JPH06204667A - 屋外設置用筐体 - Google Patents

屋外設置用筐体

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JPH06204667A
JPH06204667A JP1591993A JP1591993A JPH06204667A JP H06204667 A JPH06204667 A JP H06204667A JP 1591993 A JP1591993 A JP 1591993A JP 1591993 A JP1591993 A JP 1591993A JP H06204667 A JPH06204667 A JP H06204667A
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Morihito Anno
守人 安濃
Fumiyoshi Ono
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密閉した筐体の内部温度の上昇を、最小限に
押さえることができる屋外用筐体を提供することであ
る。 【構成】 筐体内部に収納される電源ユニット19の発
熱体24が発する熱を放出する放熱板23を、電源ユニ
ット19の筐体本体1への取付板と兼用し、筐体本体1
の、前記取付板が取り付けられる筐体本体1の左側面部
1cの外面に放熱フィン26を設け、また、前記シェル
フ18に、高温発熱体を有するプリント基板21の両側
に位置させて遮蔽板22を設け、前記シェルフ18を筐
体本体1の内壁面に密着固定し、筐体本体1の、前記シ
ェルフ18が密着する側面部1cの外面に放熱フィン2
6を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDN等の通信ネッ
トワークの中継として用いられる光伝送装置及び交換機
等を収納する屋外用筐体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から屋外用筐体は、光伝送装置に限
らず、さまざまな分野で使用されているが、それらは風
雨の侵入を防ぐ構造を持っている。この様な筐体を使っ
ている装置の一例として、公衆回線からの経路を独自の
多数の電話機等の端末に分配する屋外形小容量光伝送装
置がある。
【0003】この屋外形小容量光伝送装置は、図10お
よび図11に示すように筐体40を備えており、この筐
体40は、鍵部41aを持つ保守用扉41と、この保守
用扉41を含む筐体側面及び天面に溶接されたブラケッ
ト41b,41bにネジ42により取付けられる日除け
43,44とにより構成される。ここで41cは、鍵部
41aを操作するための穴である。
【0004】また図12は、前記屋外形小容量光伝送装
置の正面断面図を示したもので、前記筐体40の内部に
はシェルフ45と電源46とが収められており、シェル
フ45は二つのL字金具47により支持されていて、そ
の内部にはプリント基板48等が収められている。ま
た、前記電源49は、図13に示すように放熱板50に
より高温発熱体51の放熱を促す構造を備えている。
【0005】前記筐体40は、外部の湿気及び塵埃等の
侵入を防ぐため、密閉状態となっている。従って、電源
49及びプリント基板48等の発熱体や日射により温度
が上昇した内部空気を、筐体外に放出することが出来な
い。以上の理由から、日射を遮り、内部温度の上昇を押
さえる為に、上記したように日除け43、44が設けて
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例にあって
は、日除け43,44は日射を遮るという目的から、筐
体40の天面及び周囲側面に図14に示すように取付け
られており、また、それぞれの日除け43,44の周囲
は、風雨に耐え得るだけの強度を持たせる為に、曲げ部
52が設けてある。ところが、筐体内部の熱を筐体40
の表面から放熱させるという観点から見ると、風の通り
を妨げるという点で逆効果になってしまうという問題点
があった。
【0007】また、高温発熱体51をもつ電源49等の
部位は、筐体40の内部空気に対して放熱している為、
筐体40の内部温度を著しく上昇させてしまう。さら
に、この筐体40は、電柱上に設置される場合もあるこ
とから、修理作業者の可動範囲が非常に狭い為、保守用
扉41は正面に一つしか設けていない。ところが、これ
では奥の部品は非常に交換しにくいという問題点があっ
た。
【0008】本発明は、以上の問題点に解消するもので
あり、その第1の目的とするところは、筐体外壁からの
放熱による空気の流れを妨げることなく、また、自然風
による流れを遮ぎることなく日射のみを遮断することが
できる屋外用筐体を提供することにある。
【0009】また、本発明の第2の目的とするところ
は、密閉した筐体の内部温度の上昇を、最小限に押さえ
ることができる屋外用筐体を提供することにある。
【0010】また、本発明の第3の目的とするところ
は、電柱上の狭い場所での保守が容易に行える屋外用筐
体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、本発明は、筐体本体の側面部および筐体本
体のそれぞれの開口部を開閉する扉の外面に、これらの
外面とは間隙を存して配設された日除けの周部を180
度折り畳んで折畳部を形成し、これらの日除けの面部
に、日射を遮ることを妨げない通風穴を設けたことを特
徴とする。
【0012】また、上記の第2の目的を達成するため
に、本発明は、筐体内部に収納される電源等の機器が発
する熱を放出する放熱板を、機器の筐体本体への取付板
と兼用し、筐体本体の、前記取付板が取り付けられる側
面部の外面に放熱フィンを設けたことを特徴とする。
【0013】また、上記の第2の目的を達成するため
に、本発明は、プリント基板等を収納し且つ筐体本体内
部に取付けられるシェルフに、高温発熱体を有するプリ
ント基板の両側に位置させて遮蔽板を設け、前記シェル
フを筐体本体の内壁面に密着固定し、筐体本体の、前記
シェルフが密着する側面部の外面に放熱フィンを設けた
ことを特徴とする。
【0014】また、上記の第2の目的を達成するため
に、本発明は、外部との空気の移動を遮断し且つ密閉し
た筐体本体に、内部の空気を撹拌するためのフアンを設
けたことを特徴とする。
【0015】また、上記の第3の目的を達成するため
に、本発明は、筐体本体の正面部と一側面部とを開放
し、この正面の開口部に、正面側の扉を、その左側縁部
をヒンジを介して開口部の左側縁部に取り付けて設け、
筐体本体の一側面部の開口部に、側面側の扉を、その右
側縁部をヒンジを介して開口部の右側縁部に取り付けて
設け、その2つの扉を相反する方向に開くようにしたこ
とを特徴とする。
【0016】
【作用】従って、請求項1記載の発明によれば、筐体外
壁からの放熱による空気の流れを妨げることなく、ま
た、自然風による流れを遮ぎることなく日射のみを遮断
することができる。
【0017】また、請求項2記載の発明によれば、筐体
本体内部の電源等の機器である発熱体により発生する熱
は、放熱板である取付部から筐体本体を通って、筐体本
体外部に取り付けられた放熱フィンにより効率良く放出
される。このために、密閉した筐体の内部温度の上昇
を、最小限に押さえることができる。
【0018】また、請求項3記載の発明によれば、高温
発熱体を有するプリント基板の両側に遮蔽板を位置させ
て他のプリント基板への放熱を防ぐことができ、また、
筐体本体内部の発熱体により発生する熱は、前記シェル
フから筐体本体を通って、筺体本体外部に取り付けられ
た放熱フィンにより効率良く放出される。このために、
密閉した筐体の内部温度の上昇を、最小限に押さえるこ
とができる。
【0019】また、請求項4記載の発明によれば、ファ
ンの回転により内部の空気を攪拌して密閉した筐体の内
部の温度をほぼ一定にすることができる。このために、
密閉した筐体の内部温度の上昇を、最小限に押さえるこ
とができる。
【0020】また、請求項5記載の発明によれば、二つ
の扉を相反する方向に開閉することができて、保守作業
者の可動範囲を広げることなく、奥まった部品に対して
も楽に作業をすることができる。このために、電柱上の
狭い場所での保守が容易に行える。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図9に基
づき説明する。
【0022】図1は本発明の実施例を示す屋外形小容量
光伝送装置の斜視図、図2は同分解斜視図である。
【0023】図1、図2において、1は屋外用筐体Aの
筐体本体であり、この筐体本体1は、上、下面部1a、
1b,左側面部1cおよび後面部1dを備え、且つ正面
部と右側面部とが開放した箱状体であり、この正面の開
口部2と右側の開口部3との境の角部に柱部1eが設け
てある。そして、この柱部1eには係止部6a、6bが
固着してある。また、正面の開口部2および右側の開口
部3の周部はパッキン当接部2a、3aになっている。
【0024】また、筐体本体1の下面部1bの下側には
バッテリー収容部9が、その開口部9aを正面に向けて
設けてあり、バッテリー収容部9の左、右側面部には通
風孔9bが複数形成してある。
【0025】また、筐体本体1の正面の開口部2には、
正面側扉4が、その左側縁部をヒンジ(図示せず)を介
して開口部2の左側縁部に取り付けられて設けてあり、
また、筐体本体1の右側の開口部3には、側面側扉5
が、その右側縁部をヒンジ(図示せず)を介して開口部
3の右側縁部に取り付けられて設けてあり、正面側扉4
および側面側扉5の内面周部にはそれぞれパッキン7
a、7bが装着してあり、さらに、正面側扉4および側
面側扉5にはそれぞれ鍵部8a、8bが取り付けてあ
る。
【0026】そして、正面側扉4および側面側扉5は、
これらの鍵部8a、8bを回して前記係止部6a、6b
に係止して、前記パッキン7a、7bをパッキン当接部
2a、3aに当接して、正面の開口部2および右側の開
口部3を閉塞する。
【0027】そして、正面側扉4および側面側扉5は、
これらの鍵部8a、8bを、上記とは逆回転させて前記
係止部6a、6bへの係止を解除することにより、それ
ぞれが相反する方向への開き(観音開き)で正面の開口
部2および右側の開口部3を開放する。
【0028】前記筐体本体1の上面部1a、すなわち天
面には、運搬用のアイボルト10と複数の日除け取付け
金具11とが溶接されており、これらの取付け金具11
に、アイボルト用逃げ孔12aが開けられた天面日除け
12がねじ11aにより固定されている。
【0029】また、筐体側面、すなわち左側面部には側
面日除け13が、正面側扉4および側面側扉5には側面
日除け14がそれぞれに天面日除け12と同様の取付け
方法にて装着されている。
【0030】前記側面日除け13、14には、図9に示
すように下方に向かう開口15aを有する通風孔15が
全面にわたって開けてあり、日射を遮ると共に自然風の
通風を妨げない構造になっている。そして、天面日除け
12および側面日除け13,14の周囲の端面には18
0°に折り畳んだ折畳部16が設けてあり、強度を保つ
と共に、筐体本体1の外壁により温められた空気の流れ
を妨げない形状となっている。
【0031】また、前記側面日除け13、14には、正
面側扉4および側面側扉5の鍵部8a、8bを操作する
為の逃げ穴17が設けてあり、専用ハンドル(図示せ
ず)を用いて、逃げ穴17より鍵部8a、8bを回すこ
とにより、正面側扉4および側面側扉5は図3に示す様
に、それぞれが相反する方向に開くことができ、内部の
保守が容易に行える構造にしてある。
【0032】前記筐体本体1の内部には、シェルフ1
8、電源ユニット19およびファンユニット20が上か
ら下にこの順序で配置してある。このシェルフ18は、
図4、図5に示すように筐体本体1の内壁に溶接された
スタッドねじ1f及びナット1gにより、その左側面1
8aが筐体本体1の左側面部1cの内面に密着され、右
側面18bは、筐体本体1の内部の柱部1eに溶接され
たL字状金具1iにねじ止めされている。
【0033】また前記シェルフ18には、この内部に挿
脱可能に挿入されるプリント基板21の両側に位置する
ように熱遮蔽板22が溶接されていて、高温発熱体を実
装するプリント基板21による熱の影響が他のプリント
基板21に及ばないようになっており、さらに熱遮蔽板
22に吸収された熱はシェルフ18の本体に伝導され
る。
【0034】前記電源ユニット19は、図7および図8
に示すようにその筐体19aの左側部に放熱板23を備
えており、トランジスター等の高温発熱体24の熱が放
熱板23を介して放熱されるようにしてある。そして、
この放熱板23は6カ所の取付け穴25を有する取付け
金具を兼ねており、前記シェルフ18の左側面と同様な
方法により、筐体本体1の左側面部の内壁に密着固定さ
れている。
【0035】さらに、前記シェルフ18及び電源ユニッ
ト19を固定した筐体本体1の左側面部の外側には、図
5、図6に示すように放熱フィン26が、熱伝導性の高
い接着剤を介して装着してある。したがって、シェルフ
18及び電源ユニット19等の発熱体を有する二つの部
位は金属部品を伝導して空気を介することなく、発生す
る熱を効率良く外部へ放出することが可能になる。
【0036】また、前記ファンユニット20はファン2
7を備えており、このファン27は図3、図4に示す矢
印方向に空気を流し、筐体本体1の内部空気を撹拌させ
ることにより、筐体内部の温度を平均化し、プリント基
板21および高温発熱体24の周辺に高温空気が集中す
ることを防ぐことで、これらのプリント基板21および
高温発熱体24の許容温度に対応している。
【0037】また、バッテリー28は、停電時のバック
アップに使用するが、性質上、水素ガスを発生する為、
外気との通風孔9aを設けた別室のバッテリー収容部9
に収納してある。
【0038】そして上記のように構成された屋外用筐体
Aは、筐体本体1の背面部に補強金具29を介して溶接
されたボルト30を、取付け金具31に固定することに
より、電柱32上に設置される。
【0039】上記の実施例によれば、筐体本体1の正面
および右側面に開口部2、3を設け、これらの開口部
2、3を開閉する正面側扉4と右側面側扉5のそれぞれ
の外面および筐体本体1の左側面部の外面に、これらの
外面とは間隙を存して側面日除け13、14を設け、こ
れらの側面日除け13、14の周部を180度折り畳ん
で折畳部16を形成し、これらの側面日除け13、14
の面部に、日射を遮ることを妨げない通風穴15を設け
たから、筐体外壁からの放熱による空気の流れを妨げる
ことなく、また、自然風による流れを遮ぎることなく日
射のみを遮断することができる。
【0040】また、筐体内部に収納される電源ユニット
19の発熱体24が発する熱を放出する放熱板23を、
電源ユニット19の筐体本体1への取付板と兼用し、筐
体本体1の、前記取付板が取り付けられる筐体本体1の
左側面部1cの外面に放熱フィン26を設けたから、筐
体本体1内部の電源ユニット19の発熱体24により発
生する熱は、放熱板23である取付部から筐体本体1の
左側面部1cを通って、筐体本体1外部に取り付けられ
た放熱フィン26により効率良く放出される。このため
に、密閉した筐体の内部温度の上昇を、最小限に押さえ
ることができる。
【0041】また、前記シェルフ18に、高温発熱体を
有するプリント基板21の両側に位置させて遮蔽板22
を設け、前記シェルフ18を筐体本体1の内壁面に密着
固定し、筐体本体1の、前記シェルフ18が密着する側
面部1cの外面に放熱フィン26を設けたから、プリン
ト基板21の高温発熱体の他のプリント基板21への放
熱を防ぐことができ、また、筐体本体1内部の発熱体に
より発生する熱は、前記シェルフ18から筐体本体1を
通って、筐体本体1外部に取り付けられた放熱フィン2
6により効率良く放出される。このために、密閉した筐
体の内部温度の上昇を、最小限に押さえることができ
る。
【0042】また、前記筐体本体1に、内部の空気を撹
拌するためのフアン27を設けたから、ファン27の回
転により内部の空気を攪拌して密閉した筐体の内部の温
度をほぼ一定にすることができる。このために、密閉し
た筐体の内部温度の上昇を、最小限に押さえることがで
きる。
【0043】また、前記筐体本体1の正面部と右側面部
とを開放し、この正面の開口部2に、正面側の扉4を、
その左側縁部をヒンジを介して開口部2の左側縁部に取
り付けて設け、筐体本体1の右側面部の開口部3に、側
面側の扉5を、その右側縁部をヒンジを介して開口部3
の右側縁部に取り付けて設け、その2つの扉4、5を相
反する方向に開くようにしたから、二つの扉4、5を相
反する方向に開閉することができて、保守作業者の可動
範囲を広げることなく、奥まった部品に対しても楽に作
業をすることができる。このために、電柱上の狭い場所
での保守が容易に行える。
【0044】以上本発明の一実施例について詳述した
が、本発明は屋外形小容量光伝送装置のみではなく、屋
内外に設置される各種装置用筐体において、内部温度の
上昇を押える必要のある装置全てに適用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明は、筐体
本体の側面部および筐体本体の開口部を開閉する扉のそ
れぞれの外面に、これらの外面とは間隙を存して配設さ
れた日除けの周部を180度折り畳んで折畳部を形成
し、これらの日除けの面部に、日射を遮ることを妨げな
い通風穴を設けたから、筐体外壁からの放熱による空気
の流れを妨げることなく、また、自然風による流れを遮
ぎることなく日射のみを遮断することができる。
【0046】また、本発明は、筐体内部に収納される電
源等の機器が発する熱を放出する放熱板を、機器の筐体
本体への取付板と兼用し、筐体本体の、前記取付板が取
り付けられる側面部の外面に放熱フィンを設けたから、
筐体本体内部の電源等の機器である発熱体により発生す
る熱は、放熱板である取付部から筐体本体を通って、筐
体本体外部に取り付けられた放熱フィンにより効率良く
放出される。このために、密閉した筐体の内部温度の上
昇を、最小限に押さえることができる。
【0047】また、本発明は、プリント基板等を収納し
且つ筐体本体内部に取付けられるシェルフに、高温発熱
体を有するプリント基板の両側に位置させて遮蔽板を設
け、前記シェルフを筐体本体の内壁面に密着固定し、筐
体本体の、前記シェルフが密着する側面部の外面に放熱
フィンを設けたから、プリント基板の高温発熱体の他の
プリント基板への放熱を防ぐことができ、また、筐体本
体内部の発熱体により発生する熱は、前記シェルフから
筐体本体を通って、筐体本体外部に取り付けられた放熱
フィンにより効率良く放出される。このために、密閉し
た筐体の内部温度の上昇を、最小限に押さえることがで
きる。
【0048】また、本発明は、外部との空気の移動を遮
断し且つ密閉した筐体本体に、内部の空気を撹拌するた
めのフアンを設けたから、ファンの回転により内部の空
気を攪拌して密閉した筐体の内部の温度をほぼ一定にす
ることができる。このために、密閉した筐体の内部温度
の上昇を、最小限に押さえることができる。
【0049】また、本発明は、筐体本体の正面部と一側
面部とを開放し、この正面の開口部に、正面側の扉を、
その左側縁部をヒンジを介して開口部の左側縁部に取り
付けて設け、筐体本体の一側面部の開口部に、側面側の
扉を、その右側縁部をヒンジを介して開口部の右側縁部
に取り付けて設け、その2つの扉を相反する方向に開く
ようにしたから、二つの扉を相反する方向に開閉するこ
とができて、保守作業者の可動範囲を広げることなく、
奥まった部品に対しても楽に作業をすることができる。
このために、電柱上の狭い場所での保守が容易に行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋外設置用筐体の一実施例としての屋
外形小容量光伝送装置の斜視図である。
【図2】同屋外形小容量光伝送装置の分解斜視図であ
る。
【図3】同屋外形小容量光伝送装置の扉を開けた状態の
斜視図である。
【図4】図1のU−U線に沿う断面図である。
【図5】図4のZ−Z線に沿う断面図である。
【図6】図4のW−W線に沿う断面図である。
【図7】電源機器の斜視図である。
【図8】同電源機器の一部破断した正面図である。
【図9】図1のX−X線に沿う断面図である。
【図10】従来の屋外形小容量光伝送装置の斜視図であ
る。
【図11】同屋外形小容量光伝送装置の分解斜視図であ
る。
【図12】図10のB−B線に沿う断面図である。
【図13】従来技術による電源機器の一部破断した正面
図である。
【図14】図10のY−Y線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 筐体本体 4,5 扉 12 天面日除け 13,14 側面日除け 18 シェルフ 19 電源ユニット 21 プリント基板 22 遮蔽板 27 ファン 26 放熱フィン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体本体の側面部および筐体本体のそれ
    ぞれの開口部を開閉する扉の外面に、これらの外面とは
    間隙を存して配設された日除けの周部を180度折り畳
    んで折畳部を形成し、これらの日除けの面部に、日射を
    遮ることを妨げない通風穴を設けたことを特徴とする屋
    外設置用筐体。
  2. 【請求項2】 筐体内部に収納される電源等の機器が発
    する熱を放出する放熱板を、機器の筐体本体への取付板
    と兼用し、筐体本体の、前記取付板が取り付けられる側
    面部の外面に放熱フィンを設けたことを特徴とする屋外
    設置用筐体。
  3. 【請求項3】 プリント基板等を収納し且つ筐体本体内
    部に取付けられるシェルフに、高温発熱体を有するプリ
    ント基板の両側に位置させて遮蔽板を設け、前記シェル
    フを筐体本体の内壁面に密着固定し、筐体本体の、前記
    シェルフが密着する側面部の外面に放熱フィンを設けた
    ことを特徴とする屋外設置用筐体。
  4. 【請求項4】 外部との空気の移動を遮断し且つ密閉し
    た筐体本体に、内部の空気を撹拌するためのフアンを設
    けたことを特徴とする屋外設置用筐体。
  5. 【請求項5】 筐体本体の正面部と一側面部とを開放
    し、この正面の開口部に、正面側の扉を、その左側縁部
    をヒンジを介して開口部の左側縁部に取り付けて設け、
    筐体本体の一側面部の開口部に、側面側の扉を、その右
    側縁部をヒンジを介して開口部の右側縁部に取り付けて
    設け、その2つの扉を相反する方向に開くようにしたこ
    とを特徴とする屋外設置用筐体。
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