JP4592840B2 - シリコーンヒドロゲルポリマー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は水和によりシリコーンヒドロゲルの形態になった、シリコーン含有モノマーを含む反応混合物を硬化することにより形成されたポリマーに関する。さらに、本発明は上記ヒドロゲルを用いてシリコーンレンズを形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヒドロゲルは水を平衡状態で含有する水和した架橋状態のポリマー系である。
このヒドロゲルは一般に酸素透過性で生体許容性であり、生体医療用装置、特に、コンタクトまたは眼内用レンズを製造するための好ましい材料を形成することが可能である。
【0003】
従来のヒドロゲルは2−ヒドロキシエチルメタクリレートまたはN−ビニルピロリドンのような親水性モノマーを主に含有するモノマー混合物から作成される。米国特許第4,495,313号、同第4,889,664号および同第5,039,459号は従来のヒドロゲルの形成方法を開示している。これら従来のヒドロゲル材料の酸素の通過性は当該材料の水の含有量に関係し、一般的に20バール乃至30バール以下である。この従来のヒドロゲル材料により形成したコンタクトレンズの場合は、その酸素透過性の程度は短期間のコンタクトレンズの装着には適するが、長期間のコンタクトレンズ(例えば、取り外しなしで30日間)の装着において健康な角膜の状態を維持するには不充分となる可能性が高い。それゆえ、従来のヒドロゲルの酸素透過性を高める努力が今日まで払われ、現在もその試みが続けられている。
【0004】
このヒドロゲルの酸素透過性を高めるための既知の方法の一つがシリコーン含有モノマーをヒドロゲル配合物に添加してシリコーンヒドロゲルを形成することである。シリコーン含有ポリマーは一般に従来のヒドロゲルに比して高い酸素透過性を有する。このようなシリコーンヒドロゲルは少なくとも1種のシリコーン含有モノマーと少なくとも1種の親水性モノマーを含む混合物を硬化することにより作成されてきた。この場合、このシリコーン含有モノマーまたは親水性モノマーのいずれかが架橋剤(架橋剤は多数の重合可能な官能性を有するモノマーである)として機能するか、別の架橋剤を使用することが可能である。このようなシリコーンヒドロゲルの形成方法が米国特許第4,954,587号、同第5,010,141号、同第5,079,319号、同第5,115,056号、同第5,260,000号、同第5,336,797号、同第5,358,995号、同第5,387,632号、同第5,451,617号および同第5,486,579号、およびPCT国際公開第WO 96/31792号に開示されている。シリコーン含有モノマーは親水性モノマーに対して不溶性である場合が多い。これらの参考文献では、これらの典型的な非相溶性モノマーは、反応混合物の総重量において比較的多量にn−ヘキサノール、エタノールまたはn−ノナノールのような有機性希釈剤を添加することによって可溶化される。しかしながら、このような多量の希釈剤により、シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズを再現性よく成形することが困難になる。その理由は、このような多量の希釈剤が揮発性であれば、処理中に多量の希釈剤の蒸発が生じるからである。さらに、このような多量の希釈剤の使用によって火災が生じる可能性が高くなり、また、強靭性に劣るポリマー材ができる場合が多い。また、このような多量の希釈剤の使用は重合反応後の希釈剤の除去により生じる収縮に対処するために比較的大きな成形型でポリマーを成形することが必要になる。さらに重要な問題は、これらの従来技術における希釈剤は多くのシリコーンモノマーおよびマクロマー(macromers )と親水性モノマーとの混合物、特に、比較的高度な親水性のモノマーとの混合物の可溶化に適していないことである。すなわち、これらの混合物および結果として得られるポリマーは不透明であってコンタクトレンズとして有用でない。
【0005】
また、このような親水性モノマーとシリコーンモノマーとを組み合わせるための他の試みが従来技術において開示されている。すなわち、このような試みは以下に示す開示に含まれている。
【0006】
例えば、多量の希釈剤の添加を回避したシリコーンヒドロゲル形成のための一手法が米国特許第5,321,108号、同第5,387,662号および同第5,539,016号に開示されている。これらの特許は末端の二フッ素置換炭素原子に結合する水素原子を有する極性のフッ素化したグラフト基または側基を有するポリシロキサンの使用を記載している。しかしながら、この手法はシリコーンと親水性モノマーの特定の組み合わせにおいてその相溶性を改善できるが、複雑なシリコーンマクロマーの多段階の合成を必要とする。
【0007】
なお、イソホロンジイソシアネート、ジエチレングリコール、ポリシロキサンジオールおよび2−ヒドロキシエチルメタクリレートから形成されるシリコーンマクロマー、および、これらのマクロマーと親水性モノマーとの混合物から形成されるポリマーがACS PMSE Proceeding,1997,76,34 に開示されている。
【0008】
また、シリコーン官能化マロネートマクロマーおよびこれらのマクロマーとジメチルアクリルアミド(DMA)とのヒドロゲルコポリマーがACS PMSE Proceeding,1997,76,36 に記載されている。しかしながら、相溶性を改善するためにヘキサノールの添加が必要である。
【0009】
さらに、フマレート−キャップ(fumarate-capped )シリコーンマクロマーおよび当該マクロマーとメタクリロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン(TRIS)およびDMAとのコポリマーがACS PMSE Proceeding,1997,76,40 に記載されている。しかしながら、多量のヘキサノールをモノマー混合物に添加している。
【0010】
また、ヒドロキシアルキルメタクリレート末端シリコーンおよび当該シリコーンとTRISおよびDMAとのポリマーがACS PMSE Proceeding,1997,76,34 に記載されている。しかしながら、各末端部における1個のみの水酸基の存在では、このようなマクロマーはDMAのような極性ポリマーとの相溶性に不充分となりやすく、比較的多量の希釈剤が必要となる可能性が高い。
【0011】
さらに、2−イソシアネートエチルメタクリレート(IEM)エンドキャップ化(end-capped)グルコノアミド末端のシリコーンマクロマーおよび当該マクロマーとTRISおよびDMAとのコポリマーがACS PMSE Proceeding,1997,76,42
に記載されているが、この合成手法は毒性のIEMの使用を必要としている。
【0012】
PCT国際公開第WO 96/31792号は幾つかのシリコーンマクロマー、およびこれらのマクロマーとDMAやHEMAのような親水性モノマーおよびTRISのような他のモノマーとの混合物から形成される種々のシリコーンヒドロゲルを記載している。
【0013】
また、米国特許第3,808,178号は小さなシリコーン含有モノマーと種々の親水性モノマーとのコポリマーの形成方法を記載している。
【0014】
また、ジイソシアネートおよび2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)との反応によりポリアルキレングリコール末端のポリジメチルシロキサンから形成されるシリコーンマクロマー、およびN−ビニルピロリドン(NVP)のような親水性モノマーによって形成されるコポリマーが米国特許第4,136,250号に記載されている。
【0015】
さらに、希釈剤を使用しないビス−メタクリロキシブチルポリジメチルシロキサンとNVPとのコポリマーの作成方法が米国特許第4,153,641号に記載されているが、ポリジメチルシロキサンの分子量が極めて小さいので結果として得られるポリマーが硬くなる。
【0016】
米国特許第4,259,467号は親水性の側鎖および末端重合可能基を有するポリシロキサンのポリマーの作成方法を記載しているが、同文献に記載されるマクロマーは一般に多段階の合成処理を必要とする。また、米国特許第4,605,712号はポリジメチルシロキサンとDMAとのコポリマーを記載している。
【0017】
米国特許第4,661,573号は希釈剤を添加しないで形成したアクリロキシアルキルポリジメチルシロキサンとDMAとのコポリマーを記載しているが、このポリジメチルシロキサンモノマーは極めて低分子量であるために、結果として得られるレンズが比較的硬くなる。また、米国特許第4,703,097号は親水性のN−ビニルカルボキシアミド、メチルメタクリレートおよびポリシロキサンメタクリレートのコポリマーを記載している。
【0018】
米国特許第5,010,141号および同第5,079,319号はDMAまたはNVPのような親水性モノマーとポリシロキサンとを硬化処理した後に、重合可能な官能基を導入する変性処理によってシリコーンヒドロゲルプレポリマーを形成する方法を記載している。さらに、米国特許第5,070,169号および同第5,070,170号はポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコールとポリシロキサンとのブロックコポリマーからポリマーを形成する方法を記載している。
【0019】
また、米国特許第5,310,779号、同第5,358,995号、同第5,387,632号および同第5,486,579号はポリシロキサンモノマーと親水性モノマーのコポリマーからシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズを作成する方法を記載している。加えて、米国特許第5,321,108号、同第5,387,662号および同第5,539,016号はフルオロシリコーン含有モノマーおよびDMAのような親水性モノマーのコポリマーからコンタクトレンズを作成する方法を記載している。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの従来技術における試みにもかかわらず、経済的かつ高効率な方法で硬化でき、反応混合物において少量の希釈剤の使用で済み、高い酸素透過性および適当な水分含有量のソフトコンタクトレンズの作成に使用できるシリコーンヒドロゲルが依然として必要とされている。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は直鎖状または分岐状ヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーから成る反応混合物を硬化することにより作成されるポリマーを提供する。このヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーは好ましくは以下の構造式Iを有するブロックモノマーまたはランダムモノマーであり、
【化4】
(構造式I)
この構造式Iにおいて、nは0乃至500、mは0乃至500で(n+m)は10乃至500、さらに好ましくは、20乃至250であり、R2 ,R4 ,R5 ,R6 およびR7 は独立して1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)であり、好ましくは、未置換の1価のアルキルまたはアリール基であり、さらに、R1 ,R3 およびR8 は独立して1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)であり、好ましくは、未置換の1価のアルキルまたはアリール基であり、あるいは、R1 ,R3 およびR8 の少なくとも1個が構造式IIに使うことを条件として、以下の構造式IIで表される窒素含有基を有しており、
【化5】
(構造式II)
この構造式IIにおいて、R9 は-(CH2 )s -のような2価のアルキル基であり、この場合のsは1乃至10、好ましくは3乃至6、最も好ましくは3であり、
R10およびR11は独立して水素、1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)であり、あるいは、以下の構造式IIIを有しており、
【化6】
(構造式III)
この構造式IIIにおいて、R14は水素、あるいはアクリロイル基、メタクリロイル基、スチリル基、ビニル基、アリル基またはN−ビニルラクタム基から成る1価の重合可能な基、好ましくは水素またはメタクリロイル基であり、R16は水素、1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)、あるいは、アクリレート基、メタクリレート基、スチリル基、ビニル基、アリル基またはN−ビニルラクタム基から成る重合可能な基であり、好ましくは、アルコールにより置換されたアルキル基またはメタクリレート基であり、R12,R13およびR15は独立して水素、1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)であり、あるいは、上記モノマーにおける構造式IIの基の少なくとも1個、好ましくは少なくとも2個が重合可能な基を含むことを条件として、R12およびR15、またはR15およびR13が共に結合して環状構造を形成していてもよい。好ましくは、上記R12,R13およびR15は水素である。
【0022】
本発明の利点は、上記の新規なシリコーン含有モノマーの使用により、従来技術において開示されるシリコーン含有モノマーにより形成される混合物に比して、当該シリコーン含有モノマーの反応混合物の親水性モノマーに対する相溶性が改善され、比較的多量の親水性モノマー、あるいは、より大きな分子量のシリコーン含有モノマー、あるいは、より少量の希釈剤(例えば、反応混合物によっては希釈剤なし)との反応混合物が形成可能になる。本発明の別の実施形態においては、例えば、ヒドロキシアルキルアミン基単独またはこれと他の親水性基との組み合わせを含む比較的多数の親水性基がヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマー内に組み込まれており、シリコーンヒドロゲルを形成するために使用するモノマー混合物内に親水性モノマーを含むことが実質的に不要となる。この実施形態においては、一般に、希釈剤を必要としない。
【0023】
本発明に従って製造されるポリマーはコンタクトレンズの製造に使用でき、このコンタクトレンズは酸素透過性が高く、機械的特性に優れ、経済的かつ高効率で製造可能である。また、本発明のポリマーは生体許容性および高度の酸素透過性を要する生体医療用装置の作成に使用できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本明細書において使用する用語「モノマー(monomer )」は重合可能な低分子量化合物(すなわち、典型的に700以下の数平均分子量を有するもの)、および、中分子乃至高分子量化合物またはポリマーを言い、さらに重合可能な官能基を含むマクロモノマー(すなわち、典型的に繰り返し構造単位を有して700よりも大きい数平均分子量を有するもの)を言う場合もある。従って、用語「シリコーン含有モノマー」および「親水性モノマー」はモノマー、マクロモノマーおよびプレポリマーを含むものと解するべきである。なお、このプレポリマーは部分的に重合したモノマーまたはさらに重合可能なモノマーである。
【0025】
上記の「重合可能な基」とは、ラジカル重合開始条件下で重合可能な炭素−炭素の二重結合基を言う。このような重合可能な基としては、アクリレート基、メタクリレート基、スチリル基、ビニル基、アリル基またはN−ビニルラクタム基等があげられる。
【0026】
また、「シリコーン含有モノマー」とは、モノマー、マクロマーまたはプレポリマーにおいて少なくとも2個の[-Si-O-]の繰り返し単位を含むものを言う。好ましくは、このシリコーン含有モノマーにおける全ての珪素(Si)およびその結合酸素(O)が、当該シリコーン含有モノマーの全分子量の20重量%以上、さらに好ましくは30重量%以上で存在している。
【0027】
上記構造式Iに従う好ましいヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーの実施形態において、R2 ,R4 ,R5 ,R6 およびR7 はメチル、ベンジル、フェニルおよびエチルから独立して選択され、より好ましくはメチルであり、R1 およびR8 は共に上記構造式IIに従う窒素含有基であり、さらに、R3 はメチル、エチル、フェニルおよびベンジルから選択され、より好ましくはメチルである。また、本発明の好ましいヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーは平均して1分子当たりに2個乃至20個の窒素基と、平均して1分子あたりに2個乃至5個の重合可能な基を有している。
【0028】
このような好ましいヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーは以下の構造式IVを有しており、
【化7】
(構造式IV)
この構造式における置換基は上述した基と同一の好ましい基であるが、R17はアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基を付加的に含んでよいアルキル基またはアリル基であり、R18,R19およびR20はそれぞれR9 ,R10およびR11のように定められる。
【0029】
さらに、本発明において有用なヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーは、以下の構造式V乃至XIVを含むものとして定められる。
【化8】
(構造式V)
あるいは、当該構造式Vのヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーにおいて、1よりも大きなOH/重合可能基またはOH/アクリレート基の平均存在比率を有するように修飾されたものである。
【化9】
(構造式VI)
【化10】
(構造式VII)
【化11】
(構造式VIII)
【化12】
(構造式IX)
【化13】
(構造式X)
【化14】
(構造式XI)
【化15】
(構造式XII)
【化16】
(構造式XIII)
【化17】
(構造式XIV)
【0030】
構造式XIVにおいては、1分子当たりのアクリレート基の平均数が3である。このようなアクリレート基は末端部に、または、側鎖状に配置することができる。
【0031】
上記の中で、最も好ましいヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーは構造式Vに従うものである。
【0032】
上記のヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーは重合可能な基を有するエポキシ官能性化合物とアミノ官能性基を有するポリシロキサンを反応させることにより形成できる。一般的に、この反応は約50度乃至約130度に加熱して行なわれる。この場合、ヨウ化N−ベンジル−N,N,N−トリエチル−アンモニウムのような開始剤を使用できる。この反応には一般的に3時間乃至20時間を要する。使用可能なエポキシ官能性化合物はグリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレート、エポキシエチルスチレン、ビニルグリシジルエーテルおよびアリルグリシジルエーテルを含む。一方、使用可能なアミノ官能性ポリシロキサンはアミノプロピルまたはN−エチル−3−アミノプロピル基のようなアミノアルキル基を有するものを含み、これらの基は末端部または側鎖部またはこれらの両方に配置できる。このようなシリコーン含有モノマーのシリコーン部分はポリジメチルシロキサン(PDMS)、並びに、置換または無置換のエチル、プロピル、ベンジルおよびフェニルのようなシリコンに結合する他の1価の基を有するシロキサンから構成できる。さらに、これらのシリコーン部分は直鎖状または分岐状のいずれでもよい。上記エポキシ官能性化合物はアミノ官能性シリコーンにおけるN−H基のモル量に対してこれ以下のモル量で使用できるが、過剰モル量のエポキシ官能性化合物の使用が好ましい。なお、この反応しない過剰量部分は最終ポリマーに重合可能であり、あるいは、反応混合物の硬化処理前にヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーから除去することができる。例えば、グリシジルメタクリレートはアセトニトリルによる多数回の抽出操作により除去できる場合が多い。このアミノ官能性シリコーン化合物とグリシジルメタクリレートのようなエステル含有エポキシドを反応させることによりヒドロキシアルキルアミノエステルが得られ、当該エステルが典型的な反応条件下においてエステル交換して種々のOH/重合可能基(OH/エステル基)置換パターンの混合物が得られる。この場合、1分子当たりの重合可能基の平均数は1乃至20の範囲内であり、好ましくは2乃至15であり、さらに好ましくは2乃至6であるが、一般に、このシリコーン含有モノマーの1分子当たりの重合可能基の数が小さすぎると、当該シリコーン含有モノマーの実質的部分が重合しなくなる。逆に、重合可能基の数が大きすぎると、最終のヒドロゲルポリマーが硬くなりすぎる。従って、好ましい重合可能基の濃度範囲は約0.0002モル/g乃至約0.00016モル/gであり、さらに好ましい範囲は約0.0004モル/g乃至約0.001モル/gである。また、ヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーの1分子当たりのOH基の平均数が増加すると、一般的に、シリコーンヒドロゲルの水分含有量が増加してDMAのような親水性モノマーとの相溶性が改善されるが、最終のシリコーンヒドロゲルの酸素透過性が低下するために、OH基の数は一般的に重合可能基の数と同等かそれ以上に設定される。すなわち、好ましい1分子当たりのOH基の平均数は1乃至40であり、さらに好ましくは2乃至20である。
【0033】
なお、上記シリコーンヒドロゲルの作成に使用する反応混合物におけるモノマー混合物は1種以上のヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーの混合物を含んでいてもよい。
【0034】
好ましい実施形態において、親水性モノマーが、本発明のシリコーンヒドロゲルを形成するために使用する反応混合物においてヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーに添加される。この親水性モノマーはシリコーンヒドロゲルを作成するために従来技術において使用される任意の既知のモノマーとすることができる。なお、好ましい親水性モノマーはアクリル含有モノマーまたはビニル含有モノマーのいずれかである。このような親水性モノマーはそれ自体で架橋剤として使用できる。なお、用語「ビニル系(vinyl-type)」または「ビニル含有(vinyl-containing)」モノマーはビニル基(-CH=CH2 )を含むモノマーを言い、一般に反応性が高い。このような親水性のビニル含有モノマーは比較的容易に重合することが知られている。本発明のヒドロゲルに混合可能な親水性のビニル含有モノマーはN−ビニルラクタム(例えば、N−ビニルピロリドン(NVP))、N−ビニル−N−メチルアセトアミド、N−ビニル−N−エチルアセトアミド、N−ビニル−N−エチルホルムアミドおよびN−ビニルホルムアミドのようなモノマーを含み、NVPが好ましい。
【0035】
また、用語「アクリル系」または「アクリル含有」モノマーはアクリル基、すなわち、-CH2 =CRCOXを含むモノマーであり、当該アクリル基において、Rは水素(H)またはメチル(CH3 )およびXは酸素(O)または窒素(N)であり、容易に重合することが知られている。本発明において有用なアクリル系モノマーの例としては、N,N−ジメチルアクリルアミド(DMA)、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、グリセロールメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリルアミド、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、メタクリル酸およびアクリル酸が挙げられる。
【0036】
さらに、本発明において使用できる他の親水性モノマーとしては、重合可能な二重結合を含む官能基により置換された、末端水酸基を1個以上有するポリオキシエチレンポリオールが含まれる。このようなポリオールには、ポリエチレングリコール、エトキシル化アルキルグルコシド、およびエトキシル化ビスフェノールAが含まれ、これらはイソシアネートエチルメタクリレート(「IEM」)、無水メタクリル酸、メタクリロイルクロライド、ビニルベンゾイルクロライド等のようなエンドキャップ基の1モル当量以上と反応して、カルバメートまたはエステル基のような連結部位を介してポリエチレンポリオールに結合する1個以上の末端重合可能オレフィン基を有するポリエチレンポリオールを生成する。
【0037】
さらに別の例として、本明細書に参考文献として含まれる米国特許第5,070,215号に開示される親水性のビニルカーボネートまたはビニルカルバメートモノマー、および、本明細書に参考文献として含まれる米国特許第4,910,277号に開示される親水性オキサゾロンモノマーがある。さらに、当該技術分野における熟練者であれば別の適当な親水性モノマーが容易に分かる。
【0038】
上記の中で、本発明のポリマーを作成するために好ましい親水性モノマーには、N,N−ジメチルアクリルアミド(DMA)、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、グリセロールメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリルアミド、N−ビニルピロリドン(NVP)、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、メタクリル酸およびアクリル酸が含まれる。さらに、より好ましい親水性モノマーはDMA、HEMAおよびNVPから選択されるものであり、DMAが最も好ましい。
【0039】
さらに、別の実施形態においては、上記構造式Iに従わないシリコーンモノマーである付加的なシリコーン含有モノマーを、親水性モノマーの存在下または非存在下に、上記モノマー混合物に添加できる。このような上記反応混合物に添加できる付加的なシリコーン含有モノマーはアクリレート、メタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ビニルラクタムおよびスチリル官能基のような重合可能な官能基を含むのが好ましい。このような反応混合物に添加できる付加的なシリコーン含有モノマーの例が本明細書に参考文献として含まれる米国特許第4,136,250号、4,153,641号、4,740,533号、5,034,461号および5,070,215号に開示されている。
【0040】
さらに、上記の付加的なシリコーン含有モノマーの好適例は以下の構造式で示されるポリシロキサニルアルキル(メタ)アクリルモノマー(polysiloxyanylalkyl (meth)acrylic monomers)であり、
【化18】
(構造式XV)
R51はHまたはCH3 、qは1乃至3であり、各qに対してR52,R53およびR54は独立してメチル、ベンジル、フェニルまたは1乃至100個のSi-O繰返し単位から構成される1価のシロキサン鎖であり、pは1乃至10、r=(3−q)、XはOまたはNR55であり、R55はHまたは1乃至4個の炭素原子を有する1価のアルキル基であり、aは0または1、および、Lは好ましくは2個乃至5個の炭素原子を有する2価の連結基であり、また例えばポリエチレングリコール鎖のようなエーテルまたは水酸基を含んでよい。この構造式XVに従う有用なポリシロキサニルアルキル(メタ)アクリルモノマーはさらに本明細書に参考文献として含まれる本出願と同時出願の米国特許特許出願第09/033347号(VTN−0396)のVanderlaan他の「コンタクトレンズ」に記載されている。
【0041】
上記反応混合物に添加可能な有用なポリシロキサニルアルキル(メタ)アクリルモノマーの例として、メタクリロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、ペンタメチルジシロキサニルメチルメタクリレート、フェニルテトラメチル−ジシロキサニルエチルアクリレート、3−メタクリロキシプロピルビス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、メタクリロキシプロピルペンタメチルジシロキサンおよびメチルジ(トリメチルシロキシ)メタクリロキシメチルシランが挙げられる。この中で、メタクリロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シランおよび3−メタクリロキシプロピルビス(トリメチルシロキシ)メチルシランが好ましい。
【0042】
必要に応じて、1種以上の親水性モノマーの存在下または非存在下において、本明細書に参考文献として含まれる1997年10月9日出願の「シリコーンヒドロゲルポリマー」(VTN−0381)と題する米国特許出願第08/948,128号に記載されるような、別のシリコーン含有モノマーおよび架橋剤の混合物を反応混合物に添加することが可能である。このような反応混合物に存在可能な別のモノマーには、紫外吸収性モノマー、反応性着色剤等が含まれる。さらに、離型剤や湿潤剤のような付加的な補助剤を反応混合物に添加することもできる。
【0043】
本発明の好ましい実施形態は上記構造式Iのシリコーン含有モノマー、付加的なシリコーン含有モノマーおよび親水性モノマーを含んで構成される。加えて、本発明のさらに好ましい実施形態は上記構造式Iのさらに好ましいシリコーン含有モノマー、上記さらに好ましい付加的なシリコーン含有モノマーおよび上記さらに好ましい親水性モノマーを含んで構成される。
【0044】
さらに、重合開始剤が上記反応混合物に含まれるのが好ましい。このような重合開始剤としては、ラウロイルパーオキシド、ベンゾイルパーオキシド、イソプロピルパーカーボネート、アゾビスイソブチロニトリルのような化合物が使用でき、当該化合物は適度に上昇した温度において遊離ラジカルを発生する。あるいは、上記重合開始剤は芳香族α−ヒドロキシケトンまたは第3アミン+ジケトンのような光開始剤システムとすることができる。このような光開始剤システムの例としては、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、およびカンファーキノンとエチル−4−(N,N−ジメチルアミノ)ベンゾエートの組み合わせが挙げられる。この開始剤は反応混合物における反応成分100部当たりに対して例えば約0.1重量部乃至約2重量部の有効量で反応混合物において使用される。さらに、この反応混合物におけるモノマーの重合は、使用する重合開始剤に応じて熱、可視光または紫外光等の適当な手段を選択することにより開始可能である。なお、好ましい開始剤は2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オンであり、好ましい重合開始手段は紫外(UV)光である。
【0045】
一般的に、反応混合物(ヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマー、ならびに親水性モノマー、付加的なシリコーン含有モノマー、希釈剤、架橋剤、開始剤、離型剤、着色剤および不活性添加剤等の硬化処理前に混合される任意の適当な材料の混合物として定義される)を硬化した後に、得られるポリマーを溶媒で処理して希釈剤(使用した場合)または他の未反応成分の残存物を除去してから水和処理してヒドロゲルの形態にする。使用する溶媒は水(または生理塩水のような水性溶液)でよく、また、希釈剤(使用した場合)の溶解特性および/または残存する未重合モノマーの溶解特性によって決まり、溶媒はエタノール、メタノール、イソプロパノール、またはこれらの混合液のような有機溶媒またはこれらの1種以上の有機溶媒と水との混合液とすることができる。この溶媒は水または生理塩水による抽出によって除去でき、この水または生理塩水が溶媒を除去すると共にポリマーを水和してシリコーンヒドロゲルを生成する。このような本発明によるシリコーンヒドロゲルおよびコンタクトレンズは、当該シリコーンヒドロゲルの全重量に対して、好ましくは2重量%乃至50重量%の水から構成されており、さらに好ましくは15重量%乃至45重量%の水、最も好ましくは20重量%乃至40重量%の水から構成されている。これらのシリコーンヒドロゲルはコンタクトレンズすなわち眼内レンズ、好ましくはソフトコンタクトレンズの形成に特に適している。
【0046】
スピンキャスト(spincasting )および静止キャスト(static casting)を含むコンタクトレンズの製造における上記反応混合物の成形処理のための種々の加工処理法が知られている。例えば、スピンキャスト法は米国特許第3,408,429号および3,660,545号に開示されており、静止キャスト法は米国特許第4,113,224号および4,197,266号に開示されている。上記の本発明によるポリマーから成るコンタクトレンズを製造する好ましい方法はシリコーンヒドロゲルの直接成形(direct molding)により行なわれ、この方法は経済的であり、水和処理したレンズの最終形状に関する高精度制御が可能である。この方法の場合、上記反応混合物は最終の所望シリコーンヒドロゲルすなわち水膨張したポリマーの形状を有する成形型内に入れられ、この反応混合物はモノマーが重合する条件下に置かれて概ね最終の所望の製品形状でポリマーが形成される。その後、このポリマー混合物は一定の溶媒さらに水により適宜処理されて最終の大きさおよび形状を有するシリコーンヒドロゲルが形成される。なお、これらの大きさおよび形状は元の成形したポリマー品の大きさおよび形状に極めて近い。このような方法はコンタクトレンズの形成に使用でき、本明細書に参考文献として含まれる米国特許第4,495,313号、4,680,336号、4,889,664号および5,039,459号に記載されている。このようにシリコーンヒドロゲルを形成した後に、レンズを親水性被膜により被覆することが好ましい。このようなレンズに親水性被膜を付加するための幾つかの方法が米国特許第3,854,982号および3,916,033号、PCT国際公開第WO 91/04283号およびEPO93810399号を含む従来技術に開示されている。
【0047】
上記の反応混合物において存在するヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーの好ましい重量範囲は、当該反応混合物における反応性成分の、約5重量%乃至100重量%、より好ましくは約10重量%乃至90重量%、最も好ましくは約15重量%乃至80重量%である。なお、反応性成分とは反応して最終のシリコーンヒドロゲルの一部となる材料である。なお、反応混合物に付加的なシリコーン含有モノマーが存在する場合、この反応混合物におけるヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーおよび付加的シリコーン含有モノマーの組合せの好ましい重量範囲は当該反応混合物における反応性成分の約5重量%乃至100重量%、より好ましくは約10重量%乃至90重量%、最も好ましくは約15重量%乃至80重量%である。さらに、反応混合物に親水性モノマーが存在する場合の親水性モノマーの好ましい重量範囲はこの反応混合物における反応性成分の約5重量%乃至80重量%、より好ましくは約10重量%乃至60重量%、最も好ましくは約20重量%乃至50重量%である。また、上記反応混合物における希釈剤の好ましい重量範囲は全反応混合成分重量の約0重量%乃至70重量%、より好ましくは約0重量%乃至50重量%、最も好ましくは約0重量%乃至20重量%である。この希釈剤の必要とされる重量は上記反応性成分の特性および相対量とヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーに存在する親水性基の量とによって変化するが、特許請求の範囲の希釈剤の量は一般に上記従来技術において開示されるポリシロキサンモノマーの場合に必要とされる量に比して実質的に少ない。例えば、2000乃至3000よりも大きい分子量、特に5000よりも大きい分子量を有するα,ω−ビスメタクリロキシプロピルポリジメチルシロキサンと比較的多量すなわち反応混合物の20乃至25%以上、特に30%以上の親水性モノマーを含む混合物は、一般的に、比較的多量の希釈剤を必要とするが、本明細書に記載される新規なヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーの1種を上記α,ω−ビスメタクリロキシプロピルポリジメチルシロキサンの代わりに使用した場合は、はるかに少ない希釈剤の使用で済む。
【0048】
好ましい反応混合物においては、反応性成分の10重量%乃至60重量%、好ましくは15重量%乃至50重量%がヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーであり、反応性成分の20重量%乃至50重量%が付加的なシリコーン含有モノマー、好ましくはポリシロキサニルアルキル(メタ)アクリレート(さらに好ましくは上記構造式XVを有する化合物)であり、反応性成分の10重量%乃至50重量%が親水性モノマー(さらに好ましくはDMA)であり、反応性成分の0.1重量%乃至1.0重量%がUVまたは可視光活性光開始剤であり、全反応混合物の0重量%乃至20重量%が希釈剤、好ましくは第2アルコールまたは第3アルコール、さらに好ましくは第3アルコールである。
【0049】
本発明の反応混合物は震盪や攪拌のような当該技術分野における熟練者において既知の任意の方法により形成することができ、これを使用して既に説明した方法によりポリマー製品や装置を形成することができる。なお、一部のモノマー反応混合物においては、この反応混合物を30度乃至40度のような室温よりもやや高い温度で硬化するか、0度乃至10度のような室温よりも低い温度で硬化して反応成分の相分離を防止するのが好ましい場合がある。
【0050】
以下、本発明の実施例をさらに説明する。各実施例において使用する幾つかの材料を以下のように示す。
「DAROCURE1173」:2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン
「DMA」:N,N−ジメチルアクリルアミド
「MBM」:3−メタクリロキシプロピルビス(トリメチルシロキシ)メチルシラン
【0051】
調整1−ポリシロキサンモノマーの調整
500グラムのα,ω−ビスアミノプロピルポリジメチルシロキサン(5000MW)および68グラムのグリシジルメタクリレートを混合し、100度で10時間加熱攪拌した。生成物を1500mlのアセトニトリルで5回抽出して残留したグリシジルメタクリレートを除去し、残ったアセトニトリルを減圧下に除去して透明なオイル(IR:3441,2962,1944,1725,1638,1612,1412cm-1)を得た。以下、この生成物を「グリシジルメタクリレートおよび5000MWのα,ω−ビスアミノプロピルポリジメチルシロキサンの生成物」またはビス(N,N−ビス−2−ヒドロキシ−3−メタクリロキシプロピル)アミノプロピルポリジメチルシロキサンと称する。
【0052】
実施例1
反応性成分として上記調整1の生成物38.2重量部をMBM28.8重量部、DMA33重量部および1重量部のDAROCUR1173と混合して3−メチル−3−ペンタノールにより希釈して9重量%の希釈剤を含む反応混合物を形成した。この得られた反応混合物は透明で均一な溶液であった。次いで、ポリプロピレンコンタクトレンズ成形型に充填し、これを密閉して蛍光UV光源により30分間にわたり合計3.2J/cm2 の紫外光を照射した。その後、成形型を開放してレンズをイソプロパノール中に取り出してから脱イオン水中に移した。
【0053】
これらのレンズは透明で引張弾性率が205±12g/mm2 で、破断点伸び率が133±37%および平衡含水率が24.2±0.2%であった。なお、引張特性をInstron (商標)モデル1122引張試験機により決定した。また、平衡含水率(EWC)を重量分析法により決定し、以下のように示した。
%EWC=100×(水和レンズの質量−乾燥レンズの質量)/水和レンズの質量
【0054】
実施例2−16
実施例1の配合物を用いて反応混合物を作成したが、その配合物および希釈剤の量は表1に示す値である。この結果、全ての反応混合物およびレンズは透明であった。
【0055】
比較例1−4
実施例5,6,8および17の配合物を用いて反応混合物を作成したが、実施例1の生成物の代わりにα,ω−ビスメタクリロキシプロピルポリジメチルシロキサン(5000MW)を使用し、さらに、最少必要量の3−メチル−3−ペンタノール希釈剤を用いて水和処理後に透明なレンズを形成する反応混合物を作成した。これらの比較例1乃至比較例4の反応混合物の組成を表2に示す。
【0056】
調整2−第2ポリシロキサンモノマーの調整
2.48グラムの1,3−ビス(3−アミノプロピル)−テトラメチルジシロキサン、83.62グラムのオクタメチルシクロテトラシロキサン、13.37グラムの3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、0.1グラムの水酸化カリウムおよび10.0グラムの水を混合して145度に加熱攪拌しながら水およびエタノールを共沸除去した。次いで、この混合物を60度に冷却して0.13グラムの酢酸を加えた。この混合物を1時間攪拌してセライトによりろ過した。
さらに、この生成物を145度、約1トールで再蒸発処理した。
【0057】
上述のように作成したアミノ官能性ポリシロキサンの流体10グラムを1.33グラムのグリシドールおよび0.729グラムのグリシジルメタクリレートと混合した。この時、適度な発熱が観られた。この混合物を3日間反応させ、この間にこの反応物は極めて粘性を示すようになった。この生成物が側鎖状ヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーである。
【0058】
実施例17
調整2の生成物2.42グラムを0.29グラムの3−メチル−3−ペンタノールおよび0.027グラムのDarocur1173 と混合した。次いで、この混合物をコンタクトレンズ成形型に入れてこの成形型を紫外光に曝すことによりレンズを形成した。この水和状態のレンズは軟質(soft)で透明であった。
【0059】
実施例18
調整2の生成物1.19グラムを0.50グラムのTRIS、0.30グラムのDMAおよび0.027グラムのDarocur1173 と混合した。次いで、この混合物をポリスチレンコンタクトレンズ成形型に入れてこの成形型を紫外光に曝すことによりレンズを形成した。この水和状態のレンズは軟質で透明であった。
【0060】
実施例19
調整2の生成物1.21グラムを0.726グラムのDMA、0.484グラムのTRISおよび0.027グラムのDarocur1173 と混合した。次いで、この混合物をコンタクトレンズ成形型に入れてこの成形型を紫外光に曝すことによりレンズを形成した。この水和状態のレンズは軟質で透明であった。
【0061】
実施例20
調整2の生成物0.689グラムを0.25グラムのDMA、0.31グラムのTRISおよび0.027グラムのDarocur1173 と混合した。次いで、この混合物をポリスチレンコンタクトレンズ成形型に入れてこの成形型を紫外光に曝すことによりレンズを形成した。この水和状態のレンズは軟質で透明であった。
【0062】
実施例1から実施例16についての表1によって、透明な反応混合物を作成するために2倍乃至3倍の3−メチル−3−ペンタノールの添加を必要とする表2に示した比較例に比して、透明な反応混合物およびコンタクトレンズを作成するのにより少量の希釈剤を必要とすることが分かる。さらに、これらの実施例は本発明のヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーのコンタクトレンズ作成用反応混合物における相溶性を改善することを示している。
【0063】
また、実施例17から実施例20は、親水性モノマーおよび付加的なシリコーン含有モノマーの存在下または非存在下において、本発明の側鎖状ヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーが、反応混合物において透明なコンタクトレンズを形成するために使用できることを示している。
【0064】
以上、本発明をその特定の実施形態に基づいて説明したが、当該技術分野における通常の熟練者であれば、本明細書に記載の特許請求の範囲内の変更または変形が可能であることが明らかである。
【0065】
本発明の具体的な実施態様は以下の通りである。
(A)ヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーを含む反応混合物を硬化することにより作成されるシリコーンヒドロゲルポリマーにおいて、前記ヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーは以下の構造式Iを有し、
【化19】
(構造式I)
当該構造式Iにおいて、nは0乃至500、mは0乃至500で(n+m)は10乃至500であり、R2 ,R4 ,R5 ,R6 およびR7 は独立して1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)であり、R1 ,R3 およびR8 は独立して1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)であり、あるいは、R1 ,R3 およびR8 の少なくとも1個が構造式IIに従うことを条件として、以下の構造式IIの構造を有しており、
【化20】
(構造式II)
当該構造式IIにおいて、R9 は2価のアルキル基であり、R10およびR11は独立して水素、1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)であり、あるいは、以下の構造式IIIの構造を有しており、
【化21】
(構造式III)
当該構造式IIIにおいて、R14は水素あるいはアクリロイル基、メタクリロイル基、スチリル基、ビニル基、アリル基またはN−ビニルラクタム基から成る1価の重合可能な基であり、R16は水素、1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)、あるいは、アクリレート基、メタクリレート基、スチリル基、ビニル基、アリル基またはN−ビニルラクタム基から成る重合可能な基であり、R12,R13およびR15は独立して水素、1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)であり、あるいは前記モノマーにおける構造式IIの基の少なくとも1個が重合可能な基を含むことを条件として、R12およびR15、または、R15およびR13が共に結合して環状構造を形成していてもよいを特徴とするシリコーンヒドロゲルポリマー。
(1)前記(n+m)が20乃至250であり、R2 ,R4 ,R5 ,R6 およびR7 が独立して無置換で1価のアルキルまたはアリル基であり、R9 が-(CH2 )s -でsが1乃至10であり、R14が水素またはメタクリロイル基であり、R16がアルコール基で置換したアルキル基またはメタクリレート基のいずれかであり、R12,R13およびR15が水素である実施態様(A)に記載のシリコーンヒドロゲルポリマー。
(2)前記R2 ,R4 ,R5 ,R6 およびR7 がメチル、ベンジル、フェニルおよびエチルから独立して選択され、R1 およびR8 が共に前記構造式IIに従う基であり、R3 がメチル、エチル、フェニルおよびベンジル基から選択される実施態様(A)に記載のシリコーンヒドロゲルポリマー。
(3)前記ヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーが1分子当たりに平均して2個乃至20個の窒素含有基と、1分子あたりに平均して2個乃至5個の重合可能な基を有している実施態様(A)に記載のシリコーンヒドロゲルポリマー。
(4)前記ヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーは以下の構造式IVで示される構造を有しており、
【化22】
(構造式IV)
当該構造式IVにおけるR2 ,R4 ,R5 ,R6 およびR7 はメチル、ベンジル、フェニルおよびエチル基から独立して選択され、R17はアルキル基またはアリール基(この基はアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)であり、R9 およびR18は独立して-(CH2 )s -でsが1乃至10であり、R19,R20,R10およびR11は独立して水素、1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)であり、あるいは、以下の構造式IIIで示される構造を有しており、
【化23】
(構造式III)
当該構造式IIIにおいて、R14は水素、あるいはアクリロイル基、メタクリロイル基、スチリル基、ビニル基、アリル基またはN−ビニルラクタム基から成る1価の重合可能な基であり、R16は水素、1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)、あるいは、アクリレート基、メタクリレート基、スチリル基、ビニル基、アリル基またはN−ビニルラクタム基から成る重合可能な基でり、R12,R13およびR15は独立して水素、1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)であり、この場合に、前記モノマーにおける前記構造式IIの基の少なくとも1個が重合可能な基を含む実施態様(A)に記載のシリコーンヒドロゲルポリマー。
(5)前記ヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーが以下の構造式V乃至XIVから成る群から選択される構造を有する実施態様(A)に記載のシリコーンヒドロゲルポリマー。
【化24】
(構造式V)、
【化25】
(構造式VI)、
【化26】
(構造式VII)、
【化27】
(構造式VIII)、
【化28】
(構造式IX)
【化29】
(構造式X)
【化30】
(構造式XI)
【化31】
(構造式XII)
【化32】
(構造式XIII)
【化33】
(構造式XIV)
【0066】
(6)前記ヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーが以下の構造式Vで示される構造を有する実施態様(A)に記載のシリコーンヒドロゲルポリマー。
【化34】
(構造式V)
(7)前記反応混合物がさらに親水性モノマーを含む実施態様(A)に記載のシリコーンヒドロゲルポリマー。
(8)前記親水性モノマーがN,N−ジメチルアクリルアミド、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、グリセロールメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリルアミド、N−ビニルピロリドン、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、メタクリル酸およびアクリル酸から成る群から選択される実施態様(7)に記載のシリコーンヒドロゲルポリマー。
(9)前記反応混合物がさらに付加的なシリコーン含有モノマーを含む実施態様(A)に記載のシリコーンヒドロゲルポリマー。
(10)前記反応混合物がさらに付加的なシリコーン含有モノマーを含む実施態様(7)に記載のシリコーンヒドロゲルポリマー。
【0067】
(11)前記付加的なシリコーン含有モノマーがポリシロキサニルアルキル(メタ)アクリルモノマーである実施態様(10)に記載のシリコーンヒドロゲルポリマー。
(12)前記付加的なシリコーン含有モノマーが以下の構造式XVで示される構造を有している実施態様(10)に記載のシリコーンヒドロゲルポリマー。
【化35】
(構造式XV)
当該構造式XVにおいて、R51はHまたはCH3 、qは1乃至3であり、各qに対してR52,R53およびR54は独立してメチル、ベンジル、フェニルまたは1乃至100個のSi-O繰返し単位から構成される1価のシロキサン鎖であり、pは1乃至10、r=(3−q)、XはOまたはNR55であり、R55はHまたは1乃至4個の炭素原子を有する1価のアルキル基であり、aは0または1、および、Lは2価の連結基である。
(13)前記付加的なシリコーン含有モノマーが、メタクリロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、ペンタメチルジシロキサニルメチルメタクリレート、フェニルテトラメチルジシロキサニルエチルアクリレート、3−メタクリロキシプロピルビス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、メタクリロキシプロピルペンタメチルジシロキサンおよびメチルジ(トリメチルシロキシ)メタクリロキシメチルシランから成る群から選択される実施態様(10)に記載のシリコーンヒドロゲルポリマー。
(14)前記反応混合物が反応性成分の10重量%乃至60重量%としてヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーを含み、反応性成分の20重量%乃至50重量%として付加的なシリコーン含有モノマーを含み、反応性成分の10重量%乃至50重量%として親水性モノマーを含む実施態様(10)に記載のシリコーンヒドロゲルポリマー。
(B)直鎖状または分岐状の、ブロック状またはランダム状のヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーから成る反応混合物を硬化することにより作成されるシリコーンヒドロゲルポリマーを含むソフトコンタクトレンズにおいて、前記ヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーは以下の構造式Iを有し、
【化36】
(構造式I)
当該構造式Iにおいて、nは0乃至500、mは0乃至500で(n+m)は10乃至500であり、R 2 ,R 4 ,R 5 ,R 6 およびR 7 は独立して1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)であり、R 1 ,R 3 およびR 8 は独立して1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)であり、あるいは、R 1 ,R 3 およびR 8 の少なくとも1個が構造式IIに従うことを条件として、以下の構造式IIの構造を有しており、
【化37】
(構造式II)
当該構造式IIにおいて、R 9 は-(CH 2 ) s -で表される2価のアルキル基でsは1乃至10であり、R 10 およびR 11 は独立して水素、1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)であり、あるいは、以下の構造式IIIの構造を有しており、
【化38】
(構造式III)
当該構造式IIIにおいて、R 14 は水素、あるいはアクリロイル基、メタクリロイル基、スチリル基、ビニル基、アリル基またはN−ビニルラクタム基から成る1価の重合可能な基であり、R 16 は水素、1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)、あるいは、アクリレート基、メタクリレート基、スチリル基、ビニル基、アリル基またはN−ビニルラクタム基から成る重合可能な基であり、R 12 、R 13 およびR 15 は独立して水素、1価のアルキルまたはアリール基(この基はさらにアルコール、エステル、アミン、ケトン、カルボン酸またはエーテル基により置換されていてもよい。)であり、あるいは、前記モノマーにおける構造式IIの基の少なくとも一部が重合可能な基を含むことを条件として、R 12 およびR 15 、または、R 15 およびR 13 が一体に結合して環状構造を形成していてもよいことを特徴とするソフトコンタクトレンズ。
(15)さらに、付加的なシリコーン含有モノマーおよび親水性モノマーを含む実施態様(B)に記載のソフトコンタクトレンズ。
【0068】
(16)前記付加的なシリコーン含有モノマーが3−メタクリロキシプロピルビス(トリメチルシロキシ)メチルシランであり、前記親水性モノマーがN,N−ジメチルアクリルアミドである実施態様(15)に記載のソフトコンタクトレンズ。
(17)前記ヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーが以下の構造式で示される構造を有している実施態様(B)に記載のソフトコンタクトレンズ。
【化39】
(18)さらに、付加的なシリコーン含有モノマーおよび親水性モノマーから成り、当該付加的なシリコーン含有モノマーが3−メタクリロキシプロピルビス(トリメチルシロキシ)メチルシランであり、親水性モノマーがN,N−ジメチルアクリルアミドである実施態様(17)に記載のソフトコンタクトレンズ。
(19)前記ヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーが以下の構造式XIVで示される構造を有する実施態様(B)に記載のソフトコンタクトレンズ。
【化40】
(構造式XIV)
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、経済的かつ高効率な方法で硬化でき、反応混合物において少量の希釈剤の使用で済み、高い酸素透過性および適当な水分含有量のソフトコンタクトレンズの作成に使用できるシリコーンヒドロゲルポリマーが提供できる。
Claims (11)
- 請求項1に記載のシリコーンヒドロゲルポリマーにおいて、前記反応混合物が、さらに、ビニル含有モノマー、アクリル含有モノマーおよび重合可能な二重結合を含む官能基により置換された1個以上の末端水酸基を有するポリオキシエチレンポリオールから成る群から選択される親水性モノマーを含む、シリコーンヒドロゲルポリマー。
- 請求項2に記載のシリコーンヒドロゲルポリマーにおいて、前記親水性モノマーがN,N−ジメチルアクリルアミド、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、グリセロールメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリルアミド、N−ビニルピロリドン、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、メタクリル酸およびアクリル酸から成る群から選択される、シリコーンヒドロゲルポリマー。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のシリコーンヒドロゲルポリマーにおいて、前記反応混合物が、さらに、アクリレート、メタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ビニルラクタムおよびスチリル官能基から成る群から選択される重合可能な官能基を含む付加的なシリコーン含有モノマーを含む、シリコーンヒドロゲルポリマー。
- 請求項4に記載のシリコーンヒドロゲルポリマーにおいて、前記付加的なシリコーン含有モノマーがポリシロキサニルアルキル(メタ)アクリルモノマーである、シリコーンヒドロゲルポリマー。
- 請求項4に記載のシリコーンヒドロゲルポリマーにおいて、前記付加的なシリコーン含有モノマーが以下の構造式XVで示される構造を有している、シリコーンヒドロゲルポリマー。
当該構造式XVにおいて、R51はHまたはCH3 、qは1乃至3であり、各qに対してR52,R53およびR54は独立してメチル、ベンジル、フェニルまたは1乃至100個のSi-O繰返し単位から構成される1価のシロキサン鎖であり、pは1乃至10、r=(3−q)、XはOまたはNR55であり、R55はHまたは1乃至4個の炭素原子を有する1価のアルキル基であり、aは0または1、および、Lは2個乃至5個の炭素原子を有しエーテル基または水酸基を含む2価の連結基である。 - 請求項4に記載のシリコーンヒドロゲルポリマーにおいて、前記付加的なシリコーン含有モノマーが、メタクリロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、ペンタメチルジシロキサニルメチルメタクリレート、フェニルテトラメチルジシロキサニルエチルアクリレート、3−メタクリロキシプロピルビス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、メタクリロキシプロピルペンタメチルジシロキサンおよびメチルジ(トリメチルシロキシ)メタクリロキシメチルシランから成る群から選択される、シリコーンヒドロゲルポリマー。
- 請求項4〜7のいずれかに記載のシリコーンヒドロゲルポリマーにおいて、前記反応混合物が反応性成分の10重量%乃至60重量%としてヒドロキシアルキルアミン官能性シリコーン含有モノマーを含み、反応性成分の20重量%乃至50重量%として付加的なシリコーン含有モノマーを含み、反応性成分の10重量%乃至50重量%として親水性モノマーを含む、シリコーンヒドロゲルポリマー。
- 請求項9に記載のソフトコンタクトレンズにおいて、さらに、アクリレート、メタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ビニルラクタムおよびスチリル官能基から成る群から選択される重合可能な官能基を含む付加的なシリコーン含有モノマーを含む、ソフトコンタクトレンズ。
- 請求項10に記載のソフトコンタクトレンズにおいて、前記付加的なシリコーン含有モノマーが3−メタクリロキシプロピルビス(トリメチルシロキシ)メチルシランであり、前記親水性モノマーがN,N−ジメチルアクリルアミドである、ソフトコンタクトレンズ。
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