JP2018010542A - 工事データ管理方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】工事に関するデータの改ざんを有効に防止する工事データ管理方法を提供する。【解決手段】管理サーバ1と現場端末2を用い、上記管理サーバ1に対して工事データを送信するときの上記現場端末2の情況を管理する工事データ管理方法であって、上記現場端末2において、設定情報として設定時間を上記管理サーバ1からダウンロードするステップと、上記工事データを上記管理サーバ1に送信するときに、当該現場端末2の内部クロック59における時刻情報が、上記管理サーバ1からダウンロードした上記設定時間の外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップと、を実行する。上記現場端末2で上記工事データを上記管理サーバ1に送信する時刻を管理し、工事データの改ざん操作を抑止する。【選択図】図1

Description

本発明は、工事に関するデータを、施工主・建築設計者・工務店などを含む関係者のあいだで管理する、工事データ管理方法およびプログラムに関するものである。
軟弱な地質の地盤に建築物を建てる場合、その地盤に合った適切な工法で基礎を補強することが行なわれる。深い位置に支持層がある地盤の場合、杭打ち工事によって基礎を補強する。この杭打ち工事では一般に、杭の先端が支持層に届くまで杭を打ち込み、先端支持による工法が行われる。
このような基礎杭の施工では、施工の際に杭打ちデータを取得することにより、杭の先端が支持層まで到達したことを確認する。たとえば、掘削時の駆動モータにかかる負荷電流を測定し、その電流値の変化に基づいて、杭の先端が支持層に到達と判断することが行われる。
ところが2015年、横浜市のマンションが傾いていることが発覚したことをきっかけに、杭打ち工事のデータが改ざんされていることが相次いで明らかになった。また、羽田空港の地盤改良工事において、東亜建設工業が施工データを改ざんし、発注者の国土交通省関東地方整備局に虚偽の報告をしていたことが明らかになった。このような施工データの改ざんが、大きな社会問題に発展した。一方、2016年には、九州熊本地方で大地震が発生し、建築物の基礎工事の安全性や確実性を確保することが、おおきな社会的要請となっている。
したがって、杭打ち工事等の地盤工事において取得された地盤工事データが改ざんされたものでないという確実性と透明性を確保し、基礎工事の安全性と確実性を担保するシステムを早急に開発することが強く望まれている。
このような地盤工事の情況管理に関するシステムとして出願人は、下記の特許文献1〜3を把握している。
〔特許文献1〕
特許文献1は、「どの位置での調査データなのかを、転送先のセンター装置で正確に把握できる地盤情報転送装置」に関するものである。
特許文献1には、つぎの記載がある。
[0007]
本発明の請求項1における地盤情報転送装置は、調査地の地盤状況を示す調査データを地盤調査機から取得すると共に、前記調査地の位置を示す第1の位置データを第1の位置検出手段から取得する第1のデータ取得手段と、前記第1のデータ取得手段で得た前記調査データおよび前記第1の位置データを書替え不能にする第1のデータ変更禁止手段と、前記書替え不能な前記調査データおよび前記第1の位置データから、暗号化されたディジタル署名を生成し、このディジタル署名付きの前記調査データおよび前記第1の位置データを、当該ディジタル署名の検証が可能なセンター装置に転送する第1のデータ転送手段と、を前記センター装置と通信可能な端末に配設したものである。
[0011]
請求項1における地盤情報転送装置および請求項3における地盤情報転送プログラムでは、端末に取り込んだ調査データおよび第1の位置データの書換えを不能にして、そのままの状態で端末からセンター装置に調査データおよび第1の位置データを転送するので、これらの調査データおよび第1の位置データを、地盤調査者などが現場で一切改ざんすることはできなくなる。しかもセンター装置には、暗号化されたディジタル署名付きの調査データおよび第1の位置データが送出されるので、このディジタル署名を復号化して、共に送られてきた調査データおよび第1の位置データとの比較を行なうことで、調査データおよび第1の位置データが途中で改ざんされたか否かを、センター装置で検証することができる。したがって、センター装置は不正改ざんされていない調査データおよび第1の位置データだけを選択して取り込むことができ、どの位置での調査データなのかを正確に把握できる。
〔特許文献2〕
特許文献2は、工事データの改竄を防止することが出来る様な土木工事管理方法に関するものである。
特許文献2には、つぎの記載がある。
[要約]
[課題]グラウチング工等の土木工事における施工データ、管理資料の改竄防止と共に管理情報、技術情報のペーパレス化を図った土木工事管理方法と装置の提供。
[解決手段]施工業者が行う施工業者処理(AS10)と、受注者が行う受注者処理(G30)と、発注者が行う発注者処理(Oh50)とを含み、公開鍵(Sa、Oa、Ga)と秘密鍵(Sb、Ob、Gb)を用いてデータの改竄を防止し、且つ、悪意の第3者によるなり済ましを防止する。
特開2009−151610号公報 特開2001−164547号公報
〔特許文献1の課題〕
上記特許文献1では、「第1のデータ取得手段で得た調査データおよび第1の位置データを書替え不能にする第1のデータ変更禁止手段を備えることにより、調査データおよび第1の位置データを、地盤調査者などが現場で一切改ざんすることはできなくなる。」とされている。
しかしながら、上記特許文献1では、上記各データを書替え不能にする第1のデータ変更禁止手段がいかなるものかについては一切開示がない。この点については、上記特許文献1に係る出願の審査において、拒絶理由が通知されている。当該通知は、「請求項1等『・・・データを書き換え不能にする・・・』『・・・ディジタル署名の検証が可能な・・・』等の機能等が不明確である。当該各機能を実現する物が不明であるため、当該記載では各々の機能を有する具体的な物を想定でず、不明確である。」として特許法第36条第6項第2項に規定する要件を満たしていないと指摘する。この通知に対し、出願人はなんら反論を行わず、拒絶査定が確定している。
つまり、上記特許文献1では、「データを書替え不能にしてデータの改ざんを防止する」ことについて、具体的な技術が一切記載されておらず、単なる願望が表明されているに過ぎない。したがって、上記特許文献1は、「データの改ざんを防止する」という技術課題を、なんら解決できていない。
〔特許文献2の課題〕
上記特許文献2の技術は、「公開鍵(Sa、Oa、Ga)と秘密鍵(Sb、Ob、Gb)を用いてデータの改竄を防止」するとしている。
上記特許文献2の技術では、公開鍵と秘密鍵を用いることが必須となる。したがって、たとえば秘密鍵を失えば、保存したデータが開けない。そうなると、たとえ改ざんが防止されたとしても、そのデータを後々利用できないのであるから、改ざん以上に始末がわるい。オペレーションは人間が行うことであるから、人為的なミスをゼロにはできない。そうである以上、秘密鍵を失うことも想定される。そのような事態になると、全くデータが残らないまま建設を進めるわけにはいかず、一からデータを取り直さなければならなくなる。
本発明は、上記問題を解決するため、つぎの目的をもってなされた。
工事に関すデータの改ざんを有効に防止する工事データ管理方法およびプログラムを提供する。
請求項1に記載の工事データ管理方法は、上記目的を達成するため、つぎの構成を採用した。
管理サーバと現場端末を用い、上記管理サーバに対して工事データを送信するときの上記現場端末の情況を管理する工事データ管理方法であって、
上記現場端末において、
設定情報として設定時間を上記管理サーバからダウンロードするステップと、
上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、当該現場端末の内部クロックにおける時刻情報が、上記管理サーバからダウンロードした上記設定時間の外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップと、
を実行する。
請求項2に記載の工事データ管理方法は、請求項1記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記現場端末において、
設定情報として設定エリアを上記管理サーバからダウンロードするステップと、
GPS衛星から当該現場端末の位置情報を受信するステップと、
上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、上記GPS衛星から受信した上記位置情報が、上記管理サーバからダウンロードした上記設定エリアの外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップと、
を実行する。
請求項3に記載の工事データ管理方法は、上記目的を達成するため、つぎの構成を採用した。
管理サーバと現場端末を用い、上記管理サーバに対して工事データを送信するときの上記現場端末の情況を管理する工事データ管理方法であって、
上記現場端末において、
設定情報として設定エリアを上記管理サーバからダウンロードするステップと、
GPS衛星から当該現場端末の位置情報を受信するステップと、
上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、上記GPS衛星から受信した上記位置情報が、上記管理サーバからダウンロードした上記設定エリアの外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップと、
を実行する
請求項4に記載の工事データ管理方法は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
さらに承認者端末を用い、
上記管理サーバにおいて、
設定情報として設定時間を格納部に格納するステップと、
上記工事データを上記現場端末から受信するステップと、
受信された上記工事データを解析するステップと、
上記解析の結果、上記工事データの記録された時刻が、上記設定時間の外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
を実行する。
請求項5に記載の工事データ管理方法は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記管理サーバにおいて、
設定情報として設定エリアを格納部に格納するステップと、
上記工事データおよび当該現場端末の位置情報を上記現場端末から受信するステップと、
受信された上記位置情報が、上記設定エリアの外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
を実行する。
請求項6に記載の工事データ管理方法は、上記目的を達成するため、つぎの構成を採用した。
管理サーバと現場端末と承認者端末を用い、上記現場端末から上記管理サーバに対して送信された工事データが記録された時刻を管理する工事データ管理方法であって、
上記管理サーバにおいて、
設定情報として設定時間を格納部に格納するステップと、
上記工事データを上記現場端末から受信するステップと、
受信された上記工事データを解析するステップと、
上記解析の結果、上記工事データの記録された時刻が、上記設定時間の外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
を実行する
請求項7に記載の工事データ管理方法は、請求項6記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記管理サーバにおいて、
設定情報として設定エリアを格納部に格納するステップと、
上記工事データおよび当該現場端末の位置情報を上記現場端末から受信するステップと、
受信された上記位置情報が、上記設定エリアの外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
を実行する。
請求項8に記載の工事データ管理方法は、上記目的を達成するため、つぎの構成を採用した。
管理サーバと現場端末と承認者端末を用い、上記現場端末から上記管理サーバに対して工事データを送信するときの上記現場端末の位置を管理する工事データ管理方法であって、
上記管理サーバにおいて、
設定情報として設定エリアを格納部に格納するステップと、
上記工事データおよび当該現場端末の位置情報を上記現場端末から受信するステップと、
受信された上記位置情報が、上記設定エリアの外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
を実行する。
請求項9に記載の工事データ管理プログラムは、上記目的を達成するため、つぎの構成を採用した。
管理サーバと現場端末を用い、上記管理サーバに対して工事データを送信するときの上記現場端末の情況を管理する工事データ管理プログラムであって、
上記現場端末において、
設定情報として設定時間を上記管理サーバからダウンロードするステップと、
上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、当該現場端末の内部クロックにおける時刻情報が、上記管理サーバからダウンロードした上記設定時間の外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップと、
をコンピュータ装置に実行させる。
請求項10に記載の工事データ管理プログラムは、請求項9記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記現場端末において、
設定情報として設定エリアを上記管理サーバからダウンロードするステップと、
GPS衛星から当該現場端末の位置情報を受信するステップと、
上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、上記GPS衛星から受信した上記位置情報が、上記管理サーバからダウンロードした上記設定エリアの外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップと、
をコンピュータ装置に実行させる。
請求項11に記載の工事データ管理プログラムは、上記目的を達成するため、つぎの構成を採用した。
管理サーバと現場端末を用い、上記管理サーバに対して工事データを送信するときの上記現場端末の情況を管理する工事データ管理プログラムであって、
上記現場端末において、
設定情報として設定エリアを上記管理サーバからダウンロードするステップと、
GPS衛星から当該現場端末の位置情報を受信するステップと、
上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、上記GPS衛星から受信した上記位置情報が、上記管理サーバからダウンロードした上記設定エリアの外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップと、
をコンピュータ装置に実行させる。
請求項12に記載の工事データ管理プログラムは、請求項9〜11のいずれか一項に記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
さらに承認者端末を用い、
上記管理サーバにおいて、
設定情報として設定時間を格納部に格納するステップと、
上記工事データを上記現場端末から受信するステップと、
受信された上記工事データを解析するステップと、
上記解析の結果、上記工事データの記録された時刻が、上記設定時間の外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
をコンピュータ装置に実行させる。
請求項13に記載の工事データ管理プログラムは、請求項9〜12のいずれか一項に記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記管理サーバにおいて、
設定情報として設定エリアを格納部に格納するステップと、
上記工事データおよび当該現場端末の位置情報を上記現場端末から受信するステップと、
受信された上記位置情報が、上記設定エリアの外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
をコンピュータ装置に実行させる。
請求項14に記載の工事データ管理プログラムは、上記目的を達成するため、つぎの構成を採用した。
管理サーバと現場端末と承認者端末を用い、上記現場端末から上記管理サーバに対して送信された工事データが記録された時刻を管理する工事データ管理プログラムであって、
上記管理サーバにおいて、
設定情報として設定時間を格納部に格納するステップと、
上記工事データを上記現場端末から受信するステップと、
受信された上記工事データを解析するステップと、
上記解析の結果、上記工事データの記録された時刻が、上記設定時間の外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
をコンピュータ装置に実行させる。
請求項15に記載の工事データ管理プログラムは、請求項14記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記管理サーバにおいて、
設定情報として設定エリアを格納部に格納するステップと、
上記工事データおよび当該現場端末の位置情報を上記現場端末から受信するステップと、
受信された上記位置情報が、上記設定エリアの外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
をコンピュータ装置に実行させる。
請求項16に記載の工事データ管理プログラムは、上記目的を達成するため、つぎの構成を採用した。
管理サーバと現場端末と承認者端末を用い、上記現場端末から上記管理サーバに対して工事データを送信するときの上記現場端末の位置を管理する工事データ管理プログラムであって、
上記管理サーバにおいて、
設定情報として設定エリアを格納部に格納するステップと、
上記工事データおよび当該現場端末の位置情報を上記現場端末から受信するステップと、
受信された上記位置情報が、上記設定エリアの外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
をコンピュータ装置に実行させる。
請求項1および9に記載の工事データ管理方法およびプログラムは、管理サーバと現場端末を用いる。上記現場端末では、設定情報として設定時間を上記管理サーバからダウンロードするステップを実行する。そして、上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、当該現場端末の内部クロックにおける時刻情報が、上記管理サーバからダウンロードした上記設定時間の外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップを実行する。このように、上記管理サーバに対して上記工事データを送信するときの上記現場端末の情況を管理する。ここで管理する情況は、上記現場端末で上記工事データを上記管理サーバに送信する時刻である。
上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、当該現場端末の内部クロックにおける時刻情報が上記管理サーバからダウンロードした上記設定時間の外であれば、その工事データを送信する前に何らかの改ざん操作が加えられた可能性を否定できない。この場合に送信を行わずに警告を表示することにより、そのような工事データの改ざん操作を抑止することができる。
請求項2および10に記載の工事データ管理方法およびプログラムは、上記現場端末では、設定情報として設定エリアを上記管理サーバからダウンロードするステップと、GPS衛星から当該現場端末の位置情報を受信するステップとを実行する。そして、上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、上記GPS衛星から受信した上記位置情報が、上記管理サーバからダウンロードした上記設定エリアの外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップを実行する。このように、上記管理サーバに対して工事データを送信するときの上記現場端末の情況を管理する。ここで管理する情況は、上記工事データを上記管理サーバに送信するときの上記現場端末の位置である。
上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、上記GPS衛星から受信した上記位置情報が上記管理サーバからダウンロードした上記設定エリアの外であれば、その工事データを送信する前に何らかの改ざん操作が加えられた可能性を否定できない。この場合に送信を行わずに警告を表示することにより、そのような工事データの改ざん操作を抑止することができる。
請求項3および11に記載の工事データ管理方法およびプログラムは、管理サーバと現場端末を用いる。上記現場端末では、設定情報として設定エリアを上記管理サーバからダウンロードするステップと、GPS衛星から当該現場端末の位置情報を受信するステップとを実行する。そして、上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、上記GPS衛星から受信した上記位置情報が、上記管理サーバからダウンロードした上記設定エリアの外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップを実行する。このように、上記管理サーバに対して工事データを送信するときの上記現場端末の情況を管理する。ここで管理する情況は、上記工事データを上記管理サーバに送信するときの上記現場端末の位置である。
上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、上記GPS衛星から受信した上記位置情報が上記管理サーバからダウンロードした上記設定エリアの外であれば、その工事データを送信する前に何らかの改ざん操作が加えられた可能性を否定できない。この場合に送信を行わずに警告を表示することにより、そのような工事データの改ざん操作を抑止することができる。
請求項4および12に記載の工事データ管理方法およびプログラムは、さらに承認者端末を用いる。上記管理サーバでは、設定情報として設定時間を格納部に格納するステップと、上記工事データを上記現場端末から受信するステップと、受信された上記工事データを解析するステップとを実行する。そして、上記解析の結果、上記工事データの記録された時刻が、上記設定時間の外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップを実行する。このように、上記現場端末から上記管理サーバに対して送信された上記工事データが記録された時刻を管理する。
上記工事データの記録された時刻が上記設定時間の外であれば、その工事データを記録するときに何らかの改ざん操作が加えられた可能性を否定できない。この場合に上記承認者端末に対して報告を送信することにより、そのような工事データの改ざん操作を抑止することができる。
請求項5および13に記載の工事データ管理方法およびプログラムは、承認者端末を用いる。上記管理サーバでは、設定情報として設定エリアを格納部に格納するステップと、上記工事データおよび当該現場端末の位置情報を上記現場端末から受信するステップとを実行する。そして、受信された上記位置情報が、上記設定エリアの外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップを実行する。このように、上記現場端末から上記管理サーバに対して上記工事データを送信するときの上記現場端末の位置を管理する。
受信された上記位置情報が上記設定エリアの外であれば、その工事データを送信する前に何らかの改ざん操作が加えられた可能性を否定できない。この場合に上記承認者端末に対して報告を送信することにより、そのような工事データの改ざん操作を抑止することができるのである。
請求項6および14に記載の工事データ管理方法およびプログラムは、管理サーバと現場端末と承認者端末を用いる。上記管理サーバでは、設定情報として設定時間を格納部に格納するステップと、上記工事データを上記現場端末から受信するステップと、受信された上記工事データを解析するステップとを実行する。そして、上記解析の結果、上記工事データの記録された時刻が、上記設定時間の外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップを実行する。このように、上記現場端末から上記管理サーバに対して送信された上記工事データが記録された時刻を管理する。
上記工事データの記録された時刻が上記設定時間の外であれば、その工事データを記録するときに何らかの改ざん操作が加えられた可能性を否定できない。この場合に上記承認者端末に対して報告を送信することにより、そのような工事データの改ざん操作を抑止することができる。
請求項7および15に記載の工事データ管理方法およびプログラムは、上記管理サーバでは、設定情報として設定エリアを格納部に格納するステップと、上記工事データおよび当該現場端末の位置情報を上記現場端末から受信するステップとを実行する。そして、受信された上記位置情報が、上記設定エリアの外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップを実行する。このように、上記現場端末から上記管理サーバに対して上記工事データを送信するときの上記現場端末の位置を管理する。
受信された上記位置情報が上記設定エリアの外であれば、その工事データを送信する前に何らかの改ざん操作が加えられた可能性を否定できない。この場合に上記承認者端末に対して報告を送信することにより、そのような工事データの改ざん操作を抑止することができる。
請求項8および16に記載の工事データ管理方法およびプログラムは、管理サーバと現場端末と承認者端末を用いる。上記管理サーバでは、設定情報として設定エリアを格納部に格納するステップと、上記工事データおよび当該現場端末の位置情報を上記現場端末から受信するステップとを実行する。そして、受信された上記位置情報が、上記設定エリアの外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップを実行する。このように、上記現場端末から上記管理サーバに対して上記工事データを送信するときの上記現場端末の位置を管理する。
受信された上記位置情報が上記設定エリアの外であれば、その工事データを送信する前に何らかの改ざん操作が加えられた可能性を否定できない。この場合に上記承認者端末に対して報告を送信することにより、そのような工事データの改ざん操作を抑止することができる。
本発明の工事データ管理方法およびプログラムの一実施形態を説明するシステム構成図である。 上記実施形態に用いる現場端末を説明するシステム構成図である。
つぎに、本発明を実施するための形態を説明する。
図1および図2は、本発明の工事データ管理方法およびプログラムの一実施形態を説明するシステム構成図である。
図1は、管理サーバ1の詳細と、現場端末2,承認者端末3および管理者端末4を含むシステム全体を示す図である。
図2は、現場端末2の詳細を示す図である。
〔概要の説明〕
本実施形態は、本発明の工事データ管理方法およびプログラムにおいて、扱う工事データが地盤工事データである例を説明する。
本実施形態は、管理サーバ1と現場端末2と承認者端末3および管理者端末4を用い、上記管理サーバ1に対して地盤工事データを送信する現場端末2の情況を管理する。このシステムにより、本発明の地盤工事データ管理プログラムを実行し、本発明の地盤工事データ管理方法を実施することができる。
このシステムは、地盤工事を行う現場で用いる現場端末2から、管理サーバ1に対して地盤工事データを送信し、その際の現場端末2の状況を管理する。
管理する現場端末2の状況は、地盤工事データが現場端末2に記録された時刻、上記現場端末2から管理サーバ1に地盤工事データを送信する時刻、上記現場端末2から管理サーバ1に地盤工事データを送信するときの現場端末2の位置などである。
地盤工事データが現場端末2に記録された時刻の管理は、たとえばつぎのようにして行う。
上記管理サーバ1において、上記現場端末2から上記地盤工事データを受信し、その地盤工事データを解析した結果、上記地盤工事データの記録された時刻が、所定の設定時間の外であれば、上記承認者端末3に対して報告を送信する。
現場の工事の進捗情況に応じて、地盤工事データが本来記録されるべき『記録可能時間』が決まる。この記録可能時間を設定時間とする。地盤工事データを解析した結果、その記録された時刻が、本来記録されるべき設定時間の範囲を逸脱している場合に、データ改ざんの可能性を疑い、承認者端末3に報告を送る。このような処理をデータ改ざんに対する障壁とすることにより、データの改ざんを防止する。
上記現場端末2から管理サーバ1に地盤工事データを送信する時刻の管理は、たとえばつぎのようにして行う。
上記現場端末2において、上記管理サーバ1から所定の設定時間をダウンロードし、上記地盤工事データを上記管理サーバ1に送信するときに、当該現場端末2の内部クロックにおける時刻が、上記ダウンロードした設定時間の外であれば、送信を行わずに警告を表示する。
現場の工事の進捗情況に応じて、地盤工事データが記録されるべき時間が決まる。この取得されるべき時間を基準として、その後データを管理サーバ1に送信できる『送信可能時間』が決まる。この送信可能時間を設定時間とする。上記地盤工事データを上記管理サーバ1に送信するときに、当該現場端末2の内部クロックにおける時刻が、送信可能時間を逸脱していれば、データ改ざんの可能性を疑い、送信を行わずに警告を表示する。このような処理をデータ改ざんに対する障壁とすることにより、データの改ざんを防止する。
上記現場端末2から管理サーバ1に地盤工事データを送信するときの現場端末2の位置の管理は、たとえばつぎのようにして行う。
現場端末2から管理サーバ1に対して地盤工事データを送信するときに送信を可能とする送信可能エリアを設定する。この送信可能エリアは、設定位置からの所定範囲に関する設定エリアである。つまり、現場端末2が送信可能エリア内にあれば、現場端末2から管理サーバ1に対して地盤工事データを送信することができる。現場端末2が送信可能エリアから逸脱していれば、現場端末2から管理サーバ1に対して地盤工事データを送信することができない。
上記現場端末において、GPS衛星から当該現場端末2の位置情報を受信し、上記地盤工事データを上記管理サーバ1に送信するときに、上記GPS衛星から受信した位置情報が、所定の設定エリア(送信可能エリア)の外であれば、送信を行わずに警告を表示する。
現場の工事の位置が決まっているので、その現場の位置を基準として、その後データを管理サーバ1に送信できるまでのあいだに移動できる限界の『送信可能エリア』が決まる。この送信可能エリアを設定エリアとする。上記地盤工事データを上記管理サーバ1に送信するときに、当該現場端末2の位置情報が上記送信可能エリアを逸脱していれば、データ改ざんの可能性を疑い、送信を行わずに警告を表示する。このような処理をデータ改ざんに対する障壁とすることにより、データの改ざんを防止する。
また、上記管理サーバ1において、上記地盤工事データと当該現場端末2の位置情報を上記現場端末2から受信し、受信された現場端末2の位置情報が、所定の設定エリア(送信可能エリア)の外であれば、上記承認者端末3に対して報告を送信する。
現場の工事の位置が決まっているので、その現場の位置を基準として、その後データを管理サーバ1に送信できるまでのあいだに移動できる限界の『送信可能エリア』が決まる。この送信可能エリアを設定エリアとする。上記地盤工事データを上記管理サーバ1に送信するときに、当該現場端末2の位置情報が上記送信可能エリアを逸脱していれば、データ改ざんの可能性を疑い、上記承認者端末3に対して報告を送信する。このような処理をデータ改ざんに対する障壁とすることにより、データの改ざんを防止する。
また、上記設定エリアには、撮影可能エリアを含むことができる。
上記撮影可能エリアは、現場端末2によって本発明のアプリケーション機能上で行う画像の撮影が可能となる設定エリアである。つまり、現場端末2が送信可能エリア内にあれば、現場端末2によって本発明のアプリケーション機能上で行う画像撮影ができる。現場端末2が送信可能エリアを逸脱していれば、現場端末2によって本発明のアプリケーション機能上で行う画像撮影ができない。本発明のアプリケーション機能上において現場端末2で撮影された画像は、地盤工事データの一部とすることができる。
〔基本構成の説明〕
管理サーバ1と現場端末2と承認者端末3および管理者端末4は、インターネット5を介して相互に通信可能に接続されている。
上記管理サーバ1は、通信インターフェースや中央演算装置,大容量データ記憶装置などを備えたサーバシステムである。この管理サーバ1は、インターネット5を介してアクセスしてきた端末装置(現場端末2と承認者端末3および管理者端末4)と、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)等のプロトコルに従ってデータ通信を行う。
上記管理サーバ1は、HTMLやPHP,XML等の所定の言語で構築されたウェブサイトが構築され、各端末装置(現場端末2と承認者端末3および管理者端末4)からの要求に応じて、HTMLやPHP等のデジタル文書記述言語により記述された文書や画像を含むデータであるウェブページを各端末装置(現場端末2と承認者端末3および管理者端末4)へ向けて送信する。
上記管理サーバ1には、固有のネットワークアドレス(URL)が与えられている。各端末装置(現場端末2と承認者端末3および管理者端末4)の使用者は、それぞれの端末装置(現場端末2と承認者端末3および管理者端末4)で、上記URLを指定することにより、管理サーバ1にアクセスすることができる。
各端末装置(現場端末2と承認者端末3および管理者端末4)は、上記HTML等のデジタル文書記述言語により記述された文書や画像を含むデータについて、ブラウザにより上記ウェブサイトの閲覧をしうるようになっている。また、当該ウェブサイトにおいて、必要に応じて文書・画像等のデータや認証情報を入力して管理サーバ1に対して送信するなど、所定の処理を実行しうるようになっている。これらの動作の詳細は後述する。
上記管理サーバ1は、通信インターフェースや大容量データ記憶装置などを備えたサーバシステムであり、中央演算装置がハードディスク装置等の外部記憶装置に記録されたプログラムを読み出し、そのプログラムに従って処理を実行する。
上記現場端末2としては、たとえば、スマートフォン端末、タブレット端末、専用端末を用いることができる。上記現場端末2は、インターネット5を介して管理サーバ1と接続されて相互に通信するとともに処理を実行し、後述するような種々の機能を実現する。
上記承認者端末3および管理者端末4は、たとえば、コンピュータ装置を用いることができる。上記承認者端末3および管理者端末4は、インターネット5を介して管理サーバ1と接続されて相互に通信するとともに処理を実行し、後述するような種々の機能を実現する。
〔基本機能の説明〕
本システムは、つぎの4つの基本機能を有する。これらの基本機能以外にも各種の機能を有しており、その詳細は後述する。
第1に本システムは、地盤工事データが現場端末2に記録された時刻を管理する。すなわち、
上記管理サーバ1において、
設定情報として設定時間をデータ格納部18に格納するステップと、
上記地盤工事データを上記現場端末2から受信するステップと、
受信された上記地盤工事データを解析するステップと、
上記解析の結果、上記地盤工事データの記録された時刻が、上記設定時間の外であれば、上記承認者端末3に対して報告を送信するステップと、を実行する。
第2に本システムは、上記現場端末2から上記管理サーバ1に対して地盤工事データを送信するときの上記現場端末2の位置を管理する。すなわち、
上記管理サーバ1において、
設定情報として設定エリアをデータ格納部18に格納するステップと、
上記地盤工事データおよび当該現場端末2の位置情報を上記現場端末2から受信するステップと、
受信された上記位置情報が、上記設定エリアの外であれば、上記承認者端末3に対して報告を送信するステップと、を実行する。
第3に本システムは、上記現場端末2から上記管理サーバ1に対して地盤工事データを送信するときの時刻を管理する。すなわち、
上記現場端末2において、
設定情報として設定時間を上記管理サーバ1からダウンロードするステップと、
上記地盤工事データを上記管理サーバ1に送信するときに、当該現場端末2の内部クロック59における時刻情報が、上記管理サーバ1からダウンロードした上記設定時間の外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップと、を実行する。
第4に本システムは、上記の第2と同様に、上記現場端末2から上記管理サーバ1に対して地盤工事データを送信するときの上記現場端末2の位置を管理する。すなわち、
上記現場端末2において、
設定情報として設定エリアを上記管理サーバ1からダウンロードするステップと、
GPS衛星から当該現場端末2の位置情報を受信するステップと、
上記地盤工事データを上記管理サーバ1に送信するときに、上記GPS衛星から受信した上記位置情報が、上記管理サーバ1からダウンロードした上記設定エリアの外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップと、を実行する。
以下に詳細な構成と機能について説明する。
〔管理サーバ〕
上記管理サーバ1は、通信制御部10と、システム制御部11と、格納制御部12とを備えている。
〔通信制御部10〕
上記通信制御部10は、承認者端末通信部14と、管理者端末通信部15と、現場端末通信部16とを備えている。
上記承認者端末通信部14は、インターネット5を経由した上記承認者端末3との相互通信を制御する。上記管理者端末通信部15は、インターネット5を経由した上記管理者端末4との通信を制御する。上記現場端末通信部16は、インターネット5を経由した上記現場端末2との通信を制御する。
上記承認者端末通信部14は、承認者端末3から設定データを受信する。受信した設定データは、設定手段30を介して設定データ格納部21に格納される。上記承認者端末通信部14は、後述する許諾操作手段31を介し、承認者端末3に対して報告を送信する。ここで承認者端末3に対して送信される報告は、上述した第1の基本機能において、後述する解析手段32による解析の結果、地盤工事データの記録された時刻が、設定時間の外であったときに、上記承認者端末3に対して送信されるものである。また、上記承認者端末3に対して送信される報告は、上述した第1の基本機能において、上記現場端末2から受信した現場端末2の位置情報が、設定エリアの外であるときに上記承認者端末3に対して送信されるものである。
上記現場端末通信部16は、現場端末2からログインデータを受信し、ログイン許可手段33がログインを許可した場合には、ログイン状態を保持して現場端末2と管理サーバ1の通信を制御する。また、上記現場端末通信部16は、現場端末2から送信された地盤工事データを受信する。受信された地盤工事データは、地盤データ格納部22に格納される。また、上記現場端末通信部16は、ログイン状態の現場端末2から、現場端末2のGPS位置情報を受信し、許諾操作手段31における現場端末2の位置管理の処理に供給する。
上記管理者端末通信部15は、上述した第1の基本機能において、後述する解析手段32による解析の結果、地盤工事データの記録された時刻が、設定時間の外であったときに、上記承認者端末3に対して送信される報告と同じ報告を管理者端末4に送信する。
〔格納制御部12〕
上記格納制御部12は、データ格納部18と、データ公開手段19とを備えている。
〔データ格納部18〕
上記データ格納部18は、設定データ格納部21と、地盤データ格納部22と、ログインデータ格納部23とを備えている。
〔ログインデータ格納部23〕
上記ログインデータ格納部23には、上記各端末(承認者端末3、管理者端末4、現場端末2)が管理サーバ1にアクセスするときのログインデータが格納されている。上記ログインデータとしては、たとえば、ID、各端末(承認者端末3、管理者端末4、現場端末2)の使用者(承認者、管理者、現場作業者)ごとに固有の個人パスワード、各現場ごとに割り振られた現場パスワード等をあげることができる。
上記各端末(承認者端末3、管理者端末4、現場端末2)が管理サーバ1にアクセスするときは、ID、個人パスワードおよび現場パスワードを各端末(承認者端末3、管理者端末4、現場端末2)において入力して管理サーバ1に送信する。ID、個人パスワードおよび現場パスワードを受信した管理サーバ1では、後述するログイン許可手段33により、ログインデータ格納部23に格納されたID、個人パスワードおよび現場パスワードと受信したID、個人パスワードおよび現場パスワードを照合し、ログインの許可または不許可を決定する。ログインが許可された端末(承認者端末3、管理者端末4、現場端末2)は、ログイン状態における管理サーバ1との通信が可能となり、以下に述べる各種の処理を実行できるようになる。
〔地盤データ格納部22〕
上記地盤データ格納部22には、現場端末2から送信された地盤工事データが格納される。上記地盤工事データとしては、たとえば、画像データや施工データがあげられる。上記画像データには静止画と動画を含み、現場端末2のカメラ機構51により本システムのアプリケーション制御に基づいて撮影された画像データ、現場端末2のカメラ機構51により本システムのアプリケーション制御に基づかないで撮影された画像データ、汎用デジタルカメラで撮影された画像データが含まれる。上記汎用デジタルカメラで撮影された画像データは、現場端末2の読取機構52により、SDカード等の外部メモリから読み取ることができる。上記施工データは、各種の地盤施工機械において、取得された施工データを用いることができる。これらの施工データは、たとえば施工機械においてSDカード等の外部メモリに保存したものを、現場端末2の読取機構52で読み取ることができる。
〔設定データ格納部21〕
上記設定データ格納部21には、上述した第1〜第4の4つの基本機能により、上記管理サーバ1に地盤工事データを送信する現場端末2の情況を管理するにあたって、必要となる設定データが格納される。上記設定データとしては、設定位置、設定エリア、設定時間が含まれる。
上記設定位置は、地盤工事を行う現場の位置に関するデータである。たとえば、インターネット上のマップ情報提供サービスで提供される位置情報を利用することができる。具体的には、たとえば「google maps」等で提供される緯度と経度の情報を利用することができる。この位置データは、後述する設定エリアを設定するときの中心点とすることができる。
上記設定エリアは、地盤工事を行う現場の位置から所定領域を設定したデータである。たとえば、上記設定位置のポイントを中心とした所定半径の円形領域として設定することができる。設定エリアを構成する領域の設定方法は、これに限定するものではなく、矩形領域や楕円形領域として設定することもできる。
上記設定エリアは、上述した第2および第4の基本機能により、上記現場端末2から上記管理サーバ1に対して地盤工事データを送信するときの上記現場端末2の位置を管理する際に利用することができる。また、上記設定エリアは、上記4つの基本機能以外の付属機能を実現するときにも利用され、上記現場端末2のカメラ機構51を利用した撮影により、画像データを撮影するときの上記現場端末2の位置を管理する際に利用することができる。
上記設定時間は、上述した第1の基本機能により、地盤工事データが現場端末2に記録された時刻を管理する際に利用するものである。また、上記時間データは、上述した第3の基本機能により、上記現場端末2から上記管理サーバ1に対して地盤工事データを送信するときの時刻を管理する際に利用するものである。
上記設定時間は、たとえば、年月日、開始時刻、終了時刻等の各データから構成することができる。あるいは、上記時間データは、年月日、開始時刻、時間範囲等の各データから構成することができる。
〔データ公開手段19〕
上記データ公開手段19は、上記地盤データ格納部22に格納された地盤工事データを、インターネット経由でウェブサイトとして閲覧できるように格納する。このウェブサイトは、施主、工事会社、管理者、承認者、現場責任者などの関係者が地盤工事データを閲覧するためのものである。当該ウェブサイトは、閲覧するためにIDやパスワードなどの入力と承認を必要とするよう、保護されている。
〔システム制御部11〕
上記システム制御部11は、本システムの処理を制御するものであり、設定手段30、許諾操作手段31、解析手段32、ログイン許可手段33を備えている。
〔ログイン許可手段33〕
上記ログイン許可手段33は、上記各端末(承認者端末3、管理者端末4、現場端末2)が管理サーバ1にアクセスしたときに、上述したログインデータ格納部23に格納されたログインデータを参照し、上記各端末(承認者端末3、管理者端末4、現場端末2)がログインの許可または不許可を決定する。
上記ログイン許可手段33では、上記各端末(承認者端末3、管理者端末4、現場端末2)において入力されて管理サーバ1で受信したID、個人パスワードおよび現場パスワードを、ログインデータ格納部23に格納されたものと照合し、ログインを許可するか不許可にするかを決定する。ログインが許可された端末(承認者端末3、管理者端末4、現場端末2)は、ログイン状態における管理サーバ1との通信が可能となり、本システムにおける各種の処理を実行できるようになる。
〔設定手段30〕
上記設定手段30は、位置設定部26、エリア設定部27、時間設定部28を備えている。上記設定手段30は、上記承認者端末3とのデータ通信により、上述した設定データ(設定位置、設定エリア、設定時間)を設定し、各設定データ(設定位置、設定エリア、設定時間)を設定データ格納部21に格納する動作を実行する。
上記位置設定部26は、上記承認者端末3とのデータ通信により、上述した設定位置を設定して設定データ格納部21に格納する動作を実行する。上記承認者端末3において、インターネット上のマップ情報提供サービスで提供される位置情報を取得し、取得した位置情報を管理サーバ1に送信する。管理サーバ1の位置設定部26は、受信した上記位置情報を設定データ格納部21に格納する。上記設定位置は、地盤工事を行う現場の位置に関するデータである。上記位置情報としては、たとえば「google maps」等で提供される緯度と経度の情報を利用することができる。この位置データは、後述する設定エリアを設定するときの中心点とすることができる。
上記エリア設定部27は、上記承認者端末3とのデータ通信により、上述した設定エリアを設定して設定データ格納部21に格納する動作を実行する。上記設定エリアは、地盤工事を行う現場の位置から所定領域を設定したデータであり、たとえば上記設定位置のポイントを中心とした所定半径の円形領域として設定できる。上記承認者端末3において、上記位置情報に対応する現場の位置からの半径を入力し、入力された半径データを管理サーバ1に送信する。管理サーバ1のエリア設定部27は、受信した上記半径データと上記設定位置に基づいて設定エリアを設定し、設定データ格納部21に格納する。
上記時間設定部28は、上記承認者端末3とのデータ通信により、上述した設定時間を設定して設定データ格納部21に格納する動作を実行する。上記承認者端末3は、時間データを入力し、入力された時間データを管理サーバ1に送信する。管理サーバ1の時間設定部28は、受信した上記時間データに基づいて設定時間を設定し、設定データ格納部21に格納する。上記設定時間は、上述したように、年月日、開始時刻、終了時刻等の各データや、年月日、開始時刻、時間範囲等の各データから構成することができる。
〔解析手段32〕
上記解析手段32は、現場端末2から受信した地盤工事データの解析を行い、上記地盤工事データの記録された時刻を読み取る。受信した地盤工事データが画像データであれば、当該画像データが撮影された時刻を読み取り、受信した地盤工事データが施工データであれば、当該施工データが測定や計測等によって取得された時刻を読み取る。
また、上記解析手段32は、読み取った時刻(地盤工事データの記録された時刻)を、設定データ格納部21に格納された設定時間と対比し、地盤工事データの記録された時刻が、設定時間内か設定時間を逸脱しているかを判断する。
上記解析手段32は、現場端末2から地盤工事データを受信するときに、当該現場端末2の位置情報(当該現場端末2がGPS衛星から受信した当該現場端末2の位置情報)を受信する。上記解析手段32は、受信した現場端末2の位置情報を、設定データ格納部21に格納された設定エリアと対比し、当該現場端末2の位置が、設定エリア内か設定エリアを逸脱しているかを判断する。
〔許諾操作手段31〕
上記許諾操作手段31は、上記解析手段32による解析の結果、上記地盤工事データの記録された時刻が、上記設定時間の外に逸脱している場合に、上記承認者端末3に対して報告を送信する。
また、上記許諾操作手段31は、上記解析手段32による解析の結果、受信した現場端末2の位置情報が、設定データ格納部21に格納された設定エリアを逸脱している場合に、上記承認者端末3に対して報告を送信する。
また、上記許諾操作手段31は、承認者端末3からの設定要求通知の実行命令を受信し当該実行命令により設定要求通知を現場端末2に送信し、現場端末2からのログインを待機する。
〔現場端末2〕
上記現場端末2は、具体的には、スマートフォン端末やタブレット端末を用いることができる。また、上記現場端末2として、専用端末を用いることもできる。上記専用端末としては、たとえばデータ送信機能、GPS機能、wi−fi機能、カメラ機構を内蔵し、専用アプリケーションソフトで動作するものとすることができる。
上記現場端末2は、送受信部40と、アプリケーション制御部41と、データ格納部42とを備えている。
また、上記現場端末2は、静止画や動画などの画像データを撮影し記録するためのカメラ機構51と、SDカードなどの外部メモリからデータを読み取るための読取機構52を接続できるようになっている。
また、上記現場端末2は、タッチパネルなどの入力部54、液晶ディスプレイ等の表示部55、バイブレーション機構や電子音発生機構などの報知部56を備えている。
また、上記現場端末2は、GPS衛星から当該現場端末2の位置情報を受信して取得するGPSデータ受信部58と、時刻を計測する内部クロック59を備えている。
上記アプリケーション制御部41は、本発明のアプリケーション機能を実現するために当該現場端末2にインストールされたアプリケーションプログラムの機能を実行する。上記アプリケーション制御部41は、送受信制御部44、カメラ制御部45、判定制御部46、報知制御部47、読取制御部48、格納制御部49を備えている。
上記送受信部40は、インターネットを経由して管理サーバ1と通信し、データの送受信等を行う。
上記送受信制御部44は、上記送受信部40を制御し、設定情報として設定時間を上記管理サーバ1からダウンロードする。また、上記送受信部40により、設定情報として設定位置や設定エリアを上記管理サーバ1からダウンロードする。
上記送受信制御部44は、カメラ機構51で撮影された画像データを管理サーバ1に送信する処理を制御する。
上記送受信制御部44は、読取機構52で読み取った画像データや施工データ等を管理サーバ1に送信する処理を制御する。
上記格納制御部49は、上記管理サーバ1からダウンロードした設定情報(設定位置、設定エリア、設定時間)を、上記データ格納部42に格納する。
上記カメラ制御部45は、カメラ機構51を制御し、静止画や動画などの画像データを撮影して取得する。撮像中の映像は表示部55に表示され、入力部54の操作により静止画を記録したり動画を記録することができる。撮影された画像データは、上述したデータ格納部42に格納することができる。
上記カメラ機構51による画像の撮影は、上述したように、本発明のアプリケーションプログラムの動作としてカメラ制御部45の制御によって撮影される。また、本発明のアプリケーションプログラムの動作としてカメラ制御部45の制御によらず、上記カメラ機構51によって画像を撮影することもできる。
また、カメラ制御部45は、本発明のアプリケーションプログラムの動作として撮影する場合、所定の撮影可能時間内であれば撮影可能とし、撮影可能時間を過ぎていれば、撮影できないよう制御する。また、上記カメラ制御部45は、本発明のアプリケーションプログラムの動作として撮影する場合、上述した撮影可能エリア内に現場端末2があれば撮影を可能とし、現場端末2が撮影可能エリアを逸脱していれば撮影できないよう制御する。
上記読取制御部48は、読取機構52に差し込まれたSDカード等の外部メモリから地盤工事データを読み取る。ここで読み取られる地盤工事データは、上記データ格納部42に格納されることなく、上記送受信制御部44により管理サーバ1に送信される。
外部メモリから読み取る地盤工事データは、たとえば、汎用のデジタルカメラで撮影された画像データや、施工機械によって計測や測定された施工データ等である。
GPSデータ受信部58は、GPS衛星から当該現場端末2の位置情報を受信する。GPS衛星から受信した当該現場端末2の位置情報は、上記地盤工事データを上記管理サーバ1に送信するときに、上記管理サーバ1からダウンロードした上記設定エリアと対比される。
上記内部クロック59は時刻を計測する。上記内部クロック59で計測された時刻は、本発明のアプリケーション機能において、上記地盤工事データを上記管理サーバ1に送信するときに、上記管理サーバ1からダウンロードした上記設定時間と対比される。
上記判定制御部46は、上記地盤工事データを上記管理サーバ1に送信するときに、GPS衛星から受信した当該現場端末2の位置情報を、上記管理サーバ1からダウンロードした上記設定エリアと対比する。上記対比の結果、上記GPS衛星から受信した上記位置情報が、上記管理サーバ1からダウンロードした上記設定エリアの外であれば、送信を行わずに警告を表示するよう制御する。この警告は、たとえば上記表示部55に表示することができるし、報知部56により警告音やバイブレーションで報知してもよい。
また、上記判定制御部46は、上記地盤工事データを上記管理サーバ1に送信するときに、上記内部クロック59で計測された時刻を、上記管理サーバ1からダウンロードした上記設定時間と対比する。上記対比の結果、当該現場端末2の内部クロック59における時刻情報が、上記管理サーバ1からダウンロードした上記設定時間の外であれば、送信を行わずに警告を表示する。この警告は、たとえば上記表示部55に表示することができるし、報知部56により警告音やバイブレーションで報知してもよい。
上記報知制御部47は、報知部56による報知を制御する。
〔承認者端末3〕
上記承認者端末3は、IDやパスワード等の認証情報を管理サーバ1に送信してログインし、インターネット5を経由して管理サーバ1との相互通信を行う。
また、上記承認者端末3は、上述した設定データ(設定位置、設定エリア、設定時間)の設定操作を行い、各設定データ(設定位置、設定エリア、設定時間)を管理サーバ1に送信する。
上述した設定位置を設定するときは、上記承認者端末3は、インターネット上のマップ情報提供サービスで提供される位置情報を取得し、取得した位置情報を管理サーバ1に送信する。上記設定位置は、地盤工事を行う現場の位置に関するデータである。上記位置情報としては、たとえば「google maps」等で提供される緯度と経度の情報を利用することができる。この位置データは、後述する設定エリアを設定するときの中心点とすることができる。
上記設定エリアは、地盤工事を行う現場の位置から所定領域を設定したデータであり、たとえば上記設定位置のポイントを中心とした所定半径の円形領域として設定できる。この設定エリアを設定するときは、上記承認者端末3は、上記位置情報に対応する現場の位置からの半径を入力し、入力された半径データを管理サーバ1に送信する。
上述した設定時間を設定するときは、上記承認者端末3は、時間データを入力し、入力された時間データを管理サーバ1に送信する。上記設定時間は、上述したように、年月日、開始時刻、終了時刻等の各データや、年月日、開始時刻、時間範囲等の各データから構成することができる。
上記承認者端末3は、設定要求通知の送信操作を行う。上記承認者端末3において、送信操作が行われると、設定要求通知の実行命令が管理サーバ1に送信される。上記実行命令を受信した管理サーバ1では、設定要求通知を現場端末2に送信し、現場端末2からのログインを待機する。
〔管理者端末4〕
上記管理者端末4は、IDやパスワード等の認証情報を管理サーバ1に送信してログインし、インターネット5を経由して管理サーバ1との相互通信を行う。
また、上記管理者端末4は、上述した第1の基本機能において、上記解析手段32による解析の結果、地盤工事データの記録された時刻が、設定時間の外であったときに、上記承認者端末3に対して送信される報告と同じ報告を管理サーバ1から受信する。
〔動作の説明〕
上記システムは、つぎのように動作することにより、本発明の地盤工事データ管理プログラムを実行し、本発明の地盤工事データ管理方法を実施する。
◆承認者端末の操作
まず、承認者端末3において、設定データの設定操作を行う。
(1)現場位置の設定
承認者端末3をインターネット上のマップ情報提供サービスに接続し、対象とする地盤工事が行われる現場の位置情報を取得する。たとえば「google maps」により、現場の住所地番を入力したり、表示される地図上において現場の座標位置を指定することにより、緯度と経度の情報を現場の位置情報として取得する。
(2)エリアの設定
上記承認者端末3において、取得した上記位置情報を、設定エリアを設定するときの中心点とした半径を入力し、上記設定位置のポイントを中心とした所定半径の円形領域として設定する。上記設定エリアは、地盤工事を行う現場の位置から所定領域を設定したデータである。
(3)時間の設定
上述した設定時間を設定するときは、上記承認者端末3において、時間データを入力し、入力された時間データを管理サーバ1に送信する。上記設定時間は、上述したように、年月日、開始時刻、終了時刻等の各データや、年月日、開始時刻、時間範囲等の各データから構成することができる。
(4)経過許容時間
現場端末2で撮影可能時間内に行った撮影で得られた画像データの送信時刻が、最終撮影時刻より一定の経過許容時間を過ぎていると、許諾操作手段31は、上記承認者端末3に対して報告を送信する。
このための経過許容時間を上記承認者端末3において設定する。具体的には、最終撮影時刻より60分、90分、120分、150分などの経過許容時間を設定する。最終撮影時刻は管理サーバ1において、受信した画像データを解析することにより取得する。
(5)アップロード
上記承認者端末3を管理サーバ1にログインさせたのち、上記設定データ(設定位置、設定エリア、設定時間、経過許容時間)を、管理サーバ1に送信してアップロードする。
(6)設定要求通知
上記承認者端末3において、設定要求通知の送信操作を行うと、設定要求通知の実行命令が管理サーバ1に送信される。
上記実行命令を受信した管理サーバ1では、設定要求通知を現場端末2に送信し、現場端末2からのログインを待機する。
◆現場端末2の動作
(1)設定要求通知の受信
管理サーバ1から送信された設定要求通知を受信する。現場端末2では、設定要求通知に従って、以下に説明するように、管理サーバ1から設定データをダウンロードし、設定データの確認の結果判断される許諾操作を送信する操作を行う。
(2)管理サーバにログイン
設定要求通知を受信した現場端末2では、まず、ID、現場作業者に固有のパスワード、現場固有のパスワード等の認証情報を管理サーバ1に送信して認証を受け、ログインする。現場端末2からのログインを待機していた管理サーバ1では、ログイン許可手段33がIDやパスワード等の認証情報を認証しログインを許可する。これにより、現場端末2と管理サーバ1が通信状態となる。
このとき、管理サーバ1では、現場での工事が開始されるまでに、複数回の設定要求通知を行い、現場端末2がログインの動作を行うよう催促する。現場での工事が開始される時にログインが行われていなければ、管理サーバ1の許諾操作手段31は、承認者端末3に対して通知を送信し、現場端末2のログイン動作が完了していないことを通知する。このようにして、確実に現場端末2からのログイン動作が行われるようにシステムが管理する。
一方、現場端末2では、設定要求通知を受信してから内部クロック59により時間をカウントし、一定以上の時間ログイン動作が行われなければ、報知制御部47が報知部56を動作させてアラームを鳴らす。
(3)管理サーバから設定データをダウンロード
現場端末2が管理サーバ1にログインしたのち、現場端末2では、管理サーバ1から設定データをダウンロードする。上記設定データは、承認者端末3で設定操作されて管理サーバ1の設定データ格納部21に格納されていたものである。上記設定データは、現場の位置に関する設定位置、設定位置からの所定範囲に関する設定エリア、設定時間に関するデータを含む。
上記設定エリアには、撮影可能エリアと送信可能エリアを含む。
上記撮影可能エリアは、現場端末2によって本発明のアプリケーション機能上で行う画像の撮影が可能となる設定エリアである。つまり、現場端末2が撮影可能エリア内にあれば、現場端末2によって本発明のアプリケーション機能上で行う画像撮影ができる。現場端末2が撮影可能エリアを逸脱していれば、現場端末2によって本発明のアプリケーション機能上で行う画像撮影ができない。本発明のアプリケーション機能上において現場端末2で撮影された画像は、地盤工事データの一部とすることができる。
上記送信可能エリアは、現場端末2から管理サーバ1に対して地盤工事データを送信するときに送信を可能とする、設定位置からの所定範囲に関する設定エリアである。つまり、現場端末2が送信可能エリア内にあれば、現場端末2から管理サーバ1に対して地盤工事データを送信することができる。現場端末2が送信可能エリアから逸脱していれば、現場端末2から管理サーバ1に対して地盤工事データを送信することができない。
上記設定時間には、記録可能時間と送信可能時間を含む。
上記記録可能時間は、地盤工事データが現場端末2に記録された時刻の管理を行うためのものである。すなわち、上記管理サーバ1において、上記現場端末2から上記地盤工事データを受信し、その地盤工事データを解析した結果、上記地盤工事データの記録された時刻が、所定の設定時間の外であれば、上記承認者端末3に対して報告を送信する。
現場の工事の進捗情況に応じて、地盤工事データが本来記録されるべき『記録可能時間』が決まる。この記録可能時間を設定時間とする。上記記録可能時間は、たとえば現場が稼動している時間とすることができる。具体的にはたとえば、9:00〜17:00等に設定することができる。地盤工事データを解析した結果、その記録された時刻が、本来記録されるべき設定時間の範囲を逸脱している場合に、データ改ざんの可能性を疑い、承認者端末3に報告を送る。このような処理をデータ改ざんに対する障壁とすることにより、データの改ざんを防止する。
上記送信可能時間は、上記現場端末2から管理サーバ1に地盤工事データを送信する時刻の管理を行うためのものである。
上記現場端末2において、上記管理サーバ1から所定の設定時間をダウンロードし、上記地盤工事データを上記管理サーバ1に送信するときに、当該現場端末2の内部クロック59における時刻が、上記ダウンロードした設定時間の外であれば、送信を行わずに警告を表示する。
現場の工事の進捗情況に応じて、地盤工事データが記録されるべき時間が決まる。この取得されるべき時間を基準として、その後データを管理サーバ1に送信できる『送信可能時間』が決まる。この送信可能時間を設定時間とする。上記地盤工事データを上記管理サーバ1に送信するときに、当該現場端末2の内部クロック59における時刻が、送信可能時間を逸脱していれば、データ改ざんの可能性を疑い、送信を行わずに警告を表示する。このような処理をデータ改ざんに対する障壁とすることにより、データの改ざんを防止する。
(4)設定データの確認・許諾操作を送信
許諾操作では、現場端末2で現場作業者が確認した設定内容に特殊な事情があれば、管理サーバ1を介して承認者端末3にその旨を通知する。上記特殊な事情とは、たとえば電波の届かない山中に現場がある、地下などでGPSによる位置計測ができない等の事情が考えられる。承認者端末3では、設定内容を再検討して再度設定し、管理サーバ1では再設定された設定データを設定データ格納部21に格納する。ログイン、設定データの確認・許諾の動作は、現場作業者と承認者の双方が認める設定内容で設定データが決まるまで繰り返される。
(5)画像の撮影
本発明のアプリケーション機能上において現場端末2で画像を撮影し、その画像データを地盤工事データの一部とすることができる。本発明のアプリケーション機能上における撮影とは、アプリケーション制御部41のカメラ制御部45によってカメラ機構51を制御した撮影である。撮影される画像には静止画と動画のいずれも含まれる。
ここでの現場端末2による撮影は、所定の撮影可能時間内であれば可能であり、撮影可能時間を過ぎていれば、撮影できないよう、上記カメラ制御部45により制御される。また、当該撮影は、上述した撮影可能エリア内に現場端末2があれば可能であり、現場端末2が撮影可能エリアを逸脱していれば撮影できないよう、上記カメラ制御部45により制御される。
上記カメラ制御部45は、内部クロック59における時刻が、撮影可能時間を過ぎていれば撮影処理を中止する。上記カメラ制御部45は、内部クロック59における時刻が、撮影可能時間内であれば撮影処理を実行し、つぎの送信処理に進む。
上記撮影可能時間は、上述した設定時間に含まれる。上記撮影可能時間は、たとえば現場が稼動している時間を基準にして設定することができる。具体的には、現場の稼動時間を含んでそれより少し長い時間帯とすることができる。たとえば、現場の稼動時間が9:00〜17:00であれば、上記撮影可能時間を9:00〜17:30、あるいは8:30〜17:30とすることができる。この撮影可能時間の設定は、承認者端末3による設定操作で設定され、管理サーバ1の設定データ格納部21に格納され、管理サーバ1から現場端末2にダウンロードされる。
上記カメラ制御部45は、GPSデータ受信部58で受信した当該現場端末2の位置が、上記撮影可能エリアを外れていれば撮影処理を中止する。その場合、報知制御部47による警告表示を行う。この警告表示は『エリア内に戻れ』の表示を表示部55に表示することにより行う。上記カメラ制御部45は、GPSデータ受信部58で受信した当該現場端末2の位置が、上記撮影可能エリア内であれば撮影処理を実行し、つぎの送信処理に進む。
上記撮影可能エリアは、上述した設定エリアに含まれる。上記撮影可能エリアは、現場端末2によって本発明のアプリケーション機能上で行う画像の撮影が可能となる設定エリアである。たとえば、現場の設定位置から半径50メートル以内や100メートル以内に設定することができる。この撮影可能エリアの設定は、承認者端末3による設定操作で設定され、管理サーバ1の設定データ格納部21に格納され、管理サーバ1から現場端末2にダウンロードされる。
(6−1)送信:(5)で撮影された画像
本発明のアプリケーション機能上において現場端末2で撮影した画像データを、地盤工事データとして管理サーバ1に送信する。
ここでの現場端末2による送信は、所定の送信可能時間内であれば可能であり、送信可能時間を過ぎていれば、送信できないよう、上記送受信制御部44により制御される。また、当該送信は、上述した送信可能エリア内に現場端末2があれば可能であり、現場端末2が送信可能エリアを逸脱していれば送信できないよう、上記送受信制御部44により制御される。
上記送信可能時間は、上述した設定時間に含まれる。
上記送信可能時間は、たとえば現場の稼動時間または上記撮影可能時間を基準にして設定することができる。具体的には、現場の稼動時間を含んで現場の稼働時間が終了してから少し遅い時刻までとすることができる。たとえば、現場の稼動時間が9:00〜17:00であれば、上記送信可能時間を9:00〜18:00とすることができる。または、上記撮影可能時間を含んで撮影可能時間が終了してから少し遅い時刻までとすることができる。たとえば、撮影可能時間が9:00〜17:30であれば、上記送信可能時間を9:00〜18:30とすることができる。この送信可能時間の設定は、承認者端末3による設定操作で設定され、管理サーバ1の設定データ格納部21に格納され、管理サーバ1から現場端末2にダウンロードされる。
上記送受信制御部44は、内部クロック59における時刻が、送信可能時間を過ぎていれば画像データの送信処理を中止する。この場合、現場端末2が管理サーバ1にログインした状態で、送信可能時間を過ぎても管理サーバ1は画像データを受信しない。そうすると、管理サーバ1は、承認者端末3にその旨の報告を送信する。そして、承認者端末3において、後述する(8)時間外送信待機処理が実効されることにより、承認者端末3からの許諾通知を現場端末2が受信すれば、画像データの送信を実行する。このような処理をデータ改ざんに対する障壁とすることにより、データの改ざんを防止する。
上記送受信制御部44は、内部クロック59における時刻が、送信可能時間内であれば送信処理を実行し、つぎの処理に進む。
上記送受信制御部44は、GPSデータ受信部58で受信した当該現場端末2の位置が、上記送信可能エリアを外れていれば送信処理を中止する。その場合、報知制御部47による警告表示を行う。この警告表示は『エリア内に戻れ』の表示を表示部55に表示することにより行う。上記送受信制御部44は、GPSデータ受信部58で受信した当該現場端末2の位置が、上記送信可能エリア内であれば送信処理を実行し、つぎの処理に進む。
上記送信可能エリアは、上述した設定エリアに含まれる。上記送信可能エリアは、現場端末2によって本発明のアプリケーション機能上で行う画像データの送信が可能となる設定エリアである。たとえば、現場の設定位置から半径100メートル以内に設定することができる。この送信可能エリアの設定は、承認者端末3による設定操作で設定され、管理サーバ1の設定データ格納部21に格納され、管理サーバ1から現場端末2にダウンロードされる。
(6−2)送信:(5)で撮影された以外の画像データおよび施工データ
本発明のアプリケーション機能を用いずに現場端末2で撮影された画像データ、汎用のデジタルカメラで撮影された画像データ、施工機械で測定や計測された施工データを、地盤工事データとして管理サーバ1に送信することができる。
(6−2−1)
本発明のアプリケーション機能を用いずに現場端末2のカメラ機構51で撮影された画像データは、送受信制御部44により、管理サーバ1に対して送信することができる。管理サーバ1では、この画像データの記録された時刻を解析手段32で解析し、画像データの記録された時刻(撮影時刻)が、設定時間として設定された記録可能時間の外であったときに、上記承認者端末3に対して報告を送信する。このような処理をデータ改ざんに対する障壁とすることにより、データの改ざんを防止する。
(6−2−2)
汎用のデジタルカメラで撮影された画像データは、SDカードなどの外部メモリを介して読取機構52で読み取って、送受信制御部44により、管理サーバ1に対して送信することができる。管理サーバ1では、この画像データの記録された時刻を解析手段32で解析し、画像データの記録された時刻(撮影時刻)が、設定時間として設定された記録可能時間の外であったときに、上記承認者端末3に対して報告を送信する。このような処理をデータ改ざんに対する障壁とすることにより、データの改ざんを防止する。
(6−2−3)
施工機械で測定や計測された施工データは、SDカードなどの外部メモリを介して読取機構52で読み取って、送受信制御部44により、管理サーバ1に対して送信することができる。管理サーバ1では、この施工データの記録された時刻を解析手段32で解析し、施工データの記録された時刻が、設定時間として設定された記録可能時間の外であったときに、上記承認者端末3に対して報告を送信する。このような処理をデータ改ざんに対する障壁とすることにより、データの改ざんを防止する。なお、現場端末2では、上記施工データを開いて閲覧などはできない。
施工データを外部メモリに保存できず、紙データの出力しかできない機種の施工機械では、その紙データを(5)で述べたように撮影し、得られた画像データを地盤工事データとして送信する。
(7)送信可能先の限定
現場端末2における本発明のアプリケーション機能においては、地盤工事データの送信可能な先が、管理サーバ1に限定される。
本発明のアプリケーション機能におけるカメラ制御部45の制御によりカメラ機構51で撮影した画像データは、現場端末2本体のデータ格納部42に保存せずに、管理サーバ1のデータ格納部18に設けられたデータベース(図示していない)に保存することができる。現場端末2本体に画像データが保存されないので、他のアプリケーションでは利用できない。したがって、送信可能な先は管理サーバ1に限定され、SNSなどにアップロードすることができない。
(8)時間外送信待機処理
(6−1)の送信処理において、現場端末2からの送信が送信可能時間の外であった場合、現場端末2では、報知制御部47が待機メッセージを表示部55に表示する。上記待機メッセージは、たとえば『時間外送信待機中、移動せず待機せよ』と表示される。待機メッセージが表示されたままの状態で、現場端末2が送信可能エリアの外に出ると、報知制御手段47は報知部56を動作させてアラームを鳴らし、現場作業者に報知する。
上記送受信制御部44は、内部クロック59における時刻が、送信可能時間を過ぎていれば画像データの送信処理を中止する。この場合、現場端末2が管理サーバ1にログインした状態で、送信可能時間を過ぎても管理サーバ1は画像データを受信しない。そうすると、管理サーバ1は、承認者端末3にその旨の報告を送信する。承認者端末3において、時間外送信待機処理が実効され、承認者端末3からの許諾通知を現場端末2が受信すれば、画像データの送信を実行する。このような処理をデータ改ざんに対する障壁とすることにより、データの改ざんを防止する。
現場端末2が送信可能エリアの外に出たことは、GPSデータ受信部58がGPS衛星から位置情報を受信することにより検知する。上記送信可能エリアは、承認者端末3による設定操作で設定され、管理サーバ1の設定データ格納部21に格納され、管理サーバ1から現場端末2にダウンロードされ、データ格納部42に格納されたものである。判定制御部46が、受信した位置情報とデータ格納部42に格納された送信可能エリアを対比して判定する。このようにして、現場端末2に待機メッセージが表示されたままの状態で、現場端末2が現場を離れたところに持ち出されるのを防止する。
◆管理サーバ1の動作
(1)ログイン待機
上記承認者端末3において、設定要求通知の送信操作を行うと、設定要求通知の実行命令が管理サーバ1に送信される。上記実行命令を受信した管理サーバ1では、設定要求通知を現場端末2に送信し、現場端末2からのログインを待機する。
このとき、管理サーバ1では、現場での工事が開始されるまでに、複数回の設定要求通知を行い、現場端末2がログインの動作を行うよう催促する。現場での工事が開始される時にログインが行われていなければ、管理サーバ1の許諾操作手段31は、承認者端末3に対して通知を送信し、現場端末2のログイン動作が完了していないことを通知する。このようにして、確実に現場端末2からのログイン動作が行われるようにシステムが管理する。現場端末2がログインの動作をしなければ、その後の動作は行われない。
(2)ログイン受付
設定要求通知を受信した現場端末2から、ID、現場作業者に固有のパスワード、現場固有のパスワード等の認証情報を受信すると、ログイン許可手段33がログインデータ格納部23に格納された認証情報を照会して認証し、ログインを許可する。これにより、現場端末2と管理サーバ1が通信状態となる。
(3)現場端末2から許諾操作を受信
現場端末2の処理(4)で説明した設定データの確認・許諾操作を受信する。
許諾操作では、現場端末2で現場作業者が確認した設定内容に特殊な事情があれば、管理サーバ1を介して承認者端末3にその旨を通知する。上記特殊な事情とは、たとえば電波の届かない山中に現場がある、地下などでGPSによる位置計測ができない等の事情が考えられる。承認者端末3では、設定内容を再検討して再度設定し、管理サーバ1では再設定された設定データを設定データ格納部21に格納する。ログイン、設定データの確認・許諾の動作は、現場作業者と承認者の双方が認める設定内容で設定データが決まるまで繰り返される。
許諾操作の受送信が終了すると、システム待機状態となる。
(4)地盤工事データの受信
現場端末2から送信された地盤工事データを受信する。地盤工事データはログイン認証した現場端末2からのみ画像データや施工データを受信し、それ以外のコンピュータ装置などからは原則として受信しない。現場端末2に故障が生じるなどの緊急事態のときに限り、承認者の許諾を受けて受信することができる。現場端末2での送信動作は上述した(6−1)(6−2)(6−2−1)(6−2−2)(6−2−3)で説明したとおりである。
(5)解析
本発明のアプリケーション機能を用いずに現場端末2のカメラ機構51で撮影された画像データ(6−2−1)、汎用のデジタルカメラで撮影された画像データ(6−2−2)、施工機械で測定や計測された施工データ(6−2−3)は、受信した画像データおよび施工データを解析手段32が解析する。
本発明のアプリケーション機能を用いずに現場端末2のカメラ機構51で撮影された画像データは、画像データの記録された時刻(撮影時刻)が、設定時間として設定された記録可能時間の外であったときに、許諾操作手段31は、上記承認者端末3に対して報告を送信する。
汎用のデジタルカメラで撮影された画像データは、画像データの記録された時刻(撮影時刻)が、設定時間として設定された記録可能時間の外であったときに、許諾操作手段31は、上記承認者端末3に対して報告を送信する。
施工機械で測定や計測された施工データは、施工データの記録された時刻が、設定時間として設定された記録可能時間の外であったときに、許諾操作手段31は、上記承認者端末3に対して報告を送信する。
許諾操作手段31が上記承認者端末3に対して報告を送信するとき、許諾操作手段31は、同時に管理者端末4にも同じ報告を送信する。この通知により、承認者の事後許諾を得られるようになる。
解析手段32による解析の結果、画像データまたは施工データの送信時刻が送信可能時間内であるにもかかわらず、記録時刻が所定の記録可能時間を外れている場合、管理サーバ1は承認者端末3に対して報告を送信する。
たとえば、撮影可能時間の設定が9:00〜17:00まで、送信可能時間の設定が9:00〜18:00である場合、たとえば17:50に送信された画像データのなかに17:40に撮影された画像があるケースである。送信可能時間内に送られているので、現場より送信は可能であるが、たとえば修正した工事黒板等を取り直した可能性を否定できない状態である。このような場合には、なぜ作業完了後(現場監督や管理者が不在であろう時間)に撮影したのかを承認者に対して説明させる必要があるからである。
たとえば汎用のデジタルカメラ等であれば、撮影可能時間以外でも撮影自体は出来る(本発明のアプリケーション機能下の撮影はできない)。このため、画像データを解析するのである。なお、管理サーバ1には全ての施工機械の専用ソフトがインストールされ、各機種のデータが処理可能である。管理サーバー1では、施工データや画像データを読み取り専用とし、上書きが出来ないようにしている。承認者や承認者以外のログイン可能者(設計者・現場監督など)は、ログインしたコンピュータ装置やスマートフォン端末、タブレット端末で閲覧のみが可能である。同じソフトがコンピュータ装置にインストールしてあっても改ざんはできない。
上述した各画像データ:本発明のアプリケーション機能で撮影された画像データ(5)、本発明のアプリケーション機能を用いずに現場端末2のカメラ機構51で撮影された画像データ(6−2−1)、汎用のデジタルカメラで撮影された画像データ(6−2−2)は、解析手段32の解析により、最終撮影時刻を決定する。つまり、送信された複数の画像データの撮影時刻うち、最も遅い撮影時刻を決定する。そして、上記送信時刻が上記最終撮影時刻より一定の経過許容時間を過ぎていると、許諾操作手段31は、上記承認者端末3に対して報告を送信する。
たとえば、最終撮影時刻より60分、90分、120分、150分などの経過許容時間が設定されていて、送信時刻が上記経過許容時間を過ぎているときには、撮影終了からなぜ許容時間内に送信が完了できなかったかを承認者に対して説明させる必要があるからである。このような処理をデータ改ざんに対する障壁とすることにより、データの改ざんを防止する。
(6)時間外送信待機処理
(6−1)の送信処理において、現場端末2からの送信が送信可能時間の外であった場合、現場端末2では、報知制御部47が待機メッセージを表示部55に表示する。上記待機メッセージは、たとえば『時間外送信待機中、移動せず待機せよ』と表示される。待機メッセージが表示されたままの状態で、現場端末2が送信可能エリアの外に出ると、報知制御手段47は報知部56を動作させてアラームを鳴らし、現場作業者に報知する。
このとき、許諾操作手段31は、承認者端末3にエリア外逸脱通知を送信する。エリア外逸脱通知は、現場端末2が『時間外送信待機中にエリア外へ逸脱』したことを報告するものである。このとき、許諾操作手段31は、同じエリア外逸脱通知を管理者端末4にも送信する。これにより、設定された送信可能エリア内から必ず送信されることを担保する。不測の事態(災害等)が発生し、承認者の許諾があった場合のみ、時間およびエリアの設定外から受信できることとする。
このとき、現場端末2の位置情報は、ログイン時から現場端末2でGPSデータ受信手段58がGPS衛星から位置情報を受信することにより検知している。現場端末2では、つねに設定エリアの内か外かを表示している。現場端末2がログインされていて、アプリケーション機能が起動している状態で、上記位置情報(内・外)を管理サーバ1に常時送信している。管理サーバ1では、許諾操作手段31が、現場端末2の位置が設定エリア内か外かの判断を行う。
上記送受信制御部44は、内部クロック59における時刻が、送信可能時間を過ぎていれば画像データの送信処理を中止する。この場合、現場端末2が管理サーバ1にログインした状態で、送信可能時間を過ぎても管理サーバ1は画像データを受信しない。そうすると、管理サーバ1は、承認者端末3にその旨の報告を送信する。承認者端末3において、時間外送信待機処理が実効され、承認者端末3からの許諾通知を現場端末2が受信すれば、画像データの送信を実行する。このような処理をデータ改ざんに対する障壁とすることにより、データの改ざんを防止する。
(8)データの公開
データ公開手段19により、画像データおよび施工データは、関係者に閲覧可能な状態に公開する。このとき、上書きが出来ないよう読み取り専用とする。
◆承認者端末の動作
(1)報告の受信
地盤工事データが、送信時間外、送信エリア外、記録時間外であったときに、報告を受信する。
(2)許諾動作
上記報告の結果、承認者が許容できる場合には許諾を行い、許諾操作を行う。承認者が許容できない場合は、承認者が現場と連絡を取り、現場管理者もしくは現場送信者からの事情説明で許容できる範囲と判断した時点で許諾を行う。
許諾動作は、現場端末2からの送信が時間外であった場合、承認者端末3に『時間外に受信』と自動配信のメールが届く。承認者と現場送信者が連絡をとり、許諾するときは、管理サーバ1にログインし、アプリケーション上で『許諾するので受信してOK』というボタンを押す。管理サーバ1はデータを受信し、現場端末2は送信完了となる。
管理サーバ1より受信したデータに時間外のデータが含まれていたとの報告があった場合に、管理者端末4にも報告しているので、事後許諾を行ことができる。
施工日ごとに事前に設定がされた日数単位で作業完了動作を行う。事後許諾が必要な場合を含む。
(3)設定データの変更
問題が発生したり、変更が必要になった場合、承認者端末3で設定データを変更することができる。
(4)システムの開始と完了
システムの開始は、現場単位で、現場端末2のログインが行われた日時が開始である。システムの完了は、送信が行われた施工日ごとに、事前に設定がされた日数単位で、承認者端末2において、アプリケーション機能でログアウト操作が行われたときが完了である。ログアウト操作は、送受信制御部44で制御する。
現場端末2でログアウト操作をせずに送信可能エリアから逸脱した場合、警報を鳴らしてログアウト動作を促す。送信可能エリアから逸脱は、判定制御部46が、GPSデータ受信部58で受信したGPSデータと、データ格納部42に格納された設定エリアのデータとを比較して判断する。警報を鳴らすときは、報知制御部47が報知部56を動作させる。
ログアウト操作の際に、現場端末2に未送信データが存在しない場合、送信可能時間外や送信可能エリア外であっても、ログアウト操作はできるようになっている。未送信データが存在しないことは、判定制御部46で判断する。
ログアウト操作の際に、現場端末2に未送信データが残っている場合、送信動作を促し、送信が終了して未送信データが残らない状態にしてからログアウト操作ができるようになっている。未送信データが残っていることは、判定制御部46で判断する。送信動作を促すのは、報知制御部47が表示部55および報知部56を制御して行う。
ログアウトの操作が無い場合は、翌日以降の現場端末2のログインができない。本システムは改ざんを防止するシステムであるため、承認者端末3に確認を求めたものである。
『エリアへ逸脱』の場合や『時間外送信待機中、移動せず待機せよ』の状態で端末の電源を切ったりアプリケーションを終了させて帰ってしまうことを想定し、翌日のログインをできなくしている。現場最終日であれば承認者端末3で完了ボタンが押されていないので管理者端末4に問い合わせを行うようにし、承認者が現場で起こったことを納得して作業完了ボタンを押すことになる。
(5)時間外送信待機処理
上記現場端末2の送受信制御部44は、内部クロック59における時刻が、送信可能時間を過ぎていれば画像データの送信処理を中止する。この場合、現場端末2が管理サーバ1にログインした状態で、送信可能時間を過ぎても管理サーバ1は画像データを受信しない。そうすると、管理サーバ1は、承認者端末3にその旨の報告を送信する。承認者端末3では、時間外送信待機処理を実効する。時間外送信待機処理は、時間外の送信を許諾できる状態であると承認者が判断したときに行う処理であり、許諾通知を現場端末2に送信する。承認者端末3からの許諾通知を現場端末2が受信すれば、画像データの送信を実行する。このような処理をデータ改ざんに対する障壁とすることにより、データの改ざんを防止する。
〔作用効果〕
以上のように、上記実施形態では、つぎの作用効果を奏する。
本実施形態は、管理サーバと現場端末と承認者端末を用いる。上記管理サーバでは、設定情報として設定時間を格納部に格納するステップと、上記地盤工事データを上記現場端末から受信するステップと、受信された上記地盤工事データを解析するステップとを実行する。そして、上記解析の結果、上記地盤工事データの記録された時刻が、上記設定時間の外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップを実行する。このように、上記現場端末から上記管理サーバに対して送信された上記地盤工事データが記録された時刻を管理する。
上記地盤工事データの記録された時刻が上記設定時間の外であれば、その地盤工事データを記録するときに何らかの改ざん操作が加えられた可能性を否定できない。この場合に上記承認者端末に対して報告を送信することにより、そのような地盤工事データの改ざん操作を抑止することができるのである。
また、本実施形態は、管理サーバと現場端末と承認者端末を用いる。上記管理サーバでは、設定情報として設定エリアを格納部に格納するステップと、上記地盤工事データおよび当該現場端末の位置情報を上記現場端末から受信するステップとを実行する。そして、受信された上記位置情報が、上記設定エリアの外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップを実行する。このように、上記現場端末から上記管理サーバに対して上記地盤工事データを送信するときの上記現場端末の位置を管理する。
受信された上記位置情報が上記設定エリアの外であれば、その地盤工事データを送信する前に何らかの改ざん操作が加えられた可能性を否定できない。この場合に上記承認者端末に対して報告を送信することにより、そのような地盤工事データの改ざん操作を抑止することができるのである。
また、本実施形態は、管理サーバと現場端末を用いる。上記現場端末では、設定情報として設定時間を上記管理サーバからダウンロードするステップを実行する。そして、上記地盤工事データを上記管理サーバに送信するときに、当該現場端末の内部クロックにおける時刻情報が、上記管理サーバからダウンロードした上記設定時間の外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップを実行する。このように、上記現場端末から上記管理サーバに対して上記地盤工事データを送信するときの時刻を管理する。
上記地盤工事データを上記管理サーバに送信するときに、当該現場端末の内部クロックにおける時刻情報が上記管理サーバからダウンロードした上記設定時間の外であれば、その地盤工事データを送信する前に何らかの改ざん操作が加えられた可能性を否定できない。この場合に送信を行わずに警告を表示することにより、そのような地盤工事データの改ざん操作を抑止することができるのである。
また、本実施形態は、管理サーバと現場端末を用いる。上記現場端末では、設定情報として設定エリアを上記管理サーバからダウンロードするステップと、GPS衛星から当該現場端末の位置情報を受信するステップとを実行する。そして、上記地盤工事データを上記管理サーバに送信するときに、上記GPS衛星から受信した上記位置情報が、上記管理サーバからダウンロードした上記設定エリアの外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップを実行する。このように、上記現場端末から上記管理サーバに対して地盤工事データを送信するときの上記現場端末の位置を管理する。
上記地盤工事データを上記管理サーバに送信するときに、上記GPS衛星から受信した上記位置情報が上記管理サーバからダウンロードした上記設定エリアの外であれば、その地盤工事データを送信する前に何らかの改ざん操作が加えられた可能性を否定できない。この場合に送信を行わずに警告を表示することにより、そのような地盤工事データの改ざん操作を抑止することができるのである。
〔変形例〕
以上は本発明の特に好ましい実施形態について説明したが、本発明は図示した実施形態に限定する趣旨ではなく、各種の態様に変形して実施することができ、本発明は各種の変形例を包含する趣旨である。
1:管理サーバ
2:現場端末
3:承認者端末
4:管理者端末
5:インターネット
10:通信制御部
11:システム制御部
12:格納制御部
14:承認者端末通信部
15:管理者端末通信部
16:現場端末通信部
18:データ格納部
19:データ公開手段
21:設定データ格納部
22:地盤データ格納部
23:ログインデータ格納部
26:位置設定部
27:エリア設定部
28:時間設定部
30:設定手段
31:許諾操作手段
32:解析手段
33:ログイン許可手段
40:送受信部
41:アプリケーション制御部
42:データ格納部
44:送受信制御部
45:カメラ制御部
46:判定制御部
47:報知制御部
48:読取制御部
49:格納制御部
51:カメラ機構
52:読取機構
54:入力部
55:表示部
56:報知部
58:GPSデータ受信部
59:内部クロック

Claims (16)

  1. 管理サーバと現場端末を用い、上記管理サーバに対して工事データを送信するときの上記現場端末の情況を管理する工事データ管理方法であって、
    上記現場端末において、
    設定情報として設定時間を上記管理サーバからダウンロードするステップと、
    上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、当該現場端末の内部クロックにおける時刻情報が、上記管理サーバからダウンロードした上記設定時間の外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップと、
    を実行することを特徴とする工事データ管理方法。
  2. 上記現場端末において、
    設定情報として設定エリアを上記管理サーバからダウンロードするステップと、
    GPS衛星から当該現場端末の位置情報を受信するステップと、
    上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、上記GPS衛星から受信した上記位置情報が、上記管理サーバからダウンロードした上記設定エリアの外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップと、
    を実行する請求項1記載の工事データ管理方法。
  3. 管理サーバと現場端末を用い、上記管理サーバに対して工事データを送信するときの上記現場端末の情況を管理する工事データ管理方法であって、
    上記現場端末において、
    設定情報として設定エリアを上記管理サーバからダウンロードするステップと、
    GPS衛星から当該現場端末の位置情報を受信するステップと、
    上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、上記GPS衛星から受信した上記位置情報が、上記管理サーバからダウンロードした上記設定エリアの外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップと、
    を実行することを特徴とする工事データ管理方法。
  4. さらに承認者端末を用い、
    上記管理サーバにおいて、
    設定情報として設定時間を格納部に格納するステップと、
    上記工事データを上記現場端末から受信するステップと、
    受信された上記工事データを解析するステップと、
    上記解析の結果、上記工事データの記録された時刻が、上記設定時間の外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
    を実行する請求項1〜3のいずれか一項に記載の工事データ管理方法。
  5. 上記管理サーバにおいて、
    設定情報として設定エリアを格納部に格納するステップと、
    上記工事データおよび当該現場端末の位置情報を上記現場端末から受信するステップと、
    受信された上記位置情報が、上記設定エリアの外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
    を実行する請求項1〜4のいずれか一項に記載の工事データ管理方法。
  6. 管理サーバと現場端末と承認者端末を用い、上記現場端末から上記管理サーバに対して送信された工事データが記録された時刻を管理する工事データ管理方法であって、
    上記管理サーバにおいて、
    設定情報として設定時間を格納部に格納するステップと、
    上記工事データを上記現場端末から受信するステップと、
    受信された上記工事データを解析するステップと、
    上記解析の結果、上記工事データの記録された時刻が、上記設定時間の外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
    を実行することを特徴とする工事データ管理方法。
  7. 上記管理サーバにおいて、
    設定情報として設定エリアを格納部に格納するステップと、
    上記工事データおよび当該現場端末の位置情報を上記現場端末から受信するステップと、
    受信された上記位置情報が、上記設定エリアの外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
    を実行する請求項6記載の工事データ管理方法。
  8. 管理サーバと現場端末と承認者端末を用い、上記現場端末から上記管理サーバに対して工事データを送信するときの上記現場端末の位置を管理する工事データ管理方法であって、
    上記管理サーバにおいて、
    設定情報として設定エリアを格納部に格納するステップと、
    上記工事データおよび当該現場端末の位置情報を上記現場端末から受信するステップと、
    受信された上記位置情報が、上記設定エリアの外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
    を実行することを特徴とする工事データ管理方法。
  9. 管理サーバと現場端末を用い、上記管理サーバに対して工事データを送信するときの上記現場端末の情況を管理する工事データ管理プログラムであって、
    上記現場端末において、
    設定情報として設定時間を上記管理サーバからダウンロードするステップと、
    上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、当該現場端末の内部クロックにおける時刻情報が、上記管理サーバからダウンロードした上記設定時間の外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップと、
    をコンピュータ装置に実行させることを特徴とする工事データ管理プログラム。
  10. 上記現場端末において、
    設定情報として設定エリアを上記管理サーバからダウンロードするステップと、
    GPS衛星から当該現場端末の位置情報を受信するステップと、
    上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、上記GPS衛星から受信した上記位置情報が、上記管理サーバからダウンロードした上記設定エリアの外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップと、
    をコンピュータ装置に実行させる請求項9記載の工事データ管理プログラム。
  11. 管理サーバと現場端末を用い、上記管理サーバに対して工事データを送信するときの上記現場端末の情況を管理する工事データ管理プログラムであって、
    上記現場端末において、
    設定情報として設定エリアを上記管理サーバからダウンロードするステップと、
    GPS衛星から当該現場端末の位置情報を受信するステップと、
    上記工事データを上記管理サーバに送信するときに、上記GPS衛星から受信した上記位置情報が、上記管理サーバからダウンロードした上記設定エリアの外であれば、送信を行わずに警告を表示するステップと、
    をコンピュータ装置に実行させることを特徴とする工事データ管理プログラム。
  12. さらに承認者端末を用い、
    上記管理サーバにおいて、
    設定情報として設定時間を格納部に格納するステップと、
    上記工事データを上記現場端末から受信するステップと、
    受信された上記工事データを解析するステップと、
    上記解析の結果、上記工事データの記録された時刻が、上記設定時間の外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
    をコンピュータ装置に実行させる請求項9〜11のいずれか一項に記載の工事データ管理プログラム。
  13. 上記管理サーバにおいて、
    設定情報として設定エリアを格納部に格納するステップと、
    上記工事データおよび当該現場端末の位置情報を上記現場端末から受信するステップと、
    受信された上記位置情報が、上記設定エリアの外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
    をコンピュータ装置に実行させる請求項9〜12のいずれか一項に記載の工事データ管理プログラム。
  14. 管理サーバと現場端末と承認者端末を用い、上記現場端末から上記管理サーバに対して送信された工事データが記録された時刻を管理する工事データ管理プログラムであって、
    上記管理サーバにおいて、
    設定情報として設定時間を格納部に格納するステップと、
    上記工事データを上記現場端末から受信するステップと、
    受信された上記工事データを解析するステップと、
    上記解析の結果、上記工事データの記録された時刻が、上記設定時間の外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
    をコンピュータ装置に実行させることを特徴とする工事データ管理プログラム。
  15. 上記管理サーバにおいて、
    設定情報として設定エリアを格納部に格納するステップと、
    上記工事データおよび当該現場端末の位置情報を上記現場端末から受信するステップと、
    受信された上記位置情報が、上記設定エリアの外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
    をコンピュータ装置に実行させる請求項14記載の工事データ管理プログラム。
  16. 管理サーバと現場端末と承認者端末を用い、上記現場端末から上記管理サーバに対して工事データを送信するときの上記現場端末の位置を管理する工事データ管理プログラムであって、
    上記管理サーバにおいて、
    設定情報として設定エリアを格納部に格納するステップと、
    上記工事データおよび当該現場端末の位置情報を上記現場端末から受信するステップと、
    受信された上記位置情報が、上記設定エリアの外であれば、上記承認者端末に対して報告を送信するステップと、
    をコンピュータ装置に実行させることを特徴とする工事データ管理プログラム。
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