JP2000017909A - 錠 前 - Google Patents
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Abstract
と、変更するまで一定となる錠前の提供。 【解決手段】組合せに合わせた状態でノブ4を回動して
解錠するダイヤル式の錠前において、箱体10に一方向
に移動可能に支持軸1と、支持軸に対し回転可能で軸方
向には摺動不可能に支持した複数個の記憶用ドラム2及
び箱体には移動不可能で、各ドラムに対し回転可能で軸
方向に摺動可能に支持された複数個のダイヤルリング3
とを含み、開錠時に各ドラムと各ダイヤルリングとが非
嵌合状態で、ダイヤル数字の組合せを自由に設定可能で
あり、閉錠時には、支持軸が一方に移動し、各ドラムと
ダイヤルリングとが嵌合状態となり、ダイヤル数字の組
合せが記憶される状態と、開錠時および閉錠時に支持軸
が予め一方向に移動し、各ドラムとダイヤルリングとが
嵌合し、一体で回転する固定ダイヤル状態との両状態を
切換え可能とする。
Description
数字を予め記憶された組合せに合わせた状態でノブが回
動して連動する鉤が開錠する施錠機構を備えるダイヤル
式の錠前に関するものである。
れたダイヤル数字の組合せに合わせた状態で、ノブが回
動して連動する鉤が開錠する施錠機構を備える、ダイヤ
ル式の錠前において、開錠するダイヤル数字の組合せを
自由に設定可能な自由設定ダイヤル機能を有する錠前
と、開錠するダイヤル数字の組合せが固定されている固
定ダイヤル機能を有する錠前と、が知られている。
開錠するダイヤル数字の組合せを自由に設定可能な自由
設定ダイヤル機能と、開錠するダイヤル数字の組合せが
固定されている固定ダイヤル機能とを、切換手段の切換
操作によって使い分けできるようにした錠前はなかっ
た。
係る発明は、複数のダイヤル数字を予め記憶された組合
せに合わせた状態でノブ4が回動して連動する鉤5が開
錠する施錠機構を備える、ダイヤル式の錠前において、
箱体10に対し一方に移動可能に支持された、支持軸1
と、この支持軸1に対し軸周りに回転可能で軸方向に摺
動不可能に支持された、複数個の記憶用のドラム2と、
箱体10に対し移動不可能に、各ドラム2に対し軸周り
に回転可能で軸方向に摺動可能に支持され、外周に前記
ダイヤル数字が記載された、複数個のダイヤルリング3
とを含み、開錠時において、支持軸1が予め他方に移動
しており、各ドラム2と各ダイヤルリング3とが非係合
状態で各ダイヤルリング3が独立に回転し、前記ダイヤ
ル数字の組合せを自由に設定可能であり、閉錠時におい
て、支持軸1が一方に移動し、各ドラム2と各ダイヤル
リング3とが係合状態となり前記ダイヤル数字の組合せ
が記憶される、自由設定ダイヤル状態と、開錠時および
閉錠時において、支持軸1が予め一方に移動しており、
各ドラム2と各ダイヤルリング3とが係合状態でそれぞ
れが一体に回転し、前記ダイヤル数字の組合せが固定さ
れて記憶されている、固定ダイヤル状態と、の両状態を
支持軸1の移動により切換可能とする切換機構を備える
ことを特徴とする錠前としたものである。
は、支持軸1と箱体10との間に介在され、支持軸1が
箱体10に対し他方に移動する方向に付勢力を付与する
コイルスプリング1cと、ノブ4および鉤5と連動して
回動し、第1のカム部6aが形成されたカム6と、箱体
10に対し回動可能に支持され、第1のカム部6aに当
接押動される一端部7aと、支持軸1を当接押動する他
端部7bと、切換手段に係合する連結部7dとが形成さ
れた押動レバー7とを含み、前記付勢力により他方に移
動している支持軸1が、自由設定ダイヤル状態におい
て、カム6の回動により第1のカム部6aが一端部7a
を当接押動し、押動レバー7が回動して他端部7bが支
持軸1を当接押動することにより一方に移動し、固定ダ
イヤル状態において、前記切換手段の移動により前記切
換手段が連結部7dを押動し、押動レバー7が回動して
他端部7bが支持軸1を当接押動することにより、一方
に移動するように構成したものである。
は、ドラム2の外周の一部に形成された、前記ダイヤル
数字の組合せの記憶用の凹部2aと、ノブ4および鉤5
と連動して回動し、第2のカム部6bおよび係合部6c
が形成されたカム6と、箱体10に対し回動可能に支持
され、記憶用の凹部2aに出没するフォーク先端8a
と、係合部6cに当接する反対側端8cとが形成された
フォーク状レバー8と、箱体10に対し回動可能に支持
され、第2のカム部6bに当接押動される一端部14a
と、フォーク状レバー8を付勢的に押動する他端部14
bとが形成された弾性材料よりなるシーソーレバー14
とを含んで構成されている。
項に係る発明において、ドラム2の外周の一部に形成さ
れた前記ダイヤル数字の組合せ検索用の凹部2bと、挿
入されるキーと連動して回動し、検索カム部12bが形
成された検索カム12と、箱体10に対し回動可能に支
持され検索用の凹部2bに付勢的で没入する先端13b
と、検索カム部12bに当接押動される後端部13aと
が形成された、弾性材料よりなるフォーク状検索レバー
13とを含む検索機構を備えている。
は、図1の分解斜視図に示すような各構成要素よりな
る。以下、この請求項1に係る発明の錠前を詳細に説明
する。この請求項1に係る発明の要部は、ダイヤル数字
の組合せが自由に設定されて記憶される自由設定ダイヤ
ル状態と、ダイヤル数字の組合せが固定されて記憶され
ている固定ダイヤル状態とを、切換操作によって使い分
けできるようにした点にあり、具体的な構成は図2〜図
4に示す。
は、複数のダイヤル数字を予め記憶された組合せに合わ
せた状態でノブ4が回動して連動する鉤5が開錠する施
錠機構を備えるダイヤル式の錠前において、箱体10に
対し一方に移動可能に支持された支持軸1と、この支持
軸1に対し軸周りに回転可能で軸方向に摺動不可能に支
持された複数個の記憶用のドラム2と、箱体10に対し
移動不可能に、各ドラム2に対し軸周りに回転可能で軸
方向に摺動可能に支持され、外周に前記ダイヤル数字が
記載された複数個のダイヤルリング3とを含むものであ
る。
の形態の細部について説明すると、前記支持軸1は、図
1および図2に示すように、その一端部1aに形成した
スプリング押部1bがコイルスプリング1cによって矢
印で示すように他方(図において左方向)に押動付勢さ
れている。また、図2に示すように、支持軸1の一端部
1aに形成した段部1dから他端部側が円柱部1eに形
成され、この円柱部1eに4個のドラム2が回転可能に
嵌合され、最後に嵌合されたドラム2が支持軸1の他端
部1fから脱落しないように止輪1gで止められてい
る。また、各ドラム2の大径部21 の外周の一部に記憶
用の凹部2aが形成されており、また、各ドラム2の大
径部21 の一側面に等間隔で複数の係合突起2cが形成
されている(図2〜図4参照)。
ドラム2の大径部21 の外周に、例えば外周に0から9
のダイヤル数字(0から9に限らず、奇数の1から9、
または偶数の0から8でもかまわない。)が等間隔で外
周3aに記載されたダイヤルリング3が、前記記憶用の
凹部2aを露出可能に、また、ドラム2の小径部22を
露出可能に嵌合されている(図2〜図4参照)。また、
ダイヤルリング3の内周の一側部に、前記ドラム2の大
径部21 の一側面に等間隔で形成した複数の係合突起2
cが係合できる複数の係合凹部3bが形成されている。
従って、前記支持軸1と共に各ドラム2が各ダイヤルリ
ング3の方へ移動すると、前記ドラム2の係合突起2c
がダイヤルリング3の係合凹部3bに係合して、ダイヤ
ルリング3と一体にドラム2が回転するようになる。な
お、前記前記ドラム2の係合突起2cがダイヤルリング
3の係合凹部3bとの係合から外れると、ダイヤルリン
グ3はドラム2と独立して回転可能になる。
組立た詳細な説明図ある。図3(a)は支持軸1が、コ
イルスプリング1cによって、図において左方向に押動
されて、支持軸1と共に各ドラム2が左方向に移動し、
各ドラム2の外周の一部に形成した平坦面2dが回転止
板柱15(図1も参照)の上端に当接して、各ドラム2
の回転が止められ、各ドラム2の係合突起2cが各ダイ
ヤルリング3の係合凹部3bとの係合から離れて、各ダ
イヤルリング3が各ドラム2と独立して自由に回転する
ことができる状態にある。図3(b)は支持軸1が、コ
イルスプリング1cの押動付勢力に抗して、図において
右方向に押動され、各ドラム2の外周の一部に形成した
平坦面2dが回転止板柱15の上端から離れて回転でき
る状態になり、各ドラム2の係合突起2cが各ダイヤル
リング3の係合凹部3bに係合し、ダイヤルリング3と
共にドラム2を回転させることができる。なお、図3
(a),(b)に示すように、各ダイヤルリング3は、
前記回転止板柱15と横移動止板柱16(図1も参照)
とで挟まれているので、各ドラム2が左右に移動すると
きに、それにつられて各ダイヤルリング3が移動される
ことはない。図3(c)は図3(b)のc−c線におけ
る断面図、図3(d)は同d−d線における断面図、図
3(e)は同e−e線における断面図、図3(f)は同
f−f線における断面図である。
あり、すなわち、各ダイヤルリング3を回転させて所望
のダイヤル数字の組合の設定を行う説明図である。図4
の(a′)〜(c′)に示す、白三角印は今までに設定
しておいたダイヤル数字、黒三角印はこれから設定しよ
うとするダイヤル数字を示す。図4(a)は、鉤5が閉
錠に回動されたときに、開錠ができる状態に各ダイヤル
リング3のダイヤル数字を揃えた状態を示す図である。
鉤5が閉錠に回動されているときには、前記鉤5と共に
回動したカム6の第1のカム部6a(図5および図7参
照)で押動レバー7が押動され、この押動レバー7で支
持軸1が押動され、各ドラム2が各ダイヤルリング3に
係合して、ダイヤルリング3と共にドラム2を回転させ
て、鉤5を開錠に回動できるように各ダイヤルリング3
のダイヤル数字の組合せを揃える(このとき、ドラム2
の記憶用の凹部2aが一列に揃う)ことができる。図4
(b)は、鉤5を開錠に回動させた状態を示す図であ
る。鉤5を開錠に回動させたときには、前記押動レバー
7による支持軸1の押動が解除され、各ドラム2と各ダ
イヤルリング3との係合が解除される。従って、各ダイ
ヤルリング3のみを回転させることができる。図4
(c)は、各ダイヤルリング3を回転させて、所望のダ
イヤル数字の組合せを設定した状態を示す図である。図
4(d)は、鉤5が閉錠に回動された状態を示す図であ
る。鉤5が閉錠に回動されたときには、前記カム6と押
動レバー7の前記のような作用によって、支持軸1が押
動されると共に、各ドラム2が各ダイヤルリング3に係
合し、ダイヤルリング3と共にドラム2を回転させて、
各ダイヤルリング3のダイヤル数字の組合せを開錠でき
ない状態に狂わせることができる。
項2に係る発明の前記切換機構は、支持軸1と箱体10
との間に介在され、支持軸1が箱体10に対し他方(図
において左方向)に移動する方向に付勢力を付与するコ
イルスプリング1cと、ノブ4および鉤5と連動して回
動し、第1のカム部6aが形成されたカム6と、箱体1
0に対し回動可能に支持され、第1のカム部6aに当接
押動される一端部7aと、支持軸1を当接押動する他端
部7bと、切換手段に係合する連結部7dとが形成され
た押動レバー7とを含むものである。
うに、前記切換手段は、前記押動レバー7の連結部7d
に、連結レバー11の一端部の連結孔11a(図1参
照)が連結され、連結レバー11の他端部の嵌合凹部1
1bに、固定ダイヤル錠と自由設定ダイヤル錠との切換
部材9の偏心部9aが嵌合されて構成されている。そし
て、前記切換部材9を自由設定ダイヤル錠側に回動する
と、その偏心部9aで前記連結レバー11の他端部の嵌
合凹部11bが押動されなくなり、押動レバー7の他端
部7bで支持軸1の一端部1aの外端1hを押動し続け
なくなり、従って、ノブ4によって鉤5を開錠側に回動
したときには、押動レバー7の他端部7bで支持軸1の
一端部1aの外端1hを押動せず、各ドラム2が各ダイ
ヤルリング3との係合から離れて、各ダイヤルリング3
を独立して回転させることができる(図7(b)参照)
自由設定ダイヤル錠となる。
を、箱体10の外から固定ダイヤル錠側に回動させる
と、その偏心部9aで前記連結レバー11の他端部の嵌
合凹部11bを押し、連結レバー11を介して押動レバ
ー7の他端部7bで支持軸1の一端部1aの外端1hを
押動し続け、各ドラム2を各ダイヤルリング3に係合し
続けて、常にダイヤルリング3とドラム2とが一体に回
転する固定ダイヤル錠となるように構成されている。
ヤル錠側、または自由設定ダイヤル錠側に切換回動させ
てときに、その回動位置を保持するように、切換部材9
と一体に回動する突起9bが形成され、この突起9bが
箱体10の底面に穿設した孔10aまたは孔10bに嵌
合するようになっている。また、前記切換部材9を箱体
10の外から硬貨等を用いて回動することができるよう
に、箱体10から露出させた切換部材9の端に溝9cが
形成されている(図12(c)参照)。
項3に係る発明の前記施錠機構は、前記各ドラム2の外
周の一部に形成された、前記ダイヤル数字の組合せの記
憶用の凹部2aと、前記ノブ4および鉤5と連動して回
動し、第2のカム部6bおよび係合部6cが形成された
カム6と、箱体10に対し回動可能に支持され、記憶用
の凹部2aに出没するフォーク先端8aと、前記係合部
6cに当接する反対側端8cとが形成されたフォーク状
レバー8と、箱体10に対し回動可能に支持され、第2
のカム部6bに当接押動される、一端部14aとフォー
ク状レバー8を付勢的に押動する他端部14bとが形成
された弾性材料よりなるシーソーレバー14とより構成
されている。
から閉錠状態にする説明図である。図5(a),
(a′)および図6(a)は、鉤5が開いた状態を示
す。この状態においては、カム6の第1のカム部6aが
押動レバー7を押動せず、この押動レバー7が支持軸1
を押動せず、支持軸1がコイルスプリング1cによって
図において左方に押動され、全てのドラム2の外周の記
憶用の凹部2aが一列に揃った状態で、ドラム2の外周
の一部の平坦部2dが前記各回転止板柱15の上端15
aに当接して回転が止められている(図3(a)参
照)。図5(b),(b′)および図6(b)は、鉤5
が閉錠方向に回動する途中の状態を示す。この状態にお
いてはカム6を実線矢印で示す時計回り方向に回動し
て、第1のカム部6aが押動レバー7を押動し、この押
動レバー7が支持軸1およびドラム2を右方へ押動し、
各ドラム2を各ダイヤルリング3に係合させる。また、
前記カム6の回動により、第2のカム部6bが、弾性材
料よりなるシーソーレバー14の一端部14aを押動
し、このシーソーレバー14の他端部14bがフォーク
状レバー8を押動し、そのフォーク先端8aが各ドラム
2の記憶用の凹部2aに没入する。図5(c),
(c′)および図6(c)は、鉤5が閉錠方向に回動し
終わった状態を示す。この状態においては、カム6の第
1のカム部6aが押動レバー7を押動し、この押動レバ
ー7が支持軸1およびドラム2を右方へ押動し続け、フ
ォーク状レバー8は、カム6の第2のカム部6bの押動
から解放され、スプリング8dで図において反時計回り
方向に回動され、各フォーク先端8aが各ドラム2の外
周の記憶用の凹部2aから離れている。従って、この鉤
5を閉めた状態において、各ダイヤルリング3と共に各
ドラム2を任意に回転させて、各ダイヤルリング3のダ
イヤル数字の組合せを開錠できない状態に狂わせること
ができる。
ける場合には、前述したように、各ダイヤルリング3の
ダイヤル数字の組合せを開錠できる状態に合わせ、各ド
ラム2の外周の記憶用の凹部2aを、図5(c),
(c′)および図6(c)に示すように一列に揃えた状
態で、鉤5と共にカム6を点線矢印で示す反時計回り方
向に回動させると、カム6の第2のカム部6bが弾性材
料よりなるシーソーレバー14を介してフォーク状レバ
ー8を押動し、その各フォーク先端8aを各ドラム2の
外周の記憶用の凹部2aに没入させて、フォーク状レバ
ー8を時計回り方向に回動させ、フォーク状レバー8の
回動支持部8bから反対側端8cが、前記カム6の係合
部6cとの係合から外れて、カム6と共に鉤5が開錠方
向に回動可能となる。
ける場合に、前記各ダイヤルリング3のダイヤル数字の
組合せを開錠できるように揃っていないときには、各ド
ラムの記憶用の凹部2aが一列に揃っておらず、従っ
て、カム6の第2のカム部6bが弾性材料よりなるシー
ソーレバー14を介してフォーク状レバー8を押動して
も、その各フォーク先端8aが各ドラム2の外周の記憶
用の凹部2aに没入できないので、フォーク状レバー8
が回動できなく、その反対側端8cがカム6の係合部6
cに係合して、カム6と連動する鉤5を開錠方向に回動
させることができない。また、各ドラムの記憶用の凹部
2aが一列に揃っていないときも、フォーク状レバー8
が回動できなく、鉤5を閉錠方向に回動させることがで
きない。
求項4に係る発明のダイヤル数字の組合せの検索機構
は、ドラム2の外周の一部に形成された、前記ダイヤル
数字の組合せの検索用の凹部2bと、挿入されるキーと
連動して回動し、検索カム部12bが形成された検索カ
ム12と、箱体10に対し回動可能に支持され、検索用
の凹部2bに付勢的で没入する先端13bと、検索カム
部12bに当接押動される後端部13aとが形成された
弾性材料よりなるフォーク状検索レバー13とより構成
されている。
機構を図9および図10を参照して詳細に説明すると、
図9は前記検索機構の一部を示す正面図、図10は前記
検索機構の作動説明図であり、開錠できる各ダイヤルリ
ング3のダイヤル数字の組合せを検索する際には、箱体
10の外からキーをキー孔12aに挿入して、図10
(a)の状態から検索カム12を図10(b)の状態に
回動すると、弾性材料よりなるフォーク状検索レバー1
3の後端部13aが、検索カム12の検索カム部12b
で押動されて、前記各ドラム2の小径部22 に弾性材料
よりなるフォーク状検索レバー13の各先端13bを押
接し、各ダイヤルリング3と共に各ドラム2を回転させ
たときに、前記フォーク状検索レバー13の各先端13
bが、前記各ドラム2の小径部22 の外周に形成した各
検索用の凹部2bに没入して、各ドラム2の回転が止ま
り、全部のドラム2の回転が止まるように全部のダイヤ
ルリング3を回転させたときに、全部のドラム2の大径
部21 の外周の一部に形成した記憶用の凹部2aが一列
に揃って開錠できるように回転した後で止まり、そのと
きの錠前の箱体10の窓から見える各ダイヤルリング3
の外周のダイヤル数字の組合せを見ることによって、開
錠できるように設定したダイヤル数字の組合せを検索す
ることができるようにしたものである。
えば基端部17aが箱体10の底部のボス(円い突起)
10cに固定されたスプリング17の先端部17bによ
って、弾性材料よりなるフォーク状検索レバー13の先
端部13aを押しており、前記フォーク状検索レバー1
3を図において時計回り方向に回動付勢している。ま
た、図1に示すように、前記ダイヤルリング3が不用意
に回転しないように、各ダイヤルリング3の外周に所定
の押圧力で各先端部18aが当接するダイヤル感触バネ
18が設けられている。また、図11および図12に示
すように、この錠前を取付けた扉を閉めたときに、閉め
られた開口の内壁に設けた凹部(図示しない)に嵌合す
る嵌合ローラー19が箱体10の側面に設けられてい
る。また、図11はこの発明に係る錠前のカバーを外し
た状態の正面図であり、図12(a)はこの発明に係る
錠前の正面図で、図12(b)は同左側面図で、図12
(c)は同背面図である。
成したので、すなわち、支持軸に回転自在かつ摺動不可
能に各ドラムを支持し、支持軸と共にドラムを一方に移
動させると係合し、他方に移動させると係合が外れ回転
自在となるように、外周にダイヤル数字を記載した各ダ
イヤルリングが前記各ドラムの外周に嵌合されているの
で、支持軸と共にドラムを一方に移動させてダイヤルリ
ングと係合させると、ダイヤルリングと共にドラムを回
転させて、各ドラムの回転位置を容易に、開錠できる状
態に揃えることができる。また、支持軸と共にドラムを
他方に移動させてダイヤルリングとの係合を外すと、各
ドラムとは独立にダイヤルリングを回転させて、開錠で
きるダイヤル数字の組合せを変更することができる。
したので、切換手段を固定ダイヤル錠側に切換えると、
前記支持軸と共にドラムを一方に移動させ続け、ドラム
をダイヤルリングと係合し続けて固定ダイヤル錠として
使用することができる。また、切換手段を自由設定ダイ
ヤル錠側に切換えると、開錠できるダイヤル数字の組合
せを変更するときには、前記支持軸と共にドラムが他方
に移動して、各ドラムが各ダイヤルリングとの係合から
外れ、各ダイヤルリングを各ドラムと独立に回転させ
て、開錠できるダイヤル数字の組合せを容易に自由に変
更設定することができる。
したので、各ダイヤルリングのダイヤル数字を予め設定
した開錠できる組合せに合わせると、ドラムの外周の一
部に形成した記憶用の凹部を、軸に沿う方向に一列に揃
えることができ、この状態において、ノブを回して鉤を
開錠方向に回動させると、この回動と連動するカムの第
2のカム部にフォーク状レバーが押動され、その各フォ
ーク先端を前記記憶用の凹部に没入させて、フォーク状
レバーの反対側端を、カムの係合部との係合から外し、
鉤を開錠方向に回動させることができる。
したので、箱体の外からキーをキー孔に挿入して、検索
カムを回動すると、弾性材料よりなるフォーク状検索レ
バーが、検索カムの検索カム部で押動されて、フォーク
状検索レバーの各先端を前記各ドラムの小径部に押接
し、各ダイヤルリングと共に各ドラムを回転させたとき
に、フォーク状検索レバーの各先端が、前記各ドラムの
小径部の外周に形成した各検索用の凹部に没入して、各
ドラムの回転が止まり、全部のドラムの回転が止まった
ときに、錠前の箱体の窓から見える各ダイヤルリングの
ダイヤル数字の組合せを見ることによって、開錠できる
ように設定したダイヤル数字の組合せを容易に検索す
る。
ある。
ムとダイヤルリングの分解斜視図である。
ムとダイヤルリングを組立てた詳細な説明図である。
グのダイヤル数字の自由設定の説明図である。
由設定ダイヤル錠側に切換えた説明図である。
定ダイヤル錠側に切換えた説明図である。
である。
図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】複数のダイヤル数字を予め記憶された組合
せに合わせた状態でノブ(4)が回動して連動する鉤
(5)が開錠する施錠機構を備える、ダイヤル式の錠前
において、 箱体(10)に対し一方に移動可能に支持された、支持
軸(1)と、 支持軸(1)に対し軸周りに回転可能で軸方向に摺動不
可能に支持された、複数個の記憶用のドラム(2)と、 箱体(10)に対し移動不可能に、各ドラム(2)に対
し軸周りに回転可能で軸方向に摺動可能に支持され、外
周に前記ダイヤル数字が記載された、複数個のダイヤル
リング(3)と、を含み、 開錠時において、支持軸(1)が予め他方に移動してお
り、各ドラム(2)と各ダイヤルリング(3)とが非係
合状態で各ダイヤルリング(3)が独立に回転し、前記
ダイヤル数字の組合せを自由に設定可能であり、閉錠時
において、支持軸(1)が一方に移動し、各ドラム
(2)と各ダイヤルリング(3)とが係合状態となり前
記ダイヤル数字の組合せが記憶される、自由設定ダイヤ
ル状態と、 開錠時および閉錠時において、支持軸(1)が予め一方
に移動しており、各ドラム(2)と各ダイヤルリング
(3)とが係合状態でそれぞれが一体に回転し、前記ダ
イヤル数字の組合せが固定されて記憶されている、固定
ダイヤル状態と、の両状態を支持軸(1)の移動により
切換可能とする切換機構を備えることを特徴とする錠
前。 - 【請求項2】前記切換機構は、 支持軸(1)と箱体(10)との間に介在され、支持軸
(1)が箱体(10)に対し他方に移動する方向に付勢
力を付与する、コイルスプリング(1c)と、 ノブ(4)および鉤(5)と連動して回動し、第1のカ
ム部(6a)が形成された、カム(6)と、 箱体(10)に対し回動可能に支持され、第1のカム部
(6a)に当接押動される一端部(7a)と、支持軸
(1)を当接押動する他端部(7b)と、切換手段に係
合する連結部(7d)と、が形成された、押動レバー
(7)と、を含み、 前記付勢力により他方に移動している支持軸(1)が、 自由設定ダイヤル状態において、カム(6)の回動によ
り第1のカム部(6a)が一端部(7a)を当接押動
し、押動レバー(7)が回動して他端部(7b)が支持
軸(1)を当接押動することにより、一方に移動し、 固定ダイヤル状態において、前記切換手段の移動により
当該切換手段が連結部(7d)を押動し、押動レバー
(7)が回動して他端部(7b)が支持軸(1)を当接
押動することにより、一方に移動する、構成であること
を特徴とする、請求項1に記載の錠前。 - 【請求項3】前記施錠機構は、 ドラム(2)の外周の一部に形成された、前記ダイヤル
数字の組合せの記憶用の凹部(2a)と、 ノブ(4)および鉤(5)と連動して回動し、第2のカ
ム部(6b)および係合部(6c)が形成された、カム
(6)と、 箱体(10)に対し回動可能に支持され、記憶用の凹部
(2a)に出没するフォーク先端(8a)と、係合部
(6c)に当接する反対側端(8c)と、が形成され
た、フォーク状レバー(8)と、 箱体(10)に対し回動可能に支持され、第2のカム部
(6b)に当接押動される一端部(14a)と、フォー
ク状レバー(8)を付勢的に押動する他端部(14b)
と、が形成された弾性材料よりなる、シーソーレバー
(14)と、を含むことを特徴とする、請求項1または
請求項2に記載の錠前。 - 【請求項4】ドラム(2)の外周の一部に形成された、
前記ダイヤル数字の組合せの検索用の凹部(2b)と、 挿入されるキーと連動して回動し、検索カム部(12
b)が形成された、検索カム(12)と、 箱体(10)に対し回動可能に支持され、検索用の凹部
(2b)に付勢的で没入する先端(13b)と、検索カ
ム部(12b)に当接押動される後端部(13a)と、
が形成された弾性材料よりなる、フォーク状検索レバー
(13)と、を含む検索機構を備えることを特徴とす
る、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の錠
前。
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1998
- 1998-07-03 JP JP18952098A patent/JP3358082B2/ja not_active Expired - Lifetime
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