JP4466098B2 - 電動モータ、それを備える電動工具及び電動モータの製造方法 - Google Patents

電動モータ、それを備える電動工具及び電動モータの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、2組のコイル束から構成されるコイルを有する電動モータと、それを備える電動工具と、電動モータの製造方法関する。
従来から電動工具に備えられる電動モータの冷却効率を向上させるための構造が提案されている。例えば、一束の第1コイルと一束の第2コイルとを、それぞれ固定子コアの第1コイル巻回部と第2コイル巻回部とにセットした後に、それらのコイルエンドの回転子の半径方向のほぼ中央において、回転子の円周方向に沿って、第1コイルの一部を回転子側に動かしてすき間を形成し、冷却効率の向上を図っている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−292544
しかし、従来の電動モータでは、第1コイルの一部を回転子側に移動できる距離は小さいため、わずかなすき間しかできず、ファン風が流れ難く、冷却効果の向上は図れなかった。また、冷却効率を上げるためには、すき間を形成するときにほぼ均等なコイル数の束で分かれている方が良いが、一束のコイルをセットした後にコイル数を数えてすき間を形成するには多くのコストと製造時間が費やされていた。
そこで、本発明は、冷却効率を飛躍的に向上させることができる電動モータとそれを備えた電動工具と、容易にすき間を形成することができる電動モータの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ハウジングと、該ハウジング内に収容固定され、第1コイル巻回部と、該第1コイル巻回部と対向する第2コイル巻回部とを少なくとも備え、中空部が形成された固定子コアと、該第1コイル巻回部に巻回される第1コイルと、該第2コイル巻回部に巻回され、該第1コイルと対向する第2コイルと、該中空部であって、該第1コイルと該第2コイルとの間に回転可能に配置される回転子と、該ハウジング内に設けられ該第1コイルと該第2コイルとを冷却するために、該空気吸入口から該ハウジング内に空気を取入れ該空気排出口に空気を吹出すファンとを備え、該第1コイル及び該第2コイルは、それぞれ該回転子の軸方向に沿う一対の軸方向巻線部と、該固定子コアの軸方向両端部から外方に突出すると共に該回転子の円周方向に沿う略円弧状の一対の円周方向巻線部とを有する電動工具において、該第1コイル及び該第2コイルは、それぞれ第1コイル束及び第2コイル束の少なくとも2つのコイル束から構成され、該第1コイル束の該円周方向巻線部の最内周の部分の長さを、該第2コイル束の該円周方向巻線部の最内周の部分の長さより短く構成し、該第1コイル束を該第2コイル束の該固定子コアの半径方向内側に配置し、少なくとも一方の該円周方向巻線部において該第1コイル束と該第2コイル束とによって、すき間又は溝の少なくとも一方が提供されていることを特徴とする電動工具を提供している。
ここで、該第1コイル束の最内周長と該第2コイル束の最内周長とが互いに異なることが好ましい。更に、該第1コイル束及び該第2コイル束の最内周長の大きい方のコイル束が、該円周方向巻線部において該回転子の半径方向の外方に配置されていることが好ましい。
また、該溝は少なくとも第1壁部と第2壁部とから構成され、該第1壁部は、第1コイル束を構成するコイルの一部の外周面から構成され、該第2壁部は、第2コイル束を構成するコイルの一部の外周面から構成され、該第1壁部と該第2壁部とは該固定子コアの外方に向かうにしたがって互いの距離が広がる部分を有するように配置されていることが好ましい。
また、該第1コイル束及び該第2コイル束の該回転子の半径方向に沿う断面形状は、略扁平状であることが好ましい。
また、該第1コイル束及び該第2コイル束の一方は少なくともメインコイルを備え、他方はメインコイルのみから構成されることが好ましい。ここで、該第1コイル束及び該第2コイル束の該一方のコイル束は、更に該回転子の回転にブレーキ力を与えるためのブレーキコイルを有することが好ましい。更に、該第1コイル束のメインコイルの巻数と該第2コイル束のメインコイルの巻数とは、ほぼ同数であることが好ましい。
該第1コイル束のメインコイルの巻数と該第2コイル束のメインコイルの巻数とは、ほぼ同数であることが好ましい。
また、本発明は、第1コイル巻回部と、該第1コイル巻回部と対向する第2コイル巻回部とを少なくとも備え、中空部が形成された固定子コアと、該第1コイル巻回部に巻回される第1コイルと、該第2コイル巻回部に巻回され、該第1コイルと対向する第2コイルと、 該中空部であって、該第1コイルと該第2コイルとの間に回転可能に配置される回転子とを備え、該第1コイル及び該第2コイルは、それぞれ該回転子の軸方向に沿う一対の軸方向巻線部と、該固定子コアの軸方向両端部から外方に突出すると共に該回転子の円周方向に沿う略円弧状の一対の円周方向巻線部とを有する電動モータにおいて、該第1コイル及び該第2コイルは、それぞれ第1コイル束及び第2コイル束の少なくとも2つのコイル束から構成され、該第1コイル束の該円周方向巻線部の最内周の部分の長さを、該第2コイル束の該円周方向巻線部の最内周の部分の長さより短く構成し、該第1コイル束を該第2コイル束の該固定子コアの半径方向内側に配置し、少なくとも一方の該円周方向巻線部において該第1コイル束と該第2コイル束とによって、すき間又は溝の少なくとも一方が提供されていることを特徴とする電動モータを提供している。
本発明の請求項1に記載の電動工具によれば、第1コイル及び第2コイルは、それぞれ第1コイル束及び第2コイル束の少なくとも2つのコイル束から構成され、少なくとも一方の円周方向巻線部において第1コイル束と第2コイル束とによって、すき間又は溝の少なくともいずれか一方が提供されているので、放熱部であり最も冷却効果が期待される円周方向巻線部の放熱面積が従来のモータと比較して大幅に増加し、ファン風による冷却効率が飛躍的に上昇し、第1コイル及び第2コイルの温度上昇を抑制し、電動工具の寿命を向上させることができる。また、電動工具に高負荷をかけることが可能となる。
請求項2に記載の電動工具によれば、第1コイル束の最内周長と第2コイル束の最内周長とが互いに異なっているので、すき間又は溝の少なくともいずれか一方を容易に提供することができる。
請求項3に記載の電動工具によれば、第1コイル束及び第2コイル束の最内周長の大きい方のコイル束が、円周方向巻線部において回転子の半径方向の外方に配置されているので、すき間又は溝の少なくともいずれか一方を容易に提供することができる。
請求項4に記載の電動工具によれば、溝は少なくとも第1壁部と第2壁部とから構成され、第1壁部は、第1コイル束を構成するコイルの一部の外周面から構成され、第2壁部は、第2コイル束を構成するコイルの一部の外周面から構成され、第1壁部と第2壁部とは固定子コアの外方に向かうにしたがって互いの距離が広がる部分を有するように配置されているので、熱が溝内にこもらず効率よく放熱することができる。
請求項5に記載の電動工具によれば、第1コイル束及び第2コイル束の回転子の半径方向に沿う断面形状は、略扁平状であるので、各コイル束の表面積が増加し、放熱面積を増加させることができる。
請求項6に記載の電動工具によれば、第1コイル束及び第2コイル束の一方は少なくともメインコイルを備え、他方はメインコイルのみから構成されるので、放熱面積を増加させることができる。
請求項7に記載の電動工具によれば、第1コイル束及び第2コイル束の一方のコイル束は、更に回転子の回転にブレーキ力を与えるためのブレーキコイルを有するので、電動工具が鋸刃等を有していた場合、短時間で鋸刃の回転を停止させることができるので、使用者に対する作業安全性が向上する。
請求項8に記載の電動工具によれば、該第1コイル束のメインコイルの巻数と該第2コイル束のメインコイルの巻数とは、ほぼ同数であるので、第1コイル束と第2コイル束とを均等に冷却することができる。
請求項9に記載の電動モータによれば、第1コイル及び第2コイルとは、それぞれ第1コイル束及び第2コイル束の少なくとも2つのコイル束から構成され、少なくとも一方の円周方向巻線部において第1コイル束と第2コイル束とによって、すき間又は溝の少なくともいずれか一方が提供されているので、放熱部であり最も冷却効果が期待される円周方向巻線部の放熱面積が従来のモータと比較して大幅に増加し、ファン風による冷却効率が飛躍的に上昇し、第1コイル及び第2コイルの温度上昇を抑制し、電動工具の寿命を向上させることができる。また、電動モータに高負荷をかけることが可能となる。
本発明の電動工具を携帯用丸鋸に適用した第1の実施の形態について図1乃至図3に基づき説明する。図1は携帯用丸鋸1の部分縦断面図である。図1に示されるように携帯用丸鋸1は、モータ20を内部に支持収納するハウジング2と、ハンドル3と、モータ20により回転駆動される鋸刃4と、ソーカバー5と、ベース6と、ファン7とを主に備える。ハウジング2の一端側には、ハウジング2内部と外部とを連通させる空気吸入口2aが形成されている。ハンドル3は、ハウジング2に一体もしくは別部材として連結して設けられ、モータ20の駆動を制御する図示せぬスイッチを備える。鋸刃4は、切断可能な方向(正転方向)にのみ回転可能に設けられている。ソーカバー5は、ハウジング2に取付けられて鋸刃4の外周の上側半分を覆う形状をなしている。ソーカバー5には、更に後述するファン風を排出するためのファン風排出口5aが形成されている。ベース6は、ソーカバー5を介してハウジング2と連結され、被切断材上を摺動可能な底面6aを有し、鋸刃4を底面6aより下方に突出させる図示せぬ開口部が形成されている。モータ20は、第1コイル22と第2コイル23とを有し、ファン7は、第1コイル22および第2コイル23を冷却するために、後述する出力軸26に固定して設けられている。
出力軸26の一端側にはピニオンギア8が設けられている。出力軸26およびピニオンギア8は、ハウジング2の空気吸入口2a側端部およびソーカバー5に設けられた第1軸受9、10によって回転可能に支承されている。ソーカバー5内には出力軸26と平行に延びる駆動軸11が、第2軸受12、13により回転可能に支承されている。駆動軸11のハウジング2側にはピニオンギア8と噛合するギア14が、駆動軸11と同軸に固定されている。駆動軸11には、一対の鋸刃固定部材15が駆動軸11に対して回転不能に取付けられている。そして、鋸刃4は一対の鋸刃固定部材15間に挟持固定されている。
携帯用丸鋸1には、ソーカバー5内において駆動軸11の軸心を中心に回動可能に保持され、ソーカバー5内に収納可能で、鋸刃4外周のほぼ半分を覆う形状をしたセーフティーカバー16が設けられている。セーフティーカバー16には、手動回動操作用のレバー16aが取付けられている。セーフティーカバー16は図示しないスプリング等の付勢手段によって付勢されており、図1に示すように大部分がベース6の底面6aよりも下方に突出し鋸刃4外周が露出するのを防止する回動位置が初期状態となっている。切断作業時には、セーフティーカバー16の切断方向前方側端部(図1の紙面に垂直方向手前側)が被切断材の端部に当接し、その状態で携帯用丸鋸1が切断方向に摺動することによってスプリングの付勢力に抗してセーフティーカバー16はソーカバー5内に収納されるように駆動軸11の軸心を中心に回動し、ベース6の底面6a側において鋸刃4が露出する。被切断材の端面と連続しない切断加工を行う窓抜き作業等の場合には、作業者がレバー16aを操作することによってセーフティーカバー16を回動させ、ベース6の底面6a側において鋸刃4を露出させることができる。
次に図2および図3に基づきモータ20について説明する。図2は、モータ20の斜視図であり、図3(a)は、図1の3a−3a線に沿った一部固定子コアの縦断面を示した断面図、図3(b)は、図3(a)の3b−3b線に沿った断面図、図3(c)は、図3(a)の3c−3c線に沿った断面図である。モータ20は、固定子コア21と、第1コイル22(図1)と、第2コイル23(図1)と、回転子24(図1)とを有している。固定子コア21は、ハウジング2に支持固定され、回転子24を遊挿するための中空部21aが形成され、回転子24の軸方向に延びている。また、固定子コア21は、第1コイル巻回部21Aと、第1コイル巻回部21Aに対向する第2コイル巻回部21Bと、第1コイル巻回部21Aの一端と第2コイル巻回部21Bの一端とをつなぐ第1接続部21Cと、第1コイル巻回部21Aの他端と第2コイル巻回部21Bの他端とをつなぐ第2接続部21Dとから構成されている。
第1コイル巻回部21Aの外周部の一部は、半径方向内方に向かってくぼむように湾曲している。第1コイル巻回部21Aの内周部には、後述する図示せぬ一対の第1固定子スロットの一部を構成するコイル保持片21A1が、回転子24(図1)の外周に沿うように、第1接続部21Cおよび第2接続部21Dの延設方向と略平行に突設されている。また、第1コイル22を保持するための図示せぬ第1固定子スロットは、第1接続部21C側のコイル保持片21A1および第1接続部21Cと、第2接続部21D側のコイル保持片21A1および第2接続部21Dとにより規定されている。また、第2コイル巻回部21Bは、第1コイル巻回部21Aと同様の形状をしており、コイル保持片21A1に相当するコイル保持片21B1が設けられている。更に第2コイル巻回部21Bには、第1コイル巻回部21Aの図示せぬ第1固定子スロットに相当し、第2コイル23を保持するための第2固定子スロットが規定されている。
第1コイル巻回部21Aに巻回され第1固定子スロットに保持される第1コイル22は、第1コイル束22Aと、第1コイル束22Aの固定子コア21の半径方向外方に位置する第2コイル束22Bとを備えている。また、第2コイル巻回部21Bに巻回され第2固定子スロットに保持される第2コイル23は、第3コイル束23Aと、第3コイル束23Aの固定子コア21の半径方向外方に位置する第4コイル束23Bとを備えている。
第1〜4コイル束22A、22B、23A、23Bは、それぞれ固定子コア21の軸方向両端部から外方に突出すると共に回転子24の円周方向に沿う略円弧状のそれぞれ一対の第1〜4コイルエンド(円周方向巻線部)22A1、22B1、23A1、23B1(図3(b))と、それぞれ固定子コア21の内側を回転子24の軸方向に沿って延びるそれぞれ一対の図示せぬ第1〜4軸方向コイル部とから構成される。そして、第1コイルエンド22A1と第1軸方向コイル部とで略四角形状に、第2コイルエンド22B1と第2軸方向コイル部とで略四角形状に第1コイル巻回部21Aを周回し、第3コイルエンド23A1と第3軸方向コイル部とで略四角形状に、第4コイルエンド23B1と第4軸方向コイル部とで略四角形状に第2コイル巻回部21Bを周回している。
第1コイル束22Aは、鋸刃4を正転方向に回転させる磁界を発生させるためのメインコイルとメインコイルの最内周部に接して配置され回転子24の回転にブレーキ力を与える磁界を発生させるためのブレーキコイルとから構成されており、第2コイル束22Bは、メインコイルのみから構成されている。第2コイル束22Bの最内周長は、第1コイル束22Aの最内周長よりも長くなるように構成されている。また、第1コイル束22Aのメインコイルと第2コイル束22Bのメインコイルとは電気的に接続されており、両者の巻数はほぼ同数である。第3コイル束23Aは第1コイル束22Aと、第4コイル束23Bは第2コイル束22Bと同様の構成であり、第3コイル束23Aのメインコイルと第4コイル束23Bのメインコイルとは電気的に接続されており、両者の巻数はほぼ同数である。
また、一対の第2コイルエンド22B1の円周方向略中央には、電流が流れて発生する熱により第2コイルエンド22B1が回転子21の方向へ変形するのを防止するためのバンド25(図2)が、一対の第2コイルエンド22B1を互いに軸方向に近づけるように巻かれている。一対の第4コイルエンド23B1の円周方向略中央にも、同様のバンド25が巻かれている。図3においては、説明の便宜のためバンド25の図示を省略している。
次に、第1〜4コイルエンド22A1、22B1、23A1、23B1の位置関係について説明する。図3(a)、(b)に示すように、第1コイルエンド22A1及び第2コイルエンド22B1は、それらを軸端部方向から見たときの第1固定子スロットから外れた部分によってすき間22aを提供している。また、すき間22aはそれを軸端部方向から見たときに、その範囲内に固定子コア21の外縁の一部を含むように提供されている。更に、第1コイルエンド22A1及び第2コイルエンド22B1は、それらを軸端部方向から見たときの第1固定子スロットに相当する部分において溝22bを提供している。
図3(c)に示すように溝22bは、第1壁部と第2壁部とから構成されている。第1壁部は第1コイルエンド22A1を構成するコイルの一部の外周面から構成され、第2壁部は第2コイルエンド22B1を構成するコイルの一部の外周面から構成され、第1壁部と第2壁部とは固定子コア21の外方に向かうにしたがって互いの距離が広がる部分を有するように配置されている。上述のように、第2コイル束22Bの最内周長は、第1コイル束22Aの最内周長よりも長くなるように構成されているので、すき間22a及び溝22bを容易に提供することができる。また、第3コイルエンド23A1及び第4コイルエンド23B1においても、第1コイルエンド22A1及び第2コイルエンド22B1によって提供されたすき間22a及び溝22bと同様のすき間23a及び溝23bが提供されている。
図3(a)、(b)に示すように、第1〜4コイルエンド22A1、22B1、23A1、23B1の断面形状は略扁平状である。また、一方の第1軸方向コイル部とそれに隣接する第2軸方向コイルとには、それらの周囲を全て覆うようにコイルと固定子コア21との絶縁状態を保つための絶縁紙26が巻かれている。また、他方の第1軸方向コイル部とそれに隣接する第2軸方向コイルとにも、同様に絶縁紙26が巻かれている。更に、一方の第3軸方向コイル部とそれに隣接する第4軸方向コイルと、他方の第3軸方向コイル部とそれに隣接する第4軸方向コイルとにおいても、同様に絶縁紙26が巻かれている。また、回転子24は中空部21aに遊挿されており、回転子24内部には、回転子24の軸方向に沿って電流を流すためのコイルが複数配置されている。更に回転子24には、所定の回転位置に来たコイルに所定方向の電流を流すための整流子24A(図1)が、回転子24の空気吸入口2a側端部に設けられている。
図示せぬスイッチをONにすることによって、図示せぬ電源から第1〜4コイル束22A,22B、23A、23Bの各メインコイル及び回転子24のコイルに電流が流れる。これにより、第1コイル22及び第2コイル23間に磁界が発生し、この磁界と回転子のコイルに流れた電流とにより回転子24を回転させる力が発生し、回転子24は回転する。回転子24が回転することによって出力軸26も回転し、この回転力がピニオンギア8、ギア14、駆動軸11及び鋸刃固定部材15を介して伝達され、鋸刃4は正転方向に回転し切断作業が可能となる。
また、鋸刃4による切断作業後に図示せぬスイッチをOFFにすると、回転子24が慣性等によって回転する際に発生する電流と、第1コイル束22Aのブレーキコイルと第3コイル束23Aのブレーキコイルとが発生する磁界とによって、図示せぬスイッチのON時に回転子24を回転させる力とは逆向きの力(ブレーキ作用)が発生し、鋸刃4の回転は停止する。このように、ブレーキコイルを備えることによって作業後に短時間で鋸刃4の回転を停止させることができるので、使用者に対する作業安全性が向上する。また作業中は出力軸26が回転することによってファン7も回転する。ファン7が回転すると、空気吸入口2aよりハウジング2内部に空気(ファン風)が流入し、電流が流れることにより熱を発生する第1コイル22および第2コイル23は冷却される。そして、ファン風はファン7の半径方向および回転子24の軸方向に流れて、ファン風排出口5aから排出される。
この時、第1コイル22は第1コイル束22A及び第2コイル束22Bにより構成され、第1コイルエンド22A1及び第2コイルエンド22B1はすき間22a及び溝22を提供し、第2コイル23は第3コイル束23A及び第4コイル束23Bにより構成され、第3コイルエンド23A1及び第4コイルエンド23B1はすき間23a及び溝23bを提供しているので、放熱部であり最も冷却効果が期待される第1〜4コイルエンド22A1、22B1、23A1、23B1の放熱面積が従来のモータと比較して大幅に増加する。また、第1〜4コイルエンド22A1、22B1、23A1、23B1の断面形状は略扁平状であるため、更に放熱面積を増加させることができる。また、第1〜4コイル束22Aはそれぞれ巻数がほぼ同数のメインコイルを備えているので、第1〜4コイルエンド22A1、22B1、23A1、23B1それぞれ均等に冷却することができる。また、すき間22aはそれを軸端部方向から見たときに、その範囲内に固定子コア21の外縁の一部を含むように提供されているので、ファン風が一対の各コイルエンドへ当たりやすくなる。以上より、ファン風による冷却効率が飛躍的に上昇し、第1コイル22及び第2コイル23の温度上昇を抑制し、モータ20の寿命を向上させることができる。また、モータ20に高負荷をかけ切断作業をすることが可能となる。
次に、第1の実施の形態によるモータ20の製造方法について、図4及び図5に基づき説明する。まず図4(a)に示すように、ブレーキコイルとなる第1マグネットワイヤ30を所定回数巻きその最外周に更にメインコイルとなる第2マグネットワイヤ31を所定回数巻いて、一対の第1コイルエンド相当部22A2(円周方向巻線部相当部)と一対の第1軸方向コイル相当部22A3とを有する第1コイル束22Aを製造する。そして、図4(b)に示すように、メインコイルとなる第3マグネットワイヤ32を所定回数巻いて、一対の第2コイルエンド相当部22B2(円周方向巻線部相当部)と一対の第2軸方向コイル相当部22B3とを有する第2コイル束22Bを製造する。第1コイル束22Aのメインコイルと第2コイル束22Bのメインコイルとはハンダ付けにより接続され、また両者の巻数はほぼ同数である。
一対の第1軸方向コイル相当部22A3間の最内周距離L1を、一対の第2軸方向コイル相当部22B3間の最内周距離L2よりも小さくなるように、かつ一対の第1コイルエンド相当部22A2間の最内周距離と一対の第2コイルエンド相当部22A3間の最内周距離とがほぼ等しくなるように第1コイル束22Aと第2コイル束22Bとをそれぞれ巻回する。第1コイル束22Aの最内周距離L1と一対の図示せぬ第1固定子スロットの最深部間の円周方向に沿う距離とをほぼ等しくなるように巻回する。
更に第1コイル束22Aと同様に一対の第3コイルエンド相当部(円周方向巻線部相当部)と一対の第3軸方向コイル相当部から構成される第3コイル束23A(図2)と、第2コイル束22Bと同様の一対の第4コイルエンド相当部(円周方向巻線部相当部)と一対の第4軸方向コイル相当部から構成される第4コイル束23B(図2)とを製造する。
次に、図4(c)に示すように、第1コイル束22Aの一対の第1軸方向コイル相当部22A3と、第2コイル束22Bの一対の第2軸方向コイル相当部22B3とが、重なるように隣接配置する。第3コイル束23Aと第4コイル束23Bとにおいても同様に重ねて隣接配置する。図5(a)は、図4(c)の隣接配置した第1コイル束22A及び第2コイル束22Bを矢印A方向から見た図である。
次に、第2コイル束22Bを図5(a)に示した状態から、図5(b)に示すように一対の第2軸方向コイル相当部22B3を互いに近づけてその最内周を一対の第1軸方向コイル相当部22A3の最内周に合わせる。この時、第2コイル束22Bの最内周距離L2は、第1コイル束22Aの最内周距離L1よりも大きいので、第2コイルエンド相当部22B2の一部は図5(b)に示すように略円弧状となる。そして、第1コイルエンド相当部22A2と、それに対向する第2コイルエンド相当部22B2とは、それらの図5(b)における各軸方向コイル部と重ならない部分によってすき間22aを提供している。また、第1コイルエンド相当部22A2と、それに対向する第2コイルエンド相当部22B2とは、それらの図5(b)における各軸方向コイル部と重なる部分によって溝22bを提供している。上述のように、第2コイル束22Bの最内周距離L2は、第1コイル束22Aの最内周距離L1よりも大きいので、すき間22a及び溝22bを容易に提供することができる。
次に、一方の第1軸方向コイル相当部22A3とそれに隣接する第2軸方向コイル相当部22B3とに、それらの周囲を全て覆うよう絶縁紙26(図2)を巻き、他方の第1軸方向コイル相当部22A3とそれに隣接する第2軸方向コイル相当部22B3とにおいても同様に絶縁紙26(図2)を巻く。従って、第1コイル束22Aと第2コイル束22Bとは一体となり、第1コイル22が製造される。第3コイル束23Aと第4コイル束23Bとについても、第1コイル束22Aと第2コイル束22Bとによって第1コイル22を製造する工程と同様の工程を行い第2コイル23を製造する。
次に、第1コイル22を固定子コア21(図2)の第1コイル巻回部21A(図2)に、第2コイル束22Bが固定子コア21の円周方向外方に位置するようにセットし、第2コイル23を固定子コア21の第2コイル巻回部21B(図2)に第4コイル束23Bが固定子コア21の円周方向外方に位置するようにセットする。そして、一対の第1コイルエンド22A1の円周方向略中央にバンド25(図2)を一対の第1コイルエンド22A1が互いに軸方向に近づくように巻き、一対の第3コイルエンド23A1の円周方向略中央にも、同様のバンド25を巻きモータ20を製造する。
次に、本発明の電動工具を携帯用丸鋸に適用した第2の実施の形態にについて図6に基づき説明する。図6(a)は、第2の実施の形態における第1の実施の形態の図1の3a−3a線に沿った一部固定子コア21の縦断面を示した断面図に相当する図、図6(b)は、図6(a)の6b−6b線に沿った断面図、図6(c)は、図6(a)の6c−6c線に沿った断面図である。本実施の形態による携帯用丸鋸において第1の実施の形態における携帯用丸鋸1と同一の部材には同一の参照番号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図6(a)、(b)、(c)に示すように第2の実施の形態のモータ120において、第1コイルエンド22A1及び第2コイルエンド22B1は、それらの回転子24の円周方向の一端から他端に沿って溝122aを提供している。この溝22b(図6(c))は、第1壁部と第2壁部とから構成されている。第1壁部は第1コイルエンド22A1を構成するコイルの一部の外周面から構成され、第2壁部は第2コイルエンド22B1を構成するコイルの一部の外周面から構成され、第1壁部と第2壁部とは固定子コア21の外方に向かうにしたがって互いの距離が広がる部分を有するように配置されている。そして第1の実施の形態と同様に、第2コイル束22Bの最内周長は、第1コイル束22Aの最内周長よりも長くなるように構成されているので、溝122aを容易に提供することができる。
また、第3コイルエンド23A1及び第4コイルエンド23B1においても、第1コイルエンド22A1及び第2コイルエンド22B1によって提供された溝122aと同様の溝123aが提供されている。本実施の形態によるモータ120であれば、第1の実施の形態と同様にファン風による冷却効率が飛躍的に上昇し、コイルの温度上昇を抑制し、モータ120の寿命を向上させることができる。また、モータ120に高負荷をかけ切断作業をすることが可能となる。
次に、第2の実施の形態によるモータ120の製造方法について説明する。まず、第1の実施の形態によるモータ20(図2)を上述した製造方法と同様の方法により製造する。次に、図3(b)における、一対の第2コイルエンド22B1の最内周部を一対の第1コイルエンド22A1の最内周部に接するようにひねり、図6(b)のような状態にする。これにより、モータ120において、第1コイルエンド22A1及び第2コイルエンド22B1によって、それらの回転子24の円周方向の一端から他端に沿う溝122aが提供される。上述のように、第2コイル束22Bの最内周距離L2は、第1コイル束22Aの最内周距離L1よりも大きいので、すき間22a及び溝22bを容易に提供することができる。
次に、本発明の電動工具を携帯用丸鋸に適用した第3の実施の形態について図7に基づき説明する。図7(a)は、第3の実施の形態における第1の実施の形態の図1の3a−3a線に沿った一部固定子コア21の縦断面を示した断面図に相当する図、図7(b)は、図7(a)の7b−7b線に沿った断面図である。本実施の形態による携帯用丸鋸において第1の実施の形態における携帯用丸鋸1と同一の部材には同一の参照番号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図7(a)、(b)に示すように第3の実施の形態のモータ220において、第1の実施の形態の第1〜4コイル束22A、22B、23A、23Bに相当する第1〜4コイル束222A、222B、223A、223Bが、それぞれ固定子コア21に巻回されている。そして、第1〜4コイル束222A、222B、223A、223Bは、第1〜4コイル束22A、22B、23A、23Bと同様にそれぞれ一対の第1〜4コイルエンド222A1、222B1、223A1、223B1と、それぞれ一対の図示せぬ第1〜4軸方向コイル部とから構成される。
一対の第1軸方向コイル部は、第1固定子スロットにおいて一対の第2軸方向コイル部の円周方向内方に位置している。そして、第2コイル束222Bの最内周長は、第1コイル束222Aの最内周長よりも長くなるように構成されている。また、第3コイル束223Aは第1コイル束222Aと、第4コイル束223Bは第2コイル束222Bと同様の構成である。
次に、第1〜4コイルエンド222A1、222B1、223A1、223B1の位置関係について説明する。図7(a)、(b)に示すように、第1コイルエンド222A1及び第2コイルエンド222B1は、それらを軸端部方向から見たときの第1、2固定子スロットから外れた部分によってすき間222aを提供している。更に、すき間22aはそれを軸端部方向から見たときに、その範囲内に固定子コア21の外縁の一部を含むように提供されている。また、第3コイルエンド223A1及び第4コイルエンド223B1においても、第1コイルエンド222A1及び第2コイルエンド222B1によって提供されたすき間222aと同様のすき間223aが提供されている。
第2コイル束222Bの最内周長は、第1コイル束222Aの最内周長よりも長くなるように構成されているので、すき間222aを容易に提供することができる。また、一対の第1軸方向コイル部は、第1固定子スロットにおいて一対の第2軸方向コイル部の円周方向内方に位置しているので、第1の実施の形態のすき間22aの円周方向に沿う幅よりも、広い幅を有するすき間222aを提供することができる。本実施の形態によるモータ220であれば、第1の実施の形態と同様にファン風による冷却効率が飛躍的に上昇し、コイルの温度上昇を抑制し、モータ220の寿命を向上させることができる。また、モータ220に高負荷をかけ切断作業をすることが可能となる。
次に、第3の実施の形態によるモータ220の製造方法について図8(a)、(b)に基づき説明する。まず、図8(a)に示すようにメインコイルとなる第2マグネットワイヤ231を所定回数巻いて、一対の第1コイルエンド相当部222A2(円周方向巻線部)と一対の第1軸方向コイル相当部222A3とを有する第1コイル束222Aを製造する。なお第1の実施の形態の第1コイル束22Aはブレーキコイルを有していたが本製造方法においてはメインコイルのみで構成されている。
次に、メインコイルとなる第3マグネットワイヤ232を所定回数巻いて、一対の第2コイルエンド相当部222B2(円周方向巻線部相当部)と一対の第2軸方向コイル相当部222B3とを有する第2コイル束222Bを製造する。この時、一対の第1軸方向コイル相当部222A3間の最内周距離を、一対の第2軸方向コイル相当部222B3間の最内周距離とほぼ等しくなるように、かつ一対の第1コイルエンド相当部222A2間の最外周距離を、一対の第2コイルエンド相当部222B2間の最内周距離よりも小さくなるように第1コイル束222Aと第2コイル束222Bとをそれぞれ巻回する。また、第1コイル束222Aの一対の第1軸方向コイル相当部222A3間の最内周距離と一対の図示せぬ第1固定子スロットの最深部間の円周方向に沿う距離とをほぼ等しくなるように巻回する。第1コイル束222Aのメインコイルと第2コイル束222Bのメインコイルとはハンダ付けにより接続され、また両者の巻数はほぼ同数である。
更に第1コイル束222Aと同様に一対の第3コイルエンド相当部(円周方向巻線部相当部)と一対の第3軸方向コイル相当部から構成される第3コイル束223A(図7)と、第2コイル束222Bと同様の一対の第4コイルエンド相当部(円周方向巻線部相当部)と一対の第4軸方向コイル相当部から構成される第4コイル束223B(図7)とを製造する。
次に、図8(a)のように第2コイル束222Bの最内周部に画成される空間の一対のコイルエンド相当部222B2間の略中央に、第1コイル束222Aを挿入して第2コイル束222Bに隣接配置させる。一対の第1コイルエンド相当部222A2間の最外周距離は、一対の第2コイルエンド相当部222B2間の最内周距離よりも小さいので、一対の第1コイルエンド相当部222A2の最外周と、それぞれに対向する一対の第2コイルエンド相当部222B2の最内周との間とには、それぞれスペースS1が画成される(図8(b)も参照)。
次に、一方の第1軸方向コイル相当部222A3とそれに隣接する一部の第2軸方向コイル相当部222B3とに、それらの周囲を全て覆うよう図示せぬ絶縁紙を巻き、他方の第1軸方向コイル相当部222A3とそれに隣接する一部の第2軸方向コイル相当部222B3とにおいても同様に図示せぬ絶縁紙を巻く。従って、第1コイル束222Aと第2コイル束222Bとは一体となり、第1コイル222(図7(a))が製造される。第3コイル束223Aと第4コイル束223Bとについても、第1コイル束222Aと第2コイル束222Bとによって第1コイル222を製造する工程と同様の工程を行い第2コイル223(図7(b))を製造する。
次に、第1コイル222を固定子コア21(図7(a))の第1コイル巻回部21A(図7(a))にセットし、第2コイル23を固定子コア21の第2コイル巻回部21B(図7(a))にセットする。そして、一対の第1コイルエンド222A1の円周方向略中央に図示せぬバンドを一対の第1コイルエンド222A1が互いに軸方向に近づくように巻き、一対の第3コイルエンド223A1の円周方向略中央にも、同様の図示せぬバンドを巻く。次に、第2コイルエンド相当部222B2を、固定子コア21の半径方向において第1コイルエンド相当部222A2と重なるように曲げて、図7(b)に示すような状態に変形して、第1コイルエンド222A1と第2コイルエンド222B1とによってすき間222aを提供する。また、第2コイル223においても、同様に第3コイルエンド223A1と第4コイルエンド223B1とによってすき間223aを提供してモータ220が得られる。一対の第1コイルエンド相当部222A2間の最外周距離は、一対の第2コイルエンド相当部222B2間の最内周距離よりも小さいので、容易にすき間222aを提供することができる。
次に、モータの他の製造方法について、図9に基づき説明する。まず、図9(a)に示すようにブレーキコイルとなる第1マグネットワイヤ330を所定回数巻きその最外周に更にメインコイルとなる第2マグネットワイヤ331を所定回数巻いて、一対の第1コイルエンド相当部322A2(円周方向巻線部相当部)と一対の第1軸方向コイル相当部322A3とを有する第1コイル束322Aを製造する。そして、図9(b)に示すように、メインコイルとなる第3マグネットワイヤ331を所定回数巻いて、一対の第2コイルエンド相当部322B2(円周方向巻線部相当部)と一対の第2軸方向コイル相当部322B3とを有する第2コイル束322Bを製造する。
ここで、一対の第1コイルエンド相当部322A2間の最内周距離L4を、一対の第2コイルエンド相当部322B2間の最内周距離L5よりも小さくなるように、かつ一対の第1軸方向コイル相当部322A3間の最内周距離と一対の第2軸方向コイル相当部322A3間の最内周距離とがほぼ等しくなるように第1コイル束322Aと第2コイル束322Bとをそれぞれ巻回する。また、一対の第1軸方向コイル相当部322A3間の最内周距離と、一対の図示せぬ第1固定子スロットの最深部間の円周方向に沿う距離とをほぼ等しくなるように巻回される。尚、第1コイル束322Aのメインコイルと第2コイル束322Bのメインコイルとはハンダ付けにより接続され、また両者の巻数はほぼ同数である。
更に第1コイル束322Aと同様に一対の第3コイルエンド相当部(円周方向巻線部相当部)と一対の第3軸方向コイル相当部から構成される第3コイル束と、第2コイル束322Bと同様の一対の第4コイルエンド相当部(円周方向巻線部相当部)と一対の第4軸方向コイル相当部から構成される第4コイル束とを製造する。
次に、図9(c)に示すように、第1コイル束322Aの一対の第1軸方向コイル相当部322A3と、第2コイル束322Bの一対の第2軸方向コイル相当部322B3とが重なり、かつ一方の第1コイルエンド相当部322A2と一方の第2コイルエンド相当部322B2とが重なるように隣接配置する。第1コイル束322Aの最内周距離L4より第1コイル束322Aの最内周距離L5の方が大きいため、他方の第1コイルエンド相当部322A2の最内周と、他方の第2コイルエンド相当部322B2の最内周との間にはスペースS2が提供される(図9(d)も参照)。
次に、一方の第1軸方向コイル相当部322A3とそれに隣接する第2軸方向コイル相当部322B3の一部とに、それらの周囲を全て覆うよう図示せぬ絶縁紙を巻き、他方の第1軸方向コイル相当部322A3とそれに隣接する第2軸方向コイル相当部322B3の一部とにおいても同様に図示せぬ絶縁紙を巻く。従って、第1コイル束322Aと第2コイル束322Bとは一体となり、第1コイル322が製造される。第3コイル束と第4コイル束とについても、第1コイル束322Aと第2コイル束322Bとによって第1コイル322を製造する工程と同様の工程を行い図示せぬ第2コイルを製造する。
次に、第1コイル322を固定子コア21(図2)の第1コイル巻回部21A(図2)に、第2コイル束322Bが固定子コア21の半径方向外方に位置し、スペースS2が提供されている側のコイルエンドがファン7(図1)に対向するようにするようにセットし、第2コイルについても固定子コア21の第2コイル巻回部21B(図2)に第1コイル322と同様にセットする。そして、一対の第1コイルエンド相当部322A2の円周方向略中央にバンドを一対の第1コイルエンド相当部322A2が互いに軸方向に近づくように巻き、一対の第3コイルエンド相当部の円周方向略中央にも同様にバンドを巻く。
次に、図9(d)に示すようにスペースS2が提供されている側の第2コイルエンド相当部322B2を、矢印Bの方向に押し曲げて、図9(e)に示した状態に変形させ、第1コイルエンド相当部322A2と第2コイルエンド相当部322B2との間にすき間322aを提供する。上述のように第1コイル束322Aの最内周距離L4より第1コイル束322Aの最内周距離L5の方が大きいため、容易にすき間322aを提供することができる。
本発明による電動工具、電動モータおよびその製造方法は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、モータ20は、すき間22a及び溝22bを提供していたが、すき間22aのみであっても良い。また、第1〜3の実施の形態及びモータのその他の製造方法による第1コイル束22A、222A、322Aはブレーキコイルとメインコイルとから構成されていたが、メインコイルのみから構成されていても良い。また、第1〜3の実施の形態において、すき間22a、222a及び溝22b、122bは固定子コア21の軸方向両端側に提供されていたが、ファン7に対向する側のみであっても良い。
また、第1の実施の形態のモータ20の製造方法及びモータのその他の製造方法において、第1コイル束22Aのメインコイルと第2コイル束322Aのメインコイルとはそれぞれ第2マグネットワイヤ31、331及び第3マグネットワイヤ32、332によって製造し、製造後にハンダ付けしていたが、図10(a)、(b)に示すように第2マグネットワイヤ31、331の一本のみで連続して第1コイル束22A、322Aのメインコイルと第2コイル束22B、322Bのメインコイルとを製造しても良い。
本発明による電動工具を携帯用丸鋸に適用した実施の形態の部分縦断面図。 第1の実施の形態におけるモータの斜視図。 第1の実施の形態における図1の3a−3a線に沿った一部固定子の縦断面を示した断面図。 図3(a)の3b−3b線に沿った断面図。 図3(a)の3c−3c線に沿った断面図。 第1の実施の形態によるモータの製造工程における第1コイル束の平面図。 第1の実施の形態によるモータの製造工程における第2コイル束の平面図。 第1の実施の形態によるモータの製造工程において第1コイル束と第2コイル束とを重ねて隣接配置させたときの平面図。 図4(c)の隣接配置した第1コイル束22A及び第2コイル束22Bを矢印A方向から見た図。 一対の第2軸方向コイル相当部を互いに近づけてその最内周を一対の第1軸方向コイル相当部の最内周に合わせた状態の図。 第2の実施の形態における図1の3a−3a線に沿った一部固定子の縦断面を示した断面図。 図6(a)の6b−6b線に沿った断面図。 図6(a)の6c−6c線に沿った断面図。 第3の実施の形態における図1の3a−3a線に沿った一部固定子の縦断面を示した断面図。 図7(a)の7b−7b線に沿った断面図。 第3の実施の形態におけるモータの製造工程において第1コイル束と第2コイル束とを隣接配置させたときの平面図。 図8(a)の8a−8a線に沿った断面図。 モータのその他の製造工程における第1コイル束の平面図。 モータのその他の製造工程における第2コイル束の平面図。 モータのその他の製造工程における第1コイル束と第2コイル束とを重ねて隣接配置させたときの平面図。 図9(c)の9d−9d線に沿った断面図。 図9(d)の第2コイルエンド相当部を、矢印Bの方向に押し曲げた図。 第1の実施の形態によるモータの製造工程において第1コイル束と第2コイル束とのメインコイルを一本のマグネットワイヤで製造した図。 モータのその他の製造工程において第1コイル束と第2コイル束とのメインコイルを一本のマグネットワイヤで製造した図。
符号の説明
1 携帯用丸鋸 2 ハウジング 2a 空気吸入口 3 ハンドル 5a ファン風排出口 7 ファン 20、120、220 モータ 21A 第1コイル巻回部 21B 第2コイル巻回部 21 回転子 21 固定子コア 22、222、322 第1コイル 22A1、222A1 第1コイルエンド 22B1、222B1 第2コイルエンド 22A2、222A2、322A2 第1コイルエンド相当部 22B2、222B2、322B2 第2コイルエンド相当部 22A、222A、322A 第1コイル束 22B、222B、322B 第2コイル束 22b、23b、122a、123a 溝 22A3、222A3、322A3 第1軸方向コイル相当部 22B3、222B3、322B3 第2軸方向コイル相当部 22a、23a、222a すき間 23、223 第2コイル 23A1、223A1 第3コイルエンド 23B1、223B1 第4コイルエンド 23A、223A 第3コイル束 23B、223B 第4コイル束

Claims (9)

  1. 空気を吸入するための空気吸入口と該空気を排出するための空気排出口が形成されたハウジングと、
    該ハウジング内に収容固定され、第1コイル巻回部と、該第1コイル巻回部と対向する第2コイル巻回部とを少なくとも備え、中空部が形成された固定子コアと、
    該第1コイル巻回部に巻回される第1コイルと、
    該第2コイル巻回部に巻回され、該第1コイルと対向する第2コイルと、
    該中空部であって、該第1コイルと該第2コイルとの間に回転可能に配置される回転子と、
    該ハウジング内に設けられ該第1コイルと該第2コイルとを冷却するために、該空気吸入口から該ハウジング内に空気を取入れ該空気排出口に空気を吹出すファンとを備え、
    該第1コイル及び該第2コイルは、それぞれ該回転子の軸方向に沿う一対の軸方向巻線部と、該固定子コアの軸方向両端部から外方に突出すると共に該回転子の円周方向に沿う略円弧状の一対の円周方向巻線部とを有する電動工具において、
    該第1コイル及び該第2コイルは、それぞれ第1コイル束及び第2コイル束の少なくとも2つのコイル束から構成され、該第1コイル束の該円周方向巻線部の最内周の部分の長さを、該第2コイル束の該円周方向巻線部の最内周の部分の長さより短く構成し、該第1コイル束を該第2コイル束の該固定子コアの半径方向内側に配置し、少なくとも一方の該円周方向巻線部において該第1コイル束と該第2コイル束とによって、すき間又は溝の少なくとも一方が提供されていることを特徴とする電動工具。
  2. 該第1コイル束の最内周長と該第2コイル束の最内周長とが互いに異なることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 該第1コイル束及び該第2コイル束の最内周長の大きい方のコイル束が、該円周方向巻線部において該回転子の半径方向の外方に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電動工具。
  4. 該溝は少なくとも第1壁部と第2壁部とから構成され、該第1壁部は、第1コイル束を構成するコイルの一部の外周面から構成され、該第2壁部は、第2コイル束を構成するコイルの一部の外周面から構成され、該第1壁部と該第2壁部とは該固定子コアの外方に向かうにしたがって互いの距離が広がる部分を有するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  5. 該第1コイル束及び該第2コイル束の該回転子の半径方向に沿う断面形状は、略扁平状であることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  6. 該第1コイル束及び該第2コイル束の一方は少なくともメインコイルを備え、他方はメインコイルのみから構成されることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  7. 該第1コイル束及び該第2コイル束の該一方のコイル束は、更に該回転子の回転にブレーキ力を与えるためのブレーキコイルを有することを特徴とする請求項6に記載の電動工具。
  8. 該第1コイル束のメインコイルの巻数と該第2コイル束のメインコイルの巻数とは、ほぼ同数であることを特徴とする請求項6に記載の電動工具。
  9. 第1コイル巻回部と、該第1コイル巻回部と対向する第2コイル巻回部とを少なくとも備え、中空部が形成された固定子コアと、
    該第1コイル巻回部に巻回される第1コイルと、
    該第2コイル巻回部に巻回され、該第1コイルと対向する第2コイルと、
    該中空部であって、該第1コイルと該第2コイルとの間に回転可能に配置される回転子とを備え、
    該第1コイル及び該第2コイルは、それぞれ該回転子の軸方向に沿う一対の軸方向巻線部と、該固定子コアの軸方向両端部から外方に突出すると共に該回転子の円周方向に沿う略円弧状の一対の円周方向巻線部とを有する電動モータにおいて、
    該第1コイル及び該第2コイルは、それぞれ第1コイル束及び第2コイル束の少なくとも2つのコイル束から構成され、該第1コイル束の該円周方向巻線部の最内周の部分の長さを、該第2コイル束の該円周方向巻線部の最内周の部分の長さより短く構成し、該第1コイル束を該第2コイル束の該固定子コアの半径方向内側に配置し、少なくとも一方の該円周方向巻線部において該第1コイル束と該第2コイル束とによって、すき間又は溝の少なくとも一方が提供されていることを特徴とする電動モータ。
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