JP6315440B2 - 施工品質管理システム - Google Patents

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Description

この発明は、建築現場における建築物の施工品質管理システムに関し、特に、既製コンクリート杭の埋め込み工法による建築物の施工品質管理システムに関する。
建築物の施工品質の検査は通常、施工管理表等の点検項目に沿って行われる。具体的には、各点検項目についてそれぞれ施工品質の合否判定基準があり、施工前もしくは施工後に当該基準を満たしているか否かを検査担当者もしくは品質管理者等が確認することで行われている。そして、各点検項目が確認された施工品質の検査結果を事業主等に報告されることになる。
ここで、建築物の施工品質に限らず、前記点検項目は様々な分野において多種多様で膨大な数になることが多く、上述したような施工現場からの施工品質の検査結果の報告だけでは、検査結果の信頼性が担保されないおそれがある。
特許文献1には、施工品質の検査結果の信頼性を高めるため、建設物件の各工程の検証用の写真を撮影し、撮影した写真データをホストコンピュータに送信して保管し、当該検証用写真データを所定の書式に編集し、この編集済み施工検証写真を施工検証写真台帳として発注者の閲覧に供する発明が提案されている。
特許文献2にも、施工品質検査を行うにあたり、各工程の検証用写真を撮影し、当該撮影した写真データをデータセンターに登録し、所定の品質検査報告書を作成し、この報告書を事業主や物件購入者に共有させる発明が提案されている。
特開2001−297144号公報 特開2007−279993号公報
上述した特許文献1、2記載の発明において、撮影した写真データが点検項目に係る対象であるかどうかを確認できるような詳細な記載はなされていない。
例えば、杭穴にコンクリート杭を埋設する工程を検査する場合において、当該コンクリート杭が本当に前記杭穴に埋設されるものであるかどうかを確認することができるような具体的な提案がなされていない。したがって、これらの検査結果も含めた高品質な施工品質管理システムが望まれている。
そこで、この発明は、建築物の各施工工程における杭穴や杭などの品質点検対象が施工品質点検項目の対象であることをも含めた施工品質点検を簡便に行えると共に、施工品質を向上させる建築物の施工品質管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、以下の発明を提案する。
請求項1の発明は、
杭穴を掘削し、前記杭穴内に杭を埋設する施工に際して、施工現場の施工品質を、通信ネットワークを介して相互に通信可能に接続されている施工品質管理用のサーバ、施工を請け負う施工業者端末、及び施工を行う現場担当者端末とで管理する施工品質管理システムであって、
前記杭は、工場出荷時に、その表面に「杭種、杭径、杭長及び品質を含む」製造データが付されており
前記サーバは、前記サーバに予め記憶されている施工現場の現場情報、施工に使用される「杭番号、杭径、杭長及び種類を含む」の仕様情報及び「杭穴番号、杭穴径、杭穴深度及び拡径部形状を含む」杭穴の仕様情報を取得して、施工品質を点検させるため、杭穴ごとに「杭種・杭径・杭長・品質、支持層の出現深度および最大掘削深度を含む」点検項目データを生成する点検項目データ生成手段を備え、
前記杭穴の仕様データを入手して前記杭穴の仕様データを基に掘削管理装置を使用して杭穴が構築され、その際「施工した杭穴の番号、杭穴径、杭穴深度、杭穴拡底部形状を含む」杭穴の施工データを前記掘削管理装置から取得して、
前記現場担当者端末から、使用する杭の杭表面の前記製造データを含む撮像された撮像データと、前記点検項目データに係る点検項目を確認したことを示す判定データとを取得し
前記取得した撮像データ、判定データ及び施工データに基づいて、各施工工程における品質管理に関する報告書データを作成する報告書作成手段を備える
ことを特徴とする施工品質管理システムである。
請求項2の発明は、
現場情報には、
杭の製造時における製造データ、
前記杭の施工現場への出荷時における出荷データ、
前記杭の施工現場への入荷時における入荷データ
が付加されており、
杭の仕様情報には、
杭の製造時における製造データ、
前記杭の施工現場への出荷時における出荷データ、
前記杭の施工現場への入荷時における入荷データ、
前記杭を杭穴に埋設する施工時における前記杭の施工データと点検項目確認データ
が付加されており、
杭穴の仕様情報には、
前記杭穴を構築する施工時における前記杭穴の施工データと点検項目確認データ
が付加されている
ことを特徴とする請求項1記載の施工品質管理システムである。
この発明によれば、建築物の各施工工程における杭穴や杭などの品質点検対象が施工品質点検項目の対象であることをも含めた施工品質点検を簡便に行えると共に、施工品質を向上させる建築物の施工品質管理システムを提供することができる。
本発明の施工品質管理システムの構成の一例を表す概念図である。 サーバの記憶手段に記憶されている各種データベースの構成の一例を表す図である。 本実施形態に係る施工品質管理システムの管理画面の一例を表す図である。 図3図示の管理画面のうち、施工現場への現場担当者端末の貸出しを管理する画面の一例を表す図である。 本実施形態に係る施工品質管理システムを、施行者が施工現場で現場担当者端末を用いて利用する状態を表す図であって、(a)認証画面の一例を表す図、(b)施工現場を撮像する設定画面の一例を表す図、(c)撮像した点検対象の一例を表す図、(d)撮像した点検対象の他の例を表す図である。 施工業者端末に表示される撮像された点検対象の一覧画面の一例を表す図である。 本実施形態に係る施工品質管理システムによる施工品質管理のフローチャートを表す図である。 施工現場の杭穴の配置の概念図である。
以下、本発明の実施形態の一例を、添付図面を参照して説明する。
1.システム全体の構成
図1は、本発明の施工品質管理システムの構成の一例を表す図である。この実施形態では、掘削した杭穴内に支持杭であるコンクリート製の杭を埋設する施工に適用した例である。なお、本発明は、前記コンクリート製の杭に限られず、鋼管製の杭等種々の杭を杭穴に埋設する施工に適用が可能である。また、他の種類の施工にも適用が可能である。
本発明は、施工現場の施工品質を、通信ネットワークを介して相互に通信可能に接続されている施工品質管理用のサーバ、施工を請け負う施工業者端末、及び施工を行う現場担当者端末とで管理する施工品質管理システムである。
施工品質管理システム10は、建築物の施工工程の施工品質を管理するアプリケーションプログラムを備える施工品質管理用のサーバ20と、建築物の工事を請け負う施工業者が使用するパーソナルコンピュータなどの施工業者端末装置30と、施工業者から施工現場の管理を任された現場担当者が使用するパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォンなどの現場担当者端末40とが、インターネット通信網や無線通信規格で定められている無線通信網等の通信ネットワーク50を介して相互に通信可能に接続されて構成される。
2.施工業者端末30の構成
施工業者端末30は、建築物の工事を請け負う施工業者が使用するパーソナルコンピュータなどの端末である。施工業者端末30には、建築現場に設けられている杭穴に埋設するコンクリート杭など建築物全般の設計時に使用される端末、設計された前記杭の製造時に使用される端末及び製造された前記杭を施工現場に出荷する際に使用される端末、施工現場で施工される際(搬入時、施工時、施行終了時)に使用される端末等、様々な工程で使用される端末が含まれている。
施工業者端末30は、通信ネットワーク50を介してサーバ20及び現場担当者端末40との間で情報の送受信を行う情報送受信手段32を備えている。
また、施工業者端末30は、液晶ディスプレイ等、情報の表示装置である表示手段33と、キーボードやマウス、タッチパネル等、情報の入力装置である入力手段34、情報送受信手段32でサーバ20から取得した各種情報をハードコピー等で出力する出力手段35とを備えている。
これらの各手段によって行われる情報通信が、内蔵メモリ等の記憶手段36、CPUを含む制御手段31とによって制御される。
3.現場担当者端末40の構成
現場担当者端末40は、通信ネットワーク50を介してサーバ20、施工業者端末30との間で情報の送受信を行う情報送受信手段42を備えている。
また、現場担当者端末40は、液晶ディスプレイ等、情報の表示装置である表示手段43と、タッチパネル等、情報の入力装置である入力手段44、建築物の品質管理の対象となる杭穴や杭などを撮像する内蔵カメラなどの撮像手段45とを備えている。
これらの各手段によって行われる情報通信が、内蔵メモリ等の記憶手段46、CPUを含む制御手段41とによって制御される。
4.サーバ20の構成
サーバ20は、建築物の施工工程の施工品質を管理するアプリケーションプログラムを備える施工品質管理用のサーバ装置である。
サーバ20は、通信ネットワーク50を介して施工業者端末30、現場担当者端末40それぞれとの間で情報の送受信を行う情報送受信手段22を備えている。
サーバ20は、施工業者端末30、現場担当者端末40との間で送受信する情報を記憶する記憶手段23を備えている。
サーバ20は、後述する現場情報データベース23a、杭仕様情報データベース23b、杭穴仕様情報データベース23cそれぞれにアクセスし、これらのデータベースから各種データを取得して、各施工工程で点検される品質項目に関する点検項目データ23fを作成する点検項目データ生成手段24を備えている。
サーバ20は、後述する点検項目データ23f、点検項目確認データ23g、施工データ23hを取得して、各施工工程における品質管理に関する報告書データを作成する報告書データ生成手段25を備えている。
これらの各手段によって行われる情報通信が、内蔵メモリ、CPUを含む制御手段21によって制御される。
4−(1)記憶手段23の構成
(A)現場情報データベース
記憶手段23は、建築物の施工現場の名称、住所、施工拠点、施工年度、当該建築物の施工を任された現場担当者の氏名、所属等の現場情報が記憶されている現場情報データベース23aを備えている(図2(a))。現場情報、現場情報の変更、修正は、前記コンクリート杭の設計時、製造時、出荷時に施工業者端末30で適宜入力される情報である。
また、コンクリート杭の製造時に、当該杭の製造データが前記現場情報に付加される。
製造された前記杭の施工現場への出荷時に、当該杭の出荷データが前記現場情報に付加される。
出荷された前記杭の施工現場への入荷時に、当該杭の入荷データが前記現場情報に付加される。
(B)杭仕様情報データベース
記憶手段23は、施工現場ごとのコンクリート杭の杭番号、杭径、杭長、種類、継手、補強バンド、コンクリート強度等の杭の仕様情報が記憶されている杭仕様情報データベース23bを備えている(図2(b))。杭の仕様情報は、コンクリート杭の設計時に施工業者端末30で入力される情報である。
また、コンクリート杭の製造時に、当該杭の製造データが前記杭の仕様情報に付加される。
製造された前記杭の施工現場への出荷時に、当該杭の出荷データが前記杭の仕様情報に付加される。
出荷された前記杭の施工現場への入荷時に、当該杭の入荷データが前記杭の仕様情報に付加される。
入荷された前記杭を杭穴に埋設する施工時に、図示していない掘削管理装置(ジオマスター(登録商標))で入力された場合に、当該杭のデータが含まれる施工データ23hが前記杭の仕様情報に付加される。
前記杭を杭穴に埋設する施工時に、現場担当者端末40で入力される点検項目確認データ23gが前記杭の仕様情報に付加される。
(C)杭穴仕様情報データベース
記憶手段23は、施工現場ごとにコンクリート杭を埋設する杭穴の番号、杭穴径、杭穴深度、拡径部形状等の杭穴の仕様情報が記憶されている杭穴仕様情報データベース23cを備えている(図2(c))。杭穴の仕様情報は、杭穴の設計時に施工業者端末30で入力される情報である。
また、杭穴を構築する施工時に、前記掘削管理装置で入力された場合に、当該杭穴のデータが含まれる施工データ23hが前記杭穴の仕様情報に付加される。
前記杭を杭穴に埋設する施工時に、現場担当者端末40で入力される点検項目確認データ23gが前記杭の仕様情報に付加される。
(D)点検情報データベース
記憶手段23は、各施工工程で点検される品質項目に関する点検項目データ23fが記憶されている点検情報データベース23dを備えている(図2(d))。
(E)アプリケーションプログラム
記憶手段23は、上述の各データベースに係るデータをもとに、各施工工程の施工品質を管理する品質管理機能を実現させるためのプログラムであるアプリケーションプログラム23eを備えている。
(F)点検項目データ23f
点検項目データ23fは、図2(e)に示されるように、例えば、各施工現場の杭穴ごとに「杭種、杭径、杭長、品質」というコンクリート杭の仕様情報に関する点検項目に「01」というコードが割り振られている。また、「最大掘削深度」という杭穴の仕様情報に関する点検項目に「06」というコードが割り振られている。
これらの点検項目データ23fは、図2(e)に図示していないが、前記現場情報と関連づけられている。
(G)点検項目確認データ23g
点検項目確認データ23gは、例えば、前記コードごとの点検項目に対して、合否が選択された情報とすることができる。前記合否が選択された情報は、現場担当者端末40で入力される情報である。
(H)施工データ23h
前記杭穴及び杭の施工データ23hは、前記掘削管理装置によって施工された杭穴や杭の施工データであり、「支持層の確認」、「掘削深度」、「根固液、杭周固定液の注入量」などの杭の施工で重要な管理項目に関するデータが含まれる。
(I)アプリケーションプログラム23e
施工業者端末30及び現場担当者端末40からサーバ20に、アプリケーションプログラム23eをダウンロードする指示が通信ネットワーク50を介して要求される。
サーバ20からは、施工業者端末30及び現場担当者端末40にアプリケーションプログラム23eを利用するIDやパスワードの設定のための認証プログラムが通信ネットワーク50を介して送信される。
施工業者端末30及び現場担当者端末40では、前記認証プログラムが実行され、IDや認証パスワードの入力等の設定処理が行われる。
サーバ20では前記設定処理が確認され、アプリケーションプログラム23eが施工業者端末30及び現場担当者端末40に送信される。
施工業者端末30及び現場担当者端末40では、アプリケーションプログラム23eが実行可能な状態となる。
なお、アプリケーションプログラム23eの全部又は一部は、施工業者端末30又は現場担当者端末40に予め用意されていてもよい。
4−(2)点検項目データ生成手段24の機能
現場情報データベース23aに前記現場情報が、杭仕様情報データベース23bに前記杭の仕様情報が、杭穴仕様情報データベース23cに前記杭穴の仕様情報が記憶されると、点検項目データ生成手段24は、それぞれにアクセスし、これらのデータベースから前記現場情報、杭の仕様情報及び杭穴の仕様情報の各データを取得する。
点検項目データ生成手段24は、取得した前記各データを前記現場情報ごとに関連付けると共に、各施工工程で点検される項目に前記コードを割り振り、点検項目データ23fを生成する処理を行う。
生成された点検項目データ23fは、点検情報データベース23dに記憶される。
4−(3)報告書データ生成手段25の機能
報告書データ生成手段25は、サーバ20が施工業者端末30から送信された報告書データを生成する要求を受け、点検情報データベース23dから点検項目データ23fを、杭仕様情報データベース23b及び杭穴仕様情報データベース23cから施工データ23h及び点検項目確認データ23gを取得し、所定のフォームで構成される報告書データを生成する処理を行う。
5.施工品質管理システム10における管理機能
施工業者端末30においてアプリケーションプログラム23eが実行されると、液晶ディスプレイ等の表示装置である表示手段33に図3図示のような管理画面が表示される。
図3の管理画面では、表示手段33に、種々の管理機能を選択する管理メニュー選択部60が表示される。
図3には一例として、管理メニュー選択部60で、建築物の施工を任された現場担当者の管理機能を選択する現場担当者選択部60aが選択され、当該管理機能を表示する画面が表示手段33に表示されている。
現場担当者の管理機能を表示する画面には、施工現場の拠点を選択する拠点選択部61、施工現場ごとの現場担当者に関する情報を入力する現場担当者情報入力部62、拠点選択部61で選択された拠点における登録された現場担当者の一覧を表示する現場担当者一覧表示部63が含まれる。
現場担当者一覧表示部63には一例として、選択された施工現場の拠点、現場担当者の所属、現場担当者が現場担当者端末40を用いてアプリケーションプログラム23eを実行するのに必要なID等が表示されている。
5−(1)現場担当者の新規登録
新たに現場担当者を登録する場合、管理メニュー選択部60で現場担当者選択部60aを選択し、現場担当者情報入力部62を表示させる。
表示された現場担当者情報入力部62の各欄に所定の情報を入力又は選択する。例えば、拠点選択部62aで都道府県名などの拠点を選択し、現場担当者ID入力部62bで前記IDを入力し、現場担当者パスワード入力部62cで前記現場担当者のアプリケーションプログラム23eを利用するのに必要なパスワードを入力し、現場担当者所属入力部62dで前記現場担当者の所属を入力し、氏名入力部62eで前記現場担当者の氏名を入力する。
これらの情報を入力又は選択後、情報登録部62fを選択して、現場担当者の情報入力処理を完了する。入力された前記現場担当者の情報はサーバ20に送信され、現場情報データベース23aに記憶される。
なお、拠点ごとの現場担当者の一覧を表示させたい場合、拠点選択部61で表示させたい都道府県名などの拠点を選択する。当該拠点が選択されると、現場情報データベース23aから拠点ごとの記憶された現場担当者の情報が施工業者端末30に送信され、当該情報が現場担当者一覧表示部63に表示される。
現場担当者の情報は、コンクリート杭など建築物全般の設計時、製造時、出荷時に施工業者端末30で適宜入力される。
5−(2)登録されている現場担当者の修正、更新等
登録されている現場担当者の情報を修正、更新等する場合、現場担当者一覧表示部63に表示されている現場担当者の一覧から修正、更新等を行う現場担当者を選択する。
現場担当者を選択後、現場担当者情報入力部62に選択された現場担当者の情報が表示されるので、上述した入力処理を行い、情報登録部62fを選択して現場担当者の情報入力処理を終了する。
現場担当者の情報の修正、更新等は、コンクリート杭など建築物全般の設計時、製造時、出荷時に施工業者端末30で適宜入力される。
6.施工品質管理システム10における現場担当者端末40の貸出管理機能
図4は、現場担当者へ貸出される現場担当者端末40の管理機能の一例を表す図である。
管理メニュー選択部60で、施工業者から現場担当者へ貸し出される現場担当者端末40の管理機能を選択する現場担当者端末貸出選択部60bが選択され、当該管理機能を表示する画面が表示手段33に表示されている。
現場担当者端末40の管理機能を表示する画面には、施工現場の拠点を選択する拠点選択部64、施工現場ごとに貸し出す現場担当者端末40に関する情報を入力する現場担当者端末情報入力部65、拠点選択部64で選択された拠点における各現場へ貸し出された現場担当者端末40の一覧を表示する貸出一覧表示部66が含まれる。
6−(1)現場担当者端末40の新規貸出登録
新たに貸し出す現場担当者端末40を登録する場合、表示されている現場担当者端末情報入力部65の各欄で所定の情報を入力又は選択する。例えば、拠点選択部65aで都道府県名などの拠点を選択し、施工年度選択部65bで施工年度を選択し、施工現場選択部65cで現場担当者端末40を貸し出す現場名を選択し、掘削管理装置選択部65dで、施工現場で使用される前記掘削管理装置の装置番号を選択し、現場担当者端末選択部65eで貸し出す現場担当者端末40を選択し、現場担当者選択部65fで、使用する現場担当者を入力する等の情報の入力又は選択処理を行う。
これらの情報を入力又は選択後、情報登録部65gを選択して貸し出す現場担当者端末40の情報入力処理を完了する。入力された前記現場担当者端末40の情報は管理サーバ20に送信され、現場情報データベース23aに記憶される。
なお、拠点ごとに貸し出す現場担当者端末40の一覧を表示させたい場合、拠点選択部64で表示させたい都道府県名などの拠点を選択する。当該拠点が選択されると、現場情報データベース23aから拠点ごとの記憶された前記貸し出す現場担当者端末40の情報が施工業者端末30に送信され、当該情報が貸出一覧表示部66に表示される。
現場担当者端末40貸出に関する情報は、コンクリート杭など建築物全般の設計時、製造時、出荷時に施工業者端末30で適宜入力される。
6−(2)登録されている現場担当者端末40の修正、更新等
登録されている前記貸し出す現場担当者端末40の情報を修正、更新等する場合、貸出一覧表示部66に表示されている前記貸し出す現場担当者端末40の一覧から修正、更新等を行う現場担当者端末40を選択する。
現場担当者端末40を選択後、現場担当者端末情報入力部65に選択された現場担当者端末40に関する情報が表示されるので、上述した入力処理を行い、情報登録部65gを選択して現場担当者端末40の情報入力処理を終了する。
現場担当者端末40貸出に関する情報の修正、更新等は、コンクリート杭など建築物全般の設計時、製造時、出荷時に施工業者端末30で適宜入力される。
7.現場担当者端末による施工管理の一例
図5は、建築物の施工現場において、現場担当者が施工を行う際、貸し出された現場担当者端末40を使用して施工の管理を行う一例を表した図である。
本実施形態では現場担当者端末40としてスマートフォンを採用しているが、その他タブレット端末などの機器も採用することができる。
現場担当者端末40では、上述したようにサーバ20からアプリケーションプログラム23eがインストールなどされ、実行可能な状態となっている。
現場担当者端末40でアプリケーションプログラム23eが起動されると、液晶ディスプレイ等の表示装置である表示手段43に図5(a)図示のような認証画面が表示される。
前記認証画面に表示されている現場担当者ID入力部67及び認証パスワード入力部68に、前記設定処理を行ったID及びパスワードがそれぞれ入力されると所定の認証処理が行われる。
前記認証処理が完了すると、点検項目データ23fを呼び出す要求がサーバ20に送られる。
サーバ装置20は前記要求を取得すると、点検情報データベース23dから点検項目データ23fを取得し、これを現場担当者端末40に送信する。
現場担当者端末40の表示手段43には、図5(b)図示のような撮像設定画面が表示される。
前記撮像設定画面には、一例として、現場担当者の氏名、施工拠点、施工年度、施工現場の名称、前記施工現場に用いられるコンクリート杭の杭番号の入力を促す杭番号入力部69、点検項目データ23fの選択を促す点検項目選択部70、メモ欄、撮影機能切換部71が表示されている。
上記6―(1)で説明したように、都道府県名などの拠点、施工年度、現場担当者端末40を貸し出す現場名、施工現場で使用される前記掘削管理装置の装置番号、貸し出す現場担当者端末40、使用する現場担当者等の情報が予め現場情報データベース23aに記憶されている。
そこで、前記認証処理が完了すると、現場情報データベース23aから前記各情報が抽出されて、サーバ20から現場担当者端末40へ送信され、前記撮像設定画面に表示される。
上記4―(1)(F)及び4−(2)で説明したように、点検項目データ生成手段24によって前記現場情報と関連づけられて生成された点検項目データ23fが予め点検情報データベース23dに記憶されている。
そこで、前記認証処理が完了すると、点検情報データベース23dから点検項目データ23fが抽出されて、サーバ20から現場担当者端末40へ送信され、点検項目選択部70で選択可能な状態となる。
7−(1)現場担当者端末40による施工品質管理の方法
図5(b)図示の撮像設定画面において、杭番号入力部69に所定の杭番号を入力する。図示の形態では「12345」と入力している(図8)。
点検項目選択部70に点検すべき項目を選択する。図示の形態では「杭種、杭径、杭長、品質」を選択している。
杭番号の入力及び点検項目の選択後、撮像機能切換部71を選択すると、図示していない内蔵カメラ等の撮像手段45の操作画面に切り換わり、点検対象を撮像する。図示の形態では撮像する点検対象を以下のコンクリート杭とした。
(A)図5(c)図示のコンクリート杭
・拠点:東京
・施工年度:2012年度
・施工現場の名称:ABC
・杭番号:12345
・点検項目:01「杭種、杭径、杭長、品質」
図5(c)図示の写真データ72aは、使用するコンクリート杭の全体の写真データである。
(B)図5(d)図示のコンクリート杭
・拠点:東京
・施工年度:2012年度
・施工現場の名称:ABC
・杭番号:12345
・点検項目:01「杭種、杭径、杭長、品質」
図5(d)図示の写真データ72bは、図5(c)図示のコンクリート杭の表面に、工場からの出荷時に予め付された杭の製造データ等が表示された部分の写真データである。
現場担当者は、前記杭番号と一致するコンクリート杭を杭置き場から1本選び施工する。また、通常は、多数のコンクリート杭を接合しながら杭穴に埋設する。
撮像された図5(c)、(d)図示の写真に係る写真データ72a、72bは、品質項目確認データ23gとしてサーバ20に送信され、杭穴番号ごとに杭仕様情報データベース23bに記憶される。
撮像する対象には、前記杭に限られず、杭穴など点検項目データ23fに係る点検対象が含まれる。
このように、現場担当者は、現場担当者端末40を用いて施工工程ごとに使用するコンクリート杭や、コンクリート杭を埋設する杭穴の点検項目を確実に確認することができる。
また、前記コンクリート杭や杭穴を撮像することで前記コンクリート杭や杭穴の品質を担保することができる。
7−(2)施工業者端末30による施工品質管理の方法
図6は、施工業者端末30において、管理メニュー選択部60から、現場担当者端末40から送信された品質項目確認データ23gに係る点検対象の写真データ72の管理機能を選択する施工現場管理選択部60cが選択され、当該管理機能を表示する画面が表示手段33に表示されている状態を表す図である。
写真データ72の管理機能を表示する画面には、施工現場を選択する施工現場選択部73、拠点での施工現場ごとの写真データ72の一覧を選択する写真データ選択部74、写真データ選択部74で選択された写真データ72の一覧を表示する写真データ一覧表示部75が含まれる。
拠点での施工現場ごとの写真データ72の一覧を表示させたい場合、拠点選択部73a、施工年度選択部73b、施工現場選択部73cの各欄で所定の情報を入力又は選択する。例えば、拠点選択部73aで都道府県名などの拠点を選択し、施工年度選択部73bで施工年度を選択し、施工現場選択部73cで現場名を選択する等の情報の入力又は選択処理を行う。
前記拠点、施工年度、施工現場が選択されると、杭仕様情報データベース23b及び杭穴仕様情報データベース23cから、点検項目データ23fに関連付けられた写真データ72が施工業者端末30に送信され、当該情報が写真データ一覧表示部75に表示される。
施工業者が現場担当者端末40から送信された写真データ72を確認することで、施工工程ごとに使用するコンクリート杭や、コンクリート杭を埋設する杭穴の品質を担保することができる。
8.建築物の施工品質管理のフローチャート
図7は、本実施形態に係る施工品質管理システム10による建築物の施工品質管理のフローチャートを表す図である。また、表1は、建築物の設計から施工までの工程でサーバ20に送信される情報の一例を表したものである。
8−(1)設計時
建築物の設計時において、上述したアプリケーションプログラム23eがインストールされた施工業者端末30では、上記5で説明したように、図2(a)図示の現場の名称・住所、現場担当者の氏名、所属、施工拠点、施工年度等の現場情報が入力される(S101、表1)。
また、図2(b)図示の杭番号、杭径、杭長、種類、継手、補強バンド、コンクリート強度等を含む杭仕様情報、図2(c)図示の杭穴番号、杭穴径、杭穴深度、拡径部形状等の杭穴仕様情報が入力される(S101、表1)。
入力された前記現場情報、杭仕様情報、杭穴仕様情報はサーバ20へ送信され、現場情報データベース23a、杭仕様情報データベース23b、杭穴仕様情報データベース23cにそれぞれ記憶される(S102)。
8−(2)製造時
建築物を構成するコンクリート杭などの構成部材を製造する製造時には、設計時における設計データに沿って製造される。前記コンクリート杭を例にして説明すると、杭仕様情報データベース23bに記憶されている前記杭仕様情報を基に杭が製造される。当該製造された杭の製造データは、施工業者端末30で入力される(S103)。
入力された前記杭の製造データはサーバ20へ送信され、現場情報データベース23a、杭仕様情報データベース23bに記憶される(S104)。その際、前記杭の製造データは、当該データに係る前記現場情報及び前記杭仕様情報に付加される(表1)。
サーバ20では、前記杭の製造データが現場情報データベース23a、杭仕様情報データベース23bに記憶されると、点検項目データ生成手段24は、現場情報データベース23a、杭仕様情報データベース23b、杭穴仕様情報データベース23cそれぞれにアクセスし、S102で記憶された杭穴仕様情報、S104で記憶された前記杭の製造データが付加された前記現場情報、前記杭仕様情報を取得して、図2(e)図示の点検項目データ23fを生成する処理を行う(S105)。
生成された点検項目データ23fは、点検情報データベース23dに登録される。
8−(3)製造されたコンクリート杭など構成部材の施工現場への出荷時
前記コンクリート杭などの構成部材が製造され、当該部材が該当する施工現場へと出荷される出荷時には、施工業者端末30で出荷先、出荷日、出荷検査等の出荷に関する出荷データが入力される(S106)。
入力された前記出荷データは、サーバ20へ送信され、現場情報データベース23a、杭仕様情報データベース23bに記憶される(S107)。その際、前記出荷データは、当該データに係る前記現場情報及び前記杭仕様情報に付加される(表1)。
8−(4)製造されたコンクリート杭など構成部材の施工現場への入荷時
前記構成部材が該当する施工現場へ搬入される搬入時には、アプリケーションプログラム23eがインストールされた現場担当者端末40で搬入現場、搬入日、受け入れ検査等の搬入に関する搬入データが入力される
具体的には、上記7で説明したように、現場担当者端末40で前記認証処理が完了すると、点検項目データ23fを呼び出す要求がサーバ20に送られる(S108)。
サーバ装置20は前記要求を取得すると、点検情報データベース23dから点検項目データ23fを取得し、これを現場担当者端末40に送信する(S109)。
現場担当者端末40の表示手段43には、図5(b)図示のような現場担当者の氏名、施工拠点、施工年度、施工現場の名称、前記施工現場に用いられるコンクリート杭の杭番号の入力を促す杭番号入力部69、点検項目データ23fの選択を促す点検項目選択部70、メモ欄、撮影機能切換部71が表示される。
上記7.(1)で説明したように、撮像手段45で前記構成部材を撮像し、写真データ72を取得する。
取得した写真データ72は、搬入データとしてサーバ20へ送信され(S110)、現場情報データベース23a、杭仕様情報データベース23bに記憶される(S111)。その際、取得した前記搬入データとしての写真データ72は、当該データに係る現場情報及び杭仕様情報に付加される(表1)。
8−(5)施工時
搬入された前記構成部材を用いて該当する施工工程での施工を行う施工時には、前記掘削管理装置で点検項目データ23fに沿って行われた施工データ23hが入力される。この施工データは、施工業者端末30で入力される。また、現場担当者端末40で点検項目データ23fを確認した点検項目確認データ23gが入力される。
(A)施工データの入力
前記掘削管理装置には、通信ネットワーク50を介してサーバ20と通信可能なパーソナルコンピュータなどの端末装置が配備されている。
図8は、施工現場の杭穴の配置の概念図である。前記端末装置は、図8図示の杭穴の配置に係る杭穴の番号、杭穴径、杭穴深度、拡径部形状等の杭穴の仕様情報を杭穴仕様情報データベース23cから取得する。
前記掘削管理装置のオペレータは、前記端末装置が取得した前記杭穴の仕様情報を基に前記掘削管理装置を使用して杭穴を構築する。その際、施工した杭穴の番号、杭穴径、杭穴深度、拡径部形状等の杭穴の施工データ23hが施工業者端末30を介してサーバ20に送信される。
送信された前記杭穴の施工データ23hは、杭穴仕様情報データベース23cに記憶される。その際、杭穴の施工データ23hは、当該データに係る前記杭穴仕様情報に付加される(表1)。
前記施工した杭穴にコンクリート杭を埋設する工程においても上記と同様の処理が行われる。
前記端末装置は、図8図示の杭穴の配置に係る杭穴の番号ごとに使用するコンクリート杭の番号、杭径、杭長、種類、継手、補強バンド、杭強度等の杭の仕様情報を杭仕様情報データベース23bから取得する。
前記掘削管理装置のオペレータは、前記端末装置が取得した前記杭の仕様情報を基に、杭穴番号ごとに使用するコンクリート杭を選択し、前記掘削管理装置を使用して前記施工された杭穴に前記コンクリート杭を埋設する。その際、埋設したコンクリート杭の番号、杭径、杭長、種類、継手、補強バンド、杭強度等の杭の施工データ23hが施工業者端末30を介してサーバ20に送信される。
送信された前記杭の施工データ23hは、杭仕様情報データベース23bに記憶される。その際、前記杭の施工データ23hは、当該データに係る前記杭仕様情報に付加される(表1)。
前記杭穴及び杭の施工データ23hは前記掘削管理装置によって処理された「支持層の確認」、「掘削深度」、「根固液、杭周固定液の注入量」などの杭の施工で重要な管理項目に関するデータが含まれる。
(B)点検項目確認データの入力
上記7で説明したように、現場担当者端末40で前記認証処理が完了すると、点検項目データ23fを呼び出す要求がサーバ20に送られる(S112)。
サーバ装置20は前記要求を取得すると、点検情報データベース23dから点検項目データ23fを取得し、これを現場担当者端末40に送信する(S113)。
現場担当者端末40の表示手段43には、図5(b)図示のような現場担当者の氏名、施工拠点、施工年度、施工現場の名称、前記施工現場に用いられるコンクリート杭の杭番号の入力を促す杭番号入力部69、点検項目データ23fの選択を促す点検項目選択部70、メモ欄、撮影機能切換部71が表示される。
現場担当者は、現場担当者端末40が取得した点検項目データ23fを用いて、構成部材の確認、施行箇所の確認等、点検項目データ23fに係る点検項目を杭穴番号ごとにチェックする(図8)。
例えば、図8図示の杭穴番号「12345」に係る杭穴の杭穴径、杭穴深度、拡径部形状等の杭穴の仕様情報及び杭穴番号「12345」に埋設する杭番号「12345」に係るコンクリート杭の杭径、杭長、種類、継手、補強バンド、コンクリート強度等の杭の仕様情報をチェックする。
前記点検項目をチェックする点検項目確認時では、現場担当者端末40で図2(e)図示のようなコードごとの点検項目に対して、合否を選択する等の判定データが入力される。また、上記7−(1)で説明したように、撮像手段45で前記点検項目に係る杭穴、コンクリート杭を撮像し、写真データ72を取得する。
取得した前記判定データ及び写真データ72は、点検項目確認データ23gとしてサーバ20へ送信され(S114)、杭仕様情報データベース23b、杭穴仕様情報データベース23cに記憶される(S115)。その際、点検項目確認データ23gは、当該データに係る杭穴情報及び杭仕様情報に付加される(表1)。
8−(6)施工終了後
施工終了後、施工業者端末30で施工現場ごとの施工完了の報告書を作成する要求がサーバ20に送られる(S116)。
サーバ装置20が前記要求を取得すると、報告書データ生成手段25は、点検情報データベース23dから点検項目データ23fを、杭仕様情報データベース23b及び杭穴仕様情報データベース23cから施工データ23h及び点検項目確認データ23gを取得し、所定のフォームで構成される報告書データを生成する(S117)。生成された前記報告書データは施工業者端末30に送信される(S118)。
施工業者端末30では、出力手段35によって送信された前記報告書データを報告書として出力する処理が行われる(S119)。
前記報告書には、表1に表した施工工程ごとの杭穴、杭の仕様や施工が前記点検項目データ23fに適合しているかが確認されたが記載されている。
したがって、設計時に入力された現場情報、杭穴仕様情報、杭仕様情報を基に、製造時、出荷時、搬入時、施工時の各段階における杭穴、杭の仕様や施工の点検機能が発揮されるので、施工ミスを効果的に減少させることができ、施工品質を向上させることができる。
また、出荷時、搬入時、施工時の各段階において、杭穴、杭に関する写真を撮ることで、撮像対象が施工品質点検項目の対象であることをも含めた施工品質の点検・報告を簡便に行うことができる。
以上、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の形態に変更可能である。
10 施工品質管理システム
20 サーバ
21 制御手段
22 情報送受信手段
23 記憶手段
23a 現場情報データベース
23b 杭仕様情報データベース
23c 杭穴仕様情報データベース
23d 点検情報データベース
23e アプリケーションプログラム
23f 点検項目データ
23g 点検項目確認データ
23h 施工データ
24 点検項目データ生成手段
25 報告書データ生成手段
30 施工業者端末
31 制御手段
32 情報送受信手段
33 表示手段
34 入力手段
35 出力手段
36 記憶手段
40 現場担当者端末
41 制御手段
42 情報送受信手段
43 表示手段
44 入力手段
45 撮像手段
46 記憶手段
50 通信ネットワーク
60 管理メニュー選択部
60a 現場担当者選択部
60b 現場担当者端末貸出選択部
60c 施工現場管理選択部
61 拠点選択部
62 現場担当者情報入力部
62a 拠点選択部
62b 現場担当者ID入力部
62c 現場担当者パスワード入力部
62d 現場担当者所属入力部
62e 氏名入力部
62f 情報登録部
63 現場担当者一覧表示部
64 拠点選択部
65 現場担当者端末貸出情報入力部
65a 拠点選択部
65b 施工年度選択部
65c 施工現場選択部
65d 掘削管理装置選択部
65e 現場担当者端末選択部
65f 現場担当者選択部
65g 情報登録部
66 貸出一覧表示部
67 現場担当者ID入力部
68 認証パスワード入力部
69 杭番号入力部
70 点検項目選択部
71 撮像機能切換部
72 写真データ
73 施工現場選択部
73a 拠点選択部
73b 施工年度選択部
73c 施工現場選択部
74 写真データ選択部
75 写真データ一覧表示部

Claims (2)

  1. 杭穴を掘削し、前記杭穴内に杭を埋設する施工に際して、施工現場の施工品質を、通信ネットワークを介して相互に通信可能に接続されている施工品質管理用のサーバ、施工を請け負う施工業者端末、及び施工を行う現場担当者端末とで管理する施工品質管理システムであって、
    前記杭は、工場出荷時に、その表面に「杭種、杭径、杭長及び品質を含む」製造データが付されており
    前記サーバは、前記サーバに予め記憶されている施工現場の現場情報、施工に使用される「杭番号、杭径、杭長及び種類を含む」の仕様情報及び「杭穴番号、杭穴径、杭穴深度及び拡径部形状を含む」杭穴の仕様情報を取得して、施工品質を点検させるため、杭穴ごとに「杭種・杭径・杭長・品質、支持層の出現深度および最大掘削深度を含む」点検項目データを生成する点検項目データ生成手段を備え、
    前記杭穴の仕様データを入手して前記杭穴の仕様データを基に掘削管理装置を使用して杭穴が構築され、その際「施工した杭穴の番号、杭穴径、杭穴深度、杭穴拡底部形状を含む」杭穴の施工データを前記掘削管理装置から取得して、
    前記現場担当者端末から、使用する杭の杭表面の前記製造データを含む撮像された撮像データと、前記点検項目データに係る点検項目を確認したことを示す判定データとを取得し
    前記取得した撮像データ、判定データ及び施工データに基づいて、各施工工程における品質管理に関する報告書データを作成する報告書作成手段を備える
    ことを特徴とする施工品質管理システム。
  2. 現場情報には、
    杭の製造時における製造データ、
    前記杭の施工現場への出荷時における出荷データ、
    前記杭の施工現場への入荷時における入荷データ
    が付加されており、
    杭の仕様情報には、
    杭の製造時における製造データ、
    前記杭の施工現場への出荷時における出荷データ、
    前記杭の施工現場への入荷時における入荷データ、
    前記杭を杭穴に埋設する施工時における前記杭の施工データと点検項目確認データ
    が付加されており、
    杭穴の仕様情報には、
    前記杭穴を構築する施工時における前記杭穴の施工データと点検項目確認データ
    が付加されている
    ことを特徴とする請求項1記載の施工品質管理システム。
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