JP3330899B2 - 符号錠装置 - Google Patents
符号錠装置Info
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Description
などに用いられる符号錠装置に関し、特に、この発明
は、複数個のダイヤルにより任意の解錠符号列を設定す
ることが可能な符号錠装置に関する。
貸ロッカーの扉部に取り付けられ、解錠時および施錠時
の撮み操作で掛け金具が正逆回動して開閉動作し、貸ロ
ッカーの本体部に設けられた受け金具に係脱する。この
符号錠装置は、扉部の前面に位置させる複数個のダイヤ
ルを有し、これらのダイヤルを手操作することにより、
施錠時には解錠符号列の設定が、解錠時には解錠符号列
の整列が、それぞれ行われる。なお、施錠時に設定され
た解錠符号列は記憶機構により記憶される。
手操作して所望の解錠符号列を設定した後、つぎに撮み
操作を行うと、掛け金具が本体部の受け金具に係合し、
設定された解錠符号列が記憶機構に記憶される。つぎ
に、各ダイヤルを手操作して解錠符号列を適当に崩す
と、解錠符号列が記憶保持された状態で、ロック機構に
より施錠状態が形成される。解錠に際しては、複数個の
ダイヤルを手操作して解錠符号列を整列させると、ロッ
ク機構が解錠状態となるので、つぎに、撮み操作を行
い、掛け金具を本体部の受け金具より外す。
操作時、掛け金具を本体部の受け金具に係合させる撮み
操作のみで施錠が完了したものと勘違いし、解錠符号列
を崩す操作を忘れるようなことがある。その結果、解錠
状態のまま放置され、盗難の危険に曝されることにな
る。
は先般、施錠に際して、解錠符号列の設定後に撮み操作
が行われたとき、設定された解錠符号列を記憶機構に記
憶させるとともに、各ダイヤルを強制的に回動させて、
解錠符号列を自動的に崩すように構成した符号錠装置を
提案した(特許第2564238号および特許第276
9810号)。
の符号錠装置は、施錠時の撮み操作のみで解錠符号列を
記憶させ、かつ解錠符号列を崩す構成のものであるた
め、内部機構が複雑化かつ大型化し、製作や調整に手数
がかかるという問題がある。また、施錠時の撮み操作で
解錠符号列が自動的に崩されるので、確実に施錠される
ものの、撮み操作後に、解錠符号列の設定内容を再確認
できないため、特に慌てて施錠操作を行った場合など、
解錠符号列を暗記していないという事態が発生し、トラ
ブル発生の要因となる。
もので、解錠符号列を崩すための専用の操作具を設け、
この操作具を操作してはじめて解錠符号列を崩すような
構成とすることにより、内部機構の複雑化と大型化とを
防止し、解錠符号列の設定内容を確実に再確認できる符
号錠装置を提供することを目的とする。
開閉動作させるための操作により駆動する操作駆動部
と、施錠時の解錠符号列の設定および解錠時の解錠符号
列の整列のために回動操作される複数個のダイヤルと、
前記操作駆動部の駆動に応動して設定された解錠符号列
を記憶する記憶機構と、前記記憶機構の作動後に解錠符
号列を崩すことにより施錠状態を形成し施錠状態で解錠
符号列を揃えることにより解錠状態を形成するロック機
構とを備えた符号錠装置において、前記解錠符号列を崩
すために操作される操作具と、前記操作具の操作により
所定の角度だけ回動する回転駆動軸と、前記回転駆動軸
の回動を各ダイヤルに伝達して各ダイヤルを一体に回動
させる動力伝達機構とを備えたものである。前記動力伝
達機構は、回転駆動軸が所定の角度だけ回動する間に、
各ダイヤルを現在の角度位置から所定の角度位置まで回
動するように各ダイヤルの回動角度を制御する制御機構
を含み、前記制御機構は、回転駆動軸が各ダイヤルの現
在の角度位置に対応する角度位置まで回動した時点で各
ダイヤルの一体回動を個別に開始させ、各ダイヤルの回
動が所定の角度位置に達した時点で回転駆動軸の回動を
停止させるようにしている。
い、操作駆動部を駆動させて解錠符号列を記憶機構に記
憶させた後に、操作具を操作すると、回転駆動軸が所定
の角度だけ回動する。この回転駆動軸の回動は動力伝達
機構により各ダイヤルに伝達され、各ダイヤルが回転駆
動軸と一体に回動する。この場合、回転駆動軸が所定の
角度だけ回動する間に、各ダイヤルが現在の角度位置か
ら所定の角度位置まで回動するので、解錠符号列が崩さ
れて他の符号列となり、施錠状態が形成される。操作具
の操作で回転駆動軸が回動するとき、回転駆動軸が各ダ
イヤルの現在の角度位置に対応する角度位置まで回動し
た時点で各ダイヤルが一体回動を個別に開始し、各ダイ
ヤルの回動が所定の角度位置に達した時点で回転駆動軸
の回動が停止するので、解錠符号列が崩されて所定の他
の符号列となり、施錠状態が形成される。
外観を、また、図3〜図6は、この符号錠装置の内部構
造を、それぞれ示す。この符号錠装置は、例えば、貸ロ
ッカーの扉部に取り付けられ、符号錠装置の掛け金具1
が90度正逆回動して、貸ロッカーの本体部に取り付け
られた受け金具2に係脱する。
金具2に係合した状態を「閉状態」、この「閉状態」が
ロック保持されている状態を「施錠状態」、ロック解除
された状態を「解錠状態」、掛け金具1が受け金具2よ
り外れた状態を「開状態」という。また、「開状態」か
ら「閉状態」を経て「施錠状態」へ至る操作を「施錠操
作」、「閉状態」から「解錠状態」を経て「開状態」へ
至る操作を「解錠操作」という。図1〜図6には、「開
状態」にある符号錠装置の外観および内部構造が、ま
た、図7〜図18には、「開状態」での解錠符号列の設
定操作に始まり施錠操作の完了に至るまでの各状態の内
部構造が、それぞれ段階的に示してある。
面開口が前面プレート3で塞がれている。前面プレート
3の一端部寄りには円形の開口部4が、中央部から他端
部にかけて4個の窓孔5が、その下方に矩形の開口部6
が、それぞれ設けられている。
部4の位置に操作駆動部10が、4個の窓孔5の位置に
符号錠の機構が、矩形の開口部6の位置に操作具30お
よびゼロ復帰機構40が、それぞれ組み込まれる。円形
の開口部4からは、操作駆動部10を構成する筒状体1
1の上端部が前面プレート3上へ突出する。筒状体11
には施錠および解錠操作のための撮み16が取り付けて
ある。この撮み16は、90度の角度範囲で回動操作さ
れる。なお、図3および図4は、撮み16を取り除いた
状態で示してある。
の鍵孔17が設けてある。マスター鍵は、解錠符号列を
設定した者が解錠符号列を忘れてしまったときなどに応
急処理的に使用される。なお、操作駆動部10にシリン
ダ錠の機構を組み込めば、前記鍵孔17には、マスター
鍵のみならず、シリンダ錠を解錠するための鍵も挿入さ
れる。
用いられる4個のダイヤル50が配置される。各窓孔5
からは、各ダイヤル50のダイヤル操作板51が前面プ
レート3上へ突出する。各窓孔5は、ダイヤル操作板5
1を突出させる長孔部7と、この長孔部7に連続する矩
形孔部8とを有する。各矩形孔部8からはそれぞれのダ
イヤル50に表された符号(この実施例では、「0」か
ら「9」の数字)が現れる。
押釦31が前面プレート3上へ突出する。この押釦31
は、施錠操作時に、設定された解錠符号列を崩して施錠
するために押操作される。押釦31の操作により解錠符
号列が崩れ、「0」が4個並んだ符号列(以下、「初期
符号列」という。)に設定される。この実施例では、解
錠操作の終了後に押釦31を押操作した場合にも、解錠
符号列が崩されて前記初期符号列に復帰するようになっ
ている。
や解錠符号列の設定および記憶のための構成に加えて、
解錠符号列を崩して初期符号列に復帰させるためのゼロ
復帰機構を含む。以下、操作駆動部10,作動軸20,
4個のダイヤル50,記憶機構60,ロック機構80,
操作具30、およびゼロ復帰機構40などの各構成を順
次説明する。
施錠操作と一体に回動する筒状体11により構成され
る。前記筒状体11は、内筒12の外周に外筒13が嵌
められた構成のものである。内筒12の内部には、図示
していないが、マスター鍵の挿入により作動する錠機構
が組み込んである。この錠機構は、複数のディスクタン
ブラーを有し、マスター鍵が挿入されていない状態で
は、すべてのディスクタンブラーが外筒13の内周面に
設けられた溝に係合し、内筒12と外筒13とを一体化
する。マスター鍵が挿入されると、前記すべてのディス
クタンブラーが作動し、外筒13の溝との係合が外れる
ため、内筒12だけが単独で回動可能となる。
「開状態」の角度位置にあるときに作動軸20の方向を
向く第1の凹部14と、筒状体11が「閉位置」の角度
位置にあるときに作動軸20の方向を向く第2の凹部1
5とが設けてある。第1の凹部14は、作動軸20の先
端および後述する前部ブッシュ61が一体で嵌まる大き
さに、また、第2の凹部15は、作動軸20の先端のみ
が嵌まる大きさに、それぞれ形成されている。
かつ第1、第2の各凹部14,15に嵌入することが可
能な半球状の先端面21を有する。作動軸20の基端に
は支え軸22が突設される。この支え軸22は回転しな
いように後部側の支持板27に設けられた軸受23に支
持される。作動軸20の先端部分は前部ブッシュ61に
支持され、前部ブッシュ61は前部側の支持板25に開
設された軸受孔24に支持される。作動軸20は操作駆
動部10と直交する水平方向に往復動可能である。前記
支え軸22上には圧縮ばね26が装着され、そのばね力
で作動軸20は常時、操作駆動部10の方向へ付勢され
る。作動軸20の軸周面には、一定間隔毎にロック機構
80を構成する4個の凸子82がそれぞれ同じ角度位置
に一体突設してある。
クギヤ52を介して回動可能に配備される。各ダイヤル
50は、図19および図20に示すように、筒状壁54
の一端部にダイヤル操作板51および従動ギヤ53が、
それぞれ一体形成されて成る。前記従動ギヤ53は後述
するゼロ復帰機構40を構成する。筒状壁54の外周面
には等角度位置毎に「0」〜「9」の符号が表されてい
る。筒状壁54の他端部の端面には、10個のくぼみ6
4が形成されている。これらくぼみ64は後述する記憶
機構60を構成する。
記憶させるための機構であり、各ロックギヤ52を往復
変位させるための変位機構と、各ダイヤル50と各ロッ
クギヤ52との係わり角度状態を設定するための噛合機
構とから成る。ここで、解錠符号列とは、各窓孔5に出
現した各ダイヤル50の符号の並びの中で、整列したと
きに符号錠を「解錠状態」に設定する符号の並びをい
う。なお、以下の説明中、解錠符号列を構成する各ダイ
ヤル50の符号を、単に、「解錠符号」という場合があ
る。
成された第1、第2の各凹部14,15と、作動軸20
の先端部分に摺動自由に嵌められた前部ブッシュ61
と、各ロックギヤ52を後部ブッシュ62を介して操作
駆動部10の方向へ付勢する圧縮ばね63とを含む。前
部ブッシュ61は、開口した先端縁が筒状体11の外周
面に突き当たる。前部ブッシュ61の後端縁は先頭のロ
ックギヤ52と当接する。前部ブッシュ61の先端開口
からは作動軸20の先端面21が突出する。
筒状体11の第1の凹部14は作動軸20の方向を向
く。作動軸20は圧縮ばね26のばね力により、また、
各ロックギヤ52および前部ブッシュ61は圧縮ばね6
3のばね力により、それぞれ押されて筒状体11の方向
へ変位し、作動軸20の先端面21および前部ブッシュ
61の先端縁が第1の凹部14内へ嵌入する。この状態
のとき、作動軸20および各ロックギヤ52の両方が操
作駆動部10の側へ変位した状態(以下、「第1の変位
状態」という。)にある。
状態」への移行時の状態が示してある。この状態では、
筒状体11のいずれの凹部14,15も作動軸20の方
向を向いておらず、作動軸20の先端面21および前部
ブッシュ61の先端縁は筒状体11の外周面に乗り上が
って当接している。この状態のとき、作動軸20および
各ロックギヤ52の両方は操作駆動部10と反対側へ変
位した状態(以下、「第2の変位状態」という。)にあ
る。
は、筒状体11の第2の凹部15が作動軸20の方向を
向く。この第2の凹部15は、作動軸20の先端面21
は嵌入するが、前部ブッシュ61の先端縁は嵌入しない
大きさに形成されているので、作動軸20のみが圧縮ば
ね26のばね力で押されて筒状体11に向けて変位し、
その先端面21が第2の凹部15内へ嵌入する。この状
態のとき、作動軸20のみが操作駆動部10の側へ変位
した状態(以下、「第3の変位状態」という。)にあ
る。
に示すように、各ダイヤル50の筒状壁54の内周面に
形成された10個のくぼみ64と、図21および図22
に示すように、各ロックギヤ52の外周面に突設された
10個の突子65とで構成される。各ダイヤル50のく
ぼみ64と各ロックギヤ52の突子65との噛み合い角
度位置、すなわちロックギヤ52に対するダイヤル50
の嵌合角度位置は符号数に相当する数だけ存在するの
で、解錠符号は、両者の嵌合角度位置に応じて、10と
おり設定可能である。
ロックギヤ52は操作駆動部10の側へ変位した「第1
の変位状態」にあるので、各ダイヤル50のくぼみ64
と各ロックギヤ52の突子65とは噛み合っておらず、
各ダイヤル50と各ロックギヤ52との係わりは切れて
いる。これにより、「開状態」のときの各ダイヤル50
は、それ単独で回動することが可能な状態にあり、図7
に示すように、任意の解錠符号を設定できる。図7に示
す例では、下位2桁に相当する2個のダイヤル50のみ
が回動操作されて、「0055」の解錠符号列が設定さ
れている。
状態」への移行時には、各ロックギヤ52は操作駆動部
10と反対側へ変位した「第2の変位状態」にあるの
で、各ダイヤル50のくぼみ64と各ロックギヤ52の
突子65とが噛み合って係わり合い、設定された解錠符
号列が記憶される。
きも、各ロックギヤ52は操作駆動部10と反対側へ変
位した状態を維持しているので、各ダイヤル50のくぼ
み64と各ロックギヤ52の突子65とは噛み合った状
態のままであり、設定された解錠符号列の記憶が保持さ
れる。
れた各ダイヤル50の符号がすべて解錠符号であるとき
(解錠符号列が生成されたとき)、操作駆動部10の作
動を許容し、一方、各窓孔5に現れたいずれかのダイヤ
ル50の符号が解錠符号でないとき(解錠符号列が崩れ
ているとき)、操作駆動部10の作動を規制するもので
ある。
軸20の軸周面に突設された4個の凸子82と、各ロッ
クギヤ52の一端の内周面に軸方向に設けられた凸子係
合溝81と、各ロックギヤ52の他端の内周面に周設さ
れた周溝83と、前部ブッシュ61の後端の内周面に周
設された直線溝84と、筒状体11の外周面に形成され
た第2の凹部15とで構成される。
び図4に示す「開状態」のときも、図8および図9に示
す「開状態」から「閉状態」への移行時も、各ロックギ
ヤ52の凸子係合溝81内に係入し、各ロックギヤ52
の回動を規制している。「開状態」のときは、各ダイヤ
ル50はロックギヤ52との係わりが切れているから、
各ダイヤル50を回動操作して解錠符号の設定および変
更が可能である。一方、「開状態」から「閉状態」への
移行時には、各ダイヤル50は各ロックギヤ52と係わ
り合っているから、各ダイヤル50の回動操作は規制さ
れる。
ると、作動軸20の各凸子82が各ロックギヤ52の凸
子係合溝81より脱出し、隣のロックギヤ52の周溝8
3内や前部ブッシュ61の直線溝84内に入り込むの
で、各ロックギヤ52は作動軸20に対し回動可能な状
態となる。このとき、各ダイヤル50はロックギヤ52
と係わった状態にあり、解錠符号は記憶保持されてい
る。
30の操作でゼロ復帰機構40が作動すると、各ダイヤ
ル50と各ロックギヤ52とが一体に回動して解錠符号
列が崩される結果、各凸子82と各ロックギヤ52の凸
子係合溝81とが周方向へ位置ずれし、施錠状態が生成
される。この位置ずれ状態で撮み16を「開状態」の方
向へ回そうとすると、凸子82と凸子係合溝81との位
置ずれで作動軸20の基端方向への変位が規制され、か
つ作動軸20の先端面21が筒状体11の第2の凹部1
5に嵌入しているため、筒状体11は回動できず、撮み
16の操作が不可能である。
ート3上へ突出させる押釦31を有する。この押釦31
の下面には、図5および図6に示すように、ゼロ復帰機
構40を作動させるための第1、第2の各操作片32,
33がそれぞれ一体に突設されている。第1の操作片3
2は角軸状をなし、下端面にテーパ状の押圧面34が形
成されている。第2の操作片33は板状をなし、一側縁
にラックギヤ35が形成してある。図15および図16
には、操作具30が操作された途中の状態が、また、図
17および図18には、操作具30の操作が終了した最
終の状態が、それぞれ示してある。
30の押釦31が押されたとき、各ダイヤル50を強制
的に回動させて整列状態の解錠符号列を崩すとともに、
各ダイヤル50を所定の角度位置まで回動させて、4個
の窓孔5に「0」が並ぶ初期符号列に復帰させるための
ものである。
に「0」が出現する角度位置まで各ダイヤル50を強制
的に回動させる構成のものであるが、これに限らず、他
の決められた符号(例えば「1」)を各窓孔5に出現さ
せる構成のものであってもよい。また、この実施例で
は、解錠操作により「閉状態」から「開状態」へ移行さ
せた後に、操作具30の押釦31が押された場合にも、
同様に、整列状態の解錠符号列を崩して初期符号列に復
帰させるよう構成している。
この実施例のゼロ復帰機構40は、図3、図5、および
図6に示すように、前記押釦31による操作具30の上
下動作に係わって往復動および回動する回転駆動軸41
と、回転駆動軸41の回動を各ダイヤル50に伝達して
各ダイヤル50を一体回動させる動力伝達機構42とを
備えている。
に設けられるもので、回転駆動軸41の先端は前記操作
具30の第1の操作片32の真下に位置する。操作具3
0が押されて第1の操作片32が下がると、第1の操作
片32の押圧面34はテーパ状であるので、図15およ
び図16に示すように、押圧面34が回転駆動軸41の
先端を基端方向へ押して変位させる。回転駆動軸41の
基端部には圧縮ばね43が装着されており、第1の操作
片32が上がって復帰すると、この圧縮ばね43のばね
力により回転駆動軸41が操作具30の方向へ戻され
る。
の第2の操作片33の下方位置に対応させて、ピニオン
ギヤ44が装着される。回転駆動軸41とピニオンギヤ
44とは、一体に少なくとも180度回動するが、ピニ
オンギヤ44に対して回転駆動軸41は往復動自由とな
っている。前記操作具30が押されて第2の操作片33
が下がると、図15〜図18に示すように、第2の操作
片33のラックギヤ34がピニオンギヤ44と噛み合
い、第2の操作片33の直線運動が回転駆動軸41の回
転運動に変換される。操作具30には圧縮ばね36が装
着されており、操作具30に対する押圧力が解除された
とき、この圧縮ばね36のばね力で操作具30は押し上
げられて復帰動作する。
に一体形成された従動ギヤ53と、回転駆動軸41上の
各ダイヤル50との対応位置に回動自由に配備される4
個の駆動ギヤ45と、回転駆動軸41と各駆動ギヤ45
との間に介在させるクラッチ機構71とを含んでいる。
このクラッチ機構71は、従動ギヤ53に形成された後
述する切欠55とで制御機構70を構成する。この制御
機構70は、回転駆動軸41が所定の角度だけ回動する
間に、解錠符号が窓孔5に出現している角度位置から
「0」が窓孔5に出現する角度位置まで各ダイヤル50
が回動するように各ダイヤル50の回動角度を制御す
る。この実施例のものは、回転駆動軸41の回動に合わ
せて各ダイヤル50を一斉に一体回動させ、各ダイヤル
50について「0」が窓孔5に出現する角度位置に達す
る毎に、回転駆動軸41との一体回動を個別に解除する
構成のものである。
ギヤ53と噛み合うもので、回転駆動軸41上で回動自
由である。また、回転駆動軸41は各駆動ギヤ45に対
して往復動自由である。各駆動ギヤ45にはボス部46
が一体形成され、ボス部46の端面には、前記クラッチ
機構71を構成する複数個(この実施例では10個)の
切込溝72が一定角度毎に開設されている。
が1対2の関係に設定されているので、駆動ギヤ45が
半回転する間に従動ギヤ53は1回転する。各従動ギヤ
53の外周の歯面には、図6に示すように、ダイヤル5
0の角度位置が、ゼロが窓孔5に出現する角度位置にな
ったとき、対応する駆動ギヤ45との噛み合いが外れる
よう切欠部55が形成されている。
ときの駆動ギヤ45と従動ギヤ53との関係を示すもの
で、駆動ギヤ45と従動ギヤ53とは噛み合い、従動ギ
ヤ53の切欠部55は駆動ギヤ45に対して反対側に位
置している。この駆動ギヤ45と従動ギヤ53との噛み
合いにより、駆動ギヤ45の回転力は従動ギヤ53へ伝
達されてダイヤル50が一体回動する。
ときの駆動ギヤ45と従動ギヤ53との関係を示すもの
で、従動ギヤ53の切欠部55が駆動ギヤ45の位置に
あり、駆動ギヤ45と従動ギヤ53との噛み合いが外れ
ている。この駆動ギヤ45と従動ギヤ53との噛み合い
が外れた状態のとき、駆動ギヤ45の回転は従動ギヤ5
3へ伝達されず、ダイヤル50は一体回動しない。
の往復動により回転駆動軸41に各駆動ギヤ45を係脱
させることにより、各ダイヤル50への回転駆動軸41
の回転の伝達をオン、オフするためのものである。この
実施例では、回転駆動軸41の各駆動ギヤ45に対応す
る位置に、所定長さの取付溝73をそれぞれ貫通させて
開設するとともに、各取付溝73に各駆動ギヤ45のボ
ス部46に開設された切込溝72に係脱する係合片74
を取り付けて成る。
脂成形体であり、両端の固定端部75と自由端部76と
を連結部77によりN型形状に連結した構造のものであ
る。前記固定端部75は取付溝73の操作具30の側の
溝端に固定され、自由端部76は取付溝73の反対側の
溝端に解放状態で係止してあり、前記連結部77の撓み
動作と復元動作とにより、自由端部76が取付溝73の
内部で軸方向へ往復摺動する。この自由端部76は、両
端が回転駆動軸41の周面より突出しており、この両端
の突出部が駆動ギヤ45のいずれか対角位置にある2個
の切込溝72に係脱する。
に、操作具30が操作されていないときは、係合片74
の自由端部76は駆動ギヤ45の切込溝72とは係合し
ていないが、図12および図15に示すように、操作具
30が操作されたときは、係合片74の自由端部76は
駆動ギヤ45のいずれかの切込溝72と係合する。
ては、各ダイヤル50を間欠的に動作させて窓孔5に各
符号を順次出現させかつ定位させる機構などが組み込ま
れるが、この発明の要旨と関係しないので、ここでは図
示並びに説明を省略する。
記した実施例の構成のものに限られないことはいうまで
もない。例えば、操作具30は、この実施例のような押
釦式のものである必要はなく、レバーやハンドル式のも
のであってもよい。また、制御機構70に用いられるク
ラッチ機構71は、種々の構成態様のものを採択するこ
とが可能である。さらに、動力伝達機構42に用いられ
る駆動ギヤ45や従動ギヤ53は、例えば、ベルトを用
いたものに置き換えることも可能である。
錠装置の内部構造および動作を示す。このうち、図23
〜図27は「開状態」のとき、図28および図29は解
錠符号列の設定時、図30は「開状態」から「閉状態」
への移行時、図31は「閉状態」のとき、図32〜図3
4は操作具30の操作開始時、図35〜図38は操作具
30の操作途中、図39〜図42は操作具30の操作終
了時、図43および図44は操作具30の復帰時をそれ
ぞれ示す。図示例の符号錠装置も、上記した図1〜図2
2の実施例と同様、操作駆動部10,作動軸20,4個
のダイヤル50,記憶機構60,およびロック機構80
を備えている。なお、この発明の実施例においても、解
錠符号列の記憶や施錠および解錠の原理は、図1〜図2
2の実施例と同様であるので、ここでは、図1〜図22
の実施例と同様の構成についてはその実施例と同じ符号
を付することで詳細な説明を省略する。
5に示すように、筒状壁54の一端部にダイヤル操作板
51のみが形成され、従動ギヤ53は、筒状壁54の他
端部に設けられている。この従動ギヤ53は、後述する
駆動ギヤ45などとともに動力伝達機構42を構成す
る。
に示すように、押釦31の下面に設けられる第1の操作
片32が一対の角軸状をなす脚32a,32bで構成さ
れている。各脚32a,32bの下端面には、図25に
示すようなテーパ状の押圧面34がそれぞれ形成されて
いる。各押圧面34は、回転駆動軸41の先端に設けら
れた止め軸37の頭部37aに内側より当接しており、
押釦31の押操作で第1の操作片32が下がると、図3
2〜図34に示すように、各押圧面34のテーパにより
止め軸37の頭部37aが押されて回転駆動軸41が駆
動操作部10の方向へ変位する。その後は、図35〜図
38に示すように、頭部37aが操作片32に支持され
た状態で止め軸37の軸部37bが脚32a,32b間
の間隙に入り込んで摺動し、回転駆動軸41が変位した
状態のままで保持される。
33は、図1〜図22の実施例と同様のラックギヤ35
を備えており、このラックギヤ35は、回転駆動軸41
の先端部に配備されたピニオンギヤ44と噛み合ってい
る。
態」で操作具30の押釦31が押されたとき、各ダイヤ
ル50を強制的に回動させて整列状態の解錠符号列を崩
すとともに、各ダイヤル50を所定の角度位置まで回動
させて、4個の窓孔5に「0」が並ぶ初期符号列に復帰
させるものであり、操作具30の上下動作に係わって往
復動および回動する回転駆動軸41と、回転駆動軸41
の回動を各ダイヤル50に伝達して各ダイヤル50を一
体回動させる動力伝達機構42とを備える。回転駆動軸
41の後端部には引張りばね49が装着され、操作具3
0が圧縮ばね36のばね力で上がって復帰動作すると、
前記引張りばね49のばね力で回転駆動軸41が操作具
30と反対方向へ戻される。
の従動ギヤ53と、各従動ギヤ53と噛み合う4個の駆
動ギヤ45と、回転駆動軸41と各駆動ギヤ45との間
に介在するクラッチ機構71とを含む。前記の各駆動ギ
ヤ45は、回転駆動軸41に対して摺動自由かつ回動自
由である。前記クラッチ機構71は制御機構70を構成
するもので、解錠符号が窓孔5に出現している各ダイヤ
ル50の現在の角度位置に対応する角度位置まで回転駆
動軸41が回動した時点で各ダイヤル50の一体回動を
個別に開始させ、「0」が窓孔5に出現する角度位置に
達した時点で回転駆動軸41の回動を停止させる構成の
ものである。
の実施例では、回転駆動軸41の各ダイヤル50との対
応位置に円盤状の駆動プレート78を取り付けて回転駆
動軸41と一体に回動かつ往復動するようにし、一方、
各駆動ギヤ45には係合ピン47を駆動プレート78の
外周部に対向させて設けるとともに、各駆動プレート7
8の外周縁に前記係合ピン47と係脱する2個の切欠凹
部79a,79bを対角位置に形成している。
され、駆動プレート78の方向へ付勢される。回転駆動
軸41と一体に駆動プレート78が駆動ギヤ45に向け
て移動したとき、駆動プレート78のいずれかの切欠凹
部79a,79bと駆動ギヤ45の係合ピン47とが対
向位置していれば、係合ピン47は対向する切欠凹部と
係合するので、駆動ギヤ45は駆動プレート78と一体
に回転する。一方、係合ピン47に対して切欠凹部79
a,79bが位置ずれしていれば、係合ピン47は、駆
動プレート78の表面に当接して摺動し、切欠凹部79
a,79bの一方が対向位置にきたとき、その切欠凹部
と係合する。
が1対2の関係に設定されており、駆動ギヤ45の半回
転に対して従動ギヤ53は1回転する。回転駆動軸41
は、操作具30の押操作により半回転するように前記ラ
ックギヤ35とピニオンギヤ44の歯数やピッチが設定
されており、操作具30が押操作されていない待機状態
のとき、図25および図26に示すように、一方の切欠
凹部79aが前面プレート3の側に位置するよう駆動プ
レート78の回転駆動軸41への取付角度位置が設定し
てある。
出現する角度位置にあるとき、駆動ギヤ45の係合ピン
47が最上位置に位置するよう係合ピン47の各駆動ギ
ヤ45への組込位置が設定してある。従って、任意の角
度位置にある係合ピン47が駆動プレート78のいずれ
かの切欠凹部79a,79bに係合して、最上位置まで
回動したとき、窓孔5に出現するダイヤル50の符号は
「0」となる。
号錠装置について、施錠操作時の一連の動作を詳細に説
明する。いま、符号錠装置が図1〜図6に示された「開
状態」にあるとき、作動軸20の先端面21および前部
ブッシュ61の先端縁は筒状体11の第1の凹部14に
嵌まり、作動軸20および各ロックギヤ52は操作駆動
部10の側へ最も変位した「第1の変位状態」にある。
この状態では、各ダイヤル50は各ロックギヤ52と係
わりが切れた回動自由な状態、すなわち各ダイヤル50
のくぼみ64と各ロックギヤ52の突子65との係合が
外れた状態にあるので、解錠符号を自在に設定すること
が可能である。
動操作し、図7に示す「0055」のような任意の解錠
符号列に設定した後、撮み16を回動操作すると、筒状
体11が回動し、図8および図9に示すように、作動軸
20の先端面21および前部ブッシュ61の先端縁が第
1の凹部14より脱出して筒状体11の外周面に乗り上
がって当接する。このため、「開状態」から「閉状態」
への移行時は、作動軸20および各ロックギヤ52が作
動軸20の基端側へ変位した「第2の変位状態」とな
る。この「第2の変位状態」では、各ダイヤル50は各
ロックギヤ52と係わり合った状態、すなわち各ダイヤ
ル50のくぼみ64と各ロックギヤ52の突子65とが
係合した状態にあり、設定された解錠符号列が記憶され
る。また、作動軸20の4個の凸子82は各ロックギヤ
52の凸子係合溝81に入り込んでいるため、撮み16
の回動操作時は各ロックギヤ52の回動が規制される。
き、図10および図11に示すように、作動軸20の先
端面21は筒状体11の第2の凹部15に嵌まり込む
が、前部ブッシュ61の先端縁は筒状体11の外周面に
乗り上がったままであり、作動軸20のみが操作駆動部
10の側へ変位した「第3の変位状態」となる。この
「第3の変位状態」では、各ダイヤル50は各ロックギ
ヤ52と係わった状態が保持され、一方、作動軸20の
4個の凸子82が各ロックギヤ52の凸子係合溝81よ
り脱出して係わりが切れているので、作動軸20に対し
て各ダイヤル50および各ロックギヤ52は一体回動が
可能な状態になっている。以上の動作は、この発明の実
施例(図22〜図44の実施例)についても同様であ
る。
図15および図16に示すように、第1の操作片32が
下がって押圧面34が回転駆動軸41を押すので、回転
駆動軸41が基端方向へ移動して、クラッチ機構71の
各係合片74と各駆動ギヤ45の切込溝72とが係合
し、回転駆動軸41と各駆動ギヤ45とが一体化する。
わずかな時間だけ遅れて、第2の操作片33のラックギ
ヤ35が回転駆動軸41のピニオンギヤ44と噛み合う
ので、回転駆動軸41が回動し、各ダイヤル50の従動
ギヤ53は各駆動ギヤ45と一体回動することが可能な
状態となる。
体例では、窓孔5に「5」が出現している2個のダイヤ
ル50については、従動ギヤ53が駆動ギヤ45と一体
回動し、窓孔5に「0」が出現する位置までダイヤル5
0が回動したとき、従動ギヤ53の切欠部55が駆動ギ
ヤ45の位置に至り、駆動ギヤ45と従動ギヤ53との
噛み合いが外れる。その結果、駆動ギヤ45の回動は従
動ギヤ53へ伝達されなくなり、ダイヤル50は回動を
停止する。窓孔5に「0」が出現している他のダイヤル
50については、従動ギヤ53の切欠部55が駆動ギヤ
45の位置にあって駆動ギヤ45と従動ギヤ53との噛
み合いが外れているので、駆動ギヤ45の回動は従動ギ
ヤ53へ伝達されず、ダイヤル50は回動しない。従っ
て、窓孔5に出現している符号は「0」のままである。
ると、図31に示す「閉状態」において、操作具30の
押釦31を押すと、図32および図33に示すように、
第1の操作片32が下がって押圧面34が止め軸37の
頭部37aを押し、回転駆動軸41を操作駆動部10の
方向へ移動させる。これにより、各駆動プレート78は
各駆動ギヤ45に接近し、係合ピン47といずれかの切
欠凹部79a,79bとの位置が一致していれば、両者
が係合することが可能である。
7に示す「開状態」において、ダイヤル50を操作し
て、図28に示すように、解錠符号列が例えば「005
5」に設定された場合、窓孔5に「5」が出現している
下位2桁の2個のダイヤル50については、図29に示
すように、駆動プレート78の切欠凹部79a,79b
に対して駆動ギヤ45の係合ピン47が位置ずれしてい
る。この状態で操作具30が操作されると、係合ピン4
7は駆動プレート78の表面に当接する。わずかな時間
だけ遅れて、第1の操作片33のラックギヤ35が回転
駆動軸41のピニオンギヤ44と噛み合うと、回転駆動
軸41が回動する。
7に示すように、係合ピン47が一方の切欠凹部79b
と係合する。その結果、駆動ギヤ45が回転を開始し、
これにダイヤル50の従動ギヤ53も一体に回動するの
で、解錠符号が崩される。そして、図39および図40
に示すように、窓孔5に「0」が出現する位置までダイ
ヤル50が回動したとき、回転駆動軸41の回動が停止
する。
各ダイヤル50については、駆動プレート78の一方の
切欠凹部79aに対して駆動ギヤ45の係合ピン47の
位置が一致しているので、係合ピン47は駆動プレート
78の切欠凹部79aと直ちに係合する。その結果、回
転駆動軸41の回転と同時に駆動ギヤ45が回転を開始
し、これにダイヤル50の従動ギヤ53も一体に回動す
るので、解錠符号が崩される。回転駆動軸41が半回転
したとき、図39および図40に示すように、窓孔5に
は再度「0」が出現し、回転駆動軸41は回動を停止す
る。
ばね36のばね力が作用して、押圧具30が復帰動作す
るが、このとき回転駆動軸41が前記と反対方向に半回
転するので、図43および図44に示すように、各ダイ
ヤル50も一斉に前記と反対方向に1回転し、各窓孔5
には「0」が出現して初期符号列となる。
符号錠装置が施錠状態のときは、各ダイヤル50は各ロ
ックギヤ52と係わり合った状態にあり、かつ各ロック
ギヤ52は作動軸20と係わりが切れた状態にあり、各
ダイヤル50を操作して、設定した解錠符号列を整列さ
せることが可能である。
動操作して解錠符号列を整列させると、各ロックギヤ5
2の凸子係合溝84の位置と、作動軸20上の対応する
凸子82の位置とが一致し、解錠状態が生成される。こ
の状態で撮み16を回動操作すると、筒状体11が回動
して図3および図4に示す「開状態」に復帰する。な
お、この「開状態」において、操作具30を押操作すれ
ば、ゼロ復帰機構40の作用により各ダイヤル50をゼ
ロ復帰させることができる。
すための操作具を設け、この操作具の操作により解錠符
号列を崩すようにしたから、操作具を操作する直前に解
錠符号列の設定内容を再確認することが可能であり、ト
ラブルの発生を防止できる。また、解錠符号列を崩す動
作を解錠符号列を記憶させる動作と切り離すようにした
から、施錠操作で解錠符号列を記憶させかつ崩すように
構成した従来例と比較して、内部機構が簡易化かつ小型
化され、製作や調整に要する手数が軽減される。さら
に、回転駆動軸が各ダイヤルの現在の角度位置に対応す
る角度位置まで回動した時点で各ダイヤルの一体回動を
個別に開始させ、各ダイヤルの回動が所定の角度位置に
達した時点で回転駆動軸の回動を停止させるようにした
から、上記した効果に加えて、確実に解錠符号列を崩し
かつ他の所定の符号列に復帰させることができるという
効果がある。
の水平断面図である。
の状態を示す側面図である。
図である。
移行時の水平断面図である。
図である。
である。
ロ復帰機構の状態を示す側面図である。
帰機構の状態を示す側面図である。
る。
ロ復帰機構の状態を示す側面図である。
の水平断面図である。
状態を示す側面図である。
ロ復帰機構の状態を示す側面図である。
の水平断面図である。
帰機構の状態を示す側面図である。
状態」への移行時の水平断面図である。
水平断面図である。
の水平断面図である。
ゼロ復帰機構の状態を示す側面図である。
垂直断面図である。
機構の状態を示す側面図である。
よびゼロ復帰機構の状態を示す側面図である。
の垂直断面図である。
の状態を示す側面図である。
ゼロ復帰機構の状態を示す側面図である。
る。
構の状態を示す側面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 掛け金具を開閉動作させるための操作に
より駆動する操作駆動部と、施錠時の解錠符号列の設定
および解錠時の解錠符号列の整列のために回動操作され
る複数個のダイヤルと、前記操作駆動部の駆動に応動し
て設定された解錠符号列を記憶する記憶機構と、前記記
憶機構の作動後に解錠符号列を崩すことにより施錠状態
を形成し施錠状態で解錠符号列を揃えることにより解錠
状態を形成するロック機構とを備えた符号錠装置におい
て、 前記解錠符号列を崩すために操作される操作具と、前記
操作具の操作により所定の角度だけ回動する回転駆動軸
と、前記回転駆動軸の回動を各ダイヤルに伝達して各ダ
イヤルを一体に回動させる動力伝達機構とを備えてお
り、 前記動力伝達機構は、回転駆動軸が所定の角度だけ回動
する間に、各ダイヤルを現在の角度位置から所定の角度
位置まで回動するように各ダイヤルの回動角度を制御す
る制御機構を含み、前記制御機構は、回転駆動軸が各ダ
イヤルの現在の角度位置に対応する角度位置まで回動し
た時点で各ダイヤルの一体回動を個別に開始させ、各ダ
イヤルの回動が所定の角度位置に達した時点で回転駆動
軸の回動を停止させるようにした符号錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14465299A JP3330899B2 (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 符号錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14465299A JP3330899B2 (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 符号錠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000328822A JP2000328822A (ja) | 2000-11-28 |
JP3330899B2 true JP3330899B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=15367076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP14465299A Expired - Lifetime JP3330899B2 (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 符号錠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3330899B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
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CN104328951A (zh) * | 2014-09-06 | 2015-02-04 | 佛山市天晟隆油脂化工有限公司 | 一种改进开锁机制的油脂容器密码锁 |
-
1999
- 1999-05-25 JP JP14465299A patent/JP3330899B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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