JP2002130243A - 清め塩等の粘着クリップ - Google Patents

清め塩等の粘着クリップ

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  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Cartons (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粘着クリップは、それに設けたスリットに差込
み物の角部を差し込んで係止させるものであるため、差
込み物の寸法や重量が大きいと、運搬する際に位置がず
れたり、外れたりする不具合がある。 【解決手段】表裏いずれか一方の面に糊をつけた紙片か
らなり、その紙片は直交する2辺をなす2個の短冊状の
部材と、それら2個の部材の遊端を連結辺で連結して形
成される略三角形の部材とを設けるとともに、前記連結
辺から外方へ伸びる折返し代を設けることによって解決
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、箱や封筒、それに付
属するもの、例えば清め塩や挨拶状はがきを貼着する粘
着式のペーパークリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着式のペーパークリップは粘着
材を塗布した紙で作られており、予め箱や書籍などに貼
着しておいて、これに設けたスリットに、他の紙片の角
部を挿し込んで外れないように、固定しておくものであ
る(たとえば、特開平11−82467号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ペーパークリップは、名刺や清め塩のような軽い四角形
の紙や袋の角部を差し込んで係止することを前提に作ら
れているため、スリットの大きさと差し込まれる紙や袋
の大きさが整合していないと、位置決めが正確に行えな
いことがある他、運搬すると係止したものが傾いてしま
ったり、外れてしまったりする不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、表裏いずれ
か一方の面に糊をつけた紙片からなり、その紙片には直
交する2辺をなす2個の短冊状の部材と、それら2個の
部材の遊端を連結辺で連結して形成される略三角形の部
材を設けるとともに、前記連結辺から外方へ伸びる折返
し代を設けることによって解決される。
【0005】そこでは前記直交する2辺をなす2個の短
冊状の部材の遊端を、連結辺との連結部を越えて長く作
ることが好ましい。また、前記折返し代は連結辺を底辺
とする略台形に形成するのがよい。
【0006】
【作用】粘着クリップの粘着面を覆う剥離紙を剥がした
状態から、連結辺に連なる折返し代を粘着面側へ折り曲
げると、折返し代が連結辺の裏面に粘着し、連結辺の裏
面に粘着性のない部分ができる。この状態の粘着クリッ
プを被貼着物の上に貼ると、先に折返した折返し代の紙
厚のため、折返し代の先に三角形の粘着面が残される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図示した一実施態様によっ
て本願の発明を説明する。図1中、10はこの発明に係
る粘着クリップである。粘着クリップ10は被貼着物1
1である箱の上に貼着され、そこには差込み物12とし
て名刺や、香典返しの清め塩などが差し込まれ、粘着係
止される。
【0008】粘着クリップ10は図3(a)で示すよう
に、一方の面に接着材あるいは粘着材からなる糊を付け
た大きな台紙15の中に切断線によって分離可能に連結
されており、使用の都度、分離して使用される。台紙1
5は紙や合成樹脂の薄膜(以下、単に紙片という)で作
られている。16は台紙15をなす紙片の一側に作られ
た粘着面を保護するための剥離紙である。
【0009】粘着クリップ10をなす紙片は図2で示す
ように、直交する2個の辺21、22と、その2辺の遊
端間を連結する連結辺23とを有し、全体として大略三
角形をなしている。各辺21、22は短冊状の部材21
a、22aを一端で直交させて連結した形をしており、
他端が連結辺23によって、相互に連結されるととも
に、三角形の部材23aが形成される。
【0010】前記連結辺23には、外方へ伸びる折返し
代24が連続して設けられている。折返し代24は上辺
24aと両側の斜辺24b、24bとをもつ台形をな
し、その斜辺24b、24bと前記短冊状の部材21
a、22aとの間に、その縁に沿って切り込み25、2
5が設けられている。なお、連結辺23には折り曲げが
容易なように、折り曲げ加工が施してある。
【0011】もっとも、図2(a)において、短冊状の
部材21a、22aの斜辺24bから突出した部分の存
在は差込み物12の位置決めをする上で便利であるが、
必ずしも必要なものではなく、同図(b)のように、短
冊状の部材21a、22aと斜辺24b、24bとを同
一線上に配してもよく、これによって台紙15上に生じ
る紙面の無駄を減らすことができる。
【0012】次に、上記実施粘着クリップ10の使用方
法を説明する。まず、図3(a)で示すように、台紙1
5から個々の粘着クリップ10を分離する。裏面に粘着
している剥離紙16を分離し、同図(b)、(c)で示
すように、粘着面を内側にして折返し代24を折り曲げ
る。これによって折返し代24は斜辺24bの部分が、
短冊状の部材21a、22aの一部と、それら短冊状の
部材21a、22aの間にある三角形の部材23aの下
半分を覆い、その部分の粘着材が作用しなくなる。
【0013】次に、この状態の粘着クリップ10を被貼
着物11の上に貼着すると、折返し代24と被貼着物1
1との間に差込み口20が形成される。そして、粘着ク
リップ10と被貼着物11とは前記短冊状の部材21
a、22aの部分で粘着し、それらに挟まれた三角形の
部材23aは折り返された斜辺24の厚さのため被貼着
物11と粘着することなく、空中に浮いた状態となる。
【0014】よって、折り返された斜辺24の下側にで
きた差込み口20へ紙片や清め塩の袋のような薄い四角
形の差込み物12が差し込まれると、その角の部分が前
記空中に浮いた状態となっている三角形の部分の下側へ
差し込まれるから、その部分を上から押さえれば両者が
粘着し、差込み物12が抜け落ちたり傾いたりすること
がなくなる。また、紙片を透明なセロハンにすれば差込
み物12に印刷された全ての文字が読み取りやすい。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、粘着クリップ
10は剥離紙16を剥がす簡単な操作によって被貼着物
11の上に貼着するとができる。粘着クリップ10は被
貼着物11の上に貼着されると被貼着物11との間に差
込み物12を差し込むための、粘着材がついていない差
込み口20が形成されるから、全体に粘着材を塗布した
紙片を用いることができる。さらに、使用に際しては、
粘着クリップ10に名刺や袋など差込み物12を差し込
み、上から押える簡単な操作によって差込み物12を固
定することができ、以後は被貼着物11を動かしても脱
落したり、位置が移動したりすることがない。請求項2
の発明によれば、差込み物12は長く作られた2個の短
冊状の部材によって案内されるので、被貼着物12の位
置決めが容易になる。請求項3の発明によれば、前記折
返し代は粘着材が付着した略三角形の部材の裏面に粘着
しない面を形成することができる。などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の一態様を示す外観図である。
【図2】(a)はその要部の平面図である。(b)はそ
の変形例を示す平面図である。
【図3】使用方法を示す工程図である。
【符号の説明】
10・・・・粘着クリップ 11・・・・被貼着物(箱) 12・・・・差込み物(名刺、清め塩の袋) 15・・・・台紙(紙片) 16・・・・剥離紙 20・・・・差込み口 21、22・・・・辺 21a、22a・・・・短冊状の部材 23・・・・連結辺 23a・・・三角形の部材 24・・・・折返し辺 24a・・・・上辺 24b・・・・斜辺 25・・・・切り込み

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表裏いずれか一方の面に糊をつけた紙片か
    らなり、その紙片には直交する2辺をなす2個の短冊状
    の部材と、それら2個の部材の遊端を連結辺で連結して
    形成される略三角形の部材を設けるとともに、前記連結
    辺から外方へ伸びる折返し代を設けてなる清め塩等の粘
    着クリップ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記直交する2辺をな
    す2個の短冊状の部材の遊端を、連結辺との連結部を越
    えて長く作った清め塩等の粘着クリップ。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記折返し代は連結辺
    を底辺とする略台形に形成されている清め塩等の粘着ク
    リップ。
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