JP2850235B2 - ジェット推進艇の排気消音装置 - Google Patents
ジェット推進艇の排気消音装置Info
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- B63B34/10—Power-driven personal watercraft, e.g. water scooters; Accessories therefor
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- F01N1/08—Silencing apparatus characterised by method of silencing by reducing exhaust energy by throttling or whirling
- F01N1/089—Silencing apparatus characterised by method of silencing by reducing exhaust energy by throttling or whirling using two or more expansion chambers in series
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） この発明は、ジェットポンプからの噴射流によって水
上を滑走するジェット推進艇の排気消音装置に関する。
上を滑走するジェット推進艇の排気消音装置に関する。
（従来の技術） 最近、エンジンを搭載した小型船舶で、ジェットポン
プによって水上を滑走するようにしたジェット推進艇が
広く利用されるようになって来た。
プによって水上を滑走するようにしたジェット推進艇が
広く利用されるようになって来た。
このジェット推進艇には、第９図（Ａ），（Ｂ）およ
び（Ｃ）に示すように、船底板１の上方に取り付けられ
た上部デッキ２に、高さ調整可能なハンドポール３が軸
支されたものがあり、ライダはフートデッキ４に乗り、
ハンドポール３のハンドル５を握って、海上等を滑走す
る。滑走中には、ハンドポール３を回転させて、このハ
ンドポール３を立てて走行することもできる。
び（Ｃ）に示すように、船底板１の上方に取り付けられ
た上部デッキ２に、高さ調整可能なハンドポール３が軸
支されたものがあり、ライダはフートデッキ４に乗り、
ハンドポール３のハンドル５を握って、海上等を滑走す
る。滑走中には、ハンドポール３を回転させて、このハ
ンドポール３を立てて走行することもできる。
このようなジェット推進艇では、第10図（Ａ）および
（Ｂ）に示すように、船底板１の後部にジェットポンプ
６が設置される。ジェットポンプ６のプロペラシャフト
７は、船底板１の中央部に設置されたエンジン10に連結
される。
（Ｂ）に示すように、船底板１の後部にジェットポンプ
６が設置される。ジェットポンプ６のプロペラシャフト
７は、船底板１の中央部に設置されたエンジン10に連結
される。
このエンジン10の作動によって、プロペラシャフト７
を介しプロペラ11が回転し、船底板１の水吸引口12から
海水等の水が吸引される。吸引された水は、ジェットポ
ンプ６の流路13内を通り、プロペラ11によって後方へ圧
送され、ジェットノズル14から噴射される。この噴射流
により、船体が前進する。
を介しプロペラ11が回転し、船底板１の水吸引口12から
海水等の水が吸引される。吸引された水は、ジェットポ
ンプ６の流路13内を通り、プロペラ11によって後方へ圧
送され、ジェットノズル14から噴射される。この噴射流
により、船体が前進する。
ジェットノズル14は、船幅方向に揺動可能に設けら
れ、これにより船艇が操舵される。また、ジェットポン
プ６は、第９図（Ｂ）および（Ｃ）に示すように、船底
板１に取り付けられたジェットポンプガードプレート15
によって保護されている。また、船底板１にはエンジン
10の他、第10図（Ａ）および（Ｂ）に示すように、燃料
タンク16および排気セカンドマフラ17等が搭載される。
エンジン10は排気マニホルド18、排気Ｕ字管19および排
気ファーストマフラ20を介して排気セカンドマフラ17に
接続され、この排気セカンドマフラ１に排気出口管21が
取り付けられる。上記排気マニホルド18から排気出口管
21に至る迄がエンジン排気系である。排気ファーストマ
フラ20および排気セカンドマフラ17によって排気音が段
階的に消音される。
れ、これにより船艇が操舵される。また、ジェットポン
プ６は、第９図（Ｂ）および（Ｃ）に示すように、船底
板１に取り付けられたジェットポンプガードプレート15
によって保護されている。また、船底板１にはエンジン
10の他、第10図（Ａ）および（Ｂ）に示すように、燃料
タンク16および排気セカンドマフラ17等が搭載される。
エンジン10は排気マニホルド18、排気Ｕ字管19および排
気ファーストマフラ20を介して排気セカンドマフラ17に
接続され、この排気セカンドマフラ１に排気出口管21が
取り付けられる。上記排気マニホルド18から排気出口管
21に至る迄がエンジン排気系である。排気ファーストマ
フラ20および排気セカンドマフラ17によって排気音が段
階的に消音される。
なお、第10図中符号22は吸気マニホルド、符号23は気
化器である。
化器である。
（発明が解決しようとする課題） 上述のジェット推進艇では、排気出口管21が船底板１
に配設されるものの、排気が大気中に排出されるため騒
音が大きくなるという欠点がある。そのため、排気ファ
ーストマフラ20の他に排気セカンドマフラ17も設置して
排気音を許容レベル以下にしている。しかし、排気セカ
ンドマフラ17が設置されるため、船艇の構造が複雑とな
り、コストが上昇するという欠点がある。
に配設されるものの、排気が大気中に排出されるため騒
音が大きくなるという欠点がある。そのため、排気ファ
ーストマフラ20の他に排気セカンドマフラ17も設置して
排気音を許容レベル以下にしている。しかし、排気セカ
ンドマフラ17が設置されるため、船艇の構造が複雑とな
り、コストが上昇するという欠点がある。
この発明は、上記事実を考慮してなされたものであ
り、好適な消音効果を発揮できるとともに、コスト低減
できるジェット推進艇の排気消音装置を提供することを
目的とする。
り、好適な消音効果を発揮できるとともに、コスト低減
できるジェット推進艇の排気消音装置を提供することを
目的とする。
（課題を解決するための手段） この発明の請求項１に係るジェット推進艇の排気消音
装置は、上述した課題を解決するために、船艇後端部に
配設されたジェットポンプおよびこのジェットポンプを
作動させるエンジンを搭載したジェットポンプ推進艇に
おいて、前記ジェットポンプのジェットノズルの下方に
ジェットポンプガードプレートを配設し、このジェット
ポンプガードプレートの内部に仕切壁により形成された
膨脹室を有する消音容器を形成するとともに、前記エン
ジンの排気系チューブを上記消音容器に連結し、この消
音容器を介して外部に排気するようにしたものである。
装置は、上述した課題を解決するために、船艇後端部に
配設されたジェットポンプおよびこのジェットポンプを
作動させるエンジンを搭載したジェットポンプ推進艇に
おいて、前記ジェットポンプのジェットノズルの下方に
ジェットポンプガードプレートを配設し、このジェット
ポンプガードプレートの内部に仕切壁により形成された
膨脹室を有する消音容器を形成するとともに、前記エン
ジンの排気系チューブを上記消音容器に連結し、この消
音容器を介して外部に排気するようにしたものである。
また、この発明の請求項２に係るジェット推進艇の排
気消音装置は、上述した課題を解決するために、船艇後
端部に配設されたジェットポンプおよびこのジェットポ
ンプを作動させるエンジンを搭載したジェットポンプ推
進艇において、前記船艇の後端部であって前記ジェット
ポンプのジェットノズルの両側に箱状のガード部材を、
その下面が船底板の下面と一致し、かつ船艇の後端から
後方に張り出すように設け、片方のガード部材の内部に
膨脹室を有する消音容器を形成するとともに、前記エン
ジンの排気系チューブを上記消音容器に連結し、この消
音容器の底部に斜め後下方に開口する排気口を形成し、
この排気口を介して外部に排気するようにしたものであ
る。
気消音装置は、上述した課題を解決するために、船艇後
端部に配設されたジェットポンプおよびこのジェットポ
ンプを作動させるエンジンを搭載したジェットポンプ推
進艇において、前記船艇の後端部であって前記ジェット
ポンプのジェットノズルの両側に箱状のガード部材を、
その下面が船底板の下面と一致し、かつ船艇の後端から
後方に張り出すように設け、片方のガード部材の内部に
膨脹室を有する消音容器を形成するとともに、前記エン
ジンの排気系チューブを上記消音容器に連結し、この消
音容器の底部に斜め後下方に開口する排気口を形成し、
この排気口を介して外部に排気するようにしたものであ
る。
（作用） この発明に係るジェット推進艇の排気消音装置によれ
ば、エンジンにて発生した排気は、エンジン排気系を経
て消音容器へ至り、この消音容器の排気口から水中へ放
出される。このように、排気が消音容器を経由するの
で、この消音容器によりマフラ効果が発揮される。この
ため、好適な消音効果が達成できるとともに、エンジン
排気系を構成するセカンドマフラを除去でき、エンジン
排気系を簡素化できる。
ば、エンジンにて発生した排気は、エンジン排気系を経
て消音容器へ至り、この消音容器の排気口から水中へ放
出される。このように、排気が消音容器を経由するの
で、この消音容器によりマフラ効果が発揮される。この
ため、好適な消音効果が達成できるとともに、エンジン
排気系を構成するセカンドマフラを除去でき、エンジン
排気系を簡素化できる。
（実施例） 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図ないし第６図はこの発明に係るジェット推進艇
の排気消音装置の一実施例を示す図である。なお、この
実施例において前記従来例と同様な部分は同一の符号を
付すことにより説明を省略する。
の排気消音装置の一実施例を示す図である。なお、この
実施例において前記従来例と同様な部分は同一の符号を
付すことにより説明を省略する。
エンジン排気系の排気ファーストマフラ20は、船艇の
後方へ向って配置され、この排気ファーストマフラ20に
排気ホース24および排気系チューブとしての排気テール
パイプ25が順次接続される。
後方へ向って配置され、この排気ファーストマフラ20に
排気ホース24および排気系チューブとしての排気テール
パイプ25が順次接続される。
この排気テープパイプ25は、消音容器としてのジェッ
トポンプガードプレート26に接続される。ここで、排気
テールパイプ25は、ジェットポンプガードプレート26の
ボス38に緩く嵌合される。またジェットポンプガードプ
レート26は、第３図に示すねじ37により、船底板１に取
り付けられ、このガードプレート26によりジェットポン
プ６が保護される。ジェットポンプガードプレート26は
第２図に示すように、ジェットポンプ６のジェットノズ
ル14の下方に配設される。
トポンプガードプレート26に接続される。ここで、排気
テールパイプ25は、ジェットポンプガードプレート26の
ボス38に緩く嵌合される。またジェットポンプガードプ
レート26は、第３図に示すねじ37により、船底板１に取
り付けられ、このガードプレート26によりジェットポン
プ６が保護される。ジェットポンプガードプレート26は
第２図に示すように、ジェットポンプ６のジェットノズ
ル14の下方に配設される。
ジェットポンプガードプレート26は、第３図に示すよ
うに、上面27および下面28が接合されて偏平な箱形に構
成され、内部に複数枚の仕切壁29が並設された消音容器
を構成している。これらの仕切壁29によって、第４図に
示すように第１膨脹室30A、第２膨脹室30B、第３膨脹室
30C、第４膨脹室30Dがそれぞれ形成される。
うに、上面27および下面28が接合されて偏平な箱形に構
成され、内部に複数枚の仕切壁29が並設された消音容器
を構成している。これらの仕切壁29によって、第４図に
示すように第１膨脹室30A、第２膨脹室30B、第３膨脹室
30C、第４膨脹室30Dがそれぞれ形成される。
ジェットポンプガードプレート26の各仕切壁29には消
音開口31,32,33,34がそれぞれ設けられ、消音開口31に
よって第１膨脹室30Aおよび第２膨脹室30Bが連通され
る。また、消音開口34によって第３膨脹室30Cおよび第
４膨脹室30Dが連通される。また、消音開口32および33
には消音ダクト35が配設されて、第２膨脹室30Bおよび
第４膨脹室30Dが連通される。ジェットポンプガードプ
レート26には、第３膨脹室30Cに連通する排気口36が開
設される。
音開口31,32,33,34がそれぞれ設けられ、消音開口31に
よって第１膨脹室30Aおよび第２膨脹室30Bが連通され
る。また、消音開口34によって第３膨脹室30Cおよび第
４膨脹室30Dが連通される。また、消音開口32および33
には消音ダクト35が配設されて、第２膨脹室30Bおよび
第４膨脹室30Dが連通される。ジェットポンプガードプ
レート26には、第３膨脹室30Cに連通する排気口36が開
設される。
したがって、第３図ないし第５図に示すように、排気
テールパイプ25からの排気はジェットポンプガードプレ
ート26の第１膨脹室30Aに流入し、消音開口31を通って
第２膨脹室30Bへ、さらに消音ダクト35を経て第４膨脹
室30Dへ、そして消音開口34を通り第３膨脹室30Cへ流入
した後、排気口36から排出される。排気は、第１ないし
第４膨脹室30A,B,C,Dへ流入する間に膨脹し、マフラ効
果により好適に消音される。
テールパイプ25からの排気はジェットポンプガードプレ
ート26の第１膨脹室30Aに流入し、消音開口31を通って
第２膨脹室30Bへ、さらに消音ダクト35を経て第４膨脹
室30Dへ、そして消音開口34を通り第３膨脹室30Cへ流入
した後、排気口36から排出される。排気は、第１ないし
第４膨脹室30A,B,C,Dへ流入する間に膨脹し、マフラ効
果により好適に消音される。
このように、ジェットポンプガードプレート26がマフ
ラ効果を発揮するので従来のような排気セカンドマフラ
17を設置する必要がない。その結果、エンジン排気系の
構成が簡素化し、コストの低減を図ることができる。
ラ効果を発揮するので従来のような排気セカンドマフラ
17を設置する必要がない。その結果、エンジン排気系の
構成が簡素化し、コストの低減を図ることができる。
また、排気口36がジェットポンプガードプレート26に
おける船艇下方に開設されたことから、排気を船艇の後
流中に巻き込むことができ、一段と消音効果を向上させ
ることができる。
おける船艇下方に開設されたことから、排気を船艇の後
流中に巻き込むことができ、一段と消音効果を向上させ
ることができる。
さらに、排気口36が上述のように船艇の後方へ排出さ
れるので、ライダへの騒音の影響を低減できる。
れるので、ライダへの騒音の影響を低減できる。
第６図（Ａ），（Ｂ）および（Ｃ）は上記一実施例の
変形例を示すジェットポンプガードプレート26の断面図
である。
変形例を示すジェットポンプガードプレート26の断面図
である。
第６図（Ａ）に示す第１変形例では、排気口39が船艇
の下方に向って開設される。したがって、排気の後流へ
の巻込みが著しくなり、消音効果をさらに向上させるこ
とができる。
の下方に向って開設される。したがって、排気の後流へ
の巻込みが著しくなり、消音効果をさらに向上させるこ
とができる。
また、第６図（Ｂ）に示す第２変形例では、排気口40
が斜めに傾斜して形成される。したがって、排気を後流
中へより積極的に巻き込むことができる。
が斜めに傾斜して形成される。したがって、排気を後流
中へより積極的に巻き込むことができる。
さらに、第６図（Ｃ）に示す第３変形例では、ジェッ
トポンプガードプレート26の下面28に水流導入孔41が形
成される。この水流導入孔41は斜め上方へ向って形成さ
れ、船艇の前進に伴う相対的な水流Ｓの一部を水流導入
孔51から導入して、ジェットポンプガードプレート26内
で排気に混入させる。これによって、消音効果をより一
層向上できる。
トポンプガードプレート26の下面28に水流導入孔41が形
成される。この水流導入孔41は斜め上方へ向って形成さ
れ、船艇の前進に伴う相対的な水流Ｓの一部を水流導入
孔51から導入して、ジェットポンプガードプレート26内
で排気に混入させる。これによって、消音効果をより一
層向上できる。
第７図および第８図はこの発明に係るジェット推進艇
の排気消音装置の他の実施例を示す図である。この実施
例において前記従来例および実施例と同様な部分は、同
一の符号を付すことにより説明を省略する。
の排気消音装置の他の実施例を示す図である。この実施
例において前記従来例および実施例と同様な部分は、同
一の符号を付すことにより説明を省略する。
この実施例では、船底板１の後尾に第７図および第８
図に示すように別物の箱状ガード部材44が左右両側に設
けられる。ガード部材44は船艇の後端部に、後方に張り
出すように（膨出するように）設けられ、ガード部材44
の下面が船底板１の下面と一致するようにジェットポン
プ６のジェットノズルの両側に配設される。ガード部材
44の片方は、船底板１の後尾に消音容器を形成する消音
室42として取り付けられる。この消音室42は膨脹室を形
成する箱状物体であり、エンジン10の排気系チューブで
ある排気テールパイプ25が接続される。また、消音容器
の底部、すなわち消音室42の下面に、斜め後下方へ向っ
て開口する排気口43が配設され、この排気口43を介して
外部に排気されるようになっている。
図に示すように別物の箱状ガード部材44が左右両側に設
けられる。ガード部材44は船艇の後端部に、後方に張り
出すように（膨出するように）設けられ、ガード部材44
の下面が船底板１の下面と一致するようにジェットポン
プ６のジェットノズルの両側に配設される。ガード部材
44の片方は、船底板１の後尾に消音容器を形成する消音
室42として取り付けられる。この消音室42は膨脹室を形
成する箱状物体であり、エンジン10の排気系チューブで
ある排気テールパイプ25が接続される。また、消音容器
の底部、すなわち消音室42の下面に、斜め後下方へ向っ
て開口する排気口43が配設され、この排気口43を介して
外部に排気されるようになっている。
第７図および第８図に示す実施例によっても、消音室
42により好適に消音できるとともに、排気セカンドマフ
ラ17を廃止できるので、エンジン排気系の構造が簡単に
なり、コストを低減できる。また、排気口43が下方に向
って開口されるので、排気も船艇の後流中へ巻き込むこ
とができ、消音効果が著しい。
42により好適に消音できるとともに、排気セカンドマフ
ラ17を廃止できるので、エンジン排気系の構造が簡単に
なり、コストを低減できる。また、排気口43が下方に向
って開口されるので、排気も船艇の後流中へ巻き込むこ
とができ、消音効果が著しい。
なお、この他の実施例においても、前記実施例と同様
に、消音室42内に仕切壁を形成して、多数の膨脹室を設
けてもよい。
に、消音室42内に仕切壁を形成して、多数の膨脹室を設
けてもよい。
以上のように、この発明の請求項１に係るジェット推
進艇の排気消音装置によれば、ジェットポンプのジェッ
トノズル下方に配設されるジェットポンプガードプレー
トを消音容器として形成でき、この消音容器にエンジン
の排気系チューブが連結され、この消音容器を介して外
部に排気するようにしたことから、エンジン排気がジェ
ットポンプガードプレートの消音容器を経由するので、
この消音容器によってマフラ効果が発揮され好適な消音
を達成できる。と同時に、ジェットポンプガードプレー
トを消音容器として兼用でき、独立した消音容器をジェ
ットポンガードプレートと別に配設する必要がなく、構
成が簡素化され、しかも、エンジン排気系を構成するセ
カンドマフラを除去できるので、エンジン排気系を簡素
化でき、コストの低減を図ることができる。
進艇の排気消音装置によれば、ジェットポンプのジェッ
トノズル下方に配設されるジェットポンプガードプレー
トを消音容器として形成でき、この消音容器にエンジン
の排気系チューブが連結され、この消音容器を介して外
部に排気するようにしたことから、エンジン排気がジェ
ットポンプガードプレートの消音容器を経由するので、
この消音容器によってマフラ効果が発揮され好適な消音
を達成できる。と同時に、ジェットポンプガードプレー
トを消音容器として兼用でき、独立した消音容器をジェ
ットポンガードプレートと別に配設する必要がなく、構
成が簡素化され、しかも、エンジン排気系を構成するセ
カンドマフラを除去できるので、エンジン排気系を簡素
化でき、コストの低減を図ることができる。
また、この発明の請求項２に係るジェット推進艇の排
気消音装置によれば、船艇の後端部であって、ジェット
ポンプのジェットノズルの両側に後方に張り出すように
（膨出するように）配置される箱状のガード部材の片方
を膨脹室を有する消音容器として形成され、この消音容
器にエンジンの排気系チューブが連結され、消音容器を
介して外部に斜め後下方に排気せしめられるので、消音
容器が膨脹室を形成してマフラ効果が発揮され、好適な
消音を行なうことができる。請求項１に係る発明と同様
にエンジン排気系を構成するセカンドマフラを除去でき
る。また、船艇の後端部にかつジェットポンプのジェッ
トノズル両側に箱状ガード部材が後方から設けられるの
で、別物の箱状ガード部材により船艇後端部に衝撃吸収
性を確保し、船艇の保護が図れる一方、箱状ガード部材
は後方にスペース的制約を受けないので、船艇の航走中
に消音容器からの排気が船艇の後流中に引き込まれるよ
うに巻き込まれ、水中に排気されるので、消音効果を著
しく向上させることができる等の効果を奏する。
気消音装置によれば、船艇の後端部であって、ジェット
ポンプのジェットノズルの両側に後方に張り出すように
（膨出するように）配置される箱状のガード部材の片方
を膨脹室を有する消音容器として形成され、この消音容
器にエンジンの排気系チューブが連結され、消音容器を
介して外部に斜め後下方に排気せしめられるので、消音
容器が膨脹室を形成してマフラ効果が発揮され、好適な
消音を行なうことができる。請求項１に係る発明と同様
にエンジン排気系を構成するセカンドマフラを除去でき
る。また、船艇の後端部にかつジェットポンプのジェッ
トノズル両側に箱状ガード部材が後方から設けられるの
で、別物の箱状ガード部材により船艇後端部に衝撃吸収
性を確保し、船艇の保護が図れる一方、箱状ガード部材
は後方にスペース的制約を受けないので、船艇の航走中
に消音容器からの排気が船艇の後流中に引き込まれるよ
うに巻き込まれ、水中に排気されるので、消音効果を著
しく向上させることができる等の効果を奏する。
第１図はこの発明に係るジェット推進艇の排気消音装置
の一実施例が適用されたジェット推進艇の平断面図、第
２図は第１図のジェット推進艇の背面図、第３図は第１
図のIII−III線に沿う断面図、第４図は第２図のIV−IV
線に沿う断面図、第５図は第４図のＶ−Ｖ線に沿う断面
図、第６図（Ａ），（Ｂ）および（Ｃ）は前記一実施例
の第１変形例、第２変形例、第３変形例のジェットポン
プガードプレートをそれぞれ示す要部断面図、第７図お
よび第８図はこの発明に係るジェット推進艇の排気消音
装置の他の実施例が適用されたジェット推進艇を示すそ
れぞれ平面図、側断面図、第９図（Ａ），（Ｂ）および
（Ｃ）は従来のジェット推進艇を示すそれぞれ側面図、
底面図、背面図、第10図（Ａ）および（Ｂ）は第９図の
ジェット推進艇において上部デッキ等を取り外したそれ
ぞれ平断面図、側断面図である。 ６……ジェットポンプ、10……エンジン、25……排気テ
ールパイプ、26……ジェットポンプガードプレート、36
……排気口、42……消音室、43……排気口。
の一実施例が適用されたジェット推進艇の平断面図、第
２図は第１図のジェット推進艇の背面図、第３図は第１
図のIII−III線に沿う断面図、第４図は第２図のIV−IV
線に沿う断面図、第５図は第４図のＶ−Ｖ線に沿う断面
図、第６図（Ａ），（Ｂ）および（Ｃ）は前記一実施例
の第１変形例、第２変形例、第３変形例のジェットポン
プガードプレートをそれぞれ示す要部断面図、第７図お
よび第８図はこの発明に係るジェット推進艇の排気消音
装置の他の実施例が適用されたジェット推進艇を示すそ
れぞれ平面図、側断面図、第９図（Ａ），（Ｂ）および
（Ｃ）は従来のジェット推進艇を示すそれぞれ側面図、
底面図、背面図、第10図（Ａ）および（Ｂ）は第９図の
ジェット推進艇において上部デッキ等を取り外したそれ
ぞれ平断面図、側断面図である。 ６……ジェットポンプ、10……エンジン、25……排気テ
ールパイプ、26……ジェットポンプガードプレート、36
……排気口、42……消音室、43……排気口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B63H 21/32 B63B 35/73 B63H 11/08
Claims (2)
- 【請求項１】船艇後端部に配設されたジェットポンプお
よびこのジェットポンプを作動させるエンジンを搭載し
たジェットポンプ推進艇において、前記ジェットポンプ
のジェットノズルの下方にジェットポンプガードプレー
トを配設し、このジェットポンプガードプレートの内部
に仕切壁により形成された膨脹室を有する消音容器を形
成するとともに、前記エンジンの排気系チューブを上記
消音容器に連結し、この消音容器を介して外部に排気す
るようにしたことを特徴とするジェット推進艇の排気消
音装置。 - 【請求項２】船艇後端部に配設されたジェットポンプお
よびこのジェットポンプを作動させるエンジンを搭載し
たジェットポンプ推進艇において、前記船艇の後端部で
あって前記エットポンプのジェットノズルの両側に箱状
のガード部材を、その下面が船底板の下面と一致しかつ
船艇の後端から後方に張り出すように設け、片方のガー
ド部材の内部に膨脹室を有する消音容器を形成するとと
もに、前記エンジンの排気系チューブを上記消音容器に
連結し、この消音容器の底部に斜め後下方に開口する排
気口を形成し、この排気口を介して外部に排気するよう
にしたことを特徴とするジェット推進艇の排気消音装
置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63166933A JP2850235B2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | ジェット推進艇の排気消音装置 |
| US07/369,174 US5007870A (en) | 1988-07-06 | 1989-06-21 | Jet propulsion craft provided with exhaust noise eliminating apparatus |
| CA000604691A CA1330281C (en) | 1988-07-06 | 1989-07-04 | Jet propulsion craft provided with exhaust noise eliminating apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63166933A JP2850235B2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | ジェット推進艇の排気消音装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0218196A JPH0218196A (ja) | 1990-01-22 |
| JP2850235B2 true JP2850235B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=15840349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63166933A Expired - Lifetime JP2850235B2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | ジェット推進艇の排気消音装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2850235B2 (ja) |
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| US10793228B2 (en) | 2016-12-02 | 2020-10-06 | Polaris Industries Inc. | Structure and assembly for recessed deck portion in pontoon boat |
| US11192610B2 (en) | 2019-10-30 | 2021-12-07 | Polaris Industies Inc. | Multiple chine pontoon boat |
Family Cites Families (5)
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|---|---|---|---|---|
| US3369518A (en) * | 1966-11-03 | 1968-02-20 | Clayton J. Jacobson | Aquatic vehicle |
| US3948206A (en) * | 1974-09-06 | 1976-04-06 | Still Water Properties, N.V. | Jet powered watercraft |
| US4002136A (en) * | 1975-10-14 | 1977-01-11 | Ray Industries, Inc. | Marine exhaust system |
| JPS60157994A (ja) * | 1984-01-27 | 1985-08-19 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 水ジエツト推進式ボ−ドの排気装置 |
| JPH0774034B2 (ja) * | 1985-11-26 | 1995-08-09 | ヤマハ発動機株式会社 | 小型船舶 |
-
1988
- 1988-07-06 JP JP63166933A patent/JP2850235B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-06-21 US US07/369,174 patent/US5007870A/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-07-04 CA CA000604691A patent/CA1330281C/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CA1330281C (en) | 1994-06-21 |
| JPH0218196A (ja) | 1990-01-22 |
| US5007870A (en) | 1991-04-16 |
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