JP3103599U - 封筒 - Google Patents
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Abstract
【課題】 郵送時に封筒が開いたり破損したりすること無く、また社内回覧用の封筒として複数回使用可能な封筒の提供。
【解決手段】 宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施されていることを特徴とする封筒である。
【選択図】 図1
【解決手段】 宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施されていることを特徴とする封筒である。
【選択図】 図1
Description
本考案は繰り返し利用可能な封筒に関する。
封筒は、一度郵送された後には封筒内部に封入された書類等を取り出した後捨てられるのが通常であった。
企業活動において、郵送後の封筒を再活用すべく、社内で書類を回覧するための社内回覧用封筒として利用されることがある。
従来の封筒は、郵送後の封筒の糊付け部を剥がして、社内回覧用封筒として利用するものであったため、封筒の閉止用舌片が破れた状態となり、封筒の閉止が好適にできず、封筒を閉止しないまま回覧用封筒として使用される場合があった。このように閉止しない状態で回覧用封筒として用いられると、例え社内でのみ回覧する場合であっても、秘密保持の上で問題であり、また封筒開口部から封入された書類等が抜け出て書類の紛失などの問題を招くことがある。
このような問題を回避するために、舌片を糊付けや粘着テープを用いて閉止して回覧用封筒として用いる場合もあるが、破れた状態の舌片に糊付けをしたり、粘着テープを貼り付けたりするといった作業は、煩雑で手間のかかるものであった。また、このような封筒の閉止・開封作業を繰り返すと2回或いは3回程度の使用回数で舌片は完全に破断してしまい、最早封筒を閉止できない状態となってしまっていた。
企業活動において、郵送後の封筒を再活用すべく、社内で書類を回覧するための社内回覧用封筒として利用されることがある。
従来の封筒は、郵送後の封筒の糊付け部を剥がして、社内回覧用封筒として利用するものであったため、封筒の閉止用舌片が破れた状態となり、封筒の閉止が好適にできず、封筒を閉止しないまま回覧用封筒として使用される場合があった。このように閉止しない状態で回覧用封筒として用いられると、例え社内でのみ回覧する場合であっても、秘密保持の上で問題であり、また封筒開口部から封入された書類等が抜け出て書類の紛失などの問題を招くことがある。
このような問題を回避するために、舌片を糊付けや粘着テープを用いて閉止して回覧用封筒として用いる場合もあるが、破れた状態の舌片に糊付けをしたり、粘着テープを貼り付けたりするといった作業は、煩雑で手間のかかるものであった。また、このような封筒の閉止・開封作業を繰り返すと2回或いは3回程度の使用回数で舌片は完全に破断してしまい、最早封筒を閉止できない状態となってしまっていた。
このような問題を解消する封筒として、特許文献1に開示されるような封筒が提案されている。
特許文献1に開示される封筒(E)は閉止用舌片(F)の縦幅を長くし、該閉止用舌片(F)を横切って複数のミシン目(L)を設け、各ミシン目線の間に両面テープ等の粘着層を設けたものである(図4参照)。
この封筒(E)はミシン目により、舌片(F)端部から順々に舌片(F)を分断することによって、確実に封筒を閉止可能であるとともに複数回書類等を閉止することができ、社内回覧用書類に係る上記問題点を解決可能であるが、社外への郵送において問題点を有する。即ち、閉止用舌片(F)が通常の封筒よりも縦幅が長く形成されているので、社外への郵送時に他の書類が閉止用舌片(F)と封筒(E)裏面との間に引っかかりやすく、このため郵送中に封筒が破れたり、閉止用舌片(F)の接着面が剥がれたりするという問題点を有していた。またこのような封筒においても使用回数は舌片(F)の長さ及び舌片(F)に形成されるミシン目の数で制限されるため、5,6回の使用回数しか達成することができず、繰り返し使用される社内回覧用封筒としての機能を十分に満たすものではなかった。
したがって、従来において社外への郵送及び社内での回覧の用に十分適応できる封筒は存在しなかった。
特許文献1に開示される封筒(E)は閉止用舌片(F)の縦幅を長くし、該閉止用舌片(F)を横切って複数のミシン目(L)を設け、各ミシン目線の間に両面テープ等の粘着層を設けたものである(図4参照)。
この封筒(E)はミシン目により、舌片(F)端部から順々に舌片(F)を分断することによって、確実に封筒を閉止可能であるとともに複数回書類等を閉止することができ、社内回覧用書類に係る上記問題点を解決可能であるが、社外への郵送において問題点を有する。即ち、閉止用舌片(F)が通常の封筒よりも縦幅が長く形成されているので、社外への郵送時に他の書類が閉止用舌片(F)と封筒(E)裏面との間に引っかかりやすく、このため郵送中に封筒が破れたり、閉止用舌片(F)の接着面が剥がれたりするという問題点を有していた。またこのような封筒においても使用回数は舌片(F)の長さ及び舌片(F)に形成されるミシン目の数で制限されるため、5,6回の使用回数しか達成することができず、繰り返し使用される社内回覧用封筒としての機能を十分に満たすものではなかった。
したがって、従来において社外への郵送及び社内での回覧の用に十分適応できる封筒は存在しなかった。
本考案は上記実情を鑑みてなされたものであって、郵送時に封筒が開いたり破損したりすること無く、また社内回覧用の封筒として複数回使用可能な封筒を提供することを目的とする。
請求項1記載の考案は、宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施されていることを特徴とする封筒である。
請求項2記載の考案は、宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施され、前記第1両面粘着テープの粘着力が前記第2両面粘着テープの粘着力よりも高いことを特徴とする封筒である。
請求項3記載の考案は、宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施され、前記第1両面粘着テープに用いられる粘着剤が永久接着型粘着剤であり、前記第2両面粘着テープの前記閉止用舌片と接着する側の接着剤層が再剥離型接着剤であることを特徴とする封筒である。
請求項4記載の考案は、宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施され、前記第1両面粘着テープの粘着力が5.0N/20mm幅以上であり、前記第2両面粘着テープの前記舌片との接着面の粘着力が1.5N/20mm幅以下であることを特徴とする封筒である。
請求項5記載の考案は、宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施され、前記合成樹脂が二軸延伸ポリプロピレンであることを特徴とする封筒である。
請求項6記載の考案は、宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、前記封筒の裏面部上端には、該裏面部上端を横切って、矩形状の第2両面粘着テープが複数断続的に一列に貼着され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施されていることを特徴とする封筒である。
請求項7記載の考案は、宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、前記舌片中央を横切るようにミシン目が施され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記ミシン目が前記第2両面テープを超えて下方に位置することを特徴とする封筒である。
請求項8記載の考案は、宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように粘着剤が塗布され、該粘着剤層上面には該粘着剤層を覆うように離型紙が配設され、前記舌片中央を横切るようにミシン目が施され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記ミシン目が前記粘着剤層を超えて下方に位置することを特徴とする封筒である。
請求項9記載の考案は、宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように再湿糊が塗布され、前記舌片中央を横切るようにミシン目が施され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記ミシン目が前記再湿糊層を超えて下方に位置することを特徴とする封筒である。
請求項2記載の考案は、宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施され、前記第1両面粘着テープの粘着力が前記第2両面粘着テープの粘着力よりも高いことを特徴とする封筒である。
請求項3記載の考案は、宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施され、前記第1両面粘着テープに用いられる粘着剤が永久接着型粘着剤であり、前記第2両面粘着テープの前記閉止用舌片と接着する側の接着剤層が再剥離型接着剤であることを特徴とする封筒である。
請求項4記載の考案は、宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施され、前記第1両面粘着テープの粘着力が5.0N/20mm幅以上であり、前記第2両面粘着テープの前記舌片との接着面の粘着力が1.5N/20mm幅以下であることを特徴とする封筒である。
請求項5記載の考案は、宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施され、前記合成樹脂が二軸延伸ポリプロピレンであることを特徴とする封筒である。
請求項6記載の考案は、宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、前記封筒の裏面部上端には、該裏面部上端を横切って、矩形状の第2両面粘着テープが複数断続的に一列に貼着され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施されていることを特徴とする封筒である。
請求項7記載の考案は、宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、前記舌片中央を横切るようにミシン目が施され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記ミシン目が前記第2両面テープを超えて下方に位置することを特徴とする封筒である。
請求項8記載の考案は、宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように粘着剤が塗布され、該粘着剤層上面には該粘着剤層を覆うように離型紙が配設され、前記舌片中央を横切るようにミシン目が施され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記ミシン目が前記粘着剤層を超えて下方に位置することを特徴とする封筒である。
請求項9記載の考案は、宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように再湿糊が塗布され、前記舌片中央を横切るようにミシン目が施され、前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記ミシン目が前記再湿糊層を超えて下方に位置することを特徴とする封筒である。
請求項1記載の考案によれば、郵送時に第1両面粘着テープによって封筒を閉止することができる。郵送後の社内回覧等の使用のためには、舌片に形成されたミシン目に沿って舌片を分断し、舌片と第1両面粘着テープ貼着部とを分離することができ、また第2両面粘着テープによって封筒を閉止することができるので、封筒を閉止した状態で社内回覧等の用に供することができる。また、第2両面粘着テープが封筒裏面部に貼着されているので、2回目以降の封筒使用時において、書類を封筒内に納めるときに書類が粘着部に触れることがなく、書類の破損を防ぐことが可能である。
請求項2乃至4記載の考案によれば、第1両面粘着テープが高い粘着力を有するので、郵送途中で開封してしまうことがない。また第2両面粘着テープは第1両面粘着テープの粘着力よりも低い粘着力であるので、社内回覧用封筒として多数回使用可能である。
請求項5記載の考案によれば、合成樹脂層が二軸延伸ポリプロピレンであるので、複数回の接着・剥離動作に対して十分な強度を有し、破損することがない。また、封筒上への印刷を良好に行うことが可能である。
請求項6記載の考案によれば、矩形状の第2両面テープが複数断続的に一列に配置されているため、より多くの回数社内回覧用封筒としての用に供することが可能となる。
請求項7記載の考案によれば、郵送時には舌片上端に糊付けをして封筒を閉止することができる。郵送後の社内回覧等の使用のためには、舌片に形成されたミシン目に沿って舌片を分断し、舌片先端部を封筒裏面に接着させた状態のまま、封筒を開封することができ、また第2両面粘着テープによって封筒を閉止することができるので、封筒を閉止した状態で社内回覧等の用に供することができる。また、第2両面粘着テープが封筒裏面部に貼着されているので、2回目以降の封筒使用時において、書類を封筒内に納めるときに書類が粘着部に触れることがなく、書類の破損を防ぐことが可能である。
請求項8記載の考案によれば、郵送時には舌片上端に糊付けをして封筒を閉止することができる。郵送後の社内回覧等の使用のためには、舌片に形成されたミシン目に沿って舌片を分断し、舌片先端部を封筒裏面に接着させた状態のまま、封筒を開封することができ、離型紙を剥がすことによって粘着剤層を露出させることができ、粘着剤層によって封筒を閉止することができるので、封筒を閉止した状態で社内回覧等の用に供することができる。また、粘着剤層が封筒裏面部に設けられているので、2回目以降の封筒使用時において、書類を封筒内に納めるときに書類が粘着部に触れることがなく、書類の破損を防ぐことが可能である。
請求項9記載の考案によれば、郵送時には舌片上端に糊付けをして封筒を閉止することができる。郵送後の社内回覧等の使用のためには、舌片に形成されたミシン目に沿って舌片を分断し、舌片先端部を封筒裏面に接着させた状態のまま、封筒を開封することができ、
再湿糊層に水分を供給することによって再湿糊層に粘着性を持たせ、再湿糊層によって封筒を閉止することができるので、封筒を閉止した状態で社内回覧等の用に供することができる。
請求項2乃至4記載の考案によれば、第1両面粘着テープが高い粘着力を有するので、郵送途中で開封してしまうことがない。また第2両面粘着テープは第1両面粘着テープの粘着力よりも低い粘着力であるので、社内回覧用封筒として多数回使用可能である。
請求項5記載の考案によれば、合成樹脂層が二軸延伸ポリプロピレンであるので、複数回の接着・剥離動作に対して十分な強度を有し、破損することがない。また、封筒上への印刷を良好に行うことが可能である。
請求項6記載の考案によれば、矩形状の第2両面テープが複数断続的に一列に配置されているため、より多くの回数社内回覧用封筒としての用に供することが可能となる。
請求項7記載の考案によれば、郵送時には舌片上端に糊付けをして封筒を閉止することができる。郵送後の社内回覧等の使用のためには、舌片に形成されたミシン目に沿って舌片を分断し、舌片先端部を封筒裏面に接着させた状態のまま、封筒を開封することができ、また第2両面粘着テープによって封筒を閉止することができるので、封筒を閉止した状態で社内回覧等の用に供することができる。また、第2両面粘着テープが封筒裏面部に貼着されているので、2回目以降の封筒使用時において、書類を封筒内に納めるときに書類が粘着部に触れることがなく、書類の破損を防ぐことが可能である。
請求項8記載の考案によれば、郵送時には舌片上端に糊付けをして封筒を閉止することができる。郵送後の社内回覧等の使用のためには、舌片に形成されたミシン目に沿って舌片を分断し、舌片先端部を封筒裏面に接着させた状態のまま、封筒を開封することができ、離型紙を剥がすことによって粘着剤層を露出させることができ、粘着剤層によって封筒を閉止することができるので、封筒を閉止した状態で社内回覧等の用に供することができる。また、粘着剤層が封筒裏面部に設けられているので、2回目以降の封筒使用時において、書類を封筒内に納めるときに書類が粘着部に触れることがなく、書類の破損を防ぐことが可能である。
請求項9記載の考案によれば、郵送時には舌片上端に糊付けをして封筒を閉止することができる。郵送後の社内回覧等の使用のためには、舌片に形成されたミシン目に沿って舌片を分断し、舌片先端部を封筒裏面に接着させた状態のまま、封筒を開封することができ、
再湿糊層に水分を供給することによって再湿糊層に粘着性を持たせ、再湿糊層によって封筒を閉止することができるので、封筒を閉止した状態で社内回覧等の用に供することができる。
以下、本考案に係る封筒について、図を参照しつつ説明する。
図1は、本考案に係る封筒を裏面側から見た斜視図である。
本考案に係る封筒(1)の基本構造は通常の封筒と変わらず、宛名等を記載する表面部(2)と表面部(2)の裏面に位置するとともに表面部(2)両側部及び底部と接続する裏面部(3)によって、書類等を封入可能な封入部(4)を形成する。また表面部(2)上端からは閉止用舌片(5)が延出する。閉止用舌片(5)は裏面部(3)へ向けて折り返され、封筒(1)は閉止されることとなる。
図示例において、封筒の大きさは角形2号のものが示されているが、本考案においてこれは限定的なものではなく、適宜定められるものである。尚、好ましい大きさとしては、JIS規格によって定められる封筒の大きさ、即ち長形、洋形、角形等の各種サイズが選択されることが好ましい。
また、これら封筒(1)の構成要素、即ち表面部(2)、裏面部(3)及び舌片(5)は合成樹脂からなるフィルムであることが好ましく、フィルム材としては高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、無延伸ポリプロピレン、延伸ポリエチレンテレフタレート等が挙げられるが、特に二軸延伸ポリプロピレンが好適に用いられる。二軸延伸ポリプロピレンは強度が高いため、後述する剥離・接着の繰り返し動作中に破損することがなく、またフィルム上への印刷を良好に行うことができる。
尚、本考案においては、封筒(1)の構成要素を全て合成樹脂で形成する必要はなく、閉止用舌片(5)の裏面部(3)と接着する面に合成樹脂からなる層が設けられてもよい。このようにすれば、閉止用舌片(5)の剥離・接着の繰り返し動作中における破損を防ぐことができる。
図1は、本考案に係る封筒を裏面側から見た斜視図である。
本考案に係る封筒(1)の基本構造は通常の封筒と変わらず、宛名等を記載する表面部(2)と表面部(2)の裏面に位置するとともに表面部(2)両側部及び底部と接続する裏面部(3)によって、書類等を封入可能な封入部(4)を形成する。また表面部(2)上端からは閉止用舌片(5)が延出する。閉止用舌片(5)は裏面部(3)へ向けて折り返され、封筒(1)は閉止されることとなる。
図示例において、封筒の大きさは角形2号のものが示されているが、本考案においてこれは限定的なものではなく、適宜定められるものである。尚、好ましい大きさとしては、JIS規格によって定められる封筒の大きさ、即ち長形、洋形、角形等の各種サイズが選択されることが好ましい。
また、これら封筒(1)の構成要素、即ち表面部(2)、裏面部(3)及び舌片(5)は合成樹脂からなるフィルムであることが好ましく、フィルム材としては高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、無延伸ポリプロピレン、延伸ポリエチレンテレフタレート等が挙げられるが、特に二軸延伸ポリプロピレンが好適に用いられる。二軸延伸ポリプロピレンは強度が高いため、後述する剥離・接着の繰り返し動作中に破損することがなく、またフィルム上への印刷を良好に行うことができる。
尚、本考案においては、封筒(1)の構成要素を全て合成樹脂で形成する必要はなく、閉止用舌片(5)の裏面部(3)と接着する面に合成樹脂からなる層が設けられてもよい。このようにすれば、閉止用舌片(5)の剥離・接着の繰り返し動作中における破損を防ぐことができる。
舌片(5)の縦幅方向中間位置において、舌片(5)を横切るように一対のミシン目(51)が設けられている。該ミシン目(51)は打ち抜きによって形成されてもよく、レーザによって形成されてもよい。ミシン目(51)を境に、表面部(2)側にある舌片(5)の部分は基端部(52)であり、舌片(5)先端側にある部分は先端部(53)である。
先端部(53)裏面には第1粘着両面テープ(6)が貼着されている。第1粘着両面テープ(6)の裏面部(3)との接着面側には離型紙が貼られ、第1粘着両面テープ(6)使用時には該離型紙は剥がされ、第1粘着両面テープ(6)は裏面部(3)と接着する。
尚、舌片(5)は熱圧加工によって、舌片(5)と表面部(2)の境に裏面部(3)側への折り曲げ線が形成されていることが好ましい。
図示例において、先端部(52)の縦幅は15mm以上20mm以下に形成され、一対のミシン目(51)の間隔は5mm程度に形成され、基端部(53)の縦幅は15mm程度に形成されている。また第1両面粘着テープ(6)の幅は10mm以上15mm以下に形成されている。同様に第2両面粘着テープ(7)の幅は10mm以上15mm以下に形成されている。
このような寸法の舌片(5)及び第1両面粘着テープ(6)であれば、第1両面粘着テープを用いて封筒(1)を閉止したときに十分な接着面積を確保することができ、封筒(1)を閉止したときに他の封筒等が舌片(5)と裏面部(3)との間に入り込むことがなく、安全な郵送を実現できる。
第1両面粘着テープ(6)の幅が10mm以下であると、十分な接着面積を確保できず、接着力が低下し、郵送中の不測の開封を招くこととなる。また、同様に第2両面粘着テープ(7)の幅が10mm以下であると、十分な接着面積を確保できず、接着力が低下し、社内回覧中の不測の開封を招くこととなる。
舌片(5)の先端部(52)や基端部(53)の縦幅は、第1両面粘着テープ(6)や第2両面粘着テープ(7)の幅よりも広く形成される必要がある。これ以下の幅であると、第1両面粘着テープ(6)や第2両面粘着テープ(7)の粘着面が露出し、他の郵送物に損傷を与えることとなる。
第1両面粘着テープ(6)の幅を増やせば接着面積が増加することになり、裏面部(3)との接着力を増し、確実に郵送時の不測の開封を防ぐことができるが、このような効果を得るためには、15mmの幅に形成されれば十分であり、これを超える幅に形成すると第1両面粘着テープ(6)の幅は指先よりも広くなってしまうので、封筒(1)閉止作業の効率を低減させるとともに、一様な接着面を得られず、接着部にしわを生ずる可能性もあり、該しわに他の郵送物が引っかかり封筒(1)の破損を招くことにも繋がる。
第2両面粘着テープ(7)の幅を15mmを超えて形成すると、結果として、郵送時の舌片(5)と裏面部(3)との間の非接着領域幅を増加させてしまうこととなり、郵送時の不測の開封を生ずるものとなる。
また第1両面粘着テープ(6)の粘着剤としては、アクリル系の永久接着型粘着剤が好ましく、粘着力は5.0N/20mm幅以上(JIS Z 0237による測定)であることが好ましい。これ以上の粘着力であれば、郵送中における不測の開封を防ぐことができるからである。一方、第1両面粘着テープ(6)の粘着力が5.0N/20mmより低いと、郵送中において他の郵送物の角部が舌片(5)と裏面部(3)の間に入り込んだりするなどして、不測の開封を招く可能性を生ずるものとなる。
先端部(53)裏面には第1粘着両面テープ(6)が貼着されている。第1粘着両面テープ(6)の裏面部(3)との接着面側には離型紙が貼られ、第1粘着両面テープ(6)使用時には該離型紙は剥がされ、第1粘着両面テープ(6)は裏面部(3)と接着する。
尚、舌片(5)は熱圧加工によって、舌片(5)と表面部(2)の境に裏面部(3)側への折り曲げ線が形成されていることが好ましい。
図示例において、先端部(52)の縦幅は15mm以上20mm以下に形成され、一対のミシン目(51)の間隔は5mm程度に形成され、基端部(53)の縦幅は15mm程度に形成されている。また第1両面粘着テープ(6)の幅は10mm以上15mm以下に形成されている。同様に第2両面粘着テープ(7)の幅は10mm以上15mm以下に形成されている。
このような寸法の舌片(5)及び第1両面粘着テープ(6)であれば、第1両面粘着テープを用いて封筒(1)を閉止したときに十分な接着面積を確保することができ、封筒(1)を閉止したときに他の封筒等が舌片(5)と裏面部(3)との間に入り込むことがなく、安全な郵送を実現できる。
第1両面粘着テープ(6)の幅が10mm以下であると、十分な接着面積を確保できず、接着力が低下し、郵送中の不測の開封を招くこととなる。また、同様に第2両面粘着テープ(7)の幅が10mm以下であると、十分な接着面積を確保できず、接着力が低下し、社内回覧中の不測の開封を招くこととなる。
舌片(5)の先端部(52)や基端部(53)の縦幅は、第1両面粘着テープ(6)や第2両面粘着テープ(7)の幅よりも広く形成される必要がある。これ以下の幅であると、第1両面粘着テープ(6)や第2両面粘着テープ(7)の粘着面が露出し、他の郵送物に損傷を与えることとなる。
第1両面粘着テープ(6)の幅を増やせば接着面積が増加することになり、裏面部(3)との接着力を増し、確実に郵送時の不測の開封を防ぐことができるが、このような効果を得るためには、15mmの幅に形成されれば十分であり、これを超える幅に形成すると第1両面粘着テープ(6)の幅は指先よりも広くなってしまうので、封筒(1)閉止作業の効率を低減させるとともに、一様な接着面を得られず、接着部にしわを生ずる可能性もあり、該しわに他の郵送物が引っかかり封筒(1)の破損を招くことにも繋がる。
第2両面粘着テープ(7)の幅を15mmを超えて形成すると、結果として、郵送時の舌片(5)と裏面部(3)との間の非接着領域幅を増加させてしまうこととなり、郵送時の不測の開封を生ずるものとなる。
また第1両面粘着テープ(6)の粘着剤としては、アクリル系の永久接着型粘着剤が好ましく、粘着力は5.0N/20mm幅以上(JIS Z 0237による測定)であることが好ましい。これ以上の粘着力であれば、郵送中における不測の開封を防ぐことができるからである。一方、第1両面粘着テープ(6)の粘着力が5.0N/20mmより低いと、郵送中において他の郵送物の角部が舌片(5)と裏面部(3)の間に入り込んだりするなどして、不測の開封を招く可能性を生ずるものとなる。
裏面部(3)の上端には、該上端を横切るように第2両面粘着テープ(7)が貼着されている。
第2両面粘着テープ(7)は、舌片(5)が折り曲げられたときに、舌片(5)の基端部(52)と接着する。第2両面粘着テープ(7)の幅は基端部(52)の縦幅よりも狭く形成され、図示例においては、15mm以下の幅とされる。基端部(52)の縦幅よりも狭く形成することによって、第2両面粘着テープ(7)使用時において、基端部(52)先端を超えて封筒(1)裏面側に露出することを防ぐことができる。
尚、第2両面粘着テープ(7)の舌片(5)との接着面側には離型紙が貼られ、第2両面粘着テープ(7)使用時には該離型紙は剥がされ、第2両面粘着テープ(7)と舌片(5)とが接着する。
第2両面粘着テープ(7)の閉止用舌片と接着する面側に用いられる粘着剤としては、アクリル系の再剥離型粘着剤が好ましく、粘着力は1.5N/20mm幅以下(JIS Z 0237による測定)であることが好ましい。このような粘着力であれば、舌片(5)に損傷を与えることなく繰り返し、接着・剥離を繰り返すことができ、封筒(1)の使用回数を増加させることができるからである。一方、第2両面粘着テープ(7)の粘着力が、1.5N/20mm幅を超えると、粘着力が高すぎ、封筒(1)の舌片(5)を裏面部(3)から剥がす際に、舌片(5)に損傷を与える可能性を生じ、封筒(1)の繰り返し使用回数を低減させることとなる。
第2両面粘着テープ(7)は、舌片(5)が折り曲げられたときに、舌片(5)の基端部(52)と接着する。第2両面粘着テープ(7)の幅は基端部(52)の縦幅よりも狭く形成され、図示例においては、15mm以下の幅とされる。基端部(52)の縦幅よりも狭く形成することによって、第2両面粘着テープ(7)使用時において、基端部(52)先端を超えて封筒(1)裏面側に露出することを防ぐことができる。
尚、第2両面粘着テープ(7)の舌片(5)との接着面側には離型紙が貼られ、第2両面粘着テープ(7)使用時には該離型紙は剥がされ、第2両面粘着テープ(7)と舌片(5)とが接着する。
第2両面粘着テープ(7)の閉止用舌片と接着する面側に用いられる粘着剤としては、アクリル系の再剥離型粘着剤が好ましく、粘着力は1.5N/20mm幅以下(JIS Z 0237による測定)であることが好ましい。このような粘着力であれば、舌片(5)に損傷を与えることなく繰り返し、接着・剥離を繰り返すことができ、封筒(1)の使用回数を増加させることができるからである。一方、第2両面粘着テープ(7)の粘着力が、1.5N/20mm幅を超えると、粘着力が高すぎ、封筒(1)の舌片(5)を裏面部(3)から剥がす際に、舌片(5)に損傷を与える可能性を生じ、封筒(1)の繰り返し使用回数を低減させることとなる。
図2に上記構造の使用形態を示す。図2(a)は第1両面粘着テープ(6)を用いて封筒(1)を閉止した状態の封筒(1)の斜視図であり、図2(b)は、図2(a)に示す状態からミシン目(51)に沿って舌片(5)を先端部(53)と基端部(52)に分断し、封筒(1)を開いた状態を示す。
まず、図1に示す状態において、封入部(4)の中に書類等を入れる。そして、第1両面粘着テープ(6)の離型紙を剥がし、第1両面粘着テープ(6)の粘着面を露出させた後、舌片(5)を折り曲げ、第1両面粘着テープ(6)を裏面部(3)に接着させる。このとき、第1両面粘着テープ(6)及び舌片(5)に形成されたミシン目(51)は第2両面粘着テープ(7)よりも下方に位置している。
この状態において、第1両面粘着テープの(6)粘着力は5.0N/20mm幅以上であるので、郵送中に封筒(1)が開くことがない。また、舌片(5)の幅が35mm以上40mm以下であるのに対して、第1両面粘着テープ(6)の幅が10mm以上15mm以下であるので、舌片(5)と裏面部(3)との非接着部が25mm以下となるので、舌片(5)と裏面部(3)の間に他の封筒が郵送中に入り込みにくく、これに起因する封筒(1)の破損や不測の開封を防ぐことができる。
まず、図1に示す状態において、封入部(4)の中に書類等を入れる。そして、第1両面粘着テープ(6)の離型紙を剥がし、第1両面粘着テープ(6)の粘着面を露出させた後、舌片(5)を折り曲げ、第1両面粘着テープ(6)を裏面部(3)に接着させる。このとき、第1両面粘着テープ(6)及び舌片(5)に形成されたミシン目(51)は第2両面粘着テープ(7)よりも下方に位置している。
この状態において、第1両面粘着テープの(6)粘着力は5.0N/20mm幅以上であるので、郵送中に封筒(1)が開くことがない。また、舌片(5)の幅が35mm以上40mm以下であるのに対して、第1両面粘着テープ(6)の幅が10mm以上15mm以下であるので、舌片(5)と裏面部(3)との非接着部が25mm以下となるので、舌片(5)と裏面部(3)の間に他の封筒が郵送中に入り込みにくく、これに起因する封筒(1)の破損や不測の開封を防ぐことができる。
郵送後において、まず図2(a)に示す状態の封筒(1)の舌片(5)をミシン目(51)に沿って先端部(53)と基端部(52)とに分断する。分断後には、図2(b)に示すが如く、先端部(53)は第1両面粘着テープ(6)により裏面部(3)に接着されたままである一方、基端部(52)は接着されていないため、封筒(1)は開封状態となる。このようにして郵送された書類等を封筒(1)から取り出すことができる。
その後、封筒(1)は例えば社内回覧用封筒として使用される。
社内回覧用封筒として使用される際には、書類等が封入部(4)に入れられた後、第2両面粘着テープ(7)の離型紙を剥がして、第2両面粘着テープ(7)の粘着面を露出させた後、舌片(5)を折り曲げ、舌片(5)と接着させる。このようにして封筒(1)は閉止され、書類の秘密性を良好に保ちつつ社内回覧の用に供されることとなる。
書類を取り出す際には、第2両面粘着テープ(7)の舌片(5)との接着面の接着力が1.5N/20mm幅以下であるので、舌片(5)の破れ等の損傷をなくして、開封が可能となる。
また、第2両面粘着テープ(7)が裏面部(3)上に貼着され、更にこのとき第1両面粘着テープ(6)は舌片(5)上にはなく裏面部(3)上に接着されているので、その後再び封筒(1)を社内回覧用に使用する場合において、封入部(4)に書類を入れるときに、書類が粘着面に触れることなく封筒に収納することができ、書類に損傷を与えることがない。
このようにして、第2両面粘着テープ(7)の粘着力が失われるまで封筒(1)は社内回覧用封筒として使用され続けることができる。
尚、裏面部(3)上には、封筒使用者が郵送前に第2両面粘着テープ(7)の離型紙を剥がさぬように教示し、また郵送後の封筒の使用時に第2両面粘着テープ(7)の離型紙を剥がすように教示する印刷が施されていることが好ましい。このようにすれば、封筒使用者が誤って郵送前の封筒の第2両面粘着テープ(7)の離型紙を剥がしてしまうことがなく、本考案の封筒の正しい使用を行うことができる。
社内回覧用封筒として使用される際には、書類等が封入部(4)に入れられた後、第2両面粘着テープ(7)の離型紙を剥がして、第2両面粘着テープ(7)の粘着面を露出させた後、舌片(5)を折り曲げ、舌片(5)と接着させる。このようにして封筒(1)は閉止され、書類の秘密性を良好に保ちつつ社内回覧の用に供されることとなる。
書類を取り出す際には、第2両面粘着テープ(7)の舌片(5)との接着面の接着力が1.5N/20mm幅以下であるので、舌片(5)の破れ等の損傷をなくして、開封が可能となる。
また、第2両面粘着テープ(7)が裏面部(3)上に貼着され、更にこのとき第1両面粘着テープ(6)は舌片(5)上にはなく裏面部(3)上に接着されているので、その後再び封筒(1)を社内回覧用に使用する場合において、封入部(4)に書類を入れるときに、書類が粘着面に触れることなく封筒に収納することができ、書類に損傷を与えることがない。
このようにして、第2両面粘着テープ(7)の粘着力が失われるまで封筒(1)は社内回覧用封筒として使用され続けることができる。
尚、裏面部(3)上には、封筒使用者が郵送前に第2両面粘着テープ(7)の離型紙を剥がさぬように教示し、また郵送後の封筒の使用時に第2両面粘着テープ(7)の離型紙を剥がすように教示する印刷が施されていることが好ましい。このようにすれば、封筒使用者が誤って郵送前の封筒の第2両面粘着テープ(7)の離型紙を剥がしてしまうことがなく、本考案の封筒の正しい使用を行うことができる。
図3に本考案の他の実施例を示す。図3に示す例においては、第2両面粘着テープ(7)が分断され、矩形状の第2両面粘着テープ(7)が複数断続的に一列に裏面部(3)上端を横切っている。その他構造は、図1及び2に示す封筒(1)の構造と同様である。
このように第2両面粘着テープ(7)を配設すると、封筒(1)を閉止するのに必要な部分の第2両面粘着テープ(7)の離型紙を剥がして使用すればよく、より封筒(1)の使用回数を増加させることができる。
このように第2両面粘着テープ(7)を配設すると、封筒(1)を閉止するのに必要な部分の第2両面粘着テープ(7)の離型紙を剥がして使用すればよく、より封筒(1)の使用回数を増加させることができる。
尚、第1両面粘着テープ(6)は本考案において必須のものではなく、第1両面粘着テープを用いる代わりに郵送時に舌片(5)先端部に糊付けを施して郵送の用に供するようにしてもよい。
また他の実施形態において、第2両面粘着テープ(7)の代わりに、第2両面粘着テープ(7)が貼着されていた部分に粘着剤を塗布し、該粘着剤層を覆うように該粘着剤層上面に離型紙を配設してもよい。このような形態においては粘着剤層及び離型紙が第2両面粘着テープ(7)と同様の効果を発揮することができる。
或いは、該粘着剤の代わりに再湿糊を塗布してもよい。再湿糊を使用する場合には離型紙を用いることなく同様の機能を発揮することができる。
また他の実施形態において、第2両面粘着テープ(7)の代わりに、第2両面粘着テープ(7)が貼着されていた部分に粘着剤を塗布し、該粘着剤層を覆うように該粘着剤層上面に離型紙を配設してもよい。このような形態においては粘着剤層及び離型紙が第2両面粘着テープ(7)と同様の効果を発揮することができる。
或いは、該粘着剤の代わりに再湿糊を塗布してもよい。再湿糊を使用する場合には離型紙を用いることなく同様の機能を発揮することができる。
本考案は、郵送時に封筒が開いたり破損したりすること無く、また社内回覧用の封筒として複数回使用可能な封筒に好適に適用される。
1・・・・・・・封筒
2・・・・・・・表面部
3・・・・・・・裏面部
5・・・・・・・舌片
51・・・・・・ミシン目
6・・・・・・・第1両面粘着テープ
7・・・・・・・第2両面粘着テープ
2・・・・・・・表面部
3・・・・・・・裏面部
5・・・・・・・舌片
51・・・・・・ミシン目
6・・・・・・・第1両面粘着テープ
7・・・・・・・第2両面粘着テープ
Claims (9)
- 宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、
前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、
前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、
前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、
前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施されていることを特徴とする封筒。 - 宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、
前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、
前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、
前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、
前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施され、
前記第1両面粘着テープの粘着力が前記第2両面粘着テープの粘着力よりも高いことを特徴とする封筒。 - 宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、
前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、
前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、
前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、
前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施され、
前記第1両面粘着テープに用いられる粘着剤が永久接着型粘着剤であり、
前記第2両面粘着テープの前記閉止用舌片と接着する側の接着剤層が再剥離型接着剤であることを特徴とする封筒。 - 宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、
前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、
前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、
前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、
前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施され、
前記第1両面粘着テープの粘着力が5.0N/20mm幅以上であり、
前記第2両面粘着テープの前記舌片との接着面の粘着力が1.5N/20mm幅以下であることを特徴とする封筒。 - 宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、
前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、
前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、
前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、
前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施され、
前記合成樹脂が二軸延伸ポリプロピレンであることを特徴とする封筒。 - 宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、
前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、
前記舌片裏側上端には、該舌片上端を横切るように第1両面粘着テープが貼着され、
前記封筒の裏面部上端には、該裏面部上端を横切って、矩形状の第2両面粘着テープが複数断続的に一列に貼着され、
前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記第1両面粘着テープが前記第2両面粘着テープを超えて下方に位置するととともに、前記舌片には前記第1両面粘着テープと前記第2粘着テープとの間を横切るようにミシン目が施されていることを特徴とする封筒。 - 宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、
前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、
前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように第2両面粘着テープが貼着され、
前記舌片中央を横切るようにミシン目が施され、
前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記ミシン目が前記第2両面テープを超えて下方に位置することを特徴とする封筒。 - 宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、
前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、
前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように粘着剤が塗布され、該粘着剤層上面には該粘着剤層を覆うように離型紙が配設され、
前記舌片中央を横切るようにミシン目が施され、
前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記ミシン目が前記粘着剤層を超えて下方に位置することを特徴とする封筒。 - 宛名を記載する表面部の上端に、裏面部へ向けて折り返される閉止用舌片が延設されてなる封筒であって、
前記閉止用舌片の前記裏面部と接着する面に合成樹脂からなる層が形成され、
前記裏面部上端には、該裏面部上端を横切るように再湿糊が塗布され、
前記舌片中央を横切るようにミシン目が施され、
前記舌片を前記封筒裏面側に折り曲げた状態において、前記ミシン目が前記再湿糊層を超えて下方に位置することを特徴とする封筒。
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