JP4598919B2 - コンクリートブロック塀用化粧体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、容易に施工ができると共に優れた外観特性をコンクリートブロック塀にもたらし得るコンクリートブロック塀用化粧体の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、境界壁などの区画の手段や目隠しの手段などとして各種のコンクリートブロック塀が用いられている。
【0003】
かかるコンクリートブロック塀は、各境界の区画機能や、生活空間の目隠し機能などの実用的な機能を奏する構成を備えたものとして構成される一方で、建築物の外回りなどに特有の意匠性をもたらす目的をもって構成されていた。
【0004】
かかる意匠的な特長を当該コンクリートブロック塀にもたらすものとして、スプリットブロックなどの各種の化粧コンクリートブロックの積込みによってコンクリートブロック塀を構成することが試みられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる化粧コンクリートブロックを用いたコンクリートブロック塀は、凹凸様の化粧リブなどを表面に備えたコンクリートブロックを単に積み上げて構成したものであって、構成される塀の面が、単に凹凸を有する一様の塀面とされており、コンクリートブロック塀のイメージを脱却し得るものではなかった。
【0006】
この発明に係るコンクリートブロック塀用化粧体は、かかる従来のコンクリートブロック塀における不具合を解消して、コンクリートブロック塀の各構成部分に長尺状の化粧体を添装状態に止め付けて、当該コンクリートブロック塀に特有の意匠的外観を容易にもたらすことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、前記の目的を達成するために、コンクリートブロック塀に添装される長尺状の化粧本体部と、該化粧本体部の前記コンクリートブロック塀に向き合う側に突設されて該化粧本体部の長手方向に長い取付け板部とを有し、
前記化粧本体部を前記コンクリートブロック塀の側面に添装状態にして、該コンクリートブロック塀の側面に備えられている溝状凹部内に充填された接着剤で前記取付け板部の少なくとも一部を該コンクリートブロック塀に止着して用いるようにしてあることを特徴とするコンクリートブロック塀用化粧体としてある。
【0008】
このように構成されるコンクリートブロック塀用化粧体にあっては、コンクリートブロック塀に備えられている溝状凹部内に充填された接着剤に対して取付け板部を差入れ且つ化粧本体部を前記コンクリートブロック塀に添装状態にして、該取付け板部を前記接着剤で該コンクリートブロック塀に止着することで、該コンクリートブロック塀に長尺状の化粧体を容易且つ確実に設けることができる。
【0009】
このように構成されるコンクリートブロック塀用化粧体にあっては、コンクリートブロック塀の構築に際して、このコンクリートブロック塀に当該化粧体を備え付けることができると共に、既設のコンクリートブロック塀に対して、当該化粧体を容易且つ確実に取付けて、コンクリートブロック塀を特有の意匠的外観を備えたものとして構成することができる。
【0010】
また、このように構成されるコンクリートブロック塀用化粧体にあっては、夫々の化粧目的に対応する外観を有する当該化粧体を用意することによって、コンクリートブロック塀の構成素材や構造などと切り離して、当該コンクリートブロック塀の意匠的外観を形成することができる。
【0012】
このように構成されるコンクリートブロック塀用化粧体は、該コンクリートブロック塀の各側面に柱様、化粧帯様の化粧を当該コンクリートブロック塀に容易にもたらすことができる。
【0015】
次いで、請求項2に記載の発明は、前記目的を達成するために、 コンクリートブロック塀に添装される長尺状の化粧本体部と、該化粧本体部の前記コンクリートブロック塀に向き合う側に突設されて該化粧本体部の長手方向に長い取付け板部とを有し、
前記化粧本体部を前記コンクリートブロック塀の側端面に添装状態にして、該コンクリートブロック塀の側端面に備えられている溝状凹部内に充填された接着剤で前記取付け板部の少なくとも一部を該コンクリートブロック塀に止着して用いるようにしてあることを特徴とするコンクリートブロック塀用化粧体としてある。
【0016】
このように構成されるコンクリートブロック塀用化粧体にあっては、コンクリートブロック塀に備えられている溝状凹部内に充填された接着剤に対して取付け板部を差入れ且つ化粧本体部を前記コンクリートブロック塀に添装状態にして、該取付け板部を前記接着剤で該コンクリートブロック塀に止着することで、該コンクリートブロック塀に長尺状の化粧体を容易且つ確実に設けることができる。
また、このように構成されるコンクリートブロック塀用化粧体にあっては、コンクリートブロック塀の構築に際して、このコンクリートブロック塀に当該化粧体を備え付けることができると共に、既設のコンクリートブロック塀に対して、当該化粧体を容易且つ確実に取付けて、コンクリートブロック塀を特有の意匠的外観を備えたものとして構成することができる。
また、このように構成されるコンクリートブロック塀用化粧体にあっては、夫々の化粧目的に対応する外観を有する当該化粧体を用意することによって、コンクリートブロック塀の構成素材や構造などと切り離して、当該コンクリートブロック塀の意匠的外観を形成することができる。
このように構成されるコンクリートブロック塀用化粧体は、該コンクリートブロック塀の側端面に小口柱様の化粧を当該コンクリートブロック塀に容易にもたらすことができる。
【0017】
次いで、請求項3に記載の発明は、前記の目的を達成するために、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記化粧本体部を、長尺状の化粧板部と該化粧板部の夫々の長手側縁から屈曲されて互いに並行に向き合って備えられる側面板部とを有する構成としてあると共に、前記取付け板部を、前記側面板部間にある前記化粧板部から該側面板部に平行に突設してあることを特徴とするコンクリートブロック塀用化粧体としてある。
【0018】
このように構成されるコンクリートブロック塀用化粧体は、前記特長に併せて、該コンクリートブロック塀から突き出し状態に柱様、化粧帯様の化粧を当該コンクリートブロック塀に容易にもたらすことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の典型的な一実施の形態に係るコンクリートブロック塀用化粧体Aについて詳細に説明する。
図1及び図2は、この典型的な一実施の形態に係るコンクリートブロック塀用化粧体Aを、図3〜図5は当該コンクリートブロック塀用化粧体Aをコンクリートブロック塀Bに用いた第1の適用例を、図6〜図8は第2の適用例を夫々示している。
【0020】
図1は、この発明の典型的な一実施の形態に係るコンクリートブロック塀用化粧体Aを一部を省略して斜め上方から見て、図2は、これを断面して示している。
また、図3は、これを取付け対象であるコンクリートブロック塀Bに設ける状態を斜め上方から見て、図4は、該コンクリートブロック塀用化粧体Aの備えられたコンクリートブロック塀Bを水平の向きで断面して、更に、図5は、このコンクリートブロック塀Bを縦方向で断面して示している。
また、図6は、このコンクリートブロック塀用化粧体Aを取付け対象である他のコンクリートブロック塀Bに設ける状態を斜め上方から見て、図7は、これを水平方向で断面して、図8は、これを縦方向で断面して示している。
【0021】
この典型的な実施の形態に係るコンクリートブロック塀用化粧体Aは、コンクリートブロック塀Bに添装される長尺状の化粧本体部10と、該化粧本体部10の前記コンクリートブロック塀Bに向き合う側に突設されて該化粧本体部10の長手方向に長い取付け板部20とを有し、前記化粧本体部10を前記コンクリートブロック塀Bに添装状態にして、該コンクリートブロック塀Bに備えられている溝状凹部44内に充填された接着剤Cで前記取付け板部20の少なくとも一部を該コンクリートブロック塀Bに一体に止着して用いるようにしてある。
【0022】
かかるコンクリートブロック塀Bに備え付けられるコンクリートブロック塀用化粧体Aは、取付け対象とされるコンクリートブロック塀Bに添装状態に備えられる長尺状の化粧本体部10と、この化粧本体部10の長手方向に長い取付け板部20を一体に有する構成としてあり、当該コンクリートブロック塀Bに添装状態に備えられる長尺状の化粧本体部10及び該化粧本体部10の長手方向に長い取付け板部20を該化粧本体部10に一体に備えているものであれば、いかなる形状、寸法からなるものであっても、また、いかなる素材によって構成してあってもよい。
【0023】
ここでコンクリートブロック塀Bに備え付け用いられるコンクリートブロック塀用化粧体Aは、このコンクリートブロック塀Bに対して構成を予定される外観意匠に対応する形状、寸法を備えて当該意匠の構成に都合の良い素材によって構成される。
【0024】
かかるコンクリートブロック塀用化粧体Aは、前記化粧本体部10と取付け板部20とを一体に備えた各種の板状長尺状材、例えば、各種素材からなる板状プラスチック材、ステンレススチール板材や各種鋼板材や銅合金板材やアルミ合金板材などの各種の板状金属材、各種の板状セラミックス材などによって構成することができる。
【0025】
かかるコンクリートブロック塀用化粧体Aは、例えば、各種の板金や各種の型成形によって成形提供されるものを用いることができる。
更に、典型的には、各種の型成形品、例えば、アルミの押出し形材やプラスチック成形品などを用いることができる。
【0026】
かかるコンクリートブロック塀用化粧体Aを構成する化粧本体部10は、該コンクリートブロック塀用化粧体Aがコンクリートブロック塀Bに備えられて当該コンクリートブロック塀Bの面に目的とする意匠を構成し得る任意の形状、幅及び長さを有するものとして構成される。
【0027】
また、この化粧本体部10に一体に備えられている取付け板部20は、この化粧本体部10の前記コンクリートブロック塀Bに向き合っている側から突設される該化粧本体部10の長手方向に長い構成としてあって、この取付け板部20を備えて構成されるコンクリートブロック塀用化粧体Aを前記コンクリートブロック塀Bにおける溝状凹部44内に充填された接着剤Cによって該コンクリートブロック塀Bに一体に止着され得る形状、寸法を備えたものとして構成される。
【0028】
かかるコンクリートブロック塀用化粧体Aを構成する化粧本体部10は、この図示例にあっては、略長方形状に構成されている化粧板部11における夫々の長さ方向にある縁から互いに同一の側に向けて略直角に屈曲した側面板部12を備えた構成としてあり、この夫々の側面板部12の先端が、当該コンクリートブロック塀用化粧体Aを前記コンクリートブロック塀Bに備え付けた際に、このコンクリートブロック塀Bの面に接し、あるいは近接し、あるいは、このコンクリートブロック塀Bに備えられる溝状凹部44内に入れ込まれるように構成し、当該化粧本体部10によって、コンクリートブロック塀Bの面に間柱様、小口柱様、笠木様の意匠的突出し部を構成し得るようにしてある。
【0029】
また、この化粧本体部10の化粧板部11に備えられる取付け板部20は、この図示例では、前記各側面板部12間にあって、この側面板部12間の略中央を通る線分上に該各側面板部12に平行で、しかも、前記化粧板部11の面から略直角に突き出すように設けてあり、その先端が、前記各側面板部12の先端間を結ぶ線分上にあるように構成してある。
【0030】
かかる化粧本体部10に一体に備えられる取付け板部20は、この取付け板部20を前記コンクリートブロック塀Bの溝状凹部44内に充填された接着剤Cによって該コンクリートブロック塀Bに一体に止着し得るものであれば、いかなる形状に構成してあってもよく、この図示例にあっては、この取付け板部20の先端部を、その断面形状が先端側に突き出す銛状部21に構成してあり、この銛状部21の基部側にある返し部21aが前記接着剤Cに都合良く食いつき接着される構成としてある。
【0031】
また、この図示例にかかるコンクリートブロック塀用化粧体Aは、前記化粧板部11の夫々の長手方向にある縁に沿って備えられている前記側面板部12の先端部を、互いに向き合う側に向けて略直角に屈曲して鍔状屈曲部12aとしてあり、この側面板部12の先端部を前記取付け板部20におけると同様に前記コンクリートブロック塀Bの溝状凹部44内に充填された接着剤C内に差し入れて、該側面板部12を前記コンクリートブロック塀Bに一体に都合良く接着し得る構成としてある。
【0032】
また、この鍔状屈曲部12aを含む前記側面板部12と化粧板部11並びに前記取付け板部20における前記コンクリートブロック塀Bの取付け面側にある面、具体的には、前記側面板部12の互いに向き合っている面12’と、これに連続されている前記コンクリートブロック塀Bに向き合っている化粧板部11の面11’と、この化粧板部11の面11’から突設されている前記取付け板部20の両面20’と、前記側面板部12の互いに向き合っている面12’に連続している前記鍔状屈曲部12aの面12’aとを、凸条と凹条とを順次に連続して有する止着面30として構成してあり、前記コンクリートブロック塀Bの溝状凹部44内に充填された接着剤Cに当該コンクリートブロック塀用化粧体Aが、より効果的に食いつき状態で止着され得るようにしてある。
【0033】
また、かかるコンクリートブロック塀Bに備えられるコンクリートブロック塀用化粧体Aにあっては、前記コンクリートブロック塀用化粧体Aの表面側、即ち、前記コンクリートブロック塀Bに対する取付け面側以外の面、より具体的には、前記コンクリートブロック塀Bに向き合っている側と反対の側にある前記化粧板部11の面11”と前記側面板部12の互いに向き合っている側と反対側の面12”に適宜の化粧を施して構成される。
【0034】
かかるコンクリートブロック塀用化粧体Aの化粧は、このコンクリートブロック塀用化粧体Aを構成する素材面を表面に露出させることによってなすようにしてあってもよく、また、このコンクリートブロック塀用化粧体Aを構成する前記の面11”、面12”に吹きつけ、塗りつけ、焼き付けなどによる塗装処理を施し、あるいは、この面11”、面12”に樹脂塗膜層をコーテイングによって構成し、あるいは、この面11”、面12”に適宜の化粧シート材や化粧フイルム材、例えば、各種のプラスチックシート材やプラスチックフイルム材をラミネートによって積層状態に設けるなど、各種の表面化粧層13を備えたものとして構成してあってもよい。
【0035】
図示例にあっては、かかる表面化粧層13の典型例として、前記面11”、面12”に化粧シート材を、その周縁部が前記鍔状屈曲部12aの内側まで延びるようにラミネートして設け、前記面11”及び面12”を覆うように備えられる該表面化粧層13の剥離を効果的に防止するようにしてある。
【0036】
また、この図示例にあっては、前記化粧本体部10における化粧板部11と側面板部12との屈曲連設部の内側に沿って、互いに向き合い且つ先端側を漸次近付けるように湾曲した一対の弧状片31a、31aで構成される溝状部31を備えた構成としてある。
この溝状部31は、一対の弧状片31a、31aによって構成される半円より大きい円弧状の断面を備えたものとしてあり、別段に用意される開口塞ぎ板50を当該コンクリートブロック塀用化粧体Aの側端部に止め付けるタッピングスクリュー51のねじ込み手段として用い得るようにしてある。
【0037】
また、かかる塞ぎ板50の止め付けに用いられる溝状部31を、前記化粧本体部10における長手方向に亙って設け、この化粧本体部10を備えて構成されるコンクリートブロック塀用化粧体Aを、その任意の長さ位置で切断して、その夫々の切断端面に対して、当該塞ぎ板50を確実に止め付け得るようにしてある。
【0038】
かかる化粧本体部10の側端部に止め付けられる塞ぎ板50は、コンクリートブロック塀Bに備えられたコンクリートブロック塀用化粧体Aにおける該コンクリートブロック塀Bの面から突き出している該化粧本体部10の一対の側面板部12間と化粧板部11とに亙って備えられる四角形板としてあり、しかも、当該塞ぎ板50における前記化粧板部11に沿う縁部の両側部分に備えられた孔50aから前記溝状部31にタッピングスクリューをねじ入れて、この塞ぎ板50を前記化粧本体部10の側端部に止め付け用い得るようにしてある。
かかる塞ぎ板50は、前記コンクリートブロック塀用化粧体Aと共にコンクリートブロック塀Bに取付け用い得る素材であれば、いかなる素材によって構成してあってもよく、例えば、プラスチック材、ステンレススチール材や各種鋼材や銅合金材やアルミ合金材などの各種の金属材、各種のセラミックス材などによって構成することができる。
また、この塞ぎ板50は、その表面を化粧面とすることが好ましい。
かかる化粧は、例えば、該塞ぎ板50面に対する化粧シートや化粧フイルムのラミネート処理、各種塗料の塗装処理、各種化粧膜層のコーテイング処理などによる化粧とすることができ、例えば、この塞ぎ板50の取付け用いられるコンクリートブロック塀用化粧体Aの化粧に適合した化粧とすることができる。
【0039】
かかるコンクリート塀用化粧体AをコンクリートブロックBに止着する手段として用いられる接着剤Cは、前記溝状凹部44内に充填可能で、しかも、該コンクリート塀用化粧体AをコンクリートブロックBに一体に都合良く止め付け得る接着機能を有するものであれば、いかなる接着剤であってもよく、例えば、エポキシ系接着剤やウレタン系接着剤などの各種の合成樹脂系接着剤や、セメントペーストやセメントモルタルなどのセメント系接着剤などの各種の接着剤が、当該コンクリートブロックBに対するコンクリート塀用化粧体Aの取り付けの各態様に合わせて用いられる。
【0040】
かかる構成からなるコンクリートブロック塀用化粧体Aの取付け対象であるコンクリートブロック塀Bは、前記接着剤Cが充填されると共に前記コンクリートブロック塀用化粧体Aにおける取付け板部20の差し入れ得る溝状凹部44を備えたコンクリートブロック塀Bであれば、いかなる構成のコンクリートブロック塀Bであってもよく、通常コンクリートブロックの積込みによって構成される各種のコンクリートブロック塀Bであっても、また、スプリットコンクリートブロックなどの各種の化粧コンクリートブロックの積込みによって構成されるコンクリートブロック塀Bであってもよい。
【0041】
図3〜図5で示されるコンクリートブロック塀Bは、縦方向に化粧用の溝状凹部を有するコンクリートブロック40を用いてコンクリートブロック塀Bを常法によって構成したものであって、縦筋42を所定間隔毎に備えた基礎上に順次にセメントモルタル41を介在させながら該コンクリートブロック40を積み上げ、所定高さ毎に横筋43を配しながら所定積み込み高さまで積み上げて構成してあり、この積み込まれた当該コンクリートブロック40の縦方向にある溝状凹部によって、コンクリートブロック塀Bの夫々の側面Baに、前記接着剤Cが充填され且つ前記コンクリートブロック塀用化粧体Aの取付け板部20が入れ込み止着される溝状凹部44として用いられる縦方向の溝状凹部44aを備えた構成としてある。
【0042】
また、前記コンクリートブロック塀Bの構成において、必要に応じて、その上端部に横筋用コンクリートブロック40’を積み上げ、この横筋用コンクリートブロック40’の上面の長さ方向にある溝状凹部によって、前記接着剤Cが充填され且つ前記コンクリートブロック塀用化粧体Aの取付け板部20が入れ込み止着される溝状凹部44として用いられる溝状凹部44bを該コンクリートブロック塀Bの上端面Bbに水平の向きに連続するように構成する。
【0043】
また、前記コンクリートブロック塀Bの構成において、このコンクリートブロック塀Bの側端部を、必要に応じて、隅コンクリートブロックに代えて、側面の上下方向に溝状凹部を有する通常コンクリートブロック40”を用いて構成し、このコンクリートブロック塀Bの側端面Bcに、前記接着剤Cが充填され且つ前記コンクリートブロック塀用化粧体Aの取付け板部20が入れ込み止着される溝状凹部44として用いられる溝状凹部44cを、前記コンクリートブロック40”の溝状凹部によって上下方向に連続するように構成する。
【0044】
なお、図において45は門扉の設置部を、46はフェンスを示している。
【0045】
図6〜図8で示されるコンクリートブロック塀Bは、横方向に化粧用の溝状凹部を有するコンクリートブロック40を用いてコンクリートブロック塀Bを常法によって構成したものであって、縦筋42を所定間隔毎に備えた基礎上に順次にセメントモルタル41を介在させながら該コンクリートブロック40を積み上げ、所定高さ毎に横筋43を配しながら所定積み込み高さまで積み上げて構成してあり、この積み込まれた当該コンクリートブロック40の横方向にある溝状凹部によって、コンクリートブロック塀Bの夫々の側面Baに、前記接着剤Cが充填され且つ前記コンクリートブロック塀用化粧体Aの取付け板部20が入れ込み止着される溝状凹部44として用いられる横方向の溝状凹部44aを備えた構成とする。
【0046】
また、前記コンクリートブロック塀Bの構成において、必要に応じて、その上端部に横筋用コンクリートブロック40’を積み上げ、この横筋用コンクリートブロック40’の上面の長さ方向にある溝状凹部によって、前記接着剤Cが充填され且つ前記コンクリートブロック塀用化粧体Aの取付け板部20が入れ込み止着される溝状凹部44として用いられる溝状凹部44bを該コンクリートブロック塀Bの上端面Bbに水平の向きに連続するように構成する。
【0047】
また、前記コンクリートブロック塀Bの構成において、このコンクリートブロック塀Bの側端部を、必要に応じて、隅コンクリートブロックに代えて、側面の上下方向に溝状凹部を有する通常コンクリートブロック40”を用いて構成し、このコンクリートブロック塀Bの側端面Bcに、前記接着剤Cが充填され且つ前記コンクリートブロック塀用化粧体Aの取付け板部20が差し入れ止着される溝状凹部44として用いられる溝状凹部44cを、前記コンクリートブロック40”の溝状凹部によって上下方向に連続するように構成する。
【0048】
なお、図において45は門扉の設置部を、46はフェンスを示している。
【0049】
このように構成されるコンクリートブロック塀Bにおける前記溝状凹部44に対して、前記接着剤Cを充填し、この充填接着剤Cによって前記コンクリートブロック塀用化粧体Aを前記コンクリート塀Bに一体に止め付け、当該コンクリートブロック塀Bの外面意匠を構成する。
また、このコンクリートブロック塀Bに止め付けられたコンクリートブロック塀用化粧体Aにおける側端面に、適宜、必要に応じて、前記塞ぎ板50を添装し、この塞ぎ板50を前記孔50aからタッピングスクリュー51を前記コンクリートブロック塀用化粧体Aの前記溝状部31にねじ入れて、該コンクリートブロック塀用化粧体Aに止め付けて、当該コンクリートブロック塀Bの外面意匠を構成する。
あるいは、また、適宜、必要に応じて、このコンクリートブロック塀Bに止め付けられるコンクリートブロック塀用化粧体Aにおける側端面に、前もって、前記塞ぎ板50を添装し、この塞ぎ板50を前記孔50aからタッピングスクリュー51を前記コンクリートブロック塀用化粧体Aの前記溝状部31にねじ入れて、該コンクリートブロック塀用化粧体Aに止め付け用意し、これを前記コンクリートブロック塀Bに添装すると共に前記接着剤Cを用いて該コンクリートブロック塀Bに止め付けて、当該コンクリートブロック塀の外面意匠を構成する。
【0050】
かかるコンクリートブロック塀Bに対するコンクリートブロック塀用化粧体Aの取付けは、前記コンクリートブロック塀Bに備えられる溝状凹部44に前記接着剤Cを充填し、この充填接着剤Cにコンクリートブロック塀用化粧体Aにおける前記取付け板部20を差し入れ、該接着剤Cの硬化による接着によってなされる。
【0051】
かかるコンクリートブロック塀用化粧体Aの前記コンクリートブロック塀Bに対する止着に用いられる接着剤Cは、前記溝状凹部44内に充填されて前記コンクリートブロック塀用化粧体Aを、その取付け板部20の少なくとも一部において前記コンクリートブロック塀Bに一体に止着し得る態様に備えられておれば、いかなる態様で当該溝状凹部44内に充填されていてもよく、例えば、前記溝状凹部44の全長に亙って充填されていてもよく、また、該溝状凹部44の長さ方向の一部に部分的に充填されていても良い。また、この溝状凹部44の凹部をその深さ方向で完全に埋めるように充填されていても良く、また、該溝状凹部44の底部分に部分的に充填されていてもよい。
【0052】
かかるコンクリートブロック塀Bに備え付けられるコンクリートブロック塀用化粧体Aは、夫々に当該コンクリートブロック塀Bに構成される外観意匠に対応した部分の前記各溝状凹部44の任意の溝状凹部44を用い、この選択された溝状凹部44に対して、適宜接着剤Cを充填用意し、コンクリートブロック塀Bに対して化粧本体部10を添装状態にしたコンクリートブロック塀用化粧体Aの取付け板部20を、この溝状凹部44内の接着剤Cに差し入れ、この溝状凹部44内で該取付け板部20を当該コンクリートブロック塀Bに対して一体に止着するようにして、当該コンクリートブロック塀用化粧体Aを当該コンクリートブロック塀Bに設けている。
【0053】
かかるコンクリートブロック塀用化粧体Aは、更に、具体的には、前記コンクリートブロック塀Bにおける夫々の側面Baにある縦方向の溝状凹部44aに前記の接着剤C、典型的には、各種の合成樹脂系の接着剤、例えば、エポキシ接着剤やウレタン系接着剤などからなる接着剤Cを充填用意し、当該コンクリートブロック塀用化粧体Aの取付け板部20を該接着剤C内に差入れ、該コンクリートブロック塀Bに一体に止着して、該コンクリートブロック塀Bの側面Baに縦方向に向けてコンクリートブロック塀用化粧体Aを設け、所謂、間柱様の付け柱状化粧外観を当該コンクリートブロック塀Bにもたらす。
【0054】
かかるコンクリートブロック塀Bに備えられるコンクリートブロック塀用化粧体Aは、必要に応じて、その上端部上を、このコンクリートブロック塀Bに備えられる笠木や、該コンクリートブロック塀Bの上端面Bbに備えられる横向きのコンクリートブロック塀用化粧体Aによって覆うように構成する。
また、必要に応じて、この縦向きに備えられたコンクリートブロック塀用化粧体Aの上端部に前記塞ぎ板50をタッピングスクリュー51によって止め付け、このコンクリートブロック塀用化粧体Aにおける上端側の開口を、この塞ぎ板50によって塞いだ構成とする。
また、必要に応じて、この縦向きに備えられるコンクリートブロック塀用化粧体Aの上端部に前記塞ぎ板50をタッピングスクリュー51によって前もって止め付け用意し、この塞ぎ板50を備えたコンクリートブロック塀用化粧体Aを、この塞ぎ板50側を上方にしてコンクリートブロック塀Bに前記接着剤Cで止め付け、上端部の塞がれた、所謂、間柱様の付け柱状化粧外観のコンクリートブロック塀Bを構成する。
【0055】
なお、この図示例にあっては、該コンクリートブロック塀用化粧体Aのコンクリートブロック塀Bに対する取り付けにおいて、前記コンクリートブロック塀用化粧体Aにおける前記各側面板部12の先端側を前記コンクリートブロック塀Bに備えられる各溝状凹部44a内に入れ込むことによって、当該コンクリートブロック塀用化粧体Aを更に意匠効果の高い状態でコンクリートブロック塀Bに備えさせるようにしてある。
かかるコンクリートブロック塀用化粧体Aのコンクリートブロック塀Bに対する取り付けにおいて、該コンクリートブロック塀用化粧体Aの側面板部12の入れ込まれる溝状凹部44a内に、前もって前記接着剤C、典型的には、各種の合成樹脂系接着剤、例えば、エポキシ系接着剤やウレタン系接着剤などからなる接着剤Cを充填用意すると共に、この接着剤C内に前記側面板部12の先端部を差入れてコンクリートブロック塀Bに一体に止着するようにしてある。
【0056】
また、前記コンクリートブロック塀用化粧体Aは、前記コンクリートブロック塀Bにおける夫々の側面Baにある横方向の溝状凹部44aに前記接着剤C、典型的には、各種の合成樹脂系の接着剤、例えば、エポキシ系接着剤やウレタン系接着剤などからなる接着剤Cを充填用意し、当該コンクリートブロック塀用化粧体Aの取付け板部20を該接着剤C内に差入れて該コンクリートブロック塀Bに一体に止着して、該コンクリートブロック塀Bの側面Baに横方向に向けてコンクリートブロック塀用化粧体Aを設け、所謂、化粧帯様の付け梁状化粧外観を当該コンクリートブロック塀Bにもたらす。
【0057】
かかるコンクリートブロック塀Bに備えられるコンクリートブロック塀用化粧体Aは、必要に応じて、その側端面を、このコンクリートブロック塀Bの側端面Bcに備えられる縦向きのコンクリートブロック塀用化粧体Aによって覆うように構成する。
また、必要に応じて、この横向きに備えられたコンクリートブロック塀用化粧体Aの側端部に前記塞ぎ板50をタッピングスクリュー51によって止め付け、このコンクリートブロック塀用化粧体Aにおける側端側の開口を、この塞ぎ板50によって塞いだ構成とする。
また、必要に応じて、この横向きに備えられるコンクリートブロック塀用化粧体Aの側端部に前記塞ぎ板50をタッピングスクリュー51によって前もって止め付け用意し、この塞ぎ板50を備えたコンクリートブロック塀用化粧体Aを、この塞ぎ板50側を側端としてコンクリートブロック塀Bに前記接着剤Cで止め付け、側端部の塞がれた、所謂、化粧帯様の付け梁状化粧外観のコンクリートブロック塀Bを構成する。
【0058】
なお、この図示例にあっては、該コンクリートブロック塀用化粧体Aのコンクリートブロック塀Bに対する取り付けにおいて、前記コンクリートブロック塀用化粧体Aにおける前記各側面板部12の先端側を前記コンクリートブロック塀Bに備えられる各溝状凹部44a内に入れ込むことによって当該コンクリートブロック塀用化粧体Aを更に意匠効果の高い状態でコンクリートブロック塀Bに備えさせるようにしてある。
【0059】
かかるコンクリートブロック塀用化粧体Aのコンクリートブロック塀Bに対する取り付けにおいて、該コンクリートブロック塀用化粧体Aの側面板部12の入れ込まれる溝状凹部44a内に、前もって前記接着剤C、典型的には、各種の合成樹脂系接着剤、例えば、エポキシ系接着剤やウレタン系接着剤などからなる接着剤Cを充填用意すると共に、この接着剤C内に前記側面板部12の先端部を差入れてコンクリートブロック塀Bに一体に止着するようにしてある。
【0060】
また、前記コンクリートブロック塀Bにおける上端面Bbの水平方向にある溝状凹部44bに、接着剤C、典型的には、セメント系接着剤、例えば、セメントモルタルを充填用意し、この接着剤Cのセメントモルタル内に前記取付け板部20を差入れ、該コンクリートブロック塀Bに一体に止着して、該コンクリートブロック塀Bの上端面Bb上に水平向きにコンクリートブロック塀用化粧体Aを設け、所謂、笠木状の化粧を備えたコンクリートブロック塀Bを構成する。
【0061】
かかるコンクリートブロック塀Bに備えられるコンクリートブロック塀用化粧体Aは、その側端開口を、必要に応じて、このコンクリートブロック塀Bの側端面Bcに備えられる縦向きのコンクリートブロック塀用化粧体Aによって塞ぐように構成する。
また、必要に応じて、この横向きに備えられたコンクリートブロック塀用化粧体Aの側端部に前記塞ぎ板50をタッピングスクリュー51によって止め付け、このコンクリートブロック塀用化粧体Aにおける側端側の開口を、この塞ぎ板50によって塞いだ構成とする。
また、必要に応じて、この横向きに備えられるコンクリートブロック塀用化粧体Aの側端部に前記塞ぎ板50を、タッピングスクリュー51によって前もって止め付け用意し、この塞ぎ板50を備えたコンクリートブロック塀用化粧体Aを、この塞ぎ板50側を側端としてコンクリートブロック塀Bの上端面Bbに前記接着剤Cで止め付け、側端部の塞がれた、所謂、笠木状の化粧外観のコンクリートブロック塀Bを構成する。
【0062】
なお、この図示例にあっては、このコンクリートブロック塀Bにおける上端面Bbに備えられるコンクリートブロック塀用化粧体Aが、より笠木状に機能するように、該コンクリートブロック塀用化粧体Aにおける前記側面板部12が、このコンクリートブロック塀Bにおける側面Baの上端側を覆うように該上端面Bbからやや側方に突き出した位置から下方に向けて屈曲して設けられるようにしてある。
【0063】
また、前記コンクリートブロック塀Bにおける側端面Bcの縦方向にある溝状凹部44cに、接着剤C、典型的には、セメント系接着剤、例えば、セメントモルタルを充填用意し、この接着剤Cのセメントモルタル内に当該コンクリートブロック塀用化粧体Aの取付け板部20を差入れ、コンクリートブロック塀Bに一体に止着して、該コンクリートブロック塀Bの側端面Bcに添って当該側端面Bcを覆う小口柱様の付け柱状化粧外観を当該コンクリートブロック塀Bにもたらす。
【0064】
かかるコンクリートブロック塀Bに備えられるコンクリートブロック塀用化粧体Aは、その上端部上を、必要に応じて、このコンクリートブロック塀Bに備えられる笠木や、該コンクリートブロック塀Bの上端面Bbに備えられる横向きのコンクリートブロック塀用化粧体Aによって覆うように構成する。
また、必要に応じて、この縦向きに備えられたコンクリートブロック塀用化粧体Aの上端部に前記塞ぎ板50をタッピングスクリュー51によって止め付け、このコンクリートブロック塀用化粧体Aにおける上端側の開口を、この塞ぎ板50によって塞いだ構成とする。
また、必要に応じて、この縦向きに備えられるコンクリートブロック塀用化粧体Aの上端部に前記塞ぎ板50をタッピングスクリュー51によって前もって止め付け用意し、この塞ぎ板50を備えたコンクリートブロック塀用化粧体Aを、この塞ぎ板50側を上方にしてコンクリートブロック塀Bの側端面Bcに前記接着剤Cで止め付け、上端部の塞がれた、所謂、小口柱様の付け柱状化粧外観のコンクリートブロック塀Bを構成する。
【0065】
この図示例にあっては、このコンクリートブロック塀Bにおける側端面Bcに備えられるコンクリートブロック塀用化粧体Aにおける側面板部12がコンクリートブロック塀Bの側面Baに向き合うように前記側端面Bcから離れた位置に備えられていると共に、前記鍔状屈曲部12aの先端が該側面Baに近接した状態としてある。
なお、このコンクリートブロック塀Bとコンクリートブロック塀用化粧体Aとの間に構成される隙間に対して前記接着剤C、例えば、セメントモルタルを充填し、このコンクリートブロック塀用化粧体Aを前記コンクリートブロック塀Bに対して面的に接着するようにしてあってもよい。
【0066】
なお、前記図示例のコンクリートブロック塀用化粧体Aは、当該コンクリートブロック塀用化粧体Aの典型的な一例を示したものであって、前記図示例以外の任意の形状、寸法のコンクリートブロック塀用化粧体Aを任意の素材によって構成用いることができる。
【0067】
また、前記図示例のコンクリートブロック塀Bは、前記コンクリートブロック塀用化粧体Aの備えられる典型的なコンクリートブロック塀Bの一例を示したものであって、この図示例以外の各種の形態からなるコンクリートブロック塀Bを、各種のコンクリートブロック40によって構成用いることができる。
【0068】
また、前記図示例にあっては、前記コンクリートブロック塀用化粧体Aを、各溝状凹部44a、44b、44cの夫々に取り付けた状態で、当該コンクリートブロック塀Bの化粧を構成するようにしてあるが、この溝状凹部44a、44b、44cの中の任意の一つ以上に、当該コンクリートブロック塀用化粧体Aを備え付けて当該コンクリートブロック塀Bの化粧を構成するようにしてあってもよい。
【0069】
【発明の効果】
この発明に係るコンクリートブロック塀用化粧体は、コンクリートブロック塀に添装される長尺状の化粧本体部と、該化粧本体部の前記コンクリートブロック塀に向き合う側に突設されて該化粧本体部の長手方向に長い取付け板部とを有し、前記化粧本体部を前記コンクリートブロック塀に添装状態にして、該コンクリートブロック塀に備えられている溝状凹部内に充填された接着剤で前記取付け板部の少なくとも一部を該コンクリートブロック塀に止着して用いるようにしてあることから、該コンクリートブロック塀に長尺状の化粧体を容易且つ確実に設けることができる利点を有している。
【0070】
また、コンクリートブロック塀の構築に際して、このコンクリートブロック塀に当該化粧体を備え付けることができると共に、既設のコンクリートブロック塀に対して、当該化粧体を容易且つ確実に取付けて、コンクリートブロック塀を特有の意匠的外観を備えたものとして構成できる利点を有している。
【0071】
また、夫々の化粧目的に対応する外観を有する当該化粧体を用意することによって、コンクリートブロック塀の構成素材や構造などと切り離して、当該コンクリートブロック塀の意匠的外観を形成できる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な一実施の形態に係るコンクリートブロック塀用化粧体の斜視図
【図2】同平断面図
【図3】典型的な一実施の形態に係るコンクリートブロック塀用化粧体を典型的なコンクリートブロック塀に備えている状態を示す斜視図
【図4】同要部平断面図
【図5】同要部縦断面図
【図6】典型的な一実施の形態に係るコンクリートブロック塀用化粧体を他の典型的なコンクリートブロック塀に備えている状態を示す斜視図
【図7】同要部平断面図
【図8】同要部縦断面図
【符号の説明】
A コンクリートブロック塀用化粧体
B コンクリートブロック塀
C 接着剤
10 化粧本体部
11 化粧板部
12 側面板部
20 取付け板部
44 溝状凹部
Claims (3)
- コンクリートブロック塀に添装される長尺状の化粧本体部と、該化粧本体部の前記コンクリートブロック塀に向き合う側に突設されて該化粧本体部の長手方向に長い取付け板部とを有し、
前記化粧本体部を前記コンクリートブロック塀の側面に添装状態にして、該コンクリートブロック塀の側面に備えられている溝状凹部内に充填された接着剤で前記取付け板部の少なくとも一部を該コンクリートブロック塀に止着して用いるようにしてあることを特徴とするコンクリートブロック塀用化粧体。 - コンクリートブロック塀に添装される長尺状の化粧本体部と、該化粧本体部の前記コンクリートブロック塀に向き合う側に突設されて該化粧本体部の長手方向に長い取付け板部とを有し、
前記化粧本体部を前記コンクリートブロック塀の側端面に添装状態にして、該コンクリートブロック塀の側端面に備えられている溝状凹部内に充填された接着剤で前記取付け板部の少なくとも一部を該コンクリートブロック塀に止着して用いるようにしてあることを特徴とするコンクリートブロック塀用化粧体。 - 前記化粧本体部を、長尺状の化粧板部と該化粧板部の夫々の長手側縁から屈曲されて互いに並行に向き合って備えられる側面板部とを有する構成としてあると共に、前記取付け板部を、前記側面板部間にある前記化粧板部から該側面板部に平行に突設してあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンクリートブロック塀用化粧体。
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