JP4607972B2 - 広告提供システム、広告提供方法、ならびに、プログラム - Google Patents

広告提供システム、広告提供方法、ならびに、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、街中に配置された無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイント装置のSSID(Service Set IDentifier)を用いて、場所や利用者に応じて適切に広告を提供するのに好適な広告提供システム、広告提供方法、ならびに、これらをコンピュータにて実現するプログラムに関する。
従来から、街中で公衆が利用できる無線LANのアクセスポイント装置を介してインターネットに接続するサービスが提供されている。無線LANのアクセスポイントには、SSID(ESSID(Extended SSID)と呼ばれることもある。)と呼ばれる識別子が1つまたは複数割り当てられ、当該SSIDを参照することで、端末装置は通信可能な複数のアクセスポイントからいずれかを選択してアソシエートすることにより、インターネットにアクセスすることが可能となる。
このような無線LANのアクセスポイントを利用する技術については、以下の文献等に開示されている。
特開2004−088440号公報 特開2006−245906号公報
ここで、[特許文献1]は、無線LANの端末装置の場所をリアルタイムで管理しようとするもので、各アクセスポイントが各端末装置とのアソシエート成立を位置管理サーバへ通知することにより、端末装置近傍のアクセスポイントの設置場所を知らせ、位置管理サーバは、通知された端末装置のMACアドレスに基づいて、アクセスポイントの場所をユーザの現在位置として記録するものである。
一方、[特許文献2]は、アクセスポイントからの電波ビーコンにテキスト情報による配信情報を付加して送信することにより、アクセスポイントとの接続が確立していない端末装置に対しても、無線の帯域使用を抑制しつつ情報配信を可能とするものである。
しかしながら、提供されるサービスの種類によっては、端末装置の位置をリアルタイムで把握することは、プライバシーの観点から望ましくないこともあり、ユーザに自発的に広告を取得させることで、このような問題が生じるのを防止したい、という要望がある。電波ビーコンによるテキスト情報では、ユーザに広告を提供する上で情報量として不十分な場合がある一方で、ユーザにとって不必要な広告を適切に選別して提供し、通信量を抑制したい、という要望もある。
本発明は、上記のような課題を解決するもので、街中に配置された無線LANのアクセスポイント装置のSSIDを用いて、場所や利用者に応じて適切に広告を提供するのに好適な広告提供システム、広告提供方法、ならびに、これらをコンピュータにて実現するプログラムを提供することを目的とする。
以上の目的を達成するため、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示する。
本発明の第1の観点に係る広告提供システムは、サーバ装置と、端末装置と、を有し、サーバ装置は、広告記憶部、履歴受信部、広告取得部、広告送信部を有し、端末装置は、検知部、履歴記憶部、履歴送信部、広告受信部、広告表示部を有し、以下のように構成する。
まず、サーバ装置において、広告記憶部には、街中に配置された複数の無線LANのアクセスポイント装置のSSIDと、広告情報と、が対応付けて記憶される。
当該アクセスポイント装置は、当該サーバ装置によって管理されるものでも良いが、必ずしもその必要はない。広告情報は、当該アクセスポイントが設置される場所の近傍で提示されると、特に有用と考えられる広告を表すものである。すなわち、本広告提供システムでは、アクセスポイント装置の設置場所を広告出稿の単位とする。
一方、端末装置において、検知部は、当該街中に配置された無線LANのアクセスポイント装置のSSIDを検知し、履歴記憶部には、検知されたSSIDの履歴が記憶され、履歴送信部は、記憶されたSSIDの履歴をサーバ装置に送信する。
ユーザが使用する端末装置は、無線LANアクセス機能を有するものであるが、街中に配置されるアクセスポイント装置を介したインターネット接続を可能とする契約がなされていなくとも良い。当該SSIDは、アクセスポイントからの電波ビーコンによって端末装置に通知されるものだからである。
端末装置は、街中に配置されている、自身が必ずしも利用可能とは限らないアクセスポイント装置のSSIDの履歴を記憶しておく。
そして、当該履歴は、所定のタイミング、たとえば、自身が利用可能な無線LANアクセスポイント装置の近傍でインターネット接続が可能となったときや、有線LANに接続されたときや、これらの条件が満たされた上で、ユーザの指示があった場合に、サーバ装置に送信される。このため、ユーザの位置がリアルタイムでサーバに把握されることはなく、また、典型的にはユーザの自発的な意思に基づいて広告が取得されるため、プライバシー上の問題は生じないと考えられる。
一方、サーバ装置において、履歴受信部は、端末装置から送信されたSSIDの履歴を受信し、広告取得部は、広告記憶部を参照して、受信された履歴に含まれるSSIDに対応付けて広告記憶部に記憶された広告情報を取得し、広告送信部は、取得された広告情報を端末装置に送信する。
サーバ装置では、SSIDに対応付けられた広告、すなわち、当該アクセスポイント装置が配置されている場所に紐付けされた広告をユーザに送信する。広告主は、場所に対応付けて広告を出しているため、このような広告配信の手法をとることで、より広告効果を高めることができると考えられる。
さらに、端末装置において、広告受信部は、サーバ装置から送信された広告情報を受信し、広告表示部は、受信された広告情報を表示する。
端末装置を持つユーザは、歩いている間や自動車を運転している間など、端末装置の表示画面を集中して見ることが難しいときではなく、落ち着いて端末装置の表示画面を見ることができるタイミングで広告の提供を受けることとなる場合が多くなるため、より広告効果を高めることができると考えられる。
本発明によれば、街中に配置された無線LANのアクセスポイント装置のSSIDを用いて、場所に応じて、プライバシー上の問題をできるだけ生じないようにした上で、適切に高い効果で広告を提供することができるようになる。
また、本発明の広告提供システムにおいて、当該SSIDには、当該SSIDに対応付けられて広告記憶部に記憶される広告の種類を表す文字列が含まれ、履歴送信部は、記憶されたSSIDの履歴から、当該ユーザが希望する広告の種類を表す文字列を含むSSIDを抽出して、当該抽出されたSSIDの履歴を送信するように構成することができる。
上記のように、SSIDは、現在の規格では32文字までの英数字を任意で設定できるものとされている。この文字列のうち、一部を広告の種類を表す文字列とするのである。なお、残りの部分は、後述するように、当該アクセスポイント装置自体を識別する文字列を設定するのが典型的である。
端末装置の側では、履歴に残っているSSIDのうち、ユーザが希望する種類の広告を提供するSSIDのみを抽出してサーバ装置に送信する。結局、サーバ装置からは、当該端末装置のユーザが希望する種類の広告のみが提供されることとなる。
本発明によれば、ユーザが希望する種類の広告のみを適切に判別して、通信負荷を抑制しながら広告を提供することができ、広告効果を高めることができるようになる。
また、本発明の広告提供システムにおいて、当該複数のアクセスポイント装置のうち、当該サーバ装置に管理されるアクセスポイント装置は、広告の種類を表す文字列が互いに異なる複数のSSIDを有し、当該複数のSSIDのそれぞれを介して当該端末装置から無線LANへのアクセスを受け付けるように構成することができる。
上記の発明では、アクセスポイント装置は必ずしもサーバ装置の管理下にある必要はなく、街中に配置され、SSIDを電波ビーコンで放出しているものであればどのような機器でも適用可能であるが、本発明では、サーバ装置の管理下にあるアクセスポイント装置のSSIDに一定のルールを決めることとしている。
本発明によれば、1つのアクセスポイント装置に複数のSSIDを割り振ることで、1つの場所に対して複数の種類の広告情報を割り当てることができ、同じ場所であっても、ユーザの好みに応じて、適切に広告を提供することができるようになる。
また、本発明の広告提供システムにおいて、当該サーバ装置に管理されるアクセスポイント装置が有するSSIDは、当該広告の種類を表す種類文字列と、当該アクセスポイント装置を他のアクセスポイント装置と識別する識別文字列と、を結合したものであり、以下のように構成することができる。
すなわち、サーバ装置は、出稿入力受付部、サーバ設定部、設定通知部を備える。
ここで、出稿入力受付部は、出稿すべき広告に対応付けられるアクセスポイント装置を識別する識別文字列と、当該出稿すべき広告の内容を表す広告情報と、当該出稿すべき広告の種類を表す種類文字列とを指定する出稿入力を受け付ける。
上記のように、本広告提供システムでは、アクセスポイント単位で広告が提供されるからである。
一方、サーバ設定部は、受け付けられた出稿入力に指定される識別文字列および種類文字列を結合したSSIDと、当該出稿入力に指定される広告情報と、を対応付けて広告記憶部に記憶させる。
これによって、アクセスポイント装置と広告情報との紐付けがなされる。
さらに、設定通知部は、受け付けられた出稿入力に指定される識別文字列のアクセスポイントに、当該識別文字列および当該種類文字列を結合したSSIDを通知する。
一方、サーバ装置の管理下にあるアクセスポイント装置のそれぞれは、設定受取部、アクセスポイント設定部を備える。
ここで、設定受取部は、サーバ装置から通知されたSSIDを受け取り、アクセスポイント設定部は、受け取られたSSIDを、当該アクセスポイント装置のSSIDとして利用可能に追加設定する。
これによって、広告の種類に応じた新しいSSIDが、アクセスポイント装置に割り振られるようになる。
本発明によれば、出稿された広告の種類に応じて、適宜アクセスポイント装置を管理することによって、アクセスポイント装置から提供される広告の種類を集中して管理することができるようになる。
また、本発明の広告提供システムにおいて、広告記憶部は、当該複数のアクセスポイント装置のそれぞれについて、当該アクセスポイント装置のSSID(以下「通過SSID」という。)に、当該アクセスポイント装置が配置される場所の近傍に配置される1つまたは複数のアクセスポイント装置のSSID(以下「直前SSID」という。)を対応付けて、さらに記憶し、当該通過SSIDに対応付けられる広告情報には、当該直前SSIDのいずれか少なくとも1つがさらに対応付けられ、広告取得部は、受信された履歴に含まれるSSIDのそれぞれについて、当該SSIDおよび当該履歴において当該SSIDの直前に含まれるSSIDが、通過SSIDおよび直前SSIDとして、広告記憶部に記憶されている広告情報を取得するように構成することができる。
上記発明においては、1つのSSIDについて1つの広告情報が対応付けられていたが、本発明においては、近傍に隣接しているアクセスポイント装置のSSIDの対に対して1つの広告情報が対応付けることも可能となる。
ここで、「近傍」とは、物理的に近傍であることが望ましいが、時間的に近傍である場合や、SSIDが提供する広告の種類を考慮した上で近傍である場合等を含むものとしても良い。
本発明によれば、端末装置が移動する方向によって、提供される広告が変化するため、たとえば、ショッピングモールから離れる場合と、ショッピングモールに近付く場合とで、異なる広告を提供することができるようになる。
また、本発明の広告提供システムにおいて、サーバ装置は、近接設定部をさらに備え、以下のように構成することができる。
すなわち、近接設定部は、受信された履歴に含まれるSSIDのそれぞれについて、当該SSIDおよび当該履歴において当該SSIDの直前に含まれるSSIDを通過SSIDおよび直前SSIDとする広告情報が、広告記憶部に、
(1)記憶されていなければ、当該SSIDおよび当該履歴において当該SSIDの直前に含まれるSSIDを通過SSIDおよび直前SSIDとして、所定の既定広告情報を所定の有効期間を経過するまで広告記憶部に記憶させ、
(2)記憶されており、当該広告情報が所定の既定広告情報であれば、当該広告情報の所定の有効期間を現在から起算し直す。
ここで、既定広告情報とは、テレビジョン放送におけるスポット広告のように、SSIDの対との結び付きが比較的弱い広告(出稿料が安価な広告)を想定したものである。一方、既定広告情報でない広告情報とは、サーバ装置の管理下にあるアクセスポイント装置のSSIDの対に対応付けられたものとするのが典型的であり、テレビジョン放送におけるスポンサー契約を結んだ広告(出稿料が比較的高価な広告)に相当するものである。
上記(1)は、アクセスポイント装置がサーバ装置の管理下にない場合が典型的であり、街中のアクセスポイント装置が電波ビーコンによって放出しているSSIDの位置情報を、サーバ装置は、端末装置経由で収拾することになる。ただし、この位置情報は、サーバ装置の管理下にはないため、有効期限を設けるのである。
上記(2)は、このような有効期限付きのSSIDの対が再度端末装置によって確認されたら、有効期限を現在から所定の有効期間だけ後に設定し直すものである。サーバ装置の管理下にはないアクセスポイント装置については、動的に存在を確認する必要があるからである。
なお、広告主によっては、上記のような一時的なアクセスポイント装置の隣接対に対しても、広告を提供したいことがありうる。この場合には、当該広告情報は既定広告情報ではなくなるので、当該広告主との契約が継続している間は、当該対は有効になる。
また、サーバ装置の管理下にないアクセスポイント装置のSSID単独のものに対しても、広告主の希望によっては、広告情報を割り当てることができる。広告主は、サーバ装置の管理下にあるアクセスポイント装置に隣接するアクセスポイント装置のSSID、その近傍にあるアクセスポイント装置のSSID、その近傍にある隣接するアクセスポイント装置のSSID、…、のように、通過SSIDと直前SSIDを順にたどることで、サーバ装置の管理下にないアクセスポイント装置のおおまかな場所を知ることができるからである。
本発明によれば、サーバ装置の管理下にないアクセスポイント装置を利用した広告を提供することができるようになる。
なお、上記発明を適用しようとしても、国や地域の法制によっては、SSIDをこのような形式で利用することが禁止されていることもありうる。
そこで、このような場合は、アクセスポイント装置のSSIDが、広告の種類を表す文字列を含まない場合、すなわち、アクセスポイント装置がサーバ装置によって管理されていないものと判断できる場合は、履歴記憶部に記憶される履歴に、当該SSIDを記憶するのにかえて、当該SSIDに所定のハッシュ関数を適用した結果をSSIDのかわりに記憶することとする。
本発明によれば、このような手法を採用することで、管理下にないアクセスポイント装置のSSIDそのものをサーバ装置で収拾することが、法律上禁止されているような場合に対応して、アクセスポイント装置の隣接関係を利用して、広告を提供することができるようになる。
本発明のその他の観点に係る広告提供方法は、広告記憶部、履歴受信部、広告取得部、広告送信部を有するサーバ装置と、検知部、履歴記憶部、履歴送信部、広告受信部、広告表示部を有する端末装置と、が実行し、履歴受信工程、広告取得工程、広告送信工程、検知工程、履歴記憶工程、履歴送信工程、広告受信工程、広告表示工程を備え、以下のように構成する。
すなわち、サーバ装置において、広告記憶部には、街中に配置された複数の無線LANのアクセスポイント装置のSSIDと、広告情報と、が対応付けて記憶される。
一方、端末装置において、検知工程では、検知部が、当該街中に配置された無線LANのアクセスポイント装置のSSIDを検知し、履歴記憶工程では、履歴記憶部に、検知されたSSIDの履歴を記憶させ、履歴送信工程では、履歴送信部が、記憶されたSSIDの履歴をサーバ装置に送信する。
さらに、サーバ装置において、履歴受信工程では、履歴受信部が、端末装置から送信されたSSIDの履歴を受信し、広告取得工程では、広告取得部が、広告記憶部を参照して、受信された履歴に含まれるSSIDに対応付けて広告記憶部に記憶された広告情報を取得し、広告送信工程では、広告送信部が、取得された広告情報を端末装置に送信する。
そして、端末装置において、広告受信工程では、広告受信部が、サーバ装置から送信された広告情報を受信し、広告表示工程では、広告表示部が、受信された広告情報を表示する。
本発明のその他の観点に係るプログラムは、複数のコンピュータを上記の広告提供システムのサーバ装置の各部および端末装置の各部として機能させるように構成する。
また、本発明のプログラムは、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な情報記憶媒体に記録することができる。
上記プログラムは、プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。また、上記情報記憶媒体は、コンピュータとは独立して配布・販売することができる。
本発明によれば、街中に配置された無線LANのアクセスポイント装置のSSIDを用いて、場所や利用者に応じて適切に広告を提供するのに好適な広告提供システム、広告提供方法、ならびに、これらをコンピュータにて実現するプログラムを提供することができる。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下では、理解を容易にするため、ゲーム用の情報処理装置を利用して本発明が実現される実施形態を説明するが、以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
本実施形態に係る広告提供システムは、インターネット等のコンピュータ通信網に接続されたサーバ用コンピュータにおいて所定のプログラムを動作させてサーバ装置として機能させ、携帯電話や携帯ゲーム装置などの端末装置と通信可能に設定することによって、実現される。
ここで、端末装置とサーバ装置とは、処理能力等に相違はあるものの、その根本的や動作原理や構成は共通する。そこで、以下では、情報処理装置の概要を説明した上で、端末装置とサーバ装置に適用した場合の違いについては、それに応じて適宜説明することとする。
図1は、プログラムを実行することにより、本実施形態のサーバ装置や端末装置として機能しうる典型的な情報処理装置の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM 102と、RAM(Random Access Memory)103と、インターフェイス104と、コントローラ105と、外部メモリ106と、画像処理部107と、DVD−ROM(Digital Versatile Disc ROM)ドライブ108と、NIC(Network Interface Card)109と、音声処理部110と、マイク111と、を備えるように構成することができる。各種の入出力装置は、適宜省略することができる。
ゲーム用のプログラムおよびデータを記憶したDVD−ROMをDVD−ROMドライブ108に装着して、情報処理装置100の電源を投入することにより、当該プログラムが実行され、本実施形態のサーバ装置が実現される。
また、携帯ゲーム装置においては、携帯可能とするために、DVD−ROMドライブ108を利用するのではなく、ROMカセット用スロットを利用することも可能である。この場合、プログラムが記録されたROMカセットを挿入して、当該プログラムを実行することで、本実施形態の端末装置が実現される。
また、NIC 109は、携帯端末においては、無線LANカードとするのが典型的である。一方、サーバ装置においては、有線LANカードとしてインターネットに接続するのが典型的である。アクセスポイント装置のうち、当該サーバ装置に管理されるアクセスポイント装置とは通信可能である必要があるが、当該サーバ装置が管理していないアクセスポイント装置とは通信できなくとも本発明を適用することが可能である。
CPU 101は、情報処理装置100全体の動作を制御し、各構成要素と接続され制御信号やデータをやりとりする。また、CPU 101は、レジスタ(図示せず)という高速アクセスが可能な記憶域に対してALU(Arithmetic Logic Unit)(図示せず)を用いて加減乗除等の算術演算や、論理和、論理積、論理否定等の論理演算、ビット和、ビット積、ビット反転、ビットシフト、ビット回転等のビット演算などを行うことができる。さらに、マルチメディア処理対応のための加減乗除等の飽和演算や、三角関数等、ベクトル演算などを高速に行えるように、CPU 101自身が構成されているものや、コプロセッサを備えて実現するものがある。
ROM 102には、電源投入直後に実行されるIPL(Initial Program Loader)が記録され、これが実行されることにより、DVD−ROMに記録されたプログラムをRAM 103に読み出してCPU 101による実行が開始される。また、ROM 102には、情報処理装置100全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムのプログラムや各種のデータが記録される。
RAM 103は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、DVD−ROMから読み出したプログラムやデータ、その他ゲームの進行やチャット通信に必要なデータが保持される。また、CPU 101は、RAM 103に変数領域を設け、当該変数に格納された値に対して直接ALUを作用させて演算を行ったり、RAM 103に格納された値を一旦レジスタに格納してからレジスタに対して演算を行い、演算結果をメモリに書き戻す、などの処理を行う。
インターフェイス104を介して接続されたコントローラ105は、ユーザがゲーム実行の際に行う操作入力を受け付ける。
インターフェイス104を介して着脱自在に接続された外部メモリ106には、ゲーム等のプレイ状況(過去の成績等)を示すデータ、ゲームの進行状態を示すデータ、ネットワーク対戦の場合のチャット通信のログ(記録)のデータなどが書き換え可能に記憶される。ユーザは、コントローラ105を介して指示入力を行うことにより、これらのデータを適宜外部メモリ106に記録することができる。
DVD−ROMドライブ108に装着されるDVD−ROMには、ゲームを実現するためのプログラムとゲームに付随する画像データや音声データが記録される。CPU 101の制御によって、DVD−ROMドライブ108は、これに装着されたDVD−ROMに対する読み出し処理を行って、必要なプログラムやデータを読み出し、これらはRAM 103等に一時的に記憶される。
画像処理部107は、DVD−ROMから読み出されたデータをCPU 101や画像処理部107が備える画像演算プロセッサ(図示せず)によって加工処理した後、これを画像処理部107が備えるフレームメモリ(図示せず)に記録する。フレームメモリに記録された画像情報は、所定の同期タイミングでビデオ信号に変換され画像処理部107に接続されるモニタ(図示せず)へ出力される。これにより、各種の画像表示が可能となる。
画像演算プロセッサは、2次元の画像の重ね合わせ演算やαブレンディング等の透過演算、各種の飽和演算を高速に実行できる。
また、仮想3次元空間に配置され、各種のテクスチャ情報が付加されたポリゴン情報を、Zバッファ法によりレンダリングして、所定の視点位置から仮想3次元空間に配置されたポリゴンを所定の視線の方向へ俯瞰したレンダリング画像を得る演算の高速実行も可能である。
さらに、CPU 101と画像演算プロセッサが協調動作することにより、文字の形状を定義するフォント情報にしたがって、文字列を2次元画像としてフレームメモリへ描画したり、各ポリゴン表面へ描画することが可能である。
NIC 109は、情報処理装置100をインターネット等のコンピュータ通信網(図示せず)に接続するためのものであり、LANを構成する際に用いられる10BASE−T/100BASE−T規格にしたがうものや、電話回線を用いてインターネットに接続するためのアナログモデム、ISDN(Integrated Services Digital Network)モデム、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム、ケーブルテレビジョン回線を用いてインターネットに接続するためのケーブルモデム等と、これらとCPU 101との仲立ちを行うインターフェース(図示せず)により構成される。
音声処理部110は、DVD−ROMから読み出した音声データをアナログ音声信号に変換し、これに接続されたスピーカ(図示せず)から出力させる。また、CPU 101の制御の下、ゲームの進行の中で発生させるべき効果音や楽曲データを生成し、これに対応した音声をスピーカや、ヘッドホン(図示せず)、イヤフォン(図示せず)から出力させる。
音声処理部110では、DVD−ROMに記録された音声データがMIDIデータである場合には、これが有する音源データを参照して、MIDIデータをPCMデータに変換する。また、ADPCM形式やOgg Vorbis形式等の圧縮済音声データである場合には、これを展開してPCMデータに変換する。PCMデータは、そのサンプリング周波数に応じたタイミングでD/A(Digital/Analog)変換を行って、スピーカに出力することにより、音声出力が可能となる。
さらに、情報処理装置100には、インターフェイス104を介してマイク111を接続することができる。この場合、マイク111からのアナログ信号に対しては、適当なサンプリング周波数でA/D変換を行い、PCM形式のディジタル信号として、音声処理部110でのミキシング等の処理ができるようにする。
このほか、情報処理装置100は、ハードディスク等の大容量外部記憶装置を用いて、ROM 102、RAM 103、外部メモリ106、DVD−ROMドライブ108に装着されるDVD−ROM等と同じ機能を果たすように構成してもよい。
また、ユーザからの文字列の編集入力を受け付けるためのキーボードや、各種の位置の指定および選択入力を受け付けるためのマウスなどを接続する形態も採用することができる。また、本実施形態の情報処理装置100にかえて、汎用のパーソナルコンピュータを利用することもできる。
上記のように、サーバ装置は、情報処理装置100でプログラムを実行することで実現されるが、一般的なコンピュータ上に実現することとしても良い。また、情報処理装置100と一般的なコンピュータとは、その構成や機能に大きな相違はないからである。上記のように、本願では、一般的なコンピュータと情報処理装置100とを同じように扱って説明する。
以上で説明した情報処理装置100は、いわゆるコンシューマ向けゲーム装置に相当するものであるが、仮想空間を表示するような画像処理を行うものであれば本発明を実現することができる。したがって、携帯電話、携帯ゲーム機器、カラオケ装置、一般的なビジネス用コンピュータなど、種々の計算機上で本発明を実現することが可能である。
たとえば、一般的なコンピュータは、上記情報処理装置100と同様に、CPU、RAM、ROM、DVD−ROMドライブ、および、NICを備え、情報処理装置100よりも簡易な機能を備えた画像処理部を備え、外部記憶装置としてハードディスクを有する他、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等が利用できるようになっている。また、コントローラ105ではなく、キーボードやマウスなどを入力装置として利用する。
(広告提供システム)
図2は、本実施形態に係る広告提供システムの概要構成を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
広告提供システム201において、サーバ装置202およびアクセスポイント装置203はインターネット204に接続されており、端末装置205は、そのユーザが契約する無線LANインターネット接続プロバイダが提供するアクセスポイント装置203経由で、インターネット204にアクセスする。
ここで、アクセスポイント装置203には、サーバ装置202に管理されているものとそうでないものとがある。
サーバ装置202は、管理下にあるアクセスポイント装置203については、SSIDを動的に設定変更する等の処理が可能であるが、そうでないアクセスポイント装置203については、SSIDを変更等することはできない。
また、管理下のアクセスポイント装置203の設置場所は、あらかじめサーバ装置202側で知得することが可能であるが、管理下にないアクセスポイント装置203については、その他の情報がなければ、設置場所を特定することは不可能である。なお、国や地域によっては、管理下にないアクセスポイント装置203のSSIDの収拾が法律上の問題となることもありうる。
また、端末装置205のユーザが契約していない無線LANインターネット接続プロバイダが管理するアクセスポイント装置203では、端末装置205はインターネット204に接続することはできない。ただし、無線LANのアクセスポイント装置203は、電波ビーコンによって、自身のSSIDを放出している。そこで、端末装置205は、当該電波ビーコンを受信して、近傍のアクセスポイント装置203のSSIDを取得することが可能である。
このため、サーバ装置202の管理下にあるか否かにかかわらず、また、端末装置205がインターネット接続の際に利用可能であるか否かにかわらず、端末装置205で検知されたアクセスポイント装置203のSSIDの履歴から、端末装置205の移動経路およびアクセスポイント装置203の設置場所をある程度見極めることができる。以下、詳細に説明する。
(サーバ装置の構成)
図3は、本実施形態に係るサーバ装置の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
サーバ装置202は、広告記憶部301、履歴受信部302、広告取得部303、広告送信部304を備える。典型的には、出稿入力受付部305、サーバ設定部306、設定通知部307をさらに備える。
まず、広告記憶部301は、街中に配置された複数の無線LANのアクセスポイント装置のSSIDに関する情報と、提供する広告情報とを対応付けて記憶する。
一方、履歴受信部302は、端末装置205から送信されたSSIDの履歴を受信する。
さらに、広告取得部303は、広告記憶部301を参照して、受信された履歴に含まれるSSIDに対応付けて広告記憶部301に記憶された広告情報を取得する。
そして、広告送信部304は、取得された広告情報を端末装置205に送信する。
以下、これらの機能や処理について詳述する。
図4は、広告記憶部301に記憶される情報の様子を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
広告記憶部301は、1つの表401からなり、複数の行(レコード)402が記憶される。各行402には、以下のような情報が記憶される。
(1)アクセスポイント装置203の識別名(通過SSID欄403)。当該識別名は、アクセスポイント装置203のSSIDとするのが典型的である。SSIDは英数字からなる最長32文字の文字列であり、アクセスポイント装置203がサーバ装置202の管理下にある場合は、アクセスポイント装置203同士、互いに異なるものとするのが典型的である。また、広告の種類に応じて通過SSIDを構成し直す手法を採用することもできる。
アクセスポイント装置203がサーバ装置202の管理下にない場合で、SSIDの収拾に法上の問題やプライバシー上の問題がある場合には、当該管理下にないアクセスポイント装置203の識別名として、当該アクセスポイント装置のSSIDに所定のハッシュ関数を適用した結果を採用するのが典型的である。ハッシュ関数の適用そのものは端末装置205によって行うこととし、サーバ装置202に伝達されるのはハッシュ値のみとしておけば、法上ならびにプライバシー上の問題が生じるのを抑制することができる。
(2)当該識別名を有するアクセスポイント装置203の近傍に配置される(と推定される)アクセスポイント装置203の識別名(直前SSID欄404)。通過SSIDと直前SSIDの組を広告出稿の単位とできることで、端末装置205の移動の方向に応じて、広告情報を提供することができる。
なお、アクセスポイント装置203単独で広告情報を対応付けることも可能であり、この場合には、直前SSIDには、識別名が登録されない(長さ0の文字列が登録される)。
(3)当該通過SSID(と直前SSID)の有効期限(有効期限欄405)。通過SSID(と直前SSID)がサーバ装置202の管理下にある場合には、当該有効期限は「無期限」となるが、通過SSIDと直前SSIDのいずれか少なくとも一方がサーバ装置202の管理下にない場合には、当該アクセスポイント装置203のSSIDが報告された時点から一定の有効期間を経た時点が、有効期限欄405の有効期限となる。したがって、端末装置205において、同じ通過SSID(と直前SSID)が検知されるたびに、有効期限は延長される。
(4)当該通過SSID(と直前SSID)に対する広告情報(広告情報欄406)。当該広告情報は、広告が配置されるURL(Universal Resource Locator)でも良いし、広告のテキストや画像そのものを管理することとしても良い。また、広告情報として、複数の候補を保持することとして、必要な場合には、いずれか1つをランダムに選択することとしても良い。
このほか、1つの行402には1つの広告情報のみを登録することとして、同じ通過SSID(と直前SSID)に対して複数の広告情報を割り当てたい場合には、それぞれの広告情報に対して1つの行402を表401に登録する、という手法を採用することもできる。この場合は、表401から条件に合った行402を検索する際に、複数の行402が抽出されることを想定して、システムを構成することになる。
(5)当該通過SSIDのアクセスポイント装置203が設置されている住所(住所欄407)。住所欄407が確定するのが、当該アクセスポイント装置203が当該サーバ装置202に管理されている場合に限られ、管理下にないアクセスポイント装置203については、住所欄407は空欄となる。
なお、ある通過SSIDのアクセスポイント装置203の行402の住所欄407が空欄であったとしても、当該アクセスポイント装置203の位置をある程度推定することは可能である。
すなわち、当該通過SSIDのアクセスポイント装置203の直前SSIDを取得し、取得されたSSIDを通過SSIDとする行402を検索して、その検索結果の行402の住所欄407が空欄でなくなるまで、この処理を繰り返す。空欄でない住所欄407が見つかったら、その住所から「『繰り返し回数』に相当する距離」だけ遠い場所に配置されている、と推定することができる。
このような、情報(1)〜(5)のほか、種々の設定情報をさらに登録することも可能である。これらの登録手法については、後述する。
(SSIDの構成手法)
サーバ装置202の管理下にあるアクセスポイント装置203のSSIDの構成手法について説明する。
アクセスポイント装置203のSSIDは、上記のように英数字32文字である。英数字として大文字小文字を区別しなければ、26+10=36種類の文字が使用できる。なお、規格の変更・改訂により、将来的にはより長くなったり、字種が増えたりすることも考えられ、その場合には、当該規格に合わせて数値を変更しても良い。
広告の種類としては、各種の分類法がありうる。職業別にする手法もあるし、成人向けかそうでないかにより分類する手法もあるが、一般的にN通りあるとすると、このN通りは、英数字ceil(log36N)文字によって表現することができる。たとえば、2種類〜36種類なら1文字、37種類〜1296種類なら2文字である。したがって、殆どの適用分野においては、SSIDのうち、2文字を「広告の種類」として利用すれば十分と考えられる。
残りの30文字は、任意に使用が可能であるが、たとえば、アクセスポイント装置203のMAC(Media Access Control)アドレスを現行の規格のまま利用するとすると、2566通りを表現できるようにする必要がある。これは、10桁の英数字で表現できる。
したがって、12桁分で、管理下のアクセスポイント装置203のそれぞれならびに広告の種類を識別することができることになる。
このほか、当該サーバ装置202の管理下であることを示す定数文字列や、これらの文字列のチェックサムやハッシュ値に相当する文字列を適宜追加して、SSIDを生成する。なお、当該定数文字列やこれとアクセスポイント装置203のMACアドレスを組み合わせたものは、サーバ装置202にてアクセスポイント装置203自体を識別するためのアクセスポイント識別名として利用することが可能である。
このような構成を採用することにより、チェックサムやハッシュ値が正しいか、定数文字列を含んでいるかを判断すれば、端末装置205が街角で検出したアクセスポイント装置203が、サーバ装置202の管理下にあるか否かを、端末装置205側で、判別することができるようになる。
(通信の様子)
図5は、本実施形態のサーバ装置、端末装置、アクセスポイント装置の通信の様子を示すセッション図である。以下、本図を参照して説明する。
端末装置205は、ユーザがこれを所持しながら移動すると、街中に設置されたアクセスポイント装置203が放出する電波ビーコンを受信して(501)、電波ビーコン内に指定されるSSIDの履歴を記録する。上述のように、当該受信(501)は、当該アクセスポイント装置203がサーバ装置202に管理されるか否か、ならびに、端末装置205のユーザが当該アクセスポイント装置203をインターネット接続に利用できるか否か、を問わずに行うことが可能である。
なお、SSIDを指定しない電波ビーコンや、SSIDとしてANYを指定する電波ビーコン等、アクセスポイント装置203の同定が事実上不可能と考えられるものについては、履歴に蓄積せずに無視するのが典型的である。
さて、端末装置205のユーザが、目的の場所や利用可能なアクセスポイント装置203の近傍に到着し、インターネット204を介して(当該ユーザが利用可能であるアクセスポイント装置203を介してインターネット204に接続するのでも良いし、有線LANや電話回線を介して接続するのでも良い。)落ち着いて広告情報を閲覧できる状況となると、ユーザからの指示に基づいて、もしくは、上記の諸条件が満たされたことを検知して、端末装置205は、サーバ装置202に、蓄積した履歴を送信する(502)。
ここで送信される履歴には、移動途中で検知したSSIDの情報が含まれる。ただし、サーバ装置202の管理下にないアクセスポイント装置203のSSIDについては、当該SSIDに一方向ハッシュ関数を適用した結果を、そのかわりに用いることとしても良い。
また、サーバ装置202の管理下にあるアクセスポイント装置203については、当該アクセスポイント装置203に紐付けされた広告の種類を、そのSSIDから取得することができる。そこで、ユーザがあらかじめ所望の広告の種類を選択設定している場合等には、サーバ装置202の管理下にあるSSIDについては、当該選択された広告の種類のSSIDのみを履歴に含めることとし、サーバ装置202の管理下にないSSIDについては、上記のようにハッシュ関数を適用した結果を履歴に含めることとするのが典型的である。
履歴を受信したサーバ装置202は、当該履歴に含まれるSSIDに対応付けられる広告情報を取得して、この広告情報を端末装置205へ送信する(503)。端末装置205は、送信された広告情報を画面に表示して、ユーザに提示する。
ここで、履歴に含まれるSSIDに対応付けられる広告情報としては、以下のような態様が考えられる。
(a)SSID単独で対応付けられる広告情報。その場所に注目して出稿される広告である。
(b)履歴の中で隣り合う2つのSSIDの対に対応付けられる広告情報。ユーザの移動方向にも注目して出稿される広告である。
いずれの場合の広告情報も、SSIDの種類に応じて、「スポット広告」「スポンサー広告」の場合がありうる。
以下では、このような通信を行うサーバ装置202、アクセスポイント装置203、端末装置205の詳細について、さらに説明する。
(広告投稿処理)
まず、サーバ装置202にて広告情報を登録する手法について説明する。図6は、広告主からの投稿によって広告を登録する広告投稿処理の制御の流れを示すフローチャートである。以下、本図を参照して説明する。
本処理は、サーバ装置202がウェブサーバとして機能し、広告主が各種のブラウザを利用してサーバ装置202にアクセスすることで、開始されるものとするのが典型的である。
まず、サーバ装置202は、広告記憶部301を走査して、広告が出稿可能なアクセスポイント装置203の識別名の一覧を作成し(ステップS601)、これを広告主が利用するコンピュータに送信する(ステップS602)。
ここで、識別名とは、以下のようなものをいう。
(a)当該アクセスポイント装置203がサーバ装置202の管理下にあれば、当該アクセスポイント装置203のアクセスポイント識別名。典型的には、定数文字列とMACアドレス情報を結合したもの。
(b)当該アクセスポイント装置203がサーバ装置202の管理下になければ、当該アクセスポイント装置203のSSIDにハッシュ関数を適用したもの。
また、この一覧を作成するにあたっては、広告主が適宜地域や移動方向に基づいて検索できるようにすることが望ましい。これらの情報は、住所欄407や通過SSID欄403および直前SSID欄404の内容によって、検索条件を満たすか否かを判断できる。
広告主が利用するコンピュータは、これを受信し(ステップS651)、当該一覧情報に基づいて、入力フォームを画面に表示する(ステップS652)。ユーザは、当該入力フォームを閲覧して、いずれの識別名に広告を出稿するかを決定し、当該入力フォームにおいて、識別名と、これに結び付ける広告情報と、当該広告の種類と、を、入力する(ステップS653)。
そして、入力を受け付けた情報を、サーバ装置202に送信する(ステップS654)。識別名は、単独で指定しても良いし、通過SSIDと直前SSIDに相応する2つの識別名を指定しても良い。また、スポット広告の場合には、識別名を指定しないこともありうる。
サーバ装置202は、当該入力フォームにおいて入力された情報を受信し(ステップS603)、当該情報に基づいて、広告記憶部301を更新する(ステップS604)。この際に、サーバ装置202の管理下のアクセスポイント装置203の識別名については、上記の規則に基づいて、通過SSID(および直前SSID)が生成されて、登録される。
したがって、サーバ装置202を構成するコンピュータの各部は、出稿入力受付部305、サーバ設定部306として機能する。
さらに、受信された情報の識別名が、当該サーバ装置202の管理下にあるアクセスポイント装置203のものであるか否か、すなわち、ステップS604において、識別名からSSIDを生成したか否かを判断し(ステップS605)、そうでなければ(ステップS605;No)、本処理を終了する。
識別名が、管理下のアクセスポイント装置203のものである場合(ステップS605;Yes)、当該アクセスポイント装置203に対して、当該生成したSSIDを通知する(ステップS606)。したがって、サーバ装置202を構成するコンピュータの各部は、設定通知部307として機能する。
一方、アクセスポイント装置203は、この通知を受信して(ステップS671)、当該通知に指定されるSSIDを自身のSSIDとして追加するように設定し(ステップS672)、本処理を終了する。なお、アクセスポイント装置203が複数の場合には、ステップS606、ステップS671、ステップS672の処理を必要なだけ繰り返す。
(アクセスポイント装置の構成)
以下では、アクセスポイント装置203の機能について説明する。図7は、本実施形態に係るアクセスポイント装置の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
アクセスポイント装置203は、設定受取部701、設定記憶部702、アクセスポイント設定部703のほか、端末装置205との通信を行う端末通信部704、インターネット204に接続されるネット通信部705を有する。
設定受取部701は、上記のステップS671において通知を受信するものであり、この通知は、ネット通信部705によって中継されるのが一般的である。また、アクセスポイント設定部703は、上記のステップS672において、設定記憶部702にSSIDを追加記録するものである。
一方、端末通信部704は、定期的に、設定記憶部702に記憶されたSSIDのそれぞれを指定した電波ビーコンを放送型で送信し、これに応じて接続要求を送信してきた端末装置205を認証した場合には、ネット通信部705と共働して、当該端末装置205とインターネット204との間を中継する。
このように、アクセスポイント装置203は、インターネット204との接続を介してそのSSIDを更新できるような無線LANアクセスポイント装置と考えることができる。
上記の電波ビーコンは端末装置205にて検知され、アクセスポイント装置203を介して、当該端末装置205がインターネット204に接続可能か否かにかかわらず、この検知によって、アクセスポイント装置203のSSIDが、端末装置205に知得されることになる。
(端末装置の構成)
以下では、端末装置205の機能について説明する。図8は、本実施形態に係る端末装置の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
端末装置205は、無線LAN接続を担うネット通信部801のほか、検知部802、履歴記憶部803、履歴送信部804、広告受信部805、広告表示部806を備える。
なお、ネット通信部801は、無線LAN接続のみならず、有線LAN接続や電話回線接続等にも対応できるようなものであっても良い。
端末装置205には、「移動モード」と「広告取得モード」の2つがある。「移動モード」は、ユーザが端末装置205において特段の機能を利用していない状況、たとえば、携帯電話の待受状態に相当するものである。この状況では、移動モード処理が実行される。
したがって、端末装置205を構成する携帯電話や携帯コンピュータ等のハードウェアにおいて、CPUの制御の下、無線LANインターフェースはネット通信部801および検知部802として機能し、RAM等の記憶媒体は履歴記憶部803として機能し、CPUと無線LANインターフェースが共働して履歴送信部804、広告受信部805として機能し、液晶ディスプレイなどが広告表示部806として機能する。以下、各部の機能および処理について詳細に説明する。
(移動モード処理)
図9は、移動モードにおいて実行される移動モード処理の制御の流れを示すフローチャートである。以下、本図を参照して説明する。移動モード処理では、定期的に、所定の処理を繰り返す。したがって、処理が開始されると、待機した後(ステップS901)、ネット通信部801の無線通信機能を用いて、電波ビーコンを検知できるか否かを検知部802が判断する(ステップS902)。検知できない場合(ステップS902;No)、ステップS901に戻る。一方検知できた場合(ステップS902;Yes)は、ステップS903に進む。
このような処理を行うことから、ステップS901における待機は、必ずしも一定時間の待機を行う必要はなく、電波ビーコンの検知により生じる割込等を利用しても良い。また、ステップS901における待機中には、他の処理(たとえば、ユーザの指示に基づいて開始される広告取得モードの処理等。)をコルーチン的に実行することも可能である。
さて、電波ビーコンが検知できた場合(ステップS902;Yes)、当該電波ビーコンに指定されるSSIDが、サーバ装置202に管理されるアクセスポイント装置203のものであるか否かを判断する(ステップS903)。この判断は、上記のように、SSIDの構成やチェックサム等を調べることで可能となる。
SSIDが、サーバ装置202の管理下のアクセスポイント装置203のものである場合(ステップS903;Yes)、当該SSIDを、履歴記憶部803に追加記憶して(ステップS904)、ステップS901に戻る。
一方、SSIDが、サーバ装置202の管理下のアクセスポイント装置203のものでない場合(ステップS903;No)、当該SSIDに所定の一方向ハッシュ関数を適用し(ステップS905)、その結果を履歴記憶部803に追加記憶して(ステップS906)、ステップS901に戻る。
(広告取得モード処理)
一方図10は、広告取得モードにおいて実行される広告取得モード処理の制御の流れを示すフローチャートである。以下、本図を参照して説明する。本処理は、たとえば、移動モードにある端末装置205がネット通信部801により無線LANもしくは有線LANによってインターネット204を介してサーバ装置202と通信可能になった状況下で、ユーザが適宜キーボードやボタン等を操作することで開始される。
本処理が開始されると、履歴送信部804は、履歴記憶部803に記憶されたSSIDの履歴を取得する(ステップS951)。
この際に、あらかじめユーザが希望する広告の種類が、端末装置205の不揮発性記憶装置に記憶されている場合には、
(a)当該SSIDが、サーバ装置202の管理下にあるアクセスポイント装置203のものであり、かつ、当該SSIDに指定される広告の種類が、当該ユーザが希望する広告の種類に含まれるものである、もしくは、
(b)当該SSIDが、サーバ装置202の管理下にないアクセスポイント装置203のSSIDにハッシュ関数を適用したものである
という条件を満たす履歴のみが取得されることとしても良い。
ついで、履歴送信部804は、ステップS951にて取得された履歴を、ネット通信部801を用いて、サーバ装置202に送信する(ステップS952)。すると、サーバ装置202は、後述する広告送信処理を実行して、端末装置205に広告情報を送信してくるから、広告受信部805は、ネット通信部801を用いて、当該広告情報を受信する(ステップS953)。
そして、広告表示部806は、受信された広告情報を画面に表示して(ステップS954)、本処理を終了する。
上記のように、本広告取得モードは、ユーザの意思によって起動されるものであるから、ユーザの位置をリアルタイムに監視されることはないし、プライバシー上の問題も生じにくくなる。また、ユーザがインターネット接続に利用できないアクセスポイント装置203の位置も考慮したきめ細かい広告提供ができるようになる。
なお、広告情報を受信した後や、一定期間経過後、あるいは、履歴記憶部803の使用量に応じて、当該送信された履歴を履歴記憶部803から削除することとしても良い。また、表401の各行402に、当該SSIDを検知した日時の情報を追加しておき、履歴を取得する際には、当日の情報のみを利用する等、適宜SSIDの検索条件をユーザが付加できるようにしても良い。
(広告提供処理)
以下では、端末装置205が履歴を送信することを契機にサーバ装置202で開始される広告提供処理について説明する。図11は、広告提供処理の制御の流れを示すフローチャートである。以下、本図を参照して説明する。
広告提供処理が開始されると、RAM等の一時記憶領域に用意された広告情報記憶領域をクリアする(ステップS971)。
履歴受信部302は、インターネット204を介して、端末装置205から、SSIDの履歴を受信する(ステップS972)。
そして、受信された履歴を先頭から最後まで順に走査する(ステップS973〜)。すなわち、履歴中から現在注目しているSSIDを取得し(ステップS974)、表401中の行402のうち、当該注目SSIDが通過SSID(通過SSID欄403に格納されている。)であり、直前SSID(直前SSID欄404に格納されている。)が指定されていない行402を、表401から検索し(ステップS975)、得られた行402の広告情報(広告情報欄406に格納されている。)を取得して(ステップS976)、これを広告情報記憶領域に追加する(ステップS977)。
つぎに、履歴中から現在注目しているSSIDの次のSSIDを取得して、表401中の行402のうち、当該注目SSIDが直前SSID(直前SSID欄404に格納されている。)であり、当該次のSSIDが通過SSID(通過SSID欄403に格納されている。)である行402を表401から検索し(ステップS978)、得られた行402の広告情報(広告情報欄406に格納されている。)を取得して(ステップS979)、これを広告情報記憶領域に追加する(ステップS981)。
さらに、ステップS978の検索の際に、当該注目SSIDが直前SSID(直前SSID欄404に格納されている。)であり、当該次のSSIDが通過SSID(通過SSID欄403に格納されている。)である行402が発見できたか否かを調べ(ステップS982)、発見できなかった場合(ステップS982;No)、当該注目SSIDを直前SSID欄404に、当該次のSSIDを通過SSID欄403に、現在時刻に所定の有効期間を加算した日時を有効期限欄405に、スポット広告等の既定広告を広告情報欄406に、それぞれ指定した行402を、広告記憶部301の表401に追加する(ステップS983)。
また、発見できていた場合(ステップS982;Yes)、直前SSIDと通過SSIDの少なくとも一方が、サーバ装置202の管理下にないアクセスポイント装置203のSSIDにハッシュ関数を適用したものであれば、当該発見された行402の有効期限欄405に現在時刻に所定の有効期間を加算した日時を格納して有効期限を延長し、表401を更新する(ステップS984)。
これらの処理を、必要なだけ繰り返した(ステップS985)後、広告送信部304は、端末装置205に、広告情報記憶領域に記憶された広告情報を送信して(ステップS986)、本処理を終了する。
これらの処理によって、サーバ装置202の管理下にないアクセスポイント装置204の情報を、表401に追加することが可能となる。なお、表401から有効期限を徒過した行402を削除する処理は、サーバ装置202のアイドル時間が一定時間以上となったときや、定期的に、実行される。これによって、アクセスポイント装置203の動的な変化に、対応して、適切に広告を提供することが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、街中に配置された無線LANのアクセスポイント装置のSSIDを用いて、場所や利用者に応じて適切に広告を提供するのに好適な広告提供システム、広告提供方法、ならびに、これらをコンピュータにて実現するプログラムを提供することができる。
典型的な情報処理装置の概要構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る広告提供システムの概要構成を示す説明図である。 本実施形態に係るサーバ装置の概要構成を示す模式図である。 広告記憶部に記憶される情報の様子を示す説明図である。 本実施形態のサーバ装置、端末装置、アクセスポイント装置の通信の様子を示すセッション図である。 広告主からの投稿によって広告を登録する広告投稿処理の制御の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るアクセスポイント装置の概要構成を示す模式図である。 本実施形態に係る端末装置の概要構成を示す模式図である。 端末装置における移動モード処理の制御の流れを示すフローチャートである。 端末装置における広告取得モード処理の制御の流れを示すフローチャートである。 サーバ装置における広告提供処理の制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100 情報処理装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 インターフェイス
105 コントローラ
106 外部メモリ
107 画像処理部
108 DVD−ROMドライブ
109 NIC
110 音声処理部
111 マイク
201 広告提供システム
202 サーバ装置
203 アクセスポイント装置
204 インターネット
205 端末装置
301 広告記憶部
302 履歴受信部
303 広告取得部
304 広告送信部
305 出稿入力受付部
306 サーバ設定部
307 設定通知部
401 表
402 行
403 通過SSID欄
404 直前SSID欄
405 有効期限欄
406 広告情報欄
407 住所欄
701 設定受取部
702 設定記憶部
703 アクセスポイント設定部
704 端末通信部
705 ネット通信部
801 ネット通信部
802 検知部
803 履歴記憶部
804 履歴送信部
805 広告受信部
806 広告表示部

Claims (8)

  1. サーバ装置と、端末装置と、を有する広告提供システムであって、
    (a)前記サーバ装置は、
    街中に配置された複数の無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイント装置のSSID(Service Set IDentifier)と、広告情報と、を対応付けて記憶する広告記憶部を備え、
    (b)前記端末装置は、
    当該街中に配置された無線LANのアクセスポイント装置のSSIDを検知する検知部、
    前記検知されたSSIDの履歴を記憶する履歴記憶部、
    前記記憶されたSSIDの履歴を前記サーバ装置に送信する履歴送信部を備え、
    (c)前記サーバ装置は、
    前記端末装置から送信されたSSIDの履歴を受信する履歴受信部、
    前記広告記憶部を参照して、前記受信された履歴に含まれるSSIDに対応付けて前記広告記憶部に記憶された広告情報を取得する広告取得部、
    前記取得された広告情報を前記端末装置に送信する広告送信部をさらに備え、
    (d)前記端末装置は、
    前記サーバ装置から送信された広告情報を受信する広告受信部、
    前記受信された広告情報を表示する広告表示部をさらに備え、
    前記複数のアクセスポイント装置のうち、前記サーバ装置に管理されるアクセスポイント装置のSSIDには、当該SSIDに対応付けられて前記広告記憶部に記憶される広告の種類を表す文字列が含まれ、
    前記履歴送信部は、前記記憶されたSSIDの履歴から、前記端末装置のユーザが希望する広告の種類を表す文字列を含むSSIDを抽出して、当該抽出されたSSIDの履歴を送信する
    ことを特徴とする広告提供システム。
  2. 請求項1に記載の広告提供システムであって、
    当該複数のアクセスポイント装置のうち、当該サーバ装置に管理されるアクセスポイント装置は、広告の種類を表す文字列が互いに異なる複数のSSIDを有し、当該複数のSSIDのそれぞれを介して当該端末装置から無線LANへのアクセスを受け付ける
    ことを特徴とする広告提供システム。
  3. 請求項2に記載の広告提供システムであって、
    当該サーバ装置に管理されるアクセスポイント装置が有するSSIDは、当該広告の種類を表す種類文字列と、当該アクセスポイント装置を他のアクセスポイント装置と識別する識別文字列と、を結合したものであり、
    (e)前記サーバ装置は、
    出稿すべき広告に対応付けられるアクセスポイント装置を識別する識別文字列と、当該出稿すべき広告の内容を表す広告情報と、当該出稿すべき広告の種類を表す種類文字列とを指定する出稿入力を受け付ける出稿入力受付部、
    前記受け付けられた出稿入力に指定される識別文字列および種類文字列を結合したSSIDと、当該出稿入力に指定される広告情報と、を対応付けて前記広告記憶部に記憶させるサーバ設定部、
    前記受け付けられた出稿入力に指定される識別文字列のアクセスポイントに、当該識別文字列および当該種類文字列を結合したSSIDを通知する設定通知部
    をさらに備え、
    (f)前記アクセスポイント装置は、
    前記サーバ装置から通知されたSSIDを受け取る設定受取部、
    前記受け取られたSSIDを、当該アクセスポイント装置のSSIDとして利用可能に追加設定するアクセスポイント設定部
    をさらに備えることを特徴とする広告提供システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の広告提供システムであって、前記サーバ装置において、
    前記広告記憶部は、当該複数のアクセスポイント装置のそれぞれについて、当該アクセスポイント装置のSSID(以下「通過SSID」という。)に、当該アクセスポイント装置が配置される場所の近傍に配置される1つまたは複数のアクセスポイント装置のSSID(以下「直前SSID」という。)を対応付けて、さらに記憶し、当該通過SSIDに対応付けられる広告情報には、当該直前SSIDのいずれか少なくとも1つがさらに対応付けられ、
    前記広告取得部は、前記受信された履歴に含まれるSSIDのそれぞれについて、当該SSIDおよび当該履歴において当該SSIDの直前に含まれるSSIDが、通過SSIDおよび直前SSIDとして、前記広告記憶部に記憶されている広告情報を取得する
    ことを特徴とする広告提供システム。
  5. 請求項4に記載の広告提供システムであって、前記サーバ装置は、
    前記受信された履歴に含まれるSSIDのそれぞれについて、当該SSIDおよび当該履歴において当該SSIDの直前に含まれるSSIDを通過SSIDおよび直前SSIDとする広告情報が、前記広告記憶部に、
    (1)記憶されていなければ、当該SSIDおよび当該履歴において当該SSIDの直前に含まれるSSIDを通過SSIDおよび直前SSIDとして、所定の既定広告情報を所定の有効期間を経過するまで前記広告記憶部に記憶させ、
    (2)記憶されており、当該広告情報が所定の既定広告情報であれば、当該広告情報の所定の有効期間を現在から起算し直す
    近接設定部
    をさらに備えることを特徴とする広告提供システム。
  6. 請求項5に記載の広告提供システムであって、前記端末装置において、
    当該アクセスポイント装置のSSIDが、広告の種類を表す文字列を含まない場合、前記履歴記憶部に記憶される履歴に、当該SSIDを記憶するのにかえて、当該SSIDに所定のハッシュ関数を適用した結果を記憶する
    ことを特徴とする広告提供システム。
  7. 広告記憶部、履歴受信部、広告取得部、広告送信部を有するサーバ装置と、検知部、履歴記憶部、履歴送信部、広告受信部、広告表示部を有する端末装置と、が実行する広告提供方法であって、
    前記サーバ装置において、前記広告記憶部には、街中に配置された複数の無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイント装置のSSID(Service Set IDentifier)と、広告情報と、が対応付けて記憶され、
    (a)前記端末装置において、
    前記検知部が、当該街中に配置された無線LANのアクセスポイント装置のSSIDを検知する検知工程、
    前記履歴記憶部に、前記検知されたSSIDの履歴を記憶させる履歴記憶工程、
    前記履歴送信部が、前記記憶されたSSIDの履歴を前記サーバ装置に送信する履歴送信工程を備え、
    (b)前記サーバ装置において、
    前記履歴受信部が、前記端末装置から送信されたSSIDの履歴を受信する履歴受信工程、
    前記広告取得部が、前記広告記憶部を参照して、前記受信された履歴に含まれるSSIDに対応付けて前記広告記憶部に記憶された広告情報を取得する広告取得工程、
    前記広告送信部が、前記取得された広告情報を前記端末装置に送信する広告送信工程を備え、
    (c)前記端末装置において、
    前記広告受信部が、前記サーバ装置から送信された広告情報を受信する広告受信工程、
    前記広告表示部が、前記受信された広告情報を表示する広告表示工程をさらに備え、
    前記複数のアクセスポイント装置のうち、前記サーバ装置に管理されるアクセスポイント装置のSSIDには、当該SSIDに対応付けられて前記広告記憶部に記憶される広告の種類を表す文字列が含まれ、
    前記履歴送信工程では、前記記憶されたSSIDの履歴から、前記端末装置のユーザが希望する広告の種類を表す文字列を含むSSIDを抽出して、当該抽出されたSSIDの履歴を送信する
    ことを特徴とする広告提供方法。
  8. サーバ用コンピュータをサーバ装置として機能させるサーバ用プログラムと、端末用コンピュータを端末装置として機能させる端末用プログラムと、を有するプログラムであって、
    (a)前記サーバ用プログラムは、前記サーバ用コンピュータを、
    街中に配置された複数の無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイント装置のSSID(Service Set IDentifier)と、広告情報と、を対応付けて記憶する広告記憶部として機能させ、
    (b)前記端末用プログラムは、前記端末用コンピュータを、
    当該街中に配置された無線LANのアクセスポイント装置のSSIDを検知する検知部、
    前記検知されたSSIDの履歴を記憶する履歴記憶部、
    前記記憶されたSSIDの履歴を前記サーバ装置に送信する履歴送信部として機能させ、
    (c)前記サーバ用プログラムは、前記サーバ用コンピュータを、
    前記端末装置から送信されたSSIDの履歴を受信する履歴受信部、
    前記広告記憶部を参照して、前記受信された履歴に含まれるSSIDに対応付けて前記広告記憶部に記憶された広告情報を取得する広告取得部、
    前記取得された広告情報を前記端末装置に送信する広告送信部としてさらに機能させ、
    (d)前記端末用プログラムは、前記端末用コンピュータを
    前記サーバ装置から送信された広告情報を受信する広告受信部、
    前記受信された広告情報を表示する広告表示部としてさらに機能させ、
    前記複数のアクセスポイント装置のうち、前記サーバ装置に管理されるアクセスポイント装置のSSIDには、当該SSIDに対応付けられて前記広告記憶部に記憶される広告の種類を表す文字列が含まれ、
    前記端末用プログラムは、前記履歴送信部が、前記記憶されたSSIDの履歴から、前記端末用コンピュータのユーザが希望する広告の種類を表す文字列を含むSSIDを抽出して、当該抽出されたSSIDの履歴を送信するように、前記端末用コンピュータを機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
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