JP4602819B2 - 杭施工管理方法及び杭施工管理システム並びに杭施工管理システムのための管理サーバ - Google Patents

杭施工管理方法及び杭施工管理システム並びに杭施工管理システムのための管理サーバ Download PDF

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Description

本発明はビルディング、工場、橋梁、高架道路等の構築物の構築に先立つ基礎杭施工のごとき杭施工の管理方法及び管理システム、さらには該システムのための管理サーバに関する。
ビルディング、工場、橋梁、高架道路等の構築物を構築するにあたっては、一般的には、構築物の構築に先立ち、構築地盤中に、その状態に応じて選択された杭が打設され、該杭の上に構築物が構築される。
かかる杭施工は、発注者からの工事物件受注に基づき、
(1) 工期、品質、安全等の工事打合せ、
(2) 該打合せに基づく実行予算、施工計画書、施工品質計画書、安全計画書等の作成、
などを経て工事手配等を行い、実施に移される。
実行予算、施工計画書等の作成にあたっては、杭施工現場の地盤等に応じて、
(1) 杭明細、すなわち、杭種、杭径、一本の杭長、杭セット数(杭種、杭径及び杭長の組み合わせにより決定される杭ごとの本数)、
(2) 杭施工方法、
(3) 杭施工に用いる機械(重機)のタイプ等が必要に応じて決められる。
工事手配においては、実際に杭施工する業者及びその業者の杭施工に用いるべき機械(重機)、施工管理者(現場責任者)、作業予定(何月何日に何本杭施工する等)等が必要に応じて決められる。
このような手順を経て実際に杭施工が始まると、施工管理者から日々の工事進捗状況等が工事責任者に報告され、工事責任者は該報告事項を記録し、この記録が工事進捗状況の把握等に役立てられる。
一方、土木、建築の分野では、工事進捗状況等を把握する管理システムが提案されており、例えば特開2000−34835号公報は、工事の進捗状況及び作業出来高を把握可能な管理システムを提案しており、特開2001−64947号公報は、コンクリートダムの構築における施工状況及び施工出来高を管理する管理システムを提案している。
特開2000−34835号公報 特開2001−64947号公報
しかしながら、杭施工に関して、簡易に工事進捗状況、工事実績等を把握できる杭施工管理方法やシステムは見あたらない。
また、杭施工の実行予算に対して杭施工に実際に要した精算工事費等の把握を容易に行える杭施工管理方法やシステムも見あたらない。
また、施工杭の品質の把握を簡易に行える杭施工管理方法やシステムも見あたらない。
そこで本発明は、第1に、少なくとも工事進捗状況を一目瞭然に把握できる杭施工管理方法及び杭施工管理システム並びに該システムのための管理サーバを提供することを課題とする。
本発明は、第2に、杭施工の実行予算に対する、杭施工に実際に要した精算工事費の大小、換言すればそれら両者間の差益を容易に把握できる杭施工管理方法及び杭施工管理システム並びに該システムのための管理サーバを提供することを課題とする。
本発明は、第3に、施工杭の品質を容易に把握できる杭施工管理方法及び杭施工管理システム並びに該システムのための管理サーバを提供することを課題とする。
本発明は前記第1の課題を解決するため、次の第1〜第3の杭施工管理方法及び第1〜第3の管理サーバと該サーバを採用した杭施工管理システムを提供する。
(1)杭施工管理方法
(1-1) 第1の杭施工管理方法
管理サーバ、該管理サーバと通信可能のディスプレイ付き管理端末コンピュータ、該管理サーバと通信可能のE−mail機能及びブラウザ機能を有するディスプレイ付き携帯端末機及び該管理サーバにおいてデータの書き込み、読み出しが可能であるとともに該管理サーバを介して該管理端末コンピュータからデータの読み出し、書き込みが可能であるデータ保持手段とを含む杭施工管理システムによる杭施工管理方法であり、前記管理サーバが、
前記管理端末コンピュータから、少なくとも工事物件名データと、該工事物件に係る工期及び杭明細の各データとを保持する前記データ保持手段に保持された工事物件に係る工期及び杭明細の各データに基づいて、工事物件ごとに、該工事物件の工期中における各日の杭施工予定本数を送信設定させる予定本数設定ステップと、
前記管理端末コンピュータから、前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の施工管理者に関する情報を登録させる管理者情報登録ステップと、
前記登録された施工管理者の前記携帯端末機へ該施工管理者が管理する工事物件に関する、少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報を報告すべき旨指示する報告指示ステップと、
前記日々実績情報の報告指示を受けた施工管理者からの前記携帯端末機による少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報報告を受信する実績情報報告受信ステップと、
前記管理端末コンピュータのディスプレイに、前記データ保持手段に保持された工事物件及びその工期の各データ並びに設定された前記杭施工予定本数に基づいて、工事物件ごとに、少なくとも、該工事物件の工期中における各日と該各日の杭施工予定本数とを対応させて表示するとともに、該各日に対応させて前記携帯端末から報告されるその日の杭施工実績本数を併せグラフ表示し、さらに該携帯端末から報告される杭施工実績本数に基づいて累積杭施工実績本数を算出して併せグラフ表示する工事詳細情報表示ステップと を実行する杭施工管理方法。
(1-2) 第2の杭施工管理方法
管理サーバ、該管理サーバと通信可能のディスプレイ付き管理端末コンピュータ、該管理サーバと通信可能のE−mail機能及びブラウザ機能を有するディスプレイ付き携帯端末機及び該管理サーバにおいてデータの書き込み、読み出しが可能であるとともに該管理サーバを介して該管理端末コンピュータからデータの読み出し、書き込みが可能であるデータ保持手段とを含む杭施工管理システムによる杭施工管理方法であり、前記管理サーバが、
前記管理端末コンピュータから、少なくとも工事物件名データと、該工事物件に係る工期及び杭明細の各データとを保持するデータ保持手段に保持された工事物件に係る工期及び杭明細の各データに基づいて、工事物件ごとに、該工事物件の工期中における各日の杭施工予定本数を設定させる予定本数設定ステップと、
前記管理端末コンピュータから、前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の施工管理者に関する情報を登録させる管理者情報登録ステップと、
前記登録された施工管理者の前記携帯端末機へ該施工管理者が管理する工事物件に関する、少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報を報告すべき旨指示する報告指示ステップと、
前記日々実績情報の報告指示を受けた施工管理者からの前記携帯端末機による少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報報告を受信する実績情報報告受信ステップと、
前記管理端末コンピュータのディスプレイに、前記データ保持手段に保持された工事物件及びその工期の各データ並びに設定された前記杭施工予定本数に基づいて、工事物件ごとに、少なくとも、該工事物件の工期中における各日と該各日の杭施工予定本数とを対応させて表示するとともに、該各日に対応させて前記携帯端末から報告されるその日の杭施工実績本数を併せ表示し、さらに、該携帯端末から報告される日々の杭施工実績本数に基づいて、工事進捗状況をグラフで、且つ、工事進捗状況に応じた色を付して表示する物件別工事一覧情報表示ステップと
実行する杭施工管理方法。
(1-3) 第3の杭施工管理方法
管理サーバ、該管理サーバと通信可能のディスプレイ付き管理端末コンピュータ、該管理サーバと通信可能のE−mail機能及びブラウザ機能を有するディスプレイ付き携帯端末機及び該管理サーバにおいてデータの書き込み、読み出しが可能であるとともに該管理サーバを介して該管理端末コンピュータからデータの読み出し、書き込みが可能であるデータ保持手段とを含む杭施工管理システムによる杭施工管理方法であり、前記管理サーバが、
前記管理端末コンピュータから、少なくとも工事物件名データと、該工事物件に係る工期及び杭明細の各データとを保持するデータ保持手段に保持された工事物件に係る工期及び杭明細の各データに基づいて、工事物件ごとに、該工事物件の工期中における各日の杭施工予定本数を設定させる予定本数設定ステップと、
前記管理端末コンピュータから、前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の施工管理者に関する情報を登録させる管理者情報登録ステップと、
前記管理端末コンピュータから、前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の重機の情報を登録させる重機情報登録ステップと、
前記登録された施工管理者の前記携帯端末機へ該施工管理者が管理する工事物件に関する、少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報を報告すべき旨指示する報告指示ステップと、
前記日々実績情報の報告指示を受けた施工管理者からの前記携帯端末機による少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報報告を受信する実績情報報告受信ステップと、
前記管理端末コンピュータのディスプレイに、前記データ保持手段に保持された工事物件及びその工期の各データ並びに設定された前記杭施工予定本数及び登録された前記工事物件担当重機情報に基づいて、杭施工重機ごとに、少なくとも、該工事物件の工期中における各日と該各日の杭施工予定本数とを対応させて表示するとともに、該各日に対応させて前記携帯端末から報告されるその日の杭施工実績本数を併せ表示し、さらに、該携帯端末から報告される日々の杭施工実績本数に基づいて、工事進捗状況をグラフで、且つ、工事進捗状況に応じた色を付して表示する重機別工事一覧情報表示ステップと
実行する杭施工管理方法。
(2)管理サーバ及び杭施工管理システム
(2-1) 第1の管理サーバ及び杭施工管理システム
管理サーバ、該管理サーバと通信可能のディスプレイ付き管理端末コンピュータ、該管理サーバと通信可能のE−mail機能及びブラウザ機能を有するディスプレイ付き携帯端末機及び該管理サーバにおいてデータの書き込み、読み出しが可能であるとともに該管理サーバを介して該管理端末コンピュータからデータの読み出し、書き込みが可能であるデータ保持手段とを含む杭施工管理システムのための該管理サーバであり、
少なくとも工事物件名データと、該工事物件に係る工期及び杭明細の各データとを保持する前記データ保持手段に保持された工事物件に係る工期及び杭明細の各データに基づいて、工事物件ごとに、該工事物件の工期中における各日の杭施工予定本数を、前記管理端末コンピュータから送信設定させるための予定本数設定手段と、
前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の施工管理者に関する情報を、前記管理端末コンピュータから送信登録させるための管理者情報登録手段と、
前記管理端末コンピュータから前記管理者情報登録手段により登録された施工管理者の前記携帯端末へ、該施工管理者が管理する工事物件について、少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報の報告を送信指示するための報告指示手段と、
該施工管理者の携帯端末から送信されてくる前記日々実績情報を受信する日々実績情報受信手段と、
前記管理端末コンピュータに、前記データ保持手段に保持された工事物件及びその工期の各データ並びに前記予定本数設定手段により設定された杭施工予定本数に基づいて、工事物件ごとに、少なくとも、該工事物件の工期中における各日と該各日の杭施工予定本数とを対応させて表示するとともに、該各日に対応させて、前記日々実績情報受信手段により受信したその日の杭施工実績本数を併せグラフ表示し、さらに、該日々実績情報受信手段により受信した杭施工実績本数に基づいて累積杭施工実績本数を算出して併せグラフ表示する工事詳細情報表示手段とを含む杭施工管理システムのための管理サーバ、及び管理サーバとしてこの管理サーバを採用した杭施工管理システム。
(2-2) 第2の管理サーバ及び杭施工管理システム
管理サーバ、該管理サーバと通信可能のディスプレイ付き管理端末コンピュータ、該管理サーバと通信可能のE−mail機能及びブラウザ機能を有するディスプレイ付き携帯端末機及び該管理サーバにおいてデータの書き込み、読み出しが可能であるとともに該管理サーバを介して該管理端末コンピュータからデータの読み出し、書き込みが可能であるデータ保持手段とを含む杭施工管理システムのための該管理サーバであり、
少なくとも工事物件名データと、該工事物件に係る工期及び杭明細の各データとを保持するデータ保持手段に保持された工事物件に係る工期及び杭明細の各データに基づいて、工事物件ごとに、該工事物件の工期中における各日の杭施工予定本数を、前記管理端末コンピュータから送信設定させるための予定本数設定手段と、
前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の施工管理者に関する情報を、前記管理端末コンピュータから送信登録させるための管理者情報登録手段と、
前記管理端末コンピュータから前記管理者情報登録手段により登録された施工管理者の前記携帯端末へ、該施工管理者が管理する工事物件について、少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報の報告を送信指示するための報告指示手段と、
該施工管理者の携帯端末から送信されてくる前記日々実績情報を受信する日々実績情報受信手段と、
前記管理端末コンピュータに、前記データ保持手段に保持された工事物件及びその工期の各データ並びに前記予定本数設定手段により設定された杭施工予定本数に基づいて、工事物件ごとに、少なくとも、該工事物件の工期中における各日と該各日の杭施工予定本数とを対応させて表示するとともに、該各日に対応させて、前記日々実績情報受信手段により受信したその日の杭施工実績本数を併せ表示し、さらに、該日々実績情報受信手段により受信した日々の杭施工実績本数に基づいて、工事進捗状況をグラフで、且つ、工事進捗状況に応じた色を付して表示する物件別工事一覧情報表示手段と
を含んでいる杭施工管理システムのための管理サーバ、及び管理サーバとしてこの管理サーバを採用した杭施工管理システム。
(2-3) 第3の管理サーバ及び杭施工管理システム
管理サーバ、該管理サーバと通信可能のディスプレイ付き管理端末コンピュータ、該管理サーバと通信可能のE−mail機能及びブラウザ機能を有するディスプレイ付き携帯端末機及び該管理サーバにおいてデータの書き込み、読み出しが可能であるとともに該管理サーバを介して該管理端末コンピュータからデータの読み出し、書き込みが可能であるデータ保持手段とを含む杭施工管理システムのための該管理サーバであり、
少なくとも工事物件名データと、該工事物件に係る工期及び杭明細の各データとを保持するデータ保持手段に保持された工事物件に係る工期及び杭明細の各データに基づいて、工事物件ごとに、該工事物件の工期中における各日の杭施工予定本数を、前記管理端末コンピュータから送信設定させるための予定本数設定手段と、
前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の施工管理者に関する情報を、前記管理端末コンピュータから送信登録させるための管理者情報登録手段と、
前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の重機の情報を、前記管理端末コンピュータから送信登録させるための重機情報登録手段と、
前記管理端末コンピュータから前記管理者情報登録手段により登録された施工管理者の前記携帯端末へ、該施工管理者が管理する工事物件について、少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報の報告を送信指示するための報告指示手段と、
該施工管理者の携帯端末から送信されてくる前記日々実績情報を受信する日々実績情報受信手段と、
前記管理端末コンピュータに、前記データ保持手段に保持された工事物件及びその工期の各データ並びに前記予定本数設定手段により設定された杭施工予定本数及び前記重機情報登録手段により登録された工事物件担当重機情報に基づいて、杭施工重機ごとに、少なくとも、該工事物件の工期中における各日と該各日の杭施工予定本数とを対応させて表示するとともに、該各日に対応させて、前記日々実績情報受信手段により受信したその日の杭施工実績本数を併せ表示し、さらに、該日々実績情報受信手段により受信した日々の杭施工実績本数に基づいて、工事進捗状況をグラフで、且つ、工事進捗状況に応じた色を付して表示する重機別工事一覧情報表示手段と
を含んでいる杭施工管理システムのための管理サーバ、及び管理サーバとしてこの管理サーバを採用した杭施工管理システム。
本発明に係る杭施工管理方法及びシステム並びに該システムのための管理サーバにおける「データ保持手段」は、少なくとも、工事物件名データと、該工事物件に係る工期及び杭明細の各データとを保持するものであるが、かかるデータを保持させることができ、保持させたデータを読みだすことが可能なものであればよい。
今日では、杭施工に係る各種データの記録、読出しが可能であるとともに入力データに基づいて所定の処理(例えば杭施工実行予算の作成)を実行し、その処理結果(例えば杭施工実行予算)を保持し、その読出しも可能である、ソフトベンダー提供のパッケージシステムが知られており、前記の「保持手段」はそのようなシステムにおけるものでもよい。
なお、「杭明細」とは、杭径等の杭に関する情報であるが、例えば、杭径、杭の支持力及び水平耐力等に応じた杭の種類(PHC杭、PRC杭、SC杭、鋼杭等)、施工杭一本ごとの全長(杭長)、(杭径、杭種、杭長)の組み合わせで決定される各杭の所要本数を挙げることができる。
「工期」とは、杭施工工事を行う期間であり、「2004年7月1日〜2004年8月1日」のごとき工事期間である。
「管理端末コンピュータ」としては、例えば市場で入手できるディスプレイ付きのパーソナルコンピュータ等を利用できる。
「携帯端末」としては、代表例として携帯情報端末を挙げることができるが、具体例としては、e−mail機能及びブラウザ機能を有する、或いはさらにカメラ機能やGPS機能を有する携帯電話機を挙げことができる。
本発明に係る杭施工管理方法及びシステム並びに該システムのための管理サーバによると、日々実績情報の報告を施工管理者(現場責任者)に該施工管理者の携帯端末を介して指示することができ、これにより施工管理者は該指示に基づいて該携帯端末から、その日の、少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績を報告する。従って、それだけ確実に日々の実績情報を入手することができる。
そして、第1の杭施工管理方法及びシステム並びに該システムのための管理サーバにおいては、管理端末コンピュータのディスプレイに、工事物件ごとに、少なくとも、該工事物件の工期中における各日と該各日の杭施工予定本数とを対応させて表示するとともに、該各日に対応させて携帯端末から報告されるその日の杭施工実績本数を併せグラフ表示し、さらに、携帯端末から報告される杭施工実績本数に基づいて累積杭施工実績本数を算出して併せグラフ表示することができる。
これらにより、工事物件ごとに、日々の工事進捗状況、日々の工事実績、累積工事実績を一目瞭然に把握することができる。
第2の杭施工管理方法及びシステム並びに該システムのための管理サーバによると、物件別工事一覧情報表示により、工事物件ごとの工事進捗状況等を一目瞭然に把握することができる。
第3の杭施工管理方法及びシステム並びに該システムのための管理サーバによると、重機別工事一覧情報表示により、重機ごとの工事進捗状況等を一目瞭然に把握することができる。
第1の杭施工管理方法は、第2の杭施工管理方法における物件別工事一覧情報表示ステップ及び(又は)第3の杭施工管理方法における重機別工事一覧情報表示ステップ等を含んでいてもよい。
第2の杭施工管理方法は、第1の杭施工管理方法における工事詳細情報表示ステップ及び(又は)第3の杭施工管理方法における重機別工事一覧情報表示ステップ等を含んでいてもよい。
第3の杭施工管理方法は、第1の杭施工管理方法における工事詳細情報表示ステップ及び(又は)第2の杭施工管理方法における物件別工事一覧情報表示ステップを含んでいてもよい。
同様に、第1の管理サーバ及び杭施工管理システムは、第2の管理サーバ及び杭施工管理システムにおける物件別工事一覧情報表示手段及び(又は)第3の管理サーバ及び杭施工管理システムにおける重機別工事一覧情報表示手段等をそれぞれ含んでいてもよい。
第2の管理サーバ及び杭施工管理システムは、第1の管理サーバ及び杭施工管理システムにおける工事詳細情報表示手段及び(又は)第3の管理サーバ及び杭施工管理システムにおける重機別工事一覧情報表示手段等をそれぞれ含んでいてもよい。
第3の管理サーバ及び杭施工管理システムは、第1の管理サーバ及び杭施工管理システムにおける工事詳細情報表示手段及び(又は)第2の管理サーバ及び杭施工管理システムにおける物件別工事一覧情報表示手段をそれぞれ含んでいてもよい。
前記のデータ保持手段は、工事物件ごとの実行予算データを保持するものでもよい。
この場合、杭施工管理方法は、管理サーバが前記携帯端末で報告される日々実績情報に基づいて、工事物件ごとに、実際の工事に要した精算工事費(実績工事費)を算出するとともに該精算工事費と前記データ保持手段に保持された実行予算との差益を算出して管理端末コンピュータに表示させるステップを含んでいてもよい。さらにこの場合、該実行予算、精算工事費及び該差益を併せて表示してもよい。
データ保持手段が工事物件ごとの実行予算データを保持するものである場合、管理サーバ及び杭施工管理システムには、前記日々実績報告受信手段が受信した日々実績情報に基づいて、工事物件ごとに、実際の工事に要した精算工事費を算出するとともに該精算工事費と前記保持手段に保持された実行予算との差益を算出して、前記管理端末に表示する予算−精算差益算出表示手段を設けてもよい。また、かかる予算−精算差益算出表示手段は、管理端末コンピュータに、該実行予算、精算工事費及び該差益を併せ表示するものでもよい。
このように、精算工事費と実行予算との差益を算出表示したり、該実行予算、精算工事費及び該差益を併せ表示することで、杭施工の実行予算に対する精算工事費の大小、さらに言えば、それら両者間の差益を容易に把握できる。
前記データ保持手段に保持された杭明細に杭種が含まれている場合、杭施工管理方法において管理サーバが実行する前記工事詳細情報表示ステップにおいては、該杭種ごとの杭施工実績本数及び杭施工予定本数中の残数を管理端末コンピュータに表示してもよい。
また、管理サーバ及び杭施工管理システムにおける前記工事詳細情報表示手段は、該杭種ごとの杭施工実績本数及び杭施工予定本数中の残数を、前記管理端末コンピュータに表示するものとしてもよい。
これにより、杭種ごとの杭施工実績本数及び杭施工予定本数中の残数を容易に知ることができ、それにより、工事施工・進捗状況(施工効率)を容易に把握することができ、ひいては、予定工期の達成、予算との照合等に役立てることができる。
また、杭施工管理方法は、管理サーバが実行するステップとして、管理端末コンピュータから、前記データ保持手段に保持された工事物件ごとに、該工事物件担当の重機の情報を登録させる重機情報登録ステップを含んでいてもよい。この場合、前記工事詳細情報表示ステップでは、該重機情報登録ステップにおいて登録された重機に係る杭施工実績本数を管理端末コンピュータに表示してもよい。
また、管理サーバ及び杭施工管理システムは、前記データ保持手段に保持された工事物件ごとに、該工事物件担当の重機の情報を、前記管理端末コンピュータから送信登録させるための重機情報登録手段を含んでいてもよい。この場合、前記工事詳細情報表示手段は、該重機情報登録手段により登録された重機に係る杭施工実績本数を該管理端末コンピュータに表示するものでもよい。
このように、重機情報を登録し、登録された重機に係る杭施工実績本数を表示することで、該重機による完工予定日の予測、換言すれば、その重機が他の杭施工現場で使用できる予定時期の把握がそれだけ容易になる。
工事手配、すなわち、施工管理者の選定、杭施工業者とその重機等の選定を容易に行えるように、杭施工管理方法においては、管理サーバは、
(1) 管理端末コンピュータから杭施工業者及び該業者の重機に関する情報を予め登録させておき、
前記重機情報登録ステップでは、該予備登録された重機情報の中から重機を選択させ、登録させることを可能としてもよい。
(2) 管理端末コンピュータから施工管理者に関する情報を予め登録させておき、前記管理者情報登録ステップでは、該予備登録された施工管理者の中から施工管理者を選択させ、登録させることを可能としてもよい。
同様に、管理サーバ及び杭施工管理システムについては、
(1) 杭施工業者及び該業者の重機に関する情報を予め前記管理端末コンピュータから送信登録させるための重機情報予備登録手段を設け、前記重機情報登録手段は該重機情報予備登録手段により登録された重機情報の中から重機を選択させ、登録させることができるものとしてもよい。
(2) 施工管理者に関する情報を予め前記管理端末コンピュータから送信登録させるための管理者情報予備登録手段を設け、前記管理者情報登録手段は該管理者情報予備登録手段により登録された施工管理者の中から施工管理者を選択させ、登録させるものとしてもよい。
なお、「重機情報」は、少なくとも重機を特定できる情報であればよく、例えば、重機を特定できる重機名称(一般名称、業者固有の名称等)を挙げることができる。また、例えば重機の機械区分〔三点式(移動手段がキャタピラ)、ラフター式(移動手段がタイヤ)等〕なども含んでいてもよい。
施工杭の品質を容易に把握できるように、杭施工管理方法においては、管理サーバが実行するステップに施工杭品質情報表示ステップを含め、前記実績情報報告ステップでは、施工杭品質情報も報告させることとし、該施工杭品質情報表示ステップでは、該実績情報報告ステップで報告される施工杭品質情報を管理端末コンピュータに表示してもよい。
同様に、管理サーバ及び杭施工管理システムについては、施工杭品質情報表示手段を設け、前記携帯端末から送信報告され、前記日々実績情報受信手段において受信される日々実績情報には施工杭品質情報も含め、該施工杭品質情報表示手段は、該施工杭品質情報を前記管理端末コンピュータに表示するものとしてもよい。
前記携帯端末としてカメラ機能及びGPS機能(例えばそのような機能を有する携帯電話機)を採用する場合には、前記日々実績情報受信手段において受信される日々実績情報に、該携帯端末にて撮影される杭施工現場における作業手順の画像データ並びに撮影日時及び撮影位置の情報を含め、前記施工杭品質情報表示手段は、かかる画像データ並びに撮影日時及び撮影位置の情報を格納し、前記管理端末コンピュータに表示させることができるものとしてもよい。これにより、一層施工杭品質の管理を確実化できる。
以上説明したように、本発明によると、少なくとも工事進捗状況を一目瞭然に把握できる杭施工管理方法及び杭施工管理システム並びに該システムのための管理サーバを提供することができる。
また本発明によると、杭施工の実行予算に対する、杭施工に実際に要した精算工事費の大小を、換言すれば、それら両者間の差益を容易に把握できる杭施工管理方法及び杭施工管理システム並びに該システムのための管理サーバを提供することができる。
また、本発明によると、施工杭の品質を容易に把握できる杭施工管理方法及び杭施工管理システム並びに該システムのための管理サーバを提供することができる。
次に図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図1は本発明に係る杭施工管理方法を実施できる杭施工管理システムの1例を示す図である。
図1に示すシステムは、基幹サーバを含む基幹システム1、管理サーバ(サーバ機能を有するコンピュータ)2、管理端末(管理端末コンピュータ)例である工事責任者のコンピュータ31及び各施工管理者(現場責任者)用の、e−mail機能及びブラウザ機能に加えカメラ機能及びGPS機能を有する市販携帯電話機41、42、43・・・を含んでいる。コンピュータ31はここでは市販のディスプレイ付きのパーソナルコンピュータであり、ブラウザが搭載されている。
基幹システム1は、杭施工に係る各種データの検索、記録(追加)、読出し、更新(書換え)、削除等が可能であるとともに入力データに基づいて杭施工実行予算の作成を行うとともに該実行予算を保持し、その読出しも可能なもので、それ自体既に知られているソフトベンダー提供のパッケージシステムによるものである。
管理サーバ2は基幹システム1に接続される。管理サーバ2には、通信網N1(本例ではLAN)を介して、工事責任者のコンピュータ31等を接続することができ、該コンピュータ31等から次に示すデータを入力し、管理サーバ2を介して基幹システムにおける記録部11(データ保持手段の1例)に保持させてあり、該記録部から記録データをコンピュータ31等に読出し、コンピュータ31等のディスプレイに表示させたり、各種データ処理に利用することができるようにしてある。
基幹システム1の記録部11に保持させるデータは、ここでは、受注した工事物件ごとの工事コード、工事名称、工事場所、杭明細〔杭径、杭種及び杭長、並びに杭径、杭種及び杭長の組み合わせで定まる杭の所要本数(所謂セット数)〕、工期(工事期間)、杭の施工法、さらには必要に応じて元請会社名、特記事項等である。
ここで、杭の「施工法」とは、それには限定されないが、ここでは、一般にMEGA TOP工法、EX MEGATOP工法、TAIP工法等と称されている工法を指している。
また、基幹システム1には、入力データ等に基づいて、工事物件ごとに実行予算を作成させ、作成された実行予算を記録部に保持させてある。かかる実行予算も記録部からコンピュータ31に読出し、コンピュータ31のディスプレイに表示させたり、各種データ処理に利用することができる。
コンピュータ31は搭載されたブラウザにより管理サーバ2にアクセスすることができる。
管理サーバ2により次の手段が提供されている。すなわち、図1(B)に示すように、(1) 基幹システム1の記録部11に保持された工事物件に係る工期及び杭明細の各データに基づいて、工事物件ごとに、該工事物件の工期中における各日の杭施工予定本数を、コンピュータ31から送信設定させるための予定本数設定手段21、
(2) 記録部11に保持された工事物件ごとに、該工事物件担当の施工管理者に関する情報(施工管理者名、施工管理者のe−mailアドレス等)を、コンピュータ31から送信登録させるための管理者情報登録手段22、
(3) コンピュータ31から、管理者情報登録手段22により登録された施工管理者の携帯端末(ここでは携帯電話機41・・・)のそれぞれへ、該施工管理者が管理する工事物件について、少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報の報告を送信指示するための報告指示手段23、
(4) 該施工管理者の携帯電話機から送信されてくる前記日々実績情報を受信する日々実績情報受信手段24、
(5) コンピュータ31に、前記記録部11に保持された工事物件及びその工期の各データ並びに予定本数設定手段21により設定された杭施工予定本数に基づいて、工事物件ごとに、少なくとも、該工事物件の工期中における各日と該各日の杭施工予定本数とを対応させて表示するとともに、該各日に対応させて、日々実績情報受信手段24において受信したその日の杭施工実績本数を併せグラフ表示し、さらに、日々実績情報受信手段24において受信した杭施工実績本数に基づいて累積杭施工実績本数を算出して併せグラフ表示する工事詳細情報表示手段25、
(6) コンピュータ31に、記録部11に保持された工事物件及びその工期の各データ並びに予定本数設定手段21により設定された杭施工予定本数に基づいて、工事物件ごとに、少なくとも、該工事物件の工期中における各日と該各日の杭施工予定本数とを対応させて表示するとともに、該各日に対応させて、日々実績情報受信手段24により受信したその日の杭施工実績本数を併せ表示し、さらに、日々実績情報受信手段24により受信した日々の杭施工実績本数に基づいて、工事進捗状況をグラフで、且つ、工事進捗状況に応じた色を付して表示する物件別工事一覧情報表示手段26、
(7) コンピュータ31に、記録部11に保持された工事物件及びその工期の各データ並びに予定本数設定手段21により設定された杭施工予定本数及び後述する重機情報登録手段により登録される工事物件担当重機情報に基づいて、杭施工重機ごとに、少なくとも、該工事物件の工期中における各日と該各日の杭施工予定本数とを対応させて表示するとともに、該各日に対応させて、日々実績情報受信手段24により受信したその日の杭施工実績本数を併せ表示し、さらに、日々実績情報受信手段24により受信した日々の杭施工実績本数に基づいて、工事進捗状況をグラフで、且つ、工事進捗状況に応じた色を付して表示する重機別工事一覧情報表示手段27、
(8) 日々実績情報受信手段24が受信した日々実績情報に基づいて、工事物件ごとに、実際の工事に要した精算工事費を算出するとともに該精算工事費と記録部11に保持された実行予算との差益を算出し、該実行予算、精算工事費及び該差益を、コンピュータ31に併せ表示する予算−精算差益算出表示手段28、
(9) 記録部11に保持された工事物件ごとに、該工事物件担当の杭施工業者に関係付けられた杭施工を行う重機の情報を、コンピュータ31から送信登録させるための重機情報登録手段29、
(10)杭施工業者及び該業者の重機に関する情報を予めコンピュータ31から送信登録させるための重機情報予備登録手段291、
(11)施工管理者に関する情報を予めコンピュータ31から送信登録させるための管理者情報予備登録手段292、及び
(12)携帯電話機41・・・から報告される日々の施工杭品質情報をコンピュータ31に表示するための施工杭品質情報表示手段30である。
なお、図1(B)では図示を省略しているが、管理サーバ2は、上記の他、コンピュータ31等から、基幹システムの記録部11に、前記のとおり、予め、受注した工事物件ごとの工事コード、工事名称、工事場所、杭明細〔杭径、杭種及び杭長、並びに杭径、杭種及び杭長の組み合わせで定まる杭の所要本数(所謂セット数)〕、工期(工事期間)、杭の施工法、さらには必要に応じて元請会社名、特記事項等を記録するための手段も有している。
工事詳細情報表示手段25は、杭明細における杭種ごとの杭施工実績本数及び杭施工予定本数に対する残本数も、コンピュータ31に表示し、さらに、重機情報登録手段29により登録された重機に係る杭施工実績本数もコンピュータ31に表示する。
重機情報登録手段29による工事物件ごとの担当重機に関する情報の登録は、重機情報機情報予備登録手段291により登録された重機情報を参照し、その中から重機を選択して行うことができる。
管理者情報登録手段22による工事物件ごとの担当施工管理者に関する情報の登録は、管理者情報予備登録手段292により登録された施工管理者に関する情報を参照し、その中から施工管理者を選択して行うことができる。
日々実績情報の報告は、施工管理者に割り当てられた各携帯電話機41等から、図示省略のe−mailサーバを含むインターネットN2を介して管理サーバ2に対して行われる。
以下、これらの詳細について、工事責任者コンピュータ31のディスプレイに表示される画面及び携帯電話機41等のディスプレイに表示される画面を参照して説明する。
先ず、コンピュータ31においてログイン画面(図2)を立ち上げ、ここにログイン情報(ここではユーザID及びパスワード)を入力すると、管理サーバ2はコンピュータ31に初期画面である工事一覧情報(重機別)表示画面(図3)を表示する。この画面の詳細は後ほど説明する。
図3の画面(以下「図3画面」)におけるツールバー上の「手配」をクリックすると、管理サーバ2は、先ず、図11に示すように、一月分の工事手配登録(その1)画面(以下「図11画面」)における上段及び中段の画面のみをコンピュータ31に表示する。
上段画面における、場所(大阪府等)、物件名(□新築工事等)、各工事物件の工期(日付欄において薄墨を塗った部分)の各情報、中段画面における、場所、物件名及び工期の情報は、管理サーバ2が基幹システム1から取り込んだものである。
ここで、図11画面の上段画面において、いずれかの工事物件欄をクリック選択すると、管理サーバ2はコンピュータ31に該物件に対応する下段左画面及び下段右の担当重機等の登録画面を表示する。
下段左画面において、工事場所、工事名称(物件名)、杭明細、期間(工期)、機械区分、施工法、工事コード、さらには、必要に応じて示されるべき特記事項、必要に応じて示されるべき元請会社の情報も管理サーバ2が基幹システム1から取り込んだものである。
下段右画面において、日程(工期)、担当重機、担当施工管理者及び担当総管理者をそれぞれセレクトボタンを用いて選択、登録できる。
図11画面の例では、上段画面における「○新築工事」が選択され、下段左画面にその工事に係る基幹システム保存の情報が表示され、下段右画面において該工事の日程が、下段左画面表示の予定どおり選択され、重機はm1が、施工管理者及び総管理者はYが選択、登録された状態を示しており、中段画面には、○新築工事等について、選択、登録された重機及びその所有者である施工業者の情報が管理サーバ2によって反映表示されている状態が示されている。
なお、図11画面において、上段画面の上の年月表示部(図示例では「平成16年7月」)の右側矢印(→)をクリックすると、順次次月の情報が表示され、左側矢印(←)をクリックすると、順次前月の情報が表示される。また、「リセット」ボタンをクリックすると、図11画面における数値等が図11画面表示当初の初期値にリセットされ、いずれかの事項を選択して「削除」ボタンをクリックすると、その事項が削除される。
このようにして、重機等の手配が終了し、「次へ」ボタンがクリックされることで、管理サーバ2はコンピュータ31に、図12に示す工事手配登録(その2)画面(以下「図12画面」)を表示する。図11画面においては、○新築工事に関して重機等登録画面を表示させたので、図12画面も○新築工事に係る画面である。
図12画面において、杭径、杭種、杭長、本数(セット数)等の、点線で示す四角形入力部以外の情報は、管理サーバ2が基幹システム1から取り込んだものである。但し、杭施工業者名A、重機m1、管理者Yの表示は、図11画面での登録が反映されたものである。
図12画面中の上段画面においては、必要に応じて、使用予定のセメント量、ベントナイト量を入力することができる。また、中段画面においては、杭種ごとの杭長を入力する。このとき、基幹システム1に保持されている杭長情報に変更がなければ、そのとおりの杭長を入力すればよく、何らかの都合で変更された場合は、その変更された杭長を入力すればよい。
その後、「計算」ボタンをクリックすることで、管理サーバ2は工期中の各日における杭施工予定本数を算出し、図12画面の下段のごとく、コンピュータ31に、該各日に対応させて該予定本数を表示する。このとき、このように算出された予定本数はこの画面上で修正することも可能である。
このようにして杭施工予定本数を設定したのちは、「戻る」ボタンをクリックすることで図11画面に戻ることができる。「リセット」ボタンを押せば、図12画面における数値等が図12画面表示当初の初期値にリセットされる。
また、施工管理者から日々実績情報の報告を受けるべきタイミングで、管理サーバ12に図12画面を表示させ、この画面における「実行」ボタンをクリックすると、管理サーバ2はインターネットN2を介して、該施工管理者の携帯電話機、すなわち、図12画面の例では、○新築工事担当の施工管理者Yの携帯電話機41へその日の実績情報の報告を指示する。
すると、施工管理者Yの携帯電話41には、先ず、図13(A)に示すように、管理者Yが報告すべき先である管理サーバ2のURLが表示される。管理者YがそのURLにて管理サーバ2にアクセスすると、管理サーバ2は携帯電話機41に図13(B)に示す画面を表示する。この画面には、その日(報告日)である工事年月日の入力部が示される。そこで管理者Yが工事年月日を入力し、これを管理サーバ2に送信すると、管理サーバ2は携帯電話機41に、図13(C)に示す画面を表示する。
図13(D)は図13(C)の画面を拡大して示している。但し、図13(D)では、理解を容易にするため、隠れているがスクロール操作により表示することができる画面部分も含めて全画面を示してある。
この画面において次の事項が表示される〔括弧内は図13(D)の例〕
(1) 工事コード、場所(大阪府・・・)、工事物件名(○新築工事)、施工管理者が入力した報告日(2004/07/17)、業者名(A)及び重機(m1)、施工管理者名(Y)、施工すべき杭全数(46)と報告前の全残数(11)、その日の計画数(杭施工予定本数)(11)と報告前の実績数(0)、杭種別の全杭本数と残数が表示されるとともに、次の入力部が表示される。
すなわち、その日の、(1) 作業時間、(2) 杭種別の杭施工実績本数、(3) セメントの入荷量、使用量、(4) ベントナイトの入荷量、使用量、(5) 固化材の入荷量、使用量、(6) 作業人面出実績、(7) 使用リース機材台数、(8) 使用クレーン台数、(9) 施工杭の品質の各入力部である。
施工杭の品質については、杭の所定打設深さに対する高止まり量をプラス(+)表示で、低止まり量をマイナス(−)表示で入力できるようになっており、水平面における互いに直交するX軸、Y軸方向への偏芯量を+又は−表示で入力できるようにしてある。
施工管理者は報告が必要な事項について、その入力部に入力し、管理サーバ2へ送信する。
なお、施工管理者によっては、何らかの事情により、電話で工事責任者へ口頭報告やファクシミリ機によるペーパ報告を行ったりする場合も予想されるが、その場合は、工事責任者がいずれかの画面、例えば図12画面において、上ツールバーの「実績登録」をクリックすれば、管理サーバ2がコンピュータ31に図22に示す工事情報(物件別)画面(以下「図22画面」)を表示する。さらに、図22画面において、施工管理者から報告のあった工事物件欄をクリックすると、管理サーバ2がコンピュータ31に図14に示す実績登録画面(以下「図14画面」)を表示するので、この画面中の下段入力画面を用いて報告された実績事項を入力し、「実行」ボタンを押すことで、管理サーバ2に登録できる。
管理サーバ2はここで入力、登録された実績情報を、同画面中の上段画面に反映表示する。
なお、図14画面において「戻る」ボタンをクリックすると、図22画面に戻る。図14画面において「リセット」をクリックすると、表示値が画面表示当初の初期値にリセットされる。
次に図3から図6に示す画面について説明する。
図3画面には、一月分の重機別の工事一覧情報が表示される。上部の年月表示部(図示例では「平成16年7月」)の右側矢印(→)をクリックすると、順次次月の情報が表示され、左側矢印(←)をクリックすると、順次前月の情報が表示される。
図3画面においては、業者名とその業者の重機の組み合わせごとに工事物件名称及び担当施工管理者名、該工事物件の工期及び該工期における各日の杭施工予定本数、杭施工実績本数、並びに工事進捗状況が表示される。図3には1例として、業者A、その重機m1に対応する物件名称□新築工事、担当施工管理者X、物件名称○新築工事、担当施工管理者Y、それぞれの工事の工期、工期における各日の杭施工予定本数及び杭施工実績本数、並びに工事進捗状況が表示されている。
各日の杭施工予定本数及び工事進捗状況は互いに異なる背景色(例えば、予定本数は橙色、進捗状況は、本例では、以下に示すように、予定工期期間(完工予定期間)Tに応じて、遅れの度合いを示す%に応じた色を付して分かりやすく表示される。この画面により重機ごとの工事の進捗状況を一目瞭然に把握することができる。

予定工期期間(T) 遅れ度合い(D)(%)と色 T≦7日間 D<10 緑,10≦D<15 黄色,15≦D 赤
7日間<T≦14日間 D<10 緑,10≦D<17 黄色,17≦D 赤
14日間<T≦21日間 D<12 緑,12≦D<18 黄色,18≦D 赤
21日間<T≦30日間 D<12 緑,12≦D<20 黄色,20≦D 赤
30日間<T D<15 緑,15≦D<25 黄色,25≦D 赤
この画面における工事物件名称及び該工事物件の工期の情報は、管理サーバ2が基幹システム1から取り込んだものであり、業者名とその業者の重機の組み合わせ及び担当施工管理者名は、図11画面による業者に関連付けられた重機の選定、登録及び施工管理者の選定、登録を管理サーバ2が反映させたものであり、各日の杭施工予定本数は、図12画面による各日の杭施工予定本数設定を管理サーバ2が反映させたものである。
また、各日の杭施工実績本数は、施工管理者の携帯電話機から報告された日々の杭施工実績本数を管理サーバ2が反映させたものである。
いずれかの画面、例えば図3画面において、上ツールバーの「工事一覧(物件名)」をクリックすると、管理サーバ2はコンピュータ31に図4の一月分の工事一覧情報(物件別)画面(以下「図4画面」)を表示する。
上部の年月表示部(図示例では「平成16年7月」)の右側矢印(→)をクリックすると、順次次月の情報が表示され、左側矢印(←)をクリックすると、順次前月の情報が表示される。
図4画面においては、工事物件ごとに、施工管理者、全杭数とその施工残数、工期、該工期における各日の杭施工予定本数及び杭施工実績本数、並びに工事進捗状況が表示される。図4には1例として、工事物件として、□新築工事とその場所、工事番号、元請会社が、また、○新築工事とそのその場所、工事番号、元請会社が表示されているとともに、それぞれの工事物件について、担当施工管理者X、Y等及び(施工残数/全杭数)、並びに工事の工期、工期における各日の杭施工予定本数及び杭施工実績本数、工事進捗状況が表示されている。
各日の杭施工予定本数及び工事進捗状況は互いに異なる背景色(例えば、予定本数は橙色、進捗状況は、本例では、以下に示すように、予定工期期間(完工予定期間)Tに応じて、遅れの度合いを示す%に応じた色を付して分かりやすく表示される。この画面により物件ごとの工事の進捗状況を一目瞭然に把握することができる。

予定工期期間(T) 遅れ度合い(D)(%)と色 T≦7日間 D<10 緑,10≦D<15 黄色,15≦D 赤
7日間<T≦14日間 D<10 緑,10≦D<17 黄色,17≦D 赤
14日間<T≦21日間 D<12 緑,12≦D<18 黄色,18≦D 赤
21日間<T≦30日間 D<12 緑,12≦D<20 黄色,20≦D 赤
30日間<T D<15 緑,15≦D<25 黄色,25≦D 赤
この図4画面における工事物件名称等、該工事物件の工期、杭数の情報は、管理サーバ2が基幹システム1から取り込んだものであり、施工管理者名は、図11画面による施工管理者の選定、登録を管理サーバ2が反映させたものであり、各日の杭施工予定本数は、図12画面による各日の杭施工予定本数設定を管理サーバ2が反映させたものである。 また、各日の杭施工実績本数及び全杭数に対する残数は、施工管理者の携帯電話機から報告された日々の杭施工実績本数に基づいて管理サーバ2が表示させたものである。
図3画面又は図4画面における工事物件名称部分をクリックすると、管理サーバ2はコンピュータ31に、その工事物件に係る、図5の工事詳細情報表示画面(以下「図5画面」)を表示する。
この画面には、工事名(物件名)、施工場所、期間(工期)、杭明細、必要に応じて元請会社、杭施工法等の、管理サーバ2が基幹システム1から取り込んだ情報が表示されるとともに、図11画面を用いて選定、登録された重機、施工管理者、図12画面を用いて設定された工期中の各日の杭施工予定本数が表示される。重機に係る杭施工業者も表示される。
さらに、画面中の左部分に示すように、工期中における各日と該各日の杭施工予定本数とが対応させて表示されるとともに、施工管理者が携帯電話機から報告した、その日の杭施工実績本数が該各日に対応させて併せ表示され、さらに管理サーバ2において算出されたその日までの累積杭施工実績本数も併せ表示される。さらに、施工管理者が携帯電話機から報告した、工期中の各日の、セメント入荷量、セメント使用量、作業者人数、使用クレーン台数も併せ表示されるとともに、報告されたセメント入荷量、使用量に基づいて管理サーバ2が算出した各日のセメント残量も併せ表示される。日々の杭施工実績本数とその日までの累積杭施工実績本数は異なる色で棒グラフ状に表示される。予定本数到達ラインも併せて他の色(例えば赤色)で表示される。
これらの表示から、日々の杭施工実績本数、工事進捗状況、工事実績(出来高)等を一目瞭然に把握することができる。
なお、必要に応じ、施工管理者からの報告事項にベントナイト入荷量、ベントナイト使用量、固化材入荷量、固化材使用量等を含めてもよく、その場合には、画面に、それらの報告数量を表示させ、或いはさらに、管理サーバ2に各日のベントナイト、固化材等の残量を算出させて、これも画面に表示させるようにしてもよい。
また、図5画面中には、右上段に示すように、杭明細及び杭施工法を含む杭仕様も表示され、管理サーバ2は、この杭仕様画面において、杭種ごとの実績本数、残数、それらの合計も表示する。さらに、右下段に示すように、管理サーバ2は、重機ごと(且つ杭種ごと)の実績本数合計、セメント入荷量、セメント使用量、作業人数、使用クレーン台数の各合計、或いはさらに、必要に応じて、ベントナイトの入荷量及び使用量、固化材の入荷量及び使用量等も表示する。
図5画面において「実行予算」ボタンをクリックすると、管理サーバ2はコンピュータ31に図6に示す実行予算と実績との差表示画面(以下「図6画面」)を表示する。
管理サーバ2は、この画面においては、基幹システム1から取り込んだ実行予算の明細及び実行予算合計、携帯電話機から報告された日々実績情報に基づいて管理サーバ2において求めた実際の工事精算費(工事実績費用)の明細及び工事精算費合計並びに実行予算と工事精算費の差益の明細と差益合計を表示する。
実行予算の明細、工事精算費の明細は、ここでは杭種ごとの杭本数とそれに単価を乗じた額、作業人数とそれに単価を乗じた額等の項目ごとの予算、精算費用である。単価はここでは、実行予算、精算費用において同一にしているが、それに限定されない。
この図6画面により、杭施工の実行予算に対する、杭施工に実際に要した精算工事費用の大小、さらに言えば、それらの間の差益を容易に把握でき、営業資料として活用できる。
いずれかの画面、例えば図3画面において上ツールバーの「工事物件登録」クリックすると、管理サーバ2はコンピュータ31に図7に示す工事物件登録画面(以下「図7画面」)を表示する。
ここには一月分の工事未了の工事物件の一覧が表示される。この画面においても、上部の年月表示部の右側矢印(→)をクリックすると、順次次月の情報が表示され、左側矢印(←)をクリックすると、順次前月の情報が表示される。
この画面では、物件名ごとに、工期が表示される。
図7画面において上部の「登録」ボタンをクリックすると、管理サーバ2はコンピュータ31に図8の工事情報登録(その1)画面(以下「図8画面)を表示する。
この画面中には、上部に「工事コード」とその入力部兼表示部及び「呼出」ボタンが表示され、また、工事場所、工事名称の表示部兼入力部、杭明細の表示部兼入力部部、期間(工期)の表示部兼選択部、機械区分(三点式か、ラフター式か)の表示部兼選択部、施工法の表示部兼選択部、元請表示部兼入力部、画面下部の工事コード表示部兼入力部、工区表示部兼入力部が表示される。
図8画面を用いて、新規に工事コード、杭明細等を管理サーバ2を介して基幹システム1に登録することも可能である。
必要事項をその入力部において入力し、画面下部の「実行」ボタンをクリックすることで、新規登録できる。また、「実行」ボタンをクリックすると、図7画面に戻る。「リセット」ボタンをクリックすると、この画面の当初表示状態にリセットされる。一旦入力した事項を選択して「削除」ボタンをクリックするとその事項を消去して入力しなおすことができる。
図7画面における工事物件No.をクリックするか、図8画面において上部の「工事コード」右の入力部に工事コードを入力し、「呼出」ボタンをクリックすると、管理サーバ2はコンピュータ31に図9に示す工事情報登録(その2)画面(以下「図9画面」)を表示する。
図9画面は図8画面における各表示部に、管理サーバ2が基幹システム1から読みだした情報を表示させたものである。
図9画面により、そこに表示された杭明細等の情報を確認でき、また、必要に応じて、工期等の情報を訂正することも可能である。ここで訂正された事項は管理サーバ2により基幹システム1に登録され、その後、他の画面にも反映される。
また、図8画面において、上部の「工事コード」をクリックすると、管理サーバ2はコンピュータ31に図10に示す、基幹システムからの取り込み検索画面(以下「図10画面」)を表示する。ここには基幹システム1に保持された工事物件の一覧が、工事物件ごとに工事コード、工事名称(物件名称)、施工部門、工期の項目を含む態様で表示される。
図10画面における「工事名称検索」と表示された行における「先頭」右横の入力部に工事コードを入力でき、「工事名称」右横の入力部に工事名称を入力できる。これらのうちいずれかの入力を行って、「表示順」を「工事コード」又は「工事名称」で選択し、右端の「検索」ボタンをクリックすると、該入力した工事コード又は工事名称を先頭とする工事物件の一覧が表示される。
かかる検索画面を用いて工事コードから工事名称等を、或いは工事名称から工事コード等を容易に検索でき、図9画面における工事コード入力等に供することができる。
次に図15〜図20を参照して所定事項の予備登録(以下、「マスタ登録」という。)を説明する。
いずれかの画面、例えば図3画面において上ツールバーの「マスタ登録」をクリックすると、管理サーバ2はコンピュータ31に図15に示すマスタ登録初期画面(以下「図15画面」)を表示する。管理サーバ2は、この画面において表示される画面中左側に位置するマスタ登録事項欄部分における
(1) 「月別業者・重機登録」をクリックすると図16の月別業者・重機登録画面(以下 「図16画面」)を、
(2) 「固定業者・重機登録」をクリックすると図17の固定業者・重機登録画面(以下 「図17画面」)を、
(3) 「業者不都合日登録」をクリックすると図18の業者不都合日登録画面(以下「図1 8画面」)を、
(4) 「業者名登録」をクリックすると図19の業者名登録画面(以下「図19画面」)を 、
(5) 「施工管理者登録」をクリックすると、図20の施工管理者登録画面(以下「図20 画面」)を、
それぞれコンピュータ31に表示する。
まず、図19画面について説明すると、図19画面には、すでに登録されている場合には、その業者名等が上段に一覧表示されるとともに、下段に新規登録部も表示される。 新規登録部を用いて、新規に業者名及びそのふりがなを入力し、表示させる順位を選択し、「実行」をクリックすることでそれらを登録できる。管理サーバ2はここでの入力、指定情報を同画面の上段部分に反映表示する。
「実行」クリックにより図15画面に戻り、「リセット」をクリックすると、この画面の表示当初の状態にリセットされ、いずれかを選択して「削除」をクリックすると、その部分を削除できる。
図20画面について説明すると、図20画面には、すでに登録されている場合には、その施工管理者名等が上段に一覧表示されるとともに、下段に新規登録部も表示される。 新規登録部を用いて、新規に施工管理者名及びその区分(所属会社)、該施工管理者の携帯電話機メールアドレス等を入力し、その表示順位を選択し、「実行」をクリックすることでそれらを登録できる。管理サーバ2はここでの入力、指定情報を同画面の上段部分に反映表示する。
なお、「実行」クリックにより図15画面に戻り、「リセット」をクリックすると、この画面の表示当初の状態にリセットされ、いずれかを選択して「削除」をクリックすると、その部分を削除できる。
図16画面には月別表示が行われる。画面上部の年月表示部のセレクトボタン操作により順次前月又は次月の情報を表示させることができる。
この画面には、既に登録されている場合は、業者名、その重機(機械名)、該重機の機械区分が、また必要に応じて担当者名も併せて一覧表示され、さらに、画面下側部分に新規登録部が表示される。
この新規登録部を用いて、新規に施工業者を選択し、その機械名及び機械区分を入力、さらに必要に応じて担当者を入力し、「実行」をクリックすることでそれらを登録できる。管理サーバ2はここでの入力、指定情報を上側の一覧表示部分に反映表示する。
なお、「実行」により図15画面に戻り、「リセット」をクリックすると、この画面の表示当初の状態にリセットされ、いずれかを選択して「削除」をクリックすると、その部分を削除できる。「前月コピー」をクリックすると、前月の登録事項が今月に自動的にシフトされる。
この新規登録部における業者名欄のセレクトボタンをクリックすると、図19画面において登録されている業者一覧が現れるので、そこから新規の業者を選定できる。このセレクトボタン操作により現れる業者一覧は、管理サーバ2が図19画面による入力業者を反映させたものである。
図17画面には業者別表示が行われる
この画面には、既に登録されている場合は、業者名、その重機(機械名)、該重機の機械区分、該重機の有効期間が、また必要に応じて担当者名も併せて一覧表示され、さらに、画面下側部分に新規登録部が表示される。
この新規登録部を用いて、新規に施工業者を選択し、その機械名及び機械区分を入力、さらに必要に応じて担当者を入力し、さらに、該機械の有効期間を選択し、「実行」をクリックすることでそれらを登録できる。管理サーバ2はここでの入力、選択情報を上側の一覧表示部分に反映表示する。
なお、「実行」により図15画面に戻り、「リセット」をクリックすると、この画面の表示当初の状態にリセットされる。
この新規登録部における業者名欄のセレクトボタンをクリックすると、図19画面において登録されている業者一覧が現れるので、そこから新規の業者を選定できる。このセレクトボタン操作により現れる業者一覧も、管理サーバ2が図19画面による入力業者を反映させたものである。
図18画面には、画面上部に、月別に業者名及びその機械が、工事物件の工期、工事物件名称(工事名称)、工事場所と関連づけて一覧表示されるとともに、画面下部に業者(機械)不都合日登録部も表示される。
この不都合日登録部を用いて、不都合日を選択し、理由を入力し、「実行」をクリックすることでそれらを登録できる。
なお、「実行」により図15画面に戻り、「リセット」をクリックすると、この画面の表示当初の状態にリセットされる。
ここで再び既述の図11画面(工事手配登録(その1)画面)について説明するが、図11画面における下段右側の重機及び管理者の選択、登録部において左側縦列のセレクトボタンのいずれかをクリックすると、図示を省略しているが、図16及び図17画面に挙げられた、予備登録された業者名(A、B・・・)と重機(機械 m1、m2・・・ n1・・・)との組み合わせが一覧表示されるので、その一覧表示の中からクリックにより施工業者及び該施工業者の保有重機のうちの空き重機の組み合わせを選択登録し、表示させることができる。図11の例では業者A−重機m1を選択登録して表示させた状態を示している。
さらに、図11画面における下段右側の重機及び管理者の選択、登録部において右側縦列のセレクトボタンのいずれかをクリックすると、図示を省略しているが、図20画面に挙げられた、登録された施工管理者が一覧表示されるので、その一覧表示の中からクリックにより選定可能の施工管理者を選択登録し、表示させることができる。図11の例では施工管理者Yを選択登録して表示させた状態を示している。
次に、打設された杭(施工杭)の品質について説明する。
図5画面(工事詳細情報表示画面)の無表示領域のいずれかをクリックすると、管理サーバ2はコンピュータ31に図21の品質表示画面を表示する。
この画面には、施工管理者の携帯電話機から管理サーバ2に報告された施工杭の不適合品質情報が、不適合発生日、杭番号ごとに表示される。また、不適合の理由をその入力部に記載して、「実行」をクリックすることで、該理由を記録しておける。
図5画面により、施工杭の品質、特に不適合杭の詳細を容易に把握できる。
なお、前記の日々実績情報受信手段24において受信される日々実績情報に、携帯電話機にて撮影される杭施工現場における作業手順の画像データ並びに撮影日時及び撮影位置の情報を含め、前記の施工杭品質情報表示手段30が、かかる画像データ並びに撮影日時及び撮影位置の情報を格納し、それをコンピュータ31に表示させることができるようにしてもよい。これにより、一層施工杭品質の管理を確実化できる。
なお、いずれの画面においても、上ツールバーの「トップ」をクリックすると管理サーバ2はコンピュータ31に図3画面を表示し、「ログアウト」クリックによりログアウト処理する。
また、管理サーバ2には、図1(A)に示すように、営業所長のコンピュータ32、支店長のコンピュータ33、施工本部のコンピュータ34、役員のコンピュータ35等も通信網N1を介して接続することができ、かかるコンピュータからの求めに応じて管理サーバ2はそれらコンピュータ(より正確にはそのディスプレイ)に求められた画面を表示する。但し、管理サーバ2は、それらコンピュータからのログイン情報、特にユーザIDにより、求められている画面表示を許可してもよいか否かを判別し、許可してもよいものであれば表示する。ここでは、コンピュータ31以外のコンピュータに許可する表示は、図3画面、図4画面、図5画面、図6画面及び図21画面のみである。
本発明は、杭施工において、工事進捗状況、工事実績、杭施工の実行予算に対する、杭施工に実際に要した実績工事費用の大小等を把握することに利用できる。
図1(A)は本発明に係る杭施工管理システムの1例を示す図であり、図1(B)は同システムの概念図である。 コンピュータに表示されるログイン画面を示す図である。 コンピュータに表示される工事一覧情報(重機別)画面を示す図である。 コンピュータに表示される工事一覧情報(物件別)画面を示す図である。 コンピュータに表示される工事詳細情報表示画面を示す図である。 コンピュータに表示される実行予算と実績との差表示画面を示す図である。 コンピュータに表示される工事物件登録画面を示す図である。 コンピュータに表示される工事情報登録(その1)画面を示す図である。 コンピュータに表示される工事情報登録(その2)画面を示す図である。 コンピュータに表示される基幹システムからお取り込み検索画面を示す図である。 コンピュータに表示される工事手配登録(その1)画面を示す図である。 コンピュータに表示される工事手配登録(その2)画面を示す図である。 施工管理者の携帯電話機を示す図であり、図13(A)は管理サーバから送信された日々実績情報報告指示画面が表示された状態を、図13(B)は管理サーバから送信された工事日入力画面が表示された状態を、図13(C)は管理サーバから送信された日々実績情報入力画面が表示された状態を示しており、図13(D)は図13(C)に示される画面を拡大して示している。 コンピュータに表示される実績登録画面を示す図である。 コンピュータに表示されるマスタ登録初期画面を示す図である。 コンピュータに表示される月別業者・重機登録画面を示す図である。 コンピュータに表示される固定業者・重機登録画面を示す図である。 コンピュータに表示される業者不都合日登録画面を示す図である。 コンピュータに表示される業者名登録画面を示す図である。 コンピュータに表示される施工管理者登録画面を示す図である。 コンピュータに表示される品質表示画面を示す図である。 コンピュータに表示される工事情報(物件別)画面を示す図である。
符号の説明
1 基幹システム
11 記録部
2 管理サーバ
21 予定本数設定手段
22 管理者情報登録手段
23 報告指示手段
24 工事詳細情報表示手段
25 予算−精算差益算出表示手段
26 重機情報登録手段
27 重機情報予備登録手段
28 管理者情報予備登録手段
29 施工杭品質情報表示手段
31 工事責任者のコンピュータ
32 営業所長のコンピュータ
33 支店長のコンピュータ
34 施工本部のコンピュータ
35 役員のコンピュータ
41、42、43、・・・携帯電話機
N1 通信網
N2 インターネット

Claims (12)

  1. 管理サーバ、該管理サーバと通信可能のディスプレイ付き管理端末コンピュータ、該管理サーバと通信可能のE−mail機能及びブラウザ機能を有するディスプレイ付き携帯端末機及び該管理サーバにおいてデータの書き込み、読み出しが可能であるとともに該管理サーバを介して該管理端末コンピュータからデータの読み出し、書き込みが可能であるデータ保持手段とを含む杭施工管理システムによる杭施工管理方法であり、前記管理サーバが、
    前記管理端末コンピュータから、少なくとも工事物件名データと、該工事物件に係る工期及び杭明細の各データとを保持する前記データ保持手段に保持された工事物件に係る工期及び杭明細の各データに基づいて、工事物件ごとに、該工事物件の工期中における各日の杭施工予定本数を送信設定させる予定本数設定ステップと、
    前記管理端末コンピュータから、前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の施工管理者に関する情報を登録させる管理者情報登録ステップと、
    前記登録された施工管理者の前記携帯端末機へ該施工管理者が管理する工事物件に関する、少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報を報告すべき旨指示する報告指示ステップと、
    前記日々実績情報の報告指示を受けた施工管理者からの前記携帯端末機による少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報報告を受信する実績情報報告受信ステップと、
    前記管理端末コンピュータのディスプレイに、前記データ保持手段に保持された工事物件及びその工期の各データ並びに設定された前記杭施工予定本数に基づいて、工事物件ごとに、少なくとも、該工事物件の工期中における各日と該各日の杭施工予定本数とを対応させて表示するとともに、該各日に対応させて前記携帯端末から報告されるその日の杭施工実績本数を併せグラフ表示し、さらに該携帯端末から報告される杭施工実績本数に基づいて累積杭施工実績本数を算出して併せグラフ表示する工事詳細情報表示ステップと を実行することを特徴とする杭施工管理方法。
  2. 管理サーバ、該管理サーバと通信可能のディスプレイ付き管理端末コンピュータ、該管理サーバと通信可能のE−mail機能及びブラウザ機能を有するディスプレイ付き携帯端末機及び該管理サーバにおいてデータの書き込み、読み出しが可能であるとともに該管理サーバを介して該管理端末コンピュータからデータの読み出し、書き込みが可能であるデータ保持手段とを含む杭施工管理システムによる杭施工管理方法であり、前記管理サーバが、
    前記管理端末コンピュータから、少なくとも工事物件名データと、該工事物件に係る工期及び杭明細の各データとを保持するデータ保持手段に保持された工事物件に係る工期及び杭明細の各データに基づいて、工事物件ごとに、該工事物件の工期中における各日の杭施工予定本数を設定させる予定本数設定ステップと、
    前記管理端末コンピュータから、前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の施工管理者に関する情報を登録させる管理者情報登録ステップと、
    前記登録された施工管理者の前記携帯端末機へ該施工管理者が管理する工事物件に関する、少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報を報告すべき旨指示する報告指示ステップと、
    前記日々実績情報の報告指示を受けた施工管理者からの前記携帯端末機による少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報報告を受信する実績情報報告受信ステップと、
    前記管理端末コンピュータのディスプレイに、前記データ保持手段に保持された工事物件及びその工期の各データ並びに設定された前記杭施工予定本数に基づいて、工事物件ごとに、少なくとも、該工事物件の工期中における各日と該各日の杭施工予定本数とを対応させて表示するとともに、該各日に対応させて前記携帯端末から報告されるその日の杭施工実績本数を併せ表示し、さらに、該携帯端末から報告される日々の杭施工実績本数に基づいて、工事進捗状況をグラフで、且つ、工事進捗状況に応じた色を付して表示する物件別工事一覧情報表示ステップと
    実行することを特徴とする杭施工管理方法。
  3. 管理サーバ、該管理サーバと通信可能のディスプレイ付き管理端末コンピュータ、該管理サーバと通信可能のE−mail機能及びブラウザ機能を有するディスプレイ付き携帯端末機及び該管理サーバにおいてデータの書き込み、読み出しが可能であるとともに該管理サーバを介して該管理端末コンピュータからデータの読み出し、書き込みが可能であるデータ保持手段とを含む杭施工管理システムによる杭施工管理方法であり、前記管理サーバが、
    前記管理端末コンピュータから、少なくとも工事物件名データと、該工事物件に係る工期及び杭明細の各データとを保持するデータ保持手段に保持された工事物件に係る工期及び杭明細の各データに基づいて、工事物件ごとに、該工事物件の工期中における各日の杭施工予定本数を設定させる予定本数設定ステップと、
    前記管理端末コンピュータから、前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の施工管理者に関する情報を登録させる管理者情報登録ステップと、
    前記管理端末コンピュータから、前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の重機の情報を登録させる重機情報登録ステップと、
    前記登録された施工管理者の前記携帯端末機へ該施工管理者が管理する工事物件に関する、少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報を報告すべき旨指示する報告指示ステップと、
    前記日々実績情報の報告指示を受けた施工管理者からの前記携帯端末機による少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報報告を受信する実績情報報告受信ステップと、
    前記管理端末コンピュータのディスプレイに、前記データ保持手段に保持された工事物件及びその工期の各データ並びに設定された前記杭施工予定本数及び登録された前記工事物件担当重機情報に基づいて、杭施工重機ごとに、少なくとも、該工事物件の工期中における各日と該各日の杭施工予定本数とを対応させて表示するとともに、該各日に対応させて前記携帯端末から報告されるその日の杭施工実績本数を併せ表示し、さらに、該携帯端末から報告される日々の杭施工実績本数に基づいて、工事進捗状況をグラフで、且つ、工事進捗状況に応じた色を付して表示する重機別工事一覧情報表示ステップと
    実行することを特徴とする杭施工管理方法。
  4. 前記データ保持手段には工事物件ごとの実行予算データが保持されており、
    前記管理サーバは、前記携帯端末で報告される日々実績情報に基づいて、工事物件ごとに、実際の工事に要した精算工事費を算出するとともに該精算工事費と前記データ保持手段に保持された実行予算との差益を算出し、前記実行予算、精算工事費及び前記差益を併せ前記管理端末コンピュータに表示させるステップをさらに実行する請求項1、2又は3記載の杭施工管理方法。
  5. 前記データ保持手段に保持される杭明細には杭種が含まれており、
    前記管理サーバは、
    前記工事詳細情報表示ステップにおいては、該杭種ごとの杭施工実績本数及び杭施工予定本数中の残数を前記管理端末コンピュータに表示し、
    前記管理端末コンピュータから、前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の重機の情報を登録させる重機情報登録ステップをさらに実行し、 前記工事詳細情報表示ステップでは、該重機情報登録ステップにおいて登録された重機に係る杭施工実績本数を前記管理端末コンピュータに表示し、
    前記管理端末コンピュータから杭施工業者及び該業者の重機に関する情報を予備登録させておいて前記重機情報登録ステップでは、前記管理端末コンピュータから該予備登録された該重機情報の中から重機を選択し、登録させ、
    前記管理端末コンピュータから施工管理者に関する情報を予備登録させておいて前記管理者情報登録ステップでは、該予備登録された施工管理者情報の中から施工管理者を選択させ、登録させ、
    施工杭品質情報表示ステップをさらに実行し、
    前記報告指示ステップでは施工杭品質情報の報告も指示し、前記実績情報報告受信ステップでは該施工杭品質情報も受信し、
    前記施工杭品質情報表示ステップでは、該実績情報報告ステップで報告される該施工杭品質情報を前記管理端末コンピュータに表示する請求項1記載の杭施工管理方法。
  6. 管理サーバ、該管理サーバと通信可能のディスプレイ付き管理端末コンピュータ、該管理サーバと通信可能のE−mail機能及びブラウザ機能を有するディスプレイ付き携帯端末機及び該管理サーバにおいてデータの書き込み、読み出しが可能であるとともに該管理サーバを介して該管理端末コンピュータからデータの読み出し、書き込みが可能であるデータ保持手段とを含む杭施工管理システムのための該管理サーバであり、
    少なくとも工事物件名データと、該工事物件に係る工期及び杭明細の各データとを保持する前記データ保持手段に保持された工事物件に係る工期及び杭明細の各データに基づいて、工事物件ごとに、該工事物件の工期中における各日の杭施工予定本数を、前記管理端末コンピュータから送信設定させるための予定本数設定手段と、
    前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の施工管理者に関する情報を、前記管理端末コンピュータから送信登録させるための管理者情報登録手段と、
    前記管理端末コンピュータから前記管理者情報登録手段により登録された施工管理者の前記携帯端末へ、該施工管理者が管理する工事物件について、少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報の報告を送信指示するための報告指示手段と、
    該施工管理者の携帯端末から送信されてくる前記日々実績情報を受信する日々実績情報受信手段と、
    前記管理端末コンピュータに、前記データ保持手段に保持された工事物件及びその工期の各データ並びに前記予定本数設定手段により設定された杭施工予定本数に基づいて、工事物件ごとに、少なくとも、該工事物件の工期中における各日と該各日の杭施工予定本数とを対応させて表示するとともに、該各日に対応させて、前記日々実績情報受信手段により受信したその日の杭施工実績本数を併せグラフ表示し、さらに、該日々実績情報受信手段により受信した杭施工実績本数に基づいて累積杭施工実績本数を算出して併せグラフ表示する工事詳細情報表示手段とを含むことを特徴とする杭施工管理システムのための管理サーバ
  7. 管理サーバ、該管理サーバと通信可能のディスプレイ付き管理端末コンピュータ、該管理サーバと通信可能のE−mail機能及びブラウザ機能を有するディスプレイ付き携帯端末機及び該管理サーバにおいてデータの書き込み、読み出しが可能であるとともに該管理サーバを介して該管理端末コンピュータからデータの読み出し、書き込みが可能であるデータ保持手段とを含む杭施工管理システムのための該管理サーバであり、
    少なくとも工事物件名データと、該工事物件に係る工期及び杭明細の各データとを保持するデータ保持手段に保持された工事物件に係る工期及び杭明細の各データに基づいて、工事物件ごとに、該工事物件の工期中における各日の杭施工予定本数を、前記管理端末コンピュータから送信設定させるための予定本数設定手段と、
    前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の施工管理者に関する情報を、前記管理端末コンピュータから送信登録させるための管理者情報登録手段と、
    前記管理端末コンピュータから前記管理者情報登録手段により登録された施工管理者の前記携帯端末へ、該施工管理者が管理する工事物件について、少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報の報告を送信指示するための報告指示手段と、
    該施工管理者の携帯端末から送信されてくる前記日々実績情報を受信する日々実績情報受信手段と、
    前記管理端末コンピュータに、前記データ保持手段に保持された工事物件及びその工期の各データ並びに前記予定本数設定手段により設定された杭施工予定本数に基づいて、工事物件ごとに、少なくとも、該工事物件の工期中における各日と該各日の杭施工予定本数とを対応させて表示するとともに、該各日に対応させて、前記日々実績情報受信手段により受信したその日の杭施工実績本数を併せ表示し、さらに、該日々実績情報受信手段により受信した日々の杭施工実績本数に基づいて、工事進捗状況をグラフで、且つ、工事進捗状況に応じた色を付して表示する物件別工事一覧情報表示手段と
    を含んでいることを特徴とする杭施工管理システムのための管理サーバ。
  8. 管理サーバ、該管理サーバと通信可能のディスプレイ付き管理端末コンピュータ、該管理サーバと通信可能のE−mail機能及びブラウザ機能を有するディスプレイ付き携帯端末機及び該管理サーバにおいてデータの書き込み、読み出しが可能であるとともに該管理サーバを介して該管理端末コンピュータからデータの読み出し、書き込みが可能であるデータ保持手段とを含む杭施工管理システムのための該管理サーバであり、
    少なくとも工事物件名データと、該工事物件に係る工期及び杭明細の各データとを保持するデータ保持手段に保持された工事物件に係る工期及び杭明細の各データに基づいて、工事物件ごとに、該工事物件の工期中における各日の杭施工予定本数を、前記管理端末コンピュータから送信設定させるための予定本数設定手段と、
    前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の施工管理者に関する情報を、前記管理端末コンピュータから送信登録させるための管理者情報登録手段と、
    前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の重機の情報を、前記管理端末コンピュータから送信登録させるための重機情報登録手段と、
    前記管理端末コンピュータから前記管理者情報登録手段により登録された施工管理者の前記携帯端末へ、該施工管理者が管理する工事物件について、少なくとも杭施工実績本数を含む日々実績情報の報告を送信指示するための報告指示手段と、
    該施工管理者の携帯端末から送信されてくる前記日々実績情報を受信する日々実績情報受信手段と、
    前記管理端末コンピュータに、前記データ保持手段に保持された工事物件及びその工期の各データ並びに前記予定本数設定手段により設定された杭施工予定本数及び前記重機情報登録手段により登録された工事物件担当重機情報に基づいて、杭施工重機ごとに、少なくとも、該工事物件の工期中における各日と該各日の杭施工予定本数とを対応させて表示するとともに、該各日に対応させて、前記日々実績情報受信手段により受信したその日の杭施工実績本数を併せ表示し、さらに、該日々実績情報受信手段により受信した日々の杭施工実績本数に基づいて、工事進捗状況をグラフで、且つ、工事進捗状況に応じた色を付して表示する重機別工事一覧情報表示手段と
    を含んでいることを特徴とする杭施工管理システムのための管理サーバ。
  9. さらに、予算−精算差益算出表示手段を有しており、
    前記データ保持手段は工事物件ごとの実行予算データを保持しており、
    該予算−精算差益算出表示手段は、前記日々実績情報受信手段が受信した日々実績情報に基づいて、工事物件ごとに、実際の工事に要した精算工事費を算出するとともに該精算工事費と前記データ保持手段に保持された実行予算との差益を算出して、前記管理端末コンピュータに、前記実行予算、精算工事費及び前記差益を併せ表示する請求項6、7又は8記載の杭施工管理システムのための管理サーバ。
  10. 前記データ保持手段に保持された杭明細には杭種が含まれており、
    前記工事詳細情報表示手段は、該杭種ごとの杭施工実績本数及び杭施工予定本数中の残数を前記管理端末コンピュータに表示し、
    前記データ保持手段に保持されたデータに基づく工事物件ごとに、該工事物件担当の重機の情報を、前記管理端末コンピュータから送信登録させるための重機情報登録手段を含んでおり、
    前記工事詳細情報表示手段は、該重機情報登録手段により登録された重機に係る杭施工実績本数を管理端末コンピュータに表示し、
    杭施工業者及び該業者の重機に関する情報を予め前記管理端末コンピュータから送信登録させるための重機情報予備登録手段を有しており、前記重機情報登録手段は、該重機情報予備登録手段により登録された重機情報の中から重機を選択し、登録させることができ、
    施工管理者に関する情報を予め前記管理端末コンピュータから送信登録させるための管理者情報予備登録手段を有しており、前記管理者情報登録手段は、該管理端末コンピュータから、該管理者情報予備登録手段により登録された施工管理者情報の中から施工管理者を選択させ、登録させることができ、
    さらに、施工杭品質情報表示手段が含まれており、
    前記携帯端末から送信報告され、前記日々実績情報受信手段において受信される日々実績情報には施工杭品質情報が含まれ、
    該施工杭品質情報表示手段は、該施工杭品質情報を前記管理端末コンピュータに表示する請求項6記載の杭施工管理システムのための管理サーバ
  11. 前記携帯端末はカメラ及びGPS機能を有しており、前記日々実績情報受信手段において受信される日々実績情報には、該携帯端末にて撮影された杭施工現場における作業手順の画像データ並びに該撮影日時及び撮影位置の情報が含まれており、前記施工杭品質情報表示手段は、該作業手順画像データ並びに撮影日時及び撮影位置情報を格納し、前記管理端末コンピュータに表示させることができる請求項10記載の杭施工管理システムのための管理サーバ
  12. 管理サーバ、該管理サーバと通信可能のディスプレイ付き管理端末コンピュータ、該管理サーバと通信可能のE−mail機能及びブラウザ機能を有するディスプレイ付き携帯端末機及び該管理サーバにおいてデータの書き込み、読み出しが可能であるとともに該管理サーバを介して該管理端末コンピュータからデータの読み出し、書き込みが可能であるデータ保持手段とを含む杭施工管理システムであり、前記管理サーバとして請求項6から11のいずれかに記載の管理サーバを採用していることを特徴とする杭施工管理システム。
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