JPH10276008A - 半同軸空洞共振器 - Google Patents

半同軸空洞共振器

Info

Publication number
JPH10276008A
JPH10276008A JP7597297A JP7597297A JPH10276008A JP H10276008 A JPH10276008 A JP H10276008A JP 7597297 A JP7597297 A JP 7597297A JP 7597297 A JP7597297 A JP 7597297A JP H10276008 A JPH10276008 A JP H10276008A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
inner conductor
heat
cavity resonator
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7597297A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimasa Yano
利誠 矢野
Kanemi Sasaki
金見 佐々木
Yuji Takahashi
雄治 高橋
Shinichi Kudo
慎一 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP7597297A priority Critical patent/JPH10276008A/ja
Publication of JPH10276008A publication Critical patent/JPH10276008A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度変化によって内部導体が伸縮し、共振周
波数やインピーダンスが変動するのを軽減し、温度特性
に優れた半同軸空洞共振器を提供する。 【解決手段】 内部導体3を、内部導体管31と放熱伝
熱部32とから構成する。内部導体管31は、線膨張係
数の小さい材料(例えば、鉄,ニッケル鋼材,クロム鋼
材,クロムモリブデン鋼材等)からなるパイプ状の部材
で形成する。放熱伝熱部32は、熱伝導率の大きい材料
(例えば、銅材、銅合金材、アルミ合金材等)を用いて
形成する。内部導体管31の内側に放熱伝熱部32を圧
入する。内部導体3の一端を短絡導体4に固定する。放
熱伝熱部32の一端を短絡導体4に当接密着させる。電
磁波のエネルギによって内部導体管31に発生した熱
は、放熱伝熱部32を介して短絡導体4ならびに外部導
体2側へ伝達され外部へ放出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロ波・ミ
リ波帯等で帯域通過フィルタ(BPF:バンドパスフィ
ルタ)等として用いられる半同軸空洞共振器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の半同軸空洞共振器を用いて
構成した帯域通過フィルタの模式断面図である。図4は
半同軸空洞共振器を2段縦続接続した帯域通過フィルタ
を示している。従来の半同軸空洞共振器帯域通過フィル
タ51は、外部導体52と、内部導体53と、短絡導体
54と、遮蔽壁55と、周波数調整ねじ56と、入力
(または出力)用のコネクタ57Iと、出力(または入
力)用のコネクタ57Oと、入力(または出力)側の結
合ループ58Iと、出力(または入力)側の結合ループ
58Oとから構成されている。
【0003】外部導体52は、一端が閉鎖され他端が開
口部となる中空の箱型に形成される。外部導体52の開
口部は、短絡導体54で塞がれる。外部導体52ならび
に短絡導体54で形成される中空の箱の内部に、遮蔽壁
55を設けて上下2段の空洞共振部を区画形成してい
る。区画された各空洞共振部に、丸棒状の内部導体53
をそれぞれ設けている。内部導体53の一端は短絡導体
54に固定されている。これにより、外部導体52の一
端と内部導体53の一端が短絡導体54を介して短絡さ
れた半同軸空洞共振器を構成している。
【0004】遮蔽壁55には結合窓55aが設けられ、
この結合窓55aで上下の空洞共振部を結合している。
図4は、内部導体53の開放端側を中空構造にして軽量
化を図った構造を示している。周波数調整ねじ56は、
外部導体52に固定されたナット59を介して軸方向に
進退自在に取り付けられている。
【0005】送受信装置の一方の端子から供給される電
気信号は、入力用コネクタ57Iを介して入力側の結合
ループ58Iへ供給され、入力側の結合ループ58Iか
ら電磁波として放射され、前段(上段)の空洞共振器、
結合窓55a、後段(下段)の空洞共振器を介して出力
側の結合ループ58Oで電気信号に変換され、出力用コ
ネクタ57Oを介して送受信装置の他方の端子へ戻る。
【0006】この半同軸空洞共振器帯域通過フィルタ5
1の共振周波数は、各空洞共振器内の内部導体53の長
さにより決定される。また、周波数調整ねじ56を内部
導体53の開放端側から挿入していくことで開放端負荷
容量を変化させ、共振周波数を微少変化させることがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】内部導体53は、周囲
温度の変化によって軸方向へ伸縮する。また、電磁波の
エネルギによって内部導体53が発熱し、内部導体53
の温度上昇によって内部導体53が軸方向へ伸長する。
特に高電力が供給された場合には、開放端が高熱とな
り、開放端側の伸長が著しい。内部導体53が伸縮する
と、帯域通過フィルタ51の共振周波数が本来の値(設
計値)からずれてしまう。周波数調整ねじ56も同様に
温度によって伸縮するため開放端負荷容量が変化し、共
振周波数が変化してしまう。特に、内部導体53と周波
数調整ねじ56とは対向して配置されているので、それ
らが共に伸びたり縮んだりすることによって開放端負荷
容量は大きく変化してしまう。また、内部導体53が径
方向へ伸縮した場合、外部導体52と内部導体53との
距離の変化によってインピーダンスが変化し、共振器の
特性に影響を及ぼす。
【0008】このように従来の半同軸空洞共振器は、温
度変化によって内部導体が伸縮するため、共振周波数が
温度によって変動するという問題がある。内部導体とし
ては、導電性の材料であって、温度変化による伸縮の度
合(線膨張係数)が小さく、かつ、放熱性,熱伝導性の
良いものが適していることになるが、線膨張係数と熱伝
導性との相反する特性を満足する適当な材料は存在しな
い。
【0009】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、温度変化によって内部導体が伸縮し、
共振周波数やインピーダンスが変動するのを軽減し、温
度特性に優れた半同軸空洞共振器を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る半同軸空洞共振器は、内部導体を線膨張
係数の小さい導電性材料からなる中空の内部導体管で構
成するとともに、この内部導体管の内部に熱伝導率の大
きい材料からなる放熱伝熱部を設け、この放熱伝熱部の
一端を短絡導体へ当接させてなる。
【0011】なお、放熱伝熱部はその一部を中空構造に
してもよい。
【0012】さらに、放熱伝熱部は、内部導体管内に熱
伝導率の大きい材料からなる棒材を挿入し、この棒材と
内部導体管の内周壁との間に熱伝導性ゴムまたは熱伝導
性樹脂を注入する構造としてもよい。
【0013】この発明に係る半同軸空洞共振器は、共振
周波数やインピーダンス等の共振器特性を決定する内部
導体の外周部分を、線膨張係数の小さい導電性材料から
なる中空の内部導体管で構成したので、温度変化に伴う
内部導体の伸縮が小さい。よって、周囲温度が変動して
も共振周波数やインピーダンス等の共振器特性の変動が
小さく、温度特性の良好な半同軸空洞共振器を得ること
ができる。
【0014】さらに、この発明に係る半同軸空洞共振器
は、内部導体管の内部に放熱伝導部を設け、放熱伝導部
の端部を短絡導体に当接密着させる構造としたので、電
磁波のエネルギによって内部導体管に発生した熱は、内
部導体管の内部に設けた放熱伝熱部を介して短絡導体側
へ効率良く伝達され、短絡導体ならびに外部導体を放熱
部として外部に放出される。よって、高電力が供給され
ている状態でも、内部導体の温度上昇を低く抑えること
ができ、これにより内部導体管の伸長度合が低減される
ので、共振周波数やインピーダンス等の共振器特性の変
動を小さく抑えることができる。
【0015】なお、放熱伝熱部の一部を中空構造とする
ことで、内部導体の軽量化を図ることができる。これに
より、内部導体のたわみによって共振周波数やインピー
ダンス等の共振器特性が変化するのを防止できる。
【0016】さらに、内部導体管内に棒材を挿入し、棒
材と内部導体管の内周壁との間に熱伝導性ゴムまたは熱
伝導性樹脂を注入する構造にすることで、内部導体管と
棒材との熱的な結合を良好に保つことができるととも
に、内部導体の組立が容易となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係
る半同軸空洞共振器を用いて構成した帯域通過フィルタ
の模式断面図である。図1は半同軸空洞共振器を2段縦
続接続した帯域通過フィルタを示している。この発明に
係る半同軸空洞共振器帯域通過フィルタ1は、外部導体
2と、内部導体3と、短絡導体4と、結合窓5aを備え
た遮蔽壁5と、周波数調整ねじ6と、入力(または出
力)用のコネクタ7Iと、出力(または入力)用のコネ
クタ7Oと、入力(または出力)側の結合ループ8I
と、出力(または入力)側の結合ループ8Oと、外部導
体2に固定されて周波数調整ねじ6を進退自在に支持す
るナット9とから構成されている。
【0018】外部導体2は、一端が閉鎖され他端が開口
部となる中空の箱型に形成している。外部導体2はアル
ミ合金材を用いて作製している。外部導体2の開口部
は、短絡導体4で塞がれる。短絡導体4はアルミ合金材
を用いて作製している。外部導体2ならびに短絡導体4
で形成される中空の箱の内部に、遮蔽壁5を設けて上下
2段の空洞共振部を区画形成している。遮蔽壁5はアル
ミ合金材を用いて作製している。区画された各空洞共振
部に、内部導体3をそれぞれ設けている。
【0019】内部導体3は、内部導体管31と、放熱伝
熱部32とからなる。内部導体管31は、内部導体3の
外周部を構成するものである。この内部導体管31の形
状によって空洞共振器の共振周波数、インピーダンス等
の共振特性が決定される。内部導体管31は、線膨張係
数の小さい材料からなるパイプ状の部材、例えば、鉄製
のパイプ等を用いて構成している。内部導体管31の材
料としては、鉄材以外に、ニッケル鋼材、クロム鋼材、
クロムモリブデン鋼材、チタンと鉄との合金材等を用い
ることができる。
【0020】内部導体管31の内側に、内部導体管31
の内径と同じ外径を有する丸棒状の放熱伝熱部32を設
けている。放熱伝熱部32は、熱伝導率の大きい材料を
用いて構成している。放熱伝熱部32の材料としては、
銅材、銅合金材、アルミ合金材等を用いることができ
る。放熱伝熱部32の軸方向の長さは、内部導体管31
の長さと等しいかそれよりも若干短くしている。
【0021】内部導体管31の内側に放熱伝熱部32を
構成する丸棒材を圧入し、内部導体管31の内周面と放
熱伝熱部32を構成する丸棒材の外周面とを密着させて
いる。これにより、内部導体管31に発生した熱が、放
熱伝熱部32へ効率良く伝達するようにしている。内部
導体管31の内側に放熱伝熱部32を圧入し、さらに、
銀ロウ等を用いたロウ付けまたは溶接によって、内部導
体管31の内周面と放熱伝熱部32とを密着させて、内
部導体管31と放熱伝熱部32との間の熱伝達効率を高
めるようにしてもよい。
【0022】短絡導体4の内面側に内部導体3の取付用
の凹部41を形成し、この取付用の凹部41に内部導体
3の一端側を取り付け固定している。内部導体3の一端
側を凹部41に圧入し、内部導体管31の端部ならびに
放熱伝熱部32の端部を短絡導体4に当接させ密着させ
ている。これにより、内部導体管31の熱を短絡導体4
へ直接伝達させて短絡導体4ならびに外部導体2を介し
て放熱させるとともに、内部導体管31の熱を熱伝導率
の大きい放熱伝熱部32を介して短絡導体4へ伝達させ
て短絡導体4ならびに外部導体2を介して放熱させる。
なお、取付用の凹部41に、内部導体管31の一端側な
らびに放熱伝熱部32の一端側をロウ付け、溶接、ねじ
止め等によって固定するようにしてもよい。
【0023】また、短絡導体4に、放熱伝熱部32を構
成する棒状部材をロウ付け、溶接、ねじ止め等によって
取り付けておき、この放熱伝熱部32に内部導体管31
を圧入するようにしてもよい。
【0024】短絡導体4に内部導体3の取付用の凹部4
1を形成しておくことで、取り付け時の位置出しが不要
となる。また、内部導体3が傾かないように取り付ける
ことが容易となる。
【0025】周波数調整ねじ6は、外部導体2に固定さ
れたナット9を介して軸方向へ進退自在に取り付けてい
る。周波数調整ねじ6は、内部導体3の開放端に対向さ
せて配置している。
【0026】以上の構成であるから図1に示した半同軸
共振器ならびにそれを用いて構成された帯域通過フィル
タ1は、周囲温度が変化しても内部導体3の外周部を形
成す内部導体管31の伸縮が少ないので、共振周波数や
共振インピーダンス等の共振器特性の変動が小さく、温
度特性に優れる。さらに、電磁波のエネルギによって内
部導体管31に発生した熱は、放熱伝熱部32を介して
短絡導体4ならびに外部導体2側へ効率良く伝達され外
部へ放出されるので、内部導体3の温度上昇を低く抑え
ることができる。これにより、内部導体管31の伸長度
合が低減されるので、共振周波数や共振インピーダンス
等の共振器特性の変動を小さく押えることができる。
【0027】図2はこの発明に係る他の半同軸空洞共振
器を用いて構成した帯域通過フィルタの模式断面図であ
る。図2に示す半同軸空洞共振器ならびにそれを用いて
構成した半同軸空洞共振器帯域通過フィルタ11は、放
熱伝熱部33の一部を中空にすることで、内部導体3の
軽量化を図ったものである。放熱伝熱部33の一端側は
中空構造にしないで、短絡導体4との密着面積を確保し
て、放熱伝熱部33から短絡導体4への熱伝達が効率良
く行なえるようにしている。周波数調整ねじ6は、内部
導体管31の開放端からの内部導体管31の内部まで進
入できるようにしている。内部導体3の軽量化を図るこ
とで、内部導体3のたわみによって共振周波数や共振イ
ンピーダンス等の共振器特性が変化するのを防止でき
る。
【0028】図3はこの発明に係るさらに他の半同軸空
洞共振器を用いて構成した帯域通過フィルタの模式断面
図である。図3に示す半同軸空洞共振器ならびにそれを
用いて構成した半同軸空洞共振器帯域通過フィルタ21
は、内部導体3の放熱伝導部34を棒材35とゴム材3
6で構成したものである。
【0029】棒材35は、熱伝導率の大きい銅材、銅合
金材、アルミ合金材等を用いて構成している。棒材35
の外径は、内部導体管31の内径よりも数ミリメートル
小さくして、棒材35と内部導体管31の内周面との間
に隙間が形成できるようにしている。図3では、棒材3
5の長さを内部導体管31の長さよりも短くして、内部
導体管31の開放端側から周波数調整ねじ6が内部導体
管31の内部へ進入できる構造としている。
【0030】短絡導体4の内面側に内部導体3の取付用
の凹部41を形成するとともに、取付用の凹部41に棒
材35の一端側を貫通させるための棒材取付孔42を設
けている。そして、棒材35の一端面が短絡導体4の外
側面と同一面になるようにしている。棒材35は、短絡
導体4の棒材取付孔42に圧入、またはロウ付け,溶接
等によって固定される。棒材35の外側の端面に放熱フ
ィン等を設けて、放熱効率を向上させるようにしてもよ
い。
【0031】短絡導体4の取付用凹部41に内部導体管
31を圧入、またはロウ付け,溶接等によって固定した
後、棒材35と内部導体管31との隙間にゴム材36を
注入する。ゴム材36は、耐熱性を有するとともに熱伝
導特性の良好なものを用いる。なお、ゴム材36の替わ
りに、耐熱性を有するとともに熱伝導特性の良好な樹脂
を用いてもよい。内部導体管31内に長尺の棒材35を
圧入する必要がないので、内部導体3の組立が容易であ
る。また、内部導体管31と棒材35との伸縮率の違い
をゴム材36によって吸収させることもできる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る半同
軸空洞共振器は、共振周波数やインピーダンス等の共振
器特性を決定する内部導体の外周部分を、線膨張係数の
小さい導電性材料からなる中空の内部導体管で構成した
ので、温度変化に伴う内部導体の伸縮を小さくすること
ができる。よって、周囲温度が変動しても共振周波数や
インピーダンス等の共振器特性の変動が小さく、温度特
性の良好な半同軸空洞共振器を得ることができる。
【0033】さらに、この発明に係る半同軸空洞共振器
は、内部導体管の内部に放熱伝導部を設け、放熱伝導部
の端部を短絡導体に当接密着させる構造としたので、電
磁波のエネルギによって内部導体管に発生した熱は、内
部導体管の内部に設けた放熱伝熱部を介して短絡導体側
へ効率良く伝達され、短絡導体ならびに外部導体を放熱
部として外部に放出される。よって、高電力が供給され
ている状態でも、内部導体の温度上昇を低く抑えること
ができ、これにより内部導体管の伸長度合が低減される
ので、共振周波数やインピーダンス等の共振器特性の変
動が小さく抑えることができる。
【0034】なお、放熱伝熱部の一部を中空構造とする
ことで、内部導体の軽量化を図ることができる。これに
より、内部導体のたわみによって共振周波数やインピー
ダンス等の共振器特性が変化するのを防止できる。
【0035】さらに、内部導体管内に棒材を挿入し、棒
材と内部導体管の内周壁との間に熱伝導性ゴムまたは熱
伝導性樹脂を注入する構造にすることで、内部導体管と
棒材との熱的な結合を良好に保つことができるととも
に、内部導体の組立が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半同軸空洞共振器を用いて構成
した帯域通過フィルタの模式断面図である。
【図2】この発明に係る他の半同軸空洞共振器を用いて
構成した帯域通過フィルタの模式断面図である。
【図3】この発明に係るさらに他の半同軸空洞共振器を
用いて構成した帯域通過フィルタの模式断面図である。
【図4】従来の半同軸空洞共振器を用いて構成した帯域
通過フィルタの模式断面図である。
【符号の説明】
1,11,21 半同軸空洞共振器帯域通過フィルタ 2 外部導体 3 内部導体 4 短絡導体 31 内部導体管 32,33,34 放熱伝熱部 35 棒材 36 ゴム材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 慎一 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部導体の一端と内部導体の一端とを短
    絡導体を介して短絡してなる半同軸空洞共振器におい
    て、 前記内部導体は、線膨張係数の小さい導電性材料からな
    る中空の内部導体管と、この内部導体管の内部に設けら
    れた熱伝導率の大きい材料からなる放熱伝熱部とから構
    成し、前記放熱伝熱部の一端を前記短絡導体へ当接させ
    たことを特徴とする半同軸空洞共振器。
  2. 【請求項2】 前記放熱伝熱部の一部を中空構造にした
    ことを特徴とする請求項1記載の半同軸空洞共振器。
  3. 【請求項3】 前記放熱伝熱部は、前記内部導体管の内
    径よりも小さい外径で熱伝導率の大きい材料からなる棒
    材と、この棒材と前記内部導体管の内周壁との間に設け
    られた熱伝導性ゴムまたは熱伝導性樹脂とからなること
    を特徴とする請求項1記載の半同軸空洞共振器。
JP7597297A 1997-03-27 1997-03-27 半同軸空洞共振器 Pending JPH10276008A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7597297A JPH10276008A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 半同軸空洞共振器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7597297A JPH10276008A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 半同軸空洞共振器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10276008A true JPH10276008A (ja) 1998-10-13

Family

ID=13591671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7597297A Pending JPH10276008A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 半同軸空洞共振器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10276008A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011097463A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Nec Toshiba Space Systems Ltd 同軸バンドパスフィルタ、同軸共振器およびマイクロ波通信機器
JP2014143517A (ja) * 2013-01-23 2014-08-07 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 高周波フィルタ
CN108475836A (zh) * 2015-12-24 2018-08-31 华为技术有限公司 一种滤波器及无线网络设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011097463A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Nec Toshiba Space Systems Ltd 同軸バンドパスフィルタ、同軸共振器およびマイクロ波通信機器
JP2014143517A (ja) * 2013-01-23 2014-08-07 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 高周波フィルタ
CN108475836A (zh) * 2015-12-24 2018-08-31 华为技术有限公司 一种滤波器及无线网络设备
US10873119B2 (en) 2015-12-24 2020-12-22 Huawei Technologies Co., Ltd. Filter and wireless network device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4292610A (en) Temperature compensated coaxial resonator having inner, outer and intermediate conductors
US5142253A (en) Spatial field power combiner having offset coaxial to planar transmission line transitions
CA1257349A (en) Temperature compensated microwave resonator
US20010052833A1 (en) Resonator and high-frequency filter
US4736173A (en) Thermally-compensated microwave resonator utilizing current-null segmentation
US4260967A (en) High power waveguide filter
JPH10276008A (ja) 半同軸空洞共振器
KR100519340B1 (ko) 마그네트론용 소형 아노드
JP3147838B2 (ja) 進行波管のコレクタ構造
US4297662A (en) Gas-tight-high-frequency permeable window arrangement in a coaxial line, particularly for traveling wave tubes
JP3484661B2 (ja) 同軸型ローパスフィルタ
JPH0215362Y2 (ja)
JPS6337538A (ja) 遮へい格子管
RU2297687C1 (ru) Секционированная замедляющая система штыревого типа лампы бегущей волны
JP2928113B2 (ja) ピルボックス型真空窓
JPS6138247Y2 (ja)
EP3312947B1 (en) Transmission line, in particular of rigid type and for radiofrequency power application
JP2643673B2 (ja) 大電力マイクロストリップ電力合成器
JP2924476B2 (ja) 多空胴形クライストロン
US6504304B1 (en) Magnetron
JPS59165336A (ja) ヘリツクス形遅波回路
RU1723944C (ru) Клистрон
WO2019114141A1 (zh) 一种用于滤波器的空腔混合介质谐振结构及滤波器
JP2001044713A (ja) 小型導波管
JPH0646681B2 (ja) マイクロ波電力合成器