JP2731517B2 - 符号錠 - Google Patents

符号錠

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JP2731517B2
JP2731517B2 JP22807395A JP22807395A JP2731517B2 JP 2731517 B2 JP2731517 B2 JP 2731517B2 JP 22807395 A JP22807395 A JP 22807395A JP 22807395 A JP22807395 A JP 22807395A JP 2731517 B2 JP2731517 B2 JP 2731517B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロッカー、傘立
て等に組み込む符号錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】不特定多数の人が使用するロッカーに組
み込む符号錠として、実開昭60−144474号公報
に記載されたものが知られている。この符号錠の主要部
を図6に基づいて説明する。図示のように、先端部が扉
50に係合可能な掛金51が軸52により回動自在に支
持されており、掛金51の回動に伴いギアプレート53
及びラック54を介して軸方向にスライドする軸55に
より、3枚の円板56と、外周面に符号が記された3枚
の字輪57とが回動自在に支持されている。円板56は
軸55と共にスライドし、字輪57の軸55に対するス
ライドは規制されている。
【0003】円板56には、外周に切欠き58が、側面
にピン59がそれぞれ設けられ、字輪57の側面にはピ
ン59が挿入可能な穴60が符号に対応して複数形成さ
れている。前記切欠き58は、円板56が字輪57から
離反したとき、筐体(図示省略)に固定された鍵板61
に係合し、円板56が字輪57に接近したとき、鍵板6
1から離脱する。
【0004】上記のように構成された符号錠を施錠する
には、切欠き58が鍵板61に係合した状態で各字輪5
7を適宜回転させ、符号を任意の配列に設定し、その配
列を暗証番号として覚えておく。そして、掛金51を反
時計方向に回動させる。掛金51の回動に伴い、軸55
が右方向にスライドして、ピン59が穴60に挿入さ
れ、切欠き58が鍵板61から離脱する。
【0005】さらに掛金51を反時計方向に回動させ、
掛金の先端部を扉50に係合させる。掛金51の回動に
伴い、図示省略した歯車を介して円板56は字輪57と
共に回動する。この状態では、切欠き58と鍵板61の
位置がずれ、軸55の左方向へのスライドが規制される
ので、掛金51の時計方向への回動が不可能となり、扉
50は開放不能となる。
【0006】解錠に際しては、各字輪57を回転させ、
暗証番号に合わせる。字輪57と共に円板56が回転
し、切欠き58と鍵板61の位置が一致するので、軸5
5の左方向へのスライドが可能となる。この状態で掛金
51を時計方向に回動させると、軸55が左方向へスラ
イドし、ピン59が穴60から抜け、切欠き58が鍵板
61に係合すると共に、掛金51と扉51との係合が外
れ、扉51は開放可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような符号錠は、字輪57に対して円板56がスライド
するため、機構が複雑となり、小型化が難しく、傘立て
等、錠を組み込むスペースが小さいものには適さないと
いう問題があった。
【0008】そこで、この発明は、暗証番号を使用の度
ごとに変更することができ、かつ機構が簡単で小型化が
可能な符号錠を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、外周面に符号が設けられた複数の外リ
ングの内側に、支持軸により回動自在に支持された内リ
ングを外リングに対して相対回転可能に嵌め、前記外リ
ングの内周面と内リングの外周面とを共回り可能な摩擦
係数をもって接触させ、前記内リングの側面に切欠部を
形成し、この切欠部に係合可能な爪を有する係合部材を
前記支持軸の軸方向にスライド自在に設け、この係合部
材の一端に、前記爪が切欠部から離脱したとき扉に係合
する係合片を設けたのである。
【0010】なお、前記係合部材を扉の反対方向に付勢
し、前記支持軸の軸方向にスライド自在に摘まみを設
け、前記係合部材に、摘まみの扉側側面に係合可能な凸
部を形成するとよい。
【0011】さらに、前記内リングと一体に回転するボ
スに溝を形成し、V字型をなす一対の脚を備えたばねを
前記ボスに対して揺動自在に設け、このばねの一方の脚
に形成された係合部が前記溝に係合したとき、前記切欠
部と爪の位置が一致するようにするとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る符号錠を傘
立てに使用した場合における実施の形態を図1乃至図5
に基づいて説明する。図示のように、傘立てのケース1
は、扉2により開閉される傘収納部3の側方に錠機構収
納部4を設けた構成とされている。
【0013】前記錠機構収納部4には左右方向に延びる
支持軸5が設けられ、この支持軸5により、外周面に符
号が設けられた3個の外リング6と、各外リング6の内
側に嵌められた内リング7とが回動自在に支持されてい
る。外リング6の外周一部はケース1の上面板に形成さ
れた窓1aを介して錠機構収納部4の外部に突出してい
る。
【0014】前記外リング6と内リング7とは相対回転
可能とされている。内リング7の外周面には凹部8が形
成され、この凹部8にはばね9及びボール10が収納さ
れている。ボール10はばね9により外方向に押圧さ
れ、この押圧力により内リング7の外周面は外リング6
の内周面に圧接している。
【0015】内リング7の側面には切欠部11が形成さ
れている。一方、ケース1の前面板には左右方向に延び
る溝1bが形成され、この溝1bに沿ってスライド自在
に係合部材12が設けられている。係合部材12は、溝
1bに挿入された基板13の背面に、前記切欠部11に
係合可能な爪14を設け、基板13の一端に、爪14が
切欠部11から離脱したとき扉2の側面に形成された係
合孔2aに係合する係合片15を設けた構成とされてい
る。
【0016】係合部材12は基板13の下方に位置する
ばね16により扉2の反対方向に付勢されている。ま
た、溝1bに沿ってスライド自在に摘まみ17が設けら
れている。摘まみ17の先端部はケース1の前面板に形
成された開口部1cを介して錠機構収納部4の外部に突
出している。前記基板13の表面には、摘まみ17の扉
2側側面に係合可能な凸部18が形成されている。
【0017】内リング7の一側面にはボス19が内リン
グ7と一体に設けられており、ボス19の外周には軸方
向に延びる溝20が形成されている。また、錠機構収納
部4内には、V字型をなす一対の脚21、22を備えた
ばね23がボス19に対して揺動自在に設けられてい
る。一方の脚21には溝20に係合可能な係合部24が
形成されており、係合部24が溝20に係合したとき、
前記切欠部11と爪14の位置が一致する。ケース1の
底面には、脚22を押し上げる鍵板25を挿入するため
の鍵孔26が形成されている。
【0018】外リング6の外周において、各符号間には
凹部27が設けられており、外リング6に圧接する押圧
片28に形成された湾曲部29が前記凹部27に係合す
ることにより、外リング6は一定角度ずつ回転する。
【0019】上記のような符号錠を施錠するには、ま
ず、図4に示すように、切欠部11に爪14が係合した
状態で各外リング6を適宜回転させ、窓1bの中央部に
任意の符号列を設定し、扉2を開いて傘の柄を傘収納部
3に入れる。この際、設定した符号配列を暗証番号とし
て覚えておく。
【0020】そして、図3に示すように、扉2を閉じ、
摘まみ17を扉2の方向に押す。摘まみ17が凸部18
に係合して係合部材12が左方向にスライドし、爪14
が切欠部11から離脱すると同時に、扉2の係合孔2a
に係合片15が挿入される。そこで、外リング6を適当
に回転させると、切欠部11と爪14の位置がずれ、係
合部材12の右方向へのスライドが規制されるので、扉
2は開放不能となる。
【0021】解錠に際しては、各外リング6を回転さ
せ、暗証番号に合わせる。外リング6と共に内リング7
が回転し、切欠部11と爪14の位置が一致するので、
ばね16の付勢力により係合部材12が右方向へスライ
ドし、爪14が切欠部11に係合すると同時に、係合孔
2aから係合片15が引き抜かれ、図4に示すように扉
2を開くことができる。
【0022】なお、図3に示す施錠状態では、摘まみ1
7を右方向にスライドさせても係合部材12はスライド
しないので、爪14を内リング7の側面に押しつけるこ
とができない。従って、内リング7を停止させた状態で
外リング6を回転させ、切欠部11と符号との位置関係
を変えて解錠番号を不明にすることや、切欠部11の位
置を察知して解錠することができなくなる。
【0023】また、暗証番号を忘れた場合には、図5に
示すように、鍵孔26に鍵板25を挿入し、脚22を押
し上げながら各外リング6を一回転以上回転させるとよ
い。ボス19に係合部24が当接しつつ、外リング6と
共に内リング7が回転し、溝20と係合部24の位置が
一致したとき、溝20に係合部24が係合して、切欠部
11と爪14の位置が一致するので、扉2を開くことが
できる。
【0024】
【発明の効果】この発明に係る符号錠は、上記のよう
に、内リングを停止させた状態で外リングを回転させる
ことにより、不特定多数の人が使用の度ごとに任意の暗
証番号を設定して施錠することができる。
【0025】内リングと外リングとを軸方向に相対移動
させる機構が不要であるため、小型化が可能となる。
【0026】また、摘まみと係合部材とを別体とし、内
リング側面への爪の押しつけを不可能とすることによ
り、解錠番号を不明にするいたずらや、強制的に解錠す
ることによる盗難を防止することができる。
【0027】さらに、ボスに形成された溝に係合可能な
ばねを設けることにより、暗証番号を忘れても、切欠部
と爪の位置を一致させて解錠することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る符号錠を使用した傘立ての斜視
【図2】同上の要部縦断正面図
【図3】同上の施錠状態を示す一部横断端面図
【図4】同上の解錠状態を示す一部横断端面図
【図5】同上の鍵板による解錠状態を示す図4のV−V
線に沿った縦断側面図
【図6】従来の符号錠の一例を示す一部縦断正面図
【符号の説明】
2 扉 5 支持軸 6 外リング 7 内リング 11 切欠部 12 係合部材 14 爪 15 係合片 17 摘まみ 18 凸部 19 ボス 20 溝 21、22 脚 23 ばね 24 係合部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に符号が設けられた複数の外リン
    グの内側に、支持軸により回動自在に支持された内リン
    グを外リングに対して相対回転可能に嵌め、前記外リン
    グの内周面と内リングの外周面とを共回り可能な摩擦係
    数をもって接触させ、前記内リングの側面に切欠部を形
    成し、この切欠部に係合可能な爪を有する係合部材を前
    記支持軸の軸方向にスライド自在に設け、この係合部材
    の一端に、前記爪が切欠部から離脱したとき扉に係合す
    る係合片を設けた符号錠。
  2. 【請求項2】 前記係合部材を扉の反対方向に付勢し、
    前記支持軸の軸方向にスライド自在に摘まみを設け、前
    記係合部材に、摘まみの扉側側面に係合可能な凸部を形
    成した請求項1に記載の符号錠。
  3. 【請求項3】 前記内リングと一体に回転するボスに溝
    を形成し、V字型をなす一対の脚を備えたばねを前記ボ
    スに対して揺動自在に設け、このばねの一方の脚に形成
    された係合部が前記溝に係合したとき、前記切欠部と爪
    の位置が一致する請求項1又は請求項2に記載の符号
    錠。
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