JP2003232266A - 水ジェット推進艇の外気取入れ装置 - Google Patents

水ジェット推進艇の外気取入れ装置

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JP2003232266A
JP2003232266A JP2002031827A JP2002031827A JP2003232266A JP 2003232266 A JP2003232266 A JP 2003232266A JP 2002031827 A JP2002031827 A JP 2002031827A JP 2002031827 A JP2002031827 A JP 2002031827A JP 2003232266 A JP2003232266 A JP 2003232266A
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JP
Japan
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intake
outside air
air intake
boat
engine
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JP2002031827A
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Yoshiyuki Kaneko
義之 金子
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外気取入れ通路の吸気騒音を低減させる。 【解決手段】 艇外から艇内のエンジンルーム20に外
気を取入れる外気取入れ通路29A,29Bを設け、こ
の外気取入れ通路29A,29Bの途中に吸気レゾネー
タ42,43を取付けて、この吸気レゾネータ42,4
3によって、外気取入れ通路29A,29Bで発生する
吸気騒音を低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水ジェット推進艇
の外気取入れ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水ジェット推進艇は、艇内のエンジンル
ームに搭載されたエンジンで駆動されるジェット推進機
のインペラで発生する噴流を噴射ノズルから後方に噴射
することにより推進するものである。
【0003】上記のような水ジェット推進艇では、エン
ジンルームの気密(水密)性が非常に高いことから、艇
外から艇内のエンジンルームに外気を取入れる外気取入
れダクト(通路)が設けられているとともに、エンジン
の吸気通路の途中に吸気レゾネータが取付けられて、こ
の吸気レゾネータにより、吸気騒音を低減させるように
したものが提案されている(特開2000−19848
9号、特開2001−163298号公報参照)。
【0004】上記吸気レゾネータにより、エンジンの吸
気通路の吸気騒音を低減することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ンを高回転させて高速滑走させているような場合には、
外気取入れダクトから多量の外気がエンジンルームに取
入れられるので、外気取入れダクトでも吸気騒音が発生
する。
【0006】この吸気騒音を低減させるために、外気取
入れダクトを太くすれば良いが、外気取入れダクトは、
エンジンルームへの水入りを防止するために細くしなけ
ればならないことから、吸気騒音を低減させにくいとい
う問題があった。
【0007】本発明は、上記問題を解消するためになさ
れたもので、外気取入れ通路の吸気騒音を低減させるこ
とができる水ジェット推進艇の外気取入れ装置を提供す
ることを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、艇内のエンジンルームにエンジンが搭載
された水ジェット推進艇において、艇外から艇内のエン
ジンルームに外気を取入れる外気取入れ通路が設けら
れ、この外気取入れ通路の途中に吸気レゾネータが取付
けられていることを特徴とする水ジェット推進艇の外気
取入れ装置を提供するものである。
【0009】本発明によれば、艇外から艇内のエンジン
ルームに外気を取入れる外気取入れ通路の途中に吸気レ
ゾネータを取付けることにより、この吸気レゾネータに
よって、外気取入れ通路で発生する吸気騒音が効果的に
低減するようになる。
【0010】上記外気取入れ「通路」とは、「ダクト」
以外に、例えばシート、リッド、カバーと艇体との間に
形成された外気取入れ「隙間」も含まれるものである。
なお、外気取入れ通路が単数であるときは、この外気取
入れ通路に、特性が同じ若しくは異なる複数の吸気レゾ
ネータをそれぞれ取付けることも可能である。
【0011】請求項2のように、上記外気取入れ通路は
複数設けられて、この各外気取入れ通路に、特性が同じ
若しくは異なる吸気レゾネータがそれぞれ取付けられて
いると、特性が同じ吸気レゾネータでは吸気騒音の低減
効果は倍増するとともに、特性が異なる吸気レゾネータ
では異なる周波数の吸気騒音を低減させることができ
る。
【0012】請求項3のように、上記エンジンの吸気通
路の途中に吸気レゾネータが取付けられていると、エン
ジンの吸気通路の吸気騒音の低減と相まって外気取入れ
通路の吸気騒音も低減されるので、吸気騒音がより効果
的に低減するようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0014】図1及び図2に示すように、水ジェット推
進艇は、艇体10がハル部材11とデッキ部材12とか
ら構成されて、デッキ部材12の上部には操舵ハンドル
13が設けられ、この操舵ハンドル13の後方のデッキ
部材12の上部には、このデッキ部材12から上方に立
ち上げたシート台14が後方に延在して設けられて、こ
のシート台14の上面には後方に長い着脱可能な跨座式
シート15が載置されて、このシート15の着脱によっ
て、シート台14の上面に形成した点検用開口14aを
開閉できるようになっている。なお、シート15はヒン
ジ等による開閉式であっても良い。
【0015】上記デッキ部材12のシート台14の両側
方には、デッキ部材12の両側から上方へ突出させたブ
ルワーク16との間に、搭乗者が両足を乗せるためのス
テップ17がそれぞれ形成されている。
【0016】上記艇体10の内部空間は隔壁18で前後
に仕切られて、隔壁18の前側の空間にはエンジンルー
ム20が形成され、このエンジンルーム20のシート台
14の下方位置には、エンジン21がハル部材11に対
してマウント22を介して搭載されると共に、このエン
ジン21の前方位置には樹脂製の燃料タンク23がハル
部材11に対して固定されている。
【0017】上記艇体10のハル部材11の後下部に形
成されたポンプルーム11b内にはジェット推進機27
が配置され、このジェット推進機27は、エンジン21
によりインぺラ軸を介してインぺラが回転されることに
より、船底の水吸込口11aから水が吸い込まれ、この
水をジェット推進機27のノズル27aから後方に噴射
することにより艇体10が推進されるようになる。ま
た、上記操舵ハンドル13の操作でノズル27aを左右
揺動させることにより艇体10が旋回されるようにな
る。
【0018】上記艇体10のエンジンルーム20の前位
置には、デッキ部材12の船首部の左右の上面にそれぞ
れ開口して、艇外の空気をエンジンルーム20内に導入
するための左右一対の前吸気ダクト29A,29B(後
に詳述する。)が設けられるとともに、上記隔壁18の
後側の空間30の前位置には、デッキ部材12のシート
台14の上面にそれぞれ開口して、艇外の空気を空間3
0内に導入するための後吸気ダクト31が設けられてい
る。
【0019】上記エンジン21のシリンダブロック21
aの右舷側には斜め上向きの吸気管33の下流端部が接
続され、この吸気管33の上流端部には、第1吸気ボッ
クス34Aが設けられるとともに、エンジン21の前方
位置には第2吸気ボックス34Bが設けられて、第1吸
気ボックス34Aと第2吸気ボックス34Bとを連結す
る連結管39にはエンジン側吸気レゾネータ40が取付
けられている。
【0020】また、上記エンジン21のシリンダブロッ
ク21aの左舷側には排気マニホールド35が接続さ
れ、この排気マニホールド35には排気管36の上流端
部が接続されて、この排気管36は、エンジン21の前
上方をU字状に迂回して、エンジン21の右舷側上方を
後方に延在し、エンジン21の後部側で下方に湾曲した
後に再び後方に延在して上記隔壁18を貫通し、空間3
0内の左舷側に配置したウォータロック37の入口に下
流端部が接続されている。
【0021】このウォータロック37の出口には排出管
38の上流端部が接続されて、この排出管38は、上記
ハル部材11のポンプルーム11bの上方を迂回して右
舷側に延在した後に、上記ポンプルーム11bの右側壁
に下流端部が接続されて、ポンプルーム11b内に排気
ガスを排出するようになる。
【0022】上記左右一対の前吸気ダクト29A,29
Bは、図3および図4に詳細に示すように、船幅方向に
X字状にクロスされて、各前吸気ダクト29A,29B
の上端開口部29aがデッキ部材12の船首部の左右の
上面12aにそれぞれボルト等で固定されるとともに、
下端開口部29bがエンジンルーム20の底近傍までそ
れぞれ延在されている。なお、図4に示したように、上
部29cをエルボ管とし、下部29cをフレキシブル管
として、上部29cと下部29dをリング金具41で連
結することができる。
【0023】上記各前吸気ダクト29A,29Bの途中
にはダクト側吸気レゾネータ42,43がそれぞれ取付
けられている。この各ダクト側吸気レゾネータ42,4
3は、特性が同じであっても良いし、特性が異なっても
良い。
【0024】上記のように外気取入れ装置を構成すれ
ば、艇外から艇内のエンジンルーム20に外気を取入れ
る前吸気ダクト29A,29Bの途中に吸気レゾネータ
42,43をそれぞれ取付けることにより、この吸気レ
ゾネータ42,43によって、前吸気ダクト29A,2
9Bで発生する吸気騒音が効果的に低減するようにな
る。
【0025】そして、両吸気レゾネータ42,43は、
特性が同じであれば吸気騒音の低減効果は倍増するとと
もに、特性を異にすれば異なる周波数の吸気騒音を低減
させることができる。例えば、図5に示すように、両吸
気レゾネータ42,43の特性が同じであるときには、
二点鎖線aで示した吸気レゾネータの無い従来タイプと
比較して、実線bで示した吸気レゾネータ42,43の
有る本実施形態のタイプでは、特定の周波数で吸気騒音
が大きく低減していることがわかる。
【0026】また、前吸気ダクト29A,29Bの途中
に吸気レゾネータ42,43を取付けることで、上記エ
ンジン側吸気レゾネータ40による吸気通路の吸気騒音
の低減と相まって前吸気ダクト29A,29Bの吸気騒
音も低減されるので、吸気騒音がより効果的に低減する
ようになる。
【0027】なお、上記実施形態では、前吸気ダクト2
9A,29Bは2本であったが、1本のものでも適用す
ることができる。この場合には、1本の前吸気ダクト
に、1個の吸気レゾネータを取付ける他に、特性が同じ
若しくは異なる複数の吸気レゾネータをそれぞれ取付け
ることも可能である。また、上記後吸気ダクト31は、
艇外の空気を空間30内のみならず、エンジンルーム2
0にも導入するためのものであるから、図1に二点鎖線
で示すように、後吸気ダクト31の途中にも吸気レゾネ
ータ50を取付けるようにしても良い。
【0028】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は、艇外から艇内のエンジンルームに外気を取入れる
外気取入れ通路の途中に吸気レゾネータを取付けること
により、この吸気レゾネータによって、外気取入れ通路
で発生する吸気騒音が効果的に低減するようになる。
【0029】また、外気取入れ通路を複数設けて、この
各外気取入れ通路に、特性が同じ若しくは異なる吸気レ
ゾネータをそれぞれ取付けると(請求項2)、特性が同
じ吸気レゾネータでは吸気騒音の低減効果は倍増すると
ともに、特性が異なる吸気レゾネータでは異なる周波数
の吸気騒音を低減させることができる。
【0030】さらに、エンジンの吸気通路の途中に吸気
レゾネータを取付けると(請求項3)、エンジンの吸気
通路の吸気騒音の低減と相まって外気取入れ通路の吸気
騒音も低減されるので、吸気騒音がより効果的に低減す
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 水ジェット推進艇の側面図である。
【図2】 水ジェット推進艇の正面断面図である。
【図3】 ダクト側吸気レゾネータの分解斜視図であ
る。
【図4】 ダクト側吸気レゾネータの取付け状態の略画
的斜視図である。
【図5】 ダクト側吸気レゾネータの吸気騒音を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
10 艇体 20 エンジンルーム 21 エンジン 29A,29B 前吸気ダクト(外気取入れ通路) 40 エンジン側吸気レゾネータ 42,43 ダクト側吸気レゾネータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 艇内のエンジンルームにエンジンが搭載
    された水ジェット推進艇において、 艇外から艇内のエンジンルームに外気を取入れる外気取
    入れ通路が設けられ、この外気取入れ通路の途中に吸気
    レゾネータが取付けられていることを特徴とする水ジェ
    ット推進艇の外気取入れ装置。
  2. 【請求項2】 上記外気取入れ通路は複数設けられて、
    この各外気取入れ通路に、特性が同じ若しくは異なる吸
    気レゾネータがそれぞれ取付けらている請求項1記載の
    水ジェット推進艇の外気取入れ装置。
  3. 【請求項3】 上記エンジンの吸気通路の途中に吸気レ
    ゾネータが取付けられている請求項1または2記載の水
    ジェット推進艇の外気取入れ装置。
JP2002031827A 2002-02-08 2002-02-08 水ジェット推進艇の外気取入れ装置 Pending JP2003232266A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273113A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Honda Motor Co Ltd 船艇の吸気装置

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