JP3992948B2 - ジェット推進艇の排気構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、艇体のポンプ室に水ジェット推進機を設け、このポンプ室に排気管をつなぐことにより、エンジンの排気ガスをポンプ室に排気するジェット推進艇の排気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ジェット推進艇は、艇体の後部に水ジェットポンプを取付け、この水ジェットポンプをエンジンで駆動することにより艇底から水を吸込み、吸込んだ水を後方に噴射して推進する船艇である。
【0003】
このジェット推進艇として、例えば特開2000−282840号公報「ジェット推進艇の排気構造」が知られている。この公報には、ジェット推進艇から発生する排気騒音を低減する内容が開示されている。この技術によれば、エンジンにつないだ排気管に消音用のレゾネータを備え、このレゾネータで排気騒音を共鳴させることで排気騒音を消音させて排気騒音の低減を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ジェット推進艇においては、排気管の排出口からエンジン側に水が侵入することを阻止するために、排気管の一部を略U字形に形成する必要がある。排気管の一部を略U字形に形成することで排気管の長さが比較的長くなり、この長い排気管の排気音に共鳴させるためには、レゾネータの長さを排気管に合せて長く設定する必要がある。
従って、この長いレゾネータを艇体の内部に取付けるためには、艇体の内部に十分な収容スペースを確保する必要がある。
【0005】
しかし、艇体の内部は限られた空間であり、この限られた空間にレゾネータ用の比較的大きな収容スペースを確保するためには、艇体の内部に取付ける多種の艇付属部品のレイアウトを十分に検討する必要がある。
このため、レゾネータ用の収納スペースを確保するために、比較的長い検討時間を必要とする。
【0006】
さらに、レゾネータを比較的長い部材にすることで取扱いが難しくなる。特に、艇体の内部のような限られた空間においては、その傾向が顕著に現れる。この長いレゾネータを取付ける際に、レゾネータの取付け作業性を高めるためにはある程度の熟練を要する。
【0007】
一方、排気騒音の低減対策としては、レゾネータによる消音対策の他に、排気騒音を遮蔽することで低減させる対策などが考えられる。しかしながら、遮蔽などのその他の低減対策は、ジェット推進艇の構造上の観点から複雑な構成になることが考えられ実用化されていない。
このため、ジェット推進艇の排気騒音を簡単に低減することができる技術の実用化が望まれていた。
【0008】
そこで、本発明の目的は、排気騒音の低減を簡単におこなうことができるジェット推進艇の排気構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1は、艇体のポンプ室に水ジェット推進機を設け、この水ジェット推進機に駆動用のエンジンを連結し、このエンジンに取付けた排気管の排気口をポンプ室に臨ませ、この排気管に消音用のレゾネータを設けたジェット推進艇の排気構造において、前記レゾネータを蛇行させた状態に折曲げ、折曲げた各々の部位を互に隣接させることで、レゾネータの全体をほぼ平板状にまとめるように形成し、前記平板状にまとめたレゾネータを前記ポンプ室の天井壁に沿わせたジェット推進艇の排気構造であって、前記天井壁に沿わせたレゾネータに、前記天井壁を貫通した前記排気管の排気口を連通させたことを特徴とする。
【0010】
レゾネータを蛇行させた状態に折曲げ、折曲げた各々の部位を互に隣接させることで、レゾネータの全体をほぼ平板状にまとめた。レゾネータの全体を平板状にまとめることでレゾネータのコンパクト化を図ることができるので、レゾネータを比較的小さい収容スペースに配置することができる。
また、レゾネータのコンパクト化を図ることで、レゾネータの取扱いを簡単にすることができる。このため、レゾネータの取付け作業を熟練を要さないでも簡単におこなうことができる。
【0011】
さらに、レゾネータを蛇行状に折曲げたので、万が一排気管側からレゾネータに水が侵入しようとした場合でも、直線上に延びたレゾネータと比較して、レゾネータの内部に水を侵入し難くすることができる。
【0012】
ポンプ室は艇体の外部にあたり、このポンプ室の天井壁にレゾネータを沿わせることで、艇体の外部にレゾネータを取付けることが可能になる。加えて、このポンプ室の天井壁の周囲は空間がデッドスペースとして残存している。このため、ポンプ室の天井壁にレゾネータを沿わせることで、残存しているデッドスペースを有効利用してレゾネータを取付けることができる。
さらに、艇体の外部にレゾネータを取付けることで、レゾネータを収容するための収容スペースを艇体の内部に確保する必要がない。
このように、ポンプ室の天井壁にレゾネータを沿わせることで、レゾネータをより簡単に取付けることができる。
【0013】
加えて、天井壁に沿わせたレゾネータに、天井壁を貫通した排気管の排気口を連通させた。
排気管を貫通させる天井壁は、艇底から突出した水平面であり、天井壁の周囲には比較的大きなスペースを確保することができる。
これにより、天井壁に排気管を取付ける作業を簡単におこなうことができる。
【0014】
請求項2は、ポンプ室に水ジェット推進機及びリバースバケットを収容し、これら水ジェット推進機及びリバースバケットの両方又はいずれか一方に遮音部材を設けることで、ポンプ室を塞ぐように構成したことを特徴とする。
【0015】
ここで、排気管の排出口をポンプ室に臨ませることで、排気ガスをポンプ室を介して大気に排気する。このため、ポンプ室を塞ぐことで排気音を遮音することが考えられる。そこで、請求項2ではポンプ室を遮音部材で塞ぐことにより、排気を遮音するようにした。
なお、ポンプ室は艇体の外部であり、かつポンプ室は空間がデッドスペースとして残っている。このデッドスペースを有効利用することで、遮音部材を簡単に取付けることができる。
【0016】
請求項3は、前記排気管の排気口を前記レゾネータの基部の中空部に臨ませ、前記排気口に対向する位置に開口を設け、前記排気管の排気口から前記開口を介して排気ガスを排気することを特徴とする。
排気口に開口を対向させ、開口から排気ガスを排気することで、排気ガスを効率よく排気することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る排気構造(第1実施形態)を備えたジェット推進艇の側面図である。
ジェット推進艇10は、艇体11の前部11aに取付けた燃料タンク14と、この燃料タンク14の後方に設けたエンジン15と、このエンジン15の後方に設けたポンプ室16と、このポンプ室16に設けた水ジェットポンプ(水ジェット推進機)20と、エンジン15に吸気側を取付けるとともに排気側をポンプ室16に取付けたジェット推進艇の排気構造30と、燃料タンク14の上方に取付けた操舵ハンドル28と、この操舵ハンドル28の後方に取付けたシート29とからなる。
【0018】
水ジェットポンプ20は、艇底12の開口13から後方へ延びたハウジング21を有し、このハウジング21内にインペラ22を回転自在に取付け、インペラ22をエンジン15の駆動軸23に連結したものである。
水ジェットポンプ20によれば、エンジン15を駆動してインペラ22を回転させることにより、艇底12の開口13から吸引した水をハウジング21の後端開口を介して操舵管(操舵ノズル)25から艇体11の後方へ噴射することができる。
【0019】
操舵管(操舵ノズル)25は、ハウジング21の後端に左右方向にスイング自在に取付けた部材である。この操舵ノズル25は、操舵ハンドル28の操作で左右方向にスイングすることにより艇体11の操舵方向をコントロールする操舵用のノズルである。
【0020】
この船艇10によれば、燃料タンク14からエンジン15に燃料を供給してエンジン15を駆動し、このエンジン15の駆動力を駆動軸23を介してインペラ22に伝え、インペラ22を回転することにより艇底12の開口13から水を吸引し、吸引した水をハウジング21の後端を通して操舵ノズル25から噴射して推進することができる。
【0021】
図2は本発明に係るジェット推進艇の排気構造(第1実施形態)の側面図である。
ジェット推進艇の排気構造30は、エンジン15の排気マニホールド(図示しない)に排気管31を繋ぎ、この排気管31の端部32をポンプ室16の天井壁17(艇体の壁面)に沿わせて取付け、この天井壁17に配置したレゾネータ40を排気管31の端部32に繋ぎ、レゾネータ40の排気口41をポンプ室16の内部空間16aに臨ませたものである。
これにより、排気管31の排気口33を、レゾネータ40の排気口41を介してポンプ室16の内部空間16aに連通させることができる。
【0022】
排気管31は、排気マニホールドに繋いだエキゾーストパイプ34と、このエキゾーストパイプ34の出口に繋いだエキゾーストボディ35と、このエキゾーストボディ35の出口側に繋いだマフラー36と、このマフラー36の出口36aに繋いだ連結管37と、連結管37の排気口に繋いだテールパイプ38とからなり、テールパイプ38の端部(すなわち、排気管31の端部)32をポンプ室16の天井壁17に取付けたものである。
【0023】
マフラー36は、ポンプ室16の右側に配置した部材であり、ポンプ室16の前方に出口36aを備える。
連結管37は、凸部37aが上位となるように折曲げたパイプである。連結管37の凸部37aを上位に配置することで、万が一テールパイプ38から連結管37内に水が侵入した場合でも、侵入した水は連結管37の凸部37aを乗り越えることができないので、エンジン15側に水が侵入することを阻止できる。すなわち、この連結管37はウォータロックの機能を備えている。
【0024】
図3は本発明に係るジェット推進艇の排気構造(第1実施形態)の分解斜視図である。
レゾネータ40は、蛇行させた状態に折曲げ、折曲げた各々の部位を互に隣接させることで、レゾネータ40の全体をほぼ平板状にまとめた部材である。
このレゾネータ40は、テールパイプ38の端部32に取付ける基部42と、この基部42に一体成形したレゾネータ本体50とからなる。
【0025】
基部42は、内部に中空部43を備えた略矩形状の枠体であり、枠体の上面42aに開口44(図4に示す)を有し、この開口44にパッキン45を取付けたものである。パッキン45の内径をテールパイプ38の外径より僅かに大きく設定することにより、テールパイプ38の端部32をパッキン45に差込んで、テールパイプ38の排気口(すなわち、排気管31の排気口)33を基部42の中空部43に臨ませることができる。
【0026】
加えて、基部42は、左辺42bの上半分に矩形状の排気口41を有する。この排気口41をポンプ室16の内部空間16aに臨ませることで、テールパイプ38の端部32から基部42の中空部43に流入した排気ガスを基部42の排気口41を通してポンプ室16の内部空間16aに排気することができる。
【0027】
レゾネータ本体50は、基部42の右後コーナ42cから蛇行状態に延ばした断面矩形状の中空管であり、この中空管を基部42の中空部43に連通させたものである。
このレゾネータ本体50は、基部42の右後コーナ42cから第1折曲げ部51を反時計回り方向にほぼ180゜折曲げ、この第1折曲げ部51の先端から第1延長部52を基部42の右辺42dに沿って前方向に延ばし、この第1延長部52の先端から第2折曲げ部53を時計回り方向にほぼ180゜折曲げ、この第2折曲げ部53の先端から第2延長部54を第1延長部52の右辺52aに沿って後方向に延ばし、この第2延長部54の先端から第3折曲げ部55を時計回り方向にほぼ90゜折曲げ、この第3折曲げ部55の先端から第3延長部56を第1折曲げ部51の後辺51a及び基部42の後辺42eに沿って延ばしたものである。
なお、第3延長部56の先端56a、すなわちレゾネータ本体50の先端を閉塞状態に形成する。
【0028】
このように、レゾネータ本体50を蛇行させた状態に折曲げることにより、レゾネータ40をコンパクトに抑えながらレゾネータ40の長さL1を所望の長さに確保することができる。レゾネータ40を所望の長さに確保することができるので、排気騒音の共鳴を利用して、排気騒音の消音効果を十分に高めることができる。
【0029】
また、レゾネータ75を湾曲状に折曲げることで第1隙間61及び第2隙間62ができる。これらの第1隙間61及び第2隙間62にそれぞれ第1リブ63(図4に示す)及び第2リブ64(図4に示す)を備えることで、第1隙間61の両側の部位を一体に連結することができ、第2隙間62の両側の部位を一体に連結することができる。
【0030】
これにより、レゾネータ40の全体をほぼ矩形体状(平板状)にまとめることができる。レゾネータ40を板状にまとめることで、レゾネータ40のコンパクト化を図ることができ、レゾネータ40を比較的小さい収容スペースに配置することができる。
【0031】
レゾネータ40を配置する収容スペースを比較的小さくすることができるので、収容スペースを比較的簡単に確保することができる。また、レゾネータ40のコンパクト化を図ることで、レゾネータ40の取扱いを簡単にすることができる。このため、熟練を要さないでもレゾネータ40の取付け作業を簡単におこなうことができる。
このように、レゾネータ40を配置する収容スペースを簡単に確保することができ、かつレゾネータ40の取付け作業を簡単におこなうことができるので、排気騒音を簡単に低減することができる。
【0032】
また、板状のレゾネータ40の前壁40aに前取付けブラケット65(図2に示す)を備え、後壁40bに後取付けブラケット66を備える。
前取付けブラケット65をボルト67,67でポンプ室16の前壁18aに取付け、後取付けブラケット66をボルト67,67でポンプ室16の天井壁17(艇体の壁面)に取付けることにより、ポンプ室16の天井壁17にレゾネータ40を取付けることができる。
レゾネータ40をポンプ室16の天井壁17に取付けることで、テールパイプ38をポンプ室16の天井壁17に取付けることができる。このため、テールパイプ38に連通させる結管37を極力短くできるので、艇体11内のスペースを確保できる。
【0033】
このように、板状にコンパクト化したレゾネータ40をポンプ室16の天井壁17に沿わせることで(図2参照)、レゾネータ40をさらに簡単に取付けることが可能になる。
その理由は、一般的に艇体11の内部は多種の艇付属部品を取付けるため、余分なスペースは残されていない。しかし、艇体11の壁面近傍には比較的スペースが残されている場合が多い。そこで、この壁面近傍に残されているデッドスペースを有効利用して、レゾネータ40を取付けることでレゾネータ40をさらに簡単に取付けるようにした。
【0034】
特に、ポンプ室16は艇体11の外部にあたり、このポンプ室16の天井壁17にレゾネータ40を沿わせることで、艇体11の外部にレゾネータ40を取付けることが可能になる。加えて、このポンプ室16の天井壁17の周囲は空間がデッドスペースとして残存している。このため、ポンプ室16の天井壁17にレゾネータ40を沿わせることで、残存しているデッドスペースを有効利用してレゾネータ40を取付けることができる。
【0035】
さらに、艇体11の外部にレゾネータ40を取付けることで、レゾネータ40を収容するための収容スペースを艇体11の内部に確保する必要がない。
このように、ポンプ室16の天井壁17にレゾネータ40を沿わせることで、レゾネータ40をより簡単に取付けることができる。
【0036】
また、レゾネータ本体50を蛇行状に折曲げたことで、万が一排気口41からレゾネータ本体50に水が侵入しようとした場合でも、直線上に延びたレゾネータと比較して、レゾネータ本体50の内部に水を侵入し難くすることができる。
【0037】
ここで、レゾネータ40内に水が侵入した場合、侵入した水を排水するために排水孔を開けることも可能である。レゾネータに孔が開いていても、比較的小さな排水孔であれば、レゾネータ40の消音効果が損なわれることはない。
排水孔を開ける位置としては、例えばレゾネータ本体50の先端に近い位置とすることで、比較的排水し難い水を効率よく排水することができる。
また、レゾネータ40の排水効率を考慮して、レゾネータ40の先端より排気口41が低くなるように、レゾネータ40を傾斜させて取付けることも可能である。
但し、レゾネータ40に排水孔を取付けないで、かつレゾネータ40を水平に取付けた場合でも、レゾネータの排気口41から排気ガスと一緒に水を排出することができる。
【0038】
図4は図3の4−4線断面図であり、ポンプ室16の天井壁17の裏面に遮熱板19を取付け、この遮熱板19の裏面側にレゾネータ40を設け、ポンプ室16の天井壁17の開口17a及び遮熱板19の開口19aにテールパイプ38の端部32を挿入するとともに、パッキン45にテールパイプ38の端部32を嵌め込むことにより、テールパイプ38の排気口33を基部42の中空部43に臨ませ、基部42の排気口41をポンプ室16の内部空間16aに臨ませた状態を示す。
【0039】
また、この図は、レゾネータ本体50の第1隙間61及び第2隙間62にそれぞれ第1リブ63及び第2リブ64を備えることで、第1隙間61の両側の部位を一体に連結するとともに、第2隙間62の両側の部位を一体に連結した状態を示す。
第1、第2の隙間61,62にそれぞれ第1、第2のリブ63,64を備えるとにより、レゾネータ40を平板状にまとめることができ、レゾネータ40のコンパクト化を図ることができる。
【0040】
これにより、排気ガスをテールパイプ38の排気口33から基部42の中空部43に流出し、基部42の中空部43に流入した排気ガスを基部42の排気口41を介してポンプ室16の内部空間16aに排気することができる。
また、レゾネータ本体50の中空部50aを基部42の中空部43に連通することで、レゾネータ本体50をテールパイプ38を通して連結管37に連通することができる。これにより、排気騒音の共鳴を利用して、排気騒音を下げることができる。
【0041】
次に、第2実施形態〜第3実施形態を図5〜図9に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同一部材については同一符号を付して説明を省略する。
図5は本発明に係るジェット推進艇の排気構造(第2実施形態)の断面図である。
ジェット推進艇の排気構造68は、第1実施形態のレゾネータ40をレゾネータ69に代えたもので、その他の構成は第1実施形態と同様である。
【0042】
レゾネータ69は、基部42の底面42f、すなわちテールパイプ38の排気口33に対向する面の中央に山形の突起42gを設け、この突起42gの両側に開口42h,42hを設ける。このため、テールパイプ38の排気口33から開口42h,42hを介して排気ガスを効率よく矢印の如く排気することができる。
加えて、突起42gを山形としたので、この山形で排気ガスを効率よく開口42h,42hに導くことができる。
【0043】
突起42gは、紙面に直交する方向に直線状に延びる突条部とした例について説明したが、これに限らないで突起42gを円錐形とし、この突起42gの周囲に開口を形成することも可能である。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第2実施形態によれば、テールパイプ38の排気口33に対向する位置に開口42h,42hを設けることで、テールパイプ38の排気口33から開口42h,42hを介して排気ガスを効率よく矢印の如く排気することができる。
【0044】
ここで、第1〜第2実施形態の排気管を構成する連結管37について説明する。
図6は本発明に係るジェット推進艇の排気構造(第1、第2実施形態)を構成する連結管の後面図であり、レゾネータを除いた状態を示す。
第1〜2実施形態のジェット推進艇の排気構造30,68は、マフラー36の出口36aに連結管37の入口側を取付け、この連結管37の出口側をテールパイプ38に取付け、このテールパイプ38をポンプ室16の天井壁17に取付けることでテールパイプ38の排気口33をポンプ室16の内部空間16aに臨ませたものである。
連結管37をポンプ室16の天井壁17に取付けることで、連結管37を短くすることができる。
【0045】
連結管37は、凸部37aが天井壁17からH2だけ上位となるように折曲げたパイプである。連結管37の凸部37aを上位に配置することで、万が一テールパイプ38から連結管37内に水が侵入した場合でも、侵入した水は連結管37の凸部37aを乗り越えることができないので、図1に示すエンジン15側に水が侵入することを阻止できる。すなわち、この連結管37はウォータロックの機能を備えている。
【0046】
ここで、従来のジェット推進艇は、一般的に排気管の連結管をポンプ室の側壁(マフラーと反対側の側壁)に取付けているので、連結管が比較的長くなる。例えば、連結管の長さが1mの場合、4気筒エンジン(4サイクル)では比較的低い回転数(約2800rpm)で共鳴音が発生する。このエンジン回転数の領域においては周囲騒音は比較的静かな状態であり、この状態で共鳴音が発生すると耳障りになり易い。
【0047】
これに対して、第1〜第2実施形態では排気管の連結管37をポンプ室16の天井壁17に取付けたので、連結管37を短くできる。例えば、連結管37の長さを60cmにした場合、4気筒エンジン(4サイクル)では比較的高い回転数(約4700rpm)で共鳴音が発生する。このエンジン回転数の領域においては周囲騒音が比較的大きい状態であり、この状態で共鳴音が発生しても耳障りになり難い。
【0048】
このように、連結管37を短くすることで共鳴音が耳障りになることを防ぐことができ、排気騒音を低減させることと同様の効果を得ることができる。
従って、第1〜第2実施形態によれば、連結管37を短くすることで、排気騒音を耳障りにならないようすることができる。加えて、レゾネータ40,69を備えることで排気騒音の減音を図ることができるので、排気騒音を効率よく下げることができる。
【0049】
さらに、第1〜第2実施形態によれば、テールパイプ38を取付ける天井壁17は、艇底12から突出した水平面であり、天井壁17の周囲には比較的大きなスペースを確保することができる。このため、天井壁17にテールパイプ38を取付ける作業を簡単におこなうことができる。
【0050】
図7はジェット推進艇の排気構造(比較例)を構成する連結管の後面図である。
比較例のジェット推進艇の排気構造は、マフラー151の出口151aに連結管152の入口側を取付け、この連結管152の出口側をテールパイプ153に取付け、このテールパイプ153をポンプ室156の左側壁157(すなわち、マフラー151の反対側の側壁)に取付けることでテールパイプ153の排気口154をポンプ室156の内部空間156aに臨ませたものである。
【0051】
連結管152をテールパイプ153を介してポンプ室156の左側壁157に取付けることで、連結管152が長くなる。
なお、この連結管152は、凸部152aが天井壁158からH2だけ上位となるように折曲げたパイプであり、図6に示す連結管37と同様にウォータロックの機能を備えている。
【0052】
比較例のジェット推進艇の排気構造は、連結管152をポンプ室156の左側壁157に取付けることで連結管152の長さが、例えば1mと長くなる。これにより、上述したように4気筒エンジン(4サイクル)では比較的低い回転数(約2800rpm)で共鳴音が発生することとなり、共鳴音が耳障りになり易い。
【0053】
加えて、テールパイプ153を取付ける左側壁157は、比較的艇底12に近い鉛直面であり、左側壁157の周囲には比較的大きなスペースを確保することが難しい。このため、左側壁157にテールパイプ153を取付ける作業に比較的手間がかかる。
【0054】
次に、第3実施形態について説明する。
図8は本発明に係るジェット推進艇の排気構造(第3実施形態)の要部説明図である。
第3実施形態のジェット推進艇の排気構造100は、ポンプ室16の天井壁17に第1実施形態と同一のレゾネータ40を備え、その他の排気騒音対策として遮音板を備えたものである。
【0055】
すなわち、ジェット推進艇の排気構造100は、ポンプ室16を構成する前壁18a、左右側壁18b,18c(図11に示す)及び天井壁17と艇底プレート101とで内部空間16aを形成し、艇底プレート101に下側遮音板102をボルト103a…及びナット103b…で固定し、この下側遮音板102の嵌合口102aを水ジェットポンプ20のハウジング21に嵌め込み、リバースバケット104の上端に上側遮音板106をボルト107…で固定したものである。
なお、下側遮音板102は、水ジェットポンプ20のハウジング21に嵌め込んだ状態で、ハウジング21にボルト止めされている。
【0056】
上下側の遮音板102,106は、例えばラバー材で形成したものであるが、その他の例として樹脂プレートなどの材質を使用することも可能である。
なお、リバースバケット104は、左右端部をそれぞれ左右のブラケット105,105に左右の支軸105a,105aで待機位置(実線で示す位置)と後進位置(想像線で示す位置)とにスイング自在に支持したものである。
【0057】
ジェット推進艇は推進の際に、リバースバケット104を上方の待機位置に静止させておくことで、上側遮音板106の上端部106aをポンプ室16の天井壁17に当接することができる。
このため、上下側の遮音板102,106でポンプ室16の内部空間16aをある程度閉塞することができる。このポンプ室16には排気管37からポンプ室16に排気ガスが排気される。従って、上下側の遮音板102,106でポンプ室16の内部空間16aをある程度閉塞することで、排気騒音を低減することができる。
【0058】
ところで、ジェット推進艇を後進させる際には、リバースバケット104を矢印の如く下げて想像線で示す後進位置に静止させる。このとき、上側遮音板106はポンプ室16の天井壁17から離れて、ポンプ室16の内部空間16aを閉塞する役割を果たさない。
しかし、ジェット推進艇を後進させる頻度は、前進させる頻度を比較して少ないので、ジェット推進艇の運転中のほとんどの時間を遮音状態に保つことができる。
【0059】
ポンプ室16は艇体11の外部であり、かつポンプ室16は空間がデッドスペースとして残っている。このデッドスペースを有効利用することで、上下側の遮音板102,106を簡単に取付けることができる。
【0060】
図9は図8の9−9線断面図であり、下側遮音板102の左右端部102c,102dをそれぞれポンプ室16の左右側壁18b,18cに当接させ、下側遮音板102の嵌合口102aを水ジェットポンプ20のハウジング21に嵌め込み、上側遮音板106の上端部106aをポンプ室16の天井壁17に当接し、上側遮音板106の左右端部106b,106cをそれぞれポンプ室16の左右側壁18b,18cに当接させた状態を示す。
【0061】
ここで、リバースバケット104には逆噴射用の開口104a,104aが開いており、加えて、下側遮音板102の上端部102bと上側遮音板106の下端部106dとの間に隙間110(図8も参照)を設けたので、マフラー36、連結管37及びテールパイプ38を通ってポンプ室16の内部空間16aに流出した排気ガスは、隙間110及び逆噴射用の開口104a,104aを通って外に効率よく排出させることができる。
【0062】
さらに、下側遮音板102に排水孔108…を形成することにより、ポンプ室16の内部空間16a(図8に示す)の水を、排水孔108…から排水することができる。
なお、排気ガスの排出路としてリバースバケット104の逆噴射用の開口104a,104aを利用することで、排気ガスを排出するための開口を簡単に得ることができるので、遮音板の構成をより簡略化することができる。
従って、第3実施形態によれば、第1実施形態のレゾネータ40を備えるとともに、ポンプ室16の内部空間16aを閉塞することで、排気騒音をより効率よく下げることができる。
【0063】
なお、前記第1〜第3実施形態では、それぞれの連結管37の端部をテールパイプ38,72を介してポンプ室16の天井壁17に取付けた例について説明したが、第1〜第3実施形態のそれぞれの連結管37の端部をポンプ室16の側壁(マフラーと反対側の側壁)に取付けても同様の効果を得ることができる。
【0064】
この場合、連結管37が長くなるので、連結管37に合せてレゾネータ40を比較的長く設定する必要がある。しかし、第1〜第3実施形態で説明したように各々のレゾネータ40,69を蛇行状に折曲げることで、レゾネータ40,69をコンパクトにまとめた状態で、レゾネータ40,69の長さを十分に確保することができる。
【0065】
また、第3実施形態では、艇底プレート101及び水ジェットポンプ20のハウジング21に下側遮音板102を設け、かつリバースバケット104に上側遮音板106を設けた例について説明したが、これに限らないで、下側遮音板102及び上側遮音板106のうちのいずれか一方のみを設けるように構成することも可能である。
さらに、第3実施形態では、レゾネータ40を備えるとともに下側遮音板102及び上側遮音板106を備えた例について説明したが、これに限らないで、下側遮音板102及び上側遮音板106のみを備える構成にすることも可能である。
【0066】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、レゾネータを蛇行させた状態に折曲げ、折曲げた各々の部位を互に隣接させることで、レゾネータの全体をほぼ平板状にまとめた。レゾネータの全体を平板状にまとめることでレゾネータのコンパクト化を図ることができるので、レゾネータを比較的小さい収容スペースに配置することができる。
このように、レゾネータを配置する収容スペースを比較的小さくすることができるので、収容スペースを比較的簡単に確保することができる。
【0067】
また、レゾネータのコンパクト化を図ることで、レゾネータの取扱いを簡単にすることができる。このため、レゾネータの取付け作業を熟練を要さないでも簡単におこなうことができる。
このように、レゾネータを配置する収容スペースを簡単に確保することができ、かつレゾネータの取付け作業を簡単におこなうことができるので、排気騒音を簡単に低減することができる。
【0068】
さらに、レゾネータを蛇行状に折曲げたので、万が一排気管側からレゾネータに水が侵入しようとした場合でも、直線上に延びたレゾネータと比較して、レゾネータの内部に水を侵入し難くすることができる。
【0069】
また、請求項1は、レゾネータをポンプ室の天井壁に沿わせることで、艇体の外部にレゾネータを取付けることができる。ポンプ室の天井壁の周囲は空間がデッドスペースとして残っている。よって、レゾネータをポンプ室の天井壁に沿わせることで、このデッドスペースを有効利用してレゾネータを取付けることができる。
【0070】
加えて、ポンプ室は艇体の外部にあたるので、艇体の外部にレゾネータを取付けることで、艇体の内部にレゾネータを収容するための収容スペースを確保する必要はない。このように、レゾネータをポンプ室の天井壁に沿わせることで、レゾネータをより簡単に取付けることができるので、ジェット推進艇の排気騒音をより簡単に低減することができる。
【0071】
さらに、請求項1は、天井壁に沿わせたレゾネータに、天井壁を貫通した前記排気管の排気口を連通させた。
排気管を貫通させる天井壁は、艇底から突出した水平面であり、天井壁の周囲には比較的大きなスペースを確保することができる。
これにより、天井壁に排気管を取付ける作業を簡単におこなうことができる。
【0072】
請求項2は、ポンプ室を遮音部材で塞ぐことにより、ポンプ室の排気音を遮音することができる。このため、レゾネータによる減音に加えて遮音による減音を図ることができるので、ジェット推進艇の排気騒音をさらに効果的に低減することができる。
【0073】
ところで、ポンプ室は艇体の外部であり、加えてポンプ室には空間がデッドスペースとして残存している。そこで、この残存しているデッドスペースを有効利用することで、遮音部材を簡単に取付けることができる。従って、ジェット推進艇の排気騒音をより簡単に低減することができる。
【0074】
請求項3は、排気管の排気口に対向する位置に開口を設け、排気管の排気口から開口を介して排気ガスを排気すること、排気ガスを効率よく排気することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る排気構造(第1実施形態)を備えたジェット推進艇の側面図
【図2】 本発明に係るジェット推進艇の排気構造(第2実施形態)の側面図
【図3】 本発明に係るジェット推進艇の排気構造(第1実施形態)の分解斜視図
【図4】 図3の4−4線断面図
【図5】 本発明に係るジェット推進艇の排気構造(第2実施形態)の断面図
【図6】 本発明に係るジェット推進艇の排気構造(第1、第2実施形態)を構成する連結管の後面図
【図7】 ジェット推進艇の排気構造(比較例)を構成する連結管の後面図
【図8】 本発明に係るジェット推進艇の排気構造(第3実施形態)の要部説明図
【図9】 図8の9−9線断面図
【符号の説明】
10…ジェット推進艇、11…艇体、11b…艇体の後面(艇体の壁面)、11c…後部デッキ(艇体の壁面)、15…エンジン、16…ポンプ室、17…ポンプ室の天井壁(艇体の壁面)、20…水ジェットポンプ(水ジェット推進機)、30,68,100…ジェット推進艇の排気構造、31…排気管、33…排気口(排気管の排気口)、40,69…レゾネータ、42…基部、42h,42h…開口、43…中空部。
Claims (3)
- 艇体のポンプ室に水ジェット推進機を設け、この水ジェット推進機に駆動用のエンジンを連結し、このエンジンに取付けた排気管の排気口をポンプ室に臨ませ、この排気管に消音用のレゾネータを設けたジェット推進艇の排気構造において、
前記レゾネータを蛇行させた状態に折曲げ、
折曲げた各々の部位を互に隣接させることで、レゾネータの全体をほぼ平板状にまとめるように形成し、
前記平板状にまとめたレゾネータを前記ポンプ室の天井壁に沿わせたジェット推進艇の排気構造であって、
前記天井壁に沿わせたレゾネータに、前記天井壁を貫通した前記排気管の排気口を連通させたことを特徴とするジェット推進艇の排気構造。 - 前記ポンプ室に水ジェット推進機及びリバースバケットを収容し、これら水ジェット推進機及びリバースバケットの両方又はいずれか一方に遮音部材を設けることで、ポンプ室を塞ぐように構成したことを特徴とする請求項1記載のジェット推進艇の排気構造。
- 前記排気管の排気口を前記レゾネータの基部の中空部に臨ませ、前記排気口に対向する位置に開口を設け、前記排気管の排気口から前記開口を介して排気ガスを排気することを特徴とする請求項1記載のジェット推進艇の排気構造。
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