JP4614755B2 - ミシン - Google Patents

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Description

本発明は、ミシンに関する。
従来、刺繍ミシン等のように送り歯を用いずに縫製物をXY方向に搬送させながら縫製を行うミシンにあっては、縫製物が縫い針との摩擦により縫い針とともに上昇してばたつくのを防止するため、縫い針の上昇時に縫製物の針貫通部周辺を下方に押さえ付ける中押え装置が設けられている。この装置は通常、縫い針が縫製物から上昇する際に中押えにより縫製物を下方に押さえ付け、縫い針が縫製物から完全に上昇した後は中押えが縫い針とともに上昇するようになっている。このような中押え装置として、カムやつまみを回動させて中押えを上下動させる揺動体を構成するリンクの傾きを調節し、中押え下位置を調節可能としたものが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、中押えと縫い針の移動軌跡を図13に示す。図13は、横軸に縫い針を上下動させるための上軸の角度をとり、縦軸に距離をとって描いたものである。ここで、上軸の角度は、上軸の基準位置に対する回転角度をいう。ミシンにおいては、一般的に、縫製終了後に糸が切られ、ワイパーが縫い針と中押えとの間を横切ることにより、縫製物内で縫製されずに残った糸を抜けるようになっている。そのため、縫い針が下がりすぎたり、縫製される縫製物の厚さが厚くなりすぎると、縫い針と中押えの間隔が小さくなり、ワイパーが横切れなくなってしまうという問題があった。具体的には、上軸が図13における48°の位置で停止した場合、中押えの先端と縫い針の先端との距離が非常に小さくなってしまうため、縫い針と中押えの間をワイパーが横切れなくなってしまう。
このような問題を解決するために、二つの方法が提案されている。第1の方法は、ワイパーに中押えの下を横切らせる方法である。第1の方法によれば、縫い針と中押えの間隔が小さくなってもワイパーの移動には何の支障もないので、糸を縫製物から確実に抜くことができる。第2の方法は、ワイパー通過前に縫い針を強制的に上昇させる方法である。すなわち、縫い針を保持する針棒の駆動モータを縫製時と逆方向に回転させ、縫い針を上昇させて縫い針と中押えの間隔を広げるというものである。
特開平9−253365号公報
しかし、第1の方法においては、ワイパーにより糸を縫製物から抜いても、糸は中押えに挿通されたままである。そのため、次の縫い目の縫製を行う際に、図14に示すように、中押え501で糸502を押さえてしまうことがあり、縫い目の品質が低下するという問題があった。
また、第2の方法においては、縫製終了後に縫い針を強制的に上昇させると、図15に示すように、縫い目に張力を付与する天秤503が下降し、この天秤503と縫い針504とに掛け渡された糸505が弛んでしまう(図15の二点鎖線にて図示)。これにより、ワイパーで縫製物から糸505を抜こうとしてもワイパーが糸505を引く力は弛んだ糸505を縫い針504の針先から引き出すために使われてしまい、縫製物から糸505を確実に抜くことができなかった。また、針先から引き出された糸505が邪魔となって縫製物のセットがしにくかった。さらに、図16に示すように、縫製開始時に天秤503が下降した分上昇して糸505を引き上げることにより、糸505が縫い針504から抜けてしまう(図16の二点鎖線にて図示)という問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、縫い目の品質や縫製の作業性に悪影響を与えることなく、ワイパーにより糸を確実に中押えから抜くことができるミシンを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ミシンにおいて、縫い針を縫製物から抜く際に縫製物を針板に向けて押さえ付ける中押えと、縫製が終了して糸が切られた後に前記縫い針と前記中押えとの間を横切って前記中押えに挿通された糸を抜くワイパーと、縫製時に前記中押えを上下動させる上軸モータと、上下方向に沿った状態で一端部と他端部とが連結された、前記中押えに上下動を伝えるための二つのリンク体の連結部を上下方向を横切る方向に移動させることで前記中押えを上下動させる前記上軸モータとは別の駆動装置と、縫製の最終縫い目開始時から前記ワイパーの動作開始時までの間に、前記中押えの初期位置が前記縫い針と前記中押えの間に前記ワイパーが横切ることができる必要最小限の間隔が形成される基準高さを超えている場合に、前記中押えを下降させるように前記駆動装置を制御する駆動制御手段と、を備えることを特徴とする。
ここで、所定高さとは、縫い針と中押えの間をワイパーが横切ることができる中押えの針板からの高さをいう。
請求項1に記載の発明によれば、駆動制御手段により、駆動装置は縫製の最終縫い目開始時からワイパーの動作開始時までの間に、中押えを針板からの所定高さまで下降させる。これにより、ワイパーが中押えに挿通された糸を抜く際に、縫い針と中押えとの間を確実に横切ることができ、従来のように中押えで糸を押さえ付けて縫い目の品質が低下したり、縫い針に通された糸が弛んだり、縫製物からの糸抜きができなかったり、縫い針から糸が抜けることがない。よって、縫い目の品質や縫製の作業性に悪影響を与えることなく、ワイパーにより糸を確実に中押えから抜くことができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、駆動制御手段により、駆動装置は、中押えの初期位置が縫い針と中押えの間にワイパーが横切ることができる必要最小限の間隔が形成される基準高さを超えている場合に中押えを下降させるので、中押えの初期位置が基準高さよりも低い位置にあれば、駆動装置は中押えを下降させない。これにより、縫い針と中押えの間にワイパーが横切ることができる間隔を形成することが必要な場合だけ中押えを駆動させるので、中押えの無駄な動作を無くすことができ、縫製サイクルを短縮することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミシンにおいて、前記駆動制御手段は、縫製終了後に前記中押えを前記所定高さまで下降させるように前記駆動装置を制御することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、駆動制御手段により、駆動装置は縫製終了後に中押えを所定高さまで下降させるので、縫製中の縫製物に所定高さまで下降中の中押えが接触することがなく、中押えによる縫製物の押圧によって縫製物の品質が低下することを防止することができる。また、縫製の制御と中押えの所定高さまでの下降制御を同時に行う必要がないため、ミシンの制御部への負担を軽減できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のミシンにおいて、前記駆動制御手段は、縫製の最終縫い目開始時に前記中押えを前記所定高さまで下降させるように前記駆動装置を制御することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、駆動制御手段により、駆動装置は縫製の最終縫い目開始時に中押えを所定高さまで下降させるので、最終縫い目の縫製に並行して中押えを所定高さまで下降させることができる。これにより、中押えを所定高さまで下降させる時間を短縮することができるので、縫製サイクルを短縮することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のミシンにおいて、前記駆動制御手段は、前記中押えの初期位置が前記縫い針と前記中押えの間に前記ワイパーが横切ることができる必要最小限の間隔が形成される基準高さを超えている場合に、当該基準高さを超えた分だけ前記中押えを下降させるように前記駆動装置を制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、駆動制御手段により、駆動装置は、中押えの初期位置が縫い針と中押えの間にワイパーが横切ることができる必要最小限の間隔が形成される基準高さを超えている場合に、当該基準高さを超えた分だけ中押えを下降させるので、ワイパーが縫い針と中押えの間を通過可能となるように中押えを下降させつつ、その下降量を最小限にとどめることができる。これにより、中押えを下降させる時間を短縮することができ、縫製サイクルを短縮することができる。
請求項1に記載の発明によれば、ワイパーが中押えに挿通された糸を抜く際に、縫い針と中押えとの間を確実に横切ることができ、従来のように中押えで糸を押さえ付けて縫い目の品質が低下したり、縫い針に通された糸が弛んだり、縫製物からの糸抜きができなかったり、縫い針から糸が抜けることがない。よって、縫い目の品質や縫製の作業性に悪影響を与えることなく、ワイパーにより糸を確実に中押えから抜くことができる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、縫い針と中押えの間にワイパーが横切ることができる間隔を形成することが必要な場合だけ中押えを駆動させるので、中押えの無駄な動作を無くすことができ、縫製サイクルを短縮することができる。
請求項2に記載の発明によれば、縫製中の縫製物に所定高さまで下降中の中押えが接触することがなく、中押えによる縫製物の押圧によって縫製物の品質が低下することを防止することができる。また、縫製の制御と中押えの所定高さまでの下降制御を同時に行う必要がないため、ミシンの制御部への負担を軽減できる。
請求項3に記載の発明によれば、中押えを所定高さまで下降させる時間を短縮することができるので、縫製サイクルを短縮することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ワイパーが縫い針と中押えの間を通過可能となるように中押えを下降させつつ、その下降量を最小限にとどめることができる。これにより、中押えを下降させる時間を短縮することができ、縫製サイクルを短縮することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係るミシンの最良の形態について詳細に説明する。
<ミシンの構成>
ミシンMは、図1〜図6に示すように、中押さえ装置100と、ワイパー装置200とを備えている。
(1)中押え装置の構成
中押え装置100は、図1〜図3に示すように、先端に縫い針1が設けられた針棒1bを上下方向に駆動させる上軸2に設けられている。上軸2には偏心カム3が固定され、この偏心カム3には接続リンク4が連結されている。接続リンク4には揺動軸抱き5が連結され、揺動軸抱き5には揺動軸6の一端部が連結されている。
揺動軸6の他端部には中押え29の上下方向D1の移動量を調節する中押え調節腕7の基端部が固定されている。中押え調節腕7には溝カム7aが形成されている。この溝カム7aは弧状の長孔になっており、この溝カム7aの所望の位置と第1リンク8の一端部とが調節ナット9と段ねじ10により回動自在に固定される。この固定位置は揺動軸6の軸芯線と交差する位置からこの交差位置より中押え調節腕7の一端側の所定位置の範囲までの間に形成され、この範囲内で所望に調節することができる。
第1リンク8の他端部は、第2リンク11の長さ部分と段ねじ12で回動自在に連結されている。また、調節ナット9が係合する溝カム7aは、中押え29が上下往復運動の下死点にあるときに、段ねじ12の軸芯を中心とした円弧の一部となる。第2リンク11の背面側には位置決めリンク13が連結されている。
位置決めリンク13は、その中央部近傍で段ねじ14によりミシンフレーム15に回動自在に取り付けられ、段ねじ14の位置は、中押え29が下死点にあるときの段ねじ12の位置と一致する。
位置決めリンク13の一端部には、ばね掛13aが取り付けられ、また、ミシンフレーム15にもばね掛15aが固定され、この両ばね掛間にはコイルばね16が架け渡されて、ばね掛13aが取り付けられた位置決めリンク13の一端部を下方に引き下げるように付勢する。すなわち、コイルばね16は、第2リンク11における第3リンク20との接続部位P1が上方に移動した際に、接続部位P1を下方に向けて付勢する付勢手段として機能する。位置決めリンク13の他端部にはストッパ17が連結されており、第2リンク11の一端部及び位置決めリンク13の他端部と一つの段ねじ18で連結されている。また、ストッパ17は、段ねじ14で位置決めリンク13とともにミシンフレーム15に回動自在に取り付けられている。ストッパ17の一端部17aの上方には、ストッパ17の上方への回動を規制するように規制部材19が設けられている。なお、この規制部材19は、ミシンフレーム15の一部で代用してもよい。そして、第1リンク8、第2リンク11、位置決めリンク13により、中押え揺動機構M1が構成される。
第2リンク11の他端部には、第3リンク20の一端部が段ねじ21により回動自在に連結されている。第3リンク20の他端部には、第4リンク22の一端部が段ねじ23により第3リンク20の長手方向に対して直列となるように回動自在に連結されている。この第3リンク20と第4リンク22とで中押えリンク部材24が構成される。
第4リンク22の他端部には、リンク中継板25が段ねじ26により連結されている。リンク中継板25には中押え棒抱き27が固定されており、中押え棒抱き27には上下方向に延びる中押え棒28が保持されている。中押え棒28の下端部には、縫い針1を縫製物から抜く際に縫製物を針板に向けて押さえ付ける中押え29が取り付けられている。中押え棒28の上端部にはコイルばね30が設けられており、ボルト31及びナット32により中押え棒抱き27に取り付けられている。
段ねじ23は、角駒33及び案内部材34とともに第3リンク20と第4リンク22とを連結している。すなわち、第4リンク22の正面側には案内部材34が設けられ、この案内部材34の正面側には角駒33が設けられており、第3リンク20、第4リンク22、角駒33、案内部材34を一つの段ねじ23で連結している。
角駒33は、段ねじ23と、第3リンク20と第4リンク22の連結部P3との隙間をうめるスペーサの役割を果たしており、各リンクのがたつきを防ぎ、各部材を円滑に駆動させる。
案内部材34には、略三角形状の板材であり、上端部34tが段ねじ35によりミシンフレーム15に回動自在に取り付けられている。案内部材34の下端部近傍には、上下方向に長尺な長孔34aが形成されている。この長孔34aは、段ねじ23のねじ部の径より若干大きな幅に形成され、この長孔34aに段ねじ23が挿通されている。すなわち、案内部材34は、第3リンク20と第4リンク22の連結部P3を中押え29の上下方向D1に移動可能とし、かつ、第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2を横切る方向D3への移動を規制する。
また、案内部材34には、案内部材34を第3リンク20と第4リンク22の直列方向を横切る方向へ移動させる移動リンク36の一端部が段ねじ37により長孔34aの上部近傍で回動自在に連結されている。移動リンク36の他端部には偏心カム38が連結されており、この偏心カム38には可変軸39の一端部が連結されている。可変軸39の他端部には、ベアリング40、かさ歯車41を介して駆動装置としてのモータ42が連結されている。すなわち、モータ42は、その駆動が可変軸39、偏心カム38、移動リンク36の順に伝達され、移動リンク36が案内部材34を移動させることにより、中押え29を縫い針1の上下動に同期して上下動させることができる。
かさ歯車41には、かさ歯車43が噛み合わされており、モータ42の駆動を可変軸39の軸方向に直交する方向D5に出力することができるようになっている。かさ歯車43の後端にはベアリング44、中押え昇降カム45等が同軸上に連結されている。
中押え昇降カム45は、図4〜図6に示すように、回動中心を通る中心線を境に一方は、回動中心から外周面までの距離がほぼ同一の円弧状に形成され(以下、維持部45aという。)、他方は、回動中心から外周面までの距離が、維持部45aにおける回動中心から外周面までの距離よりも大きく、かつ、滑らかに変化する形状(以下、変化部45bという。)とされている。
中押え昇降カム45は、中押え29を縫製終了後の退避高さ位置P5に上昇させる中押え上げ部材46を昇降させるものであり、中押え上げ部材46の一端部に設けられた円筒状のコロ47の外周面に中押え昇降カム45の外周面が当接するようになっている。すなわち、中押え昇降カム45の維持部45aがコロ47に当接している際には、中押え上げ部材46は上昇しないが(図4参照)、中押え昇降カム45の変化部45bがコロ47に当接している際には、中押え上げ部材46が上昇するようになっている(図5及び図6参照)。すなわち、中押え昇降カム45、中押え上げ部材46、コロ47により、中押え退避機構M2が構成されている。
中押え上げ部材46は、その中腹部でピン48によりミシンフレーム15に回動自在に取り付けられている。中押え上げ部材46は、その他端部が中押え棒抱き27の下方に位置するように設けられており、中押え昇降カム45の変化部45bがコロ47に当接して中押え上げ部材46の他端部が上昇することにより、中押え棒抱き27を上昇させ、中押え29を退避高さ位置P5に上昇させることができる(図6参照)。また、ミシンフレーム15には、中押え上げ部材46よりも上方に位置するようにばね掛49が設けられており、このばね掛49にコイルばね50の一端部が架けられ、他端部が中押え上げ部材46の一端部近傍に架けられている。これにより、中押え上げ部材46の一端部を常に上方に付勢するようになっている。
(2)ワイパー装置の構成
ワイパー装置200は、図1,図7〜図10に示すように、ミシンフレーム15内に設けられたソレノイド(図示略)と、このソレノイドに連結された複数の連結リンク201と、この連結リンク201の先端に連結された揺動リンク202と、揺動リンク202に連結されたカム部材203と、カム部材203を回転させる軸部材204と、軸部材204に基端部が連結されたワイパー205とを備えている。
すなわち、ソレノイドの駆動が連結リンク201を介して揺動リンク202に伝達されると、揺動リンク202は上下方向に揺動し、揺動リンク202の上下方向への揺動がカム部材203により回転運動に変換され、軸部材204を回転させる。軸部材204の回転により、ワイパー205は、図8に示すように、基端部を回動中心として先端部が回動する。ワイパー205の先端部には、図9に示すように、鉤状に形成された糸払部205aが形成され、この糸払部205aは未使用時に中押え29と縫い針1との間の糸Tの側方に位置し、揺動リンク202が揺動してワイパー205を使用する際には、図8及び図10に示すように、その先端部が中押え29と縫い針1の間を横切って上昇するようになっている。ワイパー205の先端部が中押え29と縫い針1の間を横切るとともに上方に回動することにより、鉤状に形成された糸払部205aが、中押え29に挿通された糸Tを引き上げて抜くことができるようになっている。
<ミシンの制御系>
図11に示すように、ミシンMは、駆動制御手段としての制御装置300によって縫製動作、中押え29の下降動作等が制御される。制御装置300は、各種処理を行うCPU301と、プログラムやデータが記憶されたメモリ302と、を備えている。
メモリ302には、CPU301が処理を行う作業エリア303と、処理に用いるデータを記録するデータエリア304と、中押え装置100に各動作をさせるためのプログラムが記憶されたプログラムエリア305と、が形成されている。
データエリア304には、縫製を制御するための縫製データ304aが記憶されており、この縫製データ304aには針板からの縫い針1と中押え29の間をワイパー205が横切ることができる中押え29の針板からの高さデータが含まれている。具体的には、記憶されている高さは、縫い針1と中押え29の間にワイパー205が横切ることができる必要最小限の間隔が形成される基準高さデータが記憶されている。
プログラムエリア305には、縫製終了後に中押え29が基準高さよりも高い位置にある場合に中押え29を基準高さを超えた分だけ下降させる機能を実現する駆動制御プログラム305aが記憶されている。言い換えると、駆動制御プログラム305aは、縫製終了後に中押え29が基準高さよりも高い位置にあるときだけ中押え29を基準高さまで下降させる機能を実現させる。なお、縫製終了後の中押え29の高さも縫製データ304aに中押え高さデータとして記憶されており、CPU301は縫製データ304aから基準高さデータと中押え高さデータを読み取ることにより、両データの比較を行うことができるようになっている。
<縫製時における中押えの動作>
次に、上述の構成を有する中押え装置100の動作について説明する。
上軸モータ(図示略)を駆動させて偏心カム3を回動させると、接続リンク4の先端は上軸2の軸線に略直交する方向(第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3)に揺動し、接続リンク4に連結された揺動軸抱き5も同方向に揺動する。揺動軸抱き5が揺動することにより、揺動軸6も揺動するため、第1リンク8の一端部が揺動支点となって第1リンク8の他端部が揺動軸6の軸線に略直交する方向(第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3)に揺動する。第1リンク8の他端部の揺動に伴い、第2リンク11の他端部は第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に揺動し、第2リンク11の他端部に連結された第3リンク20及び第4リンク22は、その直列方向(上下方向)D2に揺動する。第3リンク20及び第4リンク22の揺動に伴い、第4リンク22に連結された中押え棒28は上下方向D1に沿って下方に移動するため、中押え29も上下方向に移動する。
<ワイパー装置による中押えからの糸抜き動作>
次に、ワイパー装置200を用いて中押え29に挿通された糸を抜く動作について説明する。
図12に示すように、縫製物の縫製が終了して糸が切断されると(ステップS1)、糸の切断から少し遅れて上軸2が停止し、縫い針1及び中押え29の駆動が停止する(ステップS2)。すると、CPU301は、駆動制御プログラム305aを実行することにより、CPU301はデータエリア304に記憶された縫製データ304aを読み取り、縫製終了後の中押えデータと基準高さデータを比較し、中押え高さが基準高さ(例えば、針板からの高さが2mm)よりも高いか否かを判断する(ステップS3)。ここで、中押え高さが基準高さよりも高い位置にある場合(ステップS3:YES)、CPU301は、中押え高さと基準高さの差分だけ中押え29を下降させる駆動信号をモータ42に送信する。そして、モータ42は、受信した駆動信号に基づいて中押え29を下降させる(ステップS4)。一方、中押え高さが基準高さよりも低い位置にある場合(ステップS3:NO)、CPU301は、モータ42に対して駆動信号を送信することはなく、ステップS5の処理に移る。
このような手法で、中押え29を基準高さとなる位置に移動させた後、CPU301はソレノイドに駆動信号を送信する(ステップS5)。ソレノイドは、受信した駆動信号に基づいて連結リンク201を駆動させ、連結リンク201の駆動により揺動リンク202は揺動し、揺動リンク202の揺動によりカム部材203が回転する。カム部材203の回転により、軸部材204は回転し、軸部材204の回転に伴い、ワイパー205は基端部を回動中心として先端部に形成された糸払部205aが中押え29と縫い針1の間を横切るように移動し、糸Tを縫い針1の上下方向に略直交する方向に引く。そして、ワイパー205が所定量以上移動することにより、中押え29に挿通された糸Tが抜かれる。
<実施形態の作用効果>
実施形態におけるミシンの中押え装置1によれば、CPU301が駆動制御プログラム305aを実行することにより、モータ42は縫製終了後に中押え29を基準高さまで下降させる。これにより、ワイパー205が中押え29に挿通された糸Tを抜く際に、縫い針1と中押え29との間を確実に横切ることができ、従来のように中押え29で糸Tを押さえ付けて縫い目の品質が低下したり、縫い針1に通された糸Tが弛んだり、縫製物からの糸抜きができなかったり、縫い針1から糸Tが抜けることがない。よって、縫い目の品質や縫製の作業性に悪影響を与えることなく、ワイパー205により糸Tを確実に中押え29から抜くことができる。また、基準高さを変えることにより、縫製物の厚さが変化しても柔軟に対応できる。
また、モータ42は縫製終了後に中押え29を基準高さまで下降させるので、縫製中の縫製物に基準高さまで下降中の中押え29が触れることがなく、中押え29による縫製物の押圧によって縫製物の品質が低下することを防止することができる。また、縫製の制御と中押え29の基準高さまでの下降制御を同時に行う必要がないため、制御装置300への負担を軽減できる。
また、CPU301は、駆動制御プログラム305aを実行することにより、モータ42は、縫製終了後の中押え29の中押え高さが縫い針1と中押え29の間にワイパー205が横切ることができる必要最小限の間隔が形成される基準高さを超えている場合に中押え29を下降させるので、中押え高さが基準高さよりも低い位置にあれば、モータ42は中押え29を下降させない。これにより、縫い針1と中押え29の間にワイパー205が横切ることができる間隔を形成することが必要な場合だけ中押え29を駆動させるので、中押え29の無駄な動作を無くすことができ、縫製サイクルを短縮することができるので、縫製にかかるコストを低減することができる。
また、CPU301は、駆動制御プログラム305aを実行することにより、モータ42は、縫製終了後の中押え29の中押え高さが縫い針1と中押え29の間にワイパー205が横切ることができる必要最小限の間隔が形成される基準高さを超えている場合に、当該基準高さを超えた分だけ中押え29を下降させるので、ワイパー205が縫い針1と中押え29の間を通過可能となるように中押え29を下降させつつ、その下降量を最小限にとどめることができる。これにより、中押え29を下降させる時間を短縮することができ、縫製サイクルを短縮することができるので、縫製にかかるコストを低減することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、駆動制御プログラムを、縫製の最終縫い目開始時に中押えを基準高さまで下降させるようにモータを制御するように構成してもよい。これにより、最終縫い目の縫製に並行して中押えを所定高さまで下降させることができる。よって、中押えを基準高さまで下降させる時間を短縮することができ、縫製サイクルを短縮することができるので、縫製にかかるコストを低減することができる。
また、駆動制御プログラムによるモータの制御は、中押えを基準高さまで下降させるように構成しているが、基準高さよりも低い高さまで下降させるようにしてもよい。
また、中押えを下降させる時期は、縫製終了後及び縫製の最終縫い目開始時に限らず、縫製の最終縫い目開始時からワイパーの動作開始時までの間であればいつであってもよい。
また、ソレノイドによるワイパーの駆動機構、リンクの数等も自由に変更可能であり、中押えを下降させる際の基準高さも、ミシンの種類やワイパーの大きさ、機構によって自由に変更可能である。
中押え装置及びワイパー装置の側面図である。 中押え装置の分解斜視図である。 中押え装置の分解斜視図である。 中押えの退避機構(退避前)を説明する側面図である。 中押えの退避機構(退避中)を説明する側面図である。 中押えの退避機構(退避後)を説明する側面図である。 ワイパー装置のワイパー近傍の斜視図である。 ワイパー装置の側面図である。 糸払部の拡大図である。 ワイパーによる中押えの糸抜き時のワイパーと縫い針と中押えの位置関係を示す側面図である。 制御装置の構成ブロック図である。 ワイパーによる中押えの糸抜き動作を示すフローチャートである。 従来技術における上軸の回転角度に対応する縫い針と中押えの針板からの高さ関係を示す図である。 従来技術における問題点を説明する図である。 従来技術における問題点を説明する図である。 従来技術における問題点を説明する図である。
符号の説明
1 縫い針
29 中押え
42 モータ(駆動装置)
100 中押え装置
200 ワイパー装置
205 ワイパー
300 制御装置(駆動制御手段)
M ミシン
T 糸

Claims (4)

  1. 縫い針を縫製物から抜く際に縫製物を針板に向けて押さえ付ける中押えと、
    縫製が終了して糸が切られた後に前記縫い針と前記中押えとの間を横切って前記中押えに挿通された糸を抜くワイパーと、
    縫製時に前記中押えを上下動させる上軸モータと、
    上下方向に沿った状態で一端部と他端部とが連結された、前記中押えに上下動を伝えるための二つのリンク体の連結部を上下方向を横切る方向に移動させることで前記中押えを上下動させる前記上軸モータとは別の駆動装置と、
    縫製の最終縫い目開始時から前記ワイパーの動作開始時までの間に、前記中押えの初期位置が前記縫い針と前記中押えの間に前記ワイパーが横切ることができる必要最小限の間隔が形成される基準高さを超えている場合に、前記中押えを下降させるように前記駆動装置を制御する駆動制御手段と、
    を備えることを特徴とするミシン。
  2. 前記駆動制御手段は、縫製終了後に前記中押えを前記所定高さまで下降させるように前記駆動装置を制御することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記駆動制御手段は、縫製の最終縫い目開始時に前記中押えを前記所定高さまで下降させるように前記駆動装置を制御することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  4. 前記駆動制御手段は、前記中押えの初期位置が前記縫い針と前記中押えの間に前記ワイパーが横切ることができる必要最小限の間隔が形成される基準高さを超えている場合に、当該基準高さを超えた分だけ前記中押えを下降させるように前記駆動装置を制御することを特徴とする請求項3に記載のミシン。
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