄塗り領域12bを幅方向に2分割するように切断線Wが設定されており、この切断線Wに沿ってカッター刃を用いてラベル基材11を切断することにより個別のラベルLを形成するようになっている。
上記ラベル連続体10では、カッター刃を用いてラベル基材11を切断した場合、カッター刃は接着部12の薄塗り領域12bにおいてラベル基材11を切断する。このようにカッター刃が接着部12の接着剤を薄く塗布した薄塗り領域12bを切断することにより、カッター刃と接着剤との接触量が少なくなり、カッター刃への接着部12からの接着剤の付着を減量することができる。これにより、カッター刃の切れ味を長期間に亘って維持することが可能である。また、上記ラベル連続体10から形成されたラベルLでは、厚塗り領域12aにより充分な接着力が確保されるとともに、薄塗り領域12bにも接着剤が塗布されているので端部まで確実に接着できる。
以下、別の実施形態を示し、上述の実施形態と同じ部分は説明を省略することがある。図2は、第2の実施形態のラベル連続体20を示す図面である。
図2に示すように、ラベル連続体20はラベル基材21に接着部22を形成し、この接着部22を強接着領域、即ち、高密度領域22aと弱接着領域、即ち、低密度領域22bとから構成している。
上記高密度領域22aは、接着剤が所定の厚み(例えば約15〜20μm)で高密度、例えば50%以上、好ましくは60%以上の面積に塗布されており、接着部22の幅方向両側部に夫々形成されている。
上記低密度領域22bは、接着剤が高密度領域22aと同様の厚みで高密度領域22aに対して低密度、例えば20〜70%の面積に塗布されており、両高密度領域22aの間の接着部22の幅方向中央部に形成されている。本実施形態の低密度領域22bでは、例えば、図2中の拡大部分に示すように、接着剤を線幅1mmの3mm方眼で網目状に塗布することにより、接着剤を高密度領域22aに対して低密度に塗布している。図2中の低密度領域22bの拡大部分において、符号cは接着剤が塗布された部分、符号dは接着剤が塗布されていない部分を示し、或いは、符号cは接着剤が塗布されていない部分、符号dは接着剤が塗布された部分を示す。
このラベル連続体20は、接着部22の低密度領域22bを幅方向に2分割するように切断線Wが設定されており、この切断線Wに沿ってカッター刃を用いてラベル基材21を切断することにより個別のラベルLを形成するようになっている。
上記ラベル連続体20では、カッター刃を用いてラベル基材21を切断した場合、カッター刃は接着部22の低密度領域22bにてラベル基材21を切断する。このようにカッター刃が接着部22の接着剤が低密度に塗布された低密度領域22bを切断することにより、カッター刃と接着剤との接触量が少なくなり、カッター刃への接着部22からの接着剤の付着を減量することができる。また、上記ラベル連続体20から形成されたラベルLでは、接着部22の高密度領域22aにより充分な接着力が確保されるとともに、低密度領域22bにも所定の厚みの接着剤が塗布されているので端部まで確実に接着できる。これにより貼付ための接着力を確保させながら切断時のカッター刃への接着部からの接着剤の付着を減少して該カッター刃の切れ味を長期に亘って維持できる。
図3は、被貼付体、例えば、図4に示すような貼付部位に周方向に延びる凹溝を設けたPETボトル30に貼付する第3実施形態のラベル連続体40を示す図面である。なお、PETボトル30は、胴部31に周方向に延びる所定深さの凹溝32を上下方向に間隔を隔てて複数形成している。
図3に示すように、ラベル連続体40はラベル基材41に接着部42を形成し、この接着部42をその長さ方向に交互に、かつ、該接着部42の幅方向に横断して形成された強接着領域、即ち、厚塗り領域42aと弱接着領域、即ち、薄塗り領域42bとから構成している。
上記厚塗り領域42aは、接着剤が所定の厚み(例えば約15〜20μm)で塗布されており、接着部42の長さ方向に間隔を隔てて該接着部42の幅方向に横断するように複数形成されている。
上記薄塗り領域42bは、接着剤が厚塗り領域42aよりも薄い厚み(例えば約2〜10μm)で塗布されており、各厚塗り領域42aの間に接着部42の幅方向に横断するように複数形成されている。この薄塗り領域42bは、ラベルLをPETボトル30の胴部31に貼付した際に凹溝32に対応するように配置して形成されている。
上記ラベル連続体40は、接着部42を幅方向に2分割するように切断線Wが設定されており、この切断線Wに沿ってカッター刃を用いてラベル基材41を切断することにより個別のラベルLを形成するようになっている。
上記ラベル連続体40では、該ラベル連続体40から形成したラベルLを、胴部31に周方向に延びる凹溝32を設けたPETボトル30に巻付けて貼付する場合、PETボトル30の凹溝32がラベルLに接することがなくて接着に寄与しないので、PETボトル30の凹溝32と対応するように接着部42に薄塗り領域42bを該接着部42の幅方向に横断して形成させた。これにより、カッター刃を用いて接着部42にて切断した場合、接着部42に切断線Wに沿って薄塗り領域42bが部分的に形成されていることで、カッター刃は薄塗り領域42bにより接着剤との接触量が少なくなり、カッター刃への接着部42からの接着剤の付着が減少して該カッター刃の切れ味が長期間に亘って維持される。
なお、上記ラベル連続体40では、ラベル基材41に形成する接着部42を厚塗り領域42aと薄塗り領域42bとから構成しているが、薄塗り領域42bの領域を接着剤が塗布されない無塗り領域としても構わない。この場合、カッター刃をラベル連続体40の幅方向(接着部42の長さ方向)に固定すると、切断時にカッター刃には無塗り領域により接着剤が全く接触しない箇所と厚塗り領域42aによりいつも接着剤に接触する箇所とがあり、カッター刃の切れ味が部分的に、即ち、厚塗り領域42aと接触する部分だけが悪くなるおそれがある。このようにカッター刃の切れ味が部分的に悪くなるおそれがある場合は、カッター刃又はラベル連続体40を接着部42の長さ方向に移動させ、カッター刃とラベル連続体40との接触する位置を変えると良い。即ち、例えば、図5に示すように、カッター刃Cをラベル連続体40の接着部42の長さ方向に移動可能に設け、ラベル連続体40の接着部42をカッター刃Cを接着部42の長さ方向に移動させない状態と移動させた状態とで交互に切断すれば、カッター刃Cとラベル連続体40の接着部42との接触位置を変えることができる。
図6は、本発明の第4実施形態のラベル連続体50を示す図面である。
図6に示すように、ラベル連続体50はラベル基材51に接着部52を形成し、この接着部52をその長さ方向に交互に、かつ、該接着部52の幅方向に横断して形成された強接着領域、即ち、厚塗り領域52aと弱接着領域、即ち、薄塗り領域52bとから構成している。
上記厚塗り領域52aは、接着剤が所定の厚み(例えば約10〜20μm)で塗布されており、接着部52の長さ方向に間隔を隔てて該接着部52の幅方向に横断するように複数形成されている。
上記薄塗り領域52bは、接着剤が厚塗り領域52よりも薄い厚み(例えば約2〜10μm)で塗布されており、各厚塗り領域52aの間に接着部52の幅方向に横断するように複数形成されている。
そして、上記ラベル連続体50では、隣接する接着部52同士の対応する厚塗り領域52a及び薄塗り領域52bが該接着部52の長さ方向に一定距離Rだけ互いに領域位置を位置ずれさせた状態で配置されている。この場合、連続する接着部52の複数個を1組とし、隣接する接着部52同士の対応する厚塗り領域52a及び薄塗り領域52bを該接着部52の長さ方向に互いに領域位置を位置ずれさせた状態で配置して形成する。この各接着部52は、例えば、1組に相当する複数個分の接着部形成用版部分を周面に設けた版胴を用いてグラビア印刷等により連続して形成する。因みに、各接着部形成用版部分は、隣接する接着部52同士の対応する厚塗り領域52a及び薄塗り領域52bを形成する部分が該接着部52の長さ方向に互いに位置を位置ずれさせた状態で配置して形成されている。
上記ラベル連続体50では、カッター刃を用いて接着部52にて切断した場合、接着部52に切断線Wに沿って薄塗り領域52bが部分的に形成されていることにより、カッター刃は薄塗り領域52bにより接着剤との接触量が少なくなり、カッター刃への接着部52からの接着剤の付着が減少される。しかも、隣接する接着部52同士の対応する厚塗り領域52a及び薄塗り領域52bを該接着部52の長さ方向(ラベル連続体50の幅方向)に互いに領域位置を位置ずれさせた状態で配置させているので、隣接する接着部52ではカッター刃に対する薄塗り領域52bの接触位置がずれることになり、ラベル連続体50の幅方向(接着部52の長さ方向)に固定されたカッター刃をその切断方向に往復移動して切断した場合でも切れ味が部分的に悪くなることもなく、カッター刃の切れ味を長期に亘って維持できる。更に、ラベル連続体50をロール状に巻き取る場合、隣接する接着部52同士の対応する厚塗り領域52a及び薄塗り領域52bをラベル連続体50の幅方向(接着部52の長さ方向)に互いに領域位置を位置ずれさせた状態で配置されているので、接着部52の厚塗り領域52a同士がラベル連続体50の幅方向で常に同じ位置で重合することがなく、ロール状に巻き取ったラベル連続体50の幅方向の巻き厚さが部分的に厚くなるのを防止することができる。
なお、上記ラベル連続体50では、ラベル基材51に形成する接着部52を厚塗り領域52aと薄塗り領域52bとから構成しているが、薄塗り領域52bの領域を接着剤が塗布されない無塗り領域とし、この無塗り領域と厚塗り領域52aとから接着部52を構成しても構わない。
以上、本発明の第1〜第4実施形態について説明したが、本発明はこれら第1〜第4実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、第3及び第4の実施形態では、接着部42,52を接着剤が所定の厚みに塗布された厚塗り領域42a,52aと、この厚塗り領域42a,52aよりも接着剤が薄く塗布された薄塗り領域42b,52bとを該接着部42,52の長さ方向に交互に設けて構成するようにしているが、厚塗り領域42a,52aと薄塗り領域42b,52bとに代わり、接着部を接着剤が高密度に塗布された高密度領域と、この高密度領域よりも接着剤が低密度に塗布された低密度領域とを該接着部の長さ方向に交互に設けて構成するようにしても構わない。
また、第1、第3及び第4実施形態では接着部12,42,52の厚塗り領域12a,42a,52及び薄塗り領域12b,42b,52bを接着部12,42,52の長さ方向又は幅方向の一端から他端にかけて連続して形成するようにし、第2実施形態では接着部22の高密度領域22a及び低密度領域22bを接着部22の長さ方向又は幅方向の一端から他端にかけて連続して形成するようにしているが、厚塗り領域12a,42a,52a及び薄塗り領域12b,42b,52bを接着部12,42,52の長さ方向に交互に形成するとともに幅方向にも交互に形成するようにし、高密度領域22a及び低密度領域22bを接着部22の長さ方向に交互に形成するとともに幅方向にも交互に形成するようにしても構わない。
なお、本発明では、接着部は連続的に形成されている必要はなく、接着剤が塗布されていない無塗り領域によって複数の領域に分割されていてもよい。例えば、第1、第3及び第4実施形態では接着部12,42,52の厚塗り領域12a,42a,52と薄塗り領域12b,42b,52bとを連続的に形成するようにし、第2実施形態では接着部22の高密度領域22aと低密度領域22bとを連続的に形成するようにしているが、厚塗り領域12a,42a,52aと薄塗り領域12b,42b,52bとは必ずしも連続的に形成する必要はないし、高密度領域22aと低密度領域22bとも必ずしも連続的に形成する必要はなく、その間に接着剤が塗布されていない無塗り領域があり、分断されていても構わない。
また、第2実施形態では接着部22の高密度領域22aと低密度領域22bとは接着剤が同じ厚みに塗布されているが、必ずしも高密度領域22aと低密度領域22bとは接着剤を同じ厚さに塗布する必要はなく、高密度領域22aよりも低密度領域22bを接着剤の厚みを薄く塗布するようにしても構わない。
また、第1、第3及び第4実施形態では接着部12,42,52の厚塗り領域12a,42a,52a及び薄塗り領域12b,42b,52bは接着剤を均一厚さに塗布するようにし、第2実施形態では接着部22の高密度領域22a及び低密度領域22bは接着剤を均一厚さに塗布するようにしているが、厚塗り領域12a,42a,52a及び薄塗り領域12b,42b,52bは必ずしも接着剤を均一厚さや密度に塗布する必要はないし、高密度領域22a及び低密度領域22bも必ずしも接着剤の密度や厚さを均一に塗布する必要はなく、グラデーションや階調印刷等により接着剤の密度及び/又は厚さを徐々に変化しても構わない。
更に、第4の実施形態では必ず隣接する接着部52同士の対応する厚塗り領域52a及び薄塗り領域52bは接着部52の長さ方向に領域位置が位置ずれしているが、必ずしも隣接する接着部52同士の対応する厚塗り領域52a及び薄塗り領域52bは接着部52の長さ方向に領域位置が位置ずれしてなくてもよい。例えば、図7に示すように、二つ置きに接着部52同士の対応する厚塗り領域52a及び薄塗り領域52bを接着部52の長さ方向に領域位置を位置ずれさせてもよい。
本発明の第1実施形態のラベル連続体を示すものであり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う拡大断面図である。 本発明の第2実施形態のラベル連続体を示す要部平面図である。 本発明の第3実施形態のラベル連続体を示すものであり、(a)は要部平面図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。 本発明の第3実施形態のラベル連続体から形成したラベルを貼付するPETボトルの正面図である。 カッター刃を接着部の長さ方向に移動してカッター刃とラベル連続体との接触する位置を変えることを説明する説明図である。 本発明の第4実施形態のラベル連続体を示す要部平面図である。 本発明の第4実施形態のラベル連続体の変形例を示す要部平面図である。
符号の説明
10,20,40,50…ラベル連続体、11,21,41,51…ラベル基材、12,22,42,52…接着部、12a,42a,52a…厚塗り領域(強接着領域)、22a…高密度領域(強接着領域)、12b,42b,52b…薄塗り領域(弱接着領域)、22b…低密度領域(弱接着領域)、30…PETボトル、31…胴部、32…凹溝、L…ラベル、W…切断線、R…一定距離、C…カッター刃

Claims (6)

  1. 長尺状のラベル基材の片面に、その長手方向に所定間隔毎に所定幅の接着部を形成し、この接着部が前記長手方向で2分割されるようにカッター刃を用いてラベル基材を切断することにより両側端部に接着部を設けたラベルを形成可能にするラベル連続体において、
    上記接着部は、接着力が強い強接着領域と、この強接着領域よりも接着力が弱い弱接着領域とからなり、かつ、弱接着領域の接着部の幅方向の両側に強接着領域が配置されており、この接着部の弱接着領域においてラベル基材を切断することで前記ラベルを形成可能であることを特徴とするラベル連続体。
  2. 上記強接着領域が、接着剤が所定の厚みに塗布された厚塗り領域であり、上記弱接着領域が、上記厚塗り領域よりも接着剤が薄く塗布された薄塗り領域であることを特徴とする請求項1に記載のラベル連続体。
  3. 上記強接着領域が、接着剤が高密度に塗布された高密度領域であり、上記弱接着領域が、上記高密度領域よりも接着剤が低密度に塗布された低密度領域であることを特徴とする請求項1記載のラベル連続体。
  4. 長尺状のラベル基材の片面に、その長手方向に所定間隔毎に所定幅の接着部を形成し、この接着部が幅方向に2分割されるようにカッター刃を用いてラベル基材を切断することにより両側端部に接着部を設けたラベルを形成可能にするラベル連続体において、
    上記接着部は、接着力が強い強接着領域と、この強接着領域よりも接着力が弱い弱接着領域とを該接着部の長さ方向に交互に設けて構成され、かつ、所定の接着部同士の対応する強接着領域及び弱接着領域が接着部の長さ方向に互いに領域位置を位置ずれさせた状態で配置されていることを特徴とするラベル連続体。
  5. 上記強接着領域が、接着剤が所定の厚みに塗布された厚塗り領域であり、上記弱接着領域が、上記厚塗り領域よりも接着剤が薄く塗布された薄塗り領域又は接着剤を塗布しない無塗り領域であることを特徴とする請求項4に記載のラベル連続体。
  6. 上記強接着領域が、接着剤が高密度に塗布された高密度領域であり、上記弱接着領域が、上記高密度領域よりも接着剤が低密度に塗布された低密度領域であることを特徴とする請求項4に記載のラベル連続体。
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