JP4614689B2 - FeRAM内に組み込まれる動的基準電圧校正 - Google Patents

FeRAM内に組み込まれる動的基準電圧校正 Download PDF

Info

Publication number
JP4614689B2
JP4614689B2 JP2004150700A JP2004150700A JP4614689B2 JP 4614689 B2 JP4614689 B2 JP 4614689B2 JP 2004150700 A JP2004150700 A JP 2004150700A JP 2004150700 A JP2004150700 A JP 2004150700A JP 4614689 B2 JP4614689 B2 JP 4614689B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
bit line
voltage
signal
line voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004150700A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004348953A5 (ja
JP2004348953A (ja
Inventor
ユルゲン・ティー・リッケス
ヤコブ・ムスタファ
ヒュー・ピー・マカダムス
Original Assignee
アバゴ・テクノロジーズ・ジェネラル・アイピー(シンガポール)プライベート・リミテッド
テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アバゴ・テクノロジーズ・ジェネラル・アイピー(シンガポール)プライベート・リミテッド, テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド filed Critical アバゴ・テクノロジーズ・ジェネラル・アイピー(シンガポール)プライベート・リミテッド
Publication of JP2004348953A publication Critical patent/JP2004348953A/ja
Publication of JP2004348953A5 publication Critical patent/JP2004348953A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4614689B2 publication Critical patent/JP4614689B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/22Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using ferroelectric elements
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2207/00Indexing scheme relating to arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C2207/22Control and timing of internal memory operations
    • G11C2207/2254Calibration

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)

Description

強誘電体ランダムアクセスメモリ(FeRAM)に関し、特に動的な基準電圧校正を組み込んだFeRAMに関する。
従来の強誘電体ランダムアクセスメモリ(FeRAM)は、強誘電体コンデンサを含むメモリセルを有する。各々の強誘電体コンデンサは、導電性プレート間に挟まれた強誘電体材料を含み、強誘電体材料の分極状態は、保存されたデータ値を示す。データビットをメモリセル内に書き込むには、書込み動作は、書込み電圧を強誘電体コンデンサのプレートに印加して、書き込まれているデータビットに対応する方向に強誘電体材料を分極する。書込み電圧が除かれた後、強誘電体材料内で持続的な分極が維持され、その結果、導電性プレート上の電荷が保持される。
FeRAMセルのための従来の読出し動作は、強誘電体コンデンサの1個のプレートをビットラインに接続し、その他のプレートを読出し電圧まで上昇させる。強誘電体コンデンサ内の持続的な分極が読出し電圧に対応する方向である場合、読出し電圧は、強誘電体コンデンサを通る比較的小さい電流を生じさせ、その結果、ビットライン上で小さい電圧の変化が生じる。持続性な分極が最初に読出し電圧に対向する場合、読出し電圧は、持続的な分極の方向を反転させてプレートを放電させ、その結果、ビットライン上で比較的大きい電流及び電圧の増加が生じる。センス増幅器は、結果として得られるビットラインの電流又は電圧を感知して、保存された値を判定することができる。
図1は、行と列をなすように配置されてメモリアレイを形成するメモリセル110を含む従来のFeRAM100の一部を示す。説明を分かりやすくするために、図1には1列2行のみのメモリセル110が示されるが、典型的なFeRAMアレイは、数百又は数千の列のメモリセルと、同様の数の行から成るメモリセルとを含むことができる。FeRAM100の各々のメモリセル110は、強誘電体コンデンサ112及び選択トランジスタ114を備える。各選択トランジスタ114は、メモリセルを含む行に対応するワードライン116に接続されたゲートと、メモリセルを含む列に対応するビットライン118に接続されたソース/ドレインとを有する。
FeRAM100内の選択されたメモリセル110にアクセスする従来の読出し動作は、選択されたメモリセル110のプレートをプレート電圧Vp(例えば、約3V)にバイアスし、選択されたワードライン116をアクティブにして選択トランジスタ114をオンにし、それによって、選択された強誘電体コンデンサ112をビットライン118に電気的に接続する。プレート電圧と最初のビットライン電圧との差は、選択された強誘電体コンデンサ内の持続的な分極を第1の状態にさせる。ビットライン118は、選択されたメモリセル110の最初の分極状態に依存する電圧V0又はV1を得る。具体的には、選択されたメモリセル110が、第1の状態の持続的な分極とは反対方向の持続的な分極を有する第2の状態にあった場合、メモリセルを第2の状態から第1の状態にさせることによって、ビットライン118に、比較的大きな電流と、対応するビットライン電圧V1とを生じさせる。選択されたメモリセルが既に第1の状態にあった場合、比較的小さな電流がビットライン118に流れ、ビットラインは低い電圧V0を得る。
ビットライン118に接続されたセンス増幅器130は、ビットライン電圧V0又はV1を基準電圧VREFと比較する。基準電圧発生器140は、好ましくは電圧V0とV1とのほぼ中間の値の基準電圧VREFを生成する。センス増幅器130では、交差結合されたトランジスタは、ビットライン電圧V0又はV1が基準電圧VREFを超えるか、又は基準電圧VREF未満であるかに依存して、ビットライン118を論理レベル(ハイ又はロー)にドライブする。ビットリードは、センス増幅器130の作動後にビットライン118上の電圧によって示される値を有する。
発生されるビットライン電圧V0又はV1と比較するための基準電圧VREFの生成は、データの完全性の点で重要である。しかし、プロセス及び時間に依存する強誘電体コンデンサ112の様々な特性は、基準電圧VREFのための電圧レベルの選択を困難にさせる可能性がある。特に、強誘電体コンデンサ112は、一般に、製造上のばらつき、及びメモリアレイを横切る配置によって、互いにいくぶん異なる。結果として、異なるメモリセル110は、アクセスされた時には、異なる電圧を生成する。
図2は、FeRAM内の強誘電体コンデンサを読んだ結果得られるビットライン電圧の分布を示す。図に示されるように、第1の状態のFeRAMセルを読む時に生成されるビットライン電圧のヒストグラム200は鐘型(bell-shaped)であって、電圧V0AVEを中心にしている。第2の状態のメモリセルを読む時に生成されるビットライン電圧のヒストグラム210は鐘型であって、電圧V1AVEを中心にしている。理想的には、基準電圧発生器は、弱いセル(weak cells)(例えば、電圧V1が比較的低いセル、又は電圧V0が比較的高いセル)に適応する基準電圧VREFを生成することで、弱いセルが依然として機能するようにする。このようにして、FeRAM回路の機能を最大限に発揮させる。
FeRAMセルの老化(又は経年変化)、温度及びインプリント(imprint)などの要因は、図2に示す電圧分布を更にシフト又は変化させる可能性がある。比較的頻繁にアクセスされるセルは、あまり頻繁にはアクセスされないセルよりも早く劣化、すなわち「疲労」する。強誘電体コンデンサはまた、「リラクゼーション」及び「インプリント」に依存する。リラクゼーションは、強誘電体コンデンサが連続的な読出し/書込みサイクルのシーケンスの後に続いて、アクセスされないままの場合に、マイクロセコンド領域での残留電荷の部分的損失を意味する。インプリントは、V1及びV0の両電圧の電圧オフセットとして現れ、FeRAMセルが長時間にわたってある状態を保ったままの場合、強誘電体コンデンサが他の状態よりもその状態を好む傾向を意味する。要求されたデータにメモリの長い耐用寿命にわたって完全性を提供できる基準電圧VREFを選択することが、困難になり得る。
本発明の一態様によれば、FeRAMのための基準電圧発生器は、周期的に(例えば、起動時、及び/又は、作動中の数分毎に)、温度及び老化(又は経年変化)のような要因によるメモリセルの変化を追跡するように基準電圧を校正する。結果的に、校正された基準電圧は、延長されたFeRAMの寿命にわたって、高いデータの完全性を提供する。更に、自己校正基準電圧発生器は、FeRAMの製造段階での初期の校正を必要としない。したがって、各チップ(die)のために最適な基準電圧を設定するための金属マスキング又はヒューズ切断などの製造又はパッケージングプロセスは不要である。
本発明のもう1つの態様によれば、基準電圧のための校正回路構成は、冗長回路構成と結合され得る。したがって、校正回路構成は、基準電圧を選択するために電荷の分布を測定して、そのプロセスにおいて、適した値のビットライン電圧を提供しないメモリセルを識別する。次に、識別されたメモリセルは、チップ上の冗長メモリセルと置き換えられることが可能である。欠陥となったメモリセルの動的な識別は、FeRAMの耐用寿命を著しく増加させることができる。
本発明の特定の一実施態様は、強誘電体メモリセルのアレイ、センス増幅器、基準電圧発生器及び校正回路を備えるメモリである。基準電圧発生器は、入力値(例えば、記憶されたディジタル値)を使用して、基準電圧発生器がビットラインを感知する際に使用するためにセンス増幅器に対して提供する基準信号の電圧レベルを制御する。校正回路は、強誘電体メモリセルのセットから読み出されたビットライン電圧を評価する校正動作を制御し、評価結果に基づいて、強誘電体メモリセルのセットを読み出す時に使用されるための入力値を設定する。
校正回路は、一実施態様では、第1のカウンタ及び制御ロジックを備える。第1のカウンタは、強誘電体メモリセルが第1の値(例えば、0)を記憶する時に読み出されるビットライン電圧の評価中に、基準電圧発生器の入力値として適用される第1の計数を保持する。評価中、制御ロジックは、センス増幅器からのデータ信号が第1の値を表すまで、第1のカウンタに第1の計数をインクリメントさせる。更に、第2のカウンタが、強誘電体メモリセルのセットが第2の値(例えば、1)を記憶する時に読み出されるビットライン電圧の評価中に、基準電圧発生器の入力値として適用される第2の計数を保持するために、校正回路内に含まれることができ、制御ロジックは、センス増幅器からのデータ信号が第2の値を表すまで、第2のカウンタに第2の計数をデクリメントさせる。
第1及び第2の計数は、基準電圧発生器に対する入力値を計算する時に使用され得る。この目的のため、校正回路は、第1及び第2のカウンタに結合された比較器を更に備えることができる。比較器が第1及の計数と第2の計数とが等しいことを示すまで、制御ロジックが交互に、第1のカウンタに第1の計数をインクリメントさせ、第2のカウンタに第2の計数をデクリメントさせる。次に、第1及び第2のカウンタは、ビットライン電圧の評価から検出された計数の平均値を保持する。この平均値は、強誘電体メモリセルを読む時に使用される入力値である。
メモリは、校正回路に結合された冗長回路構成を更に備えることができる。この校正回路は、校正動作を制御するのに加えて、ビットライン電圧を評価して、1つ又は複数の強誘電体メモリセルが弱いことを認識した時に、冗長回路に信号を送る。それに対応して、冗長回路構成が、弱い強誘電体メモリセルを置き換える。
本発明の他の特定の実施態様は、メモリを動作させるための方法である。この方法は、強誘電体メモリセルのセットから読み出されたビットライン電圧を評価するステップと、ビットライン電圧の評価が、強誘電体メモリセルの正確な読み出しを可能にする基準信号に対する電圧レベルに対応することを示す基準値を記憶するステップとを含む。メモリ内部の制御回路は、ビットライン電圧を評価するステップと、メモリの通常の使用時における基準電圧の校正を可能にするための基準値を記憶するステップとを制御することができる。
ビットライン電圧を評価するための1つの技術は、(a)強誘電体メモリセルのセット内にデータ値を書き込むステップと、(b)強誘電体メモリセルからビットライン電圧を読み出すステップと、(c)センス増幅器に印加される基準信号の電圧レベルを変更するステップ(例えば、インクリメントするステップ、又はデクリメントするステップ)と、(d)ビットライン電圧を感知するために、センス増幅器を使用するステップと、(e)センス増幅器からのデータ信号出力がデータ値を表すかどうかを決定するステップ、とを含む。ステップ(c)、(d)、及び(e)は、一般に、ステップ(e)が、データ信号がデータ値を表すことを決定するまで繰り返される。ビットライン電圧の読出しの繰り返しは、センス増幅器がビットライン電圧を妨害しない場合は不要である。さもなければ、読出しステップ(b)がまた繰り返される。
ビットライン電圧を評価するための他の方法は、第1のビット値を記憶する強誘電体メモリセルを読み出した結果生じたビットライン電圧V0の最大値に対応する第1の値を決定するステップと、第2のビット値を記憶する強誘電体メモリセルを読み出した結果生じたビットライン電圧V1の最小値に対応する第2の値を決定するステップ、とを含む。次に、基準電圧発生器のための基準値は、第1の値と第2の値との間の値になるように選択され、第1の値と第2の値との平均値と等しい値にすることができる。
ビットライン電圧を評価している間、メモリの動作は、ビットライン電圧の評価が1つ又は複数の弱い強誘電体メモリセルを含むことを示す、強誘電体メモリセルのセット(例えば、アレイ、行、列、又は個々のFeRAMセル)を識別するステップと、強誘電体メモリセルのセットを冗長メモリセルのセットに置き換えるステップ、とを更に含むことができる。
温度や老化等の要因によるメモリセルの変化を低減させ、長期にわたって高いデータの完全性が提供される。
異なる図面内での同一の参照符号の使用は、類似又は同一の項目を示す。
本発明の一態様に従って、FeRAMは、読出し動作に使用されるための基準信号の1つの電圧レベル、又は複数の電圧レベルの動的校正を実行する。動的校正は、FeRAMセルの動作中に生成されるビットライン電圧を効果的に測定することによって、FeRAMセル内の強誘電体コンデンサの変化を追跡する。メモリセル自体が基準電圧の選択のためにテストされるので、専用の基準セルは不要である。
基準電圧の動的校正の一実施態様は、評価段階及び均等化段階を有する。評価段階は、図2に示すような電荷分布を測定し、均等化段階は、測定された分布に従って基準信号VREFに対する電圧レベルを設定する。電荷分布の簡単な特徴づけのために、評価段階の特定の一実施態様は、ビット値0を記憶するメモリセルのセットに対する出力ビットライン電圧V0を測定して最大ビットライン電圧V0maxを決定し、ビット値1を記憶するメモリセルのセットに対するビットライン電圧V1を測定して最小ビットライン電圧V1minを決定する。次に、均等化段階は、2つのワーストケースの値であるV0maxとV1minとの平均値に等しい基準信号VREFの電圧レベルを設定することができる。
基準電圧校正を実行するロジックは、すべてのFeRAMセル、特定のメモリバンク内のFeRAMセル、特定の行又は列内のFeRAMセル、又はFeRAMセルの任意に選択されたサンプルの電荷分布を決定することができる。したがって、FeRAMは、FeRAMセルの異なるセットに対して異なる基準電圧校正を実行することができ、FeRAMセルのそれぞれのメモリバンク又はセクションに対して、単一の基準電圧、又は異なる基準電圧を有することが可能である。
校正プロセスは、FeRAMセルの性能の変化を追跡して、基準信号VREFの電圧レベルを更新するために周期的に実行される。校正は、ユーザに透過的であることが好ましい。例えば、校正プロセスは、始動時、又は一定期間の休止状態の後にのみ開始されることが可能である。校正を開始する前に、評価されているFeRAMセル内に記憶されたデータは、一時的にバッファ内、又は使用されていないメモリアレイ内に記憶されることが可能である。そのバッファ、又は使用されていないメモリアレイは、基準電圧校正プロセス中には、測定されているFeRAMセルの代わりにアクセス可能になる。外部メモリアクセスが校正プロセス中に発生した場合には、校正プロセスを中止することができる。
図3は、FeRAMのための基準電圧校正プロセス300を示す。図1のFeRAM100内においてプロセス300を実行する特定の例について記載されているが、基準電圧校正プロセスは、他のFeRAM設計においてもまた実行可能である。
図3のプロセス300は、同時に読み出すことができるFeRAMセル110のセットを選択するステップ305において開始する。本発明の一実施態様では、基準電圧の校正は、選択されたアレイ又はサブアレイからFeRAMセル110の1行を一度に選択する。次にステップ310において、ビット値0を各々の選択されたFeRAMセル110内に書き込み、ステップ315において、基準信号VREFに対して最低電圧レベルを提供するレベルに、基準電圧カウンタ(例えば、7ビットカウンタ)を設定する。
次に、ステップ320、325、330及び335を含むループが実行される。ループが繰り返されるごとに、ステップ320において、基準信号VREFに対応する計数をインクリメントすることにより、基準信号VREFを次の電圧レベルにインクリメントする。次にステップ325において、ステップ320におけるインクリメントが、カウンタに、エラーを示すカウンタのオーバフローを起こさせているかどうかを判定する。カウンタのオーバフローは、基準信号VREFが許容不可能な高電圧レベルを有し、結果的にエラーになることを示す。インクリメントされた基準電圧が許容範囲内にある場合、ステップ330においてセンス増幅器130を作動させて、マルチビットデータ出力信号を生成する。基準信号VREFが、全ての読み出された出力ビットライン電圧V0よりも大きい電圧レベルを有する場合には、データ信号は、正しければオールゼロ(全て零)を示す。その値は、ステップ310において、選択されたメモリセル内に書き込まれたものである。データ信号がオールゼロを示さない場合、プロセス300はステップ335からステップ320にループバックして、基準信号VREFの電圧レベルを増加させる。出力データ信号が最初にオールゼロを表す場合、基準電圧VREFの現在の電圧レベルは、FeRAMセルの現在選択されているセットに対して読み出された電圧V0の上限を提供する。
ステップ335で、現在選択されているFeRAMセルに対する最大ビットライン電圧V0を識別した後、ステップ340において、ワーストケースの電圧V0maxの値を更新する。具体的には、記憶されたV0maxの値は、基準電圧計数がV0maxの記憶された値より大きい場合には、基準電圧計数に設定される。基準電圧計数がV0maxの記憶された値より大きくない場合は、V0maxに対する記憶されたレベルは変更されないままとなる。
ステップ345〜375において、ワーストケース値V1minを同様に更新する。具体的には、ステップ345において、各々の選択されたメモリセルにビット値1を書き込み、ステップ350において、基準信号VREFの電圧レベルを制御するカウンタをその最大値に設定する。ステップ355、360、365及び375を含むループにおいて、基準信号VREFの電圧レベルを低下させ(ステップ355)、カウンタのアンダーフローすなわちエラーを示しているかを検査し(ステップ360)、選択されたメモリセルを読み出し(ステップ365)、何れのビットライン電圧V1が基準信号VREFの現在のレベルよりも低いのかどうかを判定する(ステップ370)。選択されたメモリセルから読み出されたビットが全て1という訳ではない場合、プロセス300は、ステップ370からステップ355にループバックし、基準信号VREFの電圧レベルをデクリメントする。基準信号VREFの電圧レベルが、最初に最低ビットライン電圧V1未満に低下する場合、すべての出力データビットは1であり、信号VREFの電圧レベルは、読み出された電圧V1の最小値を示す。ステップ375において、計数が以前に記憶されたV1minの値未満である場合には、記憶されたワーストケース値V1minを、基準信号VREFの計数と等しい値に設定する。
プロセス300のステップ380において、FeRAMセルの別のセットを測定のために選択するべきかどうかを判定する。選択するべきであると決定された場合、プロセス300は、ステップ380から分岐してステップ305に戻りFeRAMセルの次のセットを選択する。この方法では、プロセス300の評価段階は、FeRAMアレイの全て又は一部分についてワーストケース値V0max及びV1minを決定することができる。
ステップ385において、値V1minとV0maxとの間の差が許容可能であるかどうかを判定する。負の差(すなわち、V0maxがV1minより大きい)は、読出し動作が、時々、基準電圧の選択に関係なくデータエラーを生成することを示す。非常にわずかな差は、読出し動作が信頼できないことを示す。差が許容不可能である場合、プロセス300において、エラー状態395をアサートする。以下で更に説明するように、エラー395をアサートする(例えば、ステップ325、360又は385から)基準電圧校正回路構成は、問題のあるビットライン電圧V0又はV1を生成するFeRAMセルと置き換えることが可能な冗長回路構成に結合することができる。
FeRAMの所望の部分にあるFeRAMセルに対する許容可能な値V0max及びV1minが検出された場合、ステップ390において、読出し動作中に基準信号VREFのために使用される電圧レベルを設定する。図3の例では、基準信号VREFのための電圧レベルは、ワーストケース値V0maxとV1minとの間の中間点に設定される。
基準電圧の校正プロセス300は、本発明に従って幅広く変化する。例えば、ワーストケース値V0max及びV1minを単に測定するのではなく、基準信号VREFに対する最良の電圧を決定するために、ビットライン電圧V0及びV1のヒストグラムを生成して分析することができる。更に、オール0(全て零)、又はオール1(全て1)をメモリセル内に書き込んで、ビットライン電圧V0の最大値と、ビットライン電圧V1の最小値とを別個に決定する代わりに、メモリセルの選択されたセット(例えば、行)内に任意の既知のデータパターンを書き込み、基準信号VREFの異なる電圧レベルに対してリードバックすることができる。出力データ信号の分析は、どの電圧レベルがエラーを生じ、どの電圧レベルが基準信号VREFの最適な電圧の選択を可能にするのかを示す。
基準電圧校正中における電荷分布の測定は、一連の読出し動作のために印加された基準電圧を段階的に印加することによって、上記のように行うことができる。しかしながら、FeRAMに対する従来の読出し動作は、読み出されているFeRAMセル内の強誘電体コンデンサの分極状態を変化させる可能性があるため、各々の読出し動作は、一般に、既知の値を各FeRAMセルに対して再書き込みを行うライトバック動作を含む。こうした読出し動作は時間を浪費する。更に、FeRAMセルの反復される読出し/書込みサイクルは、FeRAMセルを疲労させて、一貫しない測定結果を生み出す可能性がある。一連の基準電圧を、電荷が一度読み出された後にビットライン上に維持されたビットライン電圧と比較できる比較器タイプのセンス増幅器の使用は、測定時間を短縮し、FeRAMセルの疲労を減少させて、精度を改善する。
図4は、迅速な電荷分布測定を容易にする比較器タイプのセンス増幅器430を用いるFeRAM400の一部を示す。FeRAM400は、FeRAMアレイ120、センス増幅器430、基準電圧発生器440、広域的な出力ドライバ450、及びライトバック回路460を含む。
FeRAMアレイ120は、行と列をなすように編成されたFeRAMセル110の従来のアレイであり得る。各FeRAMセル110は、既知の技術を用いて製造することができる強誘電体コンデンサ112及び選択トランジスタ114を備える。ビットライン118は、メモリアレイ120のそれぞれの列にあるFeRAMセル110の選択トランジスタ114のドレインに接続する。ワードライン116は、FeRAMアレイ120のそれぞれの行にある選択トランジスタ114のゲートに接続し、行デコーダ及びドライバ回路(図示しない)は、書込み、読出し及び分布測定動作中に、ワードライン116上の信号WL0からWLnまでを制御する。FeRAMアレイ120は、局所的な及び広域的なデコード回路(図示しない)を有し、且つ、データの入出力のための局所的なアレイを接続する広域的な入力/出力ラインを含んでいるデータ経路を有するメモリアーキテクチャの中の幾つかの局所的なアレイのうちの1つであり得る。
図4の各センス増幅器430は、対応するビットライン118に接続する比較器タイプのセンス増幅器である。代替として、各センス増幅器430は、複数のビットライン118のうちの1つをセンス動作のために、センス増幅器430に選択的に接続する局所的な列デコード回路構成に接続することができる。
図4は、比較器タイプのセンス増幅器430の一実施例を更に示す。図示された実施態様は、p−チャネルトランジスタMP1、MP2、MP3、MP4及びMP5並びにn−チャネルトランジスタMN1、MN2、MN3及びMN4を備える。トランジスタMP1は、センスイネーブル信号SEBに応答してセンス増幅器430をアクティブ及び非アクティブにする機能を果たし、供給電圧VDDと、トランジスタMP2及びMP3との間に存在する。トランジスタMP2、MP4及びMN1は、トランジスタMP1とアースとの間に直列に接続され、トランジスタMP3、MP5及びMN2は、同様に、トランジスタMP1とアースとの間に直列に接続される。トランジスタMN3及びMN4は、それぞれトランジスタMN1及びMN2と並列に接続され、センス動作に備えてそれぞれのノードN1及びN2を接地することによって、センスイネーブル信号SEBに応答する。
トランジスタMP2及びMP3のゲートは、それぞれに対応するビットライン118及び基準電圧発生器440から、それぞれ入力信号BL及びVREFを受信する。信号BLはビットライン電圧V0又はV1であり、FeRAMセル110から、センス増幅器430に接続されたビットライン118上へと読み出された電荷に依存する。基準信号VREFは、基準電圧発生器440が設定する電圧を有する。基準電圧発生器440は、分布測定中に信号VREFに対する一連の異なる電圧レベルを生成することができ、且つ、基準電圧校正後の読出し動作のために、選択された電圧レベルのうちの1つを生成することができる、任意の回路であり得る。基準電圧発生器440は、基準電圧発生器440に関連したカウンタ内又はレジスタ内に記憶された計数(例えば、7ビット値)に依存する出力電圧を有するディジタル制御された電圧源であることが好ましい。以下に更に記載される校正回路600は、基準信号VREFの電圧レベルを選択する1個又は複数のレジスタに接続され、基準信号VREFの電圧レベルを選択する1個又は複数のレジスタを設定する。
ビットライン信号BLと基準信号VREFとの間の電圧の差は、トランジスタMP2又はMP3がより導電性があるかどうかを決定し、その結果、トランジスタMP2とMP4との間のノードN1上の電圧、又はトランジスタMP3とMP5との間のノードN2上の電圧が、センス増幅器430がアクティブにされた時に、より迅速に上昇するかどうかに影響を及ぼす。両トランジスタMP4及びMP5はどちらも、センス動作中に最初にオンとなり、その結果、トランジスタMP4とMN3との間のノードからの出力信号NB、及びトランジスタMP5とMN4との間のノードからの出力信号NTは、それぞれノードN1及びN2上の電圧の上昇に依存する割合で最初に上昇する。トランジスタMP4、MP5、MN1及びMN2のゲートは、トランジスタMP4,MP5、MN1及びMN2が出力信号NBとNTとの間に生じる電圧差を増幅するように交差結合される。その結果、出力信号NTは、センス動作が完了する時には、出力信号NBと相補関係となる。
出力回路450はセンス増幅器430から出力信号NTを受信し、出力イネーブル信号SOEに応答して、ビットライン信号BLが基準信号VREFの電圧を超える電圧を有するかどうかを示すレベルまで、広域的な出力信号GIOをドライブする。例示的な一実施態様では、広域的な出力信号GIOは、電圧VDDを供給するために予め充電され、出力イネーブル信号SEOがアクティブになると、出力回路450は信号GIOを下げる。もしくは、出力信号NTの電圧レベルに依存しない。ビットライン電圧の測定中、基準電圧VREFが一連のレベルを通してステップ実行する場合、広域的な出力信号GIOは、ビットライン信号BLを基準信号VREFの一連の電圧レベルと比較した結果を表す一連の2進値を連続して示す。
ライトバック回路460は、相補的な出力信号NBを受信し、読出し動作の終了時に、FeRAMセルから読み出したデータ値をFeRAMセルにライトバックするために適するレベルにビットライン118をドライブする。図4では、ライトバック回路460は、相補的なライトバック信号WB及びWBBに応答してビットライン118をドライブするトライステートインバータである。分布測定については、データが単に分布測定のためにFeRAMセル内に記憶されている場合は、ライトバックをスキップさせることができる。代替として、ライトバックをビットライン電圧が基準信号VREFの電圧レベルの各々と比較された後に実行させることができる。
図3のプロセス300の評価段階は、FeRAM400のセンス増幅器430のような比較器タイプのセンス増幅器を使用して迅速化され得る。図5は、メモリ400に使用するのに適した修正された評価段階500のフロー図である。評価段階500は、上記で行ったような、選択したFeRAMセルにビット値0を書き込むステップ(ステップ310)と、基準電圧計数をその最低レベルに設定するステップ(ステップ320)とから開始する。次に、ステップ520において、選択したFeRAMセルから電荷を読み出し、対応するビットラインを電圧V0まで充電する。
次に、ビットラインが読み出された電圧V0を保持する間、ステップ320、325、530及び335を含むループが1回又は複数回実行される。ステップ320及び325において、基準電圧を次のレベルに進め、エラーを検査する。ステップ530は、ビットライン電圧を基準信号VREFの現在の電圧レベルと比較するセンス動作である。ステップ335において、センス動作530が発生させるデータ出力信号がオールゼロを示さない限り、ループを反復させる。したがって、プロセス500は、基準信号VREFの電圧レベルがビットライン電圧V0の最大値を超える場合にループを抜ける。次に、ステップ340において、ワーストケース値V0maxを更新する。
評価段階500は、ビットライン電圧の測定のために一度電荷を読み出すだけで良いという利点を有する。したがって、FeRAMセルは、疲労の蓄積が少ない。更に、センス動作530は、完全な読出し動作より迅速であるため、基準電圧校正に要する時間を短縮させる。評価段階500は、ビットライン電圧V1をステップ550において一度読み出して、完全な読出し動作(図3のステップ365)をセンス動作(図5のステップ560)と置き換えることによって、同様の時間の節約をもたらし、ワーストケース値V1minの測定における疲労を減少させる。これらの利点が得られるのは、比較器タイプのセンス増幅器がビットライン電圧V0又はV1を変化させない、すなわち妨害しないためである。
図6は、本発明の一実施態様にしたがって、動的基準電圧校正を実行する校正回路600の一実施態様のブロック図である。校正動作中、校正回路600は、クロック信号CLK、データ信号GIO<63:0>、チップイネーブル信号CE、計算開始信号CALC_REF、書込み信号WR、及び基準モード信号FREFを受信する。校正回路600は、基準電圧校正の評価段階中の読出し回路及び書込み回路を制御するための信号INT_CE、INT_WR、INT_FREF、VRCDATA、及びREF_VAL<6:0>を生成し、基準電圧校正の状態及び結果を示すために信号END_EVAL、END_CAL、CNT0<6:0>及びCNT1<6:0>を生成する。表1は、残りのFeRAMと校正回路600との間の残りのインターフェース信号の機能をまとめたものである。
Figure 0004614689
校正回路600は、主制御ブロック610、一致ロジック620、評価ブロック630、均等化ブロック640、カウンタ650、信号選択回路660、670、680及び690を含む。主制御ブロック610は、基準電圧校正プロセスを制御するステートマシンである。一致ロジック620は、信号GIO<63:0>によって表される読み出しデータ値を最後に書き込まれたデータ値と比較し、各々のセンス動作の終わりに、読み出しデータ値が最後に書き込まれたデータ値と等しいかどうかを示す信号RESULTを生成する。評価ブロック630及び均等化ブロック640は、基準電圧校正プロセスの評価段階及び均等化段階をそれぞれ制御するステートマシンである。カウンタ650は、ビットライン電圧V0及びV1に関して検出された基準電圧に関連する計数を記憶するロジック及びカウンタを含む。信号選択回路660、670、680及び690は、FeRAMの通常動作中における読出し及び書込み動作のための、及び基準電圧校正のための信号を選択して出力する。
図7は、校正回路600のシミュレートされた動作中におけるインターフェース信号の挙動を表すタイミング図である。信号CE、WR及びFREFは、チップイネーブル信号、書込み信号、基準モード信号であり、通常の動作中、例えば通常の読出し及び書込み動作中に、校正回路600から、信号INT_CE、INT_WR及びINT_FREFとして出力される。信号CALCREFが時間T0においてアサートされると、校正回路600は基準電圧校正プロセスを開始し、具体的には、ビットライン電圧V0に対する評価段階を開始する。
評価段階中において、校正回路600は一連の書込み及び読出し動作のために要求される信号として、信号INT_CE及びINT_WRを生成する。信号VRCDATAは、選択されたメモリセルに書き込まれるデータ値(最初は0)を選択し、校正回路600の外部の回路構成(図示しない)は、書込み及び読出し動作のために要求されるアドレスを生成する。信号REF_VALは、センス動作中に使用される基準電圧を示し、時間T0とT1との間では、ビット値0に対応するビットライン電圧V0を評価するための計数信号CNT0に等しい。時間T1とT2との間では、信号REF_VALは、ビット値1に対応するビットライン電圧V1を評価するための計数信号CNT1に等しい。評価段階中(時間T0とT2との間)における一致ロジック620は、各センス動作の終わりに信号RESULTをアサートして、センス動作により読み出されたデータ値が、選択したFeRAMセルに最後に書き込まれた値に等しいかどうかを示す。図7のこのシミューレーションでは、ビット値0の正確な感知を提供する信号REF_VALの最小値は27h(すなわち39)であり、ビット値1レベルの正確な感知を提供する信号REF_VALの最大値は77h(すなわち119)である。
時間T2とT3との間に生じる均等化段階は、2つの計数CNT0とCNT1とを平均化して、選択されたメモリセルに対する最善の基準電圧値を見いだす。図5の実施例では、両方の計数CNT0及びCNT1の平均は、値4Fh(すなわち79)を提供する。
再び図6を参照すると、主制御ロジック610は、表2にまとめられた入力信号及び出力信号を有する。クロック信号CLK及びCLK1は、主制御ロジック610(及び校正回路600)に対するクロック信号のバッファされていないバージョン及びバッファされたバージョンである。入力信号CALC_REF1は、校正回路600に対するアクティブローのグローバルなリセット信号である。カウンタ650からの入力信号OVERFLOWは、(立上がりエッジで)カウンタがオーバフローした時のエラー状態を示す。入力信号DONEは評価ブロック630から来て、(立上がりエッジで)評価段階の終わりを示す。均等化ブロック640から来る入力信号END_EQUは、(立上がりエッジで)均等化段階の終わりを示す。出力信号MODEは、評価段階のモード(例えば、ビット値0又は1)を決定し、信号VRCDATAは、評価段階で選択されたメモリセルに書き込まれるデータ値を制御する信号MODEのバッファされたバージョンである。出力信号EVALは、(立上がりエッジで)評価段階を開始し、出力信号EQUATEは、(立上がりエッジで)校正プロセスの均等化段階を開始する。出力信号END_CALは、校正プロセスの終わりを示す。
Figure 0004614689
図8Aは、主制御ブロック610の例示的な一実施態様の状態遷移図である。主制御ブロック610は、信号CALC_REF1が状態0に変化すると状態IDLEで動作を開始する。クロック信号CLK1の立上がりエッジで、ブロック610は状態EVAL0に変化して、信号EVALを設定し、値0を有する信号MODEと共に評価段階を開始する。評価ブロック630はビットライン電圧V0の評価を制御し、計数CNT0として評価結果を残す。信号OVERFLOWの立上がりエッジは、EVAL0状態にある場合、計数CNT0におけるオーバフローを示し、これは、適切な基準電圧レベルがカウンタ範囲で検出されなかったので、エラー状態である。この場合、校正は直ちに中止される。計数CNT0の値は、通常の校正終了とエラーによる中止とを区別する。主制御ブロック610が信号END_CALをアサートした時に、計数CNT0が0である場合は、エラーが発生したのであって、計数CNT0が0でなければ、その値は有効である。
信号DONEの立上がりエッジは、ビットライン電圧V0の評価の終わりを示し、それに応じて、主制御ブロック610は状態SYNC0に変化する。状態SYNC0は、制御ブロック610における動作をクロック信号CLK1の立上がりエッジと同期させるために使用される。状態SYNC0では、信号EVALは値0を有し、信号MODEはその値を1に変化させて、ビットライン電圧V1の評価に備える。クロック信号CLK1の次の立上がりエッジではビットライン電圧V1の評価を開始し、主制御ブロック610は状態SYNC0から状態EVAL1に変化し、その間、評価ブロック630はビットライン電圧V1の評価を実行して、計数CNT1として評価結果を残す。
主制御ブロック610は、信号DONEの次の立上がりエッジで状態EVAL1から状態SYNC1に変化する。評価段階はこの時点で完了し、2つの計数CNT0及びCNT1は、それぞれビット値0及び1の正確な読出しに必要なワーストケース基準値に相当する。
状態SYNC1から、クロック信号CLK1の次の立上がりエッジにより、主制御ブロック610は、2つの計数を平均する均等化段階に関する状態EQへの変化をする。均等化ブロック640は、信号EQUATEの立上がりエッジにおいて均等化段階を開始する。ブロック640からの信号END_EQUの立上がりエッジは、均等化段階の終わりを示し、主制御ブロック610は、状態EQから、信号EQUATEが0である状態SYNC2に変化することにより応答する。次のクロックは、主制御ブロック610を状態ENDに変化させ、状態ENDでは、END_CALは1に設定されて校正プロセスの終わりを示す。前述のように、CNT0の値は、校正回路600が新しい基準値の生成に成功したかどうかを示す。
図8Bは、主制御ブロック610の一実施例の回路図である。図示の実施態様では、主制御ブロック610は、図8Aの状態遷移図を実行する一連のフリップ−フロップ811〜821、及びロジックゲート861〜880を備える。
評価ブロック630は、校正プロセスの評価段階を制御する。表3は、評価ブロック630の入力信号及び出力信号の機能をまとめたものである。
Figure 0004614689
評価ブロック630は、ビットライン電圧の評価に必要な書き込み動作及び読出し動作又はセンス動作に必要な信号を生成するステートマシンである。図9Aは、評価ブロック630の動作を示す状態遷移図である。評価ブロック630は、共にアサートされている信号CALC_REF1及びEVALに応答してアイドル状態905に入る。クロック信号CLK1の立上がりエッジで、評価ブロック630はアイドル状態905から状態910に変化し、状態910では、カウンタクロック信号CLK_CNTが1に設定される。次に、カウンタ650は、信号MODEの値に応じて計数CNT0又はCNT1を増加又は減少させることができる。
クロック信号CLK1の立下りエッジで、評価ブロック630は状態910から第1書込み状態915に変化し、信号INT_CE及びWRITEを1に設定する。クロック信号CLK1の立下りエッジが使用されるのは、メモリが信号をクロック信号CLKの立上がりエッジでラッチするためであって、そうすることで、信号はまず最初に立下りエッジでセットされてから、次に立上がりエッジでラッチされて、ラッチのための十分なセットアップ時間が保証される。評価ブロック630は、クロック信号CLK1の次の立上がりエッジで第1書込み状態915から第2書込み状態920に変化し、メモリ内の書込み動作を開始する。
クロック信号CLK1の次の立下りエッジで、評価ブロック630は書込み状態920から第1読出し状態925に変化する。状態925では、信号WRITEは0であり、INT_CEは一定のままとなる。クロック信号CLK1の立上がりエッジでは、評価ブロック630は第2読出し状態930に入り、信号INT_CE及びWRITEの値がラッチされて、メモリ内の読出し動作が開始される。
クロック信号CLK1の次の立下りエッジで、評価ブロック630はSYNC状態935に変化する。ここで、信号CE_CALは、メモリのアクセスが行われないために、0に設定される。次の立上がりエッジでは、信号RESULTに依存する分岐点である別のSYNC状態940に評価ブロック630を変化させる。RESULTが1である場合、読み出されるデータは書き込まれたデータと同じであり、これは、基準電圧が、エラーを生じることなくメモリの位置を読み出すのに適していることを意味する。したがって、クロック信号CLK1の次の立上がりエッジでは、評価ブロック630は状態940から終了状態END950に変化し、信号DONEを1にアサートして、評価の終了を示す。
信号RESULTが0の場合、センス又は読出し動作は、少なくとも1つの誤ったデータビットを与えたのであり、これは、基準電圧は、エラーを生じることなく全部のセルを読み出すのにはまだ適していないことを意味する。この場合、基準電圧は、信号MODEが0である場合は増加させ、信号MODEが1である場合は減少させる必要があり、評価が繰り返される。したがって、信号RESULTが0の場合、評価ブロック630は次のクロックで、状態940から状態945に変化し、その状態において新しい基準値で再び評価を繰り返す。
図9Bは、評価ブロック630の一実施形態の回路図である。図示の実施態様では、評価ブロック630は、図9Aの状態遷移図を実行する一連のフリップ−フロップ951〜959及びロジックゲート961〜968を備える。
評価ブロック640は、評価段階中において、決定された計数CNT0及びCNT1の値の均等化(すなわち平均化)を制御する。表4は、均等化ブロック640の入力信号及び出力信号の機能を一覧にし、まとめたものである。
Figure 0004614689
均等化ブロック640は、例示的な実施態様では図10Aの状態遷移図を実行するステートマシンを含む。主制御ブロック610は、評価段階がエラーを生じずに完了した後、信号EQUATEをアサートすることによって均等化ブロック640をアクティブにする。次に、均等化ブロック640は、計数CNT0及びCNT1がそれぞれワーストケースの電圧レベルV0max及びV1minを示す場合、アイドル状態1010に入る。クロック信号CLK1の最初の立上がりエッジで、均等化ブロック640は、状態1010から状態1020に変化して、状態1020において、信号INCは、計数CNT0を増加させる1に設定される。この時点で、計数CNT0とCNT1とが比較される。計数CNT0とCNT1とが等しい場合、内部信号EQUALが1に設定される。計数CNT0とCNT1とが等しくない場合は、信号EQUALは0に設定される。クロック信号CLK1の次の立上がりエッジで、均等化ブロック640は、信号EQUALが0に等しい場合は状態1020から状態1030に変化し、又は信号EQUALが1である場合は終了状態1040に変化する。
状態1030は、計数CNT1を減少させる信号DECをアサートする。ここでもまた、計数CNT0とCNT1とが比較され、計数CNT0とCNT1とが等しい場合には、信号EQUALは1に設定され、計数CNT0とCNT1とが異なる場合には、信号EQUALは0に設定される。状態1030から、均等化ブロック640は、信号EQUALが0に等しい場合は状態1020に変化し、信号EQUALがクロック信号CLK1の次の立上がりエッジで1である場合は、終了状態1040に変化する。
このように、均等化ブロック640は状態1020と1030との間で交互に変化して、2つの計数が等しくなるまで、計数CNT0をインクリメントさせ、計数CNT1をデクリメントさせる。したがって、均等化段階の終了時点における計数CNT0とCNT1とは、計数CNT0とCNT1とが均等化段階の開始時に有していた値の平均値に等しい。終了状態1040では、信号END_EQUは、均等化段階が完了したことを示すように設定される。
図10Bは、均等化ブロック640の一実施形態の回路図である。図示の実施態様では、均等化ブロック640は、計数値Q0とQ1とを比較して内部信号EQUALを生成する比較器1060を備える。一連のフリップ−フロップ1051〜1054及びロジックゲート1061〜1068は、図10Aの状態遷移図を実行する。
図11は、カウンタ650の例示的な一実施態様の概略図を示す。カウンタ650は、計数CNT0に対するアップカウンタ1120、CNT1に対するダウンカウンタ1110、及びカウンタ1110及び1120のどちらのカウンタがクロック信号を受信するかを選択する制御ロジック1130を備える。表5は、均等化ブロック640の入力信号及び出力信号の機能を一覧にし、まとめたものである。
Figure 0004614689
ビット値0を記憶することに対応するビットライン電圧V0の評価中には、信号MODEが0であるため、計数CNT0に対するカウンタ1120がクロック同期され、ビット値1を記憶することに対応するビットライン電圧V1の評価中には、信号MODEが1であるため、計数CNT1に対するカウンタ1010がクロック同期される。同様に、ビットライン電圧V0の評価中には、計数CNT0が、基準信号VREFの電圧レベルを制御するための信号REF_VALとして出力され、ビットライン電圧V1の評価中には、計数CNT1が、基準信号VREFの電圧レベルを制御するための信号REF_VALとして出力される。
オーバフローが、値0の記憶ビットに対応するビットライン電圧V0についての適切な値が検出されなかった場合に発生する。例示的な実施態様では、ビット値1に関係するビットライン電圧V1について誤ったレベルを検知しないが、本発明の代替の実施態様はこうした検知を含むことができる。
本発明の他の態様によると、基準電圧校正回路構成は、オンチップの冗長回路構成に接続されることが可能で、このオンチップの冗長回路構成と共に使用することが可能である。例えば、図12は、基準電圧校正回路1260及び冗長回路1215を備えるメモリ1200のブロック図を示す。基準電圧校正回路1260は、デコード回路1210がFeRAMアレイ120内で選択するFeRAMセルのセット(例えば、行)に対する基準電圧校正を周期的に実行する。校正プロセスが成功すると、基準電圧発生器1240が、校正に関連するメモリセルを読み出す基準電圧を生成する時に使用したディジタル値が記憶される。図12は、基準電圧発生器1240が、アドレスデコード回路1210に接続されることが可能であることを示し、アドレス信号ADDRにより示されるFeRAMセルにとって最良の電圧レベルを有する基準信号VREFをセンス増幅器1230に提供する。
基準電圧校正回路1260は、評価プロセス中にカウンタのオーバフローが発生する場合、又は評価段階後に、基準計数(例えば、計数CNT0又はCNT1)を許容可能な範囲と比較することにより、弱いか又は欠陥のあるFeRAMセルを検知することができる。FeRAMセルの行又はその他のセットが、許容可能な範囲外のビットライン電圧V0又はV1を提供するFeRAMセルを含む場合、校正回路1260は冗長回路1215に信号を送る。次に、冗長回路1215は、FeRAMセルの欠陥のあるセット(例えば、行)を、冗長FeRAMセル1220のセットに置き換えるよう指定することができる。FeRAMの動作中に故障したFeRAMセルの動的交換は、メモリ1200の信頼性及び寿命を改善するであろう。
本明細書で開示される校正プロセスは、基準電圧を選択するための従来の機構に比べて多くの利点を有する。具体的には、実際のFeRAMセルの周期的な評価による校正は、温度、疲労及びその他の影響による強誘電体コンデンサ内のすべての変化を追跡する。この校正プロセスでは、基準電圧を発生するための基準セルを必要としない。この校正回路はまた、FeRAMセルのセルフテストを実行するフレキシビリティも有する。FeRAMセルは、上述のように冗長回路構成と共に使用されることができ、校正回路構成は、FeRAMセルの異なるバンク又はセットに対して異なる基準電圧を提供することができる。
特定の実施態様に関して本発明を説明してきたが、上記説明は、本発明の応用の単なる一例であって、それらに限定されるべきものではない。開示された実施態様の特徴の様々な適応形態及び組合せが、特許請求の範囲によって定義された本発明の範囲に含まれる。
各々が単一の強誘電体コンデンサを含む小型メモリセルを用いた従来のFeRAMを示す。 FeRAMセルを読み込む際に得られるビットライン電圧の典型的な分布を示す。 本発明の一実施態様による基準電圧校正プロセスのフロー図である。 校正回路、小型メモリセル、及び校正動作のためのビットライン電圧分布の測定を容易にするセンス増幅器を用いたFeRAMを示す。 読出し/書込みサイクルをほとんど必要としない本発明の一実施態様による基準電圧校正プロセスのフロー図である。 本発明の一実施態様による基準電圧校正回路のブロック図である。 図6の校正回路のインターフェース信号に関するタイミング図である。 図6の校正回路の主制御ブロックの一実施態様の状態遷移図である。 図6に示す校正回路の主制御ブロックの一実施態様の回路図である。 ビットライン電圧の評価を制御する回路ブロックの一実施態様の状態遷移図である。 ビットライン電圧の評価を制御する回路ブロックの一実施態様の回路図である。 ビットライン電圧の評価中に決定される基準値の平均化を制御する回路ブロックの一実施態様の状態遷移図である。 ビットライン電圧の評価中に決定される基準値の平均化を制御する回路ブロックの一実施態様の回路図である。 図6の校正回路におけるカウンタブロックの一実施態様の回路図である。 基準電圧校正回路に接続される冗長回路構成を有する本発明の一実施態様によるFeRAMのブロック図である。
符号の説明
110 強誘電体メモリセル
118 ビットライン
120 強誘電体メモリセルのアレイ
430 センス増幅器
440 基準電圧発生器
600 校正回路、制御回路
1060 比較器
1110 第2のカウンタ
1120 第1のカウンタ
1130 制御ロジック
1215 冗長回路構成
1220 冗長メモリセル
1260 校正回路

Claims (8)

  1. 行と列をなすように配置された強誘電体メモリセル(110)のアレイ(120)であって、該強誘電体メモリセル(110)の各列が、対応するビットライン(118)に接続されていることからなる、アレイと、
    前記ビットライン(118)のセットを感知するために接続されたセンス増幅器(430)のセットと、
    前記ビットライン(118)を感知する際に使用するために、前記センス増幅器(430)のセットに基準信号を提供するため接続された基準電圧発生器(440)であって、前記基準信号の電圧レベルは、入力値に依存することからなる、基準電圧発生器と、
    前記強誘電体メモリセル(110)のセットから読み出されたビットライン電圧を評価し、評価結果に基づいて、前記強誘電体メモリセルの読み出し中に使用されるための前記入力値を設定するという校正動作を制御する校正回路(600)
    とを備える、メモリであって、
    前記校正回路(600)が、
    前記強誘電体メモリセル(110)のセットが第1の値を記憶する時に読み出されるビットライン電圧の評価中に、前記基準電圧発生器の前記入力値として提供される第1の計数を保持する、第1のカウンタ(1120)と、
    前記センス増幅器からのデータ信号が前記第1の値を表すまで、前記第1のカウンタ(1120)に前記第1の計数をインクリメントさせる制御ロジック(1130)
    とを備えることからなる、メモリ。
  2. 前記校正回路は、前記強誘電体メモリセルのセットが第2の値を記憶する時に読み出されるビットライン電圧の評価中に、前記基準電圧発生器の前記入力値として提供される第2の計数を含む第2のカウンタ(1110)を更に備え、
    前記制御ロジック(1130)は、前記センス増幅器からの前記データ信号が前記第2の値を表すまで、前記第2のカウンタ(1110)に前記第2の計数をデクリメントさせることからなる、請求項に記載のメモリ。
  3. 前記校正回路(600)は、前記第1のカウンタ(1120)と前記第2のカウンタ(1110)とに結合された比較器(1060)を更に備え、
    前記制御ロジック(1130)は、前記比較器(1060)が、前記第1の計数と前記第2の計数とが等しいことを示すまで交互に、前記第1のカウンタ(1120)に前記第1の計数をインクリメントさせ、且つ、前記第2のカウンタ(1110)に前記第2の計数をデクリメントさせ、次いで、前記第1のカウンタ(1120)が、前記強誘電体メモリセルの読出し中に使用されるための前記入力値を保持することからなる、請求項に記載のメモリ。
  4. 前記校正回路(1260)に結合された冗長回路構成(1215)を更に備え、
    前記ビットライン電圧の評価によって、前記強誘電体メモリセル(110)のうちの1つ又は複数が弱いか又は欠陥があると識別された場合には、前記校正回路(1260)が前記冗長回路構成(1215)に信号を送り、前記冗長回路構成(1215)が、前記校正回路(1260)が弱いか又は欠陥があるとして識別した前記強誘電体メモリセル(110)を置き換えることからなる、請求項1乃至のいずれか1項に記載のメモリ。
  5. メモリを動作させるための方法であって、
    強誘電体メモリセル(110)のセットから読み出されたビットライン電圧を評価し、及び、
    前記強誘電体メモリセル(110)のセットの正確な読み出しを可能にする基準信号についての電圧レベルに対応することを前記ビットライン電圧の前記評価が示す基準値を記憶する
    ことを含み、
    前記ビットライン電圧を評価することが、
    (a)前記強誘電体メモリセル(110)のセット内にデータ値を書き込み、
    (b)前記強誘電体メモリセル(110)からビットライン電圧を読み出し、
    (c)センス増幅器(430)のセットに印加される基準信号の電圧レベルを、次のレベルに変更し、
    (d)前記ビットライン電圧を感知するために、前記センス増幅器(430)を使用し、
    (e)前記センス増幅器(430)から出力されるデータ信号が前記データ値を表すかどうかを判定し、及び、
    (f)ステップ(e)において、前記データ信号が前記データ値を表すことが決定されるまで、ステップ(c)、(d)、及び(e)を繰り返す
    ことを含むことからなる、方法。
  6. 前記メモリ内の制御回路(600)が、前記ビットライン電圧を評価することと、前記基準値を記憶することとを制御することからなる、請求項に記載の方法。
  7. 前記ビットライン電圧を評価することが、
    第1の値を記憶する前記強誘電体メモリセル(110)から読み出した結果得られる前記ビットライン電圧の最大値に対応する第1の値を決定し、及び、
    第2の値を記憶する前記強誘電体メモリセル(110)から読み出した結果得られる前記ビットライン電圧の最小値に対応する第2の値を決定する
    ことを含み、
    前記基準値は、前記第1の値と前記第2の値との間であることからなる、請求項5又は6に記載の方法。
  8. 前記ビットライン電圧を評価することによって、1つ又は複数の弱い強誘電体メモリセルを含むことが示される、前記強誘電体メモリセル(110)の第2のセットを識別し、
    前記強誘電体メモリセルの前記第2のセットを、冗長メモリセル(1220)のセットに置き換える
    ことを更に含むことからなる、請求項乃至のいずれか1項に記載の方法。
JP2004150700A 2003-05-20 2004-05-20 FeRAM内に組み込まれる動的基準電圧校正 Expired - Fee Related JP4614689B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/442,360 US6804141B1 (en) 2003-05-20 2003-05-20 Dynamic reference voltage calibration integrated FeRAMS

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004348953A JP2004348953A (ja) 2004-12-09
JP2004348953A5 JP2004348953A5 (ja) 2007-07-05
JP4614689B2 true JP4614689B2 (ja) 2011-01-19

Family

ID=32508074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004150700A Expired - Fee Related JP4614689B2 (ja) 2003-05-20 2004-05-20 FeRAM内に組み込まれる動的基準電圧校正

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6804141B1 (ja)
JP (1) JP4614689B2 (ja)
GB (1) GB2403079B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8324667B2 (en) * 2004-01-05 2012-12-04 International Business Machines Corporation Amplifiers using gated diodes
JP4119397B2 (ja) * 2004-04-23 2008-07-16 Necエレクトロニクス株式会社 異常検出回路
US7395466B2 (en) * 2005-12-30 2008-07-01 Intel Corporation Method and apparatus to adjust voltage for storage location reliability
KR100871673B1 (ko) * 2006-12-22 2008-12-05 삼성전자주식회사 반도체 메모리 장치의 센스 앰프 회로 및 그 동작 방법
US20080270854A1 (en) 2007-04-24 2008-10-30 Micron Technology, Inc. System and method for running test and redundancy analysis in parallel
EP2067841A1 (en) * 2007-12-06 2009-06-10 Agfa HealthCare NV X-Ray imaging photostimulable phosphor screen or panel.
CN101981561A (zh) * 2008-03-27 2011-02-23 通用电气医疗集团生物科学生物方法公司 防止未经授权操作相关联一次性生物过程组件的可伽马灭菌的rfid系统
JP5676842B2 (ja) * 2008-05-30 2015-02-25 ピーエスフォー ルクスコ エスエイアールエルPS4 Luxco S.a.r.l. 半導体装置
US7898838B2 (en) * 2008-10-31 2011-03-01 Seagate Technology Llc Resistive sense memory calibration for self-reference read method
US8582374B2 (en) * 2009-12-15 2013-11-12 Intel Corporation Method and apparatus for dynamically adjusting voltage reference to optimize an I/O system
US8780104B2 (en) 2011-03-15 2014-07-15 Qualcomm Mems Technologies, Inc. System and method of updating drive scheme voltages
US8804438B2 (en) * 2012-08-04 2014-08-12 Freescale Semiconductor, Inc. Memory device
TWI550631B (zh) * 2014-08-04 2016-09-21 瑞昱半導體股份有限公司 記憶體控制電路及相關的記憶體控制方法
KR102508532B1 (ko) * 2016-05-02 2023-03-09 삼성전자주식회사 감지 증폭기 및 이를 포함하는 메모리 장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001291385A (ja) * 2000-04-05 2001-10-19 Nec Corp 半導体記憶装置並びにその試験装置および試験方法
JP2002216498A (ja) * 2001-01-18 2002-08-02 Rohm Co Ltd 強誘電体記憶装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07192476A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Hitachi Ltd 強誘電体メモリ
JPH11273360A (ja) * 1998-03-17 1999-10-08 Toshiba Corp 強誘電体記憶装置
US6392916B1 (en) * 1999-10-01 2002-05-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Circuit for providing an adjustable reference voltage for long-life ferroelectric random access memory device
KR100333711B1 (ko) * 1999-12-28 2002-04-22 박종섭 강유전체 메모리 장치에서의 기준 전압 생성 장치 및 그생성 방법
JP3866913B2 (ja) * 2000-11-21 2007-01-10 富士通株式会社 半導体装置
US6754094B2 (en) * 2002-01-31 2004-06-22 Stmicroelectronics, Inc. Circuit and method for testing a ferroelectric memory device
US6704218B2 (en) * 2002-04-02 2004-03-09 Agilent Technologies, Inc. FeRAM with a single access/multiple-comparison operation

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001291385A (ja) * 2000-04-05 2001-10-19 Nec Corp 半導体記憶装置並びにその試験装置および試験方法
JP2002216498A (ja) * 2001-01-18 2002-08-02 Rohm Co Ltd 強誘電体記憶装置

Also Published As

Publication number Publication date
GB0410112D0 (en) 2004-06-09
JP2004348953A (ja) 2004-12-09
GB2403079B (en) 2006-01-11
US6804141B1 (en) 2004-10-12
GB2403079A (en) 2004-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100926621B1 (ko) 집적 회로, 집적 회로의 테스트 방법 및 집적 회로의테스트 결과 생성 방법
US8441833B2 (en) Differential plate line screen test for ferroelectric latch circuits
US5566386A (en) Nonvolatile semiconductor memory device having a status register and test method for the same
US8379460B2 (en) Trim circuit and semiconductor memory device comprising same
JP4614689B2 (ja) FeRAM内に組み込まれる動的基準電圧校正
KR100454259B1 (ko) 모니터링회로를 가지는 반도체메모리장치
KR100957389B1 (ko) 집적 회로 및 집적 회로 테스팅 방법
TW201312576A (zh) 記憶體陣列中損壞字線之偵測
JP4371706B2 (ja) FeRAMセルを含む集積回路およびそのテスト方法
JP2003331576A (ja) 単一のアクセスで複数回の比較動作が可能なFeRAM
US9263115B2 (en) Semiconductor device
JP2013054800A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
US20140269124A1 (en) Memory with bit line current injection
JP4576543B2 (ja) 高速化疲労試験
US6651022B2 (en) Semiconductor device capable of test mode operation
KR20100128045A (ko) 반도체 메모리 장치의 셀프 리프레시 주기 측정 방법
KR100338817B1 (ko) 복합 반도체장치의 리프레쉬 특성 자가 테스터
JPH07105698A (ja) 半導体記憶装置
KR100718043B1 (ko) 반도체 메모리의 노이즈 측정용 전원장치 및 노이즈측정방법
JPH06195988A (ja) 不揮発性半導体記憶装置の書込み方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061201

A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20070417

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070511

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101012

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees