JPH06350267A - 電子機器筐体 - Google Patents

電子機器筐体

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JPH06350267A
JPH06350267A JP16499693A JP16499693A JPH06350267A JP H06350267 A JPH06350267 A JP H06350267A JP 16499693 A JP16499693 A JP 16499693A JP 16499693 A JP16499693 A JP 16499693A JP H06350267 A JPH06350267 A JP H06350267A
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暁 滝井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋外等に設置する防水型電子機器筺体におい
て、高い防水性能を確保し、しかも取付け作業性及び耐
盗難性等を向上させる。 【構成】 外箱21の内側に前面が開口した状態で設け
られて内部に電子機器が収納される内箱22と、これら
外箱21及び内箱22の前面の開口部全体を覆う状態で
内箱22又は外箱21に固定されるカバー23とより構
成し、外箱21には、当該電子機器筺体全体を支持体1
4に固定すべく内側から挿通できる筺体取付けネジ31
の筺体取付け穴32を設け、カバー23には、内箱22
の開口を扉パッキン33を介して密閉しあるいは開放で
きるロック付きの扉35を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、屋外等に設置する防
水型の電子機器筺体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の防水型電子機器筺体の斜視
図であり、図5において、1は前面が開口し電子機器を
収納する箱、2はこの箱1の前面を開閉自在に取付けら
れたカバー、3はカバー2と箱1の接合部をシールすべ
くカバー2に取付けられた扉パッキン、4はカバー2に
取付けられてカバー2の閉じ状態を保持するロック機
構、5は箱1の側面から伸びて取付け穴6が形成された
取付け脚、7はこの取付け脚5の取付け穴6に挿通され
て支持体8に捩じ込まれることで筺体全体を支持体8に
固定する取付けネジ、9は電子機器に電力を供給したり
又は電子機器に対して信号を送受信すべく外部から電子
機器に接続されるケーブル、10は箱1に形成されたケ
ーブル9の配線口11をシールする配線口パッキン、1
2はやはり箱1の底面に形成され通気シート13で塞が
れた呼吸穴である。なお、通気シート13は、水分を通
さず空気のみを通過させるものである。また、配線口1
1は、直接雨水等が降り注がないように箱1の底面側に
形成されている。
【0003】次に動作について説明する。上記電子機器
筺体は、箱1内に電子機器を収納して取付けネジ7によ
り支持体8に取付けられ、カバー2が閉じられた状態に
おいて、扉パッキン3及び配線口パッキン10により箱
1内を密閉して防水機能を発揮し、箱1内に収納された
電子機器を雨露から保護する。しかも、呼吸穴12を介
して空気のみ出入りさせることで内外の気圧差発生を阻
止し、筺体内の気圧が下がった時に生じる水の吸込みを
防止するから、その防水機能は信頼性高く保持される。
【0004】図6は防水型電子機器筺体の他の従来例の
斜視図であり、図6において、14は箱1の後面に形成
され取付けネジ7が挿通される取付け穴である。なおこ
の従来例の他の構成は、前記図5の例と同様であるの
で、同符号を付して説明を省略する。
【0005】次に動作について説明する。この電子機器
筺体は、取付けネジ7を取付け穴14を介して箱1の内
側から支持体8に捩じ込むことで支持体8に固定され、
箱1の内部に電子機器を収納して、前記図5の筺体と同
様に電子機器を保護するものであるが、取付け穴14と
取付けネジ7との間の隙間を例えば防水処理用シール材
(塗布後に固化するもの)等によりシールする必要が有
る。また、この筺体であると、カバー2を開けなければ
取付けネジ7の頭部が露出しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子機器筺体は
以上のように構成されているので、まず図5に示すもの
の場合には、ロック機構4が効いていても外部に露出し
た取付けネジ7を外すことで、筺体ごと電子機器を持去
られて盗まれてしまう可能性が有る。一方、図6に示す
ものは、このような盗難の恐れはないが、前述のように
取付けネジ7の挿通部をシールする作業が必要となり設
置の手間がかかるという問題と、また、取付け穴14を
設ける分だけ箱1の開口部ひいては扉パッキン3による
シール面積が大きくなり、ロック機構4の押圧力だけで
はシール性能が不十分となって、防水能力が不足するな
どの問題点があった。
【0007】また、図5,6に示す二つの筺体に共通す
る問題として、結露等で筺体内に溜まった水が排水され
ない問題点、及びケーブル9の配線口11が外部に露出
する構成であるため、防水性能上この配線口11の配設
位置が筺体の底面側に限られるという問題点があった。
【0008】なお、本発明に関連する従来技術として、
例えば実開昭58−31709号公報等に示されたもの
があるが、防水性,耐盗難性及び取付け作業性を同時に
確保したものはない。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、高い防水性能を有しながら、し
かも取付け作業性及び耐盗難性に優れ、さらには排水性
やケーブルの配線位置の自由度の点においても優れた電
子機器筺体を得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る電子機器筺体は、前面が開口した外箱と、この外箱の
内側に前面が開口した状態で設けられて内部に電子機器
が収納される内箱と、これら外箱及び内箱の前面の開口
部全体を覆う状態で前記内箱又は外箱にカバー取付けネ
ジにより固定されるカバーとより構成し、前記内箱に
は、前記電子機器に接続される外部からのケーブルを通
すための配線口と、通気シートで塞がれた呼吸穴とを設
け、前記配線口に前記ケーブルの挿通部を密封する配線
口パッキンを取付けるとともに、前記外箱には、前記ケ
ーブルを通すための入線口と、本筺体を支持体に固定す
るための筺体取付けネジを内側から挿通して前記支持体
に捩じ込むことができる筺体取付け穴とを設け、前記内
箱の周囲に、少なくとも前記入線口から前記内箱の配線
口まで前記ケーブルを引回すための空間を形成し、前記
カバーには、前記内箱の開口を扉パッキンを介して密閉
しあるいは開放できるロック付きの扉を設けるととも
に、この扉を開けたときにのみ露出する箇所に、前記カ
バー取付けネジを挿通して前記内箱又は外箱に捩じ込む
ためのカバー取付け穴を形成したものである。
【0011】さらに、請求項2記載の発明に係る電子機
器筺体は、前記内箱の下面に、前記外箱により覆われて
外部に露出しない排水口を形成したものである。
【0012】さらに、請求項3記載の発明に係る電子機
器筺体は、前記外箱あるいはカバーを、前記内箱の外側
に前記内箱内と隔離された空気層を形成する中空構造と
し、この中空とされた内部に空気を流通させる通風口を
形成したものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明における内箱は、最小限の
大きさとすることができ、またカバーの扉が閉じられた
状態においては、扉パッキン及び配線口パッキンにより
呼吸穴(あるいは、必要に応じ設けられる排水口)を除
いて密閉状態となり、しかも周囲を外箱に覆われている
とともに、呼吸穴の通気シートにより外気に対する通気
性が確保されているから、配線口の配設位置にかかわら
ず、また外気圧が変動したとしても、高い防水機能を発
揮して内部に収納された電子機器を雨露等の水分から確
実に保護する。
【0014】すなわち、内箱に取付け穴を設けて取付け
ネジを挿通する必要はなく、内箱は電子機器を収納する
ための最小限の大きさにすることができるので、扉パッ
キンによりシールする面積を最小限にして、ロック機構
の押圧力不足を回避できる。また、雨水等が直接内箱に
降りつけるようなことはありえないので、配線口を下面
側に配置しなくても高い防水性が確保できるのであり、
さらに、通気シートを通じた空気のみの出入りにより内
箱内の圧力が外気と等しく維持されるから、圧力差によ
り各パッキンのシールを破って水が吸込まれることもな
い。
【0015】そして、外箱と内箱は、外箱の筺体取付け
穴に内側から挿通されて支持体に捩じ込まれる筺体取付
けネジにより支持体に固定することができ、またカバー
は、カバー取付けネジを扉により覆われる位置に形成さ
れたカバー取付け穴を通して内箱等に捩じ込むことで、
取付ける構成であるから、扉のロック機構が働いている
限り、内部の電子機器もまた筺体全体も支持体から取外
して持去ることはできない。なぜなら、カバーを取付け
てカバーの扉を閉じた状態においては、筺体取付けネジ
は外箱とカバー全体により覆われ、またカバー取付けネ
ジは扉により覆われるから、これらをドライバ等で緩め
ることはできないのである。
【0016】また、前述のように配線口の位置は防水性
に影響しないとともに、外箱内における内箱の周囲には
ケーブルを引回す空間が形成されているから、配線口は
内箱のいずれの位置に設けてもよくなり、電子機器にお
けるケーブルの接続構成等の設計の自由度が向上する。
さらに、筺体取付けネジのための筺体取付け穴は外箱に
設けられているから、この部分のシール性を確保する必
要はなく、筺体取付けネジを取付ける際(すなわち、本
筺体を支持体に固定する際)に、筺体取付けネジに防水
処理用シール材を塗布する必要はない。
【0017】さらに、請求項2記載の発明における排水
口は、外箱により覆われて外部に露出しないことで雨水
等の侵入を防止しつつ、内箱の内部底面に結露等により
溜まった水を外箱を介して外部に排出し、結露等の水分
からも電子機器を保護する。
【0018】また、請求項3記載の発明における外箱あ
るいはカバーは、中空構造とされて内部に空気を通すこ
とにより、内箱を覆う断熱層として機能し、直射日光等
による内箱内(即ち、電子機器)の温度上昇を防止し
て、温度面においても電子機器を保護する。
【0019】
【実施例】実施例1.以下、請求項1記載の発明の一実
施例を図1,2について説明する。図1において、21
は前面が開口した直方体状の外箱、22は外箱21の内
側にやはり前面が開口した状態で設けられて内部に前記
電子機器が収納される内箱、23はこれら外箱21及び
内箱22の前面の開口部全体を覆う状態で内箱22に固
定されるカバーである。
【0020】内箱22は、縦横の大きさが外箱21より
も小さいが、奥行方向の寸法が外箱21よりも大きく形
成されて前端面が外箱21よりも前方に張出したもの
で、この場合外箱21と一体に形成されている。すなわ
ち、外箱21内の奥の鉛直面上にこの内箱22の側壁と
なる壁が直角に形成されることで、外箱21の内側に設
けられている。この内箱22は、電子機器に接続される
外部からのケーブル9を通すための配線口24を側面
に、通気シート25で塞がれた呼吸穴26を底面に有
し、配線口24にはケーブル9の挿通部を密封する配線
口パッキン27が取付けられている。また、この内箱2
2の外側面には、カバー23を固定するためのネジ穴2
8が形成された取付け脚29が設けられている。
【0021】外箱21は、ケーブル9を通すための入線
口30を内箱22の下方に、当該筺体全体を支持体14
に固定する筺体取付けネジ31の筺体取付け穴32を、
内箱22の両側に有するもので、内箱22の周囲に、少
なくとも入線口30から内箱22の配線口24までケー
ブル9を引回し、かつ筺体取付けネジ31を内側から筺
体取付け穴32に挿通して支持体14に捩じ込むための
空間を形成している。
【0022】カバー23は、内箱22の前面開口を扉パ
ッキン33を介して密閉しあるいは開放できるロック機
構34付きの扉35を有するとともに、この扉35を開
けたときにのみ露出する箇所に、カバー取付けネジ36
を挿通して内箱22の前記ネジ穴28に捩じ込むための
カバー取付け穴37を有する。なおこの場合、図2に示
すように、内箱22の前端面が扉パッキン33が圧接さ
れる座面となっている。また、ロック機構34は、キー
の挿入回転操作により爪が揺動して内箱22あるいはカ
バー23の縁にひっかかり、これにより扉35を閉めた
ときの押圧力を保持するものである。
【0023】次に動作について説明する。上記筺体にお
ける内箱22は、最小限の大きさとすることができ、ま
たカバー23の扉35が閉じられた状態においては、扉
パッキン33及び配線口パッキン27により呼吸穴26
を除いて密閉状態となり、しかも周囲を外箱21に覆わ
れているとともに、呼吸穴26の通気シート25により
外気に対する通気性が確保されているから、配線口パッ
キン27の配設位置にかかわらず、また外気圧が変動し
たとしても、高い防水機能を発揮して内部に収納された
電子機器を雨露等の水分から確実に保護する。
【0024】すなわち、内箱22に取付け穴を設けて取
付けネジを挿通する必要はなく、内箱22は電子機器を
収納するための最小限の大きさにすることができるの
で、扉パッキン33によりシールする面積を最小限にし
て、ロック機構34の押圧力不足又は押圧力の不均一を
回避できる。また、雨水等が直接内箱22に降りつける
ようなことはありえないので、配線口24を下面側に配
置しなくても高い防水性が確保できるのであり、さら
に、通気シート25を通じた空気のみの出入りにより内
箱22内の圧力が外気と等しく維持されるから、圧力差
により各パッキン27,33のシールを破って水が吸込
まれることもない。
【0025】そして、外箱21と内箱22は、外箱21
の筺体取付け穴32に筺体取付けネジ31を内側から挿
通して支持体14に捩じ込むことにより支持体14に固
定することができ、またカバー23は、カバー取付けネ
ジ36を扉35により覆われる位置に形成されたカバー
取付け穴37を通して内箱22のネジ穴28に捩じ込む
ことで、取付ける構成であるから、扉35のロック機構
34が働いている限り、内部の電子機器もまた筺体全体
も支持体14から取外して持去ることはできない。なぜ
なら、カバー23を取付けてカバー23の扉35を閉じ
た状態においては、筺体取付けネジ31の頭部は外箱と
カバー全体により覆われ、またカバー取付けネジ36の
頭部は扉35により覆われるから、これらをドライバ等
で緩めることはできないのである。
【0026】また、前述のように配線口24の位置は防
水性に影響しないとともに、外箱21内における内箱2
2の周囲にはケーブル9を引回す空間が形成されている
から、配線口24は本例のように側面に設けてもよい
し、また上面に設けてもよくなり、電子機器におけるケ
ーブル9の接続構成等の設計の自由度が向上する。さら
に、筺体取付けネジ31のための筺体取付け穴32は外
箱21に設けられているから、この部分のシール性を確
保する必要はなく、筺体取付けネジ31を取付ける際
(すなわち、本筺体を支持体14に固定する際)に、筺
体取付けネジ31に防水処理用シール材を塗布する必要
はない。なお、カバー取付け穴37にも防水処理用シー
ル材を塗布する必要がないのも同様である。
【0027】このように、上記電子機器筺体であると、
高い防水性能を発揮しながら、しかも取付け作業性及び
耐盗難性をも確保し、さらにはケーブルの配線の自由度
を向上させることができるので、ケーブルの接続位置等
が特殊な電子機器であっても簡単な作業で屋外等に設置
して、高い信頼性で雨水等を遮断して良好に保護管理で
きるという従来にない効果が得られる。
【0028】実施例2.次に、請求項2記載の発明の一
実施例を図3について説明する。なお、図1,2に示す
前記実施例と同様の構成要素には、同符号を付してその
説明を省略する。図3は、本実施例の筺体を示す側断面
図であって、図1におけるBーB断面に相当する側断面
図である。この図3において、41は、内箱22の下面
に形成されたパイプ状の排水口である。この排水口41
の先端は外箱21の底面に対向するように下方に伸び、
外箱21の内側に位置して外部には露出していない。
【0029】この実施例の筺体であると、結露等により
内箱22の内部に水分が生じても、この水は底面を伝っ
て排水口41から流れ落ちて排出されるので、このよう
に発生した水分からも電子機器を保護することができ
る。しかも、排水口41は、内箱22の下面側に設け
れ、外箱21により覆われて外部に露出していないの
で、ここから雨水等の外部の水が侵入する可能性は極め
て少なく、前述した防水機能はほぼ維持される。したが
って、電子機器を内部から発生する水分からも保護して
絶縁不良等の不具合の発生をより信頼性高く防止でき
る。
【0030】実施例3.次に、請求項3記載の発明の一
実施例を図について説明する。なお、図1,2に示す前
記実施例と同様の構成要素には、同符号を付してその説
明を省略する。図4は、本実施例の筺体を示す側断面図
であって、図1におけるBーB断面に相当する側断面図
である。この図4において、51は支持体14に接合さ
れる後面側の壁が中空構造とされた外箱、52は内箱2
2の前面開口を覆う壁が中空構造とされた扉である。外
箱51の中空部の上下には、この中空の内部に空気を流
通させるように通風口53,54が形成され、また扉5
2の中空部の上下にも、同様に通風口55,56が形成
されている。
【0031】なお、外箱51の中空部は、内箱22の裏
側部分にのみ形成されていてもいいし、外箱51の全体
にわたって形成されていてもよいが、全体にわたって形
成された場合は、筺体取付け穴32がこの中空部を貫通
している必要がある。また、扉52以外のカバーの構成
や、中空部以外の外箱51の構成も、図1,2に示す前
記実施例と同様の構成である。
【0032】上記実施例における外箱51あるいは扉5
2は、中空構造とされて図4の矢印に示すように内部に
空気を通すことにより、内箱22を覆う断熱層として機
能し、直射日光等による内箱内(即ち、電子機器)の温
度上昇を防止して、温度面においても電子機器を保護す
る。したがって、夏の暑い日差し等からも電子機器を保
護して、電子機器の作動を良好に維持するための許容温
度内に信頼性高く維持することも容易となる。
【0033】なお、本発明は上記実施例に限られず各種
の態様があり得る。例えば、図1における取付け脚29
と同機能のものを外箱21に形成して、カバー23を外
箱21に固定する構成とすることもできる。また、図4
に示す中空部は、扉だけでなくカバー全体に形成しても
よい。また、本発明における電子機器とは、電子回路あ
るいは電気回路を構成する各種の部品あるいは機器を含
むことはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、高い防水性能を発揮しながら、しかも取付け作
業性及び耐盗難性をも確保し、さらにはケーブルの配線
の自由度を向上させることができるように構成したの
で、ケーブルの接続位置等が特殊な電子機器であっても
簡単な作業で屋外等に設置して、高い信頼性で雨水等を
遮断して良好に保護管理できる効果がある。
【0035】また、請求項2に記載の発明によれば、結
露等により筺体内部から発生する水分からも電子機器を
保護するように構成したので、絶縁不良等の不具合の発
生をより信頼性高く防止できる効果がある。
【0036】また、請求項3に記載の発明によれば、直
射日光による内箱内の温度上昇が抑制されるように構成
したので、電子機器を許容温度内に信頼性高く維持する
ことも容易となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例による電子機器
筺体を示す分解斜視図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】請求項2記載の発明の一実施例による電子機器
筺体を示す側断面図である。
【図4】請求項3記載の発明の一実施例による電子機器
筺体を示す側断面図である。
【図5】従来の電子機器筺体の一例を示す斜視図であ
る。
【図6】従来の電子機器筺体の他の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
21,51 外箱 22 内箱 23 カバー 24 配線口 25 通気シート 26 呼吸穴 27 配線口パッキン 30 入線口 31 筺体取付けネジ 32 筺体取付け穴 33 扉パッキン 34 ロック機構 35,52 扉 36 カバー取付けネジ 37 カバー取付け穴 41 排水口 53,54,55,56 通風口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器を収納して筺体取付けネジによ
    り支持体に固定される電子機器筺体であって、前面が開
    口した外箱と、この外箱の内側に前面が開口した状態で
    設けられて内部に前記電子機器が収納される内箱と、こ
    れら外箱及び内箱の前面の開口部全体を覆う状態で前記
    内箱又は外箱にカバー取付けネジにより固定されるカバ
    ーとを備え、前記内箱は、前記電子機器に接続される外
    部からのケーブルを通すための配線口と、通気シートで
    塞がれた呼吸穴とを有し、前記配線口に前記ケーブルの
    挿通部を密封する配線口パッキンが取付けられており、
    前記外箱は、前記ケーブルを通すための入線口と、前記
    筺体取付けネジを内側から挿通して前記支持体に捩じ込
    むことができる筺体取付け穴とを有し、前記内箱の周囲
    に、少なくとも前記入線口から前記内箱の配線口まで前
    記ケーブルを引回すための空間を形成しており、前記カ
    バーは、前記内箱の開口を扉パッキンを介して密閉しあ
    るいは開放できるロック付きの扉を有するとともに、こ
    の扉を開けたときにのみ露出する箇所に、前記カバー取
    付けネジを挿通して前記内箱又は外箱に捩じ込むための
    カバー取付け穴を有することを特徴とする電子機器筺
    体。
  2. 【請求項2】 前記内箱の下面に、前記外箱により覆わ
    れて外部に露出しない排水口を形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の電子機器筺体。
  3. 【請求項3】 前記外箱あるいはカバーは、前記内箱の
    外側に前記内箱内と隔離された空気層を形成する中空構
    造とされ、この中空とされた内部に空気を流通させる通
    風口が形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    電子機器筺体。
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