JP4616992B2 - アルコキシシラン末端基を有するポリウレタンプレポリマー、その製造方法、および封止物質製造のためのその使用 - Google Patents

アルコキシシラン末端基を有するポリウレタンプレポリマー、その製造方法、および封止物質製造のためのその使用 Download PDF

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、アルコキシシラン末端基を有し、非常に高分子量の特別なポリウレタンプレポリマーに基づくポリウレタンプレポリマー、その製造方法および低モジュラス封止物質のための結合剤としてのその使用に関する。
【0002】
(背景技術)
シランの重縮合反応により架橋するアルコキシシラン官能性ポリウレタンは、以前から知られている。この主題についての論文は、例えば "Adhesives Age" 4/1995 年、第30頁以降(筆者:Ta-Min Feng、B.A.. Waldmann)に見出される。建築産業および自動車産業において、軟質塗料、封止および接着組成物として、この種のアルコキシシラン末端の湿分硬化性単一成分ポリウレタンの使用は増加している。このような適用において、延伸性および接着能力や硬化速度に対して多数の要望がある。特に、建築分野において要求される特性の水準は、先行技術の系では、ことごとく達成できていない。
【0003】
EP-A-596 360 は、封止物質のための結合剤として好適なアルコキシシリル官能性ポリウレタンプレポリマーを記載する。しかしながら、この特許出願において明示されている生成物は、建築分野において使用されるような軟質の低モジュラス封止物質の製造に対して好適ではない。
【0004】
建築分野における封止物質についての特性概観は、DIN ISO 11600 に詳細に明記されている。また、ごく最近に公開された一連の特許出願、即ち EP-A 831 108 および EP-A 807 649 について、EP-A 596 360 と同様のことが言える。これらの先行技術特許に記載されている生成物は、高モジュラス封止物質、例えば工業分野において使用される封止物質の製造に好適であるが、建築のための低モジュラス封止物質の製造には好適ではない。
【0005】
(発明の開示)
(発明が解決しようとする技術的課題)
従って、本発明の目的は、アルコキシシラン末端基を有し、低モジュラス封止物質製造のための結合剤として好適なポリウレタンプレポリマーを提供することであった。
【0006】
(その解決方法)
この目的は、アルコキシシラン末端基を有し、以下で詳細に記載されるポリウレタンプレポリマーを提供することにより達成できることが判明した。このポリウレタンプレポリマーは、非常に高分子量の特別なポリウレタンプレポリマーに基づく。
【0007】
本発明は、
A)
(i)20%〜60%のNCO含有量を有する芳香族、脂肪族または脂環式ジイソシアネート成分と、
(ii)主成分としてポリオキシアルキレンジオールを含み、3000〜20,000の分子量を有するポリオール成分
の反応により製造される直鎖状ポリウレタンプレポリマーと、
B)アルコキシシラン基およびアミノ基を有する式(I)で表される化合物
【化3】
Figure 0004616992
〔式中、
RおよびR'は、1〜8個の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭素原子を含む同一のまたは異なったアルキル基を表し、
X、Y、Zは、これらの基の少なくとも1つがC1〜C8アルコキシ基を表すことを条件に、1〜4個の炭素原子を含む同一のまたは異なったC1〜C8アルキル基またはC1〜C8アルコキシ基を表す。〕
の反応により製造され、ポリウレタンプレポリマーA)がNCO含有量およびNCO官能価から計算して15,000〜50,000、好ましくは20,000〜40,000の平均分子量を有することを特徴とするアルコキシシラン末端基を有するポリウレタンプレポリマーに関する。
式(I)中のX、YおよびZは、相互に独立に、好ましくはメトキシ基またはエトキシ基を表す。
【0008】
本発明はまた、
A)NCO含有量およびNCO官能価から計算して15,000〜50,000の平均分子量を有する直鎖状ポリウレタンプレポリマーと、
B)アルコキシシラン基およびアミノ基を有する式(I)で表される化合物
【化4】
Figure 0004616992
〔式中、
RおよびR'は、1〜8個の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭素原子を含む同一のまたは異なったアルキル基を表し、
X、Y、Zは、これらの基の少なくとも1つがアルコキシ基を表すことを条件に、1〜4個の炭素原子を含む同一のまたは異なったアルキル基またはアルコキシ基を表す。〕
とを反応させることを含んでなり、ポリウレタンプレポリマーA)がNCO含有量およびNCO官能価から計算して15,000〜50,000の平均分子量を有することを特徴とするアルコキシシラン末端基を有するポリウレタンプレポリマーの製造方法に関する。
【0009】
本発明は、アルコキシシラン末端基を有し、非常に高分子量である特別なポリウレタンプレポリマーは、少ない架橋部位にもかかわらず、硬化してタックフリー生成物を生じ、良好なゴム状弾性を示す封止物質を形成するように加工することができるという驚くべき観測に基づく。
【0010】
本発明に従って使用されるイソシアネートプレポリマーA)は、ポリウレタン化学の分野において既知の方法で、以下で詳細に特性を記載するジイソシアネート成分 i)とポリオール成分 ii)の反応により製造される。
【0011】
あらゆる先行技術の、20〜60質量%のイソシアネート含有量を有する脂肪族、脂環式または芳香族ジイソシアネートを、ポリイソシアネート成分 i)として本発明に従って使用することができる。「芳香族」および「脂環式」ジイソシアネートの用語は、1分子中に少なくとも1つの芳香環または脂肪族環を有するジイソシアネートを意味するものと理解されるべきであり、必須ではないが好ましくは、それらのジイソシアネート中において、2つのイソシアネート基の少なくとも1つが直接、芳香環または脂肪環に結合している。成分 i)または成分 i)の一部として適当かつ好ましい物質は、174〜300の範囲の分子量の芳香族または脂環式ジイソシアネート、例えば、4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネート(場合により、2,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートとの混合物)、2,4-ジイソシアナトトルエンおよびその工業混合物(これと、混合物に対して好ましくは35質量%までの2,6-ジイソシアナトトルエンとの混合物)、1-イソシアナト-3,3,5-トリメチル-5-イソシアナトメチルシクロヘキサン(IPDI)、ビス-(4-イソシアナトシクロヘキシル)メタン、1-イソシアナト-1-メチル-4(3)-イソシアナトメチルシクロヘキサン、および1,3-ジイソシアナト-6-メチルシクロヘキサン(場合により、1,3-ジイソシアナト-2-メチルシクロヘキサンとの混合物)である。もちろん、これらのジイソシアネートの混合物も使用できる。
【0012】
1-イソシアナト-3,3,5-トリメチル-5-イソシアナトメチルシクロヘキサン(IPDI)および/または2,4-ジイソシアナトトルエンおよびその工業混合物(これと、混合物に対して好ましくは35質量%までの2,6-ジイソシアナトトルエンとの混合物)が、好ましくは、成分 i)として使用される。
【0013】
ポリウレタンプレポリマーA)の製造のために、ジイソシアネート成分 i)を、ポリオール成分 ii)と反応させる。ポリオール成分 ii)は、主成分として、3000〜20,000の分子量(37.3〜5.6のOH価と対応)、好ましくは4000〜15,000の分子量(28〜7.5のOH価と対応)を有するポリオキシアルキレンジオールを含む。本発明に従って好ましく使用されるポリオキシアルキレンジオールは、ポリウレタン化学の分野において既知の種類のジオールであり、例えば、適当な出発分子のエトキシル化および/またはプロポキシル化により製造し得るジオールである。好適な出発分子の例は、ジオール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、2-エチル-1,3-ヘキサンジオール)を含み、また、脂肪族アミンのような第1級モノアミン(例えば、エチルアミンまたはブチルアミン)を含む。好ましく使用されるポリオキシアルキレンジオールは、OH含有量および官能価から計算して、3000〜20,000、好ましくは4000〜15,000の平均分子量を有し、ポリオキシアルキレンジオールの全質量に対して、最大20質量%までのエチレンオキシド含量を有する。
【0014】
成分 ii)として、とりわけ好ましい物質は、最大0.04ミリ当量/gまでの全不飽和度と、OH含有量および官能価から計算して、8000〜12,000の平均分子量を有するポリプロピレンオキシドポリエーテルである。
【0015】
本発明に従って最も好ましく使用される低不飽和度のポリエーテルポリオールは、基本的に既知であり、例えば、EP-A 283 148、US-A 3 278 457、US-A 3 427 256、US-A 3 829 505、US-A 4 472 560、US-A 3 278 458、US-A 3 427 334、US-A 3 941 849、US-A 4 721 818、US-A 3 278 459、US-A 3 427 335 および US-A 4 355 188 に記載されている。
【0016】
本発明に従って使用することができるポリエーテルポリオールは、低不飽和度であり、好ましくは、触媒として金属シアン化物を使用して製造される。最も好ましく使用される低不飽和度のポリエーテルポリオールを、特に有利には、軟質の低モジュラス封止物質の製造のために用いることができるという事実は、まさに驚くべきであると言わなければならない。というのは、先行技術によりこの種のポリオールを使用して製造されるポリウレタンは、より固く、より高いモジュラスを有するからである。
【0017】
場合により、NCOプレポリマーA)の製造中に、低分子量(32〜500)の2価および3価アルコールを補助的な量で、一緒に使用することができる。適当な例は、エチレングリコール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパンを含む。しかしながら、低分子量アルコールを共に使用することは、決して好ましくはない。
【0018】
さらに、NCOプレポリマーA)の製造中に、先行技術の多官能性ポリエーテルポリオールも補助的な量で、一緒に使用することができるが、これも決して好ましくはない。
【0019】
成分A)として本発明に従って使用することができるポリウレタンプレポリマーの製造を、ジイソシアネート成分 i)とジオール成分 ii)とを、1.2:1〜1.8:1、好ましくは1.3:1〜1.6:1のNCO/OH当量比を維持し、40〜120℃、好ましくは50〜100℃の温度範囲内で反応させることにより行う。所望により、これらのポリウレタンプレポリマーの製造中に、ポリウレタン化学からの技術において既知のアミンまたは有機金属触媒を、一緒に使用することができる。
【0020】
本発明に従って使用することができるポリウレタンプレポリマーA)は、0.21〜0.56%、好ましくは0.28〜0.42%のNCO含有量、これに対応する、15,000〜50,000、好ましくは20,000〜40,000の平均分子量を有する。
【0021】
本発明の方法の第2段階において、本発明に従って使用することができるポリウレタンプレポリマーA)を、式(I)で表される化合物と反応させる。
【化5】
Figure 0004616992
〔式中、
RおよびR'は、1〜8個の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭素原子、最も好ましくは1〜2個の炭素原子を含む同一のまたは異なったアルキル基を表し、X、Y、Zは、これらの基の少なくとも1つ、好ましくは3つのすべての基がC1〜C8アルコキシ基を表すことを条件に、1〜4個の炭素原子を含む同一のまたは異なったアルキル基またはアルコキシ基を表す。〕
【0022】
本発明に従って使用することができるアルコキシシラン基およびアミノ基を有する化合物の製造は、EP-A 596 360 に記載されている手順と同じように、式(II)で表されるアミノアルキルアルコキシシランと式(III)で表されるマレイン酸および/またはフマル酸のエステルの反応により行う。
【0023】
【化6】
Figure 0004616992
〔式中、X、YおよびZは、式(I)で与えられる意味を有する。〕
【化7】
Figure 0004616992
〔式中、RおよびR'は、相互に独立に、C1〜C8アルキル基を表す。〕
【0024】
式(II)で表されるアミノアルキルアルコキシシランの好適な例は、3-アミノプロピルトリメトキシシラン、3-アミノプロピルトリエトキシシランおよび3-アミノプロピルメチルジエトキシシランを含む。3-アミノプロピルトリメトキシシランおよび3-アミノプロピルトリエトキシシランが特に好ましい。
【0025】
本発明による方法において、NCOプレポリマーと、アルコキシシラン基およびアミノ基を有する式(I)で表される化合物の反応は、0〜150℃、好ましくは20〜80℃の温度範囲内で、一般に量比が、例えば、使用するNCO基1モルにつき、0.95〜1.1モルとなるようにアミノシリル化合物を使用して行われる。使用するNCO基1モルにつき、1モルのアミノシリル化合物を、好ましくは使用する。より高い反応温度を用いるときは、EP-A 807 649 の教示によれば、閉環縮合反応が起こり得る。しかしながら、この閉環は、問題ではなく、時には有利にさえなる。
【0026】
さらに、本発明は、好ましくは建築分野のために、イソシアネートフリーで低モジュラスポリウレタン封止物質の製造のための結合剤として、本発明によるアルコキシシラン末端基を有するポリウレタンプレポリマーを使用することに関する。これらの封止物質は、大気中の水分の作用下で、シランの重縮合反応により架橋する。
【0027】
このような封止物質の製造のために、本発明によるアルコキシシラン末端基を有するポリウレタンプレポリマーはまた、通例の可塑剤、フィラー、顔料、乾燥剤、添加剤、光安定剤、酸化防止剤、チキソトロープ剤、触媒または定着剤、並びに、所望により封止物質製造のための既知の方法による他の補助物質および添加剤と共に配合することができる。
【0028】
好適なフィラーの例は、カーボンブラック、沈降水和シリカ、鉱物チョーク物質および沈降チョーク物質を含む。好適な可塑剤の例は、フタル酸エステル、アジピン酸エステル、フェノールのアルキルスルホン酸エステルまたはリン酸エステルを含む。
チキソトロープ剤の例は、熱分解法水和シリカ、ポリアミド、水素化ヒマシ油からの誘導生成物、また、ポリ塩化ビニルを含む。
【0029】
有機スズ化合物およびアミン触媒を、硬化反応のための好適な触媒として、列挙することができる。
有機スズ化合物の例は、ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズジラウレート、ビスアセチルアセトナトジブチルスズおよびスズカルボキシレート(例えば、スズオクテート)を含む。これらのスズ触媒を、所望により、アミン触媒、例えばアミノシランまたはジアザビシクロオクタンと組み合せて使用することができる。
【0030】
特に好適な乾燥剤は、アルコキシシリル化合物、例えば、ビニルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシランおよびヘキサデシルトリメトキシシランを含む。
【0031】
既知の官能性シラン、例えばアミノシラン(例えば、上述の種類のアミノシラン、さらにアミノエチル-3-アミノプロピルトリメトキシシランおよび/またはN-アミノエチル-3-アミノプロピルメチルジメトキシシラン)、エポキシシランおよび/またはメルカプトシランを、そのまま定着剤として使用する。
【0032】
架橋ポリマーは、きわだった延伸性と同時に低モジュラスにより特徴づけられる。特に、ジオール成分 ii)として好ましく使用される全不飽和度が低いポリオキシプロピレングリコールに基づく生成物は、低モジュラスで、優れた機械的特性および表面タックの低さにより特徴づけられる。
本発明およびその好ましい態様は、次のとおりである。
[1]A)
(i)20%〜60%のNCO含有量を有する芳香族、脂肪族または脂環式ジイソシアネート成分と、
(ii)主成分としてポリオキシアルキレンジオールを含み、3000〜20,000の分子量を有するポリオール成分
の反応により製造される直鎖状ポリウレタンプレポリマーと、
B)アルコキシシラン基およびアミノ基を有する式(I)で表される化合物
【化2】
Figure 0004616992
〔式中、
RおよびR'は、1〜8個の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭素原子を含む同一のまたは異なったアルキル基を表し、
X、Y、Zは、これらの基の少なくとも1つがアルコキシ基を表すことを条件に、1〜4個の炭素原子を含む同一のまたは異なったアルキル基またはアルコキシ基を表す。〕
の反応により製造され、ポリウレタンプレポリマーA)がNCO含有量およびNCO官能価から計算して15,000〜50,000の平均分子量を有することを特徴とするアルコキシシラン末端基を有するポリウレタンプレポリマー。
[2]ポリウレタンプレポリマーA)がNCO含有量およびNCO官能価から計算して20,000〜40,000の平均分子量を有することを特徴とする上記[1]に記載のアルコキシシラン末端基を有するポリウレタンプレポリマー。
[3]最大0.04ミリ当量/gまでの全不飽和度とOH含有量および官能価から計算して8000〜20,000の平均分子量を有するポリプロピレンオキシドポリエーテルを、ポリウレタンプレポリマーA)の製造のために使用することを特徴とする上記[1]に記載のアルコキシシラン末端基を有するポリウレタンプレポリマー。
[4]X、YおよびZが、相互に独立に、メトキシ基またはエトキシ基を表すことを特徴とする上記[1]に記載のアルコキシシラン末端基を有するポリウレタンプレポリマー。
[5]A)NCO含有量およびNCO官能価から計算して15,000〜50,000の平均分子量を有する直鎖状ポリウレタンプレポリマーと、
B)アルコキシシラン基およびアミノ基を有する式(I)で表される化合物
【化3】
Figure 0004616992
〔式中、
RおよびR'は、1〜8個の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭素原子を含む同一のまたは異なったアルキル基を表し、
X、Y、Zは、これらの基の少なくとも1つがアルコキシ基を表すことを条件に、1〜4個の炭素原子を含む同一のまたは異なったアルキル基またはアルコキシ基を表す。〕
とを反応させることを含んでなり、ポリウレタンプレポリマーA)がNCO含有量およびNCO官能価から計算して15,000〜50,000の平均分子量を有することを特徴とする、上記[1]〜[4]のいずれかに記載のアルコキシシラン末端基を有するポリウレタンプレポリマーの製造方法。
[6]低モジュラス封止物質の製造のための、上記[1]に記載のアルコキシシラン末端基を有するポリウレタンプレポリマーの使用。
【0033】
(実施例)
実施例1
OH価14および不飽和度0.005ミリ当量/gを有するポリプロピレングリコール(Acclaim 8200、Arco 製造)4000gを、イソホロンジイソシアネート166.5gを用いて、理論NCO含有量が0.5%になるまで、100℃でプレポリマー化させた。得られたポリウレタンプレポリマーは、16,600の計算平均分子量を有した。バッチを60℃に冷却した後、そこへ、N-(3-トリメトキシシリルプロピル)アスパラギン酸ジエチルエステル(EP-A 596 360 の実施例5に従って製造)175.5gを速やかに滴加し、イソシアネート吸収帯がIRスペクトル中で観測されなくなるまで、混合物を攪拌した。得られたアルコキシシリル末端基を有するポリウレタンプレポリマーは、26,000mPasの粘度(23℃)を有した。
ガラス板上に流延したフィルムを、触媒としてジブチルスズジアセテートを用いて1晩硬化させて、透明で、13のショアーA硬度を有する高弾性樹脂を得た。
【0034】
実施例2
OH価28を有するポリエーテルジオール(プロピレングリコールをプロポキシル化し、次いでプロポキシル化生成物をエトキシル化して製造(PO/EO比80:20))2000gを、トルエン-2,4-ジイソシアネート104.4gを用いて、理論NCO含有量が0.6%になるまで、80℃でプレポリマー化させた。得られたポリウレタンプレポリマーは、21,000の計算平均分子量を有した。バッチを60℃に冷却した後、そこへ、N-(3-トリメトキシシリルプロピル)アスパラギン酸ジメチルエステル(EP-A 596 360 の実施例4に従って製造)64.6gを速やかに滴加し、イソシアネート吸収帯がIRスペクトル中で観測されなくなるまで、混合物を攪拌した。得られたアルコキシシリル末端基を有するポリウレタンプレポリマーは、96,000mPasの粘度(23℃)を有した。
ガラス板上に流延したフィルムを、触媒としてジブチルスズジアセテートを用いて1晩硬化させて、透明で、9のショアーA硬度を有する弾性樹脂を得た。
【0035】
実施例3
OH価14および不飽和度0.005ミリ当量/gを有するポリプロピレングリコール(Acclaim 8200、Arco 製造)4000gを、イソホロンジイソシアネート155.4gを用いて、理論NCO含有量が0.4%になるまで、100℃でプレポリマー化させた。得られたポリウレタンプレポリマーは、21,000の計算平均分子量を有した。バッチを60℃に冷却した後、そこへ、N-(3-トリメトキシシリルプロピル)アスパラギン酸ジエチルエステル(EP-A 596 360 の実施例5に従って製造)140.4gを速やかに滴加し、イソシアネート吸収帯がIRスペクトル中で観測されなくなるまで、混合物を攪拌した。得られたアルコキシシリル末端基を有するポリウレタンプレポリマーは、28,000mPasの粘度(23℃)を有した。
ガラス板上に流延したフィルムを、触媒としてジブチルスズジアセテートを用いて1晩硬化させて、15のショアーA硬度を有する弾性樹脂を得た。
【0036】
実施例4
OH価10.6および不飽和度0.005ミリ当量/gを有するポリプロピレングリコール(Acclaim 12200、Arco 製造)5300gを、80質量%のトルエン-2,4-ジイソシアネートと20質量%のトルエン-2,6-ジイソシアネートを含有する市販混合物147.9gを用いて、理論NCO含有量が0.54%になるまで、80℃でプレポリマー化させた。得られたポリウレタンプレポリマーは、15,500の計算平均分子量を有した。バッチを60℃に冷却した後、そこへ、N-(3-トリメトキシシリルプロピル)アスパラギン酸ジメチルエステル(EP-A 596 360 の実施例4に従って製造)226.1gを速やかに滴加し、イソシアネート吸収帯がIRスペクトル中で観測されなくなるまで、混合物を攪拌した。得られたアルコキシシリル末端基を有するポリウレタンプレポリマーは、25,000mPasの粘度(23℃)を有した。
ガラス板上に流延したフィルムを、触媒としてジブチルスズジアセテートを用いて1晩硬化させて、12のショアーA硬度を有する弾性樹脂を得た。
【0037】
実施例5
OH価10.6および不飽和度0.005ミリ当量/gを有するポリプロピレングリコール(Acclaim 12200、Arco 製造)5300gを、イソホロンジイソシアネート166.5gを用いて、理論NCO含有量が0.38%になるまで、100℃でプレポリマー化させた。得られたポリウレタンプレポリマーは、22,000の計算平均分子量を有した。バッチを60℃に冷却した後、そのなかに、N-(3-トリメトキシシリルプロピル)アスパラギン酸ジエチルエステル(EP-A 596 360 の実施例5に従って製造)175.5gを速やかに滴加し、イソシアネート吸収帯がIRスペクトル中に観測されなくなるまで、混合物を攪拌した。得られたアルコキシシリル末端基を有するポリウレタンプレポリマーは、30,000mPasの粘度(23℃)を有した。
ガラス板上に流延したフィルムを、触媒としてジブチルスズジアセテートを用いて1晩硬化させて、12のショアーA硬度を有する弾性樹脂を得た。
【0038】
実施例6
イソシアネートフリーポリウレタン封止物質の製造
次の成分を、商業的に入手可能な遊星形ミキサー内で加工し、即用封止物質を製造した;
実施例3からのプレポリマー:41.6質量部
ジイソウンデシルフタル酸エステル(可塑剤):14.6質量部
ビスアセチルアセトナトジブチルスズ(10%溶液(溶媒ナフサ100))
:0.20質量部
ビニルトリメトキシシラン:1.50質量部
沈降チョーク(種類:Socal UlS2):41.6質量部。
混合物を圧力100mbarで10分間分散させたところ、内部温度は60℃に上昇した。
次いで、
N-アミノエチル-3-アミノプロピルメチルジメトキシシラン
:0.5質量部
を添加し、圧力100mbarで10分間攪拌することにより混合した。
【0039】
このようにして製造された封止物質は、良好な安定性を示し、ほとんどすべての基材に接着し、約1.5時間の表皮形成時間で硬化した。

Claims (1)

  1. A)
    (i)20%〜60%のNCO含有量を有する芳香族、脂肪族または脂環式ジイソシアネート成分と、
    (ii)最大0.04ミリ当量/gまでの全不飽和度と、OH含有量および官能価から計算して、8000〜20,000の平均分子量を有するポリプロピレンオキシドポリエーテルジオールからなるポリオール成分
    の反応により製造される直鎖状ポリウレタンプレポリマーと、
    B)アルコキシシラン基およびアミノ基を有する式(I)で表される化合物
    Figure 0004616992
    〔式中、
    RおよびR'は、1〜8個の炭素原子の炭素原子を含む同一のまたは異なったアルキル基を表し、
    X、Y、Zは、これらの基の少なくとも1つがアルコキシ基を表すことを条件に、1〜4個の炭素原子を含む同一のまたは異なったアルキル基またはアルコキシ基を表す。〕
    の反応により製造され、ポリウレタンプレポリマーA)がNCO含有量およびNCO官能価から計算して15,000〜50,000の平均分子量を有することを特徴とする、15以下のショアーA硬度を有する弾性樹脂を得るための、アルコキシシラン末端基を有するポリウレタンプレポリマー。
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