JP3735545B2 - 回転電機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、回転子巻線間の間隔片に設けた蛇行通風路の構造を改善して各巻線の温度上昇の低減と均一化を図った回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
タービン発電機等の回転電機において、回転子巻線の温度分布を如何に均一化して低く抑えるかは、回転電機を大容量化、小型化する上で設計上極めて重要な課題である。
図5は、従来のタービン発電機を断面して示す側面図、図6は、図5における回転子おいてコイル保持環及びエンドリングを外した状態を示す斜視図、図7は、図5における回転子巻線端部回りの要部を断面して示す側面図、図8は、図5における回転子巻線端部の要部を展開して示す平面図、図9は、図8における間隔片の要部を示す斜視図である。
【0003】
図5に示す従来のタービン発電機は、大きく別けると、固定子1と、回転子5と、ファン26と、冷却器27とを備えている。全体的な概要を説明すると、固定子1は、固定子鉄心2と、固定子巻線3と、ダクト4とを有している。回転子5は、回転子鉄心6と、回転子巻線7と、コイル保持環30と、エンドリング31と、回転軸13とを有している。回転軸13は、軸受(図示せず)に回転自在に支承され、ファン26が回転軸13の端部に対象的に取り付けられている。回転子鉄心6の外周と固定子鉄心2の内周間は空隙25で隔てられている。
【0004】
回転軸13が回転しファン26により圧送された冷却ガスは二手に分かれ、一方の冷却ガスは、エンドリング31の開口部31a(図7参照)から導入されてコイル保持環30内の回転子巻線端部8を冷却し、回転子磁極14(図6参照)の切欠排気路15から矢印A3の方向に空隙25内へ吐出される。他方の冷却ガスは、固定子巻線3の端部を冷却して空隙25内を軸方向に流れ矢印A3の冷却ガスと合流する。そして、ダクト4内を矢印A4のように流れて固定子鉄心2及び固定子巻線3を冷却した後、矢印A5のように流れて冷却器27で熱交換されファン26の吸気側へ還流する。
【0005】
詳しくは、回転子巻線7は、図6に示すように、各回転子磁極14の左右の回転子鉄心6に複数設けられたスロット(図示せず)内に、それぞれ回転子磁極14を中心に集中巻回して成形された鞍形の矩形状の回転子コイル11を複数個同心状に配置し、これらを直列に接続した複数の界磁コイルからなる。回転子コイル11は、上記スロット内のコイル辺(図示せず)と回転子鉄心6の端面から突出された回転子巻線端部8とを有し、回転子巻線端部8は、回転子鉄心6の端面から回転軸方向に突出された一対の直線部分9及びこの両直線部分9を連結する連結部分10を有する。そして、複数の回転子巻線端部8が相互に間隔を置いて回転子磁極14の端部に突出して配置されている。
【0006】
コイル保持環30は、図7に示すように、回転子巻線端部8及び隣り合う回転子巻線端部8相互間に配置された間隔片18の各外周を覆って保持し、その一方の端部は回転子鉄心6の端部に嵌合されている。コイル保持環30の他方の端部にはエンドリング31が嵌合され、回転軸方向に貫通して設けた開口部31aと回転軸13との間の空間から回転子巻線端部8を冷却する冷却ガスが矢印A1のように導入される。回転子巻線端部8の周方向幅中心部の下部には、間隔片17、18に設けられた蛇行通風路(図示せず)を流れて回転子巻線端部8を冷却した冷却ガスを集め矢印A2のように切欠排気路15に導出する仕切り板20が回転軸13上に設けられている。
【0007】
図8に示すように、回転子巻線端部8a、8b、8c、8dは、それぞれ各一対の直線部分9a、9b、9c、9dと各連結部分10a、10b、10c、10dとを有している。そして、直線部分9a、9b、9c、9dの相互間にはそれぞれ間隔片16a、16b、16cが配置され、連結部分10a、10b、10c、10dの相互間にはそれぞれ間隔片18a、18b、18cが配置されている。各間隔片16a、16b、16c、18a、18b、18cは同じ厚さで形成されている。
【0008】
各間隔片16a、16b、16cの両側面部には、当接した前記各直線部分9a、9b、9c、9dの側壁面の長手方向に沿って蛇行して延びる蛇行通風路17a、17b、17cが構成されている。また、各間隔片18a、18b、18cの両側面部には当接する前記各連結部分10a、10b、10c、10dの側壁面の長手方向に沿って蛇行して延びる蛇行通風路19a、19b、19cが構成されている。これらの蛇行通風路17a、17b、17cでは前記各直線部分9a、9b、9c、9dの側壁面が、また、蛇行通風路19a、19b、19cでは前記各連結部分10a、10b、10c、10dの側壁面が、それぞれ各蛇行通風路17a、17b、17c、19a、19b、19cの一壁面を構成している。
【0009】
仕切り板20は、下部が回転軸13(図7参照)の溝(図示せず)内に差し込まれ一方の側端面が回転子磁極14の側壁に当接された一対の側板20aと、この一対の側板20aの他方の側端面に接合されてエンドリング31の開口部31a(図7参照)に配置された端板20bとで構成されている。
【0010】
前記間隔片の構造を、図9を基に、間隔片16a、18aを代表して以下に説明する。各間隔片16a、18aの両側面部には、同じ溝深さDiと幅Wを有して各間隔片16a、18aの長手方向に向け蛇行し延びる蛇行溝21が形成されている。そして、間隔片16aが直線部分9a、9b間に、間隔片18aが連結部分10a、10b間にそれぞれ配置されて組み立てられると、間隔片16aの蛇行溝21と直線部分9a、9bの側壁面とにより蛇行通風路17aが、間隔片18aの蛇行溝21と連結部分10a、10bの側壁面とにより蛇行通風路19a(蛇行通風路はいずれも図示せず)がそれぞれ構成される。そして、導入された冷却ガスは、矢印A2のように各蛇行通風路17a、19a内を連続して流れながら前記直線部分9a、9b及び連結部分10a、10bを冷却し、前記仕切り板20の左右の側板20aで囲まれた空間へ導出される。
【0011】
回転子巻線端部8における冷却ガスは、図8に示すように、エンドリング31の開口部31a(図7参照)から矢印A1のように導入された後、間隔片16a、16b、16cの各両側の蛇行通風路17a、17b、17cに導入され、一点鎖線で代表して示す矢印A2方向に向かって蛇行通風路17a、17b、17cから間隔片18a、18b、18cの各両側の蛇行通風路19a、19b、19c内へ連続して流れる。そして、中央部で左右の蛇行通風路19a、19b、19cからの流れが合流(左方からの流れは図示せず)し仕切り板20の左右の側板20aで囲まれた空間を回転軸方向へ進み切欠排気路15へ導出される。以上のように、蛇行通風路17a、17b、17c、19a、19b、19cを流れる冷却ガスにより回転子巻線端部8a、8b、8c、8dにおける電気抵抗損失は吸収され、回転子巻線の温度上昇が抑制される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
回転子巻線端部8a、8b、8c、8dにおける電気抵抗損失は、それぞれの巻線長さに比例した値となり、回転子磁極14により近い回転子巻線端部8aにおいて最も小さく、回転子磁極14により遠い回転子巻線端部8dにおいて最も大きい。しかし、回転子巻線端部8dの表面積も長さに比例して増えるので、(電気抵抗損失/表面積)の値は、回転子巻線端部8a、8d共に同じ値となる。したがって、冷却条件が同じであれば、両者の温度上昇差はないはずである。ところが、従来のタービン発電機においては、回転子巻線端部8a、8b、8c、8dを冷却する冷却ガスが各回転子巻線端部8a、8b、8c、8dの長さ方向に沿って各蛇行通風路17a、17b、17c、19a、19b、19c内を流れ冷却する方式であるにも拘らず、回転子巻線端部8aを冷却する冷却ガスが流れる蛇行通風路17a、19aの断面積も、回転子巻線端部8dを冷却する冷却ガスが流れる蛇行通風路17c、19cの断面積も同一となっていた。
【0013】
このため、蛇行通風路17a、19aと蛇行通風路17c、19cにおける冷却ガス量は、ほぼ同等か或いは通風抵抗が高くなる分だけ後者が前者よりも少ないことも予想される。したがって、長経路の回転子巻線端部8dを冷却したガスの温度は短経路の回転子巻線端部8aを冷却したガスの温度よりも高温となり、この冷却ガスの温度差が両回転子巻線端部8a、8d間の温度差ともなっていた。
そして、この温度差は、特に、回転子巻線端部8a、8d間で長さの差が大きい2極機で大きく問題となっていた。
【0014】
この発明は、以上のような問題点を解消するためになされたもので、回転子巻線間の間隔片に設けた蛇行通風路の構造を改善して各回転子巻線の温度上昇の低減と均一化とを図った回転電機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明による回転電機は、回転子磁極の周りに3つ以上の環状の回転子巻線が順次間隔を置いて配置されており、また隣接する前記回転子巻線の相互間にそれぞれ間隔片が配置され、この各間隔片の表面は隣接する回転子巻線に当接し、前記表面に形成された蛇行溝が蛇行通風路を構成している回転電機であって、前記回転子磁極により遠い前記間隔片における前記蛇行通風路の断面積が、それにより近い前記間隔片における前記蛇行通風路の断面積よりも大きく形成されたものである。
【0016】
また、この発明による回転電機は、前記各回転子巻線が回転軸方向に延びる一対の直線部分と、この一対の直線部分を連結する連結部分とを有し、隣接する前記回転子巻線の各直線部分の相互間及び各連結部分の相互間に前記間隔片がそれぞれ配置されており、これらの間隔片の内、少なくとも前記隣接する各連結部分の相互間に設けられた前記各間隔片について、前記回転子磁極により遠い間隔片における前記蛇行通風路の断面積が、それにより近い間隔片における前記蛇行通風路の断面積よりも大きいことを特徴とするものである。
【0017】
また、この発明による回転電機は、前記回転子磁極により遠い前記間隔片の厚さが、それにより近い間隔片よりも厚いことを特徴とするものである。
【0018】
また、この発明による回転電機は、前記各回転子巻線が回転軸方向に延びる一対の直線部分と、この一対の直線部分を連結する連結部分とを有し、隣接する前記回転子巻線の前記各直線部分の相互間及び前記各連結部分の相互間に前記間隔片がそれぞれ配置されており、これらの間隔片の内、少なくとも前記隣接する各直線部分の相互間に設けられた前記各間隔片について、前記回転子磁極により遠い間隔片における前記蛇行通風路の断面積が、それにより近い間隔片における前記蛇行通風路の断面積よりも大きいことを特徴とするものである。
【0019】
また、この発明による回転電機は、前記各回転子巻線が回転軸方向に延びる一対の直線部分と、この一対の直線部分を連結する連結部分とを有し、隣接する前記回転子巻線の前記各直線部分の相互間及び前記各連結部分の相互間に前記間隔片がそれぞれ配置されており、前記隣接する各直線部分の相互間に設けられた前記各間隔片について、前記回転子磁極により遠い間隔片における前記蛇行通風路の断面積が、それにより近い間隔片における前記蛇行通風路の断面積よりも大きく、また前記隣接する各連結部分の相互間に設けられた前記各間隔片についても、前記回転子磁極により遠い間隔片における前記蛇行通風路の断面積が、それにより近い間隔片における前記蛇行通風路の断面積よりも大きいことを特徴とするものである。
【0020】
また、この発明による回転電機は、前記回転子磁極にもっとも近い間隔片について、その蛇行通風路の断面積をSiとし、前記回転子磁極からもっとも遠い間隔片についてその蛇行通風路の断面積をSoとしたとき、So=(1.25〜2.5)×Siの関係にあることを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図面に基づいて説明する。図1は、この発明の実施の形態1であるタービン発電機の回転子巻線端部の要部を展開して示す平面図である。なお、図中、同一符号は従来例におけるものと同一、又は同等のものを示す。以下、同じである。
【0022】
図1に示す実施の形態1のタービン発電機は、それぞれの回転子磁極14の周りに3つ以上の、具体的には4つの環状の回転子巻線を順次間隔を置いて配置したものである。4つの回転子巻線端部8a、8b、8c、8dは、それぞれ2つの互いにほぼ平行な直線部分9a、9b、9c、9dと、2つの直線部分9a、9b、9c、9dを連結する連結部分10a、10b、10c、10dを有している。各回転子巻線端部8a、8b、8c、8dの連結部分10a、10b、10c、10dの相互間にそれぞれ間隔片22a、22b、22cが配置され、各直線部分9a、9b、9c、9dの相互間にそれぞれ間隔片17a、17b、17cが配置されている。ここで、各間隔片22a、22b、22cの厚さは、回転子磁極14にもっとも近い間隔片22aでもっとも薄く、回転子磁極14から離れるに従って厚くなり、回転子磁極14からもっとも離れた間隔片22cがもっとも厚く形成されている。そして、各間隔片22a、22b、22cの両側面部には、図9で示したと同様の蛇行溝21が形成されており、その溝幅Wはすべての間隔片22a、22b、22cについて同じとされ、その溝深さは、回転子磁極14にもっとも近い間隔片22aでもっとも浅く、回転子磁極14から遠ざかるに従って溝深さが増大し、回転子磁極14からもっとも遠い間隔片22cでもっとも深くなっている。なお、各回転子巻線の直線部分9a、9b、9c、9dの間の各間隔片16a、16b、16cは従来例におけるものと同じであり、いずれも従来例と同じ厚さを有し、各間隔片16a、16b、16cの両側面部に形成された各蛇行溝21の溝幅W、溝深さDiも共に同じで、同一断面積の蛇行通風路17a、17b、17cが形成されている。
【0023】
本実施の形態1における特徴的な構成を以下に詳しく説明する。即ち、回転子巻線端部8a、8bの各連結部分10a、10b間に間隔片22aを配置してその両側面部に蛇行通風路23aを構成し、各連結部分10b、10c間に間隔片22bを配置してその両側面部に蛇行通風路23bを構成し、各連結部分10c、10d間に間隔片22cを配置してその両側面部に蛇行通風路23cを構成している。ここで、蛇行通風路23a、23b、23cの各断面積を、回転子磁極14にもっとも近い蛇行通風路23aでもっとも小さなSi、蛇行通風路23bでSm、回転子磁極14からもっとも遠い蛇行通風路23cでもっとも大きなSoとすると、Si<Sm<Soの関係にあり、So=(1.25〜2.5)×Siの範囲で選択される。具体的には、同じ高さ寸法の間隔片材を用いて蛇行通風路23a、23b、23cの溝幅W(図9参照)を同じにしているので、それぞれの溝深さを、上記各断面積Si、Sm、Soに対応してDi、Dm、Doとすると、Di<Dm<Doの関係にあり、DO=(1.25〜2.5)×Diの範囲で選択される。この場合、Dmの値は、DOに対し連結部10c、10dの長さ比程度に選定すればよい。
【0024】
ここで、溝深さDiの値は、回転子磁極14にもっとも近い連結部分10aの冷却に必要なガス量を流せる程度であればよく、回転子磁極14から遠ざかるに従ってガス量を多く流すようにし、回転子磁極14からもっとも遠い連結部分10dを冷却するに十分なガス量を流す蛇行通風路23cの溝深さDoを確保する必要がある。このため、各間隔片22a、22b、22cの厚みは、蛇行通風路23a、23b、23cの各溝深さDi、Dm、Doが十分得られるように対応して厚く変えているが、全体としては従来例の場合と大差なく、直線部分9a、9b、9c、9dの突出長さが長くなることはない。
【0025】
回転子巻線端部8における冷却ガスは、図示のように、エンドリング31の開口部31a(図7参照)から矢印A1のように導入された後、間隔片16a、16b、16cの各両側面部の蛇行通風路17a、17b、17cに導入され、一点鎖線で代表して示す矢印A2方向に向かって蛇行通風路17a、17b、17cから間隔片22a、22b、22cの各両側面部の蛇行通風路23a、23b、23c内へ連続して流れる。そして、中央部で左右の蛇行通風路23a、23b、23cからの流れが合流(左方からの流れは図示せず)し仕切り板20の左右の側板20aで囲まれた空間を回転軸方向に流れ切欠排気路15へ導出される。
【0026】
本実施の形態1においては、蛇行通風路23a、23b、23cの各断面積Si、Sm、Soを以上の関係に、具体的には、溝深さDi、Dm、Doを以上の関係に選択したことにより、回転子磁極14にもっとも近い回転子巻線から、回転子磁極14からもっとも遠い回転子巻線に至る各回転子巻線の温度上昇の低減と均一化をすることができる。
【0027】
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2であるタービン発電機の回転子巻線端部の要部を展開して示す平面図である。図2に示す実施の形態2のタービン発電機も、それぞれの回転子磁極14の周りに3つ以上の、具体的には4つの環状の回転子巻線を順次間隔を置いて配置したものである。4つの回転子巻線端部8a、8b、8c、8dは、それぞれ2つの互いにほぼ平行な直線部分9a、9b、9c、9dと、2つの直線部分9a、9b、9c、9dを連結する連結部分10a、10b、10c、10dを有している。4つの回転子巻線端部8a、8b、8c、8dの各直線部分9a、9b、9c、9dの相互間にそれぞれ同じ厚さを有する間隔片24a、24b、24cが配置されている。そして、各間隔片24a、24b、24cの両側面部には、図9で示したと同様の蛇行溝21が形成されており、その溝幅Wはすべての間隔片24a、24b、24cについて同じとされ、その溝深さは、回転子磁極14にもっとも近い間隔片24aでもっとも浅く、回転子磁極14から遠ざかるに従って溝深さが増大し、回転子磁極14からもっとも遠い間隔片24cでもっとも深くなっている。以上の構成となっている他は、実施の形態1におけるのと同一構成である。
【0028】
本実施の形態2における特徴的な構成を以下に詳しく説明する。即ち、回転子巻線端部8a、8bの各直線部分9a、9b間に間隔片24aを配置してその両側面部に蛇行通風路25aを構成し、各直線部分9b、9c間に間隔片24bを配置してその両側面部に蛇行通風路25bを構成し、各直線部分9c、9d間に間隔片24cを配置してその両側面部に蛇行通風路25cを構成している。ここで、蛇行通風路25a、25b、25cの各断面積を、回転子磁極14にもっとも近い蛇行通風路25aでもっとも小さなSi、蛇行通風路25bでSm、回転子磁極14からもっとも遠い蛇行通風路25cでもっとも大きなSoとすると、実施の形態1におけると同様、Si<Sm<Soの関係にあり、So=(1.25〜2.5)×Siの範囲で選択される。具体的には、前記実施の形態1におけると同様、同じ高さ寸法の間隔片材を用い蛇行通風路25a、25b、25cの溝幅W(図9参照)を同じにしているので、それぞれの溝深さを、上記各断面積Si、Sm、Soに対応してDi、Dm、Doとすると、Di<Dm<Doの関係にあり、DO=(1.25〜2.5)×Diの範囲で選択される。この場合、Dmの値はDOに対し直線部分9c、9dの長さ比程度に選定すればよい。
【0029】
ここで、溝深さDiの値は、回転子磁極14にもっとも近い直線部分9aの冷却に必要なガス量を流せる程度であればよく、回転子磁極14から遠ざかるに従ってガス量を多く流すようにし、回転子磁極14からもっとも遠い直線部分9dを冷却するに十分なガス量を流す蛇行通風路25cの溝深さDoを確保する必要がある。なお、蛇行通風路25a、25b、25c、23a、23b、23cにおける冷却ガスの流れは実施の形態1におけると同様であり、特に図示しない。
【0030】
本実施の形態2においては、蛇行通風路25a、25b、25cの各断面積Si、Sm、Soを以上の関係に、具体的には、溝深さDi、Dm、Doを以上の関係に選択したことにより、回転子磁極14にもっとも近い回転子巻線から、回転子磁極14からもっとも遠い回転子巻線に至る各回転子巻線の温度上昇の更なる低減と均一化をすることができる。
【0031】
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3であるタービン発電機の回転子巻線端部の要部を展開して示す平面図である。図3に示す実施の形態3のタービン発電機も、各回転子磁極14の周りに4つの環状の回転子巻線を順次間隔を置いて配置したものである。4つの回転子巻線端部8a、8b、8c、8dは、それぞれ2つの互いにほぼ平行な直線部分9a、9b、9c、9dと、2つの直線部分9a、9b、9c、9dを連結する連結部分10a、10b、10c、10dを有している。回転子巻線端部8a、8bの連結部分10a、10b間には、実施の形態1における間隔片22aに代って間隔片32が配置されている。そして、間隔片32には、溝深さDiを有する図9で示したと同様の蛇行溝(図示せず)が当接する連結部分10aの側面側のみに形成され、連結部分10aの側面と共に蛇行通風路23aを構成している点が異なる他は、実施の形態1におけるのと同一構成である。なお、間隔片32の厚さは、その一方の側面部のみに蛇行通風路23aを設けた分だけ実施の形態1における間隔片22aよりも更に薄くなっている。この場合における蛇行通風路23a、23b、23cの各断面積Si、Sm、So及び溝深さDi、Dm、Doの相互間の関係も、実施の形態1におけると同様である。
本実施の形態3においては、以上のように構成したことにより、回転子巻線端部8a、8b、8c、8dのみならず、これらを覆い保持するコイル保持環30(図7参照)の軸方向長さも共に短縮でき、回転電機のコストを低減できる。
【0032】
実施の形態4.
図4は、この発明の実施の形態4であるタービン発電機の回転子巻線端部の要部を展開して示す平面図である。図4に示す実施の形態4のタービン発電機も、各回転子磁極14の周りに4つの環状の回転子巻線を順次間隔を置いて配置したものである。4つの回転子巻線端部8a、8b、8c、8dは、それぞれ2つの互いにほぼ平行な直線部分9a、9b、9c、9dと、2つの直線部分9a、9b、9c、9dを連結する連結部分10a、10b、10c、10dを有している。回転子巻線端部8a、8b、8c、8dの各連結部分10a、10b、10c、10dの相互間に、従来例における間隔片18a、18b、18cと同じ厚さを有する間隔片33a、33b、33cが配置されている。そして、各間隔片33a、33b、33cの両側面部には、実施の形態1における間隔片22a、22b、22cと同様に、各溝深さDi、Dm、Doを有する蛇行溝(図示せず)が形成され、各連結部分10a、10b、10c、10dの側面と共に蛇行通風路23a、23b、23cを構成している。この場合における蛇行通風路23a、23b、23cの各断面積Si、Sm、So及び溝深さDi、Dm、Doの相互間の関係も、実施の形態1におけると同様である。その他の構成は実施の形態1におけると同一構成である。
本実施の形態4においては、以上のように構成したことにより、実施の形態1におけると同様の効果が得られる他、間隔片の材料の種類を統一することができるので、回転電機の製造歩留りが向上する。
【0033】
なお、実施の形態1〜4においては、一つの回転子磁極当たりの回転子コイル数を4個として説明したが、これに限らず、更に多くの回転子コイルを有する大型機の場合であっても本発明は適用できる。また、タービン発電機について説明したが、同様の構造を有する他の回転電機であってもよい。
【0034】
【発明の効果】
この発明による回転電機は、回転子磁極の周りに3つ以上の環状の回転子巻線が順次間隔を置いて配置されており、また隣接する前記回転子巻線の相互間にそれぞれ間隔片が配置され、この各間隔片の表面は隣接する回転子巻線に当接し、前記表面に形成された蛇行溝が蛇行通風路を構成している回転電機であって、前記回転子磁極により遠い前記間隔片における前記蛇行通風路の断面積を、それにより近い前記間隔片における前記蛇行通風路の断面積よりも大きく形成したので、
前記回転子磁極により近い回転子巻線から前記回転子磁極により遠い回転子巻線に至る各回転子巻線の温度上昇の低減と均一化をすることができる。
【0035】
また、回転軸方向に延びる一対の直線部分と、この一対の直線部分を連結する連結部分とを有する前記回転子巻線の相互間に配置された間隔片の内、少なくとも前記各連結部分の相互間に設けられた前記各間隔片について、前記回転子磁極により遠い間隔片における前記蛇行通風路の断面積を、それにより近い間隔片における前記蛇行通風路の断面積よりも大きくしたので、前記各連結部分の温度上昇の低減と均一化がなされて、前記回転子磁極により近い回転子巻線から前記回転子磁極により遠い回転子巻線に至る各回転子巻線の温度上昇の低減と均一化をすることができる。
【0036】
また、前記回転子磁極により遠い前記各連結部分の相互間に設けられた間隔片の厚さを、それにより近い間隔片よりも厚くしたので、当該間隔片における前記蛇行通風路の必要な断面積を確実に確保することができる。このため、前記各連結部分の温度上昇の確実な低減と均一化がなされて、前記回転子磁極により近い回転子巻線から前記回転子磁極により遠い回転子巻線に至る各回転子巻線の温度上昇を確実に低減し均一化することができる。
【0037】
また、回転軸方向に延びる一対の直線部分と、この一対の直線部分を連結する連結部分とを有する前記回転子巻線の相互間に配置された間隔片の内、少なくとも前記各直線部分の相互間に設けられた前記各間隔片について、前記回転子磁極により遠い間隔片における前記蛇行通風路の断面積を、それにより近い間隔片における前記蛇行通風路の断面積よりも大きくしたので、前記各直線部分の温度上昇の確実な低減と均一化がなされて、前記回転子磁極により近い回転子巻線から前記回転子磁極により遠い回転子巻線に至る各回転子巻線の温度上昇の低減と均一化をすることができる。
【0038】
また、一対の直線部分と、この一対の直線部分を連結する連結部分とを有する前記回転子巻線の前記各直線部分の相互間及び前記各連結部分の相互間に配置された前記各間隔片について、前記回転子磁極により遠い間隔片における前記蛇行通風路の断面積を、それにより近い間隔片における前記蛇行通風路の断面積よりも大きくしたので、前記各直線部分及び各連結部分の温度上昇の更なる低減と均一化がなされて、前記回転子磁極により近い回転子巻線から前記回転子磁極により遠い回転子巻線に至る各回転子巻線の温度上昇の更なる低減と均一化をすることができる。
【0039】
また、前記回転子磁極にもっとも近い間隔片について、その蛇行通風路の断面積をSiとし、前記回転子磁極からもっとも遠い間隔片についてその蛇行通風路の断面積をSoとしたとき、So=(1.25〜2.5)×Siの関係にあるようにしたので、前記回転子磁極にもっとも遠い回転子巻線の温度上昇を確実に低減して前記回転子磁極にもっとも近い回転子巻線の温度上昇との上昇差も低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるタービン発電機の回転子巻線端部の要部を展開して示す平面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2であるタービン発電機の回転子巻線端部の要部を展開して示す平面図である。
【図3】 この発明の実施の形態3であるタービン発電機の回転子巻線端部の要部を展開して示す平面図である。
【図4】 この発明の実施の形態4であるタービン発電機の回転子巻線端部の要部を展開して示す平面図である。
【図5】 従来のタービン発電機を断面して示す側面図である。
【図6】 図5における回転子おいてコイル保持環及びエンドリングを外した状態を示す斜視図である。
【図7】 図5における回転子巻線端部回りの要部を断面して示す側面図である。
【図8】 図5における回転子巻線端部の要部を展開して示す平面図である。
【図9】 図8における間隔片の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
8a、8b、8c、8d;回転子巻線端部 9a、9b、9c、9d;直線部分 10a、10b、10c、10d;連結部分 13a;回転軸方向 14;回転子磁極 16a、16b、16c、22a、22b、22c、24a、24b、24c、32、33a、33b、33c;間隔片 17a、17b、17c、23a、23b、23c、25a、25b、25c;蛇行通風路

Claims (6)

  1. 回転子磁極の周りに3つ以上の環状の回転子巻線が順次間隔を置いて配置されており、また隣接する前記回転子巻線の相互間にそれぞれ間隔片が配置され、この各間隔片の表面は隣接する回転子巻線に当接し、前記表面に形成された蛇行溝が蛇行通風路を構成している回転電機であって、前記回転子磁極により遠い前記間隔片における前記蛇行通風路の断面積が、それにより近い前記間隔片における前記蛇行通風路の断面積よりも大きいことを特徴とする回転電機。
  2. 前記各回転子巻線が回転軸方向に延びる一対の直線部分と、この一対の直線部分を連結する連結部分とを有し、隣接する前記回転子巻線の各直線部分の相互間及び各連結部分の相互間に前記間隔片がそれぞれ配置されており、これらの間隔片の内、少なくとも前記隣接する各連結部分の相互間に設けられた前記各間隔片について、前記回転子磁極により遠い間隔片における前記蛇行通風路の断面積が、それにより近い間隔片における前記蛇行通風路の断面積よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  3. 前記回転子磁極により遠い前記間隔片の厚さが、それにより近い間隔片よりも厚いことを特徴とする請求項2記載の回転電機。
  4. 前記各回転子巻線が回転軸方向に延びる一対の直線部分と、この一対の直線部分を連結する連結部分とを有し、隣接する前記回転子巻線の前記各直線部分の相互間及び前記各連結部分の相互間に前記間隔片がそれぞれ配置されており、これらの間隔片の内、少なくとも前記隣接する各直線部分の相互間に設けられた前記各間隔片について、前記回転子磁極により遠い間隔片における前記蛇行通風路の断面積が、それにより近い間隔片における前記蛇行通風路の断面積よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  5. 前記各回転子巻線が回転軸方向に延びる一対の直線部分と、この一対の直線部分を連結する連結部分とを有し、隣接する前記回転子巻線の前記各直線部分の相互間及び前記各連結部分の相互間に前記間隔片がそれぞれ配置されており、前記隣接する各直線部分の相互間に設けられた前記各間隔片について、前記回転子磁極により遠い間隔片における前記蛇行通風路の断面積が、それにより近い間隔片における前記蛇行通風路の断面積よりも大きく、また前記隣接する各連結部分の相互間に設けられた前記各間隔片についても、前記回転子磁極により遠い間隔片における前記蛇行通風路の断面積が、それにより近い間隔片における前記蛇行通風路の断面積よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  6. 前記回転子磁極にもっとも近い間隔片について、その蛇行通風路の断面積をSiとし、前記回転子磁極からもっとも遠い間隔片についてその蛇行通風路の断面積をSoとしたとき、So=(1.25〜2.5)×Siの関係にあることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項記載の回転電機。
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