JP4574688B2 - 符号錠装置 - Google Patents

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Description

この発明は、貸しロッカーなどの扉の施錠に用いられ、解錠符号列を整列させたり崩したりして解錠および施錠の各状態を設定する符号錠装置に関し、特にこの発明は、貸しロッカー等の使用者が解錠符号列をその都度、自由に設定することが可能な符号錠装置に関する。
従来、符号錠装置には、解錠符号列を自由に設定することが可能な自由符号タイプのものがある。ここで、「解錠符号列」とは、符号錠装置を解錠にするための各ダイヤルの符号の並びをいう。例えば、4個のダイヤルをもつ符号錠装置であってダイヤルの符号が「0」〜「9」の数字で構成されている場合、解錠符号列は4桁の数字になる。なお、以下の説明において、解錠符号列を構成する各ダイヤルの符号を、単に解錠符号という。
例えば、貸しロッカーの扉に設けられたこの種の符号錠装置は、施錠に際し、ロッカー使用者がダイヤル操作により好みの解錠符号列を設定して整列させた後、撮みを掴んで回動操作することにより、撮みの操作と連動した掛止片が扉側の受け金具に係合するもので、その後、ダイヤル操作により解錠符号列を適当に崩すことで、施錠状態となる。解錠に際しては、ダイヤル操作により設定した解錠符号列を整列させた後、撮みを掴んで前記と反対方向へ回動操作する。これにより掛止片が扉側の受け金具より外れ、ロッカーの扉の開放が可能となる。
上記の自由符号タイプのものは、使用者が常に変わるような用途、すなわち、不特定人が使用する用途に用いられる。しかし、使用者が不特定人である場合には、符号錠の操作に不慣れであるため、うっかり解錠符号列を崩すのを忘れることがあり、これを忘れると他人に解錠符号列が記憶されるおそれがあるため、防犯上好ましくない。そこで、この問題を解決するために、施錠および解錠の各操作時に各ダイヤルを強制回動させて解錠符号列を強制的に崩すダイヤル強制駆動機構が組み込まれた符号錠装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2564238号公報
しかしながら、特許文献1に記載の符号錠装置では、ダイヤル強制駆動機構を組み込むことによって符号錠装置の内部機構が複雑化し、製作や調整に手数がかかるうえ、錠全体が著しく大型化するという問題がある。
この発明は、上記した問題に着目してなされたもので、ダイヤル強制駆動機構が組み込まれた自由符号タイプの符号錠装置であって、構造が簡易でありかつ全体が小型な符号錠装置を提供することを目的とする。
この発明の前提となる符号錠装置は、使用者が使用に際して解錠符号列をその都度、自由に設定することが可能なものであって、周面に複数の符号が表された複数個のダイヤルと、各ダイヤルを決められた位置で回動操作可能に支持する軸方向への往復動と回動とが可能な作動軸と、前記作動軸上の各ダイヤルの位置に回動可能かつ作動軸に沿って往復動可能に設けられる複数個のロックギヤと、施錠および解錠の各操作に応動して回動する筒状体を有するアクチュエータと、前記筒状体と前記作動軸との間に設けられ筒状体の正逆回動に応動して作動軸を往復動させる往復動機構と、前記筒状体と前記作動軸との間に設けられ筒状体の正逆回動に応動して作動軸を回動させる回動機構と、解錠符号列を任意に設定することが可能な解錠符号列設定機構と、各ダイヤルの符号が解錠符号列を構成する整列状態にないとき前記往復動機構による作動軸の移動を規制して筒状体の回動を規制するロック機構と、施錠および解錠の各操作時に各ダイヤルを強制回動させて解錠符号列を整列状態から不整列の状態へ移行させるダイヤル強制駆動機構とを備えたものである。
前記ロック機構は、作動軸の軸周面に各ロックギヤに対応して設けられた複数の凸子と、各ロックギヤの内周面の長さ方向に設けられた凸子摺動溝とを含み、解錠符号列が整列状態のとき、凸子と凸子摺動溝との位置が一致して作動軸の移動を許容し、不整列の状態のとき、凸子と凸子摺動溝との位置がずれて作動軸の移動を規制する。
前記解錠符号列設定機構は、施錠操作に応動した前記筒状体の回動に全てのロックギヤの往動を連動させて各ダイヤルに係合させることにより解錠符号列を記憶させかつ解錠操作に応動した前記筒状体の回動に全てのロックギヤの復動を連動させて各ダイヤルとの係合を解くことにより解錠符号列の記憶を解除する。
前記ダイヤル強制駆動機構は、前記作動軸の回動に対して作動軸の各凸子がそれぞれ係合する係合溝を有するダイヤル毎のダイヤル駆動板と、前記筒状体の回動に連動して各ダイヤル駆動板を各ダイヤルに対して変位させる変位機構とを含み、各ダイヤル駆動板の外周と各ダイヤル駆動板に対応するダイヤルの内周との間には、各ダイヤル駆動板が各ダイヤルの方向へ変位した状態のとき、作動軸と一体にダイヤル駆動板が決められた角度だけ回動する間に互いに引っ掛かる部分を設けて、施錠および解錠の各操作時に各ダイヤルを解錠符号列の整列状態から他の所定の符号列の整列状態へ移行させるようにしている。
上記した構成の符号錠装置において、施錠または解錠の操作が行われると、アクチュエータの筒状体が応動して回動し、その回動に変位機構が連動して各ダイヤル駆動板を各ダイヤルの方向へ変位させるとともに、回動機構が応動して作動軸を回動させる。作動軸が回動すると、作動軸の各凸子がダイヤル強制駆動機構の各ダイヤル駆動板の係合溝と係合して各ダイヤル駆動板が作動軸と一体に決められた角度だけ回動する。各ダイヤル駆動板が決められた角度だけ回動する間に、各ダイヤル駆動板は対応するダイヤルをそれぞれ引っ掛けて回動させ、解錠符号列の整列状態から他の所定の符号列の整列状態へ移行させる。
この発明の好ましい実施態様においては、各ダイヤルは、周面に0を含むn個の数字が表されたものであり、前記ダイヤル強制駆動機構の各ダイヤル駆動板は、施錠および解錠の各操作時に各ダイヤルを、最大で(360度−360度/n)の角度だけ回動させて、数字の0がダイヤルの数だけ並んだ状態へ移行させるものであるが、これに限らず、「0」以外の数字がダイヤル数だけ並んだ符号列の整列状態に移行させるようにしてもよい。なお、符号は数字に限らず、英文字などであってもよく、また図柄であってもよい。
この発明のさらに好ましい実施態様においては、各ダイヤル駆動板の外周に突片が形成され、各ダイヤルの内周に前記突片が摺動する摺動溝が形成されるとともに、摺動溝内に突片が引っ掛かる凸部が設けられているが、ダイヤル駆動板が決められた角度だけ回動する間に引っ掛かる構成のものであれば、どのような態様のものであってもよい。
この発明によると、作動軸の回動によって、しかも、ロック機構を構成する作動軸の凸子を利用して解錠符号列を強制的に崩す構成としたから、自由符号タイプの符号錠装置であって、構造の簡易化と小型化とを実現した符号錠装置を得ることができる。
図1および図2は、この発明の一実施例である符号錠装置の外観を示している。この符号錠装置は、例えば、不特定人が使用する貸しロッカーなどの扉に取り付けられるもので、施錠および解錠に際して、掛止片1が正逆回動してロッカー本体の側に取り付けられた受け金具10に係脱する。
なお、以下の説明において、掛止片1が受け金具10に係合した状態を「閉状態」、この「閉状態」がロック保持されている状態を「施錠状態」、ロック解除された状態を「解錠状態」、掛止片1が受け金具10より外れた状態を「開状態」という。また「開状態」から「施錠状態」へ至る操作を「施錠操作」、「閉状態」から「開状態」へ至る操作を「解錠操作」という。
図示例の符号錠装置は、解錠符号列が整列状態にあることにより施錠および解錠の各操作が可能となる符号錠の機構のみが組み込まれたものであるが、これに加えて、適正な鍵の挿入により施錠および解錠の各操作が可能となるシリンダー錠の機構を導入して構成することもできる。
図1および図2において、14は箱状ケース11の上面開口を塞ぐ前面プレートであって、板面の一端部寄りに円形の開口部12が、中央部から他端部にかけて4個の窓孔13が、それぞれ設けてある。開口部12の位置には撮み20による施錠および解錠の各操作に応動するアクチュエータ2が、また、4個の窓孔13の位置には解錠符号列を整列させるためのダイヤル機構が、それぞれ組み込まれている。撮み20は開口部12より前面プレート14上へ突出している。各窓孔13には前面プレート14上に4個の各ダイヤル4のダイヤル操作面42が突出している。ダイヤル操作面42には「0」〜「9」の10個の符号43が表されている。
図3〜図14には、箱状ケース11の内部構造が示してある。図示例の符号錠装置は、使用者が使用に際して解錠符号列をその都度自由に設定することが可能なもので、かつ、施錠および解錠の各操作に伴い解錠符号列が崩されて「0」が4個並んだ状態(この符号列を「初期符号列」という。)へ移行させるようになっている。上記の機能を実現可能とするために、アクチュエータ2、作動軸3、4個のダイヤル4、4個のロックギヤ5、解錠符号列設定機構6、往復動機構7、回動機構8、ロック機構9、ダイヤル強制駆動機構100などの構成を備えており、また、付加的な構成として、ダイヤル間欠送り機構17なども設けられている。
なお、図3〜図14において、図3は符号錠装置の内部構造を示す正面図である。また、図4は撮み20を取り外した状態のアクチュエータ2の平面図である。図5,7,9,11,13は符号錠装置の内部構造を示す前面プレート14の側より見た断面図であり、図6,8,10,12,14は前面プレート14の垂直方向に沿う断面図である。図5,6は符号錠装置の「開状態」を、図7,8は「施錠操作時」の状態を、図9,10は「閉状態」を、図11〜14は「解錠操作時」の状態を、それぞれ示している。
(1)アクチュエータ2の構成
アクチュエータ2は、撮み20による施錠および解錠の各操作に応動するもので、支持板15で区画された一方の空間内に筒状体21が回動可能に支持されて成る。筒状体21の上端には前記撮み20が取り付けられ、この撮み20を撮んで正逆いずれかの方向へ回動操作すると、筒状体21が一体に回動する。
この実施例では、筒状体21は内筒22と外筒23とで構成されるとともに、内筒22の内部の外筒23との間に複数のディスクタンブラーより成るシリンダー錠の機構(図示せず)が組み込まれている。ディスクタンブラーは、外筒23に対する内筒22の回動を規制するためのもので、鍵孔27から内筒22内へマスター鍵が挿入されていない状態では、ディスクタンブラーが内筒22と外筒23との間に介在して内筒22と外筒23とが係合した状態にある。マスター鍵が挿入された状態では、全てのディスクタンブラーが内筒22内に退避することで内筒22と外筒23との係合が外れ、外筒23内で内筒22が回動可能な状態となる。
この実施例によると、解錠符号列が忘れられたときなどに、内筒22内へマスター鍵を挿入すると、内筒22と外筒23との係わりが切れて、内筒22のみを回動操作することができ、これにより解錠操作が可能となる。なお、このような構成のシリンダー錠はすでに公知であって、ここでは錠機構についての詳細な説明は省略する。
筒状体21を構成する内筒22には、取付軸24を介して前記掛止片1が取り付けられている。撮み20の操作により筒状体21を回動すると、掛止片1が筒状体21と一体に120度の角度範囲だけ正逆回動する。筒状体21を構成する外筒23の外周面には、筒状体21が「開状態」の角度位置にあるときに作動軸3の方向を向く第1の凹部25と、筒状体21が「閉状態」の角度位置にあるときに作動軸3の方向を向く第2の凹部26とが形成されている。各凹部25,26は、作動軸3の先端部30が嵌まる大きさに形成されている。
外筒23の外周には、後述する往復動機構7を構成する外筒リング70が回動可能に嵌合されている。また、外筒23の外周には、後述する回動機構8を構成する第1の傘歯車80も嵌着されている。
外筒23の下部外周面には、図24(2)に示すように、筒状体21が「開状態」の角度位置にあるときに作動軸3の方向を向いて作動軸3と直交する垂直面28Aと、筒状体21が「閉状態」の角度位置にあるときに作動軸3の方向を向いて作動軸3と直交する垂直面28Bと、垂直面28Aと垂直面28Bとを繋ぐ凸曲面29とがそれぞれ形成されている。これらの垂直面28A,28Bおよび凸曲面29は、後述する解錠符号列設定機構6を構成している。
(2)作動軸3の構成
作動軸3は、アクチュエータ2と直交する方向に水平に設けられており、先端部30は支持板15に開設された軸受孔に、基端部は軸受16に、それぞれ往復動可能かつ正逆回動可能に支持されている。作動軸3の基端部にはフランジ部31が設けられ、このフランジ部31と軸受16との間には圧縮バネ33が配備され、そのバネ圧によって作動軸3を常時、アクチュエータ2の方向へ付勢している。この圧縮バネ33は、後述する往復動機構7を構成している。
作動軸3の先端部30には、後述する回動機構8を構成する第2の傘歯車81が摺動自由に支持されている。作動軸3の先端部30の先端面は曲面になっており、この先端部30が第2の傘歯車81よりアクチュエータ2の側へ突出したり引っ込んだりする。作動軸3の軸周面には、一定間隔毎に4個の凸子32aがそれぞれ同じ角度位置に一体突設されている。なお、この実施例では、他の同じ角度位置にも4個の凸子32bを一体突設しているが、凸子列は必ずしも2列である必要はなく、1列であってもよい。これらの凸子32a,32bはロック機構9およびダイヤル強制駆動機構100とを構成し、その詳細は後述する。
(3)往復動機構7の構成
往復動機構7は、施錠および解錠の各操作に基づくアクチュエータ2の作動(筒状体21の回動)に応動して作動軸3を所定のタイミングで所定の変位量だけ往復移行させるためのもので、筒状体21の外筒23の外周面に所定の角度(この実施例では、120度)だけ隔てて形成された第1,第2の各凹部25,26と、外筒23の外周に嵌合される外筒リング70(図25に示す)に120度毎に設けられた開口部71と、外筒23の上端面に設けられ、外筒リング70の上端面に120度毎に形成された切溝75と係脱可能な爪板74(図4に示す)と、作動軸3をアクチュエータ2の方向へ付勢する前記圧縮バネ33とを含む。なお、外筒23の各凹部25,26の両側壁、および外筒リング70の開口部71の一方の側壁72は、後述するように作動軸3の先端部30が脱出し易いように傾斜させてある。また、外筒リング70の開口部71の側壁72は外筒リング70の外周面70Aから突出しており、外筒リング70の外周面70Aには、これより高さの高い突出面73が形成されている。
図5および図6に示す「開状態」のときは、外筒23の第1の凹部25と外筒リング70のいずれかの開口部71とが重なって作動軸3の先端部30に対向位置する。作動軸3は圧縮バネ33のバネ力により押され、先端部30が外筒リング70の開口部71より外筒23の第1の凹部25へ嵌入している。この嵌入状態のとき、作動軸3はアクチュエータ2の側へ最も変位している。以下、この位置を「第1変位位置」という。
図7および図8は、アクチュエータ2が「開状態」から「閉状態」への移行時の状態を示している。この状態では、外筒23と外筒リング70とは爪板74(図4に示す)による係合が外れているため一体回動せず、外筒23のみが回動する結果、作動軸3の先端部30は第1の凹部25より脱出して外筒23の外周面23Aに乗り上がっている。この乗り上がった状態のとき、作動軸3は圧縮バネ33のバネ力に抗して押され、アクチュエータ2に対して反対方向へ変位している。以下、この位置を「第2変位位置」という。
図9および図10に示す「閉状態」のときは、外筒23の第2の凹部26と外筒リング70の開口部71とが重なって作動軸3の先端に対向位置している。作動軸3は圧縮バネ33のバネ力により押され、先端部30が外筒23の外周面23Aから第2の凹部26へ入り込み、アクチュエータ2の側へ最も変位した「第1変位位置」で定位している。
図11および図12は、「閉状態」から「開状態」へわずか(この実施例では、約18度)に移行したときの状態を、また図13および図14は、さらに移行したときの状態を、それぞれ示している。「閉状態」から「開状態」へ移行する際は、外筒23と外筒リング70とは爪板74(図4に示す)により係合して一体回動する。その結果、図11および図12に示す移行開始直後は、作動軸3の先端部30は外筒23の第2の凹部26および外筒リング70の開口部71を脱出して外筒リング70の突出面73に乗り上がる。この乗り上った状態のとき、作動軸3は圧縮バネ33のバネ力に抗して押され、アクチュエータ2と反対方向へ最も変位している。以下、この位置を「第3変位位置」という。
図13および図14に示す「閉状態」から「開状態」への移行途中では、作動軸3は圧縮バネ33のバネ力により押し返され、その先端部30は外筒リング70の突出面73から外周面70Aに転落して支持されている。この状態では、作動軸3は「第3変位位置」から少し「第2変位位置」寄りに定位する。以下、この位置を「第4変位位置」という。
「閉状態」から「開状態」へ約120度回動したときの状態、すなわち、「開状態」では、作動軸3は圧縮バネ33のバネ力を受けてその先端部30が外筒23の第1の凹部25へ嵌入している。この嵌入状態のとき、作動軸3はアクチュエータ2の側へ最も変位した「第1変位位置」になっている。
(4)回動機構8の構成
回動機構8は、筒状体21の外筒23の外周に装着された第1の傘歯車80と、作動軸3の先端部30に支持された第2の傘歯車81とで構成されている。第1,第2の各傘歯車80,81は噛み合い、これにより筒状体21の回動が作動軸3へ伝達されて作動軸3が回動する。作動軸3は上記した「開状態」から「閉状態」へ、また「閉状態」から「開状態」へ、それぞれ移行する間に1回転するように各傘歯車80,81の歯のピッチなどが決められている。
第1の傘歯車80は、図3および図26に示すように、その下面に所定の角度範囲βにわたって切り欠かれた切欠溝82が形成されている。一方、筒状体21の外筒23の外周には、図3および図24(1)に示すように、前記角度βより小さな角度αにわたる係合突起83が形成されてあり、係合突起83に切欠溝82が係合するようにして外筒23の外周に第1の傘歯車80が装着されている。この切欠溝82と係合突起83とは、筒状体21が所定の角度(この実施例では、約30度)回動した時点で第1の傘歯車80が筒状体21と一体回動を開始し、これにより第2の傘歯車81の回動を開始させる作動遅延機構を構成している。
施錠および解錠の各操作に際して、筒状体21が回動するとき、回動当初は係合突起83が切欠溝82内を空転する結果、第1の傘歯車80は一体回動せず、筒状体21が所定の角度(β―α)だけ空転して係合突起83が係合溝82の端に達した後、第1の傘歯車80は一体回動を開始する。この作動遅延機構は、まず、作動軸3を回動させずに往復動作させ、引き続き、作動軸3を回動動作させるためのもので、後述するロック機構9やダイヤル強制駆動機構100の動作と関わっている。
(5)ダイヤル4とロックギヤ5の構成
4個の各ダイヤル4は、作動軸3上の決められた等間隔位置にそれぞれロックギヤ5を介して回動可能に支持されている。各ダイヤル4は、図15〜図17に示すように、ダイヤル本体40の外周面の等角度位置毎に「0」〜「9」の符号43が表され、ダイヤル操作面42が構成されている。また、ダイヤル本体40の側面には、ダイヤル間欠送り機構17を構成するボス部44が一体に設けられている。
前記ボス部44の外周縁には符号数に相当する数(10個)の谷部45が形成されており、各ダイヤル4のボス部44と対応させて設けられるU字形状のばね部材18とともにダイヤル間欠送り機構17を構成している。ダイヤル間欠送り機構17は、各ダイヤル4の回動操作に対してダイヤル4を符号の配列角度ずつ間欠送りして前面プレート14の窓孔13に「0」〜「9」の各符号を順次定位させるものである。
前記の各ばね部材18は、基端が適所に固定され、その先端部には一対の押圧部19A,19Bが構成されている(図3参照)。押圧部19A,19Bはボス部44の外周縁にそれぞれ押し当てられており、ダイヤル4の自由回動が規制されている。ダイヤル4のダイヤル操作面42を手操作してダイヤル4を回すと、ばね部材18の各押圧部19A,19Bがボス部44の各谷部45と順次係合することにより、ダイヤル4が所定の回動角度位置に順次止まり、前面プレート14の窓孔13に「0」〜「9」の符号が順次出現する。
各ロックギヤ5は、作動軸3上の各ダイヤル4の位置に、回動可能かつ作動軸3に沿って往復動可能に支持されている。各ダイヤル4のダイヤル本体40の内周面には、符号数に一致する数(10個)の嵌合溝46を等角度間隔で一周配置して成る溝列41が形成されている(図15)。また、各ダイヤル本体40の内周面の隣り合う嵌合溝46,46間には、突子47を一周配置して成る突子列48が形成されている(図15)。一方、各ロックギヤ5の前端部の外周面には、ダイヤル4の嵌合溝46と嵌合可能な嵌合突子51が等角度間隔で所定数(この実施例では、5個)、一周配置されて成る突子列50a,50bが2列形成されている(図18)。各ロックギヤ5の突子列50a,50b間にはダイヤル4の突子列48の幅よりやや広い幅の摺動凹溝52が形成されている(図19)。
ロックギヤ5がダイヤル4に向けて移動して、ロックギヤ5のいずれかの突子列50a,50bの各嵌合突子51がダイヤル4の嵌合溝46と噛み合ったとき、ダイヤル4とロックギヤ5とが結合して一体回動が可能となる。これに対して、ロックギヤ5がダイヤル4から離れてロックギヤ5の各嵌合突子51とダイヤル4の嵌合溝46との噛み合いが外れたとき、ダイヤル4はロックギヤ5との係わりが切れ、単独で回動可能となる。
(6)解錠符号列設定機構6の構成
解錠符号記憶機構6は、解錠符号列を自由に設定しかつ記憶させるための機構であって、各ダイヤル4と各ロックギヤ5とを前記した嵌合部を介していずれかの嵌合角度位置で噛み合わせることにより解錠符号列を記憶させるものである。ロックギヤ5に対するダイヤル4の嵌合角度位置、すなわちロックギヤ5の突子列50a,50bとダイヤル本体40の溝列41との噛み合い角度位置は、符号数に一致する数だけ存在するもので、従って、両者の噛み合い角度位置に応じて解錠符号を10通り記憶することが可能である。
この実施例での解錠符号列設定機構6は、各ダイヤル4のダイヤル本体40の内周面に形成された溝列41と、各ロックギヤ5の外周面に形成された突子列50a,50bと、解錠符号列の設定操作が可能な状態(すなわち、ロックギヤ5とダイヤル4との係わりが切れた状態)と解錠符号列が記憶された状態(すなわち、ロックギヤ5とダイヤル4とが係わった状態)とを形成するための変位機構60とで構成される。
(7)変位機構60の構成
この変位機構60は、施錠および解錠の各操作に応動した筒状体21の回動に連動させて全てのロックギヤ5、さらには、後述する全てのダイヤル駆動板90を一斉に往復変位させて各ダイヤル3に近づけたり遠ざけたりする機構である。このような動作を実現するために、この実施例では、外筒23の下部外周面の所定角度位置に形成された凸曲面29(図24(2)に示す)と、外筒23の回動時に作動軸3に沿う方向へ往復動する可動体61と、アクチュエータ2に最も近いダイヤル駆動板90と仕切板15との間に設けられた復帰バネ67とから構成されている。各ロックギヤ5は隣り合う各ダイヤル駆動板90と互いに当接するように配備され、復帰バネ67は、全てのロックギヤ5とダイヤル駆動板90とが連なったロックギヤ5およびダイヤル駆動板90の列をアクチュエータ2に対して反対方向へ付勢している。
前記可動体61は、図27に示すように、箱状ケース11の底面上に垂直かつ互いに平行に配備される駆動板62およびストッパー63と、駆動板62とストッパー63とを所定の間隔をあけた状態で一体化する2本の連結棒64,64とから成る。ストッパー63は、ロックギヤ5およびダイヤル駆動板90の列の移行規制位置を設定するものである。ストッパー63の頂部には凹状に切り欠かれた凹溝65が形成されており、作動軸3の基端部を摺動可能に支持する。駆動板62の一方の側面には、その中央に突起部66が一体形成されている。
この可動体61は、図5および図6に示す「開状態」のとき、駆動板62の他方の側面が外筒23の下部外周面の垂直面28A(図24(2)に示す)と当接するとともに、ストッパー63がアクチュエータ2に最も遠いロックギヤ(以下、「終端のロックギヤ」という。)5と当接した状態にある。また、可動体61の駆動板62と箱状ケース11の底面上の所定位置に立設された立壁68との間には、駆動板62(可動体61)をアクチュエータ2の側へ押す圧縮バネ69が設けられている。この圧縮バネ69は、突起部66に嵌められている。
この「開状態」では、可動体61のストッパー63により終端のロックギヤ5が押され、これと連なった他のロックギヤ5と各ダイヤル駆動板90とをアクチュエータ2の側へ変位させることにより、各ロックギヤ5はアクチュエータ2の側に変位した位置にある。このとき、各ダイヤル4の溝列41は各ロックギヤ5のいずれの突子列50a,50bとも噛み合っておらず、各ダイヤル4と各ロックギヤ5との係わりは切れている。これにより、「開状態」のときの各ダイヤル4は、単独で回動することが可能な状態にあり、任意の解錠符号を設定できる。
なお、詳細は後述するが、この「開状態」では、各ダイヤル駆動板90もアクチュエータ2の側に変位して、対応する各ダイヤル4から遠ざかった位置に位置している。
図7および図8に示す「開状態」から「閉状態」の移行時では、外筒23の回動に伴い、駆動板62が外筒23の凸曲面29へ乗り上がることにより、駆動板62はアクチュエータ2と反対方向へ押され、一定量だけ変位した状態で凸曲面29上を摺動する。これにより、駆動板62と一体のストッパー63も変位し、ストッパー63により変位が規制されていたロックギヤ5およびダイヤル駆動板90の列も復帰バネ67のバネ力により押されて同様に変位する。しかし、このとき作動軸3は「第2変位位置」にあり、作動軸3のフランジ部31が終端のロックギヤ5の後端面に形成されたリング溝55(図20に示す)に係合するため、ロックギヤ5およびダイヤル駆動板90の列はこれ以上の変位が規制される。この状態では、各ダイヤル4の溝列41と各ロックギヤ5の一方の突子列50bとが噛み合って係わり合うので、設定された解錠符号列が記憶される。
なお、この状態では、各ダイヤル駆動板90もアクチュエータ2に対して反対方向に変位して、対応する各ダイヤル4に近づいた位置に位置しており、各ダイヤル4と各ロックギヤ5とは後述するダイヤル強制復帰機構100の作用により一体回動する。
図9および図10の「閉状態」では、作動軸3は「第1変位位置」にあり、ロックギヤ5およびダイヤル駆動板90の列は、終端のロックギヤ5が作動軸3のフランジ部31によりアクチュエータ2の側へ押されることにより、アクチュエータ2の側に変位した状態にある。この状態では、各ロックギヤ5は変位しても、その変位量はわずかであるため、ダイヤル4との噛み合いが維持され、解錠符号の記憶が保持されている。従って、各ダイヤル4と各ロックギヤ5とは一体回動が可能な状態にあり、解錠のためのダイヤル操作により解錠符号を整列させることができる。
このとき、可動体61は、駆動板62が圧縮バネ69のバネ力により押されることにより、アクチュエータ2の側へ変位しており、駆動板62は外筒23の垂直面29B(図24(2)に示す)と当接している。
なお、この「閉状態」では、各ダイヤル駆動板90もアクチュエータ2の側に変位して、対応する各ダイヤル4から遠ざかった位置に位置している。
図11および図12に示す「閉状態」から「開状態」への移行開始時では、作動軸3がアクチュエータ2に対して反対方向に最も変位する「第3変位位置」にあり、作動軸3のフランジ部31にストッパー63が押されることにより可動体61はアクチュエータ2に対して反対方向に最も変位している。また、作動軸3のフランジ部31がロックギヤ5およびダイヤル駆動板90の列から離れるため、復帰バネ67のバネ力によりロックギヤ5およびダイヤル駆動板90の列はアクチュエータ2と反対方向へ変位し、終端のロックギヤ5はストッパー63に当接する。
この状態では、各ダイヤル4の溝列41は各ロックギヤ5の一方の突子列50aと噛み合って係わり合い、各ダイヤル4は単独では回動が不可能な状態にある。
なお、この状態では、各ダイヤル駆動板90もアクチュエータ2と反対方向に変位して、対応する各ダイヤル4に近づいた位置に位置している。
図13および図14に示す「閉状態」から「開状態」への移行途中では、作動軸3は「第3変位位置」から少しアクチュエータ2の側に寄った「第4変位位置」にあり、可動体61は圧縮バネ69のバネ力によりストッパー63が作動軸3のフランジ部31に当接するまでアクチュエータ2の側へ変位し、これに伴いロックギヤ5およびダイヤル駆動板90の列もストッパー63により押されてアクチュエータ2の側へ変位している。このとき、可動体61の駆動板62は外筒23の凸曲面29Bに当接する。
この状態では、各ダイヤル4の突子列48が各ロックギヤ5の摺動凹溝52に位置し、各ダイヤル4の溝列41は各ロックギヤ5のいずれの突子列50a,50bとも噛み合っておらず、各ダイヤル4と各ロックギヤ5との係わりは切れている。そのため、各ダイヤル4は単独で回動が可能な状態となる。
なお、この状態では、各ダイヤル駆動板90は変位しても、その変位量はわずかであるため、対応する各ダイヤル4に近づいた位置に位置しており、各ダイヤル4は後述するダイヤル強制駆動機構100の作用により回動する。
(8)ロック機構9の構成
ロック機構9は、各窓孔13に現れる各ダイヤル4の符号43がすべて解錠符号であるとき(解錠符号列が生成されたとき)、施錠および解錠の各操作に伴う筒状体21の回動を許容し、いずれかのダイヤル4の符号43が解錠符号でないとき(解錠符号列が崩れているとき)、筒状体21の回動を規制するものである。この実施例のロック機構9は、作動軸3の軸周面に突設された1列につき4個の各凸子32a,32bと、各ロックギヤ5の内周面の長さ方向に設けられた前記の各凸子32a,32bが摺動して出入りする凸子摺動溝53a,53b(図18)とで構成されている。
各凸子摺動溝53a,53bと各凸子32a,32bとが同じ角度位置にあるとき、各凸子摺動溝53a,53bへ各凸子32a,32bが進入することができるので、作動軸3の移動が許容され、その結果、筒状体21の回動が許容される。なお、図18において、54は凸子係合穴であり、いずれかの凸子32a,32bが凸子係合穴54と係合する角度位置にあるとき、作動軸3の移動が規制され、その結果、筒状体21の回動が規制される。
図5および図6に示す「開状態」のときは、作動軸3は「第1変位位置」にあり、作動軸3の各凸子32a,32bは各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53b内に係入しているので、筒状体21の回動規制は解除されている。
図7および図8に示す「開状態」から「閉状態」への移行時には、作動軸3の各凸子32a,32bは各ロックギヤ5の凸子係合溝53a,53bより脱出し、各ロックギヤ5は作動軸3に対し独立して回動が可能な状態にある。このとき各ダイヤル4は各ロックギヤ5と係わり合った状態にあって、ダイヤル強制復帰機構100の作用により各ダイヤル4と各ロックギヤ5とは一体回動する。
図9および図10に示す「閉状態」のときも、作動軸3の各凸子32a,32bは各ロックギヤ5の凸子係合溝53a,53bから脱出した状態が維持されており、各ロックギヤ5は作動軸3に対して独立して回動可能な状態にある。この状態において、もし、凸子32a,32bと凸子摺動溝53a,53bとの位置が一致していれば、作動軸3がアクチュエータ2と反対の方向へ移動するのが許容される。一方、凸子32a,32bと凸子摺動溝53a,53bとの位置がずれていれば、凸子32a,32bはロックギヤ5のいずれかの凸子係合穴54と対向するため、作動軸3がアクチュエータ2と反対の方向へ移行するのが阻止される。
図11〜図14の「閉状態」から「開状態」への移行時には、作動軸3の各凸子32a,32bは各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53b内に係入し、各ロックギヤ5は作動軸3と一体回動可能な状態にある。このとき、図11および図12に示す移行開始時では、各ダイヤル4は各ロックギヤ5と係わり合った状態にあり、また、作動軸3は回動しないため、各ダイヤル4は回らない。一方、図13および図14に示す移行途中時では、各ダイヤル4は各ロックギヤ5との係わりが切れた状態にあり、各ダイヤル4はダイヤル強制復帰機構100の作用により単独で回動する。
(9)ダイヤル強制駆動機構100の構成
この実施例のダイヤル強制駆動機構100は、解錠符号列を整列状態に設定した後、「開状態」から「閉状態」へ移行させるとき、整列状態の解錠符号列を崩して各ダイヤル4を決められた角度位置まで回動させ、一方、解錠符号列を整列させた後、「閉状態」から「開状態」へ移行させるとき、同様に、整列状態の解錠符号列を崩して各ダイヤル4を決められた角度位置まで回動させるものである。この実施例では、いずれの場合も、各ダイヤル4の窓孔13に「0」が出現するような角度位置に各ダイヤル4を強制回動させることにより、「0」が4個並んだ初期符号列の整列状態へ移行させる構成となっているが、これに限らず、他の決められた符号が各窓孔13に出現するように構成してもよい。
ダイヤル強制駆動機構100は、作動軸3上に各ダイヤル4に対応させてダイヤル駆動板90と、各ダイヤル駆動板90を対応する各ダイヤル4に近づけたり遠ざけたりして変位させる前記変位機構60とで構成されている。
各ダイヤル駆動板90は、図21〜図23に示すように、内周面に作動軸3と一体回動が可能なように作動軸3の各凸子32a,32bが係合する係合溝91a,91bが形成されている。各係合溝91a,91bは、凸子32a,32bと係合した状態のとき、360度/n(ただし、nは符号数)に相当する角度(この実施例では、360度/10=36度)の遊びが設定してあり、これにより作動軸3が360度回動するのに対して、ダイヤル駆動板90が(360度−360度/n)に相当する角度(この実施例では、360度−360度/10=324度)だけ回動するようにしている。すなわち、「0」が4個並んだ初期符号列の整列状態へ移行させるために、各ダイヤル4を最大で9符号分だけ強制回動させる。
各ダイヤル駆動板90の外周と各ダイヤル駆動板90に対応するダイヤル4の内周との間には、各ダイヤル駆動板90が各ダイヤル4の方向へ変位した状態(近づいた状態)のとき、ダイヤル駆動板90が決められた角度(この実施例では、324度)だけ回動する間に互いに引っ掛かる部分を設けて、施錠および解錠の各操作時に各ダイヤル4を解錠符号列の整列状態から他の所定の符号列の整列状態へ移行させるようにしている。
この実施例では、各ダイヤル駆動板90の外周に突片92が形成され、各ダイヤル4のダイヤル本体40の内周に前記突片92が摺動する摺動溝93が形成されるとともに、摺動溝93内の所定の角度位置に前記突片92が引っ掛かる凸部94が形成されている。
各ダイヤル駆動板90は、上述したように、変位機構60の動作によって、アクチュエータ2の側へ変位して対応するダイヤル4から遠ざかったり、アクチュエータ2に対して反対方向へ変位して対応するダイヤル4に近づいたりする。
図28−1および図28−2は、作動軸3とダイヤル駆動板90とダイヤル4との関係を示す説明図である。図28−1(1)は「開状態」で「0」が4個並んだ初期状態を、図28−1(2)は「開状態」で任意の解錠符号列(例えば、「2222」)を設定した状態を、図28−1(3),図28−2(4)は「開状態」から「閉状態」への移行時の状態を、図28−2(5)は「閉状態」を、それぞれ示している。
作動軸3は、上記した「開状態」と「閉状態」との間、「閉状態」と「開状態」との間を移行する間にちょうど1回転するので、作動軸3の凸子32a,32bは「開状態」および「閉状態」のとき同じ角度位置にある。
図28−1(1)の「開状態」のとき、作動軸3の一方の凸子32aおよびダイヤル駆動板90の突片92は所定の角度位置θ、すなわち、前面プレート14に対して18度の角度位置に位置している。また、ダイヤル4の凸部94は前面プレート14の方向を向いている。この状態では、上述したように、各ダイヤル駆動板90は各ダイヤル4から遠ざかった位置にあるため、各ダイヤル4とは係わり合っていない。従って、各ダイヤル4は単独で回動する。
各ダイヤル4を回動操作して、決められた解錠符号列(「2222」)を整列させると、各ダイヤル4の凸部94は窓孔13に出現する符号に応じた角度位置(この実施例では、前面プレート14に対して72度回転した角度位置)に位置する(図28−1(2)参照)。
次に、作動軸3が回動を始めると、当初は作動軸3の凸子32a,32bはダイヤル駆動板90の係合溝91a,91b内を摺動するため、1符合分(36度)だけ空転し、ダイヤル駆動板90は追随して回動しない(図28−1(3)参照)。このとき、各ダイヤル駆動板90は各ダイヤル4に近づいた位置へ変位し、各ダイヤル駆動板90の突片92は各ダイヤル4の摺動溝93内に位置する。
その後、各凸子32a,32bが切欠溝91a,91bに係合することにより、作動軸3とダイヤル駆動板90とが適当な角度(この実施例では、36度)だけ一体回動すると、ダイヤル駆動板90の突片92がダイヤル4の凸部94に引っ掛かる(図28−2(4)参照)。これにより、それ以後は、ダイヤル4は作動軸3およびダイヤル駆動板90とともに一体に回動する。
この状態からさらに作動軸3が所定の角度(この実施例では、288度)回動して、作動軸3が1回転すると(図28−2(5)参照)、ダイヤル4も初期の状態から1回転して窓孔13に出現するダイヤル操作面42の符号43が「0」となる位置で回動が停止する。
なお、「閉状態」から「開状態」に移行するときのダイヤル強制駆動機構100の動作は、上記した「開状態」から「閉状態」に移行するときの動作と同様であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
次に、上記した構成の符号錠装置について、施錠操作時および解錠操作時の一連の動作を詳細に説明する。
まず、施錠操作時の動作について説明すると、符号錠装置が図5および図6に示された「開状態」にあるとき、作動軸3は、先端部30が外筒23の第1の凹部25に嵌まってアクチュエータ2の側へ最も変位した状態にある(第1変位位置)。この状態では、各ダイヤル4は各ロックギヤ5との係わりが切れた状態、すなわち、各ダイヤル4の溝列41が各ロックギヤ5のいずれの突子列50a,50bとも噛み合っていない状態にある。また、各ダイヤル4は各ダイヤル駆動板90との係わりが切れた状態にあるので、単独回動が可能な状態であり、各ダイヤル4を回して解錠符号列を自在に設定することが可能である。
さらに、この「開状態」のとき、作動軸3の各凸子32a,32bは各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53b内に係入しているので、筒状体21の回動規制は解除されており、符号錠装置は施錠操作が可能な状態に設定されている。
また、ダイヤル駆動板90の突片92は所定の角度位置θにあり、ダイヤル4の凸部94は前面プレート14の方向を向いている(図28−1(1)参照)。
各ダイヤル4のダイヤル操作面42を回動操作して、任意の解錠符号列(例えば、「2222」)を設定すると、各ダイヤル4の凸部94は窓孔13に出現する符号に応じた角度位置にそれぞれ移動する(図28−1(2)参照)。
次に、撮み20を回動操作すると、筒状体21が回動し、作動軸3の先端部30が外筒23の第1の凹部25から外周面23Aに乗り上がり、作動軸3がアクチュエータ2に対して反対方向へ押される結果、作動軸3は「第2変位位置」へ移行する。この状態では、変位機構60により各ロックギヤ5が各ダイヤル4に向かって変位して各ダイヤル4の溝列41と各ロックギヤ5の一方の突子列50bとが噛み合って係わり合うので、設定された解錠符号列が記憶される。この乗り上がった段階で各ロックギヤ5と各ダイヤル4とは一体回動が可能な状態になっている。
また、この状態では、各ロックギヤ5は作動軸3と係わりが切れた状態、すなわち、作動軸3の凸子32a,32bが各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53bより脱出した状態にある。従って、各ダイヤル4および各ロックギヤ5は、作動軸3と独立して回動可能な状態にある。
さらに、各ダイヤル駆動板90は変位機構60により各ダイヤル4に近づいて係わり合っている。
アクチュエータ2がさらに回動すると、その後に回動機構8の第1の傘歯車80が外筒23と一体回動して第2の傘歯車81の回動を開始させるので、アクチュエータ2の回動が作動軸3に伝達されて作動軸3が回動する。
作動軸3が回動すると、当初は作動軸3の凸子32a,32bはダイヤル駆動板90の内周の係合溝91a,91bを摺動し、作動軸3はダイヤル駆動板90に対して1符号分(36度)だけ空転するので、各ダイヤル駆動板90は追随して回動しないが(図28−1(3)参照)、それ以後は、各ダイヤル駆動板90は作動軸3と一体回動する。その結果、各ダイヤル駆動板90の突片92は、対応するダイヤル4について、解錠符号に応じた設定角度位置でダイヤル4の凸部94を引っ掛け(図28−2(4)参照)、ダイヤル4を強制回動させる。これにより、各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53bは作動軸3の凸子32a,32bに対して位置ずれする。
作動軸3が1回転してダイヤル駆動板90の突片92が前記角度位置θより1符号分(36度)だけ手前位置に至ったとき(図28−2(5)参照)、各窓孔13には各ダイヤル4の符号「0」が出現し、図9および図10に示された「閉状態」となる。このとき、作動軸3は先端部30が外筒23の第2の凹部26に嵌まり込み、アクチュエータ2の側へ変位した「第1変位位置」になっており、作動軸3の各凸子32a,32bと各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53bとが位置ずれしているので、作動軸3がアクチュエータ2と反対方向へ移動するのが規制され、施錠状態が形成される。
次に、解錠操作時の動作について説明すると、符号錠装置が上記した「閉状態」にあるとき、作動軸3は、先端部30が外筒23の第2の凹部26に嵌まってアクチュエータ2の側へ最も変位した状態にある(第1変位位置)。この状態では、各ダイヤル4は各ロックギヤ5と係わり合った状態にあり、しかも各ロックギヤ5は作動軸3と係わりが切れた状態にあるので、各ダイヤル4を回して解錠符号列を揃えることが可能となっている。
なお、各ダイヤル4は各ダイヤル駆動板90と係わりが切れた状態にある。
いま、各ダイヤル4のダイヤル操作面42を回動操作して、前記の解錠符号列(「2222」)を整列させると、作動軸3の凸子32a,32bの位置と各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53bの位置とが揃うので、作動軸3がアクチュエータ2に対して反対方向へ移動するのが許容され、符号錠装置は解錠操作が可能な状態に設定される。
撮み20を前記とは逆方向へ回動操作すると、アクチュエータ2の筒状体21が回動し、作動軸3の先端部30が外筒リング70の突出面73に乗り上がり、作動軸3がアクチュエータ2と反対方向へ押される結果、作動軸3は「第3変位位置」へ移行する。
もし、ここで解錠符号列でない間違った符号を整列させると、作動軸3の凸子32a,32bの位置と各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53bの位置とは揃わず、各ロックギヤ5の凸子係合穴54が作動軸3の凸子32a,32bの対向位置に位置する。このとき、撮み20を回動操作すると、作動軸3は各凸子32a,32bがロックギヤ5の凸子係合穴54に突き当たるまでアクチュエータ2に対して反対方向へ移動するが、作動軸3の先端部30は外筒リング70の突出面73まで到達せず、突出面73を乗り超えられないので、これ以上の撮み20の回動操作が規制される。
作動軸3が「第3変位位置」へ移行した後、さらに、筒状体21が回動すると、作動軸3の先端部30は外筒リング70の外周面70Aに転落し、作動軸3は「第4変位位置」へ移行する。この状態では、各ダイヤル4の溝列41は各ロックギヤ5のいずれの突子列50a,50bとも噛み合っておらず、各ダイヤル4と各ロックギヤ5との係わりは切れているため、解錠符号列の記憶が解除される。従って、各ダイヤル4は単独で回動可能な状態となる。
また、作動軸3の各凸子32a,32bは各ロックギヤ5の凸子摺動溝53a,53b内に進入した状態を維持している。
さらに、各ダイヤル駆動板90は各ダイヤル4に近づいて係わっている。
これ以後、筒状体21がさらに回動すると、回動機構8の第1の傘歯車80が外筒23と一体回動して第2の傘歯車81の回動を開始させるので、筒状体21の回動が作動軸3に伝達されて作動軸3が回動する。
作動軸3が回動すると、当初は作動軸3の凸子32a,32bはダイヤル駆動板90の係合溝91a,91bを摺動し、作動軸3はダイヤル駆動板90に対して1符号分(36度)だけ空転するので、各ダイヤル駆動板90は追随して回動しないが、それ以後は、各ダイヤル駆動板90は作動軸3と一体回動し、各ダイヤル駆動板90の突片92は、対応するダイヤル4について、解錠符号に応じた設定角度位置でダイヤル4の凸部94を引っ掛け、ダイヤル4を強制回動させる。
作動軸3が1回転してダイヤル駆動板90の突片92が所定の角度位置θに至ったとき(図28−1(1)参照)、各窓孔13には各ダイヤル4の符号「0」が出現し、図5および図6に示された「開状態」となる。このとき、作動軸3は先端部30が外筒23の第1の凹部25に嵌り込み、アクチュエータ2の側へ変位して「第1変位位置」になっている。
この発明の符号錠装置の外観を示す平面図である。 この発明の符号錠装置の外観を示す側面図である。 符号錠装置の内部構造を示す正面図である。 符号錠装置の内部構造を示す平面図である。 符号錠装置の内部構造を示す開状態時の水平方向に沿う断面図である。 符号錠装置の内部構造を示す開状態時の垂直方向に沿う断面図である。 符号錠装置の内部構造を示す施錠操作時の水平方向に沿う断面図である。 符号錠装置の内部構造を示す施錠操作時の垂直方向に沿う断面図である。 符号錠装置の内部構造を示す閉状態時の水平方向に沿う断面図である。 符号錠装置の内部構造を示す閉状態時の垂直方向に沿う断面図である。 符号錠装置の内部構造を示す解錠操作時の水平方向に沿う断面図である。 符号錠装置の内部構造を示す解錠操作時の垂直方向に沿う断面図である。 符号錠装置の内部構造を示す解錠操作時の水平方向に沿う断面図である。 符号錠装置の内部構造を示す解錠操作時の垂直方向に沿う断面図である。 ダイヤル本体の側面図である。 ダイヤル本体の正面図である。 図15のA−A線に沿う断面図である。 ロックギヤの側面図である。 ロックギヤの正面図である。 図18のB−B線に沿うロックギヤの断面図である。 ダイヤル駆動板の側面図である。 ダイヤル駆動板の正面図である。 図21のC−C線に沿う断面図である。 外筒の平面図および底面図である。 外筒リングの斜視図である。 第1の傘歯車の平面図である。 可動体の平面図、正面図および右側面図である。 ダイヤル強制駆動機構の動作を示す作動軸、ダイヤル駆動板、およびダイヤルの側面図である。 図28−1の動作の続きを示す作動軸、ダイヤル駆動板、およびダイヤルの側面図である。
符号の説明
2 アクチュエータ
3 作動軸
4 ダイヤル
5 ロックギヤ
6 解錠符号列設定機構
7 往復動機構
8 回動機構
9 ロック機構
21 筒状体
32 凸子
43 符号
53 凸子摺動溝
60 変位機構
90 ダイヤル駆動板
91 係合溝
92 突片
93 摺動溝
94 凸部
100 ダイヤル強制駆動機構

Claims (3)

  1. 周面に複数の符号が表された複数個のダイヤルと、各ダイヤルを決められた位置で回動操作可能に支持する軸方向への往復動と回動とが可能な作動軸と、前記作動軸上の各ダイヤルの位置に回動可能かつ作動軸に沿って往復動可能に設けられる複数個のロックギヤと、施錠および解錠の各操作に応動して回動する筒状体を有するアクチュエータと、前記筒状体と前記作動軸との間に設けられ筒状体の正逆回動に応動して作動軸を往復動させる往復動機構と、前記筒状体と前記作動軸との間に設けられ筒状体の正逆回動に応動して作動軸を回動させる回動機構と、解錠符号列を任意に設定することが可能な解錠符号列設定機構と、各ダイヤルの符号が解錠符号列を構成する整列状態にないとき前記往復動機構による作動軸の移動を規制して筒状体の回動を規制するロック機構と、施錠および解錠の各操作時に各ダイヤルを強制回動させて解錠符号列を整列状態から不整列の状態へ移行させるダイヤル強制駆動機構とを備え、前記ロック機構は、作動軸の軸周面に各ロックギヤに対応して設けられた複数の凸子と、各ロックギヤの内周面の長さ方向に設けられた凸子摺動溝とを含み、解錠符号列が整列状態のとき、凸子と凸子摺動溝との位置が一致して作動軸の移動を許容し、不整列の状態のとき、凸子と凸子摺動溝との位置がずれて作動軸の移動を規制するようにした符号錠装置において、
    前記解錠符号列設定機構は、施錠操作に応動した前記筒状体の回動に全てのロックギヤの往動を連動させて各ダイヤルに係合させることにより解錠符号列を記憶させかつ解錠操作に応動した前記筒状体の回動に全てのロックギヤの復動を連動させて各ダイヤルとの係合を解くことにより解錠符号列の記憶を解除し、
    前記ダイヤル強制駆動機構は、前記作動軸の回動に対して作動軸の各凸子がそれぞれ係合する係合溝を有するダイヤル毎のダイヤル駆動板と、前記筒状体の回動に連動して各ダイヤル駆動板を各ダイヤルに対して変位させる変位機構とを含み、各ダイヤル駆動板の外周と各ダイヤル駆動板に対応するダイヤルの内周との間には、各ダイヤル駆動板が各ダイヤルの方向へ変位した状態のとき、作動軸と一体にダイヤル駆動板が決められた角度だけ回動する間に互いに引っ掛かる部分を設けて、施錠および解錠の各操作時に各ダイヤルを解錠符号列の整列状態から他の所定の符号列の整列状態へ移行させるようにした符号錠装置。
  2. 各ダイヤルは、周面に0を含むn個の数字が表されたものであり、前記ダイヤル強制駆動機構の各ダイヤル駆動板は、施錠および解錠の各操作時に各ダイヤルを、最大で(360度−360度/n)の角度だけ回動させて、符号の0がダイヤルの数だけ並んだ状態へ移行させる請求項1に記載された符号錠装置。
  3. 各ダイヤル駆動板の外周には突片が形成され、各ダイヤルの内周に前記突片が摺動する摺動溝が形成されるとともに、摺動溝内に突片が引っ掛かる凸部が設けられている請求項1または2に記載された符号錠装置。
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