JP4605709B2 - 両扉式キャビネット - Google Patents

両扉式キャビネット Download PDF

Info

Publication number
JP4605709B2
JP4605709B2 JP2005128933A JP2005128933A JP4605709B2 JP 4605709 B2 JP4605709 B2 JP 4605709B2 JP 2005128933 A JP2005128933 A JP 2005128933A JP 2005128933 A JP2005128933 A JP 2005128933A JP 4605709 B2 JP4605709 B2 JP 4605709B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
piece
cabinet
vertical
draining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005128933A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006307464A (ja
Inventor
孝美 水野
英丈 山澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kogyo Corp
Original Assignee
Nitto Kogyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kogyo Corp filed Critical Nitto Kogyo Corp
Priority to JP2005128933A priority Critical patent/JP4605709B2/ja
Publication of JP2006307464A publication Critical patent/JP2006307464A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4605709B2 publication Critical patent/JP4605709B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、屋外用の電気電子機器収納用箱として用いるに適した観音開き式の2枚の扉を備えた両扉式キャビネットに関するものである。
屋外に設置される両扉式キャビネットは、先に閉じられる側の扉(内側扉)の合わせ目の部分に水平断面がコ字状の垂直な水切り部を折り曲げ形成し、扉を閉じたとき他方の扉(外側扉)に設けられた差込部がコ字状の水切り部の内部に挿入されるようにして、雨水がキャビネット内に浸入することを防止している。また、各扉の上縁には内側屈曲片を形成し、雨水をキャビネット本体の上縁部に形成されたU字溝に流下させている。これにより扉の奥方向に流れる雨水は処理できるが、扉の合わせ目方向に流れる雨水が2枚の扉の間から流下してキャビネット内に浸入するおそれがある。
そこで特許文献1の図3に示されるような、コ字状に折曲形成された水切り金具を先に閉じられる側の扉の上方端部に溶接し、後に閉じられる扉の先端がその上にかぶさるようにして、扉の合わせ目部分に形成される隙間を塞いでいる。
また、各扉の上部にキャビネット本体の上縁部と接触するパッキンを水平方向に設け、水切り金具とキャビネット本体との間をシールしている。このため、水切り金具の形状が垂直片と下片のみで構成されたL字状であっても、水切り金具とキャビネット本体との間のパッキンにより、水の浸入を防ぐことができる。なお、水切り金具の下片は、扉の合わせ目の部分からの吹き上がる水の浸入を防止している。ところが、上記のような防水対策を講じてもなお、風雨の激しいときには少量の雨水がパッキン部分からキャビネット本体内部に浸入することがあった。
特開2003−106069号公報(図3)
従って本発明の目的は、風雨の激しいときにも雨水の浸入を防止することができる両扉式キャビネットを提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、観音開き式の各扉の上縁に内側屈曲片を形成するとともに、先に閉じられる側の扉の上方端部に、垂直片及び下片を備えた水切り金具を溶接した両扉式キャビネットにおいて、水切り金具の垂直片の裏側の扉に接する垂直端部に面取り部を形成するとともに、その垂直片の裏側の面取り部と扉の裏面とにわたり、面取り部と交差させて扉とキャビネット本体との間をシールするパッキンを取り付けたことを特徴とするものである。なお、水切り金具の上片に、扉の内側屈曲片に向かって傾斜するせき止め片を形成することが好ましい。
本発明の両扉式キャビネットは、先に閉じられる側の扉の上方端部に上片及び垂直片を備えた水切り金具を溶接したので、従来と同様に他方の扉との間に形成される隙間からの雨水の浸入を防止することができる。しかも水切り金具の垂直片の裏側の扉に接する垂直端部に面取り部を形成し、その垂直片の裏側の面取り部と扉の裏面とにわたり、面取り部と交差させて扉と本体との間をシールするパッキンを取り付けたので、水切り金具の垂直片の垂直端部における板厚分の段差がなくなり、パッキンと扉が密着する。このため、水切り金具の上片を伝って来た雨水が板厚分の段差による隙間からキャビネット内部へ浸入するのを防止することができる。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1は本発明の両扉式キャビネットの全体斜視図であり、1はキャビネット本体、2と3はキャビネット本体1の前面に設けられた観音開き式の扉であり、2は先に閉じられる側の扉、3は後に閉じられる側の扉である。
図2は要部の拡大斜視図、図3はその垂直断面図である。これらの図面に示されるように、各扉2、3の上縁には内側屈曲片4が形成されている。また図3に明示されるように、キャビネット本体1の前面上部には庇5とU字溝6とが形成されており、扉2、3を閉じたときに上縁の内側屈曲片4が庇5とU字溝6との間に入り込むようになっている。このため庇5の下側から吹き込んだ雨水は内側屈曲片4の上面を流れてU字溝6に流入するようになっている。
しかし上記構造のみでは扉2、3の合わせ目部分の防水効果は得られないので、先に閉じられる側の扉2の上方端部に、他方の扉3との間に形成される隙間からの雨水の浸入を防止するための水切り金具7が溶接されている。この水切り金具7は少なくとも垂直片9及び下片13を備えたもので、この実施形態では金属板を断面コ字状に屈曲したものである。図2、図3に示されるように、垂直片9は扉2の裏面に溶接されている。
また図2に示されるように、水切り金具7は扉2の合わせ目側の垂直端面からやや突出させてあり、この突出部分に反対側の扉3が重なるようになっている。このため水切り金具7の上片8が反対側の扉3の内側屈曲片4の裏面と密着すれば、ほぼ完全な防水が可能となる。しかし、組み付け誤差等の原因で扉3に多少の垂れ下がりが生じたときにも、水切り金具7の上片8が扉3の内側屈曲片4と擦れ合うことを防止するため、図3に示すように上片8の高さを内側屈曲片4の高さよりもやや低くしておく必要がある。
このため風雨の激しいときには、水切り金具7の上片8の上面に雨水が入り込む可能性がある。そして上片8を奥側に流れた雨水はU字溝6に流入するため問題はないが、図2中に矢印Aで示す方向(図3の紙面に垂直方向)に流れた雨水は、水切り金具7の垂直片9の垂直端部14を伝ってキャビネット内部に浸入する可能性がある。
この問題を解決するために、図4、図5に示すように各扉2、3の上部には水切り金具7の垂直片9と交差するように、扉2、3とキャビネット本体1との間をシールするパッキン10が貼り付けてある。このパッキン10は図3に示すようにキャビネット本体1のU字溝6の前面11と密着し、水切り金具7の垂直片9の垂直端部14を伝って流下する雨水をシールする。
ところが扉2と垂直端部14には、図6、図7に示すように垂直片9の板厚分だけの段差Hが存在するため、パッキン10と扉2との間にごく僅かな三角形の隙間を生じる。これが従来構造では完全な防水ができなかった原因であると思われる。しかし本発明では、図4に示すように水切り金具7の垂直片9の裏側の扉2に接する垂直端部に面取り部12を形成し、この面取り部12と扉2の裏面とにわたり、面取り部12と交差させてパッキン10を貼り付けた。この結果、図5に示すようにパッキン10は垂直片9及び扉2と隙間なく密着し、この部分からの雨水の浸入を防止することができる。従って、風雨の激しいときにも雨水の浸入を防止することができる。なお、ここでは断面コ字状の水切り金具で説明したが、垂直片と下片で構成された断面略L字状の水切り金具でもよい。
図8は他の実施形態を示す図であり、水切り金具7の上片8に、扉2の内側屈曲片4に向かって上方に傾斜するせき止め片20を形成したものである。このせき止め片20と扉2の内面との間はシール材(隙間埋め材)によりシールされており、図2中に矢印Aで示す方向に流れる雨水をせき止める。従って請求項1の発明に更にこのせき止め片20を追加すれば、より防水性を高めることができる。
図9〜図12は、本発明の両扉式キャビネットの外面に遮光板を取り付けた実施形態を示すものである。31は側面遮光板であり、キャビネット本体1の側面にネジ止めされている。この側面遮光板31の上端を図9のようにキャビネット本体1よりも上方に突出させ、折り曲げ部32を形成する。そして天面遮光板33の左右両端の折り曲げ部34をこれらの折り曲げ部32にネジ35により固定する。このような構造とすれば、キャビネット本体1の天面にネジ止めのための穴を開けることがないため、雨水浸入のおそれをなくすることができる。
なお、側面遮光板31の上部から延長して、折り曲げ部32の水平部に放熱孔38が設けられていることにより、キャビネット本体1の側面に設けられたルーバー39から排気された熱が真上へのトンネル効果により外へ逃げ易くなる。
また、側面遮光板31をキャビネット本体1の側面に取り付けるには、キャビネット本体1に設けられた穴にネジを挿入し、ネジの頭の部分を側面遮光板31の内側折り曲げ部36に設けられたダルマ穴の大径部に挿入し、小径部側にスライドさせる。その後、側面遮光板31のダルマ穴に対応する位置に設けられた穴37からドライバ等を差込み、キャビネット本体1と側面遮光板31を締め付ける。このような構造とすれば、外側よりネジ締めができるので、作業性が向上する利点がある。
以上に説明したように、本発明の両扉式キャビネットは風雨の激しいときにも雨水の浸入を防止することができる利点がある。
本発明の両扉式キャビネットの全体斜視図である。 要部の拡大斜視図である。 図2の垂直断面図である。 要部の斜視図である。 要部の水平断面図である。 面取り部を設けなかった場合の要部の斜視図である。 図6の水平断面図である。 他の実施形態を示す要部斜視図である。 遮光板を取り付けたキャビネットの正面図である。 遮光版の分解斜視図である。 遮光板を取り付ける前のキャビネットの斜視図である。 天面遮光版の固定部分の垂直断面図である。
符号の説明
1 キャビネット本体
2 先に閉じられる側の扉
3 後に閉じられる側の扉
4 内側屈曲片
5 庇
6 U字溝
7 水切り金具
8 上片
9 垂直片
10 パッキン
11 U字溝の前面
12 面取り部
13 下片
14 垂直端部
20 せき止め片
31 側面遮光板
32 折り曲げ部
33 天面遮光板
34 折り曲げ部
35 ネジ
36 内側折り曲げ部
37 穴
38 放熱孔
39 ルーバー

Claims (1)

  1. 観音開き式の各扉の上縁に内側屈曲片を形成するとともに、先に閉じられる側の扉の上方端部に、垂直片及び下片を備えた水切り金具を溶接した両扉式キャビネットにおいて、水切り金具の垂直片の裏側の扉に接する垂直端部に面取り部を形成するとともに、その垂直片の裏側の面取り部と扉の裏面とにわたり、面取り部と交差させて扉とキャビネット本体との間をシールするパッキンを取り付けたことを特徴とする両扉式キャビネット。
JP2005128933A 2005-04-27 2005-04-27 両扉式キャビネット Active JP4605709B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005128933A JP4605709B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 両扉式キャビネット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005128933A JP4605709B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 両扉式キャビネット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006307464A JP2006307464A (ja) 2006-11-09
JP4605709B2 true JP4605709B2 (ja) 2011-01-05

Family

ID=37474661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005128933A Active JP4605709B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 両扉式キャビネット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4605709B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014000699A1 (zh) * 2012-06-30 2014-01-03 华为技术有限公司 室外拼装机柜及其安装方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6824575B2 (ja) * 2016-11-15 2021-02-03 日東工業株式会社 両扉式の電気機器収納用箱

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11146510A (ja) * 1997-11-06 1999-05-28 Kawamura Electric Inc 電気機器収納用箱体
JP2003106069A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Kawamura Electric Inc ボックスの扉構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11146510A (ja) * 1997-11-06 1999-05-28 Kawamura Electric Inc 電気機器収納用箱体
JP2003106069A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Kawamura Electric Inc ボックスの扉構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014000699A1 (zh) * 2012-06-30 2014-01-03 华为技术有限公司 室外拼装机柜及其安装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006307464A (ja) 2006-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015151822A (ja) カバー材及び樹脂サッシ
JP4605709B2 (ja) 両扉式キャビネット
JP2010272723A (ja) キャビネットの防塵及び防水構造
JP2010084415A (ja) 換気棟の取付方法及び取付構造
JP4404133B2 (ja) サッシ
JP2009019366A (ja) 建具周囲の排水構造
JP5671372B2 (ja) 窓上防水部材、窓縦枠用蓋部材、窓上防水構造
JP5306704B2 (ja) サッシ窓
KR100569578B1 (ko) 금속 커튼월 연결구조
JP4583238B2 (ja) 枠体
JP2738377B2 (ja) 防水機能付き屋外設置筐体
JP2005150295A (ja) 両開き扉を持つ電気機器収納用箱の防水構造
JP2007303237A (ja) 観音扉式キャビネット
JP2009017611A (ja) 金属閉鎖形スイッチギヤ
JPH06350267A (ja) 電子機器筐体
KR200406608Y1 (ko) 문틀 섀시
JP6325239B2 (ja) サッシ
JPH041267Y2 (ja)
JP2009243137A (ja) サッシ枠及び建具
JP4634408B2 (ja) 電子機器
JP6496207B2 (ja) 止水部材、見切りカバーおよび横目地止水構造体
JP2006225933A (ja) 下枠フラットサッシ
JP2006152684A (ja) 窓枠部構造
JP4791166B2 (ja) サッシ
JPH11200592A (ja) 外装パネルの取付け構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101001

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4605709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3