JP2010068031A - 原稿読取装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

原稿読取装置およびそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複雑な駆動回路を用いることなく、直列接続された複数の発光ダイオードの光量を発光ダイオード毎に調整できる原稿読取装置を提供すること。
【解決手段】原稿読取装置は、読取開始位置から読取終了位置へ向かう副走査方向と直交する主走査方向に沿って原稿の画像を順次ライン状に走査する走査手段を備え、走査手段は主走査方向の両端に互いに対向するように設けられた光源部と、対向する光源部の間に延び光源部から発せられた光を主走査方向に導く導光部とを有し、各光源部は基板と、基板上に搭載され直列接続された複数の発光ダイオードとからなり、基板は発光ダイオードの放熱量を発光ダイオード毎に調整する放熱量調整手段を有する。
【選択図】図5

Description

この発明は、原稿読取装置およびそれを備えた画像形成装置に関し、詳しくは光源に発光ダイオードを用いた原稿読取装置とそれを備えた画像形成装置に関する。
この発明に関連する従来技術としては、直列接続された複数の発光ダイオードを光源とし、バッテリを電源とする表示灯であって、該バッテリ電源と前記発光ダイオードの間に、照明モード選択手段と、前記発光ダイオードに定電流を供給する定電流ダイオードを直列に接続したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−200828号公報
従来より、原稿に光を照射し、原稿から反射してきた光をミラーやレンズなどの光学部品を介してCCDなどの光電変換素子に結像させ、電子的な画像情報に変換する原稿読取装置が用いられている。
このような従来の原稿読取装置において、原稿を照射する光源としては、冷陰極管が一般的に用いられてきた。
しかしながら、冷陰極管は光量が安定するまでの立ち上がりに時間を要し、光量が安定するまで読取を開始できないという問題がある。
また、駆動回路にインバータを必要とするため駆動回路が複雑になるばかりでなく、小型化し難いという問題もある。
このような問題を解消するため、近年、原稿読取装置の光源として発光ダイオード(light-emitting diode)(LED)を用いることが提案されている。
LEDは、冷陰極管と異なり、通電すると直ちに一定の光量を発し、駆動回路にもインバータを必要としない。また、LEDは、消費電力や寿命の点でも冷陰極管より優れている。
しかしながら、LEDは、冷陰極管ような管状ではなく、点状の光源であるため、通常、走査手段の主走査方向の端に配置され、発光を導光板を用いて主走査方向に導くことにより、原稿の全幅を照射している。
また、1方向からのみの照射では読み取られた原稿の画像に影が生じ易いため、通常、主走査方向に沿って平行に間隔を空けて並ぶように、副走査方向の上流側と下流側にそれぞれ導光板を設け、副走査方向の上流側と下流側の2方向から原稿を照射している。
この場合、走査手段の主走査方向の端には、導光板の数に応じて少なくとも2つのLEDが副走査方向に沿って並べられることになる。
副走査方向に沿って並べられたLEDが直列接続された場合、電流値はいずれのLEDも同一となり、光量は同一となるはずである。
しかしながら、実際にはLED毎の発光量のばらつきにより、上流側のLEDの光量が下流側のLEDの光量よりも大きくなる場合がある。
この場合、図12に示すように、読取開始位置から読取終了位置へ向かう副走査方向Bの上流側から照射される光L1の光量が、副走査方向Bの下流側から照射される光L2の光量よりも大きくなり、原稿Dの後端部Eの読取画像に影が生じてしまう。
原稿Dの後端部Eの読取画像に影が生ずることを防止するには、図13に示すように、副走査方向Bの下流側から照射される光L2の光量が、副走査方向Bの上流側から照射される光L1の光量よりも大きくなければならない。
そのためには、副走査方向の下流側に配置されたLEDの光量が、上流側に配置されたLEDの光量よりも大きくなるように設計する必要がある。
LEDの直列接続をやめて、下流側に配置されたLEDに、上流側のLEDよりも大きな値の電流を流すようにすれば、下流側に配置されたLEDの光量を上流側に配置されたLEDの光量よりも大きくすることができる。
しかしながら、上記のようにLEDの直列接続をやめ、LED毎に所望の異なる値の電流を流そうとすれば、LEDの駆動回路が複雑になる。
このため、駆動回路の複雑化を招くことなく、複数の発光ダイオードの光量を発光ダイオード毎に調整できるような手法が求められている。
この発明は以上のような事情を考慮してなされたものであり、複雑な駆動回路を用いることなく、直列接続された複数の発光ダイオードの光量を発光ダイオード毎に調整できる原稿読取装置とそれを備えた画像形成装置を提供するものである。
この発明は、読取開始位置から読取終了位置へ向かう副走査方向と直交する主走査方向に沿って原稿の画像を順次ライン状に走査する走査手段を備え、走査手段は主走査方向の両端に互いに対向するように設けられた光源部と、対向する光源部の間に延び光源部から発せられた光を主走査方向に導く導光部とを有し、各光源部は基板と、基板上に搭載され直列接続された複数の発光ダイオードとからなり、基板は発光ダイオードの放熱量を発光ダイオード毎に調整する放熱量調整手段を有する原稿読取装置を提供するものである。
この発明の原稿読取装置によれば、直列接続された複数の発光ダイオードを搭載する基板が、発光ダイオードの放熱量を発光ダイオード毎に調整する放熱量調整手段を有するので、駆動回路の複雑化を招くことなく、直列接続された複数の発光ダイオードの光量を発光ダイオード毎に調整できる。
つまり、発光ダイオードは、発熱により光量が低下する特性があるので、直列接続された複数の発光ダイオードのうち、光量を大きく設定したい発光ダイオードの放熱が促進されるように放熱量を調整すれば、当該発光ダイオードの光量は発熱により光量が低下した他の発光ダイオードよりも相対的に大きくなる。よって、発光ダイオードの放熱量を発光ダイオード毎に調整することにより、複数の発光ダイオードの光量を発光ダイオード毎に調整できる。
この発明による原稿読取装置は、読取開始位置から読取終了位置へ向かう副走査方向と直交する主走査方向に沿って原稿の画像を順次ライン状に走査する走査手段を備え、走査手段は主走査方向の両端に互いに対向するように設けられた光源部と、対向する光源部の間に延び光源部から発せられた光を主走査方向に導く導光部とを有し、各光源部は基板と、基板上に搭載され直列接続された複数の発光ダイオードとからなり、基板は発光ダイオードの放熱量を発光ダイオード毎に調整する放熱量調整手段を有することを特徴とする。
この発明による原稿読取装置において、走査手段とは、上記のとおり、読取開始位置から読取終了位置へ向かう副走査方向と直交する主走査方向に沿って原稿の画像を順次ライン状に走査するものを意味する。
したがって、走査手段は、静止して載置された原稿に対し、副走査方向へ沿って移動しつつ原稿の画像を走査してもよいし、或いは、走査手段上に搬送されてくる原稿の画像を同じ位置に静止したまま走査してもよい。
よって、読取開始位置および読取終了位置とは、走査手段が副走査方向に移動しつつ原稿の画像を走査する原稿静止方式では、文字どおり、走査手段が原稿の走査を開始する位置と、副走査方向に沿って移動した走査手段が原稿の走査を終了する位置をそれぞれ意味し、走査手段が同じ位置に静止したまま搬送されてくる原稿の画像を走査する原稿移動方式では、走査手段が搬送されてくる原稿の走査を開始し終了する相対的な位置を意味する。
この発明による原稿読取装置において、放熱量調整手段は放熱を促進すべき発光ダイオードの近傍に基板を貫通するように形成されたスルーホールからなっていてもよい。
このような構成によれば、発光ダイオードの発熱がスルーホールを介して基板の表面から裏面へも伝わり、基板の表面だけでなく裏面からも発光素子の発熱を放散できるようになる。
このため、スルーホールの形成領域と数に応じて発光ダイオードの放熱量を制御でき、複数の発光ダイオードの放熱量を発光ダイオード毎に調整できるようになる。
放熱量調整手段が基板を貫通するように形成されたスルーホールからなる上記構成において、放熱量調整手段はスルーホールが形成された領域の基板の表面および裏面に部分的に形成された金属層を有し、スルーホールは基板の表面および裏面に形成された金属層を繋ぐようにその内面に金属層が形成されていてもよい。
このような構成によれば、発光ダイオードの発熱が、基板表面の金属層に伝わり、さらにはスルーホール内面の金属層を介して基板裏面の金属層にも速やかに伝わるので、基板の表面および裏面の金属層から発光ダイオードの発熱を速やかに放散でき、スルホールが形成された領域の放熱性がより一層向上する。
この発明による原稿読取装置において、基板は内部に金属層を有する多層基板であってもよい。
このような構成によれば、発光ダイオードの発熱が基板の内部に積層された金属層を介して基板全体に伝わり、放熱性がより一層向上する。
この発明による原稿読取装置において、各光源部は基板を挟み込んで固定する一対の金属製の固定部材を有していてもよい。
このような構成によれば、基板の表面および裏面に金属製の固定部材が接し、固定部材がヒートシンクとして作用するので、基板の表面および裏面に伝わった発光ダイオードの発熱を金属製の固定部材を介してより速やかに放散でき、放熱性がより一層向上する。
この発明による原稿読取装置において、直列接続された複数の発光ダイオードは副走査方向に沿って並んで配置され、放熱量調整手段は副走査方向の上流側に配置された発光ダイオードよりも副走査方向の下流側に配置された発光ダイオードの放熱が促進されるように放熱量を調整してもよい。
このような構成によれば、各導光部において直列接続され副走査方向に沿って並んで配置された複数の発光ダイオードのうち、副走査方向の上流側よりも下流側に配置された発光ダイオードの放熱が促進されるので、副走査方向の下流側に配置された発光ダイオードは上流側の発光ダイオードよりも低い温度で駆動され、発熱により光量が低下した上流側の発光ダイオードよりも相対的に光量が増大する。
このため、読み取られた原稿画像に影が生じることを防止するために副走査方向の上流側と下流側の双方から原稿を照射しつつ、駆動回路の複雑化を招くことなく上流側よりも下流側の光量を大きく設定でき、原稿後端の読取画像に影が生じることを防止できる。
よって、従来の冷陰極管と比較して、所望の光量に達するまでの立ち上がり時間、消費電力、寿命等の点で有利な発光ダイオードを原稿読取装置の光源に用いつつ、画像読取品位の向上を図ることができる。
この発明による原稿読取装置において、直列接続された複数の発光ダイオードは定電流回路に接続されてもよい。
このような構成によれば、定電流によって発光ダイオードが駆動されるので、発光ダイオードの光量が安定し、また光量設定が行い易くなる。
この発明は別の観点からみると、この発明による上述の原稿読取装置を備えた画像形成装置を提供するものでもある。
この発明による上記の画像形成装置によれば、原稿読取装置が、原稿の画像を読み取る光源として、一定の光量に達するまでの立ち上がり特性、消費電力および寿命等の点で優れた発光ダイオードを光源として備えるので、ウォーミングアップタイムの短縮、消費電力の低減およびメンテナンスの省力化が図られる。
なお、ここで画像形成装置とは、感光体とトナーを用いる電子写真方式または静電記録方式により記録媒体上に画像を形成する画像形成装置全般を意味し、例えば、複写機、プリンター、ファクシミリおよびそれらの複合機などが挙げられる。
以下、図面に基づいてこの発明の実施形態に係る原稿読取装置を備えた画像形成装置について詳細に説明する。なお、以下に説明する複数の実施形態において、共通する部材には同じ符号を付して説明する。
画像形成装置の全体構成と動作
図1は本発明の実施形態に係る原稿読取装置を備えた画像形成装置の全体構成を概略的に示す説明図である。
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る画像形成装置100は、原稿の画像を読み取る画像読取部(原稿読取装置)2、画像読取部2によって読み取られた原稿の画像データに基づいて記録用紙に画像を形成する画像形成部3、画像形成部3に記録用紙を供給する給紙部4とから主に構成されている。
画像読取部2は、透明ガラスからなる原稿載置台11、原稿載置台11上に自動的に原稿を供給するための両面対応自動原稿送り装置(RADF)12、原稿載置台11上に載置または搬送された原稿の画像を走査して読み取るための原稿画像読取ユニット、すなわちスキャナユニット13から構成されている。
RADF12は、所定の原稿トレイ上に複数枚の原稿を一度にセットしておき、セットされた原稿を1枚ずつ自動的にスキャナユニット13の原稿載置台11上へ送給する公知の装置である。そして、RADF12は、使用者の選択に応じて原稿の片面または両面をスキャナユニット13に読み取らせるように、片面原稿のための搬送経路、両面原稿のための搬送経路、搬送経路切り換え手段などから構成されている。
スキャナユニット13は、原稿面上を露光するランプリフレクタアセンブリと、原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換するCCD(光電変換素子)17に導くための第1反射ミラーとを搭載した第1走査ユニット(走査手段)14、第2反射ミラーおよび第3反射ミラーを搭載した第2走査ユニット15、および、反射光像をCCD17上に結像させるための光学レンズ体16とから構成されている。
原稿載置台11上に静止して載置された原稿の画像を読み取る原稿静止方式の場合、第1走査ユニット14は原稿載置台11の下面に沿って図1中を左から右へ(副走査方向に沿って)一定速度Vで走行し、第2走査ユニット15はV/2の速度で同一方向に走行するように走査制御される。
一方、複数枚の原稿をRADF12によって連続的に搬送して原稿画像を順次読み取る原稿移動方式の場合、読み取られるべき原稿はRADF12によって原稿載置台11上の所定位置を連続的に通過させられ、第1走査ユニット14および第2走査ユニット15は、図1に示される位置に静止したまま通過する原稿に光を照射して原稿の画像を読み取る。
原稿静止方式および原稿移動方式のいずれの場合も、スキャナユニット13は、光照射された原稿の画像を1ライン毎に順次CCD17に結像させて原稿の画像を読み取る。
原稿画像をスキャナユニット13で読み取ることにより得られた画像データは、各種処理が施された後、メモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリから画像データを画像形成部3に出力され、感光体ドラム22上にトナー像として顕像化された後、記録用紙上に転写される。
この画像形成部3は、レーザ書込みユニット(LSU)21および画像を形成するための電子写真プロセス部20を備えている。
レーザ書込ユニット21は、メモリから読み出した画像データまたはパーソナルコンピュータ等の外部機器から転送されてきた画像データに応じてレーザ光を出射する半導体レーザ、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度偏向されたレーザ光が電子写真プロセス部20の感光体ドラム22上を等速度で走査するように補正するf−θレンズ等を有している。
電子写真プロセス部20は周知の態様に従い、感光体ドラム22の周囲に帯電装置23、現像装置24、転写装置25、クリーニング装置27を配置し、さらに感光体ドラム22の下流側に定着装置28を配置して構成される。
給紙部4は、第1カセット31、第2カセット32、第3カセット33および手差しトレイ35を有している。給紙搬送部38は、給紙部4から感光体ドラム22と転写装置25との間の転写位置へ所定のタイミングで記録用紙を搬送するために、給紙ローラ、搬送ローラ、レジストローラを備えている。
この給紙部4における第1、第2および第3カセット31,32,33内の3つのトレイには、サイズ毎に記録用紙が積載されて収容されており、使用者が所望するサイズの記録用紙が収容されているカセット、あるいはトレイを選択すると、そのトレイ内の記録用紙束の上から1枚ずつ送り出され、給紙搬送部38の搬送経路を経由して順次電子写真プロセス部20へ搬送される。定着装置28より用紙搬送方向下流側には用紙排出路29が設けられている。
レーザ書込ユニット21および電子写真プロセス部20において、メモリから読み出された画像データは、レーザ書込ユニット21によってレーザ光線を走査することにより感光体ドラム22の表面上に静電潜像として形成され、現像装置24のトナーにより顕像化される。
顕像化された感光体ドラム22表面のトナー像は給紙部4から搬送されてきた記録用紙の表面へ転写装置25により静電転写され、定着装置28によって記録用紙上に定着される。
このようにして画像が形成された記録用紙は定着装置28から積載トレイ63へ送られるか、或いは、両面複写のための再給紙搬送部42へ選択的に搬送される。
詳しくは、片面に画像が形成された記録用紙は、定着装置28を経て搬送ローラ61によりさらに図1中の上方へ搬送され、切換ゲート9を通過する。そして、反転ローラ62により一旦、記録用紙を積載トレイ63へ向けて排出された後、逆転する反転ローラ62によって再給紙搬送部42へ搬送される。この際、切換ゲート9は図1中の上向きから下向きに切り換えられる。
両面複写のために再給紙搬送部42に送られた記録用紙は、ここで表裏が反転された後、再び電子写真プロセス部20へ搬送されて記録用紙の裏面に画像が形成され、定着後、積載トレイ63へ排出される。
画像読取部(原稿読取装置)の構成
本発明の実施形態に係る上述の画像形成装置100に設けられた画像読取部(原稿読取装置)2の構成について図2〜11に基づいて説明する。
図2は画像読取部に設けられた第1走査ユニットの斜視図、図3は図2に示される第1走査ユニットの端部の要部拡大図、図4は図3に示される第1走査ユニットの端部から導光板を取り除いた光源部の説明図、図5は図4に示される光源部から第2固定部材を取り除いた説明図、図6は図4に示される光源部から第2固定部材と基板を取り除いた説明図、図7は原稿載置台の下方で第1走査ユニットが副走査方向に移動する様子を示す説明図、図8は図5に示される基板を正面からみた説明図、図9は図4に示される光源部の第2発光ダイオード近傍の断面図、図10は図4に示される光源部の第1発光ダイオード近傍の断面図、図11は図8に示される第1および第2発光ダイオードを駆動する定電流回路を示す回路図である。
図7に示されるように、画像読取部(原稿読取装置)2(図1参照)は、読取開始位置から読取終了位置へ向かう副走査方向Bと直交する主走査方向Aに沿って原稿の画像を順次ライン状に走査する第1走査ユニット(走査手段)14を備えている。
図2に示されるように、第1走査ユニット14は、主走査方向Aの両端に互いに対向するように設けられた光源部71,72と、対向する光源部71,72の間に主走査方向Aに沿って延び光源部71,72から発せられた光を主走査方向Aに導く第1導光板73および第2導光板74を有している。
以下、光源部71,72について説明するが、第1操作ユニット14の両端に設けられた光源部71,72は互いに同様の構成を有するので、一方の光源部71を例にとって説明する。
図3〜6に示されるように、第1走査ユニット14の端に設けられた光源部71は、直列接続された第1発光ダイオード75および第2発光ダイオード76を共通に搭載する基板77と、基板77を挟み込んで固定し第1および第2導光板73,74に対する第1および第2発光ダイオード75,76の位置決めを図る一対の第1固定部材78および第2固定部材79とから構成されている。
基板77を挟み込んで固定する第1および第2固定部材78,79は、いずれも熱伝導性に優れたアルミニウムで形成されている。
図4に示されるように、第2固定部材79は、第1および第2導光板73,74(図3参照)の端が嵌め入れられる凹部79a,79bがそれぞれ形成されている。
第1および第2導光板73,74の端が凹部79a,79bにそれぞれ嵌め入れられ、位置決めされることにより、第1および第2導光板73,74の端面が基板77に搭載された第1および第2発光ダイオード75,76(図5参照)とそれぞれ対向するようになる。
これにより、第1および第2発光ダイオード75,76の発光が第1および第2導光板73,74に沿って主走査方向Aにそれぞれ導かれる。
図5および図8に示されるように、基板77は副走査方向Bに沿って並ぶように第1および第2発光ダイオード75,76を搭載している。
第2発光ダイオード76は、第1発光ダイオード75よりも副走査方向Bの下流側に配置され、第2発光ダイオード76の周囲には放熱量調整手段として複数のスルーホール80が形成されている。
上述のとおり、原稿後端の読取画像に影が生じないようにするためには、図7に示されるように、副走査方向Bの上流側と下流側の双方から原稿に光を照射し、なおかつ、副走査方向Bの下流側から照射される光L2の光量が上流側から照射される光L1の光量よりも大きくなるように光量が設定されなければならない。
このため、本実施形態では、副走査方向Bの下流側に配置された第2発光ダイオード76の周囲に複数のスルーホール80を形成し、第2発光ダイオード76の放熱が第1発光ダイオード75よりも促進されるように放熱量を調整している。
というのは、上述のとおり、発光ダイオードには発熱によって光量が低下する性質があり、第2発光ダイオード76の放熱を促進して第1発光ダイオード75よりも低い温度で駆動させることができれば、第2発光ダイオード76の光量を、発熱により光量が低下した第1発光ダイオード75の光量よりも相対的に大きくすることができるからである。
図9に示されるように、第2発光ダイオード76は基板77上に形成された配線パターン81に実装されている。上述のとおり、第2発光ダイオード76の周囲には複数のスルーホール80が形成され、複数のスルーホール80が形成された領域の基板77の表面には、配線パターン81を避けるように放熱用の金属層82が形成されている。
また、複数のスルーホール80が形成された領域の基板77の裏面にも放熱用の金属層83が形成され、スルーホール80の内面に形成された金属層84を介して表面側の金属層82と裏面側の金属層83が接続されている。
さらに、基板77は多層基板であり、内層として金属層85が積層されている。この金属層85もスルーホール80内面の金属層84と接続されている。
以上のような構成により、第2発光ダイオード76の発熱は、基板77の表面に形成された金属層82に伝わり、さらにはスルーホール80の内面の金属層84を介して基板77の裏面の金属層83にも速やかに伝わる。
また、第2発光ダイオード76の発熱は基板77の表面の金属層82およびスルーホール80の内面の金属層84を介して基板77の内部の金属層85へも伝わり、第2発光ダイオード76の発熱は基板77全体に拡散される。
そして、上述のとおり、基板77はアルミニウム製の第1および第2固定部材78,79によって挟まれて固定されているので、基板77の表面の金属層82と基板77の裏面の金属層83は第1および第2固定部材78,79とそれぞれ接する。
このため、基板77の表面の金属層82と裏面の金属層83に伝わった第2発光ダイオード76の発熱は熱伝導性に優れた第1および第2固定部材78,79に速やかに伝わり、第1および第2固定部材78,79から外部に放熱される。
この結果、第2発光ダイオード76の発熱は速やかに放熱され、第2発光ダイオード76が光量の低下をきたすことはない。
一方、図10に示されるように、副走査方向B(図8参照)の上流側に配置された第1発光ダイオード75の周囲にはスルーホールが形成されず、また、放熱用の金属層も形成されていない。
このため、第1発光ダイオード75の発熱は周囲に伝わり難く、第1発光ダイオード75の近傍に留まり、第1発光ダイオード75は温度上昇による光量の低下をきたす。
このように、第2発光ダイオード76の周囲に放熱量調整手段として複数のスルーホール80を形成し、スルーホール80形成領域の基板77の表面と裏面に金属層82,83をそれぞれ形成することにより、第2発光ダイオード76の放熱性を第1発光ダイオード75よりも高めることができる。
この結果、第2発光ダイオード76を第1発光ダイオード75よりも低い温度で駆動することができ、第2発光ダイオード76の光量は、温度上昇により光量の低下をきたした第1発光ダイオード75よりも相対的に大きくなる。
これにより、図7に示されるように、副走査方向Bの下流側から照射される光L2の光量を上流側から照射される光L1の光量よりも大きくすることができ、原稿後端の読取画像に影が生じることを防止できる。
なお、図11に示されるように、第1発光ダイオード75と第2発光ダイオード76は直列接続され定電流回路に接続されている。第1発光ダイオード75および第2発光ダイオード76に流れる電流値iは比較器86にフィードバックされて、Vref=irとなるよう、比較器86によりトランジスタ87が駆動される。これにより、第1発光ダイオード75および第2発光ダイオード76が定電流駆動される。
本発明では、上述のとおり、複数の発光ダイオードの放熱量を発光ダイオード毎に調整することにより、直列接続された発光ダイオードの光量を発光ダイオード毎に調整する。このため、複数の発光ダイオードの光量を調整するために複数の定電流回路が必要となることもなく、駆動回路の大規模化や複雑化を招かずに済む。
この発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を概略的に示す説明図である。 図1に示される画像形成装置の画像読取部に設けられた第1走査ユニットの斜視図である。 図2に示される第1走査ユニットの端部の要部拡大図である。 図3に示される第1走査ユニットの端部から導光板を取り除いた光源部の説明図である。 図4に示される光源部から第2固定部材を取り除いた説明図である。 図4に示される光源部から第2固定部材と基板を取り除いた説明図である。 図2に示される第1走査ユニットが原稿載置台の下方で副走査方向に移動する様子を示す説明図である。 図5に示される基板を正面からみた説明図である。 図4に示される光源部の第2発光ダイオード近傍の断面図である。 図4に示される光源部の第1発光ダイオード近傍の断面図である。 図8に示される第1および第2発光ダイオードを駆動する定電流回路を示す回路図である。 一般に、原稿後端部の読取画像に影が生じないように原稿を露光するうえで好ましくない例を示す説明図である。 一般に、原稿後端部の読取画像に影が生じないように原稿を露光するうえで好ましい例を示す説明図である。
符号の説明
2・・・画像読取部(原稿読取装置)
3・・・画像形成部
4・・・給紙部
9・・・切換ゲート
11・・・原稿載置台
12・・・両面対応自動原稿送り装置(RADF)
13・・・スキャナユニット
14・・・第1走査ユニット(走査手段)
15・・・第2走査ユニット
16・・・光学レンズ体
17・・・CCD
20・・・電子写真プロセス部
21・・・レーザ書込みユニット(LSU)
22・・・感光体ドラム
23・・・帯電装置
24・・・現像装置
25・・・転写装置
27・・・クリーニング装置
28・・・定着装置
29・・・用紙排出路
31・・・第1カセット
32・・・第2カセット
33・・・第3カセット
35・・・手差しトレイ
38・・・給紙搬送部
42・・・再給紙搬送部
61・・・搬送ローラ
62・・・反転ローラ
63・・・積載トレイ
71,72・・・光源部
73・・・第1導光板
74・・・第2導光板
75・・・第1発光ダイオード
76・・・第2発光ダイオード
77・・・基板
78・・・第1固定部材
79・・・第2固定部材
79a,79b・・・凹部
80・・・スルーホール
81・・・配線パターン
82,83,84,85・・・金属層
86・・・比較器
87・・・トランジスタ
100・・・画像形成装置
A・・・主走査方向
B・・・副走査方向
D・・・原稿
E・・・後端部
L1,L2・・・光

Claims (8)

  1. 読取開始位置から読取終了位置へ向かう副走査方向と直交する主走査方向に沿って原稿の画像を順次ライン状に走査する走査手段を備え、走査手段は主走査方向の両端に互いに対向するように設けられた光源部と、対向する光源部の間に延び光源部から発せられた光を主走査方向に導く導光部とを有し、各光源部は基板と、基板上に搭載され直列接続された複数の発光ダイオードとからなり、基板は発光ダイオードの放熱量を発光ダイオード毎に調整する放熱量調整手段を有する原稿読取装置。
  2. 放熱量調整手段は放熱を促進すべき発光ダイオードの近傍に基板を貫通するように形成されたスルーホールからなる請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 放熱量調整手段はスルーホールが形成された領域の基板の表面および裏面に部分的に形成された金属層を有し、スルーホールは基板の表面および裏面に形成された金属層を繋ぐようにその内面に金属層が形成されてなる請求項2に記載の原稿読取装置。
  4. 基板は内部に金属層を有する多層基板である請求項1〜3のいずれか1つに記載の原稿読取装置。
  5. 各光源部は基板を挟み込んで固定する一対の金属製の固定部材を有する請求項1〜4のいずれか1つに記載の原稿読取装置。
  6. 直列接続された複数の発光ダイオードは副走査方向に沿って並んで配置され、放熱量調整手段は副走査方向の上流側に配置された発光ダイオードよりも副走査方向の下流側に配置された発光ダイオードの放熱が促進されるように放熱量を調整する請求項1〜5のいずれか1つに記載の原稿読取装置。
  7. 直列接続された複数の発光ダイオードは定電流回路に接続される請求項1〜6のいずれか1つに記載の原稿読取装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の原稿読取装置を備えた画像形成装置。
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JP2011024128A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像読み取り装置および多層基板
JP2012160309A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Nisca Corp 光源ユニット及びこれを用いた画像読取装置
CN104769929A (zh) * 2012-10-30 2015-07-08 立志凯株式会社 照明装置及使用该照明装置的图像读取装置
US9151470B2 (en) 2011-01-31 2015-10-06 Nisca Corporation Illumination device

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