JP4607640B2 - 船艇の吸気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、船艇において、エンジンの吸気装置の改良技術に関する。
従来、艇体内にエンジンを配置し、このエンジンの後ろにエアクリーナを設けた小型小型滑走艇のエンジンの吸気構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−52681公報(図3、図4)
特許文献1の図3は小型滑走艇の右舷側から見たエンジンの模式的図面であり、エンジンE(符号は同公報のものを使用する。)は、シリンダブロック12の下部にクランクケース13を備え、このクランクケース13の側方にエアクリーナボックス3(図4参照)から送り込んだ空気を一時的に収納し吸気管6に空気を供給するコレクタボックス5を備える。
特許文献1の図4は図3に示すエンジンの平面図であり、エンジンEは、シリンダブロック12の後方に配置するとともに外気取入口31を有するエアクリーナボックス3と、このエアクリーナボックス3の前方に配置するスロットルボデイ4と、このスロットルボデイ4の前方に配置するコレクタボックス5と、このコレクタボックス5とエンジンEの間を接続する吸気管6と、この吸気管6に取付けた燃料噴射弁61とを備える。
外気取入口31から取入れた空気は、エアクリーナボックス3からスロットルボデイ4を通り、コレクタボックス5に入り、吸気管6を通り、燃料噴射弁61から所定量の燃料を受け混合気となりエンジンEに供給される。
しかし、外気取入口31はエアクリーナボックス3内に配置されており、吸気ダクトの長さは短い。このため、吸気ダクトの長さを調整する余地は小さく、空気の流れを十分に整えることができない。また、吸気ダクトの長さが短いため、吸気ダクトを通ってエンジンの音が外部に出やすくなる。
さらに、外気取入口31はシリンダブロック12の後方に配置されるため、エンジン側方を通過した暖かい空気を吸入することになる。吸気温度が高いほど、エンジンにおける吸気効率は低下し、エンジン出力に影響が出る。
そこで、本発明は、エンジンの吸気系から出る音を抑制しつつ、良好な吸気効率を得ることができる船艇の吸気装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明では、船底を形成するハル及びこのハルの上方を覆うデッキからなる艇体と、この艇体内に且つ艇体の略中央に配置したエンジンと、このエンジンの上方に配置した鞍乗型シートと、を備える船艇において、エンジンの吸気口はエンジンの側面に開口させ、エンジンの後ろにエアクリーナを配置し、このエアクリーナの出口とエンジンの吸気口とを吸入通路で連結し、エアクリーナの入口からエアダクトを延ばし、このエアダクトはエンジンの側方を通ってエンジンの前方位置まで延ばし、このエアダクトの前部開口へ空気を送るために艇体に且つエンジンより前方位置に外気導入口を開け、この外気導入口から艇体内部へ導入した外気を、エアダクトを通じてエアクリーナへ送り、続いて吸入通路を通じてエンジンへ供給するようにし、エアクリーナの内部にフレームアレスターを設けると共に、エアクリーナの出口に隣接してスロットルバルブを設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、船底を形成するハル及びこのハルの上方を覆うデッキからなる艇体と、この艇体内に且つ艇体の略中央に配置したエンジンと、このエンジンの上方に配置した鞍乗型シートと、を備える船艇において、エンジンの吸気口はエンジンの側面に開口させ、エンジンの後ろにエアクリーナを配置し、このエアクリーナの出口とエンジンの吸気口とを吸入通路で連結し、エアクリーナの入口からエアダクトを延ばし、このエアダクトはエンジンの側方を通ってエンジンの前方位置まで延ばし、このエアダクトの前部開口へ空気を送るために艇体に且つエンジンより前方位置に外気導入口を開け、この外気導入口から艇体内部へ導入した外気を、エアダクトを通じてエアクリーナへ送り、続いて吸入通路を通じてエンジンへ供給するようにし、エアダクトは、船底から所定高さを離間させて配置すると共に、エアダクトに設けた前部開口は下向きに開口させ、エアダクトは、吸入通路の下方で、この吸入通路に沿って延出されて、この吸入通路の前端よりも前方に延出した箇所に前部開口が設けられることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、エアクリーナは、ケースと、このケースに蓋をする蓋部材を備え、この蓋部材は、エアクリーナの後面に配置されることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、エアクリーナは、蓋部材が船体の上方を向くように水平線に対して傾斜して取付けられることを特徴とする。
請求項に係る発明では、エンジンのシリンダが艇体の前後方向に直列となるようにエンジンを搭載し、エンジンの一側にシリンダの排気口に連結された排気管を配置し、エンジンの他側に前記エアダクトを配置したことを特徴とする
請求項1に係る発明では、エンジンの後ろにエアクリーナを配置し、エアクリーナの入口からエアダクトを延ばし、このエアダクトはエンジンの前方位置まで延ばし、この前方位置に空気を取り入れる前部開口を設けたので、前部開口からエアクリーナの入口までのエアダクト長を長くすることが可能となる。エアダクトが長ければ、エンジンの吸気系から出る音が外部に漏れ難くなり、空気流れを整える効果をも発揮する。
加えて、エアダクトの前部開口へ空気を送るために艇体の前部に外気導入口を設ければ、外気導入口から艇体内に導入した空気を、エアダクトの前部開口から取り入れ、エアダクトの内側を通過させてエアクリーナに入れるようにしたので、冷たい空気をエンジンに供給することが可能となり、エンジンの吸気効率を向上させることがことができる。
また、この種の船艇は小型化を目指すために、シートの下部にエンジンやエンジン付属品の一部を収納することがある。この場合、エンジンの上にエアクリーナを配置するとシートの高さに影響が出る。また、エンジンの側方にエアクリーナを配置すると、シートの幅を広げる必要がある。
そこで、本発明は、エアクリーナをエンジンの後ろに配置することで、シートの高さや幅を適正に管理することができるようにした。
また、エアクリーナの内部にフレームアレスターを設けると共に、エアクリーナの出口に隣接してスロットルバルブを設けたので、スロットルバルブとフレームアレスターを近接して配置することが可能となる。スロットルバルブとフレームアレスターを近接して配置することで、フレームアレスターの効果を高めることができる。
請求項に係る発明では、エアダクトの前端部に設けた前部開口は下向きに開口したので、ダクト内への水分の侵入を防止することができる。
また、エアダクトは、船底から所定高さを離間させて配置したので、ダクト内への水分の侵入を防止することができ、吸気性能を維持することができる。
請求項に係る発明では、エンジンの一側にシリンダの排気口に連結された排気管を配置し、エンジンの他側にエアダクトを配置したので、排気系の熱により吸入空気が暖められることはない。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る船艇の側面図である。
船艇10(ジェット推進艇10とも云う。)は、船底11a(艇底11aとも云う。)を形成するハル11及びこのハル11の上方を覆うデッキ12とからなる艇体13を備え、この艇体13内に燃料タンク14を設け、この燃料タンク14の後方にエンジン15を配置し、このエンジン15の上方に鞍乗型シート17を配置し、エンジン15の後方にジェットポンプ20を設け、燃料タンク14の上方に操舵ハンドル28を取り付けたものである。
エンジン15は、シリンダ16を略直立にし、4個のシリンダ16を艇体13前後方向に直列に並べて配置した。
ジェットポンプ20は、ハル11を構成する艇底11aの開口11bから後方へ延ばしたポンプハウジング21を備え、このポンプハウジング21内に図示せぬインペラを回転自在に取り付け、インペラをエンジン15の駆動軸23に連結した装置である。
エンジン15を駆動してジェットポンプ20に備えるインペラを回転させ、艇底11aの開口11bから吸引した水をポンプハウジング21を介してステアリングノズル25から噴射する。なお22は、ジェットポンプ20を備えるジェットポンプ室である。
ステアリングノズル25は、ポンプハウジング21の後端に左右にスイング自在に取り付けたノズルである。このステアリングノズル25は、操舵ハンドル28の操作で左右にスイングすることにより、艇体13の操舵方向をコントロールする操舵用の部材である。
すなわち、ジェット推進艇10は、燃料タンク14からエンジン15に燃料を供給してエンジン15を駆動し、このエンジン15の駆動力を駆動軸23を介してジェットポンプ20に伝達し、このジェットポンプ20を駆動することにより艇底11aの開口11bから水を吸引し、吸引した水をポンプハウジング21の後端を通じてステアリングノズル25から噴射水を噴射することにより水上を走行する船艇である。
エンジン15に備える吸気系の構成について説明する。
艇体13の前方に、艇体13内に外気を導入するため外気導入口31を設ける。本実施例において、この外気導入口31は3つの外気導入ダクト32、33、34である。
外気導入ダクト32は、筒体32aと、この筒体32aの両端に開けた艇体外開口32b及び艇体内開口32cとからなる部材であり、艇体内開口32cを艇体13の下方に配置し、艇体外開口32aを艇体13の上方に配置する。
外気導入ダクト33、34についても、外気導入ダクト32と同様に構成し、筒体33a、34a、艇体外開口33b、34b、及び艇体内開口33c、34cを備える。
外気導入ダクト32、33、34で取り入れた空気をエンジン15に供給するため、エンジン15の前方から後方にエアダクト35を延ばし、このエアダクト35の後端35bに空気を清浄にするエアクリーナ36を配置し、このエアクリーナの出口36bからエンジン15に向け、ちりやごみなどを除去した空気をエンジン15に導くための吸入通路41を延ばす。
本実施例において、艇体13の前部に外気導入ダクト32、33、34を備えたので、必要十分な量の外気を艇体13内に取り入れることができる。
なお、エアクリーナ36とエンジン15の間に介在させるスロットルバルブ及び燃料噴射弁については後述する。
エンジン15に備える排気系の構成を説明すると、エンジン15で発生する排気ガスを艇体13外へ導く排気管42をエンジン15の後方に延ばし、排気管42の出口に開閉弁46を設け、排気管42の途中にウオータマフラ44を介在させる。
図2は本発明に係る船艇の平面図である。
先ず、エンジンの吸気系の構成を説明する。
艇体13の略中央にエンジン15を配置し、このエンジン15の前方位置に艇体13の外部から外気を取り入れる外気導入口31である外気導入ダクト32、33、34を設ける。外気導入ダクト32、33、34において、32b、33b、34bは艇体外開口であり、32c、33c、34cは艇体内開口である。そして、外部導入ダクトの艇体内開口32c、33c、34cの後方にエアダクト35を配置する。
エアダクト35はエンジン15の左側方に前後に配置した部材であり、前部開口37をエアダクト35の前端35aに備え、同じく後端35bにエアクリーナ36を取り付け、このエアクリーナの出口36bとエンジン15の間に吸入通路41を接続する。
すなわち、エンジンの吸気系は、エアダクト35の前部開口37へ空気を送るために艇体13に且つエンジン15より前方位置に外気導入口31を開け、この外気導入口31から艇体13内部へ導入した外気を、エアダクト35を通じてエアクリーナ36へ送り、続いて、エアクリーナの出口36bに接続した吸入通路41を通じてエンジン15へ供給するようにしたものである。
次に、エンジンの排気系の構成を説明する。
エンジン15で発生する排気ガスを艇体13外へ導く排気管42を設ける。この排気管42は第1排気管43と、第2排気管44と、第3排気管45とからなる部材である。そして、排気ガスが流れる方向に第1排気管43と、第2排気管44と、第3排気管45とをこの順で接続し、第3排気管45の出口に開閉弁46を取り付けると共に、第1排気管43と第2排気管44の間に第1ウオータマフラ48を介在させ、第2排気管44と第3排気管45の間に第2ウオータマフラ49を介在させた。
すなわち、排気系を構成する排気装置40は、エンジン15で発生する排気ガスを艇体13外へ導く排気管42を設け、この排気管42の出口に開閉弁46を取り付けると共に、排気管42の途中に第1ウオータマフラ48と第2ウオータマフラ49とからなるウオータマフラ47を介在させ、エンジン15の排気音を減らしエンジン15の排気ガスを艇体13外に導くものである。
図3は図2の3−3線断面図であり、艇底11aに中底51を設け、この中底51にエンジン15を取り付け、このエンジン15に後方からエアクリーナ36を取り付けると共に、エンジン15に左側方からエアダクト35を取り付けることを示す。52は艇体13の振動を和らげるため、艇底11aと中底51の間に封入した発泡体である。
エアダクト35は、艇底11aから所定高さを離間させて配置したので、エアダクト35内への水分の侵入を防止することができ、吸気性能を維持することができる。
艇体13内におけるエンジン15の配置について説明すると、エンジン15に4つ備えるシリンダ16(図1参照)が艇体13の前後方向に直列となるようにエンジン15を搭載し、エンジン15の一側15aにシリンダ16の排気口に連結された排気管42を配置し、エンジン15の他側15bにエアダクト35を配置した。
エンジンの一側15aにシリンダ16の排気口に連結された排気管42を配置し、エンジンの他側15bにエアダクト35を配置したので、排気系の熱により吸入空気が暖められることはない。
図4は本発明に係る吸気装置を備えるエンジンの斜視図であり、エンジン15の本体にエアダクト35及びエアクリーナ36を含む吸気装置40を取り付けることを示す。
エンジン15の吸気口53はエンジン15の側面に開口させ、エンジン15の後ろにエアクリーナ36を配置し、このエアクリーナ36の出口とエンジン15の吸気口とを吸入通路41で連結し、エアクリーナの入口36aからエアダクト35を延ばし、このエアダクト35はエンジン15の側方を通ってエンジン15の前方位置まで延ばし、エアダクト35は、艇底11aから所定高さを離間させて配置すると共に、エアダクト35に設けた前部開口37は下向きに開口したことを特徴とする。
エアダクト35の前端35aに設けた前部開口37は下向きに開口したので、例えば、外部からエアダクト35内に波しぶきを含んだ空気が侵入するという問題を抑制することができる。前部開口37を横向きあるいは、上向きに配置する場合に比べ、エアダクト35内への水分の侵入を効果的に防止することができる。
図5は本発明に係るエアクリーナの断面図であると共に、エアダクト、エアクリーナ及びスロットルバルブの位置関係を説明する図である。
エアクリーナ36は、ケース55と、このケース55の内部に取り付ける筒状のフレームアレスター56と、このフレームアレスター56の周囲に配置する筒状のフィルタ材57と、ケース55に蓋をする蓋部材58とからなる部材である。そして、ケース55の略中心に空気出口61を設け、この空気出口61に隣接させてスロットルバルブ62を取り付け、ケース55の周囲の下方に空気入口63を設け、この空気入口63にエアダクト35の出口65を接続する。
すなわち、エアクリーナ36の内部にフレームアレスター56を設け、エアクリーナの出口36bである空気出口61に隣接してスロットルバルブ62を設ける。フレームアレスター56は、例えば、金網製の部材である。
フレームアレスター56は、ボルト66、ナット67でケース55に固定する。
フィルタ材57は、最初に、フィルタ材57の一面57aがケース55に当たるようにフィルタ材57をケース55内に入れ、次に、ナット68でフィルタ材57をフレームアレスター56に取り付け、最後に、フィルタ材の他面57bを蓋部材58から内側に延設した押さえ部58aで押さえることによりケース55に取り付ける部材である。
あるいは、フィルタ材57は、蓋部材58を外し、ナット68を取り外すことにより、ケース55から外すことができる部材ともいえる。
このように、フィルタ材57を着脱自在に構成することで、良好なメンテナンス性を確保することができる。
エアクリーナ36の内部にフレームアレスター56を設け、エアクリーナの出口36bに隣接してスロットルバルブ62を設けたので、スロットルバルブ62とフレームアレスター56を近接して配置することが可能となる。
スロットルバルブ62とフレームアレスター56を近接して配置することで、フレームアレスター56の効果を高めることができる。
エアダクト35を通過した空気の流れは、エアクリーナ36の空気入口63から矢印59の向きに入り、フィルタ材57とフレームアレスター56を順に通過し、空気出口61から矢印60の向きに、エアクリーナ36の前方に設けたスロットルバルブ62に向かって流れる。
図2に戻って本発明の作用を説明する。
エンジン15の後ろにエアクリーナ36を配置し、エアクリーナ36の入口からエアダクト35を延ばし、このエアダクト35はエンジン15の側方を通ってエンジン15の前方位置まで延ばし、この前方位置に空気を取り入れる前部開口37を設けたので、前部開口37からエアクリーナ36の入口までのエアダクト35の長さを長くすることが可能となる。エアダクト35の長さを長くすることが可能となり、エンジン15の吸気系から出る音を外部に漏れ難くすることができると共に空気の流れを整えることができる。
加えて、エアダクト35の前部開口37へ空気を送るために艇体13の前部に外気導入口31を設け、外気導入口31から艇体13内に導入した空気を、エアダクト35の前部開口37から取り入れ、エアダクト35の内側を通過させてエアクリーナ36に入れるようにしたので、加熱されていない空気をエンジン15に供給することができる。加熱されていない空気がエンジン15に供給可能となるため、エンジン15の吸気効率を向上することができるという利点がある。
図3に戻って、エアクリーナ36をエンジン15の後ろに、詳細には、エンジン15の真後ろに配置すると共に、エアクリーナ36の幅69をエンジン15の横幅71よりも小さく設定することによって、エンジン15の横幅71の内側にエアクリーナ36を配置することができるので、シート17の横幅72が広くなったり、シート17の高さ73が高くなったりすることはない。
例えば、エンジン15の側方やエンジン15の上方にエアクリーナ36を取り付けると、エアクリーナ36を艇体内に配置するため、シート17の横幅72が広くなったり、シート17の高さ73が高くなったりすることがあったが、このような問題を解消することができる。エンジン15の真後ろにエアクリーナ36を配置することで艇体幅を狭めることも可能となる。
本発明は、ジェット推進艇に好適である。
本発明に係る船艇の側面図である。 本発明に係る船艇の平面図である。 図2の3−3線断面図である。 本発明に係る吸気装置を備えるエンジンの斜視図である。 本発明に係るエアクリーナの断面図であると共に、エアダクト、エアクリーナ及びスロットルバルブの位置関係を説明する図である。
符号の説明
10…ジェット推進艇、11…ハル、12…デッキ、13…艇体、15…エンジン、15a…エンジンの一側、15b…エンジンの他側、16…シリンダ、17…跨乗型シート、31…外気導入口、35…エアダクト、36…エアクリーナ、36a…エアクリーナの入口、36b…エアクリーナの出口、37…エアダクトの前部開口、40…吸気装置、41…吸入通路、42…排気管、53…エンジンの吸気口、56…フレームアレスター、62…スロットルバルブ。

Claims (5)

  1. 船底を形成するハル(11)及びこのハル(11)の上方を覆うデッキ(12)からなる艇体(13)と、この艇体(13)内に配置したエンジン(15)と、このエンジン(15)の上方に配置した鞍乗型シート(17)と、を備える船艇(10)において、
    前記エンジン(15)の吸気口はエンジン(15)の側面に開口させ、前記エンジン(15)の後ろにエアクリーナ(36)を配置し、このエアクリーナ(36)の出口と前記エンジン(15)の吸気口とを吸入通路(41)で連結し、
    前記エアクリーナ(36)の入口からエアダクト(35)を延ばし、このエアダクト(35)はエンジン(15)の側方を通ってエンジン(15)の前方位置まで延ばし、このエアダクト(35)の前部開口(37)へ空気を送るために前記艇体(13)に且つエンジン(15)より前方位置に外気導入口(31)を開け、
    この外気導入口(31)から艇体(13)内部へ導入した外気を、前記エアダクト(35)を通じてエアクリーナ(36)へ送り、続いて吸入通路(41)を通じてエンジン(15)へ供給するようにし
    前記エアクリーナ(36)の内部にフレームアレスター(56)を設けると共に、前記エアクリーナ(36)の出口に隣接してスロットルバルブ(62)を設けたことを特徴とする船艇(10)の吸気装置
  2. 船底を形成するハル(11)及びこのハル(11)の上方を覆うデッキ(12)からなる艇体(13)と、この艇体(13)内に配置したエンジン(15)と、このエンジン(15)の上方に配置した鞍乗型シート(17)と、を備える船艇(10)において、
    前記エンジン(15)の吸気口はエンジン(15)の側面に開口させ、前記エンジン(15)の後ろにエアクリーナ(36)を配置し、このエアクリーナ(36)の出口と前記エンジン(15)の吸気口とを吸入通路(41)で連結し、
    前記エアクリーナ(36)の入口からエアダクト(35)を延ばし、このエアダクト(35)はエンジン(15)の側方を通ってエンジン(15)の前方位置まで延ばし、このエアダクト(35)の前部開口(37)へ空気を送るために前記艇体(13)に且つエンジン(15)より前方位置に外気導入口(31)を開け、
    この外気導入口(31)から艇体(13)内部へ導入した外気を、前記エアダクト(35)を通じてエアクリーナ(36)へ送り、続いて吸入通路(41)を通じてエンジン(15)へ供給するようにし、
    前記エアダクト(35)は、船底から所定高さを離間させて配置すると共に、前記エアダクト(35)に設けた前部開口(37)は下向きに開口させ
    前記エアダクト(35)は、前記吸入通路(41)の下方で、この吸入通路(41)に沿って延出されて、この吸入通路(41)の前端よりも前方に延出した箇所に前記前部開口(37)が設けられることを特徴とする船艇の吸気装置。
  3. 前記エアクリーナ(36)は、ケース(55)と、このケース(65)に蓋をする蓋部材(58)を備え、この蓋部材(58)は、前記エアクリーナ(36)の後面に配置されることを特徴とする請求項2記載の船艇の吸気装置。
  4. 前記エアクリーナ(36)は、前記蓋部材(58)が船体の上方を向くように水平線に対して傾斜して取付けられることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の船艇の吸気装置。
  5. 前記エンジン(15)のシリンダ(16)が前記艇体(13)の前後方向に直列となるように前記エンジン(15)を搭載し、前記エンジン(15)の一側に前記シリンダ(16)の排気口に連結された排気管(42)を配置し、前記エンジン(15)の他側に前記エアダクト(35)を配置したことを特徴とする請求項記載の船艇の吸気装置。
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