JPS62248749A - コンクリ−ト系壁体の化粧構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ Ｌ！上辺上月上！・ 本発明はコンクリート系材料又はコンクリート系材料か
らなる建築物、構築物等の壁体表面に外装又は内装のた
めに化粧板を取り付けた化粧構造に関する。

保＊小話伽 現場打ちコンクリート、プレキャストコンクリート版、
軽量気泡コンクリート（ＡＬＣ板）、押出成形センメン
ト板等で得られるコンクリート系壁体は、その表面が奇
麗とは言い難いので、その表面に何らかの化粧を施すの
が一般的である。

最も簡単なものは塗装することであるが、コンクリート
の表面が荒いので塗装だけで奇麗に仕上げることはでき
ない、そこで、表面にタイルを張ったり、骨材を組み付
けてその表面に化粧板を取り付けたりしていた。

が　　しよう　　る、Ｊ　へ 塗装をする場合は別にして、従来の化粧手段では、いず
れにしても手数がかかり、高価なものとなっていた。

本発明はこのような点を改善するためになされたもので
、簡単にコンクリート系の壁体表面に化粧を施すことの
できる化粧構造を提供することを目的としたものである
。

［発明の構成］ 。　　　占　　　　　　　る　− そのため、本発明はコンクリート系壁体の表面から内部
にへこんだ凹部を形成させ、その凹部に係合部を形成さ
せる一方、化粧板にはその裏面に前記凹部の係合部に係
合する取付部を設け、その取付部を係合部に係合させて
固定するようにしたことを特徴とするものである。

上記凹部はコンクリート板製造時又はコンクリート打設
時に塩化ビニール等のプラスチック材を埋め込んだり、
押出成形セメント板の場合には押出成形時に形成させて
も良く、さらにはコンクリート板を目地を形成させて並
べるものにあっては、その目地に係合部を形成させるよ
うにしても良い。

本発明の場合、コンクリート系壁体で壁面等を構成させ
た場合には、その表面には凹部の開口部が複数平行に直
線状に並ぶことになる。上記のようにこの凹部内には係
合部があるので、この係合部に係合される取付部を有す
る化粧板を、その取付部を凹部に差し込むようにして入
れると、取付部が係合部に係合されて、化粧板が自動的
に設置される。

夾ム遣 第１図はプレキャストコンクリート版１の表面にアルミ
ニウム合金の化粧板２を設置した状態の断面図である０
図示のように一定方向に直線状に複数平行に並べられた
凹部３がコンクリート板ｌに形成されている。この凹部
３はコンクリート打設時に第２図図示の形状に断面形状
が成形された硬質塩化ビニール４を取り付け、埋め込ん
だものである。もちろん、他のプラスチック材を使用す
ることも可能である。

この凹部３の断面形状は図に示すように表面の開口部５
の縁部６．７の部分をほぼ直線状に切り込み、その内側
に円弧状の空胴８を形成させた形状である。従って、縁
部６．７は空Ｙ！４８から見ると突出した形状となって
いる。この実施例では、この突出した縁部６，７を係合
部とするものである。

上記係合部６，７と係合する取付部９．１０が設けられ
ている。上端の取付部９は先端からほぼ直角に曲げられ
た腕部９ａの先端に板９ｂが直交するように形成されて
おり、下端の取付部１０は最下端よりやや上の位置から
直角に突出させられた腕部１０ａの先端ＩＧｂを斜め上
に曲げた形状とされている。このように下端の取付部ｌ
Ｏを最下端の位置からやや上としたのは図示のように化
粧板２を一部オーバーラップさせるためである。そのた
め化粧板２の上端にはオーバーラツプ部１１が形成され
ている。また、化粧板２の裏面にはコンクリート板ｌと
密着させないようにスペーサ１２が形成されている。

前記のようにこの実施例の化粧板２はアルミニウム合金
の形材で構成されているので、その取付部９．１０の腕
部９ａ、ｌｏａは弾性を宥している。従って、その長さ
を縁部６，７の厚さと合せておけば、この取付部９．ｌ
Ｏを凹部３に入れることにより化粧板２をコンクリート
板ｌの表面に因♀ナスごＪ−がで看スー画荘口　訪Ｉｋ
笛め騰修１士コンクリート板ｌに担わせることができる
ので。

化粧板同士に隙間ができても特に問題はない。

上記のようにこの実施例は、化粧板２を単にその取付部
９．１０をコンクリート板ｌの凹部３に差し込むだけで
取り付けることができる。凹部３、取付部９．１０の形
状は上記例に限定されるものではない。凹部に差し込む
ことによって化粧板を固定できる形状ならどのようなも
のでも良い。

以下コンクリート板の凹部、化粧板の取付部の形状の他
の例を二個だけ挙げておく。

第３図はコンクリート板１５を建築物表面に取り付ける
ときに、上下のコンクリート板の間に横目地１６ができ
るようにされた場合の例で、この横目地１６をも凹部と
して使用しようとするものである。コンクリート板１５
の上端を単なる平面とせずに段違い部を形成させ、その
面に切欠部１７を形成させ、ここを係合部としたもので
ある。

図の例は化粧板１８の高さがコンクリート板１５の高さ
より低く、１枚のコンクリート板１５に複数の化粧板１
Ｂが取り付けられる例である。従つて、コンクリート板
１５の中間部分に前記例と同様にして凹部１９を形成さ
せ、この凹部１９内に係合部２０を形成させである。化
粧板１８の上端の取付部２１は上記係合部１７．２０に
係合される形状に成形され、かつ、下端の取付部２４は
化粧板１８の取付部２１を形成させる腕２２に形成させ
た係合部２３に係合させるように成形されている。

この実施例の場合、上記のように化粧板１８の下側の取
付部２４は、化粧板１８の上側の取付部を構成させる部
分に係合させる形状としているが、凹部内に差し込むこ
とに変りはなく１作用効果上特に区別しなければならに
ものではない、また、この実施例の場合、腕２２にパツ
キン２５を取り付け、目地１６及び、凹部１９内に水が
浸入するのを防いでいる。同様に化粧板１８は下側から
順に上下の取付部２１を凹部に差し込むだけで固定でき
ることは理解できるであろう。

第４図は第３図に示したパツキン２５の代りに使用する
パツキン２７の断面図で、この断面形状のものを使用す
ることにより前記のパツキン２５より取付部２１を下方
に押し付ける力を強くすることができる。

なお、この実施例の場合、コンクリート板１５の設置時
に隣接するものとの間に間隔を持たせているので、隣接
するコンクリート板との間にシール材２６を充填させて
いる。

第５図はさらに他の実施例であり、下端の取付部３０を
化粧板３１と一体とせずに、ステンレス等のバネ材で凹
部３２の係合部３３に係合するように成形したものであ
る。この取付部３０は化粧板３１の長さ全体に渡って設
ける必要はなく、小さなものを数箇所に取り付けておく
だけで良い。

化粧板３１の上端の取付部３４は形状が若干異なるだけ
で基本的には前二例と同様に凹部３２の係合部３３に係
合できるように一体に成形されている。

上記実施例においては化粧板としていずれもアルミニウ
ム合金の形材を用いているが、その他のができる。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、コンクリート系壁体に凹
部を形成させ、この凹部に係合部を形成させるとともに
、化粧板に上記係合部に係合する取付部を形成させてい
るので、化粧板を単にその取付部を凹部に挿入するだけ
で固定することができ、きわめて簡単にコンクリート系
壁体の化粧を施すことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は一実施例の断面図、第２図はその凹部の拡大断
面図、第３図は他の実施例の断面図、第４図はパツキン
の他の実施例の断面図、第５図はさらに他の実施例の凹
部付近の断面図。 ｌ：コンクリート板、２：化粧板、３：凹部、６．７：
縁部、８：空胴部、９．１０：取付部。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）コンクリート系壁体にその表面から内部にへこん
   だ凹部を形成させ、その凹部に係合部を形成させる一方
   、化粧板の裏面に前記凹部の係合部に係合する取付部を
   設け、その取付部を前記壁体の係合部に係合させて化粧
   板をコンクリート系壁体に固定したことを特徴とするコ
   ンクリート系壁体の化粧構造。
2. （２）前記コンクリート系壁体に凹部の形状に成形され
   たプラスチック板を埋め込んで凹部とした特許請求の範
   囲第１項記載のコンクリート系壁体の化粧構造。
3. （３）コンクリート系壁体が押出しセメント材を押し出
   して得たコンクリート板で構成され、その押出成形時に
   凹部を成形させた特許請求の範囲第１項記載のコンクリ
   ート系壁体の化粧構造。
4. （４）コンクリート系壁体がプレキャストコンクリート
   版としたものを並べて形成されるもので、並べるに際し
   て上下間に横目地を形成させるものからなり、その横目
   地を一部の凹部とした特許請求の範囲第１項記載のコン
   クリート系壁体の化粧構造。
5. （５）化粧板の取付部を化粧板と一体に形成させた特許
   請求の範囲第１項ないし第４項記載のいずれかのコンク
   リート系壁体の化粧構造。
6. （６）化粧板の取付部を別途用意したものを化粧板に取
   り付ける特許請求の範囲第１項ないし第４項記載のいず
   れかのコンクリート系壁体の化粧構造。