JP4595442B2 - 電動モータ、それを備える電動工具及び電動モータの製造方法 - Google Patents

電動モータ、それを備える電動工具及び電動モータの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、樹脂によりモールドされたコイルを有する電動モータと、それを備える電動工具と、電動モータの製造方法に関する。
従来から電動工具に備えられる電動モータとして様々な構造が提案されている。例えば、一部に絶縁紙が巻かれたコイルを変形させながら固定子コアのスロットへ嵌め込み、コイルと固定子コアとをワニスに浸して一体に固めて、コイルと固定子コアとの形状安定化を図っている。
また、一部に絶縁紙が巻かれたコイルを変形させながら固定子コアのスロットへ嵌め込み、コイルと固定子コアの一部とを樹脂により一体に覆い、コイルと固定子コアとの形状安定化を図っているものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−9601号公報
しかし、従来の電動工具に備えられる電動モータにおいて、コイルの一部に絶縁紙が巻かれていたため、絶縁紙が巻かれた部分の放熱性が悪かった。また、コイルを変形させながら固定子コアのスロットへ嵌め込むという作業は熟練技術を要し、更にこの作業には多くのコストと製造時間が費やされていた。また、各コイルと固定子コアとをワニス若しくは樹脂で一体に固めてしまうと、固定子コアを再利用するときに固定子コアからコイルを取外すのに非常に手間がかかり固定子コアの再利用性が悪かった。
また、コイルを固定子コアに嵌め込むときに隣接するマグネットワイヤ間に隙間が形成され、コイルを覆うための樹脂が隙間に流入してその量が不必要に増加し、モータの重量を増加させてしまっていた。またコイルを固定子コアに嵌め込んだ後に、コイルと固定子コアとの間に風路を形成するのが困難であった。
そこで本発明は、冷却効率を飛躍的に向上させることができる電動モータとそれを備えた電動工具と、製造コストの低減及び固定子コアの再利用性を向上させることができる電動モータの製造方法とを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、空気を吸入するための空気吸入口と該空気を排出するための空気排出口が形成されたハウジングと、該ハウジング内に収容固定され、第一コイル装着部と、該第一コイル装着部と対向する第二コイル装着部とを少なくとも備え、中空部が形成された固定子コアと、該第一コイル装着部に装着される第一コイルと、該第二コイル装着部に装着され、該第一コイルと対向する第二コイルと、該中空部であって、該第一コイルと該第二コイルとの間に回転可能に配置される回転子と、を備える電動モータと、該ハウジング内に設けられ該第一コイルと該第二コイルとを冷却するために、該空気吸入口から該ハウジング内に空気を取入れ該空気排出口に空気を吹出すファンとを備えた電動工具において、該第一コイル及び該第二コイルの全体のみが樹脂で覆われ一体化されて、第一モールドコイル及び第二モールドコイルを構成し、該固定子コアは、第一固定子コアと、該第一固定子コアに対向配置される第二固定子コアとから構成され、該固定子コアの第一コイル装着部の一部及び第二コイル装着部の一部は、該第一モールドコイルと該第二モールドコイルとにより囲まれた空間に向かって露出し、該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルは、該第一コイル装着部及び該第二コイル装着部に装着され、該第一固定子コアと該第二固定子コアとを嵌合することにより該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルを挟み込むように構成されている電動工具を提供している。
また、本発明は、空気を吸入するための空気吸入口と該空気を排出するための空気排出口が形成されたハウジングと、該ハウジング内に収容固定され、第一コイル装着部と、該第一コイル装着部と対向する第二コイル装着部とを少なくとも備え、中空部が形成された固定子コアと、該第一コイル装着部に装着される第一コイルと、該第二コイル装着部に装着され、該第一コイルと対向する第二コイルと、該中空部であって、該第一コイルと該第二コイルとの間に回転可能に配置される回転子と、を備える電動モータと、該ハウジング内に設けられ該第一コイルと該第二コイルとを冷却するために、該空気吸入口から該ハウジング内に空気を取入れ該空気排出口に空気を吹出すファンとを備えた電動工具において、該第一コイル及び該第二コイルの全体のみが樹脂で覆われ一体化されて、第一モールドコイル及び第二モールドコイルを構成し、該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルは、それぞれ該回転子の軸方向に沿う一対の軸方向部と、該固定子コアの軸方向両端部から外方に突出すると共に該回転子の円周方向に沿う略円弧状の一対の円周方向部とを備え、該固定子コアは、第一固定子コアと、該第一固定子コアに対向配置される第二固定子コアとから構成され、該固定子コアの第一コイル装着部の一部及び第二コイル装着部の一部は、該第一モールドコイルと該第二モールドコイルとにより囲まれた空間に向かって露出し、該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルは、該第一コイル装着部及び該第二コイル装着部に装着され、該第一固定子コアと該第二固定子コアとを嵌合することにより該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルを挟み込むように構成され、該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルの該軸方向部と該固定子コアの内周面とによって風路が提供される電動工具を提供している。
ここで、該軸方向部と該固定子コアの内周面とを接続する突起部が、該風路を仕切るように、該固定子コアの内周面若しくは該軸方向部から一体に突設されていることが好ましい。
また、該軸方向部は、該回転子と対向する対向面を有し、該対向面は、該固定子コアに接触しないことが好ましい。
また、該軸方向部は、該回転子と対向する対向面を有し、該対向面の端部は、該固定子コアと接触していることが好ましい。
また、該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルは、それぞれ該回転子の軸方向に沿う一対の軸方向部と、該固定子コアの軸方向両端部から外方に突出すると共に該回転子の円周方向に沿う略円弧状の一対の円周方向部とを備え、該固定子コアは、該第一コイル装着部を有する第一固定子コアと、該第一固定子コアとは別体で該第二コイル装着部を有する第二固定子コアとから少なくとも構成され、該第一コイル装着部は、該第一モールドコイルの該軸方向部を当接・支持する第一当接面及び第二当接面を有し、該第二コイル装着部は、該第二モールドコイルの該軸方向部を当接・支持する第三当接面及び第四当接面を有し、該第一当接面と該第二当接面とは、互いに略平行であり、該第三当接面と該第四当接面とは、互いに略平行であり、該第一当接面と該第三当接面とは、略同一平面上に位置し、該第二当接面と該第四当接面とは、略同一平面上に位置していることが好ましい。
また、該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルは、それぞれ該回転子の軸方向に沿う一対の軸方向部と、該固定子コアの軸方向両端部から外方に突出すると共に該回転子の円周方向に沿う略円弧状の一対の円周方向部とを備え、更に該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルは、それぞれ内方モールドコイル部及び外方モールドコイル部から構成され、該内方モールドコイル部の該軸方向部と、該外方モールドコイル部の該軸方向部とによって、該回転子の軸方向に延びる風路が提供されていることが好ましい。
また、本発明は、第一コイル装着部と、該第一コイル装着部と対向する第二コイル装着部とを少なくとも備え、中空部が形成された固定子コアと、該第一コイル装着部に装着される第一コイルと、該第二コイル装着部に装着され、該第一コイルと対向する第二コイルと、該中空部であって、該第一コイルと該第二コイルとの間に回転可能に配置される回転子と、を備える電動モータにおいて、該第一コイル及び該第二コイルの全体のみが樹脂で覆われ一体化されて、第一モールドコイル及び第二モールドコイルを構成し、一体に構成される該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルは、該第一コイル装着部及び該第二コイル装着部に装着され、該固定子コアは、該第一コイル装着部を有する第一固定子コアと、該第一固定子コアに対向配置され該第二コイル装着部を有する第二固定子コアとから構成され、該固定子コアの第一コイル装着部の一部及び第二コイル装着部の一部は、該第一モールドコイルと該第二モールドコイルとにより囲まれた空間に向かって露出し、該第一固定子コアと該第二固定子コアとを嵌合することにより該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルを挟み込むように構成されている電動モータを提供している。
また、本発明は、マグネットワイヤを所定回数巻いて第一コイルを製造し、マグネットワイヤを所定回数巻いて第二コイルを製造する工程と、該第一コイル及び該第二コイルを対向・近接配置させて樹脂で覆い、一体として構成される第一モールドコイル及び第二モールドコイルを製造する工程と、一体の該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルを第一コイル装着部を有する第一固定子コアと第二コイル装着部を有する第二固定子コアとで挟み込み、該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルを、それぞれ該第一コイル装着部及び該第二コイル装着部に装着する工程とを備える電動モータの製造方法を提供している。
請求項1に記載の電動工具によれば、第一コイル及び第二コイルの全体のみが樹脂で覆われて、第一モールドコイル及び第二モールドコイルを構成する。そして、第一モールドコイル及び第二モールドコイルは、第一コイル装着部及び第二コイル装着部に装着されるので、第一コイル及び第二コイルの形状を安定させることができる。また、絶縁性・高熱伝導性の樹脂で覆えば、絶縁紙を第一、二コイルに巻く必要がなくなるので、第一、第二コイルの放熱性を向上させることができる。
請求項2に記載の電動工具によれば、第一コイル及び第二コイルの全体のみが樹脂で覆われて、第一モールドコイル及び第二モールドコイルを構成する。そして、第一モールドコイル及び第二モールドコイルは、第一コイル装着部及び第二コイル装着部に装着されるので、第一コイル及び第二コイルの形状を安定させることができる。また、絶縁性・高熱伝導性の樹脂で覆えば、絶縁紙を第一、二コイルに巻く必要がなくなるので、第一、第二コイルの放熱性を向上させることができる。
請求項3に記載の電動工具によれば、軸方向部と固定子コアの内周面とを接続する突起部が、風路を仕切るように、固定子コアの内周面若しくは軸方向部から一体に突設されているので、第一、二モールドコイルを固定子コアに強固に固定することができる。
請求項4に記載の電動工具によれば、対向面が第一固定子コア及び該第二固定子コアに接触しない(第一固定子コア及び該第二固定子コアから開放されている)ので、第一、二モールドコイルをそれぞれ第一、二固定子コアに容易に装着することができる。
請求項5に記載の電動工具によれば、対向面の端部が、第一固定子コア及び第二固定子コアと接触しているので、第一、二モールドコイルを第一、二固定子コアに強固に固定することができる。
請求項6に記載の電動工具によれば、第一当接面と第二当接面とは、互いに略平行であり、第三当接面と第四当接面とは、互いに略平行であり、第一当接面と第三当接面とは、略同一平面上に位置し、第二当接面と第四当接面とは、略同一平面上に位置しているので、容易に第一、二固定子コアを第一、二コイルに装着することができる。また、第一、二コイルに電流を流すことにより発生する磁束の経路を短くすることができるため、磁気抵抗が減少しモータ効率の向上が図れる。
請求項7に記載の電動工具によれば、第一モールドコイル及び第二モールドコイルは、それぞれ内方モールドコイル部及び外方モールドコイル部から構成され内方モールドコイル部の軸方向部と、外方モールドコイル部の軸方向部とによって、回転子の軸方向に延びる風路が提供されているので、放熱部である第一モールドコイル及び第二モールドコイルの放熱面積が従来のモータと比較して増加する。従って、ファン風による冷却効率が飛躍的に上昇するので、モータの寿命を向上させることができ、電動工具の定格入力を大幅に向上させることができる。更に、従来のモータと比較して、高負荷をかけて電動工具を使用することが可能となる。
請求項8に記載の電動モータによれば、第一コイル及び第二コイルの全体のみが樹脂で覆われて、第一モールドコイル及び第二モールドコイルを構成し、第一モールドコイル及び第二モールドコイルは、第一コイル装着部及び第二コイル装着部に装着されるので、第一コイル及び第二コイルの形状を安定させることができる。また、絶縁性・高熱伝導性の樹脂で覆えば、絶縁紙を第一、二コイルに巻く必要がなくなるので、第一、第二コイルの放熱性を向上させることができる。
請求項9に記載の電動モータの製造方法によれば、第一コイル及び第二コイルを樹脂で覆い、一体として構成される第一モールドコイル及び第二モールドコイルを製造する工程を有しているので、各コイルを別々に樹脂で覆うよりも製造コストを低減できる。更に、一体として第一、二モールドコイルを構成することにより、固定子コアに装着後第一モールドコイルと第二モールドコイルとの間に隙間等が形成されないので、第一モールドコイルと第二モールドコイルとを固定子コアに強固に固定することができる。
また、第一、二コイルのみを樹脂により覆うのでモールド金型形状を単純化することができ、製造コストを低減することができる。また、モータを使用後、第一、二モールドコイルと、固定子コアとを容易に分離することができるので、コイルと固定子コアとがワニスにより一体に固められた従来のモータと比較して、固定子コアの再利用性を向上させることができる。
また、一体の第一モールドコイル及び第二モールドコイルを第一固定子コアと第二固定子コアとで挟み込む工程とを有しているので、従来のモータの製造方法のようにコイルを変形させながら固定子コアのスロットへ嵌め込むという熟練技術を要する作業が必要なくなる。従って、容易にモータを製造することができ、製造コスト及び製造時間を低減することができる。更に、隣接するマグネットワイヤ間に形成される隙間を少なくすることができるため、第一、二コイルを覆うのに必要な樹脂を減少させることができ、モータの重量を低減することができる。
更に、第一、二コイルの表面のみを樹脂により覆い形状安定化し、その後第一、二モールドコイルを第一、二固定子コアで挟み込むので、第一、二固定子コアと第一、二モールドコイルとの間に容易に風路を提供することが可能となる。
請求項13に記載の電動モータの製造方法によれば、第一コイル及び第二コイルを樹脂で覆い、一体として構成される第一モールドコイル及び第二モールドコイルを製造する工程を有しているので、各コイルを別々に樹脂で覆うよりも製造コストを低減できる。更に、一体として第一、二モールドコイルを構成することにより、固定子コアに装着後第一モールドコイルと第二モールドコイルとの間に隙間等が形成されないので、第一モールドコイルと第二モールドコイルとを固定子コアに強固に固定することができる。
また、第一、二コイルのみを樹脂により覆うのでモールド金型形状を単純化することができ、製造コストを低減することができる。また、モータを使用後、第一、二モールドコイルと、固定子コアとを容易に分離することができるので、コイルと固定子コアとがワニスにより一体に固められた従来のモータと比較して、固定子コアの再利用性を向上させることができる。
また、一体の第一モールドコイル及び第二モールドコイルを第一固定子コアと第二固定子コアとで挟み込む工程とを有しているので、従来のモータの製造方法のようにコイルを変形させながら固定子コアのスロットへ嵌め込むという熟練技術を要する作業が必要なくなる。従って、容易にモータを製造することができ、製造コスト及び製造時間を低減することができる。更に、隣接するマグネットワイヤ間に形成される隙間を少なくすることができるため、第一、二コイルを覆うのに必要な樹脂を減少させることができ、モータの重量を低減することができる。
更に、第一、二コイルの表面のみを樹脂により覆い形状安定化し、その後第一、二モールドコイルを第一、二固定子コアで挟み込むので、第一、二固定子コアと第一、二モールドコイルとの間に容易に風路を提供することが可能となる。
本発明の電動工具を携帯用丸鋸に適用した第1の実施の形態について図1乃至図4(d)に基づき説明する。図1は携帯用丸鋸1の部分縦断面図である。図1に示されるように携帯用丸鋸1は、モータ20を内部に支持収納するハウジング2と、ハンドル3と、モータ20により回転駆動される鋸刃4と、ソーカバー5と、ベース6と、ファン7とを主に備える。ハウジング2の一端側には、ハウジング2内部と外部とを連通させる空気吸入口2aが形成されている。ハンドル3は、ハウジング2に一体もしくは別部材として連結して設けられ、モータ20の駆動を制御する図示せぬスイッチを備える。鋸刃4は、切断可能な方向(正転方向)にのみ回転可能に設けられている。ソーカバー5は、ハウジング2に取付けられて鋸刃4の外周の上側半分を覆う形状をなしている。
ソーカバー5には、後述するファン風を排出するためのファン風排出口5aが形成されている。ベース6は、ソーカバー5を介してハウジング2と連結され、被切断材上を摺動可能な底面6aを有し、鋸刃4を底面6aより下方に突出させる図示せぬ開口部が形成されている。モータ20は、第1モールドコイル22、第2モールドコイル23及び回転子24を有し、ファン7は、第1モールドコイル22、第2モールドコイル23及び回転子24を冷却するために、回転子24と共に回転可能に設けられた出力軸26に固定して設けられている。
出力軸26の一端側にはピニオンギア8が設けられている。出力軸26およびピニオンギア8は、ハウジング2の空気吸入口2a側端部およびソーカバー5に設けられた第1軸受9、10によって回転可能に支承されている。ソーカバー5内には出力軸26と平行に延びる駆動軸11が、第2軸受12、13により回転可能に支承されている。駆動軸11のハウジング2側にはピニオンギア8と噛合するギア14が、駆動軸11と同軸に固定されている。駆動軸11には、一対の鋸刃固定部材15が駆動軸11に対して回転不能に取付けられている。そして、鋸刃4は一対の鋸刃固定部材15間に挟持固定されている。
携帯用丸鋸1には、ソーカバー5内において駆動軸11の軸心を中心に回動可能に保持され、ソーカバー5内に収納可能で、鋸刃4外周のほぼ半分を覆う形状をしたセーフティーカバー16が設けられている。セーフティーカバー16には、手動回動操作用のレバー16aが取付けられている。セーフティーカバー16は図示しないスプリング等の付勢手段によって付勢されており、図1に示すように大部分がベース6の底面6aよりも下方に突出し鋸刃4外周が露出するのを防止する回動位置が初期状態となっている。切断作業時には、セーフティーカバー16の切断方向前方側端部(図1の紙面に垂直方向手前側)が被切断材の端部に当接し、その状態で携帯用丸鋸1が切断方向に摺動することによってスプリングの付勢力に抗してセーフティーカバー16はソーカバー5内に収納されるように駆動軸11の軸心を中心に回動し、ベース6の底面6a側において鋸刃4が露出する。
次に図2及び図3に基づきモータ20について説明する。図2は、モータ20の斜視図であり、図3は、モータ20のその長手方向に直交する断面図である。図2及び図3においては、回転子24の図示を省略している。モータ20は、固定子コア21と、一体として構成される第一モールドコイル22及び第二モールドコイル23(図4(c))と、回転子24(図1)とを有している。固定子コア21はハウジング2に図示せぬ複数のリブにより支持固定され、第一固定子コア21Aと、第一固定子コア21Aと対向する第2固定子コア21Bとから構成される。
第一固定子コア21Aは、第一モールドコイル22を装着するための第一コイル装着部21A1と、回転子24の円周方向における第一コイル装着部21A1の両端から回転子24の外周に沿うようにそれぞれ延びる一対の第一固定子コア脚部21A2とから構成される。第二固定子コア21Bも第一固定子コア21Aと同様に第二コイル装着部21B1と、一対の第二固定子コア脚部21B2とから構成される。そして、一対の第一固定子コア脚部21A2の自由端と、一対の第一固定子コア脚部21A2に対向する一対の第二固定子コア脚部21B2の自由端とは互いに嵌合し、この嵌合により固定子コア21は回転子24を遊挿するための中空部21aを提供している。
第一コイル装着部21A1は、後述する第一モールドコイル22の一対の第一軸方向部22Dをそれぞれ当接・支持し、固定子コア21の軸方向に延びる互いに略平行な第一当接面21Cと第二当接面21Dとを有している。第二コイル装着部21B1は、第一コイル装着部21A1の第一当接面21Cと第二当接面21Dと同様の、後述する第二モールドコイル23の一対の第二軸方向部23Dをそれぞれ当接・支持し、互いに略平行な第三当接面21Eと第四当接面21Fとを有している。また、第一当接面21Cと第三当接面21Eとは略同一平面上に位置し、第二当接面21Dと第四当接面21Fとは略同一平面上に位置している。
第一モールドコイル22は、第一コイル22Aと、その全体を覆う高熱伝導性・絶縁性・熱硬化性の樹脂25(例えば、アルミナを充填したビニルエステル樹脂)とを有している。第二モールドコイル23も第一モールドコイル22と同様に、第二コイル23Aと、その全体を覆う樹脂25とを有している。また、第一、二モールドコイル22、23は、それぞれ固定子コア21の軸方向両端部から外方に突出すると共に回転子24の円周方向に沿う略円弧状のそれぞれ一対の第一、二円周方向部22C、23Cと、固定子コア21の内周を回転子24の軸方向に沿って延びるそれぞれ一対の第一、二軸方向部22D、23Dとから構成される。
そして、一対の第一円周方向部22Cと一対の第一軸方向部22Dとで略四角形状に、第一コイル装着部21A1の周囲に装着され、一対の第二円周方向部23Cと一対の第一軸方向部23Dとで略四角形状に、第二コイル装着部21B1の周囲に装着される。第一軸方向部22Dは、回転子24(図1)に対向する第一対向面22Eを有し、第二軸方向部23Dは、回転子24に対向する第二対向面23Eを有している。
また、一対の第一円周方向部22Cと一対の第一軸方向部22DとによりスペースS1(図4(d))が提供され、一対の第二円周方向部23Cと一対の第二軸方向部23DとによりスペースS2(図4(d))が提供される。また、図3に示すように一対の第一軸方向部22Dと一対の第二軸方向部23Dとは連なっており、これにより第一モールドコイル22と第二モールドコイル23とは一体に構成される。
一方の第一軸方向部22D及びそれに連なる第二軸方向部23Dと、それらに対向する第一固定子コア脚部21A2及び第二固定子コア脚部21B2とによって、ファン風を通過させるための風路27が提供されている。他方の第一軸方向部22D及びそれに連なる第二軸方向部23Dと、それらに対向する第一固定子コア脚部21A2及び第二固定子コア脚部21B2とによっても、ファン風を通過させるための風路27が提供されている。
次に携帯用丸鋸1の動作について説明する。図示せぬスイッチをONにすることによって、図示せぬ電源から第一、二コイル22A、23A及び回転子24に電流が流れる。これにより、第一コイル22Aと第二コイル23A間との間に磁界が発生し、この磁界と回転子24に流れた電流とにより回転子24を回転させる力が発生し、回転子24は回転する。回転子24が回転することによって出力軸26も回転し、この回転力がピニオンギア8、ギア14、駆動軸11及び鋸刃固定部材15を介して鋸刃4に伝達され、鋸刃4は正転方向に回転し切断作業が可能となる。
また、作業中は出力軸26が回転することによってファン7も回転する。ファン7が回転すると、空気吸入口2aよりハウジング2内部に空気(ファン風)が流入し、風路27を通過する。従って、電流が流れることにより熱を発生する第一モールドコイル22及び第二モールドコイル23は冷却される。そして、ファン風はファン7の半径方向及び回転子24の軸方向に流れて、ファン風排出口5aから排出される。
風路27を提供することにより、放熱部である第一モールドコイル22及び第二モールドコイル23の放熱面積が従来のモータと比較して約40%増加する。従って、ファン風による冷却効率が飛躍的に上昇するので、モータ20の寿命を向上させることができ、携帯用丸鋸1の定格入力を大幅に向上させることができる。更に、従来のモータと比較して、約1.15倍の負荷をかけて携帯用丸鋸1を使用することが可能となった。
また、第一、二コイル22A、23Aの全体を熱硬化性の樹脂25で覆っているので、それらの形状を安定させることができ、モータ20に高負荷が作用し高温状態となった場合でも樹脂25は熱変形し難い。従って、第一、二コイル22A、23Aは熱変形し難くなるので、第一、二円周方向部22C、23Cが変形して回転子24に接触するのを防止することができ、モータ20の耐久性を向上させることができる。また、第一、二モールドコイル22、23は一体として構成されので、より第一、二コイル22A、23Aの形状の安定化を図ることができる。
また、高熱伝導性・絶縁性の樹脂25で第一、二コイル22A、23Aの全体を覆っているので、従来のコイルのように第一、二軸方向部22D、23Dに熱伝導性の悪い絶縁紙を巻く必要がない。これにより、第一、二軸方向部22D、23Dの放熱性を向上させることができる。また、風路27の固定子コア21の半径方向の幅を空気吸入口2aの幅より広くすれば、空気吸入口2aからハウジング2内に異物が入ったとしても、異物が風路27に詰まらないのでモータ20の冷却性能は低下せず、回転性能を確保することができる。
また、第一、二コイル装着部21A1、21B1は、従来の固定子コアのようにコイルを保持するためのスロットを深く形成しなくてもよく、第一、二コイル22A、23Aに電流を流すことにより発生する磁束の経路を短くすることができる。従って、磁気抵抗を減少させることができるので、モータ20の回転性能を向上させることができる。
次に、第1の実施の形態によるモータ20の製造方法について、図4に基づき説明する。まずマグネットワイヤを所定回数巻いて図4(a)に示すような第一コイル22Aを製造する。第一コイル22Aと同形状の第二コイル23A(図4(b))も製造する。次に図4(b)に示すように、第一コイル22Aの一対の第一軸方向部相当部22A1と、第二コイル23Aの一対の第二軸方向相当部23A1とを対向・近接配置させて、図4(c)に示すように全体を樹脂25で覆い一体として構成される第一モールドコイル22と第二モールドコイル23とを製造する。
次に、図4(d)に示すように、一体の第一モールドコイル22と第二モールドコイル23とを第一固定子コア21Aと第二固定子コア21Bとにより挟み込むように、スペースS1に第一固定子コア21Aの第一コイル装着部21A1の一部を挿入し、一対の第一軸方向部22Dをそれぞれ第一当接面21Cと第二当接面21Dとに当接させる(図3)。同様にスペースS2に第二固定子コア21Bの第二コイル装着部21B1の一部を挿入し、一対の第一軸方向部23Dをそれぞれ第三当接面21Eと第四当接面21Fとに当接させ(図3)、図2のモータ20を製造する。
上述のように製造することによって、従来のモータの製造方法のようにコイルを変形させながら固定子コアのスロットへ嵌め込むという熟練技術を要する作業が必要なくなるので、容易にモータ20を製造することができ、製造コスト及び製造時間を低減することができる。また、第一コイル22Aと第二コイル23Aとを近接配置させて樹脂25で覆い一体として構成される第一、二モールドコイル22、23を製造しているので、各コイルを別々に樹脂で覆うよりも製造コストを低減できる。更に、一体として第一、二モールドコイル22、23を構成することにより、固定子コア21に装着後第一モールドコイル22と第二モールドコイル23との間に隙間等が形成されないので、第一モールドコイル22と第二モールドコイル23とを固定子コア21に強固に固定することができる。
また、モータ20を使用後、第一、二モールドコイル22、23と、固定子コア21とを容易に分離することができるので、コイルと固定子コアとがワニスにより一体に固められた従来のモータと比較して、固定子コアの再利用性を向上させることができる。また、第一、二コイル22A、23Aのみを樹脂25により覆うのでモールド金型形状を単純化することができ、製造コストを低減することができる。
更に、樹脂25で第一、二コイル22A、23Aを硬化させ、その後第一、二モールドコイル22、23を第一、二固定子コア21A、21Bで挟み込むので、容易に風路27(図3)を提供することができる。また、コイルを変形させながら固定子コアのスロットへ嵌め込む作業が不要となるので、隣接するマグネットワイヤ間に形成される隙間を少なくすることができる。このため、第一、二コイル22A、23Aを覆うのに必要な樹脂25を減少させることができ、モータ20の重量を低減することができる。
次に、モータの第一の変更例として図5に示すように、第一軸方向部22D及び第二軸方向部23Dと、第一固定子コア脚部21A2及び第二固定子コア脚部21B2とを接続する複数の突起部28を風路27を仕切るように、第一軸方向部22D及び第二軸方向部23Dから一体に突設してもよい。かかる構成によれば、第一、二モールドコイル22、23を固定子コア21に強固に固定することができる。
またモータの第二の変更例として図6に示すように、第一軸方向部22D及び第二軸方向部23Dと、第一固定子コア脚部21A2及び第二固定子コア脚部21B2とを接続する複数の突起部29を風路27を仕切るように、第一固定子コア脚部21A2及び第二固定子コア脚部21B2から一体に突設してもよい。かかる構成によれば、第一、二モールドコイル22、23を固定子コア21に強固に固定することができる。
またモータの第三の変更例として図7に示すように、第一、二対向面22E、23Eが、それぞれ第一、二固定子コア21A、21Bから開放されていれば、第一当接面21Cと第二当接面21Dとが略平行、第三当接面21Eと第四当接面21Fとが略平行でなくても良い。かかる構成によれば、固定子コア21への第一、二モールドコイル22、23の装着を容易に行うことができる。
またモータの第四の変更例として図8に示すように、図7に示した形状の固定子コア21に更に、第二当接面21Dと第3当接面21Eとの固定子コア21の半径方向の内方側端部に、それぞれ対向面21D1、21E1に接触するように第一コイル保持部21D1と第二コイル保持部21E1とを設けても良い。かかる構成によれば、第一、二モールドコイル22、23を第一、二固定子コア21A、21Bに強固に固定することができる。
またモータの第五の変更例として図9に示すように、第一、二モールドコイル22、23と固定子コア21との間に第一スペーサ30を設けてもよい。かかる構成によれば、第一、二モールドコイル22、23と固定子コア21との間に形成されるわずかな隙間を無くすことができるので、第一、二モールドコイル22、23と固定子コア21との間のがたつきを防止することができる。従って、振動や衝撃によるの第一、二モールドコイル22、23の破壊を防止することができる。また、第一スペーサ30を電気絶縁物質で構成すれば、固定子コア21の電気絶縁性を向上させることができる。
またモータの第六の変更例として10に示すように、固定子コア21の外周全体または固定子コア21の連結部分を跨ぐように一部を樹脂31で覆ってもよい。かかる構成によれば、モータ120を支持固定するハウジング2に剛性がなくても第一固定子コア21A及び第二固定子コア21Bから構成される固定子コア21の一体性を維持することができ、前述の図示せぬハウジング2内周のリブの数を減少させることができる。従って、ハウジング2と固定子コア21との間に提供される冷却風路を増加させることができ、ファン風によるモータ120の冷却効果を一層高めることができる。
またモータの第七の変更例として図11(a)、(b)に示すように、第1の実施の形態における第一コイル22Aに相当する第一コイル222Aを第一外方コイル222A1と、第一外方コイル222A1の内周に風路相当部32Aを形成するように配置される第一内方コイル222A2とにより構成する。この第一コイル222Aを図4(a)に示す第一コイル22Aのような形状に変形し、同形状の第二コイル223A(図11(d))と対向配置させて、全体を樹脂25で覆えば図11(c)に示す風路32を備えた第1の実施の形態の第一モールドコイル22に相当する第一外方モールドコイル222−1と第一内方モールドコイル222−2とからなる第一モールドコイル222が提供される(図11(c)においては第一モールドコイル222のみ示す。)。そして、第一モールドコイル222と第二モールドコイル223とを第一固定子コア21Aと第二固定子コア21Bとにより挟み込めば、風路32を備えたモータ220が提供される。かかる構成によれば第1の実施の形態の風路27を有するモータ20と同様の効果を得ることができる。
またモータの第八の変更例として図12(a)、(b)に示すように、第1の実施の形態における第一コイル22Aに相当する第一コイル322Aを第二外方コイル322A1と、第二外方コイル322A1と離間するように配置される第二内方コイル322A2とにより構成する。この第一コイル322Aを図4(a)に示す第一コイル22Aのような形状に変形し、同形状の第二コイル323A(図12(d))と対向配置させて、全体を樹脂25で覆えば図12(c)に示す風路33を備えた第1の実施の形態の第一モールドコイル22に相当する第二外方モールドコイル322−1と第二内方モールドコイル322−2とからなる第一モールドコイル322が提供される(図12(c)においては第一モールドコイル322のみ示す。)。そして、第一モールドコイル322と第二モールドコイル323とを対向配置させて、第一固定子コア21Aと第二固定子コア21Bとにより挟み込めば、風路33を備えたモータ320が提供される。かかる構成によれば第一の実施の形態の風路27を有するモータ20と同様の効果を得ることができる。
また、モータの第九の変更例として固定子コアの形状を図13に示す固定子コア121のように、第一コイル装着部21A1及び第二コイル装着部21B1に相当する一対の第一コイル装着部121A1及び第二コイル装着部121B1と、それらの両端を連結する一対の第3固定子コア脚部121A2とから構成される形状であってもよい。
またモータの第十の変更例として図14に示す固定子コア221のように、上述の第3固定子コア脚部121A2の両端を回転子24の円周方向に沿って延ばした一対の第4固定子コア脚部221A2と、一対の第4固定子コア脚部221A2の形状に対応するように変更された第一コイル装着部121A1及び第二コイル装着部121B1に相当する第一コイル装着部221A1及び第二コイル装着部221B1とから構成される形状であってもよい。
またモータの第十一の変更例として図15のように、第1の実施の形態のスペースS1、S2に相当する第一モールドコイル422及び第二モールドコイル423のスペースS3、S4の回転子24の円周方向の幅を狭く形成する。そして、スペースS3、S4に第一、二コイル装着部21A1、21B1に相当する第一、二コイル装着部421A1、421B1が挿入されている。第一、二コイル装着部421A1、421B1の回転子24の半径方向外方には、それぞれ係合部421A3、421B3が設けられている。そして、略円筒状であって係合部421A3、421B3と係合する係合溝421a、bが形成された固定子コア外周部421Cと、第一、二モールドコイル422、423との間に風路34が提供されている。
またモータの第十二の変更例として図16に示す固定子コア521のように、第一固定子コア521A及び第二固定子コア521Bが、それらと第一コイル22A及び第二コイル23Aとの間に風路を提供しない形状であってもよい。
また、一対の第一軸方向部22Dと一対の第二軸方向部23Dとを連接して第一モールドコイル22と第二モールドコイル23とを一体に構成したが、モータの第十三の変更例として図17に示すように互いに別体として構成してもよい。かかる構成によれば、第一、二コイル22A、23Aを樹脂25により覆うときに、1つのコイルのみを樹脂25で覆うのでモールド金型形状を単純化することができる。
また、上述のように第一モールドコイル22と第二モールドコイル23とを別体として構成したときには、モータの第十四の変更例として図18に示すように第一モールドコイル22と第二モールドコイル23との間に第二スペーサ34を挟んでもよい。かかる構成によれば、第一、二モールドコイル22、23と固定子コア21との間に形成されるわずかな隙間を無くすことができるので、第一、二モールドコイル22、23と固定子コア21との間のがたつきを防止することができる。従って、振動や衝撃によるの第一、二モールドコイル22、23の破壊を防止することができる。
本発明による電動工具は、上述した携帯用丸鋸1に限定されず、他の工具に適用しても良く、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
本発明による電動工具を携帯用丸鋸に適用した実施の形態の部分縦断面図。 第1の実施の形態におけるモータの斜視図。 第1の実施の形態におけるモータのその長手方向に直交する断面図。 第1の実施の形態によるモータを構成する第一コイルの斜視図。 第1の実施の形態によるモータを構成する第一コイルと第二コイルとを対向・近接配置した斜視図。 第1の実施の形態によるモータにおいて、一体として構成される第一モールドコイルと第二モールドコイルの斜視図。 一体の第一モールドコイルと第二モールドコイルとを第一固定子コアと第二固定子コアとにより挟み込む工程を示す斜視図。 第1の実施の形態によるモータの第一の変更例に係るモータの長手方向に直交する断面図。 モータの第二の変更例に係るモータの長手方向に直交する断面図。 モータの第三の変更例に係るモータの長手方向に直交する断面図。 モータの第四の変更例に係るモータの長手方向に直交する断面図。 モータの第五の変更例に係るモータの長手方向に直交する断面図。 モータの第六の変更例に係るモータの長手方向に直交する断面図。 モータの第七の変更例に係る第一コイルの構成を示す図。 図10(a)のXb−Xbに沿った断面図。 モータの第七の変更例に係る第一モールドコイルの斜視図。 モータの第七の変更例に係るモータの長手方向に直交する断面図。 モータの第八の変更例に係る第一コイルの構成を示す図。 図10(a)のXIb−XIbに沿った断面図。 モータの第八の変更例に係る第一モールドコイルの斜視図。 モータの第八の変更例に係るモータの長手方向に直交する断面図。 モータの第九の変更例に係るモータの長手方向に直交する断面図。 モータの第十の変更例に係るモータの長手方向に直交する断面図。 モータの第十一の変更例に係るモータの長手方向に直交する断面図。 モータの第十二の変更例に係るモータの長手方向に直交する断面図。 モータの第十三の変更例に係るモータの長手方向に直交する断面図。 モータの第十四の変更例に係るモータの長手方向に直交する断面図。
符号の説明
1 携帯用丸鋸 2 ハウジング 2a 空気吸入口 5a ファン風排出口
7 ファン 20 120 220 320 モータ
21 121 221 521 固定子コア 21A 521A 第一固定子コア
21B 521B 第二固定子コア 21a 中空部
21A1 121A1 221A1 421A1 第一コイル装着部
21B1 121B1 221B1 421B1 第二コイル装着部
21C 第一当接面 21D 第二当接面 21E 第三当接面
21F 第四当接面 22 222 322 第一モールドコイル
22A 222A 322A 422A 第一コイル 22C 第一円周方向部
22D 第一軸方向部 22E 対向面 23 223 第二モールドコイル
23A 223A 323A 423A 第二コイル 23C 第二円周方向部
23D 第二軸方向部 23E 対向面 24 回転子 25 樹脂
27 32 33 34 風路 28 29 突起部
222−2 第一内方モールドコイル 222−1 第一外方モールドコイル
322−2 第二内方モールドコイル 322−1 第二外方モールドコイル

Claims (9)

  1. 空気を吸入するための空気吸入口と該空気を排出するための空気排出口が形成されたハウジングと、
    該ハウジング内に収容固定され、第一コイル装着部と、該第一コイル装着部と対向する第二コイル装着部とを少なくとも備え、中空部が形成された固定子コアと、該第一コイル装着部に装着される第一コイルと、該第二コイル装着部に装着され、該第一コイルと対向する第二コイルと、該中空部であって、該第一コイルと該第二コイルとの間に回転可能に配置される回転子と、を備える電動モータと、
    該ハウジング内に設けられ該第一コイルと該第二コイルとを冷却するために、該空気吸入口から該ハウジング内に空気を取入れ該空気排出口に空気を吹出すファンとを備えた電動工具において、
    該第一コイル及び該第二コイルの全体のみが樹脂で覆われ一体化されて、第一モールドコイル及び第二モールドコイルを構成し、
    該固定子コアは、第一固定子コアと、該第一固定子コアに対向配置される第二固定子コアとから構成され、
    該固定子コアの第一コイル装着部の一部及び第二コイル装着部の一部は、該第一モールドコイルと該第二モールドコイルとにより囲まれた空間に向かって露出し、
    該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルは、該第一コイル装着部及び該第二コイル装着部に装着され、該第一固定子コアと該第二固定子コアとを嵌合することにより該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルを挟み込むように構成されていることを特徴とする電動工具。
  2. 空気を吸入するための空気吸入口と該空気を排出するための空気排出口が形成されたハウジングと、
    該ハウジング内に収容固定され、第一コイル装着部と、該第一コイル装着部と対向する第二コイル装着部とを少なくとも備え、中空部が形成された固定子コアと、該第一コイル装着部に装着される第一コイルと、該第二コイル装着部に装着され、該第一コイルと対向する第二コイルと、該中空部であって、該第一コイルと該第二コイルとの間に回転可能に配置される回転子と、を備える電動モータと、
    該ハウジング内に設けられ該第一コイルと該第二コイルとを冷却するために、該空気吸入口から該ハウジング内に空気を取入れ該空気排出口に空気を吹出すファンとを備えた電動工具において、
    該第一コイル及び該第二コイルの全体のみが樹脂で覆われ一体化されて、第一モールドコイル及び第二モールドコイルを構成し、
    該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルは、それぞれ該回転子の軸方向に沿う一対の軸方向部と、該固定子コアの軸方向両端部から外方に突出すると共に該回転子の円周方向に沿う略円弧状の一対の円周方向部とを備え、
    該固定子コアは、第一固定子コアと、該第一固定子コアに対向配置される第二固定子コアとから構成され、
    該固定子コアの第一コイル装着部の一部及び第二コイル装着部の一部は、該第一モールドコイルと該第二モールドコイルとにより囲まれた空間に向かって露出し、
    該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルは、該第一コイル装着部及び該第二コイル装着部に装着され、該第一固定子コアと該第二固定子コアとを嵌合することにより該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルを挟み込むように構成され、
    該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルの該軸方向部と該固定子コアの内周面とによって風路が提供されることを特徴とする電動工具。
  3. 該軸方向部と該固定子コアの内周面とを接続する突起部が、該風路を仕切るように、該固定子コアの内周面若しくは該軸方向部から一体に突設されていることを特徴とする請求項2に記載の電動工具。
  4. 該軸方向部は、該回転子と対向する対向面を有し、
    該対向面は、該固定子コアに接触しないことを特徴とする請求項3に記載の電動工具。
  5. 該軸方向部は、該回転子と対向する対向面を有し、
    該対向面の端部は、該固定子コアと接触していることを特徴とする請求項3に記載の電動工具。
  6. 該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルは、それぞれ該回転子の軸方向に沿う一対の軸方向部と、該固定子コアの軸方向両端部から外方に突出すると共に該回転子の円周方向に沿う略円弧状の一対の円周方向部とを備え、
    該固定子コアは、該第一コイル装着部を有する第一固定子コアと、該第一固定子コアとは別体で該第二コイル装着部を有する第二固定子コアとから少なくとも構成され、
    該第一コイル装着部は、該第一モールドコイルの該軸方向部を当接・支持する第一当接面及び第二当接面を有し、
    該第二コイル装着部は、該第二モールドコイルの該軸方向部を当接・支持する第三当接面及び第四当接面を有し、
    該第一当接面と該第二当接面とは、互いに略平行であり、該第三当接面と該第四当接面とは、互いに略平行であり、該第一当接面と該第三当接面とは、略同一平面上に位置し、該第二当接面と該第四当接面とは、略同一平面上に位置していることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  7. 該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルは、それぞれ該回転子の軸方向に沿う一対の軸方向部と、該固定子コアの軸方向両端部から外方に突出すると共に該回転子の円周方向に沿う略円弧状の一対の円周方向部とを備え、
    更に該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルは、それぞれ内方モールドコイル部及び外方モールドコイル部から構成され、
    該内方モールドコイル部の該軸方向部と、該外方モールドコイル部の該軸方向部とによって、該回転子の軸方向に延びる風路が提供されていることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  8. 第一コイル装着部と、該第一コイル装着部と対向する第二コイル装着部とを少なくとも備え、中空部が形成された固定子コアと、
    該第一コイル装着部に装着される第一コイルと、
    該第二コイル装着部に装着され、該第一コイルと対向する第二コイルと、
    該中空部であって、該第一コイルと該第二コイルとの間に回転可能に配置される回転子と、を備える電動モータにおいて、
    該第一コイル及び該第二コイルの全体のみが樹脂で覆われ一体化されて、第一モールドコイル及び第二モールドコイルを構成し、一体に構成される該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルは、該第一コイル装着部及び該第二コイル装着部に装着され、
    該固定子コアは、該第一コイル装着部を有する第一固定子コアと、該第一固定子コアに対向配置され該第二コイル装着部を有する第二固定子コアとから構成され、
    該固定子コアの第一コイル装着部の一部及び第二コイル装着部の一部は、該第一モールドコイルと該第二モールドコイルとにより囲まれた空間に向かって露出し、
    該第一固定子コアと該第二固定子コアとを嵌合することにより該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルを挟み込むように構成されていることを特徴とする電動モータ。
  9. マグネットワイヤを所定回数巻いて第一コイルを製造し、マグネットワイヤを所定回数巻いて第二コイルを製造する工程と、
    該第一コイル及び該第二コイルを対向・近接配置させて樹脂で覆い、一体として構成される第一モールドコイル及び第二モールドコイルを製造する工程と、
    一体の該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルを第一コイル装着部を有する第一固定子コアと第二コイル装着部を有する第二固定子コアとで挟み込み、該第一モールドコイル及び該第二モールドコイルを、それぞれ該第一コイル装着部及び該第二コイル装着部に装着する工程と、を備えることを特徴とする電動モータの製造方法。
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