JP2004087573A - 制御盤筐体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】直方体状の制御盤筐体101の内部に、この筐体101の上下方向中間部に横向きに配置され、左右の側板1,1及び背面部材140にリベット11により締結される横中枠6と、この横中枠6の上方で左右方向中間部に縦向きに配置され、横中枠6、背面部材140及び横部材150にリベット11により締結される縦中枠7とを設けた。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、放電加工機やレーザ加工機などの工作機械用の制御盤筐体に関し、特に、筐体部材締結構造であるにもかかわらず筐体の剛性・強度が高く、また、収納機器を立体的に実装できるとともに、引出形ユニットの試験調整などが安全・確実にできる制御盤筐体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
制御盤や配電盤などの直方体状の筐体を、溶接接合によって製作すると、筐体の一方向からのみでは溶接作業をすることができず複数回の筐体の反転作業が必要となり、また溶接焼け(酸化による肌荒れや冷却後の収縮による溶接痕)除去のための研削作業も必要で、生産性が悪いという問題がある。このため近年では、溶接接合ではなくリベット締結による筐体の製作が提案されている。
【0003】
また、この種の制御盤においては、内部に収納する電子・電気機器(制御機器)は、試験や組立を容易にするために機能別にユニット化される。さらに、各ユニットに取り付けられるプリント基板は、一般的に、実装密度を高めるため奥行き方向に縦置き配置して複数個を横並びに収納する。このプリント基板の試験調整、ケーブル接続及び保守点検を容易にするために、ユニットは引出し形となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
放電加工機やレーザ加工機などの工作機械用の制御盤のように単独設置されるものでは、背面側に電子機器などを取り付けるための仕切壁が左右の側板の間に配置され、前面側に扉を備えた開口部が形成されているのが一般的である。従って、このような従来の制御盤筐体、特にリベット締結による制御盤筐体では、左右の側板の剛性によって前後方向の剛性・強度は高いものの、前面側に開口部が形成されているため、左右方向の剛性・強度が本質的に低く、また、ねじれに対しても弱いという問題を有している。
【0005】
また、奥行き方向に縦置き配置されたプリント基板を備える引出し形ユニットは、プリント基板の試験調整などを行うとき、引出し途中状態で作業をすることがあり、ユニットが不用意な移動をしてしまったり、落下してしまうことがあった。
【0006】
この発明は、上記のような問題に鑑みてなされたもので、十分な剛性・強度を確保することができるとともに、安全に引出し形ユニットの試験調整、ケーブル接続及び保守点検ができる筐体部材締結構造の制御盤筐体を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る制御盤筐体は、前面に扉が取り付けられる開口部を有し、少なくとも左右の矩形の側板と、これら左右の側板の上端部を連結する横部材と、下端部を連結する底板と、後端部を連結する背面部材とから構成され、これら隣接する各部材間を締結部材により締結して直方体状に成形され、制御機器等を収納する制御盤筐体において、前記筐体の内部の上下方向中間部に横向きに配置され、前記左右の側板及び背面部材に締結部材により締結される横中枠と、前記横中枠の上方で左右方向中間部に縦向きに配置され、前記横中枠、背面部材及び横部材に締結部材により締結される縦中枠とを設けたことを特徴とするものである。
【0008】
この発明によれば、直方体状の筐体内部に横中枠と縦中枠を配置し、隣接する部材と締結部材により締結したので、筐体の左右方向の剛性・強度が向上し、ねじれに対する剛性・強度も向上する。
【0009】
つぎの発明にかかる制御盤筐体は、上記の発明において、前記横部材が、前記左右の矩形の側板の上端部前側を連結する第1の横部材と、上縁部後側を連結する第2の横部材と、前記筐体上面を覆う天板とから成ることを特徴とするものである。
【0010】
この発明によれば、横部材を第1、第2の横部材と天板の2重構造にしたので、よりいっそう筐体の左右方向及びねじれに対する剛性・強度が向上する。
【0011】
つぎの発明にかかる制御盤筐体は、上記の発明において、前記背面部材が、前記左右の側板の後端より少し内側に配置され、背面側に盤内の熱を放熱する放熱フィンが取り付けられた仕切壁と、前記筐体の背面を覆う裏板から成ることを特徴とするものである。
【0012】
この発明によれば、背面部材を仕切壁と裏板の2重構造にしているので、よりいっそう筐体の左右方向及びねじれに対する剛性・強度が向上する。
【0013】
つぎの発明にかかる制御盤筐体は、上記の発明において、前記仕切壁が、両側縁を前方に折り曲げた側面部と、この側面部の縁をさらに内方に折り曲げた内曲げ部とを有し、前記横中枠は、水平平坦部の前後縁を上方に折り曲げた垂直部と、この垂直部の縁をさらに内方に折り曲げた内曲げ部とを有し、前記縦中枠の下面部は、前記横中枠の内曲げ部と締結され、前記横中枠の後側垂直部は、前記仕切壁の内曲げ部と締結されていることを特徴とするものである。
【0014】
この発明によれば、仕切壁には、両側縁を前方に折り曲げた側面部と、この側面部の縁をさらに内方に折り曲げた内曲げ部とを設け、横中枠には、水平平坦部の前後縁を上方に折り曲げた垂直部と、この垂直部の縁をさらに内方に折り曲げた内曲げ部とを設け、縦中枠の下端は横中枠の曲げ部と締結し、横中枠の後側垂直部は仕切壁の内曲げ部と締結したので、よりいっそう筐体の左右方向及びねじれに対する剛性・強度が向上するとともに、横中枠は、盤幅全体に亘るケーブルトレイとして利用できる。
【0015】
つぎの発明にかかる制御盤筐体は、上記の発明において、前記縦中枠又は左右の側板の内側面に、上下一対のガイドレールと、このガイドレールに係合して前後に移動できるユニットが取り付けられ、前記ガイドレールは縦中枠又は左右の側板の内面と間隙を有するガイド部を有し、前記ユニットを構成するユニットパネルの上下縁には、前記ガイド部の上又は下端に沿って摺動する水平レール部と、前記間隙内に嵌合して摺動する垂直レール部とが形成されていることを特徴とするものである。
【0016】
この発明によれば、縦中枠又は左右の側板の内面側に上下一対のガイドレールを設け、このガイドレールに係合して前後に移動できる縦置きユニットパネルとしたので、プリント基板を主体とするユニット形態に好適な横幅寸法が小さいパネル状の引出しユニットに構成できる。
【0017】
つぎの発明にかかる制御盤筐体は、上記の発明において、前記上側のガイドレールのガイド部に、ストッパ用凹部が形成され、前記ユニットパネル上部後方には、該ユニットパネルのスロット内を上下に摺動できるストッパが備えられ、このストッパは、前記ユニットの挿入又は引出し操作の途中で、自重により前記ガイド部の凹部内に落下係合してユニットが係止され、持ち上げることにより前記落下係合が解除されるものであることを特徴とするものである。
【0018】
この発明によれば、上側のガイドレールのガイド部にストッパ用凹部を形成し、ユニットパネル上部後方には、ガイド部の凹部内に落下してユニットパネルを係止するストッパが備えられているので、ユニット引出途中におけるユニットの不用意な移動や落下が防止され、安全に試験調整などの作業ができる。
【0019】
つぎの発明にかかる制御盤筐体は、上記の発明において、前記ストッパの、前記ユニットパネルとの係合部分に複数の略T字形の嵌合子が形成され、前記嵌合子は、前記スロットを通してユニットパネルの表側と裏側とに配置され、頭部がひねられてスロットから抜け止めされたストッパを備えていることを特徴とするものである。
【0020】
この発明によれば、ストッパは、ユニットパネルの表側と裏側の両側に配置されユニットパネルスロット内に挿入後に頭部をひねることによりスロットから抜け止めされる複数の略T字形の嵌合子によって、上下に摺動できるように係止されるので、簡単に組み立てでき、小形安価に構成できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図8を参照して、この発明の制御盤筐体の実施の形態を説明する。図1は扉と天板を取り除いた状態の制御盤筐体を示す斜視図、図2は天板を取り除いた状態の一部破断上面図、図3はユニットが引き出し途中の状態を示す上部縦断面図、図4は図3のストッパ部分の拡大図、図5はユニットの正面から一部破断して見たストッパ部分の拡大図、図6はストッパの形状を示す拡大図、図7は図5に対応してストッパ係合状態を示す拡大図、図8はガイドレールとユニットパネルの構造を示す斜視図である。
【0022】
制御盤筐体101の左右の側面部は、それぞれ一枚の鋼板の上下前後を内側に折り曲げて製作された矩形の側板1、1で構成されている。制御盤筐体101の上面部は、左右の側板1、1の上端前側を連結する第1の横部材2と、左右の側板1、1の上端後側を連結する第2の横部材3と、筐体上面の開口部を覆う天板15とから構成されている。ここで第1の横部材2と第2の横部材3と天板15を総称して横部材ということにする。制御機器ユニットの制御盤内への組込時に、天板15を取り外し、クレーン等で筐体の上面開口から吊り込む必要がなければ、第1、第2の横部材を省き、はじめから天板15のみで横部材150を構成することも可能である。
【0023】
制御盤筐体101の下面部は、左右の側板1、1の下端部を連結する底板4で構成され、背面部は、左右の側板1、1の後端部より少し内側で側板1,1を連結する仕切壁5と筐体背面を覆う裏板14とで構成されている。ここで仕切壁5と裏板14を総称して背面部材140ということにする。収納される制御機器などが少なく、また制御機器の発熱量も少ない場合には、仕切壁を省き裏板14のみで背面部材を構成してもよい。隣接する部材同士はリベット締結され、筐体101は直方体状に形成されている。
【0024】
本実施の形態では、制御盤筐体101の左右方向の剛性・強度を確保するために、筐体内部の上下方向中間部に横向きに配置され、左右の側板1,1および仕切壁5(背面部材140)に締結される横中枠6を設け、さらに横中枠6の上方で左右方向中間部に縦向きに配置され、横中枠6、仕切壁5(背面部材140)、第2の横部材3及び第1の横部材2(横部材150)に締結される縦中枠7とを設けている。前面開口部を塞ぐために扉8が備えられている。
【0025】
側板1、1には、前縁を内方に折り曲げて筐体前面開口部の前面フランジの一部を構成する側板前面部1A、1Aが形成されている。また、さらに剛性を増すために側板前面部1A、1A端縁を内側に折り曲げて側板内曲げ部1B、1Bが形成されている。側板1、1の後縁には背面開口部の背面フランジの一部を構成する側板背面部1C、1Cが折り曲げ形成されている。また、側板1、1の上縁を内方に折り曲げて側板上面部1D、1Dが水平に形成されている。側板1、1の下端には、底板4とリベット締結するための側板下面部1E、1Eが形成されている。
【0026】
第1の横部材2は、側板上面部1D、1D内面に密着する水平部2Aと、側板前面部1A、1A内面に密着する垂直部2Bと、反対側の第2の垂直部2Cとから成る略コ字形断面に折り曲げ成形されている。水平部2Aの両側端縁を折り曲げて側面部2D、2Dが形成され、左右の側板1、1の上端前側とリベット締結されている。
【0027】
第2の横部材3は、側板上面部1D、1D内面に接する水平部3Aと、側板背面部1C、1C内面に接する垂直部3Bとから成る略L字形断面に成形され、水平部3Aには複数個の放熱用角穴3Hが穿設されている。上記水平部3Aの両側端縁を折り曲げて側面部3C、3Cが形成され、左右の側板1、1の上端後側とリベット締結されている。
【0028】
15は、前後縁を下方に折り曲げた天板で、左右の側板1、1の側板上面部1D、1Dと、第1の横部材2及び第2の横部材3を覆うように配設されている。天板15の後方部には、放熱用角穴3Hに対応する位置に多数の放熱口(図示せず)が並設されている。また、本実施の形態では、天板15は、筐体101のリベット締結組立及び塗装の終了後に組み付けられ、その四隅を吊ボルト12によって筐体101の上面に締結される。
【0029】
5は、制御盤筐体101の背面寄りに配設される仕切壁で、その背面側に盤内の熱を放熱するための放熱フィン13が取り付けられる。上記仕切壁5は、左右の側板1、1内面に接する側面部5A,5Aと、第2の横部材3の水平部3A内面に接する上面部5Bと、底板4内面に接する下面部5Cとが前方側に折り曲げ成形され、それぞれ隣接する部材とリベット締結されている。5D、5Dは側面部5A、5Aから折り曲げられた内曲げ部で、後述するように横中枠6との締結や配線ダクトとして使用され、筐体の剛性・強度の向上にも寄与する。
【0030】
裏板14は、左右の側板1、1の側板背面部1C、1Cと、第2の横部材3の垂直部3Bと底板4の背面垂直部(図示せず)とを覆うように取り付けられ、隣接する部材とリベット締結される。
【0031】
横中枠6は、水平平坦部6Aの前後縁を上方に折り曲げた垂直部6B、6Bと、この垂直部6B、6Bの縁をさらに内方に折り曲げた内曲げ部6C、6Cと、垂直部6B、6Bの両側端を内方に折り曲げた側面部6D、6D、…とを有し、この左右側面部6D、6D、…は、左右の側板1、1の平坦部1P、1Pとリベット11で締結されている。また、後方の垂直部6Bは、前記仕切壁5の内曲げ部5D、5Dとリベット11で締結されている。
【0032】
縦中枠7は、少なくとも第1の横部材2の第2の垂直部2Cと締結される前面部7Aと、仕切壁5と締結される背面部7Bと、第2の横部材3の水平部3Aと締結される上面部7Cと、横中枠6の内曲げ部6C、6Cと締結される下面部7Dとを有している。上記各締結はリベット11を使用して成されている。なお、横中枠6の水平平坦部6Aに穿設された貫通穴6J(図2)は、横中枠6の内曲げ部6C、6Cと縦中枠7の下面部7Dとのリベット締結のために設けられている。
【0033】
前面開口部に備えられる扉8は、筐体101上面前隅部に取り付けられた上ヒンジ9と、底板4前隅部に取り付けられた下ヒンジピン(図示せず)によって回動開閉自在に支持される。なお、10は底板4に固着された下フランジで、扉8の下部当たりを構成している。
【0034】
左右の側板1、1の上下方向中間は、横中枠6の前後垂直部6B、6Bと一体に曲げ形成された側面部6D、6D、…によって連結され、さらに横中枠6は、後方の垂直部6Bによって仕切壁5の内曲げ部5D、5Dと締結されているので、上記左右の側板1、1、横中枠6、仕切壁5が上下方向の筐体中間において一体化され、筐体101の左右方向の剛性・強度が向上でき、ねじれに対する剛性・強度も向上できる。また、縦中枠7によって、第1及び第2の横部材2、3と横中枠6と仕切壁5とが左右方向の筐体中間において一体化され、強度がさらに向上できる。
【0035】
また、左右の側板1、1の上端前後は、第1及び第2の横部材2,3の両側端部の互いに直角を成す3面に接してリベット締結結合されるので、左右の側板1、1の結合強度が強固にできる。これによっても、開口部が形成されていて本質的に弱い左右方向の筐体強度が向上でき、ねじれに対する剛性・強度も向上できる。同時に、筐体101全体の直角度も確保され精度の高いものにできる。
【0036】
次に引出形ユニット102について説明する。通常、制御盤筐体101内には複数台のユニットが収納されるが、図1〜図3においては、便宜上、縦中枠7に取り付けられた1台のみが図示されている。ユニットが複数台のときは、左右の側板1、1の内面にも取り付けられる。
【0037】
縦中枠7の右側面の平坦部7Pには、上下一対のガイドレール16、16が小形のリベット17によって締結されている。ガイドレール16、16は平坦部7Pと間隙を有するガイド部16A、16Aが段付きに折り曲げ形成されている。このガイドレール16、16に沿って引出形ユニット102のユニットパネル21が挿入及び引出される。ユニットが複数台のときは、左右の側板1、1の内面にも上下一対のガイドレール16、16が小形のリベット17によって締結される。
【0038】
ユニットパネル21の上縁部及び下縁部はガイドレール16、16側に袋曲げされて、一対の水平レール部21B、21B及び垂直レール部21C、21Cが成形され、垂直レール部21C、21Cは、縦中枠平坦部7Pとガイド部16A、16Aとの間隙内に嵌合して、挿入及び引出時のユニット102の脱落が防止される。挿入の最終位置で、ユニットパネル21の前面部21Aは、縦中枠前面部7Aに固定ねじ24により固定される。
【0039】
ユニットパネル21の後端には、背面部21Dが折り曲げ形成され、垂直レール部21C、21Cと背面部21Dの端部とでガイドレール16、16のガイド部16A、16Aを摺動できるように挟み込んでいる。ガイドレール16、16が段付きに折り曲げ形状に形成されているので曲げ剛性が高く、ガイドレール16、16を縦中枠7の左側面(平坦部7Pが離れていて、ガイドレール中間部をリベット締結できない側面)に取り付けた状態でも、引出途中におけるユニットパネル21の横振れが防止される。
【0040】
ユニットパネル21には、プリント基板22や図示してない電気部品などが取り付けられる。このプリント基板22は、奥行き方向縦向きに配置されることになり、横幅寸法が小さいパネル状の引出し形ユニット102に構成でき、横方向に他のユニット機器を並置できるので盤内の実装密度を高めることができる。
【0041】
しかしながら、上記のようにプリント基板を配置すると、プリント基板22の試験調整、ケーブル接続及び保守点検は、ユニット102を引き出した状態で行わねばならない。特にプリント基板22の後方に配置された部品の試験調整、ケーブル接続及び保守点検は、図3に示すような引出途中位置で行う必要がある。
【0042】
ユニットパネル21の上部後方には、縦方向の第1のスロット21Eと第2のスロット21Fが穿設され、このスロットには、ストッパ23が上下方向に摺動可能に嵌合されている。ストッパ23は、図6に示すように、平板から切り抜き加工されたもので、ユニットパネル21上端より上側に位置する操作部23Aが形成され、ここに操作方向を示す矢印穴23Bが穿設されている。操作部23Aの下端部は、係止部23Cを構成し、この係止部23Cは、ユニット102の挿入・引出時は、水平レール部21B及び垂直レール部21Cまで連続して穿設された第1のスロット21E内に位置し、ガイド部16Aの上端縁を滑ってユニットパネル21と共に移動できる。
【0043】
係止部23Cの下には、略T字形の第1嵌合子23Dが形成され、第1のスロット21Eからユニットパネル21の裏側(プリント基板22の取付面と反対側)に飛び出るようになっている。第1嵌合子23Dの下方には、同様の第2嵌合子23Eが第1嵌合子23Dとは逆向きに形成され、第2のスロット21Fからユニットパネル21の表側(プリント基板22の取付面側)に飛び出るようになっている。第2嵌合子23Eの下方には、同様の第3嵌合子23Fが第1嵌合子23Dと同じ向きに形成され、第2のスロット21Fからユニットパネル21の裏側に飛び出るようになっている。これらの各嵌合子23D、23E、23Fは、第1、第2のスロット21E、21F内に挿入した後、T字形の頭部を30°程度ひねっておくことによりスロットから抜け止めされている。
【0044】
ガイドレール16、16の前方上端には凹部16Bが形成されており、引出し形ユニット102を引き出すと、ストッパ23が凹部16Bの位置に来たとき自然落下し、図7に示すように係止部23Cが凹部16B内に落ち、引出形ユニット102は係止される。これにより、不用意な移動や落下が防止され、安全に試験調整などの作業を行うことができる。凹部16Bと係合状態のストッパ23は、操作部23Aをつまみ上げて第2嵌合子23Eの首部が第2のスロット21F上端縁に当たるまで移動することができる。この移動距離を、図7のSで示す。この状態で凹部16Bと係止部23Cとの係合が外れ、引出形ユニット102はガイドレール16に沿って移動できる。
【0045】
次に引出形ユニット102へのケーブル引き込みについて説明する。外部からのケーブル(図示せず)は、左側の側板1の下方に穿設されたケーブル穴1Hから盤内に引き込まれる。このケーブルは横中枠6に穿設されたケーブル穴6Hから水平平坦部6A上面に引き込まれ、縦中枠7の下面部7Dの下を潜ってプリント基板22に配線接続される。また、縦中枠7の左側と右側との間を配線接続する盤内ケーブルも縦中枠7の下面部7Dの下を潜って配線できる。このように横中枠6の水平平坦部6Aはケーブルトレイとしても機能する。また、横中枠6、縦中枠7によって盤内が仕切られるとともに、これらの部材を利用してユニット取付けや配線処理ができるので、収納機器を立体的に配置することができ、盤内実装密度を向上することができる。
【0046】
なお、本実施の形態では、各部材の締結手段としてリベットを用いているが、締結手段は、ボルト・ナットを用いてもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、直方体状の筐体内部に横中枠と縦中枠を配置し、隣接する部材と締結部材により締結したので、筐体の左右方向の剛性・強度を向上することができ、ねじれに対する剛性・強度も向上することができる。
【0048】
つぎの発明によれば、横部材を第1、第2の横部材と天板の2重構造にしたので、よりいっそう筐体の左右方向及びねじれに対する剛性・強度を向上することができる。
【0049】
つぎの発明によれば、背面部材を仕切壁と裏板の2重構造にしているので、よりいっそう筐体の左右方向及びねじれに対する剛性・強度を向上することができる。
【0050】
つぎの発明によれば、仕切壁には、両側縁を前方に折り曲げた側面部と、この側面部の縁をさらに内方に折り曲げた内曲げ部とを設け、横中枠には、水平平坦部の前後縁を上方に折り曲げた垂直部と、この垂直部の縁をさらに内方に折り曲げた内曲げ部とを設け、縦中枠の下端は横中枠の内曲げ部と締結し、横中枠の後側垂直部は仕切壁の内曲げ部と締結したので、よりいっそう筐体の左右方向及びねじれに対する剛性・強度を向上することができるとともに、横中枠は盤幅全体に亘るケーブルトレイとして利用できる。
【0051】
つぎの発明によれば、縦中枠又は左右側板の内側面に上下一対のガイドレールを設け、このガイドレールに係合して前後に移動できる縦置きユニットパネルとしたので、プリント基板を主体とするユニット形態に好適な横幅寸法が小さいパネル状の引出しユニットに構成できる。
【0052】
つぎの発明によれば、上側のガイドレールのガイド部にストッパ用凹部を形成し、ユニットパネル上部後方には、ガイド部の凹部内に落下してユニットパネルを係止するストッパが備えられているので、ユニット引出途中におけるユニットの不用意な移動や落下が防止でき、安全に試験調整などの作業を行うことができる。
【0053】
つぎの発明によれば、ストッパは、ユニットパネルの表側と裏側とに配置されユニットパネルスロット内に挿入後に頭部をひねることによりスロットから抜け止めされる複数の略T字形の嵌合子によって、上下に摺動できるように係止できるので、簡単に組み立てでき、小形安価に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施態様を示す、扉と天板を取り除いた状態の制御盤筐体の斜視図である。
【図2】天板を取り除いた状態の一部破断上面図である。
【図3】ユニットが引き出し途中の状態を示す上部縦断面図である。
【図4】図3のストッパ部分の拡大図である。
【図5】ユニットの正面から一部破断して見たストッパ部分の拡大図である。
【図6】ストッパの形状を示す拡大図である。
【図7】図5に対応してストッパ係合状態を示す拡大図である。
【図8】ガイドレールとユニットパネルの構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 側板、1A 側板前面部、1B 側板内曲げ部、1C 側板背面部、1D側板上面部、1E 側板下面部、2 第1の横部材、2A 水平部、2B 垂直部、2D 側面部、3 第2の横部材、3A 水平部、3B 垂直部、3C 側面部、4 底板、5 仕切壁、5A 側面部、5B 上面部、5C 下面部、5D 内曲げ部、6 横中枠、6A 水平平坦部、6B 垂直部、6C 内曲げ部、6D 側面部、7 縦中枠、7A 前面部、7B 背面部、7C 上面部、7D 下面部、8 扉、11 リベット、14 裏板、140 背面部材、15 天板、150 横部材、16 ガイドレール、16A ガイド部、16B 凹部、21 ユニットパネル、21B 水平レール部、21C 垂直レール部、22プリント基板、23 ストッパ、23A 操作部、23C 係止部、23D 第1嵌合子、23E 第2嵌合子、23F 第3嵌合子。
Claims (7)
- 前面に扉が取り付けられる開口部を有し、少なくとも左右の矩形の側板と、これら左右の側板の上端部を連結する横部材と、下端部を連結する底板と、後端部を連結する背面部材とから構成され、これら隣接する各部材間を締結部材により締結して直方体状に成形され、制御機器等を収納する制御盤筐体において、
前記筐体の内部の上下方向中間部に横向きに配置され、前記左右の側板及び背面部材に締結部材により締結される横中枠と、前記横中枠の上方で左右方向中間部に縦向きに配置され、前記横中枠、背面部材及び横部材に締結部材により締結される縦中枠とを設けたことを特徴とする制御盤筐体。 - 前記横部材は、前記左右の矩形の側板の上端部前側を連結する第1の横部材と、上端部後側を連結する第2の横部材と、前記筐体上面を覆う天板とから成ることを特徴とする請求項1に記載の制御盤筐体。
- 前記背面部材は、前記左右の側板の後端より少し内側に配置され背面側に盤内の熱を放熱する放熱フィンが取り付けられた仕切壁と、前記筐体の背面を覆う裏板とから成ることを特徴とする請求項1または2に記載の制御盤筐体。
- 前記仕切壁は、両側縁を前方に折り曲げた側面部と、この側面部の縁をさらに内方に折り曲げた内曲げ部とを有し、前記横中枠は、水平平坦部の前後縁を上方に折り曲げた垂直部と、この垂直部の縁をさらに内方に折り曲げた内曲げ部とを有し、前記縦中枠の下面部は、前記横中枠の内曲げ部と締結され、前記横中枠の後側垂直部は、前記仕切壁の内曲げ部と締結されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の制御盤筐体。
- 前記縦中枠又は左右の側板の内面には、上下一対のガイドレールと、このガイドレールに係合して前後に移動できるユニットが取り付けられ、前記ガイドレールは縦中枠又は左右の側板の内面と間隙を有するガイド部を有し、前記ユニットを構成するユニットパネルの上下縁には、前記ガイド部の上又は下端に沿って摺動する水平レール部と、前記間隙内に嵌合して摺動する垂直レール部とが形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の制御盤筐体。
- 前記上側のガイドレールのガイド部には、ストッパ用凹部が形成され、前記ユニットパネルの上部後方には、該ユニットパネルのスロット内を上下に摺動できるストッパが備えられ、このストッパは、前記ユニットの挿入又は引出し操作の途中で、自重により前記ガイド部の凹部内に落下係合してユニットが係止され、持ち上げることにより前記落下係合が解除されるものであることを特徴とする請求項5に記載の制御盤筐体。
- 前記ストッパは、前記ユニットパネルとの係合部分に複数の略T字形の嵌合子が形成され、前記嵌合子は、前記スロットを通してユニットパネルの表側と裏側とに配置され、頭部がひねられてスロットから抜け止めされたストッパであることを特徴とする請求項6に記載の制御盤筐体。
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