JP2001016813A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

Info

Publication number
JP2001016813A
JP2001016813A JP2000134192A JP2000134192A JP2001016813A JP 2001016813 A JP2001016813 A JP 2001016813A JP 2000134192 A JP2000134192 A JP 2000134192A JP 2000134192 A JP2000134192 A JP 2000134192A JP 2001016813 A JP2001016813 A JP 2001016813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor winding
rotor
block
wedge
rotor core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000134192A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiomi Senba
章臣 仙波
Tadashi Sonobe
正 園部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000134192A priority Critical patent/JP2001016813A/ja
Publication of JP2001016813A publication Critical patent/JP2001016813A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】課題は、回転子巻線の熱交換を向上させること
ができると共に、遠心力に充分耐えられる強度をクリペ
ージブロックにもたせることにある。 【解決手段】クリページブロック9に設けられた通風孔
10cと、回転子巻線7に設けられると共にクリページ
ブロック9に設けられた通風孔10cとは形状の異なる
通風孔10aを、クリページブロック9と接する回転子
巻線7の最外径ターン7aに設けられた通風孔10aに
よって滑らかに連通している。これにより、クリページ
ブロック9の面圧を充分に保つことができると共に、回
転子巻線7,クリページブロック9及びウェッジ8を回
転子鉄心1の径方向に流れる冷却風11の流れが滑らか
になり、冷却風11が増え、効率の良い熱交換を行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス直接冷却式の
冷却構造を採用した回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービン又は蒸気タービンを駆動源
とした発電設備に用いられる回転電機には、発電時の回
転子巻線の温度上昇を低減するため、回転子巻線を構成
する巻線導体に直接冷ガスを接触させて冷却する、いわ
ゆる直接冷却方式が広く採用されている。直接冷却方式
のなかでも、例えば特公平5−48058号公報に記載されて
いるようなラジアルフロー方式の冷却方式は構造が簡単
であり、熱交換の効率がよい。
【0003】ラジアルフロー方式は、回転子巻線を格納
するスロットとは別形状のスロット、すなわち回転子軸
方向に形成されたサブスロットに回転子端部から入気し
た冷ガスが回転子径方向に進路を変え、回転子巻線,絶
縁物であるクリページブロック及び回転子巻線を固定す
るウェッジに設けられた通風孔を通り、回転子と固定子
との間の隙間に排気される仕組みのものである。回転子
巻線は回転子径方向に巻線導体が複数ターン積層された
ものであり、通電によって巻線導体のターン数に比例し
た磁束を発生させる。巻線導体は各ターンとも同形状の
ものであると共に同形状の通風孔が設けられている。
【0004】近年、電力需要の増加に対応して発電設備
が数多く建設されるようになっており、要求される発電
機容量も増加の傾向にある。発電機容量を増加するにあ
たっては、従来と同じ体格ながらより多くの電流や電圧
が必要とされることから、発電機機内の温度上昇抑制が
大きな課題とされている。発電機容量がある程度大きく
なると発電機の冷却には、冷ガスと回転子巻線との間で
直接熱交換をさせる直接冷却方式、特に前述したラジア
ルフロー方式が採用される。
【0005】ラジアルフロー方式が採用された発電機は
図5に示すように構成され、機内の温度上昇を抑えてい
る。すなわち回転子鉄心1の両端の回転軸上に設けられ
たファン2によって昇圧された冷ガスが回転子鉄心1及
び固定子鉄心3を通り、再びファン2に戻ってくるよう
に構成された通風路を備え、冷却ガスが、通風路の中に
設けられると共に外部との熱交換を行う冷却器4を通過
するように構成されている。
【0006】回転子鉄心1は、図6に示すように、回転
子鉄心1の外周面軸方向に形成されると共に円周方向に
所定間隔をもって複数設けられたコイルスロット5,コ
イルスロット5のそれぞれの底部に開口すると共にコイ
ルスロット5よりも幅の狭いサブスロット6,コイルス
ロット5に収納された回転子巻線7,回転による遠心力
に対抗して回転子巻線7をコイルスロット5内に固定す
るウェッジ8及びウェッジ8と回転子巻線7との間を絶
縁するクリページブロック9から主に構成されている。
【0007】ファン2によって昇圧された冷却風11の
一部は回転子端部からサブスロット6に入気される。サ
ブスロット6に入気された冷却風11は、回転子巻線7
の軸方向に複数設けられた通風孔10へ分流される。通
風孔10のそれぞれに分流された冷却風11は回転子巻
線7を回転子径方向に流れ、クリページブロック9及び
ウェッジ8に設けられた通風孔を介して回転子鉄心1と
固定子鉄心3との間のエアギャップに排気される。排気
された冷却風11は、固定子鉄心3内をその外周側に向
かって径方向に流れ、冷却器4によって冷却された後、
ファン2の入気側に戻る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これまでよりも大容量
の発電機の冷却として上記ラジアルフロー方式を採用す
る場合、例えば特開平9−285052 号公報に記載されてい
るように、回転子巻線7に設けられる通風孔10aの形
状や大きさを変え、サブスロット6から回転子巻線7を
通ってエアギャップに抜ける通風路の通風抵抗を小さく
し、冷却効率を高めることが重要になる。
【0009】ところが、回転子巻線7に設けられる通風
孔10aの形状を変えたり或いは通風断面積を大きくし
ても、ウェッジ8に設けられる通風孔10bの形状及び
通風断面積の大きさに強度的な制約が生じる、すなわち
ウェッジ8は強大な遠心力に対抗して回転子巻線7のコ
イルスロット5からの飛び出しを防ぐものであり、ある
程度の強度が保たれなくてはならないものであるので、
サブスロット6から回転子巻線7を通ってエアギャップ
に抜ける通風路の確保には限度がある。従って、図7に
示すように、ウェッジ8に設けられる通風孔10bには
真円形状のものが用いられると共に、通風孔10b間の
間隔が適度に保たれ、強度的に一番強くなるように設計
されている。
【0010】また、サブスロット6から回転子巻線7を
通ってエアギャップに抜ける通風路の確保に限度がある
のは以下の理由にもよる。図8は、回転子巻線7がコイ
ルスロット5内に収納された状態であり、ウェッジ8の
通風孔10b側から覗いた場合における回転子巻線7及
びクリページブロック9の通風孔10a,10cの形状
を示す。図8に示すように、ウェッジ8に設けられる通
風孔10bの形状が真円であるのに対して、回転子巻線
7に設けられる通風孔10aの形状が長円であり、通風
孔の形状が異なる。クリページブロック9には、金属物
質であるウェッジ8と電流が流れる回転子巻線7との間
の絶縁を保ちつつ回転による強大な遠心力に耐えるため
に、ウェッジ8と同様な通風孔の制約がある。また、両
者の金属間の絶縁を保つために、厚みをもたせてある程
度の沿面距離を確保する必要がある。
【0011】さらに、ラジアルフロー方式の場合、回転
子巻線7に設けられた通風孔10aは回転軸に対して鉛
直に設けられているが、図8に示すようにウェッジ8と
回転子巻線7の通風孔が必ずしも一致しない。このこと
から、回転子巻線7の通風孔10aとウェッジ8の通風
孔10bとを滑らかに連通させる役割をクリページブロ
ック9に持たせ、通風損失を低減させる場合がある。こ
の一例としては、クリページブロック9の回転子巻線7
側に1本の軸方向の通風溝を切った形状のものが従来か
ら知られている。しかしながら、このような方法では、
回転子巻線7とクリページブロック9の接触面積が小さ
くなり、遠心力による圧力がクリページブロック9に相
対的に大きく作用するので、クリページブロック9が遠
心力により押し潰されないように溝幅を決める必要があ
る。
【0012】本発明の代表的な目的は、回転子巻線の熱
交換を向上させることができると共に、遠心力に充分耐
えられる強度をクリページブロックにもたせることがで
きる回転電機の提供にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の基本的な特徴
は、クリページブロックに設けられた通風孔と、回転子
巻線に設けられると共にクリページブロックに設けられ
た通風孔とは形状の異なる通風孔を、クリページブロッ
クと接する回転子巻線の最外径ターンに設けられた通風
孔によって滑らかに連通したことにある。ここで、最外
径ターンとは、回転子巻線を構成する複数ターンの巻線
導体のうち、回転子鉄心の最も外径側に配置された巻線
導体を意味する。
【0014】具体的に回転子巻線の最外径ターンに設け
られた通風孔は、サブスロット側からウェッジ側に連通
する径方向の孔部分が、最外径ターン以外のターンに設
けられた径方向の孔部分同士を軸方向に連通させ、かつ
ウェッジ側に連通するよう軸方向に連続的に構成されて
いる。或いは、クリページブロックに設けられた通風孔
と、最外径ターンの直下のターンに設けられた通風孔の
どちらとも回転子鉄心の径方向に連続してつながるよう
に構成されている。ここで、連続してつながるとは、ク
リページブロックに設けられた通風孔と、最外径ターン
の直下のターンに設けられると共にクリページブロック
に設けられた通風孔とは形状の異なる通風孔のどちらと
も同形状のまま連通することを意味する。
【0015】本発明によれば、クリページブロックと接
する回転子巻線の最外径ターンに通風孔が上記のように
設けられているので、クリページブロックの面圧を充分
に保つことができると共に、回転子巻線,クリページブ
ロック及びウェッジを回転子鉄心の径方向に流れる冷却
風の流れが滑らかになり、冷却風が増え、効率の良い熱
交換を行うことができる。ここで、冷却風が増えると
は、通風損失の低減によって冷却風による冷却効果が向
上し、見かけ上、冷却風が増えたかのようにみえること
を意味する。
【0016】また、本発明は、回転子巻線の最外径ター
ンにおける回転子鉄心の径方向の厚みを他のターンのも
のよりも大きくしている。この厚みの大きさは1ターン
の厚みを増すことによって達成できる。或いは、2ター
ンを重ね合わせて1ターンとすることで等価的に大きく
し、その2ターンに流れる電流を他の1ターン分とす
る。すなわちその2ターン間を絶縁せず同電位とする。
これにより、電流密度が小さくなり、最外径ターンの発
生熱を低減することができる。従って、ジュール損失を
低減することができる。
【0017】また、2ターンを重ね合わせて1ターンと
する場合は、それぞれのターンに設けられた通風孔の大
きさを異ならせており、具体的には2ターンのうち、外
径側の1ターンに設けられた通風孔をもう一方のターン
に設けられた通風孔よりも大きくしている。これによ
り、サブスロットから回転子巻線を貫通してきた冷却ガ
スはクリページブロック及びウェッジに滑らかに流入す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。尚、回転電機の全体構成は、前述した従来の
ものとほとんど同一であり、ここでは本発明により改善
された部分のみを図示して説明する。
【0019】(実施例1)図1は、本発明の第1実施例
である回転子巻線の最外径ターン及びクリページブロッ
クの各々に設けられた通風孔の配置関係を示す。回転子
巻線7には、サブスロット6からの冷却風11を流通さ
せる通風孔10aが設けられている。しかし、ウェッジ
8及びクリページブロック9に設けられた通風孔10
b,10cと回転子巻線7に設けられた通風孔10aの
形状が異なる。
【0020】このため、本実施例では、クリページブロ
ック9と接する回転子巻線7の最外径ターン7aに設け
られた通風孔10aの形状を、回転子巻線7の最外径タ
ーン7a以外のターンに設けられた通風孔10aとクリ
ページブロック9に設けられた通風孔10cを連通させ
るのに適したもの、すなわち冷却風11の通風損失を低
減することができ、冷却風11の冷却効果を向上させる
ことができものとしている。
【0021】具体的に回転子巻線7の最外径ターン7a
に設けられた通風孔10aは、サブスロット6側からウ
ェッジ8側に連通する径方向の孔部分が、最外径ターン
7a以外のターンに設けられた径方向の孔部分同士を軸
方向に連通させ、かつウェッジ8側に連通するよう軸方
向に連続的に構成されている。すなわち二つの長円形の
通風孔が軸方向に連通し、一つの大きな長円形の通風孔
になっている。これにより、クリページブロック9に設
けられた通風孔10cと最外径ターン7a以外のターン
に設けられた通風孔10aとを回転子鉄心1の径方向に
滑らかに連通させることができる。従って、冷却風11
の通風損失を低減することができ、冷却風11の冷却効
果を向上させることができる。
【0022】また、クリページブロック9の通風孔10
cをウェッジ8の通風孔10bと同じものとすることが
でき、かつ従来のようにクリページブロック9に通風溝
を形成することがないので、クリページブロック9と回
転子巻線7の接触面積を確保することができる。従っ
て、金属物質であるウェッジ8や回転子巻線7に比べ強
度の弱いクリページブロック9を回転による面圧に充分
耐えられる構造をすることができる。
【0023】(実施例2)図2は、本発明の第2実施例
である回転子巻線の最外径ターン及びクリページブロッ
クの各々に設けられた通風孔の配置関係を示す。回転子
巻線7の冷却効率を上げるためには、回転子巻線7の最
外径ターン7aに設けられた通風孔10aの通風孔の面
積を増やし、クリページブロック9に設けられた通風孔
10cと最外径ターン7a以外のターンに設けられた通
風孔10aとをさらに滑らかに連通させることが必要で
ある。
【0024】このため、本実施例では、回転子巻線7の
最外径ターン7aに設けられた通風孔10aのクリペー
ジブロック9に設けられた通風孔10cと連通する部分
の形状を、クリページブロック9に設けられた通風孔1
0cと同形状の孔、すなわち真円としている。これによ
り、回転子巻線7の最外径ターン7aに設けられた通風
孔10aは、クリページブロック9に設けられた通風孔
10cと、最外径ターン7aの直下のターンに設けられ
ると共にクリページブロック9に設けられた通風孔10
cとは形状の異なる通風孔10aのどちらとも同形状の
まま連続的につなぐことができる。
【0025】上記のように構成された本実施例によれ
ば、クリページブロック9に設けられた通風孔10cと
最外径ターン7a以外のターンに設けられた通風孔10
aとを回転子鉄心1の径方向にさらに滑らかに連通させ
ることができる。従って、冷却風11の通風損失をさら
に低減することができ、冷却風11の冷却効果をさらに
向上させることができる。
【0026】また、本実施例では、回転子巻線7に設け
られた通風孔10aをターンの幅方向に2列としてお
り、これに合せて回転子巻線7の最外径ターン7aに設
けられた通風孔10aの他のターンに設けられた通風孔
10aと連通する部分もターンの幅方向に2列としてい
る。これにより、冷却風11の通風面積が増え、冷却風
11の冷却効果をさらに向上させることができる。
【0027】(実施例3)図3は、本発明の第3実施例
である回転子巻線の最外径ターン及びクリページブロッ
クの各々に設けられた通風孔の配置関係を示す。前述の
実施例では、回転子巻線7の最外径ターン7aにおける
回転子鉄心1の径方向の厚みが他のターンにおける回転
子鉄心1の径方向の厚みと同じであるが、最外径ターン
7aに設けられた通風孔10aは他のターンに設けられ
た通風孔10aより大きい。これにより、回転子巻線7
の最外径ターン7aの電流密度が他のターンの電流密度
よりも大きくなる。
【0028】このため、本実施例では、回転子巻線7の
最外径ターン7aにおける回転子鉄心1の径方向の厚み
を、他のターンにおける回転子鉄心1の径方向の厚みよ
り大きくしている。これにより、回転子巻線7の最外径
ターン7aの通電面積が増えるので、電流密度を低減す
ることができる。従って、回転子巻線7の最外径ターン
7aのジュール熱による発熱が抑えることができ、冷却
風11の冷却効果をさらに向上させることができる。
尚、本実施例では、回転子巻線7に設けられた通風孔1
0aがターンの幅方向に1列となっている。
【0029】(実施例4)図4は、本発明の第4実施例
である回転子巻線の最外径ターン及びクリページブロッ
クの各々に設けられた通風孔の配置関係を示す。本実施
例は、前述の第3実施例と同様に回転子巻線7の最外径
ターン7aにおける電流密度を低減させたものであり、
前述の第3実施例とは異なる手段によってそれを達成し
たものである。本実施例では、回転子巻線7の最外径タ
ーン7aにおける回転子鉄心1の径方向の厚みを、他の
ターンと同じ厚みをもつものを2ターン分重ね合わせて
1ターン分とし、他のターンのものよりも回転子鉄心1
の径方向の厚みを大きくしている。2ターン間は絶縁さ
れず同電位である。これにより、回転子巻線7の最外径
ターン7aの通電面積が増えるので、電流密度を低減す
ることができる。従って、回転子巻線7の最外径ターン
7aのジュール熱による発熱が抑えることができ、冷却
風11の冷却効果をさらに向上させることができる。
【0030】また、本実施例では、最外径ターン7aの
2ターンのうち、クリページブロック9側のターンに設
けられた通風孔10aを第1実施例の最外径ターンに設
けられた通風孔と同じものとし、サブスロット6側のタ
ーンに設けられた通風孔10aを他のターンに設けられた
通風孔と同じものとしている。これにより、クリページ
ブロック9に設けられた通風孔10cと最外径ターン7
a以外のターンに設けられた通風孔10aとを回転子鉄
心1の径方向に滑らかに連通させることができる。従っ
て、冷却風11の通風損失を低減することができ、冷却
風11の冷却効果を向上させることができる。
【0031】また、本実施例によれば、回転子巻線7の
最外径ターン7aの2ターンにおける回転子鉄心1の径
方向の厚みが他のターンの厚みと同じであり、回転子巻
線7を構成するターン1本自体の厚みがどれも同じにな
るので、回転子巻線7の製作が容易に行うことができ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、クリページブロックに
充分な耐圧をもたせることができると共に、冷却効率の
良い通風を行うことができ、回転電機の温度上昇をこれ
までよりも低減することができる。従って、回転子巻線
の熱交換を向上させることができると共に、遠心力に充
分耐えられる強度をクリページブロックにもたせること
ができる回転電機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すものであり、回転電
機に採用される回転子巻線の最外径ターン及びクリペー
ジブロックの各々に設けられた通風孔の配置関係を示す
分解斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例を示すものであり、回転電
機に採用される回転子巻線の最外径ターン及びクリペー
ジブロックの各々に設けられた通風孔の配置関係を示す
分解斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例を示すものであり、回転電
機に採用される回転子巻線の最外径ターン及びクリペー
ジブロックの各々に設けられた通風孔の配置関係を示す
分解斜視図である。
【図4】本発明の第4実施例を示すものであり、回転電
機に採用される回転子巻線の最外径ターン及びクリペー
ジブロックの各々に設けられた通風孔の配置関係を示す
分解斜視図である。
【図5】ラジアルフロー冷却方式を採用した発電機の構
成を示す断面図である。
【図6】ラジアルフロー冷却方式を採用した発電機の回
転子巻線部分の構成を示す断面斜視図である。
【図7】ラジアルフロー冷却方式を採用した発電機に用
いられるウェッジの形状を示す斜視図である。
【図8】ラジアルフロー冷却方式を採用した発電機にお
いて回転子巻線がコイルスロット内に収納された状態を
示すものであり、ウェッジの通風孔側から覗いた場合に
おける回転子巻線及びクリページブロックの通風孔の形
状を示す図面である。
【符号の説明】
1…回転子鉄心、2…ファン、3…固定子鉄心、4…冷
却器、5…コイルスロット、6…サブスロット、7…回
転子巻線、8…ウェッジ、9…クリページブロック、1
0a〜10c…通風孔、11…冷却風。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転子鉄心と、該回転子鉄心の外周面軸方
    向に設けられると共に該回転子鉄心の円周方向に所定間
    隔をもって複数配置されたコイルスロットと、該コイル
    スロットの底部に開口するサブスロットと、前記コイル
    スロットに収納された回転子巻線と、該回転子巻線を前
    記回転子鉄心に固定するウェッジと、該ウェッジと前記
    回転子巻線との間を絶縁するクリページブロックと、前
    記回転子巻線,前記ウェッジ及び前記クリページブロッ
    クに設けられると共に前記回転子巻線,前記クリページ
    ブロック及び前記ウェッジを前記サブスロットから前記
    回転子鉄心の径方向に貫通する通風路とを備え、前記ク
    リページブロックと接する前記回転子巻線の最外径ター
    ンに設けられた通風孔は、前記サブスロット側から前記
    ウェッジ側に連通する径方向の孔部分が、前記最外径タ
    ーン以外のターンに設けられた径方向の孔部分同士を軸
    方向に連通させ、かつ前記ウェッジ側に連通するよう軸
    方向に連続的に構成されていることを特徴とする回転電
    機。
  2. 【請求項2】回転子鉄心と、該回転子鉄心の外周面軸方
    向に設けられると共に該回転子鉄心の円周方向に所定間
    隔をもって複数配置されたコイルスロットと、該コイル
    スロットの底部に開口するサブスロットと、前記コイル
    スロットに収納された回転子巻線と、該回転子巻線を前
    記回転子鉄心に固定するウェッジと、該ウェッジと前記
    回転子巻線との間を絶縁するクリページブロックと、前
    記回転子巻線,前記ウェッジ及び前記クリページブロッ
    クに設けられると共に前記回転子巻線,前記クリページ
    ブロック及び前記ウェッジを前記サブスロットから前記
    回転子鉄心の径方向に貫通する通風路とを備え、前記ク
    リページブロックと接する前記回転子巻線の最外径ター
    ンに設けられた通風孔は、前記クリページブロックに設
    けられた通風孔と、最外径ターンの直下のターンに設け
    られた通風孔のどちらとも前記回転子鉄心の径方向に連
    続してつながっていることを特徴とする回転電機。
  3. 【請求項3】請求項1乃至3のいずれかに記載の回転電
    機において、前記回転子巻線の最外径ターンにおける前
    記回転子鉄心の径方向の厚みは、他のターンのものより
    も大きいことを特徴とする回転電機。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の回転電
    機において、前記回転子巻線の最外径ターンは他のター
    ンの2本分で構成されると共に、その2本間は絶縁され
    ず同電位であり、かつその2本に設けられた通風孔の大
    きさがそれぞれ異なることを特徴とする回転電機。
JP2000134192A 1999-04-28 2000-04-28 回転電機 Pending JP2001016813A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000134192A JP2001016813A (ja) 1999-04-28 2000-04-28 回転電機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-121265 1999-04-28
JP12126599 1999-04-28
JP2000134192A JP2001016813A (ja) 1999-04-28 2000-04-28 回転電機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001016813A true JP2001016813A (ja) 2001-01-19

Family

ID=26458682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000134192A Pending JP2001016813A (ja) 1999-04-28 2000-04-28 回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001016813A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107994708A (zh) * 2017-12-19 2018-05-04 卧龙电气集团股份有限公司 一种电机转子通风结构
JP2021151011A (ja) * 2020-03-17 2021-09-27 株式会社東芝 回転電機の回転子

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107994708A (zh) * 2017-12-19 2018-05-04 卧龙电气集团股份有限公司 一种电机转子通风结构
JP2021151011A (ja) * 2020-03-17 2021-09-27 株式会社東芝 回転電機の回転子
JP7305586B2 (ja) 2020-03-17 2023-07-10 株式会社東芝 回転電機の回転子
US11901774B2 (en) 2020-03-17 2024-02-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Rotor with coil airflow paths

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11245309B2 (en) Liquid cooled stator for high efficiency machine
JP5016843B2 (ja) 回転電機の回転子
JP2001086679A (ja) 回転電機
JP4682893B2 (ja) 回転電機の回転子
JP3833262B2 (ja) 電機の回転子巻線
EP2136455A1 (en) An electric motor provided with a cooling arrangement
EP3174180B1 (en) Rotating electric machine
JPH0424939B2 (ja)
WO2015162817A1 (ja) 永久磁石式回転電機
JP2006320104A (ja) 電動機のコイル冷却構造
JPH0417539A (ja) 回転電機の固定子
JP2004516787A (ja) ロータ空洞の熱伝導を増強するためのスペースブロックスクープ
EP1228558B1 (en) Electrical machine comprising a stator with windings
US6316852B1 (en) Rotating machine
JP2001016813A (ja) 回転電機
US6870299B1 (en) Thermal management of rotor endwinding coils
JPH10322975A (ja) 回転電機の通風構造
JP2003125547A (ja) 回転電機
JPH0127406Y2 (ja)
JP2002507109A (ja) 大型突極電機の励磁巻線の通風システム
KR100445378B1 (ko) 전동송풍기
JP2000308293A (ja) 回転電機
JP2000078781A (ja) 電気機械の固定子鉄心
WO2023106338A1 (ja) モータ
US6507133B1 (en) Stator arrangement of vehicle AC generator