JP6287517B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明系、反射ミラー、結像レンズ、CCDなどを収容した一体型走査光学ユニットを搭載する画像読取装置、及びこの画像読取装置を備えるデジタル複写機、スキャナ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
従来、スキャナに代表される画像読取装置では、小型化、高精細化が求められている。そうした流れの中で、光源、折り返しミラー、結像レンズなどを有する光学系に加えて、CCDなどのイメージセンサ、ICチップなどの駆動回路を実装した回路基板が、キャリッジケースに一体的に収容された一体型走査光学ユニットを備えた画像読取装置が知られている。このような画像読取装置は、小型化する上で優位性を有している。
しかしながら、上記画像読取装置においては、駆動回路の高速化や高密度化に伴い、この駆動回路の発熱量が増大するため、回路基板からの熱が光学系などに影響を与えてしまうという問題があった。
そこで、キャリッジケースを収容する箱形のスキャナフレーム部の側壁内面に熱伝導部材を設け、一体型走査光学ユニットが所定の位置に停止したとき、一体型走査光学ユニットの側面に熱伝導部材を当接させるようにした画像読取装置が提案されている(特許文献1参照)。この画像読取装置においては、一体型走査光学ユニットの側面に熱伝導部材を当接させることによって、一体型走査光学ユニット側の熱が熱伝導部材を介してスキャナフレーム部側へ伝熱し、光学系などを熱から保護することができる。
しかしながら、上記従来の画像読取装置では、熱伝導部材がスキャナフレーム部から一体型走査光学ユニットまで延びた形状であるので、伝熱経路が長くなり、回路基板での温度上昇が大きいと十分な放熱ができないという問題がある。
また、熱伝導部材は固定式であって他の種類に変更不可能な構成であるから、ユーザの使用環境(環境温度)に応じて放熱性能をマイナーチェンジするということができないという問題もある。
本発明の課題は、一体型走査光学ユニットの熱を効率よく放熱できるとともに、その放熱性能をマイナーチェンジすることが可能な画像読取装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、原稿台に載置された原稿を照射する光源と、前記原稿での反射光を受光する受光部と、前記光源及び前記受光部を駆動する駆動回路が実装された回路基板と、を一体に保持する一体型走査光学ユニットが設けられ、前記一体型走査光学ユニットは箱形の収容部に収容され、前記回路基板は前記一体型走査光学ユニットの外側面に取り付けられ、前記回路基板と前記収容部の側壁内面との間に、弾性を有する環状熱伝導体が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、一体型走査光学ユニットが収容部の側壁内面側に移動したとき、環状熱伝導体は、一体型走査光学ユニットに押されて変形し、回路基板の表面及び収容部の側壁内面に密着する。その結果、一体型走査光学ユニットの熱は熱伝導体を介して収容部の内壁内側へ効率よく放熱することができる。
また、熱伝導体として、厚み、幅、または長さの異なるものを複数種類用意しておき、それら複数種類の熱伝導部材の中から1つの熱伝導部材を選ぶようにすれば、ユーザの使用環境に応じて放熱性能をマイナーチェンジするということができる。
画像形成装置の全体構成図である。 内部に一体型走査光学ユニットを有する画像読取部の斜視図である。 画像読取部の分解斜視図である。 実施例1を示しており、画像読取部の内部に設けられたスキャナフレーム部の斜視図である。 図4のスキャナフレーム部の正面図である。 図5のA部拡大図である。 熱伝導部材による作用を説明する図である。 実施例2を示しており、画像読取部の内部に設けられたスキャナフレーム部の斜視図である。 実施例3を示しており、画像読取部の内部に設けられたスキャナフレーム部の斜視図である。 実施例4を示しており、画像読取部の内部に設けられたスキャナフレーム部の斜視図である。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
《実施例1》
先ず、画像形成装置の構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。画像形成装置としては、例えば、複写機、ファクシミリ、印刷装置等が挙げられる。図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成部101と、用紙供給装置40と、原稿搬送読取ユニット104とを備えている。
また、画像形成装置100は、原稿搬送読取ユニット104の各部の動作を制御する制御部(図示省略)も備えている。制御部は、画像形成装置100全体を制御するCPU(Central Processing Unit)、各種データや各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びHDD(Hard disk drive)等からなる記憶部等を備えている。制御部のCPUが、記憶部に格納されたプログラムを読み出して実行することで、画像形成装置100の処理が実行される。
原稿搬送読取ユニット104は、画像形成部101の上部に固定された画像読取部(本願の画像読取装置)102と、この画像読取部102に支持される自動原稿給送ユニット(Auto Document Feeder、以下、「ADF」という)103とを有している。
用紙供給装置40は、ペーパーバンク41内に多段に配設された2つの給紙カセット42、給紙カセット42から記録媒体としての用紙を送り出す送出ローラ43、及び送り出された用紙を分離して給紙路44に供給する分離ローラ45等を有している。また、画像形成装置100の給紙路37に用紙を搬送する複数の搬送ローラ46等も有している。このような構成の用紙供給装置40により、給紙カセット42内の用紙を、画像形成装置100内の給紙路37内に給紙するようになっている。
画像形成部101は、画像読取部102で読み取った画像情報に基づいて、記録媒体上に画像を形成する。画像形成部101は、光書込装置2、K(ブラック)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)色の各トナー像を形成する4つのプロセスユニット3K,3Y,3M,3Cを備えている。また画像形成部101は、中間転写ベルト25を有する転写ユニット24、紙搬送ユニット28、レジストローラ対33、定着装置34、排紙ローラ対35、スイッチバック装置36、及び給紙路37等を備え、電子写真方式の構成となっている。
このような構成の画像形成部101では、光書込装置2内に配設されたレーザダイオードやLED等の光源(以上、図示省略)を駆動して、プロセスユニット3K,3Y,3M,3Cの感光体4K,4Y,4M,4Cに向けてレーザ光を照射する。このレーザ光の照射により、ドラム状の感光体4K,4Y,4M,4Cの表面には静電潜像が形成され、この静電潜像は所定の現像プロセスを経由してトナー像に現像される。なお、図面及び明細書の説明中で符号の後に付されたK,Y,M,Cという添字は、それぞれブラック、イエロー、マゼンタ、シアンを示す。したがって、K,Y,M,Cの添え字が付された部材は、それぞれブラック、イエロー、マゼンタ、シアン用の仕様であることを示している。
上記構成の画像形成装置100において、画像形成部101の各感光体4K,4Y,4M,4Cの表面に形成されたトナー像は、図1中に矢印で示すように時計回り方向に無端移動する中間転写ベルト25に、順次重ね合わせて1次転写される。この1次転写により、中間転写ベルト25には4色重ね合わせのカラートナー像が形成される。また、用紙供給装置40から供給された用紙が、レジストローラ対33により所定のタイミングで、紙搬送ユニット28と中間転写ベルト25との間で形成された2次転写ニップに送り出される。この2次転写ニップにより、中間転写ベルト25上のカラートナー像が、用紙に一括して2次転写される。
2次転写ニップを通過した用紙は、中間転写ベルト25から離間して定着装置34へ搬送される。定着装置34に搬送された用紙は、定着装置34内における加圧や加熱によってフルカラー画像が定着された後、定着装置34から排紙ローラ対35に送られた後、機外へと排出される。なお、画像形成部101は、図1に示すような電子写真方式の構成に限定されるものではなく、インクジェット記録方式等の構成であってもよい。
画像読取部102は、図2及び図3に示すように、収容部(筐体)として、画像読取部102の上面を構成するスキャナカバー部201と、画像読取部102の側面及び下面を構成するスキャナフレーム部202とを備えている。スキャナカバー部201は、原稿Gが通過または原稿Gを載置するコンタクトガラス203を備えている。このコンタクトガラス203は、原稿Gに接触するようにスキャナカバー部201に固定されている。
また、図3に示すように、画像読取部102の内部には、原稿Gに光を照射して反射光を読み取る一体型走査光学ユニット301と、この一体型走査光学ユニット301を副走査方向Yに移動させるためのガイドロッド302、レール303及びスティッピングモータ(図示省略)等からなる移動手段とが設けられている。なお、主走査方向はXとしている。
一体型走査光学ユニット301は、図1に示すように、コンタクトガラス203の直下に、副走査方向Y(図1の左右方向)に移動可能に配設されている。一体型走査光学ユニット301は照明、反射ミラー、結像レンズ、CCDなどのイメージセンサ(受光部)を1つのユニットとして一体化したものであり、原稿台としてのコンタクトガラス203上の原稿Gの画像情報を読み取るものである。一体型走査光学ユニット301で読み取られた画像情報は、画像形成部101に送られる。
以下、本実施例に特徴部分について、図4を用いて説明する。
箱形のスキャナフレーム部202は、長手方向に側壁202aを、短手方向に側壁202bをそれぞれ有している。スキャナフレーム部202の内部には、円柱棒から成る2本のガイドロッド302がスキャナフレーム部202の長手方向に沿って設けられている。2本のガイドロッド302は互いに平行に配置され、端部の各々が短手方向の側壁202bの内面に固定されている。
一体型走査光学ユニット301は、直方体形状を成し、その長辺側がスキャナフレーム部202の短手方向に沿うようスキャナフレーム部202の内部に設けられている。そして、一体型走査光学ユニット301は、その底部がガイドロッド302に当接し、ガイドロッド302にガイドされながら副走査方向Y1,Y2に往復移動可能である。ここでは、副走査方向Y1,Y2に直角な主走査方向はX1,X2としている。
一体型走査光学ユニット301の一側面(図4において左側側面)には回路基板405が設けられている(図5及び図6も参照)。
回路基板405は、図5及び図6に示すように、支持部材406を介して一体型走査光学ユニット301の一側側面(図5及び図6において左側側面)に固定されている。回路基板405の表面(図5及び図6において左側の表面)には、CCDやIC等の電子部品407が搭載されている。
本実施例では、スキャナフレーム部202の内部に、弾性を有する環状熱伝導体450が1つ設けられている。この環状熱伝導体450は、スキャナフレーム部202の側壁202bと回路基板405との間に配置されている。本実施例においては、環状熱伝導体450は、上面視で円形を成し、その一部がスキャナフレーム部202の側壁202bに固定されている。また、環状熱伝導体450は、2本のガイドロッド302の間に配置されている。
環状熱伝導体450は、帯状の薄板(厚さ0.5mm以下)が円形に曲げられ、薄板の端部が重ね合わされて、ねじ451によってスキャナフレーム部202の側壁202bの内面に固定されている。すなわち、スキャナフレーム部202にはねじ孔(図示省略)が、環状熱伝導体450の両端部にはねじ貫通孔(図示省略)がそれぞれ形成されており、ねじ451はねじ貫通孔に通されてから、ねじ孔にねじ込まれている。このようにして、環状熱伝導体450はスキャナフレーム部202の側壁202bの内面に強固に固定されている。
環状熱伝導体450は、基材としてゴムが使用され、そのゴムの表面に熱伝導シートまたは金属線が貼付されている。
なお、本実施例においては、環状熱伝導体450が2本のガイドロッド302の間に配置されているので、スキャナフレーム部202の側壁202bに形成されたねじ孔は、2本のガイドロッド302が固定された間のねじ孔だけ使用している。ところが本実施例では、ねじ孔は、スキャナフレーム部202の側壁202bには2本のガイドロッド302の間以外に、ガイドロッド302の外側(ガイドロッド302とスキャナフレーム部202の側壁202aとの間)にも形成されている。つまり、ねじ孔は3箇所に形成されている。これは、後述する図10のように3つの環状熱伝導体をスキャナフレーム部202の側壁202bに固定するためであって、スキャナフレーム部202は部品の共通化が図られている。
そして、本実施例では、ガイドロッド302の外側に形成されたねじ孔には、環状熱伝導体450は固定されておらず、ねじ451だけがねじ込まれている。このようにすれば、塵埃等を含んだ外部空気が一体型走査光学ユニット301の内部に侵入するのを防ぐことができる。
また、本実施例においては、スキャナフレーム部202の側壁202bへのガイドロッド302の固定箇所近傍(つまり、ガイドロッド302の端部)に、断面が略U字型の放熱部材460が設けられている。この放熱部材460は、ガイドロッド302に軸方向に沿って配置された放熱板から成り、2本のガイドロッド302の端部位置に設けられている。放熱部材460は、ガイドロッド302の端部を挟み込むように配置され、底部がねじ(図示省略)によってスキャナフレーム部202の底壁202cに固定されている。なお、環状熱伝導体450及び放熱部材460は着脱自在となっている。
次に、本実施例の作用について、図5〜図7を用いて説明する。ここで、図5は一体型走査光学ユニット301が収容されたスキャナフレーム部202の上面図、図6及び図7は図5のA部の拡大図である。
一体型走査光学ユニット301が駆動されて、一体型走査光学ユニット301が副走査方向Y1へ移動して環状熱伝導体450を押圧すると、環状熱伝導体450は、図5〜図7に示すように、略矩形状に変形する。そして、環状熱伝導体450は、その長辺側が回路基板405及びスキャナフレーム部202の側壁202bの内面に、短辺側が2つの放熱部材460にそれぞれ接触する。詳細には、環状熱伝導体450は、回路基板405上の電子部品407に対してはB1部とB2部で、放熱部材460に対してはB3部とB4部で、スキャナフレーム部202の側壁202bに対してはB5部でそれぞれ接触する。なお、矩形状に変形した環状熱伝導体450は、隅部ではアール状を成している。
そして、回路基板405の熱は、B1部及びB2部から環状熱伝導体450へ伝達され、環状熱伝導体450を熱伝導してB3,B4部を介して放熱部材460へ、及びB5部を介してスキャナフレーム部202の側壁202bへそれぞれ伝達される。放熱部材460へ伝達された熱は、放熱部材460の表面から外気に放熱される。また、スキャナフレーム部202の側壁202bへ伝達された熱は、当該側壁202bの内面から外面に熱伝導され、側壁202bの外面から外気に放熱される。これにより、一体型走査光学ユニット301(具体的には回路基板405)の熱を、効率良く放熱することができる。
本実施例によれば、環状熱伝導体450を帯状の薄板で構成したので、環状熱伝導体450の製作が非常に容易である。
また、環状熱伝導体450を帯状の薄板で構成したので、薄板の材質、板厚、板幅、又は長さの異なる環状熱伝導体450を複数種類用意しておき、その中から最適な熱抵抗を有するものを選択することで、放熱性能の調整の自由度を上げることができる。
同様に、放熱部材460も、その材質、板厚、板幅、又は長さの異なる放熱部材460を複数種類用意しておき、その中から最適な熱抵抗を有するものを選択することで、放熱性能の調整の自由度を上げることができる。
さらに、環状熱伝導体450を帯状の薄板で構成したので、回路基板405の表面に電子部品407が実装されていて回路基板405の表面が凸凹していても、環状熱伝導体450を電子部品407の間に沈み込ませることができる。その結果、環状熱伝導体450を回路基板405の表面に密着させることが可能となり、その分、放熱性能の向上を図ることができる。
また、放熱部材460は、底部以外が上方向に向いているので、放熱部材460からの熱で暖められた空気が上方へ流れやすくなって、放熱が促進される。
なお、本実施例では、環状熱伝導体450をスキャナフレーム部202の側壁202bに固定したが、環状熱伝導体450を回路基板405に固定しても良い。このようにすれば、環状熱伝導体450をヒートシンクとして機能させることができる。
また、本実施例では、放熱部材460がスキャナフレーム部202とは別部材であったが、放熱部材460をスキャナフレーム部202の側壁202bに一体的に設けても良い。
《実施例2》
図8は、実施例2を示している。本実施例では、放熱部材465が放熱棒から成り、スキャナフレーム部202の底壁202cの上に上下方向に設けられている。また、放熱部材465には、その一部に円筒面465aが形成されている。この円筒面465aは放熱部材465の下端から上端まで連続的に形成されている。
放熱部材465は4つ設けられ、2本のガイドロッド302の端部を挟んでそれぞれ配置されている。また、各放熱部材465は、その円筒面465aが環状熱伝導体450に対向するように配置されている。なお、放熱部材465は着脱自在となっている。
環状熱伝導体450、及び環状熱伝導体450をスキャナフレーム部202の側壁202b固定するねじ451等は、実施例1の場合と同様な構成である。
上記構成において、一体型走査光学ユニット301が駆動されて、一体型走査光学ユニット301が副走査方向Y1へ移動して環状熱伝導体450を押圧すると、環状熱伝導体450は、図5〜図7に示したように、円形から略矩形状に変形する。このとき、環状熱伝導体450は、その隅部にアール状の部分が残る。つまり、この部分においては、環状熱伝導体450はスキャナフレーム部202の側壁202bや放熱部材460に密着しておらず、僅かな空隙が存在している。
これに対し、本実施例では、放熱部材465の一部に円筒面465aが形成されているので、略矩形状に変形した環状熱伝導体450のアール状の隅部が放熱部材465の円筒面465aに密着する。
本実施例によれば、環状熱伝導体450のアール状の隅部が放熱部材465の円筒面465aに密着するので、環状熱伝導体450から放熱部材465への熱伝導の効果を高めることができる。
本実施例の場合も、放熱部材465の材質、板厚、板幅、又は長さの異なる放熱部材460を複数種類用意しておき、その中から最適な熱抵抗を有するものを選択することで、放熱性能の調整の自由度を上げることができる。
《実施例3》
図9は、実施例3を示している。本実施例では、スキャナフレーム部202の側壁内面のうち、ガイドロッド302の固定箇所にスキャナフレーム部202の内側に突出した凸部470が形成されている。この凸部470の反対側の面は、流路471となっており、この流路471に空気等を流すことにより、凸部470を効率良く冷却することができる。
上記構成において、一体型走査光学ユニット301が駆動されて、一体型走査光学ユニット301が副走査方向Y1へ移動して環状熱伝導体450を押圧すると、環状熱伝導体450は、図5〜図7に示したように、円形から略矩形状に変形する。このとき、環状熱伝導体450の一部は凸部470に当接し、環状熱伝導体450を伝導してきた回路基板405の熱は当該凸部470へ伝達され、流路471内を流れる空気等に放熱される。
本実施例によれば、スキャナフレーム部202の側壁202bの内面における表面積が増大するので、環状熱伝導体450から側壁202bへの放熱効率を高めることができる。
《実施例4》
図10は、実施例4を示している。本実施例では、環状熱伝導体450が複数(ここでは3つ)設けられている。すなわち、環状熱伝導体450は、2本のガイドロッド302の間、一方のガイドロッド302の外側と側壁202aとの間、及び他方のガイドロッド302の外側と側壁202aとの間にそれぞれ設けられている。
本実施例によれば、環状熱伝導体450が3つ設けられているので、回路基板405の熱が、3つの環状熱伝導体450を介してスキャナフレーム部202の側壁202bへ伝熱され、放熱効率を一層高めることができる。
なお、本実施例においても、図8に示したような円筒面465aを有する放熱部材465を、ガイドロッド302の端部に設けることができる。この場合、放熱部材465を、スキャナフレーム部202の側壁202aと側壁202bとの交差部202dにも設けると、放熱効率をより一層高めることが可能となる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、上記各実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記各実施例の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
例えば、環状熱伝導体450としては、円形のものだけでなく、楕円形のものであっても良い。また、環状熱伝導体450の基材の材質はゴム製でなく、薄厚の金属板としても良い。
100 画像形成装置
102 画像読取部
202 スキャナフレーム部
202a,202b 側壁
301 一体型走査光学ユニット
405 回路基板
407 電子部品
450 環状熱伝導体
451 ねじ
460 放熱部材
465 放熱部材
465a 円筒面
470 凸部
471 流路
特開2008−79101号公報

Claims (9)

  1. 原稿台に載置された原稿を照射する光源と、前記原稿での反射光を受光する受光部と、前記光源及び前記受光部を駆動する駆動回路が実装された回路基板と、を一体に保持する一体型走査光学ユニットが設けられ、
    前記一体型走査光学ユニットは箱形の収容部に収容され、
    前記回路基板は前記一体型走査光学ユニットの外側面に取り付けられ、
    前記回路基板と前記収容部の側壁内面との間に、弾性を有する環状熱伝導体が設けられていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記一体型走査光学ユニットの移動をガイドするガイドロッドが設けられ、該ガイドロッドは、その端部が前記収容部の側壁内面に固定され、
    前記ガイドロッドの端部が固定された箇所付近に、前記環状熱伝導体に接触可能な放熱部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記環状熱伝導体は、前記一体型走査光学ユニットが前記収容部の側壁内面側に移動したとき、潰されて前記回路基板の表面、前記収容部の側壁内面、及び前記放熱部材に接触することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記環状熱伝導体及び前記放熱部材は着脱自在であることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像読取装置。
  5. 前記環状熱伝導体及び前記放熱部材は複数設けられていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  6. 前記放熱部材は、ロッドの軸方向に沿って設けられ上下方向に配置された放熱板であることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. 前記放熱部材は、上下方向に配置され角部に凹状の円筒面が形成された放熱棒であることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  8. 前記収容部の側壁内面には、前記ガイドロッドの固定箇所付近に該収容部の内側に突出した凸部が形成されていることを特徴とする請求項2〜7のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  9. 画像読取装置で読み取った画像情報に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記画像読取装置として、請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像読取装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
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