JP4618345B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、エネルギー消費に関する項目である電気料金等の消費割合を知らせる機能を備えた空気調和機に関するものである。
室内機と室外機とを備えた空気調和機には、運転時の消費電力に基づいて消費した電気料金を算出し、その電気料金をユーザに知らせる機能を備えたものがある。このような空気調和機では、例えば運転停止後から所定時間が経過するまでにリモコンの「お知らせスイッチ」が押された場合に、空気調和機で消費した電気料金が室内機の表示部に表示される(例えば、特許文献1参照)。従って、ユーザは、リモコンの「お知らせスイッチ」を押すことで、空気調和機で消費した電気料金を確認することができる。
特開2001−74299号公報
しかしながら、上記の空気調和機では、ユーザがリモコンの「お知らせスイッチ」を押さない限り、空気調和機で消費した電気料金は表示されない。そのため、ユーザが所定期間内における電気料金の目標値をあらかじめ設定していた場合でも、ユーザがリモコンの「お知らせスイッチ」を押す操作を行わなければ、ユーザが気付かないうちに、空気調和機で消費した電気料金が目標値を大幅に上回ることがある。
ところで、現在もっとも課題とされている地球温暖化は、CO排出量の増大が主な原因と考えられる。従って、ユーザは、環境への配慮の取り組みとして、CO排出量の削減に取り組むことが重要である。しかしながら、どれくらいの消費電力を減少させることで、どれくらいのCO排出量が削減されるのかをユーザが認識するのは困難である。また、空気調和機での消費電力を減少させるためには、外気温度などに応じた最も効率のよい運転(省エネ運転)を行うのが望ましいが、室内温度の設定温度や室内機の風量設定などによっては、上記の省エネ運転よりも効率の低い運転となってしまう。そして、空気調和機の運転が効率の低い運転である場合には、消費電力が多くなる。
そこで、本発明の主な目的は、エネルギー消費に関する項目についての消費割合に関する情報を自動的に知らせる機能を備えた空気調和機を提供することである。
また、本発明の他の目的は、エネルギー消費に関する項目についての消費割合に基づいて運転状態を自動的に変更する機能を備えた空気調和機を提供することである。
第1の発明に係る空気調和機は、所定期間内における低効率運転が行われる運転時間の積算値または平均値の目標値を記憶する記憶手段と、前記所定期間の開始時から実際に行われた低効率運転時間の積算値または平均値を算出する算出手段と、前記目標値に対する前記積算値または前記平均値の割合に関する情報を報知する報知手段とを備え、前記報知手段は、前記目標値に対する前記積算値または前記平均値の割合が所定値だけ変化する度に、その旨を報知することを特徴としている。
この空気調和機では、所定期間内におけるエネルギー消費に関する項目である低効率運転が行われる運転時間についての積算値または平均値の目標値を設定しておくと、その所定期間内において実際に要した上記項目についての積算値または平均値の目標値に対する割合(上記項目についての消費割合)に関する情報が自動的に報知される。そのため、ユーザは、リモコンのスイッチを押す等の操作を行うことなく、上記項目についての消費割合を知ることができる。従って、ユーザは、上記項目についての消費割合の変化を把握することで、上記項目についての積算値または平均値が目標値を上回るのを抑制するために、空気調和機の使用を調整することが可能になる。また、上記項目についての消費割合に関する情報が自動的に報知されることにより省エネの意識が啓発されると共に、ユーザは、上記項目についての積算値または平均値を目標値以内におさめることで節約の達成感及び満足感を得ることができる。
また、この空気調和機では、ユーザは、上記項目についての消費割合の変化を確実に把握することができる。
第2の発明に係る空気調和機は、第1に係る空気調和機であって、前記報知手段は、前記目標値に対する前記積算値または前記平均値の割合が所定割合に達した場合に、その旨を報知することを特徴としている。
この空気調和機では、ユーザは、上記項目についての消費割合に関する情報が報知されるタイミングを適宜変更することができる。
第3の発明に係る空気調和機は、第1または第2の発明に係る空気調和機であって、室内機と、前記室内機との間で信号の送受信可能なリモコンとを備え、前記報知手段は、前記室内機及び前記リモコンの少なくとも一方に設けられた表示部への表示により前記情報を報知することを特徴としている。
この空気調和機では、上記項目についての消費割合に関する情報が表示部への表示により報知されるので、ユーザは上記項目についての消費割合を容易に確認することができる。
第4の発明に係る空気調和機は、第1〜第3の発明のいずれかに係る空気調和機であって、室内機と、前記室内機との間で信号の送受信可能なリモコンとを備え、前記報知手段は、前記室内機及び前記リモコンの少なくとも一方に設けられたスピーカからの音声により前記情報を報知することを特徴としている。
この空気調和機では、上記項目についての消費割合に関する情報がスピーカからの音声により報知されるので、ユーザは上記項目についての消費割合を確実に確認することができる。
第5の発明に係る空気調和機は、所定期間内における低効率時間の積算値または平均値の目標値を記憶する記憶手段と、前記所定期間の開始時から実際に行われた低効率運転時間の積算値または平均値を算出する算出手段と、前記目標値に対する前記積算値または前記平均値の割合に基づいて運転状態を変更する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記目標値に対する前記積算値または前記平均値の割合が所定値だけ変化する度に、運転状態を変更することを特徴としている。
この空気調和機では、所定期間内におけるエネルギー消費に関する項目である低効率運転が行われる運転時間についての積算値または平均値の目標値を設定しておくと、その所定期間内において実際に要した上記項目の積算値または平均値の目標値に対する割合(上記項目の消費割合)に基づいて、空気調和機の運転状態が自動的に変更される。従って、上記項目についての積算値または平均値の目標値を設定しておくだけで、ユーザが気付かないうちに、上記項目についての積算値または平均値が目標値を大幅に上回るのを防止することができる。また、ユーザは、空気調和機の運転状態の変化から、上記項目についての積算値または平均値が目標値に近づいていることを把握することで、空気調和機の使用を調整することが可能になる。
また、この空気調和機では、上記項目についての積算値または平均値が目標値を大幅に上回るのを確実に防止することができる。
第6の発明に係る空気調和機は、第5の発明のいずれかに係る空気調和機であって、前記制御手段は、前記目標値に対する前記積算値または前記平均値の割合が所定割合に達した場合に、運転状態を変更することを特徴としている。
この空気調和機では、ユーザは、空気調和機の運転状態が変更されるタイミングを適宜変更することができる。
第7の発明に係る空気調和機は、第5または第6の発明に係る空気調和機であって、前記制御手段は、室内温度の設定温度を上昇または低下させることにより運転状態を変更することを特徴としている。
この空気調和機では、空気調和機の運転状態を容易に変更することができる。
第8の発明に係る空気調和機は、第7の発明に係る空気調和機であって、複数のモードのうちのいずれかのモードを設定可能であって、前記制御手段は、モード毎に互いに異なる温度ずつ室内温度の設定温度を上昇または低下させることを特徴としている。
この空気調和機では、複数のモードのそれぞれにおいて互いに異なる温度ずつ設定温度を変更されるので、ユーザは、節約の度合に応じて複数のモードのいずれかを選択することができる。
第9の発明に係る空気調和機は、第6の発明に係る空気調和機であって、前記制御手段は、運転を停止することを特徴としている。
この空気調和機では、上記項目についての積算値または平均値が目標値を大幅に上回るのをより確実に防止することができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1〜第4の発明では、所定期間内におけるエネルギー消費に関する項目である低効率運転が行われる運転時間についての積算値または平均値の目標値を設定しておくと、その所定期間内において実際に要した上記項目についての積算値または平均値の目標値に対する割合(上記項目についての消費割合)に関する情報が自動的に報知される。そのため、ユーザは、リモコンのスイッチを押す等の操作を行うことなく、上記項目についての消費割合を知ることができる。従って、ユーザは、上記項目についての消費割合の変化を把握することで、上記項目についての積算値または平均値が目標値を上回るのを抑制するために、空気調和機の使用を調整することが可能になる。また、上記項目についての消費割合に関する情報が自動的に報知されることにより省エネの意識が啓発されると共に、ユーザは、上記項目についての積算値または平均値を目標値以内におさめることで節約の達成感及び満足感を得ることができる。
第5〜第9の発明では、所定期間内におけるエネルギー消費に関する項目である低効率運転が行われる運転時間についての積算値または平均値の目標値を設定しておくと、その所定期間内において実際に要した上記項目の積算値または平均値の目標値に対する割合(上記項目の消費割合)に基づいて、空気調和機の運転状態が自動的に変更される。従って、上記項目についての積算値または平均値の目標値を設定しておくだけで、ユーザが気付かないうちに、上記項目についての積算値または平均値が目標値を大幅に上回るのを防止することができる。また、ユーザは、空気調和機の運転状態の変化から、上記項目についての積算値または平均値が目標値に近づいていることを把握することで、空気調和機の使用を調整することが可能になる。
以下、本発明に係る空気調和機の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1の参考例に係る空気調和機の斜視図である。図2は、図1の室内機の部分拡大図である。図3は、図1のリモコンを示す図である。
図1の空気調和機1は、室内の壁などに取り付けられる室内機2と、室外に設置される室外機(図示しない)と、ユーザが種々の操作を行うために室内機2との間で信号の送受信可能なリモコン10とを備えている。そして、室内機2の前面には、実際に消費した電気料金の目標値に対する割合(以下、電気料金の消費割合と記載する)をユーザに知らせるための表示部3及びスピーカ4が設けられている。
表示部3は、図2に示すように、文字が表示される文字表示部3aと、複数のランプが配置されたランプ部3bとを有している。文字表示部3aは、電気料金の消費割合を文字でユーザに知らせるためのものである。また、ランプ部3bは、電気料金の消費割合が50%、60%、70%、80%、90%に到達した場合に点灯する複数のランプを有している。図2では、電気料金の消費割合が80%に到達した場合が図示されている。
スピーカ4は、電気料金の消費割合を音声でユーザに知らせるためのものである。従って、例えば電気料金の消費割合が80%に到達した場合には、目標値の80%の電気料金を消費した旨がスピーカ4から報知される。ここで、スピーカ4からのお知らせは、電気料金の消費割合が大きくなるにつれて次第に強い表現になるようにしてもよいし、音量を大きくしてもよい。
リモコン10は、図3に示すように、表示部11と、操作部12とを有している。表示部11には、ユーザが設定した設定温度を表示する設定温度表示部11aと、電気料金の消費割合を表示する消費割合表示部11bとが含まれる。消費割合表示部11bは、節約お知らせモード(節約モード)の設定内容と、電気料金の消費割合とを表示可能である。
また、操作部12には、節約お知らせボタン13と、節約設定ボタン14とが含まれる。節約お知らせボタン13は、現在までの電気料金の消費割合を確認する場合に用いられる。つまり、ユーザが、節約お知らせボタン13を押すと、現在までの電気料金の消費割合がリモコン10の電気料金表示部11bに表示される。
節約設定ボタン14は、節約お知らせモードを設定する場合に用いられる。本実施の形態では、節約お知らせモードの設定には、「本気節約モード」と、「らくらく節約モード」との2つのモードがあり、節約設定ボタン14を押すたびに、「本気節約モード」及び「らくらく節約モード」のいずれかに切り換わる。また、節約設定ボタン14を長押しすることで、節約お知らせモードの設定を解除可能である。
次に、本参考例の空気調和機1の制御ユニットの構成について、図4を参照して説明する。図4は、図1の空気調和機の制御ユニットの構成を示すブロック図である。制御ユニット30は、節約モード記憶部31と、目標値記憶部32と、電気料金算出部33と、制御部34とを有している。また、制御ユニット30には、室内機2の文字部3及びスピーカ4と、リモコン10の表示部11及び操作部12とがそれぞれ接続されている。
節約モード記憶部31は、空気調和機1における節約モードに関する種々の設定を記憶するものである。節約モード記憶部31に記憶される設定には、ユーザが設定可能な複数の節約モードにおける詳細な設定が含まれる。本実施の形態では、上述したように、節約モードの設定には、「本気節約モード」と、「らくらく節約モード」との2つのモードがあるので、それらのモードにおける詳細な設定が記憶される。
各節約モードにおける詳細な設定には、電気料金の目標値の期間の設定と、電気料金の消費割合のユーザへのお知らせが開始される割合(例えば50%)の設定と、ユーザへのお知らせが開始された後において上記割合がどれくらい増加する度にお知らせを行うかを示す増加幅(例えば10%)の設定と、上記割合に応じて空気調和機1の運転状態を変更する場合の設定温度の温度幅の設定とが含まれる。
本参考例では、電気料金の目標値の期間の設定としては、1年間、1ヶ月間、1週間、1日のいずれかの設定が可能であって、ユーザによって選択された期間が記憶される。従って、空気調和機1では、節約モード記憶部31に記憶された所定期間において実際に消費した電気料金の積算値が算出され、その積算値の上記の所定期間の目標値に対する消費割合がユーザに知らされる。
また、設定温度の温度幅の設定としては、「本気節約モード」においては第1温度幅(例えば2℃)が設定され、「らくらく節約モード」においては第2温度幅(例えば1℃)が設定されている。このように、設定温度の温度幅はモード毎にそれぞれ設定される。
目標値記憶部32は、ユーザによって設定された各期間ごとの電気料金の目標値を記憶する。本実施の形態では、ユーザは、空気調和機1の取扱説明書に記載された例えば地域別の目安表等を参考にし、1年間のトータル電気料金の目標値を設定すると、月、週、日ごとの目標値が自動的に計算されるようになっている。そのため、目標値記憶部32は、1年間、1ヶ月間、1週間、1日ごとの目標値を記憶している。
電気料金算出部33は、空気調和機1での消費電力に基づいて電気料金の積算値を算出する。そして、ユーザに知らせる電気料金の消費割合は、電気料金算出部33で算出された電気料金の積算値と、目標値記憶部32に記憶された各期間の目標値とに基づくものである。
制御部34は、空気調和機1の各部の動作などを制御するものである。従って、制御部34は、室内機2の表示部3に表示される内容、スピーカ4から報知される内容、及び、リモコン10の表示部11に表示される内容等を制御可能である。
次に、本参考例の空気調和機1の動作手順について、図4を参照して説明する。図4は、本参考例の空気調和機の動作手順を示すフローチャートである。
まず、ユーザによって電気料金の目標値が設定される(ステップS1)。ここでは、1年間のトータル電気料金の目標値が設定されることで、月、週、日ごとの目標値が自動的に算出され、目標値記憶部32に記憶される。
そして、ユーザによって現在までの電気料金の消費割合を確認するか否か(節約お知らせボタン14が押されたか否か)を判断する(ステップS2)。ここで、ユーザが現在までの電気料金の消費割合を確認する場合(S2:YES)には、現在までの電気料金の消費割合がユーザに知らされる(ステップS3)。このとき、節約お知らせボタン14が押される度に、今日、今日までの1週間、今日までの1ヶ月間、今日までの1年間の目標値に対する電気料金の消費割合がユーザに知らされる。また、本実施の形態において電気料金の消費割合がユーザに知らされる場合には、室内機2の表示部3での表示、スピーカ4からの報知及びリモコン10の表示部11への表示の全てが行われ、以下の説明においても同様である。
次に、ユーザによって節約モードの設定が行われる(ステップS4)。つまり、ユーザは、「本気節約モード」及び「らくらく節約モード」のいずれかを選択すると共に、電気料金の目標値の期間を1年間、1ヶ月間、1週間、1日のいずれかを選択する。従って、ユーザに知らせる電気料金の消費割合は、ユーザによって選択された電気料金の目標値の期間に基づくものである。
そして、「本気節約モード」が設定されたか否かが判断される(ステップS5)。ここで、「本気節約モード」が設定された場合(S5:YES)には、電気料金の消費割合が目標値の50%に到達したか否かが繰り返し判断される(ステップS6)。そして、電気料金の消費割合が目標値の50%に到達した場合(S6:YES)には、電気料金の消費割合がユーザに知らされる(ステップS7)。
その後、定数Nが0に設定され(ステップS8)、電気料金の消費割合が目標値の60+N%に到達したか否かが繰り返し判断される(ステップS9)。ここでは、定数Nは0に設定されているので、電気料金の消費割合が目標値の60%に到達したか否かが繰り返し判断される。そして、電気料金の消費割合が目標値の60%に到達した場合(S9:YES)には、電気料金の消費割合がユーザに知らされる(ステップS10)。
このとき、空気調和機1における室内温度の設定温度が第1温度幅だけ変更される(ステップS11)。ここで、空気調和機1が冷房運転中である場合は設定温度が第1温度幅だけ上昇するように変更され、暖房運転中である場合は設定温度が第1温度幅だけ低下するように変更される。その後、電気料金の消費割合が目標値の100%に到達したか否かが判断される(ステップS12)。ここで、電気料金の消費割合が目標値の100%に到達した場合(S12:YES)には、電気料金の消費割合がユーザに知らされる(ステップS14)。その後、「本気節約モード」においては、空気調和機1の運転が停止される
(ステップS15)。
一方、目標値の100%に到達していない場合(S12:NO)には、定数NがN+10に変更され(ステップS13)、ステップS9に戻って同様の処理が繰り返される。つまり、定数Nは10ごとに変更されるので、次は、電気料金の消費割合が目標値の70%に到達したか否かが繰り返し判断され、その後、目標値の80%、90%に到達したか否かが順に判断されることになる。
ところで、「らくらく節約モード」が設定された場合つまり「本気節約モード」が設定されなかった場合(S5:NO)にも同様に、電気料金の消費割合が目標値の50%に到達したか否かが繰り返し判断される(ステップS16)。そして、電気料金の消費割合が目標値の50%に到達した場合(S16:YES)には、その旨がユーザに知らされる(ステップS17)。
その後、定数Nが0に設定され(ステップS18)、電気料金の消費割合が目標値の60+N%に到達したか否かが繰り返し判断される(ステップS19)。ここでは、定数Nは0に設定されているので、電気料金の消費割合が目標値の60%に到達したか否かが繰り返し判断される。そして、電気料金の消費割合が目標値の60%に到達した場合(S19:YES)には、その旨がユーザに知らされる(ステップS20)。
また、このとき、空気調和機1における室内温度の設定温度が第2温度幅だけ変更される(ステップS21)。ここで、空気調和機1が冷房運転中である場合は設定温度が第2温度幅だけ上昇するように変更され、暖房運転中である場合は設定温度が第2温度幅だけ低下するように変更される。その後、電気料金の消費割合が目標値の100%に到達したか否かが判断される(ステップS22)。
ここで、電気料金の消費割合が目標値の100%に到達した場合(S22:YES)には、電気料金の消費割合がユーザに知らされる(ステップS24)。また、このとき、空気調和機1における室内温度の設定温度が第2温度幅だけ変更される(ステップS25)。その後、電気料金の消費割合のお知らせと設定温度の変更とが交互に繰り返される。
一方、目標値の100%に到達していない場合(S22:NO)には、定数NがN+10に変更され(ステップS23)、ステップS19に戻って同様の処理が繰り返される。つまり、定数Nは10ごとに変更されるので、次は、目標値の70%に到達したか否かが繰り返し判断され、その後、目標値の80%、90%に到達したか否かが順に判断されることになる。
本参考例では、例えば1日の目標値に対する電気料金の消費割合がユーザに知らされる場合において、ある1日における電気料金の積算値が1日の目標値よりも小さいときには、そのときの電気料金の積算値と目標値との差が次の日に繰り越されてもよい。つまり、この場合には、前日の電気料金の積算値と目標値との差が次の日の目標値に加算されるので、次の日においては、前日の電気料金の積算値と目標値との差が加算された目標値に対する消費割合がユーザに知らされることになる。
以上説明したように、本参考例の空気調和機1では、所定期間内における電気料金の目標値を設定しておくと、その所定期間内における電気料金の消費割合に関する情報が自動的に報知される。そのため、ユーザは、リモコンのスイッチを押す等の操作を行うことなく、電気料金の消費割合を知ることができる。従って、ユーザは、現在までに消費した電気料金の変化を把握することで、電気料金が目標値を上回るのを抑制するために、空気調和機1の使用を調整することが可能になる。また、電気料金の消費割合に関する情報が自動的に報知されることにより省エネの意識が啓発されると共に、ユーザは電気料金を目標値以内におさめることで節約の達成感及び満足感を得ることができる。
また、空気調和機1では、所定期間内における電気料金等の目標値を設定しておくと、その所定期間内における電気料金の消費割合に基づいて、空気調和機1の運転状態が自動的に変更される。従って、電気料金の目標値を設定しておくだけで、ユーザが気付かないうちに、実際に要した電気料金の積算値が目標値を大幅に上回るのを防止することができる。また、ユーザは、空気調和機1の運転状態の変化から電気料金が目標値に近づいていることを把握することで、空気調和機1の使用時間を調整することが可能になる。
次に、本発明の第2の参考例について、図面を参照しつつ説明する。図6は、本発明の第2の参考例の空気調和機の制御ユニットの構成を示すブロック図である。
本参考例の空気調和機が第1の参考例の空気調和機1と主に異なる点は、第1の参考例では、電気料金の積算値が算出され、その積算値の電気料金の目標値に対する消費割合がユーザに知らされるが、本参考例では、エネルギー消費量に基づいてCO排出量の積算値が導出され、そのCo排出量の積算値の目標値に対する消費割合がユーザに知らされる点である。本参考例の空気調和機の構成において、第1の参考例の空気調和機1と同様の構成については、同一の符号を付けて詳細な説明は省略する。
制御ユニット130は、節約モード記憶部131と、目標値記憶部132と、CO排出量算出部133と、制御部34とを有している。また、制御ユニット130には、室内機2の文字部3及びスピーカ4と、リモコン10の表示部11及び操作部12とがそれぞれ接続されている。
節約モード記憶部131は、空気調和機における節約モードに関する種々の設定を記憶するものである。節約モード記憶部131に記憶される設定には、「本気節約モード」と、「らくらく節約モード」との2つのモードがあり、各節約モードにおける詳細な設定には、CO排出量の目標値の期間の設定と、CO排出量の消費割合のユーザへのお知らせが開始される割合(例えば50%)の設定と、ユーザへのお知らせが開始された後において上記割合がどれくらい増加する度にお知らせを行うかを示す増加幅(例えば10%)の設定と、上記割合に応じて空気調和機の運転状態を変更する場合の設定温度の温度幅の設定とが含まれる。
目標値記憶部132は、ユーザによって設定された各期間ごとのCO排出量の目標値を記憶する。本実施の形態では、ユーザは、目標値記憶部132に対し、1年間、1ヶ月間、1週間、1日ごとの目標値を設定することができる。
CO排出量算出部133は、空気調和機での消費電力に基づいてCO排出量の積算値を算出する。ここで、CO排出量算出部133では、次式に基づいて、CO排出量の積算値が算出される。
CO排出量=消費電力×CO原単位
(但し、CO原単位は、0.533 kg・CO2/kwh)
本参考例では、ユーザに知らせるCO排出量の消費割合は、CO排出量算出部133で算出されたCO排出量の積算値と、目標値記憶部132に記憶された各期間の目標値とに基づくものである。
次に、本参考例の空気調和機の動作手順は、電気料金の目標値の代わりにCO排出量の目標値が設定されることと、電気料金の消費割合の代わりにCO排出量の消費割合が知らされること以外は、第1の参考例の空気調和機1の動作手順と同様である。
以上説明したように、本参考例の空気調和機では、所定期間内におけるCO排出量の目標値を設定しておくと、その所定期間内におけるCO排出量の消費割合に関する情報が自動的に報知される。そのため、ユーザは、リモコンのスイッチを押す等の操作を行うことなく、CO排出量の消費割合を知ることができる。
次に、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図7は、本発明の第1の実施の形態の空気調和機の制御ユニットの構成を示すブロック図である。
本実施の形態の空気調和機が第1の参考例の空気調和機1と主に異なる点は、第1の参考例では、電気料金の積算値が算出され、その積算値の電気料金の目標値に対する消費割合がユーザに知らされるが、本実施の形態では、空気調和機において低効率運転が行われる運転時間が計測され、その低効率運転時間の積算値の目標値に対する消費割合がユーザに知らされる点である。本実施の形態の空気調和機の構成において、第1の参考例の空気調和機1と同様の構成については、同一の符号を付けて詳細な説明は省略する。
制御ユニット230は、節約モード記憶部231と、目標値記憶部232と、低効率運転時間算出部233と、制御部34とを有している。また、制御ユニット230には、室内機2の文字部3及びスピーカ4と、リモコン10の表示部11及び操作部12とがそれぞれ接続されている。
節約モード記憶部231は、空気調和機における節約モードに関する種々の設定を記憶するものである。節約モード記憶部231に記憶される設定には、「本気節約モード」と、「らくらく節約モード」との2つのモードがあり、各節約モードにおける詳細な設定には、低効率運転時間の目標値の期間の設定と、低効率運転時間の消費割合のユーザへのお知らせが開始される割合(例えば50%)の設定と、ユーザへのお知らせが開始された後において上記割合がどれくらい増加する度にお知らせを行うかを示す増加幅(例えば10%)の設定と、上記割合に応じて空気調和機の運転状態を変更する場合の設定温度の温度幅の設定とが含まれる。
目標値記憶部232は、ユーザによって設定された各期間ごとの低効率運転時間の目標値を記憶する。本実施の形態では、ユーザは、目標値記憶部232に対し、1年間、1ヶ月間、1週間、1日ごとの目標値を設定することができる。
低効率運転時間算出部233は、空気調和機において低効率運転が行われる時間を計測(算出)する。そして、ユーザに知らせる低効率運転時間の消費割合は、低効率運転時間計測部233で算出された低効率運転時間の積算値と、目標値記憶部232に記憶された各期間の目標値とに基づくものである。ここで、低効率運転とは、外気温度などに応じた最も効率のよい運転(省エネ運転)より効率が低い状態での運転であって、例えば運転周波数が高い、風量設定が低い状態等での運転などが設定される。
ここで、本実施の形態において、低効率運転時間計測部233において計測が行われる手順について、図8を参照して説明する。図8は、低効率運転時間計測部において計測が行われる手順を示すフローチャートである。
まず、空気調和機の圧縮機の運転周波数が所定の運転周波数以上(例えば60Hz以上)か否かが判断される(ステップS101)。ここで、圧縮機の運転周波数が所定の運転周波数以上である場合(S101:YES)には、冷房運転が行われているか否かが判断される(ステップS102)。ここで、冷房運転が行われている場合(S102:YES)には、外気温度が第1の所定温度以上(例えば35℃以上)であり且つ室内温度が第2の所定温度以下(例えば27℃以下)であるか否かが判断される(ステップS103)。ここで、外気温度が第1の所定温度以上であり且つ室内温度が第2の所定温度以下である場合(S103:YES)には、室内機の風量が所定量以下(例えばLタップ以下)か)か否かが判断される(ステップS104)。ここで、室内機の風量が所定量以下である場合(S104:YES)には、空気調和機の運転状態が低効率運転であると判断され、低効率運転時間の計測が行われる(ステップS105)。
また、ステップS104において、冷房運転時の室内機の風量が所定量以下でない場合(S104:NO)には、室内機のフラップのスイング動作が行われていないか否かが判断される(ステップS107)。ここで、室内機のフラップのスイング動作が行われていない場合(S107:YES)には、空気調和機の運転状態が低効率運転であると判断され、低効率運転時間の計測が行われる(ステップS105)。
一方、ステップS102において、冷房運転が行われていない場合つまり暖房運転が行われている(S102:NO)には、外気温度が第3の所定温度以下(例えば7℃以下)であり且つ室内温度が第4の所定温度以上(例えば25℃以上)であるか否かが判断される(ステップS106)。ここで、外気温度が第3の所定温度以下であり且つ室内温度が第4の所定温度以上である場合(S106:YES)には、室内機の風量が所定量以下(例えばLタップ以下)か否かが判断される(ステップS104)。ここで、室内機の風量が所定量以下である場合(S104:YES)には、空気調和機の運転状態が低効率運転であると判断され、低効率運転時間の計測が行われる(ステップS105)。
また、ステップS104において、暖房運転時の室内機の風量が所定量以下でない場合(S104:NO)には、室内機のフラップのスイング動作が行われていないか否かが判断される(ステップS107)。ここで、室内機のフラップのスイング動作が行われていない場合(S107:YES)には、空気調和機の運転状態が低効率運転であると判断され、低効率運転時間の計測が行われる(ステップS105)。
ところで、ステップS103において、外気温度が第1の所定温度以上であり且つ室内温度が第2の所定温度以下でない場合(S103:NO)や、ステップS106において、外気温度が第3の所定温度以下であり且つ室内温度が第4の所定温度以上でない場合(S106:NO)や、ステップS107において、室内機のフラップのスイング動作が行われている場合(S107:NO)には、空気調和機の運転状態が低効率運転でないと判断され、低効率運転時間の計測が終了する(ステップS108)。
上記のステップS105及びステップS108の後は、ステップS101に戻って、上記と同様の手順が繰り返される。
次に、本実施の形態の空気調和機の動作手順は、電気料金の目標値の代わりに低効率運転時間の目標値が設定されることと、電気料金の消費割合の代わりに低効率運転時間の消費割合が知らされること以外は、第1の参考例の空気調和機1の動作手順と同様である。
以上説明したように、本実施の形態の空気調和機では、所定期間内における低効率運転時間の目標値を設定しておくと、その所定期間内における低効率運転時間の消費割合に関する情報が自動的に報知される。そのため、ユーザは、リモコンのスイッチを押す等の操作を行うことなく、低効率運転時間の消費割合を知ることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図9は、本発明の第2の実施の形態の空気調和機の制御ユニットの構成を示すブロック図である。
本実施の形態の空気調和機が第1の実施の形態の空気調和機1と主に異なる点は、第1の実施の形態では、低効率運転が行われる運転時間の積算値が算出され、その低効率運転時間の積算値の目標値に対する消費割合がユーザに知らされるが、本実施の形態では、低効率運転が行われる運転時間の平均値が算出され、その低効率運転時間の平均値の目標値に対する消費割合がユーザに知らされる点である。本実施の形態の空気調和機の構成において、第1の実施の形態の空気調和機1と同様の構成については、同一の符号を付けて詳細な説明は省略する。
制御ユニット330は、節約モード記憶部331と、目標値記憶部332と、平均値算出部333と、制御部34とを有している。また、制御ユニット330には、室内機2の文字部3及びスピーカ4と、リモコン10の表示部11及び操作部12とがそれぞれ接続されている。
節約モード記憶部331は、空気調和機における節約モードに関する種々の設定を記憶するものである。節約モード記憶部331に記憶される設定には、「本気節約モード」と、「らくらく節約モード」との2つのモードがあり、各節約モードにおける詳細な設定には、平均値の目標値の期間の設定と、平均値の消費割合のユーザへのお知らせが開始される割合(例えば50%)の設定と、ユーザへのお知らせが開始された後において上記割合がどれくらい増加する度にお知らせを行うかを示す増加幅(例えば10%)の設定と、上記割合に応じて空気調和機の運転状態を変更する場合の設定温度の温度幅の設定とが含まれる。
目標値記憶部332は、ユーザによって設定された各期間ごとの電気料金の目標値を記憶する。本実施の形態では、ユーザは、目標値記憶部332に対し、1年間、1ヶ月間、1週間、1日ごとの平均値の目標値を設定することができる。
平均値算出部333は、低効率運転時間の積算開始時からの低効率運転時間の平均値を算出する。そして、ユーザに知らせる低効率運転時間の平均値の消費割合は、平均値算出部333で算出された低効率運転時間の平均値と、目標値記憶部332に記憶された各期間の低効率運転時間の平均値の目標値とに基づくものである。
本実施の形態では、目標値記憶部332には、1ヶ月間ごとの平均値の目標値が設定されている。つまり、1ヶ月間の低効率運転時間の目標値が1ヶ月間に対応した時間で除算されることによって算出された1時間あたりの低効率運転時間の平均値が記憶されている。
Figure 0004618345
また、平均値算出部333では、次式に基づいて、1時間ごとに、積算開始時からの低効率運転時間の平均値が算出される。
Figure 0004618345
そして、平均値(目標値)に対する平均値(積算値)の割合が、低効率運転時間の平均値の消費割合となる。
なお、所定のマスキング時間(例えば12時間)が設定されており、積算開始時からマスキング時間が経過するまでは、平均値算出部333では、平均値の算出は行われない。つまり、積算開始時からの低効率運転時間の積算値が比較的小さい場合には、平均値算出部333で算出される平均値が大きくふれることが多いからである。従って、積算開始時からマスキング時間が経過して、積算開始時からの低効率運転時間の積算値が比較的大きくなった後で、平均値の算出が開始されることで、平均値算出部333で算出される平均値が大きくふれるのが防止される。
次に、本実施の形態の空気調和機の動作手順は、低効率運転が行われる運転時間の積算値の目標値の代わりに低効率運転時間の平均値の目標値が設定されることと、低効率運転時間の積算値の消費割合の代わりに低効率運転時間の平均値の消費割合が知らされること以外は、第1の実施の形態の空気調和機1の動作手順と同様である。
以上説明したように、本実施の形態の空気調和機では、所定期間内における低効率運転が行われる運転時間の平均値の目標値を設定しておくと、その所定期間内における低効率運転時間の平均値の消費割合に関する情報が自動的に報知される。そのため、ユーザは、リモコンのスイッチを押す等の操作を行うことなく、低効率運転時間の平均値の消費割合を知ることができる。
ここで、本実施の形態では、低効率運転が行われる運転時間の平均値の消費割合が知らされることによって、第1の実施の形態のように低効率運転時間の積算値の消費割合が知らされる場合と比較して、1ヶ月間における低効率運転時間の消費のペースをユーザに対して早めに知らせることができる。つまり、第1の実施の形態では、目標設定の期間によっては、その期間の後半になるまで低効率運転時間の消費割合が知らされないことが考えられるが、本実施の形態では、ユーザは、1ヶ月間における低効率運転時間の消費のペースを早く認識することで、1ヶ月間の早い段階から低効率運転時間の消費を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施の形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
上述の第1及び第2の実施の形態及び第1及び第2の参考例では、電気料金の消費割合がユーザに知らされる場合には、室内機2の表示部3での表示、スピーカ4からの報知及びリモコン10の表示部11への表示の全てが行われるが、それらのいずれかだけが行われてもよい。
上述の第1及び第2の実施の形態及び第1及び第2の参考例では、空気調和機は、例えば電気料金の消費割合に関する情報を自動的に知らせる機能、及び、例えば電気料金の消費割合に基づいて自動的に運転状態を変更する機能を備えているが、それらの一方の機能だけを備えていてもよい。
本発明を利用すれば、ユーザは、リモコンのスイッチを押す等の操作を行うことなく、エネルギー消費に関する項目についての消費割合を知ることができる。
本発明の第1の参考例に係る空気調和機の斜視図である。 図1の室内機の部分拡大図である。 図1のリモコンを示す図である。 図1の空気調和機の制御ユニットの構成を示すブロック図である。 図1の空気調和機における動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の参考例に係る空気調和機の制御ユニットの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る空気調和機の制御ユニットの構成を示すブロック図である。 図7の空気調和機の低効率運転時間計測部において計測が行われる手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る空気調和機の制御ユニットの構成を示すブロック図である。
1 空気調和機
2 室内機
3 表示部
4 スピーカ
10 リモコン
30、130、230、330 制御ユニット
31 節約モード記憶部
32 目標値記憶部
33 電気料金算出部
34 制御部
131 節約モード記憶部
132 目標値記憶部
133 CO排出量算出部
231 節約モード記憶部
232 目標値記憶部
233 低効率運転時間計測部
331 節約モード記憶部
332 目標値記憶部
333 平均値算出部

Claims (9)

  1. 所定期間内における低効率運転が行われる運転時間の積算値または平均値の目標値を記憶する記憶手段と、
    前記所定期間の開始時から実際に行われた低効率運転時間の積算値または平均値を算出する算出手段と、
    前記目標値に対する前記積算値または前記平均値の割合に関する情報を報知する報知手段とを備え
    前記報知手段は、前記目標値に対する前記積算値または前記平均値の割合が所定値だけ変化する度に、その旨を報知することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記報知手段は、前記目標値に対する前記積算値または前記平均値の割合が所定割合に達した場合に、その旨を報知することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 室内機と、前記室内機との間で信号の送受信可能なリモコンとを備え、
    前記報知手段は、前記室内機及び前記リモコンの少なくとも一方に設けられた表示部への表示により前記目標値に対する前記積算値または前記平均値の割合に関する情報を報知することを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 室内機と、前記室内機との間で信号の送受信可能なリモコンとを備え、
    前記報知手段は、前記室内機及び前記リモコンの少なくとも一方に設けられたスピーカからの音声により前記目標値に対する前記積算値または前記平均値の割合に関する情報を報知することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 所定期間内における低効率時間の積算値または平均値の目標値を記憶する記憶手段と、
    前記所定期間の開始時から実際に行われた低効率運転時間の積算値または平均値を算出する算出手段と、
    前記目標値に対する前記積算値または前記平均値の割合に基づいて運転状態を変更する制御手段とを備え
    前記制御手段は、前記目標値に対する前記積算値または前記平均値の割合が所定値だけ変化する度に、運転状態を変更することを特徴とする空気調和機。
  6. 前記制御手段は、前記目標値に対する前記積算値または前記平均値の割合が所定割合に達した場合に、運転状態を変更することを特徴とする請求項に記載の空気調和機。
  7. 前記制御手段は、室内温度の設定温度を上昇または低下させることにより運転状態を変更することを特徴とする請求項5または6に記載の空気調和機。
  8. 複数のモードのうちのいずれかのモードを設定可能であって、
    前記制御手段は、モード毎に互いに異なる温度ずつ室内温度の設定温度を上昇または低下させることを特徴とする請求項に記載の空気調和機。
  9. 前記制御手段は、運転を停止することを特徴とする請求項に記載の空気調和機。
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