JP2014143517A - 高周波フィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の空洞共振器を用いた高周波フィルタにおいて、軽量化を図りつつ良好な放熱特性を有する高周波フィルタを提供する。
【解決手段】合成樹脂部材に複数の空洞111が形成され、空洞111の空洞壁112が導電性を有する導電膜113で被覆された外導体ケース110と、空洞壁112から隔離した状態で、空洞111の内部に配置された複数の共振棒120と、外導体ケース110に設けられた入力端子131および出力端子132と、を備え、外導体ケース110には、入力端子131から出力端子132に亘って一続きに隣接する共振棒120同士を電磁界結合させる結合窓140が、隣接する共振棒120が配置された空洞111間に形成され、合成樹脂部材よりも熱伝導率が高い部材からなり、共振棒120と機械的に接合されて当該外導体ケース110の外部に熱を伝導する共振棒接合部160が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の空洞共振器から構成され、例えばマイクロ波やミリ波などの高周波帯において用いられる高周波フィルタに関する。
従来から、衛星通信や携帯電話などの用途で用いられるマイクロ波やミリ波などの高周波帯の通信信号を効率よく利用するため、例えば図9に示すような高周波フィルタが用いられている。
図9は、従来の高周波フィルタ600の上蓋を取り外したときの内部構造を示す図である。図9に示すように、高周波フィルタ600は、例えば合計6個の空洞612が形成された外導体ケース610と、各空洞612の内部にそれぞれ配置された中空の共振棒620と、外導体ケース610の側面に取り付けられた入出力端子613、613とを備える。また、外導体ケース610には、入出力端子613間を一続きに結ぶようにして共振棒620同士を電磁界結合させる合計5個の結合窓614が形成されている。さらに、共振棒620の間を伝わる電磁波が外部に漏れないようにするため、外導体ケース610と共振棒620とには、金属部材などの導電性を有する部材が用いられる。
このような高周波フィルタ600に対して、製品全体の軽量化を図ることが可能な高周波フィルタが特許文献1に記載されている。具体的に、特許文献1に記載された高周波フィルタは、金属部材よりも比重の小さい合成樹脂ケースに金属メッキを施した「外導体」を有する。例えば、上記の外導体ケース610を金属部材とした高周波フィルタ600に比べて、特許文献1に記載された高周波フィルタは、外導体の軽量化を図ることができる。
特開2001−53512号公報
一般的にプラスチックなどの合成樹脂材料は、金属材料に比べて熱伝導特性が悪い。そのため、上記の特許文献1に記載された高周波フィルタは、伝送損失としてフィルタ内部に生じた熱をフィルタ外部に放熱する放熱特性が悪く、フィルタ内部の温度が高くなる。さらに、フィルタ内部の高温化による熱膨張で、上記の特許文献1に記載された高周波フィルタは、各部の寸法が変化し、フィルタの共振周波数、すなわち通過周波数帯域が変化してしまうことがある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、複数の空洞共振器を用いた高周波フィルタにおいて、軽量化を図りつつ良好な放熱特性を有する高周波フィルタを提供することを目的とする。
<第1の態様>
本発明に係る第1の態様の高周波フィルタは、合成樹脂部材に複数の空洞が形成され、空洞の空洞壁が導電性を有する導電膜で被覆された外導体ケースと、空洞壁から隔離した状態で、空洞の内部にそれぞれ配置された導電性を有する複数の共振棒と、外導体ケースに設けられた入力端子と、外導体ケースに設けられた出力端子と、を備え、外導体ケースには、入力端子から出力端子に亘って一続きに隣接する共振棒同士を電磁界結合させる結合窓が、隣接する共振棒が配置された空洞間に形成され、合成樹脂部材よりも熱伝導率が高い部材からなり、共振棒と機械的に接合されて当該外導体ケースの外部に熱を伝導する共振棒接合部が設けられていることを特徴とする。
上記第1の態様によれば、合成樹脂部材に導電膜を被覆した外導体ケースを採用することで外導体ケースの軽量化を図りつつ、合成樹脂部材よりも熱伝導率が高い部材からなる共振棒接合部を外導体ケースに設けることで、当該高周波フィルタ内部で発生した熱を効率よく外部に放熱することができる。
<第2の態様>
本発明に係る第2の態様の高周波フィルタは、第1の態様において、空洞に、その底面に空洞よりも外径が小さい開口部が形成され、共振棒接合部が、空洞に形成された開口部を介して外導体ケースの外部に突出して、当該高周波フィルタの取り付け具に固定されていることを特徴とする。
上記第2の態様によれば、特に空洞の底面に形成された開口部以外の部分を、導電膜で被覆された合成樹脂部材とすることで、当該高周波フィルタ全体をできるだけ軽量化を図りながら、高周波フィルタ外部に電磁波が漏れないようにすることができる。
<第3の態様>
本発明に係る第3の態様の高周波フィルタは、第2の態様において、共振棒に、共振棒接合部が係合される係合部が形成されており、共振棒接合部が、外導体ケースの内側で共振棒の係合部と係合され、外導体ケースの外側で開口部よりも外径が大きいことを特徴とする。
上記の第3の態様によれば、共振棒接合部において、外導体ケースの外側が、外導体ケースに形成されている開口部よりも外径が大きいので、共振棒で発生した熱を外導体ケースの開口部から取り付け具側に効率よく放熱することができる。これは、共振棒接合部において、外導体ケース外部に突出している部分の外径が大きくなると、より多くの熱を取り付け具側に伝えることができるからである。
<第4の態様>
本発明に係る第4の態様の高周波フィルタは、第1の態様において、共振棒接合部が、共振棒と一体形成された部材からなることを特徴とする。
上記第4の態様によれば、共振棒を外導体ケースの開口部を介して延長させた延長部分を共振棒接合部とすることで、共振棒と共振棒接合部とを別部材とした場合に比べて、当該高周波フィルタを容易に組み立てることができる。
<第5の態様>
本発明に係る第5の態様の高周波フィルタは、第4の態様において、共振棒接合部が、外導体ケースの外部から取り付けられた締結部材により外導体ケースと固定されていることを特徴とする。
上記第5の態様によれば、この共振棒結合部をナットなどの締結部材により外導体ケースの外部側から固定することで、外導体ケースと共振棒結合部とのがたつきを防止しつつ、共振棒と共振棒接合部とを別部材とした場合に比べて当該高周波フィルタを容易に組み立てることができる。
<第6の態様>
本発明に係る第6の態様の高周波フィルタは、第1の態様において、空洞に、外導体ケースの外部に開いた開口部が形成され、共振棒接合部が、複数の空洞に形成された開口部を覆うように、外導体ケースに積層された導電性基板であることを特徴とする。
上記第6の態様によれば、外導体ケースの軽量化を図りつつ、共振棒から発生した熱を、導電性基板を介して当該高周波フィルタの外部に効率よく放熱することができる。
本発明によれば、複数の空洞共振器を用いた高周波フィルタにおいて、軽量化を図りつつ良好な放熱特性を実現することができる。
本発明が適用された高周波フィルタの構成例を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る高周波フィルタの内部構造を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る高周波フィルタ内部の共振棒で発生した熱の流れを矢印で模式的に示した図である。 第1の比較例に係る高周波フィルタ内部の共振棒で発生した熱の流れを矢印で模式的に示した図である。 第2の比較例に係る高周波フィルタの内部構造を説明するための断面図である。 第1の実施形態の第1の変形例に係る高周波フィルタの内部構造を説明するための断面図である。 第1の実施形態の第2の変形例に係る高周波フィルタの内部構造を説明するための断面図である。 第2の実施形態に係る高周波フィルタの内部構造を説明するための断面図である。 従来例に係る高周波フィルタの構成例を示す図である。
本発明は、複数の空洞共振器から構成され、例えばマイクロ波やミリ波などの高周波帯において用いられる高周波フィルタに関する。以下では、図面を参照しながら本発明が適用された高周波フィルタについて説明する。なお、以下では、所定の周波数帯の信号を通過させる帯域通過フィルタを例に挙げるが、本発明は帯域通過フィルタ以外のフィルタ(例えば、帯域阻止フィルタ)等にも適用されることはいうまでもない。
(1)第1の実施形態
(1−1)高周波フィルタの全体構成
図1は、第1の実施形態に係る高周波フィルタ100の内部構成例を示す斜視図である。すなわち、高周波フィルタ100は、例えば合計3個の空洞111a、111b、111c(総称して空洞111ともいう。)が形成された外導体ケース110と、各空洞111a、111b、111cの内部にそれぞれ配置された共振棒120a、120b、120c(総称して共振棒120ともいう。)と、外導体ケース110の側面110a、110bにそれぞれ取り付けられた入力端子131、出力端子132とを備える。
また、図2は、高周波フィルタ100の内部構造を説明するための断面図である。
外導体ケース110は、合成樹脂部材からなり、この合成樹脂部材の長手方向Lに並んで上述した合計3つの空洞111が形成されている。外導体ケース110は、合成樹脂材料として、例えばポリカーボネート(以下、PCともいう。)、ポリエーテルエーテルケトン(以下、PEEKともいう。)などのエンジニアリングプラスチックを用いることが、後述するように軽量化を図りながら機械的強度及び耐熱性を実現する観点から好ましい。また、空洞111は、その形状が長手方向Lに直交するケースの深さ方向Hに形成された凹部であり、この凹部形状の底面部に、空洞120よりも外径が小さく、外導体ケース110の外部に開いた開口部114a、114b、114c(総称して開口部114)が形成されている。後述するように、開口部114a、114b、114cには、それぞれ共振棒接合部160a、160b、160c(総称して共振棒接合部160ともいう。)が挿入される。
また、外導体ケース110には、入力端子131から一続きに出力端子132を結ぶ方向、図1で示す例では長手方向Lに、共振棒120同士を電磁界結合させる結合窓141、142(総称して結合窓140という)が形成されている。具体的に、結合窓141は、互いに隣接する空洞111a、111bの空洞壁112a、112bの一部を切り欠けた空間が上蓋150で覆われることで形成される中空の窓である。この結合窓141は、隣接する共振棒120a、120b同士を空間的に臨ませることによって電磁界結合させることができる。同様にして、結合窓142は、互いに隣接する空洞111b、111cの空洞壁112b、112cの一部を切り欠けた空間が上蓋150で覆われることで形成される中空の窓である。この結合窓142は、隣接する共振棒120b、120c同士を空間的に臨ませることによって電磁界結合させることができる。
図2に示すように、外導体ケース110は、空洞壁112a、112b、112c(総称して空洞壁112という。)が導電性を有する導電膜113で被覆されている。具体的に導電膜113は、アルミニウム(Al)、黄銅(Bs)、銅(Cu)、鉄(Fe)などの導電性を有する金属材料を、空洞壁112の表面にメッキ処理や蒸着処理などで成膜したものである。ここで、例えばマイクロ波やミリ波などの高周波帯の電気信号は、いわゆる表皮効果によって金属材料の表面を流れるという特性を有する。このような表皮特性により、外導体ケース110は、合成樹脂材料に導電膜113を成膜した外導体ケース110を用いても、外導体のインピーダンスが高くならないようにして、外導体ケースの軽量化を図ることができる。
共振棒120は、アルミニウム(Al)、黄銅(Bs)、銅(Cu)、鉄(Fe)などの導電性を有する円柱形状の金属材料であり、空洞壁111から隔離した状態で、空洞120の内部にそれぞれ配置されることで空洞共振器の内導体として機能する。また、共振棒120には、空洞111a、111b、111cの底面側に、共振棒結合部160a、160b、160cと機械的に接合する係合部121a、121b、121c(総称して係合部121という。)が形成されている。なお、共振棒120は、図2に示すような中空円柱形状に限定されず、空洞壁から隔離した状態で空洞の内部に配置され空洞共振器の内導体として機能すれば、中空部を有しない形状など他の形状を採用してもよい。
上蓋150は、合成樹脂部材に導電膜150aが被覆されており、外導体ケース110に取り付けられることで、上述した結合窓140を形成し、高周波フィルタ100の外部、すなわち空洞120と結合窓140以外に電磁波が漏れない遮蔽板として機能する。また、上蓋150には、外導体ケース110に取り付けられたときに各空洞111a、111b、111cに対応する位置に、周波数調整ネジ151a、151b、151c(総称して周波数調整ネジ151ともいう。)が、外導体ケース110の外側から締結されるナット152を介して、それぞれ取り付けられている。周波数調整ネジ151は、共振棒120と隔離した状態、共振棒120との間の距離に応じて共振周波数を調整することができる。たとえば、周波数調整ネジ151とナット152は、ステンレスなどからなる。
下記の「表1」は、合成樹脂(PC、PEEK)が、導電性を有する金属材料(Al、Bs、Cu、Fe)に比べて、相対的に比重が小さいことを示している。この表1から明らかなように、高周波フィルタ100は、外導体ケース110と上蓋150との部材として合成樹脂部材を採用することで、当該フィルタ全体の軽量化を図ることができる。
Figure 2014143517
また、上記の表1は、合成樹脂(PC、PEEK)が、金属材料(Al、Bs、Cu、Fe)に比べて熱伝導率(cal/cm・sec・C)が小さいことを示している。表1から明らかなように、外導体ケース110は、ケース全体の部材として合成樹脂部材の代わりに金属部材を用いた場合に比べて、フィルタ内部で発生した熱を効率よく外部に放熱することができない。
本実施形態では、フィルタ内部に発生した熱を効率よくフィルタ外部に放熱するため、外導体ケース110に、共振棒120a、120b、120cにそれぞれ機械的に接合する共振棒接合部160a、160b、160c(総称して共振棒接合部160ともいう。)が設けられている。
共振棒接合部160は、合成樹脂部材よりも熱伝導率が高い部材、例えば上記の「表1」に記載の金属材料(Al、Bs、Cu、Fe)からなる。また、共振棒接合部160は、一方の端部が、共振棒120の係合部121に係合した状態で、空洞111の底面に形成された開口部114を介して外導体ケース110の外部に突出して、他方の端部が、例えばナット171a、171b、171cによって取り付け具170に固定されている。
図3は、共振棒120で発生した熱の流れを矢印で模式的に示した図である。この図3から明らかなように、空洞120に形成された開口部114の周辺では、合成樹脂部材からなる外導体ケース110よりも、熱伝導率が高い部材からなる共振棒接合部160に、より多くの熱が高周波フィルタ100の外部に伝わることとなる。
ここで、共振棒120側の方が外導体ケース110側よりも伝送損失が比較的大きいため、共振棒接合部160は、共振棒120の伝送損失として発生した熱を外部に効率よく放熱させることができる。この結果、高周波フィルタ100は、内部温度の上昇を効率よく抑制することができる。
以上のような共振棒接合部160が形成された本実施形態に係る高周波フィルタ100は、次のような2つの比較例と比べて、軽量化を図りつつ良好な放熱特性を実現することができる。さらに高周波フィルタ100は、軽量化によって当該製品の物流コストを下げることができる。
(1−2)第1の比較例
図4は、第1の比較例に係る高周波フィルタ200が備える共振棒220で発生した熱の流れを矢印で模式的に示した図である。第1の比較例に係る高周波フィルタ200は、金属材料からなる外導体ケース210に3個の空洞211が形成され、各空洞211の内部に共振棒220が配置され、外導体ケース210に設けられた端子231、232間を一続きに結ぶ方向に共振棒220同士を電磁界結合させる結合窓240が、外導体ケース210に上蓋250を取り付けることで形成されている。また、第1の比較例に係る高周波フィルタ200は、共振棒220がネジ260により外導体ケース210内部に機械的に固定されている。このような構成を有する第1の比較例に係る高周波フィルタ200は、熱伝導率が高い金属材料の外導体ケース210を介して外導体ケース210を設置した取り付け具270に、共振棒220で発生した熱を放熱できる。しかしながら、上記の表1から明らかなように、第1の比較例に係る高周波フィルタ200は、外導体ケース210の比重が高く、軽量化の観点から好ましくない。
(1−3)第2の比較例
図5は、第2の比較例に係る高周波フィルタ300が備える共振棒320で発生した熱の流れを矢印で模式的に示した図である。ここで、第2の比較例に係る高周波フィルタ300は、合成樹脂に3個の空洞311が形成された外導体ケース310のケース内壁に金属材料の導電膜313が被覆され、各空洞311の内部に共振棒320が配置され、外導体ケース310に設けられた端子231、232間を一続きに結ぶ方向に共振棒320同士を電磁界結合させる結合窓340が、外導体ケース310に上蓋350を取り付けることで形成されている。また、第2の比較例に係る高周波フィルタ300では、共振棒320がネジ360により外導体ケース310内部に機械的に固定されている。このような構成からなる第2の比較例に係る高周波フィルタ300は、外導体ケース310が合成樹脂からなるので軽量化を図ることができる。しかしながら、第2の比較例に係る高周波フィルタ300は、熱伝導率が低い合成樹脂の外導体ケース310を介して外導体ケース310を設置した取り付け具370に、共振棒320で発生した熱を放熱できない。フィルタ外部への放熱が悪くフィルタ内部の温度が高くなると、使用部材の熱膨張によって各部の寸法が変化する。このような寸法変化により、結果として高周波フィルタ300は、共振周波数が変化してしまう点からも好ましくない。
(1−4)比較例に対する本実施形態に係る高周波フィルタの評価
上記のような第1及び第2の比較例に対して、本実施形態に係る高周波フィルタ100は、合成樹脂部材の外導体ケース110に導電膜113を被覆することで軽量化を図り、かつ、共振棒120から発生した熱を、合成樹脂部材よりも熱伝導率が高い部材からなる共振棒接合部260によって、効率よく外導体ケース110の外部に放熱することができる。また、本実施形態に係る高周波フィルタ100は、例えば第1の比較例に比べて金属材料の使用量を抑えることで、製品原価と物流コストなどの低減を図ることができ、また、良好な放熱特性によりフィルタ性能の劣化や経年劣化を抑制することができる。さらに、本実施形態に係る高周波フィルタ100は、例えば第2の比較例に比べて良好な放熱特性を実現できるので、結果としてフィルタ内部が温度上昇して各部の寸法が変化し、当該高周波フィルタ100の通過周波数帯域が変化することを防止できる。
さらに、高周波フィルタ100において、共振棒接合部160の形状は、外導体ケース110外部に突出している部分の外径が、外導体ケース110内部に挿入している部分の外径より大きい。ここで、共振棒接合部160において、外導体ケース110外部に突出している部分の外径が大きくなると、より多くの熱を取り付け具170側に伝えることができる。よって、本実施形態に係る高周波フィルタ100は、例えば、外導体ケース外部に突出している部分の外径が空洞に形成された開口部よりも小さい形状を採用した場合などと比べて、共振棒120から発生した熱を取り付け具170側に、特に効率よく放熱可能な点で好ましい。
(1−5)第1の実施形態に係る高周波フィルタの変形例
なお、第1の実施形態では、上述した高周波フィルタ100に限定されず、図6及び図7に示すような変形例に係る高周波フィルタの構成を採用することができる。
図6は、第1の実施形態において、第1の変形例に係る高周波フィルタ100aの内部構造を説明するための断面図である。ここで、第1の変形例に係る高周波フィルタ100aと、上述した高周波フィルタ100と同様の構成については、同様の符号を付して、その説明を省略するものとする。
具体的に、第1の変形例に係る高周波フィルタ100aは、共振棒接合部161a、161b、161c(総称して、共振棒接合部161という。)が、それぞれ共振棒120a、120b、120cと一体形成された部材からなる。共振棒結合部161は、一方の端部が、共振棒120と一体形成された状態で、空洞111の底面に形成された開口部114を介して外導体ケース110の外部に突出して、他方の端部が、例えばナット171a、171b、171cにより取り付け具170に固定したものである。
このようにして、第1の変形例に係る高周波フィルタ100aは、共振棒120を外導体ケース110の開口部114を介して延長させた延長部分を共振棒接合部161として機能させているので、当該高周波フィルタ100aを容易に組み立てることができる点で好ましい。
第2の変形例に係る高周波フィルタ100bは、図7に示すように、上述した第1の変形例に係る高周波フィルタ100aと同様の構成を採用し、さらに、共振棒接合部161a、161b、161cが、それぞれ外導体ケース110の外部から取り付けられた締結部材であるナット180a、180b、180c(総称してナット180という。)により外導体ケース110と固定したものである。
このような構成を採用した第2の変形例に係る高周波フィルタ100bは、ナット180により外導体ケース110と共振棒結合部161とのがたつきを防止しつつ、上述した第1の変形例に係る高周波フィルタ100aと同様に、容易に当該高周波フィルタ100bを容易に組み立てることができる点で好ましい。
(1−6)その他の具体例
なお、上記の具体例、すなわち、第1の実施形態に係る高周波フィルタは、外導体ケース110に導電膜113が成膜されていればよく、特に外導体ケース110と上蓋150との両方に導電膜113、150aが成膜されることで、高周波フィルタ全体をより軽量化できる点で好ましい。
(2)第2の実施形態
次に第1の実施形態と異なる第2の実施形態に係る高周波フィルタ500について、図8に示す断面図を参照して説明する。図8に示すように、高周波フィルタ500は、例えば合計三個の空洞511a、511b、511c(総称して空洞511ともいう。)が形成された外導体ケース510と、各空洞511a、511b、511cの内部にそれぞれ配置された共振棒520a、520b、520c(総称して共振棒520ともいう。)と、外導体ケース510の側面510a、510bにそれぞれ取り付けられた入力端子531、出力端子532と、共振棒520と接合する導電性基板560を備える。
外導体ケース510は、合成樹脂部材からなり、この合成樹脂部材の長手方向L2に並んで上述した合計3つの空洞511が形成され、空洞壁512a、512b、512c(総称して空洞壁512という。)が導電性を有する導電膜513で被覆されている。
また、空洞511は、長手方向L2に直交するケースの深さ方向H2に形成された凹部からなり、外導体ケース110の外部に開いた開口部514a、514b、514c(総称して開口部514)が形成され、開口部514が導電性基板560によって覆われることで外部から封止される。このように導電性基板560が開口部514を覆うことで、高周波フィルタ500の外部に電磁波が漏れないようにすることができる。
また、外導体ケース510には、入力端子531から一続きに出力端子532を結ぶ方向、図8では長手方向L2に、共振棒520同士を電磁界結合させる結合窓541、542(総称して結合窓540という)が形成されている。具体的に、結合窓541は、互いに隣接する空洞511a、511bの空洞壁512a、512bの一部をくりぬいて形成される中空の窓である。この結合窓541は、隣接する共振棒520a、520b同士を空間的に臨ませることによって電磁界結合させることができる。同様にして、結合窓542は、互いに隣接する空洞511b、511cの空洞壁512b、512cの一部をくりぬいて形成される中空の窓である。この結合窓542は、隣接する共振棒520b、520c同士を空間的に臨ませることによって電磁界結合させることができる。
また、空洞511a、511b、511cのそれぞれの底面部550a、550b、550c(総称して底面部550という。)には、周波数調整部551a、551b、551c(総称して周波数調整部551ともいう。)がそれぞれ取り付けられている。周波数調整ネジ551は、共振棒520と隔離した状態で、その隔離される距離に応じて共振周波数を調整する調整ネジ552と、調整ネジ552を外導体ケース550の外側から締結するナット553と、調整ネジ552を外導体ケース510の内側から締結するインサートナット554とから構成される。たとえば、調整ネジ551とナット552とは例えばステンレスからなり、インサートナット554は、ステンレスより導電性の高いBs、Alなどの金属部材を用いることが好ましい。ここで、インサートナット554を用いることで、底面部550表面に成膜された導電膜513が剥離することを防止することができる。
共振棒520は、導電性を有する円柱形状の金属材料であり、空洞壁511から隔離した状態で、空洞520の内部にそれぞれ配置されることで空洞共振器の内導体として機能する。また、共振棒520は、上述した空洞511に形成された開口部514を封止する導電性基板560と機械的に接合する。なお、共振棒は、図8に示すような中空円柱形状に限定されず、空洞壁から隔離した状態で空洞の内部に配置され空洞共振器の内導体として機能すれば、中空部を有しない円柱または棒状など他の形状を採用してもよい。
導電性基板560は、合成樹脂部材よりも熱伝導率が高い金属部材からなり、空洞511に形成された開口部514を覆うように、外導体ケース510の一方の面に積層される。また、導電性基板560は、例えば共振棒520と一体形成されること、または半田付けされることで、機械的に共振棒520と接合する共振棒接合部として機能する。また、導電性基板560は、外導体ケース510内側で共振棒520に接合され、外導体ケース510外側が取り付け具570に設置している。
以上のような構成からなる第2の実施形態に係る高周波フィルタ500は、合成樹脂部材からなる外導体ケース510に形成された導電膜513を被覆することで、装置の軽量化を図りつつ、共振棒520から発生した熱を、外導体ケースと比べて熱伝導率が高い導電性基板560を介して高周波フィルタ500の外部に効率よく放熱することができる。
また、第2の実施形態に係る高周波フィルタ500は、装置の軽量化により製品原価と物流コストなどの低減が図られ、また、良好な放熱特性によりフィルタ性能の劣化や経年劣化を抑制することができる。さらに、本実施形態に係る高周波フィルタ500は、良好な放熱特性を実現できるので、結果としてフィルタ内部が温度上昇して各部の寸法が変化して、当該高周波フィルタ100の通過周波数帯域が変化することを防止することができる。特に、導電性基板560を外導体ケース510に積層することで、容易に当該高周波フィルタ500を組み立てることができる。
(3)効果
以上のような本実施形態に係る高周波フィルタは、合成樹脂部材に導電膜を被覆した外導体ケースを採用することで軽量化を図り、かつ、合成樹脂部材よりも熱伝導率が高い部材からなる共振棒接合部を外導体ケースに設けることで、当該高周波フィルタの伝送損失として発生した熱を効率よく外部に放熱することができる。すなわち、本実施形態に係る高周波フィルタは、軽量化を図りつつ良好な放熱特性を実現することができる。
なお、本実施形態に係る高周波フィルタは、外導体ケースに形成される空洞の数が3つに限定されず、フィルタ特性や寸法などの設計条件に応じて選択される数の空洞を形成してもよい。
100 高周波フィルタ
111 空洞
112 空洞壁
113 導電膜
120 共振棒
131 入力端子
132 出力端子
140 結合窓
160 共振棒結合部

Claims (6)

  1. 合成樹脂部材に複数の空洞が形成され、該空洞の空洞壁が導電性を有する導電膜で被覆された外導体ケースと、
    前記空洞壁から隔離した状態で、前記空洞の内部にそれぞれ配置された導電性を有する複数の共振棒と、
    前記外導体ケースに設けられた入力端子と、
    前記外導体ケースに設けられた出力端子と、を備え、
    前記外導体ケースには、
    前記入力端子から前記出力端子に亘って一続きに隣接する前記共振棒同士を電磁界結合させる結合窓が、該隣接する共振棒が配置された空洞間に形成され、
    前記合成樹脂部材よりも熱伝導率が高い部材からなり、前記共振棒と機械的に接合されて当該外導体ケースの外部に熱を伝導する共振棒接合部が設けられていることを特徴とする高周波フィルタ。
  2. 前記空洞には、その底面に該空洞よりも外径が小さい開口部が形成され、
    前記共振棒接合部は、前記空洞に形成された開口部を介して前記外導体ケースの外部に突出した棒形状であり、当該高周波フィルタの取り付け具に固定されていることを特徴とする請求項1記載の高周波フィルタ。
  3. 前記共振棒には、前記共振棒接合部が係合される係合部が形成されており、
    前記共振棒接合部は、前記外導体ケースの内側で前記共振棒の係合部と係合され、前記外導体ケースの外側で前記開口部よりも外径が大きいことを特徴とする請求項2記載の高周波フィルタ。
  4. 前記共振棒接合部は、前記共振棒と一体形成された部材からなることを特徴とする請求項1記載の高周波フィルタ。
  5. 前記共振棒接合部は、前記外導体ケースの外部から取り付けられた締結部材によって、該外導体ケースと固定されていることを特徴とする請求項4記載の高周波フィルタ。
  6. 前記空洞には、前記外導体ケースの外部に開いた開口部が形成され、
    前記共振棒接合部は、前記複数の空洞に形成された開口部を覆うように、前記外導体ケースに積層された導電性基板であることを特徴とする請求項1記載の高周波フィルタ。
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