JP4594997B2 - 符号錠装置 - Google Patents

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Description

この発明は、各種のロッカーやキャビネットなどに用いられる符号錠装置に関し、特にこの発明は、解錠操作時や施錠操作時に解錠符号列を強制的に崩す機能を備えた符号錠装置に関する。
この種の符号錠装置は、一般に、外周の等角度位置にそれぞれ符号が表された複数個のダイヤルと、ダイヤルと符号の配列角度毎に噛み合う噛合部を備えたダイヤル毎のロックギヤとを備えており、各ダイヤルと各ロックギヤとを前記噛合部を介していずれかの角度位置で噛み合わせて解錠符号列を記憶させている。ここで、「解錠符号列」とは、符号錠装置を解錠するための各ダイヤルの符号の並びをいう。例えば、4個のダイヤルをもつ符号錠装置であってダイヤルの符号が「0」〜「9」の数字で構成されている場合、解錠符号列は4桁の数字になる。なお、以下の説明において、解錠符号列を構成する各ダイヤルの符号を、単に「解錠符号」という。各ダイヤルの符号が全て解錠符号列を構成する解錠符号であれば解錠操作が許容され、一方、いずれかのダイヤルの符号が解錠符号でなければ(解錠符号列が崩れていれば)解錠操作が規制される。
符号錠装置には、装置毎に解錠符号列が固定的に設定されたものと、使用者がその都度、解錠符号列を自由に設定することが可能なものとがある。いずれの符号錠装置も、施錠に際し、撮みを回動操作した後、ダイヤル操作して解錠符号列を適当に崩すことにより施錠状態となる。また、解錠に際しては、ダイヤル操作により解錠符号列を揃えた後、撮みを前記と反対方向へ回動操作する。その後、一度限りの使用でない限り、解錠符号列を崩して施錠状態に戻しておく必要がある。
いずれのタイプの符号錠装置も、施錠操作後に解錠符号列を崩す操作が必要であり煩雑である。さらには、解錠操作後にも解錠符号列を崩しておく必要があり、これを忘れると、他人に解錠符号列が記憶されるおそれがあるため、防犯上好ましくない。そこで、これらの問題を解決するために、施錠および解錠の各操作時に、各ダイヤルを決められた角度位置まで回動させて、整列状態の解錠符号列を強制的に崩すダイヤル強制駆動機構が組み込まれたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された符号錠装置では、各ダイヤルは往復動と回動とが可能な作動軸上に回動可能に支持されており、施解錠時の撮みの回動操作に応動したアクチュエータに作動軸の往復動を連動させる往復動機構と、作動軸の回動を連動させる回動機構とが組み込まれている。そして、施錠および解錠の各操作時に、各ダイヤルを強制回動させるダイヤル強制駆動機構として、作動軸上の各ダイヤル毎に作動軸と一体回動可能なダイヤル駆動板が配備されるとともに、各ダイヤルのダイヤル駆動板と対向する側面の所定の角度位置に、係合ピンがピン孔から出没自在に設けてある。各ダイヤル駆動板は、作動軸の往復動に伴って対応するダイヤルに近づいたり遠ざかったりするよう各ダイヤルに対して変位可能である。各係合ピンはコイルバネにより対応するダイヤル駆動板の方向へ付勢されており、各ダイヤル駆動板には各ダイヤルの係合ピンが係脱する凹部が形成されている。
いま、各ダイヤルを回動操作して解錠符号列を揃えると、符号錠装置は解錠および施錠の各操作が可能な状態に設定される。施錠および解錠の各操作時には、各ダイヤル駆動板は対応するダイヤルの方向へ変位して、各ダイヤルに近づいた状態となる。この状態で、解錠および施錠の各操作がなされて作動軸が回動すると、各ダイヤル駆動板は作動軸と一体回動し、各ダイヤル駆動板について凹部の位置がダイヤルの係合ピンの位置と一致したとき、係合ピンがダイヤル駆動板の凹部に係合し、それ以後は、ダイヤルは作動軸およびダイヤル駆動板とともに一体に回動する。この状態からさらに作動軸が所定の角度回動すると、ダイヤルが決められた角度位置まで回動して、整列状態にあった解錠符号列が崩される。
特許第2564238号公報
しかしながら、特許文献1に記載の符号錠装置では、ダイヤル強制駆動機構を組み込むことによってダイヤルの内部構造が複雑化し、その製作や調整に手数がかかるうえ、ダイヤル全体が大型化することで錠全体が大型化するという問題がある。
この発明は、上記した問題に着目してなされたもので、ダイヤル強制駆動機構が組み込まれた符号錠装置であって、ダイヤル強制駆動機構の構造が簡易でありかつダイヤルの内部構造が複雑とならず、また、錠全体が小型な符号錠装置を提供することを目的とする。
この発明の前提となる符号錠装置は、周面に複数の符号が表された複数個のダイヤルと、各ダイヤルを決められた位置で回動操作可能に支持する軸方向への往復動と回動とが可能な作動軸と、前記作動軸上の各ダイヤルの位置にダイヤルと符号の配列角度毎に噛み合う噛合部を備えたダイヤル毎のロックギヤと、解錠および施錠の各操作に応動して正逆各方向へ回動する筒状体を有するアクチュエータと、前記筒状体と前記作動軸との間に設けられ筒状体の正逆回動に応動して作動軸を往復動させる往復動機構と、前記筒状体と前記作動軸との間に設けられ筒状体の正逆回動に応動して作動軸を回動させる回動機構と、各ダイヤルと各ロックギヤとを前記噛合部を介していずれかの角度位置で噛み合わせて解錠符号列を記憶させる解錠符号列設定機構と、各ダイヤルの符号が解錠符号列を構成する整列状態にないとき前記往復動機構による作動軸の移動を規制して筒状体の回動を規制するロック機構と、解錠および施錠の各操作時に各ダイヤルを強制回動させて解錠符号列を整列状態から不整列の状態へ移行させるダイヤル強制駆動機構とを備えたものである。
前記ダイヤル強制駆動機構は、前記作動軸上に作動軸と一体回動可能に設けられるダイヤル毎のダイヤル駆動板と、解錠および施錠の各操作時の前記筒状体の回動に連動して各ダイヤル駆動板を各ダイヤルに対して変位させる変位機構とを含み、各ダイヤル駆動板と各ダイヤル駆動板に対応するダイヤルとの間には、ダイヤル駆動板がダイヤルの方向へ変位した状態で作動軸と一体に回動する間にダイヤルと係合してダイヤルを解錠符号列の整列状態から他の所定の符号列の整列状態へと移行させる係合部分がそれぞれ設けられている。前記係合部分は、ダイヤル駆動板にそのダイヤル駆動板に対応するダイヤルに向けて突出するように設けられた係合突片と、ダイヤルの前記係合突片と対向する側の側面に一周形成された摺動面に前記係合突片と係脱可能に凹設された係合凹部とで構成されている。前記係合突片は、基端部がダイヤル駆動板に固定された板ばねの先端部に設けられるとともに、ダイヤル駆動板がダイヤルに向けて変位したときに前記摺動面に突き当たって板ばねが弾性変形するように、係合突片と摺動面との対向距離がダイヤル駆動板の変位量より小さくなるように設定されている。
この発明による符号錠装置は、装置毎に固定の解錠符号列が設定されるものと解錠符号列を自在に設定することが可能なものとの両方に適用できる。従って、「解錠符号列設定機構」は、符号錠装置の使用者が使用に際してその都度、解錠符号列を設定して記憶させるものと、符号錠装置の提供者が予め解錠符号列を設定して記憶させておくものとを含んでいる。
上記した構成の符号錠装置において、各ダイヤルを回動操作して解錠符号列を揃えた後、施錠または解錠の各操作が行われると、アクチュエータの筒状体が応動して回動し、その回動に変位機構が連動して各ダイヤル駆動板を対応するダイヤルの方向へそれぞれ変位させるとともに、回動機構が応動して作動軸を回動させる。各ダイヤル駆動板が対応するダイヤルの方向へ変位したとき、各ダイヤル駆動板について、ダイヤルの係合凹部の位置と係合突片の位置とがずれていると、ダイヤル駆動板の係合突片はダイヤルの摺動面に突き当たることにより、摺動面により押圧されるので、板ばねが弾性変形する。そして、作動軸が回動すると、ダイヤル駆動板は作動軸と一体回動し、ダイヤル駆動板が回動する間に、ダイヤルの係合凹部の位置と係合突片の位置とが一致すれば、弾性変形した板ばねの復元力によりダイヤル駆動板の係合突片がダイヤルの係合凹部と互いに係合して、ダイヤル駆動板は対応するダイヤルを決められた角度だけ回動させる。同様の動作が全てのダイヤル駆動板において実行されると、解錠符号列の整列状態から他の所定の符号列の整列状態へと移行する。
この発明の好ましい実施態様においては、各ダイヤル駆動板は、作動軸に作動軸と一体回動可能に設けられる固定板と、固定板との間で前記板ばねの基端部を挟んで保持する支持板とを含んでいる。さらに好ましい実施態様においては、前記板ばねは、基端部に固定板の側面の外周部に沿って当接されるリング状部を備え、前記支持板は、固定板との間で前記リング状部を挟んで保持するようになっている。この実施態様によれば、板ばねの基端部を固定板と支持板とでしっかりと固定することができる。
なお、ダイヤル駆動板は、必ずしも固定板と支持板とで構成する必要はなく、例えば、作動軸と一体回動可能な固定板の側面に板ばねの基端部を固着することによって構成してもよい。
この発明のさらに好ましい実施態様においては、前記係合突片は、板ばねの先端部を対応するダイヤルの側に鉤状に曲げて形成されているが、前記係合突片は、基端部が固定された板ばねの先端部に接着やねじ止めなどの方法で一体に取り付けられるものであってもよい。
この発明によると、ダイヤル強制駆動機構として各ダイヤルに係合ピンやコイルバネが組み込まれた従来の符号錠装置のように、ダイヤルの内部構造が複雑にならないようにしたから、ダイヤルの製作や調整を効率よく行うことができるとともに、ダイヤル自体の大型化を招くおそれがない。しかも、1本の作動軸の回動によって解錠符号列を崩す構成であるから、錠全体の構造の簡易化と小型化とを実現した符号錠装置を得ることができる。
図1および図2は、この発明の一実施例である符号錠装置の外観を示している。この符号錠装置は、例えば、不特定人が使用する貸しロッカーの扉に取り付けられるもので、上面が開口した合成樹脂製の箱状ケース10と、この箱状ケース10の上面開口を塞ぐ合成樹脂製の前面プレート11とでケース体1が構成されている。このケース体1の裏側には、ロッカー本体の側に取り付けられた受け金具13に係脱する掛止め金具12が配備され、施錠および解錠に際して、掛止め金具12が120度の範囲で正逆各方向に回動して受け金具13に係脱することで扉の開閉が可能となる。
なお、以下の説明において、掛止め金具12が受け金具13に係合した状態を「閉状態」、この「閉状態」がロック保持されている状態を「施錠状態」、ロック解除された状態を「解錠状態」、掛止め金具12が受け金具13より外れた状態を「開状態」という。また「開状態」から「施錠状態」へ至る操作を「施錠操作」、「施錠状態」から「開状態」へ至る操作を「解錠操作」という。
図示例の符号錠装置は、解錠符号列が整列状態にあることにより施錠および解錠の各操作が可能となる符号錠の機構のみが組み込まれたものであるが、これに加えて、適正な鍵の挿入により施錠および解錠の各操作が可能となるシリンダ錠の機構を導入して構成することもできる。また、この符号錠の機構は、ロッカー使用者がその都度、解錠符号列を自在に設定することが可能なタイプのものであるが、固定の解錠符号列が設定されたタイプのものとすることもできる。
前面プレート11には、板面の一端部寄りに円形の開口部14が、中央部から他端部にかけて4個の窓孔15が、それぞれ設けてある。開口部14の位置には、ロッカー使用者の撮み20による解錠および施錠の各操作に応動するアクチュエータ2が、また、4個の窓孔15の位置には、解錠符号列を整列させるための符号錠の機構が、それぞれ組み込まれている。撮み20は、開口部14より前面プレート11上へ突出している。各窓孔15からは前面プレート11上に、符号錠の機構を構成する4個の各ダイヤル4のダイヤル操作面42を突出させてある。ダイヤル操作面42には「0」から「9」の10個の符号43が表されている。
図3〜図12には、ケース体1の内部構造が示してある。図示例の符号錠装置は、ロッカー使用者が使用に際して解錠符号列をその都度自由に設定することが可能なもので、かつ、施錠および解錠の各操作に伴い解錠符号列が崩されて「0」が4個並んだ状態(この符号列を「初期符号列」という。)へ移行させるようになっている。上記の機能を実現可能とするために、アクチュエータ2、作動軸3、4個のダイヤル4、4個のロックギヤ5、解錠符号列設定機構6、往復動機構7、回動機構8、ロック機構9、ダイヤル強制駆動機構100などの構成を備えており、また、付加的な構成として、ダイヤル間欠送り機構90なども設けられている。
なお、図3〜図12において、図3は符号錠装置の内部構造を示す正面図である。また、図4は撮み20を取り外した状態のアクチュエータ2の平面図である。図5,7,9,11は符号錠装置の内部構造を示す前面プレート14の側より見た断面図であり、図6,8,10,12は前面プレート14の垂直方向に沿う断面図である。図5,6は符号錠装置の「開状態」を、図7,8は「施錠操作時」の状態を、図9,10は「閉状態」を、図11,12は「解錠操作時」の状態を、それぞれ示している。
(1)アクチュエータ2の構成
アクチュエータ2は、撮み20による施錠および解錠の各操作に応動するもので、仕切板16で区画された一方の空間内に筒状体21が回動可能に支持されて成る。筒状体21の上端には前記撮み20が取り付けられ、この撮み20を撮んで正逆いずれかの方向へ回動操作すると、筒状体21が一体に回動する。
この実施例では、筒状体21は内筒22と外筒23とで構成されるとともに、内筒22の内部の外筒23との間には複数のディスクタンブラーより成る錠機構(図示せず)が組み込まれている。ディスクタンブラーは、外筒23に対する内筒22の回動を規制するためのもので、鍵孔27から内筒22内へマスター鍵が挿入されていない状態では、ディスクタンブラーが内筒22と外筒23との間に介在して内筒22と外筒23とが係合した状態になるため、撮み20の回動操作により内筒22と外筒23とが一体回動する。マスター鍵が挿入された状態では、全てのディスクタンブラーが内筒22内に退避することで内筒22と外筒23との係合が外れる結果、撮みの回動操作により外筒23内で内筒22のみが単独で回動可能な状態になる。
この実施例によると、解錠符号列が忘れられたときなどに、内筒22内へマスター鍵を挿入すると、内筒22と外筒23との係わりが切れて、内筒22のみを回動操作することができる。内筒22の下端には、ケース体1外へ突出する取付軸24を介して前記掛止め金具12が取り付けられており、これにより解錠操作が可能となる。なお、このような構成の錠機構はすでに公知であって、ここでは錠機構についての詳細な説明は省略する。
筒状体21を構成する外筒23の上部外周面には、図24(1)に示すように、所定の角度(この実施例では、120度)を隔てて第1の凹部25と第2の凹部26とが形成されている。第1,第2の各凹部25,26は、作動軸3の先端部30が嵌まる大きさに形成されており、第1の凹部25は、筒状体21が「開状態」の角度位置にあるときに作動軸3の方向を向き、一方、第2の凹部26は、筒状体21が「閉状態」の角度位置にあるときに作動軸3の方向を向く。これら第1,第2の各凹部25,26は、後述する往復動機構7を構成している。
外筒23の下部外周面には、図24(2)に示すように、筒状体21が「開状態」の角度位置にあるときに作動軸3の方向を向いて作動軸3と直交する垂直面28Aと、筒状体21が「閉状態」の角度位置にあるときに作動軸3の方向を向いて作動軸3と直交する垂直面28Bと、垂直面28Aと垂直面28Bとを繋ぐ凸曲面29とがそれぞれ形成されている。これらの垂直面28A,28Bおよび凸曲面29は、後述する解錠符号列設定機構6を構成している。
外筒23の外周には、後述する往復動機構7を構成する外筒リング70が回動可能に嵌合されている。また、外筒23の外周には、後述する回動機構8を構成する第1の傘歯車80も嵌着されている。
(2)作動軸3の構成
作動軸3は、アクチュエータ2と直交する方向に水平に設けられており、先端部30が仕切板16に開設された軸受孔に、基端部が軸受17に、それぞれ往復動可能かつ正逆回動可能に支持されている。作動軸3の基端部にはフランジ部31が設けられ、このフランジ部31と軸受17との間には圧縮バネ33が配備され、そのバネ圧によって作動軸3を常時、アクチュエータ2の方向へ付勢している。この圧縮バネ33は、後述する往復動機構7を構成している。
作動軸3の先端部30には、後述する回動機構8を構成する第2の傘歯車81が摺動自由に支持されている。作動軸3の先端部30の先端面は曲面になっており、この先端部30が第2の傘歯車81よりアクチュエータ2の側へ突出したり引っ込んだりする。作動軸3の軸周面には、一定間隔毎に4個の凸子32aがそれぞれ同じ角度位置に一体突設されている。なお、この実施例では、他の同じ角度位置にも4個の凸子32bを一体突設しているが、凸子列は必ずしも2列である必要はなく、1列であってもよい。これらの凸子32a,32bはロック機構9およびダイヤル強制駆動機構100を構成し、その詳細は後述する。
(3)往復動機構7の構成
往復動機構7は、施錠および解錠の各操作に基づくアクチュエータ2の作動(筒状体21の回動)に応動して作動軸3を所定のタイミングで所定の変位量だけ往復移行させるためのもので、筒状体21の外筒23の外周面に形成された第1,第2の各凹部25,26と、外筒23の外周に嵌合される外筒リング70(図25に示す)に120度毎に設けられた開口部71と、外筒23の上端面に設けられ、外筒リング70の上端面に120度毎に形成された切溝75と係脱可能な爪板74(図4に示す)と、作動軸3をアクチュエータ2の方向へ付勢する前記圧縮バネ33とを含む。
外筒23の各凹部25,26の両側壁、および外筒リング70の開口部71の一方の側壁72は、後述するように作動軸3の先端部30が脱出し易いように傾斜させてある。
図5および図6に示す「開状態」のときは、外筒23の第1の凹部25と外筒リング70のいずれかの開口部71とが重なって作動軸3の先端部30に対向位置する。作動軸3は圧縮バネ33のバネ力により押され、先端部30が外筒リング70の開口部71より外筒23の第1の凹部25へ嵌入している。この嵌入状態のとき、作動軸3はアクチュエータ2の側へ最も変位している。以下、この位置を「第1変位位置」という。
図7および図8は、アクチュエータ2が「開状態」から「閉状態」への移行時の状態を示している。この状態では、外筒23と外筒リング70とは爪板74(図4に示す)による係合が外れているため一体回動せず、外筒23のみが回動する結果、作動軸3の先端部30は第1の凹部25より脱出して外筒23の外周面23Aに乗り上がっている。この乗り上がった状態のとき、作動軸3は圧縮バネ33のバネ力に抗して押され、アクチュエータ2に対して反対方向へ変位している。以下、この位置を「第2変位位置」という。
図9および図10に示す「閉状態」のときは、外筒23の第2の凹部26と外筒リング70の開口部71とが重なって作動軸3の先端に対向位置している。作動軸3は圧縮バネ33のバネ力により押され、先端部30が外筒23の外周面23Aから第2の凹部26へ入り込み、アクチュエータ2の側へ最も変位した「第1変位位置」で定位している。
図11および図12は、「閉状態」から「開状態」への移行時の状態を示している。この状態では、外筒23と外筒リング70とは爪板74(図4に示す)により係合して一体回動する。その結果、作動軸3の先端部30は外筒23の第2の凹部26および外筒リング70の開口部71を脱出して外筒リング70の外周面70Aに乗り上がる。この乗り上った状態のとき、作動軸3は圧縮バネ33のバネ力に抗して押され、アクチュエータ2と反対方向へ最も変位している。以下、この位置を「第3変位位置」という。
「閉状態」から「開状態」へ約120度回動したときの状態、すなわち、「開状態」では、作動軸3は圧縮バネ33のバネ力を受けてその先端部30が外筒23の第1の凹部25へ嵌入している。この嵌入状態のとき、作動軸3はアクチュエータ2の側へ最も変位した「第1変位位置」になっている。
(4)回動機構8の構成
回動機構8は、筒状体21の外筒23の外周に装着された第1の傘歯車80と、作動軸3の先端部30に支持された第2の傘歯車81とで構成されている。第1,第2の各傘歯車80,81は互いに噛み合い、これにより筒状体21の回動が作動軸3へ伝達されて作動軸3が回動する。作動軸3は上記した「開状態」から「閉状態」へ、また「閉状態」から「開状態」へ、それぞれ移行する間に1回転するように各傘歯車80,81の歯のピッチなどが決められている。
第1の傘歯車80は、図3および図26に示すように、その下面に所定の角度範囲βにわたって切り欠かれた切欠溝82が形成されている。一方、筒状体21の外筒23の外周には、図3および図24(1)に示すように、前記角度βより小さな角度αにわたる係合突起83が形成されてあり、係合突起83に切欠溝82が係合するようにして外筒23の外周に第1の傘歯車80が装着されている。この切欠溝82と係合突起83とは、筒状体21が所定の角度(β―α)(この実施例では、約30度)回動した時点で第1の傘歯車80が筒状体21と一体回動を開始し、これにより第2の傘歯車81の回動を開始させる作動遅延機構を構成している。
施錠および解錠の各操作に際して、筒状体21が回動するとき、回動当初は係合突起83が切欠溝82内を空転する結果、第1の傘歯車80は一体回動せず、筒状体21が所定の角度(β―α)だけ空転して係合突起83が係合溝82の端に達した後、第1の傘歯車80は一体回動を開始する。この作動遅延機構は、まず、作動軸3を回動させずに軸方向に移動させ、引き続き、作動軸3を軸方向へ移動させかつ回動動作させるためのもので、後述するロック機構9やダイヤル強制駆動機構100の動作と関わっている。
(5)ダイヤル4とロックギヤ5の構成
4個の各ダイヤル4は、作動軸3上の決められた等間隔位置にそれぞれロックギヤ5を介して回動可能に支持されている。各ダイヤル4は、図13〜図15に示すように、ダイヤル本体40の外周面の等角度位置毎に「0」〜「9」の符号43が表され、ダイヤル操作面42が構成されている。また、ダイヤル本体40の一方の側面には、ダイヤル間欠送り機構90を構成するボス部44が一体に設けられている。
前記ボス部44の外周縁には符号数に相当する数(10個)の谷部45が形成されており、各ダイヤル4のボス部44と対応させて設けられるU字形状の押えばね91(図3に示す)とともにダイヤル間欠送り機構90を構成している。ダイヤル間欠送り機構90は、各ダイヤル4の回動操作に対してダイヤル4を符号の配列角度ずつ間欠送りして前面プレート11の窓孔15に「0」〜「9」の各符号43を順次定位させるものである。
前記の各押えばね91は、板ばねによって構成され、その基端部が適所に固定されるとともに、先端部に一対の押圧部92,92が一体形成されている。各押圧部92はボス部44の外周縁にそれぞれ押し当てられており、ダイヤル4の自由回動を規制している。ダイヤル4のダイヤル操作面42を手操作してダイヤル4を回すと、押えばね91の各押圧部92がボス部44の各谷部45と順次係合することにより、ダイヤル4が所定の回動角度位置に順次止まり、前面プレート11の窓孔15に「0」〜「9」の符号43が順次出現する。
各ダイヤル本体40の他方の側面には、後述する各ダイヤル駆動板101が各ダイヤル4に向かって近づいたときに、ダイヤル駆動板101に設けられた係合突片104が突き当たる摺動面106が1周に亘って形成されるとともに、摺動面106の所定の角度位置に係合突片104との係脱が可能な係合凹部105が形成されている。この係合凹部105および摺動面106はダイヤル強制駆動機構100を構成するもので、その詳細は後述する。
各ロックギヤ5は、作動軸3上の各ダイヤル4の位置に、回動可能かつ作動軸3に沿って往復動可能に支持されている。各ダイヤル4のダイヤル本体40の内周面には、符号数に一致する数(10個)の嵌合溝46を等角度間隔で一周配置して成る溝列41が形成されている(図13,図15)。また、各ダイヤル本体40の内周面の隣り合う嵌合溝46,46間には係合突子47が位置し、係合突子列48が形成されている。
一方、各ロックギヤ5の前端部の外周面には、図16〜図18に示すように、ダイヤル4の嵌合溝46と嵌合可能な嵌合突子51が等角度間隔で所定数(この実施例では5個)、一周配置されて成る突子列50a,50bが2列形成されている。各ロックギヤ5の突子列50a,50b間にはダイヤル4の係合突子列48の長さよりやや広い幅の摺動凹溝52が形成されている。
ロックギヤ5がダイヤル4に向けて移動して、ロックギヤ5のいずれかの突子列50a,50bの各嵌合突子51がダイヤル4の嵌合溝46と噛み合ったとき、ダイヤル4とロックギヤ5とが結合して一体回動が可能となる。これに対して、ロックギヤ5がダイヤル4から離れてロックギヤ5の各嵌合突子51とダイヤル4の嵌合溝46との噛み合いが外れたとき、ダイヤル4はロックギヤ5との係わりが切れ、単独で回動可能となる。
(6)解錠符号列設定機構6の構成
解錠符号列設定機構6は、解錠符号列を自由に設定しかつ記憶させるための機構であって、各ダイヤル4と各ロックギヤ5とを上記した嵌合部分を介していずれかの嵌合角度位置で噛み合わせることにより解錠符号列を記憶させるものである。ロックギヤ5に対するダイヤル4の嵌合角度位置、すなわちロックギヤ5の突子列50a,50bとダイヤル本体40の溝列41との噛み合い角度位置は、符号数に一致する数だけ存在するもので、従って、両者の噛み合い角度位置に応じて解錠符号を10通り記憶させることが可能である。
この実施例での解錠符号列設定機構6は、各ダイヤル4のダイヤル本体40の内周面に形成された溝列41と、各ロックギヤ5の外周面に形成された突子列50a,50bと、解錠符号列の設定操作が可能な状態(すなわち、ロックギヤ5とダイヤル4との係わりが切れた状態)と解錠符号列が記憶された状態(すなわち、ロックギヤ5とダイヤル4とが係わった状態)とを形成するための変位機構60とで構成される。
(7)変位機構60の構成
この変位機構60は、施錠および解錠の各操作に応動する筒状体21に連動させて全てのロックギヤ5を後述する全てのダイヤル駆動板101とともに一斉に往復変位させて各ダイヤル4に近づけたり遠ざけたりする機構である。このような動作を実現するために、この実施例では、外筒23の下部外周面の所定角度位置に形成された凸曲面29(図24(2)に示す)と、外筒23の回動時に作動軸3に沿う方向へ往復動する可動体61(図3および図27に示す)と、アクチュエータ2に最も近いダイヤル駆動板101と仕切板16との間に設けられた復帰バネ67(図3および図5〜図12に示す)とで構成されている。各ロックギヤ5は隣り合う各ダイヤル駆動板101と互いに当接するよう配備されている。復帰バネ67は、連なったロックギヤ5およびダイヤル駆動板101の列をアクチュエータ2と反対方向へ付勢する。
なお、この変位機構60は、4個のダイヤル駆動板101とともに後述するダイヤル強制駆動機構100を構成するものでもある。
可動体61は、図27に示すように、箱状ケース10の底面上に垂直かつ互いに平行に配備される駆動板62およびストッパー63と、駆動板62とストッパー63とを所定の間隔をあけた状態で一体化する2本の連結棒64,64とから成る。ストッパー63は、ロックギヤ5およびダイヤル駆動板101の列の移行規制位置を設定するものである。ストッパー63の頂部には凹状に切り欠かれた凹溝65が形成されており、作動軸3の基端部を摺動可能に支持する。駆動板62の内側面には、その中央に突起部66が一体形成されている。
この可動体61は、図5および図6に示す「開状態」のとき、駆動板62の外側面が外筒23の下部外周面の垂直面28Aに当接するとともに、ストッパー63の内側面がアクチュエータ2に最も遠いロックギヤ(以下、「終端のロックギヤ」という。)5に当接した状態にある。また、可動体61の駆動板62と箱状ケース10の底面上の所定位置に立設された立壁68との間には、駆動板62(可動体61)をアクチュエータ2の側へ押す圧縮バネ69が設けられている。この圧縮バネ69は、突起部66に嵌められて固定されている。
この「開状態」では、可動体61のストッパー63により終端のロックギヤ5がアクチュエータ2に向けて押され、これと連なった他のロックギヤ5が各ダイヤル駆動板101とともにアクチュエータ2の側へ変位している。このとき、各ダイヤル4の溝列41は各ロックギヤ5のいずれの突子列50a,50bとも噛み合っておらず、各ダイヤル4と各ロックギヤ5との係わりは切れている。これにより、「開状態」のときの各ダイヤル4は、単独で回動することが可能な状態にあり、任意の解錠符号を設定できる。
また、この「開状態」では、各ダイヤル駆動板101は、対応する各ダイヤル4から遠ざかって位置している。
図7および図8に示す「開状態」から「閉状態」の移行時では、外筒23の回動に伴い、駆動板62が外筒23の凸曲面29へ乗り上がることにより、駆動板62はアクチュエータ2と反対方向へ押され、一定量だけ変位した状態で凸曲面29上を摺動する。これにより、可動体61がアクチュエータ2と反対方向へ変位し、ストッパー63により変位が規制されていたロックギヤ5およびダイヤル駆動板101の列が復帰バネ67のバネ力により押されて変位する。このとき作動軸3は「第2変位位置」にあり、作動軸3のフランジ部31が終端のロックギヤ5の後端面に形成されたリング溝55(図18に示す)に係合するため、ロックギヤ5およびダイヤル駆動板101の列はこれ以上の変位が規制される。この状態では、各ダイヤル4の溝列41と各ロックギヤ5の一方の突子列50bとが噛み合って係わり合うので、設定された解錠符号列が記憶される。
また、この状態では、各ダイヤル駆動板101は、対応する各ダイヤル4に近づいて位置している。
図9および図10の「閉状態」では、作動軸3は「第1変位位置」にあり、ロックギヤ5およびダイヤル駆動板101の列は、終端のロックギヤ5が作動軸3のフランジ部31によりアクチュエータ2に向けて押されることにより、アクチュエータ2の側に変位した状態にある。この状態では、各ロックギヤ5は変位しても、その変位量はわずかであるため、ダイヤル4との噛み合いが維持され、解錠符号の記憶が保持されている。従って、各ダイヤル4と各ロックギヤ5とは一体回動が可能な状態にあり、解錠のためのダイヤル操作により解錠符号を整列させることができる。このとき、可動体61は、駆動板62が圧縮バネ69のバネ力により押されることにより、アクチュエータ2の側へ変位しており、駆動板62は外筒23の垂直面28Bと当接している。
また、この「閉状態」では、各ダイヤル駆動板101は、対応する各ダイヤル4から遠ざかって位置している。
図11および図12に示す「閉状態」から「開状態」への移行時では、作動軸3がアクチュエータ2と反対方向に変位する「第3変位位置」にあり、作動軸3のフランジ部31に可動体61のストッパー63が押されることにより、可動体61はアクチュエータ2と反対方向に変位している。また、作動軸3のフランジ部31がロックギヤ5およびダイヤル駆動板101の列から離れるため、復帰バネ67のバネ力によりロックギヤ5およびダイヤル駆動板101の列はアクチュエータ2と反対方向へ変位する。
この状態では、各ダイヤル4の係合突子列48が各ロックギヤ5の摺動凹溝52に位置し、各ダイヤル4の溝列41は各ロックギヤ5のいずれの突子列50a,50bとも噛み合っておらず、各ダイヤル4と各ロックギヤ5との係わりは切れている。そのため、各ダイヤル4は単独で回動が可能な状態となる。
また、この状態では、各ダイヤル駆動板101は、対応する各ダイヤル4に近づいて位置している。
(8)ロック機構9の構成
ロック機構9は、各窓孔13に現れる各ダイヤル4の符号43がすべて解錠符号であるとき(解錠符号列が生成されたとき)、作動軸3の移動を許容して施錠および解錠の各操作に伴う筒状体21の回動を許容し、いずれかのダイヤル4の符号43が解錠符号でないとき(解錠符号列が崩れているとき)、作動軸3の移動を規制して筒状体21の回動を規制するものである。この実施例のロック機構9は、作動軸3の軸周面に突設された1列につき4個の2列の凸子32a,32bの列と、各ロックギヤ5の内周面の長さ方向に設けられ、前記の各凸子32a,32bが摺動して出入りする2個の凸子摺動溝53a,53b(図16に示す)とで構成されている。
各凸子摺動溝53a,53bと各凸子32a,32bの列とが同じ角度位置にあるとき、各凸子摺動溝53a,53bへ各凸子32a,32bが進入することができるので、作動軸3の移動が許容され、その結果、筒状体21の回動が許容される。なお、図16において、54は凸子係合穴であり、いずれかの凸子32a,32bが凸子係合穴54と係合する角度位置にあるとき、作動軸3の移動が規制され、その結果、筒状体21の回動が規制される。
図5および図6に示す「開状態」のときは、作動軸3は「第1変位位置」にあり、作動軸3の各凸子32a,32bは各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53b内に係入しているので、筒状体21の回動規制は解除されている。
図7および図8に示す「開状態」から「閉状態」への移行時には、作動軸3の各凸子32a,32bは各ロックギヤ5の凸子係合溝53a,53bより脱出し、各ロックギヤ5は作動軸3に対し独立して回動が可能な状態にある。このとき、各ロックギヤ5は各ダイヤル4と係わり合った状態にあり、各ロックギヤ5と各ダイヤル4とは一体回動する。
図9および図10に示す「閉状態」のときも、作動軸3の各凸子32a,32bは各ロックギヤ5の凸子係合溝53a,53bから脱出した状態が維持されており、各ロックギヤ5は作動軸3に対して独立して回動可能な状態にある。この状態において、もし、作動軸3の凸子32a,32bと各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53bとの位置がずれていれば、凸子32a,32bはロックギヤ5のいずれかの凸子係合穴54と対向するため、作動軸3がアクチュエータ2と反対の方向へ移行するのが阻止される。一方、作動軸3の凸子32a,32bと各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53bとの位置が一致すれば、作動軸3がアクチュエータ2と反対の方向へ移動するのが許容される。
図11および図12の「閉状態」から「開状態」への移行時には、作動軸3の各凸子32a,32bは各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53b内に係入し、各ロックギヤ5は作動軸3と一体回動可能な状態にある。このとき、各ダイヤル4は各ロックギヤ5との係わりが切れた状態にあり、各ダイヤル4は単独で回動する。
(9)ダイヤル強制駆動機構100の構成
ダイヤル強制駆動機構100は、解錠符号列を整列状態に設定した後、「開状態」から「閉状態」へ移行させるとき、整列状態の解錠符号列を崩して各ダイヤル4を決められた角度位置まで回動させるものであり、さらに、解錠符号列を整列させた後、「閉状態」から「開状態」へ移行させるとき、同様に、整列状態の解錠符号列を崩して各ダイヤル4を決められた角度位置まで回動させるものである。この実施例では、いずれの場合も、各ダイヤル4の窓孔15に「0」が出現するような角度位置に各ダイヤル4を強制回動させることにより、「0」が4個並んだ初期符号列の整列状態へ移行させる構成となっているが、これに限らず、他の決められた符号が各窓孔15に出現するように構成してもよい。
この実施例のダイヤル強制駆動機構100は、作動軸3上に各ダイヤル4に対応させて作動軸3と一体回動可能に設けられる4個のダイヤル駆動板101と、各ダイヤル駆動板101を対応するダイヤル4に対して往復変位させる前記の変位機構60とで構成されている。変位機構60は、各ダイヤル駆動板101をアクチュエータ2の側へ変位させて対応するダイヤル4から遠ざけたり、アクチュエータ2と反対方向へ変位させて対応するダイヤル4に近づけたりする。
各ダイヤル駆動板101と各ダイヤル駆動板101にそれぞれ対応するダイヤル4との間には、施錠および解錠の各操作時に各ダイヤル4を解錠符号列の整列状態から初期符号列の整列状態へと強制的に移行させるために、ダイヤル駆動板101が対応するダイヤル4の方向へ変位した(近づいた)状態で作動軸3と一体回動する間にダイヤル4と係合する係合部分がそれぞれ設けられている。この係合部分は、この実施例では、ダイヤル駆動板101に設けられた係合突片104と、図15および図28に示すように、ダイヤル4の前記係合突片104と対向する側の側面に一周形成された摺動面106に前記係合突片104と係脱可能に凹設された係合凹部105とで構成されている。
係合突片104は、図19〜図23に示すように、基端部がダイヤル駆動板101に固定された板ばね103の先端部に、対応するダイヤル4に向けて突出するように設けられている。板ばね103は円板状であり、基端部はその中央に円形の開口部103aを有するリング状部103bとなっている。板ばね103の先端部は外周方向へ突出しており、その突出部分の先端をダイヤル4の側に鉤状に折り曲げることで前記係合突片104が形成されている。
各係合突片104は、施錠および解錠の各操作時にダイヤル駆動板101が変位機構60によって対応するダイヤル4に向けて変位したとき、各ダイヤル4の摺動面106に突き当たった後、摺動面106により後方(この実施例では、対応するダイヤル4と反対方向)へ押圧されて板ばね103が弾性変形するように、「開状態」および「閉状態」における係合突片104の突出した端部と摺動面106との対向距離が、ダイヤル駆動板101の変位量よりも小さくなるように設定されている。これにより、係合突片104とダイヤル4の係合凹部105との位置が一致していない間は、板ばね103は弾性変形した状態が維持され(図8,図12参照)、係合突片104とダイヤル4の係合凹部105との位置が一致すると、係合突片104が摺動面106による押圧力から解放され、板ばね103が復元力により元の状態に復帰することにより、係合突片104が係合凹部105に係入する。
各ダイヤル駆動板101は、図19〜図23に示すように、板ばね103の基端部のリング状部103bを両面から挟んで板ばね103を保持する固定板107および支持板108とを含んでいる。固定板107は、円盤形状の本体部109を有し、本体部109の一側面には、板ばね103の開口部103aに挿入されるボス部110が一体形成されている。固定板107の本体部109およびボス部110には、中央に作動軸3を通す円形の貫通孔111が開設され、内周面に作動軸3と一体回動が可能なように作動軸3の各凸子32a,32bと係合する係合溝102a,102bが形成されている。ボス部110は、図20に示すように、板ばね103の開口部103aの形状に沿う外形を有する上半部110aと、外形が半円状の下半部110bとから成り、上半部110aと下半部110bとの境目は段部110cになっている。固定板107の本体部109には、左右一対の係合孔112,112が形成されている。
前記支持板108は、半円筒状であり、内周面が固定板107の下半部110bの外周面に沿う形態となっている。支持板108の内周面には作動軸3の凸子32bと係合する係合溝102bが形成されている。支持板108の両端部108a,108bの一方の側面には、固定板107の各係合孔112にそれぞれ嵌合される連結部113,113が形成されている。板ばね103の開口部103aに固定板107のボス部110を挿入し、板ばね103のリング状部103bを固定板107の本体部109の一側面の外周部に当接させた状態で、支持板108の各連結部113を固定板107の各係合孔112に係入することで、板ばね103はリング状部103bが固定板107と支持板108とで狭持される。
支持板108の両端部108a,108bの上端面は、板ばね103のほぼ長さ中央部に位置している。これにより、ダイヤル駆動板101が対応するダイヤル4に近づいて係合突片104がダイヤル4の摺動面106に突き当たったとき、板ばね103は前記長さ中央部で曲がって後方に弾性変形する。
作動軸3は、上記した「開状態」と「閉状態」との間、「閉状態」と「開状態」との間を移行する間にちょうど1回転するので、作動軸3の凸子32a,32bは「開状態」および「閉状態」のとき同じ角度位置にあり、各ダイヤル駆動板101の係合突片104も「開状態」および「閉状態」のとき同じ角度位置にある。この実施例では、「開状態」および「閉状態」のとき、ダイヤル駆動板101の係合突片104が最上位置、すなわち、前面プレート11の側に位置するようダイヤル駆動板101の作動軸3への取付角度位置が設定してある。一方、ダイヤル4が窓孔15に符号の「0」が出現する角度位置にあるとき、係合凹部105が最上位置に位置するように係合凹部105の各ダイヤル4への設置位置が設定してある。従って「開状態」および「閉状態」のときに、ダイヤル4の係合凹部105にダイヤル駆動板101の係合突片104が係合していると、窓孔15に出現するダイヤル4の符号は「0」である。
次に、上記した構成の符号錠装置について、この発明の特徴をなすダイヤル強制駆動機構100を中心として施錠操作時および解錠操作時の一連の動作を詳細に説明する。
まず、施錠操作時の動作について説明すると、符号錠装置が図5および図6に示された「開状態」にあるとき、作動軸3は、先端部30が外筒23の第1の凹部25に嵌まってアクチュエータ2の側へ最も変位した状態にある(第1変位位置)。
この「開状態」では、各ダイヤル4は各ロックギヤ5との係わりが切れた状態、すなわち、各ダイヤル4の溝列41が各ロックギヤ5のいずれの突子列50a,50bとも噛み合っていない状態にある。また、各ダイヤル駆動板101は各ダイヤル4から遠ざかった位置にあり、各ダイヤル4とは係わり合っていないので、各ダイヤル4を回して解錠符号列を自在に設定することが可能である。
各ダイヤル駆動板101の板ばね103の係合突片104は、図28(1)に示すように、最上位置、すなわち、前面プレート11の方向にある。各ダイヤル4の係合凹部105も前面プレート11の方向にある。
さらに、この「開状態」のときは、作動軸3の各凸子32a,32bは各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53b内に係入しているので、筒状体21の回動規制は解除されており、符号錠装置は施錠操作が可能な状態に設定されている。
各ダイヤル4のダイヤル操作面42を回動操作して、任意の解錠符号列(例えば、「2222」)を設定すると、図28(2)に示すように、各ダイヤル4の係合凹部105は窓孔15に出現する符号に応じた角度位置(この実施例では、前面プレート11に対して72度回転した角度位置)にそれぞれ移動する。
次に、撮み20を回動操作すると、筒状体21が回動し、作動軸3の先端部30が外筒23の第1の凹部25から外周面23Aに乗り上がり、作動軸3がアクチュエータ2に対して反対方向へ押される結果、作動軸3は「第2変位位置」へ移行する。
この状態では、変位機構60により各ロックギヤ5が各ダイヤル4に向かって変位して各ダイヤル4の溝列41と各ロックギヤ5の一方の突子列50bとが噛み合って係わり合うので、設定された解錠符号列が記憶される。この乗り上がった段階で各ロックギヤ5と各ダイヤル4とは一体回動が可能な状態になる。また、この状態では、各ロックギヤ5は作動軸3と係わりが切れた状態、すなわち、作動軸3の凸子32a,32bが各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53bより脱出した状態にある。従って、各ダイヤル4および各ロックギヤ5は、作動軸3と独立して回動可能な状態にある。
さらに、各ダイヤル駆動板101は変位機構60の働きにより各ダイヤル4に近づいている。このとき、各ダイヤル駆動板101の係合突片104は対応するダイヤル4の摺動面106に突き当たり、摺動面106によって板ばね103の付勢力に抗して後方へ押圧されることにより、各ダイヤル4と反対方向へ弾性変形した状態にある(図8参照)。
撮み20を回動操作して、筒状体21がさらに回動すると、回動機構8の第1の傘歯車80が筒状体21の外筒23と一体回動して第2の傘歯車81の回動を開始させるので、筒状体21の回動が作動軸3に伝達されて作動軸3が回動する。
作動軸3が回動を始めると、各ダイヤル駆動板101は作動軸3と一体に回動する(図28(3)参照)。その結果、各ダイヤル駆動板101の係合突片104は、当初は対応するダイヤル4の摺動面106上を摺動し、その後、作動軸3とダイヤル駆動板101とが適当な角度(この実施例では、288度)だけ一体回動すると、各ダイヤル駆動板101の係合突片104の位置と、対応するダイヤル4の係合凹部105の位置とが一致し(図28(4)参照)、各係合突片104は板ばね103の復元力により元の状態に復帰して各ダイヤル4の係合凹部105に係合する。それ以後は、ダイヤル4とロックギヤ5とはダイヤル駆動板101と一体に回動するので、各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53bは作動軸3の凸子32a,32bに対して位置ずれする。
作動軸3が1回転して各ダイヤル駆動板101の係合突片104が最上位置に至ったとき、各窓孔15には各ダイヤル4の符号「0」が出現し、図9および図10に示された「閉状態」となる。このとき、作動軸3は先端部30が外筒23の第2の凹部26に嵌まり込み、アクチュエータ2の側へ変位した「第1変位位置」になっており、作動軸3の各凸子32a,32bと各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53bとが位置ずれしているので、作動軸3がアクチュエータ2と反対方向へ移動するのが規制され、施錠状態が形成される。
次に、解錠操作時の動作について説明すると、符号錠装置が上記した「閉状態」にあるとき、作動軸3は、先端部30が外筒23の第2の凹部26に嵌まってアクチュエータ2の側へ最も変位した状態にある(第1変位位置)。この状態では、各ダイヤル4と各ロックギヤ5とは係わり合った状態にあり、しかも各ロックギヤ5は作動軸3と係わりが切れた状態にあるので、各ダイヤル4を回して設定した解錠符号列を揃えることが可能となっている。また、各ダイヤル駆動板101は各ダイヤル4から離れた位置にあり、各ダイヤル4と係わりが切れた状態にある。
いま、各ダイヤル4のダイヤル操作面42を回動操作して、前記の解錠符号列(「2222」)を整列させると、作動軸3の凸子32a,32bの位置と各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53bの位置とが揃うので、作動軸3がアクチュエータ2と反対方向へ移動するのが許容され、符号錠装置は解錠操作が可能な状態に設定される。また、各ダイヤル4の係合凹部105は窓孔15に出現する符号に応じた角度位置(この実施例では、前面プレート11に対して72度回転した角度位置)にそれぞれ移動する。
撮み20を前記とは逆方向へ回動操作すると、アクチュエータ2の筒状体21が回動し、作動軸3の先端部30が外筒リング70の外周面70Aに乗り上がり、作動軸3がアクチュエータ2と反対方向へ押される結果、作動軸3は「第3変位位置」へ移行する。この状態では、各ダイヤル4の溝列41は各ロックギヤ5のいずれの突子列50a,50bとも噛み合っておらず、各ダイヤル4と各ロックギヤ5との係わりは切れているため、解錠符号列の記憶が解除される。従って、各ダイヤル4は単独で回動可能な状態となる。作動軸3の各凸子32a,32bは各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53b内に進入した状態を維持している。
さらに、各ダイヤル駆動板101は変位機構60の働きにより各ダイヤル4に近づいている。このとき、各ダイヤル駆動板101の係合突片104は対応するダイヤル4の摺動面106に突き当たり、摺動面106によって板ばね103の付勢力に抗して後方へ押圧されることにより、各ダイヤル4と反対方向に弾性変形した状態にある(図12参照)。
筒状体21がさらに回動すると、回動機構8の第1の傘歯車80が外筒23と一体回動して第2の傘歯車81の回動を開始させるので、筒状体21の回動が作動軸3に伝達されて作動軸3が回動する。
作動軸3が回動すると、各ダイヤル駆動板101は作動軸3と一体回動し、各ダイヤル駆動板101の係合突片104は、対応するダイヤル4について、摺動面106上を摺動する。係合凹部105の位置へ係合突片104がくると、弾性変形した板ばね103の復元力により、係合突片104が解錠符号に応じた設定角度位置でダイヤル4の係合凹部105と係合し、それ以後はダイヤル4のみを強制回動させる。
作動軸3が1回転してダイヤル駆動板101の係合突片104が最上位置に至ったとき、各窓孔13には各ダイヤル4の符号「0」が出現し、図5および図6に示された「開状態」となる。このとき、作動軸3は先端部30が外筒23の第1の凹部25に嵌り込み、アクチュエータ2の側へ変位して「第1変位位置」になっている。
この発明の符号錠装置の外観を示す平面図である。 この発明の符号錠装置の外観を示す側面図である。 符号錠装置の内部構造を示す正面図である。 符号錠装置の内部構造を示す平面図である。 符号錠装置の内部構造を示す開状態時の水平方向に沿う断面図である。 符号錠装置の内部構造を示す開状態時の垂直方向に沿う断面図である。 符号錠装置の内部構造を示す施錠操作時の水平方向に沿う断面図である。 符号錠装置の内部構造を示す施錠操作時の垂直方向に沿う断面図である。 符号錠装置の内部構造を示す閉状態時の水平方向に沿う断面図である。 符号錠装置の内部構造を示す閉状態時の垂直方向に沿う断面図である。 符号錠装置の内部構造を示す解錠操作時の水平方向に沿う断面図である。 符号錠装置の内部構造を示す解錠操作時の垂直方向に沿う断面図である。 ダイヤル本体の側面図である。 ダイヤル本体の正面図である。 図13のA−A線に沿う断面図である。 ロックギヤの側面図である。 ロックギヤの正面図である。 図16のB−B線に沿うロックギヤの断面図である。 ダイヤル駆動板の正面図である。 ダイヤル駆動板の裏面図である。 ダイヤル駆動板の側面図である。 ダイヤル駆動板の斜視図である。 ダイヤル駆動板の構成を示す分解斜視図である。 外筒の平面図および底面図である。 外筒リングの斜視図である。 第1の傘歯車の平面図である。 可動体の平面図、正面図および右側面図である。 ダイヤル強制駆動機構の動作を示す作動軸、ダイヤル駆動板、およびダイヤルの側面図である。
符号の説明
2 アクチュエータ
3 作動軸
4 ダイヤル
5 ロックギヤ
6 解錠符号列設定機構
7 往復動機構
8 回動機構
9 ロック機構
21 筒状体
22 内筒
23 外筒
32a,32b 凸子
41 溝列
43 符号
50 突子列
53 凸子摺動溝
60 変位機構
100 ダイヤル強制駆動機構
101 ダイヤル駆動板
103 板ばね
103b リング状部
104 係合突片
105 係合凹部
106 摺動面
107 固定板
108 支持板

Claims (4)

  1. 周面に複数の符号が表された複数個のダイヤルと、各ダイヤルを決められた位置で回動操作可能に支持する軸方向への往復動と回動とが可能な作動軸と、前記作動軸上の各ダイヤルの位置にダイヤルと符号の配列角度毎に噛み合う噛合部を備えたダイヤル毎のロックギヤと、解錠および施錠の各操作に応動して正逆各方向へ回動する筒状体を有するアクチュエータと、前記筒状体と前記作動軸との間に設けられ筒状体の正逆回動に応動して作動軸を往復動させる往復動機構と、前記筒状体と前記作動軸との間に設けられ筒状体の正逆回動に応動して作動軸を回動させる回動機構と、各ダイヤルと各ロックギヤとを前記噛合部を介していずれかの角度位置で噛み合わせて解錠符号列を記憶させる解錠符号列設定機構と、各ダイヤルの符号が解錠符号列を構成する整列状態にないとき前記往復動機構による作動軸の移動を規制して筒状体の回動を規制するロック機構と、解錠および施錠の各操作時に各ダイヤルを強制回動させて解錠符号列を整列状態から不整列の状態へ移行させるダイヤル強制駆動機構とを備えた符号錠装置において、
    前記ダイヤル強制駆動機構は、前記作動軸上に作動軸と一体回動可能に設けられるダイヤル毎のダイヤル駆動板と、解錠および施錠の各操作時の前記筒状体の回動に連動して各ダイヤル駆動板を各ダイヤルに対して変位させる変位機構とを含み、各ダイヤル駆動板と各ダイヤル駆動板に対応するダイヤルとの間には、ダイヤル駆動板がダイヤルの方向へ変位した状態で作動軸と一体に回動する間にダイヤルと係合してダイヤルを解錠符号列の整列状態から他の所定の符号列の整列状態へと移行させる係合部分がそれぞれ設けられており、
    前記係合部分は、ダイヤル駆動板にそのダイヤル駆動板に対応するダイヤルに向けて突出するように設けられた係合突片と、ダイヤルの前記係合突片と対向する側の側面に一周形成された摺動面に前記係合突片と係脱可能に凹設された係合凹部とで構成されており、
    前記係合突片は、基端部がダイヤル駆動板に固定された板ばねの先端部に設けられるとともに、ダイヤル駆動板がダイヤルに向けて変位したときに前記摺動面に突き当たって板ばねが弾性変形するように、係合突片と摺動面との対向距離がダイヤル駆動板の変位量より小さくなるように設定されて成る符号錠装置。
  2. 各ダイヤル駆動板は、作動軸に作動軸と一体回動可能に設けられる固定板と、固定板との間で前記板ばねの基端部を挟んで保持する支持板とを含んでいる請求項1に記載された符号錠装置。
  3. 前記板ばねは、基端部に固定板の側面の外周部に沿って当接されるリング状部を備え、前記支持板は、固定板との間で前記リング状部を挟んで保持するようになっている請求項2に記載された符号錠装置。
  4. 前記係合突片は、板ばねの先端部をダイヤルの側に鉤状に曲げて形成されている請求項1に記載された符号錠装置。
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