JPH06197450A - デマンド制御装置及びデマンド制御システム - Google Patents

デマンド制御装置及びデマンド制御システム

Info

Publication number
JPH06197450A
JPH06197450A JP34023092A JP34023092A JPH06197450A JP H06197450 A JPH06197450 A JP H06197450A JP 34023092 A JP34023092 A JP 34023092A JP 34023092 A JP34023092 A JP 34023092A JP H06197450 A JPH06197450 A JP H06197450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
value
power value
operating state
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP34023092A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3315741B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Nanjo
和彦 南条
Masahiro Inoue
雅裕 井上
Kazuhiro Maruyama
和弘 丸山
Toshiyasu Higuma
利康 樋熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP34023092A priority Critical patent/JP3315741B2/ja
Publication of JPH06197450A publication Critical patent/JPH06197450A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3315741B2 publication Critical patent/JP3315741B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/30Systems integrating technologies related to power network operation and communication or information technologies for improving the carbon footprint of the management of residential or tertiary loads, i.e. smart grids as climate change mitigation technology in the buildings sector, including also the last stages of power distribution and the control, monitoring or operating management systems at local level
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S20/00Management or operation of end-user stationary applications or the last stages of power distribution; Controlling, monitoring or operating thereof
    • Y04S20/20End-user application control systems
    • Y04S20/221General power management systems

Landscapes

  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷群の総使用電力値を設定された電力値以
下にするデマンド制御装置において、家庭や工場等にお
ける状況により適した負荷制御を行うことができるデマ
ンド制御装置を提供することを目的とする。 【構成】 負荷群L1〜L3の総使用電力値が、設定さ
れた目標電力値を越えた場合に、負荷状態モニタ部5
が、設定された優先順位に従って状態検出部N1〜N3
により検出された各負荷の運転状態をモニタし、判定部
3がそのモニタ結果からどの負荷の運転状態を制御する
かを判定し、制御信号出力部4より制御信号を出力し、
状態制御部M1〜M3が制御信号に基づき各負荷の運転
状態を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デマンド制御装置及
びそのシステムに関するものであり、負荷制御をより適
切に行うデマンド制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電力需要者において、最大使用電
力値すなわち電力のデマンド値を設定し、このデマンド
値の範囲内に総使用電力値を抑えて、省エネルギーを図
る動きが活発化している。例えば、デマンドの管理は、
需要家と電力会社との間で設定された契約電力を基準と
して行われる。即ち需要家は、決められた時限(一般的
には30分、以下これをデマンド時限という)の平均使
用電力が契約電力を超えないようにしなければならな
い。デマンド制御装置は電力使用量をもとに、時々刻々
の変化量を常に監視し、デマンド時限ごとの最大電力を
連続的に予測し、契約電力あるいは管理目標電力を超過
する恐れが生じたとき警報を発し、あらかじめ設定され
ている制御方式に従って自動的に負荷の遮断を行い、最
大電力に余裕ができた場合には自動復帰させる。このよ
うに、デマンド制御装置は、デマンド時限内において契
約電力を超過させないように、諸設備を効率的に制御運
用して合理的な電力使用を行い、電力のピークを低減し
て負荷率を向上させ、電力を有効に管理活用するもので
ある。
【0003】従来のデマンド制御装置としては、特開昭
55−43950号公報に示されるように、現在の負荷
群の総使用電力値からデマンド時限終了時の負荷群の総
使用電力値を演算により予測するものや、特開平3−4
5125号公報に示されるように、負荷の運転状態を把
握することなく負荷の運転状態制御するものや、特開昭
57−19538号公報に示されるように、全ての空調
機の設定温度を一定の変化値で制御するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭55−
43950号における制御装置においては、デマンド終
了時の負荷群の総使用電力値を予測するために複雑な演
算が必要となるという問題点があった。また、特開平3
−45125号における制御装置においては、負荷の運
転状態により制御信号を出力しても効果がないという問
題点があった。また、特開昭57−19538号におけ
る制御装置においては、空調機の設定温度の大小に関わ
らず一律に一定温度ずつ制御するために環境条件に応じ
た制御が出来ないという問題点があった。
【0005】さらに、従来のデマンド制御は負荷への電
力供給を遮断することにより行っていたが、機器への電
力供給を遮断してしまうことが適切でない場合がある。
例えば、一般家庭では、使用電力値は夕方に一つのピー
クとなるが、このピーク時に使用する機器の一つに電気
温水器があげられる。このピーク時に電気温水器を使用
する場合、他の機器の電力供給が遮断されるか、逆に電
気温水器の電力供給が遮断されてしまうと極めて不便と
なる。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、家庭や工場等における状況によ
り適した負荷制御を行うことができるデマンド制御装置
及びそのシステムを提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に関わるデマン
ド制御装置は、第1には、負荷群に接続され、負荷群の
総使用電力値を設定された電力値以下にするために、設
定された優先順位に従って負荷の運転状態を制御するデ
マンド制御装置において、負荷群の中から制御対象とす
る一または複数の負荷と負荷の運転状態を優先順位を指
定して選択し設定する優先順位設定手段と、負荷制御の
目標電力値を設定する目標電力値設定手段と、目標電力
値設定手段により設定された目標電力値を優先順位設定
手段により設定された優先順位数で按分し、按分された
点とデマンド時限経過後の目標電力値とを結ぶことで優
先順位数に相当する領域を作成する領域設定手段と、負
荷群の総使用電力値が領域設定手段により設定された領
域に入ったことを判定する領域判定手段と、各負荷への
運転状態の制御信号を出力する制御信号出力手段とを有
し、この制御信号により負荷の運転状態を制御すること
を特徴とするものである。
【0008】さらに、第2には、負荷群に接続され、負
荷群の総使用電力値を設定された電力値以下にするため
に、設定された優先順位に従って負荷の運転状態を制御
するデマンド制御装置において、負荷群の中から制御対
象とする一または複数の負荷と負荷の運転状態を優先順
位を指定して選択し設定する優先順位設定手段と、負荷
制御の目標電力値を設定する目標電力値設定手段と、各
負荷の運転状態をモニタする運転状態モニタ手段と、優
先順位設定手段により設定された優先順位に従って、優
先順位設定手段により設定された運転状態とモニタされ
た各負荷の運転状態から、運転状態を制御する負荷を判
定する制御負荷判定手段と、各負荷への運転状態の制御
信号を出力する制御信号出力手段とを有し、負荷の運転
状態を制御することを特徴とするものである。
【0009】さらに、第3には、負荷群に接続され、負
荷群の総使用電力値を設定された電力値以下にするため
に、設定された優先順位に従って負荷の運転状態を制御
するデマンド制御装置において、負荷群の中から制御対
象とする一または複数の負荷と負荷の運転状態を優先順
位を指定して選択し設定する優先順位設定手段と、負荷
制御の目標電力値を設定する目標電力値設定手段と、例
えば、室温や水温等の運転判定要因の設定値と現在値を
検出し、この各負荷の運転判定要因の検出値をモニタす
る運転判定要因モニタ手段と、運転判定要因モニタ手段
によりモニタされた運転判定要因から負荷の運転状態を
判定する運転状態判定手段と、設定された優先順位に従
って判定された各負荷の運転状態から運転状態を制御す
る負荷を判定する制御負荷判定段と、各負荷への運転状
態の制御信号を出力する制御信号出力手段とを有し、負
荷の運転状態を制御することを特徴とするものである。
【0010】さらに、第4には、負荷群に接続され、負
荷群の総使用電力値を設定された電力値以下にするため
に、負荷の運転状態を制御するデマンド制御装置におい
て、負荷制御の目標電力値を設定する目標電力値設定手
段と、各負荷の運転判定要因の現在値をモニタする運転
判定要因モニタ手段と、運転判定要因モニタ手段により
モニタされた運転判定要因から一定した設定値を同種負
荷毎に判定する設定値判定手段と、各負荷への運転判定
要因の設定値の制御信号を出力する制御信号出力手段と
を有し、負荷の運転判定要因の設定値を制御することを
特徴とするものである。
【0011】さらに、第5には、負荷群に接続され、負
荷群の総使用電力値を設定された電力値以下にするため
に、負荷の運転状態を制御するデマンド制御装置におい
て、負荷制御の目標電力値を設定する目標電力値設定手
段と、各負荷の運転判定要因の現在値と設定値をモニタ
する運転判定要因モニタ手段と、検出された各負荷の運
転判定要因の現在値と設定値の差に基づく値を同種負荷
毎に判定する設定値判定手段と、各負荷への運転判定要
因の設定値の制御信号を出力する制御信号出力手段とを
有し、負荷の運転判定要因の設定値を制御することを特
徴とするものである。
【0012】さらに、第6には、負荷群に接続され、負
荷群の総使用電力値を設定された電力値以下にするため
に、負荷の運転状態を制御するデマンド制御システムに
おいて、負荷制御の目標電力値を設定する目標電力値設
定手段と、例えば、電気温水器の残湯量の状態をモニタ
する残湯量モニタ手段と、モニタされた残湯量から今後
の使用温水量を予測する使用温水量予測手段と、モニタ
される負荷群の総使用電力値から総使用電力値の予測を
行う使用電力値予測手段と、設定された目標電力値と予
測された使用温水量と総使用電力値から電気温水器の運
転状態を判定する運転状態判定手段と、電気温水器の運
転状態の制御信号を出力する制御信号出力手段とを有す
るデマンドコントローラと、残湯量を検出する残湯量検
出手段と、運転状態を制御する運転状態制御手段とを有
する電気温水器とで構成されることを特徴とするもので
ある。
【0013】さらに、第7には、負荷群に接続され、負
荷群の総使用電力値を設定された電力値以下にするため
に、負荷の運転状態を制御するデマンド制御システムに
おいて、負荷制御の目標電力値を設定する目標電力値設
定手段と、モニタされる負荷群の総使用電力値から総使
用電力値の予測を行う使用電力値予測手段と、設定され
た目標電力値と予測された総使用電力値から電気温水器
の使用可能な割当電力値を予測する割当電力値予測手段
と、電気温水器への割当電力値を出力する割当電力値出
力手段とを有するデマンドコントローラと、残湯量を検
出する残湯量検出手段と、検出された残湯量から今後の
使用温水量の予測を行う使用温水量予測手段と、割り当
てられた割当電力値と予測された使用温水量から運転状
態を判定する運転状態判定手段と、運転状態を制御する
運転状態制御手段とを有する電気温水器とで構成される
ことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】この発明におけるデマンド制御装置は、第1の
発明においては、優先順位設定手段により負荷群の中か
ら制御対象とする一または複数の負荷を優先順位を指定
して選択し設定するとともに、目標電力値設定手段によ
り負荷制御の目標電力値を設定する。優先順位の設定と
目標電力値の設定が行われると、領域設定手段により目
標電力値を優先順位数で按分し、按分された点とデマン
ド時限経過後の目標電力値とを結ぶことで優先順位数に
相当する領域を作成する。次に、負荷群の総使用電力値
が領域設定手段により設定された領域に入ったことが判
定された場合に、優先順位に従って制御信号出力手段に
より各負荷への運転状態の制御信号を出力することによ
り負荷の運転状態を制御する。
【0015】また、第2の発明においては、優先順位設
定手段により負荷群の中から制御対象とする一または複
数の負荷と負荷の運転状態を優先順位を指定して選択し
設定するとともに、目標電力値設定手段により負荷制御
の目標電力値を設定する。負荷群の総使用電力値が目標
電力値を越えた場合に、優先順位設定手段により設定さ
れた優先順位に従って、運転状態モニタ手段によりモニ
タされた各負荷の運転状態から運転状態を制御する負荷
を判定し、制御信号出力手段により各負荷への運転状態
の制御信号を出力することにより負荷の運転状態を制御
する。
【0016】また、第3の発明においては、負荷の運転
状態を決定する要因となる運転判定要因、例えば空調器
では室温、電気温水器では湯温等を検出し、検出された
各負荷の運転判定要因から運転状態を推定し、運転状態
を制御する負荷を判断し、制御信号出力手段により各負
荷への運転状態の制御信号を出力することにより、負荷
の運転状態を制御する。
【0017】また、第4の発明においては、目標電力値
設定手段により負荷制御の目標電力値を設定し、負荷群
の総使用電力値が目標電力値を越えた場合に、設定値判
定手段が運転判定要因モニタ手段によりモニタされた各
負荷の運転判定要因の検出値から一定した設定値を同種
負荷毎に判定し、制御信号出力手段により各負荷への運
転判定要因の設定値の制御信号を出力することにより負
荷の運転判定要因の設定値を制御する。
【0018】また、第5の発明においては、目標電力値
設定手段により負荷制御の目標電力値を設定し、負荷群
の総使用電力値が目標電力値を越えた場合に、運転判定
要因モニタ手段によりモニタされた各負荷の運転判定要
因の現在値と設定値の差に基づく値を同種負荷毎に判定
し、制御信号出力手段により各負荷への運転判定要因の
設定値の制御信号を出力することにより負荷の運転判定
要因の設定値を制御する。
【0019】また、第6の発明においては、デマンドコ
ントローラでは、残湯量モニタ手段によりモニタされた
電気温水器の残湯量の状態から今後の使用温水量を予測
し、モニタされた負荷群の総使用電力値から今後の使用
電力値を予測し、設定された目標電力値と予測された使
用温水量と総使用電力値から運転状態判定手段により電
気温水器の運転状態を判定し、制御信号出力手段により
電気温水器の運転状態の制御信号を出力する。電気温水
器では、残湯量検出手段により残湯量を検出し、運転状
態制御手段により運転状態を制御する。
【0020】また、第7の発明においては、デマンドコ
ントローラでは、モニタされた負荷群の総使用電力値か
ら使用電力値予測手段により今後の総使用電力値を予測
し、設定された目標電力値と予測された総使用電力値か
ら割当電力値予測手段により電気温水器の使用可能な割
当電力値を予測し、割当電力値出力手段により電気温水
器への割当電力値を出力する。電気温水器では、検出し
た残湯量から使用温水量予測手段により今後の使用温水
量を予測し、割り当てられた割当電力値と予測された使
用温水量から運転状態判定手段により運転状態を判定
し、運転状態制御手段により運転状態を制御する。
【0021】
【実施例】実施例1.実施例1として示されるデマンド
制御装置は、図1(a)に示すように、優先順位と目標
電力値から領域を設定する設定部1と負荷群の総使用電
力値をモニタする電力モニタ部2と総使用電力値が設定
された領域に入ったことを判定する判定部3と各負荷の
運転状態の制御信号を出力する制御信号出力部4で構成
され、外部からの指令により負荷の運転状態を制御する
状態制御部M1、M2、M3を有する負荷L1、L2、
L3に接続される。
【0022】また、図1(b)に示すように、設定部1
は、負荷群の中から制御対象とする一または複数の負荷
と負荷の運転状態を優先順位を指定して設定する優先順
位設定手段1aと、負荷制御の目標電力値を設定する目
標電力値設定手段1bと、目標電力値設定手段1bによ
り設定された目標電力値を優先順位設定手段1aにより
設定された優先順位数で按分し、按分された値とデマン
ド時限経過後の目標電力値とを結ぶことで優先順位数に
相当する領域を作成する領域設定手段1cを備えてい
る。
【0023】ここで、説明を簡素化するため、デマンド
制御装置に3つの負荷L1、L2、L3が接続されてい
る場合を説明する。そして、図1(c)に示すように、
設定部1が負荷の電源をOFFする優先順位として、優
先順位1に負荷L1の電源OFF、優先順位2に負荷L
2の電源OFF、優先順位3に負荷L3の電源OFFを
設定し、目標電力値を1.5KWに設定した場合につい
て説明する。領域設定と運転状態制御は図2(a)に示
すように行われる。設定部1は、設定した目標電力値
1.5KWを優先順位数3で按分し(ここでは3等
分)、デマンド時限開始時の電力値として、0KWと
0.5KWと1.0KWを計算する。そして、デマンド
時限開始時の電力値0KWとデマンド時限終了時の目標
電力値1.5KWを結ぶ線X1とデマンド時限開始時の
電力値0.5KWとデマンド時限終了時の目標電力値
1.5KWを結ぶ線X2で囲まれた領域を領域1と設定
する。同様にして、図2(a)に示すように、領域2、
領域3を設定する。
【0024】次に、負荷L1、L2、L3を順にONに
して負荷群の総使用電力値が図中の点線のように推移し
たときの運転状態制御について説明する。電力モニタ部
2は負荷群の総使用電力値をモニタする。電力モニタ部
2からモニタされた総使用電力値が図2(a)に示す領
域1に入った場合(図中a)、判定部3はこれを判定
し、制御信号出力部4は、優先順位1である負荷L1の
電源をOFFする信号を出力する。制御信号を受信した
負荷L1は状態制御部M1で負荷の電源をOFFする。
負荷L1をOFFした後に、さらに負荷群の総使用電力
値が領域2に入った場合(図中b)、同様な手順で優先
順位2である負荷L2の電源をOFFする。その後、総
使用電力値が領域2から領域1へ移動した場合、判定部
3はこれを判定し、優先順位2である負荷L2の電源を
ONにして負荷L2を自動復帰させる。また、総使用電
力値が領域1から出た場合、同様な手順で負荷L1を自
動復帰させる。
【0025】次に、負荷L1がONの状態でデマンド時
限が開始した場合について説明する。図2(b)に示す
ように負荷L1がONの状態でデマンド時限がはじまっ
た場合、負荷L1はOFFされるが、使用電力が少なく
なり領域1を出た時点で負荷L1はONされることにな
る。図2(b)は負荷L1の使用電力が0.2KWであ
り、負荷L1だけONしている状態でデマンド時限がは
じまった場合の運転状態制御を示している。まず、負荷
L1がONなので使用電力値が領域1に入る(図中
c)。そこで、負荷L1をOFFする(図中d)。従っ
て、使用電力値が領域1を出る(図中e)ことになるの
で、再び負荷L1をONする(図中f)。このように、
負荷L1がONの状態でデマンド時限が開始した場合、
負荷L1がON/OFFを繰り返すことがあるが、最終
的にはONになり問題はない。
【0026】従来、デマンド制御を実施する場合、一般
的には特開昭55−85842号又は特開昭55−49
932号に示されたように現在の使用電力値と変化率か
ら演算によりデマンド時限終了時の使用電力を予測して
いる。この演算はデマンド時限内において一定間隔で実
施されるものであり、その予測値が目標値を上回ってい
ると、何らかの制御を実施する。これに対して、この実
施例では、従来行なわれていた予測のための演算を行な
わず、図2(a)に示すような予め作成した領域(又は
領域と同様の内容を持つテーブル)を参考にして、制御
を実施するようにしたものである。
【0027】実施例2.前述した実施例においては負荷
L1、L2、L3がON又はOFFという運転状態のみ
を取り得る場合について説明したが、エアコンや温水器
等の負荷は運転能力を変更することが可能である。従っ
て、運転状態をON又はOFFにするばかりでなく、例
えば、80%のパワーで運転する場合とか50%のパワ
ーで運転する場合が存在する。図3は、このように負荷
が運転状態(=運転能力)を変更することが可能な場合
の負荷と負荷の運転状態と、その優先順位の一例を示し
た図である。図3(a)に示すように、優先順位1とし
て負荷Aの運転状態を80%のパワーに設定し、優先順
位2として負荷Bの運転状態を80%のパワーに設定す
る。また、優先順位3として再び負荷Aの運転状態を8
0%から50%のパワーに下げることを設定している。
同様に、優先順位4として負荷Bについても80%から
50%にパワーを下げて運転することを設定している。
更に、優先順位5として負荷Cを50%のパワーに下げ
ることを規定しており、優先順位6として負荷Aを50
%のパワーからOFFすることを設定している。また、
図3(b)においては、図3(a)に設定された優先順
位数6で目標電力値6KWを6等分し、この6等分した
値1、2、3、4、5KWの点とデマンド時限終了時の
目標電力値6KWを結ぶことによりそれぞれ領域1、
2、3、4、5、6を設定することができる。このよう
に、優先順位数と負荷の数は一致する必要はない。図3
に示すように、3つの負荷A、B、Cに対して優先順位
を6個指定することもできる。即ち、任意の負荷数に対
して任意の優先順位数を設定することが可能である。な
お、この図3(a)、(b)に示した例の動作は前述し
た図2の場合と同様であり、各領域に使用電力値が入っ
た場合にはその領域に対応する優先順位に指定された負
荷を指定された運転状態に変更することにより使用電力
値をコントロールする。
【0028】実施例3.前述した2つの実施例において
は、負荷L1、L2、L3または負荷A、B、Cが存在
しこれらそれぞれ3つの負荷に対して、優先順位を指定
し何らかの運転状態を制御する場合を示したが、負荷の
全てに対して優先順位を指定して何らかの運転状態を制
限する必要はなく、例えば、L3という負荷が100%
の運転状態を継続しなければならない負荷である場合に
は、負荷L3に対しては優先順位を全く設定せず、負荷
L1とL2のみに対して優先順位を設定して運転状態を
制限するようにしても構わない。即ち、このデマンド制
御装置に接続された負荷群の全ての負荷に対して優先順
位を設定する必要はなく、負荷群の中の一部の負荷に対
して優先順位を設定して、運転状態を制限するようにし
ても構わない。
【0029】実施例4.実施例4として示されるデマン
ド制御装置は、図4に示すように、優先順位と目標電力
値を設定する設定部1と負荷群の総使用電力値をモニタ
する電力モニタ部2と総使用電力値が目標電力値を越え
た場合に設定された優先順位に従ってどの負荷の運転状
態を制御するかを判定する判定部3と各負荷の運転状態
の制御信号を出力する制御信号出力部4と負荷の運転状
態をモニタする負荷状態モニタ部5(運転状態モニタ手
段の一例)で構成され、外部からの指令により負荷の運
転状態を制御する状態制御部M1、M2、M3と負荷の
運転状態を検出する状態検出部N1、N2、N3を有す
る負荷L1、L2、L3に接続される。
【0030】制御判断方法について詳述すると、図5に
示すように、まず、電力モニタ部2が負荷群の総使用電
力値をモニタする(ステップ1)。判定部3はモニタさ
れた総使用電力値と設定部1で設定された目標電力値を
比較し、総使用電力値が目標電力値以内ならばそのまま
モニタを続け、総使用電力値が越えていれば、優先順位
1に設定されている負荷の状態検出部で検出された運転
状態を負荷状態モニタ部5でモニタする(ステップ3、
ステップ4)。このモニタにより負荷の運転状態が優先
順位で設定された状態より使用電力値の多い場合は、制
御信号出力部4から優先順位で設定された状態に負荷の
運転状態を制御する制御信号を出力し、負荷の状態制御
部で負荷の状態を制御する(ステップ5)。既に、負荷
の運転状態が優先順位で設定された状態に一致するか、
使用電力値の少ない場合は、再度総使用電力値をモニタ
し(ステップ6)、総使用電力値と目標電力値を比較す
る(ステップ7)。
【0031】ステップ7で、目標電力値以内であればそ
のままモニタし続け、依然として目標電力値を越えてい
る場合には、優先順位の番号Nをインクリメントし(ス
テップ8)、登録優先順位を越えたか否かを判定する
(ステップ9)。登録優先順位を越えていない場合は、
再びステップ4に戻り、次の優先順位で設定された負荷
の運転状態制御を行う。
【0032】次に、この動作の具体例を図4を用いて説
明する。ここでは、図4(b)に示すように設定部1が
優先順位と負荷の運転状態を図4(b)のように設定し
ており、又、図4(a)に示すように、負荷L1が予め
OFFされており負荷L2とL3がONである場合に、
図5に示した制御判断方法がスタートするものとする。
まず、ステップ1、ステップ2により負荷群の総使用電
力値が目標電力値を超えている場合には、ステップ3に
移り、Nが1に設定された後、優先順位1の機器の状態
が負荷状態モニタ部5によりモニタされる。この場合に
は、負荷L1の負荷状態がモニタされることになり、負
荷L1はOFF状態であるため優先順位1に指定された
負荷1の運転状態がOFFであることがモニタされ、設
定部1により設定された状態と同一であることが判明す
る。従って、ステップ4の結果はイエスとなり、ステッ
プ5をスキップし、ステップ6を実行することになる。
ステップ6、7において総使用電力値が相変わらず目標
電力値を超えている場合には、Nに1加算され2とな
る。次に、ステップ9において、登録優先順位数が3で
あるため、ステップ4に戻ることになる。ステップ4で
は、優先順位2の機器の状態を負荷状態モニタ部5によ
りモニタする。この場合は、負荷L2の状態がモニタさ
れ、負荷L2の状態がON状態であることが判明する。
設定部1は優先順位2として負荷L2をOFFに設定し
ている。従って、ステップ4において優先順位2の機器
の状態は設定通りではないことが判明する。このため、
ステップ5においては、その機器即ち負荷L2をOFF
するように制御が実行される。この制御は判定部3によ
り制御信号出力部4を介して、制御信号が負荷L2の状
態制御部M2に出力されることにより実行される。ステ
ップ5の終了後はステップ6、ステップ7において再び
総使用電力値と目標電力値が比較され、総使用電力値が
目標電力値を超えている場合には、再びNに1が加算さ
れN=3となる。そして、ステップ9によりステップ4
に戻り、前述した負荷L2の場合と同様の制御が行なわ
れる。即ち、負荷L3対しても実際の運転状態と設定部
1が設定した運転状態が異なるために、ステップ5によ
り制御信号出力部4が負荷L3をOFFするような制御
信号を出力する。
【0033】実施例5.上記実施例4においては、負荷
L1、L2、L3がON又はOFFという運転状態をと
る場合について説明したが、図3に示すように負荷が運
転状態を変更できるような場合においても前述した実施
例と同様な制御判断方法を用いて負荷を制御する個が可
能である。
【0034】実施例6.上記実施例4では負荷の運転状
態を把握する方法として、制御前にモニタしているが、
負荷の立ち上がり時や状態変化時の通報を記憶すること
でも同様の効果を奏する。
【0035】以上のように、実施例1〜6はデマンド制
御装置に負荷状態モニタ部5と各負荷に状態検出部を設
け、負荷を制御する必要が生じた場合には負荷の状態検
出部から送られてきた負荷の運転状態をデマンド制御装
置の負荷状態モニタ部がモニタすることにより、設定部
1が設定した各優先順位に対応した運転状態と一致して
いるかどうかを優先順位に従って比較し、運転状態が一
致していない場合には、これを一致するように制御する
ことを特徴とするものである。
【0036】実施例7.次に、実施例7として示される
デマンド制御装置は、図6に示したように、実施例4と
略同一構成であるが、異なる点は負荷L1、L2、L3
に備えられた状態検出部N1、N2、N3が負荷そのも
のの運転状態を検出するのではなく、室温や水温等の負
荷の運転を行なうかどうかを判定する運転判定要因の状
態を検出し、判定部3では負荷状態モニタ部5が状態検
出部N1、N2、N3により検出された室温や水温等の
負荷の運転判定要因の状態から負荷の運転状態を判定す
る点である。そして、判定部3は負荷群の総使用電力値
が目標電力値を越えた場合に、設定された優先順位従っ
てどの負荷の運転状態を制御するかを判定する。運転判
定要因モニタ部5では負荷の状態検出部で検出された運
転判定要因の現在値と設定値をモニタする。
【0037】この実施例における制御判断方法は、図5
に示したフローチャートと同様に行なわれるが、図5に
示したステップ4の判定方法が前述した実施例4におい
ては、負荷の運転状態を直接モニタして設定状態と同一
かどうかを比較していたのに対し、この実施例では比較
の対象が機器の運転状態ではなく、その機器を運転させ
るかどうかを判定するための室温や水温等の運転判定要
因を比較の対象としており、この検出された運転判定要
因と予め設定部により設定された運転判定要因を比較す
る点が異なる点である。
【0038】次にこの実施例の具体例について説明す
る。例えば、各負荷の運転状態判定は図7に示すように
行われる。ここで、説明を簡素化するため、室温を一定
に保つための運転パワー50%の運転状態と室温を下げ
るための運転パワー100%の運転状態を持つ冷房機を
負荷とし、冷房機に設定された設定値を24度とし、室
温を空調機の運転判定要因とし、冷房機が認識できる温
度差を1度とした場合について説明する。状態検出部N
1、N2、N3は、冷房機に設定された設定値24度と
現在の室温を検出し、これを運転判定要因としてデマン
ド制御装置100に対して出力する。デマンド制御装置
でモニタされた現在の室温が設定温度の場合(図中d〜
eの期間)は、冷房機の運転状態を室温を一定に保つた
めの運転状態(即ち、運転パワー50%の運転状態)と
推定し、室温が設定温度より高い場合(図中c〜d、e
〜fの期間)は、冷房機の運転状態を室温を下げるため
の運転状態(即ち、運転パワー100%の運転状態)と
推定する。この推定結果は、図5に示したステップ4の
各負荷の運転状態として用いることができ、設定部1に
より予め設定された運転状態と比較されることにより、
図5に示すフローチャートに従って各冷房機が制御され
ることになる。
【0039】実施例8.次に、実施例8として示される
デマンド制御装置は、図8に示すように、実施例4と略
同一構成であるが、異なる所は、各負荷L1、L2、L
3に室温等や水温等の運転判定要因の現在値を検出する
ための状態検出部N1、N2、N3を設け、更に各負荷
L1、L2、L3に制御信号により室温や水温等の設定
値を変更するための設定値制御部M1、M2、M3を設
けている点である。またデマンド制御装置100におい
て異なる点は、設定部1において目標電力値のみ設定さ
れ、判定部3では負荷の運転判定要因の現在値から一定
した設定値を同種負荷毎に判定する点である。即ちこの
実施例においては、温水器や冷房機等の種類の異なる負
荷がそれぞれ複数接続されている場合に、温水器や冷房
機等の同種の負荷毎にそれらの設定値をデマンド制御装
置から制御信号として出力し、負荷の設定値を変更する
ことを特徴とするものである。制御信号出力部4は負荷
の運転判定要因の設定値を制御する信号を出力し、負荷
の状態制御部では運転判定要因の設定値を制御し、負荷
の状態検出部では運転判定要因の設定値を検出する。
【0040】各負荷に出力される一定した運転判定要因
の設定値の判定は図9に示すように行われる。ここで
は、説明を簡素化するために、全ての負荷を冷房機と
し、室温を運転判定要因とし、室温の設定は1度単位と
する。まず、負荷群のの総使用電力値をモニタする(ス
テップ1)。その上で総使用電力値と目標電力値を比較
し、総使用電力値が目標電力値以内ならばそのままモニ
タを続け、総使用電力値が越えていれば、各負荷に備え
られている状態検出部N1〜N3により検出された現在
の室温をモニタし、モニタ結果から最低の室温を全ての
冷房機の設定温度とする(ステップ3、ステップ4)。
この最低の室温を全ての冷房機の設定温度とする方法
は、図8に示したように、判定部3において最低の室温
を設定値と判定し、この設定値を制御信号出力部4から
制御信号として全ての冷房機に出力する。各冷房機は備
えられた設定値制御部M1〜M3においてこの制御信号
を受信し、各冷房機の設定値を設定温度とする。そし
て、再度総使用電力値をモニタし(ステップ5)、総使
用電力値と目標電力値を比較する(ステップ6)。総使
用電力値が目標電力値より小さければ、全ての冷房機の
設定温度を1度下げた値に再設定し(ステップ7)、ス
テップ5へ戻り、総使用電力値が目標電力値以上であれ
ば、全ての冷房機の設定温度を1度上げた値に再設定し
(ステップ8)、ステップ5へ戻る。
【0041】この具体的な動作を図10を用いて説明す
る。図10においては、A、B、Cの3つの部屋に対し
て、冷房機がそれぞれ備えられており、現在の室温がそ
れぞれ25度、28度、24度であるのに対して、冷房
機(エアコン)の設定温度がそれぞれ22度、25度、
22度と設定されているものとする。このような状態に
おいては3部屋の室温よりもエアコンの設定温度が低い
ために、全てのエアコンが動作状態即ちONの状態であ
る。このような状態で、図9に示したフローチャートは
動作すると以下のようになる。 (1)使用電力が目標値を超えた。 (2)部屋A〜Cの各部屋の室温をモニタする。A部屋
=25度、B部屋=28度、C部屋=24度がモニタさ
れる。 (3)最低室温24度を部屋A〜部屋Cのエアコンの設
定温度にする。 (4)部屋Cでは室温=設定温度となり、エアコンはO
FFされるか室温を一定に保50%の運転状態に制御さ
れる。 (5)使用電力を再びモニタする。 (6)使用電力が目標値を超えている場合、設定値を1
度上げる(25度)。従って、部屋AのエアコンがOF
Fされるか、室温を一定に保50%の運転状態に制御さ
れる。 (7)一方、使用電力が目標値を下回っている場合、設
定値を1度下げる(23度)。すると、部屋Cのエアコ
ンがONされるか、又は100%の運転状態に復帰す
る。このように、使用電力が目標値を下回っている場
合、室温設定を1度下げることもでき、制御前の状態に
自動復帰させることも可能である。
【0042】実施例9.上記実施例8においては、全て
の負荷を冷房機とする場合について説明したが、例えば
冷房機と温水器を有しているシステムにおいては、冷房
機に対して前述したような制御を行なうと共に、温水器
に関しても同様な制御を行なうことによりデマンドをコ
ントロールすることが可能である。即ち、前述した実施
例は同種の負荷が複数存在する場合に、この同種の複数
の負荷を制御する場合に用いることが可能である。
【0043】実施例10.上記実施例8では各負荷に出
力される一定した運転判定要因の設定値の判定方法とし
て、最初に各負荷の中から最低の室温を設定値にしてい
るが、負荷に出力される一定した運転判定要因の設定値
として経済設定温度とされている28度に設定すること
でも同様の効果を奏する。
【0044】各負荷に出力される一定した運転判定要因
の設定値を最低の室温に設定する場合には、少なくとも
一つの負荷においてその運転をOFFする機器が出るこ
とになる。しかし、一つの負荷の運転をOFFにするだ
けではなかなか効果が出ない場合には、前述したように
経済設定温度とされている28度に設定することによ
り、複数の機器の運転をOFFすることが可能になる。
例えば、図10に示したような場合には、A、B、C3
つの部屋とも室温が28度以下であるので、設定値を経
済設定温度28度にした場合には、全ての部屋でエアコ
ンの運転が停止されることになる。従って、使用電力は
一気に減少し、目標電力値以下になる。その後、フロー
チャートに従い現在の使用電力値と目標電力値と比べな
がら、設定値を1度ずつ上げることにより、使用電力値
を目標電力値に少しずつ近付けることが可能になる。前
述した実施例8においては、とりあえず最低の室温に設
定した後、1度ずつ上下させることにより、使用電力値
を制御する場合であるのに対して、このように1度ずつ
上下させて使用電力値を制御していたのではなかなか効
果が出ない場合もあるので、この実施例10において
は、一気に目標電力値を達成できるような値に室温を設
定してしまうところに大きな特徴を持っている。
【0045】実施例11.次に、実施例11として示さ
れるデマンド制御装置は、図8に示した実施例8と略同
一構成であるが、設定部1では目標電力値のみ設定さ
れ、判定部3では各負荷の運転判定要因の現在値と設定
値の差から出力する設定値を同種負荷毎に判定し、制御
信号出力部4は各負荷への運転判定要因の設定値の制御
信号を出力し、負荷の状態制御部では運転判定要因の設
定値を制御し、負荷の状態検出部では運転判定要因の設
定値を検出する。
【0046】各負荷に出力される運転判定要因の設定値
の判定は図11に示すように行われる。ここでは、説明
を簡素化するために、全ての負荷を冷房機とし、室温を
運転判定要因とし、室温の設定は1度単位とする。ま
ず、負荷群のの総使用電力値をモニタする(ステップ
1)。これは、電力モニタ部2によりモニタすることに
より行われる。その上で総使用電力値と目標電力値を比
較し、総使用電力値が目標電力値以内ならばそのままモ
ニタを続け、総使用電力値が越えていれば、室温と設定
温度をモニタし(ステップ3)、モニタ結果に基づき次
の式からそれぞれの冷房機の設定温度を求める(ステッ
プ4)。 (再設定温度)=(室温)−α{(室温)−(設定温
度)}(α:定数) ‥‥‥‥式1 ここで、αの値は連続的に変化できるが、ここでは説明
を簡素化するために、0.5、0の2段階調整可能とす
る。例えば、冷房機1で検出される室温が30度、設定
温度が20度の場合、α=0.5を用いるとすると設定
温度25度が冷房機1へ出力される。再度総使用電力値
をモニタし(ステップ6)、総使用電力値と目標電力値
を比較する(ステップ7)。総使用電力値が目標電力値
以内ならば、そのままモニタを続け、総使用電力値が越
えていれば、式1の定数αを1段階下げ、つまりα=0
を代入して、同様な判定を行う(ステップ8〜10)。
【0047】実施例12.上記実施例11では再設定温
度を求める方法として式1を用いたが、 (再設定温度)=(室温)−α{(経済設定温度)−
(設定温度)}(α:定数) ‥‥‥‥式2 を用いても同様な効果が奏する。
【0048】実施例13.次に、実施例13として示さ
れるデマンド制御装置は、設定部1では目標電力値のみ
設定され、判定部3では各負荷の運転判定要因の現在値
と設定値の差分を同種負荷毎に判定し、制御信号出力部
4は各負荷への運転判定要因の現在値と設定値の差分を
制御する信号を出力し、負荷の状態制御部では運転判定
要因の現在値と設定値の差分を制御し、負荷の状態検出
部では運転判定要因の現在値と設定値を検出するする。
【0049】各負荷に出力される運転判定要因の現在値
と設定値の差分の判定は図12に示すように行われる。
ここでは、説明を簡素化するために、全ての負荷を冷房
機とし、室温を運転判定要因とし、室温の設定は1度単
位とする。まず、負荷群の総使用電力値をモニタする
(ステップ1)。これは、総使用電力値検出部からモニ
タすることにより行われる。その上で総使用電力値と目
標電力値を比較し、総使用電力値が目標電力値以内なら
ばそのままモニタを続け、総使用電力値が越えていれ
ば、室温と設定温度をモニタし(ステップ3)、モニタ
結果から次の式からそれぞれの冷房機の室温と設定温度
の差分を求める(ステップ4)。 (差分)=α{(室温)−(設定温度)}(α:定数)
‥‥‥‥式3 ここで、αの値は連続的に変化できるが、ここでは説明
を簡素化するために、0.5、0の2段階調整可能とす
る。例えば、冷房機1で検出される室温が30度、設定
温度が20度の場合、α=0.5とすると室温と設定温
度の差分として5度が冷房機1へ出力される。従って、
冷房機1は設定温度25度となる。再度総使用電力値を
モニタし(ステップ6)、総使用電力値と目標電力値を
比較する(ステップ7)。総使用電力値が目標電力値以
内ならば、そのままモニタを続け、総使用電力値が越え
ていれば、式1の定数αを1段階下げ、つまりα=0を
代入し、同様な判定を行う(ステップ8〜10)。
【0050】実施例14.上記実施例13では負荷へ出
力する室温と設定温度の差分を求める方法として式3を
用いたが、 (差分)=α{(経済設定温度)−(設定温度)}
(α:定数) ‥‥‥‥式4 を用いても同様な効果が奏する。
【0051】実施例15.次に、実施例15として示さ
れるデマンド制御装置は、図13に示すように、デマン
ドコントローラ100は、目標電力値を設定する設定部
1と負荷群の総使用電力値をモニタする電力モニタ部2
と設定された目標電力値と予測された総使用電力値と使
用温水量から電気温水器の運転状態を判定する判定部3
と電気温水器の運転状態の制御信号を出力する制御信号
出力部4とモニタされた総使用電力値から今後の総使用
電力値を予測する使用電力予測部6と各電気温水器の残
湯量をモニタする残湯量モニタ部7とモニタされた残湯
量から今後の使用温水量を予測する使用温水量予測部8
で構成され、電気温水器は、運転状態を制御する状態制
御部M1〜M3と残湯量を検出する状態検出部N1〜N
3で構成されている。
【0052】電気温水器の運転状態の制御について図1
4を用いて説明する。ここでは、説明を簡素化するため
に、目標電力値を2KW、電気温水器は、容量が60リ
ットル、湯沸かし時に1KW、保温時に0.1KWの電
力を使用し、温水を満水にするのに1時間かかるものと
する。まず、使用電力予測部6は電力モニタ部2により
モニタされる負荷群の総使用電力値から今後数時間の総
使用電力値をカオス理論等を利用して予測する。また、
使用温水量予測部8は、残湯量モニタ部7によりモニタ
される残湯量から今後数時間の使用温水量も同様に予測
する。例えば、現在の残湯量を20リットルとし、使用
温水量の予測を、1.5〜2時間後の間に20(リット
ル/時間)×0.5(時間)=10リットル、2〜2.
5時間後に40(リットル/時間)×0.5(時間)=
20リットルとすると、使用温水量がピークとなる2〜
2.5時間の途中で残湯量がなくなってしまう。
【0053】そこで、1.5時間後に残湯量を満水の6
0リットルにし、使用温水量のピークに耐えられるよう
にする。現在の残湯量20リットルから満水状態60リ
ットルにするのに40(リットル)÷60(リットル/
時間)=40分必要となる。従って、50分後から電気
温水器を運転すれば、1.5時間後には、残湯量は60
リットルとなる。しかし、使用電力量の予測を見ると、
1〜1.5時間後は総使用電力値が1KWを越えてお
り、電気温水器の使用電力1KWを加えると目標電力の
2KWを越えてしまう。従って、50分後から電気温水
器を運転した場合、1〜1.5時間の間に他の機器の電
力供給が遮断されることになる。そこで、電気温水器の
運転開始を30分早め、20分後から40分間運転する
と、総使用電力値が目標電力値である2KWを越えるこ
となく、かつ残湯量も今後の使用に耐えられるものとな
る。
【0054】実施例16.次に、実施例16として示さ
れるデマンド制御装置は、図15に示すように、デマン
ドコントローラ100は、目標電力値を設定する設定部
1と負荷群の総使用電力値をモニタする電力モニタ部2
と設定された目標電力値と予測された総使用電力値から
電気温水器への割当電力値を判定する判定部3と電気温
水器への割当電力値の制御信号を出力する制御信号出力
部4とモニタされた総使用電力値から今後の総使用電力
値を予測する使用電力予測部6で構成され、電気温水器
は、運転状態を制御する状態制御部M1〜M3と残湯量
を検出する状態検出部N1〜N3と検出された残湯量か
ら今後の使用温水量を予測する使用温水量予測部R1〜
R3と使用可能な割当電力値と予測された使用温水量か
ら運転状態を判定する状態判定部S1〜S3で構成され
ている。
【0055】電気温水器の運転状態の制御について図1
6を用いて説明する。ここでは、説明を簡素化するため
に、目標電力値、電気温水器、負荷群の総使用電力値、
電気温水器の残湯量について実施例15と同様な条件で
説明する。まず、デマンドコントローラ100におい
て、使用電力予測部6は、電力モニタ部2によりモニタ
される負荷群の総使用電力値から今後数時間の総使用電
力値をカオス理論等を利用して予測し、判定部3はその
予測値と判定部1により設定された目標電力値の差を電
気温水器の使用可能な割当電力値とし、制御信号出力部
4はその割当電力値を電気温水器へ出力する。次に、電
気温水器において、使用温水量予測部R1〜R3は、状
態検出部N1〜N3によりモニタされる残湯量から今後
数時間の使用温水量も同様にカオス理論等を利用して予
測する。状態判定部S1〜S3では、以下の判定を行な
う。即ち現在の残湯量では、使用温水量がピークとなる
2〜2.5時間の途中で残湯量がなくなってしまうが、
50分後から電気温水器を運転すれば、1.5時間後に
は、残湯量は60リットルとなる。しかし、割当電力値
の予測を見ると、1〜1.5時間後は総使用電力値が1
KWを割っており、電気温水器は運転できない状態にあ
る。そこで、電気温水器の運転開始を30分早め、20
分後から運転すると40分間運転でき、残湯量も今後の
使用に耐えられるものとなる。
【0056】実施例17.上記実施例15、16におい
ては、電気温水器を例にして説明したが、電気温水器は
デマンド制御システムにおいて制御される負荷の一例で
あり、その他の負荷の場合でも構わない。例えば、蓄電
池が負荷である場合について考えると蓄電池の中に残っ
ている電気の残量と今後使用される予測使用量に基づい
て上記実施例に述べたような制御を行なうことにより、
蓄電池に電気を蓄電するために必要な使用電力の制御を
行なうことが可能である。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば負荷群
の総使用電力値を設定された電力値以下にするデマンド
制御装置及びそのシステムにおいて、家庭や工場等にお
ける状況により適した負荷制御を行うことができるデマ
ンド制御装置及びそのシステムを提供することができ
る。特に、請求項1に記載した発明によると負荷群の総
使用電力値の予測せずにデマンド制御ができる。また、
請求項2から4に記載した発明によると負荷の運転状態
を把握することで速効性のあるデマンド制御ができる。
また、請求項5から7に記載した発明によると環境条件
に応じたデマンド制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるデマンド制御装置を示す構成
図である。
【図2】実施例1におけるデマンド制御装置の領域設
定、電力供給遮断の手順を示す説明図である。
【図3】実施例2におけるデマンド制御装置の領域設
定、電力供給遮断の手順を示す説明図である。
【図4】実施例4におけるデマンド制御装置を示す構成
図である。
【図5】実施例4におけるデマンド制御装置の制御判断
の手順を示す説明図である。
【図6】実施例7におけるデマンド制御装置を示す構成
図である。
【図7】実施例7におけるデマンド制御装置の負荷の運
転状態推定の手順を示す説明図である。
【図8】実施例8におけるデマンド制御装置を示す構成
図である。
【図9】実施例8におけるデマンド制御装置の負荷の運
転判定要因の設定値判定の手順を示す説明図である。
【図10】実施例8におけるデマンド制御装置の負荷の
運転判定要因の設定値判定の具体例を示す図である。
【図11】実施例11におけるデマンド制御装置の負荷
の運転判定要因の設定値判定の手順を示す説明図であ
る。
【図12】実施例12におけるデマンド制御装置の負荷
の運転判定要因の現在値と設定値の差分判定の手順を示
す説明図である。
【図13】実施例15におけるデマンド制御装置を示す
構成図である。
【図14】実施例15におけるデマンド制御装置の電気
温水器の運転状態の制御を示す説明図である。
【図15】実施例16におけるデマンド制御装置を示す
構成図である。
【図16】実施例16におけるデマンド制御装置の電気
温水器の運転状態の制御を示す説明図である。
【符号の説明】
1 設定部 2 電力モニタ部 3 判定部 4 制御信号出力部 5 負荷状態モニタ部 6 使用電力予測部 7 残湯量モニタ部 8 使用温水量予測部 L1〜L3 負荷 M1〜M3 状態制御部 N1〜N3 状態検出部 R1〜R3 使用温水量予測部 S1〜S3 状態判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋熊 利康 鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱電機株式 会社生活システム研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷群に接続され、負荷群の総使用電力
    値を設定された電力値以下にするために、負荷への電力
    供給を制御するデマンド制御装置において、 負荷群の中から制御対象とする一または複数の負荷と負
    荷の運転状態を優先順位を指定して設定する優先順位設
    定手段と、 負荷制御の目標電力値を設定する目標電力値設定手段
    と、 目標電力値設定手段により設定された目標電力値を優先
    順位設定手段により設定した優先順位数で按分し、按分
    された値と所定時間経過後の目標電力値とに基づいて優
    先順位数に相当する領域を作成する領域設定手段と、 負荷群の総使用電力値をモニタする電力モニタ手段と、 負荷群の総使用電力値が領域設定手段により設定された
    領域に入ったことを判定する領域判定手段と、 領域判定手段の判定結果に基づいて、負荷の運転状態を
    制御する制御信号を出力する制御信号出力手段とを有す
    ることを特徴とするデマンド制御装置。
  2. 【請求項2】 負荷群に接続され、負荷群の総使用電力
    値を設定された電力値以下にするために、負荷の運転状
    態を制御するデマンド制御装置において、負荷群の中か
    ら制御対象とする一または複数の負荷と負荷の運転状態
    を優先順位を指定して設定する優先順位設定手段と、 負荷制御の目標電力値を設定する目標電力値設定手段
    と、 各負荷の運転状態をモニタする運転状態モニタ手段と、 設定された優先順位に従って、設定された運転状態とモ
    ニタされた各負荷の運転状態から、運転状態を制御する
    負荷を判定する制御負荷判定手段と、 制御負荷判定手段の判定結果に基づいて、負荷の運転状
    態を制御する制御信号を出力する制御信号出力手段とを
    有することを特徴とするデマンド制御装置。
  3. 【請求項3】 負荷群に接続され、負荷群の総使用電力
    値を設定された電力値以下にするために、負荷の運転状
    態を制御するデマンド制御装置において、 負荷群の中から制御対象とする一または複数の負荷と負
    荷の運転状態を優先順位を指定して選択し設定する優先
    順位設定手段と、 負荷制御の目標電力値を設定する目標電力値設定手段
    と、 各負荷の運転判定要因の設定値と現在値をモニタする運
    転判定要因モニタ手段と、 運転判定要因モニタ手段によりモニタされた運転判定要
    因から負荷の運転状態を判定する運転状態判定手段と、 設定された優先順位に従って判定された各負荷の運転状
    態から運転状態を制御する負荷を判定する制御負荷判定
    段と、 制御負荷判定段の判定結果に基づいて、負荷の運転状態
    を制御する制御信号を出力する制御信号出力手段とを有
    することを特徴とするデマンド制御装置。
  4. 【請求項4】 負荷群に接続され、負荷群の総使用電力
    値を設定された電力値以下にするために、負荷の運転状
    態を制御するデマンド制御装置において、 負荷制御の目標電力値を設定する目標電力値設定手段
    と、 各負荷の運転判定要因の現在値をモニタする運転判定要
    因モニタ手段と、 運転判定要因モニタ手段によりモニタされた運転判定要
    因から一定した設定値を同種負荷毎に判定する設定値判
    定手段と、 設定値判定手段の判定結果に基づいて、負荷の運転判定
    要因の設定値を制御する制御信号を出力する制御信号出
    力手段とを有することを特徴とするデマンド制御装置。
  5. 【請求項5】 負荷群に接続され、負荷群の総使用電力
    値を設定された電力値以下にするために、負荷の運転状
    態を制御するデマンド制御装置において、 負荷制御の目標電力値を設定する目標電力値設定手段
    と、 各負荷の運転判定要因の現在値と設定値をモニタする運
    転判定要因モニタ手段と、 検出された各負荷の運転判定要因の現在値と設定値の差
    に基づいて同種負荷毎に設定値を判定する設定値判定手
    段と、 設定値判定手段の判定結果に基づいて、負荷の運転判定
    要因の設定値を制御する制御信号を出力する制御信号出
    力手段とを有することを特徴とするデマンド制御装置。
  6. 【請求項6】 負荷群に接続され、負荷群の総使用電力
    値を設定された電力値以下にするために、負荷の運転状
    態を制御するデマンド制御システムにおいて、 負荷制御の目標電力値を設定する目標電力値設定手段
    と、 負荷の制御対象の残量の状態をモニタする残量モニタ手
    段と、 モニタされた残量から今後の使用量を予測する使用量予
    測手段と、 モニタされる負荷群の総使用電力値から総使用電力値の
    予測を行う使用電力値予測手段と、 設定された目標電力値と予測された使用量と総使用電力
    値から負荷の運転状態を判定する運転状態判定手段と、 運転状態判定手段の判定結果に基づいて、負荷の運転状
    態を制御する制御信号を出力する制御信号出力手段とを
    有するデマンドコントローラと、 負荷の制御対象の残量を検出する残量検出手段と、 制御信号出力手段から出力された制御信号に基づいて運
    転状態を制御する運転状態制御手段とを有する負荷とで
    構成されることを特徴とするデマンド制御システム。
  7. 【請求項7】 負荷群に接続され、負荷群の総使用電力
    値を設定された電力値以下にするために、負荷の運転状
    態を制御するデマンド制御システムにおいて、 負荷制御の目標電力値を設定する目標電力値設定手段
    と、 モニタされる負荷群の総使用電力値から総使用電力値の
    予測を行う使用電力値予測手段と、 設定された目標電力値と予測された総使用電力値から負
    荷の使用可能な割当電力値を判定する割当電力値判定手
    段と、 割当電力値判定手段の判定結果に基づいて、負荷の割当
    電力値を出力する制御信号出力手段とを有するデマンド
    コントローラと、 負荷の制御対象の残量を検出する残量検出手段と、 検出された残量から今後の使用量の予測を行う使用量予
    測手段と、 制御信号出力手段から出力された割当電力値と予測され
    た使用量から運転状態を判定する運転状態判定手段と、 運転状態判定手段の判定結果に基づいて、運転状態を制
    御する運転状態制御手段とを有する負荷とで構成される
    ことを特徴とするデマンド制御システム。
JP34023092A 1992-12-21 1992-12-21 デマンド制御装置及びデマンド制御システム Expired - Lifetime JP3315741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34023092A JP3315741B2 (ja) 1992-12-21 1992-12-21 デマンド制御装置及びデマンド制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34023092A JP3315741B2 (ja) 1992-12-21 1992-12-21 デマンド制御装置及びデマンド制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06197450A true JPH06197450A (ja) 1994-07-15
JP3315741B2 JP3315741B2 (ja) 2002-08-19

Family

ID=18334947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34023092A Expired - Lifetime JP3315741B2 (ja) 1992-12-21 1992-12-21 デマンド制御装置及びデマンド制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3315741B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020096582A (ko) * 2001-06-21 2002-12-31 아이앤아이스틸 주식회사 제철 플랜트의 전력 제어방법
JP2003097841A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Sanyo Electric Industries Co Ltd 空調機の台数制御方法
WO2007100134A1 (ja) * 2006-02-28 2007-09-07 Sanyo Electric Co., Ltd. デマンド制御装置
JP2008096053A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Matsushita Electric Works Ltd 貯湯式給湯システムの運転方法と貯湯式給湯システム
JP2010240915A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Fanuc Ltd 射出成形機の電力管理システム
EP2387128A1 (en) * 2009-01-06 2011-11-16 Panasonic Corporation Power control system and method and program for controlling power control system
JP2012065422A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Toshiba Corp 情報通信装置および情報通信方法
JP2012120295A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Mitsubishi Electric Corp 住宅電気エネルギー管理装置、住宅電気エネルギー管理システム、住宅電気エネルギー管理方法、および、プログラム
WO2012147311A1 (ja) * 2011-04-26 2012-11-01 パナソニック株式会社 暖房システム及び暖房システム制御方法
JP2013164192A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Daikin Industries Ltd 空気調和装置
JP2014114965A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯機
JP2015507464A (ja) * 2012-02-01 2015-03-05 ランディス・ギア イノベーションズ インコーポレイテッドLandis+Gyr Innovations, Inc. ネットワークによって要求の順守を要請するための方法及びシステム
JP2015095925A (ja) * 2013-11-11 2015-05-18 株式会社東芝 負荷制御システム及び中央制御装置
JP2016156532A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 給電計画装置、給電計画方法、およびプログラム
JPWO2018033983A1 (ja) * 2016-08-18 2019-03-14 三菱電機株式会社 電気機器、消費電力削減システム、通信アダプタ及び消費電力削減方法

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020096582A (ko) * 2001-06-21 2002-12-31 아이앤아이스틸 주식회사 제철 플랜트의 전력 제어방법
JP2003097841A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Sanyo Electric Industries Co Ltd 空調機の台数制御方法
JP4603217B2 (ja) * 2001-09-21 2010-12-22 山陽電子工業株式会社 空調機の台数制御方法
WO2007100134A1 (ja) * 2006-02-28 2007-09-07 Sanyo Electric Co., Ltd. デマンド制御装置
JP2008096053A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Matsushita Electric Works Ltd 貯湯式給湯システムの運転方法と貯湯式給湯システム
EP2387128A4 (en) * 2009-01-06 2015-01-07 Panasonic Corp POWER CONTROL SYSTEM AND METHOD AND PROGRAM FOR CONTROLLING ENER POWER CONTROL SYSTEM
EP2387128A1 (en) * 2009-01-06 2011-11-16 Panasonic Corporation Power control system and method and program for controlling power control system
JP2010240915A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Fanuc Ltd 射出成形機の電力管理システム
JP2012065422A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Toshiba Corp 情報通信装置および情報通信方法
US9425606B2 (en) 2010-09-15 2016-08-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Electric distribution network with ad hoc communication function
JP2012120295A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Mitsubishi Electric Corp 住宅電気エネルギー管理装置、住宅電気エネルギー管理システム、住宅電気エネルギー管理方法、および、プログラム
JP5090580B1 (ja) * 2011-04-26 2012-12-05 パナソニック株式会社 暖房システム及び暖房システム制御方法
WO2012147311A1 (ja) * 2011-04-26 2012-11-01 パナソニック株式会社 暖房システム及び暖房システム制御方法
JP2015507464A (ja) * 2012-02-01 2015-03-05 ランディス・ギア イノベーションズ インコーポレイテッドLandis+Gyr Innovations, Inc. ネットワークによって要求の順守を要請するための方法及びシステム
JP2013164192A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Daikin Industries Ltd 空気調和装置
JP2014114965A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯機
JP2015095925A (ja) * 2013-11-11 2015-05-18 株式会社東芝 負荷制御システム及び中央制御装置
US9991720B2 (en) 2013-11-11 2018-06-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Load control apparatus and load control system
JP2016156532A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 給電計画装置、給電計画方法、およびプログラム
JPWO2018033983A1 (ja) * 2016-08-18 2019-03-14 三菱電機株式会社 電気機器、消費電力削減システム、通信アダプタ及び消費電力削減方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3315741B2 (ja) 2002-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06197450A (ja) デマンド制御装置及びデマンド制御システム
US20190310673A1 (en) Controlling the setback and setback recovery of a power-consuming device
EP1330007B1 (en) Demand control apparatus and power distribution control system
CN110701759B (zh) 运行控制方法、运行控制装置、空调器和存储介质
JP4951396B2 (ja) 貯湯式給湯システムの運転方法と貯湯式給湯システム
KR900005721B1 (ko) 공기조화기의 운전제어장치
JP5363046B2 (ja) 消費電力制御装置、冷却システム及び消費電力制御方法
JP2005009853A (ja) エアコンの中央制御システム及びその動作方法
JP2005003357A (ja) エアコンの中央制御システム及びその動作方法
JP2001008385A (ja) 電力貯蔵システム
CN110500706B (zh) 空调故障处理方法与装置
JP2009225629A (ja) デマンド制御システム
JP3300468B2 (ja) デマンド制御装置
JPH09243144A (ja) インバータ式エアコンの制御方法
JP2002247757A (ja) デマンド監視制御システム
US20080178622A1 (en) Demand control system and method for multi-type air conditioner
JP2003070162A (ja) デマンド制御方法およびデマンド制御装置
JPH0755225A (ja) 空気調和機のデマンド制御システム
JPH05260658A (ja) デマンド制御装置
JP2000121135A (ja) 空気調和機の制御装置
JP4155930B2 (ja) 空調制御装置および空調機器の運転制御方法
JP2001095175A (ja) 蓄電電気機器
JP3108935B2 (ja) 空気調和装置
JP2564981B2 (ja) 空気調和機の制御方法
KR100531083B1 (ko) 멀티에어컨 시스템의 전력제어장치 및 전력제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080607

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080607

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090607

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100607

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100607

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110607

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120607

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130607

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130607

Year of fee payment: 11