JP2013164192A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力が上限値以下に制限された運転を行う場合の空気調和装置の消費電力を確実に削減し、ユーザーの満足度を向上させる。
【解決手段】空気調和装置の制御器は、制限動作を行う。制限動作において、制御器は、空気調和装置の消費電力を上限電力以下に制限しながら、設定温度Tsに基づいて空気調和装置の空調能力を制御する。また、制御器は、デマンド率D1を調節する調節動作を行う。調節動作において、制御器は、当日における室内気温Trと設定温度Tsの差ΔTrsの最大値ΔTrsMAXを決定する。そして、制御器は、この最大値ΔTrsMAXと目標温度差ΔTRS'の差ΔTrs1に基づいてデマンド率D1を調節し、調節後のデマンド率D1を用いて翌日の制限動作を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、空気調和装置の消費電力の削減策に関するものである。
従来より、消費電力を上限値以下に制限する機能(いわゆるデマンド機能)を備えた空気調和装置が知られている。例えば、デマンド率が80%に設定されている場合、この空気調和装置の制御器は、空気調和装置の消費電力Pをその定格消費電力Prの80%以下に制限する。つまり、この場合、制御器は、空調負荷に対して空調能力が不足する状態であっても、空気調和装置の消費電力を、その上限値である0.8Pr以下に制限する。特許文献1には、消費電力の上限値を複数段階に設定可能な空気調和装置が開示されている。
特開2011−069571号公報
ところで、空気調和装置を選定する場合は、最大の空調負荷を処理可能な空調能力を有するものを選択するのが通常である。しかし、空調負荷が最大となる期間はそれ程長くないため、一年の大半は、空気調和装置の最大空調能力が室内の空調負荷を上回るのが通常である。
空気調和装置の最大空調能力が室内の空調負荷よりも大きいときには、空気調和装置の消費電力が上限電力(上記の例では0.8Pr)を常に下回る場合がある。この場合には、空気調和装置のデマンド機能が有効になっていても、空気調和装置の消費電力の制限は行われず、従って、実際の空気調和装置の消費電力は、空気調和装置のデマンド機能が無効に設定されていた場合と同じになる。
上述した空気調和装置のデマンド機能は、空気調和装置の消費電力を上限電力以下に抑えるための機能である。従って、空気調和装置のデマンド機能を有効にしても、空気調和装置の消費電力が減少するとは限らない。しかし、ユーザーの中には、空気調和装置の消費電力が減少することを期待して、空気調和装置のデマンド機能を有効にする者もいる。このため、空気調和装置のデマンド機能を有効にしても消費電力が減少しないときには、消費電力を削減したいというユーザーの思いが満たされないという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、消費電力が上限値以下に制限された運転を行う場合の空気調和装置の消費電力を確実に削減し、ユーザーの満足度を向上させることにある。
第1の発明は、冷却し又は加熱した空気を室内へ供給する空気調和装置を対象とする。そして、上記空気調和装置の定格消費電力にデマンド率を乗じて得られる上限電力以下に上記空気調和装置の消費電力を制限しつつ、室内気温がユーザーによって設定された設定温度に基づいて空調能力を制御する制限動作を行う制御器(30)を備え、上記制御器(30)は、上記デマンド率に基づいて目標温度差を設定し、所定の第1期間に行った上記制限動作中の上記室内気温と上記設定温度の差の最大値と上記目標温度差の差に基づいて、上記第1期間の次の第2期間に行う上記制限動作で用いる上記デマンド率を調節する調節動作を継続して行うものである。
第1の発明の制御器(30)は、制限動作を行うことができる。制御器(30)の制限動作中は、空気調和装置(10)の消費電力が上限電力以下に制限される。空気調和装置(10)の定格消費電力をPrとすると、デマンド率が80%である場合は、空気調和装置(10)の消費電力Pが0.8Pr以下に制限される。仮に、空気調和装置(10)の空調能力が不足しているとする。この場合、制限動作中の制御器(30)は、空気調和装置(10)の消費電力が上限電力を下回っていれば、室内気温が設定温度となるように空調能力を増やす一方、空気調和装置(10)の消費電力が既に上限電力に達していれば、空調能力を増やさずにそのまま保持する。
第1の発明の制御器(30)は、調節動作を継続して行う。調節動作において、制御器(30)は、デマンド率に基づいて目標温度差を設定する。そして、制御器(30)は、第1期間(例えば当日)に行われた制限動作中の室内気温と設定温度の差の最大値を決定し、この最大値と目標温度差の差に基づいて、第2期間(例えば翌日)に行う制限動作で用いるデマンド率を調節する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記制御器(30)は、空気調和装置の運転開始時から所定の起動時間が経過した後における上記室内気温と上記設定温度の差に基づいて、上記調節動作において用いる上記室内気温と上記設定温度の差の最大値を決定するものである。
第2の発明において、制御器(30)は、空気調和装置(10)の運転開始時から所定の起動時間が経過した後のデータを用いて、調節動作において用いる室内気温と設定温度の差の最大値を決定する。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記制御器(30)は、所定の算出用時間が経過する毎に該算出用時間内における上記室内気温と上記設定温度の差の平均値である平均温度差を算出する一方、冷却され又は加熱された空気が継続して室内へ供給され且つ上記設定温度が一定に保持されていた上記算出用時間に対応する上記平均温度差のうち最大のものを、上記調節動作において用いる上記室内気温と上記設定温度の差の最大値とするものである。
第3の発明において、制御器(30)は、算出用時間が経過する毎に平均温度差を算出し、各算出用時間の平均温度差のうち最大のものを、調節動作において用いる室内気温と設定温度の差の最大値とする。ただし、算出用時間内には、空気調和装置(10)が空気の冷却や加熱を一時的に休止するいわゆるサーモオフ状態になったり、ユーザーによって設定温度が変更される場合がある。そこで、制御器(30)は、冷却され又は加熱された空気が継続して室内へ供給され且つ設定温度が一定に保持されていた算出用時間に対応する平均温度差を対象として、調節動作において用いる室内気温と設定温度の差の最大値を決定する。
第4の発明は、上記第1〜第3のいずれか一つの発明において、上記制御器(30)は、上記調節動作において上記デマンド率を変更する場合に該デマンド率を一定値だけ増やし又は減らすものである。
第4の発明において、制御器(30)は、デマンド率を変更する際には、デマンド率を一定値だけ増減させる。つまり、制御器(30)は、制限動作中の室内気温と設定温度の差の最大値と目標温度差の違いの大きさに拘わらず、デマンド率を変更する場合には、デマンド率を一定値だけ変化させる。
第5の発明は、上記第1〜第4のいずれか一つの発明において、上記制御器(30)は、ユーザーによって上記設定温度が変更された場合は、上記デマンド率を所定の初期値に戻してから上記調節動作を行うものである。
調節動作では、第1機関に行われた制限動作中の室内気温と設定温度の差の最大値と目標温度差の差に基づいて、デマンド率が調節される。このため、設定温度が変更されると、適切なデマンド率の値が変化する。そこで、第5の発明の制御器(30)は、ユーザーによって設定温度が変更されると、それまでの調節動作において調節されたデマンド率を初期値に一旦戻し、調節動作によるデマンド率の調節を初めからやり直す。
第6の発明は、上記第1〜第5のいずれか一つの発明において、上記制御器(30)は、ユーザーによって入力された設定デマンド率を上記デマンド率の初期値として上記調節動作を行うものである。
第6の発明では、制御器(30)の調節動作を行う場合のデマンド率の初期値が、ユーザーによって入力された設定デマンド率となる。つまり、この発明において、ユーザーは、調節動作におけるデマンド率の初期値を入力することができる。
第7の発明は、上記第6の発明において、上記制御器(30)は、ユーザーによって上記設定デマンド率が変更された場合は、上記デマンド率を変更後の上記設定デマンド率に設定してから上記調節動作を行うものである。
第7の発明の制御器(30)は、ユーザによって入力された設定デマンド率をデマンド率の初期値として調節動作を行う。そして、この制御器(30)は、ユーザーによって設定デマンド率が変更されると、それまでの調節動作において調節されたデマンド率を初期値(即ち、変更後の設定デマンド率)に設定し、調節動作によるデマンド率の調節を初めからやり直す。
ここで、制御器(30)の制限動作によって空気調和装置(10)の消費電力が上限電力以下に制限された状態では、室内の空調負荷に対して空調能力が不足するため、制限動作中の室内気温と設定温度の差が大きくなる。一方、空気調和装置(10)の最大空調能力が室内の空調負荷よりも大きいときは、室内気温が設定温度に到達する程度の空調能力を発揮したときの空気調和装置(10)の消費電力が、上限電力を下回る場合がある。この場合は、制限動作中においても、空気調和装置(10)は常に室内の空調負荷に見合った空調能力を発揮する。このため、制限動作中も室内気温は設定温度と概ね一致し、その結果、制限動作中の室内気温と設定温度の差は概ねゼロとなる。
このように、制御器(30)の制限動作によって空気調和装置(10)の消費電力が減少した場合には、制限動作中の室内気温と設定温度の差の最大値がある程度以上の値となる。従って、制限動作中の室内気温と設定温度の差の最大値がある程度以上となるようにデマンド率を設定できれば、空気調和装置(10)の最大空調能力が室内の空調負荷よりも大きい場合でも、制限動作中における空気調和装置(10)の消費電力を、制御器(30)が制限動作を行わないときに比べて削減できることになる。
そこで、第1の発明の制御器(30)は、調節動作を行う。具体的に、制御器(30)は、デマンド率に基づいて目標温度差を設定し、第1期間に行われた制限動作中の室内気温と設定温度の差の最大値と目標温度差の差に基づいてデマンド率を調節する。このため、空気調和装置(10)の最大能力が室内の空調負荷よりも大きい場合であっても、制御器(30)が調節動作によるデマンド率の調節を繰り返すことによって、制限動作で用いられるデマンド率を、制限動作中に空気調和装置(10)の消費電力を削減できる値に近付けることが可能となる。従って、本発明によれば、ユーザーが制限動作の実行を選択した場合に、ユーザーの期待通りに空気調和装置(10)の消費電力を削減することが可能となり、ユーザーの満足度を向上させることができる。
ここで、空気調和装置(10)の運転開始直後は、室内気温と設定温度の差が非常に大きい場合が多い。この場合、何の対策も講じなければ、調節動作において用いる室内気温と設定温度の差の最大値は、空気調和装置(10)の運転開始直後における室内気温と設定温度の差になってしまう。ところが、運転開始直後における空気調和装置(10)は、空気調和装置(10)の空調能力や室内気温が短時間で大きく変化する過渡的な運転状態となる。このため、空気調和装置(10)の運転開始直後における室内気温と設定温度の差に基づいてデマンド率を調節すると、デマンド率が不適切な値となるおそれがある。
これに対し、第2の発明の制御器(30)は、空気調和装置(10)の運転開始時から所定の起動時間が経過した後のデータを用いて、調節動作において用いる室内気温と設定温度の差の最大値を決定する。従って、この発明によれば、調節動作において用いる室内気温と設定温度の差の最大値を、空気調和装置(10)の運転状態が安定しているときのデータを用いて決定することができる。その結果、制御器(30)の調節動作によってデマンド率を適切に調節することが可能となる。
上記第3の発明において、制御器(30)は、算出用時間が経過する毎に平均温度差を算出する。ところが、ユーザーによる設定温度の変更などの外乱要因が発生した算出用時間の平均温度差には、空気調和装置(10)の運転状態が正確に反映されていないおそれがある。それに対し、この発明の制御器(30)は、冷却され又は加熱された空気が継続して室内へ供給され且つ設定温度が一定に保持されていた算出用時間に対応する平均温度差を対象として、調節動作において用いる室内気温と設定温度の差の最大値を決定する。従って、この発明によれば、調節動作において用いる室内気温と設定温度の差の最大値を、空気調和装置(10)の運転状態が安定しているときのデータを用いて決定することができる。その結果、制御器(30)の調節動作によってデマンド率を適切に調節することが可能となる。
上記第4の発明の制御器(30)は、調節動作においてデマンド率を変更する際に、デマンド率を一定値だけ増減させる。ここで、調節動作によってデマンド率を一度に大幅に変化させると、空気調和装置(10)の発揮する空調能力が空調負荷に対して大幅に不足し、在室者の快適性が大きく損なわれる可能性が高い。それに対し、この発明の制御器(30)は、調節動作においてデマンド率を一定値だけ増減させる。従って、この発明によれば、一度の調節動作におけるデマンド率の変化を抑えることができ、快適性の急激な低下を回避できる。
図1は、実施形態の空気調和装置の概略構成を示す冷媒回路図である。 図2は、実施形態の空気調和装置に設けられたリモートコントローラの正面図である。 図3は、実施形態の制御器が行う調節動作のフロー図である。 図4は、液晶表示部に選択表示が表示された状態のリモートコントローラの正面図である。 図5は、空気調和装置の2時間毎の消費電力の平均値を示す棒グラフであって、(A)はデマンド率D1が80%の場合を示し、(B)はデマンド率D1が65%の場合を示す。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施形態および変形例は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
図1に示すように、本実施形態の空気調和装置(10)は、室外ユニット(11)と、室内ユニット(12)と、制御器(30)とを備えている。室外ユニット(11)と室内ユニット(12)は、液側連絡配管(13)及びガス側連絡配管(14)を介して互いに接続されている。空気調和装置(10)では、室外ユニット(11)、室内ユニット(12)、液側連絡配管(13)、及びガス側連絡配管(14)によって、冷媒回路(20)が形成されている。制御器(30)については後述する。
冷媒回路(20)には、圧縮機(21)と、四方切換弁(22)と、室外熱交換器(23)と、膨張弁(24)と、室内熱交換器(25)とが設けられている。圧縮機(21)、四方切換弁(22)、室外熱交換器(23)、及び膨張弁(24)は、室外ユニット(11)に収容されている。室外ユニット(11)には、室外熱交換器(23)へ室外空気を供給するための室外ファン(15)が設けられている。一方、室内熱交換器(25)は、室内ユニット(12)に収容されている。室内ユニット(12)には、室内熱交換器(25)へ室内空気を供給するための室内ファン(16)が設けられている。
冷媒回路(20)は、冷媒が充填された閉回路である。冷媒回路(20)において、圧縮機(21)は、その吐出側が四方切換弁(22)の第1のポートに、その吸入側が四方切換弁(22)の第2のポートに、それぞれ接続されている。また、冷媒回路(20)では、四方切換弁(22)の第3のポートから第4のポートへ向かって順に、室外熱交換器(23)と、膨張弁(24)と、室内熱交換器(25)とが配置されている。
圧縮機(21)は、スクロール型またはロータリ型の全密閉型圧縮機である。圧縮機(21)は、その回転速度が可変となっている。具体的に、圧縮機(21)の電動機は、インバータを介して商用電源に接続している。インバータの出力周波数を変更すると、電動機の回転速度が変化し、その結果、圧縮機(21)の回転速度が変化する。そして、圧縮機(21)の回転速度を上昇させると圧縮機(21)の運転容量が増加し、圧縮機(21)の回転速度を低下させる圧縮機(21)の運転容量が減少する。
四方切換弁(22)は、第1のポートが第3のポートと連通し且つ第2のポートが第4のポートと連通する第1状態(図1に実線で示す状態)と、第1のポートが第4のポートと連通し且つ第2のポートが第3のポートと連通する第2状態(図1に破線で示す状態)とに切り換わる。室外熱交換器(23)及び室内熱交換器(25)は、いわゆるクロスフィン型の熱交換器である。室外熱交換器(23)は、室外空気を冷媒と熱交換させる。室内熱交換器(25)は、室内空気を冷媒と熱交換させる。膨張弁(24)は、いわゆる電子膨張弁である。
制御器(30)は、空気調和装置(10)の運転制御を行う。制御器(30)は、室外制御部(31)と、室内制御部(32)と、リモートコントローラ(33)(以下では、「リモコン」と略称する)とを備えている。室外制御部(31)と室内制御部(32)とリモコン(33)とは、配線を介して互いに電気的に接続されている。室外制御部(31)は、室外ユニット(11)に収容され、圧縮機(21)、四方切換弁(22)、膨張弁(24)、及び室外ファン(15)の動作を制御する。一方、室内制御部(32)は、室内ユニット(12)に収容され、室内ファン(16)の動作を制御する。
室内制御部(32)には、吸込温度センサ(35)の計測値が入力されている。吸込温度センサ(35)は、室内ユニット(12)における室内熱交換器(25)の上流側に設けられ、室内ユニット(12)へ吸い込まれた空気の温度を計測する。吸込温度センサ(35)の計測値は、室内気温と実質的に等しい。
図2に示すように、リモコン(33)には、設定温度等の情報を表示するための液晶表示部(41)が設けられている。液晶表示部(41)は、リモコン(33)の前面の上半分に配置されている。リモコン(33)の前面の下半分には、ユーザーが操作する各種のボタン(42〜47)が配置されている。具体的に、リモコン(33)では、その幅方向の中央部にドーナツ状のカーソルボタン(42)が配置され、カーソルボタン(42)の内側にメニュー/確定ボタン(43)が配置されている。また、カーソルボタン(42)の周囲には、運転/停止ボタン(44)と、キャンセルボタン(45)と、風量/風向ボタン(46)と、運転切換ボタン(47)とが配置されている。
−空気調和装置の運転動作−
空気調和装置(10)は、冷房運転と、暖房運転と、除霜運転とを行う。
〈冷房運転〉
冷房運転中の冷媒回路(20)では、四方切換弁(22)を第1状態に設定した状態で、冷凍サイクルが行われる。この状態では、室外熱交換器(23)、膨張弁(24)、室内熱交換器(25)の順に冷媒が循環し、室外熱交換器(23)が凝縮器として機能し、室内熱交換器(25)が蒸発器として機能する。室外熱交換器(23)では、圧縮機(21)から吐出された冷媒が、室外空気へ放熱して凝縮する。一方、室内熱交換器(25)では、膨張弁(24)を通過する際に膨張した冷媒が、室内空気から吸熱して蒸発する。室内ユニット(12)は、吸い込んだ室内空気を室内熱交換器(25)へ供給し、室内熱交換器(25)において冷却された空気を室内へ吹き出す。
〈暖房運転〉
暖房運転中の冷媒回路(20)では、四方切換弁(22)を第2状態に設定した状態で、冷凍サイクルが行われる。この状態では、室内熱交換器(25)、膨張弁(24)、室外熱交換器(23)の順に冷媒が循環し、室内熱交換器(25)が凝縮器として機能し、室外熱交換器(23)が蒸発器として機能する。室内熱交換器(25)では、圧縮機(21)から吐出された冷媒が、室内空気へ放熱して凝縮する。室内ユニット(12)は、吸い込んだ室内空気を室内熱交換器(25)へ供給し、室内熱交換器(25)において加熱された空気を室内へ吹き出す。一方、室外熱交換器(23)では、膨張弁(24)を通過する際に膨張した冷媒が、室外空気から吸熱して蒸発する。
〈除霜運転〉
除霜運転は、暖房運転中に室外熱交換器(23)に付着した霜を融かすための運転であって、暖房運転中に必要に応じて実行される。除霜運転中の冷媒回路(20)では、四方切換弁(22)が第1状態に設定され、圧縮機(21)が作動する。また、除霜運転中には、室外ファン(15)及び室内ファン(16)が停止する。そして、冷媒回路(20)では、圧縮機(21)から吐出された冷媒が室外熱交換器(23)へ供給され、室外熱交換器(23)に付着した霜が冷媒によって暖められて融解する。
−制御器の動作−
本実施形態の空気調和装置(10)は、その消費電力を上限電力以下に制限するためのデマンド機能を有している。ユーザーは、リモコン(33)を操作することによって、このデマンド機能を有効にするか無効にするかを選択する。
〈通常制御動作〉
デマンド機能が無効になっている場合、制御器(30)は、通常制御動作を行う。この通常制御動作において、制御器(30)は、吸込温度センサ(35)の計測値(即ち、室内気温)が設定温度となるように、空気調和装置(10)の空調能力を制御する。この通常制御動作において、制御器(30)は、空気調和装置(10)の消費電力の制限は行わない。
先ず、冷房運転中における制御器(30)の通常制御動作について説明する。
制御器(30)は、吸込温度センサ(35)の計測値と、ユーザーがリモコン(33)へ入力した設定温度とを比較する。吸込温度センサ(35)の計測値が設定温度を上回っている場合、制御器(30)は、空調負荷に対して空調能力(冷房能力)が不足していると判断し、空調能力を増やすために圧縮機(21)の運転容量を増加させる。一方、吸込温度センサ(35)の計測値が設定温度を下回っている場合、制御器(30)は、空調負荷に対して空調能力(冷房能力)が過剰だとと判断し、空調能力を減らすために圧縮機(21)の運転容量を減少させる。
圧縮機(21)の運転容量を最低値に設定しても吸込温度センサ(35)の計測値が設定温度を下回っている場合は、制御器(30)が空気調和装置(10)をサーモオフ状態とする。具体的に、制御器(30)は、圧縮機(21)、室外ファン(15)、及び室内ファン(16)を停止させる。その結果、室内ユニット(12)は、空気の冷却を停止する。また、冷房運転中に吸込温度センサ(35)の計測値(即ち、室内気温)が設定温度を上回ると、制御器(30)は、圧縮機(21)、室外ファン(15)、及び室内ファン(16)を起動する。その結果、室内ユニット(12)は、空気の冷却を再開する。
次に、暖房運転中における制御器(30)の通常制御動作について説明する。
制御器(30)は、吸込温度センサ(35)の計測値と、ユーザーがリモコン(33)へ入力した設定温度とを比較する。吸込温度センサ(35)の計測値が設定温度を下回っている場合、制御器(30)は、空調負荷に対して空調能力(暖房能力)が不足していると判断し、空調能力を増やすために圧縮機(21)の運転容量を増加させる。一方、吸込温度センサ(35)の計測値が設定温度を上回っている場合、制御器(30)は、空調負荷に対して空調能力(暖房能力)が過剰だとと判断し、空調能力を減らすために圧縮機(21)の運転容量を減少させる。
圧縮機(21)の運転容量を最低値に設定しても吸込温度センサ(35)の計測値が設定温度を上回っている場合は、制御器(30)が空気調和装置(10)をサーモオフ状態とする。具体的に、制御器(30)は、圧縮機(21)、室外ファン(15)、及び室内ファン(16)を停止させる。その結果、室内ユニット(12)は、空気の加熱を停止する。また、暖房運転中に吸込温度センサ(35)の計測値(即ち、室内気温)が設定温度を下回ると、制御器(30)は、圧縮機(21)、室外ファン(15)、及び室内ファン(16)を起動する。その結果、室内ユニット(12)は、空気の加熱を再開する。
〈制限動作〉
デマンド機能が有効になっている場合、制御器(30)は、制限動作を行う。この制限動作において、制御器(30)は、空気調和装置(10)の消費電力Pを上限電力Pu以下に制限しながら、設定温度に基づいて空気調和装置(10)の空調能力を制御する。上限電力Puは、空気調和装置(10)の定格消費電力Prにデマンド率D%を乗じた値である(Pu=(D/100)Pr)。なお、空気調和装置(10)の定格消費電力は、日本工業規格(Japanese Industrial Standards)の「JIS B 8615」に規定された定格運転条件で空気調和装置(10)を運転した場合の消費電力である。
ここで、空気調和装置(10)において最も多くの電力を消費する部品は圧縮機(21)であり、空気調和装置(10)の消費電力は圧縮機(21)の消費電力と実質的に等しい。そこで、本実施形態の制御器(30)は、圧縮機(21)の消費電力を空気調和装置(10)の消費電力とみなして制限動作を行う。つまり、この制御器(30)は、定格運転条件で空気調和装置(10)を運転した場合の圧縮機(21)の消費電力を、空気調和装置(10)の定格消費電力とみなしている。
また、上述したように、圧縮機(21)へは、インバータを介して電力が供給される。また、インバータの一次側の電圧は実質的に一定であるため、インバータの一次側の電流は圧縮機(21)の消費電力に比例する。そこで、制御器(30)は、圧縮機(21)に接続するインバータの一次側の電流を圧縮機(21)への供給電流Iとし、この供給電流Iを上限電流Iu以下に制限する。上限電流Iuは、定格運転条件で空気調和装置(10)を運転した場合における圧縮機(21)への供給電流(定格電流Ir)にデマンド率D%を乗じた値である(Iu=(D/100)Ir)。圧縮機(21)への供給電流Iが上限電流Iu以下に制限されれば、空気調和装置(10)の消費電力Pも実質的に上限電力Pu以下に制限される。
制限動作中の制御器(30)は、圧縮機(21)への供給電流Iを監視しながら、空気調和装置(10)の空調能力を制御する。具体的に、圧縮機(21)への供給電流Iが上限電流Iu未満の場合、制御器(30)は、通常制御動作中と同様に、吸込温度センサ(35)の計測値が設定温度となるように、圧縮機(21)の運転容量を調節する。一方、圧縮機(21)への供給電流Iが上限電流Iuに達すると、制御器(30)は、圧縮機(21)への供給電流Iの増加を禁止する。このため、制限動作中の制御器(30)は、空調負荷に対して空調能力が不足している場合でも、圧縮機(21)の運転容量は増加しない。その結果、圧縮機(21)への供給電流Iは上限電流Iuに保持され、空気調和装置(10)の消費電力Pは上限電力Puを超えない。
〈調節動作〉
デマンド機能が有効になっており、且つユーザーが自動節電運転を選択している場合、制御器(30)は、調節動作を行う。この調節動作は、実際の空気調和装置(10)の運転状態に応じてデマンド率を調節する一種の学習動作である。
なお、デマンド機能が有効になっているが、ユーザーが自動節電運転ではなくマニュアル節電運転を選択している場合、制御器(30)は、調節動作を実行せず、デマンド率D1をユーザーが設定した設定デマンド率D0に保持する。
先ず、調節動作の概要を説明する。本実施形態の制御器(30)は、第1期間を当日とし、第2期間を翌日とした調節動作を行う。
制御器(30)は、デマンド率D1に基づいて目標温度差ΔTRS'を算出する。また、制御器(30)は、デマンド率D1を用いて制限動作を行う。制御器(30)は、制限動作中における吸込温度センサ(35)の計測値(即ち、室内気温Tr)と設定温度Tsの差ΔTrsを監視し、一日(正確には、0時0分から23時59分までの間)における制限動作中の温度差ΔTrsの最大値ΔTrsMAXを決定する。
23時59分を過ぎると、制御器(30)は、温度差ΔTrsの最大値ΔTrsMAXと目標温度差ΔTRS'の差ΔTrs1を算出し、このΔTrs1に基づいてデマンド率D1を調節する。具体的に、制御器(30)は、ΔTrs1≦−0.5の場合はデマンド率D1を5%引き下げ(D1=D1−5%)、ΔTrs1≧0.5の場合はデマンド率D1を5%引き上げ(D1=D1+5%)、−0.5<ΔTrs1<0.5の場合はD1を変更しない(D1=D1)。そして、制御器(30)は、更新されたデマンド率D1を用いて目標温度差ΔTRS'を算出し直し、更新されたデマンド率D1を用いて翌日の制限動作を実行する。
室内気温Trと設定温度Tsの差ΔTrsは、空気調和装置(10)の空調能力と室内の空調負荷の関係を表している。つまり、温度差ΔTrsが大きいほど、室内の空調負荷に対する空気調和装置(10)の空調能力の不足分が大きいことになる。また、一日における制限動作中の温度差ΔTrsの最大値ΔTrsMAXは、制限動作中に空気調和装置(10)が発揮した空調能力の最大値と、一日における室内の空調負荷の最大値との関係を表している。
一方、制御器(30)の調節動作では、一日における制限動作中の温度差ΔTrsの最大値ΔTrsMAXに基づいて、デマンド率D1が調節される。そして、制御器(30)が調節動作を継続的に繰り返し行うと、デマンド率D1は、室内の空調負荷の最大値に応じた値に次第に近付き、制限動作中に空気調和装置(10)の消費電力が確実に削減される。
次に、制御器(30)の調節動作について、図3のフロー図を参照しながら説明する。
リモコン(33)は、設定デマンド率D0を記憶している。設定デマンド率D0のデフォルト値は80%である。ユーザーは、リモコン(33)を操作することによって、設定デマンド率D0を希望する値に設定できる。設定デマンド率D0の値は、40%以上100%以下の範囲で5%刻みで設定できる。
ステップST1において、室内制御部(32)は、リモコン(33)から設定デマンド率D0を読み込む。次のステップST2において、室内制御部(32)は、デマンド率D1の初期値を設定デマンド率D0に設定する。
次のステップST3において、室内制御部(32)は、デマンド率D1に基づいて目標温度差ΔTRS'を算出する。具体的に、室内制御部(32)は、下記の式1を用いて目標温度差ΔTRS'を算出する。なお、式1のDeは定数である。例えば、定数De=10であるとすると、D1=80%のときには、ΔTRS'=2となる。定数Deは、ユーザーが変更可能な値である。
〔式1〕ΔTRS'= (100%−D1)/De
次のステップST4において、室内制御部(32)は、デマンド率D1を室外制御部(31)へ送信する。室外制御部(31)は、受信したデマンド率D1を用いて制限動作を行う。具体的に、室外制御部(31)では、上限電流Iuが(D1/100)Irに設定される(Iu=(D1/100)Ir)。Irは、圧縮機(21)の定格電流である。室外制御部(31)は、圧縮機(21)への供給電流Iを上限電流Iu以下に制限しつつ、圧縮機(21)の運転容量を調節する。圧縮機(21)への供給電流Iが上限電流Iu未満の場合、室外制御部(31)は、室内制御部(32)からの要求に応じて圧縮機(21)の運転容量を調節する。一方、圧縮機(21)への供給電流Iが上限電流Iuに達した場合、室外制御部(31)は、室内制御部(32)から空調能力を増やす旨の要求があっても、圧縮機(21)への供給電流Iを上限電流Iuに保持する。このため、空調能力が空調負荷に対して不足していても、圧縮機(21)の運転容量は増加しない。従って、圧縮機(21)への供給電流Iが上限電流Iu以下に制限される。
次のステップST5において、室内制御部(32)は、温度差ΔTrsの最大値ΔTrsMAXを決定するための動作を行う。
室内制御部(32)は、室内気温Trと設定温度Tsの差ΔTrsを1分毎に算出する。
具体的に、室内制御部(32)は、冷房運転時には下記の式2を用いて温度差ΔTrsを算出し、暖房運転時には下記の式3を用いて温度差ΔTrsを算出する。
〔式2〕ΔTrs = Tr − Ts
〔式3〕ΔTrs = Ts − Tr
室内制御部(32)は、算出用時間である15分間が経過する毎に、その15分間における温度差ΔTrsの平均値を算出する。そして、室内制御部(32)は、記憶している過去の温度差ΔTrsの平均値と、今回の15分間における温度差ΔTrsの平均値を比較し、両者のうちの大きい方を記憶する。従って、室内制御部(32)は、過去の温度差ΔTrsの平均値のうち最も大きいものを記憶する。
ただし、空気調和装置(10)の起動直後は、室内気温Trが設定温度Tsからかけ離れた値であることが多い。このため、空気調和装置(10)の起動直後から温度差ΔTrsの算出を開始すると、多くの場合、空気調和装置(10)の起動直後に算出した温度差ΔTrsがその最大値ΔTrsMAXとなってしまう。しかし、空気調和装置(10)の起動直後は空調能力や室内気温Trが大きく変動する過渡状態であるため、空気調和装置(10)の起動直後に算出した温度差ΔTrsの値は、空調能力と空調負荷の関係を反映してるとは言えない。そこで、室内制御部(32)は、空気調和装置(10)の起動時点から所定の起動時間(例えば、15分間)が経過した後に、温度差ΔTrsの算出を開始する。
また、温度差ΔTrsの平均値を算出するための15分間において、空気調和装置(10)がサーモオフ状態になったり、空気調和装置(10)が暖房運転から除霜運転に切り換わったり、ユーザーが設定温度Tsを変更する場合がある。空気調和装置(10)がサーモオフ状態になったり、空気調和装置(10)が暖房運転から除霜運転に切り換わると、空調能力がゼロになる。従って、この15分間における温度差ΔTrsは、空調能力と空調負荷の関係を反映してるとは言えない。また、温度差ΔTrsの算出に用いる設定温度Tsが変更された場合も、この15分間における温度差ΔTrsは、空調能力と空調負荷の関係を反映してるとは言えない。
そこで、室内制御部(32)は、15分間に室内ユニット(12)が空気の冷却や加熱を継続し、且つ設定温度Tsが保持されている場合に限り、その15分間における温度差ΔTrsの平均値を、記憶している過去の温度差ΔTrsの平均値と比較する。室内制御部(32)は、記憶している過去の温度差ΔTrsの平均値と、今回の15分間における温度差ΔTrsの平均値の比較が行われた回数(判定回数N)を記憶する。
室内制御部(32)は、時刻が23時59分になるまで、この動作を繰り返す。そして、時刻が23時59分を過ぎると、その時点で温度差ΔTrsの最大値ΔTrsMAXが確定する。また、この時点で判定回数Nが確定する。
ステップST7において、室内制御部(32)は、翌日の制限動作において用いるデマンド率D1の調節を開始する。ステップST8において、室内制御部(32)は、判定回数Nが下限値B以上か否かを判断する。下限値Bのデフォルト値は「4」である。この下限値Bは、ユーザーが変更可能な値である。
判定回数Nが下限値B以上である場合、室内制御部(32)は、ステップST9の動作を行う。ステップST9において、室内制御部(32)は、下記の式4を用いて、目標温度差ΔTRS'と温度差ΔTrsの最大値ΔTrsMAXの差ΔTrs1を算出する。
〔式4〕ΔTrs1 = ΔTrsMAX − ΔTRS'
次のステップST10において、室内制御部(32)は、ΔTrs1の値に応じてデマンド率D1を変更するか否かを判断する。また、室内制御部(32)は、デマンド率D1を変更する場合は、ΔTrs1の値に拘わらず、デマンド率D1を5%だけ増減させる。
ΔTrs1≦−0.5の場合は、温度差ΔTrsの最大値ΔTrsMAXが目標温度差ΔTRS'よりも大きく、デマンド率D1を引き下げる余地があると判断できる。そこで、この場合、室内制御部(32)は、ステップST11において、デマンド率D1を5%引き下げる(D1=D1−5%)。
−0.5<ΔTrs1<0.5の場合は、温度差ΔTrsの最大値ΔTrsMAXが目標温度差ΔTRS'と概ね一致しており、現在のデマンド率D1が妥当だと判断できる。
そこで、この場合、室内制御部(32)は、ステップST12において、デマンド率D1を変更しない(D1=D1)。
ΔTrs1≧0.5の場合は、温度差ΔTrsの最大値ΔTrsMAXが目標温度差ΔTRS'よりも小さく、デマンド率D1が低すぎたと判断できる。そこで、この場合、室内制御部(32)は、ステップST13において、デマンド率D1を5%引き上げる(D1=D1+5%)。
ステップST14では、翌日の制限動作において用いるデマンド率D1が確定する。室内制御部(32)は、確定したデマンド率D1を室外制御部(31)へ送信する。翌日の制限動作において、室外制御部(31)は、室内制御部(32)から受信した更新後のデマンド率D1を用いて、圧縮機(21)の供給電流Iの制限を行う。
室内制御部(32)は、ステップST14の動作が終了すると、ステップST3の状態に戻る。ステップST3において、室内制御部(32)は、更新後のデマンド率D1を用いて目標温度差ΔTRS'を算出し直す。
一方、判定回数Nが下限値B未満である場合、室内制御部(32)は、ステップST15の動作を行う。ステップST15において、室内制御部(32)は、“一日のうち空気調和装置(10)の電源がオン状態であった時間の積算値が(B×30)分間以上である”という条件と、“一日のうち自動節電運転が選択されていた時間の積算値が(B×30)分間以上である”という条件の両方が成立するか否かを判定する。なお、ステップST15における定数Bは、ステップST8における定数Bと同じ値である。
ステップST15における二つの条件の一方または両方が成立していない場合は、一日のうち空気調和装置(10)の運転状態が安定していた時間が短く、デマンド率D1を調節する際の基礎となるデータ(具体的には、温度差ΔTrsの最大値ΔTrsMAX)の信頼性が低いおそれがある。そこで、この場合、室内制御部(32)は、ステップST16の状態となり、デマンド率D1を変更せずに保持する(D1=D1)。ステップST16の動作が終了すると、室内制御部(32)は、ステップST3の状態に戻り、更新後のデマンド率D1を用いて目標温度差ΔTRS'を算出し直す。
一方、ステップST15における二つの条件の両方が成立している場合は、空気調和装置(10)の運転時間の積算値はある程度以上あるため、空調負荷が大きく変動していたと判断できる。そこで、この場合、室内制御部(32)は、ステップST17の状態となり、デマンド率D1を定数Aだけ強制的に引き下げる(D1=D1−A)。なお、定数Aのデフォルト値は10%である。定数Aは、ユーザーが変更可能な値である。ステップST17の動作が終了すると、室内制御部(32)は、ステップST3の状態に戻り、更新後のデマンド率D1を用いて目標温度差ΔTRS'を算出し直す。
以上の説明の通り、本実施形態の制御器(30)は、“デマンド率D1に基づいて目標温度差を設定し、一日に行われた制限動作中の室内気温Trと設定温度Tsの差ΔTrsの最大値ΔTrsMAXが目標温度差ΔTRS'となるようにデマンド率D1を調節する調節動作”を一日毎に繰り返し行う。
〈リセット動作〉
制御器(30)は、リセット動作を実行可能である。リセット動作は、調節動作によって調節されたデマンド率D1を、初期値である設定デマンド率D0に強制的に戻す動作である。つまり、リセット動作では、調節動作によって調節されたデマンド率D1が破棄され、新たなデマンド率D1が設定デマンド率D0に設定される。具体的には、室内制御部(32)のメモリが記憶するデマンド率D1に、設定デマンド率D0の値が上書きされる。つまり、リセット動作前のデマンド率D1の値は、室内制御部(32)のメモリから消去される。
制御器(30)は、所定のリセット条件が成立し、且つユーザーがリセット動作を許可した場合に、リセット動作を実行する。
室内制御部(32)では、下記四つの条件の何れか一つの成立がリセット条件となっている。第1の条件は、ユーザーによる設定デマンド率D0の変更である。第2の条件は、ユーザーによる設定温度Tsの変更である。第3の条件は、ユーザーによる冷房運転と暖房運転の切り換えである。第4の条件は、ユーザーによる上記制限動作の停止である。第1〜第4の各条件が成立した場合は、各条件の成立前の調節動作によって調節されたデマンド率D1を用いて各条件の成立後に制限動作を実行すると、空気調和装置(10)の消費電力が必要以上に制限されたり、逆に空気調和装置(10)の消費電力が制限されないおそれがある。そこで、室内制御部(32)は、これら四つの条件の何れか一つの成立をリセット条件としている。
ただし、リセット条件が成立した場合でも、ユーザーがリセット動作の実行を希望しないこともあり得る。例えば、ユーザーが設定温度を変更するとリセット条件が成立するが、それまでの調節動作によって調節されたデマンド率D1が初期値に戻すよりも、設定温度の変更をキャンセルしてデマンド率D1を保持する方をユーザーが希望することもあり得る。
そこで、室内制御部(32)は、リセット条件が成立すると、リセット動作を実行する前に、リモコン(33)の液晶表示部(41)に選択表示を表示する。図4に示すように、選択表示は、リセット動作を許可するか拒否するかをユーザーに選択させるための表示である。
リセット動作を許可する場合、ユーザーは、カーソルボタン(42)を操作して液晶表示部(41)の「はい」の文字を白黒反転した状態(図4に示す状態)とし、その後にメニュー/確定ボタン(43)を押す。ユーザーがこの操作を行うと、リセット動作の許可信号がリモコン(33)から室内制御部(32)へ送信され、室内制御部(32)がリセット動作を実行する。なお、ユーザーが設定デマンド率D0を変更し、且つユーザーがリセット動作を許可した場合、室内制御部(32)は、デマンド率D1を変更後の設定デマンド率D0に書き換える動作を、リセット動作として行う。
一方、リセット動作をキャンセルする場合、ユーザーは、カーソルボタン(42)を操作して液晶表示部(41)の「いいえ」の文字を白黒反転した状態とし、その後にメニュー/確定ボタン(43)を押す。ユーザーがこの操作を行うと、リセット動作の拒否信号がリモコン(33)から室内制御部(32)へ送信され、室内制御部(32)がリセット動作をキャンセルする。また、室内制御部(32)は、リセット動作の拒否信号を受信すると、ユーザーによる設定温度Tsの変更もキャンセルして変更前の値に戻す。
−実施形態の効果−
上述したように、本実施形態の空気調和装置(10)の制御器(30)は、デマンド率D1を調節する調節動作を行う。制御器(30)が調節動作を行うことによって得られる効果を、図5を参照しながら説明する。図5は、空気調和装置(10)の消費電力Pの2時間毎の平均値を示した棒グラフである。ここでは、設定デマンド率D0が80%に設定されていたと仮定して説明する。
上述したように、調節動作では、デマンド率D1が設定デマンド率D0に設定される。このため、制御器(30)は、デマンド率D1=80%で初回の制限動作を実行する。この初回の制限動作において、空気調和装置(10)の消費電力Pは、一日の間に図5(A)に示すように変化したとする。この日は、空気調和装置(10)の消費電力Pの最大値が、上限消費電力Pu=0.8Prを下回っている。このため、制御器(30)が制限動作を行っているにも拘わらず、制御器(30)が通常制御動作を行っている場合と同様に、空気調和装置(10)は、常に室内の空調負荷に見合った空調能力を発揮している。従って、その日における空気調和装置(10)の消費電力量は、制御器(30)が通常制御動作を行った場合と同じである。
空気調和装置(10)が常に室内の空調負荷に見合った空調能力を発揮した日には、室内気温Trと設定温度Tsの差ΔTrsの最大値ΔTrsMAXがほぼゼロとなる。つまり、温度差ΔTrsの最大値ΔTrsMAXが目標温度差ΔTRS'よりも小さくなる。このため、その日の調節動作では、デマンド率D1が5%だけ削減される。そして、何日か経過してデマンド率D1が65%になったとする。
図5(B)は、デマンド率D1=65%で制限動作が行われた日における空気調和装置(10)の消費電力を示している。この日には、10時から16時の間に、空気調和装置(10)の消費電力が強制的に上限電力Pu=0.65Prに抑え込まれている。従って、この日における空気調和装置(10)の消費電力量は、制御器(30)が通常制御動作を行った場合よりも少なくなる。
10時から16時の間は、空調能力が空調負荷に対して不足しているにも拘わらず、制御器(30)が空調能力の増加を禁止している。このため、温度差ΔTrsは、10時から16時の間に最大値ΔTrsMAXとなる。そして、この日の温度差ΔTrsの最大値ΔTrsMAXと目標温度差ΔTRS'の差ΔTrs1が−0.5を上回り且つ0.5を下回っていれば、デマンド率D1が65%に保持される。
このように、本実施形態の空気調和装置(10)では、制御器(30)が調節動作を行うことによって、制限動作において用いられるデマンド率D1を、実際の空調負荷に見合った値とすることができる。このため、制御器(30)が制限動作を行うことによって、空気調和装置(10)の消費電力量を確実に削減することが可能となる。
ここで、調節動作によってデマンド率を一度に大幅に変化させると、空気調和装置(10)の発揮する空調能力が空調負荷に対して大幅に不足し、在室者の快適性が大きく損なわれる可能性が高い。それに対し、本実施形態の制御器(30)は、調節動作においてデマンド率を5%だけ増減させる。従って、本実施形態によれば、一度の調節動作におけるデマンド率の変化を抑えることができ、快適性の急激な低下を回避できる。
ここで、設定温度Tr等の調節動作の前提条件が変化した場合は、それまでの調節動作によって調節されたデマンド率D1を用いて制限動作を行うのは望ましくない。そのような場合に、不適切なデマンド率D1の値をメモリに記憶させておくと、使用可能なメモリの記憶容量が減ってしまう。そのため、記憶容量の大きなメモリを空気調和装置(10)に搭載しなければならず、空気調和装置(10)の製造コストの増大を招くおそれがある。
これに対し、本実施形態の制御器(30)は、リセット動作を実行可能となっている。制御器(30)がリセット動作を行うと、調節動作によって調節されたデマンド率D1が初期値に戻され、それまでの調節動作によって調節されたデマンド率D1の値が破棄される。従って、本実施形態によれば、制御器(30)に搭載されるメモリの記憶容量を削減でき、その結果、空気調和装置(10)の製造コストを削減できる。
また、本実施形態の制御器(30)は、ユーザーがリセット動作を許可した場合にだけリセット動作を実行する。従って、本実施形態によれば、制御器(30)の動作にユーザーの意思を反映させることができる。
−実施形態の変形例−
上述したように、本実施形態の制御器(30)は、第1期間を当日とし、第2期間を翌日とした調節動作を行う。しかし、第1期間を当日とし、第2期間を翌日とするのは、単なる一例である。例えば、制御器(30)は、当日を含む直近の三日間を第1期間とし、翌日を第2期間とした調節動作を行ってもよい。この場合、制御器(30)は、室内気温Trと設定温度Tsの差ΔTrsの最大値ΔTrsMAXを、当日を含む直近の三日間の制限動作において得られたデータに基づいて決定する。
以上説明したように、本発明は、消費電力を上限値以下に制限する機能を有した空気調和装置について有用である。
10 空気調和装置
30 制御器
31 室外制御部
32 室内制御部
33 リモートコントローラ

Claims (7)

  1. 冷却し又は加熱した空気を室内へ供給する空気調和装置であって、
    上記空気調和装置の定格消費電力にデマンド率を乗じて得られる上限電力以下に上記空気調和装置の消費電力を制限しつつ、室内気温がユーザーによって設定された設定温度に基づいて空調能力を制御する制限動作を行う制御器(30)を備え、
    上記制御器(30)は、上記デマンド率に基づいて目標温度差を設定し、所定の第1期間に行った上記制限動作中の上記室内気温と上記設定温度の差の最大値と上記目標温度差の差に基づいて、上記第1期間の次の第2期間に行う上記制限動作で用いる上記デマンド率を調節する調節動作を継続して行う
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 請求項1において、
    上記制御器(30)は、空気調和装置の運転開始時から所定の起動時間が経過した後における上記室内気温と上記設定温度の差に基づいて、上記調節動作において用いる上記室内気温と上記設定温度の差の最大値を決定する
    ことを特徴とする空気調和装置。
  3. 請求項1又は2において、
    上記制御器(30)は、
    所定の算出用時間が経過する毎に該算出用時間内における上記室内気温と上記設定温度の差の平均値である平均温度差を算出する一方、
    冷却され又は加熱された空気が継続して室内へ供給され且つ上記設定温度が一定に保持されていた上記算出用時間に対応する上記平均温度差のうち最大のものを、上記調節動作において用いる上記室内気温と上記設定温度の差の最大値とする
    ことを特徴とする空気調和装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つにおいて、
    上記制御器(30)は、上記調節動作において上記デマンド率を変更する場合に該デマンド率を一定値だけ増やし又は減らす
    ことを特徴とする空気調和装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一つにおいて、
    上記制御器(30)は、ユーザーによって上記設定温度が変更された場合は、上記デマンド率を所定の初期値に戻してから上記調節動作を行う
    ことを特徴とする空気調和装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一つにおいて、
    上記制御器(30)は、ユーザーによって入力された設定デマンド率を上記デマンド率の初期値として上記調節動作を行う
    ことを特徴とする空気調和装置。
  7. 請求項6において、
    上記制御器(30)は、ユーザーによって上記設定デマンド率が変更された場合は、上記デマンド率を変更後の上記設定デマンド率に設定してから上記調節動作を行う
    ことを特徴とする空気調和装置。
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