JP4594997B2 - 符号錠装置 - Google Patents
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Description
なお、ダイヤル駆動板は、必ずしも固定板と支持板とで構成する必要はなく、例えば、作動軸と一体回動可能な固定板の側面に板ばねの基端部を固着することによって構成してもよい。
アクチュエータ2は、撮み20による施錠および解錠の各操作に応動するもので、仕切板16で区画された一方の空間内に筒状体21が回動可能に支持されて成る。筒状体21の上端には前記撮み20が取り付けられ、この撮み20を撮んで正逆いずれかの方向へ回動操作すると、筒状体21が一体に回動する。
作動軸3は、アクチュエータ2と直交する方向に水平に設けられており、先端部30が仕切板16に開設された軸受孔に、基端部が軸受17に、それぞれ往復動可能かつ正逆回動可能に支持されている。作動軸3の基端部にはフランジ部31が設けられ、このフランジ部31と軸受17との間には圧縮バネ33が配備され、そのバネ圧によって作動軸3を常時、アクチュエータ2の方向へ付勢している。この圧縮バネ33は、後述する往復動機構7を構成している。
往復動機構7は、施錠および解錠の各操作に基づくアクチュエータ2の作動(筒状体21の回動)に応動して作動軸3を所定のタイミングで所定の変位量だけ往復移行させるためのもので、筒状体21の外筒23の外周面に形成された第1,第2の各凹部25,26と、外筒23の外周に嵌合される外筒リング70(図25に示す)に120度毎に設けられた開口部71と、外筒23の上端面に設けられ、外筒リング70の上端面に120度毎に形成された切溝75と係脱可能な爪板74(図4に示す)と、作動軸3をアクチュエータ2の方向へ付勢する前記圧縮バネ33とを含む。
外筒23の各凹部25,26の両側壁、および外筒リング70の開口部71の一方の側壁72は、後述するように作動軸3の先端部30が脱出し易いように傾斜させてある。
回動機構8は、筒状体21の外筒23の外周に装着された第1の傘歯車80と、作動軸3の先端部30に支持された第2の傘歯車81とで構成されている。第1,第2の各傘歯車80,81は互いに噛み合い、これにより筒状体21の回動が作動軸3へ伝達されて作動軸3が回動する。作動軸3は上記した「開状態」から「閉状態」へ、また「閉状態」から「開状態」へ、それぞれ移行する間に1回転するように各傘歯車80,81の歯のピッチなどが決められている。
4個の各ダイヤル4は、作動軸3上の決められた等間隔位置にそれぞれロックギヤ5を介して回動可能に支持されている。各ダイヤル4は、図13〜図15に示すように、ダイヤル本体40の外周面の等角度位置毎に「0」〜「9」の符号43が表され、ダイヤル操作面42が構成されている。また、ダイヤル本体40の一方の側面には、ダイヤル間欠送り機構90を構成するボス部44が一体に設けられている。
解錠符号列設定機構6は、解錠符号列を自由に設定しかつ記憶させるための機構であって、各ダイヤル4と各ロックギヤ5とを上記した嵌合部分を介していずれかの嵌合角度位置で噛み合わせることにより解錠符号列を記憶させるものである。ロックギヤ5に対するダイヤル4の嵌合角度位置、すなわちロックギヤ5の突子列50a,50bとダイヤル本体40の溝列41との噛み合い角度位置は、符号数に一致する数だけ存在するもので、従って、両者の噛み合い角度位置に応じて解錠符号を10通り記憶させることが可能である。
この変位機構60は、施錠および解錠の各操作に応動する筒状体21に連動させて全てのロックギヤ5を後述する全てのダイヤル駆動板101とともに一斉に往復変位させて各ダイヤル4に近づけたり遠ざけたりする機構である。このような動作を実現するために、この実施例では、外筒23の下部外周面の所定角度位置に形成された凸曲面29(図24(2)に示す)と、外筒23の回動時に作動軸3に沿う方向へ往復動する可動体61(図3および図27に示す)と、アクチュエータ2に最も近いダイヤル駆動板101と仕切板16との間に設けられた復帰バネ67(図3および図5〜図12に示す)とで構成されている。各ロックギヤ5は隣り合う各ダイヤル駆動板101と互いに当接するよう配備されている。復帰バネ67は、連なったロックギヤ5およびダイヤル駆動板101の列をアクチュエータ2と反対方向へ付勢する。
なお、この変位機構60は、4個のダイヤル駆動板101とともに後述するダイヤル強制駆動機構100を構成するものでもある。
また、この「開状態」では、各ダイヤル駆動板101は、対応する各ダイヤル4から遠ざかって位置している。
また、この状態では、各ダイヤル駆動板101は、対応する各ダイヤル4に近づいて位置している。
また、この「閉状態」では、各ダイヤル駆動板101は、対応する各ダイヤル4から遠ざかって位置している。
また、この状態では、各ダイヤル駆動板101は、対応する各ダイヤル4に近づいて位置している。
ロック機構9は、各窓孔13に現れる各ダイヤル4の符号43がすべて解錠符号であるとき(解錠符号列が生成されたとき)、作動軸3の移動を許容して施錠および解錠の各操作に伴う筒状体21の回動を許容し、いずれかのダイヤル4の符号43が解錠符号でないとき(解錠符号列が崩れているとき)、作動軸3の移動を規制して筒状体21の回動を規制するものである。この実施例のロック機構9は、作動軸3の軸周面に突設された1列につき4個の2列の凸子32a,32bの列と、各ロックギヤ5の内周面の長さ方向に設けられ、前記の各凸子32a,32bが摺動して出入りする2個の凸子摺動溝53a,53b(図16に示す)とで構成されている。
図7および図8に示す「開状態」から「閉状態」への移行時には、作動軸3の各凸子32a,32bは各ロックギヤ5の凸子係合溝53a,53bより脱出し、各ロックギヤ5は作動軸3に対し独立して回動が可能な状態にある。このとき、各ロックギヤ5は各ダイヤル4と係わり合った状態にあり、各ロックギヤ5と各ダイヤル4とは一体回動する。
ダイヤル強制駆動機構100は、解錠符号列を整列状態に設定した後、「開状態」から「閉状態」へ移行させるとき、整列状態の解錠符号列を崩して各ダイヤル4を決められた角度位置まで回動させるものであり、さらに、解錠符号列を整列させた後、「閉状態」から「開状態」へ移行させるとき、同様に、整列状態の解錠符号列を崩して各ダイヤル4を決められた角度位置まで回動させるものである。この実施例では、いずれの場合も、各ダイヤル4の窓孔15に「0」が出現するような角度位置に各ダイヤル4を強制回動させることにより、「0」が4個並んだ初期符号列の整列状態へ移行させる構成となっているが、これに限らず、他の決められた符号が各窓孔15に出現するように構成してもよい。
まず、施錠操作時の動作について説明すると、符号錠装置が図5および図6に示された「開状態」にあるとき、作動軸3は、先端部30が外筒23の第1の凹部25に嵌まってアクチュエータ2の側へ最も変位した状態にある(第1変位位置)。
各ダイヤル駆動板101の板ばね103の係合突片104は、図28(1)に示すように、最上位置、すなわち、前面プレート11の方向にある。各ダイヤル4の係合凹部105も前面プレート11の方向にある。
この状態では、変位機構60により各ロックギヤ5が各ダイヤル4に向かって変位して各ダイヤル4の溝列41と各ロックギヤ5の一方の突子列50bとが噛み合って係わり合うので、設定された解錠符号列が記憶される。この乗り上がった段階で各ロックギヤ5と各ダイヤル4とは一体回動が可能な状態になる。また、この状態では、各ロックギヤ5は作動軸3と係わりが切れた状態、すなわち、作動軸3の凸子32a,32bが各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53bより脱出した状態にある。従って、各ダイヤル4および各ロックギヤ5は、作動軸3と独立して回動可能な状態にある。
3 作動軸
4 ダイヤル
5 ロックギヤ
6 解錠符号列設定機構
7 往復動機構
8 回動機構
9 ロック機構
21 筒状体
22 内筒
23 外筒
32a,32b 凸子
41 溝列
43 符号
50 突子列
53 凸子摺動溝
60 変位機構
100 ダイヤル強制駆動機構
101 ダイヤル駆動板
103 板ばね
103b リング状部
104 係合突片
105 係合凹部
106 摺動面
107 固定板
108 支持板
Claims (4)
- 周面に複数の符号が表された複数個のダイヤルと、各ダイヤルを決められた位置で回動操作可能に支持する軸方向への往復動と回動とが可能な作動軸と、前記作動軸上の各ダイヤルの位置にダイヤルと符号の配列角度毎に噛み合う噛合部を備えたダイヤル毎のロックギヤと、解錠および施錠の各操作に応動して正逆各方向へ回動する筒状体を有するアクチュエータと、前記筒状体と前記作動軸との間に設けられ筒状体の正逆回動に応動して作動軸を往復動させる往復動機構と、前記筒状体と前記作動軸との間に設けられ筒状体の正逆回動に応動して作動軸を回動させる回動機構と、各ダイヤルと各ロックギヤとを前記噛合部を介していずれかの角度位置で噛み合わせて解錠符号列を記憶させる解錠符号列設定機構と、各ダイヤルの符号が解錠符号列を構成する整列状態にないとき前記往復動機構による作動軸の移動を規制して筒状体の回動を規制するロック機構と、解錠および施錠の各操作時に各ダイヤルを強制回動させて解錠符号列を整列状態から不整列の状態へ移行させるダイヤル強制駆動機構とを備えた符号錠装置において、
前記ダイヤル強制駆動機構は、前記作動軸上に作動軸と一体回動可能に設けられるダイヤル毎のダイヤル駆動板と、解錠および施錠の各操作時の前記筒状体の回動に連動して各ダイヤル駆動板を各ダイヤルに対して変位させる変位機構とを含み、各ダイヤル駆動板と各ダイヤル駆動板に対応するダイヤルとの間には、ダイヤル駆動板がダイヤルの方向へ変位した状態で作動軸と一体に回動する間にダイヤルと係合してダイヤルを解錠符号列の整列状態から他の所定の符号列の整列状態へと移行させる係合部分がそれぞれ設けられており、
前記係合部分は、ダイヤル駆動板にそのダイヤル駆動板に対応するダイヤルに向けて突出するように設けられた係合突片と、ダイヤルの前記係合突片と対向する側の側面に一周形成された摺動面に前記係合突片と係脱可能に凹設された係合凹部とで構成されており、
前記係合突片は、基端部がダイヤル駆動板に固定された板ばねの先端部に設けられるとともに、ダイヤル駆動板がダイヤルに向けて変位したときに前記摺動面に突き当たって板ばねが弾性変形するように、係合突片と摺動面との対向距離がダイヤル駆動板の変位量より小さくなるように設定されて成る符号錠装置。 - 各ダイヤル駆動板は、作動軸に作動軸と一体回動可能に設けられる固定板と、固定板との間で前記板ばねの基端部を挟んで保持する支持板とを含んでいる請求項1に記載された符号錠装置。
- 前記板ばねは、基端部に固定板の側面の外周部に沿って当接されるリング状部を備え、前記支持板は、固定板との間で前記リング状部を挟んで保持するようになっている請求項2に記載された符号錠装置。
- 前記係合突片は、板ばねの先端部をダイヤルの側に鉤状に曲げて形成されている請求項1に記載された符号錠装置。
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JP2564238B2 (ja) * | 1993-01-21 | 1996-12-18 | 株式会社クローバー | 符号錠装置 |
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