JP2586453Y2 - 筐体の防水構造 - Google Patents

筐体の防水構造

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JP2586453Y2
JP2586453Y2 JP5164893U JP5164893U JP2586453Y2 JP 2586453 Y2 JP2586453 Y2 JP 2586453Y2 JP 5164893 U JP5164893 U JP 5164893U JP 5164893 U JP5164893 U JP 5164893U JP 2586453 Y2 JP2586453 Y2 JP 2586453Y2
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JP
Japan
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hole
housing
groove
waterproof structure
shielding member
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JP5164893U
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JPH0718484U (ja
Inventor
和人 臺之尊
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Koito Industries Ltd
Original Assignee
Koito Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋外の厳しい環境下に
設置され、雨水等に対して防水を行うとともに、通気性
を良好として筐体内の熱を放出する筐体の防水構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の筐体の防水構造は、筐体本体と
蓋との間にパッキンを介装して密閉状態としたものや、
分割した筐体の合わせ面全体にわたって断面U字状の溝
を対向して設け、この溝内にOリングを挿入し、両筐体
の合わせ面を合わせることによりOリングを弾性変形さ
せて密閉状態としたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たいずれの構造のものも、パッキンやOリングで完全密
閉してしまうため、筐体内に電子部品等を実装した基板
を設ける場合等においては、電子部品で発熱した熱が筐
体内にこもり、このため筐体内が高温となり電子部品に
悪影響を及ぼすといった欠点があった。
【0004】したがって、本考案は、上記した従来の欠
点に鑑みてなされたものであり、その目的するところ
は、防水のみならず通気性も併せもった筐体の防水構造
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案に係る筐体の防水構造は、密閉筐体の側面に
貫通孔を穿設し、この貫通孔に連通し下端が開口した溝
を有する遮蔽部材で貫通孔を覆うとともに、前記貫通孔
と前記遮蔽部材の溝との少なくともいずれか一方を多孔
質膜フィルタで覆う
【0006】
【作用】本考案によれば、微細孔を有し防水性、透湿
性、通気性を備えた多孔質膜フィルタで密閉筐体の内部
と外部とを連通した通路を覆うので、筐体外部からの水
の侵入を規制するとともに、筐体内部で発生する熱を筐
体外部に放出する。また、遮蔽部材の溝は、下端が開口
しているので、上方から落下する雨水等が貫通孔に到達
し難い。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本考案に係る筐体の防水構造を示す側断面
図、図2は同じく一部破断した要部側面図、図3は同じ
く取付ブロックの斜視図を示し、(a)は裏面側から視
た図、(b)は表面側から視た図である。これらの図に
おいて、1は箱状の筐体で、底面部に矩形状の窓1aが
穿設され、両側面部のほぼ中央に対向するようにして一
対の貫通孔1bが穿設され、上面部に開口部1cが設け
られており、この開口部1cの周囲には折り返し部1d
が形成されている。
【0008】2は窓1aの内側を覆うようにして筐体1
に貼着された透明なガラス、3は折り返し部1dの下部
下面に溶接等で固着された金具、4は金具3にねじで取
り付けられて懸架されたブラケット、5はカラー6を介
してブラケット4にねじ止めされ、電子部品(図示せ
ず)等が搭載されたプリント基板である。
【0009】7は折り返し部1dの下部上面に溶接等で
固着されたねじ孔7aを有する台座である。8は周囲を
下方に折曲した蓋で、折曲部内側に間隔板9が固着され
ている。10はゴム等の弾性部材で形成されたパッキン
で、折り返し部1dの上部上面と蓋8との間に介装さ
れ、間隔板9を台座7に載置し、ねじ11をねじ孔7a
に螺合することにより、パッン10により蓋8が筐体1
の開口部1cを密閉する。
【0010】13は本考案の特徴の一つである多孔質膜
フィルタである四ふっ化エチレン樹脂多孔質膜で、1c
あたり数億個以上の微細孔を有して防水性、透湿
性、通気性の特性を具備しており、貫通孔1bの内側を
覆うようにして貼着されている。
【0011】14は遮蔽部材である取付ブロックで、4
隅に貫通する取付孔14aが穿設され、裏面側側面に
は、上部が半円状で下端が開口した側面視U字状の溝1
4bが設けられており、表面側側面には図示を省略した
ねじ孔が形成されている。この取付ブロック14は、図
2に示すように皿ねじ15を取付ブロック14の表面側
から取付孔14aに挿入して筐体の孔(図示を省略)を
挿通させてナット16を螺合させることにより筐体1に
取り付けられる。
【0012】取り付けられた取付ブロック14の溝14
bと貫通孔1bとが連通する。18は、筐体1を屋外で
懸架するためのハンガーで、ボルト17を取付ブロック
14のねじ孔に螺合することにより取付ブロック14に
取り付けられている。
【0013】次に、このような構成の筐体の防水構造に
おける防水と通気の作用を説明する。筐体1はパッキン
10により開口部1cが蓋8で密閉され、かつ貫通孔1
bが防水機能を有する四ふっ化エチレン樹脂多孔質膜1
3で覆われているので、外部からの水の侵入を防止す
る。しかも、貫通孔1bの外側は、取付ブロック14に
覆われこの取付ブロックには、貫通孔1bに連通し下端
に開口部を有する溝14bが設けられているので、この
筐体が屋外においてハンガー18により懸架された場
合、上方から落下する雨水等が溝14bの下端の開口部
から溝14b内に侵入し難く、雨水等が貫通孔1bに到
達するのを防止でき、これにより、確実に防水がなされ
る。
【0014】次に、筐体1内において、基板5に搭載し
た電子部品により熱が発生した場合には、四ふっ化エチ
レン樹脂多孔質膜13が透湿性、通気性の特性をも併せ
て具備しているので、熱は膜13を通過して、矢印Aに
示すように貫通孔1bから溝14bを通って筐体1外部
に放出される。しかも、貫通孔1bは対向する側面のそ
れぞれに設けられているので、貫通孔1bからの通気が
円滑となり、熱の放出が効率よく行われる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、密
閉筐体の内部と外部とを連通する通路を多孔質膜フィル
タで覆ったので、外部からの水の侵入を規制するととも
に、内部の熱を放出する。また、貫通孔の外側をこの貫
通孔に連通し下端が開口した溝を有する遮蔽部材で覆う
ようにしたので、上方から落下する雨水等の貫通孔への
侵入を規制できるので、より防水が確実となる。
【0016】また、第2の発明によれば、貫通孔は筐体
の対向する側面のそれぞれに設けているので、貫通孔か
らの通気が円滑で、このため熱の放出が効率よく行われ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る筐体の防水構造の側断面図であ
る。
【図2】本考案に係る筐体の防水構造の一部破断した要
部側面図である。
【図3】本考案に係る筐体の防水構造における取付ブロ
ックの外観斜視図で、(a)は裏面側から視た図、
(b)は表面側から視た図である。
【符号の説明】
1 筐体 1b 貫通孔 8 蓋 10 パッキン 13 四ふっ化エチレン樹脂多孔質膜 14 取付ブロック 14b 溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉筐体の側面に貫通孔を穿設し、この
    貫通孔に連通し下端が開口した溝を有する遮蔽部材で貫
    通孔を覆うとともに、前記貫通孔と前記遮蔽部材の溝と
    の少なくともいずれか一方を各孔質膜フィルタで覆うこ
    とを特徴とする筐体の防水構造。
  2. 【請求項2】 箱状に形成された密閉筐体の対向する側
    面のそれぞれに貫通孔を穿設し、この貫通孔に連通し下
    端が開口した溝を有する遮蔽部材で貫通孔の外側を覆う
    とともに、前記貫通孔の内側を多孔質膜フィルタで覆う
    ことを特徴とする筐体の防水構造。
JP5164893U 1993-08-31 1993-08-31 筐体の防水構造 Expired - Lifetime JP2586453Y2 (ja)

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JPH0718484U JPH0718484U (ja) 1995-03-31
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