JP4838676B2 - 有害物質保証書取得方法及びシステム、製造方法及びプログラム - Google Patents

有害物質保証書取得方法及びシステム、製造方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、有害物質保証書取得方法及びシステム、製造方法及びプログラムに係り、特にRoHS保証書等の有害物質保証書を取得する有害物質保証書取得方法及びシステム、そのような有害物質保証書取得方法を用いる製造方法及びプログラムに関する。
有害物質保証書は、有害物質報告書又は有害物質証明書等とも呼ばれ、製品を構成する部品等に対して発行され、部品等に指定された有害物質が使用されていないことを保証又は証明する書面である。
RoHSとは、欧州連合(EU)が施行した有害物質規制であり、正式には「Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment」と呼ばれる。RoHS保証書とは、部品等に対して発行され、RoHSにより規制された有害物質の不使用を保証又は証明する書面である。RoHSにより規制された有害物質は、鉛(Pb)、カドミウム(Cd)、6価クロム(Cr6)、水銀(Hg)、ポリブロモビフェニル(PBB)及びポリブロモジフェニルエーテル(PBDE)の6物質である。
製品を製造する際に使用される部品に対しては、部品製造者や部品販売者等によりRoHS保証書が発行される。このため、部品担当者が製品を構成する部品を部品製造者や部品販売者等の取引先から取得する際には、各部品に対して発行されたRoHS保証書を取得して保証書登録・開示システムに登録すると共にRoHS保証書を製品設計者に対して公開する。製品設計者は、保証書登録・開示システムにて、設計している製品がRoHS保証書が取得されている部品だけで構成されているか否かを確認できる。
具体的には、製品設計者は、設計開発に関わる情報を一元管理するPDM(Product Data Management)システムから設計段階での製品を構成する部品を示す部品表であるE−BOM(Engineering-Bill Of Material)をダウンロードし、保証書登録・開示システムで公開されているRoHS保証書と照合する。製品を構成する部品に、RoHS保証書が取得できていない部品が存在する場合には、製品設計者は部品担当者にその部品のRoHS保証書の取得を依頼することでRoHS保証書を取得する。尚、BOMには、設計段階での製品を構成する部品を示す部品表である上記E−BOMと、生産段階での製品を構成する部品を示す部品表であるM−BOM(Manufacturing-Bill Of Material)がある。
RoHS保証書は、製品の製造者が取引先から取得するものであるため、部品の購入単位での取得が原則となる。しかし、設計段階のE−BOMでは、部品の購入単位が不明であるため、E−BOMに基づいてRoHS保証書の取得の要否を判断することはできない。部品担当者が部品の購入単位を予測して予測に基づいて部品とそのRoHS保証書を取得することも考えられるが、部品を必要以上に発注して無駄を発生したり、部品が不足して追加発注が発生したりするので、好ましくない。
又、製造する製品を構成する部品には、同じ部品であっても素材、接着剤や半田等の副資材、処理、製造者、価格等が異なるものが複数存在することがある。製造する製品が指定された素材、副資材、処理、製造者、価格等を含む指定部品を含む場合には、これらに関する情報が設計段階のE−BOMには含まれていないため、部品担当者は製品を構成する部品に指定部品が含まれるか否かを判断することができず、指定部品のRoHS保証書を取得済みであるか否かを判断することもできない。特に指定部品が複数の部品が組み立てられた構成を有する場合には、この指定部品を提供する取引先はRoHS保証書を発行しない場合が多く、そのような場合には指定部品の製造者及び/又は指定部品を構成する各部品の製造者からRoHS保証書を取得する必要がある。
更に、製品を構成する所定の部品のRoHS保証書が取得済みであっても、この所定の部品をコスト要因等のために他の取引先から取得する所謂転注が発生した場合には、取得済みのRoHS保証書は無効となり、新たにRoHS保証書を前記他の取引先から取得する必要が生じる。
このように、部品担当者は、製品を構成する各部品のRoHS保証書が取得済みであるか否かを判断し、取得済みではないRoHS保証書を取得するという手間と時間のかかる作業を手動で行う必要がある。
尚、製品内に使用されている有害物質の評価を行う方法は例えば特許文献1にて提案されており、部品の報告書の類似部品の報告書に対する類似度を判定して部品の報告書の信用度を評価する方法が例えば特許文献2にて提案されている。
特開2002−259403号公報 特開2005−309674号公報
従来、製造する製品を構成する各部品に対して発行されるRoHS保証書等の有害物質保証書の取得は、担当者により手作業で行われるため、手間と時間がかかると共に、製品を構成する部品の有害物質保証書の有無の管理は担当者に依存しているので難しいという問題があった。
そこで、本発明は、製造する製品を構成する各部品に対して発行されるRoHS保証書等の有害物質保証書の取得を自動的に行うことができ、製品を構成する部品の有害物質保証書の有無の管理を容易に行うことができる有害物質保証書取得方法及びシステム、製造方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の課題は、プロセッサ及び記憶部を有するコンピュータシステムにより製品を構成する部品の有害物質保証書を取得する有害物質保証書取得方法であって、部品を特定可能な情報を、部品に対する有害物質保証書が取得済みであることが判別可能な情報と対応させて該記憶部に登録する登録ステップと、設計段階での製品を構成する部品を示す部品表と、生産段階での製品を構成する部品を示す部品表を該プロセッサによりマージして、マージされた部品表を作成するマージステップと、該マージされた部品表に記載されている部品を、該記憶部に登録されている有害物質保証書が保証する部品と該プロセッサにより照合して、製品を構成する部品中、有害物質保証書が未取得である部品の有無を判定する判定ステップと、有害物質保証書が未取得である部品が存在すると判定されると、該プロセッサにより未取得の有害物質保証書の発行を自動的に依頼する依頼ステップとを含むことを特徴とする有害物質保証書取得方法により達成できる。
上記の課題は、製品を構成する部品の有害物質保証書を取得する有害物質保証書取得システムであって、部品を特定可能な情報を、部品に対する有害物質保証書が取得済みであることが判別可能な情報と対応させて該記憶部に登録する保証書データベース部と、設計段階での製品を構成する部品を示す部品表と、生産段階での製品を構成する部品を示す部品表をマージして、マージされた部品表を作成するマージ部と、該マージされた部品表に記載されている部品を、該データベース部に登録されている有害物質保証書が保証する部品と照合して、該データベース部に登録されている部品を検索する検索部と、該検索部の検索結果に基づいて、製品を構成する部品中、有害物質保証書が未取得である部品の有無を判定する判定部と、該判定部により有害物質保証書が未取得である部品が存在すると判定されると、未取得の有害物質保証書の発行を自動的に依頼する依頼部とを備えたことを特徴とする有害物質保証書取得システムによって達成できる。
上記の課題は、製品を企画する製品企画手順と、企画された製品の開発及び設計を行う開発及び設計手順と、開発及び設計された製品の試作及び製造を行う試作及び製造手順とを含み、前記手順のいずれかにおいて、上記の有害物質保証書取得システムにより該製品を構成する部品の有害物質保証書を取得することを特徴とする製造方法によって達成できる。
上記の課題は、コンピュータに、製品を構成する部品の有害物質保証書を取得させるプログラムであって、該コンピュータに、設計段階での製品を構成する部品を示す部品表と、生産段階での製品を構成する部品を示す部品表をマージして、マージされた部品表を作成させるマージ手順と、該コンピュータに、該マージされた部品表に記載されている部品を、データベース部に登録されている有害物質保証書が保証する部品と照合して、該データベース部に登録されている部品を検索させる検索手順と、該データベース部は、部品を特定可能な情報を、部品に対する有害物質保証書が取得済みであることが判別可能な情報と対応させて登録しており、該コンピュータに、該検索手順の検索結果に基づいて、製品を構成する部品中、有害物質保証書が未取得である部品の有無を判定させる判定手順と、該コンピュータに、該判定手順により有害物質保証書が未取得である部品が存在すると判定されると、未取得の有害物質保証書の発行を自動的に依頼させる依頼手順とを含むことを特徴とするプログラムによって達成できる。
本発明によれば、製造する製品を構成する各部品に対して発行されるRoHS保証書等の有害物質保証書の取得を自動的に行うことができ、製品を構成する部品の有害物質保証書の有無の管理を容易に行うことができる有害物質保証書取得方法及びシステム、製造方法及びプログラムを実現することができる。
以下に、本発明の有害物質保証書取得方法及びシステム、製造方法及びプログラム各実施例を、図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用される有害物質保証書取得システムの概略構成を示すブロック図である。以下の説明では、説明の便宜上、有害物質保証書がRoHS保証書であるものとする。
有害物質保証書取得システムであるRoHS保証書取得システム1は、環境情報管理システム2、生産管理システム15、規格管理システム16、購買システム17、CAD(Computer Aided Design)システム18及びPDM(Product Data Management)システム19を有する。環境情報管理システム2は、生産管理システム15、規格管理システム16、購買システム17、CADシステム18及びPDMシステム19にアクセス可能であり、保証書データベース(DB)部26を有する。生産管理システム15は、製造する製品の生産状況を管理し、生産段階での製品を構成する部品を示す部品表であるM−BOM(Manufacturing-Bill Of Material)を有する。規格管理システム16は、製造する製品及び製品を構成する各部品の規格に関する情報を管理する。購買システム17は、製造する製品を構成する各部品の購買に関する情報を管理し、取引先35の情報等を有する。CADシステム18は、製造する製品を製品設計者31の入力等に基づいて設計する。PDMシステム19は、設計開発に関わる情報を一元管理し、設計段階での製品を構成する部品を示す部品表であるE−BOM(Engineering-Bill Of Material)を有する。保証書DB部26は、既に取得されている部品のRoHS保証書を登録して管理する。
環境情報管理システム2は、Webサーバ等のコンピュータシステムにより構成可能であり、CPU等のプロセッサ及び記憶部等からなる周知のハードウェア構成を有する。
製品設計者31は、環境情報管理システム2の保証書DB部26をアクセスすることで、設計している製品がRoHS保証書が取得されている部品だけで構成されているか否かを確認できる。部品担当者(又は、仕様担当者)32は、環境情報管理システム2の保証書DB部26をアクセスすることで、ある部品のRoHS保証書が取得済みであるか否かを確認できる。RoHS保証書取得システム1は、製品設計者31、或いは、仕様担当者32によるRoHS保証書取得システム1の操作に応答して、製品を構成する部品に対するRoHS保証書が保証書DB部26に登録されていない場合には、この部品に対するRoHS保証書の発行を購買システム17で管理されている取引先の情報に基づいて取引先35に自動的に依頼し、取引先35から取得されたRoHS保証書は保証書DB部26に登録される。具体的には、環境情報管理システム2は、生産管理システム15から取得したM−BOM及びPDMシステム19から取得したE−BOMがマージされた部品表に記載されている部品を、保証書DB部26に登録されているRoHS保証書が保証する部品と照合する。製品を構成する部品に、RoHS保証書が取得できていない部品が存在する場合には、RoHS保証書取得システム1は取引先35にその部品のRoHS保証書の発行を依頼することでRoHS保証書を自動的に取得する。RoHS保証書取得システム1は、取引先35から取得したRoHS保証書を保証書DB部26に登録する。
現在、RoHS保証書は書面の形でやり取りされるので、取引先35から取得されたRoHS保証書の内容は仕様担当者32等により電子化されて保証書DB部26に登録される。しかし、RoHS保証書が電子データの形でやり取りされるようになれば、取引先35から取得されたRoHS保証書の内容(電子データ)は、必要に応じて仕様担当者32等の承諾を得て、そのまま保証書DB部26に登録することもできる。
本発明の有害物質保証書取得方法の一実施例は、RoHS保証書取得システム1により実行される。
本発明の有害物質保証書取得システムの一実施例は、RoHS保証書取得システム1により構成される。
本発明の製造方法の一実施例は、有害物質保証書取得方法又はシステムの実施例を用いて製品を製造する。
本発明のプログラムの一実施例は、環境情報管理システム2を構成するコンピュータ又はコンピュータシステムに、有害物質保証書取得方法の実施例を実行させる。
図2は、有害物質保証書取得システムの構成をより詳細に示すブロック図である。図2では、説明の便宜上、環境情報管理システム2の構成を機能ブロックとして図示している。
図2に示すように、環境情報管理システム2は、表示部21、ユーザ認証部22、保証書登録部23、保証書更新部24、検索部25、保証書DB部26、他システム連携部27、BOMマージ部28、保証書取得要否判定部29及び保証書取得依頼部30を有する。
環境情報管理システム2には、メモリ11、ハードディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)12、表示装置13及び入出力装置14が接続されている。メモリ11及びHDD12は、環境情報管理システム2が実行するプログラムや、プログラムが実行する演算等の中間データ等の各種データを格納する記憶部を構成する。表示装置13は、環境情報管理システム2を操作するための画面や部品表等の検索結果を示す画面を表示する。入出力装置14は、環境情報管理システム2へ指示やデータを入力する際に製品設計者31又は仕様担当者32により操作されるキーボードやマウス等の入力装置と、検索結果等を出力する印刷装置等の出力装置とを含む。尚、表示装置13で表示される画面は、RoHS保証書取得システム1にネットワークを介して接続された他のコンピュータシステムの表示装置に表示するようにしても良いことは言うまでもない。
生産管理システム15、規格管理システム16、購買システム17、CADシステム18及びPDMシステム19は、環境情報管理システム2からアクセス可能であれば良く、図2に破線で示すように、環境情報管理システム2に含まれる構成であっても良い。
表示部21は、表示装置13への表示を制御するものであり、周知のグラフィックインタフェース等で構成可能である。ユーザ認証部22は、入力装置から入力される暗証番号やパスワード等に基づいて製品設計者31や仕様担当者32のユーザ認証を周知の方法で行う。保証書登録部23は、仕様担当者32が入力装置から入力した情報に基づいて、取引先35から取得されたRoHS保証書を保証書DB部26に登録する。保証書更新部24は、製品に使用する部品の変更等に伴い仕様担当者32が入力装置から入力した情報に基づいて、保証書DB部26に登録されているRoHS保証書を更新する。検索部25は、製品設計者31や仕様担当者32が入力装置から入力した情報に基づいて、保証書DB部26に対して各種検索を行う。保証書DB部26には、既に取得されている部品のRoHS保証書が、仕様担当者32が入力装置から入力した情報に基づいて登録される。他システム連携部27は、環境情報管理システム2とシステム15〜19間のやり取りを制御する。BOMマージ部28は、生産管理システム15から取得したM−BOM及びPDMシステム19から取得したE−BOMをマージしてマージされた部品表を作成する。保証書取得要否判定部29は、製品設計者31又は仕様担当者32が入力装置から入力した情報に基づいてマージされた部品表を用い、ある部品に対するRoHS保証書が保証書DB部26に登録されているか否かに応じてRoHS保証書の有無、即ち、RoHS保証書の取得の要否を判定する。保証書取得依頼部30は、保証書取得要否判定部19においてこの部品に対するRoHS保証書の取得が必要であると判定されると、自動的にこの部品に対するRoHS保証書の発行を電子メール、ファクシミリ(FAX)、電話、郵便等の通信手段で取引先35に依頼する。電子メール、FAX又は電話によりRoHS保証書の発行を取引先35に依頼する場合、保証書取得依頼部30は電子メール、FAX又は電話による通信を行うための通信部(送受信部)を有する。郵便によりRoHS保証書の発行を取引先35に依頼する場合、保証書取得依頼部30は例えば取引先35へ郵送するはがき等の印刷を印刷装置に指示する印刷指示部を有する。
図3は、有害物質保証書取得処理を説明するフローチャートである。図3に示す処理は、環境情報管理システム2により実行される。
図3において、ステップS1は、ユーザ認証部22により、環境情報管理システム2をアクセスしようとしているユーザが登録されている正規のユーザであるか否かを判定するためのユーザ認証を行う。この場合、ユーザ認証部22は、入力装置から入力されるユーザID等のユーザ固有の情報を、ユーザ認証部22内又はメモリ11等の記憶部に予め登録されているユーザ情報と照合することで製品設計者31や仕様担当者32のユーザ認証を行う。図4は、ユーザ情報のデータ構造を示す図である。図4に示す例では、ユーザ情報は、ユーザID、氏名、所属名及び電子メールアドレス(E-mail)を有する。ステップS1の判定結果がYESであると処理はステップS2へ進み、NOであると処理は終了する。尚、ユーザ情報は、少なくともユーザを特定可能なユーザ固有の情報を含めば良い。
ステップS2は、他システム連携部27により、設計中でありこれから製造する対象製品の番号(以下、機種番号と言う)をCADシステム18から取得する。例えば、ユーザが入力装置から対象製品の製品名や製品コード等を入力すると、他システム連携部27はCADシステム18から対応する機種番号を取得する。尚、ユーザが対象製品の機種番号を入力装置から直接入力するようにしても良い。
ステップS3は、他システム連携部27により、機種番号に対応するE−BOMをPDMシステム19から取得する。
ステップS4は、他システム連携部27により、機種番号に対応するM−BOMを生産管理システム15から取得する。
ステップS5は、BOMマージ部28により、ステップS3及びS4により取得されたE−BOM及びM−BOMをマージして、マージされた部品表を作成する。このマージされた部品表は、対象製品のM−BOMの内容を含むので、対象製品を構成する部品の購入単位が明確化されている。
RoHS保証書は、部品の購入単位での取得が原則となる。しかし、設計段階のE−BOMでは、部品の購入単位が不明であるため、E−BOMに基づいてRoHS保証書の取得の要否を判断することはできない。又、部品担当者32が部品の購入単位を予測して予測に基づいて部品とそのRoHS保証書を取得するのでは、部品を必要以上に発注して無駄を発生したり、部品が不足して追加発注が発生したりするので、好ましくない。これに対し、本実施例では、E−BOM及びM−BOMがマージされた部品表を作成しているので、このマージされた部品表に基づいてRoHS保証書の有無、即ち、RoHS保証書の取得の要否を判断することができる。
ステップS6は、検索部25により、マージされた部品表に基づいて保証書DB部26を検索する。これにより、マージされた部品表に記載されている部品と、保証書DB部26に登録されているRoHS保証書が保証する部品とが照合される。これにより、対象製品を構成する各部品のRoHS保証書が取得済みであるか否かが明確化される。
図5は、保証書DB部26に登録されているRoHS保証書に関するデータのデータ構造を示す図である。図5に示す例では、RoHS保証書に関するデータは、RoHS保証書に付けられた固有の保証書番号、部品に付けられた固有の物品番号、データの版数、データの登録日(更新日)、データと登録したユーザ(登録ユーザ)及びRoHS保証書の内容を含む保証書ファイル名を有する。尚、保証書DB部26に登録されている情報は、少なくとも物品番号等の部品を特定可能な情報と、保証書番号等のRoHS保証書が取得済みであることが判別可能な情報を含めば良い。
ステップS7は、保証書取得要否判定部29により、ステップS6の検索の結果RoHS保証書が取得されていない部品が存在するか否かに応じて、部品のRoHS保証書の取得の要否を判定する。対象製品を構成する全ての部品のRoHS保証書が取得済みでありステップS7の判定結果がNOであると、処理は終了する。他方、RoHS保証書が取得されていない部品が存在してステップS7の判定結果がYESであると、処理はステップS8へ進む。
ステップS8は、保証書取得依頼部30により、ステップS7の判定の結果RoHS保証書が取得されていない部品のRoHS保証書の取得が必要であると、この部品に対するRoHS保証書の発行を電子メール、ファクシミリ(FAX)、電話、郵便等の通信手段で、購買システム17により管理されている取引先の情報に基づいて取引先35に自動的に依頼し、処理は終了する。
対象製品を構成する部品には、同じ部品であっても素材、接着剤や半田等の副資材、処理、製造者、価格等が異なるものが複数存在することがある。製造する製品が指定された素材、副資材、処理、製造者、価格等を含む指定部品を含む場合には、これらに関する情報が設計段階のE−BOMには含まれていないため、仕様担当者32等のユーザは対象製品を構成する部品に指定部品が含まれるか否かを判断することができず、指定部品のRoHS保証書を取得済みであるか否かを判断することもできない。特に指定部品が複数の部品が組み立てられた構成を有する場合には、この指定部品を提供する取引先はRoHS保証書を発行しない場合が多く、そのような場合には指定部品の製造者及び/又は指定部品を構成する各部品の製造者からRoHS保証書を取得する必要がある。
図6は、指定部品のBOM登録処理を説明するフローチャートである。図3に示す処理は、環境情報管理システム2により実行される。
図6において、ステップS11は、ユーザ認証部22により、環境情報管理システム2をアクセスしようとしているユーザが登録されている正規のユーザであるか否かを判定するためのユーザ認証を行う。このユーザ認証は、図3に示すステップS1と同様に行うことができる。ステップS11の判定結果がYESであると処理はステップS12へ進み、NOであると処理は終了する。
ステップS12は、保証書取得依頼部30により、RoHS保証書の発行を取引先35に依頼する部品が指定部品であると、この指定部品のデータに指定部品であることを示すフラグを付与する。部品が指定部品であるか否かは、例えばユーザが入力装置から指定することができる。
ステップS13は、保証書取得依頼部30により、フラグが付与された指定部品のデータを保証書DB部26に記録する。例えば、図5に示すデータに加え、物品番号に対応させてフラグを格納するフィールドを設けても良い。又、フラグが付与された指定部品のデータは、保証書取得依頼部30内を含む環境情報管理システム2内又はメモリ11等の記憶部に記録しても良い。
ステップS14は、保証書更新部24により、フラグが付与された指定部品のデータの記録からの経過時間が指定期間n以上であるか否かを判定し、判定結果がYESであると処理はステップS15へ進み、NOであると処理は終了する。指定期間nは、デフォルトにより予め設定されていても、ユーザにより入力装置から入力されても良い。
ステップS15は、他システム連携部27により、フラグが付与された指定部品のデータの記録からの経過時間が指定期間n以上であるため指定部品の指定が確定したと判断し、フラグが付与された指定部品のデータをPDMシステム19に供給してPDMシステム19内のE−BOMに反映し、処理は終了する。
対象製品を構成する所定の部品のRoHS保証書が取得済みであっても、この所定の部品をコスト要因等のために他の取引先から取得する所謂転注が発生した場合には、取得済みのRoHS保証書は無効となり、新たにRoHS保証書を前記他の取引先から取得する必要が生じる。
図7は、転注の際の有害物質保証書再取得処理を説明するフローチャートである。図7に示す処理は、環境情報管理システム2により実行される。
図7において、ステップS21は、他システム連携部27により、ユーザが入力装置から入力した情報に基づいて転注を検知し、これをトリガとして購買システム17で管理されている取引先の情報に基づいて、新たにRoHS保証書の発行を依頼する取引先の情報(即ち、転注先情報)を取得する。
ステップS22は、保諸処取得依頼部30により、転注が発生した部品に対するRoHS保証書の発行を電子メール、ファクシミリ(FAX)、電話、郵便等の通信手段で、転注先情報に基づいて元の取引先35とは異なる取引先に自動的に依頼し、処理は終了する。
保証書更新部24は、上記の如く対象製品に使用する部品の追加、変更又は指定、部品の転注等に伴いユーザが入力装置から入力した情報に基づいて、保証書DB部26に登録されているRoHS保証書を更新する。
尚、RoHS保証書取得システム1から取引先35に部品に対するRoHS保証書の発行を自動的に依頼する場合、その部品自体も発注するため、その部品の規格に関する情報も取引先35に提供することが望ましい。
図8は、部品等の規格の自動配布処理を説明するフローチャートである。図8に示す処理は、環境情報管理システム2により実行される。
図8において、ステップS31は、他システム連携部27により、保証書取得依頼部30がRoHS保証書の発行を依頼する部品に対し、規格管理システム16が管理するこの部品の規格に関する情報を取得する。この場合、保証書取得依頼部30がRoHS保証書の発行を依頼する部品とは、ユーザが入力装置から指定した部品であっても、保証書取得要否判定部29によりRoHS保証書の取得が必要であると判定された部品であっても良い。
ステップS32は、保証書取得依頼部30により、RoHS保証書の発行を依頼する部品の規格に関する情報を、電子メール、FAX、電話、郵便等の通信手段で、購買システム17により管理されている取引先の情報に基づいて取引先35に自動的に配布し、処理は終了する。部品の規格に関する情報は、RoHS保証書の発行依頼と一緒に送付しても、別々に送付しても良い。後者の場合、部品の規格に関する情報は、RoHS保証書の発行依頼とは異なる通信手段で送付するようにしても良い。
図9は、製品の製造方法を説明するフローチャートである。製品の製造方法は、大別して製品企画手順ST1と、開発及び設計手順ST2と、試作及び製造手順ST3と、出荷手順ST4を含む。
製品企画手順ST1では、企画者及び/又は設計者31が製造する製品を企画し、企画段階の製品に使用する部品のリストアップを行うので、例えば仕様担当者32が使用する部品のリストに基づいてRoHS保証書取得システム1を利用して部品のRoHS保証書の発行依頼を自動的に行ってRoHS保証書を取得する。
開発及び設計手順ST2では、設計者31が企画された製品の開発及び設計を行い、開発及び設計段階の製品に使用する部品のリストアップを行うので、例えば仕様担当者32が使用する部品のリストに基づいてRoHS保証書取得システム1を利用して部品のRoHS保証書の発行依頼を自動的に行ってRoHS保証書を取得する。
試作及び製造手順ST3では、開発及び設計された製品の試作及び製造を行い、試作及び製造段階の製品に使用する部品でRoHS保証書が取得されていない部品があると、例えば仕様担当者32がRoHS保証書取得システム1を利用してRoHS保証書が未取得の部品のRoHS保証書の発行依頼を自動的に行ってRoHS保証書を取得する。具体的には、例えば仕様担当者32が試作及び製造段階の製品に使用する全ての部品のRoHS保証書が取得済みであるか否かをRoHS保証書取得システム1を利用して確認し、RoHS保証書が取得されていない部品があると、RoHS保証書取得システム1を利用してRoHS保証書が未取得の部品のRoHS保証書の発行依頼を自動的に行ってRoHS保証書を取得する。
手順ST1〜ST3において自動的に依頼されて取得されたRoHS保証書は、仕様担当者32の操作に応じてRoHS保証書取得システム1に登録され、保証書DB部26の登録内容が更新される。
出荷手順ST4では、RoHS保証書が取得された部品を使用して製造された製品を出荷する。
尚、本発明は、以下に付記する発明をも包含するものである。
(付記1) プロセッサ及び記憶部を有するコンピュータシステムにより製品を構成する部品の有害物質保証書を取得する有害物質保証書取得方法であって、
部品を特定可能な情報を、部品に対する有害物質保証書が取得済みであることが判別可能な情報と対応させて該記憶部に登録する登録ステップと、
設計段階での製品を構成する部品を示す部品表と、生産段階での製品を構成する部品を示す部品表を該プロセッサによりマージして、マージされた部品表を作成するマージステップと、
該マージされた部品表に記載されている部品を、該記憶部に登録されている有害物質保証書が保証する部品と該プロセッサにより照合して、製品を構成する部品中、有害物質保証書が未取得である部品の有無を判定する判定ステップと、
有害物質保証書が未取得である部品が存在すると判定されると、該プロセッサにより未取得の有害物質保証書の発行を自動的に依頼する依頼ステップとを含むことを特徴とする、有害物質保証書取得方法。
(付記2) 該依頼ステップは、該製品の取引先の情報を該プロセッサにより購買システムから取得して、該取引先の情報に基づいて有害物質保証書の発行を自動的に依頼することを特徴とする、付記1記載の有害物質保証書取得方法。
(付記3) 該依頼ステップは、製品を構成する部品の規格に関する情報を該プロセッサにより規格管理システムから取得して、該取引先の情報に基づいて有害物質保証書の発行を依頼する部品の規格を自動的に該取引先に配布することを特徴とする、付記2記載の有害物質保証書取得方法。
(付記4) 該依頼ステップは、有害物質保証書の発行を電子メール、ファクシミリ、電話又は郵便により該取引先に依頼することを特徴とする、付記2記載の有害物質保証書取得方法。
(付記5) 該有害物質保証書は、RoHS保証書であることを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項記載の有害物質保証書取得方法。
(付記6) 製品を構成する部品の有害物質保証書を取得する有害物質保証書取得システムであって、
部品を特定可能な情報を、部品に対する有害物質保証書が取得済みであることが判別可能な情報と対応させて該記憶部に登録する保証書データベース部と、
設計段階での製品を構成する部品を示す部品表と、生産段階での製品を構成する部品を示す部品表をマージして、マージされた部品表を作成するマージ部と、
該マージされた部品表に記載されている部品を、該データベース部に登録されている有害物質保証書が保証する部品と照合して、該データベース部に登録されている部品を検索する検索部と、
該検索部の検索結果に基づいて、製品を構成する部品中、有害物質保証書が未取得である部品の有無を判定する判定部と、
該判定部により有害物質保証書が未取得である部品が存在すると判定されると、未取得の有害物質保証書の発行を自動的に依頼する依頼部とを備えたことを特徴とする、有害物質保証書取得システム。
(付記7) 該製品の取引先の情報を購買システムから取得する連携部を更に備え、
該依頼部は、該取引先の情報に基づいて有害物質保証書の発行を自動的に依頼することを特徴とする、付記6記載の有害物質保証書取得システム。
(付記8) 該連携部は、転注の発生をトリガとして転注先の情報を該購買システムから取得することを特徴とする、付記7記載の有害物質保証書取得システム。
(付記9) 該連携部は、製品を構成する部品の規格に関する情報を規格管理システムから取得し、
該依頼部は、該取引先の情報に基づいて有害物質保証書の発行を依頼する部品の規格を自動的に該取引先に配布することを特徴とする、付記7又は8記載の有害物質保証書取得システム。
(付記10) 該依頼部は、有害物質保証書の発行を電子メール、ファクシミリ、電話又は郵便により該取引先に依頼することを特徴とする、付記7又は8記載の有害物質保証書取得システム。
(付記11) 該依頼部は、有害物質保証書の発行を依頼する部品が指定部品であると、該指定部品のデータに指定部品であることを示すフラグを付与すると共に、該フラグが付与された指定部品のデータを該データベース部に記録し、
該フラグが付与された指定部品のデータの記録からの経過時間が指定期間以上であると、該指定部品の指定が確定したと判断して該フラグが付与された指定部品のデータを該設計段階での製品を構成する部品を示す部品表に反映する更新部を更に備えたことを特徴とする、付記6〜10のいずれか1項記載の有害物質保証書取得システム。
(付記12) 該有害物質保証書は、RoHS保証書であることを特徴とする、付記6〜9のいずれか1項記載の有害物質保証書取得システム。
(付記13) 製品を企画する製品企画手順と、
企画された製品の開発及び設計を行う開発及び設計手順と、
開発及び設計された製品の試作及び製造を行う試作及び製造手順とを含み、
前記手順のいずれかにおいて、付記6〜10のいずれか1項記載の有害物質保証書取得システムにより該製品を構成する部品の有害物質保証書を取得することを特徴とする、製造方法。
(付記14) コンピュータに、製品を構成する部品の有害物質保証書を取得させるプログラムであって、
該コンピュータに、設計段階での製品を構成する部品を示す部品表と、生産段階での製品を構成する部品を示す部品表をマージして、マージされた部品表を作成させるマージ手順と、
該コンピュータに、該マージされた部品表に記載されている部品を、データベース部に登録されている有害物質保証書が保証する部品と照合して、該データベース部に登録されている部品を検索させる検索手順と、
該データベース部は、部品を特定可能な情報を、部品に対する有害物質保証書が取得済みであることが判別可能な情報と対応させて登録しており、
該コンピュータに、該検索手順の検索結果に基づいて、製品を構成する部品中、有害物質保証書が未取得である部品の有無を判定させる判定手順と、
該コンピュータに、該判定手順により有害物質保証書が未取得である部品が存在すると判定されると、未取得の有害物質保証書の発行を自動的に依頼させる依頼手順とを含むことを特徴とする、プログラム。
(付記15) 該コンピュータに、該製品の取引先の情報を購買システムから取得させる連携手順を更に含み、
該依頼手順は、該コンピュータに、該取引先の情報に基づいて有害物質保証書の発行を自動的に依頼させることを特徴とする、付記14記載のプログラム。
(付記16) 該連携手順は、該コンピュータに、転注の発生をトリガとして転注先の情報を該購買システムから取得さえることを特徴とする、付記15記載のプログラム。
(付記17) 該連携手順は、該コンピュータに、製品を構成する部品の規格に関する情報を規格管理システムから取得させ、
該依頼手順は、該コンピュータに、該取引先の情報に基づいて有害物質保証書の発行を依頼する部品の規格を自動的に該取引先に配布させることを特徴とする、付記15又は16記載のプログラム。
(付記18) 該依頼手順は、該コンピュータに、有害物質保証書の発行を電子メール、ファクシミリ、電話又は郵便により該取引先に依頼させることを特徴とする、付記15又は16記載の有害物質保証書取得システム。
(付記19) 該依頼手順は、該コンピュータに、有害物質保証書の発行を依頼する部品が指定部品であると、該指定部品のデータに指定部品であることを示すフラグを付与させると共に、該フラグが付与された指定部品のデータを該データベース部に記録させ、
該コンピュータに、該フラグが付与された指定部品のデータの記録からの経過時間が指定期間以上であると、該指定部品の指定が確定したと判断して該フラグが付与された指定部品のデータを該設計段階での製品を構成する部品を示す部品表に反映させる更新手順を更に含むことを特徴とする、付記14〜18のいずれか1項記載のプログラム。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
本発明が適用される有害物質保証書取得システムの概略構成を示すブロック図である。 有害物質保証書取得システムの構成をより詳細に示すブロック図である。 有害物質保証書取得処理を説明するフローチャートである。 ユーザ情報のデータ構造を示す図である。 登録されているRoHS保証書に関するデータのデータ構造を示す図である。 指定部品のBOM登録処理を説明するフローチャートである。 転注の際の有害物質保証書再取得処理を説明するフローチャートである。 部品等の規格の自動配布処理を説明するフローチャートである。 製品の製造方法を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 RoHS保証書取得システム
2 環境情報管理システム
11 メモリ
12 HDD
13 表示装置
14 入出力装置
15 生産管理システム
16 規格管理システム
17 購買システム
18 CADシステム
19 PDMシステム
26 保証書DB部

Claims (3)

  1. プロセッサ及び記憶部を有するコンピュータシステムにより製品を構成する部品の有害物質保証書を取得する有害物質保証書取得方法であって、
    部品を特定可能な情報を、部品に対する有害物質保証書が取得済みであることが判別可能な情報と対応させて該記憶部に登録する登録ステップと、
    設計段階での製品を構成する部品を示す部品表と、生産段階での製品を構成する部品を示す部品表を該プロセッサによりマージして、マージされた部品表を作成するマージステップと、
    該マージされた部品表に記載されている部品を、該記憶部に登録されている有害物質保証書が保証する部品と該プロセッサにより照合して、製品を構成する部品中、有害物質保証書が未取得である部品の有無を判定する判定ステップと、
    有害物質保証書が未取得である部品が存在すると判定されると、該プロセッサにより未取得の有害物質保証書の発行を自動的に依頼し、有害物質保証書の発行を依頼する部品が指定部品であると、該指定部品のデータに指定部品であることを示すフラグを付与すると共に、該フラグが付与された指定部品のデータを該データベース部に記録する依頼ステップと
    該フラグが付与された指定部品のデータの記録からの経過時間が指定期間以上であると、該指定部品の指定が確定したと判断して該フラグが付与された指定部品のデータを該設計段階での製品を構成する部品を示す部品表に反映する更新部とを含むことを特徴とする、有害物質保証書取得方法。
  2. 製品を構成する部品の有害物質保証書を取得する有害物質保証書取得システムであって、
    部品を特定可能な情報を、部品に対する有害物質保証書が取得済みであることが判別可能な情報と対応させて該記憶部に登録する保証書データベース部と、
    設計段階での製品を構成する部品を示す部品表と、生産段階での製品を構成する部品を示す部品表をマージして、マージされた部品表を作成するマージ部と、
    該マージされた部品表に記載されている部品を、該データベース部に登録されている有害物質保証書が保証する部品と照合して、該データベース部に登録されている部品を検索する検索部と、
    該検索部の検索結果に基づいて、製品を構成する部品中、有害物質保証書が未取得である部品の有無を判定する判定部と、
    該判定部により有害物質保証書が未取得である部品が存在すると判定されると、未取得の有害物質保証書の発行を自動的に依頼し、有害物質保証書の発行を依頼する部品が指定部品であると、該指定部品のデータに指定部品であることを示すフラグを付与すると共に、該フラグが付与された指定部品のデータを該データベース部に記録する依頼部と、
    該フラグが付与された指定部品のデータの記録からの経過時間が指定期間以上であると、該指定部品の指定が確定したと判断して該フラグが付与された指定部品のデータを該設計段階での製品を構成する部品を示す部品表に反映する更新部とを備えたことを特徴とする、有害物質保証書取得システム。
  3. コンピュータに、製品を構成する部品の有害物質保証書を取得させるプログラムであって、
    該コンピュータに、設計段階での製品を構成する部品を示す部品表と、生産段階での製品を構成する部品を示す部品表をマージして、マージされた部品表を作成させるマージ手順と、
    該コンピュータに、該マージされた部品表に記載されている部品を、データベース部に登録されている有害物質保証書が保証する部品と照合して、該データベース部に登録されている部品を検索させる検索手順と、
    該データベース部は、部品を特定可能な情報を、部品に対する有害物質保証書が取得済みであることが判別可能な情報と対応させて登録しており、
    該コンピュータに、該検索手順の検索結果に基づいて、製品を構成する部品中、有害物質保証書が未取得である部品の有無を判定させる判定手順と、
    該コンピュータに、該判定手順により有害物質保証書が未取得である部品が存在すると判定されると、未取得の有害物質保証書の発行を自動的に依頼させ、有害物質保証書の発行を依頼する部品が指定部品であると、該指定部品のデータに指定部品であることを示すフラグを付与させると共に、該フラグが付与された指定部品のデータを該データベース部に記録させる依頼手順と、
    該コンピュータに、該フラグが付与された指定部品のデータの記録からの経過時間が指定期間以上であると、該指定部品の指定が確定したと判断して該フラグが付与された指定部品のデータを該設計段階での製品を構成する部品を示す部品表に反映させる更新手順とを含むことを特徴とする、プログラム。
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