JP2004328294A - 情報サービスシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】検索キーワードを入力するなどの検索作業を行うことなく、所望する特定地域の情報をユーザーが容易に得る。
【解決手段】割り当てられた識別情報を各々有した複数のホットスポットと、各々の識別情報に関連付けられた複数のホットスポットの各々の設置地域情報を含んだサーバーと、無線通信端末とを備えたものであって、ホットスポットを介してネットワークに無線通信端末を接続すると、ホットスポットは無線通信端末に識別情報を送信し、さらに無線通信端末をサーバーに接続すると、無線通信端末は受信した識別情報をサーバーに送信し、サーバーは、受信した識別情報に基づいて設置地域情報を無線通信端末に送信する。
【選択図】 図3
【解決手段】割り当てられた識別情報を各々有した複数のホットスポットと、各々の識別情報に関連付けられた複数のホットスポットの各々の設置地域情報を含んだサーバーと、無線通信端末とを備えたものであって、ホットスポットを介してネットワークに無線通信端末を接続すると、ホットスポットは無線通信端末に識別情報を送信し、さらに無線通信端末をサーバーに接続すると、無線通信端末は受信した識別情報をサーバーに送信し、サーバーは、受信した識別情報に基づいて設置地域情報を無線通信端末に送信する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、無線LANのアクセスポイントである複数のホットスポットと、これら複数のホットスポットと接続された少なくとも1つのサーバーとを利用してユーザーに情報を提供するシステム、主に地域情報を提供するシステムである情報サービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザーが所望の情報を得る手段では、ネットワーク上の検索エンジンを利用してサーバーに含まれている情報を検索する検索システムが広く知られ実用に供されている。このような検索システムでは、ユーザーがネットワークと接続されている通信端末を用いて検索エンジンにアクセスして所望の情報に関したキーワードを入力すると、この検索エンジンが、該キーワードに対応した全ての情報、例えば少なくとも入力されたキーワードを含む全ての情報が検索する。ユーザーは、これらの検索された全ての情報の中から所望の情報を得ることができる。
【0003】
上述した検索システムには種々のものがあり、例えば特許文献1には、キーワード検索を行う検索システムの一態様が示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−90104号公報(第4、5頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら特許文献1のような検索システムの場合、少なくとも検索キーワードを含んだ全ての情報、若しくは少なくとも検索キーワードに近いキーワードを含んだ全ての情報がサーバーから検索されてしまう。すなわち上記検索システムの場合、所望の情報と共に不要な情報も数多く検索されてしまう。従って、ユーザーがこの検索結果から所望の情報を探し出すには多くの時間を費やさなければならない。
【0006】
また、このような検索システムを用いて検索を行う場合、ユーザーは適切なキーワードを入力する必要があり、検索作業に不慣れなユーザーにとっては使用し難いシステムとなっている。さらには、検索作業に多くの時間を費やしたにも関わらず、結局所望した情報を得られないことも多々ある。
【0007】
例えば特定地域の情報をユーザーが得たい場合、検索エンジンにおいてその特定地域に関するキーワードを入力すると、所望の情報と共に、そのキーワードを含んだ別の地域の情報や、特定地域に加えて別の地域も含んだ情報などが数多く検索されてしまう。その結果、所望していた特定地域の情報を探し出すために多くの時間を費やさなければならない。
【0008】
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、検索キーワードを入力するなどの検索作業を行うことなく、所望する特定地域の情報をユーザーが容易に得ることができる情報サービスシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する本発明の一態様に係る情報サービスシステムは、それぞれ異なった無線通信領域を有するよう設置された無線LANのアクセスポイントである複数のホットスポットであって、割り当てられた識別情報を各々有した複数のホットスポットと、複数のホットスポットと接続された少なくとも1つのサーバーであって、各々の識別情報に関連付けられた複数のホットスポットの各々の設置地域情報を含んだサーバーと、複数のホットスポットと無線通信可能な無線通信端末とを備えたものであって、ホットスポットを介してネットワークに無線通信端末を接続すると、ホットスポットは無線通信端末に識別情報を送信し、さらに無線通信端末をサーバーに接続すると、無線通信端末は受信した識別情報をサーバーに送信し、サーバーは、受信した識別情報に基づいて設置地域情報を無線通信端末に送信する。
【0010】
また、上記の課題を解決する本発明の別の態様に係る情報サービスシステムは、それぞれ異なった無線通信領域を有するよう設置された無線LANのアクセスポイントである複数のホットスポットであって、割り当てられた識別情報を各々有した複数のホットスポットと、複数のホットスポットと接続された少なくとも1つのサーバーであって、各々の識別情報に関連付けられた複数のホットスポットの各々の設置地域情報を含んだサーバーと、複数のホットスポットと無線通信可能な無線通信端末とを備えたものであって、ネットワークと接続されていない無線通信端末をホットスポットを介してサーバーに接続すると、無線通信端末は、接続に利用しているホットスポットの識別情報を取得すると共に、取得した識別情報をサーバーに送信し、サーバーは、受信した識別情報に基づいて設置地域情報を無線通信端末に送信する。
【0011】
また、上記情報サービスシステムにおいて、設置地域情報は無線通信端末から更新可能であると好ましい。
【0012】
また、上記情報サービスシステムにおいて、無線通信端末がホットスポットを介してネットワークに接続されている場合、各々が無線通信に利用しているホットスポットを介して互いに通信すると、識別情報が互いの無線通信端末に送信される。
【0013】
また、上記情報サービスシステムにおいて、識別情報は、ホットスポットの識別番号、ホットスポットの位置情報、ホットスポットが設置されている地域名、ホットスポットが設置されている施設名の少なくとも1つを含んでいる。
【0014】
また、上記情報サービスシステムは、ホットスポットを介することなくサーバーと接続可能な通信端末をさらに備えたものであって、通信端末は識別情報を入力可能であって、通信端末により識別情報を入力して通信端末をサーバーに接続すると、入力された識別情報はサーバーに送信され、サーバーは、受信した識別情報に基づいて設置地域情報を通信端末に送信することができる。
【0015】
また、上記情報サービスシステムにおいて、設置地域情報は、ホットスポット周辺の地図情報、ホットスポット設置位置の案内情報、ホットスポット設置位置からのお知らせ、ホットスポット設置位置の広告、ホットスポット設置位置の専用の電子掲示板の少なくとも1つを含んでいる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態の情報サービスシステム500の構成を示したブロック図である。以下に、図1を用いて、この情報サービスシステム500の構成及び作用を説明する。
【0017】
この情報サービスシステム500は、少なくとも1台のサーバー300と、このサーバー300とネットワークで結ばれているそれぞれ異なった無線通信領域を有するよう設置された無線LANのアクセスポイントである複数のホットスポットから構成されている。この情報サービスシステム500は、至るところに無数に設置されているホットスポットを利用することにより、例えば無線通信領域内に位置している無線通信端末を保有しているユーザーに特定地域の情報を提供するシステムである。なお、説明を簡略化するために、図1では、情報サービスシステム500に備えられている複数のホットスポットのうち、ホットスポット210、220の2つのホットスポットのみ示すものとする。また、通常、この情報サービスシステム500を利用しているユーザーは数多く存在するが、同様の理由により、図1では、この情報サービスシステム500を利用するユーザー(通信端末)は3人のみ示すものとする。
【0018】
まず、図1を用いて、情報サービスシステム500が備える複数のホットスポットのうちの1つであるホットスポット210を説明する。なお、ホットスポット220を含めた他のホットスポットは全てホットスポット210と同様の構成を有しているため、このホットスポット210の説明をもって、他のホットスポットのここでの詳細な説明は省略する。
【0019】
このホットスポット210は、例えば2.45GHzのような一般的な無線LAN規格、例えばIEEE802.11bなどにしたがって電波を発信し、不特定多数のユーザーに対して無線通信による情報提供サービスを行うアクセスポイントである。この不特定多数のユーザーとは、ホットスポット210が設置されているポイントを中心とした所定範囲内に位置しており、ホットスポット210から発信されている電波を受信することができる受信手段を有したユーザーのことを示している。すなわちこのホットスポット210は、ブロードキャストによってユーザーにデータを送信、つまり上記所定範囲内に位置している不特定多数のユーザーに対してデータを送信するものである。このようなホットスポットは、例えばテーマパークやガソリンスタンド、レストラン、駅、道路沿線など至る所に設置されている。
【0020】
ホットスポット210は、通信部212を備え、さらに識別情報214が割り当てられている。ホットスポット210が備えている通信部212は、ホットスポット210を中心とした所定半径内の領域(以下、無線通信領域)において上述したような電波を発信することができる。従って、上記電波を受信可能な機器は、この無線通信領域内において無線通信可能となる。そのため、このホットスポット210は、無線通信領域内に位置しているユーザーに対して無線通信による情報を提供するサービスを行うことができる。なお、このホットスポット210の無線通信領域は、例えば数十m程度の狭い領域である。
【0021】
この無線通信領域内において、ホットスポット210は、例えばインターネットなどのアクセスポイントとして機能を果たすと共に、ブロードキャスト信号によりホットスポット210独自の情報を発信することができる。例えばテーマパークがホットスポット210を運営している場合、このテーマパークは、ブロードキャスト信号によりテーマパーク独自の情報提供サービスを行うことができる。
【0022】
また、このホットスポット210は、この通信部212によってサーバー300と有線ネットワークで結ばれている。さらにこのホットスポット210は、この通信部212を介して他のホットスポットと互いに有線ネットワークで結ばれている。従って、情報サービスシステム500に備えられている複数のホットスポットは、それぞれ備えている通信部により互いにデータを送受信することができる。
【0023】
このホットスポット210の通信状態を制御しているホットスポット210が備える図示しない制御部は、特定のユーザーに対してインターネットの接続サービスを行うための認証を行うと共に、特に複雑な認証作業を行うことなく、ホットスポット210を運営している運営者側が情報提供サービスとしてホットスポット210独自の情報を提供するためのブロードキャストの制御を行っている。なお、ここでいう特定のユーザーとは、ホットスポット210を介してインターネットの接続サービスを提供している業者と契約を結んでいるユーザーのことを示している。
【0024】
ホットスポット210独自の情報は、ブロードキャスト信号により複雑な認証作業が行われることなく不特定多数のユーザーに提供される情報である。そのため、上述したように、このホットスポット210が2.45GHzのような一般的な無線LAN規格にしたがって電波を発信するものであれば、汎用的な受信機を備えているユーザーがホットスポット210の無線通信領域内に入ると、そのブロードキャストされた電波を受信することによってホットスポット210の運営者側が独自に提供している情報提供サービスを享受することができる。
【0025】
識別情報はサーバー300及びユーザーがそれぞれのホットスポットを識別可能とするための情報であって、識別情報214はホットスポット210に含まれている識別情報である。この識別情報214は図示しないROMなどの記憶手段に記憶されている情報であって、例えば、”HS−0001”などの識別番号であったり、”緯度1、経度1”などのホットスポット210の設置位置を示した位置情報であったりする。
【0026】
サーバー300は、ネットワーク上に構築されたサーバーであって、この情報サービスシステム500に備えられた複数のホットスポットの各々が設置されている地域に関連した情報を有しているサーバーである。このサーバー300は、例えば情報サービスシステム500を運営する側である図示しない管理センターなどに設置されている。なお、本実施形態において情報サービスシステム500が備えているサーバーは1台であるが、別の実施形態では、上記のような管理センターの他に特定のホットスポットに直結して設置されたサーバーが複数台備えられている。
【0027】
サーバー300は、通信部310とデータベース320を備えている。このサーバー300は、通信部310によりそれぞれのホットスポットやユーザーと有線ネットワークで通信可能に接続されている。
【0028】
図2は、データベース320に記憶されている情報の一部を模式的に示した図である。以下に、図1及び図2を用いて、このサーバー300の構成及び作用を説明する。図2に示すように、データベース320は、テーブル322と、データ324a、324b、及び324cを含んでいる。
【0029】
テーブル322は、情報サービスシステム500に備えられている全てのホットスポットの識別番号及び位置情報を記録したテーブルである。具体的には、このテーブル322には、ホットスポット210の識別番号である、”HS−0001”、及び位置情報である、”緯度1、経度1”が記憶されており、さらに、ホットスポット220の識別番号である、”HS−0002”、及び位置情報である、”緯度2、経度2”が記憶されている。
【0030】
データ324aには、ホットスポット210が設置されている地域に関連した情報が記憶されている。ここでいう地域に関連した情報とは、例えば、ホットスポット210周辺の地図情報であったり、ホットスポット210が設置されている施設や地域の案内情報であったり、この施設からのお知らせであったり、この施設の広告であったり、この施設や地域専用の電子掲示板であったりする。さらに具体的には、ホットスポット210がテーマパークに設置されている場合、データ324aには、このテーマパーク周辺及びテーマパーク内の地図情報や、アトラクションの案内、緊急のお知らせ、このテーマパーク専用の電子掲示板などが記憶されている。また、データ324bには、データ324aに記憶されている情報と同様の情報であって、ホットスポット220が設置されている地域に関連した情報が記憶されている。また、データ324cには、データ324aに記憶されている情報と同様の情報であって、別のホットスポットが設置されている地域に関連した情報が記憶されている。なお、説明を簡略化するために図2ではデータ324a、324b、324cの3つのデータのみを示しているが、実際に、このデータベース320には、情報サービスシステム500に備えられている全てのホットスポットの設置地域に関連した情報が記憶されている。
【0031】
このデータベース320内に記憶されたテーブル322と各データとは、互いにリンクしている。すなわち、サーバー300が外部からホットスポットの識別情報を受信すると、テーブル322に記憶されている識別情報に対応したデータが読み込まれる。
【0032】
詳しく説明すると、例えば、サーバー300が外部からホットスポット210の識別情報を受信した場合、サーバー300はテーブル322に記憶されているホットスポット210の識別情報に該当する”HS−0001”及び”緯度1、経度1”のアドレスを読み込む。サーバー300は、テーブル322内で識別情報を記憶しているアドレスが読み込まれると、対応する地域情報が記憶されたデータのアドレスにジャンプするプログラムを有している。すなわち、サーバー300は、テーブル322に記憶されているホットスポット210の識別情報が読み込まれると、データベース320内においてテーブル322の上記アドレスと別のアドレスであるデータ324aが記憶されているアドレスにジャンプし、データ324a内の地域情報を読み込む。
【0033】
また、無線通信端末110及び120は、ホットスポットと無線通信可能な無線通信機能を有したPDAやノート型PCなどである。これらの無線通信端末は、ホットスポットを介してインターネットの接続サービスを提供している業者と契約を結んでいるユーザーが所持する端末である。すなわちユーザーは、これらの無線通信端末を用いることによりホットスポットを介してインターネットに接続することができる。
【0034】
また、固定通信端末130は、オフィスや自宅などに設置されている固定通信端末であって、電話回線や光ケーブルなどを利用してネットワークに接続されるものである。すなわちこの固定通信端末130のユーザーは、この固定通信端末130を用いることによりホットスポットを介することなくインターネットに接続することができる。
【0035】
図3は、無線通信端末110からサーバー300にアクセスした際の情報サービスシステム500内におけるデータのフローの一態様を示した図である。なお、無線通信端末120からサーバー300にアクセスした際も同様のフローとなるため、無線通信端末110を用いたフローをもって、無線通信端末120を用いたフローのここでの詳細な説明は省略する。以下に、この図3を用いて情報サービスシステム500内におけるデータのフローを説明する。
【0036】
ユーザーがホットスポット210の無線通信領域内に位置しているときに無線通信端末110を用いてネットワークに接続すると、ホットスポット210は、無線通信端末110から発信された電波を受信すると同時に(S1)、無線通信端末110のネットワークへの接続を確立させ、さらに、上述した識別情報である識別番号及び位置情報を無線通信端末110に送信する(S2)。なお、このときホットスポット210から送信される識別情報は、識別番号または位置情報のいずれか1つであってもよい。
【0037】
この識別情報を取得した無線通信端末110を用いることによりホットスポット210を介してサーバー300に接続すると(S3、S4)、無線通信端末110とサーバー300との接続が確立すると共に、無線通信端末110からサーバー300に上記識別情報が送信される。
【0038】
識別情報がサーバー300に送信されると、サーバー300は、上述したように、受信した識別情報に対応するテーブル322の情報、すなわちテーブル322に記憶されている”HS−0001”及び”緯度1、経度1”を読み込み、そのリンク先であるデータ324aを読み込む。そしてデータ324aを読み込むと、サーバー300は、この読み込んだデータ324aに含まれているホットスポット210が設置されている地域に関連した情報を、ホットスポット210を介して無線通信端末110に送信する(S5、S6)。
【0039】
上記データのフローによると、ホットスポット210の無線通信領域内に位置しているユーザーは、無線通信端末を用いてサーバー300にアクセスすることにより、すぐさまホットスポット210が設置されている地域に関連した情報を取得することができる。従ってユーザーは、特別な検索作業、例えば検索キーワードを入力することなく、自身の周辺地域情報を取得することができる。
【0040】
なお、ユーザーがホットスポット210の無線通信領域内に位置しているときに、ネットワークに未接続の状態の無線通信端末110をホットスポット210を介してサーバー300に接続すると、無線通信端末110は、ホットスポット210の識別情報を取得すると共に、取得したこの識別情報をサーバーに送信することができる。すなわちユーザーは、サーバー300にアクセスするだけで、ホットスポット210が設置されている地域に関連した情報を取得することができる。
【0041】
図4は、無線通信端末110からサーバー300にアクセスした際の情報サービスシステム500内におけるデータのフローの別の態様を示した図である。以下に、この図4を用いて情報サービスシステム500内におけるデータのフローを説明する。
【0042】
ユーザーがホットスポット210の無線通信領域内に位置しているときに、そのユーザーが、ホットスポット220が設置されている地域に関連した情報を得たい場合、無線通信端末110を操作してホットスポット220の識別情報、具体的には、識別番号である”HS−0002”、及び位置情報である、”緯度2、経度2”を入力して(S11)、ホットスポット210を介してサーバー300に接続すると(S12、S13)、無線通信端末110とサーバー300との接続が確立すると共に、無線通信端末110からサーバー300に上記識別情報が送信される。なお、このときユーザーが入力する識別情報は、識別番号または位置情報のいずれか1つであってもよい。
【0043】
識別情報がサーバー300に送信されると、サーバー300は、上述したように、受信した識別情報に対応するテーブル322の情報、すなわちテーブル322に記憶されている”HS−0002”及び”緯度2、経度2”を読み込み、そのリンク先であるデータ324bを読み込む。そしてデータ324bを読み込むと、サーバー300は、この読み込んだデータ324bに含まれているホットスポット220が設置されている地域に関連した情報を、ホットスポット210を介して無線通信端末110に送信する(S14、S15)。
【0044】
上記データのフローによると、ホットスポット210の無線通信領域内に位置しているユーザーは、ホットスポット220の識別情報を入力してサーバー300にアクセスすることにより、すぐさまホットスポット220が設置されている地域に関連した情報を取得することができる。従ってユーザーは、特別な検索作業、例えば検索キーワードを入力することなく、自身の周辺地域と別の地域情報を取得することができる。なお、ホットスポット210と接続した後にユーザーがホットスポット220の識別情報を入力した場合であっても、ホットスポット220の識別情報はサーバー300に送信されるため、ユーザーはホットスポット220が設置されている地域に関連した情報を取得することができる。
【0045】
図5は、無線通信端末110からネットワーク上の電子掲示板を更新した際の情報サービスシステム500内におけるデータのフローの一態様を示した図である。以下に、この図5を用いて情報サービスシステム500内におけるデータのフローを説明する。
【0046】
ユーザーがホットスポット210の無線通信領域内に位置しているときに無線通信端末110を用いてネットワークに接続すると、ホットスポット210は、無線通信端末110から発信された電波を受信すると同時に(S21)、無線通信端末110のネットワークへの接続を確立させ、さらに、上述した識別情報である識別番号及び位置情報を無線通信端末110に送信する(S22)。なお、このときホットスポット210から送信される識別情報は、識別番号または位置情報のいずれか1つであってもよい。
【0047】
ネットワーク上には、ユーザーが更新可能な電子掲示板があって、例えばユーザーが、ホットスポット210が設置されている地域に関連した更新情報を電子掲示板に書き込むと、その更新情報がホットスポット210を介して電子掲示板に送信され(S23、S24)、電子掲示板は更新される。このとき無線通信端末110は更新情報と共にホットスポット210の識別情報も送信する。さらに、電子掲示板はこの更新情報及び識別情報をサーバー300に送信する(S25)。
【0048】
上述の更新情報及び識別情報がサーバー300に送信されると、サーバー300はホットスポット210の識別情報に基づいてデータ324aを読み込み、さらに、データ324a内の電子掲示板を、受信した更新情報に基づいて更新する(S26)。
【0049】
上記データのフローによると、ホットスポット210の無線通信領域内に位置しているユーザーが、ホットスポット210が設置されている地域に関連した情報を電子掲示板に書き込むと、この書き込み及び識別情報に基づいてサーバー300内に記憶されているホットスポット210に関する電子掲示板が自動的に更新される。すなわちサーバー300は、特定地域の情報がネットワーク内で無秩序に散らばってしまう傾向にある電子掲示板の情報を、ホットスポット設置地域毎に整理して記憶することができる。なお、ホットスポット210の無線通信領域内に位置しているユーザーが、ホットスポット220が設置されている地域に関連した情報を電子掲示板に書き込むときは、ホットスポット220の識別情報を入力することにより、ユーザー側からホットスポット220の電子掲示板の更新情報と共にホットスポット220の識別情報が送信され、データ324b内の電子掲示板が更新される。
【0050】
図6は、固定通信端末130からサーバー300にアクセスした際の情報サービスシステム500内におけるデータのフローの一態様を示した図である。以下に、この図6を用いて情報サービスシステム500内におけるデータのフローを説明する。
【0051】
例えば自宅やオフィスにいるユーザーが、ホットスポット210が設置されている地域に関連した情報を得たい場合、固定通信端末130を操作してホットスポット210の識別情報を入力して(S31)、固定通信端末130をサーバー300に接続すると(S32)、固定通信端末130とサーバー300との接続が確立すると共に、固定通信端末130からサーバー300に上記識別情報が送信される。
【0052】
識別情報がサーバー300に送信されると、サーバー300は、テーブル322に記憶されている”HS−0001”及び”緯度1、経度1”を読み込み、そのリンク先であるデータ324aを読み込む。そしてデータ324aを読み込むと、サーバー300は、この読み込んだデータ324aに含まれているホットスポット210が設置されている地域に関連した情報を固定通信端末130に送信する(S33)。
【0053】
上記データのフローによると、自宅やオフィスにいるユーザーは、ホットスポット210の識別情報を入力してサーバー300にアクセスすることにより、すぐさまホットスポット210が設置されている地域に関連した情報を取得することができる。従ってユーザーは、特別な検索作業、例えば検索キーワードを入力することなく、種々の地域情報を取得することができる。
【0054】
なお、ユーザーが各ホットスポットの識別情報を知らない場合に備えて、テーブル322に、各ホットスポットが設置されている地域名や施設名を記憶させてもよい。この場合、ユーザーは情報を得たい地域名や施設名を入力してサーバー300にアクセスすることにより、各ホットスポットが設置されている地域に関連した情報を取得することができる。
【0055】
また、サーバー300に、データ324aやデータ324bなどにリンクした電子地図を具備させてもよい。この場合、ユーザーは電子地図上に表示されている情報を得たい地域や施設を選択することにより、各ホットスポットが設置されている地域に関連した情報を取得することができる。
【0056】
図7は、無線通信端末110と無線通信端末120との間でデータアクセスが行われた際の情報サービスシステム500内におけるデータのフローの一態様を示した図である。以下に、この図7を用いて情報サービスシステム500内におけるデータのフローを説明する。
【0057】
ユーザーがホットスポット210の無線通信領域内に位置しているときに無線通信端末110を用いてネットワークに接続すると、ホットスポット210は、無線通信端末110から発信された電波を受信すると同時に(S101)、無線通信端末110のネットワークへの接続を確立させ、さらに、識別情報を無線通信端末110に送信する(S102)。また、上記と別のユーザーがホットスポット220の無線通信領域内に位置しているときに無線通信端末120を用いてネットワークに接続すると、ホットスポット220は、無線通信端末120から発信された電波を受信すると同時に(S103)、無線通信端末120のネットワークへの接続を確立させ、さらに、識別情報を無線通信端末120に送信する(S104)。
【0058】
そして、それぞれの無線通信端末を有しているユーザーがそれぞれのホットスポットの無線通信領域内に位置している間に互いに通信すると、無線通信端末110から無線通信端末120に向けてホットスポット210の識別情報が送信され、無線通信端末120から無線通信端末110に向けてホットスポット220の識別情報が送信される(S105)。
【0059】
無線通信端末110がホットスポット210を介してサーバー300と接続する際に(S106、S107)、取得したホットスポット220の識別情報を送信すると、サーバー300は、テーブル322に記憶されている”HS−0002”及び”緯度2、経度2”を読み込み、そのリンク先であるデータ324bを読み込む。そしてデータ324bを読み込むと、サーバー300は、この読み込んだデータ324bに含まれているホットスポット220が設置されている地域に関連した情報を、ホットスポット210を介して無線通信端末110に送信する(S108、S109)。
【0060】
また、無線通信端末120がホットスポット220を介してサーバー300と接続する際に(S110、S111)、取得したホットスポット210の識別情報を送信すると、サーバー300は、テーブル322に記憶されている”HS−0001”及び”緯度1、経度1”を読み込み、そのリンク先であるデータ324aを読み込む。そしてデータ324aを読み込むと、サーバー300は、この読み込んだデータ324aに含まれているホットスポット210が設置されている地域に関連した情報を、ホットスポット220を介して無線通信端末120に送信する(S112、S113)。
【0061】
上記データのフローによると、ユーザーは、ホットスポットを介して互いに通信することにより他のユーザーの現在位置を知ることができる。なお、上記のようなデータをフローする場合、各ホットスポットの識別情報に、各ホットスポットが設置されている地域名や施設名をさらに加えてもよい。この場合、それぞれのユーザーは、他のユーザーとホットスポットを介して互いに通信した際に、他のユーザーの現在位置近傍のホットスポットが設置されている地域名や施設名を取得することができるため、サーバー300にアクセスすることなく、他のユーザーの現在位置を知ることができる。
【0062】
以上が本発明の実施形態である。本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく様々な範囲で変形が可能である。
【0063】
なお、本実施形態において、サーバー300は、各ホットスポットと、各ホットスポットが設置されている地域に関連した情報とを、1:1の関係で記憶している。すなわちサーバー300は、1つの識別情報によって読み込まれるリンク先に、1つのホットスポットが設置されている地域に関連した情報を記憶している。しかしながら別の実施形態においてサーバー300が、1つ識別情報によって読み込まれるリンク先に、複数のホットスポットが設置されている地域に関連した情報を記憶するようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上のように本発明の情報サービスシステムでは、ホットスポットを介してネットワークに無線通信端末を接続すると、ホットスポットは無線通信端末に識別情報を送信し、さらに無線通信端末をサーバーに接続すると、無線通信端末は受信した識別情報をサーバーに送信し、サーバーは受信した識別情報に基づいて設置地域情報を無線通信端末に送信することができる。従ってユーザーは、検索キーワードを入力するなどの検索作業を行うことなく、所望する特定地域の情報を容易に得ることができる。また、ホットスポット運営側が、ホットスポット利用者に対して特定地域の情報を効果的に送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の情報サービスシステムの構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に用いられるサーバー内のデータベースに記憶されている情報の一部を模式的に示した図である。
【図3】無線通信端末からサーバーにアクセスした際の情報サービスシステム内におけるデータのフローの一態様を示した図である。
【図4】無線通信端末からサーバーにアクセスした際の情報サービスシステム内におけるデータのフローの別の態様を示した図である。
【図5】無線通信端末からネットワーク上の電子掲示板を更新した際の情報サービスシステム内におけるデータのフローの一態様を示した図である。
【図6】固定通信端末からサーバーにアクセスした際の情報サービスシステム内におけるデータのフローの一態様を示した図である。
【図7】無線通信端末と無線通信端末との間でデータアクセスが行われた際の情報サービスシステム内におけるデータのフローの一態様を示した図である。
【符号の説明】
無線通信端末 110、120
固定通信端末 130
ホットスポット 210、220
サーバー 300
データベース 320
テーブル 322
データ 324a、324b、324c
【発明の属する技術分野】
この発明は、無線LANのアクセスポイントである複数のホットスポットと、これら複数のホットスポットと接続された少なくとも1つのサーバーとを利用してユーザーに情報を提供するシステム、主に地域情報を提供するシステムである情報サービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザーが所望の情報を得る手段では、ネットワーク上の検索エンジンを利用してサーバーに含まれている情報を検索する検索システムが広く知られ実用に供されている。このような検索システムでは、ユーザーがネットワークと接続されている通信端末を用いて検索エンジンにアクセスして所望の情報に関したキーワードを入力すると、この検索エンジンが、該キーワードに対応した全ての情報、例えば少なくとも入力されたキーワードを含む全ての情報が検索する。ユーザーは、これらの検索された全ての情報の中から所望の情報を得ることができる。
【0003】
上述した検索システムには種々のものがあり、例えば特許文献1には、キーワード検索を行う検索システムの一態様が示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−90104号公報(第4、5頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら特許文献1のような検索システムの場合、少なくとも検索キーワードを含んだ全ての情報、若しくは少なくとも検索キーワードに近いキーワードを含んだ全ての情報がサーバーから検索されてしまう。すなわち上記検索システムの場合、所望の情報と共に不要な情報も数多く検索されてしまう。従って、ユーザーがこの検索結果から所望の情報を探し出すには多くの時間を費やさなければならない。
【0006】
また、このような検索システムを用いて検索を行う場合、ユーザーは適切なキーワードを入力する必要があり、検索作業に不慣れなユーザーにとっては使用し難いシステムとなっている。さらには、検索作業に多くの時間を費やしたにも関わらず、結局所望した情報を得られないことも多々ある。
【0007】
例えば特定地域の情報をユーザーが得たい場合、検索エンジンにおいてその特定地域に関するキーワードを入力すると、所望の情報と共に、そのキーワードを含んだ別の地域の情報や、特定地域に加えて別の地域も含んだ情報などが数多く検索されてしまう。その結果、所望していた特定地域の情報を探し出すために多くの時間を費やさなければならない。
【0008】
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、検索キーワードを入力するなどの検索作業を行うことなく、所望する特定地域の情報をユーザーが容易に得ることができる情報サービスシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する本発明の一態様に係る情報サービスシステムは、それぞれ異なった無線通信領域を有するよう設置された無線LANのアクセスポイントである複数のホットスポットであって、割り当てられた識別情報を各々有した複数のホットスポットと、複数のホットスポットと接続された少なくとも1つのサーバーであって、各々の識別情報に関連付けられた複数のホットスポットの各々の設置地域情報を含んだサーバーと、複数のホットスポットと無線通信可能な無線通信端末とを備えたものであって、ホットスポットを介してネットワークに無線通信端末を接続すると、ホットスポットは無線通信端末に識別情報を送信し、さらに無線通信端末をサーバーに接続すると、無線通信端末は受信した識別情報をサーバーに送信し、サーバーは、受信した識別情報に基づいて設置地域情報を無線通信端末に送信する。
【0010】
また、上記の課題を解決する本発明の別の態様に係る情報サービスシステムは、それぞれ異なった無線通信領域を有するよう設置された無線LANのアクセスポイントである複数のホットスポットであって、割り当てられた識別情報を各々有した複数のホットスポットと、複数のホットスポットと接続された少なくとも1つのサーバーであって、各々の識別情報に関連付けられた複数のホットスポットの各々の設置地域情報を含んだサーバーと、複数のホットスポットと無線通信可能な無線通信端末とを備えたものであって、ネットワークと接続されていない無線通信端末をホットスポットを介してサーバーに接続すると、無線通信端末は、接続に利用しているホットスポットの識別情報を取得すると共に、取得した識別情報をサーバーに送信し、サーバーは、受信した識別情報に基づいて設置地域情報を無線通信端末に送信する。
【0011】
また、上記情報サービスシステムにおいて、設置地域情報は無線通信端末から更新可能であると好ましい。
【0012】
また、上記情報サービスシステムにおいて、無線通信端末がホットスポットを介してネットワークに接続されている場合、各々が無線通信に利用しているホットスポットを介して互いに通信すると、識別情報が互いの無線通信端末に送信される。
【0013】
また、上記情報サービスシステムにおいて、識別情報は、ホットスポットの識別番号、ホットスポットの位置情報、ホットスポットが設置されている地域名、ホットスポットが設置されている施設名の少なくとも1つを含んでいる。
【0014】
また、上記情報サービスシステムは、ホットスポットを介することなくサーバーと接続可能な通信端末をさらに備えたものであって、通信端末は識別情報を入力可能であって、通信端末により識別情報を入力して通信端末をサーバーに接続すると、入力された識別情報はサーバーに送信され、サーバーは、受信した識別情報に基づいて設置地域情報を通信端末に送信することができる。
【0015】
また、上記情報サービスシステムにおいて、設置地域情報は、ホットスポット周辺の地図情報、ホットスポット設置位置の案内情報、ホットスポット設置位置からのお知らせ、ホットスポット設置位置の広告、ホットスポット設置位置の専用の電子掲示板の少なくとも1つを含んでいる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態の情報サービスシステム500の構成を示したブロック図である。以下に、図1を用いて、この情報サービスシステム500の構成及び作用を説明する。
【0017】
この情報サービスシステム500は、少なくとも1台のサーバー300と、このサーバー300とネットワークで結ばれているそれぞれ異なった無線通信領域を有するよう設置された無線LANのアクセスポイントである複数のホットスポットから構成されている。この情報サービスシステム500は、至るところに無数に設置されているホットスポットを利用することにより、例えば無線通信領域内に位置している無線通信端末を保有しているユーザーに特定地域の情報を提供するシステムである。なお、説明を簡略化するために、図1では、情報サービスシステム500に備えられている複数のホットスポットのうち、ホットスポット210、220の2つのホットスポットのみ示すものとする。また、通常、この情報サービスシステム500を利用しているユーザーは数多く存在するが、同様の理由により、図1では、この情報サービスシステム500を利用するユーザー(通信端末)は3人のみ示すものとする。
【0018】
まず、図1を用いて、情報サービスシステム500が備える複数のホットスポットのうちの1つであるホットスポット210を説明する。なお、ホットスポット220を含めた他のホットスポットは全てホットスポット210と同様の構成を有しているため、このホットスポット210の説明をもって、他のホットスポットのここでの詳細な説明は省略する。
【0019】
このホットスポット210は、例えば2.45GHzのような一般的な無線LAN規格、例えばIEEE802.11bなどにしたがって電波を発信し、不特定多数のユーザーに対して無線通信による情報提供サービスを行うアクセスポイントである。この不特定多数のユーザーとは、ホットスポット210が設置されているポイントを中心とした所定範囲内に位置しており、ホットスポット210から発信されている電波を受信することができる受信手段を有したユーザーのことを示している。すなわちこのホットスポット210は、ブロードキャストによってユーザーにデータを送信、つまり上記所定範囲内に位置している不特定多数のユーザーに対してデータを送信するものである。このようなホットスポットは、例えばテーマパークやガソリンスタンド、レストラン、駅、道路沿線など至る所に設置されている。
【0020】
ホットスポット210は、通信部212を備え、さらに識別情報214が割り当てられている。ホットスポット210が備えている通信部212は、ホットスポット210を中心とした所定半径内の領域(以下、無線通信領域)において上述したような電波を発信することができる。従って、上記電波を受信可能な機器は、この無線通信領域内において無線通信可能となる。そのため、このホットスポット210は、無線通信領域内に位置しているユーザーに対して無線通信による情報を提供するサービスを行うことができる。なお、このホットスポット210の無線通信領域は、例えば数十m程度の狭い領域である。
【0021】
この無線通信領域内において、ホットスポット210は、例えばインターネットなどのアクセスポイントとして機能を果たすと共に、ブロードキャスト信号によりホットスポット210独自の情報を発信することができる。例えばテーマパークがホットスポット210を運営している場合、このテーマパークは、ブロードキャスト信号によりテーマパーク独自の情報提供サービスを行うことができる。
【0022】
また、このホットスポット210は、この通信部212によってサーバー300と有線ネットワークで結ばれている。さらにこのホットスポット210は、この通信部212を介して他のホットスポットと互いに有線ネットワークで結ばれている。従って、情報サービスシステム500に備えられている複数のホットスポットは、それぞれ備えている通信部により互いにデータを送受信することができる。
【0023】
このホットスポット210の通信状態を制御しているホットスポット210が備える図示しない制御部は、特定のユーザーに対してインターネットの接続サービスを行うための認証を行うと共に、特に複雑な認証作業を行うことなく、ホットスポット210を運営している運営者側が情報提供サービスとしてホットスポット210独自の情報を提供するためのブロードキャストの制御を行っている。なお、ここでいう特定のユーザーとは、ホットスポット210を介してインターネットの接続サービスを提供している業者と契約を結んでいるユーザーのことを示している。
【0024】
ホットスポット210独自の情報は、ブロードキャスト信号により複雑な認証作業が行われることなく不特定多数のユーザーに提供される情報である。そのため、上述したように、このホットスポット210が2.45GHzのような一般的な無線LAN規格にしたがって電波を発信するものであれば、汎用的な受信機を備えているユーザーがホットスポット210の無線通信領域内に入ると、そのブロードキャストされた電波を受信することによってホットスポット210の運営者側が独自に提供している情報提供サービスを享受することができる。
【0025】
識別情報はサーバー300及びユーザーがそれぞれのホットスポットを識別可能とするための情報であって、識別情報214はホットスポット210に含まれている識別情報である。この識別情報214は図示しないROMなどの記憶手段に記憶されている情報であって、例えば、”HS−0001”などの識別番号であったり、”緯度1、経度1”などのホットスポット210の設置位置を示した位置情報であったりする。
【0026】
サーバー300は、ネットワーク上に構築されたサーバーであって、この情報サービスシステム500に備えられた複数のホットスポットの各々が設置されている地域に関連した情報を有しているサーバーである。このサーバー300は、例えば情報サービスシステム500を運営する側である図示しない管理センターなどに設置されている。なお、本実施形態において情報サービスシステム500が備えているサーバーは1台であるが、別の実施形態では、上記のような管理センターの他に特定のホットスポットに直結して設置されたサーバーが複数台備えられている。
【0027】
サーバー300は、通信部310とデータベース320を備えている。このサーバー300は、通信部310によりそれぞれのホットスポットやユーザーと有線ネットワークで通信可能に接続されている。
【0028】
図2は、データベース320に記憶されている情報の一部を模式的に示した図である。以下に、図1及び図2を用いて、このサーバー300の構成及び作用を説明する。図2に示すように、データベース320は、テーブル322と、データ324a、324b、及び324cを含んでいる。
【0029】
テーブル322は、情報サービスシステム500に備えられている全てのホットスポットの識別番号及び位置情報を記録したテーブルである。具体的には、このテーブル322には、ホットスポット210の識別番号である、”HS−0001”、及び位置情報である、”緯度1、経度1”が記憶されており、さらに、ホットスポット220の識別番号である、”HS−0002”、及び位置情報である、”緯度2、経度2”が記憶されている。
【0030】
データ324aには、ホットスポット210が設置されている地域に関連した情報が記憶されている。ここでいう地域に関連した情報とは、例えば、ホットスポット210周辺の地図情報であったり、ホットスポット210が設置されている施設や地域の案内情報であったり、この施設からのお知らせであったり、この施設の広告であったり、この施設や地域専用の電子掲示板であったりする。さらに具体的には、ホットスポット210がテーマパークに設置されている場合、データ324aには、このテーマパーク周辺及びテーマパーク内の地図情報や、アトラクションの案内、緊急のお知らせ、このテーマパーク専用の電子掲示板などが記憶されている。また、データ324bには、データ324aに記憶されている情報と同様の情報であって、ホットスポット220が設置されている地域に関連した情報が記憶されている。また、データ324cには、データ324aに記憶されている情報と同様の情報であって、別のホットスポットが設置されている地域に関連した情報が記憶されている。なお、説明を簡略化するために図2ではデータ324a、324b、324cの3つのデータのみを示しているが、実際に、このデータベース320には、情報サービスシステム500に備えられている全てのホットスポットの設置地域に関連した情報が記憶されている。
【0031】
このデータベース320内に記憶されたテーブル322と各データとは、互いにリンクしている。すなわち、サーバー300が外部からホットスポットの識別情報を受信すると、テーブル322に記憶されている識別情報に対応したデータが読み込まれる。
【0032】
詳しく説明すると、例えば、サーバー300が外部からホットスポット210の識別情報を受信した場合、サーバー300はテーブル322に記憶されているホットスポット210の識別情報に該当する”HS−0001”及び”緯度1、経度1”のアドレスを読み込む。サーバー300は、テーブル322内で識別情報を記憶しているアドレスが読み込まれると、対応する地域情報が記憶されたデータのアドレスにジャンプするプログラムを有している。すなわち、サーバー300は、テーブル322に記憶されているホットスポット210の識別情報が読み込まれると、データベース320内においてテーブル322の上記アドレスと別のアドレスであるデータ324aが記憶されているアドレスにジャンプし、データ324a内の地域情報を読み込む。
【0033】
また、無線通信端末110及び120は、ホットスポットと無線通信可能な無線通信機能を有したPDAやノート型PCなどである。これらの無線通信端末は、ホットスポットを介してインターネットの接続サービスを提供している業者と契約を結んでいるユーザーが所持する端末である。すなわちユーザーは、これらの無線通信端末を用いることによりホットスポットを介してインターネットに接続することができる。
【0034】
また、固定通信端末130は、オフィスや自宅などに設置されている固定通信端末であって、電話回線や光ケーブルなどを利用してネットワークに接続されるものである。すなわちこの固定通信端末130のユーザーは、この固定通信端末130を用いることによりホットスポットを介することなくインターネットに接続することができる。
【0035】
図3は、無線通信端末110からサーバー300にアクセスした際の情報サービスシステム500内におけるデータのフローの一態様を示した図である。なお、無線通信端末120からサーバー300にアクセスした際も同様のフローとなるため、無線通信端末110を用いたフローをもって、無線通信端末120を用いたフローのここでの詳細な説明は省略する。以下に、この図3を用いて情報サービスシステム500内におけるデータのフローを説明する。
【0036】
ユーザーがホットスポット210の無線通信領域内に位置しているときに無線通信端末110を用いてネットワークに接続すると、ホットスポット210は、無線通信端末110から発信された電波を受信すると同時に(S1)、無線通信端末110のネットワークへの接続を確立させ、さらに、上述した識別情報である識別番号及び位置情報を無線通信端末110に送信する(S2)。なお、このときホットスポット210から送信される識別情報は、識別番号または位置情報のいずれか1つであってもよい。
【0037】
この識別情報を取得した無線通信端末110を用いることによりホットスポット210を介してサーバー300に接続すると(S3、S4)、無線通信端末110とサーバー300との接続が確立すると共に、無線通信端末110からサーバー300に上記識別情報が送信される。
【0038】
識別情報がサーバー300に送信されると、サーバー300は、上述したように、受信した識別情報に対応するテーブル322の情報、すなわちテーブル322に記憶されている”HS−0001”及び”緯度1、経度1”を読み込み、そのリンク先であるデータ324aを読み込む。そしてデータ324aを読み込むと、サーバー300は、この読み込んだデータ324aに含まれているホットスポット210が設置されている地域に関連した情報を、ホットスポット210を介して無線通信端末110に送信する(S5、S6)。
【0039】
上記データのフローによると、ホットスポット210の無線通信領域内に位置しているユーザーは、無線通信端末を用いてサーバー300にアクセスすることにより、すぐさまホットスポット210が設置されている地域に関連した情報を取得することができる。従ってユーザーは、特別な検索作業、例えば検索キーワードを入力することなく、自身の周辺地域情報を取得することができる。
【0040】
なお、ユーザーがホットスポット210の無線通信領域内に位置しているときに、ネットワークに未接続の状態の無線通信端末110をホットスポット210を介してサーバー300に接続すると、無線通信端末110は、ホットスポット210の識別情報を取得すると共に、取得したこの識別情報をサーバーに送信することができる。すなわちユーザーは、サーバー300にアクセスするだけで、ホットスポット210が設置されている地域に関連した情報を取得することができる。
【0041】
図4は、無線通信端末110からサーバー300にアクセスした際の情報サービスシステム500内におけるデータのフローの別の態様を示した図である。以下に、この図4を用いて情報サービスシステム500内におけるデータのフローを説明する。
【0042】
ユーザーがホットスポット210の無線通信領域内に位置しているときに、そのユーザーが、ホットスポット220が設置されている地域に関連した情報を得たい場合、無線通信端末110を操作してホットスポット220の識別情報、具体的には、識別番号である”HS−0002”、及び位置情報である、”緯度2、経度2”を入力して(S11)、ホットスポット210を介してサーバー300に接続すると(S12、S13)、無線通信端末110とサーバー300との接続が確立すると共に、無線通信端末110からサーバー300に上記識別情報が送信される。なお、このときユーザーが入力する識別情報は、識別番号または位置情報のいずれか1つであってもよい。
【0043】
識別情報がサーバー300に送信されると、サーバー300は、上述したように、受信した識別情報に対応するテーブル322の情報、すなわちテーブル322に記憶されている”HS−0002”及び”緯度2、経度2”を読み込み、そのリンク先であるデータ324bを読み込む。そしてデータ324bを読み込むと、サーバー300は、この読み込んだデータ324bに含まれているホットスポット220が設置されている地域に関連した情報を、ホットスポット210を介して無線通信端末110に送信する(S14、S15)。
【0044】
上記データのフローによると、ホットスポット210の無線通信領域内に位置しているユーザーは、ホットスポット220の識別情報を入力してサーバー300にアクセスすることにより、すぐさまホットスポット220が設置されている地域に関連した情報を取得することができる。従ってユーザーは、特別な検索作業、例えば検索キーワードを入力することなく、自身の周辺地域と別の地域情報を取得することができる。なお、ホットスポット210と接続した後にユーザーがホットスポット220の識別情報を入力した場合であっても、ホットスポット220の識別情報はサーバー300に送信されるため、ユーザーはホットスポット220が設置されている地域に関連した情報を取得することができる。
【0045】
図5は、無線通信端末110からネットワーク上の電子掲示板を更新した際の情報サービスシステム500内におけるデータのフローの一態様を示した図である。以下に、この図5を用いて情報サービスシステム500内におけるデータのフローを説明する。
【0046】
ユーザーがホットスポット210の無線通信領域内に位置しているときに無線通信端末110を用いてネットワークに接続すると、ホットスポット210は、無線通信端末110から発信された電波を受信すると同時に(S21)、無線通信端末110のネットワークへの接続を確立させ、さらに、上述した識別情報である識別番号及び位置情報を無線通信端末110に送信する(S22)。なお、このときホットスポット210から送信される識別情報は、識別番号または位置情報のいずれか1つであってもよい。
【0047】
ネットワーク上には、ユーザーが更新可能な電子掲示板があって、例えばユーザーが、ホットスポット210が設置されている地域に関連した更新情報を電子掲示板に書き込むと、その更新情報がホットスポット210を介して電子掲示板に送信され(S23、S24)、電子掲示板は更新される。このとき無線通信端末110は更新情報と共にホットスポット210の識別情報も送信する。さらに、電子掲示板はこの更新情報及び識別情報をサーバー300に送信する(S25)。
【0048】
上述の更新情報及び識別情報がサーバー300に送信されると、サーバー300はホットスポット210の識別情報に基づいてデータ324aを読み込み、さらに、データ324a内の電子掲示板を、受信した更新情報に基づいて更新する(S26)。
【0049】
上記データのフローによると、ホットスポット210の無線通信領域内に位置しているユーザーが、ホットスポット210が設置されている地域に関連した情報を電子掲示板に書き込むと、この書き込み及び識別情報に基づいてサーバー300内に記憶されているホットスポット210に関する電子掲示板が自動的に更新される。すなわちサーバー300は、特定地域の情報がネットワーク内で無秩序に散らばってしまう傾向にある電子掲示板の情報を、ホットスポット設置地域毎に整理して記憶することができる。なお、ホットスポット210の無線通信領域内に位置しているユーザーが、ホットスポット220が設置されている地域に関連した情報を電子掲示板に書き込むときは、ホットスポット220の識別情報を入力することにより、ユーザー側からホットスポット220の電子掲示板の更新情報と共にホットスポット220の識別情報が送信され、データ324b内の電子掲示板が更新される。
【0050】
図6は、固定通信端末130からサーバー300にアクセスした際の情報サービスシステム500内におけるデータのフローの一態様を示した図である。以下に、この図6を用いて情報サービスシステム500内におけるデータのフローを説明する。
【0051】
例えば自宅やオフィスにいるユーザーが、ホットスポット210が設置されている地域に関連した情報を得たい場合、固定通信端末130を操作してホットスポット210の識別情報を入力して(S31)、固定通信端末130をサーバー300に接続すると(S32)、固定通信端末130とサーバー300との接続が確立すると共に、固定通信端末130からサーバー300に上記識別情報が送信される。
【0052】
識別情報がサーバー300に送信されると、サーバー300は、テーブル322に記憶されている”HS−0001”及び”緯度1、経度1”を読み込み、そのリンク先であるデータ324aを読み込む。そしてデータ324aを読み込むと、サーバー300は、この読み込んだデータ324aに含まれているホットスポット210が設置されている地域に関連した情報を固定通信端末130に送信する(S33)。
【0053】
上記データのフローによると、自宅やオフィスにいるユーザーは、ホットスポット210の識別情報を入力してサーバー300にアクセスすることにより、すぐさまホットスポット210が設置されている地域に関連した情報を取得することができる。従ってユーザーは、特別な検索作業、例えば検索キーワードを入力することなく、種々の地域情報を取得することができる。
【0054】
なお、ユーザーが各ホットスポットの識別情報を知らない場合に備えて、テーブル322に、各ホットスポットが設置されている地域名や施設名を記憶させてもよい。この場合、ユーザーは情報を得たい地域名や施設名を入力してサーバー300にアクセスすることにより、各ホットスポットが設置されている地域に関連した情報を取得することができる。
【0055】
また、サーバー300に、データ324aやデータ324bなどにリンクした電子地図を具備させてもよい。この場合、ユーザーは電子地図上に表示されている情報を得たい地域や施設を選択することにより、各ホットスポットが設置されている地域に関連した情報を取得することができる。
【0056】
図7は、無線通信端末110と無線通信端末120との間でデータアクセスが行われた際の情報サービスシステム500内におけるデータのフローの一態様を示した図である。以下に、この図7を用いて情報サービスシステム500内におけるデータのフローを説明する。
【0057】
ユーザーがホットスポット210の無線通信領域内に位置しているときに無線通信端末110を用いてネットワークに接続すると、ホットスポット210は、無線通信端末110から発信された電波を受信すると同時に(S101)、無線通信端末110のネットワークへの接続を確立させ、さらに、識別情報を無線通信端末110に送信する(S102)。また、上記と別のユーザーがホットスポット220の無線通信領域内に位置しているときに無線通信端末120を用いてネットワークに接続すると、ホットスポット220は、無線通信端末120から発信された電波を受信すると同時に(S103)、無線通信端末120のネットワークへの接続を確立させ、さらに、識別情報を無線通信端末120に送信する(S104)。
【0058】
そして、それぞれの無線通信端末を有しているユーザーがそれぞれのホットスポットの無線通信領域内に位置している間に互いに通信すると、無線通信端末110から無線通信端末120に向けてホットスポット210の識別情報が送信され、無線通信端末120から無線通信端末110に向けてホットスポット220の識別情報が送信される(S105)。
【0059】
無線通信端末110がホットスポット210を介してサーバー300と接続する際に(S106、S107)、取得したホットスポット220の識別情報を送信すると、サーバー300は、テーブル322に記憶されている”HS−0002”及び”緯度2、経度2”を読み込み、そのリンク先であるデータ324bを読み込む。そしてデータ324bを読み込むと、サーバー300は、この読み込んだデータ324bに含まれているホットスポット220が設置されている地域に関連した情報を、ホットスポット210を介して無線通信端末110に送信する(S108、S109)。
【0060】
また、無線通信端末120がホットスポット220を介してサーバー300と接続する際に(S110、S111)、取得したホットスポット210の識別情報を送信すると、サーバー300は、テーブル322に記憶されている”HS−0001”及び”緯度1、経度1”を読み込み、そのリンク先であるデータ324aを読み込む。そしてデータ324aを読み込むと、サーバー300は、この読み込んだデータ324aに含まれているホットスポット210が設置されている地域に関連した情報を、ホットスポット220を介して無線通信端末120に送信する(S112、S113)。
【0061】
上記データのフローによると、ユーザーは、ホットスポットを介して互いに通信することにより他のユーザーの現在位置を知ることができる。なお、上記のようなデータをフローする場合、各ホットスポットの識別情報に、各ホットスポットが設置されている地域名や施設名をさらに加えてもよい。この場合、それぞれのユーザーは、他のユーザーとホットスポットを介して互いに通信した際に、他のユーザーの現在位置近傍のホットスポットが設置されている地域名や施設名を取得することができるため、サーバー300にアクセスすることなく、他のユーザーの現在位置を知ることができる。
【0062】
以上が本発明の実施形態である。本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく様々な範囲で変形が可能である。
【0063】
なお、本実施形態において、サーバー300は、各ホットスポットと、各ホットスポットが設置されている地域に関連した情報とを、1:1の関係で記憶している。すなわちサーバー300は、1つの識別情報によって読み込まれるリンク先に、1つのホットスポットが設置されている地域に関連した情報を記憶している。しかしながら別の実施形態においてサーバー300が、1つ識別情報によって読み込まれるリンク先に、複数のホットスポットが設置されている地域に関連した情報を記憶するようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上のように本発明の情報サービスシステムでは、ホットスポットを介してネットワークに無線通信端末を接続すると、ホットスポットは無線通信端末に識別情報を送信し、さらに無線通信端末をサーバーに接続すると、無線通信端末は受信した識別情報をサーバーに送信し、サーバーは受信した識別情報に基づいて設置地域情報を無線通信端末に送信することができる。従ってユーザーは、検索キーワードを入力するなどの検索作業を行うことなく、所望する特定地域の情報を容易に得ることができる。また、ホットスポット運営側が、ホットスポット利用者に対して特定地域の情報を効果的に送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の情報サービスシステムの構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に用いられるサーバー内のデータベースに記憶されている情報の一部を模式的に示した図である。
【図3】無線通信端末からサーバーにアクセスした際の情報サービスシステム内におけるデータのフローの一態様を示した図である。
【図4】無線通信端末からサーバーにアクセスした際の情報サービスシステム内におけるデータのフローの別の態様を示した図である。
【図5】無線通信端末からネットワーク上の電子掲示板を更新した際の情報サービスシステム内におけるデータのフローの一態様を示した図である。
【図6】固定通信端末からサーバーにアクセスした際の情報サービスシステム内におけるデータのフローの一態様を示した図である。
【図7】無線通信端末と無線通信端末との間でデータアクセスが行われた際の情報サービスシステム内におけるデータのフローの一態様を示した図である。
【符号の説明】
無線通信端末 110、120
固定通信端末 130
ホットスポット 210、220
サーバー 300
データベース 320
テーブル 322
データ 324a、324b、324c
Claims (7)
- それぞれ異なった無線通信領域を有するよう設置された無線LANのアクセスポイントである複数のホットスポットであって、割り当てられた識別情報を各々有した複数のホットスポットと、
前記複数のホットスポットと接続された少なくとも1つのサーバーであって、各々の前記識別情報に関連付けられた前記複数のホットスポットの各々の設置地域情報を含んだサーバーと、
前記複数のホットスポットと無線通信可能な無線通信端末と、を備えた情報サービスシステムであって、
前記ホットスポットを介してネットワークに前記無線通信端末を接続すると、前記ホットスポットは前記無線通信端末に前記識別情報を送信し、
さらに前記無線通信端末を前記サーバーに接続すると、前記無線通信端末は受信した前記識別情報を前記サーバーに送信し、
前記サーバーは、受信した前記識別情報に基づいて前記設置地域情報を前記無線通信端末に送信すること、を特徴とする情報サービスシステム。 - それぞれ異なった無線通信領域を有するよう設置された無線LANのアクセスポイントである複数のホットスポットであって、割り当てられた識別情報を各々有した複数のホットスポットと、
前記複数のホットスポットと接続された少なくとも1つのサーバーであって、各々の前記識別情報に関連付けられた前記複数のホットスポットの各々の設置地域情報を含んだサーバーと、
前記複数のホットスポットと無線通信可能な無線通信端末と、を備えた情報サービスシステムであって、
前記ネットワークと接続されていない前記無線通信端末を前記ホットスポットを介して前記サーバーに接続すると、前記無線通信端末は、接続に利用している前記ホットスポットの前記識別情報を取得すると共に、取得した前記識別情報を前記サーバーに送信し、
前記サーバーは、受信した前記識別情報に基づいて前記設置地域情報を前記無線通信端末に送信すること、を特徴とする情報サービスシステム。 - 前記設置地域情報は前記無線通信端末から更新可能であること、を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の情報サービスシステム。
- 複数の前記無線通信端末が前記ホットスポットを介して前記ネットワークに接続されている場合、各々が無線通信に利用している前記ホットスポットを介して互いに通信すると、前記識別情報が互いの前記無線通信端末に送信されること、を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の情報サービスシステム。
- 前記識別情報は、前記ホットスポットの識別番号、前記ホットスポットの位置情報、前記ホットスポットが設置されている地域名、前記ホットスポットが設置されている施設名の少なくとも1つを含むこと、を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報サービスシステム。
- 前記ホットスポットを介することなく前記サーバーと接続可能な通信端末をさらに備えた情報サービスシステムであって、
前記通信端末は前記識別情報を入力可能であって、
前記通信端末により前記識別情報を入力して前記通信端末を前記サーバーに接続すると、
入力された前記識別情報は前記サーバーに送信され、
前記サーバーは、受信した前記識別情報に基づいて前記設置地域情報を前記通信端末に送信すること、を特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の情報サービスシステム。 - 前記設置地域情報は、前記ホットスポット周辺の地図情報、前記ホットスポット設置位置の案内情報、前記ホットスポット設置位置からのお知らせ、前記ホットスポット設置位置の広告、前記ホットスポット設置位置の専用の電子掲示板の少なくとも1つを含むこと、を特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の情報サービスシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003119164A JP2004328294A (ja) | 2003-04-24 | 2003-04-24 | 情報サービスシステム |
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JP2003119164A JP2004328294A (ja) | 2003-04-24 | 2003-04-24 | 情報サービスシステム |
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2003
- 2003-04-24 JP JP2003119164A patent/JP2004328294A/ja active Pending
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