JP3791146B2 - 回転電気機械の円筒形回転子 - Google Patents

回転電気機械の円筒形回転子 Download PDF

Info

Publication number
JP3791146B2
JP3791146B2 JP22876197A JP22876197A JP3791146B2 JP 3791146 B2 JP3791146 B2 JP 3791146B2 JP 22876197 A JP22876197 A JP 22876197A JP 22876197 A JP22876197 A JP 22876197A JP 3791146 B2 JP3791146 B2 JP 3791146B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
winding
refrigerant gas
arc
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP22876197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1169719A (ja
Inventor
勝 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Systems Co Ltd filed Critical Fuji Electric Systems Co Ltd
Priority to JP22876197A priority Critical patent/JP3791146B2/ja
Publication of JPH1169719A publication Critical patent/JPH1169719A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3791146B2 publication Critical patent/JP3791146B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、タービン発電機などの回転電気機械の円筒形回転子に係わり、回転子巻線に対する冷却性能を向上するべく改良されたその構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
円筒形回転子を持つ回転電気機械は各種の用途に用いられているが、大容量のものとしてはタービン発電機が著名である。以下に、タービン発電機に代表させて、従来例の回転電気機械の円筒形回転子の説明を行うことにするが、まずは、一般例の円筒形回転子を持つ回転電気機械の冷却に関する構造を主体として、その構成の概要について図面を用いて説明する。図7は、一般例の回転電気機械の主要部を模式化して示すその縦断面図であり、図8は、図7に示した回転電気機械の図7におけるP矢視図であり、図9は、図8におけるA−C断面図であり、図10は、図8におけるB−C断面図である。また図11は、図7におけるQ部の一部破断した詳細図である。
【0003】
図7〜図11において、9は、円筒形回転子8と、固定子7と、ケーシング6と、周知の軸流ファンであるファン69,69と、冷却装置93とを備えて構成された円筒形回転子を持つ一般例の2極の回転電気機械である。円筒形回転子8の外周面と固定子7の内周面と間には空隙部91が介在されている。円筒形回転子8は、回転軸部81と、回転軸部81と一体に構成されると共に,回転軸部81と同心の円形の外径を持つ回転子鉄心部82と、2極機に対応した1対の回転子巻線5,5と、保持体83,83とを備えており、ケーシング6および図示しない軸受部を介して固定子7に回転自在に支持されている。回転子鉄心部82と1対の回転子巻線5,5とが、この事例の場合の回転電機子部である。
【0004】
それぞれの回転子巻線5は、平角状の導体である平角銅線を巻回し、回転子鉄心部82の外周の円周方向に沿わせて形成されている図示しない複数の巻線用溝に、それぞれの層が異なる巻線用溝に装填されるようにして複数の層で構成されている。回転子巻線5の各層の巻線用溝に収納されている部位には、回転軸部81の軸長方向に分布して多数の通気孔88が形成されている。そうして、上述の構造を持つ1対の回転子巻線5,5は、回転軸部81の中心軸線(図7中に1点鎖線で示す)X−Xに関して互いに線対称の関係となる基本構成とされている。
【0005】
回転子巻線5の巻線用溝内に収納されないことで回転子鉄心部82の両端部から突き出される状態に配置される部位である端部89,89は、保持体83によってその少なくとも外周部が保持をされ、円筒形回転子8が回転することで発生される強大な遠心力によって変形をしないよう保護されている。保持体83は、この事例の場合には、回転子巻線5のそれぞれの端部89をその外周部で保持する円筒状部831と、ファン69側の端部で円筒状部831に結合される円環状部832とを備えて構成されている。
【0006】
それぞれのファン69は、円筒形回転子8,固定子7を冷却する冷媒ガス99を回転電気機械9内に循環させるために設けられており、この事例の場合には、図示の如く回転子巻線5の両端部89の回転軸部81の軸長方向に関する外側の位置のそれぞれに、回転軸部81に嵌め込まれて配設されている。固定子7は、周知の如く、多数の薄板製の鉄心板を積層してなり,回転軸部81と同心の円形の内径を持つ固定子鉄心71と、固定子鉄心71に形成されている図示しない複数の巻線用溝に装填された固定子巻線72とを備えて構成されている。そうして、固定子鉄心71の鉄心板の積層方向の要所には、冷媒ガス99を通流させるための通気ダクト73の複数個が形成されている。
【0007】
ケーシング6は、冷媒ガス99の通流路を備えて構成されているので、次にこれについて説明をする。まず、この事例の場合には、ケーシング6は、固定子鉄心71の外周面に外接させて合計4枚の仕切板61,62が固定子鉄心71の鉄心板の積層方向に間隔を置いて図示の如くに設けられている。外側の仕切板61と内側の仕切板62とを接続するようにして複数の円筒状の連絡ダクト63が配置されている。仕切板61と仕切板62とによって区切られたそれぞれの空間は排気ダクト64,64であり、両側を仕切板62で区切られた空間は中央給気ダクト65である。また、ケーシング6の両端部には、それぞれのファン69に対応させて吸気ダクト66,66が備えられている。
【0008】
冷却装置93は、円筒形回転子8,固定子7を冷却することで高温となった冷媒ガス99から熱を除去する周知の冷却器94と、冷却器94と排気ダクト64,64とを接続する排気風胴95と、冷却器94と吸気ダクト66,66とを接続する吸気風胴96,96とを備えて構成されている。
一般例の回転電気機械9は上述の如くに構成されているので、それぞれのファン69で加圧されたそれぞれの冷媒ガス99の流れは、まず、保持体83が配置されている付近で大きく3つに分岐される。すなわち、それぞれの保持体83の外周部を経て両端部から空隙部91に直接流入する冷媒ガス流99Aと、固定子巻線72の両端部のそれぞれを冷却した後に連絡ダクト63を経て中央給気ダクト65に流入する冷媒ガス流99Bと、それぞれの回転軸部81の外周面と保持体83との間の空間のそれぞれから回転電機子部に流入する冷媒ガス流99Cとである。
【0009】
冷媒ガス流99Cは、回転子巻線5の端部89を冷却しつつ回転子鉄心部82の端部に到り、冷媒ガス流99Cの内の多くの部分はこの端部から巻線用溝部の底部に流入し、回転電機子部を冷却した後、通気孔88から空隙部91に順次流入する。冷媒ガス流99Bは、中央給気ダクト65に連通されている通気ダクト73中を通流し、固定子鉄心71および固定子巻線72を冷却しつつ回転子鉄心部82の積厚方向の中央部から空隙部91に流入する。このようにして、空隙部91で合流されたそれぞれの冷媒ガス99は、排気ダクト64,64に連通している通気ダクト73中を通流し、固定子鉄心71および固定子巻線72を冷却しつつ排気ダクト64,64に到る。
【0010】
排気ダクト64,64に到達した冷媒ガス99は、円筒形回転子8,固定子7を冷却したので比較的に高温になっているが、この高温の冷媒ガス99は、排気風胴95を経て冷却器94に流入して除熱をされる。冷却器94で除熱をされて再び低温に戻った冷媒ガス99は、吸気風胴96,96を経てファン69に流入されるのである。
【0011】
すなわち一般例の回転電気機械9は、冷却器94を介して冷媒ガス99を循環させることで、比較的に安定な運転状態を得ることができているが、この種の回転電気機械に採用されている円筒形回転子(例えば、円筒形回転子8)では、回転子巻線(例えば、回転子巻線5)部に関する冷却性能を向上させる努力が積み重ねられている。この努力においては、回転子巻線部の最高温度は端部(例えば、端部89)において発生し易いので、端部の温度低減に関する検討も種々行われてきている。このような回転子巻線の温度、特に回転子巻線の端部温度の低減が試みられた円筒形回転子として、同じ出願人より出願された回転電機の回転子巻線頭部(ここで言う端部のことである)冷却構造が、特開平7−75272号公報により公知となっている。
【0012】
以下に、この特開平7−75272号公報により公知となっている内容を基にして、従来例の回転電気機械の円筒形回転子を図12〜図18を用いて説明する。なお、図12〜図18を用いて行う説明においては、図7〜図11に示した一般例の回転電気機械と同一部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。また、以後の説明に用いる図中には、図12〜図18で付した符号については、極力代表的な符号のみを記すようにしている。
【0013】
ここで、図12は、図11におけるS部に対応した部位における従来例の円筒形回転子を示すその部分断面図であり、図13は、図7におけるR部に対応した部位における従来例の円筒形回転子を示すその斜視図である。図14は、図13におけるT部の部分斜視図であり、図15は、図12におけるU−U矢視の部分断面図である。また、図16は、図13におけるV−Vから見た巻線用溝とその周辺部の断面図であり、図17は、図13におけるW−W断面図であり、図18は、図17におけるJ矢視図である。なお、図13は保持体およびその周辺部を取り除いて回転子巻線の外周部が露出された状態として図示し、また、図14は、素線間絶縁体の図示を省略すると共に回転子巻線部の層の円弧状部とスペーサとを直線状に展開して図示している。
【0014】
図12〜図18において、8Aは、回転軸部81と、回転子鉄心部82Aと、1対の回転子巻線5A,5Aと、それぞれ複数のスペーサ54,54Aと、隔壁体55,55と、仕切壁体56,56と、外周部絶縁体57,57と、複数の楔59と、保持体83,83等とを備えて構成された2極の円筒形回転子である。回転子巻線5Aは、それぞれの磁極毎に平角銅線が用いられた素線51が複数回巻回された複数の層(この事例の場合には6層)52で構成されており、それぞれの層52は、周知の鞍形コイルとして形成されている。鞍形コイルであるそれぞれの層52の直線状部の中央部分は、回転子鉄心部82に形成された異なる巻線用溝84に装填をされ、また、層52の円弧状部は、回転子巻線5Aの端部89の主要部分を構成している。
【0015】
端部89における層52の相互間にはスペーサ54が、最も外側の層52の外側面と最も内側の層52の内側面とにはスペーサ54Aがそれぞれ配置されて、円筒形回転子8Aの加減速時に発生する加速度などに対応して端部89に働く強大な応力に対処している。スペーサ54は、細長い平板状の電気絶縁材からなる基板部541と、基板部541の両側面のそれぞれに一定の厚さを持たせて形成された電気絶縁材製の複数の突起部542とで構成されている。この突起部542は、端部89における層52の側面に沿わせて冷媒ガス99を通流させる通流路を確保するために設けられるものである。スペーサ54Aのスペーサ54に対する相異点は、複数の突起部542が基板部541の一方の側面のみに備えられていることである。
【0016】
スペーサ54,54Aが持つ基板部541は、層52の高さ方向寸法Hとほぼ同等の幅寸法を有し、導体51の長さ方向に沿わせた長さを有している。スペーサ54,54Aにおける突起部542は、この事例の場合には山形や三角形などの突端部を持つ形状を有し、その反基板部541側の端面は層52を構成する導体51の側面に当接されるようにし、基板部541の長さ方向に間隔を隔てて形成されている。この突起部542は、基板部541の幅方向の両端部のそれぞれに、その突端部を内側として、しかも、互いに位置を半間隔長だけずらして形成をされている。
【0017】
これによって、端部89における層52を構成する導体51の側面には、冷媒ガス99が通流される通流路が、突起部542によってジグザグ状とされて形成されることになる。この通流路を後記する貫通孔55aと関連付けて視察すると、貫通孔55aから層52の直線状部に沿って冷媒ガス99が通流する通流路54Xと、貫通孔55aから層52の円弧状部に沿って冷媒ガス99が通流する通流路54Yとして把握することができる。なお、突起部(例えば、突起部542)が持つ形状としては、矩形状のものも知られている。
【0018】
それぞれの端部89に配置される隔壁体55は、この事例の場合には、複数の部材を用いて全体として円筒を構成するようにして電気絶縁材を用いて作製されており、端部89における層52の内周側に回転軸部81の外周面との間に空間を隔てて配置されている。隔壁体55には冷媒ガス通流路として、層52の直線状部と円弧状部との結合部位のそれぞれの直下の部位に貫通孔55aが、また、後記する排気室56Xに対向する部位に貫通孔55bが、それぞれ形成されている。仕切壁体56は、1対が1組になって合計2組(2極機であるため)が用いられており、排気室56Xを形成すべき部位を仕切るようにして、隔壁体55の内周面に当接させて配置されている。
【0019】
両側を仕切壁体56,56で仕切られることで隔壁体55の内周側に形成される4個の空間の内、磁極の中間位置の直下に位置している2個の空間が、冷媒ガス流99Cが流入される流入室55Xであり、また、磁極の中心位置(磁極の中心線Y−Yを図15中に2点鎖線で示す)の直下に位置している2個の空間が排気室56Xである。この排気室56Xは、そのファン(例えば、一般例の場合のファン69)側の端部は閉塞され、その反ファン側の端部は後記する排気溝86に連通されている。なお、流入室55Xは、そのファン側の端部は開口をされ、その反ファン側の端部は後記する溝部通流路84aに連通されている。なおまた、隔壁体55と仕切壁体56とは、例えば、両者を一体として、鍔(仕切壁体56,56に相当)付きの半円状として形成しても良いことは、勿論のことである。
【0020】
外周部絶縁体57は、電気絶縁材を用いて円筒状に形成され、端部89における層52の外周側と、保持体83Aの円筒状部831の内周側との間に配置されている。楔59は、巻線用溝84に装填をされた部分の回転子巻線5Aが、円筒形回転子8Aが回転することで発生される強大な遠心力によって巻線用溝84から飛び出さないようにするなどのために、それぞれの巻線用溝84の最外周部の付近に装着されている。
【0021】
楔59には回転軸部81の軸長方向に沿って多数の円形の貫通孔59aが形成されており、それぞれの貫通孔59aは、素線51に形成されている後記する貫通孔51aなどを介して溝部通流路84aに連通されている。この溝部通流路84aは、各巻線用溝84の底部に回転軸部81の軸長方向に沿って形成されており、溝部通流路84aの両端部はそれぞれ流入室55Xに連通されている。なお、一般例の回転電気機械9に関する前述説明で述べた通気孔88は、従来例の円筒形回転子8Aでは、貫通孔59aとこれに対応して層52に関連して形成されている後記する諸貫通孔によって構成されていることになる。
【0022】
回転子鉄心部82Aは、一般例の前記回転子鉄心部82に対して、1対の回転子巻線5A,5Aが持つ層52に対応した個数と位置とに従う複数の巻線用溝84と、同一のハーフ磁極に属すると共に互いに隣接する巻線用溝84の相互間の部位である複数の歯部85と、複数の排気溝86とが図示の如くに形成されている。各巻線用溝84の底部には断付部84bが形成されており、この断付部84bの下部に前記した溝部通流路84aが形成されている。また、最外,最内側の層52が装填される巻線用溝84の反歯部85側を形成する回転子鉄心部82Aの部位,および各歯部85のそれぞれの軸長方向の両端部には、排気路85aが形成されている。
【0023】
ここで、図16〜図18を主として用いて、円筒形回転子8Aの巻線用溝84内の電気絶縁および冷媒ガス99の通流路について更に説明する。それぞれの巻線用溝84内には、まず、回転子鉄心部82と層52との間の電気絶縁用として、電気絶縁材をL字状に形成した溝部絶縁体581の1対が図示にように装填をされる。この溝部絶縁体581は、L字状をなすその底辺部分を断付部84b上に、その先端部の相互間に間隔幅W581 を持つ間隙部581aが形成されるようにして載置される。そうして層52は、その下面と両側面とを溝部絶縁体581によって電気絶縁されるようにして、巻線用溝84に装填されている。この層52の上側には、電気絶縁材製の上部絶縁体582を介して、前記楔59が装着されている。なお、511は、素線51の相互間を電気絶縁するための電気絶縁材製の素線間絶縁体である。
【0024】
それぞれの層52を構成する素線51の巻線用溝84内に収納されている部分には、図示の如くに、回転軸部81の軸長方向に沿って冷媒ガス99(後記する冷媒ガス流99Z)を通流させるための複数の貫通孔51aが形成されている。それぞれの貫通孔51aは、冷媒ガス99のための広い通流面積を確保するために、この事例の場合には、回転軸部81の軸長方向に沿って長い小判形の形状にされている。また、素線間絶縁体511および上部絶縁体582のそれぞれにも、貫通孔51aに対向する位置に、貫通孔51aとほぼ同一形状の貫通孔511aおよび582aが形成されている。そうして、楔59に形成された貫通孔59aは、図18に示すように、前記諸貫通孔51a,511aおよび582aに対向する部位に形成されている。
【0025】
従来例の円筒形回転子8Aは上述の如くに構成されているので、冷媒ガス流99Cの通流経路は次記のように形成されている。すなわち、それぞれの流入室55Xに流入した冷媒ガス流99Cは、流入室55Xにおいて、回転軸部81の軸長方向に沿って溝部通流路84aに流入する冷媒ガス流99Zと、隔壁体55が持つ貫通孔55aから層52の側面に形成されているジグザグ状の通流路(通流路54Xと通流路54Y)に流入する冷媒ガス流とにまず分岐される。貫通孔55aからジグザグ状の通流路に流入した冷媒ガス流は、貫通孔55aの近傍において、通流路54Xを通流する冷媒ガス流99Xと、通流路54Yを通流する冷媒ガス流99Yとにさらに分岐される。
【0026】
そうして、冷媒ガス流99Xは、流入室55X→貫通孔55a→通流路54X→排気路85aを順次経過した後に図示しない空隙部(例えば、前述空隙部91)に流入し、この間、回転子巻線5Aの直線状部の端部89に在る部位と、回転子鉄心部82Aの両端部とを冷却する。また、冷媒ガス流99Yは、流入室55X→貫通孔55a→通流路54Y→貫通孔55b→排気室56X→排気溝86を順次経過した後に空隙部に流入し、この間、回転子巻線5Aの円弧状部と、回転子鉄心部82Aの両端部とを冷却する。さらに、冷媒ガス流99Zは、流入室55X→溝部通流路84a→通気孔88(間隙部581aと、貫通孔51a,511aおよび582aと、貫通孔59a)を順次経過した後に空隙部に流入し、この間、回転子巻線5Aの直線状部の巻線用溝84に装填されている部位と、回転子鉄心部82Aとを冷却する。
【0027】
また、通流路54X,54Yにおいては、冷媒ガス流99X,99Yは、ジグザグ状の通流路を通流することになるので、層52の側面と比較的に長く接触できることになり、層52を良好に冷却することができている。このような冷却構成を備えることによって、円筒形回転子8Aでは、端部89を含む回転子巻線5Aの冷却性能の向上を図ることができている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来技術による回転電気機械の円筒形回転子(例えば、円筒形回転子8A)においては、端部(例えば、端部89)を含む回転子巻線(例えば、回転子巻線5A)に対する冷却性能の向上をある程度は達成することが出来ているが、まだ後記するような理由で回転子巻線に部分的に高温となる個所が残存しており、その解決が望まれている。
【0029】
一般に電気機械の寿命は、周知の如くに巻線の電気絶縁のために採用されている電気絶縁材の耐熱寿命特性によって決められるものであるので、回転子巻線の温度が相対的に高いと言うことは、回転子巻線の温度が使用されている電気絶縁材の許容温度を越えないように回転子巻線の電流密度を設定しなければならないと言うことであり、結果として円筒形回転子の、したがって回転電気機械の体格の大形化を招いたり、または、回転電気機械の定格出力の低減を余儀なくされるのである。
【0030】
ところで、回転子巻線に部分的に高温となる個所が存在している主な理由は次記するとおりである。
▲1▼円筒形回転子が備える回転子巻線の端部の部位では、回転子巻線の各層(例えば、層52)は、側面側に配置されたスペーサ(例えば、スペーサ54,54A)によって通流路が確保された冷媒ガス(例えば、冷媒ガス99)によって冷却されている。ところでこの通流路内を通流する冷媒ガス流は、前述したごとく隔壁体(例えば、隔壁体55)の,層の直線状部と円弧状部との結合部位の直下の部位に形成されている貫通孔(例えば、貫通孔55a)から流出した直後に、層の直線状部に沿って通流する冷媒ガス流(例えば、冷媒ガス流99X)と,層の円弧状部に沿って通流する冷媒ガス流(例えば、冷媒ガス流99Y)とに分岐される。
【0031】
このため、層の直線状部と円弧状部との結合部位では、前記貫通孔から遠くなるほどその部位を冷却する冷媒ガスの流量が少なくなる。この結果、層の直線状部と円弧状部との結合部位の前記貫通孔から離れた部位(例えば、図13におけるK部)は、他の部位と比較して冷却される度合いが低下されるので、この部位に高温部が発生している。
【0032】
▲2▼回転子巻線の端部の部位の円弧状部は、この部位を冷却する冷媒ガス流(例えば、冷媒ガス流99Y)が貫通孔(例えば、貫通孔55a)から流出した直後にほぼ90度曲がって通流しなければならない。これに対して、回転子巻線の端部の部位の直線状部を冷却する冷媒ガス流(例えば、冷媒ガス流99X)は、隔壁体の内周側を流れる場合の通流方向をほぼそのまま維持して通流する。このために、円弧状部を冷却する冷媒ガス流に対する流体抵抗が相対的に大きくなるので、円弧状部は相対的に高温になり易い。
【0035】
この発明は、前述の従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、回転子巻線の冷却性能が向上をされた回転電気機械の円筒形回転子を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】
この発明では前述の目的は、
1)回転軸部と、回転軸部とほぼ同心の円形状として外周が形成されると共に外周の円周方向に沿わせて形成された複数の巻線用溝を有する回転子鉄心部と、一対または複数対の磁極用の回転子巻線と、回転軸部の軸長方向に関する外側の位置のそれぞれに配設された冷媒ガスを循環するための冷却用ファンとを備え、それぞれの磁極用の前記回転子巻線は、平角状の導体材を用いて巻回された複数の層で構成されると共にそれぞれの層が異なる巻線用溝に装填されてなり、巻線用溝内に収納されていない部分である回転子巻線の端部におけるそれぞれの層の側面部には回転子巻線を冷却する冷媒ガスを通流させるためのジグザグ状の通流路を有するスペーサが配設されてなり、回転子巻線のそれぞれの層は、互いにほぼ平行させて配置されると共にその長さ方向の中央部分が前記巻線用溝に装填される1対の直線状部と,両直線状部の端部の間を接続して互いにほぼ平行させて配置される1対の円弧状部とでなり、回転子巻線の少なくとも端部は前記冷媒ガスによって冷却されてなる回転電気機械の円筒形回転子において、回転子巻線の層が持つ円弧状部は、用いられる導体材に冷媒ガスを通流させるための円弧に沿った通流路を有してなる構成とすること、または、
2)前記1項に記載の手段において、回転子巻線の層の円弧状部が有する冷媒ガス通流用の円弧に沿った通流路は、スペーサが配設される側に開口を持つ凹溝である構成とすること、または、
3)前記1項に記載の手段において、回転子巻線の層の円弧状部が有する冷媒ガス通流用の円弧に沿った通流路は、円弧状部を構成している導体材の長さ方向に沿わせて形成された貫通孔である構成とすること、により達成される。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下この発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、この項の以下の説明においては、図12〜図18に示した従来例の回転電気機械の円筒形回転子と同一部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。また、以後の説明に用いる図中には、図12〜図18で付した符号については、極力代表的な符号のみを記すようにしている。
【0038】
図1は、図7におけるR部に対応した部位におけるこの発明の実施の形態の一例による回転電気機械の円筒形回転子を示すその斜視図であり、図2は、図1におけるL部の部分斜視図であり、図3は、回転子巻線の層が持つ1個の円弧状部の図2におけるM−M断面図である。また図4は、図1におけるN−N断面図であり、図5は、図4におけるO矢視図である。なお、図1は保持体83Aおよび外周部絶縁体57を取り除いて回転子巻線2の外周部が露出された状態として図示しており、また図2は、素線間絶縁体の図示を省略すると共に回転子巻線の円弧状部とスペーサとを直線状に展開して図示している。
【0039】
図1〜図5において、1は、図12〜図18に示した従来例による円筒形回転子8Aに対して、回転子巻線5Aおよび楔59に替えて、それぞれ回転子巻線2および楔3を用いるようにした円筒形回転子である。回転子巻線2は、それぞれが鞍形コイルである複数の層21で構成され、この層21は、1巻回分が1対の直線状部23と1対の円弧状部24とでなる素線22を、複数回巻回するようにして形成されている。この内、直線状部23は、従来例による回転子巻線5Aによる素線51と同一の断面形状に設定されており、直線状部23の巻線用溝84内に収納されている部分には、従来例の素線51の場合と同様に複数の貫通孔51aが形成されている。
【0040】
しかし、円弧状部24は、この発明による特徴的な断面形状として、冷媒ガス99を通流させるための通流路である凹溝25の1対が形成されている。それぞれの凹溝25は、その開口25aをスペーサ54またはスペーサ54Aが配設される側に面するようにして形成されている。なお、円弧状部24の断面積は直線状部23の断面積とほぼ同等に設定されており、直線状部23と円弧状部24とは、同等の電流密度に設定されている。すなわち回転子巻線2は、凹溝25が形成された円弧状部24を用いることが従来例による回転子巻線5Aと異なっている。上述した直線状部23と円弧状部24とは、直線状部23の端部23aで機械的にも電気的にもしたがって熱伝導的にも互いに接続されており、それぞれの接続部位は、従来例の場合の層52の直線状部と円弧状部との結合部位と同等の位置に設定されている。
【0041】
楔3は、従来例による楔59に対して、楔59が持つ円形の貫通孔59aに替えて、工作性能が高い近年のNC工作機械を用いるなどによって得られた、回転軸部81の軸長方向に沿って長い小判形とされた貫通孔3aが形成されていることのみが異なっている。この貫通孔3aは、直線状部23に形成された貫通孔51aに対向し合う位置のそれぞれに形成されており、前記間隙部581aと、前記諸貫通孔51a,511aおよび582aと一体になって、冷媒ガス流99Zに対する通流路を形成することは、従来例による貫通孔59aの場合と同様である。この貫通孔3aは、図5に明示したごとく、諸貫通孔51a,511aおよび582aとほぼ同等の断面形状と寸法とを有している。
【0042】
図1〜図5に示すこの発明の実施の形態の一例による円筒形回転子1では前述の構成としたので、回転子巻線2の円弧状部24における冷媒ガス流99Yの通流路としては、スペーサ54,54Aが持つ通流路に凹溝25内の通流路が加わることになり、冷媒ガス流99Yに対する流体抵抗が低減をされている。また、円弧状部24の長さ方向に関する凹溝25の端面は、当然のことながら円弧状部24の端面側に開口をしているので、貫通孔55aから流出した直後の冷媒ガス流99Yは、容易に凹溝25内に流入されることになる。これらのことにより、冷媒ガス流99Yの流量は従来例の円筒形回転子8Aの場合より増大されることになる。
【0043】
さらに、冷媒ガス流99Yが円弧状部24と接触し合う面積は、円弧状部24が凹溝25を有していることで、従来例の矩形状の断面形状を持つ素線51と対比して当然のことながら増大する。すなわち、円筒形回転子1が持つ回転子巻線2の端部89では、冷媒ガス流99Yの流量と、円弧状部24の冷媒ガス流99Yに対する放熱面積とが共に増大されることと、冷媒ガス流99Yの凹溝25への流入が容易であることとが相まって、円弧状部24の冷却性能が格段に増大される。この結果、直線状部23との接続部位を含めて円弧状部24の温度上昇が低減をされるが、このことは、直線状部23との接続部位の貫通孔55aから離れた部位(図13にK部として示した)に対しても同様である。
【0044】
また、楔3の持つ貫通孔3aが上述の断面形状と寸法とを有していることで、貫通孔3aでの冷媒ガス流99Zの通流面積が従来例よりも増大をされ、貫通孔51a等の前記諸貫通孔と貫通孔3aとでなる部位の冷媒ガス流99Zに対する流体抵抗が、従来例と対比して低減をされる。したがって、貫通孔3a等を通流する冷媒ガス流99Zの流量が増大をされるので、回転子巻線2の巻線用溝84に装填をされた直線状部23の温度上昇が低減される。この結果、回転子鉄心部82Aの中央部分の直線状部23の温度も相対的に低減することができている。
【0045】
上述の説明では、回転子巻線(例えば、回転子巻線2)の円弧状部(例えば、円弧状部24)が備える冷媒ガス流(例えば、冷媒ガス流99Y)の通流路は凹溝(例えば、凹溝25)であるとしてきたが、これに限定されるものではなく、例えば、貫通孔であってもよいものである。
【0046】
【実施例】
以下この発明の実施例を図面を参照して説明する。なお、この項の以下の説明においては、図1〜図5に示したこの発明の実施の形態の例の円筒形回転子1と同一部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。また、以後の説明に用いる図中には、図1〜図3で付した符号については、極力代表的な符号のみを記すようにしている。図6は、図2と同一部位における請求項1,3に対応するこの発明の一実施例による回転電気機械の円筒形回転子が有する回転子巻線を周辺の部材と共に示すその部分斜視図である。この図6は、素線間絶縁体の図示を省略すると共に回転子巻線の円弧状部とスペーサとを直線状に展開して図示している。
【0047】
図6において、4は、図1〜図3に示したこの発明の実施の形態の例による回転子巻線2に対して、それぞれが鞍形コイルである複数(これに関しては、円筒形回転子1が有する回転子巻線2と同一である)の層41で構成され、この層41は、1巻回分が1対の図示しない直線状部23と1対の円弧状部44とでなる素線42を複数回巻回するようにして形成されている。円弧状部44は、前述回転子巻線2の場合と対比すると、冷媒ガス99を通流させるための通流路が貫通孔45として形成されていることが、円弧状部24と異なっている。
【0048】
このことに対応し、貫通孔45内を通流する冷媒ガス流99Yの円弧状部44からの出口として、図示しない隔壁体55に形成されている図示しない貫通孔55bに対向する部位に、溝部46が形成されている。これによって、貫通孔45内を通流した冷媒ガス流99Yは、溝部46を経て貫通孔55bから図示しない排気室56Xに流入することができる。
【0049】
実施例による回転子巻線4では前述の構成としたので、円弧状部44は、冷媒ガス99を通流させる通流路が貫通孔45であることにより、溝部46が形成されている部位を除いては、直線状部23が接続されたり,スペーサ54などが配置されたりするその側面は平滑な面として形成されている。これによって、回転子巻線4は、前述回転子巻線2の場合と対比すると、冷媒ガス流99Yによる冷却性能をほぼ同等にしながら、直線状部23との接続が容易になることなどによって製造工数を低減できるとの特長を有している。
【0050】
【発明の効果】
この発明になる回転電気機械の円筒形回転子においては、前記課題を解決するための手段の項で述べた構成とすることにより、次記する効果を奏する。
▲1▼前記課題を解決するための手段の項の第(1)項,第(2)項による構成とすることにより、回転子巻線の端部の円弧状部を冷却する冷媒ガス流量が従来例との対比で約10〔%〕増大されると共に、円弧状部の冷媒ガス流に対する放熱面積が増大されることになる。これ等によって、この部位の回転子巻線の最高温度を従来例との対比で約10〔℃〕低減することが可能となる。また、このことによって、円筒形回転子の許容電流ができて許容出力の増大が可能となる。
【0051】
▲2▼前記課題を解決するための手段の項の第(1)項,第(3)項による構成とすることにより、前記▲1▼項の場合と同様な理由によって、回転子巻線の端部の円弧状部での冷媒ガス流量が従来例との対比で約5〔%〕増大されると共に、円弧状部の冷媒ガス流に対する放熱面積が増大されることになる。これ等によって、回転子巻線の端部の最高温度を従来例比で約5〔℃〕低減することが可能となる。また、このことによって、円筒形回転子の許容電流ができて許容出力の増大が可能となる。なおまた、円弧状部の外側面が平滑面であり直線状部との接続が容易であるなどの利点が得られるので、前記▲1▼項の場合よりも製造原価を低減することが可能となるとの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図7におけるR部に対応した部位におけるこの発明の実施の形態の一例による回転電気機械の円筒形回転子を示すその斜視図
【図2】図1におけるL部の部分斜視図
【図3】回転子巻線の層が持つ1個の円弧状部の図2におけるM−M断面図
【図4】図1におけるN−N断面図
【図5】図4におけるO矢視図
【図6】図2と同一部位における請求項1,3に対応するこの発明の一実施例による回転電気機械の円筒形回転子が有する回転子巻線を周辺の部材と共に示すその部分斜視図
【図7】一般例の回転電気機械の主要部を模式化して示すその縦断面図
【図8】図7に示した回転電気機械の図7におけるP矢視図
【図9】図8におけるA−C断面図
【図10】図8におけるB−C断面図
【図11】図7におけるQ部の一部破断した詳細図
【図12】図11におけるS部に対応した部位における従来例の円筒形回転子を示すその部分断面図
【図13】図7におけるR部に対応した部位における従来例の円筒形回転子を示すその斜視図
【図14】図13におけるT部の部分斜視図
【図15】図12におけるU−U矢視の部分断面図
【図16】図13におけるV−Vから見た巻線用溝とその周辺部の断面図
【図17】図13におけるW−W断面図
【図18】図17におけるJ矢視図
【符号の説明】
1 円筒形回転子
2 回転子巻線
21 層
22 素線
23 直線状部
23a 端部
24 円弧状部
3 楔
3a 貫通孔
81 回転軸部
84 巻線用溝
99 冷媒ガス

Claims (3)

  1. 回転軸部と、回転軸部とほぼ同心の円形状として外周が形成されると共に外周の円周方向に沿わせて形成された複数の巻線用溝を有する回転子鉄心部と、一対または複数対の磁極用の回転子巻線と、回転軸部の軸長方向に関する外側の位置のそれぞれに配設された冷媒ガスを循環するための冷却用ファンとを備え、それぞれの磁極用の前記回転子巻線は、平角状の導体材を用いて巻回された複数の層で構成されると共にそれぞれの層が異なる巻線用溝に装填されてなり、巻線用溝内に収納されていない部分である回転子巻線の端部におけるそれぞれの層の側面部には回転子巻線を冷却する冷媒ガスを通流させるためのジグザグ状の通流路を有するスペーサが配設されてなり、回転子巻線のそれぞれの層は、互いにほぼ平行させて配置されると共にその長さ方向の中央部分が前記巻線用溝に装填される1対の直線状部と,両直線状部の端部の間を接続して互いにほぼ平行させて配置される1対の円弧状部とでなり、回転子巻線の少なくとも端部は前記冷媒ガスによって冷却されてなる回転電気機械の円筒形回転子において、回転子巻線の層が持つ円弧状部は、用いられる導体材に冷媒ガスを通流させるための円弧に沿った通流路を有してなることを特徴とする回転電気機械の円筒形回転子。
  2. 請求項1に記載の回転電気機械の円筒形回転子において、回転子巻線の層の円弧状部が有する冷媒ガス通流用の円弧に沿った通流路は、スペーサが配設される側に開口を持つ凹溝であることを特徴とする回転電気機械の円筒形回転子。
  3. 請求項1に記載の回転電気機械の円筒形回転子において、回転子巻線の層の円弧状部が有する冷媒ガス通流用の円弧に沿った通流路は、円弧状部を構成している導体材の長さ方向に沿わせて形成された貫通孔であることを特徴とする回転電気機械の円筒形回転子。
JP22876197A 1997-08-26 1997-08-26 回転電気機械の円筒形回転子 Expired - Lifetime JP3791146B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22876197A JP3791146B2 (ja) 1997-08-26 1997-08-26 回転電気機械の円筒形回転子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22876197A JP3791146B2 (ja) 1997-08-26 1997-08-26 回転電気機械の円筒形回転子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1169719A JPH1169719A (ja) 1999-03-09
JP3791146B2 true JP3791146B2 (ja) 2006-06-28

Family

ID=16881424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22876197A Expired - Lifetime JP3791146B2 (ja) 1997-08-26 1997-08-26 回転電気機械の円筒形回転子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3791146B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240132A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Fuji Electric Systems Co Ltd 回転電機の円筒形回転子

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5950642B2 (ja) * 2012-03-19 2016-07-13 三菱電機株式会社 回転電機
RU2664740C2 (ru) * 2013-12-17 2018-08-22 Эльрих Иосифович Гуревич Система вентиляции ротора электрической машины (варианты)
KR101757051B1 (ko) * 2015-08-24 2017-07-11 두산중공업 주식회사 개선된 냉각 유로를 갖는 로터 어셈블리

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240132A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Fuji Electric Systems Co Ltd 回転電機の円筒形回転子

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1169719A (ja) 1999-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001086679A (ja) 回転電機
JP6337356B2 (ja) 冷却流路を有するロータアセンブリ
EP1228558B1 (en) Electrical machine comprising a stator with windings
JP3791146B2 (ja) 回転電気機械の円筒形回転子
JPH0417539A (ja) 回転電機の固定子
JP3736192B2 (ja) 回転電気機械の円筒形回転子
JP3707250B2 (ja) 回転電気機械の円筒形回転子
JPH07213000A (ja) 回転電機の回転子巻線頭部冷却構造
US6870299B1 (en) Thermal management of rotor endwinding coils
JP5239449B2 (ja) 回転電機の円筒形回転子
JP2003125547A (ja) 回転電機
JP2000316245A (ja) 回転電気機械の円筒形回転子
JP3735545B2 (ja) 回転電機
JP6102003B2 (ja) ロータアセンブリ
JP2000350395A (ja) 回転電気機械の円筒形回転子
JP3656381B2 (ja) 回転電気機械の円筒形回転子
JP2000078781A (ja) 電気機械の固定子鉄心
JP2006340488A (ja) 回転電機
JPH1094220A (ja) 回転電機における固定子巻線の冷却装置
JP2001231193A (ja) 回転電機
WO2023106338A1 (ja) モータ
JP3605038B2 (ja) タービン発電機
CN220556692U (zh) 一种定子及轴向磁场电机
JP2001016813A (ja) 回転電機
JP6612102B2 (ja) 回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120414

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120414

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120414

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130414

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140414

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term