JP2003216666A - 図面管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 図面の共有や更新、管理を簡単、かつ迅速に
行うことができ、手戻りを低減して、生産性の向上を図
る。 【解決手段】 建設工事に関する複数の図面を管理する
図面管理システムであって、権限を階層化して付与した
ユーザー２〜７からインターネット回線８を介して図面
サーバー１に対しブラウザをユーザーインターフェース
として権限に応じて、少なくとも図面の共有、図面変更
の履歴管理、図面登録・変更のお知らせ、アクセス管理
・セキュリティ管理を行うことにより、サーバー１から
必要なときに必要な図面を入力でき、社外との図面の共
有や更新、管理を簡単、かつ迅速に行う。もって、リー
ドタイムを短縮したり、古い図面を参照したことによる
手戻り作業を削減するなどの、生産性の向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、建設工事に関する
複数の図面を管理する図面管理システムに関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】建設の
施工計画段階では、平面詳細図、施工図、躯体図、製作
図などが相互に関係を持ちながら段階的に検討され、相
互補間しながら完成度が高まり、相互関連している図面
は、部材の３次元的な収まりや干渉チェックをして、寸
法、位置などの整合性を保ちながら変更される。

【０００３】例えば、建築施工の場合、サッシや建具な
どの製作物は、個々の取引業者の工場で生産され、現場
に搬入してから施工される。これら製作物や施工の仕
様、内容については、図面を媒体として、個々の取引業
者に伝達されている。

【０００４】従来から、図面の管理は、現場担当者と各
取引業者の担当者間で個別に行われている。しかし、図
面の種類が多く、また、図面同士が相互に関係している
ので、関連する図面間で変更内容の整合性を維持しなが
ら更新をするのは、手間と時間がかかる。しかも、更新
前（旧図面）をどの業者に貸出しているか、また、変更
内容が関係する取引業者に正確でタイムリーに伝達され
ているかについては十分には管理されていない。

【０００５】従来の図面管理システムとして、スタンド
アローンのパソコンあるいはイントラネット上の範囲で
のみ利用できるものがある。最近は、インターネット上
で図面を共有するために、ＦＴＢサーバー等でファイル
を共有したり、アプリケーション・サービス・プロバイ
ダ（ＡＳＰ）から図面管理のためのサービスを提供する
ようになってきた。

【０００６】しかし、これらの仕組みでは、図面ファイ
ルを共有したり、簡単なコメントを記入する程度の仕組
みしかなく、図面の更新履歴を管理したり、図面の変更
点に関する情報を確認したり、といった図面管理上での
重要な機能が実装されていない。

【０００７】このことから、建設業では、いまだにフレ
キシブルディスクや光ディスク、あるいは紙といった媒
体で図面の受渡しが行われることが多く、重要な生産情
報である図面情報の伝達効率が低かった。

【０００８】また、建設工事に関わる専門工事会社やメ
ーカーが図面の変更に気づかずに古い図面情報をもとに
作業を進め、手戻りが生じることも少なくなく、生産性
を低下させる要因の１つとなっていた。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであって、図面の共有や更新、管理を簡単、
かつ迅速に行うことができ、手戻りを低減して、生産性
の向上を図るものである。

【００１０】そのために本発明は、建設工事に関する複
数の図面を管理する図面管理システムであって、権限を
階層化して付与したユーザーからインターネット回線を
介して図面サーバーに対しブラウザをユーザーインター
フェースとして前記権限に応じて、少なくとも図面の共
有、図面変更の履歴管理、図面登録・変更のお知らせ、
アクセス管理・セキュリティ管理を行うようにしたこと
を特徴とするものである。

【００１１】また、前記権限として、少なくとも作業所
の登録・削除、各工事現場の図面を管理する図面管理者
の登録・削除を行う第１の権限と、設計事務所、各工事
に参画している専門工事業者やメーカーを含むユーザー
の登録及びアクセス権の設定を含む第２の権限と、自フ
ォルダ内のファイルの書き込みや他フォルダ内のファイ
ルの閲覧、読み込みを可能とする第３の権限とに階層化
し、前記図面登録・変更のお知らせとして、図面の新規
登録や修正があった場合に、最初に開くトップページの
「図面アクセスログ」に一覧を表示し、前記アクセス管
理・セキュリティ管理として、図面のアップロードやダ
ウンロードを含むアクセス状況をアクセスログで参照で
きるようにしたことを特徴とするものである。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図１は本発明に係る図面管理シ
ステムの実施の形態を示す図、図２は図面体系の概要を
説明するための図であり、図中、１は図面サーバー、２
〜７はユーザー、８はインターネット回線を示す。

【００１３】図１において、図面サーバー１は、各建設
工事現場ではなく、アプリケーション・サービス・プロ
バイダＡＳＰが管理し、ここで、サーバー管理、竣工現
場のデータのバックアップ等を行う。例えばネットワー
ク管理者、設計事務所、図面管理者（現場事務所）、施
工図業者、現場係員、専門工事業者・メーカーなどのユ
ーザー２〜７は、各自のパソコンに専用ソフトウエアを
インストールすることなく、インターネット回線８につ
ながったパソコン上のＷＷＷブラウザをユーザーインタ
ーフェースとして、この図面管理システムを利用するこ
とができる。ユーザー２のネットワーク管理者は、作業
所登録、図面管理者登録、お知らせ情報登録などを行
い、ユーザー３の設計事務所は、図面新規登録、図面修
正、図面貸出（ダウンロード）などを行い、ユーザー４
の図面管理者（現場事務所）は、ユーザー登録（ＩＤ、
パスワード）、アクセス権管理、フォルダ作成、管理、
図面作成依頼承認、アクセスログ管理、お知らせ情報登
録などを行い、ユーザー５の施工図業者は、図面新規登
録、図面修正、図面貸出（ダウンロード）、専門工事業
者等の図面参照、状況の確認などを行い、ユーザー６の
現場係員やユーザー７の専門工事業者・メーカーは、図
面新規登録、図面修正、図面貸出（ダウンロード）など
を行う。

【００１４】図面データ自体は、このサーバー上にも保
管、共有することもできるが、各ユーザーのサーバーに
おいたままでリンクを張ることもできる。図面管理シス
テムでは、建設工事プロジェクトに関わる図面の新規登
録や修正、変更履歴などについての最新の情報をいつで
も入手することができ、必要な図面を、その図面が管理
されているサーバーからダウンロードすることができ
る。

【００１５】本システムにおいて、ユーザーは、その権
限によって、３階層に分かれる。最も上位のユーザーで
あるネットワーク管理者は、作業所の登録・削除や、各
工事現場の図面を管理する図面管理者の登録・削除を行
う権限をもつ。また、その次のレベルの権限をもつ図面
管理者は、設計事務所、各工事に参画している専門工事
業者やメーカ等のユーザーの登録やアクセス件の設定な
どの権限をもつ。そして、その下に一般ユーザーが位置
し、自社フォルダ内ファイルの書き込み、他社フォルダ
内ファイルの閲覧、読み込みができる。

【００１６】本発明に係るシステムでは、主な機能とし
て、図面の共有（図面の登録、修正、参照、検索）、ビ
ューワー機能、図面変更の履歴管理、図面登録・変更の
お知らせ、図面登録依頼、掲示板、アクセス管理・セキ
ュリティ管理の各機能を有する。これらの機能を扱う画
面体系の概要を示したのが図２である。

【００１７】図面の共有（図面の登録、修正、参照、検
索）では、設計図や施工図、製作図などの図面をサーバ
ーにおき、設計事務所、施工管理者、施工図業者、専門
工事業者、メーカ間で図面を共有することによって、何
時でも最新の図面の電子データをすぐ入手できる。ま
た、大量の図面を同時に登録、アップロードすること
も、まとめてダウンロードすることもでき、図面の種類
（内容）、作成日・作成者、変更日・変更者、変更点、
ステータス（参考図、承認図など）の図面の属性データ
で図面を検索することができる。

【００１８】ビューワー機能では、ダウンロード前にデ
ータ量の小さいファイルによって事前に図面内容を閲覧
することができる。

【００１９】図面変更の履歴管理では、図面の種類（内
容）、作成日・作成者、変更日・変更者、変更点、ステ
ータス（参考図、承認図など）の図面の属性データを管
理できる。また、図面の変更点については、１０項目ま
で入力可能で、図面をダウンロードする前に変更内容の
詳細を確認できる。さらに、図面のバージョン管理がで
きる。このことにより、最新の図面だけでなく、古いバ
ージョンの図面も参照できる。

【００２０】図面登録・変更のお知らせでは、図面の新
規登録や修正があった場合に、最初に開くトップページ
の「図面アクセスログ」に一覧が表示され、常に図面の
変更についての最新情報を知ることができる。

【００２１】図面登録依頼では、他業者で作成している
図面で入手したいものについては、図面登録依頼を発信
すると、図面管理者に連絡が届き、管理者がチェックボ
ックスで承認すると、図面作成元企業のホームページの
「お知らせ」に図面登録依頼が表示されると同時に、メ
ールでも連絡がなされる。

【００２２】掲示板では、ユーザーが気づいたシステム
の問題点や改善したい点を掲示板に自由に書き込んでも
らい、ユーザーの声をシステムの改良に反映させる。

【００２３】アクセス管理・セキュリティ管理では、図
面管理者が、ユーザー（企業）毎に図面の登録、変更、
参照等のアクセス権を管理でき、図面のアップロードや
ダウンロード等のアクセス状況やアクセスログを参照す
ることで確認でき、また、このアクセスログをテキスト
形式やＣＳＶ形式のファイルとして保存することができ
る。

【００２４】画面体系は、図２に示すようにシステムの
起動によりログイン画面が表示され、ユーザーＩＤ、パ
スワード等の入力によりトップページに移行し、ここか
ら図面管理メニューの画面、あるいはお知らせ、図面登
録依頼、掲示板、システム管理画面などのその他の画面
に分岐する。そして、図面管理メニューの画面から図面
新規登録（アップロード）、図面修正（アップロー
ド）、図面属性情報変更、図面貸出（ダウンロード）の
画面に分岐する。

【００２５】次に、図面管理機能とシステム管理機能に
ついて、画面イメージを用いて説明する。図３は図面管
理機能メニューの画面の例を示す図、図４は新規図面登
録（アップロード）の画面の例を示す図、図５は修正先
の選択画面の例を示す図、図６は修正先図面の選択画面
の例を示す図、図７は修正図面送信画面の例を示す図で
ある。

【００２６】図面管理機能メニューでは、例えば図３に
示すように新規図面登録（アップロード）、図面修正
（アップロード）、図面貸出（ダウンロード）、図面属
性修正、登録依頼のいずれかのアンカーをクリックする
ことでそれぞれの画面へ展開する。

【００２７】新規図面登録（アップロード）の画面で
は、新規図面の登録を行う画面として、例えば図４に示
すように図面の属性情報及び送信するファイル、サーバ
ー側の格納先フォルダを選択し、〔送信〕ボタンをクリ
ックすると送信処理が実行され、指定フォルダに図面フ
ァイルが格納される。

【００２８】図面修正（アップロード）の画面では、例
えば図５に示すように図面修正先（アップロード）選択
と修正先図面一覧のエリアが表示される。一覧表示され
たフォルダの中から、修正図面の原本が格納されている
フォルダを選択すると、図６に示すように修正先図面一
覧が表示され、その原本ファイルの一覧（ファイル名の
昇順表示）から該当するファイルをクリックすることで
図７に示すように詳細情報（原本／履歴情報）が表示さ
れる。

【００２９】図８は図面貸出画面の例を示す図、図９は
図面貸出に際してのフォルダ（図種）の一覧表示例を示
す図、図１０は図面貸出に際してのファイルの一覧表示
画面の例を示す図、図１１は貸出図面の詳細情報の表示
画面の例を示す図である。

【００３０】図面貸出（ダウンロード）の画面では、例
えば図８に示すようにアクセス権が設定されたユーザー
フォルダが一覧表示（ユーザーコードの昇順表示）さ
れ、該当するファイルを選択することでサーバーからク
ライアントに図面ファイルがダウンロードされる。ま
ず、職種から、当作業所内に作成されたユーザーフォル
ダが一覧表示され、該当フォルダをクリックすると、例
えば図９に示すようにユーザーフォルダ下に作成された
図種フォルダが一覧表示される。さらに図種フォルダを
クリックすると、図１０に示すように図種フォルダ下の
原本フォルダが一覧表示（ファイル名の昇順表示）され
る。そして、該当ファイルをクリックすると、図１１に
示すように図面の詳細情報（原本／履歴）が表示され、
アンカー表示されたファイルをクリックすることで原本
及び任意のレビジョンのファイルをダウンロードするこ
とができる。また、最新版貸出をクリックすると、最新
版のファイルをダウンロードすることができる。

【００３１】図１２は図面属性修正画面の例を示す図、
図１３は図面属性修正に際してのファイルの一覧表示画
面の例を示す図、図１４は原本の属性修正画面の例を示
す図、図１５は履歴の属性修正画面の例を示す図であ
る。

【００３２】図面属性修正では、新規登録または修正ア
ップロードした図面ファイル（原本／履歴）の属性情報
を修正することができ、例えば図１２に示すユーザーフ
ァイル下に作成された図種フォルダが一覧表示された図
面属性修正の画面で該当フォルダをクリックすると、図
１３に示すように図種フォルダ下のファイル（原本／履
歴）が一覧表示（ファイル名の昇順表示）される。さら
に、該当ファイルをクリックすると、クリックされたフ
ァイルが原本の場合であれば、図１４に示すように原本
の属性修正画面が表示されるので、修正したい項目を入
力及び選択し、〔修正〕ボタンをクリックすることで修
正内容が反映される。また、クリックされたファイルが
履歴の場合であれば、図１５に示すように履歴の属性修
正画面が表示されるので、同様に修正したい項目を入力
及び選択し、〔修正〕ボタンをクリックすることで修正
内容が反映される。

【００３３】図１６はログイン画面の例を示す図、図１
７はトップメニュー画面の例を説明するための図、図１
８はネットワーク管理者機能メニュー画面の例を示す
図、図１９は作業所登録画面の例を示す図、図２０は作
業所修正・削除画面の例を示す図、図２１は図面管理者
登録画面の例を示す図、図２２は図面管理者修正・削除
画面の例を示す図である。

【００３４】システム管理機能では、システムを起動す
ると、例えば図１６に示すログイン画面が表示される。
ここで、認証情報としてユーザーＩＤ、パスワードを入
力し、ログインのボタンをクリックすると、認証が正常
に行われた場合にユーザー毎のシステムトップメニュー
画面が表示される。トップメニューでは、例えば図１７
に示す設定にしたがって全ユーザー共通機能と、ユーザ
ー権限により使用可能な機能とが表示される。ここで、
ユーザー情報には、ログインユーザー毎のユーザー情報
有無が表示され、お知らせには、作業所内のお知らせ情
報が登録日付の降順に表示される。また、図面アクセス
ログには、新規登録された図面または修正された図面の
ログが発生日付の降順に表示され、アンカーをクリック
することで貸出図面詳細情報画面へ展開し、図面のダウ
ンロードが行える。ご利用の手引きには、図面管理者に
よって登録された本システムの制限事項等が表示され、
作業者からのお願いには、図面管理者によって登録され
た当作業所でのルール等が表示され、掲示板には、掲示
板システムに対しての要望及び改善点等を記入してもら
い、バージョンアップ等に反映される。

【００３５】ネットワーク管理機能では、例えば図１８
に示すネットワーク管理者用の機能メニューが表示さ
れ、作業所登録、作業所修正・削除、図面管理者登録、
図面管理者修正・削除、お知らせ情報登録、お知らせ情
報修正・削除の各アンカーをクリックすることで各画面
へ展開する。

【００３６】作業所登録／修正／削除では、図１９に示
す登録画面から必須入力の項目の作業所名、各作業所略
称を指定し、〔登録〕ボタンをクリックすることで新規
作業所を登録する。登録済の作業所が一覧表示（作業所
名の昇順に表示）された図２０に示す作業所修正・削除
画面から修正または削除したい作業所の〔修正〕／〔削
除〕ボタンをクリックして作業所を修正／削除する。

【００３７】図面管理者登録／修正／削除では、図２１
に示す登録画面から必須入力の項目を入力し、〔登録〕
ボタンをクリックすることで図面管理者を新規登録す
る。登録が完了すると、指定されたＥメールアドレス宛
に登録完了メールが送信される。登録済の図面管理者が
一覧表示（図面管理者コードの昇順に表示）された図２
２に示す図面管理者修正・削除画面から修正または削除
したい図面管理者の〔修正〕／〔削除〕ボタンをクリッ
クすることで図面管理者を修正／削除することができ
る。

【００３８】図２３は図面管理者画面の例を示す図、図
２４はユーザー登録画面の例を示す図、図２５はユーザ
ー修正・削除画面の例を示す図、図２６はユーザーフォ
ルダの一覧表示画面の例を示す図、図２７は図種フォル
ダの一覧表示画面の例を示す図、図２８は図種フォルダ
追加画面の例を示す図、図２９は原本ファイルの一覧表
示の例を示す図、図３０はアクセス権設定画面の例を示
す図、図３１はアクセスログ画面の例を示す図である。

【００３９】図面管理者機能では、図２３に示す図面管
理者用の機能メニューから、ユーザー登録、ユーザー修
正・削除、設定系、参照系、マスター系の各アンカーを
クリックすることで各画面へ展開する。

【００４０】ユーザー登録／修正／削除では、図２４に
示す登録画面から必須入力の項目を入力し、〔登録〕ボ
タンをクリックすることでユーザーを新規登録する。登
録完了すると、指定されたＥメールアドレス宛に登録完
了メールが送信される。登録済のユーザーが一覧表示
（ユーザーコードの昇順に表示）された図２５に示すユ
ーザー修正・削除画面から修正または削除したいユーザ
ーの〔修正〕／〔削除〕ボタンをクリックすることでユ
ーザーを修正／削除することができる。

【００４１】フォルダ管理では、作業所内に存在する各
ユーザーフォルダのメンテナンスを行い、フォルダ名称
変更、追加、削除および図面ファイルの削除ができ、図
面発行者区分で、図２６に示すように当作業所内に作成
されたユーザーフォルダが一覧表示され、図種で、図２
７に示すようにユーザーフォルダ下に作成された図種フ
ォルダが一覧表示される。そして、〔フォルダ追加〕ボ
タンをクリックすることで図種フォルダ追加画面が表示
され、フォルダ名入力後に〔登録〕ボタンをクリックす
ることでフォルダが追加できる。また、図種フォルダの
アンカーをクリックすることで下位に存在する図面の原
本ファイルが一覧表示（フォルダ名の昇順に表示）され
る。

【００４２】アクセス権設定では、図３０に示す設定画
面からユーザー間のアクセス権（参照権限）を設定し、
ユーザーが新規作成された時は、デフォルトとして、存
在するユーザーは全て読み込み可能となり、読み込みチ
ェックボックスをオフにすることで参照元ユーザーから
読み込みができなくすることができる。システムトップ
メニューの図面アクセスログ、および図面貸出時に読み
込み不可に設定されたユーザーの情報は表示されなくな
る。アクセスログ参照では、図３１に示すアクセスログ
画面に作業所内の各ユーザーの図面アクセスログ（登
録、修正、貸出）を一覧表示（日付降順表示）する。

【００４３】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、建設工事に関する複数の図面を管理する図面
管理システムであって、権限を階層化して付与したユー
ザーからインターネット回線を介して図面サーバーに対
しブラウザをユーザーインターフェースとして権限に応
じて、少なくとも図面の共有、図面変更の履歴管理、図
面登録・変更のお知らせ、アクセス管理・セキュリティ
管理を行うようにしたので、サーバーから必要なときに
必要な図面を入力でき、社外との図面の共有や更新、管
理を簡単、かつ迅速に行うことができる。これにより、
リードタイムを短縮したり、古い図面を参照したことに
よる手戻り作業を削減するなどの、生産性の向上を図る
ことができる。また、専用ソフトをインストールしなく
ても、ＷＷＷブラウザだけで簡単に操作できる。さら
に、図面サーバーの管理は、アプリケーション・サービ
ス・プロバイダ業者が行うようにすることにより、ＷＷ
Ｗブラウザ以外は、ソフトウェアのバージョンパップの
手間がかからず、作業所でのサーバー管理で不用で、小
規模工事現場でも導入し易いものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明に係る図面管理システムの実施の形態
を示す図である。

【図２】 図面体系の概要を説明するための図である。

【図３】 図面管理機能メニューの画面の例を示す図で
ある。

【図４】 新規図面登録（アップロード）の画面の例を
示す図である。

【図５】 修正先の選択画面の例を示す図である。

【図６】 修正先図面の選択画面の例を示す図である。

【図７】 修正図面送信画面の例を示す図である。

【図８】 図面貸出画面の例を示す図である。

【図９】 図面貸出に際してのフォルダ（図種）の一覧
表示例を示す図である。

【図１０】 図面貸出に際してのファイルの一覧表示画
面の例を示す図である。

【図１１】 貸出図面の詳細情報の表示画面の例を示す
図である。

【図１２】 図面属性修正画面の例を示す図である。

【図１３】 図面属性修正に際してのファイルの一覧表
示画面の例を示す図である。

【図１４】 原本の属性修正画面の例を示す図である。

【図１５】 履歴の属性修正画面の例を示す図である。

【図１６】 ログイン画面の例を示す図である。

【図１７】 トップメニュー画面の例を説明するための
図である。

【図１８】 ネットワーク管理者機能メニュー画面の例
を示す図である。

【図１９】 作業所登録画面の例を示す図である。

【図２０】 作業所修正・削除画面の例を示す図であ
る。

【図２１】 図面管理者登録画面の例を示す図である。

【図２２】 図面管理者修正・削除画面の例を示す図で
ある。

【図２３】 図面管理者画面の例を示す図である。

【図２４】 ユーザー登録画面の例を示す図である。

【図２５】 ユーザー修正・削除画面の例を示す図であ
る。

【図２６】 ユーザーフォルダの一覧表示画面の例を示
す図である。

【図２７】 図種フォルダの一覧表示画面の例を示す図
である。

【図２８】 図種フォルダ追加画面の例を示す図であ
る。

【図２９】 原本ファイルの一覧表示の例を示す図であ
る。

【図３０】 アクセス権設定画面の例を示す図である。

【図３１】 アクセスログ画面の例を示す図である。

【符号の説明】

１…図面サーバー、２〜７…ユーザー、８…インターネ
ット回線

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 裕幸 東京都港区芝浦一丁目２番３号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 岡澤 岳 東京都港区芝浦一丁目２番３号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 加瀬 順一 神奈川県横浜市金沢区福浦１−１ 横浜金 沢ハイテクセンタービル17Ｆ 株式会社ア カサカテック内 Ｆターム(参考） 5B046 AA03 CA06 HA05

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 建設工事に関する複数の図面を管理する
   図面管理システムであって、権限を階層化して付与した
   ユーザーからインターネット回線を介して図面サーバー
   に対しブラウザをユーザーインターフェースとして前記
   権限に応じて、少なくとも図面の共有、図面変更の履歴
   管理、図面登録・変更のお知らせ、アクセス管理・セキ
   ュリティ管理を行うようにしたことを特徴とする図面管
   理システム。
2. 【請求項２】 前記権限として、少なくとも作業所の登
   録・削除、各工事現場の図面を管理する図面管理者の登
   録・削除を行う第１の権限と、設計事務所、各工事に参
   画している専門工事業者やメーカーを含むユーザーの登
   録及びアクセス権の設定を含む第２の権限と、自フォル
   ダ内のファイルの書き込みや他フォルダ内のファイルの
   閲覧、読み込みを可能とする第３の権限とに階層化した
   ことを特徴とする請求項１記載の図面管理システム。
3. 【請求項３】 前記図面登録・変更のお知らせとして、
   図面の新規登録や修正があった場合に、最初に開くトッ
   プページの「図面アクセスログ」に一覧を表示すること
   を特徴とする請求項１記載の図面管理システム。
4. 【請求項４】 前記アクセス管理・セキュリティ管理と
   して、図面のアップロードやダウンロードを含むアクセ
   ス状況をアクセスログで参照できるようにしたことを特
   徴とする請求項１記載の図面管理システム。