JP2009027919A - チャージポンプ回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源電圧Vdd以下の小さいステップで昇圧を行うチャージポンプ回路において、誤動作を防止する。
【解決手段】コンデンサ1,2をポンピングノードに直列または並列に接続するスイッチS1,S2,S3を備え、次の制御ステップに従ってチャージポンプ動作を行わせる。(a)クロックCLKがLレベルの状態でスイッチS2をオンにすることにより、コンデンサ1,2を直列に接続する。(b)スイッチS2をオフにする。(c)クロックCLKをHレベルの状態にする。(d)スイッチS1,S3をオンにすることにより、コンデンサ1,2を並列に接続する。(e)スイッチS1,S3をオフにする。(f)クロックCLKをLレベルの状態にする。
【選択図】図1
【解決手段】コンデンサ1,2をポンピングノードに直列または並列に接続するスイッチS1,S2,S3を備え、次の制御ステップに従ってチャージポンプ動作を行わせる。(a)クロックCLKがLレベルの状態でスイッチS2をオンにすることにより、コンデンサ1,2を直列に接続する。(b)スイッチS2をオフにする。(c)クロックCLKをHレベルの状態にする。(d)スイッチS1,S3をオンにすることにより、コンデンサ1,2を並列に接続する。(e)スイッチS1,S3をオフにする。(f)クロックCLKをLレベルの状態にする。
【選択図】図1
Description
本発明は、電源電圧Vddより小さなステップで昇圧電圧を出力するチャージポンプ
回路に関し、特に電荷転送素子に伴う寄生ダイオードの影響を除去して正常なチャージポンプ動作を可能としたチャージポンプ回路に関する。
回路に関し、特に電荷転送素子に伴う寄生ダイオードの影響を除去して正常なチャージポンプ動作を可能としたチャージポンプ回路に関する。
ディクソン(Dicson)によって開発されたチャージポンプ回路(charge-pump circuit)は、ポンピング・パケット(pumping packet)を複数段、直列接続し、各ポンピング・パケットの昇圧(voltage fluctuation)により、LSIチップの電源電圧Vddよりも高い電圧を発生するものである。例えば、フラッシュメモリ(Flash Memories)のプログラム/消去(program/erase)のための電圧を発生するために使用されている。
しかし、従来のチャージポンプ回路は、電源電圧Vddのステップで昇圧を行うものであって、それより小さな電圧ステップの昇圧を可能とするものは提案されていなかった。例えば、0.5Vddステップの昇圧が可能になれば、電源回路の効率を大幅に向上できる。そこで、本発明者は電源電圧Vddより小さな電圧ステップの昇圧を可能とするとともに、回路の効率ηを改善したチャージポンプ回路をすでに提案した。
特願平3−348475号公報
その概要を説明すれば以下のとおりである。図9及び図10は、+0.5Vdd昇圧チャージポンプ回路の構成及び動作を示す回路図である。このチャージポンプ回路は、入力電圧Vddに対して1.5Vddの昇圧電圧を作成するものである。
ダイオードD1、D2(電荷転送素子)が直列に接続され、ダイオードD1のアノードには電源電圧Vddが入力電圧Vinとして供給されている。ダイオードD1、D2は、たとえばゲートとドレインを共通接続したMOSトランジスタによって構成することができる。S1、S2、S3は、ダイオードD1、D2の接続点に、コンデンサ1、2を並列または直列に切換えて接続するためのスイッチである。
ダイオードD1、D2(電荷転送素子)が直列に接続され、ダイオードD1のアノードには電源電圧Vddが入力電圧Vinとして供給されている。ダイオードD1、D2は、たとえばゲートとドレインを共通接続したMOSトランジスタによって構成することができる。S1、S2、S3は、ダイオードD1、D2の接続点に、コンデンサ1、2を並列または直列に切換えて接続するためのスイッチである。
これらのスイッチS1、S2、S3は、たとえば、MOSトランジスタによって構成することができる。3は、コンデンサ1、2にクロックを供給するクロックドライバーである。すなわち、クロックドライバー3の出力はコンデンサ2の一方の端子に接続されている。クロックドライバー3に供給される電源電圧はVddであり、クロックの振幅の大きさはVddである。また、クロックドライバー3は、たとえば2段のCMOSインバータによって構成される。4は、ダイオードD2から出力される昇圧電圧Voutが供給される負荷である。また、CLはダイオードD2の出力ノードが有する容量である。
次に、このチャージポンプ回路の動作について、図9、図10、及び図11を参照しながら説明する。図11は、このチャージポンプ回路の動作波形図である。なお、簡単のためダイオードD1,D2による電圧降下VFを0Vとする。また、コンデンサ1、2の容量値は等しいとする。図9に示すように、クロックドライバー3の入力クロックCLKがLレベル(CLK=ロウレベル)のとき、S1=オフ,S2=オン,S3=オフとすると、2つのコンデンサ1,2は、ダイオードD1、D2の接続点(ポンピングノード)に直列接続される。すると、ダイオードD1、D2の接続点の電圧V1はVddとなる。各コンデンサ1、2は、0.5Vddに充電される。このとき、電源電圧VddからダイオードD1を介してコンデンサ1,2に流れ込んだ電流をIoutとすると、クロックドライバー3には同じ電流Ioutが流れ込む。
次に、図10に示すように、クロックドライバー3の入力クロックCLKがHレベル(CLK=ハイレベル)のとき、S1=オン,S2=オフ,S3=オンとすると、2つのコンデンサ1,2はダイオードD1、D2の接続点に並列接続される。すると、各コンデンサ1、2の電圧はVdd/2であるから、クロックドライバー3の出力をVddとすると、ダイオードD1、D2の接続点(ポンピングノード)の電圧V1は1.5Vddに昇圧される。このとき、2つのコンデンサ1,2から次段のダイオードD2に流れ出る電流は2Ioutとなる。クロックドライバー3からは同じ電流2Ioutが流れ出る。ダイオードD2から出力される出力電流2Ioutを一定とし、各電流を全て時間平均電流とすると、定常時には以下のようになる。
1)Vout=1.5Vdd(ただし、ドライバーの電源電圧をVddとする)
2)入力電流=0.5Iout
3)クロックドライバーの電源Vddから流れ出る電流
=Iout
本実施形態のチャージポンプ回路の要点は、クロックCLKのレベルに応じて、コンデンサ1,2を並列接続して充電し、直列接続して放電することを繰り返すことに
より、0.5Vddのステップで昇圧を行うものである。また、ここで重要な点は、クロックCLK=Lのとき、電源電圧Vddからの入力電流Iin=Ioutが出力電流2Ioutの1/2であるという点である。これにより、出力電圧のレギュレーションを行わない場合の回路の理論効率ηを100%とすることができ、昇圧電圧を1.5Vddにしたことによる電力ロスはない。
1)Vout=1.5Vdd(ただし、ドライバーの電源電圧をVddとする)
2)入力電流=0.5Iout
3)クロックドライバーの電源Vddから流れ出る電流
=Iout
本実施形態のチャージポンプ回路の要点は、クロックCLKのレベルに応じて、コンデンサ1,2を並列接続して充電し、直列接続して放電することを繰り返すことに
より、0.5Vddのステップで昇圧を行うものである。また、ここで重要な点は、クロックCLK=Lのとき、電源電圧Vddからの入力電流Iin=Ioutが出力電流2Ioutの1/2であるという点である。これにより、出力電圧のレギュレーションを行わない場合の回路の理論効率ηを100%とすることができ、昇圧電圧を1.5Vddにしたことによる電力ロスはない。
すなわち、入力電流は、CLK=Hのときの2Ioutと、CLK=LのときのIoutとの和となるから、チャージポンプ回路の効率η=出力電力/入力電力
=(1+0.5)Vdd×Iout/Vdd×(1+0.5)×Iout
=1=100%
したがって、上述したチャージポンプ回路は、実質的に0.5段チャージポンプ回路と言える。しかも、回路の理論効率ηは100%とすることができる。0.5Vddという電圧を作る方法は他にも考えられる。たとえば、抵抗分割による方法である。しかし、回路の効率ηを100%とすることはできず、電力ロスを伴うものである。
これに対して、本発明者が提案したチャージポンプ回路では、コンデンサの接続をクロックCLKのレベルに応じて、並列と直列に交互に切換えているので、電圧ロスを理論的に0%とすることができる。
=(1+0.5)Vdd×Iout/Vdd×(1+0.5)×Iout
=1=100%
したがって、上述したチャージポンプ回路は、実質的に0.5段チャージポンプ回路と言える。しかも、回路の理論効率ηは100%とすることができる。0.5Vddという電圧を作る方法は他にも考えられる。たとえば、抵抗分割による方法である。しかし、回路の効率ηを100%とすることはできず、電力ロスを伴うものである。
これに対して、本発明者が提案したチャージポンプ回路では、コンデンサの接続をクロックCLKのレベルに応じて、並列と直列に交互に切換えているので、電圧ロスを理論的に0%とすることができる。
また、2つのコンデンサ1,2をクロックCLKの状態によらず、直列にしたままで動作させれば(S1=オフ,S2=オン,S3=オフ)、従来のチャージポンプと同じ働きをし、Vout=2Vddとなる。この場合、スイッチ制御回路(不図示)を設け、このスイッチ制御回路からスイッチS1,S2,S3にスイッチ制御信号を供給することにより、2つのコンデンサ1,2を常時直列に接続するかクロックCLKの電圧レベルに応じて直列又は並列に接続するかを切換可能とするように構成される。
すなわち、本実施形態のチャージポンプ回路は、出力電圧Voutとして、1.5Vdd、あるいは2Vddを得ることができる。換言すれば、0.5段と1段との切換が可能である。
すなわち、本実施形態のチャージポンプ回路は、出力電圧Voutとして、1.5Vdd、あるいは2Vddを得ることができる。換言すれば、0.5段と1段との切換が可能である。
しかしながら、本発明者が鋭意検討したところ、図9の状態から図10の状態に遷移する場合、逆に、図10の状態から図9の状態に遷移する場合に、クロックCLKの変化のタイミングとスイッチS1,S2,S3の切換えのタイミングを調整しないと誤動作が生じることがわかった。
例えば、図9の状態から図10の状態に遷移させる場合、スイッチS2がオンの状態で、クロックCLKをLレベルからHレベルに変化させると、ダイオードD1,D2の接続点の電圧V1は2Vddとなってしまう。
例えば、図9の状態から図10の状態に遷移させる場合、スイッチS2がオンの状態で、クロックCLKをLレベルからHレベルに変化させると、ダイオードD1,D2の接続点の電圧V1は2Vddとなってしまう。
また、図10の状態から図9の状態に遷移させる場合、スイッチS1,S3がオンの状態で、クロックCLKをHレベルからLレベルに変化させると、ダイオードD1,D2の接続点の電圧V1は0.5Vddとなってしまう。
本発明は上述した従来技術の課題に鑑みて為されたものであり、電源電圧Vdd以下の小さなステップでの昇圧を行うチャージポンプ回路の誤動作を防止することを目的としている。
そこで、本発明のチャージポンプ回路は、クロックCLKの変化のタイミングとスイッチS1,S2,S3の切換えのタイミングを調整したものである。すなわち、次の(a)〜(g)のステップに従って制御を行う。
(a)クロックCLKがLレベルの状態で、スイッチS2(第1のスイッチ手段)をオンにすることにより、コンデンサ1、2を直列に接続する。
(b)スイッチS2をオフにする。
(c)クロックCLKをHレベルの状態にする。
(d)スイッチS1,S3(第2のスイッチ手段)をオンにすることによりコンデンサ1、2を並列に接続する。
(e)スイッチS1,S3をオフにする。
(f)クロックCLKをLレベルの状態にする。
(g)上記(a)〜(f)のステップを繰り返す。
(a)クロックCLKがLレベルの状態で、スイッチS2(第1のスイッチ手段)をオンにすることにより、コンデンサ1、2を直列に接続する。
(b)スイッチS2をオフにする。
(c)クロックCLKをHレベルの状態にする。
(d)スイッチS1,S3(第2のスイッチ手段)をオンにすることによりコンデンサ1、2を並列に接続する。
(e)スイッチS1,S3をオフにする。
(f)クロックCLKをLレベルの状態にする。
(g)上記(a)〜(f)のステップを繰り返す。
本発明のチャージポンプ回路によれば、ポンピングノードにコンデンサを直列と並列に結合させることを繰り返すことにより、電源電圧以下のステップで昇圧を行うチャージポンプ回路において、ポンピングノードが過渡的に異常電圧になることが防止されるので、かかるチャージポンプ動作を正常に行うことができると共に、電力効率も向上するという効果を有する。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1乃至図6は+0.5Vddの昇圧電圧を出力するチャージポンプ回路の構成及び動作を示す回路図である。このチャージポンプ回路は入力電圧Vddに対して、+1.5Vddの昇圧電圧を作成するものである。チャージポンプ回路の構成は、制御方法を除き図9及び図10に示したものと同様なので、説明を省略する。
以下では、図1乃至図7を参照しながら、上述した構成のチャージポンプ回路の制御方法を説明する。図7は、チャージポンプ回路の制御方法を示す第1のタイミング図である。
なお、クロックドライバー3の電源電圧は、入力電圧と等しいVdd(例えば5V)とし、コンデンサ1,2の容量値は等しいとする。ダイオードD1,D2(電荷転送素子)とスイッチS1,S2,S3に起因する電圧降下も0Vとして説明する。また、スイッチS1,S2,S3のオンオフの制御は不図示の制御回路によって行われるものとする。
(1)第1の制御ステップ
時刻t1で、クロックドライバー3の入力クロックCLKがLレベルの状態でスイッチS2をオンにする(スイッチS1,S3はオフされている)。これにより、2つのコンデンサ1,2はポンピングノードに対して直列に接続される。すると、コンデンサ1,2はそれぞれ0.5Vddの電圧に充電され、ポンピングノードの電圧V1はVddとなる。
時刻t1で、クロックドライバー3の入力クロックCLKがLレベルの状態でスイッチS2をオンにする(スイッチS1,S3はオフされている)。これにより、2つのコンデンサ1,2はポンピングノードに対して直列に接続される。すると、コンデンサ1,2はそれぞれ0.5Vddの電圧に充電され、ポンピングノードの電圧V1はVddとなる。
また図中、VA=VB=0.5Vdd,VC=0Vとなる。平均出力電流IoutはダイオードD1に流れ、クロックドライバー3にIoutが流入する(図1、図7参照)。なお、図中VAはコンデンサ1とスイッチS2との接続点の電圧、VBはスイッチS2とコンデンサ2との接続点の電圧、VCはコンデンサ2とクロックドライバー3との接続点の電圧である。
(2)第2の制御ステップ
次に、時刻t2で、次にクロックCLKがLレベルの状態で、スイッチS2がオフされる。これによりスイッチS1,S2,S3はいずれもオフ状態となる。各ノードの電圧はそのまま維持される(図2、図7参照)。
次に、時刻t2で、次にクロックCLKがLレベルの状態で、スイッチS2がオフされる。これによりスイッチS1,S2,S3はいずれもオフ状態となる。各ノードの電圧はそのまま維持される(図2、図7参照)。
(3)第3の制御ステップ
次に、時刻t3で、スイッチS1,S2,S3はいずれもオフ状態を維持したまま、クロックCLKをLレベルからHレベルに変化させる(CLK=H)。すると、コンデンサカップリングの効果によりVB=1.5Vddとなる(図3、図7参照)。
次に、時刻t3で、スイッチS1,S2,S3はいずれもオフ状態を維持したまま、クロックCLKをLレベルからHレベルに変化させる(CLK=H)。すると、コンデンサカップリングの効果によりVB=1.5Vddとなる(図3、図7参照)。
(4)第4の制御ステップ
次に、時刻t4でスイッチS1,S3をオンさせる。するとコンデンサ1,2がポンピングノードに並列に接続されるので、ポンピングノードの電圧V1は1.5Vddに変化する。このとき、VA=Vdd,VB=1.5Vddである。このとき、クロックドライバー3から電流2Ioutがコンデンサ1,2に流れる。さらに、ダイオードD2にこれと等しい電流2Ioutが流れる(図4、図7参照)。
次に、時刻t4でスイッチS1,S3をオンさせる。するとコンデンサ1,2がポンピングノードに並列に接続されるので、ポンピングノードの電圧V1は1.5Vddに変化する。このとき、VA=Vdd,VB=1.5Vddである。このとき、クロックドライバー3から電流2Ioutがコンデンサ1,2に流れる。さらに、ダイオードD2にこれと等しい電流2Ioutが流れる(図4、図7参照)。
(5)第5の制御ステップ
次に、時刻t5でクロックCLKをHレベルに維持したまま、スイッチS1,S3をオフする。これにより、スイッチS1,S2,S3はすべてオフし、各ノードの電圧はそのまま維持される(図5、図7参照)。
次に、時刻t5でクロックCLKをHレベルに維持したまま、スイッチS1,S3をオフする。これにより、スイッチS1,S2,S3はすべてオフし、各ノードの電圧はそのまま維持される(図5、図7参照)。
(6)第6の制御ステップ
次に、時刻t6でスイッチS1,S2,S3はすべてオフした状態で、クロックCLKをHレベルからLレベルに変化させる(図6、図7参照)。その後は、上記の第1の制御ステップに戻り、第1の制御ステップ〜第6の制御ステップを繰り返す。
上述したチャージポンプ回路の制御方法によれば、クロックCLKの変化のタイミングと、スイッチS1,S2,S3のオンオフのタイミング調整をした結果、ポンピングノードの電圧V1はVdd〜1.5Vddの間で変化するので、チャージポンプ動作が正常に行われないという不具合が防止される。
次に、時刻t6でスイッチS1,S2,S3はすべてオフした状態で、クロックCLKをHレベルからLレベルに変化させる(図6、図7参照)。その後は、上記の第1の制御ステップに戻り、第1の制御ステップ〜第6の制御ステップを繰り返す。
上述したチャージポンプ回路の制御方法によれば、クロックCLKの変化のタイミングと、スイッチS1,S2,S3のオンオフのタイミング調整をした結果、ポンピングノードの電圧V1はVdd〜1.5Vddの間で変化するので、チャージポンプ動作が正常に行われないという不具合が防止される。
また、本実施形態では、+0.5Vddの昇圧電圧を出力する1段のチャージポンプ回路への適用例を示したが、本発明はチャージポンプの段数を増加させることにより、+1.5Vddの昇圧電圧を出力する2段のチャージポンプ回路にも適用することができる。
一般には、本実施形態のチャージポンプ回路をコアとして組み込んだ多段のチャージポンプ回路に適用することができる。
このような多段のチャージポンプ回路では、図8に示すように、例えば、一段目で+0.5Vddの電圧を出力し、2段目以上ではディクソン型の一般的なチャージポンプ回路の構成となる。なお、図8のチャージポンプ回路では、Vout=3.5Vddとなる。
このような多段のチャージポンプ回路では、図8に示すように、例えば、一段目で+0.5Vddの電圧を出力し、2段目以上ではディクソン型の一般的なチャージポンプ回路の構成となる。なお、図8のチャージポンプ回路では、Vout=3.5Vddとなる。
また、本実施形態のチャージポンプ回路は、2つのコンデンサ1,2を直列と並列に切り換えて+0.5Vddの電圧ステップの昇圧を行うタイプであるが、2つ以上のコンデンサを直列、並列に切り換えることにより、さらに小さな電圧ステップの昇圧を行うことができる。本発明は、そのようなチャージポンプ回路にも適用できるものである。
Claims (2)
- 直列に接続された第1及び第2の電荷転送素子と、第1及び第2のコンデンサと、第2のコンデンサの一端にクロックを供給するクロック供給手段と、前記第1及び第2のコンデンサを第1及び第2の電荷転送素子の接続点に直列に接続するための第1のスイッチ手段と、前記第1及び第2のコンデンサを第1及び第2の電荷転送素子の直列に接続された信号路に並列に接続するための第2のスイッチ手段と、を備え、前記第2の電荷転送素子から正の昇圧電圧を出力するチャージポンプ回路であって、前記クロックが低レベルの状態で前記第1のスイッチ手段をオンにすることにより前記第1及び第2のコンデンサを直列に接続する第1のステップと、前記第1のスイッチ手段をオフにする第2のステップと、前記クロックを高レベルの状態にする第3のステップとを行い、第3のステップによる昇圧電圧を前記信号路に伝えることを特徴とするチャージポンプ回路。
- 前記第3のステップ後に前記第2のスイッチ手段をオンにすることにより前記第1及び第2のコンデンサを並列に接続する第4のステップと、第2のスイッチ手段をオフにする第5のステップと、前記クロックを低レベルの状態にする第6のステップと、を有することを特徴とする請求項1に記載のチャージポンプ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008244673A JP2009027919A (ja) | 2008-09-24 | 2008-09-24 | チャージポンプ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2008244673A Withdrawn JP2009027919A (ja) | 2008-09-24 | 2008-09-24 | チャージポンプ回路 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105763039A (zh) * | 2016-03-03 | 2016-07-13 | 复旦大学 | 一种用于电容型电荷泵的优化的电荷转移结构与方法 |
CN106208696A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-07 | 顺德职业技术学院 | 水车式程控直流升压电路 |
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2008
- 2008-09-24 JP JP2008244673A patent/JP2009027919A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20090708 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |