JP4615524B2 - 昇圧回路及びこれを用いた携帯機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電源電圧を昇圧して所定の高電圧を出力する昇圧回路、及び、これを用いた携帯機器に関するものである。
従来より、電源電圧からそれより高い出力電圧を得るための電源回路として、チャージポンプ式昇圧回路が多く用いられている。このチャージポンプ式昇圧回路は、一般に、フライングキャパシタとスイッチからなるチャージポンプユニットを複数段従属に接続し、入力電圧を所定レベルに昇圧した出力電圧を得る構成とされている(特許文献1参照)。
なお、上記のチャージポンプ式昇圧回路において、所定レベルの出力電圧を得るためには、出力電圧に応じてその昇圧動作を制御することが必要である。一従来例を挙げると、特許文献2には、上記昇圧動作の制御方法として、昇圧回路の出力電圧を検出し、その検出された出力電圧に応じて昇圧回路内のMOSトランジスタの導通度を制御することが示されている。
特開2003−234408号公報 特開平6−351229号公報
上記チャージポンプ式昇圧回路においては、特許文献1のようなディクソン型のものの他に、直並列切替型のものもあるが、いずれの型式においても、その出力電圧は、入力される電源電圧と昇圧段数に応じてそのレベルが決まる。
したがって、入力電圧を所定倍した出力電圧を得るためには、その所定倍に応じた段数のチャージポンプユニットを必要とする。即ち、フライングキャパシタもその所定倍に応じた個数だけ必要とする。
このチャージポンプ回路がICに作り込まれる場合に、そのフライングキャパシタが大きな面積を占めてしまうから、ICが大型化し、コストアップの要因となる。また、フライングキャパシタをICの外付けとする場合には、外付けされるチップキャパシタ数が多くなるから、基板面積の増大や、取り付け作業の負担が大きくなる等の問題がある。
一方、出力電圧の制御方法について着目した場合、特許文献2のチャージポンプ式昇圧回路では、検出用MOSトランジスタのオン抵抗を出力電圧に応じて変化させることでその出力電圧を安定させるようにしているが、そのオン抵抗は閾値電圧付近で急激な変化をする。したがって、安定した出力電圧を得るように調整することが困難である。
また、特許文献2のチャージポンプ式昇圧回路では、チャージポンプユニットのスイッチング用MOSトランジスタのゲート電圧が調整されているが、そのゲート電圧を形成するための分圧抵抗器の抵抗値とスイッチング用MOSトランジスタの浮遊キャパシタンスとによって、ゲート電圧の立ち上がりが鈍ってしまい、そのスイッチング動作に遅延が生じてしまう。この遅延を少なくするために、例えば分圧抵抗器の抵抗値を小さくすると、昇圧回路の効率が低下する。
さらに、特許文献2のチャージポンプ式昇圧回路では、その起動時にチャージポンプユニットのキャパシタを充電するために、大きな突入電流が流れるという問題がある。
そこで、本発明は、少ない段数のチャージポンプユニット等の昇圧ユニットを用いて、入力電圧を所定倍した所定レベルの出力電圧を出力することが可能な昇圧回路、及び、これを用いた携帯機器を提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、所定レベルの出力電圧を安定して出力するとともに、起動時の突入電流を所定の電流レベルに抑制することが可能な昇圧回路、及び、これを用いた携帯機器を提供することを第2の目的とする。
上記第1の目的を達成すべく、本発明に係る昇圧回路は、初段の昇圧ユニット乃至最終段の昇圧ユニットが順次従属接続され、前記初段の昇圧ユニットに入力電圧が入力され、前記最終段の昇圧ユニットから昇圧された出力電圧を出力する昇圧回路であって、前記昇圧ユニットの各々は、第1、第2入力端と、キャパシタと、該キャパシタの一端と第1入力端との間に接続される第1スイッチと、前記キャパシタの一端と次段の昇圧ユニットの第1入力端に接続される出力端と、前記キャパシタの他端と第2入力端との間に接続される第2スイッチと、前記キャパシタの他端と基準電位点との間に接続される第3スイッチと、を有して成り、初段を含む奇数段の昇圧ユニットでは、第1スイッチ及び第3スイッチが第1クロックに応じてオン・オフされる一方、第2スイッチが第1クロックとほぼ逆位相の第2クロックに応じてオン・オフされ、また、偶数段の昇圧ユニットでは、第1スイッチ及び第3スイッチが第2クロックに応じてオン・オフされる一方、第2スイッチが第1クロックに応じてオン・オフされ、かつ、任意の昇圧ユニットの第2入力端は、昇圧動作が可能なように当該昇圧ユニットよりも前段の昇圧ユニットの第1入力端に接続されており、前記任意の昇圧ユニット以外の昇圧ユニットの第2入力端は、所定電位点に接続されている構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成る昇圧回路において、初段の昇圧ユニットの第1入力端と第2入力端、及び、第2段の昇圧ユニットの第2入力端は、いずれも入力電圧点に接続され、前記初段の昇圧ユニットを除く奇数段の昇圧ユニットの第2入力端は、当該昇圧ユニットより前段且つ奇数段昇圧ユニットの出力端に接続されている構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成る昇圧回路において、第2段の昇圧ユニットを除く偶数段の昇圧ユニットの第2入力端は、当該昇圧ユニットより前段且つ偶数段昇圧ユニットの出力端に接続されている構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第1の構成から成る昇圧回路において、前記基準電位点は、前記入力電圧の電位点であり、前記所定電位点は、グランド電位点であり、前記最終段の昇圧ユニットから入力電圧よりもその絶対値が大きい負電圧に昇圧された出力電圧を出力する構成(第4の構成)にしてもよい。
また、上記第1の構成から成る昇圧回路において、前記初段の昇圧ユニットは、その第1入力端及び第2入力端に、入力電位点から入力定電流が入力されて、その入力定電流によって昇圧動作が行われる定電流動作型昇圧ユニットである構成(第5の構成)としてもよい。
なお、上記第5の構成から成る昇圧回路において、前記初段の昇圧ユニットを除く奇数段の昇圧ユニットの第2入力端は、当該昇圧ユニットより前段且つ奇数段昇圧ユニットの出力端に接続されている構成(第6の構成)にするとよい。
また、上記第6の構成から成る昇圧回路において、第2段の昇圧ユニットを除く偶数段の昇圧ユニットの第2入力端は、当該昇圧ユニットより前段且つ偶数段昇圧ユニットの出力端に接続されている構成(第7の構成)にするとよい。
また、上記第5の構成から成る昇圧回路は、基準定電流を所定倍N(N>1)に増幅して前記入力定電流を定電流出力端から前記初段の昇圧ユニットへ流すカレントミラー回路を有する構成(第8の構成)にするとよい。
また、上記第2の目的を達成すべく、本発明に係る昇圧回路は、入力電圧を昇圧して出力電圧を出力する昇圧回路であって、前記出力電圧に応じた第1検出電圧が基準電圧に達しないときには、基準定電流として第1基準電流を発生し、前記第1検出電圧が前記基準電圧を超えるときには、前記基準定電流を停止する定電流制御回路と、前記基準定電流に応じた入力定電流によって昇圧動作が行われる少なくとも1つの定電流動作型昇圧ユニットと、を有して成る構成(第9の構成)とされている。
なお、上記第9の構成から成る昇圧回路において、前記定電流制御回路は、第1検出電圧と前記基準電圧とが入力され、それら入力を差動増幅する第1差動増幅回路を有して成り、該第1差動増幅回路の動作に基づいて前記基準定電流の発生あるいは停止を決定する構成(第10の構成)にするとよい。
また、上記第10の構成から成る昇圧回路において、前記定電流制御回路は、さらに、前記出力電圧に応じ、且つ、第1検出電圧よりも高い第2検出電圧が前記基準電圧に達しないときには、前記基準定電流として第1基準電流よりも小さい第2基準電流を発生し、第2検出電圧が前記基準電圧を超えるときには、第1基準電流を発生する構成(第11の構成)にするとよい。
また、上記第11の構成から成る昇圧回路において、前記定電流制御回路は、第1検出電圧と前記基準電圧とが入力され、それら入力を差動増幅する第1差動増幅回路と、第2検出電圧と前記基準電圧とが入力され、それら入力を差動増幅する第2差動増幅回路と、を有し、第1、第2差動増幅回路の動作に基づいて前記基準定電流として第1基準電流と第2基準電流のいずれを発生させるか、或いは、前記基準定電流を停止させるかを決定する構成(第12の構成)にするとよい。
或いは、上記第9の構成から成る昇圧回路において、前記定電流制御回路は、動作信号を受けて動作を開始するとともに、前記動作信号を受けてから所定時間の経過するまでは前記基準定電流として第1基準電流より小さい第2基準電流を発生し、前記所定時間経過後は第1基準電流を発生する構成(第13の構成)にしてもよい。
なお、上記第13の構成から成る昇圧回路において、前記定電流制御回路は、第1検出電圧と前記基準電圧とが入力され、それら入力を差動増幅する第1差動増幅回路と、前記動作信号を受けて前記所定時間を計測するタイマー回路と、前記タイマー回路の出力と前記基準電圧とが入力され、それら入力を差動増幅する第2差動増幅回路とを有して成り、第1、第2差動増幅回路の動作に基づいて前記基準定電流として第1基準電流と第2基準電流のいずれを発生させるか、或いは前記基準定電流を停止させるかを決定する構成(第14の構成)にするとよい。
また、上記第9の構成から成る昇圧回路は、前記基準定電流を所定倍N(N>1)に増幅して前記入力定電流を定電流出力端から前記定電流動作型昇圧ユニットへ流すカレントミラー回路を有する構成(第15の構成)にするとよい。
また、上記第15の構成から成る昇圧回路にて、前記定電流動作型昇圧ユニットは、キャパシタと、前記定電流出力端と前記キャパシタの一端との間に接続され、第1クロックに応じてオン・オフされる第1スイッチと、前記キャパシタの他端と基準電位点との間に接続され、第1クロックに応じてオン・オフされる第3スイッチと、前記定電流出力端と前記キャパシタの他端との間に接続され、第1クロックとほぼ逆位相の第2クロックに応じてオン・オフされる第2スイッチと、を有する構成(第16の構成)にするとよい。
或いは、上記第15の構成から成る昇圧回路にて、前記定電流動作型昇圧ユニットは、キャパシタと、前記入力電圧点もしくは前段昇圧ユニットの出力端と前記キャパシタの一端との間に接続され、第1クロックに応じてオン・オフされる第1スイッチと、前記キャパシタの他端と基準電位点との間に接続され、第1クロックに応じてオン・オフされる第3スイッチ手段と、前記定電流出力端と前記キャパシタの他端との間に接続され、第1クロックとほぼ逆位相の第2クロックに応じてオン・オフされる第2スイッチと、を有する構成(第17の構成)としてもよい。
また、本発明に係る携帯機器は、入力電圧を出力する電池電源と、上記第1〜第17いずれかの構成から成り、前記入力電圧が入力される昇圧回路と、該昇圧回路からの出力電圧が供給される負荷と、を有して成る構成(第18の構成)とされている。
本発明によれば、初段の昇圧ユニットに入力電圧Vccが入力され、最終段の昇圧ユニットから昇圧された出力電圧Voutを出力するための昇圧回路において、任意の昇圧ユニットへそれより前段の昇圧ユニットの昇圧された電圧を、入力電圧に代えて入力することで、昇圧ユニットあたりの昇圧電圧レベルを大きくすることができる。これにより、従来のものに比して、所要の出力電圧Voutを得るための昇圧ユニット数が少なくなるから、フライングキャパシタの個数を削減できる。したがって、この昇圧回路がICに作り込まれる場合に、ICを小型化できる。また、フライングキャパシタをICの外付けとする場合には、外付けされるチップキャパシタ数が少なくなるから、基板面積を小さくすることが可能となり、取り付け作業の負担も軽減できる。
また、初段の昇圧ユニットを入力定電流によって昇圧動作が行われる定電流動作型とすることによって、昇圧ユニットへは入力定電流Is1が供給されるから、起動時の突入電流は制限される。したがって、電池などの電源に負担をかけることが少ないし、また、その電源電圧の変動を抑制することができる。
また、本発明によれば、チャージポンプ式昇圧回路等の昇圧回路の出力電圧Voutが所定電圧Vo1に達しないときには、所定の入力定電流Is1で昇圧動作を行わせるとともに、出力電圧Voutが所定電圧Vo1を超えるときには、入力定電流Is1を停止させる。これにより、所定の入力定電流によって昇圧動作が行われ、所定レベルの出力電圧を安定して出力することができる。
また、チャージポンプユニット等の昇圧ユニットへは、入力定電流Is1が供給されるから、起動時の突入電流が発生することはない。したがって、電池などの電源に負担をかけることが少ないし、また、その電源電圧の変動を抑制することができる。
また、出力電圧Voutが低いときは小さい入力定電流Is2を供給し、出力電圧Voutが所定レベルに至ったときに大きい入力定電流Is1をするように自動的に切り替える構成とすれば、電流増加分が時間的に分散されるから、電池などの電源への負担をより小さくできる。
また、チャージポンプ式昇圧回路等の昇圧回路の起動時に、所定時間だけ小さい定電流を供給し、その後所定の大きい定電流を供給する構成とすれば、出力電圧Voutが所定レベルVo1に達するまでの時間は長くなるが、電源への負担を一層小さくでき、且つ、定常動作時には、電流供給能力は大きいので、出力電圧の変動に対する応答能力を高めることができる。
また、その昇圧回路が多段の昇圧ユニットを有する場合に、少なくともその内の1つの昇圧ユニットに定電流動作のものを用いることにより、定電圧制御を行うことができる。
本発明に係るチャージポンプ式昇圧回路を用いた携帯機器の概略構成を示す図である。 第1実施形態の昇圧回路100Aを示す図である。 第1実施形態で用いられるクロックのタイミングを示す図である。 第2実施形態の昇圧回路100Bを示す図である。 第3実施形態の昇圧回路100Cを示す図である。 第3実施形態の昇圧回路100Cにおける出力電圧−入力定電流の特性図である。 第3実施形態の昇圧回路100Cにおける定電流制御回路20の具体的構成例を示す図である。 第4実施形態の昇圧回路100Dを示す図である。 第5実施形態の昇圧回路100Eを示す図である。 第6実施形態の昇圧回路100Fにおける出力電圧−入力定電流の特性図である。 第6実施形態の昇圧回路100Fにおける定電流制御回路20の具体的構成例を示す図である。 第7実施形態の昇圧回路100Gにおける定電流制御回路20の具体的構成例を示す図である。 第8実施形態の昇圧回路100Hを示す図である。 第9実施形態の昇圧回路100Iを示す図である。 第10実施形態の昇圧回路100Jを示す図である。
符号の説明
100、100A〜100J チャージポンプ式昇圧回路
BAT 電池電源
10 カレントミラー回路
11、12 PMOS
20 定電流制御回路
21、22、23 分圧用抵抗器
24 差動増幅回路
26 電流可変型定電流源回路
30、40、50、60 チャージポンプユニット
SA11〜SA42、SB11〜SB42 スイッチ
C1、C2、C3、C4 フライングキャパシタ
Co 出力用キャパシタ
Vcc 入力電圧
Vout 出力電圧
Vreg 調整電圧
Vref 基準電圧
Vdet1 第1検出電圧
Vdet2 第2検出電圧
Io 出力電流
Iref 基準定電流
Ir1 第1基準電流
Ir2 第2基準電流
Isink 入力定電流
Is1 第1入力定電流
Is2 第2入力定電流
CLK1、CLK2 クロック
ST 動作信号
以下、本発明の昇圧回路、及び、これを用いた携帯機器の実施形態について、図を参照して説明する。
図1は、本発明に係るチャージポンプ式昇圧回路を用いた携帯機器の概略構成を示す図である。
図1において、チャージポンプ式昇圧回路100は、電池電源BATから入力電圧Vccが入力され、その入力電圧Vccを所定レベルの出力電圧Voutに昇圧する。
その出力電圧Voutは、負荷装置、例えば、CCD(電荷結合素子)等を用いた撮像回路300やディジタルシグナルプロセッサ400に動作電圧として供給される。この例では、出力電圧Voutは、撮像回路300のインターフェース回路310とディジタルシグナルプロセッサ400のインターフェース回路410とに供給されている。これは、単なる例示であり、これに限るものではない。
また、出力電圧Voutと異なる電圧を必要とする負荷装置、例えばディジタルシグナルプロセッサ400内のアナログ・ディジタル変換器420には、レギュレータ200を用いて、出力電圧Voutを調整した調整電圧Vregを供給する。
図2は、昇圧回路100の第1実施形態(以下では、昇圧回路100Aと符号する)を示す図である。なお、図2では、入力電圧Vccを5倍に昇圧した出力電圧Voutを発生する構成を例に挙げて説明を行う。
また、図3は、昇圧回路100Aで用いられるクロックのタイミングを示す図である。なお、本図に示すクロックCLK1、CLK2のタイミングについては、後述するその他の実施形態においても同様である。
図2に示す通り、本実施形態の昇圧回路100Aは、その昇圧ユニットとして、初段〜第3段のチャージポンプユニット30〜50が順次従属接続されて成る。
チャージポンプユニット30、40、50は、基本的に同様の構成を有している。その具体的な構成を、初段のチャージポンプユニット30についてみると、フライングキャパシタC1と、このキャパシタC1の一端と第1入力端との間に接続される第1スイッチSA11と、そのキャパシタC1の一端と次段チャージポンプユニット40の第1入力端に接続される出力端と、そのキャパシタC1の他端と第2入力端との間に接続される第2スイッチSB11と、そのキャパシタC1の他端と基準電位点であるグランドとの間に接続される第3スイッチSA12と、を有している。
第2段のチャージポンプユニット40や、最終段のチャージポンプユニット50では、キャパシタの符号がC2及びC3となっており、また、第1〜第3スイッチの符号がSB21、SA21、SB22、及び、SA31、SB31、SA32となっている。
また、最終段のチャージポンプユニット50では、キャパシタC3の一端と出力電圧点との間に接続され、第2クロックCLK2に応じてオン・オフされる第4スイッチSB32を設けている。この第4スイッチSB32は、出力用キャパシタCoからの逆流を防止するものである。したがって、第4スイッチは最終段のチャージポンプユニットのみに設けられる。言い換えれば、この第4スイッチは、最終段のチャージポンプユニットの外部で、出力用キャパシタCoの入力側に設けられていればよい。
初段を含む奇数段のチャージポンプユニット30、50において、第1スイッチSA11、SA31、及び、第3スイッチSA12、SA32は、第1クロックCLK1に応じてオン・オフされ、第2スイッチSB11、SB31は、第1クロックとほぼ逆位相の第2クロックCLK2に応じてオン・オフされる。また、偶数段のチャージポンプユニット40において、第1スイッチSB21及び第3スイッチSB22は、第2クロックCLK2に応じてオン・オフされ、第2スイッチSA21は、第1クロックCLK1に応じてオン・オフされる。
第1クロックCLK1と第2クロックCLK2は、図3に示されるように、ほぼ逆位相の状態で発生される2相クロックである。或いは、互いにオンしないような期間を設けたクロックでも良い。
初段のチャージポンプユニット30の第1入力端と第2入力端、及び、第2段のチャージポンプユニット40の第2入力端は、入力電圧点に接続され、入力電圧Vccが入力される。初段のチャージポンプユニット30を除く奇数段のチャージポンプユニット(本図の場合は、最終段のチャージポンプユニット50)の第2入力端子は、当該チャージポンプユニットより前段且つ奇数段チャージポンプユニット(本図の場合は、初段のチャージポンプユニット30)の出力端に接続される。したがって、チャージポンプユニット30の出力端は、次段のチャージポンプユニット40の第1入力端、及び、最終段のチャージポンプユニット50の第2入力端子に接続される。
また、チャージポンプユニットが4つ以上従属接続されている場合には、第2段のチャージポンプユニット40を除く偶数段のチャージポンプユニット(但し、図2では、チャージポンプユニットは3つであるので存在しない)の第2入力端子は、当該チャージポンプユニットより前段且つ偶数段チャージポンプユニットの出力端に接続される。したがって、チャージポンプユニット40の出力端は、次段のチャージポンプユニット50の第1入力端、及び、第4段のチャージポンプユニット(もし、設けられていれば)の第2入力端子に接続される。
チャージポンプユニット50の第2入力端子は、チャージポンプユニット30の出力端に接続されるから、その出力端の電圧である「2×Vcc」がチャージポンプユニット50の昇圧動作に利用される。これにより、フライングコンデンサC1〜C3と出力用キャパシタCoの4個のキャパシタを用いて、出力電圧Voutとして5倍の昇圧電圧「Vcc×5」を得ることができる。したがって、本発明の第1実施形態では、5個のキャパシタを要した従来のチャージポンプ式昇圧回路よりも、少ないキャパシタ数で、所要の電圧を発生させることができる。
この昇圧回路100Aの出力電圧点に接続された出力用キャパシタCoが出力電圧Voutに充電される。この出力電圧Voutが負荷に動作電圧として出力されるとともに、負荷の要求に応じた出力電流Ioが出力される。
上記の第1実施形態においては、チャージポンプユニット30のキャパシタC1に充電された電荷が、チャージポンプユニット40及びチャージポンプユニット50に供給される。したがって、キャパシタC1のキャパシタンスは、キャパシタC2、C3のキャパシタンスよりも大きくすることが良い。即ち、複数のチャージポンプユニットに、充電された電荷を供給するキャパシタ(例えばC1)は、他のキャパシタ(例えばC2、C3)よりも大きいキャパシタンスのものを用いることがよい。この点は、後述するその他の実施形態においても同様である。
図4は、昇圧回路100の第2実施形態(以下では、昇圧回路100Bと符号する)を示す図である。なお、図4では、入力電圧Vccを8倍に昇圧した出力電圧Voutを発生する構成を例に挙げて説明を行う。
図4に示すように、本実施形態の昇圧回路100Bは、その昇圧ユニットとして、4つのチャージポンプユニット30〜60を従属接続している。なお、図4の第2実施形態では、従属接続されるチャージポンプユニットの数が多くなっているが、基本的な構成は、先述の第1実施形態と同様である。
図4において、チャージポンプユニット60が最終段ユニットである。したがって、チャージポンプユニット60に、キャパシタC4の一端と出力電圧点との間に接続され、第1クロックCLK1に応じてオン・オフされる第4スイッチSA42を設けている。最終段のチャージポンプユニット60では、キャパシタの符号がC4となっており、また、第1〜第3スイッチの符号がSB41、SA41、SB42となっている。
また、チャージポンプユニットが4つ従属接続されているから、第2段のチャージポンプユニット40を除く偶数段である第4段のチャージポンプユニット60の第2入力端子は、当該チャージポンプユニットより前段且つ偶数段チャージポンプユニットであるチャージポンプユニット40の出力端に接続される。
この図4では、チャージポンプユニット50の第2入力端子は、チャージポンプユニット30の出力端に接続されるから、その出力端の電圧である「2×Vcc」がチャージポンプユニット50の昇圧動作に利用される。したがって、チャージポンプユニット50の出力端からは、入力電圧Vccを5倍に昇圧した昇圧電圧「5×Vcc」が出力される。
そして、チャージポンプユニット60の第2入力端子は、チャージポンプユニット40の出力端に接続されるから、その出力端の電圧である「3×Vcc」がチャージポンプユニット60の昇圧動作に利用される。したがって、チャージポンプユニット60の出力端からは、入力電圧Vccを8倍に昇圧した昇圧電圧「8×Vcc」が出力される。
これにより、フライングコンデンサC1〜C4と出力用キャパシタCoの5個のキャパシタを用いて、出力電圧Voutとして8倍の昇圧電圧「Vcc×8」を得ることができる。したがって、本発明の第2実施形態では、8個のキャパシタを要した従来のチャージポンプ式昇圧回路よりも、さらに少ないキャパシタ数で、所要の8倍昇圧された高電圧を発生させることができる。
上記したように、本発明の第1、第2実施形態では、任意のチャージポンプユニット50、60の第2入力端を、昇圧動作が可能なように当該チャージポンプユニットよりも前段のチャージポンプユニット30、40の出力端に接続し、任意のチャージポンプユニット以外のチャージポンプユニット30、40の第2入力端を所定電位点(例えば、入力電位点)に接続する。
即ち、任意のチャージポンプユニット50、60へ、それより前段のチャージポンプユニット30、40から出力される昇圧された電圧を、入力電圧Vccに代えて入力して、チャージポンプユニットあたりの昇圧電圧幅を大きくする。これにより、従来のものに比して、所要の出力電圧Voutを得るためのチャージポンプユニット数が少なくなる。よって、フライングキャパシタの個数も削減できる。
したがって、この昇圧回路100BがICに作り込まれる場合には、ICを小型化できる。また、フライングキャパシタC1〜C4をICの外付けとする場合には、外付けされるチップキャパシタ数が少なくなるから、基板面積を小さくでき、取り付け作業の負担も軽減できる。
図5は、昇圧回路100の第3実施形態(以下では、昇圧回路100Cと符号する)を示す図である。本図に示すように、昇圧回路100Cは、図2の第1実施形態と比べて、初段のチャージポンプユニット30を電流動作型チャージポンプユニット30としたものである。また、昇圧回路100Cは、出力電圧Voutを所定の定電圧に制御する構成を有している。なお、チャージポンプユニット40、50は、図2と同様である。
図5において、カレントミラー回路10は、ゲートとドレインが接続されたP型MOSトランジスタ(以下、PMOS)11と、ゲートがPMOS11のゲートに接続されたPMOS12とを有している。PMOS11とPMOS12との間のカレントミラー比は、1:Nである。このカレントミラー比は、任意の値を採り得るが、例えば、数10〜数100でよい。
PMOS11に基準定電流Irefが流れるとき、PMOS12には、そのN倍の入力定電流Isinkが流れ得る。
この入力定電流Isinkが、初段のチャージポンプユニットである電流動作型チャージポンプユニット30に供給される。この電流動作型チャージポンプユニット30では、入力定電流Isinkによって昇圧動作が行われ、昇圧された電圧がその出力端から、チャージポンプユニット40の第1入力端及びチャージポンプユニット50の第2入力端へ出力される。
その昇圧回路100Cの出力電圧点に接続された出力用キャパシタCoが出力電圧Voutに充電される。この出力電圧Voutが負荷に動作電圧として出力されるとともに、負荷の要求に応じた出力電流Ioが出力される。
電流動作型チャージポンプユニット30の第1入力端と第2入力端に、カレントミラー回路10の定電流出力端からの入力定電流Isinkが入力される。
定電流制御回路20では、出力電圧Voutを抵抗器21(抵抗値R1)と抵抗器22(抵抗値R2)で分圧して、出力電圧Voutに応じた第1検出電圧Vdet1を得る。差動増幅回路24は、第1検出電圧Vdet1と基準電圧Vrefとを2入力とし、動作信号STが入力されているときに動作する。差動増幅回路24は、その2入力を差動増幅し、差動出力を発生する。この差動増幅回路24は、比較回路としてもよい。また、動作信号STは、差動増幅回路24に入力されることとしているが、動作信号STに応じて定電流制御回路20の動作が制御できるように、定電流制御回路20に入力されればよい。
差動増幅回路24の出力に応じて、電流可変型定電流源回路26の電流値、即ち基準定電流Irefを調整する。電流可変型定電流源回路26は、第1検出電圧Vdet1が基準電圧Vrefに達していないときには、基準定電流Irefとして第1基準電流Ir1を生成する。また、第1検出電圧Vdet1が基準電圧Vrefに近づくに連れて基準定電流Irefは減少し、第1検出電圧Vdet1が基準電圧Vrefを超えるときは基準定電流Irefを停止する。定電流制御回路20は、以上のように、第1検出電圧Vdet1、即ち出力電圧Voutのレベルに応じて基準定電流Irefを調整する。
この第3実施形態のチャージポンプ回路100Cの動作を、図6の出力電圧Vout−入力定電流Isinkの特性図をも参照して説明する。
出力電圧Voutがゼロの状態から、昇圧回路100Cが動作する場合を想定する。まず、動作信号STが発生されると、定電流制御回路20が動作を開始する。この定電流制御回路20の動作開始と同時に図示しないクロック発生器が動作を開始して、第1、第2クロックCLK1、CLK2を発生する。
定電流制御回路20が動作を開始すると、差動増幅回路24は第1検出電圧Vdet1と基準電圧Vrefとを差動増幅する。動作開始時には、第1検出電圧Vdet1は基準電圧Vrefより低いから、差動増幅回路24からは大きい差動出力が発生される。これにより、電流可変型定電流源回路26は、基準定電流Irefとして所定の第1基準電流Ir1を生成する。
カレントミラー回路10では、第1基準電流Ir1がカレントミラー比のN倍に増幅された第1入力定電流Is1が生成される。この第1入力定電流Is1が、カレントミラー回路10から、チャージポンプユニット30へ出力される。
チャージポンプユニット30では、第1、第3スイッチSA11、SA12が第1クロックCLK1によってオン・オフされ、第2スイッチSB11が第2クロックCLK2によってオン・オフされている。第1、第3スイッチSA11、SA12と第2スイッチSB11とは、互いに逆のオン/オフ状態にある。
第1、第3スイッチSA11、SA12がオンのとき、キャパシタC1は、第1スイッチSA11−キャパシタC1−第3スイッチSA12の第1経路を通って流れる第1入力定電流Is1により、そのオン期間Tだけ図示のような極性に定電流で充電される。このとき、キャパシタC1の充電電圧は、[第1入力定電流Is1×オン期間T/キャパシタC1のキャパシタンス」となる。
次に、第2スイッチSB11がオンのときには、第2スイッチSB11−キャパシタC1−出力端の第2経路を通って第1入力定電流Is1により定電流で昇圧動作が行われ、図示のような極性に充電される。
このとき、チャージポンプユニット30へは第1入力定電流Is1が供給されるから、従来構成と異なり、起動時においても突入電流が生じることはない。したがって、電池電源BATなどの電源に負担をかけることが少ないし、また、その電源電圧Vccの変動を抑制することができる。
この第1経路による定電流充電と第2経路による定電流昇圧が、第1、第2クロックCLK1、CLK2によって繰り返して行われる。そして、チャージポンプユニット40、50でさらに昇圧されて、出力電圧Voutは次第に上昇していく。
チャージポンプユニット30での定電流充電及び定電流昇圧は、第1入力定電流Is1で行われるから、従来構成と異なり、出力電圧Voutがかなり高くなった状況においても、充電速度及び昇圧速度は低下しない。
出力電圧Voutが、目標電圧である第1出力電圧Vo1に近づいてくると、差動増幅回路24の差動出力は小さくなり、基準定電流Irefが第1基準電流Ir1からゼロに向けて減少してくる。そして、出力電圧Voutが、第1出力電圧Vo1に達したり、それより大きくなると、差動増幅回路24の差動出力はゼロあるいは負になり、基準定電流Irefはゼロになる。したがって、入力定電流Isinkもゼロになり、昇圧回路100Cの昇圧作用は休止状態になる。
この休止状態においても、動作信号STは発生されているから、定電流制御回路20は動作状態にあり、また、第1、第2クロックCLK1、CLK2も発生されているから、各スイッチもオン・オフを交互に繰り返している。
したがって、負荷に出力電流Ioが供給されることによって、出力電圧Voutが第1出力電圧Vo1より低下すると、昇圧回路100Cの昇圧作用は直ちに再開される。
このように、昇圧回路100Cは、所定入力定電流によって昇圧動作が行われ、昇圧作用の休止、再開を繰り返しつつ、出力電圧Voutが第1出力電圧Vo1の近傍のレベルに維持される。
なお、差動増幅回路24にヒステリシス特性を持たせて、昇圧作用の休止、再開の頻度を少なくするようにしても良い。
また、図5においては、出力電圧Voutを定電圧に制御するように構成しているが、定電圧制御を行わないようにしても良い。定電圧制御を行わない場合には、単に基準定電流Irefを流したり、停止させることで良い。具体的には、例えば、動作信号STで電流可変型定電流源回路26の動作をオンあるいはオフにコントロールすることでよい。
図7は、図5における定電流制御回路20の具体構成例を、カレントミラー回路10とともに示す図である。
図7において、入力電圧点(電源電圧点)とグランド間に、ゲートとドレインが接続されたPMOS241と、動作信号STによってオンあるいはオフに制御され、オン時に定電流I00を流す定電流源回路240とが直列に接続される。PMOS241とソース及びゲートが相互に接続され、カレントミラー比が1:M1(例えば、M1は10)のPMOS242を設ける。
そのPMOS242のドレインとグランド間に、PMOS243とドレインとゲートが接続されたN型MOSトランジスタ(以下、NMOS)244とが直列に接続され、またPMOS245とNMOS246とが直列に接続されている。そして、PMOS243のゲートに第1検出電圧Vdet1が印加され、PMOS245のゲートに基準電圧Vrefが印加される。このPMOS243、NMOS244、PMOS245、NMOS246により、第1差動増幅回路が構成されている。
電源電圧点とグランド間に、ゲートとドレインが接続されたPMOS262とゲートがNMOS246のゲートに接続されたNMOS261とが直列に接続され、またゲートがPMOS262のゲートに接続されたPMOS264とゲートがNMOS244のゲートに接続されたNMOS263とが直列に接続されている。PMOS262とPMOS264とのカレントミラー比は、1:1とされている。また、NMOS246とNMOS261とのカレントミラー比及びNMOS244とNMOS263とのカレントミラー比は、それぞれ1:1とされている。
PMOS264とNMOS263との直列接続点と電源電圧点との間に ゲートとドレインとが接続されたPMOS265を設ける。また、電源電圧点とグランド間に、ゲートがPMOS265のゲートに接続されたPMOS266とドレインとゲートが接続されたNMOS267とが直列に接続されている。PMOS265とPMOS266とのカレントミラー比は、1:M3(例えば、M3は50)とされている。
カレントミラー回路10のPMOS11のドレインとグランド間に、ゲートがNMOS267のゲートに接続されたNMOS268が設けられている。NMOS267とNMOS268とのカレントミラー比は、1:1とされている。
この図7の定電流制御回路20において、図5、図6で説明したと同様の制御動作が行われる。即ち、動作信号STが発生される(即ち、Hレベルになる)と、定電流制御回路20は動作を開始する。第1差動増幅回路で第1検出電圧Vdet1と基準電圧Vrefとが差動増幅されて、その差動増幅の結果に従って基準定電流Irefが調整される。
図8は、昇圧回路100の第4実施形態(以下では、昇圧回路100Dと符号する)を示す図である。本実施形態の昇圧回路100Dは、入力電圧Vccより絶対値において高い負電圧に昇圧された出力電圧Voutを出力するものである。
この図8では、第2実施形態の図4と比較して、各チャージポンプユニット30〜60において、図4ではグランドに接続されている箇所を図8では入力電位点に接続していること、及び、図4では入力電位点に接続されている箇所を図8ではグランドに接続していることが異なっている。
このように、本実施形態の昇圧回路100Dでは、第1、第2実施形態における基準電位点を入力電圧の電位点とし、且つ、所定電位点をグランド電位点としている。このように、接続点の電位を、入力電圧の電位点とグランドとに、単に変更することによって、入力電圧Vccを正の昇圧電圧Voutを発生することに代えて、負の昇圧電圧を発生することができる。
図9は、昇圧回路100の第5実施形態(以下では、昇圧回路100Eと符号する)を示す図である。本図に示すように、本実施形態の昇圧回路100Eは、昇圧ユニットとして、電流動作型チャージポンプユニット30を有するという点で、第3実施形態と同様の構成であるが、その昇圧ユニットが多段従属接続されていないという点で、第1〜第4実施形態とは異なる。
電流動作型チャージポンプユニット30は、フライング用のキャパシタC1と、カレントミラー回路10の入力定電流Isinkが出力される定電流出力端とキャパシタC1の一端との間に接続され、第1クロックCLK1に応じてオン・オフされる第1スイッチSA11と、キャパシタC1の他端と基準電位点(例えば、グランド)との間に接続され、第1クロックCLK1に応じてオン・オフされる第3スイッチSA12と、入力定電流Isinkが出力される定電流出力端とキャパシタC1の他端との間に接続され、第1クロックCLK1とほぼ逆位相の第2クロックCLK2に応じてオン・オフされる第2スイッチSB11とを有している。
また、キャパシタC1の一端と出力電圧点との間に接続され、第2クロックCLK2に応じてオン・オフされる第4スイッチSB12を設けている。この第4スイッチSB12は、出力用キャパシタCoからの逆流を防止するものである。したがって、チャージポンプユニットが、多段に従属接続される場合には、第4スイッチは最終段のチャージポンプユニットのみに設けられる。言い換えれば、この第4スイッチは、最終段のチャージポンプユニットの外部で、出力用キャパシタCoの入力側に設けられていればよい。
なお、カレントミラー回路10及び定電流制御回路20の回路構成及び動作、並びに、出力電圧Vout−入力定電流Isinkの特性については、図5〜図7を参照して詳述した第3実施形態と同様であり、本実施形態のチャージポンプユニット30でも、入力定電流Isinkによって昇圧動作が行われ、昇圧された電圧が出力される。そして、その昇圧された電圧によって、出力電圧点に接続された出力用キャパシタCoが出力電圧Voutに充電される。この出力電圧Voutが負荷に動作電圧として出力されるとともに、負荷の要求に応じた出力電流Ioが出力される。
このように、本実施形態の昇圧回路100Eは、出力電圧Voutに応じた第1検出電圧Vdet1が基準電圧Vrefに達しないときは基準定電流Irefとして第1基準電流Ir1を発生し、第1検出電圧Vdet1が基準電圧Vrefを超えるときは基準定電流Irefを停止する定電流制御回路20と、基準定電流Irefに応じた入力定電流Isinkによって昇圧動作が行われる少なくとも1つの定電流動作型昇圧ユニット30を有する構成とされている。このような構成であれば、所定の入力定電流Isinkによって昇圧動作が行われ、所定レベルの出力電圧Voutを安定して出力することができる。
また、チャージポンプユニット30へは、所定の入力定電流Isink(第1入力定電流Is1)が供給されるから、起動時の突入電流が生じることはない。したがって、電池電源BATなどの電源に負担をかけることが少ないし、また、その電源電圧Vccの変動を抑制することができる。
次に、昇圧回路100の第6実施形態(以下では、昇圧回路100Fと符号する)について説明する。なお、本実施形態の昇圧回路100Fは、先出の第5実施形態とほぼ同様の構成から成り、定電流制御回路20の構成を変更することで、入力定電流Isinkの増加量を少なくして、図10に示されるような出力電圧Vout−入力定電流Isinkの特性を持たせた構成とした点に特徴を有している。
図10の特性を得るべく、定電流制御回路20では、先述の第1検出電圧Vdet1のほか、出力電圧Voutに応じて変動し、且つ、第1検出電圧Vdet1よりも高い第2検出電圧Vdet2が用いられる。この第2検出電圧Vdet2は、出力電圧Voutが第1出力電圧Vo1よりも低い所定の第2出力電圧Vo2に達したときに、基準電圧Vrefと等しくなるように設定されている。
この第2検出電圧Vdet2が基準電圧Vrefに達しないときには、基準定電流Irefとして第1基準電流Ir1より小さい第2基準電流Ir2を発生している。したがって、この状態においては、入力定電流Isinkは、第1入力定電流Is1よりも低い第2入力定電流Is2となっている。
そして、出力電圧Voutが第2出力電圧Vo2になると、第2検出電圧Vdet2が基準電圧Vrefを超えるから、定電流制御回路20は第1基準電流Ir1を発生する。したがって、入力定電流Isinkは、第1入力定電流Is1に増加する。
このように、出力電圧Voutが低いときは小さい第2入力定電流Is2を供給し、出力電圧Voutが所定レベルに至ったときに大きい第1入力定電流Is1を供給するように自動的に切り替えられる。これにより、電流増加分が、ゼロから第2入力定電流Is2へ、及び、第2入力定電流Is2から第1入力定電流Is1へと、時間的に分散されるから、電池電源BATなどの電源への負担をより小さくできる。
図10の特性を得るための定電流制御回路20の具体構成例を、図11にカレントミラー回路10とともに示している。
図11において、図7の構成と異なる点について説明する。図11では、ゲートとソースがPMOS242のゲートとソースにそれぞれ接続され、PMOS241、PMOS242とともにカレントミラー構成に接続されたPMOS251を設けている。PMOS241、PMOS242、及びPMOS251のカレントミラー比は、1:M1:M2(例えば、1:10:7)に設定されている。即ち、M1>M2とされている。
分圧抵抗器21、22、23により、出力電圧Voutを分圧して、第1検出電圧Vdet1とともに、第1検出電圧Vdet1よりも高い第2検出電圧Vdet2を形成している。第1検出電圧Vdet1は、先述の第5実施形態と同じ電圧レベルでよい。第2検出電圧Vdet2は、出力電圧Voutが変わっても、常に第1検出電圧Vdet1よりも一定比率だけ高い電圧となる。
また、PMOS251のドレインとグランドとの間に、PMOS252とドレインとゲートが接続されたNMOS253とが直列に接続される。また、PMOS251のドレインと、PMOS245とNMOS246との直列接続点との間に、PMOS254が接続されている。そして、PMOS254のゲートに第2検出電圧Vdet2が印加され、PMOS252のゲートに基準電圧Vrefが印加される。このPMOS252、NMOS253、PMOS254により、第2差動増幅回路が構成されている。
この図11の定電流制御回路20では、基準電圧Vrefと第2検出電圧Vdet2が第2差動増幅回路で差動増幅される。この差動増幅によって、出力電圧Voutが第2出力電圧Vo2より低い間は、PMOS251の電流は、PMOS254とNMOS246を流れる。
この状態においては、PMOS265に流れる電流は、NMOS244に流れる電流とNMOS246に流れる電流との差、即ちI00×(M1−M2)になる。
したがって、基準定電流Irefは、第1基準電流Ir1より小さい第2基準電流Ir2になるから、入力定電流Isinkも第1入力定電流Is1よりも小さい第2入力電流Is2になる。この第2入力電流Is2が小さくなる程度は、PMOS242とPMOS251のミラー比M1:M2によって定まる。
出力電圧Voutが上昇して、第2検出電圧Vdet2が基準電圧Vrefを超えるようになると、PMOS254はオフし、PMOS252がオンする。この状態では、第5実施形態と同じ動作になるから、入力定電流Isinkは第1入力定電流Is1になる。
次に、昇圧回路100の第7実施形態(以下では、昇圧回路100Gと符号する)について説明する。なお、本実施形態の昇圧回路100Gは、先出の第6実施形態とほぼ同様の構成から成り、定電流制御回路20の構成を変更することで、小さい入力定電流Isink(第2入力定電流Is2)によって出力電圧Voutを第1出力電圧Vo1まで上昇させた後、その後の負荷変動には大きい入力定電流Isink(第1入力定電流Is1)にて応答させる構成とした点に特徴を有している。
上記の動作を実現するための定電流制御回路20の具体構成例を、図12にカレントミラー回路10とともに示している。
本図に示すように、定電流制御回路20は、第1検出電圧Vdet1と基準電圧Vrefとが入力され、それら入力を差動増幅する第1差動増幅回路と、動作信号STを受けて所定時間τを計測するタイマー回路260と、タイマー回路260の出力と基準電圧Vrefとが入力され、それら入力を差動増幅する第2差動増幅回路とを有して成る。
そして、第1、第2差動増幅回路の動作に基づき、基準定電流Irefとして、第1、第2基準電流Ir1、Ir2のいずれを発生させるか、あるいは、基準定電流Irefを停止させるかが決定される。
この図12において、動作信号STが発生された後の所定時間τだけLレベルの出力信号を発生するタイマー回路260を設けている。そのタイマー回路260の出力信号を第2差動増幅回路のPMOS254のゲートに供給する。したがって、第7実施形態では、先述の第6実施形態と異なり、第2検出電圧Vdet2は必要としない。
所定時間τは、出力電圧Voutが第1出力電圧Vo1に到達するに十分な時間に設定する。また、所定時間τは、必要に応じて図10のような特性を得るように、出力電圧Voutが第1出力電圧Vo1よりも低い電圧にあるような時間に設定することもできる。
この第7実施形態によれば、出力電圧Voutが第1出力電圧Vo1に達するまでの時間は長くなるが、電池電源BATへの負担を一層小さくでき、且つ、定常動作時には、電流供給能力は大きいので、出力電圧Voutの変動に対する応答能力は高くできる。
図13は、昇圧回路100の第8実施形態(以下では、昇圧回路100Hと符号する)を示す図である。本図に示すように、本実施形態の昇圧回路100Hは、図9の第5実施形態とほぼ同様の構成から成り、第1スイッチSA11が、カレントミラー回路10の出力端ではなく、電源電圧点に接続されている点で、図9の第5実施形態とは異なる。
本実施形態の昇圧回路100Hにおいて、第1、第3スイッチSA11、SA12がオンのとき、キャパシタC1は、第1スイッチSA11−キャパシタC1−第3スイッチSA12の第1経路を介して印加される電源電圧Vccにより、そのオン期間Tだけ図示のような極性に充電される。
次に、第2、第4スイッチSB11、SB12がオンのときには、第2スイッチSB11−キャパシタC1−第4スイッチSB12−出力用キャパシタCoの第2経路を通って第1入力定電流Is1により定電流で昇圧動作が行われて、出力用キャパシタCoが図示のような極性に充電される。
この第1経路による定電圧充電と第2経路による定電流昇圧が、第1、第2クロックCLK1、CLK2によって繰り返して行われ、出力電圧Voutは次第に上昇していく。
出力電圧Voutが、目標電圧である第1出力電圧Vo1に近づいてくると、差動増幅回路24の差動出力は小さくなり、基準定電流Irefが第1基準電流Ir1からゼロに向けて減少してくる。そして、出力電圧Voutが、第1出力電圧Vo1に達したり、それより大きくなると、差動増幅回路24の差動出力はゼロ或いは負になり、基準定電流Irefはゼロになる。この場合、第1経路による定電圧充電のみが行われるだけである。したがって、入力定電流Isinkもゼロになり、昇圧回路100Hの昇圧作用は、休止状態になる。
図14は、昇圧回路100の第9実施形態(以下では、昇圧回路100Iと符号する)を示す図である。本図に示すように、本実施形態の昇圧回路100Iは、多段のチャージポンプユニットを有している。
本実施形態の昇圧回路100Iでは、その初段のチャージポンプユニットとして、図9の第5実施形態に示した定電流動作型のチャージポンプユニット30が使用されている。また、定電流動作型のチャージポンプユニット30の後段に設けるチャージポンプユニットとしては、電圧動作型のチャージポンプユニット40が使用されている。
また、図14の変形例として、チャージポンプユニット40を電流動作型チャージポンプユニットとしても良い。この場合には、図14において、入力電圧Vccに接続されているスイッチSA21を、図中に破線で示しているようにカレントミラー回路10の出力端に接続する。この変形例では、チャージポンプユニット30、40がともに電流動作型のものとなる。
図15は、昇圧回路100の第10実施形態(以下では昇圧回路100Jと符号する)を示す図である。本図に示すように、本実施形態の昇圧回路100Jも、第9実施形態と同様、多段のチャージポンプユニットを有している。
本実施形態の昇圧回路100Jでは、その初段のチャージポンプユニットとして、電圧動作型のチャージポンプユニット40が使用されている。また、電圧動作型のチャージポンプユニット40の後段に設けるチャージポンプユニットとしては、図13の第8実施形態に示した定電流動作型のチャージポンプユニット30が使用されている。
これら図14及び図15の第9、第10実施形態におけるように、多段のチャージポンプユニットを有している昇圧回路においても、少なくとも1つのチャージポンプユニットとして電流動作型のものを使用することにより、第5〜第8実施形態と同様に、定電流による昇圧動作と、出力電圧Voutの定電圧制御を行うことができる。

Claims (7)

  1. 入力電圧を昇圧して出力電圧を出力する昇圧回路であって、前記出力電圧に応じた第1検出電圧が基準電圧に達しないときには、基準定電流として第1基準電流を発生し、前記第1検出電圧が前記基準電圧を超えるときには、前記基準定電流を停止する定電流制御回路と、記基準定電流に応じた入力定電流によって昇圧動作が行われる少なくとも1つの定電流動作型昇圧ユニットと、前記基準定電流を所定倍N(N>1)に増幅して前記入力定電流を定電流出力端から前記定電流動作型昇圧ユニットへ流すカレントミラー回路と、を有して成り、
    前記定電流動作型昇圧ユニットは、キャパシタと、前記定電流出力端と前記キャパシタの一端との間に接続され、第1クロックに応じてオン・オフされる第1スイッチと、前記キャパシタの他端と基準電位点との間に接続され、第1クロックに応じてオン・オフされる第3スイッチと、前記定電流出力端と前記キャパシタの他端との間に接続され、第1クロックとほぼ逆位相の第2クロックに応じてオン・オフされる第2スイッチと、を有することを特徴とする昇圧回路。
  2. 前記定電流制御回路は、第1検出電圧と前記基準電圧とが入力され、それら入力を差動増幅する第1差動増幅回路を有し、該第1差動増幅回路の動作に基づいて前記基準定電流の発生あるいは停止を決定することを特徴をする請求項1に記載の昇圧回路。
  3. 前記定電流制御回路は、さらに、前記出力電圧に応じ且つ第1検出電圧よりも高い第2検出電圧が前記基準電圧に達しないときには、前記基準定電流として第1基準電流よりも小さい第2基準電流を発生し、第2検出電圧が前記基準電圧を超えるときには、第1基準電流を発生することを特徴とする請求項1に記載の昇圧回路。
  4. 前記定電流制御回路は、第1検出電圧と前記基準電圧とが入力され、それら入力を差動増幅する第1差動増幅回路と、第2検出電圧と前記基準電圧とが入力され、それら入力を差動増幅する第2差動増幅回路と、を有し、第1、第2差動増幅回路の動作に基づいて前記基準定電流として第1基準電流と第2基準電流のいずれを発生させるか、或いは、前記基準定電流を停止させるかを決定することを特徴をする請求項3に記載の昇圧回路。
  5. 前記定電流制御回路は、動作信号を受けて動作を開始するとともに、前記動作信号を受けてから所定時間の経過するまでは前記基準定電流として第1基準電流より小さい第2基準電流を発生し、前記所定時間経過後は第1基準電流を発生することを特徴とする請求項1に記載の昇圧回路。
  6. 前記定電流制御回路は、第1検出電圧と前記基準電圧とが入力され、それら入力を差動増幅する第1差動増幅回路と、前記動作信号を受けて前記所定時間を計測するタイマー回路と、前記タイマー回路の出力と前記基準電圧とが入力され、それら入力を差動増幅する第2差動増幅回路と、を有し、第1、第2差動増幅回路の動作に基づいて前記基準定電流として第1基準電流と第2基準電流のいずれを発生させるか、或いは、前記基準定電流を停止させるかを決定することを特徴をする請求項5に記載の昇圧回路。
  7. 入力電圧を出力する電池電源と、前記入力電圧が入力される請求項1〜請求項6のいずれかに記載された昇圧回路と、該昇圧回路からの出力電圧が供給される負荷と、を有して成ることを特徴とする携帯機器。
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