JP4617078B2 - 積層圧電体及び圧電型振動素子 - Google Patents
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Description
5 振動板
7 積層圧電体
13A 第1の表面電極層
13B 第2の内部電極層
13C 第1の内部電極層
13D 第2の表面電極層
15A〜15C 圧電セラミック層
17A 第1の電気的接続手段
17B 第2の電気的接続手段
19 第1の孔
21 第1の導電部
23 第2の孔
25 第2の導電部
27 極性判別マーク
43 基本積層体
Claims (12)
- 電極層と圧電セラミック層とが交互に積層され、その積層方向に分極処理が施されて構成され且つ前記積層方向の両側にそれぞれ位置する二つの前記電極層が第1の表面電極層と第2の表面電極層とを構成し、内部に位置する複数の前記電極層が内部電極層を構成する層構造を有する積層体と、
前記複数の電極層が交互に異なる極性になるように前記第1の表面電極層と前記内部電極層に含まれる1以上の第1の内部電極層とを接続する第1の電気的接続手段と、
前記複数の電極層が交互に異なる極性になるように前記第2の表面電極層と前記内部電極層に含まれる1以上の第2の内部電極層とを接続する第2の電気的接続手段とを備える積層圧電体であって、
前記第1の電気的接続手段は、前記第1の表面電極層に隣接する前記圧電セラミック層を貫通し且つ前記第2の表面電極層と前記圧電セラミック層を間に介して対向する前記第1の内部電極層に至るまでその間に位置する前記圧電セラミック層を貫通して前記積層体内を延びる1以上の第1の孔と、前記第1の表面電極層と連続して形成されて前記1以上の第1の孔の内壁に添って延びて前記孔内に露出する前記1以上の第1の内部電極層の一部分と接続される1以上の第1の導電部とから構成され、
前記第2の電気的接続手段は、前記第2の表面電極層に隣接する前記圧電セラミック層を貫通し且つ前記第1の表面電極層と前記圧電セラミック層を間に介して対向する前記第2の内部電極層に至るまでその間に位置する前記圧電セラミック層を貫通して前記積層体内を延びる1以上の第2の孔と、前記第2の表面電極層と連続して形成されて前記1以上の第2の孔の内壁に添って延びて前記孔内に露出する前記1以上の第2の内部電極層の一部分と接続される1以上の第2の導電部とから構成され、
前記第1の表面電極層及び前記1以上の第1の導電部並びに前記第2の表面電極層及び前記1以上の第2の導電部は、電極ペーストの焼結体を用いて形成されており、
前記1以上の第1の内部電極層は、前記第1の導電部の中間部に接続される1つの第1の中間電極層と、前記第1の導電部の端部に接続される第1の端部側電極層とを含んでおり、
前記1以上の第2の内部電極層は、前記第2の導電部の中間部に接続される1つの第2の中間電極層と、前記第2の導電部の端部に接続される第2の端部側電極層とを含んでおり、
前記第1の孔及び前記第2の孔は、前記1つの第1の中間電極層及び前記1つの第2の中間電極層のそれぞれの一部が各孔内に環状に露出する環状接続部を形成するように、開口部から前記積層圧電体の内部に向かうにしたがって横断面積が段階的に縮小するように形成されており、
前記第1の導電部及び前記第2の導電部は、前記第1の孔内及び前記第2の孔内の各前記環状接続部にそれぞれ接続されており、
前記第1の孔及び前記第2の孔は、前記環状接続部の外側輪郭が円形になり、内側輪郭が楕円形になるように、前記第1の表面電極層及び前記第2の表面電極層と前記第1の中間電極層及び前記第2の中間電極層との間にそれぞれ位置する大径部と、前記第1の中間電極層及び前記第2の中間電極層と前記第1の端部側電極層及び前記第2の端部側電極層の間にそれぞれ位置する小径部とを有していることを特徴とする積層圧電体。 - 前記積層体は、対向する一対の短辺と対向する一つの長辺とを有する矩形の板形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の積層圧電体。
- 前記第1の電気的接続手段は、複数の前記第1の孔と複数の前記第1の導電部とから構成され、
前記第2の電気的接続手段は、複数の前記第2の孔と複数の前記第2の導電部とから構成され、
前記複数の第1の孔及び前記複数の第2の孔は、前記積層体の前記短辺にそれぞれ沿って形成されていることを特徴とする請求項2に記載の積層圧電体。 - 電極層と圧電セラミック層とが交互に積層されて構成され、その積層方向に分極処理が施されて構成され且つ前記積層方向の両側にそれぞれ位置する二つの前記電極層が第1の表面電極層と第2の表面電極層とを構成し、内部に位置する複数の電極層が内部電極層を構成する層構造を有する積層体と、
前記複数の電極層が交互に異なる極性になるように前記第1の表面電極層と前記内部電極層に含まれる1以上の第1の内部電極層とを接続する第1の電気的接続手段と、
前記複数の電極層が交互に異なる極性になるように前記第2の表面電極層と前記内部電極層に含まれる1以上の第2の内部電極層とを接続する第2の電気的接続手段とを備え、
前記第1の電気的接続手段が、前記第1の表面電極層に隣接する前記圧電セラミック層を貫通し且つ前記第2の表面電極層と前記圧電セラミック層を間に介して対向する前記第1の内部電極層に至るまでその間に位置する前記圧電セラミック層を貫通して前記積層体内を延びる1以上の第1の孔と、前記第1の表面電極層と連続して形成されて前記1以上の第1の孔の内壁に添って延びて前記孔内に露出する前記1以上の第1の内部電極層の一部分と接続される1以上の第1の導電部とから構成され、
前記第2の電気的接続手段が、前記第2の表面電極層に隣接する前記圧電セラミック層を貫通し且つ前記第1の表面電極層と前記圧電セラミック層を間に介して対向する前記第2の内部電極層に至るまでその間に位置する前記圧電セラミック層を貫通して前記積層体内を延びる1以上の第2の孔と、前記第2の表面電極層と連続して形成されて前記1以上の第2の孔の内壁に添って延びて前記孔内に露出する前記1以上の第2の内部電極層の一部分と接続される1以上の第2の導電部とから構成され、
前記1以上の第1の内部電極層が前記第1の導電部の中間部に接続される第1の中間電極層と、前記第1の導電部の端部に接続される第1の端部側電極層とを含み、
前記1以上の第2の内部電極層が前記第2の導電部の中間部に接続される第2の中間電極層と、前記第2の導電部の端部に接続される第2の端部側電極層とを含む積層圧電体の製造方法であって、
前記第1の表面電極層及び前記第2の表面電極層を予め備えておらず、しかも前記1以上の第1の孔及び前記1以上の第2の孔を備え、前記第1の孔及び前記第2の孔が、前記第1の中間電極層及び前記第2の中間電極層のそれぞれの一部が各孔内に環状に露出する外側輪郭が円形で内側輪郭が楕円形の環状接続部を形成するように、前記第1の表面電極層及び前記第2の表面電極層と前記第1の中間電極層及び前記第2の中間電極層との間にそれぞれ位置する大径部と、前記第1の中間電極層及び前記第2の中間電極層と前記第1の端部側電極層及び前記第2の端部側電極層の間にそれぞれ位置する小径部とを有する基本積層体を形成する工程と、
前記基本積層体に対して、前記1以上の第1の孔の内壁に添って延びて前記孔内に露出する前記第1の中間電極層の前記環状接続部と前記第1の端部側電極層の一部分とに接続される1以上の第1の導電部と該1以上の第1の導電部と連続する前記第1の表面電極層とを同じ電極ペーストを用いて印刷技術により同時に形成する工程と、
前記基本積層体に対して、前記1以上の第2の孔の内壁に添って延びて前記孔内に露出する前記第2の中間電極層の前記環状接続部と前記第2の端部側電極層の一部分とに接続される1以上の第2の導電部と該1以上の第2の導電部と連続する前記第2の表面電極層とを電極ペーストを用いて印刷技術により同時に形成する工程とを具備する積層圧電体の製造方法。 - 前記第1の表面電極層及び前記第2の表面電極層の少なくとも一方に、前記分極処理の極性を示す極性判別マークを前記印刷技術を用いて形成することを特徴とする請求項4に記載の積層圧電体の製造方法。
- 振動板の少なくとも一方の面に積層圧電体が接合されてなる圧電型振動素子であって、
前記積層圧電体は、
電極層と圧電セラミック層とが交互に積層され、その積層方向に分極処理が施されて構成され且つ前記積層方向の両側にそれぞれ位置する二つの前記電極層が第1の表面電極層と第2の表面電極層とを構成し、内部に位置する複数の前記電極層が内部電極層を構成する層構造を有する積層体と、
前記複数の電極層が交互に異なる極性になるように前記第1の表面電極層と前記内部電極層に含まれる1以上の第1の内部電極層とを接続する第1の電気的接続手段と、
前記複数の電極層が交互に異なる極性になるように前記第2の表面電極層と前記内部電極層に含まれる1以上の第2の内部電極層とを接続する第2の電気的接続手段とを備えており、
前記第1の電気的接続手段は、前記第1の表面電極層に隣接する前記圧電セラミック層を貫通し且つ前記第2の表面電極層と前記圧電セラミック層を間に介して対向する前記第1の内部電極層に至るまでその間に位置する前記圧電セラミック層を貫通して前記積層体内を延びる1以上の第1の孔と、前記第1の表面電極層と連続して形成されて前記1以上の第1の孔の内壁に添って延びて前記孔内に露出する前記1以上の第1の内部電極層の一部分と接続される1以上の第1の導電部とから構成され、
前記第2の電気的接続手段は、前記第2の表面電極層に隣接する前記圧電セラミック層を貫通し且つ前記第1の表面電極層と前記圧電セラミック層を間に介して対向する前記第2の内部電極層に至るまでその間に位置する前記圧電セラミック層を貫通して前記積層体内を延びる1以上の第2の孔と、前記第2の表面電極層と連続して形成されて前記1以上の第2の孔の内壁に添って延びて前記孔内に露出する前記1以上の第2の内部電極層の一部分と接続される1以上の第2の導電部とから構成され、
前記第1の表面電極層及び前記1以上の第1の導電部並びに前記第2の表面電極層及び前記1以上の第2の導電部は、電極ペーストの焼結体を用いて形成されており、
前記1以上の第1の内部電極層は、前記第1の導電部の中間部に接続される1つの第1の中間電極層と、前記第1の導電部の端部に接続される第1の端部側電極層とを含んでおり、
前記1以上の第2の内部電極層は、前記第2の導電部の中間部に接続される1つの第2の中間電極層と、前記第2の導電部の端部に接続される第2の端部側電極層とを含んでおり、
前記第1の孔及び前記第2の孔は、前記1つの第1の中間電極層及び前記1つの第2の中間電極層のそれぞれの一部が各孔内に環状に露出する環状接続部を形成するように、開口部から前記積層圧電体の内部に向かうにしたがって横断面積が段階的に縮小するように形成されており、
前記第1の導電部及び前記第2の導電部は、前記第1の孔内及び前記第2の孔内の各前記環状接続部にそれぞれ接続されており、
前記第1の孔及び前記第2の孔は、前記環状接続部の外側輪郭が円形になり、内側輪郭が楕円形になるように、前記第1の表面電極層及び前記第2の表面電極層と前記第1の中間電極層及び前記第2の中間電極層との間にそれぞれ位置する大径部と、前記第1の中間電極層及び前記第2の中間電極層と前記第1の端部側電極層及び前記第2の端部側電極層の間にそれぞれ位置する小径部とを有していることを特徴とする圧電型振動素子。 - 前記振動板及び前記積層体が対向する一対の短辺と対向する一つの長辺とを有する矩形の板状をそれぞれ有していることを特徴とする請求項6に記載の圧電型振動素子。
- 前記第1の電気的接続手段は、複数の前記第1の孔と複数の前記第1の導電部とから構成され、
前記第2の電気的接続手段は、複数の前記第2の孔と複数の前記第2の導電部とから構成され、
前記複数の前記第1の孔及び前記複数の前記第2の孔は、前記積層体の前記短辺にそれぞれ沿って形成されていることを特徴とする請求項7に記載の圧電型振動素子。 - 振動板の両面にそれぞれ積層圧電体が接合されてなる圧電型振動素子であって、
前記積層圧電体は、
電極層と圧電セラミック層とが交互に積層され、その積層方向に分極処理が施されて構成され且つ前記積層方向の両側にそれぞれ位置する二つの前記電極層が第1の表面電極層と第2の表面電極層とを構成し、内部に位置する複数の前記電極層が内部電極層を構成する層構造を有する積層体と、
前記複数の電極層が交互に異なる極性になるように前記第1の表面電極層と前記内部電極層に含まれる1以上の第1の内部電極層とを接続する第1の電気的接続手段と、
前記複数の電極層が交互に異なる極性になるように前記第2の表面電極層と前記内部電極層に含まれる1以上の第2の内部電極層とを接続する第2の電気的接続手段とを備えており、
前記振動板の両面には、両側に配置される二つの前記積層圧電体の一方の積層圧電体の前記第1の表面電極層と他方の積層圧電体の前記第2の表面電極層とがそれぞれ接続されており、
前記第1の電気的接続手段は、前記第1の表面電極層に隣接する前記圧電セラミック層を貫通し且つ前記第2の表面電極層と前記圧電セラミック層を間に介して対向する前記第1の内部電極層に至るまでその間に位置する前記圧電セラミック層を貫通して前記積層体内を延びる1以上の第1の孔と、前記第1の表面電極層と連続して形成されて前記1以上の第1の孔の内壁に添って延びて前記孔内に露出する前記1以上の第1の内部電極層の一部分と接続される1以上の第1の導電部とから構成され、
前記第2の電気的接続手段は、前記第2の表面電極層に隣接する前記圧電セラミック層を貫通し且つ前記第1の表面電極層と前記圧電セラミック層を間に介して対向する前記第2の内部電極層に至るまでその間に位置する前記圧電セラミック層を貫通して前記積層体内を延びる1以上の第2の孔と、前記第2の表面電極層と連続して形成されて前記1以上の第2の孔の内壁に添って延びて前記孔内に露出する前記1以上の第2の内部電極層の一部分と接続される1以上の第2の導電部とから構成されてており、
前記第1の表面電極層及び前記1以上の第1の導電部並びに前記第2の表面電極層及び前記1以上の第2の導電部は、電極ペーストの焼結体を用いて形成されており、
前記1以上の第1の内部電極層は、前記第1の導電部の中間部に接続される1つの第1の中間電極層と、前記第1の導電部の端部に接続される第1の端部側電極層とを含んでおり、
前記1以上の第2の内部電極層は、前記第2の導電部の中間部に接続される1つの第2の中間電極層と、前記第2の導電部の端部に接続される第2の端部側電極層とを含んでおり、
前記第1の孔及び前記第2の孔は、前記1つの第1の中間電極層及び前記1つの第2の中間電極層のそれぞれの一部が各孔内に環状に露出する環状接続部を形成するように、開口部から前記積層圧電体の内部に向かうにしたがって横断面積が段階的に縮小するように形成されており、
前記第1の導電部及び前記第2の導電部は、前記第1の孔内及び前記第2の孔内の各前記環状接続部にそれぞれ接続されており、
前記第1の孔及び前記第2の孔は、前記環状接続部の外側輪郭が円形になり、内側輪郭が楕円形になるように、前記第1の表面電極層及び前記第2の表面電極層と前記第1の中間電極層及び前記第2の中間電極層との間にそれぞれ位置する大径部と、前記第1の中間電極層及び前記第2の中間電極層と前記第1の端部側電極層及び前記第2の端部側電極層の間にそれぞれ位置する小径部とを有していることを特徴とする圧電型振動素子。 - 前記第1の表面電極層及び前記第2の表面電極層の少なくとも一方には、前記分極処理の極性を示す極性判別マークが形成されている請求項9に記載の圧電型振動素子。
- 振動板の両面にそれぞれ積層圧電体が接合されて構成され、
前記積層圧電体が、
電極層と圧電セラミック層とが交互に積層され、その積層方向に分極処理が施されて構成され且つ積層方向の両側にそれぞれ位置する二つの前記電極層が第1の表面電極層と第2の表面電極層とを構成し、内部に位置する複数の電極層が内部電極層を構成する層構造を有する積層体と、
前記複数の前記電極層が交互に異なる極性になるように前記第1の表面電極層と前記内部電極層に含まれる1以上の第1の内部電極層とを接続する第1の電気的接続手段と、
前記複数の前記電極層が交互に異なる極性になるように前記第2の表面電極層と前記内部電極層に含まれる1以上の第2の内部電極層とを接続する第2の電気的接続手段とを備え、
前記振動板の両面には、両側に配置される二つの前記積層圧電体の一方の積層圧電体の前記第1の表面電極層と他方の積層圧電体の前記第2の表面電極層とがそれぞれ接続され、
前記第1の電気的接続手段が、前記第1の表面電極層に隣接する前記圧電セラミック層を貫通し且つ前記第2の表面電極層と前記圧電セラミック層を間に介して対向する前記第1の内部電極層に至るまでその間に位置する前記圧電セラミック層を貫通して前記積層体内を延びる1以上の第1の孔と、前記第1の表面電極層と連続して形成されて前記1以上の第1の孔の内壁に添って延びて前記孔内に露出する前記1以上の第1の内部電極層の一部分と接続される1以上の第1の導電部とから構成され、
前記第2の電気的接続手段が、前記第2の表面電極層に隣接する前記圧電セラミック層を貫通し且つ前記第1の表面電極層と前記圧電セラミック層を間に介して対向する前記第2の内部電極層に至るまでその間に位置する前記圧電セラミック層を貫通して前記積層体内を延びる1以上の第2の孔と、前記第2の表面電極層と連続して形成されて前記1以上の第2の孔の内壁に添って延びて前記孔内に露出する前記1以上の第2の内部電極層の一部分と接続される1以上の第2の導電部とから構成され、
前記1以上の第1の内部電極層が前記第1の導電部の中間部に接続される第1の中間電極層と、前記第1の導電部の端部に接続される第1の端部側電極層とを含み、
前記1以上の第2の内部電極層が前記第2の導電部の中間部に接続される第2の中間電極層と、前記第2の導電部の端部に接続される第2の端部側電極層とを含む圧電型振動素子の製造方法であって、
前記第1の表面電極層及び前記第2の表面電極層を予め備えておらず、しかも前記1以上の第1の孔及び前記1以上の第2の孔を備え、前記第1の孔及び前記第2の孔が、前記第1の中間電極層及び前記第2の中間電極層のそれぞれの一部が各孔内に環状に露出する外側輪郭が円形で内側輪郭が楕円形の環状接続部を形成するように、前記第1の表面電極層及び前記第2の表面電極層と前記第1の中間電極層及び前記第2の中間電極層との間にそれぞれ位置する大径部と、前記第1の中間電極層及び前記第2の中間電極層と前記第1の端部側電極層及び前記第2の端部側電極層の間にそれぞれ位置する小径部とを有する基本積層体を形成する工程と、
前記基本積層体に対して、前記1以上の第1の孔の内壁に添って延びて前記孔内に露出する前記第1の中間電極層の前記環状接続部と前記第1の端部側電極層の一部分とに接続される1以上の第1の導電部と該1以上の第1の導電部と連続する前記第1の表面電極層とを同じ電極ペーストを用いて印刷技術により同時に形成する工程と、
前記基本積層体に対して、前記1以上の第2の孔の内壁に添って延びて前記孔内に露出する前記第2の中間電極層の前記環状接続部と前記第2の端部側電極層の一部分とに接続される1以上の第2の導電部と該1以上の第2の導電部と連続する前記第2の表面電極層とを電極ペーストを用いて印刷技術により同時に形成する工程とを具備する圧電型振動素子の製造方法。 - 前記第1の表面電極層及び前記第2の表面電極層の少なくとも一方に、前記分極処理の極性を示す極性判別マークを前記印刷技術を用いて形成し、
前記極性判別マークに基づいて、前記振動板の両面に第1の表面電極層及び前記第2の表面電極層がそれぞれ接続されるように、前記二つの積層圧電体を前記振動板の両面にそれぞれ接合することを特徴とする請求項11に記載の圧電型振動素子の製造方法。
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