JP5188893B2 - 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿を照射したときの反射光により原稿画像の読取を行うように構成された画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
一般に、複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置やその他の各種装置において、光源手段から射出された原稿読取用の照明光を原稿に照射し、その原稿からの反射光の進路を反射手段により適宜に変更しつつ光学系により集光して光電変換手段に結像させることにより画像の読取を行うように構成された画像読取装置が広く採用されている。
このような画像読取装置においては、光源手段が熱源となって装置に影響を与えるという問題がある。特に、いわゆる一体型照明光学ユニットにおいては、原稿表面で反射された光束の進行方向を変える反射手段や、原稿反射光を集光する縮小光学系、及びその縮小光学系を通した光束の結像作用により受光が行われる光電変換手段等が、熱源となる光源ととともにユニットの内部に一体的に配置されている。それらの反射手段、光学系及び光電変換手段の互いの距離は、略一定になされていることから、光源手段から発生する熱の影響を常に受けやすい構造となっている。
ところが、従来の画像読取装置においては、プラスティック製の筐体を用いていることが多いために装置全体の放熱作用が良好ではないことから、連続運転をした場合などのように光源手段の発光状態が継続した場合などにおいて、光源手段の発熱が過剰になってしまうことがある。特に、一体型照明光学ユニットの場合には、例えば原稿面の光束をミラーによって反射させる領域において放熱することができなくなることなどによって、筐体やミラーやレンズが昇温されてしまい、膨張、反り、位置ズレなどを起こして読取り画像に重大な影響を及ぼすことがある。
また、光源の温度が上昇し過ぎた場合には、例えば一体型照明光学ユニットを構成している光源近傍に配置された部品が局所的に膨張することなどで、装置全体や反射手段の一部にゆがみやねじれなどが発生することがあり、その場合においても、上述したと同様に読取り画像に重大な悪影響が生じることがある。
このような熱対策として従来から、光源を保持する部分のみを金属製にしたり、フィンを光源近傍に設けることも行われている。しかしながら、そのような従来の構成では、放熱作用を上げることはできるものの、部品点数が増大することによってコスト増になったり、装置全体が大型化してしまうという問題がある。
特開2008−131121号公報
本発明は、従来の上記課題を解決するものであり、その目的は、部品点数を増やすことなく省スペースで光源の放熱を効率的に行い、光源の発熱による読取り画像を良好に維持することができるようにした画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明では、原稿読取用の照明光を射出する光源手段と、前記光源手段から射出された照射光を原稿に向け案内する導光体と、前記導光体に案内された照射光の前記原稿からの反射光を光電変換手段に結像させる光学系と、を備えた光学ユニットを有し、前記光学ユニットと前記原稿とが相対移動することで前記原稿の画像を読取る画像読取装置において、前記光源手段は、主走査方向にアレイ配列された複数の点光源を一対有し、それら一対の点光源が、前記光学ユニットの内部を覆う熱伝導部材で形成されたカバー部材に副走査方向に対向するようにそれぞれ固定されているとともに、前記導光体は、前記一対の点光源のそれぞれに沿って主走査方向に一対のものが延在したものであって、前記カバー部材には、前記一対の点光源をそれぞれ固定する光源取付面が形成され、前記一対の導光体の間であって前記導光体の主走査方向の両端部に、前記一対の導光体を共に前記光源取付面側に押圧する押圧部材を有し、前記押圧部材によって押圧された前記一対の導光体の各々が前記一対の点光源を押圧することで前記一対の点光源が前記光源取付面に押し付けられて接触固定された構成になされている。
このような構成を有する本発明によれば、光源手段が発熱量の比較的小さい点光源から構成されており、しかも金属材等の良熱伝導部材からなる保持部材に光源手段としての複数の点光源が常に接触するように配置されていることから、光源手段の発光により発熱状態となったとしても、熱伝導率の良い保持部材によって効率的に放熱がなされることとなり、従来のような加熱による悪影響が回避されるとともに、放熱のた めの部品を付加する必要がないことから部品点数が増大されることもない。さらに、その金属材等の良熱伝導部材からなる保持部材は、従来のようなプラスティック材からなるものに比して格段に薄なることから省スペース化が図られるようになっている。
また、本発明における光源手段が、一体型照明光学ユニットの内部に配置されたものであって、前記一体型照明光学ユニットの内部には、前記光源手段から射出されて原稿表面で反射された光束の進行方向を変える反射手段と、その反射手段で反射された光束が前記光学系により結像される位置に配置された光電変換手段とが配置された構成することが可能である。
このように本発明は、光源手段に加えて、反射手段や光電変換手段が内部に一体的に配置された一体型照明光学ユニットに対して好適に適用することができるものである。
また、本発明における保持部材が、前記一体型照明光学ユニットのカバー部材により構成された構成とすることが可能であり、このような構成を有する本発明によれば、複数の点光源からの発熱が良熱伝導部材からなるカバー部材を通して良好に放熱が行われることとなる。
また、本発明における保持部材は、前記光源手段の点光源に対して接触するように固定された構成になされることが可能であり、そのような構成を有する本発明によれば、点光源からの発熱が保持部材に対して直接的に伝導されることとなり、より効率的に放熱が行われるようになっている。
また、このときの本発明における保持部材は、前記光源手段の点光源に対して非接触となるように固定された構成になされることが可能である。
このように本発明は、点光源からの発熱が保持部材に非接触となっていることにより間接的に熱伝導が行われる場合であっても放熱作用を得ることが可能である。
また、このときの本発明における光学系が、結像レンズを含む構成になされている場合や、湾曲形成された反射面を有するミラーを含む場合、さらには保持部材が黒色表面を有している場合であっても好適に適用することができる。
特に、前記保持部材が金属材により形成されている場合には、保持部材における熱伝導が極めて良好に行われるようになっている。
また本発明では、前記光源手段を直接または間接的に前記カバー部材に押圧する部材を備えた構成とすることが可能であり、そのようにすれば、カバー部材が簡易かつ良好に固定される。
また本発明では、上述したいずれかに記載の画像読取装置を備えた画像形成装置とすることが可能であり、このような構成を有する本発明によれば、画像形成装置において同様な作用が得られる。
以上述べたように本発明にかかる画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置は、光源手段を発熱量の比較的小さい点光源から構成しているとともに、金属材等の良熱伝導部材からなる保持部材に対して前記複数の点光源を隣接するように配置して、光源手段が発光することにより発熱状態となったとしても、熱伝導率の良好な保持部材によって効率的に放熱を行い、従来のような加熱による悪影響を回避するとともに、放熱のための部品を付加する必要をなくして部品点数の増大を防止し、さらにその金属材等の良熱伝導部材からなる保持部材を薄くして省スペース化を可能としたものであるから、簡易な構成で画像読取装置の信頼性を大幅に向上させることができる。
以下、画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置としての複写機に本発明を適用した実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、本発明を適用した複写機の全体構成は、図1に示されているように、画像形成装置本体Aの各部に、スキャナ部B、画像形成部C及びシートデッキDを備えたものとなっている。画像形成装置本体Aの上部に配置されたスキャナ部Bは、ブック原稿の画像情報を読み取る画像読取装置を構成するものであるが、そのスキャナ部Bの下部側に画像形成手段となる画像形成部Cが配置され、さらにその画像形成部Cの下部側にシートデッキDが組み付けられている。
前記スキャナ部(画像読取装置)Bは、本発明にかかる一体型照明光学ユニット201がプラテンガラス202の直下で往復移動されるように構成されており、前記プラテンガラス202上に、本や記録紙等からなるブック原稿又はシート状原稿などが原稿面を下向きにして載置された後に、画像形成装置本体Aに対して開閉可能な原稿圧板203により背面を押圧して静止状態にセットが行われるようになっている。その状態でユーザが読取スタートキー(図示省略)を押すと、上述した一体型照明光学ユニット201がプラテンガラス202の下部を矢印a方向に移動して読取走査が行われて原稿面の画像情報が読み取られる。
上記一体型照明光学ユニット201により読み取られた原稿の画像情報は、画像処理部において処理され、電気信号に変換されてから画像形成部Cのレーザスキャナ111に伝送される。ここで、画像形成装置本体Aは、画像形成部Cのレーザスキャナ111に画像処理部の処理信号を入力すれば複写機として機能し、外部装置(コンピュータ)の出力信号を入力すればプリンタとして機能する。また、画像形成装置本体Aは、他のファクシミリ装置からの信号を受信したり、画像処理部の信号を他のファクシミリ装置に送信したりすれば、ファクシミリ装置としても機能する。
一方、上述した画像形成部Cの下部にはシートカセット1が装着されている。このシートカセット1は、下段カセット1aと上段カセット1bの2個で1つの給送ユニットを構成しており、本実施形態では、2つの給送ユニットU1及びU2による計4個のカセットが装着可能になされている。そして、上方側に配置された1つの給送ユニットU1は、前記画像形成装置本体Aに対して着脱可能に取り付けられ、下方側の給送ユニットU2は、シートデッキDに対して着脱可能に取り付けられている。
このような下段カセット1a及び上段カセット1bの内部に収容されたシート状記録媒体(用紙)は、給送回転体となるピックアップローラ3により繰り出され、フィードローラ4とリタードローラ5との協動作用により1枚ずつ分離・給送された後、搬送ローラ104、105によってレジストローラ106まで搬送され、該レジストローラ106によって後述する画像形成動作に同期するようにして画像形成部Cへと給送される。また、前述したシートカセット1とは別に、手差しトレイ6が画像形成装置本体Aの側面に配置されており、手差しトレイ6上のシートは手差し給紙ローラ7により、レジストローラ106へと繰り出される。
また、前記画像形成部Cは、電子写真感光ドラム112、画像書き込み光学系113、帯電ローラ116、現像器114及び転写帯電器115等を備えた構成になされている。そして、帯電ローラ116により一様に帯電された感光体ドラム112の表面に、レーザスキャナ111から射出された画像情報に対応するレーザ光が画像書き込み光学系113により走査されて静電潜像が形成され、その静電潜像が現像器114により現像されることによりトナー像が形成される。その感光体ドラム112上のトナー像は、当該感光体ドラム112の回転に同期して上記レジストローラ106から送り出されたシート状記録媒体(用紙)の第1面に、転写帯電器115が配置された転写部で転写されるようになっている。。
ここで、図中の符号117は、上述したようにしてトナー像を形成されたシート状記録媒体を搬送する搬送部を示し、また符号118及び119は、定着装置及び排出ローラをそれぞれ示している。上記搬送部117は、トナー像を形成された被加熱材としてのシート状記録媒体(記録用紙)を搬送可能とする構成になされていて、トナー像を形成されたシート状記録媒体は、上記搬送部117により定着装置118に搬送され、そこで加熱及び加圧が行われることによってトナー像が表面に定着された後、排出ローラ119によって機外の排紙トレイ120に向かって排出され積載される構成になされている。
また、シート状記録媒体(記録用紙)の両面に画像を記録する場合には、定着装置118から排出されたシート状記録媒体が排出ローラ119に挟持されて当該シート状記録媒体の後端が分岐点207を通過した時点で上記排出ローラ119が逆転方向に回転駆動される。それにより上記シート状記録媒体は両面トレイ121上に一旦載置され、その後に搬送ローラ104、105により搬送されてレジストローラ106に到達し、その反転されたシート状記録媒体の第2面に上述と同様にして画像が形成された後、排紙トレイ120に排出・積載される構成になされている。
[スキャナ部(画像読取装置)Bについて]
ここで、本発明の要部であるスキャナ部(画像読取装置)Bの構成について説明する。スキャナ部Bは、特に図2に示されているような平面略矩形状の枠体を有しているとともに、その枠体における副走査方向両端部分に配置された両側枠B1,B1どうしの間に、丸棒状をなす一対のメイン走査用支軸B2及びサブ走査用支軸B2’が、副走査方向に掛け渡すようにして略平行状態で取り付けられている。一方のメイン走査用支軸B2には、前述した一体型照明光学ユニット201を構成している筐体シャーシ201aの底面部に設けられた摺動軸受201bが摺動自在に装着されているとともに、他方のサブ走査用支軸B2’には、前記筐体シャーシ201aの底面部が摺動自在に載置されている。
このように、後述する原稿読取用の照明光を射出する光源手段を内部に備えた筐体シャーシ201aが、当該筐体シャーシ201aに設けられた摺動軸受201bを介して、副走査方向に延在するメイン走査用支軸B2に往復移動可能に取り付けられており、それによって上記一体型照明光学ユニット201の全体が、前記プラテンガラス202の下方側において副走査方向に往復移動される構成になされている。
一方、前記移動支持軸B2の近傍に沿って延在するようにして無端環状ベルトB3が張設されており、その無端環状ベルトB3の途中部分に上述した一体型照明光学ユニット201の筐体シャーシ201aが固定されている。上記無端環状駆動ベルトB3は、プーリB4を介してモータB5の出力軸に掛け回されており、前記モータB5の回転駆動力により上記無端環状駆動ベルトB3が循環されるようにして移動される構成になされている。そして、その無端環状駆動ベルトB3の循環移動によって前記一体型照明光学ユニット201が前記移動支持軸B2に沿って往復移動され、そのときに前記プラテンガラス202上の原稿面に対する読取が行われる構成になされている。
前記一体型照明光学ユニット201を構成している筐体シャーシ201aは、図3及び図4にも示されているように、副走査方向に直交する主走査方向である原稿幅方向(図1の紙面垂直方向)に沿って細長状に延在している。この筐体シャーシ201aは、上部に開口部を備えた中空箱状をなすように形成されたものであって、当該筐体シャーシ201aの上部開口部を覆うようにして保持部材としてのカバー部材201cが取り付けられている。
その保持部材としてのカバー部材201cは、金属材やセラミック材等の良熱伝導体からなる板状部材により形成されたものであって、後述する反射手段としてのミラー201m,201n,201p,201q,201r(図4参照)による反射領域の上部に配置されており、前記各ミラーによる反射領域に加えて、後述する結像光学系及びCCDセンサ(光電変換手段)201sに対して、前記原稿面からの反射光束以外の外部光を侵入させないように前記シャーシ201bの上部全体をほぼ覆うように配置されている。このように本実施形態における保持部材は、一体型照明光学ユニットの内部に侵入する外部光を遮蔽するカバー部材201cにより構成されている。
また、前記カバー部材(保持部材)201cには、特に図5及び図6に示されているように、段差状に窪む一対の光源取付面201h,201hが、主走査方向である原稿幅方向(図1の紙面垂直方向)に延在するように形成されている。これら一対の光源取付面201h,201hは、副走査方向において互いに対面するように形成されており、それら光源取付部201h,201hの段差を構成している立上り壁面に対して、照明光を射出する光源手段を構成する多数の点光源からなるLEDアレイ201i,201iが取り付けられている。それらのLEDアレイ201i,201iは、点光源である微小発光ダイオードが主走査方向に沿ってアレイ配列された構成からなるものであり、それらの各LEDアレイ201i,201iに設けられた発光面201j,201jが、副走査方向において互いに対向し合う配置関係になされている。このように本実施形態においては、光源手段が、カバー部材201cからなる所定の保持部材上にアレイ配列された複数の点光源であるLEDアレイ201i,201iを有しているとともに、その保持部材としてのカバー部材201cは、少なくとも前記各点光源である発光ダイオードに対面する部位が良熱伝導部材により形成されている。
さらに、前記各LEDアレイ201i,201iの発光面201j,201jには、当該光源手段としてのLEDアレイ201i,201iから射出される照明光が入射される導光手段を構成する導光体201k,201kが隣接するように配置されている。これらの導光手段としての導光体201k,201kは、光源手段から入射する照明光を所定方向に出射させて原稿の照射を行うものであって、主走査方向である原稿幅方向に沿って延在する細長状の透明体から形成されており、前記各LEDアレイ201i,201iの発光面201j,201jを前面側から覆うように配置されている。これによって、前記各LEDアレイ201iの各点光源から射出された照明光は、前記プラテンガラス202上の原稿の表面に向かって出射されるようになっている。なお、図5においては導光体の記載を省略している。
このとき、上述した一対の導光体201k,201kは、上述したLEDアレイ201i,201iを構成している点光源に対して接触するように配置されている。すなわち、上記一対の導光体201k,201kどうしの間には、特に図7に示されているような押圧部材201l,201lが、当該LEDアレイ201iの延在方向の両端部分において外方側から嵌め込まれるようにして装着されている。これらの各押圧部材201lの走査方向における幅寸法は、前記導光体201k,201kどうしの間隔よりも僅かに大きくなるように設定されており、そのようなやや幅広をなすように形成された押圧部材201lが、前記両導光体201k,201kどうしの間に圧入状態で挿入されることによって、前記両導光体201k,201kが前記LEDアレイ201i,201iの発光面201j,201jに対して押し付けられるようにして接触される。また、それらのLEDアレイ201i,201iが、前記カバー部材(保持部材)201cの光源取付面201h,201hに対して積極的に接触させられた状態で固定されるようになっている。
そして、このような各LEDアレイ201iから導光体201kを通して射出された照明光の光束は、前記カバー部材(保持部材)201cの上方部分に配置されたプラテンガラス202上の原稿面に照射され、その原稿表面で反射された光束は、前記筐体シャーシ201aの内壁面側に取り付けられた反射手段としてのミラー201m,201n,201p,201q,201rによって反射させらて進行方向を変えられ、その後に、前記原稿からの反射光を光電変換手段に結像させる光学系、すなわち、図示を省略した結像レンズ等からなる光学系によって、結像される位置に配置された光電変換手段であるCCDセンサ201sに適宜の倍率で原稿画像が結像されて受光が行われ、原稿画像の読取が完了されるようになっている。
このとき、上述したように前記導光体201kの光学的機能によって照明の方向が制御されていることから、前記カバー部材201cを構成している板金の形成精度が低下していることなどにより、例えば当該導光体201kとLEDアレイ201iとの間に多少の隙間が空いてしまったような場合であっても、その導光体201kの光学的機能により読取光量が大幅に低下するような事態を生じることはない。
このように本実施形態においては、光源手段が発熱量の比較的小さい点光源としてのLEDアレイ201iから構成されているとともに、金属材等の良熱伝導部材からなる保持部材としてのカバー部材201cの光源取付部201h,201hに対してLEDアレイ201i,201iが常に接触するように配置されているため、前記LEDアレイ201i,201iが発光して発熱状態となったとしても、熱伝導率の良好なカバー部材201cによって効率的に放熱がなされることとなる。その結果、従来のような加熱による悪影響が回避されるとともに、部品を付加する必要がなくなるために部品点数が増大されることもない。さらに、その金属材等の良熱伝導部材からなるカバー部材201cは、従来のようなプラスティック材からなるものに比して格段に薄くなって省スペース化が図られることとなる。
特に、本実施形態における保持部材を構成しているカバー部材201cは、光源手段としてのLEDアレイ201iに対して接触するように固定された構成になされていることから、光源手段からの発熱がカバー部材(保持部材)201cに対して直接的に伝導されることとなり、より効率的に放熱が行われるようになっている。
このような本発明にかかる放熱作用は、原稿からの反射光を光電変換手段に結像させる縮小光学系が、上述した実施形態のように結像レンズを含む構成になされている場合に限らず、湾曲形成された反射面を有するミラーを含む場合であっても好適に適用することができる。また、保持部材としてのカバー部材201cが黒色表面を有している場合であっても同様に適用することができる。
以上、本発明者によってなされた発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態においては光源手段を構成している点光源としてLEDアレイを採用しているが、冷陰極管やキセノン管を使った光源手段や、導光体の側面からLEDを照射する方式の光源手段等のような種々の光源手段が採用可能である。
また、上述した実施形態では、保持部材としてのカバー部材が、光源手段の点光源に対して接触しているが、非接触となるように固定された構成を採用することも可能であり、点光源からの発熱が保持部材に対して間接的に伝導される場合であっても放熱作用を得ることができる。このように本発明では、光源手段を直接または間接的にカバー部材に押圧する部材を備えた構成とすることが可能であり、そのようにすればカバー部材が簡易かつ良好に固定される。
さらに、上述した実施形態では、保持部材としてカバー部材を採用しているが、その他の部材であっても良い。さらにまた、上述した各実施形態は、走査時に往復移動するように構成された画像読取装置に対して本発明を適用したものであるが、固定状態で読取が行われる画像形成装置に対しても本発明は同様に適用することができる。
加えて上述した実施形態は、複写機に対して本発明を適用したものであるが、プリンタ等の画像形成装置、あるいはその他の装置に対しても本発明は同様に適用することができる。
以上述べたように本発明にかかる原稿読取装置及びそれを備えた画像形成装置は、プリンタや複写機などの多種多様な画像形成装置やその他の装置に対して広く適用することが可能である。
本発明を適用する画像形成装置の一例としての複写機の全体構成の概略を表した縦断面説明図である。 図1に表された複写機に用いられている画像読取装置からカバーを取り外した状態の全体構造を表した外観斜視説明図である。 図2に表された画像読取装置に用いられている一体型照明光学ユニットの外観斜視説明図である。 図2及び図3に表された一体型照明光学ユニットの内部構造を表した横断面説明図である。 図2乃至図4に表された一体型照明光学ユニットの上面部分の一部を拡大して表した外観斜視説明図である。 図2乃至図5に表された一体型照明光学ユニットの上面部分の一部を拡大して表した横断面説明図である。 図2乃至図4に表された一体型照明光学ユニットの上面部分の一部を拡大して表した外観斜視説明図である。
符号の説明
A 画像形成装置本体
B スキャナ部(画像読取装置)
B1 両側枠
B2 移動支持軸
B3 無端環状ベルト
B4 プーリ
B5 モータ
C 画像形成部
D シート状記録媒体デッキ
R 画像転写部
N 定着ニップ部
112 感光ドラム
115 転写ローラ
118 定着装置
201 一体型照明光学ユニット
201a 筐体シャーシ
201b 摺動軸受
201c カバー部材(保持部材)
201h 光源取付面
201i LEDアレイ(点光源)
201j 発光面
201k 導光体
201l 押圧部材
201m,201n,201p,201q,201r ミラー
201s CCDセンサ(光電変換手段)
202 プラテンガラス

Claims (8)

  1. 原稿読取用の照明光を射出する光源手段と、前記光源手段から射出された照射光を原稿に向け案内する導光体と、前記導光体に案内された照射光の前記原稿からの反射光を光電変換手段に結像させる光学系と、を備えた光学ユニットを有し、前記光学ユニットと前記原稿とが相対移動することで前記原稿の画像を読取る画像読取装置において、
    前記光源手段は、主走査方向にアレイ配列された複数の点光源を一対有し、それら一対の点光源が、前記光学ユニットの内部を覆う熱伝導部材で形成されたカバー部材に副走査方向に対向するようにそれぞれ固定されているとともに、
    前記導光体は、前記一対の点光源のそれぞれに沿って主走査方向に一対のものが延在したものであって、
    前記カバー部材には、前記一対の点光源をそれぞれ固定する光源取付面が形成され、
    前記一対の導光体の間であって前記導光体の主走査方向の両端部に、前記一対の導光体を共に前記光源取付面側に押圧する押圧部材を有し、前記押圧部材によって押圧された前記一対の導光体の各々が前記一対の点光源を押圧することで前記一対の点光源が前記光源取付面に押し付けられて接触固定されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記光学ユニットの内部には、前記光源手段から射出されて前記原稿表面で反射された光束の進行方向を変える反射手段と、その反射手段で反射された光束が前記光学系により結像される位置に配置された前記光電変換手段と、が配置されていることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  3. 前記点光源が、発光ダイオードにより構成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の画像読取装置。
  4. 前記光学系が、結像レンズを含む構成になされていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記光学系が、湾曲形成された反射面を有するミラーを含むことを特徴とする請求項1
    乃至のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 前記カバー部材が、金属材により形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 前記カバー部材が、黒色表面を有していることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の画像読取装置。
  8. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の画像読取装置と、記録材に画像を形成する画像形成部とを備え、記録材に前記画像読取装置で読取った画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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