JPH10322975A - 回転電機の通風構造 - Google Patents
回転電機の通風構造Info
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- JPH10322975A JPH10322975A JP9126717A JP12671797A JPH10322975A JP H10322975 A JPH10322975 A JP H10322975A JP 9126717 A JP9126717 A JP 9126717A JP 12671797 A JP12671797 A JP 12671797A JP H10322975 A JPH10322975 A JP H10322975A
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- rotor
- duct
- radial duct
- wedge
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K9/00—Arrangements for cooling or ventilating
- H02K9/10—Arrangements for cooling or ventilating by gaseous cooling medium flowing in closed circuit, a part of which is external to the machine casing
- H02K9/12—Arrangements for cooling or ventilating by gaseous cooling medium flowing in closed circuit, a part of which is external to the machine casing wherein the cooling medium circulates freely within the casing
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K2201/00—Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the magnetic circuits
- H02K2201/03—Machines characterised by aspects of the air-gap between rotor and stator
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】発電容量が大きく風量分布及び温度分布の均一
化に好適なシングルセクション通風構造を備えた回転電
機を提供する。 【解決手段】固定子2と空隙12を保ちながら回転する
回転子と、ウエッジ18で固定したコイルを多数のラジ
アルダクト14に流した冷却ガスにて冷却する固定子を
備えた回転電機において、固定子2と回転子1の空隙1
2の冷却ガスの流れに対して、流れの向きを変える手段
22を持つ固定子2のウエッジ18を設けた。
化に好適なシングルセクション通風構造を備えた回転電
機を提供する。 【解決手段】固定子2と空隙12を保ちながら回転する
回転子と、ウエッジ18で固定したコイルを多数のラジ
アルダクト14に流した冷却ガスにて冷却する固定子を
備えた回転電機において、固定子2と回転子1の空隙1
2の冷却ガスの流れに対して、流れの向きを変える手段
22を持つ固定子2のウエッジ18を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大容量のガス直冷
式回転電機に係わり、特に温度分布を均一化するのに好
適な通風冷却構造を備えたガス直冷式回転電機に関す
る。
式回転電機に係わり、特に温度分布を均一化するのに好
適な通風冷却構造を備えたガス直冷式回転電機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の回転電機は、実開昭63−83960 号
公報,実開昭63−172258号公報に記載のように、ファン
から吐出した冷却ガスを回転子及び固定子に流し、回転
子及び固定子を冷却して暖められた空気をガス冷却器に
よって冷却し再び回転子および固定子に送るようになっ
ている。固定子フレーム内部の複数の主板は、固定子を
機械的に固定するとともに、半径方向のダクトの通風方
向を変える通風セクションの仕切り板の役目も兼ねてい
る。隣り合う主板で挟まれた区間は、ひとつの通風セク
ションであり、このセクション内では半径方向ダクトの
通風方向は同じ向きになっている。ファンから送られた
空気は、固定子と回転子の空隙を流れ、あるセクション
にある固定子の半径方向ダクトを通って、固定子フレー
ムと固定子の空間に流れ、ガス冷却器に至る。また一部
の冷却空気は、通風ダクトを通って前記セクションとは
別のセクションに導かれ半径方向ダクトを通って空隙に
流れ、ファンから直接空隙に流れてきた空気と合流し再
びほかセクションの半径方向ダクトを通って空気冷却器
に至るようになっていた。
公報,実開昭63−172258号公報に記載のように、ファン
から吐出した冷却ガスを回転子及び固定子に流し、回転
子及び固定子を冷却して暖められた空気をガス冷却器に
よって冷却し再び回転子および固定子に送るようになっ
ている。固定子フレーム内部の複数の主板は、固定子を
機械的に固定するとともに、半径方向のダクトの通風方
向を変える通風セクションの仕切り板の役目も兼ねてい
る。隣り合う主板で挟まれた区間は、ひとつの通風セク
ションであり、このセクション内では半径方向ダクトの
通風方向は同じ向きになっている。ファンから送られた
空気は、固定子と回転子の空隙を流れ、あるセクション
にある固定子の半径方向ダクトを通って、固定子フレー
ムと固定子の空間に流れ、ガス冷却器に至る。また一部
の冷却空気は、通風ダクトを通って前記セクションとは
別のセクションに導かれ半径方向ダクトを通って空隙に
流れ、ファンから直接空隙に流れてきた空気と合流し再
びほかセクションの半径方向ダクトを通って空気冷却器
に至るようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術のよう
に、固定子の通風セクションを複数に分割する理由は、
発電容量が大きくなり固定子および回転子の軸長が長く
なると、1つの通風セクションで形成しているいわゆる
シングルセクション通風では、各ラジアルダクトの通風
量に不均一が生じるため、固定子のコイル温度分布が著
しく不均一になるためである。この不均一が生じる原因
は、空隙から各ラジアルダクトへ分岐する、又は各ラジ
アルダクトから空隙への合流する場合の通風損失および
静圧が、空隙を流れる空気の流速により大きく変化する
ことによる。
に、固定子の通風セクションを複数に分割する理由は、
発電容量が大きくなり固定子および回転子の軸長が長く
なると、1つの通風セクションで形成しているいわゆる
シングルセクション通風では、各ラジアルダクトの通風
量に不均一が生じるため、固定子のコイル温度分布が著
しく不均一になるためである。この不均一が生じる原因
は、空隙から各ラジアルダクトへ分岐する、又は各ラジ
アルダクトから空隙への合流する場合の通風損失および
静圧が、空隙を流れる空気の流速により大きく変化する
ことによる。
【0004】そこで、固定子の通風区間を軸方向に主板
によって複数のセクションに分割し、この複数のセクシ
ョンにファンからの空気を直接導くことによって風量分
布の不均一を解消していた。このマルチセクションと呼
ばれる通風構造は、不均一な温度分布が生じることを解
消することを目的としているが、このための通風ダクト
などを形成する必要があるため、固定子フレームの構造
が複雑となり、かつ重量が増加するという問題がある。
このため、発電機の外径は大きく、重量も重いため、発
電機のコストも高くなるという問題があった。
によって複数のセクションに分割し、この複数のセクシ
ョンにファンからの空気を直接導くことによって風量分
布の不均一を解消していた。このマルチセクションと呼
ばれる通風構造は、不均一な温度分布が生じることを解
消することを目的としているが、このための通風ダクト
などを形成する必要があるため、固定子フレームの構造
が複雑となり、かつ重量が増加するという問題がある。
このため、発電機の外径は大きく、重量も重いため、発
電機のコストも高くなるという問題があった。
【0005】本発明の第1の目的は、発電容量が大きく
ても発電機の外径が小さく、重量も小さい通風構造を備
えた回転電機を提供することにある。
ても発電機の外径が小さく、重量も小さい通風構造を備
えた回転電機を提供することにある。
【0006】本発明の第2の目的は、発電容量が大きく
風量分布及び温度分布の均一化に好適なシングルセクシ
ョン通風構造を備えた回転電機を提供することにある。
風量分布及び温度分布の均一化に好適なシングルセクシ
ョン通風構造を備えた回転電機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回転電機は、珪素鋼板を積層して形成され
た固定子と、該固定子の内周側に配置された回転子と、
前記固定子の外周側に配置された固定子フレームと、該
固定子フレームに取付けられ前記回転子を軸受支持する
軸受を具備したエンドカバーと、前記固定子フレーム内
に配置された冷却器と、前記回転子の軸に取付けられた
ファンを備えた回転電機において、前記固定子がダクト
スペーサを介して積層してラジアルダクトが形成される
とともに、前記固定子のスロット内に収納されるコイル
を固定するウエッジを具備するものであって、前記ウエ
ッジに動圧を靜圧に変換する手段を設けたことを特徴と
する。
に、本発明の回転電機は、珪素鋼板を積層して形成され
た固定子と、該固定子の内周側に配置された回転子と、
前記固定子の外周側に配置された固定子フレームと、該
固定子フレームに取付けられ前記回転子を軸受支持する
軸受を具備したエンドカバーと、前記固定子フレーム内
に配置された冷却器と、前記回転子の軸に取付けられた
ファンを備えた回転電機において、前記固定子がダクト
スペーサを介して積層してラジアルダクトが形成される
とともに、前記固定子のスロット内に収納されるコイル
を固定するウエッジを具備するものであって、前記ウエ
ッジに動圧を靜圧に変換する手段を設けたことを特徴と
する。
【0008】又、前記固定子がダクトスペーサを介して
積層してラジアルダクトが形成されるとともに、固定子
の軸長をLcとした時、前記ラジアルダクトを前記固定
子の両端からLc/4の範囲に設けたことを特徴とす
る。
積層してラジアルダクトが形成されるとともに、固定子
の軸長をLcとした時、前記ラジアルダクトを前記固定
子の両端からLc/4の範囲に設けたことを特徴とす
る。
【0009】又、前記動圧を靜圧に変換する手段が前記
ウエッジの前記ラジアルダクト側に設けた突起であるも
のである。又、前記動圧を靜圧に変換する手段が前記固
定子と回転子の空隙を流れる冷却ガスの流れに対して、
各ラジアルダクトの圧力側面のウエッジに突起または凹
み設けたものである。又、前記ライジアルダクトの通風
方向を内径側から外径側へ、もしくは外径側から内径側
へ一方向となるように前記固定子フレームの形状を形成
したものである。
ウエッジの前記ラジアルダクト側に設けた突起であるも
のである。又、前記動圧を靜圧に変換する手段が前記固
定子と回転子の空隙を流れる冷却ガスの流れに対して、
各ラジアルダクトの圧力側面のウエッジに突起または凹
み設けたものである。又、前記ライジアルダクトの通風
方向を内径側から外径側へ、もしくは外径側から内径側
へ一方向となるように前記固定子フレームの形状を形成
したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1か
ら図12により説明する。図1は、本実施例のタービン
発電機の斜視図、図2は、ガスタービン発電機の縦断面
図、図3は、固定子のラジアルダクトの構造を示す平面
図、図4は、固定子のラジアルダクト構造を示す横断面
図、図5は、本実施例の固定ウエッジの斜視図、図6及
び図7は、それぞれ固定ウエッジの変形例を示す斜視
図、図8は、固定子のラジアルダクトの軸方向の風速分
布を示す図、図9は、固定子のラジアルダクトの軸方向
の温度分布を示す図、図10は、冷却ダクト数,固定子
コアの厚さ,ダクトスペーサ高さのコイル温度への影響
を示す図、図11は、冷却ダクト数とコイル温度上昇と
の関係を示す図、図12は、シングルセクション通風の
最適なダクト数の範囲を示す図である。
ら図12により説明する。図1は、本実施例のタービン
発電機の斜視図、図2は、ガスタービン発電機の縦断面
図、図3は、固定子のラジアルダクトの構造を示す平面
図、図4は、固定子のラジアルダクト構造を示す横断面
図、図5は、本実施例の固定ウエッジの斜視図、図6及
び図7は、それぞれ固定ウエッジの変形例を示す斜視
図、図8は、固定子のラジアルダクトの軸方向の風速分
布を示す図、図9は、固定子のラジアルダクトの軸方向
の温度分布を示す図、図10は、冷却ダクト数,固定子
コアの厚さ,ダクトスペーサ高さのコイル温度への影響
を示す図、図11は、冷却ダクト数とコイル温度上昇と
の関係を示す図、図12は、シングルセクション通風の
最適なダクト数の範囲を示す図である。
【0011】図1に示すように、冷却ガスとして空気、
あるいは必要とされる冷却能力に応じて水素を用いたガ
ス冷却発電機は、円筒状の固定子2の外周側には固定子
フレーム9が設けられており、この固定子フレーム9に
は通風路が形成されている。固定子フレーム9内部の主
板7は、半径方向に設けられており、固定子2を機械的
に固定している。又、固定子2の両端側には、固定子フ
レーム9に取付けられたエンドカバー10が設けられて
おり、このエンドカバー10の中央部に配置された軸受
3により回転子1を軸受支持している。回転子1には、
同じ磁極を構成する複数のコイル4(界磁巻線4ともい
う)が磁極まわりに同心状に配置されて固定されてい
る。回転子1の両端部には、周方向部にリテイニング5
が設けられており、回転子1のスロット内に配置された
コイル4に作用する遠心力をこのリテイニング5で保持
し強固に支持するようになっている。
あるいは必要とされる冷却能力に応じて水素を用いたガ
ス冷却発電機は、円筒状の固定子2の外周側には固定子
フレーム9が設けられており、この固定子フレーム9に
は通風路が形成されている。固定子フレーム9内部の主
板7は、半径方向に設けられており、固定子2を機械的
に固定している。又、固定子2の両端側には、固定子フ
レーム9に取付けられたエンドカバー10が設けられて
おり、このエンドカバー10の中央部に配置された軸受
3により回転子1を軸受支持している。回転子1には、
同じ磁極を構成する複数のコイル4(界磁巻線4ともい
う)が磁極まわりに同心状に配置されて固定されてい
る。回転子1の両端部には、周方向部にリテイニング5
が設けられており、回転子1のスロット内に配置された
コイル4に作用する遠心力をこのリテイニング5で保持
し強固に支持するようになっている。
【0012】図2に示すように、固定子フレーム9には
通風路が形成されており、固定子2の両側には冷却器8
が設置されている。冷却器8のさらに両側には固定子フ
レーム9とその内側に設けられた側壁で流路が形成され
ており、この流路の出口は回転子1と固定子2との間の
方向を向くような形状となっている。この流路の出口に
は、回転軸に取付けられたファン6が配置されている。
ファン6から送られた空気は、固定子2と回転子1の空
隙12に流れ、固定子2に設けられた半径方向のラジア
ルダクト14を通って、固定子フレーム9と固定子2の
間の空間に流れて後、冷却器8に至る。このとき、ファ
ン6から吐出し回転子1および固定子2を冷却した後の
暖められた空気を冷却器8によって冷却している。
通風路が形成されており、固定子2の両側には冷却器8
が設置されている。冷却器8のさらに両側には固定子フ
レーム9とその内側に設けられた側壁で流路が形成され
ており、この流路の出口は回転子1と固定子2との間の
方向を向くような形状となっている。この流路の出口に
は、回転軸に取付けられたファン6が配置されている。
ファン6から送られた空気は、固定子2と回転子1の空
隙12に流れ、固定子2に設けられた半径方向のラジア
ルダクト14を通って、固定子フレーム9と固定子2の
間の空間に流れて後、冷却器8に至る。このとき、ファ
ン6から吐出し回転子1および固定子2を冷却した後の
暖められた空気を冷却器8によって冷却している。
【0013】ここで、回転子1と固定子2の間に流れる
冷却ガスを固定子2のラジアルダクト14の内径側から
外径側方向へ流す構成としている、いわゆるシングルセ
クション通風を構成している。この例では、ファン6
は、冷却空気を回転子1と固定子2との間に押し込むタ
イプいわゆるフォワードフロータイプを示したが、ファ
ンで回転子1と固定子2との間の冷却ガスを吸い込むタ
イプいわゆるリバースフロータイプを適用してもよい。
冷却ガスを固定子2のラジアルダクト14の内径側から
外径側方向へ流す構成としている、いわゆるシングルセ
クション通風を構成している。この例では、ファン6
は、冷却空気を回転子1と固定子2との間に押し込むタ
イプいわゆるフォワードフロータイプを示したが、ファ
ンで回転子1と固定子2との間の冷却ガスを吸い込むタ
イプいわゆるリバースフロータイプを適用してもよい。
【0014】回転子1のコイルエンド部における界磁巻
線4は、外径側のリテイニング5により固定されてい
る。界磁巻線4とリテイニング5との間は図示しない円
筒状のリテイニング絶縁によって絶縁されており、回転
子表面に流れるうず電流は、図示しないダンパリングに
よって循環するように構成されている。ダンパリングの
外側には、図示しないセンタリングが設けられている。
リテイニング絶縁は、回転子1の胴体部の端部付近で図
示しないクリページブロックと接触している。回転子1
の軸方向最端部に位置するクリページブロックは、スロ
ット内の界磁巻線4とダンパリングとを絶縁するために
高さが低く形成されており、ダンパリングと軸方向最端
部のクリページブロックとの間には図示しないチャンネ
ルと呼ばれる絶縁物が挿入されている。回転子1の胴体
部には周方向に複数個のスロットが形成されており、こ
のスロット内には界磁巻線4が収納され、クリページブ
ロックを介してウエッジ18によって固定されている。
線4は、外径側のリテイニング5により固定されてい
る。界磁巻線4とリテイニング5との間は図示しない円
筒状のリテイニング絶縁によって絶縁されており、回転
子表面に流れるうず電流は、図示しないダンパリングに
よって循環するように構成されている。ダンパリングの
外側には、図示しないセンタリングが設けられている。
リテイニング絶縁は、回転子1の胴体部の端部付近で図
示しないクリページブロックと接触している。回転子1
の軸方向最端部に位置するクリページブロックは、スロ
ット内の界磁巻線4とダンパリングとを絶縁するために
高さが低く形成されており、ダンパリングと軸方向最端
部のクリページブロックとの間には図示しないチャンネ
ルと呼ばれる絶縁物が挿入されている。回転子1の胴体
部には周方向に複数個のスロットが形成されており、こ
のスロット内には界磁巻線4が収納され、クリページブ
ロックを介してウエッジ18によって固定されている。
【0015】固定子2は珪素鋼板を積層して形成されて
いるが、この珪素鋼板は次のようにして積層されてい
る。固定子2のラジアルダクト14の周方向の一部分を
軸方向から見た図3に示すように、固定子コア15は、
薄い珪素鋼板を多数積層したもので、20〜100mm程
度の一定ピッチ毎に高さ5〜10mm程度のダクトスペー
サ16を挟んでラジアルダクトを形成している。図3中
の矢印は冷却ガスの流れる方向を示したものである。固
定子コイル17は、ウエッジ18で固定子2のスロット
に強固に固定されている。スロット数などにより寸法が
変わることがあるが、一般的にはスロットの幅は20〜
50mm、高さは200〜300mm程度にする。固定子コ
イル17の幅は、このスロットに多少の隙間を設けて、
作業性を確保するとともに固定子コイル17が電磁力に
よって振動したときにスロットにより固定子絶縁を傷つ
けないようにしている。固定子2のウエッジ18にはF
RPなどの非磁性の材料を用いる。回転子1と固定子2
の空隙をファン6により供給された冷却ガスが軸方向に
流れて、図3の矢視A−Aから見た図4に示すように、
適宜ラジアルダクト14に分岐して流れる。
いるが、この珪素鋼板は次のようにして積層されてい
る。固定子2のラジアルダクト14の周方向の一部分を
軸方向から見た図3に示すように、固定子コア15は、
薄い珪素鋼板を多数積層したもので、20〜100mm程
度の一定ピッチ毎に高さ5〜10mm程度のダクトスペー
サ16を挟んでラジアルダクトを形成している。図3中
の矢印は冷却ガスの流れる方向を示したものである。固
定子コイル17は、ウエッジ18で固定子2のスロット
に強固に固定されている。スロット数などにより寸法が
変わることがあるが、一般的にはスロットの幅は20〜
50mm、高さは200〜300mm程度にする。固定子コ
イル17の幅は、このスロットに多少の隙間を設けて、
作業性を確保するとともに固定子コイル17が電磁力に
よって振動したときにスロットにより固定子絶縁を傷つ
けないようにしている。固定子2のウエッジ18にはF
RPなどの非磁性の材料を用いる。回転子1と固定子2
の空隙をファン6により供給された冷却ガスが軸方向に
流れて、図3の矢視A−Aから見た図4に示すように、
適宜ラジアルダクト14に分岐して流れる。
【0016】図5に示すように、ウエッジ18は、固定
子2のティース20に対して5〜10mm程度凹ませる構
造となっている。この凹みも軸方向に冷却ガスが流れる
空間として利用するようにしている。
子2のティース20に対して5〜10mm程度凹ませる構
造となっている。この凹みも軸方向に冷却ガスが流れる
空間として利用するようにしている。
【0017】本実施例では、ラジアルダクト14を流れ
る冷却ガスが衝突する方向の面21とほぼ同じ位置に突
起22を設けている。突起22の高さは、ティース20
と同等の高さに形成し、ティース20から外に出ないよ
うに形成している。ここで、突起22をティース20か
ら外に出ないように形成する理由は、固定子2の内径が
その飛び出した寸法だけ実質的に小さくなり、発電機組
立時のロータ挿入のときに邪魔になるためである。ま
た、空隙を軸方向に流れる冷却ガス23の通風抵抗とな
るので好ましくない。この突起22は、冷却ガスの流れ
を変える作用をし、図5に示すような矩形のものの他、
流れに対してまるみを帯びたものが適用できる。すくな
くとも鋭いエッジを有するものは通風抵抗を低減するた
めには好ましくなく、1〜2mm程度の面取りまたはRを
付けた方がよい。材質としては非磁性体であれば機械的
強度と固定子コイルの温度上昇に耐えられる程度の耐熱
性を有するものを用いる。
る冷却ガスが衝突する方向の面21とほぼ同じ位置に突
起22を設けている。突起22の高さは、ティース20
と同等の高さに形成し、ティース20から外に出ないよ
うに形成している。ここで、突起22をティース20か
ら外に出ないように形成する理由は、固定子2の内径が
その飛び出した寸法だけ実質的に小さくなり、発電機組
立時のロータ挿入のときに邪魔になるためである。ま
た、空隙を軸方向に流れる冷却ガス23の通風抵抗とな
るので好ましくない。この突起22は、冷却ガスの流れ
を変える作用をし、図5に示すような矩形のものの他、
流れに対してまるみを帯びたものが適用できる。すくな
くとも鋭いエッジを有するものは通風抵抗を低減するた
めには好ましくなく、1〜2mm程度の面取りまたはRを
付けた方がよい。材質としては非磁性体であれば機械的
強度と固定子コイルの温度上昇に耐えられる程度の耐熱
性を有するものを用いる。
【0018】この突起22に衝突した冷却ガスの動圧の
一部が静圧に変化し、ラジアルダクト14のティース2
0入口部の圧力が高くなる。その結果、ラジアルダクト
14の出口と入口の圧力差が生じるようになり、ラジア
ルダクト14の冷却流量を増加させることができる。
一部が静圧に変化し、ラジアルダクト14のティース2
0入口部の圧力が高くなる。その結果、ラジアルダクト
14の出口と入口の圧力差が生じるようになり、ラジア
ルダクト14の冷却流量を増加させることができる。
【0019】図6に示す例は、回転軸方向の断面が鋸状
のウエッジ24で形成しており、ウエッジ24と同一材
料で削りだしで製作するのに都合がよい。この場合も鋸
状の先端は図5に示す場合と同様に丸めた方が通風損失
の面からは好ましい。
のウエッジ24で形成しており、ウエッジ24と同一材
料で削りだしで製作するのに都合がよい。この場合も鋸
状の先端は図5に示す場合と同様に丸めた方が通風損失
の面からは好ましい。
【0020】図7に示す例は、ウエッジ18に掘り込み
25を設けている。このように構成することでウエッジ
の高さを変える必要がなく、ラジアルダクト14の風量
分布を改善したい場合に有用である。
25を設けている。このように構成することでウエッジ
の高さを変える必要がなく、ラジアルダクト14の風量
分布を改善したい場合に有用である。
【0021】図5に示す例で説明したように、上述した
例の突起または凹みは、空隙を流れる冷却ガスの動圧の
一部を静圧に変換する作用をするもので、その高さは、
ティース20先端からウエッジ18までの凹みに相当す
る高さに設定すればよい。なお、このウエッジは、図2
に示す場合では、固定子2の軸長をLcとすると、固定
子2の端部からそれぞれLc/4程度の範囲に設けると
風量分布均一化の面からは適している。又、本実施例の
ウエッジ18の突起の位置をラジアルダクト14のティ
ース20先端横方向の隙間を覆うように形成すれば、図
2に示す場合に生じる中央付近のラジアルダクト14の
過通風量を緩和することができる。このように、本実施
例のウエッジを用いてその突起または凹みの位置を調節
することによりラジアルダクト通風量を制御できる。
例の突起または凹みは、空隙を流れる冷却ガスの動圧の
一部を静圧に変換する作用をするもので、その高さは、
ティース20先端からウエッジ18までの凹みに相当す
る高さに設定すればよい。なお、このウエッジは、図2
に示す場合では、固定子2の軸長をLcとすると、固定
子2の端部からそれぞれLc/4程度の範囲に設けると
風量分布均一化の面からは適している。又、本実施例の
ウエッジ18の突起の位置をラジアルダクト14のティ
ース20先端横方向の隙間を覆うように形成すれば、図
2に示す場合に生じる中央付近のラジアルダクト14の
過通風量を緩和することができる。このように、本実施
例のウエッジを用いてその突起または凹みの位置を調節
することによりラジアルダクト通風量を制御できる。
【0022】従来の技術と本実施例の固定子2のラジア
ルダクト14の風速分布および固定子コイル17の温度
分布の比較を示す図8及び図9から分かるように、符号
26で示す従来の技術の場合では、中心部の風速が極端
に大きくなり、固定子2のコイル温度が低下している
が、固定子端部では逆に風速が極端に小さくなり、固定
子2のコイル温度が上昇している。一方、符号27で示
す本実施例の場合は、風速分布および温度分布が比較的
均一になることがわかる。固定子コイル17の温度上限
は一例として100℃であり、従来の技術ではこの温度
上限を超えるため、発熱量を小さくするため、発電出力
を下げるしかない。しかしながら、本実施例によれば、
すべての位置において温度上限を超えることがないた
め、同一体格の回転電機で従来の回転電機よりも高い出
力を出すことが可能になる。
ルダクト14の風速分布および固定子コイル17の温度
分布の比較を示す図8及び図9から分かるように、符号
26で示す従来の技術の場合では、中心部の風速が極端
に大きくなり、固定子2のコイル温度が低下している
が、固定子端部では逆に風速が極端に小さくなり、固定
子2のコイル温度が上昇している。一方、符号27で示
す本実施例の場合は、風速分布および温度分布が比較的
均一になることがわかる。固定子コイル17の温度上限
は一例として100℃であり、従来の技術ではこの温度
上限を超えるため、発熱量を小さくするため、発電出力
を下げるしかない。しかしながら、本実施例によれば、
すべての位置において温度上限を超えることがないた
め、同一体格の回転電機で従来の回転電機よりも高い出
力を出すことが可能になる。
【0023】図10は、冷却ダクト数N、隣り合うラジ
アルダクトに挟まれた固定子コア(パケットともいう)
の厚さPt、ラジアルダクト19のダクトスペーサ高さ
Dhが、それぞれ局所的な固定子コイルの温度上昇の最
高値にどのような影響を及ぼすかを定性的に示した図で
ある。ここで、あるパラメータを変えるときは、他のパ
ラメータは一定にしており、例えば冷却ダクト数Nを変
化させるときは固定子コアの厚さPt及びダクトスペー
サ高さDhは一定にしている。図10から分かるよう
に、冷却ダクト数Nを大きくするとコイル温度の上昇度
合が増加する傾向を示している。これは、冷却ダクト数
Nを増やすことによって各ラジアルダクトの軸方向の風
量分布に不均一が生じて、ホットスポットが生じるため
である。パケット厚さPtも厚くなる程コイルの温度は
上昇する。これは、冷却面であるラジアルダクト14の
表面とコイル4との伝熱距離が大きくなることが原因で
ある。ダクトスペーサ高さDhには最適値が存在する。
これは、ダクトスペーサ高さが小さすぎるとラジアルダ
クト14の圧力損失が大きくなり、通風量が低下してラ
ジアルダクト14の内部での冷却ガス温上昇が大きくな
るためである。ダクトスペーサ高さDhが大きくなる
と、この冷却ガス温上昇によるコイル温度上昇は小さく
なるが、ラジアルダクト14の通風抵抗が小さくなり、
相対的に固定子2と回転子1の空隙12から冷却ガスが
ラジアルダクト14に分岐するときの分岐通風損失が大
きくなり風量分布及び温度分布の不均一が大きくなるた
め、ホットスポットが生じるようになる。このように、
コイルの温度上昇は主この3つのパラメータの相互作用
で決まる。
アルダクトに挟まれた固定子コア(パケットともいう)
の厚さPt、ラジアルダクト19のダクトスペーサ高さ
Dhが、それぞれ局所的な固定子コイルの温度上昇の最
高値にどのような影響を及ぼすかを定性的に示した図で
ある。ここで、あるパラメータを変えるときは、他のパ
ラメータは一定にしており、例えば冷却ダクト数Nを変
化させるときは固定子コアの厚さPt及びダクトスペー
サ高さDhは一定にしている。図10から分かるよう
に、冷却ダクト数Nを大きくするとコイル温度の上昇度
合が増加する傾向を示している。これは、冷却ダクト数
Nを増やすことによって各ラジアルダクトの軸方向の風
量分布に不均一が生じて、ホットスポットが生じるため
である。パケット厚さPtも厚くなる程コイルの温度は
上昇する。これは、冷却面であるラジアルダクト14の
表面とコイル4との伝熱距離が大きくなることが原因で
ある。ダクトスペーサ高さDhには最適値が存在する。
これは、ダクトスペーサ高さが小さすぎるとラジアルダ
クト14の圧力損失が大きくなり、通風量が低下してラ
ジアルダクト14の内部での冷却ガス温上昇が大きくな
るためである。ダクトスペーサ高さDhが大きくなる
と、この冷却ガス温上昇によるコイル温度上昇は小さく
なるが、ラジアルダクト14の通風抵抗が小さくなり、
相対的に固定子2と回転子1の空隙12から冷却ガスが
ラジアルダクト14に分岐するときの分岐通風損失が大
きくなり風量分布及び温度分布の不均一が大きくなるた
め、ホットスポットが生じるようになる。このように、
コイルの温度上昇は主この3つのパラメータの相互作用
で決まる。
【0024】図11は、固定子の軸長Lcを一定にし、
冷却ダクト数Nを変化させたときにコイルの局所的な温
度上昇の最高値がどのようになるかを定性的に示した図
である。符号26で示す実線は従来の技術の場合、符号
27で示す破線は本実施例の場合である。軸長Lcが3
000mm,4000mm,5000mmの場合についての比
較例を示す。軸長Lc=3000mmの場合は、比較的容
量の小さな発電機であり、熱負荷が小さいため温度上昇
が低く、温度上昇の制限を満足できる冷却ダクト数Nの
範囲も広い。軸長Lcが長くなると熱負荷も大きくなり
コイルの温度上昇も大きくなる。これに伴って温度上昇
の制限を満足できる冷却ダクト数Nの範囲も狭くなる。
軸長Lc=5000mmでは、従来の技術ではすべての冷
却ダクト数についてコイル温度の制限を満足することが
できないが、本実施例では、冷却ダクト数Nが大きい場
合にホットスポットが原因で生じるコイル温度上昇の原
因となっている風量分布不均一を低減できる。これによ
って、コイル温度上昇を下げることができるため、従来
は不可能だった大きな軸長Lcでもシングルセクション
通風を用いることができるようになる。
冷却ダクト数Nを変化させたときにコイルの局所的な温
度上昇の最高値がどのようになるかを定性的に示した図
である。符号26で示す実線は従来の技術の場合、符号
27で示す破線は本実施例の場合である。軸長Lcが3
000mm,4000mm,5000mmの場合についての比
較例を示す。軸長Lc=3000mmの場合は、比較的容
量の小さな発電機であり、熱負荷が小さいため温度上昇
が低く、温度上昇の制限を満足できる冷却ダクト数Nの
範囲も広い。軸長Lcが長くなると熱負荷も大きくなり
コイルの温度上昇も大きくなる。これに伴って温度上昇
の制限を満足できる冷却ダクト数Nの範囲も狭くなる。
軸長Lc=5000mmでは、従来の技術ではすべての冷
却ダクト数についてコイル温度の制限を満足することが
できないが、本実施例では、冷却ダクト数Nが大きい場
合にホットスポットが原因で生じるコイル温度上昇の原
因となっている風量分布不均一を低減できる。これによ
って、コイル温度上昇を下げることができるため、従来
は不可能だった大きな軸長Lcでもシングルセクション
通風を用いることができるようになる。
【0025】図12は、最適な冷却ダクト数Nと軸長L
cの範囲の一例を示した図である。符号28で示すハッ
チングを施した領域が最適な冷却ダクト数Nの範囲であ
る。図12は、この場合、図12中に示すNmin は、L
c/2が1000でLc/Nが48、Lc/2が270
0でLc/Nが60を通る直線であり、Nmax は、Lc
/2が1000でLc/Nが10、Lc/2が2700
でLc/Nが60を通る直線となる。従って、Nmin
は、 Lc/N=(3/425)×(Lc/2)+40.94 …(1) Nmax は、 Lc/N=(1/34)×(Lc/2)−19.41 …(2) となる。
cの範囲の一例を示した図である。符号28で示すハッ
チングを施した領域が最適な冷却ダクト数Nの範囲であ
る。図12は、この場合、図12中に示すNmin は、L
c/2が1000でLc/Nが48、Lc/2が270
0でLc/Nが60を通る直線であり、Nmax は、Lc
/2が1000でLc/Nが10、Lc/2が2700
でLc/Nが60を通る直線となる。従って、Nmin
は、 Lc/N=(3/425)×(Lc/2)+40.94 …(1) Nmax は、 Lc/N=(1/34)×(Lc/2)−19.41 …(2) となる。
【0026】このように、発電機の軸長Lcが決まった
後、固定子の通風温度分布解析を行い、図12に示す最
適なダクト数マップを作成してダクト数Nを求めること
ができる。
後、固定子の通風温度分布解析を行い、図12に示す最
適なダクト数マップを作成してダクト数Nを求めること
ができる。
【0027】なお、前述したリバースフロータイプを採
用した場合、流れの方向としては、図5から図7でしま
した矢印は逆向きになるが、突起または凹みの位置は変
えなくてよい。リバースフローの場合は、流れが突起お
よび凹みによって流れの向きが変わることによる局所的
な風速の上昇により静圧が減少する現象を利用してラジ
アルダクトの通風量を増加させる。過通風量を低減させ
る手段としては、フォワードフローの場合と同様に、ウ
エッジの突起または凹みをラジアルダクトのティース先
端横方向の隙間を覆うようにすれば通風量を制限するこ
とができる。
用した場合、流れの方向としては、図5から図7でしま
した矢印は逆向きになるが、突起または凹みの位置は変
えなくてよい。リバースフローの場合は、流れが突起お
よび凹みによって流れの向きが変わることによる局所的
な風速の上昇により静圧が減少する現象を利用してラジ
アルダクトの通風量を増加させる。過通風量を低減させ
る手段としては、フォワードフローの場合と同様に、ウ
エッジの突起または凹みをラジアルダクトのティース先
端横方向の隙間を覆うようにすれば通風量を制限するこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、シングルセクション通
風の回転電機の固定子の温度分布を均一にでき、従来よ
りも高い発電出力出すことが可能となる。又、大きな軸
長の回転電機に適用した場合でも、コイル温度上昇を低
減することができる。その結果、低コストで高信頼な回
転電機を提供できる。
風の回転電機の固定子の温度分布を均一にでき、従来よ
りも高い発電出力出すことが可能となる。又、大きな軸
長の回転電機に適用した場合でも、コイル温度上昇を低
減することができる。その結果、低コストで高信頼な回
転電機を提供できる。
【図1】本発明の一実施例であるタービン発電機の構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】ガスタービン発電機の縦断面図である。
【図3】固定子のラジアルダクトの構造を示す平面図で
ある。
ある。
【図4】固定子のラジアルダクトの構造の横断面図であ
る。
る。
【図5】固定子ウエッジの斜視図である。
【図6】固定子ウエッジの変形例を示す斜視図である。
【図7】固定子ウエッジの変形例を示す斜視図である。
【図8】固定子のラジアルダクトの軸方向の風速分布を
示す図である。
示す図である。
【図9】固定子のラジアルダクトの軸方向の温度分布を
示す図である。
示す図である。
【図10】冷却ダクト数,固定子コアの厚さ,ダクトス
ペーサ高さのコイル温度への影響を示す図である。
ペーサ高さのコイル温度への影響を示す図である。
【図11】冷却ダクト数とコイル温度上昇との関係を示
す図である。
す図である。
【図12】シングルセクション通風の最適なダクト数の
範囲を示す図である。
範囲を示す図である。
1…回転子、2…固定子、4…コイル、6…ファン、7
…主板、8…冷却器、9…固定子フレーム、12…空
隙、14、…ラジアルダクト、18…ウエッジ、22…
突起、25…掘り込み。
…主板、8…冷却器、9…固定子フレーム、12…空
隙、14、…ラジアルダクト、18…ウエッジ、22…
突起、25…掘り込み。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // H02K 5/20 H02K 5/20 (72)発明者 服部 憲一 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内
Claims (5)
- 【請求項1】珪素鋼板を積層して形成された固定子と、
該固定子の内周側に配置された回転子と、前記固定子の
外周側に配置された固定子フレームと、該固定子フレー
ムに取付けられ前記回転子を軸受支持する軸受を具備し
たエンドカバーと、前記固定子フレーム内に配置された
冷却器と、前記回転子の軸に取付けられたファンを備え
た回転電機において、前記固定子がダクトスペーサを介
して積層してラジアルダクトが形成されるとともに、前
記固定子のスロット内に収納されるコイルを固定するウ
エッジを具備するものであって、前記ウエッジに動圧を
靜圧に変換する手段を設けたことを特徴とする回転電
機。 - 【請求項2】珪素鋼板を積層して形成された固定子と、
該固定子の内周側に配置された回転子と、前記固定子の
外周側に配置された固定子フレームと、該固定子フレー
ムに取付けられ前記回転子を軸受支持する軸受を具備し
たエンドカバーと、前記固定子フレーム内に配置された
冷却器と、前記回転子の軸に取付けられたファンを備え
た回転電機において、前記固定子がダクトスペーサを介
して積層してラジアルダクトが形成されるとともに、固
定子の軸長をLcとした時、前記ラジアルダクトを前記
固定子の両端からLc/4の範囲に設けたことを特徴と
する回転電機。 - 【請求項3】前記動圧を靜圧に変換する手段が前記ウエ
ッジの前記ラジアルダクト側に設けた突起である請求項
1に記載の回転電機。 - 【請求項4】前記動圧を靜圧に変換する手段が前記固定
子と回転子の空隙を流れる冷却ガスの流れに対して、各
ラジアルダクトの圧力側面のウエッジに突起または凹み
設けたものである請求項1に記載の回転電機。 - 【請求項5】前記ラジアルダクトの通風方向を内径側か
ら外径側へ、もしくは外径側から内径側へ一方向となる
ように前記固定子フレームの形状を形成した請求項1か
ら3のいずれかに記載の回転電機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9126717A JPH10322975A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 回転電機の通風構造 |
KR1019980017482A KR19980087081A (ko) | 1997-05-16 | 1998-05-15 | 회전 전기의 통풍 구조 |
CN98108437A CN1199950A (zh) | 1997-05-16 | 1998-05-15 | 旋转发电机的风冷结构 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9126717A JPH10322975A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 回転電機の通風構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10322975A true JPH10322975A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=14942134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9126717A Pending JPH10322975A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 回転電機の通風構造 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10322975A (ja) |
KR (1) | KR19980087081A (ja) |
CN (1) | CN1199950A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017093116A (ja) * | 2015-11-09 | 2017-05-25 | 株式会社日立産機システム | 回転電機およびそれを用いた送風機 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT504057A1 (de) * | 2006-06-22 | 2008-02-15 | Va Tech Hydro Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur kühlung einer elektrischen maschine |
FI119211B (fi) * | 2006-07-14 | 2008-08-29 | Abb Oy | Sähkökoneen jäähdytysjärjestely |
JP4482001B2 (ja) * | 2007-01-15 | 2010-06-16 | 株式会社日立製作所 | 強制冷却型回転電機 |
US9508470B2 (en) * | 2013-10-29 | 2016-11-29 | General Electric Company | Vibration damage repair in dynamoelectric machines |
EP3547501A1 (de) * | 2018-03-27 | 2019-10-02 | Siemens Aktiengesellschaft | Statorsegment |
EP3637585A1 (en) * | 2018-10-09 | 2020-04-15 | Siemens Gamesa Renewable Energy A/S | Segmented stator for an electric generator |
CN110350688B (zh) * | 2019-07-18 | 2020-06-12 | 浙江大学 | 定子以及包括其的电机 |
CN111682665B (zh) * | 2020-06-19 | 2022-04-08 | 山西电机制造有限公司 | 一种基于定子不等槽冲片和铸铝转子的ie5三相异步电动机 |
-
1997
- 1997-05-16 JP JP9126717A patent/JPH10322975A/ja active Pending
-
1998
- 1998-05-15 CN CN98108437A patent/CN1199950A/zh active Pending
- 1998-05-15 KR KR1019980017482A patent/KR19980087081A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017093116A (ja) * | 2015-11-09 | 2017-05-25 | 株式会社日立産機システム | 回転電機およびそれを用いた送風機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1199950A (zh) | 1998-11-25 |
KR19980087081A (ko) | 1998-12-05 |
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