JP4592915B2 - 粘着クリップ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、箱や封筒に貼着され、それに付属するもの、例えば清め塩や挨拶状はがきを固定することができる粘着クリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、粘着式のペーパークリップは粘着材を塗布した紙で作られており、予め箱や書籍などに貼着しておいて、これに設けたスリットに、他の紙片の角部を挿し込んで外れないように、固定しておくものである(たとえば、特開平11−82467号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のペーパークリップは、名刺や清め塩のような軽い四角形の紙や袋の角部を差し込んで係止することを前提に作られているため、スリットの大きさと差し込まれる紙や袋の大きさが整合していないと、位置決めが正確に行えないことがある他、運搬すると係止したものが傾いてしまったり、外れてしまったりする不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の粘着クリップは、表裏いずれか一方の面に糊を付けた紙片を備え、その紙片は、直交する2辺をなす2個の短冊状の部材と、それら2個の部材の遊端を連結辺で連結して形成される略三角形の部材と、前記連結辺から外方へ伸びると共に前記連結辺を底辺とする略台形に形成され前記2個の短冊状の部材は折らずに折り曲げることのできる折返し代と、を備え、前記糊を付けた面を内側にして前記折返し代を折り曲げた状態で被貼着物の上に貼着され、前記折返し代と被貼着物との間に形成される差込み口へ差し込まれた差込み物を固定する。
【0005】
請求項2記載の粘着クリップは、請求項1記載の粘着クリップにおいて、前記直交する2辺をなす2個の短冊状の部材の遊端が、連結辺との連結部を越えて長く作られている。
【0006】
【作用】
粘着クリップの粘着面を覆う剥離紙を剥がした状態から、連結辺に連なる略台形の折返し代を粘着面側へ折り曲げると、折返し代が連結辺の裏面に粘着し、連結辺の裏面に粘着性のない部分ができる。この状態の粘着クリップを被貼着物の上に貼ると、先に折返した折返し代の紙厚のため、折返し代の先に三角形の粘着面が残される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図示した一実施態様によって本願の発明を説明する。図1中、10はこの発明に係る粘着クリップである。粘着クリップ10は被貼着物11である箱の上に貼着され、そこには差込み物12として名刺や、香典返しの清め塩などが差し込まれ、粘着係止される。
【0008】
粘着クリップ10は図3(a)で示すように、一方の面に接着材あるいは粘着材からなる糊を付けた大きな台紙15の中に切断線によって分離可能に連結されており、使用の都度、分離して使用される。台紙15は紙や合成樹脂の薄膜(以下、単に紙片という)で作られている。16は台紙15をなす紙片の一側に作られた粘着面を保護するための剥離紙である。
【0009】
粘着クリップ10をなす紙片は図2で示すように、直交する2個の辺21、22と、その2辺の遊端間を連結する連結辺23とを有し、全体として大略三角形をなしている。各辺21、22は短冊状の部材21a、22aを一端で直交させて連結した形をしており、他端が連結辺23によって、相互に連結されるとともに、三角形の部材23aが形成される。
【0010】
前記連結辺23には、外方へ伸びる折返し代24が連続して設けられている。折返し代24は上辺24aと両側の斜辺24b、24bとをもつ台形をなし、その斜辺24b、24bと前記短冊状の部材21a、22aとの間に、その縁に沿って切り込み25、25が設けられている。なお、連結辺23には折り曲げが容易なように、折り曲げ加工が施してある。
【0011】
もっとも、図2(a)において、短冊状の部材21a、22aの斜辺24bから突出した部分の存在は差込み物12の位置決めをする上で便利であるが、必ずしも必要なものではなく、同図(b)のように、短冊状の部材21a、22aと斜辺24b、24bとを同一線上に配してもよく、これによって台紙15上に生じる紙面の無駄を減らすことができる。
【0012】
次に、上記実施粘着クリップ10の使用方法を説明する。まず、図3(a)で示すように、台紙15から個々の粘着クリップ10を分離する。裏面に粘着している剥離紙16を分離し、同図(b)、(c)で示すように、粘着面を内側にして折返し代24を折り曲げる。これによって折返し代24は斜辺24bの部分が、短冊状の部材21a、22aの一部と、それら短冊状の部材21a、22aの間にある三角形の部材23aの下半分を覆い、その部分の粘着材が作用しなくなる。
【0013】
次に、この状態の粘着クリップ10を被貼着物11の上に貼着すると、折返し代24と被貼着物11との間に差込み口20が形成される。そして、粘着クリップ10と被貼着物11とは前記短冊状の部材21a、22aの部分で粘着し、それらに挟まれた三角形の部材23aは折り返された斜辺24の厚さのため被貼着物11と粘着することなく、空中に浮いた状態となる。
【0014】
よって、折り返された斜辺24の下側にできた差込み口20へ紙片や清め塩の袋のような薄い四角形の差込み物12が差し込まれると、その角の部分が前記空中に浮いた状態となっている三角形の部分の下側へ差し込まれるから、その部分を上から押さえれば両者が粘着し、差込み物12が抜け落ちたり傾いたりすることがなくなる。また、紙片を透明なセロハンにすれば差込み物12に印刷された全ての文字が読み取りやすい。
【0015】
【発明の効果】
請求項1記載の粘着クリップによれば、粘着クリップ10は剥離紙16を剥がす簡単な操作によって被貼着物11の上に貼着することができる。粘着面を内側にして折返し代24を折り曲げると、粘着材が付着した略三角形の部材の裏面に粘着しない面を形成することができる。よって、粘着クリップ10は被貼着物11の上に貼着されると被貼着物11との間に差込み物12を差し込むための、粘着材がついていない差込み口20が形成されるから、全体に粘着材を塗布した紙片を用いることができる。さらに、使用に際しては、粘着クリップ10に名刺や袋など差込み物12を差し込み、上から押える簡単な操作によって差込み物12を固定することができる。請求項2記載の粘着クリップによれば、請求項1記載の粘着クリップの奏する効果に加え、差込み物12は長く作られた2個の短冊状の部材によって案内されるので、被貼着物12の位置決めが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の一態様を示す外観図である。
【図2】(a)はその要部の平面図である。(b)はその変形例を示す平面図である。
【図3】使用方法を示す工程図である。
【符号の説明】
10・・・・粘着クリップ
11・・・・被貼着物(箱、封筒)
12・・・・差込み物(名刺、清め塩の袋)
15・・・・台紙(紙片)
16・・・・剥離紙
20・・・・差込み口
21、22・・・・辺
21a、22a・・・・短冊状の部材
23・・・・連結辺
23a・・・三角形の部材
24・・・・折返し辺
24a・・・・上辺
24b・・・・斜辺
25・・・・切り込み
Claims (2)
- 表裏いずれか一方の面に糊を付けた紙片を備え、
その紙片は、
直交する2辺をなす2個の短冊状の部材と、
それら2個の部材の遊端を連結辺で連結して形成される略三角形の部材と、
前記連結辺から外方へ伸びると共に前記連結辺を底辺とする略台形に形成され前記2個の短冊状の部材は折らずに折り曲げることのできる折返し代と、を備え、
前記糊を付けた面を内側にして前記折返し代を折り曲げた状態で被貼着物の上に貼着され、前記折返し代と被貼着物との間に形成される差込み口へ差し込まれた差込み物を固定することを特徴とする粘着クリップ。 - 前記直交する2辺をなす2個の短冊状の部材の遊端が、連結辺との連結部を越えて長く作られていることを特徴とする請求項1記載の粘着クリップ。
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