JP4596374B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は原稿読取装置に関するものであり、詳細には、両面読取機能を備えた原稿読取装置に関するものである。
自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダ、ADF)を備えた原稿読取装置においては、前記ADFに表面読取用の第1の読取部と裏面読取用の第2の読取部とを備え、原稿搬送経路に原稿を1回通過させるだけで両面読取が可能な構成をとるものがある。このようなワンパスADF方式の構成において、前記第2の読取部は密閉型として紙粉及び埃等のゴミの侵入を防止し、内部に配置される光学部品等にゴミが付着しないように構成されていることが多い。
このように原稿裏面読取用の読取部が密閉構造をとる場合、前記読取部の光源および雰囲気温度が非常に高温となる。このため、温度上昇による読取部のフレームの変形および光軸のズレなどの原因となっていた。しかし、温度上昇を抑えるために読取部に開放部を設けると、ゴミ等の影響でスキャナフレーム内が汚染されるという問題があった。
この点に関し、例えば特許文献1は、画像読取装置ではなく画像形成装置(光書込装置)に関するものであるが、高温部材等の冷却効率を上げるためにハウジング外部に突出した放熱部を持つ構成を開示する。
特開2006−27011号公報
前記特許文献1で開示された発明は、放熱部を設けて熱源からの熱を効率良く放熱しようとするものであるが、放熱部を装置外部に露出させるための孔を設けており、装置の密閉状態が失われている。従って、特許文献1は、装置内部がゴミ等で汚染されてしまうという問題点を解決することができない。
本発明は以上の点に鑑みてされたものであり、その目的は、原稿裏面用の読取部において、密閉構造を保ちつつ、光源の熱を外部へ効率良く放熱可能な構成を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の原稿読取装置が提供される。即ち、この原稿読取装置は、原稿を搬送するための原稿搬送経路と、前記原稿の第1面を読み取るための第1の読取部と、前記原稿の第2面を読み取るための第2の読取部とを備える。前記第2の読取部は、密閉空間を形成するスキャナフレームと、前記密閉空間の内部に配置される原稿読取りのための光源と、を備える。前記スキャナフレームは、前記光源を保持する放熱部材と、ガイドと、を備える。前記放熱部材は、前記密閉空間を区画するとともに当該密閉空間の内外に跨って配置される。また、前記スキャナフレームの前記原稿搬送経路を向く面には、凹部が形成される。前記ガイドは、前記凹部を閉じて前記原稿搬送経路を構成するとともに、前記放熱部材に接するように構成されている。
また、本発明の別の観点によれば、以下の構成の原稿読取装置が提供される。即ち、この原稿読取装置は、原稿を搬送するための原稿搬送経路と、前記原稿の第1面を読み取るための第1の読取部と、前記原稿の第2面を読み取るための第2の読取部とを備える。前記第2の読取部は、密閉空間を形成するスキャナフレームと、前記密閉空間の内部に配置される原稿読取りのための光源と、を備える。前記スキャナフレームは、前記光源を保持する放熱部材と、板金部材と、を備える。前記放熱部材は、前記密閉空間を区画するとともに当該密閉空間の内外に跨って配置される。前記板金部材は、前記放熱部材に接しており、当該板金部材の少なくとも一部が前記原稿搬送経路に露出している。
これにより、第2の読取部の密閉を保ちつつ、前記放熱部材を前記第2の読取部の外部に露出させて、前記光源の熱を前記第2の読取部の外部へ効果的に放熱することができる。
また、凹部を閉じるガイドを設けることにより、前記凹部に用紙が引っかかることを防ぐことができる。そして、当該ガイドに放熱部材を接触させることにより、前記放熱部材から前記ガイドに伝わった熱を用紙に逃がすことができるので、前記光源の冷却効果を増大させることができる。
あるいは、板金部材を設け、当該板金部材に放熱部材を接触させることにより、放熱面積が増大し、また、用紙への熱の伝達によって、冷却効果を増大させることができる。
前記原稿読取装置においては、前記スキャナフレーム外部において前記放熱部材にフィンが形成されていることが好ましい。
これにより、第2の読取部の外部で露出する前記放熱部材の表面積を増やし、前記光源の冷却効果を増大させることができる。
前記原稿読取装置においては、前記スキャナフレームに凹部が形成され、前記フィンは前記凹部内に配置されることが好ましい。
これにより、前記フィンが凹部内に配置されることで、スキャナフレームからフィンが外部に大きく突出するのを防止できる。従って、第2の読取部をコンパクトに構成できるとともに、フィンが原稿搬送経路を遮って原稿の搬送の邪魔になることを防止できる。
前記原稿読取装置においては、前記凹部は細長い形状であることが好ましい。
これにより前記凹部内を空気が通過し易くなり、冷却効果を増大させることができる。
前記原稿読取装置においては、前記光源は発光ダイオード(LED)光源であることが好ましい。
即ち、LED光源は温度によって光量が変化し易い特性を有しているため、本発明の構成とすることが特に有効である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係る原稿読取装置としてのイメージスキャナ装置10を含むコピーファクシミリ複合機(複合機)20の外観斜視図である。図1に示すように、コピーファクシミリ複合機20は、ブックスキャナ及びオートドキュメントフィードスキャナとして機能するイメージスキャナ装置10を備える。また、複合機20は、コピー部数、ファクシミリ送信先及び原稿読取等を指示するための操作パネル77と、記録媒体としての用紙に画像を形成する画像形成部等を内蔵した本体78と、前記用紙を順次供給する給紙カセット79と、を備えている。前記本体78は、通信回線を介して画像データを伝送するための図略の送受信部を備える。
次に図2を参照して、前記複合機20が備えるイメージスキャナ装置10について説明する。図2はイメージスキャナ装置10の正面断面図である。図2に示すように、イメージスキャナ装置10は、プラテンガラス22と原稿台カバー21とを備えている。この原稿台カバー21には自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダ、ADF)25が備えられている。また、イメージスキャナ装置10は、原稿の画像を読み取るためのスキャナユニット(第1の読取部)50及び第2スキャナユニット(第2の読取部)60を備えている。
このイメージスキャナ装置10をオートドキュメントフィードスキャナとして使用する場合は、前記ADF25によって原稿を1枚ずつ搬送する。そして、原稿の表側の面(第1面)の画像はスキャナユニット50によって読み取られ、裏側の面(第2面)の画像は第2スキャナユニット60によって読み取られる。
一方、イメージスキャナ装置10をブックスキャナとして使用する場合は、読み取るべきブック原稿をユーザがプラテンガラス22上に載置して、その上から原稿台カバー21によって押圧して、ブック原稿が動かないように固定する。この状態で、スキャナユニット50によって原稿の画像を読み取ることができるようになっている。
図2に示すように、前記原稿台カバー21が備えるADF25は、原稿台カバー21の上部に設けられた原稿トレイ23と、この原稿トレイ23の下方に設けられた排出トレイ24と、を備える。
図2に示すように、前記原稿台カバー21の内部には、原稿トレイ23と排出トレイ24とを繋ぐ湾曲状の原稿搬送経路30が構成されている。この構成で、原稿トレイ23に重ねてセットされた原稿は、1枚ずつ分離されて湾曲状の前記原稿搬送経路30に沿って搬送され、排出トレイ24へ排出される。原稿の読取開始等の指示は、図2において省略されている操作パネル77によって行うことができる。
次に、原稿搬送経路30に沿って、ADF25の各部の詳細な構成を説明する。
図2に示すように、原稿トレイ23から原稿搬送経路30に原稿が供給される箇所にはピックアップローラ31が配置されている。このピックアップローラ31の下流側には分離ローラ32が備えられ、この分離ローラ32に対向して対向ローラ37が配置されている。ピックアップローラ31は原稿トレイ23上の最上層の原稿を繰り込み、下流の分離ローラ32へ向かって搬送する。分離ローラ32は、原稿を対向ローラ37との間でニップしながら駆動することで、原稿を1枚ずつ分離し、更に下流側へ搬送する。
分離ローラ32の下流側には、レジストローラ39と、このレジストローラ39と対になる対向ローラと、が配置されている。レジストローラ39は前記対向ローラとともに、分離ローラ32によって搬送されてくる原稿の先頭側を一時的に止めて弛ませ、所定時間後に弛みを除去しつつ下流側に搬送する。これにより、原稿の斜行が矯正される。
レジストローラ39の下流側には、複数の搬送ローラ33,34,35が設けられる。また、この搬送ローラ33,34,35のそれぞれに対向するようにローラが配置されている。前記レジストローラ39の駆動によって下流側へ搬送された原稿は、搬送ローラ33,34,35とそれらに対向するローラとによりニップされて、更に下流側へ搬送される。
2つの搬送ローラ34,35の間には第1原稿読取位置80が設定されており、この第1原稿読取位置80を通過する原稿は、以下に説明するスキャナユニット50によって走査され、読み取られる。なお、この第1原稿読取位置80にはプラテンローラ29が配置されている。
スキャナユニット50を説明する。このスキャナユニット50は本体78側に設置されるとともに、ADF25及びプラテンガラス22の下方に配置されている。また、このスキャナユニット50は、光源51と、反射ミラー52,53,54と、集光レンズ55と、電荷結合素子(CCD)56と、を備えている。光源51は前記ADF25の前記第1原稿読取位置80(又はプラテンガラス22)に対して光を照射し、反射ミラー52,53,54は原稿からの反射光を反射させる。そしてこの反射光を集光レンズ55で収束させて、この収束光がCCD56の部分で結像するように構成されている。
スキャナユニット50の光源51及び反射ミラー52等は移動可能に構成されている。前述したようにイメージスキャナ装置10をブックスキャナとして使用する場合は、スキャナユニット50の光源51及び反射ミラー52等をプラテンガラス22に沿って移動させる。これによって、プラテンガラス22上に載置された原稿を走査できるようになっている。
一方、イメージスキャナ装置10をオートドキュメントフィードスキャナとして使用する場合(ADF25を用いて原稿を読み取る場合)は、光源51及び反射ミラー52等は、図2に示すように、前記第1原稿読取位置80に対向する位置まで移動させて静止させておく。この状態でADF25を駆動することにより、原稿搬送経路30を搬送されて第1原稿読取位置80を通過する原稿の表側の面を、スキャナユニット50が走査して読み取ることができる。
スキャナユニット50において、原稿からの反射光は前述のとおりCCD56へ導かれて結像し、CCD56は原稿の画像情報に応じた電気信号を出力する。この信号は適宜変換処理され、複合機20が備える画像形成部に送信される。そして、この送信された画像情報が画像形成部によって記録媒体としての用紙に転写されることで、複合機20のコピー機能等が実現される。
原稿搬送経路30において、前記第1原稿読取位置80の下流側(搬送ローラ35の下流側)には第2原稿読取位置90が設定されている。この第2原稿読取位置90を通過する原稿の裏面は、次に説明する第2スキャナユニット60によって走査されて読み取られる。
第2スキャナユニット60は、内部の光学系を構成する部品等を保持するスキャナフレーム12を備えている。このスキャナフレーム12は、原稿の裏面を読み取るための読取ガラス42を備えている。この読取ガラス42は、第2スキャナユニット60の底部であって、前記第2原稿読取位置90に対応する位置に配置される。
スキャナフレーム12は中空状に構成されるとともに、その内部空間を密閉可能に構成されている。そして、この密閉された空間の内部に、第2スキャナユニット60の構成部品が配置される。この第2スキャナユニット60は前記スキャナユニット50と同様に、LED光源61と、反射ミラー62,63,64,65と、集光レンズ67と、及び電荷結合素子(CCD)57と、を備えている。前記LED光源61は前記読取ガラス42を介して第2原稿読取位置90に光を照射し、原稿からの反射光は反射ミラー62,63,64,65によって反射し、更に集光レンズ67で収束してCCD57の部分に結像する。CCD57は、スキャナユニット50におけるCCD56と同様に、原稿の画像情報に応じた電気信号を出力する。この信号も適宜変換処理され、複合機20が備える画像形成部に送信される。
また、スキャナフレーム12の第2原稿読取位置90(前記読取ガラス42)に対向するように、プラテンローラ38がADF25本体部分に配置されている。この構成で、前記搬送ローラ35により搬送された原稿がプラテンローラ38の部分に差し掛かると、当該原稿はプラテンローラ38により搬送されながらその裏側の面が走査されて読み取られる。
以上のようにして2つの原稿読取位置で表裏両面の内容を読み取られた原稿は、排出ローラ36によって搬送され、排出トレイ24へ排出される。このようにして、原稿搬送経路30に原稿を1回通過させるだけで両面読取が可能な構成の、いわゆるワンパス方式のADF25が構成されている。
次に図3及び図4を参照して、第2スキャナユニット60のLED光源61近傍の構成について説明する。図3は図2に示されたイメージスキャナ装置10におけるADF25の拡大図である。図4は第2スキャナユニットのLED光源61近傍を示す要部拡大図である。
第2スキャナユニット60の構成部品を保持するスキャナフレーム12は、フレーム本体41と、前記読取ガラス42と、放熱部材43と、閉鎖部材(板金部材)44と、を備えている。フレーム本体41は中空箱状に構成され、その底面には貫通状の切欠部45が形成されている。この切欠部45は、原稿の幅方向(図3の紙面に垂直な方向)に細長く形成されている。
図4に示すように、前記切欠部45の短手方向一側の縁部には前記読取ガラス42が固定され、この読取ガラス42の端部には放熱部材43が設置される。この放熱部材43は傾斜状の取付面を備えており、この取付面に前記LED光源61が固定される。LED光源61は、この放熱部材43によって前記読取ガラス42の近傍位置に保持されている。放熱部材43は例えば押出成形によって厚肉状に形成されており、LED光源61を効果的に冷却するために熱容量が大きく確保されている。
前記閉鎖部材44は板金を折り曲げて形成されている。この閉鎖部材44は、前記放熱部材43と同様に原稿の幅方向に細長く形成され、その短手方向一端が前記放熱部材43の上面に密着するように固定されている。また、この閉鎖部材44の短手方向他端は、前記切欠部45の縁部(読取ガラス42と反対側の縁部)において、前記フレーム本体41に固着されている。
この結果、フレーム本体41に開口されている前記切欠部45は、読取ガラス42、放熱部材43及び閉鎖部材44によって密閉され、スキャナフレーム12内に密閉空間が構成されている。言い換えれば、フレーム本体41、読取ガラス42、放熱部材43及び閉鎖部材44は、第2スキャナユニット60の光学系を収容する密閉空間を区画している。
前記閉鎖部材44は適宜折り曲げられており、この結果、前記切欠部45に相当する位置においてスキャナフレーム12の下面に凹部46が形成されている。この凹部46は前記放熱部材43と同様に原稿の幅方向に細長く形成され、この凹部46内(スキャナフレーム12の密閉空間の外部)に前記放熱部材43の一部が露出している。放熱部材43が凹部46内に露出している部分には、凹部46の長手方向に細長いフィン48が形成されている。
前記凹部46の内部には、前記排出ローラ36に対向するニップローラ70の軸が配置されている。また、前記凹部46を閉じるように、前記スキャナフレーム12の下面にはガイド47が固定されている。このガイド47は原稿搬送経路30の一部を構成するとともに、搬送される原稿の先頭が前記凹部46に入り込んで詰まりを生じることを防いでいる。また、このガイド47は前記放熱部材43に接触するように配置されている。
次に、原稿読取時にLED光源61から発せられた熱の流れについて説明する。LED光源61から発した熱は放熱部材43に伝わり、更に閉鎖部材44とガイド47に伝達される。放熱部材43に伝達された熱は、フィン48によって前記凹部46内へ効率よく放熱される。また、閉鎖部材44とガイド47に伝達された熱も凹部46内へ放熱される。更に、原稿搬送経路30に沿って送られてきた原稿は、ガイド47及び閉鎖部材44が原稿搬送経路30に露出した部分に接触又は近接しながら通過することによって、ガイド47及び閉鎖部材44の熱を受け取る。このように、原稿を媒介して熱を逃がすことで冷却効果を更に増大させることができる。
また、ADF25は図略の通風装置を備えており、この通風装置が生起した冷却風が前記凹部46内を原稿幅方向に沿って流れるように構成されている。これにより、前記凹部46が冷却風を流すダクトのような機能を発揮し、放熱部材43、ガイド47、閉鎖部材44からの放熱を促進させる。特に、放熱部材43に形成されたフィン48は前述のとおり前記凹部46の長手方向に形成されており、これは冷却風の流れる方向と同じなので、大きな冷却効果を得ることができる。
以上に示すように、本実施形態の複合機20はイメージスキャナ装置10を備え、このイメージスキャナ装置10は、原稿を搬送するための原稿搬送経路30と、前記原稿の表面を読み取るためのスキャナユニット50と、前記原稿の裏面を読み取るための第2スキャナユニット60と、を備える。前記第2スキャナユニット60は、密閉空間を形成するスキャナフレーム12と、この密閉空間の内部に配置される原稿読取りのためのLED光源61と、を備える。スキャナフレーム12は、前記LED光源61を保持する放熱部材43を備える。この放熱部材43は、前記密閉空間を区画するとともに当該密閉空間の内外に跨って配置される。
これにより、第2スキャナユニット60の密閉を保ちつつ、前記放熱部材43を前記第2スキャナユニット60の外部に露出させて、LED光源61の熱を前記第2スキャナユニット60の外部へ効果的に放熱することができる。
また、本実施形態では、前記密閉空間の外部において前記放熱部材43にフィン48が形成されている。
これにより、第2スキャナユニット60の密閉空間の外部で露出する放熱部材43の表面積を増やし、LED光源61の冷却効果を増大させることができる。
また、本実施形態では、前記スキャナフレーム12に凹部46が形成され、前記フィン48は前記凹部46内に配置される。
これにより、前記フィン48が凹部46内に配置されることで、スキャナフレーム12からフィン48が外部に大きく突出するのを防止できる。従って、第2スキャナユニット60をコンパクトに構成できるとともに、フィン48が原稿搬送経路30を遮って原稿の搬送の邪魔になることを防止できる。
また、本実施形態のイメージスキャナ装置10は、前記凹部46を閉じて前記原稿搬送経路30を構成するガイド47を備える。そして、前記ガイド47は前記放熱部材43に接するように構成されている。
これにより、前記凹部46に原稿の先頭が入り込んで詰まることをガイド47により防ぐことができる。また、放熱部材43からガイド47に伝わった熱を、当該ガイド47近傍を通過する原稿を介して逃がすことができる。従って、LED光源61の冷却効果を増大させることができる.
また、本実施形態のイメージスキャナ装置10において、前記凹部46は細長く形成されている。
これにより、凹部46内を空気が長手方向に沿って通過し易くなり、冷却効果を増大させることができる。
また、本実施形態のイメージスキャナ装置10において、前記スキャナフレーム12は、前記放熱部材43に接する閉鎖部材44を備える。そして、前記閉鎖部材44の一部が前記原稿搬送経路30に露出するように構成されている。
これにより、閉鎖部材44によって放熱面積を更に増大させ、LED光源61を良好に冷却することができる。また、閉鎖部材44の近傍を原稿が通過することで熱を逃がすことができるので、閉鎖部材44によるLED光源61の冷却効果を増大させることができる。
また、本実施形態のイメージスキャナ装置10において、第2スキャナユニットの光源はLED光源61として構成されている。
即ち、本実施形態の構成は上述のように光源を良好に冷却できるので、光源として、光量は多いが温度によって光量が変化し易い特性を有するLED光源61を採用した場合に特に有効である。
以上に本発明の好適な実施形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
放熱部材43の形状は、LED光源61を保持するとともにスキャナフレーム12の外部に一部を露出させる構成であれば、特に限定されない。ただし、スキャナフレーム12外部へ効率よく放熱する観点からは、スキャナフレーム12外部へ露出する部分にフィンを形成することが好ましい。
スキャナフレーム12に凹部46を形成することに代えて、放熱部材43の一部を、例えば原稿搬送経路30に直接対面するように露出させることもできる。この場合、ガイド47及び閉鎖部材44が不要となり、装置全体が簡単な構造となる利点がある。
閉鎖部材44はフレーム本体41と別の部品とすることに代えて、フレーム本体41と一体形成することができる。ただし、フレーム本体41への熱の伝達を抑制するという観点からは、上記実施形態のように別の部品として構成することが好ましい。また、閉鎖部材44とスキャナフレーム12の間には断熱部材を介在させても良い。
前記ガイド47或いは閉鎖部材44の表面にフィンを形成しても良い。この場合には更なる放熱効果が期待できる。
LED光源61は、例えば蛍光ランプに変更することができる。ただし、LED光源は温度によって光量が変化し易い性質を持っているため、本発明の放熱部材43はLED光源61に対し適用することが特に好適である。
前記複合機20に代えて、例えば両面読取方式のコピー機、イメージスキャナ装置等にも、本発明の構成を適用することができる。
本発明の一実施形態に係るイメージスキャナ装置を含む複合機の様子を示した外観斜視図。 本実施形態のイメージスキャナ装置の構成を示した正面断面図。 図2におけるADFの拡大図。 第2スキャナユニットのLED光源近傍を示す要部拡大図。
符号の説明
10 イメージスキャナ装置(原稿読取装置)
12 スキャナフレーム
20 コピーファクシミリ複合機
30 原稿搬送経路
41 フレーム本体
42 読取ガラス
43 放熱部材
44 閉鎖部材(板金部材)
46 凹部
47 ガイド
48 フィン
50 スキャナユニット(第1の読取部)
60 第2スキャナユニット(第2の読取部)
61 LED光源(光源)

Claims (6)

  1. 原稿を搬送するための原稿搬送経路と、
    前記原稿の第1面を読み取るための第1の読取部と、
    前記原稿の第2面を読み取るための第2の読取部と、
    を備え、
    前記第2の読取部は、
    密閉空間を形成するスキャナフレームと、
    前記密閉空間の内部に配置される原稿読取りのための光源と、
    を備え、
    前記スキャナフレームは、前記光源を保持する放熱部材と、ガイドと、を備え、
    前記放熱部材は、前記密閉空間を区画するとともに当該密閉空間の内外に跨って配置され、
    前記スキャナフレームには、前記原稿搬送経路を向く面に凹部が形成されており、
    前記ガイドは、前記凹部を閉じて前記原稿搬送経路を構成するとともに、前記放熱部材に接するように構成されていることを特徴とする原稿読取装置。
  2. 原稿を搬送するための原稿搬送経路と、
    前記原稿の第1面を読み取るための第1の読取部と、
    前記原稿の第2面を読み取るための第2の読取部と、
    を備え、
    前記第2の読取部は、
    密閉空間を形成するスキャナフレームと、
    前記密閉空間の内部に配置される原稿読取りのための光源と、
    を備え、
    前記スキャナフレームは、前記光源を保持する放熱部材と、板金部材と、を備え、
    前記放熱部材は、前記密閉空間を区画するとともに当該密閉空間の内外に跨って配置され、
    前記板金部材は、前記放熱部材に接しており、当該板金部材の少なくとも一部が前記原稿搬送経路に露出していることを特徴とする原稿読取装置。
  3. 請求項1又は2に記載の原稿読取装置であって、
    前記密閉空間の外部において前記放熱部材にフィンが形成されていることを特徴とする原稿読取装置。
  4. 請求項に記載の原稿読取装置であって、
    前記密閉空間の外部において前記放熱部材にフィンが形成されており、
    前記フィンは前記凹部内に配置されることを特徴とする原稿読取装置。
  5. 請求項に記載の原稿読取装置であって、
    前記凹部は細長い形状であることを特徴とする原稿読取装置。
  6. 請求項1からまでの何れか一項に記載の原稿読取装置であって、
    前記光源はLED光源であることを特徴とする原稿読取装置。
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