JP4606193B2 - チャージポンプ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電荷転送用のスイッチング素子と、ポンピング用のコンデンサを備えたチャージポンプ回路に関する。
一般的なチャージポンプ回路は、複数の電荷転送用のスイッチング素子を直列接続し、それらのスイッチング素子の接続ノードにポンピング用のコンデンサを接続して、複数段のポンピングパケットを構成し、初段のスイッチング素子に印加される入力電圧を昇圧するものである。VDDを入力電圧、Voutを出力電圧とすると、N段のチャージポンプ回路において、出力電圧Voutは(N+1)×VDDで表される。但し、スイッチング素子の電圧ロスを無視する。
図8は従来例に係る3段のチャージポンプ回路の回路図である。このチャージポンプ回路は、入力端子Pinと出力端子Poutとの間に直列接続された第1,第2,第3,第4のスイッチング素子SW1,SW2,SW3,SW4と、第1のスイッチング素子SW1と第2のスイッチング素子SW2との第1の接続ノードAに一方の端子が接続された第1のコンデンサC1と、この第1のコンデンサC1の他方の端子に第1のクロックCKを供給する第1のクロックドライバーDRV1と、第2のスイッチング素子SW2と第3のスイッチング素子SW3との第2の接続ノードBに一方の端子が接続された第2のコンデンサC2と、この第2のコンデンサC2の他方の端子に第2のクロックXCK(第1のクロックCKと逆相のクロック)を供給する第2のクロックドライバーDRV2と、第3のスイッチング素子SW3と第4のスイッチング素子SW4との第3の接続ノードCに一方の端子が接続された第3のコンデンサC3と、この第3のコンデンサC3の他方の端子に第1のクロックCKを供給する第3のクロックドライバーDRV3とを備える。
また、第1、第2、第3のクロックドライバーDRV1,DRV2,DRV3の電源電圧はVDDであり、入力端子Pinにはこの電源電圧VDDが印加されている。出力端子Poutには、平滑用の出力コンデンサCoutが接続されている。
次に、上述のチャージポンプ回路の定常状態の動作について、図8及び、図9の動作タイミング図を参照して説明する。このチャージポンプ回路は、モードA、モードBという2つの動作モードを有している。図8(a),(b)はそれぞれ、モードA、モードBの期間における第1乃至第4のスイッチング素子SW1〜SW4のオンオフ状態、第1のクロックCK、第2のクロックXCKのレベル状態を示している。
モードAにおいて、第1のクロックCKを低レベル(GND)とし、第2のクロックXCKを高レベル(VDD)とする。また、第1及び第3のスイッチング素子SW1,SW3をオンし、第2及び第4のスイッチング素子SW2,SW4をオフする。これにより、第1のノードAの電圧はVDD、第2のノードB及び第3のノードCの電圧は3VDDとなる。
次のモードBにおいて、第1のクロックCKを高レベル(VDD)とし、第2のクロックXCKを低レベル(GND)とする。また、第1及び第3のスイッチング素子SW1,SW3をオフし、第2及び第4のスイッチング素子SW2,SW4をオンする。これにより、第1のノードA及び第2のノードBの電圧は2VDD、第3のノードC及び出力電圧Voutは4VDDとなる。
以上のように、従来例に係るチャージポンプ回路では、上記のモードA及びモードBの2つの動作を交互に繰り返すことで、出力端子Poutに4倍昇圧した出力電圧Vout=4VDDを得ることができる。
特開2001−211637号公報
しかしながら、上述のチャージポンプ回路では、第1乃至第3のコンデンサC1,C2,C3及び出力コンデンサCoutという4個のコンデンサを必要としていた。これらのコンデンサはICの端子に外付けする必要があり、ICの端子数の増加や、コンデンサ数が多いだけコストが高いという問題を有していた。さらに、上述のチャージポンプ回路では、第1乃至第4のスイッチング素子SW1,SW2,SW3,SW4という4つのスイッチング素子(MOSトランジスタまたはバイポーラトランジスタ)が必要であり、スイッチング素子数が多いだけICのチップサイズが大きくなると共にコストが高くなるという問題を有していた。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、その主な特徴は以下の通りである。すなわち、本発明のチャージポンプ回路は、入力端子と出力端子との間に直列接続された複数のスイッチング素子と、前記スイッチング素子の接続ノードのそれぞれに一方の端子が接続された複数のコンデンサと、前記複数のコンデンサの他方の端子にクロックを出力する複数のクロックドライバーと、を備え、前記複数のクロックドライバーの少なくとも一つが、入力されるクロックをレベルシフトさせて出力すると共に、前記複数のクロックドライバーの出力するクロックレベル及び前記複数のスイッチング素子のオンオフ動作は、3つ以上のモードから成ることを特徴とするものである。
また、本発明のチャージポンプ回路は、入力端子と出力端子との間に直列接続された複数のスイッチング素子と、前記スイッチング素子の接続ノードのそれぞれに一方の端子が接続された複数のコンデンサと、前記複数のコンデンサの他方の端子にクロックを出力する複数のクロックドライバーと、を備え、前記複数のクロックドライバーの少なくとも一つが、入力されるクロックをレベルシフトさせて出力すると共に、前記複数のクロックドライバーはそれぞれ、同相及び逆相を除く異なる周期変化のクロックを出力することを特徴とするものである。
さらに、本発明のチャージポンプ回路は、入力端子と出力端子との間に直列接続された複数のスイッチング素子と、前記スイッチング素子の接続ノードのそれぞれに一方の端子が接続された複数のコンデンサと、前記複数のコンデンサの他方の端子にクロックを出力する複数のクロックドライバーと、を備え、前記複数のクロックドライバーの少なくとも一つが、入力されるクロックをレベルシフトさせて出力すると共に、前記複数のスイッチング素子の一つを順番にオンさせると共に、前記複数のクロックドライバーの出力するクロックレベルを順番に変化させることを特徴とするものである。
さらにまた、本発明は、前記クロックドライバーの電源電圧を前記スイッチング素子から供給することを特徴とするものである。
また、本発明は、前記複数のスイッチング素子は、MOSトランジスタまたはバイポーラトランジスタで構成されていることを特徴とするものである。
また、本発明のチャージポンプ回路は、入力端子と出力端子との間に直列接続された第1、第2及び第3のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子との第1の接続ノードに一方の端子が接続された第1のコンデンサと、前記第1のコンデンサの他方の端子に第1のクロックを供給する第1のクロックドライバーと、前記第2のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子との第2の接続ノードに一方の端子が接続された第2のコンデンサと、前記第2のコンデンサの他方の端子に第2のクロックを供給する第2のクロックドライバーとを備え、前記第1及び第2のクロックを低レベルに設定すると共に、前記第1のスイッチング素子をオンし、前記第2及び第3のスイッチング素子をオフし、次に、前記第1のクロックを第1の高レベルに変化させると共に、前記第2のスイッチング素子をオンし、前記第1及び第3のスイッチング素子をオフし、次に、前記第2のクロックを第2の高レベルに変化させると共に、前記第3のスイッチング素子をオンし、前記第1及び第2のスイッチング素子をオフすることを特徴とするものである。
また、前記第2のクロックドライバーは、入力されるクロックをレベルシフトして出力することを特徴とするものである。
さらに、前記入力端子に電源電圧が印加されていることを特徴とするものである。
また、前記第1の高レベルが前記電源電圧であり、前記第2の高レベルが前記電源電圧の2倍の電圧であることを特徴とするものである。
さらに、前記第2の高レベルとして前記第2の接続ノードの電圧を用いることを特徴とするものである。
また、前記第1、第2及び第3のスイッチング素子は、MOSトランジスタまたはバイポーラトランジスタで構成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、同一の昇圧電圧を出力する従来のチャージポンプ回路に比して、スイッチング素子数及びコンデンサ数をそれぞれ所定の個数(例えば、4倍昇圧であれば4個から3個に、8倍昇圧であれば8個から4個に、16倍昇圧であれば16個から5個に)削減することができ、その分ICのチップサイズの縮小とコストダウンを図ることができる。
次に、本発明のチャージポンプ回路に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。まず、本発明の第1の実施形態について図1乃至図4を参照して説明する。
第1の実施形態は、本発明を4倍昇圧のチャージポンプ回路に適用したものである。図1に示すように、このチャージポンプ回路は、入力端子Pinと出力端子Poutとの間に直列接続された第1、第2、第3のスイッチング素子SW1,SW2,SW3と、第1のスイッチング素子SW1と第2のスイッチング素子SW2との第1の接続ノードAに一方の端子が接続された第1のコンデンサC1と、この第1のコンデンサC1の他方の端子に第1のクロックCKを供給する第1のクロックドライバーDRVAと、第2のスイッチング素子SW2と第3のスイッチング素子SW3との第2の接続ノードBに一方の端子が接続された第2のコンデンサC2と、この第2のコンデンサC2の他方の端子に第2のクロックXCK’を供給する第2のクロックドライバーDRVBとを備える。また、第2のクロックドライバーDRVBの電源電圧は第1の接続ノードAの電圧を用いることができるように構成されている。また、入力端子Pinにはこの電源電圧VDD(正の電圧で、例えば、+5V)が印加されている。出力端子Poutには、平滑用の出力コンデンサCoutが接続されている。
前述した従来の回路(図8)と比較すると、スイッチング素子数及びコンデンサ数がそれぞれ1個少ない。また、第1のクロックドライバーDRVAの電源電圧はVDDであるが、第2のクロックドライバーDRVBの電源電圧は第1の接続ノードAの電圧(2VDD)を用いている。即ち、第2のクロックドライバーDRVBは、入力される第2のクロックXCKの高レベル(VDD)を2VDDにシフトして出力するレベルシフト回路である。
また、動作タイミング図(図2と図9)を比較すると、従来例の第1のクロックCKと第2のクロックXCKのパルス変化が逆相であるのに対して、本実施形態では3モードの動作を採用しており、第1のクロックCKと第2のクロックXCK(XCK’)とではパルスの変化(周期)が異なる。さらにまた、スイッチング動作を比較すると、従来のスイッチング動作は図9に示すように、それぞれのスイッチング素子についてオンオフを単に繰り返すだけであるが、本実施形態では3モードの動作を採用しており、第1,第2,第3のスイッチング素子を順にオンし他をオフさせている。
次に、上述のチャージポンプ回路の定常状態の動作について、図1及び、図2の動作タイミング図を参照して説明する。チャージポンプ回路は通常、従来例で説明したようにモードA,モードBというように2つの動作モードしか採用していなかったが、本発明の第1の実施形態に係るこのチャージポンプ回路は、モード1、モード2、モード3という3つの動作モードを有している。ここで、モードとは第1及び第2のクロックCK,XCK’のクロックレベルとスイッチング素子SW1,SW2,SW3のオンオフ動作のパターンをいうものとする。図3(a),(b)(c)はそれぞれ、モード1、モード2、モード3の期間における第1、第2、第3のスイッチング素子SW1,SW2,SW3のオンオフ状態、第1のクロックCK、第2のクロックXCK’(XCK)のレベル状態を示している。
図1(a)に示すように、モード1において、第1及び第2のクロックCK,XCK’(=XCK)を低レベル(GND)に設定すると共に、第1のスイッチング素子SW1をオンし、第2及び第3のスイッチング素子SW2,SW3をオフする。これにより、第1のノードAの電圧はVDDになる。ここで、本実施形態のチャージポンプ回路は、後述するようにモード1,モード2,モード3のループを構成しているので、モード1における第2のノードBには電圧が印加されており、その電圧は2VDDである。
次に、図1(b)に示すように、モード2において、第2のクロックXCK’(=XCK)をGNDに維持し、第1のクロックCKを第1の高レベル(VDD)に変化させると共に、第2のスイッチング素子SW2をオンし、第1及び第3のスイッチング素子SW1,SW3をオフする。第1のクロックCKが低レベル(GND)から第1の高レベル(VDD)に変化することにより、第1のコンデンサC1の結合効果により、第1のノードAの電圧はVDDから2VDDに上昇する。なお、第2のスイッチング素子SW2がオンしているので、第2のノードBの電圧も2VDDである。
次に、図1(c)に示すように、モード3において、第1のクロックCKをVDDに維持し、第2のクロックXCKをGNDからVDDに変化させる。すると、第2のクロックドライバーDRVBはレベルシフトされた第2のクロックXCK’として第2の高レベル(2VDD)を出力する。また、第3のスイッチング素子SW3をオンし、第1及び第2のスイッチング素子SW1,SW2をオフする。
第2のクロックXCK’が低レベル(GND)から第2の高レベル(2VDD)に変化することにより、第2のコンデンサC2の結合効果により、第2のノードBの電圧は2VDDから4VDDに上昇する。そして、第3のスイッチング素子SW3がオンしているので、出力電圧Voutは4VDDである。
次に、モード1に戻る。つまり、第1のクロックCK及び第2のクロックXCK’(=XCK)はGNDに下がる。また、第1のスイッチング素子SW1をオンし、第2及び第3のスイッチング素子SW2,SW3をオフする。これにより、第1のノードAの電圧は2VDDからVDDに戻る。第2のノードBの電圧は、第2のクロックXCK’が2VDDからGNDに低下することにより、第2のコンデンサC2の結合効果により、4VDDから2VDDに低下する。
このように、上記のモード1、2、3の3つの動作をこの順番で繰り返すことにより、出力端子Poutに4倍昇圧した出力電圧Vout=4VDDを得ることができる。したがって、本実施形態によれば、同一の昇圧電圧4VDDを出力する従来のチャージポンプ回路に比して、スイッチング素子数及びコンデンサ数をそれぞれ1個削減することができ、その分ICのチップサイズの縮小とコストダウンを図ることができる。
なお、上記のモード1、2、3のうち、モード2とモード3を入れ替えて本発明に係るチャージポンプ回路を構成してもよい。図3(a)、(b)、(c)は前述したモード2及びモード3を入れ替えて構成した場合における、モード1、モード2(前記モード3)、モード3(前記モード2)の期間における第1、第2、第3のスイッチング素子SW1,SW2,SW3のオンオフ状態、第1のクロックCK、第2のクロックXCK’(XCK)のレベル状態を示している。また、図4はそれぞれの期間における動作タイミング図を示している。
図3及び図4に示すようにモード1、2、3の動作をこの順番で繰り返すことによっても、従来のチャージポンプ回路に比して、スイッチング素子数及びコンデンサ数をそれぞれ1個削減すると共に、出力端子Poutに4倍昇圧した出力電圧Vout=4VDDを得ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について図5乃至図7を参照して説明する。第2の実施形態は、本発明を8倍昇圧のチャージポンプ回路に適用したものである。図5に示すように、このチャージポンプ回路は、入力端子Pinと出力端子Poutとの間に直列接続された第1,第2,第3,第4のスイッチング素子SW1,SW2,SW3,SW4と、第1のスイッチング素子SW1と第2のスイッチング素子SW2との第1の接続ノードAに一方の端子が接続された第1のコンデンサC1と、この第1のコンデンサC1の他方の端子に第1のクロックCK1を供給する第1のクロックドライバーDRVAと、第2のスイッチング素子SW2と第3のスイッチング素子SW3との第2の接続ノードBに一方の端子が接続された第2のコンデンサC2と、この第2のコンデンサC2の他方の端子に第2のクロックCK2’を供給する第2のクロックドライバーDRVBと、第3のスイッチング素子SW3と第4のスイッチング素子SW4との第3の接続ノードCに一方の端子が接続された第3のコンデンサC3と、この第3のコンデンサC3の他方の端子に第3のクロックCK3’を供給する第3のクロックドライバーDRVCとを備える。
また、第2のクロックドライバーDRVBの電源電圧は第1の接続ノードAの電圧を用いることができるように構成されている。さらに、第3のクロックドライバーDRVCの電源電圧は第2の接続ノードBの電圧を用いることができるように構成されている。また、入力端子Pinにはこの電源電圧VDD(正の電圧で、例えば、+5V)が印加されている。出力端子Poutには、平滑用の出力コンデンサCoutが接続されている。
ここで、図示はしないが従来の回路(図8)と同様の回路構成において8倍昇圧の出力電圧(8VDD)を得ようとすれば、コンデンサ数が合計8個、スイッチング素子数が合計8個必要であった。そこで、図5及び図6に示すように、第2の実施形態のコンデンサ数、スイッチング素子数と比較すると、従来に比べてスイッチング素子数及びコンデンサ数がそれぞれ4個少ない。また、第1のクロックドライバーDRVAの電源電圧はVDDであるが、第2のクロックドライバーDRVBの電源電圧は第1の接続ノードAの電圧を用いている。
すなわち、第2のクロックドライバーDRVBは、入力される第2のクロックCK2の高レベル(VDD)を2VDDにシフトして出力するレベルシフト回路である。また、第3のクロックドライバーDRVCの電源電圧は第2の接続ノードBの電圧を用いている。すなわち、第3のクロックドライバーDRVCは、入力される第3のクロックCK3の高レベル(VDD)を4VDDにシフトして出力するレベルシフト回路である。
また、動作タイミング図(図7)に示すように、本実施形態では4モードの動作を採用しており、第1のクロックCK1、第2のクロックCK2’、第3のクロックCK3’とではパルスの変化(周期)が異なる。さらにまた、スイッチング動作は4モードの動作を採用しており、第1,第2,第3,第4のスイッチング素子SW1,SW2,SW3,SW4を順にオンし他をオフさせている。
次に、上述のチャージポンプ回路の定常状態の動作について、図5、図6、及び図7の動作タイミング図を参照して説明する。チャージポンプ回路は通常、従来例で説明したようにモードA及びモードBというように2つの動作モードしか採用していなかったが、本発明の第2の実施形態に係るこのチャージポンプ回路は、モード1、モード2、モード3、モード4という4つの動作モードを有している。
ここで、モードとは第1,第2,第3のクロックCK1,CK2’,CK3’のクロックレベルとスイッチング素子SW1,SW2,SW3のオンオフ動作のパターンをいうものとする。図5(a),(b),図6(a),(b)はそれぞれ、モード1、モード2、モード3、モード4の期間における第1、第2、第3、第4のスイッチング素子SW1,SW2,SW3,SW4のオンオフ状態、第1のクロックCK、第2のクロックCK2’(CK2)、第3のクロックCK3’(CK3)のレベル状態を示している。
図5(a)に示すように、モード1において、第1,第2,第3のクロックCK1,CK2、CK3を低レベル(GND)に設定すると共に、第1のスイッチング素子SW1をオンし、第2,第3,第4のスイッチング素子SW2,SW3,SW4をオフする。これにより、第1のノードAの電圧はVDDになる。ここで、本実施形態にチャージポンプ回路は、後述するようにモード1,モード2,モード3,モード4のループを構成しているので、モード1における第2のノードBの電圧は2VDDであり、第3のノードCの電圧は4VDDである。
次に、図5(b)に示すように、モード2において、第2のクロックCK2をGNDに維持し、第1のクロックCK1を第1の高レベル(VDD)に変化させると共に、第2のスイッチング素子SW2をオンし、第1,第3,第4のスイッチング素子SW1,SW3,SW4をオフする。第1のクロックCKが低レベル(GND)から第1の高レベル(VDD)に変化することにより、第1のコンデンサC1の結合効果により、第1のノードAの電圧はVDDから2VDDに上昇する。なお、第2のスイッチング素子SW2がオンしているので、第2のノードBの電圧も2VDDである。
次に、図6(a)に示すように、モード3において、第1のクロックCK1をVDDに維持し、第2のクロックCK2をGNDからVDDに変化させる。すると、第2のクロックドライバーDRVBはレベルシフトされた第2のクロックCK2’として第2の高レベル(2VDD)を出力する。また、第3のスイッチング素子SW3をオンし、第1,第2,第4のスイッチング素子SW1,SW2,SW4をオフする。
第2のクロックCK2’が低レベル(GND)から第2の高レベル(2VDD)に変化することにより、第2のコンデンサC2の結合効果により、第2のノードBの電圧は2VDDから4VDDに上昇する。そして、第3のスイッチング素子SW3がオンしているので、ノードCの電圧は4VDDである。
次に、図6(b)に示すように、モード4において、第1,第2のクロックCK1,CK2をVDDに維持し、第3のクロックCK3をGNDからVDDに変化させる。すると、第3のクロックドライバーDRVCはレベルシフトされた第3のクロックCK3’として第3の高レベル(4VDD)を出力する。また、第4のスイッチング素子SW4をオンし、第1,第2,第3のスイッチング素子SW1,SW2,SW3をオフする。
第3のクロックCK3’が低レベル(GND)から第3の高レベル(4VDD)に変化することにより、第3のコンデンサC3の結合効果により、第3のノードCの電圧は4VDDから8VDDに上昇する。そして、第4のスイッチング素子SW4がオンしているので、出力電圧Voutは8VDDである。
次に、モード1に戻る。つまり、第1,第2,第3のクロックCK1,CK2,CK3はGNDに下がる。また、第1のスイッチング素子SW1をオンし、第2,第3,第4のスイッチング素子SW2,SW3,SW4をオフする。これにより、第1のノードAの電圧は2VDDからVDDに戻る。第2のノードBの電圧は、第2のクロックXCK’が2VDDからGNDに低下することにより、第2のコンデンサC2の結合効果により、4VDDから2VDDに低下する。また、第3のノードCの電圧は、第3のクロックCK3´が4VDDからGNDに低下することにより、第3のコンデンサC3の結合効果により、8VDDから4VDDに低下する。
このように、第2の実施形態では上記のモード1、2、3、4の動作をこの順番で繰り返すことにより、出力端子Poutに8倍昇圧した出力電圧Vout=8VDDを得ることができる。したがって、本実施形態によれば、同一の昇圧電圧8VDDを出力する従来のチャージポンプ回路に比して、スイッチング素子数及びコンデンサ数をそれぞれ4個削減することができ、その分ICのチップサイズの縮小とコストダウンを図ることができる。
なお、第2の実施形態では上記のモード1、2、3、4の動作をこの順番で繰り返すものにおいての動作について説明したが本発明はこれに限定されず、モード1、2、3、4の動作の順番のそれぞれを入れ替えて構成してもよい。
なお、上記実施形態は4VDD及び8VDDの昇圧電圧を出力するチャージポンプ回路について例として説明したが、本発明はこれに限定されず、5VDDや6VDDの昇圧電圧を出力するものや、さらに多段のチャージポンプ回路についても同様に適用することができる。例えば、5VDDの昇圧電圧を出力する場合には、本発明の第2の実施形態において第3のクロックCK3’をVDDとする。また、6VDDの昇圧電圧を出力する場合には、本発明の第2の実施形態において第3のクロックCK3’の電源を第1のノード(2VDD)から供給するか、または第2のクロックCK2’をVDDとする。
このように、本発明のチャージポンプ回路では、クロックドライバーの電源や接地電圧(GND)の接続点を変更することで所望の昇圧電圧を出力することが可能である。
そして、多段のチャージポンプ回路になるほど、従来に比してスイッチング素子数及びコンデンサ数を削減することができ、その分ICのチップサイズの縮小とコストダウンを図ることができる。
また、本発明は昇圧電圧を出力するチャージポンプ回路のみならず、−2倍,−3倍のように降圧電圧を出力するさらに多段のチャージポンプ回路についても同様に適用することができる。
なお、本発明に係るチャージポンプ回路をIC化した場合には、スイッチング素子として、MOSトランジスタあるいはバイポーラトランジスタを用いることができる。
本発明の第1の実施形態に係るチャージポンプ回路の回路図である。 本発明の第1の実施形態に係るチャージポンプ回路の動作タイミング図である。 本発明の第1の実施形態に係るチャージポンプ回路の回路図である。 本発明の第1の実施形態に係るチャージポンプ回路の動作タイミング図である。 本発明の第2の実施形態に係るチャージポンプ回路の回路図である。 本発明の第2の実施形態に係るチャージポンプ回路の回路図である。 本発明の第2の実施形態に係るチャージポンプ回路の動作タイミング図である。 従来例のチャージポンプ回路の回路図である。 従来例のチャージポンプ回路の動作タイミング図である。
符号の説明
SW1 第1のスイッチング素子 SW2 第2のスイッチング素子
SW3 第3のスイッチング素子 SW4 第4のスイッチング素子
C1 第1のコンデンサ C2 第2のコンデンサ
C3 第3のコンデンサ Cout 出力コンデンサ
DRVA 第1のクロックドライバー DRVB 第2のクロックドライバー
DRVC 第3のクロックドライバー
CK 第1のクロック XCK 第2のクロック
CK1 第1のクロック CK2 第2のクロック
CK3 第3のクロック
Vin 入力電圧 Vout 出力電圧
VDD 電源電圧 GND 接地電圧

Claims (11)

  1. 入力端子と出力端子との間に直列接続された複数のスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子の接続ノードのそれぞれに一方の端子が接続された複数のコンデンサと、
    前記複数のコンデンサの他方の端子にクロックを出力する複数のクロックドライバーと、を備え、
    前記複数のクロックドライバーの少なくとも一つが、入力されるクロックをレベルシフトさせて出力すると共に、前記複数のクロックドライバーの出力するクロックレベル及び前記複数のスイッチング素子のオンオフ動作は、3つ以上のモードから成ることを特徴とするチャージポンプ回路。
  2. 入力端子と出力端子との間に直列接続された複数のスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子の接続ノードのそれぞれに一方の端子が接続された複数のコンデンサと、
    前記複数のコンデンサの他方の端子にクロックを出力する複数のクロックドライバーと、を備え、
    前記複数のクロックドライバーの少なくとも一つが、入力されるクロックをレベルシフトさせて出力すると共に、前記複数のクロックドライバーはそれぞれ、同相及び逆相を除く異なる周期変化のクロックを出力することを特徴とするチャージポンプ回路。
  3. 入力端子と出力端子との間に直列接続された複数のスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子の接続ノードのそれぞれに一方の端子が接続された複数のコンデンサと、
    前記複数のコンデンサの他方の端子にクロックを出力する複数のクロックドライバーと、を備え、
    前記複数のクロックドライバーの少なくとも一つが、入力されるクロックをレベルシフトさせて出力すると共に、前記複数のスイッチング素子の一つを順番にオンさせると共に、前記複数のクロックドライバーの出力するクロックレベルを順番に変化させることを特徴とするチャージポンプ回路。
  4. 前記クロックドライバーの電源電圧を前記スイッチング素子から供給することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のチャージポンプ回路。
  5. 前記複数のスイッチング素子は、MOSトランジスタまたはバイポーラトランジスタで構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のチャージポンプ回路。
  6. 入力端子と出力端子との間に直列接続された第1、第2及び第3のスイッチング素子と、
    前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子との第1の接続ノードに一方の端子が接続された第1のコンデンサと、
    前記第1のコンデンサの他方の端子に第1のクロックを供給する第1のクロックドライバーと、
    前記第2のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子との第2の接続ノードに一方の端子が接続された第2のコンデンサと、
    前記第2のコンデンサの他方の端子に第2のクロックを供給する第2のクロックドライバーとを備え、
    前記第1及び第2のクロックを低レベルに設定すると共に、前記第1のスイッチング素子をオンし、前記第2及び第3のスイッチング素子をオフし、
    次に、前記第1のクロックを第1の高レベルに変化させると共に、前記第2のスイッチング素子をオンし、前記第1及び第3のスイッチング素子をオフし、
    次に、前記第2のクロックを第2の高レベルに変化させると共に、前記第3のスイッチング素子をオンし、前記第1及び第2のスイッチング素子をオフすることを特徴とするチャージポンプ回路。
  7. 前記第2のクロックドライバーは、入力されるクロックをレベルシフトして出力することを特徴とする請求項6に記載のチャージポンプ回路。
  8. 前記入力端子に電源電圧が印加されていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のチャージポンプ回路。
  9. 前記第1の高レベルが前記電源電圧であり、前記第2の高レベルが前記電源電圧の2倍の電圧であることを特徴とする請求項8に記載のチャージポンプ回路。
  10. 前記第2の高レベルとして前記第2の接続ノードの電圧を用いることを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載のチャージポンプ回路。
  11. 前記第1、第2及び第3のスイッチング素子は、MOSトランジスタまたはバイポーラトランジスタで構成されていることを特徴とする請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のチャージポンプ回路。
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